久々にこんな気持ち悪い、怖い、小説を読んだ。 食事の後に読むと、吐きそうになる。 それぐらいこの物語の"リカ"という女の存在、行動が異常。 幽霊とか超常現象的な怖さではなくて、日常の恐怖の方で、生きている人間の怨念がもう果てしなく気持ち悪くて、怖い。 どれだけ気持ち悪くて怖いかは、読んでみる事をオススメする。

怖い…リカ。 途中から人間なのかどうかも分からなくなるような常軌を逸した行動に気味が悪くなる。 最後の方はもはや人間ではない。ホラーかこれは…。 それなのに一気に最後まで読んでしまった。

底知れぬストーカー力。 読んでる最中は夜の帰り道が怖かった 笑 終わり方が非現実過ぎて最後の最後に冷めてしまった。

途中から展開がわかる程度に流し読み。現実にあれば怖いけど、最後の方は現実にはありえないホラー展開。2002年の本。メールがほぼ誰でも使うようになり一般化してきた頃、出会い系サイトで知り合った女がホラー。ホラー映画などでよくある展開だと思う。しかし思い込みの強いこういうリカみたいな人間はかなり恐ろしいものだ。

恐いです。 リカが凄い恐いです。 リカの顔なんて見たことないのですが、伝わってきます．．． 深淵の瞳と土気色の肌 そして悪臭、いや悪執．．． 主人公は４０代の管理職手前で美人な奥さんと愛くるしい娘を持つおっさん（本間たかお） やらなきゃ良いのに嵌まってしまった出会い系サイト．．． それがリカとの出会いでした．．． 初めは彼女の良い部分しか見えません、正に恋は盲目。しかし次第に変容していくリカの態度．．． 一流のストーカーでした 自分勝手な女（男もですが）がこんなに頭に来るとは思いませんでした．．． ※このレビューを見て、『なんだストーカーの話か』と思ったかた、違います．．．． 気になる方は読んで下さい．．． 【リカ】は貞子やミザリーに並ぶ世界三代恐怖の闇を持つ女です．．．

怖い怖い怖い．どこにでもありそうな事件，物語の結末もなんとなく想像できたのに頭にリカが浮かんだ途端，鳥肌が立ってしまった．吉祥寺探偵のイメージしかなかったが五十嵐さんの作風は本来こっちが主流なのかも．それにしても怖かった． 以下あらすじ(裏表紙より) 妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。

好きなジャンルではなかったが、ホラーサスペンスとしては ある意味☆４つかもしれない 中盤まではよくある話だが、終盤のリカが異常なまでの執拗さが不気味で仕方がない エピローグは想像しただけで気味が悪く、今すぐにでもこの本を手放したくなった 怖すぎる…

妻子ある中年の男性が後輩の誘いで出会い系サイトに登録し一人の女性と出会った。 メールのやり取りで合う約束をしたのち、彼女の異常な行動が出始めてきた。 彼女の異常性を感じたその男性は、怖くなり電話番号を変え出会い系サイトも覗かなくなった。 しかし、タクシーを乗ろうとしたとき、長身で痩せ細った目が死んでる女が走ってきた・・・ いや・・・こわいこわい・・

『怖い』というより、非常に不気味な作品。 タイトルにもなっている「リカ｣という女性は、最後まで謎な部分が多く、わからないからこその怖さが非常に効果的に伝わってきた。 その人間離れした行動や体質は、リアリティとは少しかけ離れてはいるが、それでもなお、相手を、そして読者を恐怖へと追い込む緊迫感がある。 物語は妻子がありながら出会い系サイトに手を出した男性が、そこで知り合ったリカという女性に、始めは惹かれ、そして最後は逆に追い込まれていくというもの。 日常に刺激を求めて、ほんの軽い気持ちで始めた火遊びが、取り返しがつかないほどの大火事となって追いかけてくる。 読後もふとした時に、自分の後ろに「リカ｣が立っているのではないかという恐怖の余韻が暫く残った。

まぁ人は会ってから見極めたほうがいいよね。 電話だけとかネットだけとかはやめたほうがいいよ。 リカ気持ち悪..

うーん。小説じゃなくていい感。 ここまでできるリカとゆう女の執着心がなぜ、そんなにまで膨らんだのかが、いまいち、、、。 すきな人には悪いけどなんか、チープで残念な本かも。 一時間あれば読める。

リカ怖い… 腐った卵にお酢を混ぜたような口臭って…ちょっと想像できるだけにめちゃくちゃ嫌だなと思った。

昔読んだはずがほとんど覚えてなかった( ´ ▽ ` )ﾉ 単行本読んだから 有る意味新鮮な気持ちでエピローグも読めたからいっか。 とりあえず不死身はずるいな。 でもネットリテラシーに関しては、 原田の警告が今でも浸透してない感。

出会い系で知り合った女は 異常だった…。 というところからの切り込みは悪くないけれど 全体的に内容が薄いと感じた。 セリフ回しや、展開、現実性をもう少し期待したい。 あとマンガ『座敷女』を想起してしまい せっかくの追い込みのところで 少し冷めてしまい残念。

軽い気持ちで始めた出会い系。味を占めた男が辿る転落と恐怖。 PCの待ちうけが変わるのは怖い！ 自己中心的な女性にして幽霊よりも百倍性質が悪い。

ホラーってあんまり得意じゃ無いんだけれど、作家が好きで読んでしまった。 最終的な感想としては、読んで良かった。 でも、おばけとかじゃないからこそすごく怖い…。

ホラーということだが中間位までは普通に読める。しかし、段々怖さが増して来て救いを求めたくなる。最後の最後まで救いは無い。

爽やかな日曜の朝に読む本ではありません。 不愉快。胸糞悪い。でも面白い。ページを繰る手が止まらない。 出会いサイトで知り合った「リカ」という怪物のような女にサラリーマンの男がストーキングされる物語。 これが怖いのなんのって、あーた、もう、ホント、ただ事じゃありません。 特に終盤の容赦のなさったら。 私は読んでいてはっきりと身体に痛みを感じました。うそじゃありません。どう言ったら信じてもらえるでしょう。 文庫化に当たって付け足されたエピローグを読んでいて、吐き気を催さない人はいないでしょう。 いや、あっぱれ！ 五十嵐貴久さん。 今後、ストーキングさせていただきます。

この本間さんの危機意識の低さには驚きますが、少し古い作品なのでこういう事もあったのかな？と。 ネットが普及し始めた頃、パソコンに慣れ始めたサラリーマンが好奇心で出会い系に手を出す様子にはそれなりに納得。 でも結局本間さんには全く同情できないのですが確かにリカは怖い。常軌を逸した人間ほど怖いものはないと言う典型でしょうか。 ただ、事前にものすごく怖いというのを色んな所で見ていたせいか？そんなに怖くなかったんですよね・・・ 怖さのピークは「髪の毛」でした。 後半は常軌を逸しすぎちゃって、そんな奴いないだろ！ ってなってくるので・・・・ なんかこう、ありそうでなさそうな微妙なラインが一番 怖いと思うんです、個人的には。 もしかしたらすぐそこに居るんじゃないか？って思わされるのが怖いので、リカはさすがに居ないだろうと^^; なんか容姿や臭いも、私はリカみたいじゃなく普通だった方が良かったな。でももしかして人間と思って読んじゃいけなかったのかしら？妖怪とかゾンビとか、そういうものとして読むべきだった？ 期待ほど怖くはなかったんですが(笑)、でも一気読みはしました！そして続編があるらしいので、それも読みたいです。

イヤミスですね。 読み終わった後の感じが凄まじく悪く、ただ怖いという言葉だけでは言い表せない。 リカって一体何者なんでしょうか？ ちょっとしたお遊び…気を付けないと、大事になりますよ… 2014.2.3

前半は無意味なほどにリアルな出会い系サイトについての描写が続くが、後半は一転して殆どリアリティのない話になる感じ。ホラーというより悪趣味な感じだ。

10年ほど前の作品という事で「出会い系サイトで知り合った女がサイコだった」という設定には新鮮さがなかった。が、予想をはるかに超える怖さ！やはりリカの不気味っぷりが秀逸。寝る前に読み終わるんじゃなかったと後悔しました　笑

下手な霊的な類いより、人間の闇の方がよっぽど怖いと、思わせてくれる作品でした。出会い系で出会ったリカ。最初は主人公にとって良い女すぎるのに、だんだんと変わっていく。その変化、主人公を襲う恐怖、怖いもの見たさに、何回も読みました。こういう（ストーカー的な）のは、女性の方が怖いですね。

久しぶりにドキドキできた。 この手のストーカーみたいな 話しは、怖いですね！ 経緯は違えど、僕も体験した ことがあるものですから… 読んでて心底ビビりました。 リカのサイボーグ並みのキャラに 圧倒されますね。 あり得んだろ？←というツッコミは この際、やめておきますが【笑】 これは是非とも続編を読んで みたいな。 ※続編は「リターン」です。 こちらも、とっても怖いです(||´Д｀)

家族も仕事もある男が軽い出来心から出会い系を始めたら、とんでもないストーカー女に出会ったというお話。 「こんな女現実にはいねーよｗｗｗ」と思いながらも、出会い系はやめとこう・・・とこっそり思うのであった。 展開がスピーディなのはいいが、主人公以外の登場人物とストーカー女の絡みが薄く もう少し探偵や妻などもリカと深く絡んでくればもっと良かったかもしれない。 気が狂った人間の怖さがテーマだが、ラスト付近では最早完全に貞子、伽椰子クラスの化け物になっており そこをJホラー映画的に楽しめるかが評価の分かれ目になると思われるが私はそこそこ楽しめた。 10年越しのシリーズ新作も発売されているようなので、そちらも電子書籍化を期待したい。

最近たまにニュースで見るような行き過ぎたストーカーをさらに超越したストーカーの話です。自分も狙われているのではないかと錯覚しながら、怯えながら読了しました。人間の執念って怖いです。 評価は面白かったけど、怖いの嫌いだから少しマイナスしました。

初めて読んだ五十嵐さんの著書。 なかなかに衝撃的なホラーなお話。本当にありそうだからコワイ。 初期の著書だから設定は古いけれど、それでも十分楽しめました。

妻子ある身で出会い系サイトで遊ぶなど言語道断なので、本間に同情する気にはなれませんが、リカに迫られたのはさぞかし恐ろしかっただろうなとは思います。 しかし、リカの理解し難い思考回路の異常ぶりによる行動が恐ろしかったのに、身体的にも人を超越してしまったことで、人ではなく怪物という印象になってしまったので恐ろしさが半減してしまったのが惜しい。 続編が発表されたようなので、そこでリカの印象が異常な人物に戻ってくれることを期待したい。

ミステリーだと思って読んだがホラーです。 おまけに怖ぇぇぇ 出会い系サイトで知り合った女性とメールの連絡を取り合うが 次第に言動がおかしいことに気がつく・・・ 電波、狂人、ストーカ全部入りです。 生きていく上で関わっちゃいけないことってあるよね。 10年前の小説らしく最近続編が出たとのこと。

エピローグが衝撃だという煽り文句があったからどんなもんかなーと思って最後まで読んでたら、確かに衝撃的だった。 でも結局主人公は自業自得だよねー。リカは一体何者なのかが知りたい。

先が気になって一気に読めたけど、ストーリーとしてはありきたりでいまいちだった。 リカの存在はこんな人実際にいたらすごく怖いと思うのに、小説としては全然怖くなかったのも残念。 改めて、描写をいくら残酷に怖くしてもそれだけじゃ恐怖心は掻き立てられないということを思いました。

個人的にRIKAは貞子以来の和製ホラーヒロインか…？ 真価は『リターン』に持ち越し。 多重人格と妄想癖が複雑に絡み合って、肉体の潜在能力を引き出しているとしか、思えない。 実話怪談系の作家さん(平山夢明先生を除く、平山先生だと、RIKAの施術描写入れて、グロ度が上がる)だともっと、都市伝説的になるだろうが、ギリギリ、RIKAは人間として、映像喚起可能な範囲だった。 おそらく、『リターン』のプロットがある程度固まってたんで、「Double Click Epilogue」は加筆されたのだろうと思う。「Click 4 闇」で終わっても充分佳作。だと思えるし、「Double Click Epilogue」は、ダメな方は、本当にダメな描写だろうから……。 自分が 本間なら、……JoJo第二部のエシディシとなるだろう。鉱物にはなれませんが…。

恐怖の対象のリカがさすがに不死身すぎるだろ、というツッコミは置いといたとして。 インターネットってものすごく便利だけどものすごく怖いものっていうのを、ふつうに生活してるとなかなか意識しないけど。 そこに悪意があるだけでどんなひどいこともでき得る、ということ。 インターネットを使う以上、それを忘れてはいけないな、と改めて感じた。 楽しくて便利で、でもリスクはないなんて絶対ないから。 あと、無意識の悪意がいちばんタチが悪いということ。 本人に悪意がないから、周りがどんなに迷惑してても自分は相手のためだと思ってる。 リカは完全な異常者だけど、そういうことって身近にいろいろある気がする。 他人と付き合うってことは、自分の想像力にかかってるんだけど、自分で考えたことがイコール正解なわけではないと肝に命じないといけない。 それにしても楽しかったです。 この手の「来るぞ…来るぞ…！」っていうお化け屋敷的な怖さ、『黒い家』以来だったかも。

平日読み始めると翌日に響くので注意。続編が出たのをきっかけに今さらながら読んでみたら見事にハマった。2日目夜は火曜日にも関わらず最後まで止まらなくなり。そして深夜窓開けて寝るのが怖くなるというオマケつき。オススメ。

五十嵐氏のデビュー作。第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しただけある本当に痺れるほど怖かった作品でした。シリアルキラーとはまた違うプライドの高い愛に執着する『リカ』は化け物としか言いようがありません。無意識の悪意・無作為の悪意ほど恐ろしいものはないなと感じました。エピローグがまたヤバい！？ホラーだけでなく色々なジャンルに挑戦している五十嵐氏、今後楽しみな作家の一人になりました。

続編が出たので文庫版で再読。 狂気のストーカー、リカの恐怖。最初は主人公の男が軽々しくって、馬鹿だなーとあまり同情もできませんでしたが。まさかこれほどまでの事態になってしまうだなんて思わなかったよね……。 ぐいぐい引き込まれて一気読み。そして、単行本版にはなかったエピローグに愕然。これはあまりに恐ろしすぎるっ！

出会い系からのストーカーに悩むバカな中年男の話。 一応ホラーかな？ぐいぐい読み進み、なかなか楽しめました。 リカのぶっとびっぷりが面白い。これはもうストーカー云々のレベルじゃない。 陸上選手になればいいのに（笑） 文庫化にあたり追記されてる部分が。本編ラストが良かったから蛇足じゃなかろうかと思ったけど、想像以上の結末が用意されていて追加したのも納得。そう危惧しているようになるとは思わんけど。 残念なのはリカの描写。現実離れしすぎ。もっと普通の方が身に迫った恐怖を感じられるんじゃないかなぁ。 それにしても五十嵐貴久の引き出しの多さはすごいな。

友達に「今まで読んできた中で一番怖い」と勧められて読んだ。 怖い…。やはり人間が一番怖いんだと思った！ 読んでいてなんか知ってるな…と思ったら阿部寛さんが鏡を通してリカを見たシーンが幼少の時の私に衝撃を与えたのか、映像化されたものを観た覚えがあった。 異常なリカが物凄く怖い！

あっという間に読み切ってしまったが、、 とにかく怖い、恐い。 最後のグロさはハンパない。 帯書きにあるように読後の不快感MAX

インターネットが流行り出した時の話で、今読むと古くさい気はする。 今でいうメンヘラの話かと思いきや、リカちゃんは人を超越してる。 主人公も馬鹿すぎる。 そのせいで、醒める部分が多い。 ホラーとしても、まぁ普通かと。

物語を読み終わった時の後味の悪さは一級品だった。現実でもあり得るような、逆にまったくありえないような恐怖感を描いていた。人間ならだれでも（大半）が共感しえるような感覚や常識を表現した作品は魅力的だと思う。基本的には喜怒哀楽だろう。それに加えて、恐怖、卑屈、見栄など様々ある。この作品は恐怖に焦点を当てていた。通常小説は山あり谷あり、最後に山といったふうに進行するが、この『ＲＩＫＡ』は谷あり谷あり、ちょっと山（丘くらい）あり、最後に底の見えない谷ありって感じで終わったことが救えない物語を助長していた。

普通の会社員の本間が出会い系サイトでリカという女性と知り合い、ストーキングされる話。 リカの行動が異常すぎて、かなり怖いです。 怖いもの見たさで「次が気になる」「次が気になる」の繰り返しであっという間に読んでしまいました。

読み終えたあとの気分は最悪です！イヤミスのジャンル。最後はちょっと人間味がない部分もあったけど、執念やら憎悪ってこわい。ストーカーの恐怖も感じた。

出会い系サイトで知り合った女「リカ」。２人でメールを重ねるうちに、 女の異常性が徐々に明らかになっていく。 既婚者が出会い系に出入りしてる時点で、軽はずみではすまされない。自業自得としか言いようがない。 ただ、「リカ」が初めから化け物だったことを考えると、やはり同情の念は禁じえないですね。 ＰＣのデスクトップとか髪の毛のくだりとか、身の毛がよだつとはまさにこのこと。 なんで看護師なんだという不満も忘れて、素直に怖がりながら読みました。

普通の人が怖いと思う要素をとにかく詰め込みまくった本。 袋とじというか、最後の番外編みたいのはいらなかった。 ＲＩＫＡに関する描写が気持ち悪かった。帯には「読後感の悪さは保証つき！」となっている。ホラー好きにはおすすめ。

出会い系サイトで知り合ったリカの狂気。不気味だけど、怖いもの見たさを煽られ、ずんずん読み進めてしまった。

恐ろしすぎる…。 些細な事からこんなドン底に叩き落されるなんてー。 リカの正体がハッキリとしないのがまた怖い。 一体、何者だったのでしょうか。 得体の知れない恐怖を味わいたい方にはオススメです。 読後感は……最悪です！

粘着質な悪意が、外に向かって人を害するものになる時・・。おお怖っ。自分や家族がそんなもののターゲットになることだけは、心底ごめんこうむりたい。

　読み手としては、精神的に追い込まれていく恐怖よりも、リカの常軌を逸した行動に恐ろしさと気持ち悪さを感じました。終盤に主人公がリカに捕まって監禁されるシーンでは、仕打ちの残酷さに読むペースが鈍りました。 　いつ恐怖の対象がやってくるのか、みたいなハラハラドキドキのスリルを期待していたので、そういった点では物足りないと思いました。 　

文庫版には、単行本で削除されたエピローグが付け加わっているので、それを読みたかったが、結局単行本で読んだ。 第２回ホラー・サスペンス大賞受賞だけあって、後味悪い感触を味わえた。ただ、出会い系で知り合ったリカの異常なまでの行動は、よく見られる話なのであまり新鮮味はなかった。

Amazonの評価はあまり芳しくなかったようですが、私は面白かったと感じました。 特に主人公がリカと初めて電話で話した辺りからClick3までの展開は一気に読んでしまう程。 追加分のEpilogueもある程度予測していた結末ではあったものの、主人公を取り巻く周りの反応でゾッとしました。 惜しむのは、リカと決着をつけようとした主人公の衝動がお粗末だった部分でしょうか。

一般的な中年男のほんのお遊びが、とんでもないことになった。女は気をつけないと怖いと思っているが、あらためて背筋が凍る思いで読んだ。(^_^;)

改訂版まで何冊か読みましたが バーチャル世界のあいまいな性的対象でしかなかったリカというオンナが、リアルを浸食して来て初めて恐怖の対象になる、この瞬間の主人公の心理変化がキチンと書かれていないのではないか？ という疑問が毎回残る どんなに恐怖の描写を盛られてもシラケてしまうのはそのせいかと

本当に恐い。 でも本当に面白い。 軽い気持ちやゲーム感覚で恋愛をしようと思ってる人に読んでもらいたい笑。

・6/13 読了．後半一気に読み切った．サスペンスというよりもホラーな感じでゾッとしてなかなか面白かったけど、もうひとひねりあるといいかなと思った．もしかして続編もありかも．

ストーカー女の話。すっごい怖かった。終わりは絶望した。救われなかった。けど、ホラーが好きな私としては、次どうなるだろう？っていうワクワク感、ソワソワ感を楽しめたので、結果面白かった。最後読んだ後の気分の悪さは最高です（笑）いい意味で！

第２回ホラーサスペンス大賞。出来心で始めた出会い系で知り合った「リカ」。長い黒髪を振り見出し、常軌を逸した手段で狂気のストーキング。。「怖さ」よりも「哀しさ」が伝わってきました。貴志祐介sanの「黒い家」の様でした。

わー・・・読了感が最悪過ぎて逆に良かった：笑 何だか怖いのだけれども・・・何故か文章の書き方なのかな？ 所々おいおい、それどう言うことやねん！っと突っ込みたくなるような面白さがあった。

2012.5.7.mon 【経路】 本好きの先輩に「二度と読みたくない本！」と聞いて怖いもの見たさで。 【なるほど】 •40過ぎの男性がインターネットで出会い系サイトに入る心理。 妻も娘も愛してるけど、本気じゃなくて、良い緊張感を味わいたいってことなんだな、と。 •人が恐怖を感じる最たるものは、無作為の悪意。理由が分からないものが怖い。 【平たいまとめ】 インターネットで出会って住所特定されてストーカーが怨念となってバッドエンド。 【感想】 まるで救いのない話！ 都市伝説みたいなのってこういうの多いのかしら。リングとか着信アリに似てる。解決せずに呪いは残るってやつ。 現代ホラーって身近な媒体で共感させにかかってくるから、携帯とかインターネット経由のホラーサスペンスが流行るんだなって思った。 男の出会い系サイト願望（本気じゃないし、男はそういう生き物だもーんという身勝手さ）に女の私は共感しないので（笑）あくまで傍観者に徹することができたからそれは救いだったかな？男の立場で読んだらそりゃもう勘弁してくれって思うでしょうね！ 【メモ】 •インターネット出始め •本田の出会い系サイトかけひき •100ページめくらいから雲行きが‥ •留守録 •携帯変更 •デスクトップ、オードリー •自宅特定 •FAX •警察相手せず •探偵 •髪 •川辺でバラバラ •娘 •遊園地駐車場 •アイアン •新婚部屋 •金属 •先端 •菅原刑事 •安堵？ •電話 •チャイム •菅原エンド

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。 しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。 長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。 その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。

出会い系で知り合った男と女の話。 結末が超バッドエンド＆家族のその後がなかったりと中途半端感があるものの十分楽しめました。 それにしても文庫版でのみのエピローグはとてつもなくエグい・・・。

「あまりに怖い、グロい」と聞いて、多少引き気味、多少興味、多少期待して読みましたが、前評判が大きすぎ、普通な感じがしました。 怖さならスティーブンキングの「ミザリー」、グロさなら今話題の「ストロベリーナイト」を超えていないかな・・・と。 時代物も出されているとか。今後の成長に期待して、時代物を呼んでみようかなとは思いました。 ファンの方ごめんなさい。

帯に惹かれて読んでみた。 確かに読後感は物凄く悪い。悪すぎて、もう２度と読みたくないレベル。 ストーカー女から逃げる男性、というサスペンスなので、内容的にはすごくありふれている感じ。 エピローグはともかく、最後もありがちな印象。 本間のイメージがどうも行動と合ってないような感じが一番の難点というか。自業自得というにはあまりにも遊んでなさすぎる。 娘を溺愛して家庭もそこそこうまくいっている、仕事もそこそこ真面目にやっているサラリーマンというのが本間のイメージだけど、出会い系の女の子相手にはいてるセリフと人物像が一致しない感じ。 あと、この手のストーリーにはありがちな、言いつけを守らず相手にノコノコ一人で会いに行く、とかも何だか。 何から何までやっぱり自業自得。

出会いサイトで吊った女が常軌を逸脱したストーカーに変貌する。その執着心たるやホラーそのもの。こんな人が実際に町を歩いていたら、絶対に職質に捕まると思うのだが。 何が一番怖いって、ラストまで読んでから「この本、読んだことあるかも」と、思い当たってしまったことが怖いです。

本を読み終えると大抵すっきりすることが多いけど、これはすっきりすここともないし、モヤモヤしたものが多い。でも一度読み始めると、話の展開もテンポよく進んでいくし、先が気になるから一気に読める。本間がリカに追い詰められていくところはこっちまで追い詰められる感じがある。 リカはこれからどうするのか、どこに行ったのか、気になるけど考えると怖い。

久々にホラーが読みたくて、本屋で表紙買いした一冊。 怖い…怖いんだけど、何かが違う気がする。主人公が自業自得な面もあるし、何よりリカが肉体的に無茶な事をやってのけてるのが怖さを薄れさせてるのかなあ。想像してたビジュアルが呪怨のカヤコ、声が「私リカちゃん」だったのも失敗かも。なかなか菰田幸子さんを越える方は現れないなあ… あと、文庫版で追加されたというエピローグも賛否両論ある感じ。本編で、その後を想像させるキレイな終わり方をしてたのに、ちょっと残念だった。

自分の名前が「リカ」だからなんとなくそのインパクトに気になって買った。のに、この話はなんだ。私を恐怖のどん底に突き落とした。通学時も、家にいる時でさえも、一人で何かをできなくするくらいの恐怖を与えた。それに、読んだ後の後味の悪さといったら…。単に悪いわけじゃなくて、一体どうなったんだ、主人公はどうなったのだ、怖い怖い怖い。そればかり浮かんで、自分の名前である「リカ」が、これに変換されて、涙さえ出た。 この話は後味がわるくて嫌だ！なんて思ったけど。 だけど、物語に惹かれ、夢中になって読んだ読者のリカがいました。

怖い怖い…！ リカ怖いよー！！ ストーカー物ってことで サスペンスかと思ったらホラーだった。 ストーリー展開に目新しさは無いけど、 怖さは抜群。 違和感を感じ始めた頃の偏執的な怖さから、 後半は一気に加速してモンスターリカの本領発揮。 まさかあんなホラーパニックムービー展開になるとは(笑) 普通(？)のストーカー物サスペンスを期待して読むと 後半の超展開やリカの人間離れした描写に違和感を感じてしまうかも。 私はその辺ニュートラルなので すんなり楽しめました。

とにかく　怖い！ こんな怖い本に出会ったことないです・・・。 何度本を閉じたか・・・。それなのに・・・。 どうなっていくか気になって　一気読み！ 凄い！作者ですね。

序盤は少しわくわくしたが途中からガックリ。 現実的な話しが進んで行く傍らで リアリティのない話しが…。 そして、ぐろい。 好きにはなれないなー 交渉人は楽しかったのに、残念。

前から気になっていた作品。内容は現実的、でもリカのキャラが非現実的。まぁ、主人公は自業自得かな。短時間で読めます。

出会い系の恐ろしさを思い知るがいい。 借金背負わされるよりある意味怖い。 ダメよ、そんなもんに手を出しちゃ。 あんたも喰われちゃうわよ。 今やどんな業種でも会社にPC、社内LAN、ネット環境はあって当たり前。 出会い系サイトを会社で見られるなんて、どんだけセキュリティ低い会社なの。 会社でなんて見ないでしょ、携帯があるんだし。 …なんて思っちゃいけないのか。 これがたった数年の間に起こった技術革新の結果なんだろう。 イメクラって単語、目にしたの何年ぶりだろう。

文庫版のラストシーンは非常に恐ろしいものだったけど、無い方が怖いんじゃなかろうか？ リカの正体、出で立ちを知りたい。

怖いというか不気味？リカがあまりにも人間離れしてるため現実味がない‥。 軽い気持ちで始めた出会い系、というテーマが現実感あるのになんか勿体ない。主人公の頭の悪さにイライラ。 でも続編とか出してほしい。すっきりしない。