
総合評価
(215件)| 33 | ||
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powered by ブクログオーディブルにて。これはなかなか面白かった。 ちょっと中山七里に似ているように感じた。刑法39条の話だからだろうか。 「無痛症」であるイバラは気をつけることが多くて大変。その分、もっと無痛症ならではだな〜と思える倒し方?が見たかった。
6投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログこれは面白かった。さすが医師作家。さもありなんで、素人にはどこまでが医療知識で、どこからがフィクションなのか、全然わからない。 刑法39条、たびたび小説にも登場する難しいテーマだけど、よく描かれています。 そして、この終わりは続編に期待…!
8投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ人間も死ぬ直前には脳内モルヒネが分泌されて痛みから解放されるって本当なのだろうか?実際に死んだことないからわからないけど、穏やかな死に顔の人を見るとそんな気もする。痛みを感じない人物が登場するので、少し不思議な気持ちになる小説でした。
70投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ医師である作者が 身体の構造や薬理作用を含めて 描写するのだから、リアルである。 これまでも数冊拝読した。 また、精神疾患者が残虐殺人を犯しても 法の下で許されてよいのか、 深いテーマが描かれている。
1投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ優れすぎた観察眼により外見から病気を診療できる医師、為頼と彼が町で偶然助けた親子のお話。 為頼は犯罪者特有の犯因症も見分けられたがため親子を無差別殺人から救うことになる。その能力を見込んで母親、菜美子は自身が務めるサナトリウムにいる少女のことを相談する。 時を同じくして医療界の拡大勢力となっている白神メディカルクリニックの白神院長も為頼と同じ能力を持ち、とある患者の治療にあたるが、二者の考えは全く異なっていてー 自分には割とグロ耐性がある方だと思っておりましたが、物語の後半、初めて文章をまともに読めなくなり何度も本を閉じながら、深呼吸をしてしまいました。でも読まずには先に進めない、でも想像してはいけないような映像に飛ばし読みをする始末!初めての経験をさせてもらいました。本の内容を頭の中で映像化して読むタイプの人はやや注意が必要かもしれません。 タイトルになっている「無痛」についても言及したいのですが、ネタバレとのバランスが大変難しいところなのであえて書かずにおきます。 星5にしたいくらい楽しませていただきましたが、最後が、、、好みが分かれると思います。
8投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ読み進めていくうちに、以前観ていたドラマだと思った。ドラマではあまりグロい部分はなかった気がするが、小説は結構だった。ドラマのキャストに当てはめながら楽しく最後まで読めた。
12投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログマジか!すごいな! 見るだけで病気や助かるかどうかも分かる町医者 養護施設で働くシングルマザー その母親をストーカーするクズ男 養護施設に入所した14歳の少女 同じ見るだけで病状が分かる大きな病院の医院長 その病院で働く無痛症の男 街中で次々と子供たちが通り魔に襲われる とある家族の惨殺事件が起こる 刑法39条をテーマに想像もできないことがそれぞれに起こる 生々しい描写やこちらが顔を歪ませてしまうほどの言動が衝撃的すぎる でもただリアルなわけじゃなく、登場人物たちの動きが読めずのめり込んでしまう 目の前で映像を見ているくらいあっという間だった そしてラストの1行 なんとっ!!
8投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ刑法39条をについて考えるきっかけになった作品。 とてもリアリティのあるシーンが多くてとても想像しやすかった
0投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログ顔を顰めるような描写が多い。さすがお医者さんで、医療絡みの表現や言葉遣いが豊富。終わり方的に、続編あり?
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログ良い意味で人間味が溢れる登場人物達。 ヒロイン菜見子の前夫が人間的にクズ過ぎて、結婚相手を急いで探していたとはいえこれを選んだ菜見子の愚鈍さに何の同情心も湧かないとか、為頼医師に厄介毎を持ってきた菜見子がそのお詫びとお礼を兼ねた会食の場で為頼医師の行動原理を大否定の部分とか。 為頼医師の稀有な能力があってこそ医療に対するドライな姿勢と、それを持たない菜見子の医療に向ける信頼が食い違いすぎてて「もう君たちどうやったって相性悪いんだから一緒にご飯とか食べるのやめなよ」って言いたくなる。
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ分厚くて読めるかなあと思ったけど、面白くてどんどん読んでしまいました。久坂部さんが医師ということもあり、内臓の描写等がリアルで想像しやすかったです。痛みを感じるからこそ人の痛みにも気づけるのだと改めて思いました。
0投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ読んでいて既視感があり ドラマ化 https://www.bs11.jp/drama/kusakabe-mutsu/
1投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終えて、かなり怖い話だった。 題名から推測するように痛みを感じない人が犯人であるミステリ小説だか、体の痛みではなく心の痛みも所々に書かれている気がした。 痛みとは何か?そんな事を色々な点から疑問視して読者に訴えかけ、そこにミステリをうまく混ぜ合わせるそんな作品でした。
0投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
むかーしSuperflyが主題歌歌ってドラマ化してなかったっけ??(違うかも)な記憶で読んだ。 内容まったく知りませんでしたが医療系のサスペンスでした。これドラマ化できんの??ちゃんとエグい描写があります。 全く飽きさせない展開で読みやすかったけど、若干エンタメに振りすぎてるのが気になったので★×4.5かなぁ~ 続くみたいなので次も読む。
0投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
徴候診断でその人が抱える病気が「見える」医師。だけれど、見えるがゆえに、先がわかりどうすることもできない虚無感を抱えている。 「見える」から、治る患者だけを治療し、お金を持っている人には最高のサービスを提供しよう、安心を買ってもらおうとする医師。 二人は同じように「見える」が考え方は真逆。 病気が見える見えない、施設の子供たちの治療方針などで意見が最後まで合わなかった菜見子。 ずっと対立、わからない、理解できないで終わるかたちもアリかもと思った。ちゃんと意見のぶつかり合いがあったので。 菜見子の元夫の行動。ストーカー。刑法39条を悪用しようとする。(ネットで検索。履歴残るからバレるでしょ…とは思ったけど、その前に彼の身に…(((((((・・;)) 自分は優秀だ、社会が悪いと思う、自分は悪くない。 イバラ。痛みを知らない。痛みを知るためにとった行動。白神を尊敬し、あーちゃんのことがすき。あーちゃんに自分の成長した姿を見せたいと思っていたが… イバラは、どこに向かったか…。 自分をおいて国外に逃げた(サトミと共に)白神のもとか…。裏切られたと思ったか、まだ、尊敬しているか。 殺しそびれた祐輔のもとか。 あーちゃんとは、自分が思っていたかたちではないが再会でき、菜見子も力になりたいと思っていたが、彼女のもとにはとどまらなかった。 白神、サトミを本当に勉学だけさせるのか? イバラと似たような実験をしようとしてないか?気になるけれど、そこまでは触れていない 続きがあるなら読みたい。
0投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログミステリーとしては楽しめなかったが、刑法39条について再考させられる作品だった。 物語の展開やキャラクターの行動が予測しやすく、ミステリーとしての驚きや緊張感が欠けていた。しかし、登場人物たちの行動や事件の背景に刑法39条が深く関わっており、この法律の適用やその影響について考えさせられる場面が多かった。 例えば、精神病を装って攻撃しようとするシーンなどが挙げられる。これらのシーンを通じて、刑法39条がどのように悪用される可能性があるのか、またその結果としてどのような問題が生じるのかが描かれている。 ミステリーとしての魅力には欠けるものの、刑法39条の問題点やその適用について深く考えさせられる作品であり、法律や医療関係の知識の充足があった。
4投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ読み終わるまでが長かった。 見ただけで病気が分かるって超能力的な意味かと思ったらちゃんと理由があって納得。現実に有り得そうな気もしたし。 とりあえず元夫が胸糞悪い。なので途中の展開はスッキリできた。可哀想だけど。 なんだかモヤッとする結末だし読み終わった後は不快感が残る。グロ苦手な人はもっと駄目かもしれない。 続編があるらしいのでそっちも読みたいと思う。
1投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ看護師さんから面白いとすすめられ読みました。 表現がグロテスクと感じるところもありましたが、グッと入り込める内容で面白かったです。 無痛IIがあると知り、さっそく読んでみたいと思います。
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ刑法39条について深く考えさせられました… あまり関わることの少ない医療現場の実態が生々しく描かれていて読み応え抜群でした。
0投稿日: 2024.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマの再放送を見て面白かったので初めてこの著者の作品を読んでみた。長編なのに読みやすかった、が読後感悪し。気持ち悪い。
5投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログ現役医師の書く少々グロテスクなミステリー。 面白いことは面白いのですが、話は犯人を追い詰めるより刑法39条に関して考える方が主眼か? 表現がグロテスクな部分が不必要に長いと思う部分と登場人物が個性的過ぎるのと終盤にその狭い関係性が不自然に絡み合うところにチョット違和感を感じました。
0投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三十九条の問題は凄く難しいと思った 早瀬刑事の気持ちにものすごく共感してしまった 誰も責任を取る事がないから悪用され、本当に必要な人達まで悪し様に言われてしまう 「自由には責任が、権利には義務がつきもの」「責任も義務もほったらかしにして、自由や権利ばかり主張するから、こんな危険な法律ができあがるのではないのか」 この台詞が印象に残った 為頼先生凄い
0投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログドラマを見てから読んでも面白かった!グロいシーンはゾクゾクする!為頼先生、現実世界にもいてほしいっ!
0投稿日: 2022.11.29
powered by ブクログ刑法39条について考えさせられました。社会的弱者を救済する為にできた法律なのに、悪用する輩が本当に許せない。痛みに弱い私としては不謹慎ながら無痛症を羨ましく思う反面、痛みは心身を守るためにあるので無理せず頑張ろうと思います。(ネタバレを回避していたらこうなった)
2投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ぶ厚くてびびったけど、読みやすくて、読みごたえがあって、楽しく読めた。 最後の終わり方が気になりすぎるから、続き早く読みたい。
0投稿日: 2021.12.03
powered by ブクログこの分厚さでも飽きることなくスリリングに読めた。しかしクライマックスがイマイチだったかな。終わらせる為にアレコレ結びつけた感じ。でも意外性や実際にはない診断法だったり人物の設定が斬新だった。ストーカーの性的描写は苦痛を覚えた。
1投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログ一切同情の余地のない、悪意に満ちて破綻した悪役を中心にして物語を進めることは、確かにラクではあると思うが、同時に怠惰である。
0投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログそういえば、これも過去に読んでいた。 医療系ミステリー。 ちょいグロい。 よくは覚えていない。
11投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
医療系ミステリー。600ページ以上の長編でグロい場面もあるが、話がどんどん進んでいくので、すぐ読めた。読後の印象は「キャラクターが白黒はっきりしすぎ」ていることと「不快」。 結末が中途半端だと思ったら、続編があるらしい。以下、気になった点は、続編で回収されるのか? ・海外に逃亡した白神とサトミはその後どうなったのか? ・白神がサトミを治療して一緒にいる動機は?イバラと同様、サトミを殺人者に仕立てるつもりなのか? ・白神の「臓器に興奮する感覚」は、その後どうなったのか? ・熱田はどうなったのか? ・逃亡したイバラはその後どうなったのか? 気になるが、続編は読むかどうかわからない。
1投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
刑法39条の本筋がヘビー イバラは、痛みが知りたいのかと思ってたけど手術ごっこがしたいの、? 「見ただけで病気や犯罪が見える」というのがスピリチュアルでなく根拠があってすごく興味深かった。
1投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログとある一家におきたの残虐な殺人事件から話が始まります。 この小説のテーマは、刑法39条。精神的に異常がある場合は罰することはできない。みたいな内容だと思います。 刑法39条を逆手にとって、精神異常者の振りをする奴もいれは、本当に異常があり、罰せられないことで苦しむ加害者もいました。 せっかく犯人を捕まえたのに、刑法39条に引っかかって、犯人は罰せられず、悔しい思いをする刑事も出てきます。 前半は話がどんどん広がり、後半は広かった話どうしがピッタリと合ったりして、ここに繋がっていくのかと思ったりしました。
2投稿日: 2021.02.15
powered by ブクログ見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、「痛み」の感覚をまったく持たない男、別れた妻を執拗に追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した十四歳少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条―。神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した、が…。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログ分厚い本だけどダレることもなく読了。 面白かったけど、なんか回収仕切れてないような気も……。包帯グルグル巻きの娼婦や、サトミのことなど。なんだか中途半端だった気がした。 あーちゃん先生こと菜見子は、あまり好きになれなかった。。
1投稿日: 2021.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今までに読んだ久坂部羊作品の中では一番面白かった。 医療小説だけどミステリーの要素多め。 にしても佐田がほんとに胸糞悪かったなー。 イバラに関しては同情の余地あり。 不吉なラストにヒー!ってなったからすぐに続編読むー! そして以前やってたドラマは観てなかったけど気になったから第一話観てみた。 登場人物の設定がちょっと違うけどドラマもいい感じにゾクゾク。 ドラマ観つつ続編を読もう~。
4投稿日: 2020.11.25
powered by ブクログ大好きな友達からオススメされた本。 内容は面白かったけど、わたしには相当グロかった。これを読み終わってから、精神異常的な事件があるとこの本が頭に浮かぶ。ある意味とても印象に残った作品なんだろうな。
3投稿日: 2020.09.07
powered by ブクログ刑法第39条 1 心神喪失者の行為は、罰しない。 2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 が、重くのしかかる。 被害者からすると、理不尽だし、難しい問題。 更に、判定も難しいとくるとね。 それを利用する輩は、論外だけど。 テレビ観てから読んだけど、小説の方が重い。 更にグロいのも小説。 為頼先生みたいな医師がいっぱいいれば別だけど、存在するのは、両側に一人ずつ…
4投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ⑱600ページを超える長編ですが一気に読まされました。物語の発端は猟奇殺陣事件。捜査も実らず、犯人は見つからないが、ある女性からの相談により少しずつ犯行が見えてきます。刑法39条、終末医療、心神喪失者、ストーカー、その他盛り沢山の内容でした。
1投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ著者は医師。医療の現状や刑法第39条について色々思っているのでしょうね。39条については確かに考えさせられることが多い。 また医者が患者を治すのではない、治るものは治り、治らないものは治らない、ということにも考えさせられた。 分厚い本だけど、一気に読めた。途中かなりグロいけれど、お医者さんだけに淡々と描写できるのか。
0投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログ読むんじゃなかったと思うほど、全てを遮断したくなるようなおぞましさがあった。刑法三十九条。どう考えて良いものか、真剣に考えてしまう話だった
7投稿日: 2019.12.08
powered by ブクログ刑法39条に対する強いメッセージ性、問いかけを感じた。罪を犯した神経喪失者や神経喪失者を装った正常者へどう罰を課すか、誰に責任があるか、自分の中ではまだ答えが出ないけど、考えていかなきゃいけない。 ただどんなに記憶がなくても罪を犯した身体本人が何の罰も受けない可能性のある現状にはやはり納得いかない。被害者側と加害者側のどちらの気持ちも同情できる部分があるが、やっぱり被害者に寄り添う世界で居ないといけないと思う。
2投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログなんでか知らないけど、ある時期から医療ミステリが増えましたよね。 久坂部羊さんは安易に救いとか書かないところが、好き。
2投稿日: 2019.07.07
powered by ブクログかなり 怖くてちゃんと読めなかった描写も…。 精神疾患のある人の犯罪は 罪にならないというのはやはり被害者にとってはたまらない。
1投稿日: 2019.02.28
powered by ブクログこの作品は テレビドラマを先に見ました ドラマもおもしろかったですが 小説のほうが 何倍もよかったです グロイ描写ももりだくさんでしたが ^^; 考えさせられる作品でした 刑法39条には それぞれの考え方があり どちらの意見もわかるきがして 正解は見つからないのかもしれないです ただ 病気を抱えてそれでも一生懸命生きて その病気のせいで 罪を犯してしまって 病気のせいだとして 無罪になったら 罪を償う機会が失われるということは 人として つらいことではないのだろうか 償ったから許されるとはいえないが 心の救済になるのではないだろうか 罪を犯した人間に救済が必要なのかというと そこも 難しいのだか 悪意がある犯罪と悪意がない犯罪 難しいーーーー
2投稿日: 2019.02.05
powered by ブクログドラマを見ていたので、借りてみました。 外見だけで症状が分かってしまう医師為頼。 犯罪者の徴候を表す犯因症を見抜く力はなかなか面白い。 また刑法39条の心神喪失者の行為は罰しないという法律についてもテーマになっている。 殺人、性、痛みなど、目を背けたくなる描写が多かったが、一気に読めました。 色々なポイントがある中で、私は治る病か治らない病かを分かってしまう医師、がどのように患者と向き合うのか、とても気になってしまった。
1投稿日: 2019.01.30
powered by ブクログ医療系のミステリー。分厚いけど展開が早く、登場人物もそれぞれキャラが立ってて読み応えあり、一気に読んでしまった。最後はかなりギリギリの戦い。調べたら続きがあるようなので探してみよう。
1投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログ外見だけで症状や治る可能性がわかる為頼医師と、三歳の息子と二人暮らしで精神障害児童施設に勤める菜見子が遭遇する凄惨な事件。犯罪を犯した心神喪失者を守る法とそれを悪用しようとする者。犯罪現場やストーカー男性の臨場感が凄まじいけれど読み進めるのが辛くなる直前で踏み止まった冷静な筆致でとても引き込まれた。
1投稿日: 2018.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
***神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる*** 初読はもう何年も前ですが、改めて読み返してもぐいぐい引き込まれる魅力は健在。小説としてのストーリー展開もいいけど、医学の限界についての見解にも唸ります。 全体的には真面目で硬めな文章ですが、かなり不気味な佐田の言動が逝っちゃい過ぎてて一部噴き出す部分も。とにかく、臨場感溢れる世界観に脱帽。
1投稿日: 2018.09.05
powered by ブクログ刑法39条がストーリーの重要なテーマ。 被害者側、加害者側に立って考えるとまるで見方が変わるし、本当に難しいテーマだと思う。 加害者が狡猾で、判断すべき医者や裁判官らが騙されてしまったら、恐ろしい凶悪犯を野に放つことになってしまう。実際そうやって罪から逃げおおせた犯罪者は、意外に多いのだろうか…。 それと、高度に発達しすぎた医療の問題。別の本を読んでも感じたが、その点では著者の主張に共感する。 しかし、ストーリーだが、残酷な描写や嫌悪感を感じる異常者の登場は理解できるにしても、なんというか、バラバラで中途半端な感じ。読み終えた後もスッキリとはいかず…(続編を読めばなんとかなるのか?)もやもや感が残る。結構分厚い本なので、そこそこ纏めておいて欲しかった。次巻を読め、という事か。了解(笑)
0投稿日: 2018.07.01
powered by ブクログ神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。
1投稿日: 2018.06.13
powered by ブクログしょっぱなから沢山の子供達が殺される。分かっていて、自分がちょっとした恩のある女性とその子供しか助けない主人公。。。他の人にも逃げるように言って欲しかった~(涙)出てくる人が皆、思い込みばかり強く、自分の為なら他人を犠牲にしてもなんとも思わない、他人の心の痛みに無痛な人ばかりで、 エログロシーンも多く、、、私は苦手でした; 冷たい話は、現実のテレビのニュースだけで充分かと。
1投稿日: 2018.01.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は1. 内容(BOOKデーターベース) 神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。
1投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログ終わらずに終わった。これ続きあるんですね。気になるような、もうそのままにしておいてな感じもするような。 病が見えるのは、お医者さんみんなそうなのかなと思ってました。問診の時、顔色とか指先見るよね。犯罪者に現れる兆候ってのも、珍しくはない感じでしたが、まあ、あそこまで完璧にわかるって設定が面白かったです。医療行為あるなしにかかわらず、治る人は治るし、治らない人は治らないってのも、なんかわかる気がしました。 それにしても、解剖のくだりの気持ち悪いこと。久しぶりに6ページくらい読み飛ばしてしまいました。 そして、元夫の思考も行動もこれまた気持ち悪い。単に能力が低くて性格が悪いだけと為頼は言っていましたが、その一言でくくるには、おぞましすぎる。「こういう性格の人」と、個性で括りたくない。 ドラマ化してたそうですが、ドラマのほうがおもしろうです。西島さん好きだし。見たかったです。
1投稿日: 2017.07.17
powered by ブクログ医者である作家が書いているので、真に迫るものがあった。 初めは残酷で怖いだけの話かと思ったけれど、刑法39条に関する問題、少年法、医療等の問題について鋭く切り込んでいる。 見ただけで、病気が治るか治らないか分かって、無駄な治療をしなくてすむ…そういう医者が本当にいたらどんなにいいか。 精神を病んだ人に傷つけられたら絶対に嫌だけど、逆に精神を病んだ家族をもつ立場になってみたらどうか。 そして精神を病んでいる振りをして、刑罰から逃れようとする悪人を医者は本当に見抜けるのか。 色々と考えさせられた。
1投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ症状を観察することによって、外見から病気の種類・病気の進度・治癒の可能性まで見抜くことができる医師・為頼。 そればかりか彼はこれから犯罪・・・殺人を行なおうとする衝動・・・までも見抜けてしまう。 為頼は「犯因症」と名付け、未然に犯罪を防ごうとするが能力を隠したままなので思うようにはいかない。 通り魔事件で刑事の早瀬と知り合ったことから、一家四人惨殺事件に関わっていくことになる。 医療的に精神に障害を持つ人たちに対する偏見はけっして少なくない。 だが、現実で陰惨な事件を起こす人たちの多くは精神的に問題を抱えているわけではない。 病ではなく壊れてしまった人間は、外見からは判別することが難しい。 普段はごく普通の人たちと同じように平凡な日常を過ごし、内なる殺意を隠しているからだ。 物語には「壊れてしまった」人間が複数登場する。 自ら壊れていった者、意図的に壊されていった者、そして自らの感情を制御できずに結果的に壊れてしまいそうな者。 症状を見抜けても病気を完治させることができるわけではない為頼の能力。 為頼の虚しさが、読み終わったあとに胸を突いてきた。 無痛症の怖さとともに、世の中で一番怖いのは笑顔の下に隠されている悪意だと感じた物語だった。
1投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログ無痛、と言うタイトルに反して内容は痛い。 心身喪失など、非常に難しい問題を取り上げており、思わず考え込んでしまう。 外見を見ただけで病気の兆候がわかると言うスーパードクター。 この設定がまた何とも面白い。 全体的に面白かったのだけれど、佐田が気持ち悪すぎて、佐田の出てくるシーンはどうも我慢ならず ちょこちょこページを飛ばしてしまった。 佐田最後のシーンはザマアミロ!!とさえ思ってしまいましたよ…。 続編がある様なのですが、少し時間を空けてから読んでみよう。
1投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ作者が医師なだけにリアルです。 エロい、グロテスク、菜見子と為頼、祐輔以外変態ばっか!!! イバラの解剖シーンは恐らくメインのような気がします。 刑法39条(心神喪失な為に無罪?)と、痛みについても細かく書かれています。 ドラマでは悲しかったのに、こんなにもエログロだとは思わずびっくりでしたが、600頁ちょいを一気読みしました。 続編の第五番も読もうと思います。
2投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログミステリィとしてはいまいちだが,医療行為に対するテーゼは医療行為を享受する者として考えなければならない.
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ痛い! 読みながら、痛い、痛い、それどころじゃない痛さを感じる! 刑法第39条 1.心神喪失者の行為は、罰しない。 2.心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC39%E6%9D%A1 なるほど、心神喪失とは当然ながら人の判断によって、なされるわけだ。となると、これはかなり難しいことだろう。 人の気持ちは、1日の中でも浮き沈みが有り、血が上った状態の場合をどのように判断するのだろう。 が、この本の中には、人を外見から見て病状などを見極めることができる医者が2名登場する。 1名は未来の希望をもたず、患者のために働く町医者。もう1人は、自分の考えを元に、どんどん手広く医療界を羽ばたく医院長。 果たしてその2人の運命は。 ああ、しかし、痛い、痛すぎる。私には、痛覚があるが、痛みを感じない病気があることを知り、それにも恐れ入ってしまった。
1投稿日: 2016.11.21痛い!
読みながら、痛い、痛い、それどころじゃない痛さを感じる! 刑法第39条 1.心神喪失者の行為は、罰しない。 2.心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。 https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E6%B3%95%E7%AC%AC39%E6%9D%A1 なるほど、心神喪失とは当然ながら人の判断によって、なされるわけだ。となると、これはかなり難しいことだろう。 人の気持ちは、1日の中でも浮き沈みが有り、血が上った状態の場合をどのように判断するのだろう。 が、この本の中には、人を外見から見て病状などを見極めることができる医者が2名登場する。 1名は未来の希望をもたず、患者のために働く町医者。もう1人は、自分の考えを元に、どんどん手広く医療界を羽ばたく医院長。 果たしてその2人の運命は。 ああ、しかし、痛い、痛すぎる。私には、痛覚があるが、痛みを感じない病気があることを知り、それにも恐れ入ってしまった。
0投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
外観観察だけで病状が判る医者。生まれつき痛みを感じる組織がない男。自分勝手なマザコン男。DV被害から逃げている女性。刑法38条を憎んでいる刑事。個性的な人間が、一家惨殺事件に絡んでくる。予想が出来ない展開で一気に読んでしまった。
0投稿日: 2016.11.18
powered by ブクログこの作者は医者ということもあり、他の廃用身という本では老人介護の話で実話なのか作り話なのか混乱するほど、リアルだった。 今回の無痛も、医療現場や精神障害児童の施設が舞台で、様々な種類の身体障害や精神障害が登場し、かなりのリアリティをもって進行していく。 物語は惨殺された4人家族の殺害現場の描写からはじまるが、冒頭からかなりグロく、読み進める自信をなくしそうだった。 一番良かったのは、ヒロイン?の女性につきまとう元夫、佐田要造。この人物の性格の悪さには感心するものがあった。ここまで自分中心に考えが回る人間はそうそういない気がする。 最後まで一貫してめちゃくちゃかっこ悪く、最低な人間だった。 サトミの話は何か中途半端な気がした。
2投稿日: 2016.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルとあらすじに惹かれて。 視診で病気の予後までわかってしまう医者為頼と、臨床心理士の菜見子を軸にストーリーは進む。 為頼の視診で病気がわかるという能力がもっとストーリーに生かされるのかと思えばそうではなく、精神障害者の犯罪と殺害シーンのグロテスクさばかりが印象に残った。殺人の動機や捜査よりも、医療の闇や人の心に焦点が当たっていてミステリーとしては物足りなかった。続編を意識してか尻切れトンボのような印象もあり。続編を読めばすっきりするのだろうか。
0投稿日: 2016.07.20エンターテインメント小説としては良くできていて面白いが、テーマが多すぎて消化不良か?
九坂部羊氏の初読。何年か前に話題になった本で、文庫本表紙のデザインはよく覚えている。医者は人間と直接向き合う職業柄からか、作家として活躍する人も多い。氏も医療サスペンスという点ではテーマをたくさんお持ちのことと思う。病気/犯罪の予見(可能かどうか?)・精神障害・幼少時の虐待体験・刑法39条問題等々、盛りだくさんで全体としては消化不良の感もあるが、文章は非常に読みやすく、かなりのテンポでおもしろく読めた。エンターテイメントしては良くできた作品。
0投稿日: 2016.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
★4.5くらい。ストーリーは緊張感があってすいすいと読めました。久しぶりにこれは面白い、と読んでいましたが、サトミの件やいくつかの点でちょっと消化不良な感じがして0.5点マイナス。あまりグロさは感じませんでした。
0投稿日: 2016.07.13
powered by ブクログ刑法三十九条のこととか、とても興味深く読んだのですが、なんかモヤモヤ。 白神先生は急にどうした? サトミのことも、なんか消化不良というか……。 著者はお医者さんでもあるということですが、医者兼作家って人、結構多いんだな。
1投稿日: 2016.06.19
powered by ブクログ刑法39条と殺人。 この関係は非常に重いと思う。 無責任に異常者のふりのする奴、罪の軽減に利用する弁護士ばど、刑法の本質、行動の責任はどうあるかを考えさせられた、そして、ミステリとしても結構面白かった。
2投稿日: 2016.06.05本当の無痛症はもっと弱いです
娘が先天性無痛無汗症なので読んでみた。 所詮フィクションだからと言われてしまえばそれまでだが、この病気がこのように描かれてしまうのは、やはりちょっと悲しいかな。 小説の中でも一応触れられていたが、実際この病気の患者はほとんどの人が歩けないし、筋トレとかほぼ不可能。筋肉を鍛える前に、無理な動きをして関節が破壊されてしまうからだ。確かに痛みはわからないけど、心の痛みはわかるし、苦しさ、だるさも認識できる。 この登場人物はそもそもあり得ない設定だと思って読んで欲しい、
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログドラマ無痛を見て面白かったので購入。 外見だけで病気が診える為頼医師が、犯罪者の兆候としての犯因症がみえることがこの物語の大きな前提。 先天性無痛症のイバラと、彼を保護する白神の思惑、ストーカーの佐田の変質性、などなどバラエティにとんだキャラクターばかりだが、どこか現実性を感じさせる構成で、入り込むことができた。
1投稿日: 2016.05.31怖い
怖い。怖い。とにかく怖い。 本当の精神疾患と、精神疾患を装う犯罪。 「心神喪失者を責任無能力として処罰せず、その刑を減軽する」刑法39条の是非。 治療不可能な病気への医療の限界。 沢山のテーマが入り乱れ、それでも混乱することなく猟奇的な事件へと進んでいく。 最期の最後、「やれやれ、これで一安心」というところで、大どんでん返し! これは『第五番』を読まずにはいられないでしょう。
2投稿日: 2016.05.09
powered by ブクログスプラッタ系には免疫があるが、こういった精神的に気分の悪くなるものは久しぶりで、途中で読むのをやめてしまったくらい。それが作者の意図だとすれば、まんまと乗っかってしまった。 そのくらい描写が詳しいが、話の内容としては、ちょっと??って感じを受ける。
1投稿日: 2016.05.08
powered by ブクログ昔はこういうグロテスクな本も読めたのだけど、大人になって苦手になってしまった。とにかく気持ち悪い。異常者ばかりなのも何だか… 性的に不快な描写も多いので、女性は特に嫌悪する人多いと思う。 続きもあるようだけど、読むつもりはない。
1投稿日: 2016.05.04大きな間違い
部分的に引き込まれる部分はありますが、全体として各登場人物が何の意味があって登場するのか分からない印象。何それ?と思ってしまうところが多いです。それ以上に、この作品の最大の間違いは、自閉症に関する記述。これ問題でしょ?自閉症は病気ではなく、脳の障害であり、治るとか治らないの問題じゃない。非常に偏見があり誤解を招くと感じます。自閉症児に携わる者としてハッキリ言えば、不愉快です。
0投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログ視診で病気がわかる医者が主人公。 刑法三十九条「心神喪失者の行為は罰しない」に焦点が当てられ、様々人物を通して、問い掛けの形で進んでいく。 描写はドライでリアリティがあった。他のレビューにもあるが、犯行のシーンは淡々と詳しく描写しているのが、逆にグロテスクに感じられる。 ただ残虐な行為がメインではないので、それほど顔を顰めるという感じでもなかった。 終始重い気分になったが、話の展開が面白く一気に読んでしまった。 いかにもな続く終わり方だったが、思惑通り、続編も読んでみたいと思う。
1投稿日: 2016.04.24
powered by ブクログ第五番よりすごくまとまっていた。イバラや他の登場人物の過去がわかった。 少し流し読みした。これが第五番をよんでなかったら、もっともっと面白かったのだろうな。とにかくすごい小説でした。
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログストーリーとしては面白いんだけど、グロいのがキツいです。 リアルといえばリアルなのでしょうが。 最後の終わり方が気になる感じでしたが、続きもまた同じ感じなら読むのはためらうかもです。
0投稿日: 2016.04.08
powered by ブクログドラマを見てからの、原作。 ドラマに比べ、原作の為頼はかなりドライ。 病の先が見えてしまうことで、自分ができることも見えてしまう。毎回、患者に向き合うたびに、自分の力量・医療の限界を思い知る。その思いが、無意識に必要以上、力量以上のことをしないという行動になっているのか? そんな思いをすることも多いのに、まして妻を看取るという経験までしてるのに、医者を続けているところは、彼の医療への希望・人間の可能性に知らずかけているところがあるのではと思った。 頼まれると断れない、恩を受けると返す(通り魔を見かけて、しっかり引き返してたり、頼まれて六甲まで行っちゃうし)基本いい人なので、イバラ君のことも、引きずるんでしょうね。 無痛2も、引き続き読んでみようと思う。 為頼以外の、人物も面白かった。
0投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログ冒頭の残酷な描写に一度挫折。今回完読。内容は面白かったが、ここまで残酷な描写にしなくてもという感じ。
0投稿日: 2016.03.17結末がなぁ~…でも続編を読まないわけには…
全体の3/4までハラハラして『すごく面白い!』と興奮しながら読んでいたのですが、犯人像が浮かび上がるにつれ、徐々に増す違和感。 なんというか、殺しの動機と結末に納得いかず、モヤモヤしています。 ただ、それを差し引いても、人物描写(特に病的な)は良く書けてるしゾッとさせられること請け合いです。 痛みを感じることがこんなにも大切だったとは…そして無痛であるということがどんなに恐ろしいか思い知らされる作品でした。 続編…やっぱり読まないとスッキリしないかな~。
2投稿日: 2016.03.15
powered by ブクログオペシーン、著者が医者だけあってリアリティ満載。手術室をハシゴして行くシーンがあるのですが、一室一室の様子を次、次と畳み掛けられて、ある程度グロ平気でも流石に少し目を逸らしたくなります。 生々しいのがお好きな人はおすすめ。 シーン毎いいところで語り手が変わるので、ストーリーが気になって一気読みしました。
0投稿日: 2016.03.09
powered by ブクログめちゃめちゃ面白かった‼︎ 時間を忘れて読みふけった本。医療系の本やドラマが大好きなのでハマりました(^o^)/
0投稿日: 2016.02.24
powered by ブクログ全く関連のない登場人物が次々出てきて、どうつながるのか?と思っていたら、最後に一気にこうきたかー⁉︎感あり。病気と同様犯罪者にもその徴候、犯因症が見られるという話、そして殺人を犯す人間かそうでないかは産まれながらに決まっているという論、精神障害とそうでないものを裁く法の在り方、など議論点が山盛りな内容は興味深かった。
0投稿日: 2016.02.22
powered by ブクログTVは見ていないが推奨POPで購入。あえて、ここには感想書きません。続編の方をごらんください。2015/12読了。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクロググロイ、食事前に読む本じゃない。 しかも、神戸に土地勘があり過ぎて、 リアルになり過ぎてしまった。 ドラマとは違うストーリーだったけど、 ドラマの配役で脳内変換して読み進めた。 だけど、 グロイことばかりが気になってしまって ストーリーに身が入らなかった。 あー、参った。
0投稿日: 2016.02.19
powered by ブクログ注意深く人を診ると、病状が読める医者って、どう思いながら治療行為をしていくんだろう。 人より先に未来が見えるようなもので、それが身近な人であればあるほど、辛いものではないのか。 話の内容自体は、気持ち悪い描写やヒヤヒヤするところも多々あったので、疲れてるときには読むのはやめないと。
0投稿日: 2016.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマより原作のほうがずっと良かった。考えさせられる。 為頼先生の人を「診る」力、ドラマでは超能力ばりに描かれていたけど、実際はその人の特徴を診ていた。すごく納得のいく説明だったし、今の医療技術は向上しているものの、それは医師の技術ではなくてマシンなのかなと思った。こういう先生に会ってみたい。 あと刑法39条。精神異常だから罪にならないのはおかしいと思う。罪を償うことを教えなきゃ。もちろん佐田みたいなのもどんどん出てくるし。 痛みを感じることは大事なこと。危険信号だから。それを感じられないイバラは気の毒だと思うけど、心の痛みも分からないの?そっちの方が可哀想。 久しぶりの大長編も夢中になって読んだけど(グロいシーンはスキップ笑)、エピローグが納得いかないかな。いろんな要素を盛り込み過ぎて、最後はすべて中途半端に終わった気が。。結局何が言いたかったのか。続編読めばわかるかな。
0投稿日: 2016.01.22ドラマとは景色が違う気がします。
ドラマをみて本を読んでみましたが、作者の表現力なのか私のイメージなのかわかりませんが、モノクロの景色の中でストーリーが展開され、寒々とした話でした。多分、幸福感がなにもないからかもしれません。逆に言い換えれば、体の痛みも心の痛みも、生きている証しとなのかもしれないと感じさせたいのかなぁ。因みに読み終わっても、終わった気がしないので続編を読もうと思います。
3投稿日: 2016.01.17
powered by ブクログドラマは興味が持てず。 犯罪を犯しても犯人が精神疾患で無罪になるという題材を扱ってる。 わざと精神疾患を装う悪質な犯罪者や、病気に苦しむ善良な犯人と家族。 現実世界でもよく問題になるケースなだけに、興味深い。 精神疾患の患者の家族が不憫だといつも思う。家族の中にあまりにもひどい患者がいるなら、見放す・法的に一切家族は責任を負わないっていう取り決めがあってもいいのではと思う。そうじゃないといつまでも全員が不幸になる。 作中では他にも医療の限界や痛みを感じない治療など色んな題材が扱われてる。 各キャラには全く好感持てず。 為頼先生はとばっちり、高島さんは為頼先生にプライベートで頼りすぎ、早瀬さんは捜査機密漏らしすぎ、白神先生とサトミのラストは唐突すぎ、佐田とイバラは怖すぎ。
0投稿日: 2015.12.29
powered by ブクログ面白くて2冊目を買った。 なのに間違えて1冊目を持って移動してしまい、仕方がないのでプロローグの部分だけを読み返した。 犯人と殺害理由を頭に置きながら読むと、アレ? なんでこんなに残虐なの? ここまでする必要ある? 写真と同じ並びにする必要ある? そこまでの執着がわからなくなった。そもそも殺す気になる? それも一家全員を。 昨日読み終わるまでは、面白くて先が早く知りたくて読み進めて、その間は全然矛盾とか感じなくて、うんうんなるほどなんて納得しながら読んでいたのに。 読み返してみると最初とは違った気持ちで読めるかもしれない。もう一度読んでみよう。 でもその前に2冊目を先ず読もう。
0投稿日: 2015.12.08
powered by ブクログ各登場人物の設定は面白いんだけど、何も収集されずに終わりました。 ストーカーの描写が気持ち悪すぎたのが、さらによくなかったのかも知れません。 続編がありますが、あの気持ち悪さが受付なくて読もうと思えない。 ドラマの番宣で「痛みにどう向き合うかというテーマです」と紹介されていましたが、原作では全くそんなテーマを感じられませんでした。 ドラマの方が「無痛」という題名にあってるかな。
1投稿日: 2015.12.07
powered by ブクログ久坂部羊初読み。グロイとか気持ち悪いとか感想に書いてあって私読んでもいいのかなぁって悩んだあげく読み始めたけど、書かれた気持ち悪くなる場面(佐田本当にXXX)やグロイところもやっぱりあったが、それを超えて面白いって思った。続きがあるって…どうしようかなぁってまた悩む(笑)
0投稿日: 2015.12.04ドラマでやっているのを知らずに…
テレビを夜見ないので、ドラマが放映されているのを知らずに読んでいました(笑) かなり面白いので、なるほどドラマになるよなぁという感じです。 見た目だけで病気がわかる医師のお話。 犯罪者には生まれたときに既に犯罪者になる事が決まっている。 犯罪を犯す者は微猴が顔に出ている。 そんな独自の見解を持った天才医師が殺人事件に関わっていくのですが、まぁ面白いです。 ドラマで入った方も、小説の内容の深さに満足するはずです。 オススメ!
6投稿日: 2015.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数年前に読了していたが、本棚登録漏れ。 --- ほとんど忘れたけど、ドラマを見ながら思い出してきた。 白神が手術中に患者の子宮に触れると反応してしまうこと、「アスパラガスのようなにおい」とイバラには射精したことが分かること、をなぜか鮮明に覚えている。 衝撃的な作品だったなあ。 だがその中にもリアルさがあって、作品を読んでいると、現実にも普通にあることなのでは、と思ってしまう。 この著者すごい。やはり医者の書く作品は面白い。
0投稿日: 2015.11.23ちょっと異色な医療小説かな?
部分的に不快感を感じるところがありますが、今まで読んだ医療小説とはちょっと感じが 違いました。 そして、刑法39条についてちょっと考えちゃう作品でもありますね。
4投稿日: 2015.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一目で症状がわかる2人の天才医師、「痛み」の感覚を持たない男、別れた妻を追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した14歳の少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条。罪なき罰と、罰なき罪。悪いのは誰だ? 無痛男は昔世話になった女性と同じ病院で働くまでにIQが回復した。患者の病状が予想できる大病院の若き院長の実験台だった。 ストーカーが無痛男に解剖されトイレに流される 4人家族惨殺事件の犯人も無痛男。院長に薬を飲まされ犯行におよんだ為、記憶がない。 院長の弟の恨みをはらすためだった。弟の婚約者を奪った 弟は披露宴の日に山で遭難。自殺。院長はあらたな研究対象となる患者をつれて海外へ。無痛男は心神喪失のため無罪。
0投稿日: 2015.11.02
powered by ブクログ解剖シーンだったり登場人物の個性は面白いけどあまりにも物語然としすぎて、スケールの割に小規模な雰囲気が残念、、、
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ再読。 イバラの存在が衝撃的すぎて「主人公はイバラ」と思い込んでいたけれど、再読してみて記憶と全く違う話だったことに衝撃。 そのためただ気持ち悪い話だったと記憶してしまっていたけれど、見るだけでその人の病気がわかってしまう医師が主人公として読むと面白かった。 再読には新しい発見があるものなんだな。
0投稿日: 2015.10.19これは、グロイ・・・・
吐きそうなほどにグロかった?痛かった?けど、それ以上に、医者の診断力・先天性無痛症・刑法39条・・・と実に興味深く、最後まで一気に読んでしまった。このまま、続編に突入です。
10投稿日: 2015.10.10
powered by ブクログ神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる。
1投稿日: 2015.08.20
powered by ブクログ外見で病気がわかる医師が主人公のミステリ。所々詳細描写が多くそのせいで本が厚いがどんどんページが進んだ。主人公の能力が物語に良く生かされてて面白かった。主人公ピンチシーンはかなりハラハラ!
0投稿日: 2015.08.14
powered by ブクログ634ページの長編の割には長さを感じさせず一気読み。 所々に表現されているエグい描写とかグロい描写がめちゃくちゃリアルでちょっとビビリがはいりました(笑) 医師だからその手の表現に思いっきり説得力があるし(¯―¯٥) 早瀬さん助かって良かったε-(´∀`*)ホッ
0投稿日: 2015.05.25
