
総合評価
(1347件)| 356 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヨビノリたくみさんが出演されているほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されていた本。どんでん返しのミステリー作品の常連という印象なので今回読んでみました。 どんでん返しの部分は、「わたし」という一人称の時点で?マークがあったものの、刑事達の視点から「わたし」=「ハサミ男」=「日高光一」という固定観念を植え付けられて、医師の場面からこの日高光一(ハサミ男)は自分の中にもう一人の人格と話しているという思い込みが形成されてしまったことが作者の思うつぼなのだと思った。真相が分かった部分はこの固定観念のおかげで、少し混乱してしまうが樽宮由紀子を殺害した犯人の正体には正直に驚いてしまった、そしてその動機は本当に最低であるのだが。そしてこの小説のモヤモヤポイントとしては日高光一の殺害の犯人が誤認され、本物の「ハサミ男」は逮捕されないまま終結に向かっていくことだと思う。 そしてYouTubeでも紹介された最後のページに書かれていたあの一言がこの後の展開を予期させるようでとても恐ろしかった...。 この作品をアニメ化(できるかどうかわからなけど)した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 ハサミ男/安永知夏:沢城みゆき 医師:子安武人 磯部龍彦:下野紘 下川宗夫:鳥海浩輔 村木晴彦:遊佐浩二 松元順三郎:三宅健太 進藤誠斗:岡本信彦 上井田警部:大塚明夫 堀之内靖治:中村悠一 日高光一:杉田智和
32投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログ騙されまいと、あらゆる可能性を考えながら読み進めたが、やっぱり騙された。 殺人犯が殺人犯を追うというシチュエーションが新鮮。 かつ、推理が進むシリアスな展開の合間に入る著者の軽妙なジョークが心地よく、あっという間に読んでしまった。 最後は鳥肌が立ちました。 ミステリ好きには絶対に読んでほしい良書だと思いました。
4投稿日: 2022.03.24
powered by ブクログ叙述トリックものであるということを知っていた上で読んでいたが、それでも騙されてしまった。 既に人を殺していた犯人が、同じ方法で実行した別の犯人を探すという形のミステリー。警察が真実に近づいていく中で、主人公が犯人を探しているのは新鮮だった。 叙述トリックものは全てそうだが、分かった上でもう一度読みたい本。 「なぜ人を殺してはいけないのか?それは、人が死ぬところを見るのが不愉快だからさ」 シンプルで理解できるセリフだった。たしかに虫を殺すことにも不愉快さを感じるが、人に対してはそれ以上に不愉快さを感じそうである。
1投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、難しいというか、二重人格の設定がややこしかった。 でも、内容にはグイグイ引き込まれていった。 再読しないとちゃんとわからない内容もあるなあ。
1投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログ読み疲れる作品。 なかなか入り込めなかった。 中盤からやっと乗ってきたが、それでも読みづらさはかわらず、???なかんじ。 大どんでん返し…なのかな?予測つきはじめました。
0投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログとある終盤、一体何が起きているのか分からなく数ページ前を何回も見直した まさに叙述トリックというのかな 先入観に囚われてはダメだなと思わされた作品 真犯人の動機が割とあっさりしたものだったがちゃんと伏線回収もされており面白かった そして今後の犯行を匂わせるラストにもゾクリ
1投稿日: 2022.03.08
powered by ブクログずっと読んでみたかった1冊 先入観が覆される瞬間が気持ちよかった。 一方で罪を犯した本人が何の償いもなく今後も生きていくのかっていう報われなさややりきれなさも感じた。 犯人が分かってから置き換えて読むと情景が変わるのが、「先入観」ってこういうことなんだと感じた。
1投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログこの本は本当に、一気読みしたくなるくらい続き気になった。やっぱりミステリーはいいねー 早く犯人知りたい!トリックみたい!って感じ、終わりもよし!
3投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログいいと聞いて読んでみたものの、正直驚いた。 主人公であり猟奇殺人犯であるハサミ男。その手口を真似た犠牲者が現れ、ハサミ男がその調査を始める。一方で警察も犯人を探す。両者が追い求める犯人は誰で、ハサミ男は見つかるのか。犯人は予想して読んでいたが、終盤の意外な展開にまんまと騙され、読み返してしまった。 46冊目読了。
7投稿日: 2022.02.24
powered by ブクログ「ハサミ男」タイトルからサイコスリラーのようなものを期待していたが、何とも言えないミステリーに驚かされた。うまくミスリードされて、最後の方は理解が追いつかずクエスチョンマークが頭に浮かんだが、時間が経つにつれ自分の中で納得した。長編だったが、かなりのペースでのめり込み読み進めた。凄い体験をした。
1投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログハサミ男側と警察側の両方の視点から書かれていて、ハサミ男は誰かわかっているけどどうやって解決するんやろう、、って思ってたらハサミ男と思ってた人と違って え?あれ?ってなった。 ハサミ男の目線で話が進んでるのにハサミ男が誰か最後まで分からなかったのがすごかったし、面白かった。 最後にそういうことか!と全部がすっきりした。 固定観念は良く無い!
1投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ騙された〜 騙された事に気付かず、え?話がおかしい…?と思いある部分は2、3回読み直した!! 私は騙されていたのか。笑 先入観ってすごいなー 登場人物は少なめ、読みやすく分かりやすいストーリー。セリフが多めなので、本は分厚いがサラッと読めた。 犯人を知ったうえで、もう一度読み直したい。
2投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログハサミ男自身が犯人を探す設定が面白かった。先入観って恐いな…ほとんどの人が騙されたのではないだろうか。こういったどんでん返しがあるミステリーは癖になるし、また読み返したいと思わされた。
3投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ固い文章で構成。最初は少し読みにくいがすぐに慣れる。視点の切り替えが非常に面白い。頭を使いながら本を読むのが好きな人にオススメ
2投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
“わたしはすっかり混乱していた。わたしは樽宮由紀子を殺していない。しかし、樽宮由紀子はハサミ男に殺されている。これはいったい、どういうことだろうか。(p.85)” 今まで15年近くミステリーを読んできて、意外なトリックや衝撃的な結末のためにどうしても忘れられない作品というものに何作か出会ってきた。例えば、アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』や東野圭吾の『容疑者Xの献身』といった傑作である。僕にとっては、本書『ハサミ男』もそんな記憶に長く残るミステリーの一冊だ。作者の仕掛けた罠に、いっそ気持ち良いぐらい見事にハマってしまった。 トリックの性質上、何を書いてもこれから読む人の楽しみを減じてしまいそうなので、内容に関して詳しいことを述べるのは控えようと思う。最初に読んだのは2017年7月だったようで、今回読み直したところ、いくら「記憶に長く残る」とはいえ細かい展開は程よく忘れていた。結末を知った上で読み返すと、これってトリックそのまんまじゃないか!と言いたくなるような、初読時には見逃していた大胆な伏線がところどころに仕掛けられていたことに気づいて、改めて感心。また、硬質で、作者の知性を感じさせるような文体・スタイルがまさに僕の好みドンピシャである。エンディングも、余韻を残すような上手い幕引きで、最後まで全くそつがない。1999年に書かれた比較的最近の本だが、文庫本の帯の「古典にして、大傑作!」という謳い文句には、首肯せざるを得ない。
10投稿日: 2022.01.28
powered by ブクログp.202 "「<死むく(DEATHY)>ならないと死ねないのさ」" 死ぬと眠る、眠いと死むい 語り口調が良い。
2投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログほぼ確実に騙される叙述ミステリー。読後にもういちど読みたくなる。真犯人も意外で最後まで楽しめる。ただ全体の雰囲気として陰鬱で、途中まではなかなか事態が進展しないのでやや退屈。
2投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログやられた〜 注意深く読めば分かる伏線だけど、そうそう気づかない。巧妙かつ奇妙。 キャラクターが誰も好きになれずにだらだらと読み進めていたけど、最後の種明かしには驚かされた。 やられた〜〜〜
3投稿日: 2022.01.05
powered by ブクログなかなか本屋で見つけることが出来ず 探し回ってやっと見つけた本!! 「ハサミ男」に完全に騙された〜 今思ってみればおかしなところ、気づけたはず。 なかなか読書に時間取れなくて 一気読みできなかったのも後悔、、 再読したらもっと面白そうなので 次は一気に読んでしまおうと思います! 日高さん、ワタシが混同してた、、このあたりもう少しちゃんと読みたい
2投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハサミ男読了しました。 有名な作品ということもあって楽しみに読んでみました。 500ページほどあり、個人的には癖のある文章な気がしました。最初の100ページ、200ページぐらいまではそのような印象。 終盤にどんでん返しはありましたが、個人的には物足りなさの残る内容でした。 理解力が足りないのか少し残念です。 再読すれば変わるのでしょうか…?
1投稿日: 2022.01.02
powered by ブクログ話の展開はおもしろく、一気に読んでしまった。偶然にしてはできすぎというのと、ミスリーディングが定石で察してしまった。
1投稿日: 2021.12.30
powered by ブクログみんなの評価も高く前から気になってた作品。 500頁ほどあるが一気読み。 3番目のターゲットを見つけたはさみ男。 自分の犯行とまったく同じ手口でターゲットが殺されていた。自分の犯行をまねた真犯人は誰なのか?はさみ男は自ら調査を始める。 思いっきりミスリードされた。事実がわかったとき頭が混乱した(笑) やはりこうゆう作品は面白い。
1投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
怖さの種類としては、現実に起こり得そうで怖いというよりは、自分の日常からあまりにも乖離しすぎていて不気味で怖いという感じだった。犯人視点で淡々と話が進むのがまた気味の悪さを掻き立てられる。一人称視点にも関わらず、しっかりとどんでん返しが用意されていて良かった。明晰などんでん返しというよりは、今までの内容を思い返してじわじわ気づく感じだ。イニシエーションラブに近い。初見では絶対に騙されるなと思った。
2投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログかなりのドンデン返し 作者が意図して読者を導いたのだが、少しばかり無理があると感じてしまう 主人公の行動、心 何故何故が多く、これで終わり?と思ってしまった
2投稿日: 2021.12.06
powered by ブクログミステリーファンのブックリストにたびたび登場しては、「予想外の展開!!」と高評価されていた作品!ずっと気になっていたが、難しいイメージで手をつけたことがなかったが、思いの外、複雑な事件でもなく読みやすかった。 犯人の目星がついてきて、頭の中で事件の過程が整理できた時に、突然予想が裏切られて混乱した!! 頭の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜられたような混乱ぶりに自分でも驚いた!! 何度も何度も同じページを読み返して、理解しようとしたが、思考が停止してしたままで、諦めて次のページへ進んだ状態だった 笑 少しずつ状況は理解できたが、先入観が邪魔をして頭がついていけない時もあったほど!! ミステリー好きとしては、ここまで読書を裏切る作品に出会えて満足!!
5投稿日: 2021.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
変な騙され方をした。 はじめのモノローグでなぜか女性だと思いこんでしまって、読み進めていくうちに 「あれっ男やったんか〜、そうかタイトルに男って書いてあるもんな〜」 と、やっとスタートラインに立って騙され始めた。 作者の描写力のなせる技なのか、 私のアホさが発揮されたのか。 いずれにせよ、めっちゃ面白かった!! 【トリック、警察組織、マスコミ報道】
2投稿日: 2021.11.09
powered by ブクログサイコキラーが探偵役もやりながら、警察ミステリーも同時に展開される緻密なミステリー。タイトルや雰囲気は地味ながらも傑作。 中終盤からの意外過ぎる展開はかなりの衝撃で、真犯人と大仕掛けのどちらも全然わからなかった… よくもまぁこんな話を考えて、組立ましたね。 あと、ラストの一言は怖い。
22投稿日: 2021.11.03
powered by ブクログとても驚かされました。 2回目、3回目と読む程に新しい発見を見つけられそうです。1回読んだだけではハテナでいっぱいです。 殺人鬼目線の物語で面白いです。 ミステリーでオススメを聞かれたらこちらの本を紹介すると思います。
2投稿日: 2021.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなくハサミ男の性別描写に違和感を感じながら読んだので、びっくり!っていう度合いは少なかったけど、伏線というか、こういう意味だったのかーという気持ちよさはあった。 で、女の子は太ってるの??そこが最後わからなくなった。
2投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログ素直に「凄い」「面白かった」です。 残酷なサイコキラーハサミ男の模倣犯はまさかの奴でした。警察とハサミ男の心理戦、ハサミ男の闇、そして意外で圧巻のクライマックス。最後は凄すぎて目が離せません。ミステリーの名作といわれる理由がわかります。
4投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログおもしろい!500ページ超、始めから終わりまでずっと引き込まれ目が離せなかった。 読み終えてすぐ、はじめから全部読み返したい!!と思ったのは久しぶり。最後の100ページくらいで「えぇぇー!!」となり衝撃だった。 私も「ハサミ男」というマスコミがつけた通称に騙されてしまったうちの一人。今日図書館に返却する予定だったけど、読み返してからにしよう笑 著者の他の作品もぜひ読んでみたい。 他の方のレビューを読んで、表紙をよく見てみてびっくり。やられたー。
16投稿日: 2021.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書好きが好きな本ということで、よくその存在を目にし、読むのを楽しみにしていた1冊。 残念ながら、飛び飛びに読むことになってしまったので、世界観に入り込んだまま一気にかけぬける!という読み方はできなかったけれど。 うん、面白かった! 途中、日高に焦点を当てて描き始めた時は、アレ!?読み違いをしていた!?と巻き戻しして読み返してしまったほど。あの視点・描き方が逸材だった。 個人的にはもっとハサミ男の内面を掴めたらよかったなとは思いつつも、それはきっと本作の趣旨ではなかったんだろうなと。この本の描く世界観の、ベストな終わり方だったと思う。 正直もっと高揚するかと思ったけれど、意外に冷静に読めた。
2投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリアルキラー「ハサミ男」が自分の模倣犯の殺人の発見者になってしまう、ってだけでも斬新だが、さらに一見真面目な優等生だがいろいろと裏のある被害者、アメリカ帰りのエリート刑事とそれだけで一本小説が書けそうな要素満載。そして、最後に2重3重に読者の予測を裏切る展開と、ちょっと凄い小説だった。 あまりに要素を詰め込みすぎて、被害者と「ハサミ男」のバックグラウンドがちょっと中途半端かなという気もするけど、少し不確定要素を残すという読後感という意味ではいいのかもしれない。 圧倒的な緻密感のある小説だけど、その分著者にはかなりのプレッシャーだったのかもしれないね。著作はかなり少ないまま、2013年に亡くなられている。
2投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログ久しぶりに、読み終えても余韻に浸れる面白い本だった。今後おすすめのミステリーを、と聞かれたらぜひ広めたい一冊!
2投稿日: 2021.10.23
powered by ブクログこれは騙されること必至。猟奇殺人犯が模倣犯を探すという設定もユニークで面白かったし、遊びのある文章も読んでいて楽しかった。ラストの一言も不気味な余韻を残していてこの小説にふさわしいと思った。 「どんでん返しがすごい」系の作品は好きだけど、「どんでん返しがすごい」というレビューから入るとその作品本来の良さが最大限楽しめないというジレンマ。
2投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログ面白かった!違和感があり、なんか気持ち悪い気持ちを抱えながらも、すらすら話は進む。え、どういうこと?って読み返したり。やっぱりミステリー、好きだわ。
1投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログオススメの小説としてあらゆる所で目にしていたが、今回初めて読みました。終盤まで落ちが予想できてしまって、なぜこんなにオススメされているのか?と思っていましたが、どんでん返しとはまさにこういうこと! 最初は理解するのに、?マーク5つぐらいでしたが、理解した瞬間!おー!!ってなります。
2投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログ途中からぐーと吸い込まれた。 でもなんかな。うーんなんかスッキリしない。 なんか、あまりの展開に頭がついていけてない。
3投稿日: 2021.10.04
powered by ブクログ女子高生を連続して狙う殺人犯である主人公、通称【ハサミ男】が自分の模倣犯を探すという類い稀に見る設定の叙述トリックミステリ。 私にとっては初著者作品。 表題名は有名かつ評価も高かったことから、読書デビュー後早々に入手、長きにわたって熟成させていた。 前読の中山七里作品読了をキッカケにミステリ欲が高まり、満を持して積読棚から手に取った。 本作品は基本【わたし】視点の一人称【警察】視点の三人称で進んでいく構成になっている。 読後感想から述べると、この作品は読みやすい。そしてとても面白い。兎角素晴らしい。叙述トリックを最大限に駆使した作品だと言えよう。 私の叙述トリック歴はまだまだ浅いのだが、今まで読んできた叙述トリックは、多少なりとも強引性を感じる印象が否めなかった。 しかしこの作品はフェアだ。 きちんと読み進めれば、犯人の正体に気づけるワードが予めしっかり点在している。 終わり方も含みを持たせミステリアスで善き。 私には珍しく読了後に即再読、一読では引っ掛からなかったセリフや情景などが、実は伏線であったりと見事に騙されていた自分に改めて気付かされた。完敗だった。 そして読後、改めて表題名と装丁を眺めた時に溜息がでた。読前から既に作者のトラップにかかっていたのだ。 今のところ私が読了した叙述トリック作品の中では、ダントツの名作となった。
204投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログ「どんでん返し」「騙される!」との前評判を頭の片隅に置き、いや、頭の中心に置き本を開くことに。 文章はすっきりしておりサクサク読める。 また続きが気になる展開で一気に読破。 しかし、期待が大きすぎトリックには少しがっかり。 読み物としては非常に面白いが どんでん返しの中では想定の範囲内といった感じ。
2投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログハサミ男目線と刑事目線で書いてある話。 内容は面白かった。 医師については読み始めてから割とすぐにわかったのだけどえぇ~!?と驚くとこもあった。 終わりかたもなかなか良かった。
2投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ猟奇的殺人犯「ハサミ男」がターゲットにしていた女子高生が何らかの模倣犯に殺されターゲットの死体を発見してしまう。なぜ模倣犯は自分以外知りもしないターゲットを殺すに至ったのかハサミ男は調査していく。 っていう構成だけで面白いのに、予想を超える展開にページを捲る手が止まりませんでした。 ぜひ前情報なし、ネタバレなしで読んで欲しいです。 他にも殊能作品を読んでみたくなりました。
2投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログミスリードにすっかり騙されて、途中脳がフリーズしました。犯人は少し意外というか、急な終わり方に感じました。
1投稿日: 2021.09.14
powered by ブクログ殺人鬼ハサミ男の視点で語られる物語。 ターゲットをどうやって決めるか、決めた後は徹底して対象を観察して... 遂に犯行に及ぶかっ⁉︎ いや‼︎ あたしには予想外の展開(笑) ドキドキしながらお話は進み... ん?意味が分からない(・・?) あれれぇ? えっ⁉︎そーゆーことなんですかっ‼︎ 思わず戻って読み返しました(笑) 終わり方も少し怖い思いが残りつつ... 面白かったです♪ 出来れば誰のレビューも見ずに読んだほーが... ↑ これで既に台無し
21投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログどんでん返し系というのを忘れて読み耽って、見事に騙された。真犯人も全然想像していない人だった。してやられた感、面白かった!
1投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ読んだことあると思ってたんだけど、読んでなかったわ。でも、どんでん返しものと聞いていたので、「私」に騙されることはなかったんだけど、真犯人には驚いた。何その偶然?!そして終わり方…もうやめとけ〜と思うのでした。
2投稿日: 2021.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とにかく巧い!の一言に尽きる。 序盤主人公が自分のことを一切語らない(名前や性別、年齢など)ので、もしかしたら女性なのではと少し疑念を抱きましたが、第一発見者が出てきたところからやっぱり男性だったのかと思い直し(もう一人の発見者女性だったんだから気づけよ笑)最終的にえ?女性?と混乱しました笑 疑っていたのに騙されてしまう、なんてすごいテクニックなのかと感心しました。 ただ自分はネタを暴きたいというよりは思いっきり騙されたいというタイプなので、序盤にもしかしたら女性なのかな?と思ってしまったことを猛烈に悔やみました笑 ハサミ男ってタイトルなんだから素直になれよ自分!笑 結局犯人は最後まで分からなかったのでなかなかの衝撃でしたけども! 日高の扱いがかわいそうすぎるぜ!
1投稿日: 2021.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返し系の作品って知っていたし、所々違和感センサーが発動したのもあってトリックには騙されなかった。 でもそっちに気を取られて、真犯人については見抜けなかったなあ。 犯人が語り手なので、殺人鬼の内面を擬似体験する感じで結構気持ちがどんよりしてしまった… でも全体的には続きが気になって一気読みできる作品でした。
5投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ他の方のクチコミにもありますが犯人分からなかった!クチコミ見て私は犯人あててやる~なんて意気込んだもののハズレでした。 犯人をあてる、あてないも楽しいのですが本当に引き込まれました。 寝る前に少し読んで…という読み方が多いのですがキリの良い所でやめるつもりが、次のキリの良いところ…って感じで寝る時間遅くなりました! 引き込まれるし面白いし。まだまだ読んでいたいと思える本でした。 身近な人に読んでない人がいたらプレゼントして感想を話し合いたいなと思いました。
2投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ事前情報なしで読めたのはラッキーだった。結論から言うとこの作品は叙述トリックミステリーである。ハサミ男は多重人格だったり、一人称がわたしだったりとミスリードを誘う設定となっている。ハサミ男に対する他の人物の反応はなんとなく違和感を感じるもので結末を知ってから見直すとさらに面白い。もう一度はじめから読み直したくなる作品。
0投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログずっと初めから騙されていたなんて、思ってもみませんでした! 読み終わってすぐに、また読み返したくなる作品です
1投稿日: 2021.08.29
powered by ブクログ最後のどんでん返しは予想をしていても見破れない。自分で推理をしながら読み進め、最後に裏切られるのが心地よい。 文章にやや読みにくさはあるが、ぜひ結末まで読んでほしい作品。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これダメでした。 まず、文章が全然引き込まれず。 頭にスーと入らないんですよね。 私が足らないのか、文章力が無いのか、たまにあるんですよね。入ってこない進まない作品。 この作品は無駄が多い気がする。 前半は同じような内容が続きスピード感もなく。 ダラダラとした文章に斜め読み。 そんな斜め読みの私でも、一人称トリックにも多重人格にもすぐに気づく。 そこから先を読む気になれず。 叙述トリックは最近すぐ気づくので、苦手になってきた。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ初めの固定概念が覆された時にやられたと思ったのと同時にすごいと思った。 少しづつ不思議に思ってた場所が明らかにされていくのがとても面白かった。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ叙述トリックを利用した後半の展開がおもしろかった。一方同じ登場人物からの視点が続く傾向にあるので、早い展開を求める人にとってはやや読みずらいかもしれない。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレは読んだことがありませんでしたが、 叙述トリックがあることは知っている状態で読了しました。結果として、犯人の性別、医者の存在など前半の段階で気付いてしまったかなという印象です。とはいえ、全くの前知識なしで読み進めていけばトリックにハマっていたでしょうし、犯人目線の小説というのも面白いです。途中中弛みポイントもあったので、時間があるときに読むことをおすすめします!
2投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログ非常に面白かったです。下手に書くとネタバレになるので伏せますが、叙述トリックとどんでん返しには見事に引っかかりました。 長編と言われていますが、とても読みやすく理解しやすいです。私のような切れ味の悪いハサミでもよく切れます、
1投稿日: 2021.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤で叙述自体は理解したうえで読み進めてしまったのが終盤の驚きを妨げたけれど、叙述に関してもヒントが散りばめられている点や、叙述を理解したうえで犯行を丁寧に追っていけば割と犯人もわかるところなど、フェアな作品だなと思った。 構成としてはめちゃくちゃ面白い作品だったなと思う。
1投稿日: 2021.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あーやっぱり女なのか、、 頭の良い女に対する「憧れ」とか「私から見ても美人」という伏線から疑ってはいたが、"デブ"、"26歳"、"取り調べ"、"葬儀"などのミスリードに少し惑わされてしまった。 死体の発見者が2人いるという設定が上手い。 真犯人も意外だった。 帯にあるように「大傑作」かは正直疑問だが、十分に面白い作品ではある。
7投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
見事に騙された。一人称なので、疑うことなく信じこんでしまったけど、所々に?と思う箇所はあったのか。気がつかなかったな。
1投稿日: 2021.08.10
powered by ブクログ事前にネタバレを見てしまいハサミ男の正体は知ったまま読み始めました。これは絶対ネタバレ見ないままよみ進めた方が良い作品。面白さが弱くなる。 正体しか知らないままではあったので犯人やそれが明かされるまでの過程は意外であったし十分楽しむことができました。
2投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミスリードされていることに気づかずに「ハサミ男」という名前から犯人は男だと思い込んでしまった。しかし、女性だった。これはやられたと思った。段々と本当のハサミ男は二重人格だったり、自殺しようとしていることなどが明かされていたが、まさか発見者の別の方だとは予期しなかった。その後に「ハサミ男」の模倣犯は堀之内であるということが明かされ、驚いたが、これは予想の範囲内だったので「ハサミ男」の正体よりは驚かなかった。ずっと読みたくて読めていなかったが読むことができて良かった。最後の文でこの先の展開も知りたいと思った。
2投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログ友人に「面白いミステリない?」と聞いてオススメしてもらった作品 面白かったー! ミステリ作品を数冊読んでから穿った見方をしてしまうせいで、トリックの一つには途中で気づいてしまったー けど他にもいくつもトリックがあった! そもそも気づいたってのも妙な違和感がちらほら埋め込まれているからで、ミステリ作家の凄さを実感
2投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログしてやられた。 この展開どこかでもあったような気がするが 固定観念が残って、 前提を疑えなかった… 後半の展開が とても心地よくて 一気に読んでしまった。 今後もきっと、 ハサミ男として 生きていくんでしょうね
4投稿日: 2021.07.31
powered by ブクログ叙述トリックで有名な作品だけど、騙されなかったなぁ。7割くらい推理的中。 偶然と動機の希薄さがマイナス。
1投稿日: 2021.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かった。 完全に騙された。まさか、、。でした。 最後の方であれ?って思ったら、やっぱり日高じゃなかったとは。。びっくりした。 日高は、殺された上に、ハサミ男だと思われてしまい、1番最悪な結末ですね。
2投稿日: 2021.07.26
powered by ブクログ落ち着いた文章で読みやすいが、登場人物に緩急があり、引き込まれた。徹夜してまで読みたくなる作品だった。
5投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログどんでん返しの小説で、よくおすすめされているハサミ男。読んでみたいけど怖いのかなぁと思いながら、ようやく読了! 久しぶりに見事にやられました!有名なだけあるなぁと。おすすめです。
2投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログ昔から気になっていてようやく読みました。 完全に騙されましたね〜 最後の方読んでて、えっ⁉︎どういうこと⁉︎と前の方読み返してみてなるほどなと。 面白かったです。
2投稿日: 2021.07.22
powered by ブクログいつか読もうと思っていたらちょうどKindle Unlimitedに。叙述トリックがあるのは知っていたがこのパターンだったか。医師など別人格のせいで少々読みにくい所もあったが、どう騙してくれるのか楽しみで一気読み。十角館はさすがに越えることはなかったが、まんまと騙された。人間の勝手な思い込み・先入観はとても面白い。 ミステリには珍しく刑事の登場人物がやたらと多い。あと医師の戯言はなかなか興味深いものが多かった。
4投稿日: 2021.07.21
powered by ブクログ美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目のターゲットを決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見するという羽目に陥る。 自分以外の人間がなぜ彼女を殺す必要があったのか、「ハサミ男」は調査を始める。 この小説の構造に触れてしまうと、それ自体がネタバレになりかねないのであまり書けない系の内容だった。 「ハサミ男」目線の一人称スタイルと、「ハサミ男」を追う刑事たちが主役の三人称スタイル、そして…という3つの章から成る作品。 こういった系統はとにかく先が気になってぐんぐん読み進めてしまう。そして予想通りになるよりは、裏切りがあった方が、読んだ甲斐があったと感じてしまう。 (そういう人が多いのか、最近はラストにどんでん返しとか、叙述ミステリ系のものが増えている気もする) 「ハサミ男」目線があるので、読んでいると、サイコパス系犯罪者にも意外と人間臭い部分もあるのかしら…と一瞬思うけれど、最後にはやはりヤバい奴だったわ、と思う。 凝ったトリックよりは、とにかく構造で楽しませる物語。 余談だけど、著者の殊能さんについて検索してみたら、2013年に49歳の若さで亡くなられていた。Twitterにて、兄が亡くなって多忙であることをお知らせしたあとに「んじゃまた」という最後の投稿があり、その3日後に亡くなられたらしい。 死因は発表されていないのだけど、不謹慎ながら、ミステリ作家らしい謎を残している…と感じてしまった。
3投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログ叙述トリック、素直に騙されました! ハサミ男の正体が分かってから、頭の中に描いていたハサミ男像を塗り替えるのが大変でした。 いつもならページをパラパラ戻って確認しますが、これは最初から読み直さないと理解が追いつかない! 面白かったです!!
17投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリックが面白い作品として薦められて読んでみた。 直感でしかないが主人公が女性だと思って読み進めたので 結局勘違いではなかったオチになってしまったのと、 そうなると多重人格設定は余計に思えてしまった。 被害者や探偵、犯人目線ではなく、自分の犯罪を模した犯罪者を追う というのは目新しかったのだが 動機がサイコパスだし弟や体育教師など必要性の無い登場人物も多く感じ 冗長で読みにくく、期待していたようなどんでん返しも自分としては無かった。 『容疑者Xの献身』や『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んでいて気づいた瞬間の ぞわっとする肌が粟立つ瞬間を期待して読んだので、残念だった。
4投稿日: 2021.07.05
powered by ブクログ何の先入観も無く読み進めて行くと、途中から、違和感があり、最後のほうはやっぱり!ってなりました。曲者刑事さんたちの、チームワークは良かったですね。
6投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログラストに衝撃的な大どんでん返しがあることを期待しながら読んでいたが、期待は超えてこなかった。 私はあまりハマらなかった。
1投稿日: 2021.06.29
powered by ブクログ叙述ミステリーというジャンル、面白いんだけどコレは自分にはイマイチだった。 読みやすいって書いてある人も多いけれど、自分には読みにくかった。 たぶん、登場人物の設定と外見の描写がいかにも的な感じだったのが1番の原因かな、と思うけれど。 こういう設定の人=こういう外見=こういう性格 そういう見た目の人に固定観念あるでしょ、作者さん。みたいなね。
5投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ5年ぶりくらいに読み返しました。細かなところを少し忘れてきたくらいに読み直したので、今回も叙述トリックを新鮮に味わいながら読み進めることができました。 有名な作品なので、既読な方多いと思いますが、未読の方はぜひ事前に情報持たずに読んでみてほしいです。
3投稿日: 2021.06.13
powered by ブクログ説明がくどいと感じてしまった。中盤を読み飛ばして、後半にスキップ。しかし、推理するシーンにハマらなかったため、やはり退屈な印象を受けた。主人公が特殊能力があるから成立する話で、そういうこともあるんだなー、思った。積読行きです。
1投稿日: 2021.06.08
powered by ブクログ最初から最後まで騙されぱなしだった。 最後の3分の1位から、話しの急展開があるが 少しついて行けず試行錯誤。 2度読めばもっと理解が深まる作品。 先入観という見事な体現を表現したトリックは 素晴らしい!
2投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログ硬質な雰囲気の文章ながらも構成の素晴らしさもあって非常に読みやすく、どこか淡々とした文章が作品全体の雰囲気とも合っていて非常に面白かった。私は違和感を感じても深く考えないたちなので、最後までオチにも気付くことなく気持ちよく騙されたし、こういった叙述トリックの本でで2度読みしたいと思うことはあまりないのだがこれはそうしたくなる作品だった。
1投稿日: 2021.05.26
powered by ブクログ一気読み! 途中からえ?どうゆうこと?って理解が追いつかなかった。 そして、最後はゾクッとして、もやもやした感情で終了。
1投稿日: 2021.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリック初心者向けの傑作。 「ハサミ男」とされる猟奇的な殺人犯が、三人目のターゲットを襲おうとしたら、自分と全く同じ手口で既に殺されていた。いったいこれは誰が?というお話。 のっけから、ハサミ「男」と連呼されていること。一人称が「わたし」であること。それに、細かくは明らかになってないはずの殺しの手口がばれているということ。冷静になって考えると、「ハサミ男」が誰かも、そして真犯人が誰かも、おおよそ分かってしまいます。 といいつつ、最後はどきどきはらはら。なかなか楽しめた一冊でした。
2投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリック慣れしてるとハサミ男(わたし)=女だというのは早い段階で気付く。そうじゃないかなぁと読み進め、死体の第一発見者の二人が太った男性と女性だと分かったところで確信。男が「わたし」と思わせて実はあとから来た方だな。と。 ただそれに気付いたところで犯人は最後まで分からなかったし、主人公のもうひとつの人格である「医師」との対話シーンも面白かった。最後は「わたし」の人格が死んで「医師」が本人格になって終わりかな?と思ったら生きてて、しかも次の殺人を匂わせる終わり方でぞわっとした。磯部の恋はどうなってしまうのか気になるところ。 大きな衝撃は無かったけど、クライマックスの伏線回収から結末まで先が気になって読む手が止まらなかった。 あと主人公が何故心を病んでしまったのか、このあたりはどうやら家庭環境のせいらしい。とフワッと書かれていて読者の想像にお任せ。という感じだったので少しモヤッとしてしまった。
1投稿日: 2021.05.19
powered by ブクログ名作として語り継がれているということですが、読みやすく引き込まれる面白さですね。 ただ、犯人は私に1ミリも分からず。 ミステリに向いてない
1投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログ・読みながら違和感を整理してると、途中でその正体がわかってしまった。 ・ただ他の叙述系の本と違うところは、2回目も読めるところ(私は読んでないですが)。 ・最後に出てきたライオス王の例えについて、考察レビューを読んでゾッとしました。 ・物語の終わり方は個人的には好き。
2投稿日: 2021.05.09
powered by ブクログ凄く評判が良かった作品だったので、かなり期待して読んだからなのだろうけれど、その期待通りの面白さはなかった。 どんでん返しや叙述トリックも途中でなんとなく仕掛けが分かっちゃったし、そのどんでん返しに至るまでの経過も、ちょっと分かりづらかった(僕の頭が悪いせいもあるだろうけれど)。 ただラストは好き。 こういう終わらせ方はブラックでいいなぁ。
2投稿日: 2021.05.07
powered by ブクログやられたー。 最後の最後で、「あっ…えっ…!?…そうなの!?」 と、騙されてしまいました。 多分、もう一度読めば、この作品のことを 深く読み込めるんだと思う。 けど、なんだか読むのが疲れる作品だった。 多分、ハサミ男の多重人格を もろに受けちゃった気がするー。 それだけの作品を作り上げたってことで、 ☆4なんだけど、疲れたから☆3です。
3投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログえ?なんて???どういうことですか??という気持ちにさせてくれる本。1回読んだだけではどこから騙されてたのかわからない…(私は途中で気づいたと思ったけどそれすらも騙されてました
1投稿日: 2021.04.28
powered by ブクログトリックが大胆すぎて面白い。 えっそうだったの!?って言うより、 え、そんなこと矛盾なしで可能なのか…? って言う感想がまず出てきた。 読み返したくなる。
1投稿日: 2021.04.23
powered by ブクログすぐ引き込まれ、読む手が止まりませんでした。 いろいろ結末を想像しながら読んだけど、自分ではたどり着かない結末でした。 初読の衝撃をぜひ味わってほしい。 2回目からはまた別の視点で読めるのでまた面白いですね。
4投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
紛うことなき叙述トリック。 誰が呼んでも間違いなく面白いと聞き、購入。 物語は、ハサミ男である「わたし」の1人称と、若手刑事である磯部をメインとした、目黒署刑事らの3人称で構成されている。 とても強いとは思えない動機で、過去に2人を殺害していたり、警察に捕まらないよう努めながら、定期的に自殺を試みる。ハサミ男の狂気は不気味だが、不思議と滑稽ささえ感じた。
4投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログ連続少女殺人事件の犯人であるハサミ男は、第三の犯行に向かう。しかし、ターゲットである少女が殺されており、自分は第一発見者となってしまう。しかも、犯行は、ハサミ男とそっくりに行われている。作者の見事な書きぶりに読者は、すっかり騙されてしまう。
2投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ一気に読めるテンポの良い話。描写は残酷なところがあるものの、あ!と思わせられる場面も多くおもしろい。自分の思考が誘導されてるんだなーと感じた。
1投稿日: 2021.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とにかくグロい。 けど、読み進めると面白い。 実写映画もあった筈だけど、コレもまたグロい。 良く企画通ったなって思うくらい。
1投稿日: 2021.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
見事な叙述トリックだった。 まさしくタイトルからすでに洗脳されていた。 どうんな風に終わるかと思ってたらまさかの展開だった。 結末を知って再度2回目読んでも楽しめそう。 本当のハサミ男の殺人はまだまだ続きそうな終わり方だった。。 2021年3月28日
6投稿日: 2021.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中で、読む手が一回止まり、あれ、あの時は?じゃああの時は?うわーこれはもう一回読んだらいいやつだー絶対読まないけど。ってなった。 私は素直に読むし、馬鹿だから違和感あっても読み進めててだからこそ、気持ちよく騙されて気持ちよく読めた! おもしろかった
2投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ人は騙されないようにいくら注意していても、思い込み(先入観)によって簡単に騙されてしまうものだと改めて思った。 映画「シックスセンス」のような、ハッとさせられるものを感じた。
1投稿日: 2021.03.19
powered by ブクログ第13回メフィスト賞受賞作。このミス!でもランクインの作品。 女子高生を殺害し、研ぎ澄まされたハサミをその喉に突き立てる猟奇殺人者「ハサミ男」。 既に2人の女子高生が殺害され、警察はその犯人を追っていた。 そんな中、当の「ハサミ男」は次の獲物を見つけていた。 そして、あとは実際に手を下すだけになった時、そのターゲットは既に殺害されていたのである。 さも「ハサミ男」の犯行かのような手口で。。。 ネタバレ有り。 物語的にはハサミ男視点と警察視点を交互に繰り返し、 ハサミ男は「偽ハサミ男」を捜し、警察は「連続殺人犯のハサミ男」を捜す。 で、いよいよハサミ男の正体が判明!の段階で「?????」となった。 何というか、正直付いていけず。簡単に言えば、見事にこの小説のトリックにやられた訳である。 で、実際にハサミ男の正体がようやく掴めて 「はて?太っているとかいう記述が無かったか」 と思ったのだが、どうやら“自分自身で勝手に太って醜いと思っているだけ”という事らしい。 その他の記述も軽く読み返してみたが、 なるほど上手い事書いている。いや、上手い事“書いていない”というのか。 まあ気持ち良く騙されたものだ。 医師については最初から「ああ、二重人格みたいなものね」と分かっていたが。。。 連続猟奇殺人を扱っている割には何となくその犯人が憎めないのは、 いくら自殺しても死ねない変なドジさから来る所か。 トリックは反則ギリギリみたいな所もあるが、しっかりと面白かった。
1投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後半から一気読みしてしまった そして、答え合わせにすぐ読み返したくなるゾクゾク 当て嵌めていたイメージがまるっきりひっくり返る驚き、騙されたなぁ 「ハサミ男」パートと警察パートを交互に行き来するつくりで 個人的には「ハサミ男」パートのシニカルなものの見方とテンポ感がとても好きで ずっと読んでいたかった
2投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログずっと勘違いして読みすすめていってラストでかなり混乱した。すごくうまくミスリードに導いてて、読み返すと感じていた違和感は次々と解消され読後感もいい。最後の一文の解釈次第ではぞわぞわなところもまたいい。登場人物の人物像も1回目と2回目のとらえ方でかわってくるが、むしろ2回目のほうが納得感がある。 かなり好き。
1投稿日: 2021.03.13
