
総合評価
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powered by ブクログ大輔の告白に栞子さんが答えるまでの物語。母親に会って確かめてからでないと答えられない事って何?と最後まで気になったけど、意外と普通の事だった。昔の昼ドラみたいに実は二人は兄弟だったとか…ないか。ブラックジャックは私も愛蔵版を持っており、内容がどんどん変わっていくのも知っていたので興味深かった。あとがきでこのシリーズも終盤に近付いているとあったが、ますます神格化された母親の智恵子が例の危険を回避させてくれる事を祈る。
0投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログ前回の巻で栞子さんに告白をした大輔だったが、返事ほまだ聞けないままでいた。 彼女は5月末には返事をする、と言ったまま、今まで通りの生活が進んでいる。 しかしある日、突然栞子さんの母が現れる。 栞子さんを試すために課題を出していくのだが、その理由とは…? 栞子さんと大輔の関係が進展し、栞子さんと母の関係が明らかになる本巻。 面白くてあっという間に読み終えた。 本に関する謎については、ブラックジャックの回が一番読み応えがあった。 古書って面白い!
2投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログ栞子と大輔の(おとなしいですが)ラブラブな描写が増えたのでそれだけで楽しい。 ブラックジャックって描き直しがたくさんあるんですね~。
0投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログ前巻で五浦くんから想いを告げられた栞子さんがどう受け止めるのか。栞子さんが返事をためらい思い悩むその理由は。今回は、古本を扱う雑誌の「彷書月刊」、手塚治虫の「ブラックジャック」、寺山修司の「われに五月を」を題材とした三つのエピソード。登場人物の心境と読者の疑問を章間に挟んだ断章で語る構成が上手い。謎解きは相変わらずの冴えをみせるが、裏で手を引いているお母さんの手のひらで踊らされている感じ。ラストは気になる終わり方で早くも次作が気になる。エピローグに一瞬えっ?てなってからプロローグを読み返してニヤリ。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ今回も本の知識が詰め込まれていますね~。 特に手塚治虫のあれこれは「へ~」の連発。 私は長く続くシリーズものって、案外途中で飽きたりするのですがビブリアシリーズは中だるみなし! 面白いです。 個人的に大輔と栞子さんの「もじもじプレイ」←いいネーミング!! にはあんまり興味ないのですが、この先どうなりますか。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ連ドラ化されましたが、ちょうどその続きから~という感じです。(ドラマ観てたダンナも本書読了)4巻は一冊丸ごと江戸川乱歩で長編でしたが、今回は短編集。各所に散りばめられた「断章」が、せどり屋志田さん、滝野リョウ、栞子さん視点で良かったです。 ずっと名前しか出てなかった、栞子の幼馴染、滝野リョウちゃん登場!!凄いサッパリした物言いの美人さんなんですねぇ。栞子さんと一緒に活動してたら…周囲の女の子達からどちらも羨望の眼差し凄かったよね、きっと。 今回はオールキャストと言っても過言じゃない内容でした。お母さんや五浦君とも一段落!?
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログシリーズ5作目。栞子さんと五浦くんとの関係がどうなるのかな、ってのはさておき。今回も描かれる数々の事件と本に関する薀蓄が楽しい。しっかり読んでたのは「ブラックジャック」くらいだけれど。うーむ、知らなかったなあ。 そして新たな事件を思わせるラスト。えー、続き気になるっ!
2投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログプロローグから良い意味でだまされた。冒頭の練りこんだ仕掛けを含め、人気作になっても変わらず丁寧に書いてあることがうれしい。参考文献の数もすごい。短期間で書ける作品ではないと思う。続編が少しくらい遅れても良いので、妥協せずに書き続けて欲しい。楽しみに待ちたい。
2投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログシリーズ第五弾。今回も楽しく読み終えました。 『ブラック・ジャック』、とても有名な漫画なのに読んだことがなく、一度読んでみたいな、と思いました。 次回は事件が起きそうな展開です。早く続きが読みたい!
3投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログアムスの帰国便で読了!もうすぐ終わりって感じ。相変わらず軽く普通におもろい。 ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫) 『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎) 手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店) 小沼丹『黒いハンカチ』(創元推理文庫) 寺山修司『われに五月を』(作品社) 木津豊太郎『詩集・普通の鶏』(書肆季節社)
0投稿日: 2014.03.09
powered by ブクログ北鎌倉の古本屋に持ち込まれる古書にまつわる謎と秘密を、若い女性店主が解き明かしていくシリーズ第5弾。女性店主の母との歴史がだんだん明らかになり、それを取り巻く人間関係にも進展が見れる。「ブラックジャック」を通して描かれる手塚治虫の人間像も面白い。
0投稿日: 2014.03.08
powered by ブクログ今回は、何と手塚治虫の「ブラックジャック」が登場、あの栞子さんは、マンガにも精通、蘊蓄を傾けるとは! 散々待たされた、大輔の栞子さんへの思いが、やっと・・・よかったなあ(笑)
3投稿日: 2014.03.08
powered by ブクログビブリア古書堂シリーズ第5弾 相変わらず古書に関する薀蓄がおもしろい。前巻から出て来た栞子の母が、今回も重要な役どころに。 そして話もいよいよ佳境に差し掛かった模様。次の巻が待ち遠しい。
0投稿日: 2014.03.07
powered by ブクログ第1巻を読み終えたのがちょうど1年前。ようやく最新刊の第5巻が読めた。 相変わらず読みやすく、本読みとしては今度はどんな本が取り上げられるのかも楽しみになる。 その中で今回は、手塚治虫の「ブラックジャック」。コミックをほとんど読まない私がブラックジャックにはまったことがあった。20年ほど前、秋田書店からでた文庫版。いまでも本棚に置いてある。そんなことを思いながら一気に読み終えた。 ビブリアの方は、栞子さんと大輔との恋の行方も興味のひとつ。まだ次に続くようだが、次作が待ち遠しい。
1投稿日: 2014.03.05
powered by ブクログ「ビブリア古書堂」シリーズ第5巻です。前巻は長編でしたが、本巻は今まで通りの短篇集に戻ってます。栞子と大輔が中心になる本編と同じ時系列を他の人の視点で補完する断章とで構成されています。栞子と大輔の仲がどのくらい進展するのかが、目下のところ最大の焦点でしたが、なんとか結論が出て良かったです。栞子と智恵子との関係は、まだまだ謎が多いようですが…。ラストでのアイツの登場は、いったいどうなってしまうんでしょうか。これで折り返しのようですが、ちょっと間延びしてきた感が否めないので頑張って欲しいです。
1投稿日: 2014.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
栞子の推理力に引く位の違和感を感じることがあるのに、篠川智恵子の推察力は狂気の領域すぎる 栞子の心の中のにある五浦大輔との関係発展のための不安 それは栞子自身が智恵子の様に家族を捨てて本に走ってしまう存在になってしまうかもしれないという恐怖心だった ソレと立ち向かうために智恵子と対峙すると覚悟をした時点で、母とは違う道を進んでいると思はうのだが・・・智恵子も無理やり関係を壊してまで取り込む意思は無いようだ 決意を大輔に伝えたことで、大輔から意外な答えが返ってきた 大輔のこんなに素敵リアクションは嬉しすぎる、別の意味で言えばフリーター的な脳天気すぎる大輔?、子供が出来たりしたら栞子の父と同じ道をたどるぞ、、、とツッコみたくなったけど 最後に描かれた不安要素、まだ最初の方に解決できる何か残していたのか? 今回は電車移動直前の駅売店で発見し読むことができた ヤッパリ人間、小説ぐらい読む余裕が無いとダメだよね
1投稿日: 2014.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回も古書にまつわる謎解きに心を奪われました。 謎が解けると大切な人との誤解も解ける…。単なる古書の知識の羅列ではなく、古書に秘められた温もりあるエピソードがこのお話の魅力なのではないかと思いました。 古書の事件だけではなく、女店主である栞子と青年店員、大輔の恋の行方も非常に気になるところです。次巻を楽しみに待ちたいと思います。
1投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログこのシリーズの5作目です。古書堂店主の栞子さんと店員の五浦大輔青年の関係も5作目ともなれば進み、今回はとうとう告白の場面をはさんでの筋書になりました。告白はしたものの、肝心の返事は待ちぼうけ。栞子さんは返事ができない理由があると五浦君に告げ、5月の末まで待ってほしいと頼むのでした。返事を待つ間の約2ヶ月間におこった古書をめぐるエピソードが3話繰り広げられます。ブラック・ジャックや寺山修司の本など馴染みのある内容で深みもありました。 今までのお話の中で登場した人物は様々でいわくありの人物も多かったのですが、今回のお話でその過去の経緯が明らかになった人もいました。しかし、なんといっても最大の謎の人物は栞子さんの実の母親の篠川智恵子でしょう。彼女が娘をおいて姿を消した理由は一体なんだったのか・・栞子さん以上に本に関する知識や好奇心を持つ彼女の母親は娘の行動も予測し彼女に忠告するのでした・・そして、待たされた五浦君が聞いた彼女の返事とほぼ同時にあらたな脅威が発生します・・まだまだお話は続くようです。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ栞子さんと大輔くんの関係が発展した巻でした。 想いが通じ合って良かったなぁと。 それにしても、智恵子さん神出鬼没。 どんな生活を送っているのか謎でしょうがない。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ今まで以上にページをめくるスピードが速かったです。相変わらず、限られた手がかりだけで真実を明らかにする栞子さんはすごいというか怖い。 ただ、今回は今までになく恋愛ようが多かったので、彼女の人間味のある一面を結構見られて、親しみを感じました。やっぱり、この人も人間というか、1人の女性なんだって思えました。 大輔も指摘していたように、人の心とかは本が絡むとすぐわかるくせに、自分のことは全然明らかにしないですよね、栞子さんって。ただまあ、これは多かれ少なかれ誰もが持っている一面だし、栞さんには栞子さんの事情があるわけで。それにしても、本当に微笑ましいですね、この2人。智恵子さんに会いたいと言っていた栞子さんに対し、最初は何を考えているんだと勘繰ってしまいましたが、結果的には杞憂でした。 せっかく良い感じに終わるかなぁと思っていたら、まさかの急展開。早くも次巻が待ちきれません。
0投稿日: 2014.03.04
powered by ブクログ相変わらずの面白さでした。 2人のつかず離れずよぎこちなさも好きでしたが、想いが通じあったらあったでよかっなぁと感じました。 手塚治さんって平行して話を書いてたってすごいな…。古書をめぐるお話はホントに様々あってユニークです。続きがすっごく気になりますね。 にしても、参考文献の量に驚きました(笑)栞子さんの聡明さが羨ましいです。なんで本だけであんなにわかってしまうのだろうか
0投稿日: 2014.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三上延による人気ビブリオミステリ第5弾。 栞子に告白したものの、なかなか返事をもらえない大輔。そうこうするうちに身近な人から謎解きを頼まれ、ギクシャクしながらも協力して謎を解いていく。その裏に栞子の母親の影が見え隠れしている。 いろんな意味で栞子の母親・智恵子はすごい人だ。本の知識の豊富さもさる事ながら、全てを知った上であえて栞子に謎解きをさせたり、栞子と大輔がどう動くかも予想した上で待ち構えたり。こんな人が身近にいたら気持ち悪いかも。 実は、本作にはある仕掛けが仕込んである。エピローグまで読んだときに違和感を感じたのが気がつくきっかけになっているが、それに気がついたときには作者の周到な物語の構成に思わずうなってしまった。
1投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
休みの日に昼寝をしつつ読んだ一冊。今までこのシリーズは一気に読破していたので、やっと新刊が出るのを待つという状況まで来たと少しうれしい。 度の話もやはり栞子さんの本の知識がベースとなっていて、新しい展開といえば二人の距離の縮まり具合ですかね。 個人的にブラックジャックの話は私もブラックジャック好きなので、いい話を聞かせてくれたと思いました。禅話読むなんてファンの夢ですよ!本に関するロマンっていいなあ。
1投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログシリーズ、5作目。一気に読了。今作もなかなかに頭を使わせてくれた(^-^) 物語も大詰めに近付いてきた。次回作も楽しみだ♪
1投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ散々焦らす栞子さん巻です。 やっと恋に答えが出ます。何はともあれ、ホッとしました。 次の巻では、奴が戻ってきます。 どうなることやら。。。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ謎解き感は相変わらず。 栞子のすごい知識量に登場人物じゃないけれど驚きます。 今回は手塚治虫のマンガが題材になっていましたが 「ブッダ」とかは母方の亡き祖父が持っていて 少なくとも20年以上も前の物でしたし、 もしかしたら・・・って、思いながら読んでいました。 色々進展した今回でしたが 大輔の恋の方も色々・・・ まあ、あのドキドキした後の寸止め状態は 「少女漫画かっ!!」とツッコミを入れたくなったのは言うまでもなく、 でも、そんな感じ、嫌いではないです(笑) しかし、今回も登場の智恵子ママ。 益々妖怪チックに恐ろしい人になっていく気が・・・。 兎にも角にもまたまた次巻が気になる終わり方でした。 早く続き出ないかなぁ。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ今回は結構クオリティが高かった気がする。手塚治虫の「ブラックジャック」をモチーフにした話が好きでした。馴染みがある作家だし、手塚治虫の人となりを感じられる内容になっていました。 物語もそろそろ終盤?ハッピーエンドになって欲しいものです。
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ三上延さん「ビブリア古書堂の事件手帖5」読了。栞子の返事を待つ五浦に滝野ブックスの蓮杖が語りかける。なんでも「ホウショゲッカン」という雑誌に関する奇妙な噂があるらしいのだが。。今回も面白かった。謎解きあり、漫画ネタあり、物語も終盤に差し掛かり、栞子と五浦の関係も気になり一気読みでした。個人的には「ブラック・ジャック」が一番良かったです。まだ読んだこと無いのですが手塚治虫さんの性格や作品の種類にも触れられており、とても興味深かったです。毎度のことながら登場する本が読んでみたくなります。『本を通じた人の出逢い』が描かれています。是非♪
0投稿日: 2014.03.02
powered by ブクログ五浦さんんんんん!!!!!! 今回、事件の中では五浦さんの陰薄いなと思っていたのですが最後の最後に…! 栞子さんも五浦さんも誠実でほんとすきです(*´`*)
1投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログ相変わらずライトなのでスラスラ読める。スラスラ読める分続きが気になってついつい読んでしまう。今回はブラック・ジャックの話に驚き。ファンなら当たり前の話なんだろうけど、まともに読んだこともないあたしには初めて知ることが多くてかなり面白かった。ストーリーの合間に虚無への供物が出て来て、また読みたくなってしまった。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ普通の生活を捨てて本に没頭する生活はまだ理解出来るけど、だからと言って欲しい本を手に入れるために目的を選ばないのは共感出来ないなぁ。 一日中、本棚の前にいて好きな本を探したり、寝食を忘れて読みふける生活には憧れますね。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ謎解きミステリーも佳境に入り、確執ある母智恵子もずいぶん登場、因縁の相手も出てきてこれから先どうなんのよ!と気になるところで幕引きです。 4巻、5巻を一気に読むとなんだか次巻で終わるのか?という印象でしたが、どうもこの辺りで後半突入の模様。どうなるのかな〜、因縁の相手は次巻でかわして、本題に入って行くのか。次が楽しみです。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ古書の紙の匂いを発たせながら、古都を背景にゆるやかな時の経過を感じさせてくれる…この雰囲気に嵌まるんだなぁ♪。今回は古書に纏わる人間模様の謎解きよりも、栞子さんの内気ながらも頑固、不器用ながらも真面目さが際立つ。受け継がれる"力"と、其々の意味深な言葉が残されながら、、次刊へ。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ今回はブラック・ジャックと寺山修二、それも「われに五月を」が出て来て、一気読みしてしまいました。 謎ときは面白かったけど、栞子のお母さんは存在の不気味さを増しています。人間、自分を理解してもらうのは好きだけど、自分の思考を透視されるのは味悪く感じるものです。 ヒロインの栞子を不気味な人にしないで、不気味なまでに頭の切れるその母親と渡り合わせるのは、至難の技だったことでしょう。 著者に「お疲れさま」と言いたいです。「おかげで楽しく読めました。次巻もよろしくお願いします」とも。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ面白かったー! 2人の恋模様も気になるところだけど、今回の手塚治虫の漫画の裏話は特に面白かったな。 あとブローティガンの『愛の行方』や木津豊太郎の『詩集 普通の鶏』が物語の行く先を暗示するかのように使われてるのが面白かったな。 三上さんの本の知識はどこからくるんだろ。あっぱれと言いたい。
0投稿日: 2014.02.27
powered by ブクログ全般的に楽しく読めました。 この本を読むと、本の読み方がさらに面白くなる感じ。 早く次が出ないかなぁ
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログ終盤の大輔さんの一言に大感激!! “なるほど、その手があったか!”と、おそらく栞子さんも思ったはずです。 って、私はそう思います。栞子さんになりきって読むと、凄くいいかも。 そして、もう一度、1巻から読み返したくなる!(読み返した!) 今までの事件を思いだすためと、栞子さんの細かな気持ちの変化をもう一度確かめたくなるからです。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『2014年 12月 4日 初版 発行』版、読了。 まず自分もウッカリ誤解してしまったネタバレから。 プロローグに登場する「あの二人」と、エピローグに登場する「あの二人」は同一人物たちじゃありません。この2つだけを照らしあわせて何度読みなおしても、誤解はとけないです。 この誤解を解くのは、目次には明記されていない断章Ⅲを改めて読みなおせば、誤解は解ける…はずwww 誤解が解けて納得すると「(実は)いろいろと受け継がれているのねwww」なんて思ったりww 今巻は秀逸でした。もうそれしか思い浮かびません。そして今巻の様な短編連作の方が個人的には好きです☆ 読み終わってすぐ「次巻はいつだ!?(;´Д`)」と、思ったのもあいかわらずwww …とはいえ、巻末のあとがきで作者が明記しているように、物語の折り返しがすぎた気配は確かに感じますので、完結までの展開がどのように用意されているのか名残惜しさ半分、期待半分といった気持ちです。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログビブリア古堂の栞子をシャーロックホームズに例えるなら、物語はモリアーティ教授との対決「最後の事件」にまっしぐらに進んでいる。この巻は、本格的事件の前の甘酸っぱい日々を描いたところだ。次巻が楽しみ。古書の主役は手塚治虫、寺山修司。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログやっぱり、すらすら読めてしまいます。 短編なので読み易いってのもありますが。 みなさんも感想に書かれていますが、恋愛が進展したのは、良かったと思いました。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安定して面白かった。 ブラックジャックが好きだったので 興味深く読めた。 2人の仲も進展し、 これから後半にかけての物語がとても楽しみ。
0投稿日: 2014.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は智恵子がまた出てきて、栞子の周りの人から様子をうかがっていました。 グズグズしていた栞子だけれど、大輔と一歩進んだのは本当によかった◎ 智恵子のように自分もいなくなってしまうかもしれないと大輔に話した時の大輔がかけた言葉、なんか読んでいてニヤニヤしちゃいました^^ この二人のやりとり、読んでいてもどかしいのに、 時々甘々で照れますw エピローグでは、接近禁止命令が出ている田中敏雄からの宣戦布告めいたものがあり、ちょっと怖かった。 6巻はこの対決がストーリーのメインになりそうですね。 今回作中に出てきた作品の中では、 寺山修司の『われに五月を』が気になりました。 読んでみたいです。
0投稿日: 2014.02.24
powered by ブクログ今回は、置き去りにする者と、置き去りにされる者、というのがテーマであったように読めた。だからこそ、エピローグの五浦のあのセリフに、全ての屈託を覆すような気持ちの良さがあるのだろう。
0投稿日: 2014.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ。本。マンガ。彷書月刊。手塚治虫。ブラック・ジャック。寺山修司。われに五月を。リチャード・ブローティガン。愛のゆくえ。
0投稿日: 2014.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第5作は、長編から今一度連作短編に戻っての基本全3話構成。 長編もそれなりに面白かったのだけど、やっぱりこちらの方がしっくり 来る。個人的にはネタが多い方が楽しめるんだろうな、きっと。 いちばん入り込んだのは、やっぱり手塚治虫のブラック・ジャックに 関するエピソード。藤子不二雄先生の影響で神格化されている大家に もスランプがあり、原稿料が下がった時代があった、などという文章 を見るとやはりドキドキするし、昔の少年チャンピオンコミックスの デザインに関する蘊蓄は本当に懐かしい。僕が最初にリアルタイムで 読んだ手塚作品はブラック・ジャックだったのだから、このチョイス は本当にツボ。毎回こういうのがあるから、このシリーズは見逃せま せん! 栞子さんと大輔くんの関係もヤマ場(^^;)。 その手の甘い系が好きな人も、きっと見逃せないんだろうな、と思い ました(^^)。 そして気付いたのだけど、随分前に読了した"5"の感想をまだ書いてない! 今さらなんだけど、どうしようかな・・・。
0投稿日: 2014.02.24
powered by ブクログ本にまつわる謎を解くミステリーのシリーズも第五弾となって、今回も以前から出てきている登場人物の意外な過去も明かされる展開。 今回の2章に「ブラックジャック」にまつわる話があって、私自身、中学校時代図書室に入り浸って、椅子にも座らず棚に寄りかかって床に座るながら熟読した記憶が呼び起こされた。 そのブラックジャックにもそんな裏側があるなんて知らなかったし、久しぶりにあの世界に浸りたいと思った。 謎解き自体は、他の巻に比べるとなんだかなーと思う部分もあったけれど、智恵子と父の馴れ初めと栞子と大輔の進展にはドキドキさせられてよかったなぁと。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログ大輔さんと栞子さんの中学生みたいな恋愛継続中(笑) ジワジワ結末に近付いて来るのが、嬉いような残念なような複雑な気分ですが、ともかく次巻が待ちどうしい。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログ読み終わった後に「そういうことか!」と思わず納得。 母と娘の確執・・・そして栞子が大輔にとった返事とは・・・! 今回も読み応え充分の内容だった。
1投稿日: 2014.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここで御終いでもいい感じの展開でしたね。田中再登場にて続きがとても気になります。折り返し過ぎたこともあってだいぶまとめみたいな感じに収束していきそうですね。
1投稿日: 2014.02.22
powered by ブクログ短編に戻った、やな感じのおかんとか太宰編の偏執狂も健在。今回は個人的に愛してやまないブラックジャックの話が非常に良かった。ブラックジャック、そんなに沢山バージョンがあるとは…ハードカバーしか持ってないけど久しぶりにまた読もうかな〜。
1投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログきたきたきたきた!ようやく大輔くん言葉が喋れましたね(私的にはこんな印象です)。そして、天然なのか、ボケなのか・・・ですがキメ台詞が決まりましたね!「ぼくも行く」!ははは。栞子さんは残された側だったので、不安だったのでしょうね。 今回はマンガも登場して層の厚さを感じました。 しかも「ブラックジャック」ですよ! 永遠の名作ですよ! やはりこのシリーズは素晴らしい。
3投稿日: 2014.02.20
powered by ブクログついに栞子さんに想いを告げた大輔 しかし栞子さんは返事を引き延ばし、ついには 「五月の終わりまで待って」と告げる始末 ヤキモキしながらもしかし相変わらずのスローペースな様子で 返事を待つ大輔は 最近噂になっている、古書店への「変な客」の話を耳にし—— 様々な人間で綴られる 愛の形のお話 * <<ネタバレ>> もちろん最後はニンマリ
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログ個人的には、ビブリアは長編より短編むきだと思う。 志田さん…… 智恵子はとても不器用な人間なのでは、と思った。 4巻まではとても嫌いだったが、今回の話を読むうちに栞子を助けたいがために栞子の前にでてきたのではないかと思った。
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログ古書堂店主の栞子さんとバイトの大輔が本にまつわる日常の謎を 解く人気のシリーズ、第五弾。 今回はメインの謎解きはちょっとパッとしなかったかなー。 悪くはないんだけど、どうしてもこれまでのものに比べると印象薄い。 それよりも、栞子さんと大輔の関係に進展が見られたことの方が シリーズファンとしては嬉しい事だな。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ色々進展はする第5巻。ただし私はビブリアに期待している要素がドンドンと希薄化しているのを感じました。 第1巻を読んだ時には鎌倉の空気感といった情景を感じることができていたのに、最近では謎解きと登場人物にフォーカスされすぎて、そういった描写が希薄化している気がするので少し残念に感じています。 透明感のある作品がドンドン濁っていくのを見ているような……そんな微妙な感情を抱いた巻でした。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログキャラクター設定とか文章には好みじゃないなあと思う部分は毎回あるけど、でもやっぱり、綺麗事だけじゃないので好きです。本の中身も絡んでると尚更いい。寺山修司いいなあ。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ智恵子さんが語る事も分かる気がした。 もっと知りたい! もっとたくさん知りたい! って気持ちはどんどん増す。 ふらっと旅に出て、没頭したら、周り事が見えなくなるのもわかる気がする。 取り憑かれた人。 今回は志田さんの事情も知れて、温まった☆ というか、、、 ブラックジャクにはかなり心踊った
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ子供の頃から大好きだったブラックジャックが題材の章があって、ウキウキしながら読み進めていった。知っている事柄にはそうそう!と頷き、知らない事柄にはそうだったんだ!と、またブラックジャックの知識が増え嬉しくなった。二人の恋も進歩アリで嬉しい♪一気に読み終えた。続きが楽しみ♪
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログ古書に関わる様々なエピソードが面白い。栞子さんと大輔君の関係、多分上手くいくと思いつつも、なかなか先へ進まず、ちょっと飽きが来ていたので、少しだけでも進展して良かった。
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログビブリアシリーズ第五弾。このシリーズは栞子さんが本について熱くうんちくを語ってるところが好きなのだが、今回はブラックジャックの話。書かれている内容が時代によって違うとは。はじめて知って古本のブラックジャックを読んでみたくなった。あとは大輔が自信をもって栞子さんに告白して栞子さんの返事待ちという展開。また続きがでたら読むとしよう。
0投稿日: 2014.02.17
powered by ブクログビブリア古書堂シリーズの5作目。前作をよく覚えていなかったのですが、今回のだけでも十分楽しめます。 これまでのよりも、ミステリーとしての納得度は高いような気がします。
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ本を語れば止まるところを知らない栞子さん。手塚治虫にもそんなに詳しいなんて、脱帽です。大輔君頑張れ、希望が濃くなった気がするホント
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ前巻からだいぶ間があきましたねえ。本を大切にする人のいるが故に起こる、本にまつわるミステリーを、今回も栞子さんが解いていく。 乱歩編の4巻から、謎がだいぶ難しくなった気がする。今回の謎も難しかった。面白かったけど。 「ブラックジャック」の奥深さにはびっくり。さすが、手塚治虫さん。私、ブラックジャックはマンガで全部読んだつもりでいたんだけど、まだまだ甘かった。 チャンピョンコミックス版、ハードカバー版、新装版・・・収録されている話がバラバラになっていて、未収録話もあるなんて・・・調べてみたら、未収録作品があるわあるわ。私、「植物人間」読んでませんわ・・・ そして、前巻で、栞子さんにとうとう告白した大輔。おおうそうだった。昔すぎて忘れていたよ。 悩み悩んで、大輔に返答を返す栞子さん。返答に要した時間の長さの理由を知った大輔が言った一言に惚れました。 「いや、俺も一緒に行けばいいんじゃないですか」 !! そ、そうきたか!!大輔よ。いい男だな。このヤロウ!! でもね!!私は、なんだかんだ言って、せどり屋の志田さんが好きだ。
3投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は月刊誌、漫画、詩集といろいろな本でしたが面白かった。 プロローグがうまいミスリードになっていて、エピローグでおや?ってなってたけど、意味に気づいて思わずニヤリとしてしまったw いよいよ本当に終盤みたいだけど、次巻も楽しみです。
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログやきもきさせる第5弾w もうここまできたら、続巻を待ち望んでシリーズ読破するしかない状態かとw
0投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログ遂に意中の栞子に想いを告白した主人公。しかし、返事は少し待ってほしいと言われてしまう。 その間にも、ビブリア古書堂には謎解きの依頼が舞い込んで来る。どうやら、その背後には栞子の母親が絡んでいる様子で......。 2014年2月15日読了。 登場人物たちの過去や思惑が少しずつベールを脱いで来ました。いよいよ佳境、という印象。 何を考えているか分からない栞子の母親が不気味に感じます。 この作品は最後までたどり着かないと総評が出来ない感じですね。 とりあえず、次巻を待ちたいと思います。
1投稿日: 2014.02.16
powered by ブクログとりあえず、5巻目が出たとの事で読んでみた。前巻までと同様に疲れずすんなりと読み進む。大輔と栞子の今後はどうなるのかな?
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログシリーズ5作目、本屋で平積になっていた。正直、チョット躊躇う。浮き立つ気持ちが起こらないんだよ。 つまり、栞子さんの母親、智恵子が嫌い。と云うより、怖い。人の心が読み取って、手持ちの駒のように利用していく。登場人物達が関わりたくないと思うのも尤も。でも、著者は判って書いているんだよね。 読み始めてみると、勿論面白くて、一気読み。 栞子さんと大輔くんのノロノロした恋路も、著者の筆の巧さを感じる。 ブラック・ジャックは高校時代に少年誌の連載を読んでいた。読み返したくなったよ。寺山修司はちゃんと読んだことないし、木津豊太郎は全然知らなかった。 リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」が気になる。本屋に注文しようかな。
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログいつの間にか、5巻目です。 毎回様々な古書に触れて、興味をそそられます。 今回は、漫画ブラックジャックから、寺山修二まで、 これまたそそられる蘊蓄がつまっていました。 栞子と大輔の関係も少しずつ近くなって…。 一方、栞子と母の関係に新たな一面が見えてきます。 1巻目の事件を思い起こさせるような終わり方で、 またまた引っ張られます。
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログ大輔の栞子への告白は、2人の関係に波紋を生じる。果たして、その結末は・・・。 エピローグの大輔の一言が最高の本作。子供のときに読んだことのある、「ブラック・ジャック」についての謎解きが面白かった。
0投稿日: 2014.02.15
powered by ブクログシリーズも円熟味を増してきて堂々たる風貌になってきましたな。安定した面白味の中にゆっくりと変化と深みを加えていくから面白いです。 今回幕間にいつもと違う視点(語り手)を挟むことによって作品世界の広がりを増しています。特に栞子さんの視点というのは新鮮な感じでした。そしてそれがあるから、あの仕掛けが活きるんですね。最初アレ? と思い、ああと納得。 そして大輔が栞子さんの言葉に返した答えが素敵。恋愛ものとしてもツボを押さえてきますな。そして相変わらずの母娘対決は和田慎二みたいだと感じてしまったりもするのですが。 今回扱われている作品で読んだことのあるのは『黒いハンカチ』(小沼丹)のみでした。この本を読むと益々本が読みたくなりますな。
0投稿日: 2014.02.14
powered by ブクログ冒頭とラストは、同じ場面を分割してあるという事だと思ってたんだけど、なんか、日が違う。何か意味があるのか、それとも校正漏れなのか。 あれ?ひょっとして冒頭は30年前か?うーん、そのように考えた方が良いという材料は、ラストとの齟齬だけのような。
0投稿日: 2014.02.14
powered by ブクログ文句なしだ、面白い。 どの巻も面白くて、どの話も面白い。 たまりません。 そう見える人がそういう人かどうかはわからない 人の見えている部分なんて その人のほんの一部分なんだ、ということが 今更ながら、見えてくる。 ドロドロとサラサラと、蠢く内面に 決して投影されない外見。 そいういうものがあることも 今更ながら気付くのだ。 原色もパステルも、黒にさえ混ざらない 自分がそこにある。 それは誰とも同じでない。 たとえ親子でも。
1投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログ雪の出張中に光瀬龍を失い失意のどん底で、本屋で駆け込み調達。25にもなってもじもじプレイを続ける二人にほっと癒される。 嫉妬やさもしい心、やさしい心を描く本と、それを読むものの心が共鳴していくエピソードもなかなか良かった。 ふと見せる、篠川親子のぞっとする一面もピリッと緊張感を出していい感じ。 願わくは猛禽類滝野リュウちゃんの出番が増えますように。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログシリーズ5巻目。いろいろな人との意外なつながりや過去がだんだんと解き明かされてきました。栞子さんと大輔くんのピュアすぎる恋の進展にニヤニヤしたり、お母さんとの緊張感のあるやりとりにドキドキしたり、一気に読めてしまいました。もちろんいつものように古書にまつわる情報もたっぷり。そして今回は特に、章の構成と仕掛けが秀逸です。誰もがきっとだまされるはず…? このシリーズを読むたび、私もめくるめく本と知識の世界の深みにはまっていきたくなります。
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログ漸くまとまった… 若干惰性で読んでる気がしないでもないけど、魅力ある作品であることは間違いない。 次が最終巻かな?
0投稿日: 2014.02.13
powered by ブクログドラマ化で自分の中でのこの作品への熱は冷め気味 なのだけれど、いちおう、チェック。 というぐらいのつもりなのだけど、最後の大輔の 選択が素晴らしかった! もう、あそこで完結してもいいぐらいだと思う。
0投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログ古書ミステリーってのも、すっかりひとつのジャンルになったよね。 今巻はブラックジャックとかとりあげられてまして、楽しかった。 ストーリー的にも大詰めです。栞子さん、危ない! それにつけても、2人の関係のもどかしさよ。
0投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201402/article_5.html
0投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログいよいよな展開でした。 さすがにシリーズ5にもなると、パターンな感じは否めませんが、相変わらずな感じもまたいいもんですよね。
1投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログ最初は「本を巡るミステリー」だったこのシリーズも、ここにきて「人は本に何を求めるのか」「人と本はどのように付き合っていくのか」そんなテーマを突きつけられている気がした今作。 言い方はアレですが、古書を巡るミステリーという部分はすっかりこなれていて、とてもすんなりと読むことが出来ました。また三巻までのように1話ずつは中編形式となりましたが、通底する物語もしっかり流れていて、これはきっと、最終巻まで出たら改めて最初から通読したくなるだろうな、という予感がしています。 「本」とは、「知識」とは、それを求める「人の業」とは。実はこれって聖書時代からの人のテーマです。ここで描かれるそれは極端かもしれません。でもこの広い世の中、この極端さはあり得るでしょうし、そこに人の根っこを感じてしまいます。 作中の親子の会話などはとても印象的で、まさに物語は、ビブリアの何たるかに迫りつつあります。 そんな中でも繰り広げられる恋愛模様も見逃せません。今作は、そこにスポットを当てているとも言えます。そして最初、それがコアに描写されるプロローグとエピローグの繋がりに「あれ?」と思ってしまいましたが、何カ所か読み直して、その意味を理解できたら背筋に走る衝撃がありました。やられてみれば特異では無いかもしれませんが、こういう演出は大好物です。 本作を読み終えてまた、寺山修司を手に取ってしまうくらいには、本好きには特に影響を受けやすい作品ではないかと思います。
3投稿日: 2014.02.12
powered by ブクログドラマなど何するものぞということで、安定の面白さ。 特に今回良いなあと思ったのは栞子さんの造形。ぱっと見いわゆるラノベ的な、ご都合主義なキャラクター設定なのですが、巻を追うごとに彼女の人間性とモンスター性がいい感じに絡んできてるな、と。 あとは何より題材の一つが私も大好きな『ブラックジャック』だったのも嬉しかったー。 次巻以降も楽しみ!!
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ騙された‼︎ プロローグ、完全に作者に騙されたまま読み終えた。でも、なんで読者をここで騙す必要があるんだ? ちょっとむかついたけど、もう終盤だとあとがきにあるから信用して次巻も読む。
1投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
謎解きもありますが、栞子さんとお母さんの話に比重が多くなってきました。 大輔さんとはちょっと進歩あり。 次回へ続く終わり方で、楽しみです。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログだいぶ久しぶりの新刊。 ちょいちょい中だるみ気味だったけど、お母さんが出てきて、やや恋愛も加わり、少しまた面白みが増してきた。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ「ビブリア古書堂」の5作目。当初からするとだいぶ発売がズレちゃったみたいね。 相変わらず本に関する謎解きは栞子さんには付いていけず、あれよあれよと解き明かされるのを読んでいくしかないけれど、手塚治虫のマンガが題材になったりで、確かに私が小学生の頃は貸本屋でマンガを借りて読んでいたよなぁと思い起こすのも悪くない。 この巻で最終回と何故だか思い込んでしまって読んでいて、色んな展開がそれらしくて、フムフムと納得していたところ、最後に不気味な予告編が出て来て、あれっ思ったら、あとがきによると折り返し地点を過ぎて終盤に入ったところということらしく、もう暫くのお付き合いということね。 最初の頃と比べると、本にまつわる謎解きよりも、もはや栞子と大輔、栞子と母を巡る話に比重が移っていて、どんな展開が待っていることやら楽しみ。
1投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログ5巻は栞子と大輔の恋愛話しかな?と思ったが、古書の難解な謎解きで栞子さんの洞察力に惹き付けられ、一気に読んでしまった。ラストは次巻に持ち越す問題が…続きが読みたいです。 漫画の古書も価値がある物があるんやなあ? このシリーズはほんま面白いわ~栞子のキャラもいいですね。
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長編から短編集に戻りましたが、一つひとつの話がちゃんとステップになっていて、しかも時系列トリックまで入って、ラストはしっかり終わって次への予告を残す、という色々入ってるのにさらっと読めて面白い良い本でした。
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログ面白くなってまいりました。父親の覚悟をあっさりと越えた大輔に拍手!短編ならではの構成の上手さでした。 それにしても、栞子さん巨乳……
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログビブリアももう5巻目、終わりが見え始めており、少々寂しい。主人公2人の関係がついに進展したり、母親のラスボス感がヤバかったりしつつも、古書を交えたストーリー構成が今回もとても楽しい。栞子さんの知識披露、毎回楽しみ。今回は、手塚治虫のクリエイターとしての姿勢と、コレクターとの気持ちの差というか、出す側と集める側の違いによって生まれた謎が良かったな。次巻、不穏な気配が濃厚だけど、楽しみ。母親は、結局は娘の味方だと思うし、最後の最後に助けて欲しいな…
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログ安定した面白さです。1巻に比べて面白いかというと、もう覚えてはいないのですが。 そういうのはさておいて栞子さん可愛いです。
0投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログ栞子さん第五弾。 前作の壮大なる謎解きから、日常の謎解きへ戻った感じです。 各章のテーマと読みやすさは、この位の感覚が丁度良いのではないでしょうか? が、やはり超人的な洞察力は少々行き過ぎな感じも(^_^;) そして、書き下ろしであの終わり方は・・・ズルいです!
0投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログ話としてはまとまっているし、どんどん終わりに、近づいているが謎を解いた後の落ちが弱く「えっそんだけ」と物足りない。
0投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラマがひどすぎて新刊が出ないのかと思っていました。前作から時間がたってしまい、改悪されたドラマもあり、なかなかこの世界観に戻ることができず、二度読みました。二度読んだ後には、また本来の世界観に戻れました。 大輔からの告白に返事のできない栞子。母親にあることを確かめてからと返事を先伸ばしにし、いつもの謎解きを終え、悪魔的な母の誘いも断り、交際を決意する。ハッピーエンドと思いきや、次作に繋がる不安の影が... 2018.11 再読 やはり、前巻から間をおかず読める再読は、世界観をひきずったまま読めるので楽しい。本をたくさん溜め込める部屋があるだけで羨ましい。それも箱根だなんて。 大輔くんの発想は栞子には新鮮な驚きなんだろうね
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログついに、二人の恋愛にも進展が??というところでいいですね~。このシリーズ。ドラマは実は一回も見なかった人ですが、原作ファンすぎで・・笑 この展開で気になる本もでてきたりして、「ブラックジャック」読んでみたくなりました。そして、このお話も終焉にむかっているのかな?というラスト。次巻が気になります。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ流石に5巻ともなると、話の展開自体には慣れが出てきてしまって、初巻を読んだときのような驚きや感動はない。 けれど古書ミステリーと、人間ドラマの両立が十二分に面白い。 最後は次巻を待望させる終わり方で…。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ面白かったー! さくさくと読めるのに軽い感じがなくとても良い。 次作が早く読みたいと心底思わせる終わりかた! 栞子さんのお母さんは、いったい何を気を付けろといったのか。 まだまだ続きそうで嬉しい限り。
1投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログビブリア古書堂シリーズ第5弾 栞子の母親、五浦くん、それぞれとの関係が一段落して、これから面白くなるという前哨戦。次回作が楽しみ。 寺山修司「われに五月を」がひとひねりあって面白かった。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ「物語だからこそ託せる思いもある」 「もしこの世界にあるものだけが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、私たちの人生はあまりに貧しすぎる」 いろいろな見方があるなあって。ビジネス本など仕事の役に立つ本しか読まないって言ってた人も、それ自体は仕事を通じて人生を豊かにするため。 物語や空想小説も、人生を豊かにするため。 本を通じて出会いがあって、思いの共有があって。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ鎌倉を舞台に来訪者の謎を解決するシリーズ 話が安定してキャラクターとストーリーのバランスがよくなってきたように感じる 次巻に期待が持てる
0投稿日: 2014.02.08
