Reader Store
ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~
ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~
三上延/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

614件)
4.0
138
259
141
4
1
  • log1984のアイコン
    log1984
    "powered by"booklog

    情景描写の上滑りはぐっと減り、更に読みやすくなく。ヒロインの母親を登場人物として便利に動かしすぎているのが少し気になるかな。参考文献がどんどん増えており、どんどん凝っていく様子がうかがえ、深みにはまってしまった感もある。

    0
    投稿日: 2025.07.02
  • 27のアイコン
    27
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    志田さん、奥さんに連絡しているといいな。 過去色々あり過ぎたけど奥さんの志田さんの探し方がいいですね。 不審に見えるけど古本屋さんやそこの常連さんの耳に入るような。 栞子さんが志田さんと智恵子さんが連絡取り合ってるのを知って泳がしていたのは薄ら寒いものを感じましたね。 澄夫さんの去り方良かったな。 登さんは待つことを選んで、大輔さんは一緒に行く事を選んだ。どっちも良い。

    0
    投稿日: 2025.05.25
  • YUYAのアイコン
    YUYA
    "powered by"booklog

    ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~ 著者:三上 延 --- **あらすじ** 驚異のミリオンセラー。日本で一番愛される文庫ミステリ、待望の第5巻。 静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは──今はただ待ってほしい、だった。 ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。 脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然──彼女は母を待っていたのか? すべての答えの出る時が迫っていた。 --- **感想** シリーズ第5巻となり、いよいよ物語が終盤へと向かう空気が色濃く漂ってきました。家族を捨てて出て行った母への複雑な思いを抱える栞子。そんな彼女が、母と自分の共通点を否応なく意識せざるを得ない姿には、読者としても胸を打たれます。 一方で、大輔の存在感がこれまで以上に際立ちます。影から見守り、静かに支える彼の健気さと誠実さが、ようやく栞子との関係に明確な変化をもたらす展開には、思わず心が温かくなりました。 特に今回は、古書を通して人と人の“繋がり”が強く描かれており、タイトルにもある「繋がりの時」というテーマが物語全体に丁寧に織り込まれています。 母親との対峙が一段落し、ようやく自分の過去と向き合った栞子。ここから2人の関係がどのように育まれていくのか、シリーズの結末に向けてますます目が離せません。

    19
    投稿日: 2025.05.25
  • lostmanliarのアイコン
    lostmanliar
    "powered by"booklog

    図書館にて借りる、第268弾。 (神戸市図書館にて借りる、第77弾。) シリーズ、第五弾。 まぁ、安定感はあるものの、手放しで面白いとは言えない。 しかし、物語が終盤に差し掛かり、楽しみでもある。 最後まで読むのは、間違いない。

    0
    投稿日: 2025.04.07
  • しゅんのアイコン
    しゅん
    "powered by"booklog

    ビブリア古書堂シリーズ5作目。 今回は子供の頃に読んでいたブラックジャックの話が特に興味深かった。 栞子と大輔の関係も予想通りではあるけど急激に進展していく。 相変わらず母親はミステリアスでどういった展開になっていくのか想像できない。 今後も続きが楽しみだ。

    24
    投稿日: 2025.03.17
  • nimenackのアイコン
    nimenack
    "powered by"booklog

    決着したストーリーと決着しなかったストーリーと新たに動き出したストーリー お母さんは純粋な悪というわけではないが…

    0
    投稿日: 2025.02.25
  • モジャモジャのアイコン
    モジャモジャ
    "powered by"booklog

    2話目のブラックジャック、小学生の頃良く読んでたけどいろいろなバージョンがあるなんて初めて知ってビックリ!それにしても栞子の母恐るべし、ちょっとした仕草、言動からその人の心を詠むことに丈、心の奥底まで知り尽くそうとする、絶対無理だわ。ずっと一緒にいたらそりゃあコミュニケーション苦手になるし、関わりたくなくなるなぁ。エピローグの五浦君の言葉が自然な感じで良かったー。次巻も楽しみ

    1
    投稿日: 2025.02.23
  • 午後のカッパのアイコン
    午後のカッパ
    "powered by"booklog

    2014年出版。シリーズ第5作。描写視点が、今まで殆ど五浦さんだったが、第5作ではたまに別人に切り替わる。数行読めば判断出来るが、時間を置いて読んだ時は少々戸惑う。必要有るのかな?…… 取り敢えず引き続き面白い。

    0
    投稿日: 2025.02.23
  • tkeirのアイコン
    tkeir
    "powered by"booklog

    ブラックジャックの話。これについては未収録とか発禁回について知っていたのでよりスムーズに話の内容が理解できた。古書以外の展開にも大きく動きがあって面白かった。

    0
    投稿日: 2025.02.18
  • みいちゃんのアイコン
    みいちゃん
    "powered by"booklog

    5巻も楽しく読ませて頂きました~! 栞子さんのお母さんがどうしても苦手というか、ザワザワしてしまう。 エピローグを読んで大輔さんの発言に泣きそうになりました……いい人……!

    0
    投稿日: 2025.01.25
  • 久能整のアイコン
    久能整
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

     ドラマ化、映画化もされたビブリオミステリーシリーズ5作目で、本作では『愛のゆくえ』『ブラック・ジャック』『われに五月を』といった文学やマンガが作中に出てきて、それらが発端となって生まれる謎や栞子さんと大輔くんの関係性の変化などこれまで紡いできた話がどのように変わっていくのか気になり読み終えた。1作目の田中がまた何かをしでかしそうなので、続きも読んでいこうと思った。

    1
    投稿日: 2025.01.19
  • little_kakaのアイコン
    little_kaka
    "powered by"booklog

    5巻読了 面白すぎてそして物語の行方が気になりすぎて1日で一気読みです 店内での二人の会話に毎回暖かい気持ちにさせてもらってます ほっこりしながら元気をもらう感じ 妹の文香ちゃんも可愛い 一つ答えが出てホッとしたのと、また新たな事件の始まりで増々続きが気になります

    1
    投稿日: 2024.12.22
  • まーちゃんのアイコン
    まーちゃん
    "powered by"booklog

    '24年12月17日、AmazonAudibleで、聴き終えました。シリーズ五作目。 相変わらず、面白かったです。が、しかし… 栞子のお母さんが、あまりにも気持ち悪い!僕には全く理解、共感ができない人物です。 まあ、フィクションなので…そういうキャラに描かれているだけ、なのですが┐⁠(⁠ ⁠˘⁠_⁠˘⁠)⁠┌ もう一人の悪役?の「晩年」野郎も…そこまで本に夢中になるか?犯罪を犯してまで…? まあでも、2人の恋の模様も好きだし…全巻制覇まであと少し、なので…頑張って次に進みます(⁠づ⁠。⁠◕⁠‿⁠‿⁠◕⁠。⁠)⁠づ

    13
    投稿日: 2024.12.17
  • しめのアイコン
    しめ
    "powered by"booklog

    2024.11.08 物語も少しずつ終盤に差し掛かっていて、どんどん面白くなってきている。 大輔の告白の返事がまるまる1冊かかって、焦ったさがありつつもこの2人の恋愛っぽくて良かった。 最後にはあの男からのメッセージが… 次の話も楽しみにしております。

    1
    投稿日: 2024.11.08
  • ティモのアイコン
    ティモ
    "powered by"booklog

    大輔の告白から返事をもらうまで1冊丸々かかりました(笑) 今回は手塚治虫についての話が印象的です。 やっと自分が知ってる本の話が出たからだとは思いますが… 同じ本でも収録されている話が違うのですねー知らなかった… いよいよ後半戦といったところでしょうか。 どうなるか楽しみです^_^

    1
    投稿日: 2024.11.05
  • コウのアイコン
    コウ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

     第5巻では手塚治虫の『ブラック・ジャック』について触れられる。それによると、手塚治虫にも人気が下降した時期があり、実際にアニメのプロダクションの倒産や連載が次々と打ち切られるというように、まともに漫画が書けなかった。そんな中、『ブラック・ジャック』を連載して、人気となった。その為、この作品がなければ、手塚治虫の評価は変わったかもしれないという。

    0
    投稿日: 2024.11.03
  • よーぜふのアイコン
    よーぜふ
    "powered by"booklog

    手塚治虫の仕事ぶりが衝撃的だった。今回は栞子と大輔の関係がメイン。篠川智恵子の洞察力は凄いけど少し人間離れしているというか、1人で全てを探求し解決する力は凄いけれど側で支えてくれる人が与えてくれる幸福感の偉大さを栞子には大切にしてもらいたいな。やっと進んだ2人が今後上手く進む事に期待大◎芯が座った大輔かっこいい。6へ

    0
    投稿日: 2024.07.05
  • santaのアイコン
    santa
    "powered by"booklog

    前作より面白かった!栞子さんの謎解き、母とのやり取り、大輔さんとの恋の行方がバランス良く構成されていて楽しめた。それもこれも、自分自身の古書の知識が浅いから、あまりマニアックな古書の内容が長いと飽きてしまうからなのだが…。続編も楽しみ!

    36
    投稿日: 2024.06.04
  • ✾ふぅ✾のアイコン
    ✾ふぅ✾
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    栞子のパパは遠くへ行く栞子のママをずっと待ち続ける選択をした。対して大輔は栞子がどこかに行くなら着いていくのが当たり前と考えてる。 この違いがたぶん大きいんだろうな〜。 とにかく大輔と栞子が付き合うことになったー!でも、反面最初の事件の犯人がまた栞子に近づいてきて…今後どうなるのか気になる。

    1
    投稿日: 2024.05.24
  • につのアイコン
    につ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 志田が告白してから何ヶ月も待ちぼうけを喰らって、結局OK!良かった。 ただ最後になって、出所した田中がまたしつこく現れたのには、、、嫌な予感。 あらすじ 本を大量に売って、また買い戻す女性が旦那探しのためにやっていたことで、実は常連の志田の奧さんだった話。栞子の親友のリュウから友達のお父さんの無くなったブラックジャックを探して欲しいという話。 最後は、母親から投げかけられた寺山修司の古書を巡る謎解きの話。栞子は謎を解き、母親に父親と結婚した理由を尋ねる。

    8
    投稿日: 2024.05.07
  • 音あんのアイコン
    音あん
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    栞子は母からの課題を解決した。その謎も母が作り出していた。栞子は五浦さんとの結婚について抱えている悩みを解決すべく母に会いに行った。母のようにどこかに消えてしまうんではないかと心配していたが五浦から思わな返答で栞子は吹っ切れた。 展開がやっと進んで次回にも期待

    52
    投稿日: 2024.04.25
  • そらくものアイコン
    そらくも
    "powered by"booklog

    表現が優しく読みやすく、古書に関する知識の深さで読み耽りやすい本です。本を間に人々の繋がりや関わりが深まったりするところがほっこりします。イッキに読了しました。

    8
    投稿日: 2024.04.22
  • レモンのアイコン
    レモン
    "powered by"booklog

     よくもまぁこんな話を思いつくものだ、と毎話驚かされる。元々古書の知識が豊富なのか、参考本を買い漁るうちに思いつくのか。いずれにせよ元々古書好きの作者なのだろう。この第5巻では『ブラック・ジャック』で栞子さんが、私が小説を読む理由を代弁してくれているので、シリーズ中でも特に愛着がある。現実を実り多いものにするために。これからもたくさんの素敵な本と出会いたい。  詩は自ら手に取って読もうとしてこなかったが、このように紹介されていると心に染み入るものがある。詩集も今度トライしてみようかな。

    1
    投稿日: 2024.02.13
  • ひろきーのアイコン
    ひろきー
    "powered by"booklog

    前巻で、大輔はついに告白をしていた。 それに対して栞子は返事をあぐねいている。 母親である、智恵子が関係しているようだ。 そんな中で、文芸誌を売っては買い戻すという女性が居たり、 漫画がなくなってしまい探してほしいなど、本にまつわる謎が舞い込んでくる。 その陰には・・・。 栞子の母親である智恵子の行動が未だに謎というか、 少しだけ解っては来るものの、もう少しってところなのでしょう。 今読んでいるということは何巻で第1シーズンが終わるかを 知っていはいますが、さすがに内容まではわからないし そもそも、巻末のあとがきで、作者が進行度合いを書いているので、 ある程度知った上で読者は読でいるのでしょう。 今作の寺山修司を取り上げた話は、メインどころの話になると思いますが、 感受性豊か?な自分としては思わず涙がポロリしてしまいました。

    0
    投稿日: 2024.01.30
  • pontakun2010のアイコン
    pontakun2010
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    なんかすっきりしないんだよな。 プロローグでは、5月31日、5月末日に大輔の告白に返事をする展開になっているのに、 エピローグでは、5月が5日ほど残っている日、門野家を出て、栞子さんが母と会ったその日に返事をする展開になっている。 そのため、自分にとって望んていた展開なったのに、そのズレが気になって、素直に内容が入って来ない。 栞子さん以上の能力で人の心を読む栞子さんの母に恐怖心や嫌悪感を持ってしまったけれど、知識以外を捨ててしまう旅に無理強いして連れて行かなかった事だけには、好感が持てた。栞子さん自身も、自分の意思を母に伝えられた事は良かった。 エピローグの最後には、田中敏雄からの手紙が届き、6巻の展開が不安でならない。

    0
    投稿日: 2024.01.25
  • 万年筆好きムギムギのアイコン
    万年筆好きムギムギ
    "powered by"booklog

    ここまで長かった(笑) やっと、大輔と栞子の恋が進展します。 今回も古書にまつわる謎は面白く、また栞子が鮮やかに謎を解いていきます。 最後の1ページを読むと、続編がすぐ読みたくなります(笑)

    1
    投稿日: 2023.10.31
  • こっふのアイコン
    こっふ
    "powered by"booklog

    母と同じようになってしまうことを恐れている、その気持ちがよく分からない。付き合うだけなら2人だから別に離れてもいいのでは?と思ったが、結婚を前提にというくらいだから子供を産むことは確定として考えているんだろうか。 人の気持ちが本を読んだだけで満足してしまうとは到底思えない。もしそうなら、肉体を持って生きていること自体が否定されることになるんじゃないのか、と感じでゾッとした。そうか、志田さんや登場人物たちが智恵子さんに感じていた恐ろしさは、これか。

    0
    投稿日: 2023.10.16
  • オミのアイコン
    オミ
    "powered by"booklog

    今巻の第2話では私の好きなマンガ「ブラックジャック」が題材にされていたので、嬉しかったです。 1人の作者を深く深く取材されている作者さんの途方もない努力にいつも驚かされます。 今巻のラスト2ページで、次の巻への期待が高まりました。

    6
    投稿日: 2023.07.12
  • ただよしのアイコン
    ただよし
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラックジャック、文庫持ってたけど発売時期によって収録作品が違ったり手直ししてるとは知らなかった。 母と同じ道をたどるかもしれないと不安だった栞子さんに、じゃあついていきますって言い切った大輔、よき! 自分ではこうと決めて悩んでしまっていたことも、他の人から見れば他愛ないことで意外に糸口が見つかることもあるのだよね。

    3
    投稿日: 2023.06.23
  • mnmieleのアイコン
    mnmiele
    "powered by"booklog

    ブラックジャックにも色々な話があり、随分昔に読んだことがある程度だった為、また読み返してみたくなりました。 既読の作品は読み返したくなり、未読の作品はどれも触れてみたくなる、この世界観の深みにハマってしまった...。

    1
    投稿日: 2023.05.22
  • WOOOのアイコン
    WOOO
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回はついに五浦と栞子の関係が進んだこともあり、読んでいて楽しかった。また、今回の登場人物の澄夫が今までにない個性の人であり、それもまた読んでいて感情が動かされる人で面白かった。さらに、最後に田中敏雄がまた出てきたので今後どうなるのか目が離せなくなる展開で良かった。

    0
    投稿日: 2023.03.26
  • 栞子さんと大輔さんのこれからは、どうなるのかな

    第1話に読み終わったかどうかを背表紙に印をつける人の話が出てくるけど、そんな人、ホントにいるのかな。何十冊もまとめ買いしない限り読んだかどうか憶えてると思うのだけど。マニアの人だから、今しか買えないと思われる本が多くて、まとめ買いしてしまうのかな。そんな事を思った。第2話のブラックジャックは、よく読んだので、いつもより親近感がわきました。第3話は、栞子さんの母親がまた登場しましたね。栞子さんと大輔さんは、これからどうなるのかな。

    0
    投稿日: 2023.01.29
  • ちとせのアイコン
    ちとせ
    "powered by"booklog

    #読了 古書にまつわる謎解きは相変わらず面白いし、どんどん昔の本にも興味がでてきてしまってどうしよう。栞子さんではないけれど、いろいろな本を読んでみたいっていう欲求が刺激されるシリーズだよね。 ついに栞子さんに告白したのに、長いこと答えをもらない大輔。栞子さんの態度から絶対大丈夫!と読者は確信を持てそうだけど、複雑な家庭環境の栞子さんの悩みもわからんでもない。それでも、けろりとあんなことが言える大輔のおおらかさがバランスよくてとっても安心する。

    0
    投稿日: 2023.01.06
  • ヤエのアイコン
    ヤエ
    "powered by"booklog

    栞子さんシリーズ5作目 各話の推理要素はさておき、何はともあれ大輔と栞子さんの恋愛事情に大きな進展が... この二人の恋愛模様はお互いに嫌味が無くて見ていて気持ちいい そして肝心の推理パートだが、どれも驚愕とまでは行かなくとも緻密に話が展開されていき伏線も回収されていく 何より栞子さんのトリビア的お話が楽しい そしてラストで一気に不穏な空気が...

    0
    投稿日: 2022.11.28
  • 9999modaのアイコン
    9999moda
    "powered by"booklog

    断章Ⅰがしんみりくる、というところに、自身の年齢を感じそうになりましたが、"自分の越し方をかへりみて、か" の気持ちとか。

    0
    投稿日: 2022.10.29
  • くっすんのアイコン
    くっすん
    "powered by"booklog

    ブラックジャックについての話は特におもしろかった。今まであまり本に興味を持ってこなかった僕でもブラックジャックというマンガの存在や手塚治虫の存在は知っていたけど、この本を読んでブラックジャックや手塚治虫に関するマニアックな知識も知ることができた。 ビブリアを読むことでビブリア以外の本や作家についても知ることができるというのも、この本の魅力だと思う。

    0
    投稿日: 2022.09.14
  • みちょはちゃのアイコン
    みちょはちゃ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~ 三上延 ꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱ ★「彷書月刊」(弘隆社・彷徨舎) お客さんにちょっと深入りし過ぎでは?と思ったんだけど。この本自体は興味は無いのだけど、このお話は面白かった。しかもオチは探していた夫が志田さんだった。 ★手塚治虫「ブラック・ジャック」(秋田書店) ブラック・ジャックは読んだことあるけど、1部の単行本でしか知らないなら、全然知らないんだなぁと思った。「作り話だからこそ託せる思いもある。現実を実り多いものにするために、物語を読む」が心に響いた。雑誌のペンパル募集が、私もやってたのですごく懐かしかった。 ★小沼丹「黒いハンカチ」(創元推理文庫) 断章としてチラッと出てきた本だけど、栞子さんが好きな本らしい。女性の教師が探偵役の推理小説なんて、絶対面白そう。 ★寺山修司「われに五月を」(作品社) 何だか、第一印象が良くない人は、実は結構良い人っていうパターンが多いので、結末安心した。作者直筆のものを消して絵を書いた、それが6歳くらいの子供がやったのを責める方もどうかしてると思う。家出はしなくていいけど寺山修司のエッセイや暖かいような切ない詩ももっと読んでみたい。 ★木津豊太郎「詩集 普通の鶏」(書肆季節社) 母と同じように自分も家族を捨てて旅に出てしまうのではないかという恐れ。でも結局は母と父は栞子さんと大輔さんとは違うのだし、一つ一つの選択が違えば未来も違うんだけど。同じ事を考えてても実行するかどうか。 ★リチャード・ブローティガン 「愛のゆくえ」(新潮文庫) 「大輔さん」が「大輔くん」に変わってる。「一緒に行けばいい」って言う大輔カッコよすぎ。 2022/07/25 読了(図書館)

    0
    投稿日: 2022.07.25
  • フリージアのアイコン
    フリージア
    "powered by"booklog

    母と似ていると実感している栞子さんの恐れていること。それに対していとも簡単に答えを出した大輔。古書にまつわる謎解きは栞子さんにはかなわないが、このときにはやるなと思わせてくれた。 まだまだこれから先どうなるのか楽しみ。

    1
    投稿日: 2022.07.11
  • 瀬山ぶるーりぃふのアイコン
    瀬山ぶるーりぃふ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    寺山修司!名前しか知らなかったが、親近感が湧いた。当方と同じ五月生まれ。五月の詩。 貴重な初版本を千円で本当に好きな人の元へと渡す。褒められないかもしれないが、こういう人が自分は好きだ。

    0
    投稿日: 2022.07.08
  • だものアイコン
    だも
    "powered by"booklog

    インプットするだけじゃなく、アウトプットもしたい栞子さんに共感。 お母さんみたいな生き方も否定はできないけど、近づいては欲しくない。 関係ないところにいて欲しい。 前巻では大輔が、今回は栞子が頑張った。

    0
    投稿日: 2022.07.06
  • はるたろうのアイコン
    はるたろう
    "powered by"booklog

    2022/05/25読了 #三上延作品 古書にまつわる日常の謎解き。 家族を捨てた母との再会。 五浦の告白を受けるも 自分も母と同じように古書に惹かれ 消えてしまうことを恐れ答えに悩む栞子さん。 もしこの世界にあるものが現実だけだったら、 物語というものが存在しなかったら、 わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる・・・ 現実を実り多いものにするために、 わたしたちは物語を読むんです。 本しか興味のなかった栞子さんに 五浦さんが良い変化を与えているように見える。

    18
    投稿日: 2022.05.25
  • m.cafeのアイコン
    m.cafe
    "powered by"booklog

    ついに栞子さんに告白してしまった大輔だが、返事を聞かせてもらえないまま2ヶ月近く経っている。何か理由がありそうです。 本についての雑誌「彷書月刊」をまとめて売りに来る、落ち着いた感じの白髪の女性。この謎めいたお客さんは、この物語に登場している、意外な人物とつながりがありました。 ここにやって来るお客さんの誰もが人に言えない事情を持っていて、人間関係が入り組んでいて、読み進めるたびにどんどん面白くなってきます。 栞子さんの同級生で、「滝野ブックス」の滝野蓮杖の妹リュウがビブリア古書堂にやってきます。 探してほしいと依頼された本は、手塚治虫の『ブラックジャック』。 昭和50年代に発売された少年チャンピオンコミックスは、私にとってまだまだ記憶に新しく、そんなに昔には思えないのに、30年ほど前のものが古書として取り上げられているということに、驚きと焦りのようなものを感じます。 知らないうちに、時間は容赦なく過ぎ去っていくのですね。 自分が一生のうちに読める本なんて、ほんの一握りかもしれない。 母智恵子と再会を果たした栞子さん。 たとえ10年前に家族を残して、家を出ていったとしても、母であることには変わりがないはず。 どんなことがあろうと、栞子さんと大輔くんには幸せになってほしいです。

    29
    投稿日: 2022.05.22
  • yoichiokayamaのアイコン
    yoichiokayama
    "powered by"booklog

    大輔の告白に栞子の答えは、今はただ待ってほしい、でした。 そんな二人を結びつけたのは、やはり古書。 手塚治虫の『ブラックジャック』、寺山修司の『われに五月を』などを巡る話。 そこへ現れたのは、栞子の母。 彼女は母を待っていたのか。 母と娘の邂逅は? とにかく楽しめます。

    0
    投稿日: 2022.05.09
  • 白いヤギと黒いヤギのアイコン
    白いヤギと黒いヤギ
    "powered by"booklog

    第五巻では、手塚治虫「ブラック•ジャック」が出て来ます。自分事ですが、第五巻にしてついにトリックがトリックにならないという事態になってしまいました。何故かと言うと、ブラック•ジャックを連載と同時に読んだ手塚治虫マニアとしては、チャンピオンコミックスが発売されるとすぐに買っていたからです。うちの息子曰く「我が家に稀覯本があったとは思わなかった」…だ、そうです。マンガも初版をとっておくもんですね。

    5
    投稿日: 2022.05.01
  • hazel8483のアイコン
    hazel8483
    "powered by"booklog

    雑誌『彷書月刊』を大量に持ち込んでは しばらくすると買い戻しにくるという 妙な客が鎌倉の古書店をまわっているらしい。 古書店仲間の滝野から聞いた大輔は 自分の店に戻るなり 店長の栞子にその話を伝えた。 そのとき、まさにその客が来店して…。 (『彷書月刊』) 滝野の妹で栞子の友人でもあるリュウの依頼で 知人の亡き父親の書斎から 手塚治虫の漫画が抜き取られた事件を相談された2人。 犯人は身内だとわかっているのだが その理由がわからない。 (『ブラック・ジャック』) その他、ブローディガンや寺山修司の 作品をモチーフに綴られる古書をめぐるミステリ。 えっ、物語の中では まだ半年くらいしか時間経過してないんかい! ぜんぜん、そんな気がしないのは何故(笑) 今回は、せどり屋の志田さんの 過去がわかってみたり 栞子さんが母親と少し向き合ってみたり。 『ブラック・ジャック』のネタの回… その漫画の内容自体はちっとも覚えてないけど さまざまな装丁があるってところは だいたい想像できる自分のオタっぷりに苦笑。 私が読んだ記憶があるのは 秋田書店のフツ〜のコミックス版でした。

    1
    投稿日: 2022.04.04
  • omuのアイコン
    omu
    "powered by"booklog

    ついに付き合った〜⸜❤︎⸝‍長かった笑 でもこの2人ならそんじょそこらの出来合いのカップルみたいに「恋している自分」を楽しむだけってことはしないだろうから、色々安心してほんわかした気持ちで見てられる(*´▽`)ノノ ブラックジャックの回、特に版とか単行本・文庫本とか出版社の違いとか色々出てきてめっちゃ混乱した…(;・∀・)斜め読みしてしまった。少し読んだことあるけど絵が好きになれないから無理だ〜 滝野リュウみたいなかっこいい女性になりたい。スーツ着てカフェ(描写的にスタバ?)でコーヒー飲みながら本読んで…って理想像!! 田中敏夫、反省してる雰囲気の描写あったけど最後に出てきたか…。でも他の誰か関わってる気がするんだけど( ´-` ).。o()

    1
    投稿日: 2022.02.07
  • りのアイコン
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ5作目。 今回も栞子の母・智恵子が近くでうろちょろしていて笑、ちょっと不穏な感じ。 だいぶジリジリさせられたけど、ようやく栞子と大輔が付き合うことになったもよう。 田中敏雄保釈でまた一悶着ありそうで怖い。

    5
    投稿日: 2021.11.15
  • さとうのアイコン
    さとう
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく2人おめでとう、、、大輔よく頑張ったと声を掛けたい、、、。第一印象はあくまで第一でしかないなと気付かされるお話が多かったです。栞子さんのお母さんである智恵子さんの不気味な空気や不信感は未だ拭いきれないけど、栞子さんを海に誘うシーンでは純粋な母親としての娘を想う気持ちが滲み出ていて良かったです。そして最後!!!一難去ってまた一難だなあ、、、。

    0
    投稿日: 2021.10.25
  • 読生のアイコン
    読生
    "powered by"booklog

    本人に尋ねるのが一番早いのですけどね、それができないから情報を集めて探ることになる。 それをすべて表してしまう、本、蔵書、読書というものは、やっぱりある意味恐ろしいもので。 図書館がなんであんなに読書の秘密を守ろうとするのかも分かろうというもの。 でも、本人と話せるうちに話しておくのは大事ですね。 話してしまえばあっという間に解決しちゃうこともあるというのに。 人と人が触れ合えば、ひとりでは思いもかけなかった発想も出てくるものね。

    0
    投稿日: 2021.09.18
  • BlueOceanのアイコン
    BlueOcean
    "powered by"booklog

    栞子さんのお母さんのキャラが謎めいていて魅力的。この人の存在でこのシリーズの奥行きが深くなっている。栞子さんと大輔さんの関係に進展あり。

    1
    投稿日: 2021.08.09
  • 泰河のアイコン
    泰河
    "powered by"booklog

    1冊ずつ何かしらが進展しますね。やっと知ってる作品「ブラック・ジャック」が出てきた!でも、原作はあまり読んだことがなかったり。読みたい作品がまた増えた。

    0
    投稿日: 2021.04.08
  • ほたてのアイコン
    ほたて
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    遂に!遂に!! 栞子さんと大輔くんが付き合うことになった! 栞子さんの付き合うことへの不安は、端から見たら親とは違うからそんなに思わなくても、と思ったけど、びっくりするくらいお母さんとそっくりだとやっぱり不安になっちゃうのかな? 自分も母親のようにいなくなるかもって言った栞子さんに「ついていく」って言ってくれる大輔くんなら大丈夫だなあって思えたんだろなあ。 ひと段落かと思ったら、あの田中俊雄がまた出てきそうだしまだまだ一波乱ありそう。

    1
    投稿日: 2021.04.08
  • ねむりねこのアイコン
    ねむりねこ
    "powered by"booklog

    巻数を重ねるにつれて栞子さんの母親、篠川智恵子の存在が色濃くなってきたように思う。 毎度のことだが本の情報量には驚く。 ブラック・ジャックの話では特に多くの種類の本が登場した。 栞子さんは母親の手をとらず、大輔を選んだが、1巻の登場人物である田中敏雄の名がまた出てきた。 次巻が楽しみだ。 印象に残ったセリフ 「-でも、誰かが逃げ出した後には、取り残される人間もいます・・・そういう人間にも、抱えている思いがあります」

    0
    投稿日: 2021.03.11
  • o.c.beats aka K.YOKOYAMAのアイコン
    o.c.beats aka K.YOKOYAMA
    "powered by"booklog

    シリーズ5作目。 今回は本編とサイドストーリーが連なっての短編物語。 古書を通じて知る様々な人間模様。 そして栞子さん自身の恋愛。母親との関係。 そしてラストで…。 今回も読みやすく。惹きこまれて読みました。 最後に気になる展開。 次のシリーズはいつも以上に楽しみです。

    10
    投稿日: 2021.02.14
  • mow168のアイコン
    mow168
    "powered by"booklog

    エログロなしで、安心して子供にも薦められる。かと言って子ども向けということもなく、古書の奥深い世界を楽しめる。好きなシリーズ。 何気なく読んでいた手塚治虫全集。そんなに色々あったとは全く知らなかった。ブラックジャックの巻を確認してみよう。 ちょっと巻を飛ばして読んでしまったので、もう一度戻って読もう。栞子さんの家族の事など過去が次第に解き明かされるのでそちらも気になる。

    1
    投稿日: 2021.01.29
  • cidenonのアイコン
    cidenon
    "powered by"booklog

    5巻では、各短編につき少しずつ、主人公以外の視点の物語が描かれている。それぞれの登場人物の内面が明らかにされる。 私が気に入ったのは第二話『ブラック・ジャック』だ。 小学生のころに読んだ漫画には、複数のパターンや読んだことのないストーリーがあるらしい。 これは興味をそそられる。 真壁家にはブラック・ジャックの同じ巻が重複してあったが、そういえば私も単行本と文庫で同じ本を持っていたり、版が違う同じ本を持っていたりする。 解説が面白かったり、表紙が異なっていたり、古書のヤケが気に入ったりして買う。 同じ本を買うことのある人は多いだろうか?

    0
    投稿日: 2020.10.07
  • ゆづのアイコン
    ゆづ
    "powered by"booklog

    まさしく、繋がりの時が訪れたと感じる巻だった。 前巻で進んだ栞子さんと五浦くんの繋がり、栞子さんと母親の繋がり、そして過去に囚われたままの栞子さんの心と今の栞子さんの気持ちの繋がり…。物語のクライマックスの序章が始まっただと感じた。 何より、一巻から登場している志田の半裁は感動した。待っていてくれた人の思いが志田に繋がり、志田も過去に囚われた自分と今の自分が繋がった話だと思った。 そして、今回も取り扱った古書にどれも心惹かれた。手塚治虫全集h取り急ぎ購入して読み耽りたいと思う。

    0
    投稿日: 2020.08.16
  • もっふもふのアイコン
    もっふもふ
    "powered by"booklog

    【再読】前にも書いたけど、ビブリアのプロローグとエピローグ、やっぱり好きだなぁ。古書にはその人の物語だけじゃなく、願いものせられているんだと思えるお話だった。

    2
    投稿日: 2020.08.11
  • tetsuya44のアイコン
    tetsuya44
    "powered by"booklog

    新シリーズを本屋で見かけたので、最初のシリーズを最後まで読んでみることに。今回は五浦青年の告白に悩む栞子さん、依頼の影にちらつく母の智恵子さん、という展開で短編3話。作者の後書きにもあるように、いよいよ物語は佳境に。どんなラストになるのか楽しみ。 五浦青年がいるから、栞子さんは依頼を引き受けるらしい。その真意がどこにあるのか、まだ明らかにならない。そして栞子さんを守りたい、助けたい、側にいたいと思う五浦青年。いいコンビ。 手塚治虫は、完璧主義というか、再出版される作品に手を入れたり、時にはストーリーを変更したり、順序やストーリーを入れ替えたりしていたという。しかも、複数の連載を同時進行、まさに漫画を描くことに全てを捧げていた感じ。

    3
    投稿日: 2020.07.28
  • わかなのアイコン
    わかな
    "powered by"booklog

    智恵子さんが絡んできてから不穏な空気が続くなあ〜 大輔と栞子がうまくいったのはよかった!!! プロローグは智恵子さんとお父さんの話だったんだと断章で気付く。プロローグとエピローグで智恵子さんと栞子の告白の返事のシーンを書くとは!とても粋で好き!

    0
    投稿日: 2020.07.12
  • vellstarのアイコン
    vellstar
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    久々にベタな叙述トリックにやられた! エピローグで「?? 」となり、 プロローグにもどって「??」となり、 最終章を読み返して「!?」となり、 もう一度プロローグに戻って「!!」となりました。 構成がうまいですねえ。 まあそれはともかく、相変わらずの蘊蓄量。そして大輔のあっけらかんとした一途さ。栞子さんの心にに立ち込める暗雲を吹き飛ばした一言は爽快ですらありました。奥手な二人に幸あれ。 そしてブラックジャックが読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2020.05.10
  • oyumyのアイコン
    oyumy
    "powered by"booklog

    最終巻に向けての復習。 大好きなブラックジャックが登場して嬉しい。 「一巻」でもそんなに収録作品が違うなんて知らなかった。 マニアにとっては、集めるの大変だろうけど集めがいもありそう。 栞子さんが悩みを打ち明けた時の五浦くんの答えが最高。

    0
    投稿日: 2020.03.05
  • まことのアイコン
    まこと
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    第四巻のレビューにも書きましたが、この『ビブリア堂古書堂』のシリーズは思いつきで話をつなげていった訳ではなく、おそらく全体のプロットを書いてから順番に書かれたストーリーだと思いました。 『ブラック・ジャック』は私も子供の頃、弟が持っていたのを借りて読みましたが、同じ第四巻に色々なバージョンがあって全部で五冊所有している家があるなんて、マニアというのは凄いと思いました。 他の作品では『黒いハンカチ』は積読です。 リチャード・ブローティガンは興味をひかれました。 この先のストーリーは栞子さんを襲った犯人と、母の智恵子が何を考えていてどういう結末になるのかが、そろそろ気になってきました。 以下、ネタバレですので、これから読まれる方は気を付けてください。 プロローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫) 大輔がした告白の返事を五月中にはっきりさせると栞子さんは言っていました。そして今日が五月最後の日でした。 第一話 『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎) 大輔は滝野ブックスの息子の滝野連杖から妙な話を聞きます。 『ホウショゲッカン』という1985年創刊から2010年まで25年続いた雑誌のバックナンバーを売りに来る客が古書店の間で噂になっているというのです。案の定、ビブリア古書堂にもその65歳の宮内多美子という東京都大田区に住む女性が『彷書月刊』を売りに来ます。栞子は『彷書月刊』についた印と新田という字を見て、なぜ多美子が売買を繰り返しているのか謎を解き明かします。 断章Ⅰ 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫) 志田の住居である河原に栞子がやってきて、志田に関するとある秘密を解き明かします。 そして栞子は自分の方も「母の智恵子にわたしも会いたがっていると伝えてほしい」と頼みますが、志田は断ります。 第二話 手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店) 五月末まであと三週間のある日、栞子さんの同級生だった滝野連杖の妹の滝野リュウが部活の後輩だったという大学二年の真壁菜名子を連れてきます。 菜名子は高一の弟で不登校になった弟の慎也が父の大切にしていた『ブラック・ジャック』の何冊かを盗んだのを探してほしいと言います。 栞子は菜名子の父の亮太が持っていた『ブラック・ジャック』の4巻は全部で五冊あり、そのうちの三冊がなくなったのを言い当てます。慎也に白状させると、そのうちの一冊を父の亮太が母が危篤で容態が危ない時に病院へ行く道すがら古本屋に立ち寄って買ったのが気に入らなかったと打ち明けますが、栞子は見事に亮太のその日の行動の謎を解き明かし、説明します。 断章Ⅱ 小沼丹『黒いハンカチ』(創元推理文庫) リュウと智恵子は何度かチェーン店のカフェで会っていました。 その店で、栞子はリュウに「母にわたしが会いたがっていると連絡をとって欲しい」と頼みますが、リュウは「もし会いたければ本についての問題を解いてみなさい」と智恵子からの伝言を言い、栞子は「どんな問題でも解く」と答えます。 第三話 寺山修司『われに五月を』(作品社) 一昨年、栞子が店に万引きした本を持ち込んだので出入りを禁じた門野澄夫が智恵子の紹介だと言って頼みごとをしに来ます。 寺山修司の初版本の『われに五月を』を亡くなった上の兄から譲ってもらったのに持ちかえろうとしたら他の親族に止められたというのです。 栞子の推理で澄夫は嘘の遺言は言っていなかったことが証明されます。 最後に澄夫が寺山からの引用で「誤解でしあわせになれるなら、誤解で満足できるなら、僕は誤解を愛する」と言いながら、誤解を解こうとせずに皆の元から去っていくのが印象的でした。 そしてまた、最後に栞子は智恵子と対面します。 断章Ⅲ 木津豊太郎『詩集 普通の鶏』 栞子は母に大輔と付き合うことを報告した後「お父さんのことを知りたい」と母にたずねます。 智恵子は「ある日、突然、自分が姿を消す予感があった。結婚する必要はなかった。寂しく悲しい思いをさせただけだった。ここに残るのなら気を付けなさい」と言い残します。 エピローグ リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫) 「大輔くんが…好き」という栞子さんがとてもキュートで可愛かったです。 最後はいい雰囲気の二人のところへ、栞子さんから『晩年』を奪い取ろうとした田中敏夫からの脅迫状が投げ込まれて…。 6巻へ続く。

    34
    投稿日: 2020.02.17
  • matoのアイコン
    mato
    "powered by"booklog

    読み終えた後、冒頭で騙されていたことに気づきました。 大輔と栞子さんの恋の行方が気になるこの巻は、これまでのようにすべてがスッキリと解決する話とはちょっと違う印象です。 謎が解けたあとも人と人の関係は終わらない。 知っている人の印象がほんの少し変わるストーリーも入っています。 ラストは展開がある程度わかっていたけれど、それでも大輔のセリフはグッときました。 前回の江戸川乱歩の話の顛末もきになるんですけど…それは明らかになるのでしょうか

    3
    投稿日: 2020.02.12
  • no_identifyのアイコン
    no_identify
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ、ここまでは前振りだったのかもしれないなというのが最後のオチかもしれない。田中と母親がつながる可能性もあるだろうしなぁ。それにしてもみんながみんな母親とつながるなぁ(笑)。もしかしたら五浦とだってつながったり。 物語の進展に伴って、というか、巻が進むにつれて、プロローグや断章、モノローグといった形で伏線が張られるなど、物語としてしての構成にもいろんな見せ方がでてきて、飽きずに読める。 ただ母親はスーパーマン過ぎて、どこかリアリティがなく。リアリティは必ずしも必要なものではないと思うし、この作品は世界観としてはどこか淡雪のそうな感じだし、そういう意味では逆にちょうど良いのかも知れないけど、なんかちょっとこう意味のなさが欲しいかも知れない。もしかしたら最後の方でちょろっとそういう味付けがされるのかもしれないのだけども。

    4
    投稿日: 2020.02.09
  • kansasのアイコン
    kansas
    "powered by"booklog

    「ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~」 お久しぶりです。 第4巻を読了してから随分経ってしまった。なんと読んだのは2013年。経ち過ぎだろっ!前巻は江戸川乱歩を扱っていて、ざっと書評を見て物語を思い出せたくらいだから面白かったはず。であれば次を読む流れなのに、どうして手が止まってしまったのか。色恋沙汰展開に嫌気が差したのかな? それから約6年ぶりのビブリアシリーズ(シリーズものでこのスパンは最高記録なはずだ)。良い感じのところまで読んだ故の完結まで読もう!と言う思いと「もういいか」&「手を止まらせた何か」の競り合いの末に、遂に手に取った。実は、図書館でちらちら目に入っていたので、それはCMの刷り込み効果みたいなもんで、あれ?ビブリアこれ読んだっけ?→読んだはず?→読んで無いな?→気になるな→読むかになったと言うのもある(今振り返れば)。 前置きが長くなったが、本作である。無骨な青年五浦の栞子への告白。その答えは今は待って欲しい、で止まっていた前作から動き出す。ぎこちない時間が過ぎる中、どきどきしながら待つ五浦に対して、栞子には彼女なりの考えがあった。この考え(と言うか悩み)には、母から受け継がれた本から人の心の奥まで読んでしまう力と本への飽くなき探究心、が深く関わっており、それに悩む栞子には等身大の女性らしさを感じた。しかし、かなり前から恋の火はついていたとは。それは意外だった。五浦と栞子の関係には一旦回答が出るのは読んでからのお楽しみに。 また、そこに繋がるまでの母からの挑戦状的な依頼も特徴だ。今までの智恵子からすると、今回も栞子をパートナーにする為の試験のようなものではないか?と推測したのだが、母らしい別の意味もあったようだ。ただし、まだ裏があるかもしれないが。 最後には、因縁のあいつが登場する。物語は終盤へ。

    2
    投稿日: 2019.08.21
  • kyokoのアイコン
    kyoko
    "powered by"booklog

    入眠剤として読んでいる本。適度に面白く、続きが気になりすぎることもなく、ちょうどいい入眠剤。 ブラックジャックに色々バージョンがあることは全く知らなかった。本にまつわる雑学は興味深く面白い。

    0
    投稿日: 2019.06.22
  • 夢追人009のアイコン
    夢追人009
    "powered by"booklog

    遂に覚悟を決めて告白した五浦大輔の熱い想いは果たして栞子さんに届くのか?ビブリア古書堂の運命の5月が描かれる人気古書ミステリーの5冊目です。まあ何はともあれ五浦君は古書店で働く事で随分と有意義な人生勉強ができていると思いますし恋愛についても半端ない自制心と忍耐心を養えましたよね。32、3頁の黒っぽい白っぽい本屋ではないけどいい加減に白黒はっきりして欲しい!と言いたくもなりますね。最後は嬉し恥ずかし甘酸っぱい感激のラブシーンが読めそうだったのにああ!最悪のお邪魔虫野郎!大輔よ愛する人を全身全霊で守るのだぞ! 今回も終盤に姿を現わした母・智恵子はやっぱり前作の幻の原稿の真相を語ってはくれませんでしたね。思わせぶりな言い方は案外逆のパターンが多く結局は何にもないのだろうと私は思いますね。ああ、それにしても智恵子の嫌らしい性格が栞子さんに絶対に受け継がれて欲しくないですよね。5月末ギリギリを避けて返事を少しでも前倒ししたのは栞子さんの再び歴史を繰り返したくない強い意志の表れだと思いますし、栞子さんにはビブリア古書堂に骨を埋める覚悟で生涯に渡って店を離れずに大輔と二人で(妹の文香も一緒に)人生を全うして欲しいですね。

    2
    投稿日: 2019.06.17
  • masamzoのアイコン
    masamzo
    "powered by"booklog

    ブラックジャック、寺山修司の話が面白かった。寺山修司は、また読んでみたくなった。 ついに、五浦と栞子さんの恋の行方も急展開。その意味でも、目が離せなくなった

    2
    投稿日: 2019.06.14
  • herbteaのアイコン
    herbtea
    "powered by"booklog

    栞子が気にしている部分が全く想像できず、何を隠しているのかが気になって実は前半かなりイラつきました。この期間をこらえていた大輔は偉いと思います。そして、さらっと何も考えずに出てくる男前なセリフ。栞子でなくてもやられます。二人の関係や母親との関係はもちろんですが、私は志田の過去に関する部分、そして門野澄夫の人間的なところがとても印象に残りました。ブラックジャックなど興味深く読みましたが、実際人間関係やラストの展開にすべて意識を持っていかれてしまい、古書の印象は薄かったかもしれません。次作も待ち遠しいです。

    0
    投稿日: 2019.06.14
  • ビビビガ光線のアイコン
    ビビビガ光線
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    この巻を読んで「彷書月刊」のことを初めて知った。この巻を読んで、「ブラック・ジャック」と寺山修司のことをより深く知ることができて良かった。この巻の中に紹介されている本の中で「愛のゆくえ」が1番読みたくなった。栞子の両親の過去と志田の過去が明らかになった巻だった。続きが気になる。

    2
    投稿日: 2019.06.08
  • ゆきのすけのアイコン
    ゆきのすけ
    "powered by"booklog

    シリーズ5冊目読了 今回も栞子の魅力が発揮され、楚々なイメージに好感。 大輔への返事、母との再会が最後に解決となり良かった。 次回以降の二人の進展もとても気になる。

    2
    投稿日: 2019.06.06
  • たなたなのアイコン
    たなたな
    "powered by"booklog

    母と娘、女店主と男店員、それぞれの物語は一区切りという様相を見せるが、終盤に物語は急転、クライマックスはどうなるのかという期待と興奮を持たせて本書は終わる。 何とも食えない存在であった栞子の母、が良くも悪くも純粋であり、栞子自身もまた、そうなのであった。 この本の中では、ブラックジャック編における、以下の栞子の台詞が印象深い。そう、これが読書の素晴らしさ。 「作り話だからこそ、託せる思いもあるんです。もしこの世界にあるものが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる……現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読むんです(後略)」(186頁) 栞子の、筆者の、物語を読むと言うことへの慧眼と、愛情に痺れる。

    2
    投稿日: 2019.05.28
  • kata86tのアイコン
    kata86t
    "powered by"booklog

    商品の説明 静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは―今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然―彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。 以下Amazonレビューから 若いけど豊富な古書の知識のある古書店主、栞子さんに 不器用な大輔が告白したつづきになります。 構成は3話構成で、次巻につながるエピローグという構成なのですが、 目次にも書いてない断章がはさめてありそれがそれぞれの話をつなげるような ニクイ構成になっています。 1話目は古書に関係した月刊誌彷書月刊をめぐる物語 2話目は誰でも知っていそうで知らなかったブラックジャックをめぐる話 3話目は寺山修司の「われに5月を」を題材にした作品になっています。 この巻に関してはすべての話がよくできていて私は好きです。 手塚治虫と寺山修司はかれらの背景まで調べて作品に 組み込まれていて、単なる読み物以上な広がりを感じました。 ====================================== 栞子が五浦の想いに応えた返事でハッピーエンドかと思いきや、店先に投げ込まれた手紙の差出人は、栞子に怪我を負わせ、現在保釈中の田中敏雄だった・・・ で6巻に繋がる。

    0
    投稿日: 2019.05.13
  • jinma46のアイコン
    jinma46
    "powered by"booklog

    おっ!尻すぼみになるかと思いきや盛り返した!ラノベ感は強いものの面白かったです。寺山修司も読んでみようかな

    2
    投稿日: 2019.03.30
  • maki♪のアイコン
    maki♪
    "powered by"booklog

    五浦さん、よかったね~^^ それにしても、自分がいなくなっちゃうんじゃないかと心配する栞子さんに、「一緒に行けばいいじゃん」って言ってしまえる五浦さんが、めっちゃかっこよかったんですけど~(* ´艸`)

    3
    投稿日: 2019.03.07
  • ユウキのアイコン
    ユウキ
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    人を好きになる気持ちはそれぞれで、言葉にならないところに思いがある。初めから言葉にするつもりがなかったのか、言おうと思って言えなかったのか、後からその思いに気が付いたのか。好きだという気持ちには特に、秘めたる思いがあるのだろう。 大輔くんの、一緒に行けばいい、の言葉には救われる。大輔くんは本当に良い人だ。

    2
    投稿日: 2019.01.04
  • ゴンのアイコン
    ゴン
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    栞子さんとお母さんの似ている行動にはじめは気がつかなかった。5/31と5月が5日ほど残っている。。。

    2
    投稿日: 2018.12.16
  • やさぐれねこのアイコン
    やさぐれねこ
    "powered by"booklog

    読了。このシリーズは読んでいる最中から他の本を読みたくなる、興味が膨らむ本で、シリーズ5作目のこの本は手塚治虫と寺山修司が読みたくなった。昔読んだ本を思い浮かべながら小説を読み進める。シリーズが進む毎に栞子さんと五浦くんの関係も少しずつ変化し、さらに謎めいた母親も徐々に姿を現してくる。先を読みたくなる気持ちと、他の本を読みたくなる本。

    2
    投稿日: 2018.12.14
  • ウクレレ1号のアイコン
    ウクレレ1号
    "powered by"booklog

    静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。古書にまつわる人々の数奇な物語-それにより女店主の心にも変化が? すべての答えの出る時が迫っていた…。 ようやく進んだという感じ。 そして,次へ。

    1
    投稿日: 2018.11.22
  • sky-readerのアイコン
    sky-reader
    "powered by"booklog

    古書店に持ち込まれる古書にまつわる謎を栞子と大輔 大輔は、栞子に告白をし、返事をただただ待つ身・・・ 5月末まで返事を待ってほしいと・・・ 母親へ確認をしたいことがある・・それは何か 栞子の大輔に対する答えは・・・!? 今作は3つの作品にまつわる謎ときと、栞子、大輔のやり取りを含む断章3つからなる

    0
    投稿日: 2018.10.28
  • ykikuchiのアイコン
    ykikuchi
    "powered by"booklog

    "古書にまつわる珍しい秘密を知ることができるミステリー仕立ての小説第5段。 手塚治虫さんのブラックジャックにまつわる秘密がとても興味深い。全ての作品を集めることがとても大変なことがよくわかる。古書店をいくつも回りあるいても出合うことができるかわからない。マニアの人は苦労しつつ蒐集するのでしょう。 寺山修司さんその人物に興味を持つ。病床に伏しているときに歌った詩が素晴らしい。 文学はあまり手をつけてこなかったが、読書の幅を広げるよい機会になったのかもしれない。"

    2
    投稿日: 2018.10.28
  • karasu10281028のアイコン
    karasu10281028
    "powered by"booklog

     栞子が告白を了承する。二人が付き合い始めたその時に、店の窓に石が投げ込まれた。その石には田中敏雄からの手紙で、太宰を燃やした猿芝居は分かっている、連絡しろと書いてあった。本当の悪人はこの田中だけで、次の巻はハラハラしそうだ。  智恵子はまた栞子を誘ったが断られた。栞子は自分が智恵子と同じ様に大輔を捨てて何処かへ行ってしまうんじゃないかと心配している。この二人がどうなるかはまだ分からない。多分だが、今まで事件を解決してやった人たちと同じ様に、無理矢理いい話風にまとめられてしまうんじゃないだろうか。  この巻では、BJや寺山修司の話が面白かった、メインストーリーは普通。本の蘊蓄がメインなのだから、小説じゃなくてエッセイとかの方が良さそう。

    2
    投稿日: 2018.10.25
  • yoshio2018のアイコン
    yoshio2018
    "powered by"booklog

    ビブリア古書堂シリーズも終盤に入ったようだ。大輔と栞子との関係も進展しそうだ。でも、彼女の母親の影が気になるな。

    0
    投稿日: 2018.10.11
  • yasuyukimaのアイコン
    yasuyukima
    "powered by"booklog

    今回もおもしろかった。ブラックジャックについては、自分も好きだったので、ほとんど知っていることだったけど、また読みたくなった。寺山修二は名前しか知らない。読んでみたいけど、時間がないなぁ。

    0
    投稿日: 2018.10.10
  • raizoxのアイコン
    raizox
    "powered by"booklog

    半ば義務的に読みました。だんだんお母さんの登場が増えてきました。シリーズが終盤にさしかかっている感じはありますね。

    0
    投稿日: 2018.10.09
  • バス好きな読書虫のアイコン
    バス好きな読書虫
    "powered by"booklog

    シリーズ5作目。 ライトな感じと読み始めた今シリーズだったが、段々ページ数も増えてきて、ライトじゃなくなってきた… しかも、当初は本を巡る日常の謎ものかと思っていたが、シリーズが進むに連れて、複雑な事情も多くなる。 1話完結かと思いきや、登場人物の繋がりは深く、きちんと最初からシリーズを読んでいないとついて行けない部分も。 でも、相変わらず、本の知識はてんこ盛りで、本好きにはたまらないシリーズであることは変わりない。

    4
    投稿日: 2018.10.08
  • ちほのアイコン
    ちほ
    "powered by"booklog

    自分で買って積読してた本。シリーズ内でも久々に面白かった。 謎が微妙に明かされないようでいて、断章で読者には明かしてくれるのでスッキリ。 大輔くんと栞子さんもようやくかとほっとしたり。 大輔くんの返しが秀逸だなと見直してみたり。 や、そもそも大輔くんは良い子だし良い男だと思ってるけど、そこで当たり前のようにそう返すかあと、とても読んでるこっちが嬉しくなった。 さて途中まで買い込んでいたのはあと一冊。 7巻も買いに行かなくては。

    0
    投稿日: 2018.10.08
  • mickeymegujのアイコン
    mickeymeguj
    "powered by"booklog

    プロローグ リチャード・ブローディガン「愛のゆくえ」 第1話 「彷書月刊」 第2話 手塚治虫「ブラック・ジャック」 第3話 寺山修司「われに五月を」 エピローグ リチャード・ブローディガン「愛のゆくえ」

    0
    投稿日: 2018.09.30
  • 彩波(いろは)のアイコン
    彩波(いろは)
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

     いきなり告白シーンから始まったので、何が起こったのかと思って、思いっきり前の巻を見直してしまいました。  私の頭の中で、前の巻からのこの流れが全然、つながらなくて、すごーく戸惑ったのですが、最後まで読めば、それがどういう意味か分かって一安心です。  多分、読んで私と同じように戸惑った方も戸惑う方もいるかと思いますが、安心してください。あなたの記憶は間違ってません(笑)  最後まで読めば、それがどういう意味だったのかわかるようになるので、あまり気にせず読み進めてもらえれば……と思います。  今回の話はざっくり4編。  店とのつながりが深いせどり屋さんと訳アリの妻との関係。そしてそれをつなぐ書物。  その次が、栞子が自らの母親に会おうと決めてから、挑戦状のように現れる依頼のお話が2つ。  そして最後に現れる冒頭に戻らない告白シーン。  個人的にはこの差でようやく冒頭部分が何を表しているということがわかりました。  なかなかに心憎い構成だと思いました。  物語としては面白かったけれど、最後に怖い終わり方をしているので、二人がどうなっていくのか、楽しみにしています。

    2
    投稿日: 2018.09.05
  • 南青山のアイコン
    南青山
    "powered by"booklog

    主役二人の仲の進展にスポットを当てた第5巻。新キャラも登場し、二人に絡む智恵子の動きからも目が離せない展開。

    2
    投稿日: 2018.08.24
  • bwv232のアイコン
    bwv232
    "powered by"booklog

    今までと同じ短編に戻って、本筋は少し停滞するのかなと思っていたら、終盤に向かって更に加速したみたい。 基本的に優しいお話しなので、急き立てられるように先を知りたい、という感じにはならないけど、ここで読むのを止めるのは無理。

    2
    投稿日: 2018.07.28
  • 人生≒読書のアイコン
    人生≒読書
    "powered by"booklog

    独特の軽さと深さ。 ついに二人は通じ合う。 二人だけでなく、色々な人たちが通じ合う。 最後には、危機が仄めかされるが。

    0
    投稿日: 2018.05.26
  • 雪洞のアイコン
    雪洞
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    数年ぶりに、このシリーズを読みました。 ほんの少しだけですが、やっと2人の関係が前に進みます。次の話も楽しみです。

    2
    投稿日: 2018.04.24
  • 永杜のアイコン
    永杜
    "powered by"booklog

    告白の返事は、5月末。 書き込みをしている値段もほぼつかない雑誌を 売っては買い戻している、変な客。 5冊もある父の漫画を、弟がどこかへ持って行ったのか 探す姉。 出禁になった男が、兄から形見でもらう約束をした、と 持っていこうとする本。 家族愛がテーマですか? と聞きたくなるほど すべてに家族が絡み合ってました。 後ろめたいからこそ会いたくないでしょうが 家族からすれば、生存だけでも知りたいのです。 一刻一秒を争っているところに…という憤りは 本人にとって悔やんでも悔やみきれない事。 けれどそれは、一塁の望みからした行動。 真実が分かったからとはいえ、な3話目。 普段の行いがこれだから、こうなるのは当然かと。 しかし、想像だけでたどり着くのは簡単ですが 納得させるために証拠たる状態を探すのは 時間がかかるものです。 それを遅いとは…どういう計算をしてくれているのか。 全部なげうってまで、かかりっきり、は無理です。

    2
    投稿日: 2018.04.23
  • 芳梅のアイコン
    芳梅
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    ◇目次 ○プロローグ:リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫) ○第1話:『彷書月刊』(弘隆社・彷徨社) ○第2話:手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店) ○第3話:寺山修司『われに五月を』(作品社) ○エピローグ:リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫) 栞子は大輔の気持ちに答えるため、母・智恵子ときちんと対峙すること決断をする。そんな中で母が試す、人の情愛とそれ自体が「読むこと」を娘に悟らせるための3つの課題。 栞子はこの3つの課題を解いていくことで、自分の心の中にある二つの気持ちの葛藤に向き合う。

    0
    投稿日: 2018.04.18
  • area054のアイコン
    area054
    "powered by"booklog

    シリーズ5作目 ちょっと単調になりそうかなーって感じはしてたけど 意外とそんなことはなかった。 新旧を織り交ぜながら (とはいえ、全作通してそんな感じだけど…) 少しずつ前進していく感じ

    2
    投稿日: 2018.02.04
  • chimachimakiのアイコン
    chimachimaki
    "powered by"booklog

    4巻までは友達が買うとかしてくれて読んでいたけど、遠方に行ってしまってからすっかり読むのを忘れていた。 前作までの内容をあんまり覚えていなかったけど、読んでいくうちにだんだん思い出した。 始めからの印象だけど、そんなにのめりこめなし面白くないかな。 なんでこんなにもてはやされているのか、正直わからない。 でもせっかくここまで読んだし、最後まで読もうっと。

    0
    投稿日: 2018.01.27
  • リカのアイコン
    リカ
    "powered by"booklog

    かなり間隔を置いているため、物語世界もずいぶん長い時が流れたような気になっていましたが、実際にはたいして季節は動いておらず、栞子さんは大輔に返事をしたとはいえ、まだ恋人関係とはいいきれない状態。 彼ら二人の話は、母子対決が決着しない限りはどうやら動き出さない様子。 また、栞子さんは単に母親を憎んでいるわけではなく、母親の血を引く自分を信じきれず、その不安にとらわれているのだとわかってきました。 ホームレスの本好きせどりの志田の存在が前から気になっていましたが、とうとうその素性が明らかになりました。 また、今回は手塚治虫の「ブラック・ジャック」が登場。 単行本によって収録内容が変わることもある本だと知りました。 何版何刷かで価値が大きく変わってしまうもののようです。 ことあるごとに娘の前に立ちはだかってきた母親ですが、娘を攻撃してやりこめたいわけではなく、自分のパートナーとしてやっていけるかテストしていたということも徐々にわかってきます。 母が課す難題を一つ一つクリアしていく栞子さん。 物語は少しずつクライマックスに近づいている様子。 母との関係、そして大輔との関係が今後どう変わっていくか、気になるところです。

    0
    投稿日: 2018.01.23
  • 葱クロワッサンのアイコン
    葱クロワッサン
    "powered by"booklog

    このレビューはネタバレを含みます。

    大輔君の不思議そうな顔をして「俺も一緒にいきますよ」というくだりは盲点でした。その手があったよーーーー!!先代のようにもともと店持ちじゃないしね。栞子さんが何処かへ行きたくなったら、どうぞ身軽について行って。

    0
    投稿日: 2018.01.20