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ババヤガの夜
ババヤガの夜
王谷晶/河出書房新社
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総合評価

653件)
3.9
164
284
149
18
4
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    バイオレンスな内容を通して、男尊女卑や多様性について訴えかけてくる作品だと感じました。 ミステリー要素もあってまんまと騙されました。

    24
    投稿日: 2025.07.12
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    たったの200ページでこの展開力と深み これぞダガー賞!となるかは賞自体を追ってないのでなんとも言えませんが、非常にパワフルでわりと読みやすい、わかりやすい良作だと思いました。

    1
    投稿日: 2025.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推理小説ではない。シスターフッドとして面白い。一応、一か所だけ推理小説要素があり驚きもしたが、この小説の良さはそこではなく、2人の関係性かな。映画化できるかな?星3.7くらいの気持ち。

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思ったよりファンタジックな感じだった 漢字を使ってのミスリードだけど翻訳はどうしたんだろう もう少し丁寧に2人の関係を書いて欲しかった感はあるけど、シスターフッドものというラベリングすら野暮!ってことなのかな 作者が映画好きなだけあって、映像が浮かびやすい テンポもよくとても爽快な作品

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    ダガー賞受賞 おめでとうございます! 暴力的な話は大の苦手なのに なぜかこんなにも軽やかに読めてしまった。 しかも一気に! どういう化学反応なんだろう? それを確かめるために もう一度読んでみたい。

    11
    投稿日: 2025.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本に出てきたバーバヤーガは鶏の足の上に立つ小屋にすむ魔女で、得体の知れない怖さがあった。 2025年ダガー賞を受賞した『ババヤガの夜』は魔女ではなく鬼婆らしい。 けれど、こんなにも暴力的で破壊的なのに切なく優しい鬼婆がいただろうか。 暴力が唯一の趣味だという依子と、暴力団組長のひとり娘尚子。 ボディガードと守られる娘の二人の関係の変化。全く別の世界で生きてきた二人が、それぞれに抱える不自由さ、その根底にあるのは現代社会の歪み。 まっとうな人間が一人も出てこない、圧倒的な暴力で彩られた血なまぐさい世界、なのに読み終わった後のこの爽快さはなんだろう。 自分の中の何かが解放された気分。

    4
    投稿日: 2025.07.12
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    「王谷晶、ダガー賞受賞」朝のNHKニュースでその報を知り、作者のことも、賞のことも知らないまま、その場でAmazonでポチり、只今読了。 タランティーノの世界観を小説で堪能したような感覚です。自分の無知に感謝‥‥楽しみがいろいろと増えそうです。

    42
    投稿日: 2025.07.11
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    喧嘩大好きな女性、新道頼子が主人公。最初から暴力がすごくて引くほど。でも、女性というだけで酷い目にあわされれば、挫けると考えている輩を叩きのめす場面は胸がすく(^^)そして、しばらくは気づかなかった、とある仕掛けが楽しくて、もう一度半分くらい読み返してしまった。いったい翻訳はどうやったのかなぁ。英国のダガー賞受賞というから購入したけど、翻訳も見たくなる。 描かれていない尚子の母親とか柳のその後はどうなったのか、気になるけど、小説としてはサッパリしていていいかも。経過する年数もびっくりした。

    37
    投稿日: 2025.07.11
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    「…指一本触れないほうがいい。手前(テメェ)の腸(ハラワタ)で縄跳びさせられるはめになる」 ひょえーこんな台詞人生で1回も言ったことないよっ。 「ババヤガの夜」 夕方のニュースで王谷晶さんがイギリスのミステリー文学賞、ダガー賞を受賞されたというニュースを見て興味を持った作品。 22歳の新道依子が無理矢理ヤクザにスカウトされ、組長の1人娘、尚子のボディガードになる話。新道さんメンタルも腕っぷしもめちゃくちゃ強いっ こんな無敵な女性憧れてしまう。行動や言葉は荒々しくても心の清さと野生みがいい。 新道と尚子の名前のつけられない関係性を軸に、すごいスピードで物語りが展開されていく。その中で私が好きだったのは、若頭の柳と新道が闘う場面と2人の会話。 はぁぁぁ、格好良いよ2人とも。 読み終わってふと思ったんだけど、これはミステリーなのかな?と…。ミステリー文学賞だから、ミステリー山盛りかと思ったんだけど…。 んー? んー? よしっ、他の方の感想見てみよー

    49
    投稿日: 2025.07.10
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    バイオレンスアクション小説。 文字通り、その2つの要素の読み応えは高かった。 「エアマスター」や、「ブラックラグーン」の雰囲気を持ち、アニメ映えしそう。 そんな内容でどこがミステリー?と思ったが、なるほど、しっかり騙された。 ミスリードがお上手。 文字密度が低く、長くもないのでサクッと読める手軽さの反面、少し物足りなさも感じた。

    5
    投稿日: 2025.07.10
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     祝ダガー賞受賞!著者のファンなのでとても嬉しい。暴力を原動力とする新道依子と暴力団会長の箱入り娘内樹尚子のシスターフッド・バイオレンス・アクション。ミステリとしても実写化困難な大きな仕掛けがあって面白い。暴力には暴力で返す新道は本邦初の女性キャラクターで新鮮。尚子との友情でも恋愛でもない関係性もグッと来る。寺田克也のカバーイラストがイメージそのままで恰好良い!

    1
    投稿日: 2025.07.10
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    なんの情報も入れずに読んだけど、ぼちぼち面白かった。 バイオレンス純度が高くて、あまり頭を使わずに読めた。ボリュームもそんなに多くないので、2時間ちょっとで読み終えた。 主人公の依子がヤクザに捕まって、組長の自宅に連れて来られるところから始まる。 どんな凄惨な仕打ちをされるのかと、身構えていると、なんと、この女主人公がめちゃくちゃ強い。瀕死の状況からバッタバッタとヤクザを倒していく。下っ端ヤクザなど瞬殺できる。開幕バトルからもう熱い展開が読めてくる。素敵だ。 依子がヤクザの組長の家に連れて来られたのは、その喧嘩の強さを買われて、組長の娘である尚子のボディーガードをすることだった。ヤクザの娘とは思えないくらい、繊細で線の細いお嬢様の尚子。かたや暴力に飢えていて、喧嘩をするためだけにヤクザにも因縁をつける粗暴な主人公依子。 全く正反対の2人の関係性の変化を描いていくのが、本編の軸となっていく。その中で、徐々に尚子の置かれた境遇が明らかになってくる。その閉塞感だらけの人生をどのように主人公依子がぶっ壊してくれるのか。その開放感を求めて、物語を読み進めることとなる。面白い。 一方で主人公の依子の過去は必要最低限のことしか語られない。なぜケンカが強いのか?ルーツはどこか?なぜ暴力だけを求めるようになったのか?ちょっとずつ匂わせる要素はあるけど、はっきりとは描かれていない。ただ、この物語を語るのにはあまり重要ではなかったのだろう。ヤクザの娘として生まれた尚子の悲惨な境遇をぶっ壊す。その一点に集約、されている。 単なる暴力解決ものかと納得して読んでいたけど、実はきちんとした伏線回収もあって、それはちょっとした驚きだった。短い話の中によくこの展開を持って来れたな、と。すごいなと思う。 この物語の男性陣も結構いい。悪役は徹底して極悪非道だけど、依子をスカウトしてきて喧嘩も強い柳はちょっといい奴な感じがする。組長の屋敷で家事全般を取り仕切るヤクザなどは愛すべき魅力がある。いい。ヤクザがエプロンしてオタマを持っている絵も想像できる。 全体的は暴力表現や一部グロテクスクな表現もあるので、苦手な人は苦手かもしれないけど、ストーリーとしては面白かった。表紙の寺田克也氏の絵もイメージ通りなので、読むときに場面場面を想像しやすかった。良かった。

    8
    投稿日: 2025.07.10
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    #ババヤガの夜 #読了 #王谷晶 「ババヤガ」とは、スラブ民話の魔女、日本では鬼婆に例えられるそう。バイオレンス満載の前半から、(ご本人がナイト・シャマランに例えておられた)後半の鮮やかなどんでん返しで、タイトルの伏線を回収してみせる、痛快なエンターテイメント。英国ダガー賞受賞とのことで、勝手に鈍器級作品をイメージしてたけど、短い中にエッセンスがぎゅっと凝縮されていて、2時間くらいで一気読みだった。もっと読んでいたかったなーと思わせてくれる良作だった。 #読書好きな人と繋がりたい #ダガー賞

    11
    投稿日: 2025.07.10
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    王谷晶『ババヤガの夜』読了。暴力が唯一の趣味である女・依子と彼女が護衛を務めることになるヤクザの組長の娘・尚子。男社会に抑圧された女と女。圧倒的な暴力にミステリ的な仕掛け。まごうことなきエンタメであり、これまでに読んだことのない百合。多くを語らないからこそ伝わるものもある。

    9
    投稿日: 2025.07.09
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    王谷晶『ババヤガの夜』 2023年 河出文庫 先日ダガー賞(イギリス推理作家協会賞)の翻訳文門で受賞した作品。 恥ずかしながら作家さんも存じ上げなかったのですが、初読みしてみました。 血、喧嘩、やくざなどバイオレンス描写も多く、普段は読まない作品だったのに、なぜか嫌悪感を抱くこともなく一気読みでした。 それどころか主人公たちの本当の胸の内を知るにつれ、切なく、苦しくなるような。 そしてラストが近づくにつれそうだったのか!と驚きの展開も。 スリリングで店舗もよく面白い作品に出逢えました。 #王谷晶 #ババヤガの夜 #河出文庫 #読了

    11
    投稿日: 2025.07.09
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    大好物の本でした。 王谷晶作品は、いつの日か読みたかったところ、 先日、ネットニュースで「海外の文学賞の翻訳作品」部門で授賞したとのお知らせ。 早速、探しまくりなんとか入手に成功。 バイオレンス多めで好き嫌いはあるかも?ですが、後半は是非とも読んでもらいたい。 読んでヨカッタ〜 の一冊でした!

    46
    投稿日: 2025.07.09
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    ダガー賞受賞ということでミーハー的動機にて読み始めたがこれは良かった。決まりごとが耐えられない女と決まりごとに縛られている女の2人が自由を求める話、と言えると思うけど、ミステリでないのに結果的にそのような展開もあり、先が読めない上に痛快な話でもある。最後がどうなのかとは言えるけど、文句なく巻を措く能わず、といえる作品だった。

    6
    投稿日: 2025.07.09
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    ダガー賞受賞のニュースを見て読んだ。 ヤクザの娘の運転手兼ボディーガードに無理やりならされた女が 理不尽や決めつけを、なんというのかな 気にしないでというのか 抗ってでもなく、 利用してでもなく、 目もくれず、 もおかしいな。 娘を連れ出して解放する話 男社会の生きづらさとか バイオレンスと書いてある 書評もあったけど 男に助けられるシーンもあったし 暴力シーンも潔く描かれて 嫌な気持ちにはならなかった。 もう少し知りたいこともあるけど この潔さとスピード感が この作品を完成させてるのかな エンタメとして面白いと思った

    2
    投稿日: 2025.07.09
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    暴力を唯一の趣味とする女がその腕を買われ、ヤクザの組長の娘の護衛役に。初めは反目する二人だが、男たちの暴力に晒される中で次第に打ち解け、ついにはヤクザ社会に反旗を翻す。寺田克也の素晴らしい装丁画のおかげもあって、読みながら映像が鮮明に眼に浮かぶ。特にアクションシーンは実際に映像で見てみたい。実写では主人公の依子を演じられる俳優はいなさそうだからアニメで映像化して欲しい。シスターフッドの要素もあるが、二人の友情でも愛情でもない、ちょうどいい距離感がいい。またバイオレンスアクション作品がミステリーの賞を受賞する所以となった構成もよかった。

    2
    投稿日: 2025.07.08
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    ダガー賞おめでとうございます。 日本作家のノミネートを知ってまず読んでみたのがこちらだった。 一本の映画を見るようなテンポの良い話だった。 暴力とヤクザと用心棒の話なので、ノワールなのだが主人公は悪というよりは格闘家のイメージなので、読んでいてアニメや特撮アクションのような高揚感があった。 アクションアニメ好きは、先入観を持たず、読んでみると良いと思う。 最後は、ほんのちょっと好みとは違うのだが、ほとんどの人は気にならないと思う。

    9
    投稿日: 2025.07.08
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    ババヤガの夜 #読了 幼き頃から祖父に仕込まれた暴力を買われ、暴力団に喧嘩の腕を買われる。 同性ということで、会長の一人娘のボディガードを任されるが組の内輪揉め、変態許嫁との抗争と過酷すぎる運命が行手を阻む。 面白すぎて一気読み! ただし、ミステリーではないかな?バイオレンスです!

    1
    投稿日: 2025.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人初 という言葉に乗っかりまして、 私も 初裏社会×バイオレンス という厳つめのジャンル読みました! 自分が思ったよりも暴力表現に狼狽えないところ、 むしろかっこええ!と感じたところに 読まないと気づかなかった自分の意外な一面を知りました!笑 裏社会ならではの胸糞悪い場面は幾度もありますが、何と言っても依子が強すぎる、、、そしてかっこいい、、、確かに依子は喧嘩を、暴力を愛していますが、むやみやたらではなく自分の正義を掲げて喧嘩しているところが性別関係なく人間としてかっこいいです。 尚子も最初は気取ったお嬢様なのか、と思っていたけど本当は芯のある気高い女性なのが、これもまたいい、、、一人一人のキャラクターが人間らしく色濃いのがストーリーを読み進める上で理解しやすく、良かったです! なんだかんだで、柳も好きになってました笑 あからさまに敵がちゃんと敵なのも読みやすくていいです。 人情中心ですが、トリックもちゃんとあって、ハハ〜となったのでこれから読む方もハハ〜となるかと思います! 最後に残るのはトリックよりも人情に、 依子と尚子の名前をつけることのできない関係性に、少し切なく、考えさせられます。 私を含め、人はなぜ関係に名前をつけたがるのでしょうか。心だけ繋がっているだけではモノ足らず、何か名前をつけることで制約にも似た結びつきを求めてしまう。。。寂しい生き物です。 この二人はそんな寂しい気持ちを遥かに超えた関係性で結ばれてるところが最後じんわりきます。 最後になりますが、王谷晶さん! 受賞おめでとうございます!!!

    3
    投稿日: 2025.07.08
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    めちゃ面白い! 映画も本も漫画も暴力ものは好きではないのだけど、これはめちゃ面白い。 モチーフか?文章か? やつぱりダガー賞はさすがだなあ。 ★もっとあげたいくらい。

    18
    投稿日: 2025.07.07
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    主人公の新道依子は、歌舞伎町でチンピラとの乱闘中に拉致され暴力団会長の内樹の屋敷に運ばれる。そこで内樹が溺愛する娘、尚子のボディガード兼運転手をさせられることになる。祖母の語るロシアの森に住む妖婆ババヤガに憧れ暴力的で冷酷ながら弱者には慈悲的な依子と、ミソジニーな父親に支配され自由を束縛された尚子、当初は互いの境遇に嫌悪感を抱きながらも、二人の間に微妙な信頼関係と愛情が芽生える。二人の真逆のキャラクターが面白く一気に物語に没入させる。細部まで描かれた残虐な暴力シーンには圧倒されるが後半の二人の何十年に及ぶ逃避行についての描写が省かれているのに物足りなさを覚えながら読了。

    18
    投稿日: 2025.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題作に弱いので楽天ブックスで購入 ミステリーなのかどうか分からなかった。 この作風は合わない。

    3
    投稿日: 2025.07.07
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    ダガー賞、おめでとうございます。スピーチがとてもクールてした。 バイオレンス小説は過去にも大分読んでいますが、読後感が今までとは違い不思議な感覚です。女性を感じさせないキャラクターを描いた本は多いけれどもこんなにナチュラルでわざとらしくないことにものすごく好感を持てる。

    20
    投稿日: 2025.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブラックラグーンを彷彿とする。 暴力がめっぽう得意なデカい女がいて、ヤクザの一人娘の用心棒をする。前任者の用心棒はお嬢様のケツを触って右手を切り落とされた。 逃亡しているお嬢様の母親と若頭っぽいストーリーが間に挟まる。田舎で正義を振るい有名になってしまい、ヤクザが来る。 護衛する中、お嬢様のフィアンセである拷問屋を間違えて殴る。お嬢様は実父に犯されそうになる。2人で逃亡する。 40年逃げる。逃亡していたのは実は用心棒とお嬢様。追ってきた拷問屋も倒すが、お嬢様が打たれる。それでも逃亡を続ける話。

    2
    投稿日: 2025.07.06
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    めったに手に取らないジャンルの小説だが、ダガー賞受賞の報につられて、読んでみた。 特異な境遇に育ち、不可思議な運命で出会った二人の間に引力が生じ・・という話だと思う。その舞台背景として描写される暴力は、なかなか凄惨。ちょっと書割りのように作り物めいてもいる世界観だが、そういうところが英訳バージョンではうまくハマるのかもしれない。

    22
    投稿日: 2025.07.06
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    今日の朝、ダガー賞とかいうイギリスの推理小説の大賞をとった「Otani Akira」の本、何かと思ったら、前に読もうと思ってチェックしていた王谷晶という人の作品だったので、迷わず購入した。面白くて一気に読んだ。とってもいい土曜日だった。 女が主人公のハードボイルドは日本ではあまり馴染まない、ちょっと難しいのかなあと思っていたが(一部例外はあるが)、主人公の新道はカタギなのに暴力に血がたぎる強い女で、しかも山奥で爺さんに鍛えられたというアウトローぶり(日本では学校に行かないだけアウトローだ)。地道に働いて、独り日々体を鍛えている(に違いない、筋肉隆々なんだから)、車の運転もできる(私は苦手)、腕っぷしも強い、かっこよくて惚れた。免許証を確認したヤクザの子分が「道産子です」と報告していて、北海道出身の私はさらに惚れた。 一見か弱そうなヤクザの親分令嬢の尚子も実は弓のようにしなやかで強く、丈夫でタフ、さすがヤクザの娘。型にはめるのが第一の任侠から外れて型にはめられないのだ。 最後はほろっとして涙出た。こういうのを読むと、ほんとに、女も鬼婆になることを夢に見たっていいのだよなと思う。女の体を超えた鬼婆は型にはめることもできない、どこからも自由なのだ。 私には娘が2人いるので女の子のエンパワーメントが必要なことはよくわかっている。が、自分がどこまで自由だったかというと、全然自由じゃなかった気もする。好き勝手にはやってきたけれど、それでもいろんなところに遠慮して引き下がって・・・みたいなこともずいぶんしてきたのかなと。 歳をとっていく女は若い女、母親、子供のいない女、仕事してる女、〇〇な女とか捨て去って、鬼婆的なものを目指すのがいいのかもしれないが・・・なかなかできないよなーと思う50歳の私である。だからこういう本を読んでスカッとしたいのである。名前とか関係とかどうでもよくて、外側は偽物でも中身は本物、みたいな実感が結局生きてるってことなのかなと思う。

    12
    投稿日: 2025.07.06
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    ダガー賞を受賞とのことで読んでみた。 話だけを見れば、ヤクザとの戦いが強く色を残している。 ただ、キャラの設定は興味深い。 女性として生まれて、背が高く力が強く、暴力を渇望して生きる。 「女らしさを否定する」新道。 長いスカート、まっすぐな黒髪、女だからとコーヒーを飲むことさえ許されない。 「女らしさを強要される」尚子。 男の欲と暴力、残酷な強さが求められるヤクザの世界で、尚子とヤクザは対象的で、新道だけが真ん中にいる。 異質なものとして生きる新道。 そうして、尚子もまた女という生き物の窮屈さから逃げていく。 新道と尚子の40年間は、ただの生き物としての40年だった。 暴力が多い描写の中にいる性別についての考え方。 すごく面白い作品だった。

    2
    投稿日: 2025.07.05
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    喧嘩が異様に強い女性・新道依子を主人公にした、バイオレンスアクション小説。 街中での喧嘩がきっかけでヤクザに連行され、 なぜかそのまま組長の一人娘・尚子のボディガードを務めることに。 歪んだ親の愛に縛られて生きてきた尚子。 そして、暴力だけを拠りどころにしてきた依子。 相容れないようで、どこか似た匂いを持つ二人がぶつかりながら築いていく、不思議な関係。 それは愛情でも友情でもない。 だけど確かに何かが生まれていく、この距離感がすごく良い。 ただの暴力小説で終わらず、物語が進むにつれて 「そうきたか…」と唸らされる仕掛けもあり、読み応え抜群の一冊でした。

    2
    投稿日: 2025.07.05
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    ダガー賞受賞の報を聞いて読んでみる。 文庫で200ページ、二時間くらいで読了。 正直、自分の好みには合わない。 「ジョン・ウィック」のようなところが海外でウケたのかもしれないけれど、リアリティのない設定と、露悪的なエロ・グロは、本当に個人の好みだと思うけれど、自分には合わなかった。 中盤に大きく展開が変わることに対する否定的なレビューも見たけど、前半の暴力描写で走りきられても、ちょっとついていけなかったと思う。

    3
    投稿日: 2025.07.05
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    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89810480U5A700C2CE0000/ https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89831990U5A700C2CT0000/

    2
    投稿日: 2025.07.05
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    ダガー賞受賞とのこと夜のニュース番組で知ったので読んでみた。 ジャンルとしてはバイオレンスアクションになるのかな?展開が早くて小一時間で読了。 受賞のニュースでは、北野武の世界とLGBTの要素も…みたいな感じだったけれど、自分としては(任侠の世界の暴力性は感じるけど)依子とお嬢さんの関係性の変化がメインだったかなと。 そこに嫌な感じを受けないから、サクサク読めたのかもしれない。 個人的には依子のキャラクターが斬新で…暴力的なことにワクワクするって何!??となったけれど、これは依子が女性だから驚いてしまっただけで、男性であれば驚くことも違和感を感じることもなく読んでいただろうと思って、改めて自分も育ってきた価値観に染まってるんだなと感じた。 この作者が他の小説でどんな話かいてるのか読みたいなと思った。

    12
    投稿日: 2025.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    喧嘩の腕を買われた新道依子が、暴力団会長の一人娘・尚子の護衛をすることから始まる血と雨の夜が印象的な物語。 狂気と暴力で淀んだ空気の中で、友情とも恋愛とも違う繋がりを強めていく依子と尚子。 この物語の序盤から終盤を想像するのは難しい。 赤黒く粘度の高そうな血が溢れたような物語なんだけど、不思議とからりとした読み心地。 昨夜パラッとめくり始めて、1日で読んでしまった。 仕掛けももちろん面白いんだけど、新道の視点で語られる暴力を求める衝動や感情が動く瞬間から目が離せなかった。 新道の出身・出生や、ババヤガがスラヴ民話の魔女・鬼婆を指すことを考えると、冬や雪がイメージされそうだけど、この物語の転換点の夜は梅雨近く。 暑さや湿度が高い中で繰り広げられるバイオレンス活劇の、じっとりした空気と打ち付ける雨が思い浮かぶ。

    3
    投稿日: 2025.06.25
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    世界最高峰のミステリー文学賞 英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門 ノミネート作 世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション! という最近の動向が気になって積読から手に取り、まんまと半日で読破。暴力への飢えが痛快で痺れた。

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    文庫本で190ページを一気に読み終えた。前半の展開がゆったりとしているからこそ描写の豊富な登場人物に対し、感情移入しながら読むことができた。一方、後半から一気に話が動くことで、広げた風呂敷と陳述トリックを違和感なく畳んだと感じる。この点、続編のない映画を思わせる構成で良かった。 なぜ尚子が生気のない人形として鎮座していたのか、という答えが終盤に明らかとなり、予想しなかった方向に話が進み、楽しく読むことができた。 異性に対しどこまでも悪辣に振る舞う異性へ中指を突き立てるがごとき爽快感が心地よかっただけに、現実へ戻ることが憂鬱である。

    2
    投稿日: 2025.05.28
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    新道の強さ、思い切りの良さに読んでてアドレナリンがでた。こんなにネチネチして嫌な極道が出てくる小説久しぶり。このくらい悪に徹するのも悪くないね。後半はあっと驚く展開になっており、そこに行き着くためにもネチネチした極道は必須でした。新道と尚子の関係性、ベタベタしてなくてよかった。もっと王谷晶さんの小説読みたいと思う一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.05.16
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    はじめは主人公をSPEC的なイメージで戸田恵梨香を想像し読み進めていたが、「あれ、なんだか違うぞ、?」と思い、表紙をよく見たら南海キャンディーズのしずちゃんだった。 暴力的なシーンが多く目を瞑りたくなる場面もあったが、ドラマ化したら絵になるだろうなと勝手に想像し読み終えた。最後の伏線回収は少し難しかったな。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ノンストップスリリングバイオレンスヤクザ漫画 サクサク読める 尚子と依子のソウルメイト感がいい 最後は切ない

    1
    投稿日: 2025.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    イエ~イ!! 暴力!行け行け〜! って読んでたら、 半分過ぎたあたりから アァそれェ〜〜〜〜〜〜!!!!!(興奮) という展開でメチャクチャ楽しかったね 名前にふりがな振ってよどう読めばいいか分かんないよ〜 まあいいや 暫定でいくしかねえ! ってさ、ふりがな欲しいけどなかったときってこうなると思うんすよ 日頃ね この作品はさ、名前のふりがなと出会ったときに脳汁が出まくるんよな 最高すぎ アハ体験 柳の『馬と馬糞なら良い夫婦になれそう』がオモロすぎた ジョークが上手い人間は良い 名前が覚えられないので 人物相関図_1.txt を作ったわけだが 人物相関図_2.txt での書き散らしに終盤の展開でいかに盛り上がったかが表れてる

    3
    投稿日: 2025.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「完璧じゃない、あたしたち」はいわば早撮りスナップショット集で、そこがよかった。 それが長編になってどうなるか楽しみだったが、うーむ。 視点人物も、ヤクザたちも、どうにもありきたりで、悪い意味で漫画っぽい。 確かにバイオレンス映画になれば映像次第で面白いのかもしれないが、あえて映像化を拒むようなギミックもあるので、どうか。 そのギミックでおおっと驚いたのは驚いたが、そのために長編にあってほしい重みが消え、長さの割にはサクッと短編一本読んだ程度の感想しか得られず。 勝手に期待を高く持ってしまったせいか。

    7
    投稿日: 2024.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    多分シスターフッドの話と思って読んでたけど、その通りだし、これ実写で見てみたいけど、「尚子」の読み方の叙述トリックは実写では成立しないよな、と思う また、芳子と正の話も99%の人間は尚子の母親とマサの話として読んでただろうし、ここも小説でのトリックだなあと思う どうしても映像化すると情報量が多すぎて視聴者(読者)を騙しきれはしない また尚子が髪を切るシーンで首輪としての意味合いが強いネックレスも切れるってのがすごい良かった あとこの世は周りが型に嵌めようとするって所も頷くポイントだった でもこの韓国ノワール感と暴力(血に塗れた)感の女の物語ってどうしても映像で観たいよな〜 役としては安藤○クラとかにやって欲しい

    2
    投稿日: 2024.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代・小説・バイオレンス版『お嬢さん』(韓国映画)。 グロテスクだし、言葉は汚いけど、これが女性作家から出ることこそが肝要と思う シスヘテロ男性(以下シスヘテロ略)にとってのこのまお色気展開にさせない、もっと穢らしいものなんだと思わせるパワーがあった。ヤクザに限らずだが男性は多く集団でボコって屈服させるホモソシーンがよくあるが、それを拳で返す強さもあって嬉しい。 自分は捻りのある後半パートが好きなので、そこから現在へ辿り着くまではかなりワクワクした。尚子がそっちなのもとてもよかった。二人だから唯一無二の関係として、それこそ婚姻関係より遥かに強く、全うして欲しかったのに結末(恐らく死)は少し残念だが、ヤクザの因果からは逃れられなかったのかなとも解釈した。来世やあの世の存在を信じたくなる二人だった。

    2
    投稿日: 2024.11.18
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    一気見した…強烈で鳥肌と頭を殴られたような衝撃。こんな熱烈で苛烈な話を久しぶりに読んだ気がする…マジですごい…

    1
    投稿日: 2024.10.21
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    200ページほどの長編小説ながら体感30分で読み切りました! とにかく疾走感があふれるバードボイルド・シスターフッド!暴力につぐ暴力! 「ミレニアムシリーズ」のリスベット・サランデルのような強い女性が好きな人はみんな読むべし。

    2
    投稿日: 2024.08.13
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    女性が主人公のバイオレンスアクションは珍しく、そつない文章で最後まですーっと読み進められた。 ただ、思ったほどのバイオレンスでもなく、主人公の色々な決断だったり、様々な場面や状況の理由が薄っぺらく、自分の中にすとんと収まることなく目で追った後に流れていった。 ストーリーもある仕掛けの為に必要なものを揃えて組み立てました、というように感じられた。いつか再読すれば、また違った面がみえてくるのかが唯一あとに残った希望だろうか。

    2
    投稿日: 2024.02.12
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    ア~~~時効警察で見たぞ、このオチ…なるほど…。 しかし血生臭いやの付くお仕事の現場は怖いな…暴力もだけどなんてーか語彙が怖え…。

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    バイオレンスアクション小説と銘打たれているこの小説は、文芸路線の色が濃い河出文庫では、異色と言っていいか。 しかも女性を主人公にしたミステリーなどのエンタメは、大概美人との設定だが、この小説の主人公は美人とはされてなく、そこでも異色な作品。 この女性めっぽう強く、暴力団相手に互角以上の闘いを演じているアマゾネスのような。 他のレビューでも指摘されているが、前半の胸のすくようなスピーディな展開が、後半ガラッと変わってしまうのがチト残念。 数年後の二人が、あの二人とは、予想はされたが意外感も。

    14
    投稿日: 2023.11.30
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    ものすごく面白くてびっくりした。 戦う女の人の話、というのはこれまで観たり読んだりした事があったけれど、ここまで血の匂いをさせながら(女性が)戦う描写が描かれている作品を読むのは初めてだった。 映画『ハーレイ・クイーンの華麗なる逆襲』のような非現実的でポップで可愛い飛び道具や武器で戦う物語も楽しく観れるけれど、こういう、泥臭く純粋な暴力で戦っている作品をより私は求めていて(暴力を全肯定はしないが、そもそもとして暴力表現が男性のものとして占有されがちな状況のなか女性表象のキャラクターが暴力を振るう表現を増やしたいと思っている)、それが見れて嬉しかった。 特に何の理由も意味付けもされずシンプルに暴力が好きな女性キャラ。 二人の全然違う環境に置かれた女性表象の人間が出会った結果、こういう展開になっていうのがものすごく嬉しくて終始テンションが上がりまくりだった。最高だった。 この人の他の作品も読みたい。

    3
    投稿日: 2023.09.04
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    暴力を生きる糧としてきた女と、家に縛られて生きてきたヤクザの娘。舞台も設定も非常にバイオレントで尋常じゃない雰囲気をまとっているが、常軌を逸した男たちに追い詰められた二人が逃げ出してからの、それぞれの思い込みや常識から解放されていく様に驚いた。疾走感にあふれ、読み手の予想を遥かに超える、というか安易にハッピーエンドに持ち込まずにいい方向に落とし込んだ腕力に感心した。男性作家にない視点のハードボイルドで面白かった。

    2
    投稿日: 2023.08.09
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    王谷晶『ババヤガの夜』河出文庫。 新道依子という美形ではないが、無骨で恐ろしく喧嘩が強い女性を主人公にしたバイオレンス・アクション小説。 前半の面白さが全て吹っ飛んでしまう、まるで途中でストーリーを放棄したかのような端折り過ぎた急展開と呆気ない幕切れが、余りにも勿体無い。 町でヤクザ相手に大喧嘩しているところを仲間のヤクザに拉致された新道依子。ヤクザの大邸宅に連れ込まれた新道はヤクザの親分の娘の尚子の護衛を命ぜられる。お嬢様育ちの尚子に対して、がさつな新道という水と油の二人は次第に距離を縮め、互いのことを話し合うようになる。 ところが、尚子の婚約者で残忍な拷問が趣味の変態ヤクザを新道が暴漢と間違えて殴り倒したことから事態は急展開する。 面白かったのはここまで。ここからは、まるで結末を焦ったかのように、話は一気に40年後に飛ぶ。 定価748円 ★★★

    44
    投稿日: 2023.05.30
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    文庫になったので再読。何回読んでも面白い!シッ! バイオレンス・アクションは好きだけど、よくある男中心のストーリーは何だかモヤモヤするという人には是非読んでほしい。 新道とお嬢さんの関係性とその変化が本当にいい。ヤクザの柳も、出てくると新道の人と成りがはっきり見えるのでまた面白い。 またこの小説のいいところは、新道依子が強烈に強いけど、美人とかじゃないところ。 一般的に女性キャラだと、強いとかの能力が高いだけでは許されないで、美人・セクシーみたいな外見の付加要素がつけられがちだけど、新道は武骨でただただ強い!いいね! 文庫は作者あとがきがついてて嬉しかった。 あと英語版・韓国語版が出版予定だそう。海外で映画化でもしないかな。日本だとまだ内容的にもキャスト的にも無理そう。

    8
    投稿日: 2023.05.17