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ババヤガの夜
ババヤガの夜
王谷晶/河出書房新社
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総合評価

(1311件)
3.9
291
563
339
44
7
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    喧嘩好きで屈強な大女という主人公の設定はユニーク。リアリティを気にする作品ではないのだろうが、それにしても主人公が仕える令嬢の父親や婚約者をはじめ悪役たちのキャラクターや行動があまりに非現実的。粗相のあった部下を半殺しにするほど可愛がっている娘を残忍なヤクザに嫁がせようしたり、部下への苛烈すぎる罰など、雑だな、という印象を受けた。小説というより少年マンガを読んでいるような気になった。

    0
    投稿日: 2026.10.04
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    海外が舞台かと思ってたが、めちゃめちゃ日本でした。 想像してたよりグロテスクな描写でもなく、終わり方も予想を裏切ってきた。 と、ことごとくイメージが違ったけど、サクッと読めるダガー賞作品です!

    0
    投稿日: 2026.10.04
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    ダガー賞ってリベラルポリコレ賞の事なのですかね? BUTTERよりは全然面白かったけど、そういう視点で見てしまって心の底からは楽しめなかった。 順番が逆ならまだ楽しめたろうな…。 取り敢えず私はイギリスで賞を取ったとか話題だとか言う本は、買わないようにします。

    0
    投稿日: 2026.10.04
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    ダガー賞を受賞したとの事で読んだのだが、期待しすぎたかな。イギリスの読者にとっては、ヤクザのバイオレンスな生態(指詰めるとか、面子とか、組長と組員の絶対的な主従関係とか)が珍しかったのか。主人公の依子が女だてらに腕力と胆力があり、とてもいい。組員達をやり込めるシーンは爽快。そしてラストはまんまと騙された。再読はないが、終始パワフルで読み応えのある良作。

    0
    投稿日: 2026.10.02
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    帯の「ダガー省」受賞という文言に惹かれて購入、読了。以下ネタバレあります。 主人公は若き女だが、喧嘩の才が天稟と言われてる。暴力に生き、暴力を求め、暴力に歓喜する、というやっかいな女だった。バイオレンス描写が多く、女の活躍には胸躍る。そんな女が華奢でひ弱な令嬢(暴力団組長の娘)の運転手謙ボディガードの仕事を請け負うことになって…と、展開はまぁありふれてはいたのだが、なるほどこういう流れがダガー章受賞につながったのかも?と思える以外な流れであった。 この主人公はかなりキャラ立ちがよくて、シリーズにしてもよかったのに…とも思った。最後はしんみりした結末であった。

    6
    投稿日: 2026.10.01
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    物語の展開に、まんまと混乱させられました笑 暴力描写は多めですが、しかし、どちらかというと暴力そのものより、それを正当化する組織・家族・権力の構造が怖く感じた。 依子と尚子の関係は、恋人や友人という言葉では収まらない『生命体としての共存』『救命索』のような、なんとも言えない繋がりを感じる。

    0
    投稿日: 2026.09.30
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    翻訳での受賞。 日本独特な感じといえば、そうかも。 ヤクザと暴力の話でそれなりに過激な描写もあったが、ドン引きするような乱暴さはなかった。 わりと読みやすいバイオレンスアクション。 仕掛けにはまんまと引っかかった。 依子の立ち回りはもっとたくさん見たかった。

    10
    投稿日: 2026.09.30
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    エグ味感じつつ面白いから読んでたら最後は泣いてた。上手く感情が言葉にならない。友人でもなく恋人でもなく唯一無二の、2人にしか分からない2人だけの関係みたいなの好き。

    0
    投稿日: 2026.09.27
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    暴力・暴言に溢れたハードボイルド作なのに、どこか味わい爽やか。依子の人物像がとんでもなく魅力的で、尚子との物語がまだまだ見たい!ってところで終わってしまって寂しい。あっという間に読み終わった。

    0
    投稿日: 2026.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しっかり正と芳子に騙されました!笑 最初は芳子は依子の母なのでは…??と思っていました。からの芳子は依子!?だと分かり、なら正は柳かとも思いました。まさかお嬢さんだったなんて…!!! 確かにワタシと言っていたし…時代背景もSNSあったから時系列とか気づけたはずではあった! もう全然気づけなかったのでしっかり驚けて、嬉しかったです!! 最後は宇多川に地獄をプレゼントしたらハピハピだったのに、まさか尚子が亡くなってしまうなんて、、泣。 それにしても、尚子の父親キモすぎて草。私の父親も性的虐待さんざんしてきたから似てて余計にキモすぎた、 自分の父親もババヤガの世界線だったら目をくり抜かれて手を切り落とされて殺されてるのに…残念。

    1
    投稿日: 2026.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハードボイルド系かつ女性主人公という、普段あまり読まないジャンルだったが、後半に向けて面白さが増した。 途中で叙述トリックみたいな仕掛けがあって、軽いパニックを起こしながら読み進め、最後は泣きそうになった。 女=可愛くて女性らしい体格であるべき、みたいなものから外れて浮いている暴力に生きる依子と、女=清楚で自己主張せず男を立てて従うべき、みたいなものを押し付けられている尚子が、愛でも友達でも家族でもないけど手を取り合い戦う逃亡劇。 性暴力に対する辛さや痛みや屈辱は、女性にしか伝わりづらく、彼女らはこの場ではお互いだけが分かり合えるという見えない絆で繋がったんだろう。 ラストで依子は天稟の暴力で、尚子は修練を続けた弓で共に戦ったところは興奮した。撃たれた尚子は亡くなったのではないか?と思うが、そんな瀕死の状態の尚子を運んでいる依子が、本当はもう厳しいと勘づいていながらも、そんな現実を見ないために少し先の未来の逃亡を語っている気がして切なかった。 2人が逃げられて良かったと思った。

    2
    投稿日: 2026.09.24
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    ハードボイルド系で女性が主人公の作品って、あんまり読んだこと無かったから新鮮だった。容赦ない暴力描写が沢山あるのに、何故か爽やかな余韻が残る。『テルマ&ルイーズ』のラストが頭を掠めた。 こういう題材って大体展開が読めちゃうけど、まさかのどんでん返しがあってビックリした。 友情や恋愛でもない女性同士の絆って好き。この作者さんが書いた本をもっと読みたくなった。 読了9月24日

    0
    投稿日: 2026.09.24
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    ハードボイルド系。といっても、主人公は女性だし拳銃よりも拳。腕っぷしの強さを買われてヤクザのお嬢さんのボディーガードに。まっすぐに読めるバイオレンス・アクション。

    6
    投稿日: 2026.09.24
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    非現実的で暴力渦巻く社会を描いているのに、そこで繰り広げられる情景が浮かび上がるような描き方をされている事をまず驚きながら読み進めた。 章立ての仕組みが巧みで、読み物としての面白さが詰められていた。 正直、テーマとしては苦手な分類なのにページを捲る手が止まらなかった。 作者の暴力的な筆力の賜物。

    0
    投稿日: 2026.09.23
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    誰も想像していなかったラスト。 え、そりゃあわからないわけだ。ずっと登場してたのに。 よかった。最後は多分すでに事切れていたよね。 静かなラストだった。

    2
    投稿日: 2026.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よく分からなかったけど抜群に面白かった 結局依子は何者だったのだろう、サイヤ人みたいなものなのか? たくさんの紆余曲折があったろうに、ぐんと時間が進むので、もっともっと2人を好きになりたかったな

    2
    投稿日: 2026.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    積読消化。 英国のミステリー文学賞であるダガー賞を受賞した…ということだったけど、ミステリー? となりググる。 これ多分、犯罪小説の方だな。 内容としては暴の化身に社会風刺をブレンドした感じ。 暴は娯楽として享受する分にはシンプルに楽しいですよね。 一方で単に事務所の前で暴れていただけの、何処の馬の骨ともしれない奴をボコした後にボスの娘の護衛に推薦する説得力。 主人公が最初に従う理由の御都合主義感。 権威ある賞を受賞されたという事で、上がったハードルを越えるには引っ掛かりが散見されるなぁとなりました。

    1
    投稿日: 2026.09.19
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    暴力が生々しく表現され言葉もかなり酷いので、読み手によって好き嫌いがハッキリと分かれそうな作品。 読んでいると、アニメや映画のように映像が頭の中にイメージされるのが楽しい。食堂の隅で食べるカレーとか、校門の近くに車を停めて居眠りしている姿とか…。 割と一気に読めました。

    1
    投稿日: 2026.09.18
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    本屋に平積みになっていたのと、ババヤガーか。昔ロシア民話が家にあったので懐かしいなぁと思い手に取りました。死なないコシチェイとか、昔読んだ本は固有名詞もなかなか忘れないものだなぁ。 全体的に暴力がメインで物語は進むのだけれども、女性が主人公なので面倒くさい惚れたはれたの話が(主人公周りには)あまり感じられないのがうっとおしくなくてよかったな、と。そして粘着気質でキモい筋肉自慢の男どもが、ご自慢の腕力でも主人公に適わないというのも痛快ではある。とはいえお嬢さんは家の、父の支配下に置かれ自由選択を許されない生活を強いられている。まぁこのお嬢さんも結構イイ性格で…という辺りが肝。あまり感情的だったり泣いて悲嘆にくれている女性じゃないのもいいなぁ。アニキもカッコイイし。 上手いミスリードで、最後まで読むとなんだそうだったのか!と良い意味で裏切られた感じ。最初に事故現場から子供を助ける際に感じた違和感が、そちらがそうだったのかぁという納得にもつながります。 やっぱり世の中それほどうまくはいかないよね、という結末ですが最後まで抗う二人は、それほど悲壮感もなく、きちんと生活をしているという描写で面白く読みました。

    3
    投稿日: 2026.09.17
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    面白かった!なんていう仕掛け。 宇多川の拷問聞いてたら嫌悪感バチバチの表情になったし、やはりヤクザの世界こえ~。 暴力が快感とか、自由だとか考え方が新鮮でおもろい。剣道とか柔道とかやって礼儀を学んでいくのが相場なんちゃうのって。もう怖いよ。 ヤクザの娘とそのボディガードとの話としては、割と典型的なやつなのかもしれんが、でもスキ❤︎ 薄い小説で、こう、登場人物について深く触れられるものではないから、スピードよく読めた。

    1
    投稿日: 2026.09.15
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    あらすじを読まずに手に取ったから 衝撃がすごかった。 がんがん暴力を書きたいという 作者の気合いが感じられる。 暴力描写は苦手だけど、これだけ振り切っていると 陰湿さがなくてすかっとする。

    6
    投稿日: 2026.09.14
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    暴力系の本。最後のオチはすごくよかったし、キャラに魅力があって面白かった。映像化したらすごく化けそう。

    1
    投稿日: 2026.09.12
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    喧嘩殺法はエグいけど、依子がヤクザをボコボコにしていくのは痛快だった。こんなに強くても、女が受ける呪いみたいなものはしつこく付き纏ってくる。でも、それらに目もくれず、突き進んで生きてゆく展開が面白かった。

    0
    投稿日: 2026.09.11
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    初の王谷先生作品でした。 最初から最後まで、ずっと血生臭くて、暴力性が途切れることなく、むしろ加速していく展開はあっという間に読み終わらせるパワーと、余韻を与えてくれました。 主要二人の人生のお話というか、どこまでも人間のお話で、露骨に男と女を浴びせられる描写はありますが、生き様に性別は関係なく、ひたすらに生き物の命のお話だったな、と思いました。 時系列が急にブツ切りに感じるシーンはありましたが、颯爽感が損なわれなかったと思えば特に目立つことはなかったので、短い本ではありますが厚みのあるお話で、他の作品も読みたくなりました。

    2
    投稿日: 2026.09.11
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    昨年の逆輸入型ベストセラーを1年遅れで読んだ。 うーん、面白い! 変態宇多川の拷問関連の描写は文字だけでも十二分に身の毛がよだつ。終盤の依子による天誅が途中で終わってしまったのは残念なような、手を汚すのも穢らわしいような。 途中に何度か挟まれる、「芳子」と「正さん」の駆け落ち逃避行を巡る仕掛けには、皆さんコメントされている通り、終盤になって、「一体何が起きた??」と大混乱。漸く事態を飲み込めた時には、やられた〜、と爽快だ。 英国でダガー賞(ミステリーの賞)受賞とあり、英語版では正さんと尚子は何と訳されているのか気になって調べてみたら、それぞれ「MASA」と「SHOKO」で、MASAは徹底して固有名詞を使い、heとかsheとかの人称代名詞は一度も使ってないそうだ。なるほど

    59
    投稿日: 2026.09.08
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    爽快な暴力で夢中になってスルスル読めた。見たことないけど昔のヤクザ映画を手に取りやすいかたちにした感じ。古典的で目に浮かびやすいこてこてな感じなのでこれが海外で評価されるってどゆこと?ではあるが北野武とかも海外で評価されてたからそういうことかな?? 帯を見てミステリー話と思って読んだけど、ミステリー要素はよくわからず、逃亡生活の因果関係がグチャッとなってたけどこれがミステリーってことなのか?と私の理解力不足なのかよくわからなかった。2人の愛の逃亡とほぼ全く同じ道をたどったある意味2人の愛の逃亡劇のお話なのかな…?犬はかわいいよね

    1
    投稿日: 2026.09.08
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    あらすじ(河出書房新社より)お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに悲しく笑う――。暴力を唯一の趣味とする新道依子は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することに。拳の咆哮轟くシスターハードボイルド!(https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029191/) 家父長制ぶっ壊せ小説。屈強な女が下衆な男どもをぶちのめしていくところから開幕し、キャラ正反対のお嬢様のボディーガードになるなんて私が好きな要素しかないじゃん。 終盤でえ!?ちょ待っ…ええ!?ええ!!?ってなって数ページ戻って行ったり来たりした、くらいにはおもしろかった。映画化とかするのかな。するなら新道はガチで屈強な人にして欲しいな。 空白の時間も多いので、この間にどんなことがあったんやろって思ったりもする。もっとこの二人を見ていたかった。

    0
    投稿日: 2026.09.06
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    ヤクザの世界の描写が想像しづらいところもあって最初のところは読み進めるのが難しかったけど、途中から読むのをとめられないほど、おもしろかった。尚子や依子のようにつよい意志を持って生きていきたいものだ。 映画になるなら、どんなキャストだろう、と考えるものおもしろい

    5
    投稿日: 2026.09.06
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    再読。バイオレンスがスピード感をもって疾走します。ずっと闇にいたと思ったら、唐突に穏やかで静かな朝を迎えます。2人が愛おしい。

    7
    投稿日: 2026.09.06
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    「でも、私は本当は鬼婆になりたかった。」 暴力の天稟をもった主人公が暴力団に腕っぷしを買われ、会長の一人娘の運転手兼ボディガードという仕事を与えられる、という流れで始まるミステリー作品。 いつもの様に善し悪しをそれぞれ分けて感想を述べたいが、この作品に関しては切り分けるのが難しいので思った事を以下にツラツラ。 ▪️主人公とヒロインに漫画的な魅力、キャラクター性があり、彼女らの人物像を気にいる読者は多そう。前半の話しの流れは(とある叙述部分を除けば)ドラマなりゲームなりでまぁそれなりに見かけるもので、これを王道というべきか在り来りというべきか悩ましい。後半の一気に世界が動いていく感覚が斬新ではあるが、そもそも後半に差しかかる段階での二人の絆の育みにスピード感がありすぎる様に感じた。もう少し何らかの距離感縮めるエピソードが欲しかった。 ▪️自分がにわか故に思ってしまったのが、「これってミステリー作品なのか?」という事。探偵ものみたいに事件解決万々歳とはならないのでそういうミステリー作品を欲している人には向かないかも。自分が失敗したのは帯にあるミステリー文学賞という肩書きで変にハードルを上げてしまった事。素直にバイオレンスアクション!うおぉおお!みたいなテンションで読んだ方が良かったか。 !総括 ボリュームそれなりでシンプルな話しなのに、作品の善し悪しを改めて考えると不思議と難しい。渾然一体というか表裏一体というか、悪いところはそんなに無いはずなのに、手放しで傑作かと問われるとそう言いたいような違うような、こんなに自分の中で結論出しにくい作品は初めてかも。 ヒロインのーーっぷりにギリッギリ納得しきれないというか、最終的にもはや主人公よりファンタジーな存在に写った。

    0
    投稿日: 2026.09.05
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    文句なし。最高。 映画を観ているかのような展開、躍動感ある暴力描写、でも活字でしかできないギミック、小説だからこその面白さ。 2人には幸せになってほしかったが、ラストも好きだ。依子はあのあとどうするかな。ババヤガになるのだろうな。 読み終わるのが寂しくなる本は久しぶり。 何度でも読みたい。 作者あとがきも良かった。

    1
    投稿日: 2026.09.04
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    この作品は3通りの読み方ができると思います。 ひとつは「女性が主人公のバイオレンスアクションやノワール」。もうひとつは「性別を超越したところにあるシスターフッド小説」。これは私の語彙力が不足していただけで、調べたら「クィア・シスターフッド」と呼ぶらしいです。 私は本作をダガー賞の件以降に知ったのですが、多分出版された当初はさほど話題にならなかったはず。恐らくほぼ前者のみの文脈の中で消費されたのだろうと想像します。 それが時を経て、3つ目にして作者の本来意図したであろう読み方、「バイオレンスの皮を被ったクィア・シスターフッド」という本質が理解され、ダガー賞はじめ海外で評価された上で国内での再評価となる訳ですが、いざ読んでみると確かにこれは海外に受ける小説なんだろういう印象を持ちました。 ただし、必ずしもいい意味でというわけでもありません。 というのは、普段から日本のエンターテインメントに接している人は、少し本作のストーリーがありきたりに感じる面もあるのではないかと思うのです。 腕っぷしが強いが不器用で孤独な主人公と深窓の令嬢(訳アリ)の逃避行。これは主人公が男性なら小説に限らずフィクションでよくある話でしょう。高倉健のような往年のスターならば昭和のヤクザ映画に、桐生一馬ならば『龍が如く』に。他にもたくさんありそうです。 また、新堂と異なり腕っぷしに頼れない尚子がアクションシーンに参加する終盤。そこで使われる武器と力の弱い女性の組み合わせもやはりありがち、というかド定番に感じる。この武器、日本のものは構造上精度が低く百発百中にはなり得ないのですが、その辺りの違和感は海外の読者には伝わらず、逆に力を持たざる女性が次々に男性を倒すというクールな場面として映るのかもしれません。 少し粗探しのような意地悪な見方をしてしまいましたが、本作がとても魅力的な作品であることは間違いありません。主人公の新堂が女性であるということの意味は大きく、体調面で月経周期の影響を受けたり、性的な被害に遭いかける場面がある。これはもちろん高倉健や桐生一馬ではあり得ないことです。 身体が大きく力のある新堂に過度な男性性を与えず、あくまでも女性として男性に立ち向かっていく様は素直にカッコよく、この作品の精神性を象徴していると思います。 クィア・シスターフッドの「クィア」の部分はネタバレになり得るので触れませんが、「シスターフッド」の部分はとても印象的でした。終盤から最後にかけての新堂と尚子の関係性。これは女性同士だから成り立つ関係なのでしょう。最初は上下関係だった2人が最終的に極めて対等な関係へと変化している。関係性の変化が共に過ごした時間の濃密さを静かに、しかし饒舌に物語っているようでした。 個人的には読んでいる間どうしても「ありがち感」への違和感を払拭できず、無条件の絶賛とまではいきませんでした。しかしクィア・シスターフッドをバイオレンスという強烈なスパイスをまとわせて提供するという試み、本当にお見事という他ありません。ダガー賞翻訳部門受賞という快挙に値する作品だと思います。王谷晶さんがこれからどういう作品を書かれるか、楽しみにしています。

    1
    投稿日: 2026.09.04
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    暴力と血に塗れた話なのに、なぜかスッキリ読める。 『誰かの何かとして生きるのは、無理だ』 男社会で生き抜く中で、少しの諦めと自分を安売りしない依子がだんだん好きになる。 面白かった〜。

    13
    投稿日: 2026.08.31
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    読みやすく、バイオレンスな描写もとてもありありとイメージが浮かぶ。それでいて、面白い仕掛けもある。後半の駆け抜け方が何とも映画のようで余韻が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2026.08.30
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    良質な映画を観たかのような余韻。読みやすいのに重厚。爽快であり哀しい。人間ドラマで最高のミステリー。 最初はバイオレンスだし依子の闖入の理屈も乱暴だしで少し躊躇しましたが、暴力描写は長くないので苦手な方もササッと読んでください。 ストーリーも人物も魅力的で緩急も素晴らしく一瞬で読み終わったのに、余韻に浸りしばらく感想が書けませんでした。 何日も経った今でも、乱暴者で魅力的な依子の微笑み、シニカルででも人間味のある柳の眼差し、気高い人形から凄みを滲ませた尚子の覚悟が浮かんでは消えていつまでも囚われています。 別の著作も必ず読みます。

    26
    投稿日: 2026.08.29
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    北野武好きはハマる気がする 主人公がブルドーザー級の肝っ玉女性といういかれ具合で極道に強制収容、ヤクザの令嬢を護衛することに。 その頃とある夫婦仲にある2人が事故現場から親子を救助。 一見何も関係が無い2つの出来事が重なる時、どんでん返しが巻き起こる。 実は命題で暴力や不条理についつい目が行きがちですが、私は今作において命題は「性差」だと思います。 それについて説明する前にそもそもババヤガってなんなのか?作中あまり語られることのない言葉の意味ですが、山姥的存在とされる老婆を意味しています。作中では山姥の話がキーポイントとして主人公の人生観に関わるのです。 ちなみに主人公の生い立ちはとても凄惨なことのように我々捉えてしまうかも知れませんが、主人公である彼女は女性という立場から言い訳はしない、むしろ全て受け入れた上で凄惨な人生でさえ不幸だと考えないスタンスを一貫しているんですね。 そうして見えた主人公の女性像と山姥的存在が重なって我々納得してしまうのも束の間、ヤクザという女性が相容れない社会が主人公を異物としてたらしめています。 私はそれを読んだ時、男性社会に溶け込む1人の女性として主人公のギャップとも取れるズレこそが「性差」であると感じました。 まるでヤクザの世界が男社会の縮図として女性である主人公を女性的にしていくんですよ、それを描く才を感じた時は痺れましたね。そんなことできるのか!と言った具合に我々の意見を打ち砕くインパクトが今作にはあります。 言っておくと主人公はヤクザと変わらぬ強さでそれでも女性なんですね。読者の私は男(一応伝えるとゲイ)なんですが、これを女性が読んだ時、おそらく女性の方が稀有されてしまう気がします。 男性が性差を感じるのと女性が性差を感じるのとではまた違った感じ方になるはずです。だからこそ感性は人を選んで突き詰めてくると思います。 でもよくよく考えて山姥って女性だけれど男女分け隔てなく恐れ多い存在じゃないですか、だからある意味山姥ってユニセックスな存在感を放っているんですけど、いまいち人々の意識には根付いてない感性なんだなと面白い発見もできます。 そしてもう一つ、ババヤガの夜と言うタイトルで何故夜なのか? 私はこの単語にも価値があるなーと感じましたね、朝でも昼でもない夜だからこそ見えてくる人の姿にあなたは何を感じるでしょうか。 ぜひ自分の感性を試しに読んでみてください。

    12
    投稿日: 2026.08.29
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    ありきたりっぽい設定だなーと油断してたのに、怒涛の展開が良い意味で予想を裏切ってきた。 まだ早いけど今年のベストに数えても良いと思えるほどに。 安直に「泣ける」ってレビューはしたくないのだけど、結末を迎えたときに思わず涙が溢れてきてしまったからものすごく心を揺さぶられたことは確かで。 起承転結の”転”にあたる箇所から再読必須の叙述トリックを解くのがこの作品の一番面白いところ。 『え、一体何が起こったの?』と困惑しながら読み終えてみる。伏線を辿るために読み返すのって面倒に感じることもあるはずが、そもそも作品のボリューム感はスッキリしているし読み返すべきポイントは絞りやすいから自ずと回収に走りに行く。 物語は依子と尚子の所謂シスターフッドが中心ではあるものの、依子と柳の関係性も恋愛感情というより連帯感から来る印象で好き。 俺の女になれよ、なんてと依子に口説く描写は、柳の物言いはアレだけど単なる惚れた腫れたで言い表せるものとも違うかなと思った。どんなに強く求めにいっても依子が首を縦に振る訳はないことは柳自身よく理解しているだろうし。 バイオレンス描写も妥協なく、小説だからこそできる表現を書ききっていて極力無駄を削いだ仕上がりになっている作品だった。 ※以下本文ネタバレ注意 「尚子さん、お嬢さん。寝ちまったの……尚子」 長くはない台詞だけど、名前も姿も第三者たちに見せる関係性も変え続け奔走してきたふたりが最後に”依子と尚子”に還ってきたんだなと思うとあまりにも切ない結末ではあるものの感涙が止まらなかった。

    15
    投稿日: 2026.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バイオレンス、ミステリー。 ヤクザのお嬢様とその用心棒になる怪物女。 並行で何かから逃げている老夫婦。 が並行で話が進んでいく。 ミステリーとしては2人が同じだというどんでんがえし。逃げてずっと追われてる。 最後は土砂崩れから相手は全滅?2人はなんとか逃げて2人でまた過ごす。

    0
    投稿日: 2026.08.27
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    暴力がテーマとなった作品を初めて読んだ。面白い。読みやすい。単調だけど内容はしっかり入ってくる。主人公とある女性が出会い、最初は打ち解けれなかったものの、段々と惹かれあって共生していく。結末はこうあってほしいとまで想像しながら楽しめた作品でした。

    2
    投稿日: 2026.08.26
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    クイア文学ではなく、シスターフッド文学。「恵まれない」の内容はそれぞれ異なるものの、しかし、恵まれない環境で育った女性同士のあいだに表現しがたい奇妙な互助関係ができあがっていく。暴力に関する記述があまりに多すぎるけれども、主人公たちが暴力を避けられない環境にいることは理解できる。暴力の場面に閉口しなければ、わかりやすくテンポのよいサスペンスだ。

    3
    投稿日: 2026.08.24
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    王谷晶は『ババヤガの夜』の中で、一見すると対極にいる二人の女性を描き出している。一人は社会の底辺で暴力を武器に生き抜く元不良少女の依子。もう一人はヤクザの権力の中枢に囚われ、一切の自由を持たない組長の娘、尚子。しかし、この極端なコントラストこそが、男性の暴力が蔓延する裏社会において、二人に決して壊れることのない連帯感を育ませるのだ。 最も衝撃を受けたのは、著者による「暴力」の再解釈である。この生きづらい現代社会において、女性は愛想よく、従順で無害な存在になることを強いられるくらいなら、むしろ周囲から恐れられる「ババヤガ(スラブ民話の魔女)」になったほうがいい。本作は、社会の枠組みの中で「自分の居場所がない」と感じているすべての女性に処方された劇薬であり、「服従を拒否することもまた、強力な救済である」と私たちに教えてくれる。

    10
    投稿日: 2026.08.24
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    タガー賞を受賞したとのことで、かなり期待して読み始めた。なので正直、ん?って感じ。 普通に面白くはあるのだけど…期待し過ぎた。

    1
    投稿日: 2026.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    バイオレンスな話と聞いて、少し敬遠していたけれど、評判なのも納得の面白さで、最高に良かった! とにかくスピード感があって、ページをめくる手が止まらない。荒々しくて物騒な場面も多いのに、ただ暴力的なだけではなく、登場人物たちの抱えているものにどんどん惹き込まれていった。 読み終わった今は、ただただ二人には幸せになってほしいと願いたくなる。 強烈なのに、どこか温かさが残る一冊だった。

    10
    投稿日: 2026.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見事にやられました。読み始めたら止まらず、一気に最後まで読んでしまいました。素朴な疑問ですが、こういった叙述トリックは、英語版だとどうなるんでしょうね?

    3
    投稿日: 2026.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    当初フラットな内容で感想を記していましたが、やはり秀逸な作品だなと再度読み直して実感しましたので、ネタバレ有りで書き直して再掲しました。 ヤクザものの世界観にアクション、バイオレンス、そしてミステリ要素と、フリースタイルな作品。 まず最初の感想として、見事にやられました。 あの一文を読んだ時に衝撃を受け、今の場面が一体どんな状況だったのか理解出来なくなり、それを理解して全てが繋がった瞬間に「やられた」と漏らすほどに。 作中の表現に例えるならば、まさに一発KOモノの叙述トリックでした。 確かに序盤から、不思議な表現だなと思ったところがありました。 ボディガードとなった依子が、尚子を車で大学に乗せていく場面で「道は分かるの?」と聞かれ、この辺りの地理は生花店の配達で覚えているというくだりがあった点。 この車にはカーナビがないのか、それとも尚子が口うるさいのでナビ操作などの余計なことはしなかったのかなと、ほんの少しだけ気になっていました。 後から時系列のズレを知ると、そりゃ昭和の時代にカーナビなんてないよな…と。 登場する自動車のチョイスにシビックを選んだ部分もお見事でした。シビックは今でこそ高級スポーツセダンですが、当時はその名の通りどこにでもある大衆車。 現代の場面でアルファードを登場させて匂いを消しているところもまた憎いです。 叙述トリック以外にも登場人物が魅力的で、ガサツだが男でも敵う者無しの腕っぷしを持つ依子、ヤクザの家に生まれ英才教育を受けているが世間が分からない深窓の令嬢の尚子。 トリック後の加速度的に進む物語の中で、時代をも共に連れていくノスタルジックな逃避行は、二人の絆の深さを表現するのには十分な内容でした。 他、組長という立場で頂点に立つ醜悪な父と狂気を纏う婚約者の宇田川に、組織の中でどこか頼れるクールな若頭の柳など、登場人物のキャラクターが立っていて生き生きとしている印象を受けました。 ボリューム自体は薄く、その中での叙述トリックの破壊力が大きいため、映像等で表現するのは(そもそも暴力的すぎてハードル自体が高く)難しい作品なのが惜しいところですが、それを抜きにしても傑作だと思いました。

    4
    投稿日: 2026.08.22
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    タガー賞受賞とのことで、話題になっていた時に読みたいと思っていた本作。 ミステリーものと思っていたら、任侠もの? と読み進めていくうちに、こんなところにミステリー仕込んでるとは。思わず声が出た。 一気に読んでしまった。本当に面白かった。 思い返せば、あちこちにヒントが散りばめられていたのに、全然気づかなかった。 映像化できないやつだけど、作者は映像化していいと言っているよう。 もし映像化するとしたらどうなるんだろう。楽しみ。

    2
    投稿日: 2026.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなに興奮して、読み終わりたくないって思った本に出会ったの久しぶりだ…!! 普段あまり読まないハードボイルドで、バイオレンス要素満載なんだけど夢中で読んだ!自分ハードボイルド好きなのかもしれないと新発見。シスターフッドなのがまたいい。 途中からまさかの展開で驚いたし、ラストが余韻残るかんじでたまらん。 そんで柳メロい〜〜。柳と三人で逃亡ルートもちょっと見たかったかも。

    3
    投稿日: 2026.08.20
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    暴力性を感じる小説が好きだ。 主人公の依子は暴力パワーを発散する為に生きているような人物で、 女性が主人公のノワール小説もいいなと。 バイオレンスとエンタメの相性はやはり抜群だな。 依子が護衛しているヤクザの娘、尚子との関係も良かった。 なんとも不思議な関係性の二人なのだけれど、 恋愛抜きで繋がってる二人は どんなカップルよりも最強な気がする。

    7
    投稿日: 2026.08.20
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    作者女性だったのが意外 バイオレンス小説+ミスリードで面白いし、分量も多くないので読みやすかった 芳子めっちゃ強いやん。からの種明かしは鳥肌 組長が魅力0のクソ人間すぎてどうやってのし上がったのか謎、普通に謀反されて死ぬやろ 依子は暴力狂いで争いを望んでいるのに宇多川にもうやめようと言っているのはナゼ? 最後は尚子死んだのかな? ババヤガ=スラヴ民話の恐ろしい魔女らしい

    1
    投稿日: 2026.08.19
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    話題になっていたので手に取ってみた。 バイオレンスアクションなのかなぁとちょっと尻込みしていた感はあったけど、そんなことは気にならず 読み始めたらもう一気読みなくらい引き込まれた。 余計なものはなく一気に突き進むような感覚。 それなのに驚きの展開も待っていて、構成が素晴らしいなと。 依子と尚子の、なんとも言えない絆に自然と涙。

    1
    投稿日: 2026.08.17
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    自分には少し露悪的で過激すぎたが、それでも爽快感はあり、面白かった。 柳がカッコ良すぎるし、正もめちゃくちゃタイプだった。 依子はこんなに強くてカッコいいのに『ヒロイン』だったと感じるのが不思議だ。 いい意味で表紙で受けた印象を裏切られた。 最後が少し切ない。

    0
    投稿日: 2026.08.17
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    暴力である。それを基準に進んでいく。 また、年が経つにつれてのドンデンが上手くハマって面白かった。 世界最高峰のミステリー文学賞 英国推理作家協会賞 ダガー賞 翻訳小説部門 受賞作 世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション! ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」選出 デイリー・テレグラフ「 スリラー・オブ・ザ・イヤー」選出 「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞 「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった! 『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」 ——@thespookybookclub 「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙 「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙 「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙 「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender 「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly 暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。 装画:寺田克也/解説:深町秋生 どんどこ血が脈打ってくる。――北上次郎(「本の雑誌」2021年1月号) まず、この世界を壊せ。話はそこからだ、と作者は言う。――杉江松恋 シスターフッド文学をあらゆる意味で刷新するシスターバイオレンスアクション!――鴻巣友季子 もう一気に読了して最後はナルホド! と唸った。――大槻ケンヂ 友情でも愛情でも性愛でもない、ただ深いところで結ばれたこの関係に、名前など付けられない。――宇垣美里(フリーアナウンサー)

    41
    投稿日: 2026.08.15
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    うーん。「らしさ」について考えるNHKのラジオ番組で紹介されてたので読んでみた。四条烏丸の大垣書店で昼過ぎに買って、六角堂横のスタバで読み始め、夕立ちの中で幸い濡れずに帰った自宅でその晩に読み終わった。想定外の結末を読み、想定外の結末がしっくり来る不思議な小説でした。

    2
    投稿日: 2026.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人作家としてはじめてダガー賞翻訳部門を受賞した『ババヤガの夜』。 暴力団のお嬢様を護衛することになっためちゃくちゃ強い女性の話。 私は暴力的な描写が苦手だが、ボッコボコに殴り合うけどアクション漫画的というか、あまり痛そうに感じないため(ドラゴンボールの戦闘シーンみたいな感じ)意外にそこは気にならずに読めた。また、短いページ数の中で、展開に驚きもあって、面白かった。 翻訳作品として評価された作品だが、漢字に複数の読み方がある日本語の特徴を活用した叙述トリックやミスリードが肝になっている。 そのあたりは、翻訳ではどう表現したのだろうか。英語は読めないが、気になっている。そこじゃないところが、評価されたのだろうか。

    3
    投稿日: 2026.08.14
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    ダガー賞を獲ったと知ったので読んでみた。 ハードボイルドだなぁ、、、、、けど、なんのことなんだろう、、、、。面白いかと聞かれれば面白くないと答えるだろうな。誰も良い人も幸せな人もおらへん。

    1
    投稿日: 2026.08.13
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    とても読みやすくあっという間に終わった。 題名からは内容がイメージできず、期待せずに読んだけどスピーディーな展開で映画一本見終わった感じの満足感。

    6
    投稿日: 2026.08.12
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    かなりぶっ飛んでます! 暴力が唯一の趣味?街中で突如、スカウトされ、関東有数規模の暴力団の一人娘の護衛? 全く先が読めない…二度読み必死www シスターバイオレンスアクション?と思い、読み進めるうちに、どんどん解きほぐされていく思考 文字の力を改めて感じました どんな関係?友情でも愛情でも性愛でもない、だから長く一緒に居続けられる ただただ深いところで結ばれているだけ…

    3
    投稿日: 2026.08.12
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    意外な展開でそうくるか、と思った。海外のミステリー文学賞を取ったが、これがミステリーになるんだ。僕には刺さらなかった。

    15
    投稿日: 2026.08.11
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    主人公は女性ですが、冒頭から暴力ににつぐ暴力で読む人は選ぶかと思います。 が、大丈夫な方はぜひどうぞ。 海外で賞を取ったというのでてっきり任侠話が受けたのかしら?思いましたが、いやいや後半の展開は面白かったですよ! 後半は読む手が止まらなくて一気読みしてしまいました。

    2
    投稿日: 2026.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤクザ・暴力系の小説でした。しゅじんこうがめちゃめちゃ強くてわくわくした 40年の逃亡生活はすごいなと思いました

    0
    投稿日: 2026.08.10
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    暴力の描写がしんどかった。それなのに読み進めてしまう。怖いもの見たさ、ということなのか。もちろんそれだけでは無理。なので、とにかく依子と尚子の人物像が魅力的だったからだ。こんな世界があるのかと息をのみつつ、時々我に返ると自分は平和なカフェにいて放心する。 暴力を悦びとする人が、小説でなく現実にも存在するのだろうか。するのだろうなと思うと小説を超えて恐ろしい。 正と芳子のトリックは全然分からなかった。圧倒的な暴力を超えて、小説としてすごい!!と思った。

    4
    投稿日: 2026.08.10
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    読みやすかった。読んでる間、口の中が血の味する感じがした。でも最後よく分からなかった。「お、おおう?」ってなった。

    1
    投稿日: 2026.08.09
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    一気に読めた。おもしろくて続きが気になってページを捲る手が止められなかった。バイオレンス&シスターフッド

    1
    投稿日: 2026.08.07
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    audibleで。バイオレンスもの。 謎に満ちた生い立ちや、犬の命を救うために条件をのんだり、ボディガードしている一人娘に対する情など、暴力だけではない新藤依子の人間像が魅力的。身の毛のよだつような暴力表現があればあるほど際立っていくのが面白かった。ラストもいい。なるほど、そう来るかーと。 暴力シーンがあまり好きではないので(自身の基準として再読してもいいと思うものが星5)星4だが、文句なく面白かった。

    1
    投稿日: 2026.08.07
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    4.0 まさかの一日で読了。 ちょっと戻って読み返しながら伏線追うの楽しい。 終わり方も意外だけど満足。

    2
    投稿日: 2026.08.07
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    やくざの娘尚子の送迎係にスカウトされた貧しい境遇で育った新道依子が、男やくざの世界を暴力でのし上がる一方、まったく違う境遇で当初はまったく意思疎通ができなかった娘と次第に打ち解けていく、やくざものの王道。途中の仕掛けには驚いたが、イギリスでダガー賞翻訳小説部門 受賞するほどか?暴力物のアニメの方がよっぽど乱闘シーンはすごいと思うのだけど・・・。シスター・バイオレンス というらしいが、ユリのシーンはない。暴力に快感を感じる主人公に共鳴できない。でも一気に読めて驚きも含めて爽快感はある。最後のシーンはあしたのジョーと同じで、読者が想像すれば良いのだろう。 ババヤガとはバーバ・ヤーガでスラヴ民話に登場する恐ろしい魔女や妖怪のような老婆のこと。依子は強くてかっこいい鬼婆になりたかった。

    0
    投稿日: 2026.08.06
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    一瞬の読書体験!生々しい暴力描写と、意外なほどに親しみやすいキャラクター。そしてストーリーがポンポンと進んでいく感じが、読者を引き込んでいく。シンプルな娯楽小説という感じで大変よかった。小説ならではのやり口が好きと言ったら勧められた本だったので、展開にはなるほど〜という感じ。ただこの本はそこに至るまでの二人の関係性が魅力的であって、それ以降の展開は個人的には必須ではないかもなと言う気がした。 しかしおもろかったです!

    2
    投稿日: 2026.08.06
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    なんて血生臭い話なんだ。 『暴力を書くのが楽しい』だなんて、そんな王谷さんが恐ろしい。笑 だけど疾走感がすごくて後半にかけての展開と勢いが濃い。 濃いのだけど、40年分の内容が200ページにしか収められてないので、もっと長編にしたらもっともっと没入感あって人間味も味わえたかな。 後半の尚子たちの変貌があっというまで。 女だからって自由を奪われる世界をどんどん投げ倒していく依子にはスカッとさせられたしハラハラしたし、ごめんだけど表紙見た時男だと思っちゃったごめん。 こんな強そうな見た目なのに最初に絡んできたヤクザはよくお尻に触ろうとしたなって思っちゃったのもごめん。

    44
    投稿日: 2026.08.03
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    おほー、、、なるほどという感じ。 これは誰でもミスリードするやろと思いつつ、 なかなかの読み応えだった。わずか200ページの本だったとは思えない。 残念なのはラストのどんでん返しからが駆け足すぎたこと。もう少しそこで重厚感を持たせることができたのでは?と思うし、終わり方も、いや雑〜〜☹️という感じ。また、振り返れば展開の仕方が珍しいものの、内容はありきたりかもしれない。 暴力性や残虐性、そしてちょくちょくある胸糞展開に顔を顰めつつ読んだ。 あまりバイオレンスなものは得意ではないな。

    2
    投稿日: 2026.08.02
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    非常に読みやすくページの進むスピードが速く感じました。格闘シーンがリアルで手に汗握ります。期待通りの展開で気分良く読み進めることができました。 この作家さんの作品を探して読んでみたいと感じました

    4
    投稿日: 2026.08.02
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    凸凹の2人が次第に心寄せ合っていく。 ただ、他人ということは忘れずに。 想い合いと見捨てておけない心意気を感じる作品でした。 最後の展開には本当にびっくり。 出会えて良かった作品です。

    1
    投稿日: 2026.08.01
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    3時間ほどで一気に読了。 全体を通して疾走感があり、とにかくテンポがよかった。暴力描写は激しいけれど、主人公が迷いなく突き進んでいく姿には爽快感があり、勢いに乗って最後まで読めた。 後半には「えっ!?」となる展開もあった。一方で、読み終わってから考えると、いくつか疑問が残る部分もあった。 物語の深さというより、アクションメインで描かれたのかなと思った。 男性中心の暴力的な世界で、他人に役割を決められてきた二人の女性が互いに結びつくことで、その枠から逃げ出し、自分の人生を取り戻す物語。 10段階評価:6点

    1
    投稿日: 2026.07.31
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    ヤクザ×ヒューマンドラマという感じの小説。 バイオレンスを前面に押し出しているが、どちらかというと依子と尚子のヒューマンドラマの要素が印象に残った。 テンポが良く、文量も少なめなのでサクサク読める。一方で、エグめの描写やそれぞれの人柄が分かるようなシーンもあり、ページ数のわりに読み応えは十分。 細かい情景描写を積み重ねるというよりは、ストーリーをどんどん進めて内容で読ませるタイプ。

    6
    投稿日: 2026.07.30
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    暴力が唯一の趣味という主人公が、ヤクザの組長の娘のボディーガードになる話で、奇妙で笑えるのに、どこか胸の奥がざわつく一冊でした。 家出少女と元自衛官、謎めいた“ババヤガ”の影が交錯していく展開は、寓話のようでいて妙にリアルで、読んでいるあいだずっと地面が少し揺れているような不安定さがあります。 登場人物たちの会話や距離感も絶妙で、ふと漏れる優しさに救われる瞬間がある一方、物語があえて説明を避ける場面が続くので、ときどき置いていかれるような感覚もありました。 それでも、壊れた世界の片隅で、かすかな光を探しながら歩く若者たちの姿には妙な説得力があって、読み終えたあとに静かな余韻が残ります。 荒々しさと繊細さが同居した、著者らしい“夜の物語”でした。

    2
    投稿日: 2026.07.28
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    #王谷晶 「ババヤガの夜」 日本人が、あのダガー賞を受賞!パチパチパチー ということで一気にスターダムにのし上がった感のある本作。 わかりやすくノワールで、あ、最近、月村了衛くらいしか描いてくれんストレート感と思ったら、 あ、そっか、そっちかってなる。 活字を愛する者として叙述はラブなんです。 暴力と鬱屈とラブからの、叙述で世界を曲げてからは… そっかそいつか。あいつは出ないんか。 あいつを欲しかった、ノワールに叙述というすごく面白い試しと思います!!

    10
    投稿日: 2026.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【オーディブル】 甲斐田さんの朗読良き(汚い卑語を言わすなw)。 短かったので1日で聴き終わった。 かなりあっさり終わった印象で、依子と尚子の心の距離が近づくエピソードがもう1つ2つあるかと思ったが割とすぐ結末に向かい、終盤はダイジェストを見せられているかのようだった。 ミスリードさせておいて「そう言うことか」となる後半は驚いた。確かに事故現場で被害者を助け出す時、女性の方が父親を引きずり出し、男性の方が子供を抱える、と言う部分に多少引っ掛かりはあった。なるほど〜。 ほな尚子の母親とマサさんはどうなったん…とかは少し気になる。父親が死んだからもう良いのか。 最後、明言されない終わり方だけど、二人幸せに生きててほしい…。

    1
    投稿日: 2026.07.27
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    日本人初のダガー賞(権威ある英国のミステリー賞)受賞作ということで、注目をしていたところ、大学時代の友人から「お前はこの本絶対好きだよ」と薦められて、手に取りました。 暴力団の一人娘のボディーガードを無理矢理やらされるはめになった依子。祖父から叩き込まれた喧嘩の技術で、男の組員たちを凌駕する腕っぷしの強さを誇ります。ある事件をきっかけに二人は逃亡することに。 過激な暴力シーンはあるものの、物語全体のテイストはさわやかです。そして、最大の見せ場はミスリード。思い返せば、少し不自然さを感じるところもありましたが、すっかり騙されました。 話の面白さとしては⭐︎4つだけど、明らかに書き込みが足りない部分が散見されるので、⭐︎1つマイナスにしました。出自について考えさせられます。暴力シーンが苦手でなければ、おすすめです。

    24
    投稿日: 2026.07.27
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    なんて爽快で、 読むのが速くなる文章なんでしょうか!✨ ずーっと血の匂いが漂う物語だけど、驚くような展開はミステリーを読んだ後の気持ちよさもありました!!✨ これだけ心に残るような結末なのに、 やっぱり思い出すのは暴力的なシーンばかり!!それがまたいい!

    4
    投稿日: 2026.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前に「飛ぶ教室」で取り上げられてた本。図書館で空きそうになるのを待ってたが、この度、文庫になってるのを見つけて、思い切って買った。また積読にならないか不安だったけど、読み始めたら早かった。時間の都合で、2日がかりになってしまったけど、これ朝から読み始めて、1日で読み終わった方が良かったかもしれない。ちょうど肝心の謎解き…というかいろんなことが明らかになる辺りだったので。 新道依子という恐ろしく腕っぷしの強い女性が、見込まれてヤクザの一人娘のボディガードを務める話。である。実際のヤクザの世界がどんなものか知る由もないが、そもそもスカウトの段階が、極めて理不尽で暴力的。漫画とかライトノベルで描かれてきたような(あんまり読んでないから決めつけてはいけないけど)マイルドな感じではない。そもそも暴力シーンなんて、映画とかでも苦手な方なんだけど、この作品は割とするする読めた。痛みの共感より、暴力の快感が伝わってきたのは初めてだ。女性主人公だからか? 実際の映像化にはいろいろ制約がありそうな表現が多いが、読んでる間は、割と映画のような場面が頭に描きやすかった。もっとも、作者の仕掛けたトリック(?)にはまんまと引っかかった感じはある。 解説とあとがきも必読。

    3
    投稿日: 2026.07.26
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    暴力だけを生きがいにしてきた新道依子は、暴力団会長の娘・尚子の護衛を任される。暴力が支配する世界で始まった二人の共同生活は、やがて誰にも簡単には言い表せない特別な関係へと変わっていく。 久しぶりにどっぷりとハードボイルドの世界に浸った。テンポの良い展開に引き込まれ、一気に駆け抜けるように読了した。 バイオレンス描写が注目される作品であり、実際その迫力も圧巻だった。しかし、一番惹きつけられたのは依子の生き様だった。 印象に残ったのは、変えられない運命の中でも、自分の筋を貫こうともがく二人の女性の生き様だ。 二人は正反対に見える。それでも、自分の筋だけは曲げない。その覚悟だけは不思議なほど似ていた。違っていたのは、その貫き方だけだったように思う。 だからこそ、二人の距離感が心地よかった。友情でも愛情でもない。それぞれの生き方を貫く者同士だからこそ生まれた関係だったのかもしれない。 もっと長く描くこともできた物語だと思う。それでも多くを語りすぎない。この疾走感こそが、この作品にふさわしかった。

    11
    投稿日: 2026.07.26
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    話に引き込まれて一気に読んでしまった。暴力の表現がリアルで、血や泥や肉片の匂い、喧嘩や残虐なシーンの映像が浮かんでくるし、読者としても感情が揺れ動かされるのがわかる。最後の展開は意外だったけど、依子と尚子は運命を共にできてよかったと思った。

    10
    投稿日: 2026.07.25
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    一気読み。読みやすくて世界に没頭してしまった。途中、ん?ん?と読み返し。かっこいい2人。描写が生々しくて、内樹と宇多川がほんと無理すぎた。2人の40年も良かったけど、柳と3人の道でも楽しそうだなと思った。

    1
    投稿日: 2026.07.25
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    あまり長くない話でサクッと読めた。暴力が好きな強い女がヤクザのお嬢様のボディガードになって、組織や親から逃げる話。テーマや設定は面白いので、もっとキャラクターの深掘りとかしてほしかったかもしれない。

    2
    投稿日: 2026.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダガー賞受賞と導入部の良さにだいぶ期待値上がったけど、もう少し重めの読み口の方が好みかも……。 バトル描写はすごく良くて、アクションの流れが自然と脳裏に浮かんでくる。ただ展開の割に人物描写や任侠組織を始めとする世界観の描写が地に足がついていない印象で、シスターフッド×任侠バイオレンスをやるならもっと文章の重みとリアリティある方が個人的には好きだと思った。 あと全体的に暴力がフラット書かれている分、血や痛みや肉体への執着が薄いように感じられた。でもそこが好きな人もいると思う。

    1
    投稿日: 2026.07.23
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    ミステリー?と言われたら謎ではあるが読みやすいしシスターフッドの話で面白かった!2人の関係性そうなるんだと思った

    1
    投稿日: 2026.07.22
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    面白くて一気読みしてしまいました。 バイオレンスの描写がとても上手く描けていて、脳裏にすぐ浮かび上がるようでした。 ミステリ感はあまりありませんでしたが、あっと驚くような箇所がありワクワクしました。

    5
    投稿日: 2026.07.21
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    海外の評判が高いミステリーという評判だったが、これはミステリーなの?が最初の感想。 途中、歌舞伎の早変わりのように読者は鮮やかに騙される。『葉桜の頃に君を思うということ』以来の鮮やかさだ。 が、バイオレンス味が強すぎて私は苦手だった。

    1
    投稿日: 2026.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あー!面白かった。 最後らへんに仕掛けもあって最後まで楽しめた。 主人公と尚子の関係性について名をつける必要はない。それで良いよね。私たちってすぐ親友とか恋人とか関係性を名付けたがるけど、そんな物なくても当事者同士がそのままでいいならそれで良い。良いんだよ。 にしても、内樹のクソジジィ最後まで極悪非道でキモかったな〜。 女性をただの「マンコ」としか見てないおっさんの権化。リスペクトもクソもない。 私も魔女になりたいな。 強くて気まぐれで。 強くなりたいな、心も身体も。

    1
    投稿日: 2026.07.18
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    よく見かけて気になった本。 グロテスクな話はあまり好きではなかったが、この本はそれほど抵抗を感じなかった。 ヤクザの世界なんてイメージでしかないためか、物語として楽しめた。

    1
    投稿日: 2026.07.18
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    一見、ミステリー要素はないのに、気付けば騙されていてびっくり!登場人物に個性が溢れていて、エンタメとしても最高。 人は相手を夫婦や恋人などの型にはめることで安心している。そのカテゴリーにハマらない人の苦しみも訴えているように感じる。 ラストは好みではないけれど、久々に読んでいてワクワクした!

    1
    投稿日: 2026.07.17
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    サクッと読める。漫画的位置づけ。ミステリーなのか?違うよな?なんだこれ?と思ったら後書きには『エンターテイメントの提供』とな。妙にしっくりきました。 現実でもないけどSFでもない、私の知らないこんな世界がほんとにあるのか分からないけど、そんな世界を垣間見たような臨場感もあふれる描写がたくさん。 共感、感動、ではなく、覗き見した満足感のような、そんな気持ちに残る一冊。

    3
    投稿日: 2026.07.17
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    助けたドーベルマンが恩返しで仲間になると思ったが、そんな話にはならない。 依子と尚子の関係が変わっていく様、会話が楽しく一気読み。 『テルマ&ルイーズ』みたいにカッコ良い。

    0
    投稿日: 2026.07.16
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    お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに、悲しそうに笑う。 海外映画を観ているような質感はまさにバイオレンス。それでも彼女たちが生きているのは確かに日本だから、妙に近い距離感で作中の空気が感じ取れてしまう。 どこか無国籍な雰囲気を纏った物語と待ち受けるカタルシスは今までにない読後感で、その余韻に殴られた。 ババヤガの夜はまだ始まったばかりだと信じてる。

    1
    投稿日: 2026.07.14
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    シスターバイオレンスアクション!に惹かれて購入 強い女がやはり強くだからこそ弱くそれでもやっぱり逞しい、そんな作品が本問わず好きな人には刺さる作品だと思います 最初、ゴリゴリのバイオレンスアクションなので、なぜミステリーとして英ダガー賞作品に…?と思いますが、読み進めるとその理由がわかります。 王谷先生の、暴力描写については手を抜かないという信念が要所に出ていて、そういう描写は苦手なのですが目を逸らせず読了しました。 恐らくいずれ映像化するだろうな…と思えるほど香りがわかる作品なので、その前に気になる方には読んでほしいです!

    8
    投稿日: 2026.07.11
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    ミステリーと言うよりは、サスペンスアクションと言った感じの話し、ミステリー要素もなくはないのか、グロテスクな表現もあり、少し人を選ぶかもしれないが普通に面白かったです。暴力描写は、苦手な方ですが読めました。

    2
    投稿日: 2026.07.11
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    グイグイ読ませるエンタメ作品。 暴力描写の巧みさ、途中の作品構造的な仕掛けもうなる ただ、思ったよりもマンガっぽさがあるので文学として読むよりもラノベだと思って読んだほうが相違ない

    3
    投稿日: 2026.07.08
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    テンポ感と臨場感がよく一気に読んだ。シスターフッドの目新しさはあったけど、大筋のストーリー自体はよくある少女漫画的な展開だと思った。

    3
    投稿日: 2026.07.08
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    素晴らしかった!暴力的なシーンが多いのに、小説全体としてはむしろ人間的な優しさに覆われている感じがした。物語としての構成も秀逸で久々にクルクルと舌を巻きました。ページ数の少なさを感じさせない十二分な満足度だったけど、登場人物も世界観も魅力的なだけにもう少し長く読んでいたかった!この著者のほかの作品も読んでみたいですん。

    15
    投稿日: 2026.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本人として初めて英国推理作家協会賞を受賞。 バイオレンス小説は好きではないが、割と抵抗無く読めた。 主人公が175cm 75kgという若い女性なのも小気味いい。暴力が趣味という女性がいるとは。。出会っていないだけなのか?喧嘩で大怪我をさせた組員の組長の屋敷に連れられて行き、一人娘の護衛をすることに。

    2
    投稿日: 2026.07.03
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    なかなか、あっという間に読んでしまった。ページ数が少ないのもあるが、展開が早くてハラハラがとまらんので2日で読み切った。 依子と尚さんがこんな展開になるなんて、逃避行って現実どうなんだ?住民票とか健康保険とか心配になる。最後もなんちゅうか、、ボニー&クライドを思い出すが、少しだけ希望もあったかな。鬼婆になるのも、悪くない。

    2
    投稿日: 2026.07.01