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お探し物は図書室まで
お探し物は図書室まで
青山美智子、さくだゆうこ、小嶋淑子/ポプラ社
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総合評価

1015件)
4.4
527
357
86
10
1
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    面白かった。号泣ではないけど、涙が出てくる。手元に置いて、繰り返し読みたい。 ちょっと独特だけどとてもキュートな司書さんが、少し疲れてしまった人たちへレファレンスする本が、秀逸。彼女の語る言葉も印象的で、動力の源というか、受けた人が忘れられない一節を残す。 毎日を懸命にこなしている全ての人に読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2025.07.24
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    5話からなる連作短編集。今の仕事に満足できない21歳女性、夢の実現に躊躇する35歳男性、仕事と育児の両立に苦しむ40歳女性、うまく働けないニートの30歳男性、定年後に生き方を見失った65歳男性が主人公。それぞれ人生に悩みを持っているが、身も蓋もない言い方をすれば、どれもありふれた悩みかもしれない。しかし、だからこそ「自分ごと」として読んでしまう。 同じ境遇でも、ネガティブにとらえるかポジティブにとらえるかは、その人の心の持ち方次第である。各話の主人公たちは、あるきっかけからそれに気づいていくのだが、その過程もまたリアル(ありそう)で、ヘタな「お悩み解決本」よりもよほど説得力がある。 各話を通じて、主人公に気持ちを切り替えるきっかけを与えてくれるのが、図書室の司書である小町さゆり。彼女の人間離れしたキャラクターが、物語に少し不思議でコミカルな雰囲気を与えている。「笑ゥせぇるすまん」こと喪黒福造の逆バージョン(ホワイトバージョン)みたいな人である。 へこんでいるときに読みたい本。

    4
    投稿日: 2025.07.21
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    この本を読んで、本を読むっていいなって率直に感じた。ただ知識を得られるとか読解力が身につくとかだけじゃなくて、登場人物の考えに共感したり、シーンを想像力を発揮して独自の映像を思い描いたりするのは楽しい。また本が自分の悩みを解決してくれることもある、それをこの本が教えてくれた。またこの本は連作短編集になっていて、それぞれの登場人物が導かれるようにひとつの図書室を訪れる展開になっていて、そこでお探し物は何ですか?という司書の問いにそれぞれの人物の悩みが出てきて、自分も登場人物たちと同じ歳になったら同じような悩みが出てくるかもしれない、その時にはまた読みたいと思う。 この本は明日を生きる活力を与えてくれる とてもいい本だった

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    自分が頑張っても周りを変えられるわけじゃない。そもそも周りの人は、私に巻き込まれるのは迷惑だろう…と、色んな事が行き詰まっている時に、この本に出会った。 行き詰まって苦しんだからこそ感じる事が出来た言葉があり、苦しんだ時間にも意味があると、少しずつ前を向いて動く勇気が出た。

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    小町さんのいる図書館に行きたいと思った。 新たな本との出会いが、自分に気づきを与えてくれて、人生が動き出す。本の魅力が存分に伝わってきた。 そして、誰かに薦めてもらう本には、新発見が多いなとも思う。薦めてもらう機会があれば、ぜひ読みたい。

    2
    投稿日: 2025.07.20
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    図書館の本を選びに本屋さんに行こう! 2025年6月27日(金)14:00-15:30 SASYU鎌田店 学生が選んだ本 ーーーーーーーーーーー 宮代キャンパス ーーーーーーーーーーー お探し物は図書室まで https://fclib.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=3022524

    1
    投稿日: 2025.07.17
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    かなり素敵でした。 図書室を絡めた短編集ですが、私は後半の2編がかなり好きでした。最終章の言葉たちがシンプルながら胸を打ちました。「社会」とは・・・

    8
    投稿日: 2025.07.17
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    2021年本屋大賞第2位! 図書室に訪れた人たちが本をきっかけに悩みと向きあっていくお話。司書の小町さんがおすすめしてくれる本は色々な悩みを解決してくれるヒントや気づきのきっかけになっている。そして小町さん手作りの羊毛フェルトの付録が可愛くてハンドメイド好きの私としてはたまらないアイテム。前向きな気持ちになりたい時に読み返したい本です。

    15
    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少し前に娘におすすめして買った本。 『人魚が逃げた』を読んだついでに娘の本棚から拝借。 悶々とする日々、何もかもが上手く行っていない主人公達。 ひょんな流れで、コミュニティハウスの図書室司書の小町さんと対峙。 「何をお探し?」 しどろもどろに答えると、謎の一冊の紹介と共に羊毛フェルトの付録を手渡される。 一話目の小町さん登場から、おもむろに取り出す羊毛フェルトのくだりまでは勢いがあった。 ただ、著者の作風としても、またこの作品の中の章間をとっても、ややワンパターンなきらいがあるため、その後はすこーしマンネリを感じたかな。 でもそれはある意味安心、安定。 「置かれた場所で咲きなさい」的な自己の人生再認識物語。 章間の登場人物のちょっとした繋がりが多くて、あれこれって?というのが多かった。 少し戻って確認すると、ああやっぱり、すっきりー。 見逃したのもありそう。。 解説、石井ゆかりさん(物語の中にも登場する『月のとびら』の著者)はこの物語をファンタジーだと言い切る。 そうね、何事をも超越したかのような小町さん、ふとしたきっかけでちゃんと自分と向き合える主人公達、そして舞い込む新しい風。 現実はこうも都合良くはいかないことは分かっている。 それをファンタジーだと言い切ってしまうくらいの潔さがあった方がいいのかも知れない。 ファンタジーだって発想の転換と一歩踏み出す勇気ががもたらされるならいいじゃない。 むしろファンタジーだからこそ? 『人魚が逃げた』にも通ずる、リアリティとはなんぞや、物語の力とはなんぞやを考えるに至った。

    58
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     「何をお探し?」その一言は合言葉だ。  人生の探し物を見つける事は全ての人間において、永遠の課題だ。それが自分の人生であるのか、仕事なのかは人それぞれだ。この図書館での出会いは探し物を見つけるきっかけだ。不器用ながらも、その人の探し物に寄り添う司書。紹介される本の筆者から読者への想い。そこには確かに人同士の関わりがあり、合言葉を鍵に、新たな社会の扉が開かれる。

    4
    投稿日: 2025.07.11
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    青山さんの本は、いつも自分なりのペースで生きることを肯定してくれるような文章が多くてとても穏やかな気持ちになれます。

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    何をお探し? (本文より引用) 自分の探し物は?やりたいことは?これから先の生活は? 読んでいていろいろ考えて、感じた作品でした

    1
    投稿日: 2025.07.10
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    2025.7.9完読 仕事に生活に悩み迷っている人を勇気づける素敵な本。正にこれからの生活・夢に迷ってる私にはこの言葉がグッときた。 「いつかって言っている間は、夢は終わらないよ。美しい夢のまま、ずっと続く。 かなわなくても、それもひとつの生き方だと私は思う。無計画な夢を抱くのも、悪いことじゃない。日々を楽しくしてくれるからね」p82

    2
    投稿日: 2025.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    優しいお話でした。 こちらの作者の青山さんの本は読んだ人の心を優しい気持ちにさせてくれるような本が多い印象です。こちらの本についても該当し、落ち着いて読めるいい本だと思います。

    2
    投稿日: 2025.07.09
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    ひとつの図書室と、ちょっと不思議な司書さんが、人の心をふんわりほどいてくれる物語。 誰にも言えない悩みや、迷いを抱えた5人が、それぞれに必要な“本”と出会って、少しずつ前を向いていく姿に、心があたたかくなった。 「お探し物は図書室まで」私も、自分にぴったりの本に出会いたくなった。

    3
    投稿日: 2025.07.08
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    進むごとにいろんなことが繋がり、1章より2章が…2章より3章が…と、どんどん面白くなっていきあっという間に読み終わった。 もっと長く読んでいたかったと思える本だった。

    10
    投稿日: 2025.07.06
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    すごく良かった。 各章の主人公それぞれがまるで自分の人生史のようでとても共感出来たし心に響いた。特に三章はぼろぼろと泣いてしまった。 青山美智子さんの作品は心温まるものが多くて素敵。何事も始めるのに遅くはないと前向きになれる本。 個人的にこの年の大賞より2位こちらが好き

    2
    投稿日: 2025.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    様々な悩みを抱えた登場人物が図書館で働く司書さんにお薦めされた本や付録によって前向きに生きていく短編集。生活していれば誰しも悩み、先の未来が怖くなることがある。どうしても一人で悩んでいると現状がさも最悪の状態であると錯覚してしまう。少し視点を変えてみたり、俯瞰してみたりすることで解決することもあるんだと感じた。優しい涙を流すことができる本でした。

    2
    投稿日: 2025.07.06
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    ずっと読みたかった、、、 いつか読む日が来るのを楽しみにそっと置いていた 「お探し物は図書室まで」、読み終えました。 本当に好きです。 青山さんらしい、この幾人かの登場人物達の人生をたった一つの繋がりから交差させるこの感じが本当に大好きです。 そして一つ一つの人生がどこか共感できて、まるで自分が体験しているような気持ちになる。私の人生に「小町さゆり」はいないけれど、「小町さゆりが付録を通じて気づかせてくれた幾つもの言葉」は私の中に残り続けます。 新しいことを始めるのには 大きな勇気がいるけれど、少し踏み出せば、 変わった自分を必ず好きになれる。 今の自分の境遇に似ているところが 何箇所も出てきて、共感度がとんでもなかったです。これからの自分の人生、変わることを恐れずたくさん好きなものに触れていきたいです。

    7
    投稿日: 2025.07.06
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    5章がそれぞれ違う主人公の短編となっている。 司書の小町さんが渡すフェルトのマスコット、私も欲しい!と思った笑 どの人にも共感する部分があり、今の現実に満足していない自分を当てはめてみたり、顧みたりできる。どれも前向きなポジティブな感じで終わる。軽く読むにはいいかも。

    2
    投稿日: 2025.07.04
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    「書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」 という言葉がずっと心に残ってる。 1歩踏み出すためのヒントが隠されてることが多いから、改めて読書っていいなと思えました

    0
    投稿日: 2025.07.01
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    行き詰まった時、何度でも読み返したい。 心が軽くなって、なんかやってみようってなる本だった。 いろんな境遇で悩みを抱えている5人が、町の図書館で、レファレンスの小町さんに本を選んでもらう話。選ばれた本から、5人がそれぞれ受け取るもの、変わっていく行動に心が動かされた。 「ない」を「目標にする」に変えるっていうのが、自分の中で一番印象に残ったかも。 お金がない、時間がない、勇気がないで終わるんじゃなくて、 お金を用意することを、時間を作ることを、そして、勇気を持つことを目標にする。 自分はないで終わっていたけど、目標にするに変えれば、一歩進めそう。 あと、育休から復帰して、今までやってきた仕事ができなくなった、夏美さんの話も心に残ってる。 ライフステージで環境変わる時、「させられた」とか、「やらされてる」ってなるのは、自分が中心だから。 自分が中心なんじゃなくて、地球みたいに、自分が動いている感覚を持つ。 環境が変わった時、その都度自分がどこに行きたいかを決めるって考えると、変化への恐れが軽くなった! 自分は足りない、余分だと思うことが多いけど、場所が変われば求められることが変わるんだなと、この本を読んで勇気をもらった。 自分が何を持ってるかを知って、その上で心が動いたものに挑戦していきたい。 わたしは、図書館で小町さんに何を探してるか聞かれた時、何て答えるかな。 本を読んだときに受け取るものって、人によってだけでなく、自分の状況によっても違うんだろうな。本を読むのがまた楽しみになった。

    15
    投稿日: 2025.06.30
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    青山美智子作品らしく、一つ一つの話に出てくる人たちが繋がっていく。図書館での出会いで前向きに生きていく人たち。最高でした。

    3
    投稿日: 2025.06.29
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    青山さんの本はやっぱり良いね~。 こういう特定の人を中心においた短編的な話は結構好き。 のぞみちゃんは絶対かわいいだろうなぁ~。会いたい。 小町さんに会って、本をおすすめしてもらいたいし。 内容だけじゃなくて、その本から派生してその人の人生の物語を変えてしまう。 そこがまたいいよね。 シリーズ化してくれないかなぁ。

    12
    投稿日: 2025.06.29
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    読後感がさらっとしていてとても良い。 小町さゆりさんがとても良い。 一歩を踏み出す勇気と決意が今の私にはないけれど、そんな私でも好ましく読めた本。

    10
    投稿日: 2025.06.28
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    2021年本屋大賞第2位!! 「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」 仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。 自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説

    23
    投稿日: 2025.06.27
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    私が読んだ本の中でもベスト5に入るのではないかと思うおもしろさ。 日常の情景がリアルで誰にでも起こり得るようなエピソードに小町さんというちょっとファンタジーな存在がいいエッセンスになった素晴らしい作品でした。 小町さんの当て読みはあの人しか思い浮かばなかった…

    12
    投稿日: 2025.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    各年代の悩みが表現されていて、経験したことには共感し、これから経験するであろうことは具体的に想像することができた。 どの短編にも共通していたのは、動き続けること、新しいことに挑戦し続けること。この先もずっと、ワクワクするものに敏感になって素直に動くことを忘れないでいたい。 21歳婦人服販売員  理想と現実のギャップ 35歳家具メーカー経理部   パラレルワーク、本当にやりたかったこと 40歳元雑誌編集者  仕事と家庭のバランス 30歳ニート  諦めなかった夢イラストレーター 65歳定年退職  囲碁

    1
    投稿日: 2025.06.24
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    同じ地域に住む人々の色々な人生を覗ける。本当皆色々な想いを抱えて一生懸命前を向いて生きている。勇気と人生のヒントを貰える。内容は読みやすく短編でもあるのでお勧め。

    3
    投稿日: 2025.06.24
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    本を読んで、何を受け取って何を感じるかは人それぞれ。このことに改めて気付かされました。なんか本を読むのが面白くなってきた気がします。この考え、能動的ですごく気に入っています。この本がどんなことを与えてくれるのかって期待して読むより、この本からどんなことを吸収できるかってわくわくする読み方をこれから実践してみようと思います。

    3
    投稿日: 2025.06.23
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    どの章も自分自身への言葉のように感じられて、小町さんの言葉ひとつひとつが心に響いた。心が温かくなる本だった。

    1
    投稿日: 2025.06.22
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    町の小さな図書室を訪ねてくる様々な人達にスポットをあてた、本との出会いを描いた作品。図書室の司書の小町さんがすすめる本は千差万別で。色んな本を知っているというのは、それだけで色んな人達を元気付けたり、新たな視点を提供したりする事ができる、大きな力なのだなと思った。映像化はされていないものの、NHKのラジオドラマとして放送された事はあるらしい。仮に映像化する事になると、巨体と表現されている小町さんを誰が演じる事になるのかが、色々と難しそうだな。マツコデラックスさんあたりに演じてもらう事になるのだろうか。

    4
    投稿日: 2025.06.22
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    こういうほっこり系普段読まないから敬遠してたけど読んでみたらすごくよかった 学生の時に読んでも刺さらなかったかもしれないけど、ある程度歳と経験を重ねた今はすごく響くものがあった また数年後読み返したい ご都合物語ではあるけどそんなツッコミ置いとけるメッセージ性があった 映像化するなら誰なんだろうなあ〜

    3
    投稿日: 2025.06.21
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    とーーーっても良かった! 悩み多き中高生はもちろん、人生の岐路に立たされがちな二十代、転職や結婚を考え始める三十代、安定して平凡な毎日を過ごしている四十代、そして老後の生活を考え始める世代。あらゆる世代に読んでもらいたい。 メイプル超合金の安藤なつさん主演でドラマ化してほしいー!

    6
    投稿日: 2025.06.20
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    いい言葉やハッとさせられるシーンや、登場人物の感情が伝わってくる場面がたくさんあって、自分にとって収穫が多かった。最後の解説にある通りファンタジー性があるけれど、だからこそ物語に入りこみやすく、楽しませてくれる。 そして、プラスの感情が湧いてくる。 青山作品は、読後感が心地よいものが多い。とても読みやすいので、若い年代の人や本から遠ざかっている人にも読んで欲しいなと思う。

    15
    投稿日: 2025.06.16
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    すごく良かった! 自分の琴線に触れる素敵なストーリー このような素敵な言葉や温かい気持ちにずっと包まれていたいと想わせてくれる1冊

    1
    投稿日: 2025.06.15
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    好きな作家さんの系統が似ている方がsnsでおすすめされていたもの。Bookoffで買ったのに文庫版限定の青山美智子さんのメッセージカードがちゃんとついてきた、素敵。

    1
    投稿日: 2025.06.14
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    読んでいる最中は共感が小説に感じられず、思わず胸が痛くなるが、章を読み終えるたびに胸に残るものは柔らかくて、暖かい気持ちが心地よかった。 本当に欲しいものって、ガラスケースの向こうにあって、手を伸ばしても届かないだろうなって思うのに、何度も何度も見に行っては魅了されてしまう。 だけど近くにあるものを、ふとしたきっかけで見つめなおすと案外見えてないだけってこともあると気づいた。 詩の意味も、あの子の言葉の意味も、 全部本人しかわからないから聞くしかないけど、時と場合によっては想像を膨らませて、いくつもの答えがある方が面白いでしょう。

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青山美智子さんの小説は、いろんな世代のいろんな悩みを取り上げているから、自分の人生で迷った時に、フッと優しく答えに導いてくれるところが本当に好き。仕事で悲しいことがあったから、グッとくる言葉にたくさん出会った。一番グッときたのは「自分には足りないとか、あるいは余分だと思い込んでいたことも、環境が変われば真逆にだってなりうるのだ。」という言葉。明日からも頑張ろうと思わせてくれる作品ばかり。他のシリーズも早く読みたい。

    4
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の話でぐりとぐらが出てきたことで、この物語に入りやすかった。登場人物たちの悩み事を少しでも解決する司書さんがどのような人か気になった。人に本を勧めることは思っていた以上に難しい。

    1
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    色々考えすぎて眠れず、何となく積読本の中から手に取った1冊。今の自分にぴったりすぎて、読みながら涙が止まらなかった。 出てくる5人それぞれが悩みを抱えていて、自分を悲観的に捉えてしまっていて。 それが、本と付録がきっかけとなって、人と結ばれて心が軽くなっていく、そんなお話たち。 きっと私みたいなネガティブ思考な人間にはぶっ刺さる小説だと思う。言葉で表すのは難しいけど、この本を読んだたったの約2時間半で、少しだけ、いや、たくさん勇気をもらえた。 あとやっぱり何といってもそれぞれの章が少しずつ繋がっているところもよかった。 青山さんの本と出会うきっかけになった「人魚が逃げた」を読んだ時も、このつながりがすごく個人的には好きで、1つの世界に登場人物たちみんないるんだな〜と感じられる話の構成にものすごく惹かれる。 また他の作品も読んでみたい。 今日からはこの本が私のお守りになりそう。 手芸始めてみようかなあ〜。

    3
    投稿日: 2025.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いくつか読んで途中でリタイア!! もう少し展開のある物語がある本が好きなのかもと再確認。 本屋大賞常連の作家さんだから初めにこれ読んでみた。 初心者の方や気軽に読みたい人が好きそう! 気が向いたら読み返したいなと思う。 でも違う作品気になる!

    1
    投稿日: 2025.06.10
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    司書の小町さんがセレクトした、本と付録の羊毛フェルト。それらによって人生に行き詰まった人たちの運命が少しずつ動いていく… 日常に悩みを抱え、人間関係も上手く行かず、全方位行き止まりのような状況に陥ったとき、手足を引っ込めた亀のように、殻に閉じこもりじっとしてしまいがちだ。もうこれ以上、何も受け付けたくないと。 しかし本作の登場人物たちは、なにかに導かれるように小町さんのところへ赴き、そこでセレクトしてもらった本を手に取る。ドミノの初めのコマをそっと押したときのように、そこから静かに流れるように運命が動き出していく。いろいろなことが上手く行かなくなったとき、亀のようなスピードでもいいから目の前のなにかに向かって動いてみるのもアリかもしれないと思えた。 ー「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」 小町さんは言った。 私は本を読んでいるとき、無意識にいま悩んでいることの答えを探していることが多い。文字を追いながら、頭の片隅でこの言葉はあの悩みにも当てはまるだろうかと考えている。だから人によって読み方や受け取り方が異なるのだろう。 本作でも、悩める登場人物たちが本を読み、そこから受け取ることはそれぞれ異なる。きっと同じ本を読んでも、私は彼らと違うことを受け取るんだろう。 総じてどの話も温かい気持ちになったが、中でも私が好きなのは四章 ニートの浩弥と、五章 定年退職した正雄の話だ。 男性が主人公の話はあまり興味を持てないかもなと軽い偏見を抱きつつ読み始めたが、全くの杞憂だった…!素直で優しくて、世の中とちゃんと関わりたいと思っている彼らの姿はとても魅力的で、胸に来るものがあった。いつの間にか、頑張れー!その調子!と応援している自分までいた。 どの章にも心に残る言葉がたくさんあったため、また忘れた頃に読み返したい。 以外、印象深い言葉メモ✍ ー「でも私、思うんだよ。お母さんも大変だっただろうけど、私だって生まれてくる時に相当な苦しみを耐え抜いて、持ちうるだけの力をすべて尽くしたんじゃないかって。十月十日、お母さんのお腹で誰からも教わることなく人間の形に育って、全く環境の違う世界に飛び出してきたんだから。この世界の空気に触れたとき、さぞびっくりしただろうね。何だ、ここはって。忘れちゃってるけどね。だから、嬉しいとか幸せとか感じるたびに、私、がんばって生まれてきた甲斐があったって、かみしめてる」 ー「人生なんて、いつも大狂いよ。どんな境遇にいたって、思い通りにはいかないわよ。でも逆に、思いつきもしない嬉しいサプライズが待っていたりもするでしょう。結果的に、希望通りじゃなくて良かった、セーフ!ってことなんかいっぱいあるんだから。計画や予定が狂うことを、不運とか失敗って思わなくていいの。そうやって変わっていくのよ、自分も、人生も」 ー「なのに、かまってもらえないとすねちゃったり、悲しいとすぐ泣いちゃったりするんだよね。どんなところでも生き延びられる最強の体や、特殊能力を持ってるのにさ。強さって、いったいなんだろうね」 ー「不思議なものでね、ガラス一枚隔てているだけなのに、こちら側とあちら側を、まったく異世界に感じるんですよ。水族館の水槽の中を見ているみたいに、魚が泳いでいるように感じる。でもあちら側からは、この管理人室こそ小さな水槽に見えるんでしょうな」

    42
    投稿日: 2025.06.09
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    『お探し物は?』というフレーズが特徴的な、とてもインパクトのある小説だった。 今まで生きてきて思い当たる節がある悩みだったり、これから生きていけば必ず打ち当たるであろう悩みを抱えた主人公たちで、心に響いたところが多かった。 小町さんから直接何かを与えられるのではなく、付録の意味を自分で考え、自分自身の経験や思いに照らし合わせて、本の意味や付録の意味を見つけていく。いま自分がやっている読書も、まさにそういう営みなんだなと感じた。 主人公と自分自身を重ね合わせ、そこから何か答えを探す行為が読書の醍醐味だと思わせてくれた作品だった。

    2
    投稿日: 2025.06.09
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    図書館に訪れた人たちが司書の小町さゆりさんにお薦めの本を紹介され、気づきを得るというスタイルのお話だった。 ぐりとぐらからこうやって話を広げられることに驚き、カステラ作りたい! やれることをやることの大事さ、背伸びしすぎず人間らしく生きれることの大切さを感じた。 被害者であっても被害者面し続けてても何も変われない。 役に立つ立たないで考えず、自分が心打たれたものに取り組んでみるスタイルに変わった話が魅力的だった。時短、コスパが叫ばれる世の中だけど、焦らず自分が選択した道を歩もうと思えるお話だった。 話が絶妙に繋がっていてあ、この人!ってなるのが楽しいお話でした。 こういう心温まる素敵な小説をもっと読みたいと思った。

    5
    投稿日: 2025.06.07
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    青山さんの本は初読みでした。 すっごく、すごくいい物語でした。 こんなに本を読んで泣いたのは初めてだった。 心に届く言葉がたくさんあって、私の心をほぐしてくれた。今の私に必要な1冊だったなと思った。 こんな体験ができるんだから、読書はやめられない!!この本に出逢えたことに感謝したい。 私、青山さんの文章も好きだなあ ずっとずっと大切に一生手元に置いておきます。 各章で年代の違う方々テーマのため、どんなライフステージの方でも、なにか心に響くような言葉があるのではないかと思う。 そして、それぞれのお話が少しずつ繋がっているのも良い。 恥ずかしながら、レファレンスというものを知らなかったので、司書のお仕事を少ししれたのも勉強になった。 小町さんの「何をお探し?」にはなにか不思議な力がある気がする。 どのお話もとてもいいのだけれど、 とくに「三章 夏美」は号泣してしまった。 "独身の人が結婚してる人をいいなぁって思って、結婚してる人が子どものいる人をいいなあって思って。そして子ども子いる人が、独身の人をいいなあって思うの。ぐるぐる回るメリーゴーランド。おもしろいわよね、それぞれが目の前にいる人のおしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。つまり、幸せに優劣なんも完成系もないってことよ" 周りと比較したり、今の自分でいいのか迷っていたので、とても刺さりました。 どんな時でも、ライフテージになっても周りの人が羨ましくて、満たされない気持ちがあった。 どんな私でも、人生でも、それは間違いでも失敗でもないんだって、気づかせてくれた。 この文はずっと、心に留めておきたいなぁとおもった。

    4
    投稿日: 2025.06.05
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    それぞれの悩みが誰にでも思い当たるような内容で、自分にも重なり心に染みました。 私も頑張ろう!と、不思議な力をもらいました。フェルトのマスコット、私にも貰えるとしたら何だったろう、と想像するのも楽しかったです。

    4
    投稿日: 2025.06.05
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    年代それぞれに思い当たる悩み、共感してしまいました。少し前に読んでいたら失敗せずにすんだかな。表紙のマスコット達かわいいですね。

    1
    投稿日: 2025.06.04
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    フィクションなので綺麗にいきすぎだと思うところもあるけど、どの話も自分に重なる部分があり、励まされた。役に立つか、モノになるかではなく、心が動かされるか。今までの社畜な自分にはない価値観だった。素敵な話を読めてよかった。

    1
    投稿日: 2025.05.31
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    とても良い作品でした。 途中、何度か涙が出そうになるシーンがあり、本でそうなるのは初めての体験でした。 シリーズ化して欲しいなぁ。

    4
    投稿日: 2025.05.29
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     自分としては気持ちが元気になる作品だった、一冊の本をきっかけに人生が変化していく様子は楽しく読めて良かった

    8
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小町さゆりさんの言葉一つ一つに愛があって、優しさがあって、読んでいて救われました。 「 でもね、私が何かわかっているわけでも、与えているわけでもない。皆さん、私が差し上げた付録の意味をご自身で探し当てるんです。本も、そうなの。作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです 」

    2
    投稿日: 2025.05.24
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    話題作だったし、本屋好き図書館好きなので読んでみました。 悩みを持つ人々がふとしたきっかけで図書館に立ち寄り、そこで司書さんに差し出された本によって救われてゆく、連作短編集でした。 安定のほのぼの小説で、みんなこういうお話好きだよね、とは思うんだけど私個人としてはビミョーでした。 ひとことで言うとリアリティがない、そして物語が薄っぺらくてご都合主義、タメ口で話す強引な司書に好感が持てない・・・ ひとことで言えないくらいアラが目立って感じました。 司書の容姿の設定とかも必然性が感じられない、意味あるの?? いい人しか出てこないほのぼの小説、私だって受け入れられるものもあるんです。 でもこちらは違和感が大きく全然ダメでした。。

    6
    投稿日: 2025.05.22
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    とても読みやすく、久しく本から離れていた私でもスルスルと読めました。 人と人との繋がりの温かい部分を感じられる一冊。それぞれの悩みやつまづきは誰もが感じうるものばかりで自身に投射しながら読み進めると、自分の背中まで押してもらえたような、そんな気持ちになりました。 表紙がまた温かみがあって、表紙をちらちらと見ながら読み進めるのも楽しかったです。

    2
    投稿日: 2025.05.22
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    巨漢の司書、小町さんに紹介された本に人生を後押しされるお話。紹介される本はどれも実在する。小町さんは各章の登場人物によってシロクマやマシュマロマンやベイマックスに例えられるけれど、僕の中のイメージは七福神の大黒天。絶対神通力とか持ってそう。 以下は各章の記録と感想。 『一章 朋香 二十一歳 婦人服販売員』 紹介される本は『ぐりとぐら』。ぐりとぐらが森の中で作るカステラを再現する事で、人生や仕事への向き合い方に気づいていく朋香。 あらすじにしちゃうと説教臭い話なのだが『ぐりとぐら』の意外性や小町さんの不思議なキャラクターでそうは感じさせない巧みな語り口が魅力。 『二章 諒 三十五歳 家具メーカー経理部』 アンティークショップ開業を夢見るしがないサラリーマン諒の話。シーグラスのアクセサリーを作る一周下の彼女がいる。紹介される本は『英国王立園芸協会とたのしむ 植物の不思議』。だけど、今回重要なのは本に挟んで持ち帰ったチラシ。転職や副業ではなくパラレルキャリアという少し現実的な提案。 『三章 夏美 四十歳 元雑誌編集者』 紹介される『月のとびら』は実在するが、それ以上重要な役割を担う絵本『はだしのゲロブ』は作者の創作。実在はしない。章のタイトルを見た段階で「一章とリンクするな」とあたりをつけた。 小町さんの言葉が心に沁みた。 『どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ』 読書という行為を肯定する章。 『四章 浩弥 三十歳 ニート』 紹介された本とは別に、藤子不二雄の『21エモン』が出てきた。もちろん実在する漫画だ。と言うことは、たびたび登場する呉宮堂のハニードームも実在するのだろうか?さっそくネット検索するとザクザクとページがヒットする。呉宮堂のHPではない。皆『お探し物は図書室まで』のファンだ。ハニードームと似たお菓子を探す人、本に出てた僅かな情報からハニードームを再現しようとする人など多数。愛されてる本ですね。 『五章 正雄 六十五歳 定年退職』 いよいよ、呉宮堂のハニードームが本格的にフューチャーされる。その他、各章の登場人物や行方不明者などがくるりと繋がり伏線回収される結びの章。紹介されるのは『げんげと蛙』という“詩集“だ。それこそ、読み解き方は無数にありそう。そして再び小町さんの言葉 『本も、そうなの。作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです』 つい先日、桜庭一樹さんの『読まれる覚悟』を読んだばかりなので、作品の中の登場人物たちが、司書の小町さんに紹介された本をどのように読み解き、どんな影響を受けてどんな行動をとるのか、興味深く読んだ。 作者の青山美智子さんは自由な解釈と感想を、つまり自由な読書を肯定しているようで、そのポジティブさに嬉しい気持ちになりました。

    29
    投稿日: 2025.05.21
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    良い本に出会えたなぁ〜〜〜。 各章の主人公の状況と、今おかれてる自分の状況と重なって、とても共感できる部分があり、ボロボロ泣いてしまった。 司書の小町さゆりさんの安心感はとてもすごい...。静かにそっといてくれるこの感じ。 また、この小説が面白いのは各章の主人公が違えど、ちゃんと出て来る登場人物が繋がってるのもとても面白かった。 人生に悩んでる人、それからワーママにもオオスメの小説。難しくないのでぜひ読んで欲しい

    4
    投稿日: 2025.05.20
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    やっと借りれた1冊。パラレルキャリアに悩む男性の章がどハマりした。コーチングにも通じる話だった。私も人の探し物を見つけられる人になろうと改めて感じた。小町さゆりさんのようになりたい。

    5
    投稿日: 2025.05.17
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    人との出会いから変わっていく主人公の様子を読むと、ほっこりと応援したくなる。 羊毛フェルトの作品がそれを象徴しているようでおもしろい。

    6
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい! いつか、が夢を見続けるための呪文だとしたらその夢を実現させるためには何を言えばいいんだろう

    2
    投稿日: 2025.05.16
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    的を射る本当に必要な本のセレクトと付録に、謎解き要素もあるおもしろさと、ハッとするメッセージ。 私も彼女にレファレンスをしてもらいたい。私には何をあてがってもらえるだろう。

    41
    投稿日: 2025.05.16
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    悩みを抱える人達、悩みの内容も誰もが抱えてそうな、それでいて深いもの。それが図書館きっかけで解決していく、前向きで素敵な話し。 登場人物も全員良い人、読んでて清々しい気持ちになった。 作者は主人公を描くのに、マツコデラックスを参考にしたのだろうか、実写化したら他にいないのでは。

    2
    投稿日: 2025.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    .2025.7冊目 . おもしろかった★ 友人に薦める★ みんなのお金の話★ スラスラ読めた★ また読みたい★ . . 青山美智子先生。 . すごーーーーく好き。 青山先生の本は、 自分次第でどうにでも人生を変化させられるよ、みたいな お話が多くてもう大好き。 くすぶってても何も変わらない。 前向きに、一歩だけでも動いてみるとみるみる変わる。 登場人物もみんな優しい。 【1話目 朋香 21才 婦人服販売員】 エデン(スーパー)に勤める朋香さん。 やりがいを感じられない毎日。 生活もぐちゃぐちゃ、お金もない。 【2話目 諒 家具メーカー経理部】 アンティークショップを開きたいけど勇気が出ない。 年下の彼女はコツコツと ネットショップで自作のアクセサリーを販売してる。 この人の話がすごく素敵だった。 信用。この世は信用で回ってる。 実直に誠実に働くって本当に大切。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜途中〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    3
    投稿日: 2025.05.13
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    5以上にしたい!1章1章の読了感が本当に爽やかで、思わず口角を上げてしまう。最後のエピソードで小町さんがいう通り、読者の私が本から得るものを自分で探し出して、紐づけてるな〜と。 読了後にふわぁとそよ風みたいに背中を押された気分になる素敵な本!

    3
    投稿日: 2025.05.11
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    心がほっこりしました...!! 頑張ろうって思える作品です。 普段自分が読まないような本も読んでみようかなって気分になりました!

    18
    投稿日: 2025.05.10
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    いくつも心に刺さるフレーズがありました。読んでよかった。市営のコミュニティーハウス、通称「コミハ」にある図書室で司書として働く小町さん。色白で巨大?な彼女は「何をお探し?」と独特な雰囲気で、人生に悩む老若男女におすすめの本を紹介します。一見、関係がなさそうな本を紹介するのですが、その本を読み進めるうちに自分の中の気持ちと紐づけ、一歩ずつ前へ歩みだしていきます。とても前向きになれました。

    2
    投稿日: 2025.05.10
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    優しい短編集。 連作とまではいかないが、登場人物が連なっていったりしてそんな点も楽しい。 生き方にちょっとしたつまずきを感じている人が、図書室にいる司書に紹介された本を通じて何かを感じて前向きになれるお話。 どの短編でも、出てくる人の抱える問題って身につまされる人が多いのでは。 そしてそれをちょっと前向きに変えてくれる本は実在するものばかりで、著者はすごいと感じた。 こんな図書室行ってみたいし、小町さんに本を紹介してもらって付録が欲しい! 悩んでいたら見方を変えてみませんか。 そんな事を小町さんはみんなに伝えてくれたのかな。

    8
    投稿日: 2025.05.10
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    面白かったな〜。 コミュニティハウスの図書室を軸に据えた、日常の小さな(でも自分にとっては重大で大きい)悩みを解きほぐしていく短編集。 5人の人物のなかに少しずつ自分と重なる部分があって、わたしも同じことで悩んだなとか、今悩んでいることはこういう風に考えたら良いのかもしれないなんて、ヒントをちょっと貰えたような気持ちになれた。小町さんの羊毛フェルト、わたしも欲しいな〜。 あと全部がシェアユニバースになっているので、登場人物たちを色んな角度から眺められるのも楽しいな。気軽で、でも優しくてホッとする本だった。

    3
    投稿日: 2025.05.08
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    おすすめされて手に取った1冊。 作品に出てくる司書さんの考え方がとても素敵だなと感じました。 物事の見方は1つではなくて、必要なのはちょっと見方を変えてみること。 自分に余裕がない時にこの本を読むと凄く心が楽になると思いました。 休日の疲れた心に添えたい1冊です。

    4
    投稿日: 2025.05.07
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    いつも自分の思うがままに選択していたとして、 後悔のないように人生を歩んでいたとして、 それでも行きづまってしまうことは沢山ある。 そういう時になんでもいいから“今”と違う行動を 起こして、少しでも世界を広げることができたら それで十分なんだと、救ってもらった。 そんな世界を広げるきっかけをくれる一つが 本であり、小町さんがくれる付録であり、 そういう突拍子もない出会いの素敵さを感じる 一冊であった。

    4
    投稿日: 2025.05.07
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    とーーーーってもよかった!!!!!!!!!どんな状況に身を置いていても、個人の捉え方でプラスにもマイナスにもなる。分かってはいるけど、環境のせいにしがち。そうではなくて、置かれた場所で自分が良いと思える生き方をしていきたい!!そう改めて思える、素敵な本でした!!

    2
    投稿日: 2025.05.07
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    一つ一つの物語は短く、ぐっとくる話ばかりでとても前向きになれる本。若いとか高齢だとか関係なく誰しも悩みを抱えながら生きている。素直に人の意見を聞けて踏み出す勇気がある人はきっかけさえあれば変われるんだなと羨ましくも思えた。

    3
    投稿日: 2025.05.04
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    置かれた場所がつまらない場所なのではなく、自分がつまらない場所にしているだけ 自分次第で見える景色は変わるということ

    5
    投稿日: 2025.05.04
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    本の読み方って人それぞれだなあ どう読んだかということに価値があるからこそ、私も1つ1つの言葉を大切に読みたい

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    密かに読んでみたかった青山さんの短編集。 ぐりとぐらの話、良かったなあ。あれから絵本もちゃん読んだよ!

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    視点を変えるだけで、生き方が変わる。図書館の司書が、その視点を変えるささいなきっかけを与えるストーリー。 何気なく日常を過ごすと視点が凝り固まって、人生が八方ふさがりに感じることもあるが、それは自分がそう感じているだけということもままある。人生を変える気付きはささいなところにあるのかもしれない。

    9
    投稿日: 2025.04.30
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    婦人服販売員とニートの話が良かったです。どことなく自分にも通じるところがあったのかと思います。働くことに少し疲れた時に読むとなにか感じるものがあるのかもしれません。ちなみに小町さんについては、なぜか銭天堂の紅子をイメージしてしまいました。

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    本自体が何かを教えてくれるのではなく、本を読むことで、自分の問いに対して、自分なりの答えを本から見つけることこそが、読書の良さなのだと感じた。 特に共感したのは、「二十一歳 婦人服販売員 朋香」。何となく今の仕事につき、自分の仕事に誇りを持てない朋香。 大した仕事じゃないと割り切ってしまうのは簡単だ。でも本当は「自分が大した仕事をしていない」だけなのではないだろうか。 今目の前のことを一生懸命に取り組むことで、見えてくる未来があるのではないんかと強く心を打たれた。やってみることでわかることがある。飛び込んでみることで見えてくる未来がある。 会社員か古本屋さんかどちらかじゃ無い。 私だってどっちもできるんだ!!  そんな未来に向けて背中を押してくれる1冊。  

    1
    投稿日: 2025.04.30
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    二回目の読了。青山美智子さんの中で大好きな作品!!図書司書を目指したのもこの本があったから。私も小町さんにレファレンスしてもらいたい!

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    荒んだ心を浄化してくれるような、素敵なお話が詰まった短編集。 どれも泣けるんだけど、一番泣いたのはニートの話かな… 実在する書籍がたくさん出てくるんだけど、漫画の話をしている時に高橋留美子さんの作品で最も素晴らしいのは「人魚シリーズ」っていう一節があって、そうそうそうそうそう!!!ってめっちゃ頷いてた。

    2
    投稿日: 2025.04.28
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    図書館の司書さんのオススメの本から主人公たちの人生が好転していく話。 人生色々上手くいかない事ばかりでも、少しでも頑張ってみたらその分返ってくるかな?と前向きになれる作品。

    2
    投稿日: 2025.04.27
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    とても面白かったし、人生や仕事について色んな考え方があるなあと参考になりました。 夢を叶えるのは素晴らしい事だけど最近は充実感などの方が大切な気がしていて、その確認になりました。

    3
    投稿日: 2025.04.26
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    人はちょっとしたことをきっかけに人生観が大きく変わることがある、この物語の図書館ではある名物司書が悩みを抱える人たちに、きっかけとなる本をおすすめすることから始まる物語。 悩みがリアルで入り込みやすかった。司書って仕事は素敵だと思う。

    2
    投稿日: 2025.04.26
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    人生は長く、歳と共にライフスタイルが変化する。 いつも何かで悩み、選択の連続。 疲れちゃう時もあるけど、それを乗り越えて前向きに生きる事って素晴らしい。 全ての性別や年代問わず、多少なりとも悩みはあるよ、私だけじゃないよねって納得させられます。 人生は綺麗事じゃない、泥臭くて嫌になるけど、腐ってる暇があったら何か行動してみよう!と思わせる良い本でした。さすが本屋大賞、受賞作。

    2
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集かと思いきやどこかで繋がってる不思議な作品。見覚えのある登場人物を探すために前編を読み返したりして、2度楽しめました笑 自分の人生に行き詰まった時、仕事がマンネリ化した時、何かにつまづく度に読み返したいと思える作品でした。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    こんなに夢中になった本はいつぶりだろうと思った本でした! そして大学生のうちにこの本に出会えて良かったです。 自分がいまどうすればいいのか分からなかったりこうしたくても思い通りにならない。そんな私の日常にとってはまるで救いの手のような本でした。 本の中での登場人物の繋がりがワクワクしたし伏線のようで面白かったです。 ちなみに作中の三軒茶屋の本屋さんは実際にあるので今度行ってみようと思います。

    4
    投稿日: 2025.04.22
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    短編小説で、大筋の流れは同じというのが読みやすく、またそれぞれの悩みを抱えた人の話を受け取って心ある言葉が返ってくる、どんどん前向きになったり、視野が広がったりという展開がより自分の心に染み入るような感じがして、読んでいる自分も心が前向きにポジティブになっていく素敵な作品です。また、司書さんの選んだ本が伏線として腑に落ちるような流れになっていくのも少しミステリーな要素がある気がして面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    短編の登場人物が最後の章でさりげなく交わり会い、人のつながりに心洗われた。別の作品も読んでみたくなった

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    世界が繋がっている短編集、とても面白かったです。 5人の登場人物の年齢も性別もそれぞれ違うからこそ、小町さんと初めて会った時の感想が全然違くって、でもどれもなんだかわかっちゃうような表し方をしていて絶妙に好きなポイント。 何気なく読んでいたフレーズがあとから大切なものとして出てきて、染み込むように気が付かせてくれるのがとても心地よかったです。 時間を空けてまた読みたい。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    感想書くのに時間が空いてしまったからちょっと抜けてるかも 作品全体を通してとても胸が暖かくなった。私も今年脱皮できるように行動していきたいと思えた!やっぱり作中のキャラクターの成長は自分にとって頑張ろうと思えるからある意味自己啓発本。 また、作中にぐりとぐらが出てきて読み返したけど、確かに今読むと思っていたよりも発見があって面白かった。色遣いや、感じがないこと、リズム良く読める文。 またいつか読みたいです

    10
    投稿日: 2025.04.21
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    僕も生み出す仕事をしているので、本を読むことでどこかで何かを書くためのヒントを探してる節がある。読んでいて本と人との繋がりがすごく暖かく、これからのヒントになり得る気がした。自分なりに咀嚼して自分のものにしたい。

    1
    投稿日: 2025.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣泣泣まじで良かった!!どのエピソードもほろりと涙がでた…あったかさとか嬉しさとか込み上げるなにかがあった…登場する本や図鑑も実在するとのことで、読んだみたいなと思った。最後の定年退職のお話で、最初のエピソードの子が出てきたり、あちこちリンクしていて毎回はっ!!っとして楽しかった。ハニードームたべたい!

    2
    投稿日: 2025.04.14
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    涙腺がゆるむ一冊。ふっと短編が繋がり繋がり、また本が人の心を開花させ、人生の一歩を踏み出させる。話を聞く事、人と人との信頼関係が大切だと思わさせる。人の優しさ、そんなオマケが和ませていただけた。ジーンとして心暖まる本でした。

    3
    投稿日: 2025.04.13
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    2025年 17 お探し物は本ですか?仕事ですか?人生ですか? 人生に悩む人々がふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。 彼らの背中を不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で後押しします。 仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。 自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼ 少し人生に迷いを感じてる主人公たちが こんなところに図書館があったんだぁ とふらっと行った図書館で、求めていた ものとは違う何でこれを勧められた?と 思うような本と付録から、前向きになれる ヒントを教えてもらえる話。 それぞれの章で違う主人公たちの話だけど 思いがけず繋がっていて、それがわかった時 はなんだか嬉しくなったw ニートくんの話と定年退職さんの話しが 好きだったな

    2
    投稿日: 2025.04.13
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    一気に青山美智子さんのファンになってしまった作品。 出会い、繋がり…それは人でも本でも同じこと。 本と付録という素晴らしいプレゼントは、読む側の私の心をもガッチリと掴んでくれました。 小町さんのぶっきらぼうだけど、愛のあるメッセージが好きです。 それとシュタタタ…とパソコンを打つ手元に毎回それぞれの主人公が感じる表現で書かれてる一文を読むのも好きでした。 それぞれの価値観とか思い方など感じ方も違う。 それを絶妙な表現で書かれる描写が想像力を引き立ててくれます。 それぞれのお話は独立しているように見えるけど、読み進めていくと、誰かが誰かのキッカケとして大きな影響を与えてたり与えられてたり…。 そんな楽しみも感じながら読了しました。 もう、私にとっては大好きな作品です!

    22
    投稿日: 2025.04.12
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    5人の主人公の中に、あの頃の自分や今の自分が居て感情移入しすぎて泣きまくった! 実写化するなら、小町さんはマツコ・デラックスさんが良いなぁ。 もうちょっと自分を大事にしてみよう、認めてあげようと思えたし劣等感を優しく包んでくれた1冊でした。

    2
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一番印象的だったのが、定年退職をしてその後の人生何をすればいいのかわからない登場人物。 自分のこれからの人生を残りものと思っていたが、それは残りではなくいつだって自分の素晴らしい人生だと気づいていくところ。 私にとっても前向きになれるお話だった。

    2
    投稿日: 2025.04.09
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    小町さんのキャラクターが魅力的で最高。 短編集だけど少しずつ前後の話の登場人物が出てきて繋がりを感じられるところ、司書の小町さんが薦める本が実在する本というところが特に良かった。 図書室好き、本好きにおすすめしたい一冊。

    39
    投稿日: 2025.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全編通して何か大きな展開があるわけではないけれど、なんとなく明日を強く生きていこうと思える、そんな小説だった。 自分が昔小説を書いていたこともあって、一番印象に残った人物は4章の主人公の友人、征太郎だった。自分はそもそも小説家としてデビューしたい、というよりただ乱雑に文章を書くのが楽しいという感覚で書いていたのだが、いつしか全く書かなくなっていた。でも自分の大学時代の友人はまだ書き続けている。最近賞にも応募して、最終選考まで残ったらしい。そんな彼と征太郎が重なって見えた。 この章の主人公はイラストレータを目指して活動していたが、イラストレータの仕事に就くわけではない。そうだ、自分も文章を書くからと言って小説を書かないといけないわけではない。あの文章を書く楽しさを思い出して、思いのままに書いた文章を好きな人の読んでもらおう。こういうレビューも立派な文章じゃないか。

    3
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5人の人物それぞれの物語 読んでいくうちに5人皆に親近感を抱き、なんだか好きになっちゃうお話でした 「今」をもっと良くしたいと心の内で迷う5人が、図書室の司書に出会い、本や付録から新たな出会いが生まれ、価値観を得ていく。 登場人物の心が晴れるたびに、私まで新たな考えを得た気分になり、学びの多い1冊でした。 好きな言葉 家具メーカー経理部より 「いろんなところに顔出して、いろんな人と話して、これだけたくさん見てきたから大丈夫って思えるところまでやってみることで、「いつか」が「明日」になるかもしれない」 「大事なのは、運命のタイミングを逃さないってことじゃないかな」 元雑誌編集者より 「自分が中心だって思うから、被害者意識でしか考えられないのかもしれない」 自分が動けば人生が動く そんな学びを得られた本でした。

    3
    投稿日: 2025.04.06
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    傑作! 普段はしないけど、付箋貼りながら読み進めていったほど刺さる言葉が多すぎる! 定期的に読みたい1冊。

    19
    投稿日: 2025.04.03