
総合評価
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powered by ブクログここでは本だけど、本に限らず、その人が、その対象から何かを読み取ろうとすると、不思議と見える景色がある。大事なのは、その姿勢なのだ、きっと。 そして、その景色は恐らく、皆違って見えている。けど、それはそれでいい。人それぞれの解釈で、多分、その人を救う手立てになるのだと思う。 良い本だった。
4投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天狼院書店「小説家養成ゼミ入門講座」のために購入。 文章力をアップさせるために、こういう風に本を選んで、買って、読む。 その後は… と、色々課題を与えられて読み方を習った。 そんなことは、どうでも良くて… この本は、文句なしに面白い。 読みやすい。 うるうるします。 各年代ごとに、抱えている悩みなどに、感情移入してしまう。解決策も、納得できて、読後感が良いです。 春休み、帰る次女に渡したら、「面白かった」と言っていました。 読みやすいですし、ほっこりするので、万人受けする本かな。
4投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ人生に悩みを抱えている人が、図書館で働く司書さんからのアドバイスをきっかけに前へと進んでいく。 各登場人物視点の話でまとまっており、仕事、生活に立ち止まりを感じている人にはぜひ読んでほしいです。
6投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ内にいろいろ抱えている人達が、本をきっかけにそれぞれがこれからいきたい方向を決めていく。こんな出会い・きっかけを逃さないようにしたいな。
4投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログ☆5 悩みや不安を抱えた人たちが、コミュニティハウス内にある図書室を訪れ、そこで司書をしている小町さんに選書をしてもらい…人生が好転していくという心温まる物語でした❁⃘*.゚ 小町さんがオススメの選書と一緒に渡してくれる「付録」がとっても素敵で印象的でした。 本作を読んだらきっと、小町さんとのぞみちゃんの居る図書室に通いたくなります! 呉宮堂のハニードーム…美味しいんだろうなぁ(*´˘`*)
41投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ「お探し物は図書室まで」という題名に惹かれてこの本を読みました。 この本を読んで、「気づき」について考えさせられました。解説で石井ゆかりさんがおっしゃられているように、 答えは外側に見つかるわけではない。自分の中で一旦何かを噛み砕き、吸収し尽くして、影も形もなくなったあとそのあとで、私たちは新しい言葉を自分の中に見つけるのだ。 という言葉のように、確かに人からされるアドバイスももちろん大切ですが自分が納得して自ら得た「気づき」を通してこの本の5つの短編小説で出でくる仕事や人生に行き詰まりを感じている主人公たちのように、探しているものに気づいたとき明日へつながる活力と希望に満ちることができると思いました。 私自身は探しものがたくさんあり、悩んでいます。 いつか、私がしたいことや成りたいものに気づくことができる思いがけない素晴らしい機会に出会えたらいいなと思いました。
10投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログとにかく心と頭をやわらかく、多方面から物事を考えること… 私が30代後半ぐらいに自然に身につけた“護身術” 欲しいと思ってることはすでに手に入れてたり、実は必要じゃなかったり。 希望の空ばかり見上げすぎると首が痛くなるから、足元を見直すのも大事よね。
9投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログ文庫化を待ち望んでいました!読むとそっと静かに勇気をもらえるような、背中をさりげなく押してくれるような1冊でした。連作短編で、パターンは毎度のことなのですが、安心安全の読みやすく楽しい青山さんの作品ですね。
7投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログ流石、本屋大賞ノミネート作 残念ながら2位だったようですが、 これが大賞と言っても、 十分に納得できるぐらい良かった 個人的に、短編の連作が好きというのもありますが、 登場人物が少しずつ絡んでくる所とか 非常に好きです さゆりさんのキャラもだけど、 のぞみちゃんもいい味出してます
21投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ青山さんの本は「赤と青のエスキース」で知って以来、エピソードごとに分かれて読める手軽さと、でも全体で他の章の話が繋がっていく世界観が好きで何冊も読んでます。 今回の本もとっても刺さりました、今までで一番好きかも…!ちょうどいま私自身がこの本の登場人物のように生き方、方向性みたいなものを”探している”最中だからかもしれません。「こんな風に階段を登っていきたい」と描いていた通りに猪突猛進してたのに、様々な因果が重なって軌道修正が必要になってしまった。そんな状況でも、考え方次第で捉え方が変わったり、周りとの関係性が動いたり。この本の登場人物に感情移入しながら、そして彼らのとった行動に勇気を貰いながらなんどか涙がこぼれました。 5人のエピソードが入っていますが、それぞれの世界線が「あ、ここでこう繋がってるのね!」というつながりがみえるのが面白い。自分の何気ない言動が巡り巡って、誰かの人生に影響を与えている。そんな当たり前のようで忘れがちなことも改めて腑に落ちて勇気を貰いました。 明日からも少し前向きに進んでみようと、生き方を楽にしてくれる素敵な本です。何度も読み返したいと思います。
8投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ文庫本で再読。 小町さんの「お探し物は何?」と問いかけで出会う本と人のつながり。 付録と相まって、前向きにさせてもらえる短編集。 やっぱり好き。
28投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読むことで救われることがある、とずっと忘れいた言葉を思い出した。 私はなりたいものになれないまま、人生のほとんどを生きてきたと思う。 でも、まだ間に合うのかもしれないと思わせたくれた。 救われた。まだまだこれから、できることをやっていこう。
45投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ【読もうと思った理由】 直近の本屋大賞で2年連続2位を取っていた青山美智子氏は、もちろん注目していた作家だった。知人の友人で、過去に一度も本を最後まで読了したことがない人がいたんだそうだ。その人がここ数年で、初めて読了出来た作家さんが、「青山美智子氏」なんだとか。ただ読了しただけでなく、どっぷり青山氏の作品に魅せられ、発売している青山氏の作品は、全て読了済みなんだとか!今まで何十年も「苦手だったもの」を、「好き」に変えてしまえる能力と魅力を持った青山氏の作品を、読んでみたくなった。 【作品の内容】 5章からなる連続短編集。 各章ごとに主人公は別々で、それぞれの主人公が人生における重要な岐路に立ち、各々悩みを抱えている。そんな折、ふと立ち寄った区が運営しているコミュニティハウスの中の図書室。そこには、ビックリするぐらい大きな体躯の司書の小町さんがいる。愛想も全くないが、「何をお探し?」という、くるむような温かみのある言葉。そこから探している本を伝えるが、必ず一冊全く違うジャンルの本が混じっている。その本から各々の主人公が、人生における大切な「気づき」を得て、新たな人生のステップを進んでいくという、明日への活力と希望が満ちていく物語だ。 【感想】 僕が読書で大切にしている、「読了後にポジティブになれる作品」というコンセプトに、これほど当てはまる作品も滅多にないであろうというのが、最初に持った感想だ。五人の主人公は、それぞれ転職・起業・出産、育児・就職・定年後という人生の大事な岐路に立っている。 たまたま訪れた、図書室の司書からオススメされた本に各々が「気づき」を得て、その後の人生を前向きに生きていく。 こういう構成の本は、過去に何度か読んだなぁと思いつつ、途中で気づいた。あっ、そうか!これは水野敬也氏の「夢をかなえるゾウ」シリーズや、森沢明夫氏の「大事なことほど小声でささやく」の構成に似ているんだ。ガネーシャやゴンママが、人生を生きていく上で本当に大切なことを、それぞれの方法で教えてくれる。そして主人公が成長し、今後の人生を前向きに生きていく。 上記に挙げた作品と大筋は似ている。 だが、青山氏の作品の独自性も明確にある。それは重要なことは、誰かから教えてもらうのではなく、あくまでも本人が「気づく」ということだ。どんなに大切な事でも、誰かから説得されたとしたら、なかなか人間素直に受け入れられない。あくまでも本人が、自分で気づかないと、納得感が得られずに腑に落ちることは、まずない。 よくよく考えると、普段の生活で同じことを経験しても、一人の人は何も感じず、もう一人の人は、素晴らしい気づきを得て、その後の人生がガラッと変わることなど多々あるなぁと。 毎日前向きに楽しく生きている人もいれば、なかなかネガティブから脱出できない人もいる。その違いは、まさしく本書が示唆している「気づき」だと思った。 今までの人生において、「気づき」を得て自分が変われた時は、どちらかと言うと順風満帆に生きている時ではなく、逆境やピンチで大変な時だった。そう思うと、逆境やピンチの時もそんなに悪くはないと思えてくる。 本書から得た気づきは、「ピンチは自分を変える最大のチャンスである」だ。 なかなか人間、自分の考えや行動・習慣を変えることは出来ない。そう思うと今後、逆境やピンチに陥っても、自分を変えるチャンスだと認識を変えるだけで、そこまで逆境やピンチも怖く無くなった。 こんな大切な気づきを得られた本書との出会いは、素晴らしい体験だった。 人生の岐路で悩んでいる方がいれば、自信を持ってオススメ出来る書籍です!
170投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ目には見えない繋がりを感じた。壁や悩みにぶつかり、求めている何かに直接的な獲得はないし、遠回りでもそこから自分でそれを解釈して受け取るものがある。それが因果応報のよう数珠繋がりに巡り巡る様子が感じられました。
7投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログ感想 本当に探しているものは自分でわからない。だから誰かに相談して手伝ってもらう。本に教えられ、本好きに支えられる。自分もいつかお返しを。
7投稿日: 2023.02.18
