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その本は
その本は
又吉直樹、ヨシタケシンスケ/ポプラ社
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総合評価

525件)
3.9
123
203
141
16
3
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    本の好きな王様のために世界中のめずらしい本の話を集めて夜な夜な語るM氏とY氏。「その本は…」で始まる本の話。本はきっと誰かに届く。私の仕事もそういうこと。それを願ってやっている。そう信じてやっている。最後の方にあったヨシタケさんの絵がまさに理想。教室の後ろのロッカーの上にぽんと置かれた本に「ん?」と目をとめるみたいな。そう、これ。

    0
    投稿日: 2023.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さくっと読めておもしろくなかなか深い。 ボロボロの本が、そこに書かれている物語とはまた別のもうひとつの物語を持っている。と言うのが良い。

    0
    投稿日: 2023.01.18
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    想像していた感じとは違ったが、読みやすくて、 最後まで一気に読めました。 本との向き合い方が変わる一冊になりました。

    0
    投稿日: 2023.01.15
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    最後まで一気に読めたし、読んで欲しい一冊。 この本の帯にある抱腹絶倒とはちょっと違うかなと思いつつも「その本」の中には刺さるものあり。本中に書いてあるように読んだ時の年齢だったり感情の違いで刺さる部分が違ってくるのかもしれないので、時間を置いて再読するのもいいかもしれない。

    2
    投稿日: 2023.01.14
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    自分の理解力が追いついておらず、これから何度も読んでは解釈をしていく必要があると感じた本、、、 てことで本当は星4なんだけど、自分への戒めも含めて星3で。 ただいくつか心にグサッとくる物語があり、楽しめた。 ヨシタケさんの第6夜と、又吉さんの第7夜がしびれました。

    3
    投稿日: 2023.01.13
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    ヨシタケシンスケさん二連続。又吉直樹さんとの共著で、彼らが集めたいろいろな本の話が「その本は、」から紡がれる語り口で読める。だんだん本が人間のような気がしてしまうから不思議(いや、不思議でもなんでもなく人間はそもそも一冊の本のようなものなのかもしれない)。 又吉さんパートではおもむろに長文の物語が始まったりして、そこまでのコミカルさに油断してるとがっつり泣かされる。 世界にはたくさんの本がある。今ある本も、まだない本もある。私は本が好きだ、と読み終えてしみじみ思った。 その本は、重厚感のある装丁も素敵だし、ページそのものの細工も凝っていて、「本愛」が詰まっている。きっと本を愛する人たちがつくったのだと思う。

    10
    投稿日: 2023.01.11
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    本好きな王様が2人の男に「世界中の珍しい本の話を集めよ」と命じた。1年後、帰ってきた2人は毎夜交互に本について王に話す。掌編・短編集のような作品。ヨシタケさんはイラスト+手書き文字のいつもの作風。 抱腹絶倒はしなかったけど、クスッと笑ったり。 ヨシタケさんの第4夜、「読まないけど、友人に返しもしない積読本の話」と、第12夜、「本と読み手の可能性の話」が特に心に残りました。

    1
    投稿日: 2023.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生まれたときに1人に一冊支給される本と、 小さい頃にしか読めない本と、 ボロボロの本と、 どんな人も、救えるのは自分以外の誰かだというメッセージを感じる本と、 入れ替わって元いた場所に戻った本と、 負け続けるヒーローが登場する評判の悪い本が特に好きだった。 ヨシタケさんの、絶妙な愛らしさと味のあるイラストが最高。 装丁も気合が入っている感じでよい。 帯で隠れているけどカバーのお城の箔押しかわいい。

    1
    投稿日: 2023.01.10
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    短い話がたくさんで読みやすかったです。 大きな流れとかは特にはなかったけど、 その本は~という始まりだけは統一されており 次はどんなのかな?と楽しみに読み進みました。 面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.01.08
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    「知らない人ばかりいる新しい場所にいくとき、持ち主はその本を持っていって読むことが多かった。そうするとさみしくなくなった。その本が自分を守ってくれているようだった。」 「どんな人も、自分自身を救うことはできない。できるのは、自分以外の誰かを救うことだけなのだ。だからこそ、誰かを救う努力をしなければならないのだ。他の誰かに、自分を救ってもらうために。」 又吉さんとヨシタケさんの夜の話から、それぞれ1つずつ気に入ったフレーズを。 最初は本というテーマでいろんな話がよくこんなにできるもんだと、驚きつつ、面白く読んでました。 読み続けて、あ、これは、ただの本の話じゃないと気づいた時はもう夢中で一気読みしちゃいました。 感動、笑い、たまによく分からないものなど、短編集の詰め合わせで面白かったです。 よく分からなかったものは、2回目、3回目と読む時期、年齢を変えて読んだ時に分かったらいいなぁと思える1冊です!

    2
    投稿日: 2023.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の好きな王様が、年をとって目がほとんど見えなくなってきた。 そこで二人の男を呼んで、世界中をまわって『めずらしい本』の話を聞いてきて、その本の話を教えて欲しいと言いました。 旅から帰った男たちは王様のためにたくさんの本の話をします。 短い話もあれば長い話もあり、笑える話もあればほのぼのした話もある。 それらの話を聞いた王様は、幸せだったと思います。 いや、本が好きだった時点で、幸せだったのかもしれません。 特に好きなのは第7夜。 ハッピーエンドではなかったけれど、不幸せでもない話。 うん、絶対に不幸せな話ではない。 ただ、とても残念な、哀しい出来事だったけれど。

    1
    投稿日: 2023.01.05
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    ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんの共著。 とっても「らしい」ネタが満載。 このふたりに依頼した王様のセンスに万歳w

    1
    投稿日: 2023.01.05
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    ・感想 話題図書として本屋に置いてあったので思わず手に取って買ってしまいました。 ヨシタケさん、又吉さんそれぞれの味が出てて読んでて面白かったです。 嫁にもオススメする良い本になりました。

    3
    投稿日: 2023.01.03
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    子どもが読むのと大人が読むのと感想が違うと思う コメディの要素もあるけど、確信をつくようなところもある。 読み応えがあった。 絵も良くて絵本のように読めたのも良かった

    2
    投稿日: 2023.01.02
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    その本は #読了 2023年1冊目。 その本は(この本は)、自分には温かく優しい本だった 絵も、文も、そしてたぶんラストの結末も 外は寒くても温かい気持ちで2023年を迎えました #その本は #又吉直樹 #ヨシタケシンスケ

    1
    投稿日: 2023.01.02
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     二人の男が世界を旅して探してきた様々な本を王様に話して聞かせる。  その本は……。  色々な本の話に、ヨシタケシンスケさんのとぼけたイラストがついていて面白い。      

    1
    投稿日: 2022.12.31
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    さくっと読めた。 ヨシタケ先生の絵が可愛かった。 その本は… すべて作り話だったとのことだが、 その本はとの話でバラエテイある話が書けるのだなと読み進められた。田中さんの普通なことしか言わないはくすっとした。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    イベントにも行き、お二人にサインも書いてもらった思い出の本。お二人の感性がつまった短編集のような…大きな一つの物語のような…。 自分ならどんな「その本は」を作るか考えちゃう、そんなわくわくする本でした。

    1
    投稿日: 2022.12.29
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    読む人によって感動する場面、勉強になる場面、よく分からない場面が違ってくるような作品。 又吉さんからは文学を、ヨシタケさんからは新しい視点を学べるように感じた。 次読む時にはきっとまた感じ方が変わっているだろう。

    0
    投稿日: 2022.12.25
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    又吉さんとヨシタケシンスケさんが創作し合うお話。又吉さんのお話も芸人さんらしく面白い。ヨシタケさんのイラストも二頭身でかわいらしく、装訂や中の印刷も凝っていて、良い書籍だなあと思った。

    0
    投稿日: 2022.12.25
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    その本は 装丁もよく ストーリーも楽しめた その本は ヨシタケシンスケさんも 又吉直樹さんも 味わうことができた その本は お気に入り本コーナーに 並べた

    0
    投稿日: 2022.12.22
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    ヨシタケシンスケさんと又吉さんの本にまつわるお話。こんないろいろな本に出会えるといいなと思いました。

    0
    投稿日: 2022.12.21
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    「その本は…」で始まり、「その本は…」で終わる。 絵本のような童話のようなかわいい?本。 中でも、絵本作家を目指す”竹内春”と”岬真一”の交換ノートの第七夜がいっとう好き。

    1
    投稿日: 2022.12.19
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    装丁に比べ内容は薄め。悪くはないけど活字大好き大人には読みごたえないかも。なので、あまり読むのが好きじゃない人にはとてもおすすめです。一つ一つのエピソードもすごく短いです。こんな本があったよ、ということをいくつも書いてあるのですが、たまに、えっ、オチがよくわからないという本があって、何回かその文を読み直しても30分かからないで読み終わる感じでした。 ルビが少ないので小学校高学年からかな。あと、漫才ネタのような会話が続くところとか又吉っぽくていいなぁと思いました。ヨシタケシンスケ部分(基本章で交代に執筆されているようだった)は挿絵たくさんで楽しいです。

    6
    投稿日: 2022.12.19
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    ひとつひとつがとてもおもしろかった。 最後のオチも芸人さんらしくておもしろかった。 たまに理解が難しいお話もあったけれど深いお話もあった。

    0
    投稿日: 2022.12.19
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    企画ものって感じで面白かった。二人の頭の中を覗いてるみたいなショートショート。 ベタだけど、やっぱり交換日記の話が良かったなぁ。 そしてまさかのオチにびっくり。頭の中は無限大だなぁ。

    0
    投稿日: 2022.12.17
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    又吉・ヨシタケ コンビの創作物語 目の見えない王様が2人の男に「世界中を回って 『めずらしい本』についての話を聞いて、教えて欲しい」と頼む。 「その本は・・・」と始まるショートの文章や物語 一夜ずつ王様に語っているイラストの扉から始まる。 (あぁ こんな本はいやだな)と思ってみたり、(あぁ その本読んでみたい)と思ったりして読んでる方も忙しい。 作者たちが、文才があったり 斜めに物事を見たり 感受性豊かに表現する人たちなので ジワジワと響いてくる感じがいい。 第7夜の「その本は 誰も死なない」は涙がこぼれてしまった。 優しい主人公たちのやり取りは テンポよく心地よく さすが芸人又吉。 ヨシタケさんの第4夜も(あ痛たた・・・)と自分に突っ込みを入れてくるような そんなジャブが効いている。 好き嫌い極端に分かれた評が多いようだが 私は面白かったに1票。

    1
    投稿日: 2022.12.15
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    本が好きでよかったなあと、にやにやしながら本を閉じた。 クスッと笑える本もあれば、切ない気持ちにさせられる本もある。 くだらない本もあれば、励まされる本もある。 大好きな二人がタッグを組んだこの本は、買わずにはいられなかったし、その選択をした自分にグッジョブと言いたい。 その本。 私に届いて受け取れたことも嬉しいけれど、この先も多くの人に届いてほしいと思う。

    4
    投稿日: 2022.12.15
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    又吉さんとヨシタケさんが交互に「その本は…」で始まるエピソードを披露していくという短編形式のストーリーです。 又吉さんの大喜利テイストの感じがクスッと笑えて面白かったです。あとね、交換日記のエピソードは不意を突かれました。

    0
    投稿日: 2022.12.15
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    装丁の凝りようがすごい。ページの隅の日焼け風変色が各ページ微妙に違っている。 7夜の交換日記とエピローグが好き。

    0
    投稿日: 2022.12.14
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    一言で言えば、意味わからない本です笑。 「その本は」で始まる色んな一言メッセージから短編小説まである。 一言は大部分意味わからないものが多かった。というか、意味を考えたら負けなんじゃないか?といったところ。 交換日記をする短編小説が、めちゃ青春って感じで好きだった。

    1
    投稿日: 2022.12.14
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    最後にそうきたか、となりました。 厚いが短めのものが連続だったり、長くてもやさしい内容ですぐに読めたので、時間潰しになります。

    2
    投稿日: 2022.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本作家ヨシタケシンスケさんと芥川賞受賞芸人又吉直樹さんによる話題作。 冒頭、ヨシタケさんのコミカルな絵で綴られる本書の設定。 本好きの年寄りの王様が呼び寄せた二人(ヨシタケさんと又吉さん)に、世界中の珍しい本についての話を聞いて回り、自分に教えて欲しいとの命を下す。 そして一年後、旅から帰ってきた二人はもう歩くことも字を読むこともできなくなった王様に一晩づつ交代で集めてきた物語を語る。 全てのエピソード(ネタ)が「その本は、~」で始まる徹底ぶり。 初めの方は全くもって大喜利の様相なのだが、途中ほろ苦友愛短編あり、家族愛溢れる感涙必至短編ありで意外と緩急あり。 決して目新しいわけではないのにぐっとくるのは何故でしょう。 不思議。 さらっと読めて概ね朗らかな笑いを誘う本だったので娘にパスしたら、翌日「1時間で読めた」と返ってきた。 え、自分より読むの早くね!? まぁ、読める内容ではあるけれど、ちょっとショック。 ヨシタケさんの絵がかわいくて好き。 特に夜毎語る二人の身振り手振りの描き方が。 「その本は、・・・・、その本はなんでしょう? ヒント、春には桜の花が咲き、夏には七夕があり、秋には木々が紅葉し、冬にはコタツでミカンを食べたりします。 正解は、日本です。」 が、べただけどなんか好き。 日本の四季をそれで切り取るかぁと。 コタツでミカン、そろそろそうゆう時期ですね。

    41
    投稿日: 2022.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初は不思議な展開で???と、これからどうなるのかな?て思って読み進めた。ショートエッセイなので繋がってない。不思議な世界に入り込んだ気持ち。 泣ける話、ちょっと怖い話、不思議な話、ほっこりする話。交換日記の話は泣いてしまった。このままほっこりした気持ち岬くんの番が続いて読むのが怖くなった。 作り話と思って読んでたけど、ラストで作り話だったって書いた時に不思議な気分になった。

    1
    投稿日: 2022.12.11
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    又吉さんとヨシタケさんが交互に「その本は…」で始まるショートストーリーを綴ったもの。 前半はゆる~い感じで、『まぁこんなもんかもな…』とこちらもゆるくページをめくっていたが、後半、ぐいぐいと、短いながらも深い話がたたみかけてくる。 「その本は…」だけで、こんなに緩急つけてこれるんだなとシンプルに感心した。

    14
    投稿日: 2022.12.09
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    変わった本である。装丁が良いので電子書籍ではなく紙の本で購入した。ページを手で捲りながら読み進める感覚はやっぱりいい。ヨシタケシンスケと又吉直樹が交互に世界中の本にまつわる話を王様に聞かせるというストーリー。時にクスッと、時にしんみりと、気軽に読み進められた。

    0
    投稿日: 2022.12.09
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    ゆるーい本。 本が読めなくなってしまった王様のために 2人の男が王様にお話を聞かせる話。 くすっと笑ってしまう話がほとんどだけど, 涙を誘う話もあった。 又吉さんの話も,ヨシタケさんの話もどちらも好きです。 自分も毎日お話を聞かせてもらいたい。

    0
    投稿日: 2022.12.08
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    ・ 又吉くんとヨシタケシンスケさんがつむぐ、本の旅! 本が好きな王様のために、『めずらしい本』について世界中をめぐります。 どことなくメランコリック。 ラストのオチも、言い得て妙。 一気に読むというよりは、ちょこちょこ読み進めるのが いいかもね。 装丁が立派なので、お友だちへのプレゼントにも よろこばれそう。 【本文より】 どんな人も、自分自身を救うことはできない。 できるのは、自分以外の誰かを救うこと だけなのだ。 だからこそ、誰かを救う 努力をしなければいけないのだ。 他の誰かに、自分を救って もらうために。

    1
    投稿日: 2022.12.06
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    図書館で借りたが、あれ?まだあんまり誰も借りられてないのに、なんか本、古そう、と思ったが、わざと古く印刷してあって凝った作りになってた。作者たちのこだわりを感じた。 話しは、「ソの本」が1番うけた。

    0
    投稿日: 2022.12.04
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    不思議な本だった。「その本は」から始まるたくさんの物語。お二人の豊かな想像力に交互にふれていくのが単純に面白いし、時にはふと自分の内側に潜りこんで対話するような奥行きを感じた。思えば本って不思議な存在だ。この本は私を知ってる?私のために書かれたのか?!とビックリすることもあるし、出会うタイミングが運命的であったりと、時間や場所を超えて会ったことのない誰かと出会わせてくれる場所。よく見るとページによってコップの跡がついてたり、花びらがついていたり、焦げていたり眺めているだけでも楽しい。紙の本の魅力。

    1
    投稿日: 2022.12.03
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    本にまつわる物語、ショートエッセイなどなどが納められている、なんとも不思議な本。 2人の個性が表現されていて楽しく読んだ。

    0
    投稿日: 2022.12.02
  • なんとまぁ面白い本を作ったモノです。

     「その本は、〇〇〇……」で始まる、エッセイ集、短篇小説集、といった感じ。軽い内容かと思いきや、いやいやなんのなんの、そうではありません。しみじみする話、ドキッとする話、感激する話。そして最後のアハハ。でも、その続きを読んでニンマリ。  沢山のお話が出てきますので、きっとお気に入りのものがあるはずです。そして、何度も読み返したくなります。  凄く立派な装丁の本ですが、読み終わった後は、文庫化されても文庫で所有するにはちょっと役不足かな、なんて思います。ただ、かく言う私も、家の中が最近本だらけになので、今ではもっぱら電子ブック愛用なのですが、この本は、紙の本の形で保有したいと思います。タブレットで読みましたが、最初から紙の本にすれば良かったかなと後悔してます。

    0
    投稿日: 2022.12.02
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    きっと、読む年齢や心持ちで解釈が変わるであろう本。今日はあっさり読んでしまったけど、また違う機会だったら感じ方も違うんやろうなー。

    1
    投稿日: 2022.12.02
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    又吉さんとヨシタケさんが交互に語り部となる千夜一夜物語スタイル。「めずらしい本」って本の内容がめずらしいってことなのかと思ったら、本そのものにまつわる話が多くて、そっち!?となった。擬人化したパターンが多すぎて胸ヤケ…。 「その本は」で始まる以外は内容もページ数も本当に自由。装丁がなかなか凝っているのだけど、話によってはフォントまで変えている。 又吉さんの方は、本がお題の大喜利になってしまっていて、アイデア勝負というか小手先の笑いで終わるようなのが多くて少し残念だった。もっと読ませる文章を書ける人なのに。最長の交換日記の話がよかったけど、頭文字の遊びを入れ方がなんか中途半端だったな。 ヨシタケさんの方は、イラスト+手書き文字がとてもいい味を出している。いくつかの話に共通するテーマが見えたりして面白かった。本と入れ替わってしまう話がかわいくて好き。

    1
    投稿日: 2022.11.29
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    『独特のテンポで奏でる絵本×文学のコラボ作品』 本を愛するお二人が書いた読書家に愛される本。世界中を旅して珍しい本の話を聞かせよと、本好きな王様に命じられるストーリーで、中身はバラエティ豊かな短編集。又吉さんらしいオチもよかった。 絵本のような大喜利のような、お二人にしか創れない独特な雰囲気の本であり、何も感じないかもしれないし、ハートフルな感じもする。こんな本を名作と呼ぶのかな? ジョークを理解できないと「意味不明」という感想も出てきてしまいそうなので、ユーモアのわかる方に読んでほしいです。少なくとも読み手を選ぶ一冊。

    2
    投稿日: 2022.11.29
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    クスッとしたり、ほろりとしたり、そして泣ける珠玉の短編集。 物語は本当に最高。有名なヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんですが、どちらの作品もしっかり飲んだことがなかったので短編集と言えど、ふれあえてよかった。 私個人的には、 ・志半ばで叶わなかった夢をまとめた「その本」 ・竹内春との思い出の「その本」 ・負けたヒーローの「その本」がすごく好きだった。 数時間で読めるので、読書を普段しないひとも楽しんで読めると思う。

    0
    投稿日: 2022.11.27
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    この本は・・良い本じゃないか!~物書きと絵描きがある本好きの王様に旅費を貰って各地の面白い本の話を集めて,語って聞かせる役目を仰せつかった…~ヨシタケさんの絵に救われているのと思ったが,又吉君もバラエティある物語を短編・中編に纏めているじゃないか。感心した。

    0
    投稿日: 2022.11.25
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    王様から、世界を旅して珍しい本の話を聞いてきてほしいと頼まれた2人による「その本」のお話たち。 ユニークな本が多い中、「その本は、誰も死なない」から始まる交換日記は、胸が苦しくなった。

    0
    投稿日: 2022.11.24
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    いろんな本の話を又吉直樹とヨシタケシンスケが「その本は…」と交互に語り合う、新しいタイプの一冊。作者2人の想像力の豊かさが素晴らしい!「その本は…」からこんなにもいろんな話が生まれるのは凄いなと思いました。形式に囚われず、「その本は…」から続く話が一言のものもあれば、深く長い物語のものもある。面白さにこだわっているというより、"ただ思いついた"という感じの話が沢山書かれていて、面白い面白くないはともかく、全体的にとても自由で、それがとても良かったです。何気にオチも秀逸でした(笑)クスッと笑えたり、ゾッとしたり、切ない気持ちになったり、温かい気持ちになったり、考えさせられたり、読んでいるだけでいろんな感情になって楽しかったです。そして最後には、ふと"自分のための本"に出会いたくなる、そんな一冊でした。

    5
    投稿日: 2022.11.22
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    軽いタッチの世界観だが読めば読むほど深い。温かな絵と自筆に拘るヨシタケさん。諧謔と哀愁が交差した文章で優しい気持ちにさせる又吉さん。ヨシタケさんの絵を見られなかった王様、お気の毒です。

    0
    投稿日: 2022.11.21
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    大笑いする話もなく、大泣きする話もないが、クスッと笑える話、ちょっとうるっとする話が満載です。 ノンストップで一気に読み終えました。 又吉さんとヨシタケさんの共著というのが、魅力を増してると思います。

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    その本は、で始まる色々な本の話。本というものをただのモノが書いてあるモノというよりも、色々な特徴をもったモノとして表現している。そういう発想は面白いのかもしれないけれど、推理小説や伏線のようなものを考えるのが好きな自分としては、ぶっ飛びすぎててついていけない感じがした。

    0
    投稿日: 2022.11.19
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    噂で、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!と、書かれており 期待していた! しかし、 私には、少し、抱腹絶倒にもならず、感涙もしなかった! 少し期待外れ! 子供の絵本のように思っていたからかもしれない! しかし、 本の装丁は、とてもユニークであった! 少し、本の古さを象徴するのが如く、本の周りをセピア色にしたり、指紋の跡を付けたり、コップを置いたかのような コップの水跡! 珍しい本を求めて、旅立つ2人の物語! 千夜一夜物語のような話に期待しすぎたのか、みさきはるうみ…の話だけが、そんな雰囲気を醸し出していたような感じ! しかし、イラストがあればこそ、楽しめる所もこの本のポイントであろう! 最後に、この二人が、旅にも行かず、書いた事に逮捕され、裁判にかけられルけど、最後に「その本は」次の言葉は、何なのだろう!と、思わす終わり方が、上手い! しかし、子供達に話す時、どのように、話してやれるだろうか?と、思ってしまった!

    2
    投稿日: 2022.11.19
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    「その本は」で始まる話がたくさんつまった本。 芸人の又吉さんと絵本作家のヨシタケさんの豊かな発想で綴られたいくつもの物語は、楽しくもあり、切なくもありました。 「本」は読み物という概念だけにとらわれず、「本」そのものが様々な形で物語の題材になるのが面白かったです。

    6
    投稿日: 2022.11.19
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    その本は、本にまつわる物語と たくさん出会うことの出来る1冊の本でした!! プレゼントで貰った本です!

    0
    投稿日: 2022.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    その本は愛の詰まった本でした。 ふたりのアイデア出しの本かな 又吉先生が急に泣ける話ぶっ込んでくるから笑う 交換日記はもう書けないのか 昔々、高校で校長が話し出す光景が目に浮かんだ その子は面識のない子で交通事故だったけど、人がいなくなるのは悲しい。

    0
    投稿日: 2022.11.17
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    ヨシタケさんは子供向け絵本でも大好きな作家さん。 ヨシタケさんの作品は大人が読んでも何気ない日常に寄り添って、誰もがあるあると感じながら心にじんわり温かいものをくれるところがいい! 又吉さんの作品は読んだことがなかったけれど、 どちらの作品もしょうもないーと笑えたり、胸に染みて何度も噛み締めるよう読み返してしまったり、大事に書かれた本なんだなーとほっこり。

    1
    投稿日: 2022.11.16
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    図書館本。又吉先生とヨシタケシンスケさんが、交互に様々な本について語っていきます。が、俄然私はヨシタケさんの語る「その本」が好みでした。いやでも、又吉先生の王道だけれどやっぱり泣いてしまう物語もグッときて良かったです。とにかく、読んでいるとせつなくなって泣きそうになったり、ゾクッとしたり、クスッとしたり、どの本も意味深いものばかりでした。

    0
    投稿日: 2022.11.13
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    その本は、『その本は』という本でした。二人の人気作家さんが書いた本でした。 その本を読むうちに、自分でも何か書いてみたくなるような本でした。

    11
    投稿日: 2022.11.12
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    ヨシタケシンスケと又吉さんがコラボするとこんなふうな視点になるのか。どちらかというとヨシタケさんの作風の視点感覚が強いんだけど、いいなと思うのは又吉さんのものが多かった。とくに第7夜のその本は、誰も死なない。良かった。

    3
    投稿日: 2022.11.12
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    又吉さん好きの旦那に薦められて、数時間で一気読みした。 装丁も少し色褪せた1冊の本になってて、焦げた後とか、何かコップを置いたようなあともあって面白い。 ヨシタケさんのイラストもゆるくて可愛い! クスッとできて、うまい!と言いたくなるようなお話もあれば、ほろっとしたり、考えさせられたり… あぁ…本って面白いなぁ。好きだなと思えた。 第7夜の本は、ぐっと引き込まれて、じわっと感情が広がるような、誰も死なない本だった。 第12夜の本も好き。本をなかなか読んでこなかった私が手にする本達にも、そんな奇跡が起こってるのかもしれないなと考えたら、一生のうちにもっとたくさんの本に出会いたいなと思った。 オチも最高!

    1
    投稿日: 2022.11.10
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    サクッと読めた。 有名なお二人だけど、実は読むのはこの本がはじめて。 帯にあるように、クスッと笑えたり、しんみりしたり。 繋がりもあるわけではなく、とても不思議な本。 見れば見るほど、本の装丁にもこだわりがあって、宝探しをしているような感覚だった。

    0
    投稿日: 2022.11.10
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    ショートショート的な一冊。 ヨシタケシンスケさんのイラストも豊富で、本好きな人間にはクセになる雰囲気でした。 ページも日焼けした色合いだったり、リアルな花びらが挟まっているようだったり、何かこぼした跡があったりと芸が細かい。 全体的にさっくり軽めに読めますが、第7夜の結末はどうなったのか、いろいろな考察ができそうで特に面白かったです。(私は悪い方向に読んでしまいました)

    0
    投稿日: 2022.11.09
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    面白かった。 まず本の装丁も素敵。紙もわざとヤケてる感じになってるし。 久しぶりに又吉さんの文章を読んだけど良いですね。 短い文はシャレが効いてるのもあるけど、将来絵本作家になりたかった2人の話は良かった。 ヨシタケさんのイラストと文も好き。 なんだろうあのカワイイ感じ。 子供だけじゃなく、大人にも好かれるのがわかりますね。

    10
    投稿日: 2022.11.09
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    おもしろかった! 一気に読了。じっくり再読したい。 お気に入り 又吉の、白いノートの話。 ヨシタケさんの本と入れ替わる話。

    1
    投稿日: 2022.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヨシタケシンスケさんと、又吉直樹さんのコラボです! 面白い・・第1夜の警察に追われているところ。 結構足が速いのだなと思った! 怖い・・第3夜 最後にしおり(主人公)を食べてしまうところが怖かった>-< 不思議・・第7夜 最後に竹内春がどうなるのか気になってしかたなくかった!私は引っ越してしまったのか思い込んでいます。(誰かわかる人教えてくれ〜) こう考えると、又吉直樹さんの感想しか書いてなかった笑笑 全体的に面白かったので、とてもおすすめです☆

    1
    投稿日: 2022.11.08
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    (2022/11/7読了) エピローグを読み終えて、そうか、そう終わるか〜とニヤついてしまった。 この本は、ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんの共作である。←真似てみた。 昔々の王国で作られた本のように、真新しい本なのに、古書のようになっていて、読み込まれたように、セロテープで貼り付けたようなページや、訳の分からない落書きのあるページもある。 くだらない、苦笑いをしてしまう話も入っていれば、すごく深い話もある。 本が自分の人生をどうにかしてくれるのでは?と思う者、ぼろぼろになってしまった本は不幸なのか、しおりを食べてしまう本、映画の転校生のように本に入れ替わってしまった者、世界には誰かの想いを載せたまま「届かなかった」本たちが星の数ほどあるなど。 笑ったり、ほっこりしたり、悲しくなったり、考えさせられたり。 その本は、読む人によって共感を得たり、感じ方が変わる。。。全ての本がそうか。

    2
    投稿日: 2022.11.07
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    「世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者からその本についての話を聞いてきてくれ。」王様に言われてれて旅に出た二人は、たくさんの本の話を持ち帰った。 

    0
    投稿日: 2022.11.07
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    とても読みやすくて、笑いあり感動ありのいい作品でした。一気に読み終わってしまいました。 又吉先生の話は時々私の理解では追いつかない話もありましたが、またこれもいつか理解できるような感性になれたら再読のしがいがあるのかなと思います。

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    こんなにその本について聞かされた王様はさぞ満足したであろうと思っていたらのオチ(笑) 交換日記の話、好きでした。

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    最も気に入って、何回も読み直したいと思ったのが第7夜の又吉回。小5の男の子と女の子の交流が何ともいえずよい。初恋だともいえず、初恋でないともいえない感じ。そして、それぞれが誰にも言えないことを心に秘めていて、一人で悩み苦しんでいるのだが、絵日記や交換日記を通して互いにかけがいのないものになっていく…。 第7夜に関しては☆☆☆☆☆!

    1
    投稿日: 2022.11.06
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    本を巡る、本についての、とにかく本を題材にした物語がいっぱい詰まった本。本好き必読です。 こんな本があったらいいかも? だったり、こんな本がなくてよかった、だったり。ユーモアいっぱい、時々しんみりさせられたりほんわかさせられたり、はたまたぞくりとさせられたりもします。個人的には髪の毛が挟まった本の話と、自分の顔写真が表紙になった本が怖くてお気に入りです。こんな本があったらたまったものじゃないけれど。 本好きな王様の物語にもしんみりさせられます。そしてエピローグのこのオチもまた……まさか真相だったとは。しかしそれが本のいいところだったりするんですよね。

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    11/4 絵本作家のヨシタケシンスケさんが好きで気になってました! 又吉さんとのコラボで、全体的に大人に向けた絵本って感じでした。 火花読んだことあるけど、いまいち面白さがダイレクトに伝わりませんでした。今回もなんかかすかに触れてる?みたいな感じでした(中には感動系もあり)

    3
    投稿日: 2022.11.04
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    装丁もすごく可愛い。 キャンプファイアーについて書かれているページには焼け焦げた跡がついてたり。こだわってます。 又吉さんの小説は「さすが芸人!」と思うような内容でした。

    2
    投稿日: 2022.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どちらの著作も読んでいたため、「っぽい!」と思いながらスラスラ読みました。 又吉さんの交換日記の話は好きな人多そう。

    1
    投稿日: 2022.11.03
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    ところどころオチがついている話があったりするので、全体にそういうのを期待してしまったりするけど、そういう本ではない。変に勘ぐったりせず、素直に読んだほうが良い。素直に読んでると、自然にクスっとかニヤっとかホロっとかする。特に交換日記の話は泣きそうになる。いや、泣く。

    0
    投稿日: 2022.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    160頁目で「悪魔にも若気の至りがあるのか」と笑い、第12夜174頁目でさざなみのような感動が押し寄せる。そうだよ、だから本がある、私は本を読むのだと。メッセージを受け取る人が世界にたったひとりであっとしても、その本がこの世に存在する意味があると。 エピローグ、王様の逝去と葬儀の様子にまた胸打たれていたのに。189頁目で「やられた」とひっくり返って笑いました。ヨシタケさんの絵本にオチが付き物だということを忘れていた。又吉さんとの共著ゆえ、油断していたらこれだ(笑)。 たとえどこにも行けなくても、本を開けば世界中いつの時代へだって飛んでゆける。

    0
    投稿日: 2022.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヨシタケさん大好きです。新しい切り口で読みやすく、ワクワクした。 最後まで読んでから5ページの2人を見ると、旅に出る気ゼロに見えて面白かった!

    0
    投稿日: 2022.11.01
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    初めて夢中になって3時間で読んでしまいました。 クスッと笑ってしまうような短いお話が多く、時には意味深な締め方をされていたり、時には自然と涙が出てくるような素敵な描写もあります。 また読み返したいです。

    0
    投稿日: 2022.10.30
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    なんの本においても言える普通のことを言うようだけれど、この本には人生に嵌る言葉が散りばめられているように思う。嵌る言葉は人それぞれだし、もちろんひとつも嵌らない人もいると思うけれど。 私は現に、この本を読んでいて「つまらない」と思った箇所が何ヶ所もあったし、それでも思わず涙を流した1箇所のせいで、一生大切にしたい本だと思った。忘れていた大事なことを思い出せたように思う。また読もうと思う。

    0
    投稿日: 2022.10.30
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    話題の本ということで 図書館でリクエストをかけて借りた 『新着』ラベルがついており 行きつけの図書館で1番に借りれたのが嬉しい! 表装がきれいで 本誌全体の色味まで工夫がこなされた ところもさすがだ  この本は又吉直樹氏とヨシタケシンスケ氏の共著であるが 私は又吉氏の感性の研ぎ澄まされた文章に圧倒された とにかく 文章から想像する全てが面白く感慨深い 頭の中で 次々と場面に応じて繰り広げられる想像上の世界観がまさに読書の醍醐味だと感じさせられた  第3夜が好き! 『その本は、しおりを食べることによって成長する本だった。』のラストが良かった ああ そうだったのか…と納得!  また 『その本は、川に浮かべると、』という冒頭の話にゴリラが出てくるが オチに笑える  そして第7夜は読み応えがある 岬くんと竹内春のそれぞれがイラストの吹き出しに入れた言葉から 逆にイラストの出来栄えを想像する楽しさも味わえた 『交換日記』というスタイルもノスタルジックで良かった 第7夜のラストは第12夜に出てくるヨシタケ氏の『誰かへの想いを載せたまま「届かなかった」本たちが、世界には星の数ほどある、ということでもあるのだ。』 第13夜の又吉氏の『その本は、まだ生まれていません。』に繋がっているのではないかというのが私の見解であり 願いでもある  岬くんと竹内春の共著こそが第14夜になるのでは…と思いたいから  第7夜のラスト 付記のサインが『みさきはるうみ』になっていることで様々な想像が張り巡らされた    エピローグも淡々として面白かった ラストは想像通りの一文だったが その期待を裏切らないのも良かった

    0
    投稿日: 2022.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第7夜の「その本は、誰も死なない。」についての、私の解釈。 ラストに「この物語を本にすることにした」とあるので、第7夜は、みさきはるうみの紡いだ物語なんだろう。 校長先生が話したのは変な暗い物語だった。おれたちの物語とは違うやつ。だから、岬くんは自分で物語を作った。いつか竹内春が、鬼のいない暮らしを想像するのに、岬くんとのノートを参考にしたように。 その物語では竹内春は絵本を書きながら笑顔でで暮らしているはずだ、だからみさきはるうみはどこかにあるはずの彼女の絵本を探す旅に出るのだ。 彼の物語では、誰も死なない。

    4
    投稿日: 2022.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 ある国の本好きな王様が、二人の男に世界中をまわり、めずらしい本の話を集めてくるよう命じた。一年後、旅から戻った二人は、毎晩交互にいろんな本の話を王様に話した。王様は大変満足し、二人が集めた本の話を一冊の本にまとめさせた。しかし王様の死後、二人が旅をせず物語をでっちあげていたことが判明し、有罪となる。二人は最後に、王様が作らせた「その本」について話しだした。 【感想】 ひとつひとつのストーリーが全て本にまつわるもので、クスッと笑えるものや感動するものなどさまざまで面白かった。ヨシタケさんの「評判の悪い本」が、人と本との奇跡的な出会いについて書かれていて一番好きだった。でも、全体としてのまとまりやメッセージがいまひとつよくわからなかった。又吉さんの本も読んでみたいと思った。

    1
    投稿日: 2022.10.30
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    ヨシタケシンスケさんの お話 絵 意外な展開があったりして みんな好きでした。 又吉さんのは 交換日記が良かったかな。

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    妻が図書館で借りていたのをたまたま読んだのですが、すごくよかったです。 ヨシタケシンスケさんの絵とお話もよかったし、又吉さんのストーリーは小説家としての力量が高いことをすごく感じました。

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    まずプロローグ、エピローグの構成がおもしろい こんなに本が主役のものを考えられるのか 内容もフフッ、ほっこり、感動 絵もかわいい 本を大切にしようと思った

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    2022年10月25日読了。 会社の近くの三省堂で平置きしてあり面白そうだったので。ヨシタケシンスケさんなら子どもたちも読むかなぁと思って購入。 その本は…で始まるお話がたくさん。よくぞこれだけ本を語り、本が語り、本を語るお話を思いつくものだとお二人の作家さんはさすがだなぁと思いながら読んだ。 抱腹絶倒ではなかったけど、感涙するお話はちょこちょこあった。交換日記のお話がとくによかった。短くても良い交換日記、誰かとやりたい。 その本は…で始まるお話も思いつけば書いてみたい。

    1
    投稿日: 2022.10.25
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    本好きな王様に頼まれ色んな「その本」のお話を2人が交互にしていく。 どんな人にも1つはお気に入りになるお話がありそうな、誰も孤独にさせないお2人の温かさを感じます。 オチまで良かったです。 私は又吉さんの第7夜、岬真一と竹内春の交換日記の話がとても好きでした。

    4
    投稿日: 2022.10.24
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    この2人の組み合わせいいな~! 竹内春のお話と本と入れ替わった人のお話が好きだな~ 読み終わると、胸があたたかくて軽くなる。 その本はそんな本でした。

    0
    投稿日: 2022.10.24
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    死に瀕した本好きの王様の命で世界中の「めずらしい本」を探しに出かけた二人の男。一年後に戻ってきた二人の男は、毎晩交代で「その本は」と語って聞かせる。 「千夜一夜物語」のような設定で始まる、又吉直樹とヨシタケシンスケによる二人の短編集。二人のらしさが出ていて気軽に読める。

    3
    投稿日: 2022.10.24
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    初めて長男に勧められたので読んだ本。 その通り、読みやすくて面白かった。 こんな構成も初めてだし、心温まる話もあれば、ゾワッとくる話や、なろほどなと言わせるトンチのきいた話もあった。 その本は、本の様々な可能性を深く考えられ、示されている。

    0
    投稿日: 2022.10.24
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    なかなか面白い本でした。 ああ、そういうことね、と。 何よりも、ヨシタケシンスケさんのイラスト、挿絵がたまらん!!!

    0
    投稿日: 2022.10.22
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    良い意味でめちゃくちゃくだらなくて、でもグッとくるようなお話もあっておもしろかった〜 1冊でこんなにいろんな気持ちになれるお話が読めてお得だ

    0
    投稿日: 2022.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔から好きなイラストレーターの ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんの 共同著書?だったので興味本位で手に取って 読んでみました。二人が交互に執筆している 作品なので二人のスタイルが壊れないところが 個人的にはよかったです。まぁ共作だった としても面白かったかもしれませんが・・・ ヨシタケシンスケさんのイラストは温かみも あってクスっと笑える話もあり面白く、 又吉直樹さんのほうでも「んっ?」と思う ものもあり途中超短編の話だとばかりと 思っていたらなかなか長い話も合って あれっペースが乱れるやんと思ったのですが その話がなかなか良かった。 全体的に笑いあり感動ありのちょっと 変わった作品で面白かったです。 そして最後のオチはなんとなく漫才ぽかった。

    1
    投稿日: 2022.10.21
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    p73 どんな人も、自分自身を救うことはできない。できるのは自分以外の誰かを救うことだけなのだ。だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。他の誰かに、自分を救ってもらうために。 p102 竹内が話したくないことは無理に話さなくていいよ。でも、竹内が話したいなら、それが楽しくない話でも別にいいよ。上手く言えないけれど。 p106 岬くんは大変だったんだろうけれど、その学校に行かなかった時間が岬くんの夢が見つかる理由にもなっているんだよね。 p115 人間は強いよ。鬼なんて人間に倒されるために物語に出てきてるようなもんだもんね。鬼が勝つ話なんてあったとしても、まだ物語が終わってないだけだろ。だから一緒に倒そう。 p116 神社のセリフは、「竹内春の願いなら何でも叶えよう。流れ星よりも早くに叶えるよ」にします。夕焼けのセリフは、「二人が会うことを忘れないように赤くしといたよ」です。 p143 「お父さんはいつでも、あいこと同じ風景を見ています。」 最後は、全部2人の作り話だったっていう、オチがなんとも面白かった! 1番は第7夜の絵本作家になりたい2人の話が、泣けた

    0
    投稿日: 2022.10.20
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    装丁に惹かれ、少々悩んで購入したその本は、 ん?ん?ん?といった感じで読み進めて、あっという間に読了。 何か先が読めたり、何かに似てたり、優しさ愛おしさの結末が悲しみだったり、プッと吹き出す笑いがあったり、分かるような分からないような、そんなお話であった。 優しい絵と話毎にフォントが異なる点が好かった。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    オチは想像つくけど面白い スラスラ読めるが、じっくり少しずつ楽しみながら読みたくなる本。 竹内春の話が好きだった ヨシタケシンスケさんは毎回私にはない発想ですごいなぁと感心する

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    表紙やお二人で本をだしているところが面白そうと興味を惹かれました。 短編集と思えばいいのかしら。 途中の竹内春のお話が好きです。 エピローグ最後のページは私には面白さがよくわかりませんでした。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    第7夜が良かった。なんか、子供のころの、純粋な好きって気持ちと、相手を守りたいけど守れないみたいなもどかしさとか。とても繊細な感情が描かれていて。又吉さんは天才です。

    0
    投稿日: 2022.10.18
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    ピース又吉とヨシタケシンスケのコラボ作品。 「その本」についての話がたくさん書かれていた。 最後はオチのあるなんとも言えない終わり方。 第七夜のくだりが好き。

    3
    投稿日: 2022.10.18