
総合評価
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powered by ブクログ年老いて、目が見えなくなってきた本好きな王様が、それでも本に触れていたくて、2人の男に、世界の珍しい本の話を集めてくるよう命令をする。 これは、その2人の男(ヨシタケシンスケと又吉直樹)が集めてきた本のお話。 「その本は」で始まる一つ一つのお話は、ある話はヨシタケさんの絵本のように、イラストと手書きの文で。ある話は文章のみで。長さも1ページのものから数ページにわたるものまで、さまざま。 表紙の2/3を占めるデザインとなっている帯には、『抱腹絶倒、感涙必死』とあるが、大抵の話はクスッと笑ってしまうものや、不思議な雰囲気を纏ったもので、スイスイと読めてしまう。 が、中には結構読ませてくるお話もある。ブラックなものもある。挿絵が可愛いくせに、すごい刺さってくるやつもある(もちろん良い意味で) こういう形を楽しめる人におすすめかなと思います。わたしは結構好きです。よかった。 サクッと読めた割に、深いなと感じた話がいくつもありました。 何より良い組み合わせ!
22投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ芥川賞作家:又吉直樹と人気絵本作家:ヨシタケシンスケによる話題作・・・大人の絵本?? 王様から「めずらしい本探し」を命ぜられ、旅した二人の男が聞かせる「本の話」で綴られています。 面白おかしく、時にペーソス・・・くらいな感じかと読み進めましたが、どうして本格派! 特に又吉先生の「誰も死なない」本の話は秀逸! これ読むだけでも価値があります!!読書が苦手な方にもオススメです(^_^;)
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ読了時間 2時間 選んだ理由 作者 口コミ 文体 普通 装丁 普通 主人公 普通 ストーリー 普通 要素 ゆるっと もっと言うと ブックレビューやおすすめの本、本にまつわるエッセイだと思っていたのでちょっと期待はずれ こんな本があったら面白いよね、みたいな大喜利がメインだった 好きなことば 好きなシーン 総評 期待してたのに 部門 42点 総合的に 悪かった
0投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログ又吉さんもヨシタケさんも大好きで、期待が大きすぎて(笑)帯の「抱腹絶倒・感涙必至」というよりは「くすくす・ほのぼの・にやにや・あったか」でした。第7話好きかな…
0投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ書店で衝動買いしたけれど、読んでみたらさほど心に刺さらず、本好きな人たちのための本とは感じられつつも、私自身にはピンとこないものでした。 が、竹内春のエピソードだけはとても惹き込まれました。 五感のうちの視覚だけ、しかも動画でも映像でもない、究極的に抽象化された文字という媒体を介して、なぜこんなにも物語の世界に没頭させられ、心を奪われてしまうのだろう。 一編のエピソードだけではありますが、本の威力をあらためて思い知らされた一冊でした。
0投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!(e-honより)
0投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログヨシタケシンスケさんの絵本がとても好きなので、手に取った本。 試み自体が面白く、基本的にお2人のアイデア、想像力に感心しながらニヤリ、クスリと読ませていただきました。 ただ、途中、又吉さんのターンで急にしっかりとしたストーリーが出てきて戸惑います。心が動かされ、又吉さんの他の作品も読んでみたくなりました。
1投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログヨシタケシンスケさんは、私の愛読雑誌「暮しの手帖」の中の「みらいめがね」で挿絵を描かれているのですが、この本で魅力全開してる。人以外の物や生き物がとてもいい!!タッチが独特なので固いものもの柔らかくて素敵です。中にはもしや御本人の事を描かれたのか?と感じてしまう作品もありました。 一方又吉さん。以前火花を読んだ時には特に何も感じなかったんですけど、やっぱり書くことに長けてる人だったんだなぁと改めて思い知らされました。短い読み物でも充分ニヤリやホロリが詰まってました。本の装丁も粋です。
3投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログ本に関しての思いを、ヨシタケシンスケさん 又吉直樹さんがそれぞれリレー形式で書いてある本です。 ヨシタケさんの絵に癒されます。 正直、私的にはあまりピンとくる本ではありませんでしたが、又吉さんの将来、絵本作家になりたい小学生の話と、ヨシタケさんの本に出会う奇跡についての話はぐっとくるものがありました。
0投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の作りが可愛い。装丁はもちろんページ一枚一枚もとっても凝っている。 この感覚は紙の本ならではだと思う。 ヨシタケさんの自分の人生をかけて本を処分する人の話が好き。絶対本にしちゃうよね。そして自分のやってきたことが無駄になるというブラック感・・・ 又吉さんのしおりの話と武内春の話が好き。 その本は誰も死なない、本は死なないのかと思ったけど、皆さん解釈が違うみたい。それもまた良い。 最初は図書館で借りたけど、手元に置いておきたくて購入した。 (図書館は初めての1番目、小中学校の図書カードを思い出した。誰も名前を書いていない新品の図書カード、懐かしい)
11投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ又吉さんとヨシタケシンスケさんのコラボ作。 絵本と短編小説の間くらいの本。 第7夜交換日記のストーリーとエピローグのオチが良かった。 ヨシタケシンスケさんのやさしい絵と又吉さんのあたたかいストーリーに心が癒されます。 短編ストーリーの繋がりはあまり感じられなかったです。
75投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログなかなかに奇妙な本でした(^^)! その奇妙さがステキでした! 子どもと読むには…入り込めなかったところもあったので、ひとりで読み直してみよう!
2投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ子どもにだけ読める本がよかったかな。小さな頃にしか理解できない、そして覚えていられない。そういう本は現実にある気がする
32投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
企画的にはとても面白いが、最初、正直少し困惑した。本が読み手にもたらすものは何なのか? 二人のそれぞれの表現で交互にお互い全くリンクせずに展開されていく。暫く読み進めると慣れてくるが‥。 ヨシタケバージョンは、絵のチカラと言葉でシンプルにまとまっている。 又吉バージョンは、中々に難解である。 だから、二人を一緒の本にした真意はなんだろう?
0投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログその本は、どこか切なくてあたたかい その本は、本のようで本じゃない。人間の心じゃないようで人間の心。 その本は、読むだけで感情豊かになれる素敵な1冊でした。 読んでよかったです。
0投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログテレビで何度か紹介されているのを見て興味をもち読んでみました。 正直、思ってたよりは……という感じでした。 それでも、又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんのどちらの個性も出ていて話のストーリーとしては新しく面白かったです。 一つ一つのお話が全然違っていて飽きなかったし、 最後のオチも面白かったです。 特に第6夜のヨシタケシンスケさんの話がお気に入りです。 その本は、 『志半ばにして叶わなかった夢の話がたくさん書いてある。 いろんな理由で、思った通りにいかなかった人たちの ストーリー。 一つの未来を失って、別の未来を見つけるまでのストーリー。 「つらいのは自分だけじゃない」そのことを知るために、立ち直る方法を、様々なケースの中から見出すために、父が作ろうとした本だった。 いろいろなストーリーを集めて、父は最後に自分の話を入れようとしていた。 新しい希望を見つけた自分の姿を、本の締めくくりにしたかったのだと思う。 希望をなくした自分を、世界の人々を、勇気付けたかったのだ。 しかし父は、どんなにストーリーを集めても、どんなに時間をかけても、どうしても希望を見つけることができなかった。 そのことに焦り、苦しみ、絶望してしまったのだ。 今ならわかる。 悲しみが消えない人もいる。自分の決めた正しさに、添うことができない人もいる。 しかし、たとえ楽しくなくても、それは間違いではない、ということを。 たとえ正しくなくても、生きることをやめる理由にはならない、ということを。 父に教えてあげたかったけれど、彼は真面目で、頑固者だったから、わかってもらえなかったかもしれないなと思う。 父が作ろうとし私が完成させ世に出したその本は、父自身を救うことはできなかったけれど、父の努力と父が集めたたくさんのストーリーと父の人生は、たくさんの人々を救った。 どんな人も、自分自身を救うことはできない。できるのは自分以外の誰かを救うことだけなのだ。 だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。 他の誰かに自分を救ってもらうために。 この本にメッセージがあるとすれば、そういうことなのかも しれない。』 男たちは旅へ出た。「その本」を探す果てしのない旅へ……。 大人気絵本作家 × 芥川賞作家 による 抱腹絶倒・感涙必至の本の旅
2投稿日: 2022.10.04
powered by ブクログ読みやすくて面白かったです! ひとつひとつのお話が比較的短いし、内容もわかりやすいものばかりなので、大人から子供まで楽しめそう。
0投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんのコラボ。二人の個性がうまく絡みあって、全て「その本は」から始まる発想の自由さに笑ったりホロリとしたり。 装丁も綺麗です。
0投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログその本は、人気作家2人の技術とセンスのぶつかり合い! 又吉さんによるショートショートと短編、ヨシタケさんによるイラスト入りのお話、いろんな「その本は」が読めて楽しかったです。 読めばみんなそれぞれにお気に入りのエピソードを見つけられるはず。 個人的なお気に入りは、又吉さんによる「その本は、ボロボロである」。本好きならジーンとすること間違いなしの心温まるお話でした。 他にも、1ページとか2、3文で完結するような短い作品の中にも又吉さんのセンスがキラリと光る面白いものがたくさんあって、お気に入りをたくさん見つけられました。 ヨシタケさんは最後の「その本は、評判が悪かった」が1番好きでした。これも本好きには刺さる内容で、本っていいなって改めて感じられるお話でした。 ただ、全体的には、絵本のイメージとは違って結構ブラックなオチとか内容のものが多かった印象。 個人的には『あるかしら書店』みたいなポップでかわいい感じの作品の方が好きだなぁ。 あとは、装丁や作品のコンセプトも、作り手の本に対する愛情やこだわりが感じられてとても良かったです。 ページの端の黄ばみだったり、飲み物のシミがついていたり花びらが挟まっていたり、本当に王国が作った古い本を読んでいるみたい。 紙の本をパラパラめくって読む楽しさを思い出させてくれるように感じました。
0投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ物語の世界観が面白かった。 最後のオチも期待を裏切られなく、そうなんだろうなぁ…?もしかしたら。と思って読んでいたら。 読んでいて楽しい作品でした。
1投稿日: 2022.09.29
powered by ブクログ内容・絵だけじゃなく、紙質や体裁も含めて、本というものに対する気持ちが込められています。こういう感覚はネットでは得られない。
0投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログ面白くて一気に読んでしまいました。 小学生くらいから読める本。 ユーモアとテクニックが詰まった一冊でした。
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
パズル雑誌を買うために本屋に寄った時に、 一気に立ち読みしてしまった。 年を取って目が見えなくなった王様は、2人の男に珍しい本の情報を集めてくるように言う。 1年後に戻ってきた2人の男、ヨシタケシンスケと又吉直樹の話をまとめた本・・・という設定。 千夜一夜物語みたいな感じ。 最初はふざけたものが多い。 「日本」なんていうダジャレもある。 (これだけはつまらなかった) しかし、後半になると、感動路線も出てくる。 又吉さんの語りも、だんだん長くなっていく。 SCPまがいのふざけた本の紹介も多い。 一方で、現実味のある話もある。 飼いたい動物をまとめた冊子を作って親に褒められ、それをきっかけに絵本作家になったのかもしれないというヨシタケさんの話や、 古本屋にある、昔の持ち主に愛された、めちゃくちゃボロボロの本の話。 又吉さんの紹介する本の中で一番語りが長いと思うのは、 互いの絵にセリフをつける交換日記の話。 主人公は教室でゲロを吐いていじめられていたのだが、 私にもその経験があるので、それを知った時は驚いた。 交換日記の相手の家には鬼がいる。 そして、その相手は亡くなってしまう。 何年後か何十年後か、主人公は交換日記の話を出版。 そのあとがきだけ語られるのだが、 主人公のペンネームがいいんだ。 王様は亡くなり、おそらく国葬となったのだと思う。 ・・・王様に情報を集めてくるように言われた2人の男。 実は、家でダラダラと物語をでっちあげていた。 王様に語られたのは全て、集めた情報ではなく2人の男の創作。 子供に石を投げられるところの絵が、内容に合っていてよい。 というか、目が良い。 ただ、物語を書くのは、大変だと思うんだ。 ダラダラではないかな。 ・・・一方の私は、本屋ですべて立ち読みしたことに罪悪感を感じ、翌日買いに行ったのだった。
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログよく分からなかった。不思議な本だった。 どうやって読むのが正解なのか、その本とは何を言っているのか、終始頭が回っている状態だったように思う。 一気に読み進めてしまうほど、惹きつけられているのを感じた。すごかった。 この本の読み方を誰かに聞いてからもう一度読みたい、頭の中はハテナでいっぱい。
2投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログスゴク面白かった。ぶ厚いけれど、スラスラと読めてしまう本。色々な話がある中で、「なるほど!」など自分にはない発想を描いた話がたくさんあって、魔法にかかったように次から次へとページをめくる手が止まらなかった。ヨシタケさんは、絵と文字で絵本のようで、又吉さんは、文字のみで文学的で、一冊で二度おいしい!!! 読み終わってもう少し丁寧に読めばよかったなと少し後悔。きっと、まだ気付ききれていない部分があって、読めば読むほど深みが増す気がする。 まだ読んでいない方、ぜひ読んでみてください!
0投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ本を愛おしく思える、不思議な本だった。 一気に読んじゃったけど、もったいなかったかな。 ヨシタケさんの書く又吉さんのイラストが秀逸すぎる。
1投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ又吉さんと本が好きだったので、読了。 ヨシタケシンスケと又吉が、世にも珍しい「その本」を見つける旅の紀行文。 全ての本に「その本は…」という言い回しから始まるリズム感が小気味良く、本好きからしたら、「そんな本あってもいいな」と思える想定を想像して、ワクワクした。
1投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ借り本。話題になっていたので、読みたかった。その本はで始まる本の物語。 ヨシタケシンスケさんの絵が可愛いかったり、可愛い絵で少しブラックな内容だったりするところが良い。又吉さんも、純文学のような内容を子どもにも読めるような感じで描いていて、読んでいて面白かった。 子ども向けというより大人向けだろうか? でも、子どもでも楽しめるとも思う。親子で読んでみるとちょうど良いかもしれない。
5投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログ『あるかしら書店』の雰囲気もあり、世にも奇妙な物語のようなゾワッとした感じもあり、心沁みるところもあり、クスッもあり。缶カラに仕舞い込んであった子どもの頃の宝ものみたいな、サクマドロップみたいな。
1投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログちいさな、絵本のようなものがたりが、たくさん詰まっている。小説くらい長いのもあるし、たった一文だけのもある。手書きで書かれていたり、フォントで書かれていたりする。普通の紙だけど、コップの底のシミや、ちょっと焦げた跡や、シワや、挟まった花びらがある。挿絵がたくさんあってかわいい。眺めるためにとっておきたい。
1投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログ「その本は」でたっくさんのストーリーがあって面白い。又吉さんはなんとなく文学的で、ヨシタケシンスケさんはなんかイメージしやすいやっぱりビジュアル的な感じがする。 私的には又吉さんの短い「その本は」が好きだな~。自分が好きな「その本は」を何か一つ持っておくのも良い❤︎
0投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログクスッと笑えて、近くにいる人に、ちょっとこのページ読んでみて!って言いたくなるところもあれば、うるうるするところもある。 そうかと思えば、吉本新喜劇並みに椅子ごとひっくり返りそうなオチもあったり。 又吉さんとヨシタケさん。 2人とっても気が合うやろな。 そして、2人とも とっても本が好きで たくさんの物語と想像力を届けてくれる2人なんやろな。 たまに開いて読み返したくなる、 手元に置いておきたい1冊だ。
16投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ本棚に並んでいると手に取りたくなる、素敵な装丁。 本にまつわる物語と帯にあったので、楽しみに読み出したが、思っていたのと違った。 謎解き?かと思いきや、そういうわけでもない様子。哲学的といえば哲学的かも。 中には面白い話もあるけど、、、帯に書いてある抱腹絶倒・感涙必須は大袈裟かと。 素敵な装丁、かつ又吉直樹・ヨシタケシンイチという豪華な著者の作品と思うと、買ったことは後悔しません。
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログあっという間に読める。 この本はきっと読む時の自身の状態で、感想が変わる。 時をみて繰り返し読み返したいです。
0投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ紙質、装丁、もちろん文章と絵、発想とすべてが、とても贅沢な本です。 著者2人のそれぞれの個性があふれています。 本好き、絵本好きにはお勧めのゴージャス本。 このようなコラボ企画の本はいくつかあったけれど、それを超える作品ですね。
8投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ話の持って行き方は、面白いと思うが、肝心の紹介される「その本は・・・」中身が、イマイチ面白くない。又吉氏が書いた方が、やや面白く感じるような・・・。 唯一の中編作品は、かなり惹きつけられた。
0投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ大人の為の童話。私は「7夜」と「9夜」が好きだった。好きな箇所だけでも、どこでも、何度も繰り返して読みたくなる。
1投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログヨシタケさんと又吉さんの話が交互にくるからこそ強く感じる2人の作風やアプローチの違いが面白かった。 第7夜は読み返すと、新しいメッセージを発見できるお話。又吉さんの表現の仕方が良くて、自分も主人公たちと同い年になった気分で読んでいた。
1投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ宣伝が良すぎたかな…。先入観なしに読んだ方がよかったかも。普通に面白かったけど、期待しすぎた。個人的には2人の物語は交互にあるより、前半後半でまとめてわかれてる方がよかった。前からも後ろからも読めたりとか。世界観と、読むときの自分の感覚が違いすぎて、交互だとちょっとついていけない感覚があった。それが逆に楽しいのかもしれないが。
0投稿日: 2022.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすいかな〜と思って手に取りましたが、えっ!と驚かされる所もあり、それで…と胸が苦しくなる所もあり、ほんわかじんわりする所もあり。 第一夜 第一夜からすでに、いろいろな本が登場します。容易に代替え?できるものであったり、想像力を試されるようなものであったり。又吉節?なんですかね? 第二夜 何かに例えられそうで例えられない、掴めそうで掴めない、そんな本が続きます。
1投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の帯には、「抱腹絶倒・感涙必死の本の旅」と書かれていた。 確かに、本を読みながら声を出して笑ってしまったけど、「抱腹絶倒」というのは、ちょっと違うなと思った。 もっとまじめな本だと思った。 第2夜 「この本の今の状態こそが、この世の真実の姿のような気がして、」 深く同感。 第4夜 「私が5歳の時、書いたものだ。」 素敵な母親だったのですね。 第5夜 「持ち主はしばらくたってから、その本をもう一度読んだ。すると、こういう内容だったのかと発見があった。」 そうそう、本は、読む人の成長の度合い、経験、健康状態、心の状態によって変わってしまう。だから、私は本を手放せないのです。 第6夜 「だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。他の誰かに、自分を救ってもらうために。」 第7夜 「その本は誰も死なない」で始まる第7夜。 思わず声をあげて笑ってしまったけど、後半は、だんだん寂しくなっていった。 でも、改めて見返すと、冒頭に「その本は誰も死なない」と書かれていた。 竹内春と岬真一は、再会したのだろうか。 「みさきはるうみ」って、ペンネームかな。 第9夜 「その本は、まっしろである。」 それは、父の娘に対する愛情の証なのだろう。 まぎれもない、純粋な愛情。 泣けた。 前半は、ヨシタケシンスケさんワールド、後半は又吉直樹さんワールド。 あっという間に読み終わりました。
1投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログとっても面白い 笑えて泣けて胸を打たれる本にまつわる物語 買って手元に置いておくのもいいなって思った本でした
0投稿日: 2022.09.10
powered by ブクログ今までこういった形の本が無かったので、まずそこがとても面白いなと。そして本と向き合い本にこだわり続けている二人がコラボしたのも面白いなと。中身は短いお話が沢山入っているのですらすらと読めてしまいますが、もう短いお話の中に色んなものが詰まってる。文字量と感じることが全然比例していません。
0投稿日: 2022.09.09
powered by ブクログとっで読みやすい本だった! 第七話はやはり芥川賞作家。 どんどん惹かれてった。笑いあり涙あり。 最後のヨシタケシンスケのところも好きだなぁ。 発想が面白い二人のコラボ。 又吉直樹のYouTubeで この本のことを話してる動画を見て 面白かったな〜と振り返る。
2投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログ本が好き 本は楽しい そんな気持ちになる一冊 あるかしら書店の文章版といった感じ 又吉さんの文章初めて読んだけど、純粋で素敵だった
4投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログヨシタケ氏、又吉氏をシェヘラザードとする千夜一夜物語。 それぞれが王に向けて話す物語にはくだらないものもあり、泣かせようとするものもある。 だが、物語とはこういうものだ、何か学びを得ようとするのではなく、面白ければ面白がればよい。なにかのために物語を読まなくてもよいのだ。 そして、本書については現在kindle版など電子版がないように思われるが、ぜひ、現物を手にしてほしい。 現物を手にして読むところまでが、この本の読書体験である。
0投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ図書館で借りたのですが、この本は買おうと思いました。 本が大好きなのに、そろそろ目が見えにくくなってきた王様は、2人の男に世界中から「本」の話を集めるように命じました。(この辺のヨシタケさんと又吉さんらしき2人の男のイラストにまずニヤッとしてしまう) 1年後に戻ってきた2人は一晩ずつ交互に、王様に収集した本の話をします。だから全ての冒頭は「その本は」から始まるのですが、こんなに多彩な本のアイデアが生み出せるなんて、さすが2人の男。 ヨシタケさんから「人間てなんかそういうとこあるよねー」と肩の力を抜いてもらったり、「本て最高だよね」という話を思いきり浴びたりしたかと思うと、又吉さんに笑わされたり泣かされたり。出勤前に読んで、うっかり2回くらい泣いた。 どの夜から読んでも大丈夫なので、王様の気分で時々2人の男の話を聞きたい。自分の家の本棚にぜひいてほしい本。
1投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ・本は、救いの手を差し伸べているあの人に届けるために流した、手紙を入れて海に流したボトルのようなもの。 終盤ヨシタケシンスケさんの物語から。 作者は救いたい人がいて本を書いている。 本を読んで救われる人がいる。 ・又吉さんが書いた、交換吹き出し記入&お絵描きの話、単に恋ではない、自分と得意なことが同じ人への感情が、これこれそういうこと、と共感した。
0投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ芥川賞作家かつ有名人だからこそできる作品。交換日記の話とお父さんのビデオレターの話以外は意味不明。こういう作品に共感できる私って感度高い!と思いたい人々が平均点を上げてそう。
2投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ期待しすぎたかも。 けれど、第7夜と娘に送られた真っ白な本の話はすき。 そこらじゅうの本のifかもしれない。
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ王様からめずらしい本について探してくるように言われ2人の男が旅に出るというおもしろい話でした。5年生の竹内春という転校生の話が絵本作家になりたい2人の話でした。されが心の中に残っています。交換日記真夜中の流星群を2人でみたり約束を果たすために続く話 みさきはるうみと終わっていたのも心に残りました。
0投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログその本は… どんな本なのかな? クスッと笑ったり、涙がでたり、不思議だなぁ とおもったり そんな物語がはじまりました。 なにがいいたいのかなぁ? なにもおきないのかなぁ…と読み進んでいきました。 読み終りました ふぅ…どんなことでも想像力が大切で 物語の先はいつでも私自身が色々な終わり方を えがける。 又吉さんとヨシタケさんはそれがいいたかったのかなと おもいました。
1投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログヨシタケシンスケさんのほのぼのとした絵に癒され、 クスッと笑えたり いい話だったり 色んな本が出てきてとても面白かったです。
1投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログん?どんな本? と思っていたけど、 どんどん世界に引き込まれていった。 絵日記のお話が甘酸っぱくて、やるせなくて。 クスッと笑えるものや じーんとするもの 苦しさが残るもの その本は、たくさんの感情を連れてきてくれた。
0投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログまず、その本の造りに驚かされ、分厚い表紙を開いてみると…え、絵本なの?から始まってスイスイめくられてゆくページ。最初はわかりにくい感覚があるなと思いましたが、簡単に読み返すことができ、何度も読み返す(見返すうちに)だんだんと面白さが出てくるように思いました。文章としては第7夜の物語が秀逸でした。これからも、何度も何度も分厚い表紙を開くことと思います。
5投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ二人のそれぞれの表現方法で物語が完成されていて読んでいて楽しかった。シンスケさんの絵は想像が出来やすかった。又吉さんの小説は、文章で読んだものを想像したり出来た。
2投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ初めの方は「その本は」大喜利??って思いながら読んでたけど色んなパターンや角度から「その本は」してきて帯に書かれているとおり抱腹絶倒するくらい面白く「その本は」してたり感涙必至なくらい心にくる感じで「その本は」してたりしててすごく本の楽しみ方を全部味わえた! 「その本は」読めば本というものをさらに好きになれる本! その本は本を色んな角度から楽しめる ★★★★★ 作者2人のいいところがギュッと詰まってる ★★★★★
18投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログヨシタケシンスケと又吉直樹が「本」をネタに大喜利大会をやっているような1冊。ヨシタケさんの話の方が小説的に感じられるほど、又吉さんは本業の笑いにこだわったシュールな話が多い。ただし第7夜「誰も死なない本」は芥川賞作家の業によって練られた秀作になっていた。
4投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ死期が間近な王様に、又吉直樹とヨシタケシンスケが旅をし、古今東西の本にまつわるエピソードを集めて語るっていう本。 深く考えされられるものから、クスッとしてしまうものまで、2人の作者(旅人?)が集めてきた「その本」の話。 最後は2人の「その本」の話を聞き、王様は息を引き取る。これでめでたしと思いきや、最後の最後にびっくりするオチがあった。そういうオチかよ!って笑ってしまった。 本の丁装がとてもよく、紙の経年劣化みたいな風合いがある。
3投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ本の好きな王様のために、又吉さんとヨシタケシンスケさんが珍しい本を探す旅に出てその話を王様に聞かせる千夜一夜物語のような作品。 全てのお話が『その本は、』で始まり思いがけない展開が待っていた。 特に又吉さんの第7夜はぐいぐいと引き込まれた。 この本は、他に類を見ないタイプの作品でとても面白かった。
2投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログヨシタケシンスケさんと又吉さんが本の中に登場して、王様のために本にまつわる物語を集めてくる。 ヨシタケシンスケさんは相変わらずおもしろいし、又吉さんの本は読んだことなかったけど又吉さんの物語もおもしろかった!大喜利みたいな。 なにより本の装丁がいい!ページとかもちょこちょこ焦げてたり、ページの隅に謎の文字があったり、文章だけでなく、そういったことも楽しめる本でした。 読み返すたびに発見がありそう。 オチも二人ならではというか、好きです。
2投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ又吉ワールドとヨシタケワールドがバランスよくて、クスッと笑いながら一気に読めました。第7夜は懐かしい曲を聴いた時のような感覚になった。
1投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ一つ一つが短編で読みやすい。ヨシタケさんのはイラスト付きでなおさら読みやすい。本とは何か?たかが本、されど本。
1投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ本が好きな担当者が企画して 本が好きな2人が仕事を引き受けて 楽しく作った 楽しい本。 楽しく読みました。 読書はステキだ。
18投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テレビで作者二人が紹介していて、面白そうだと思って読んでみました。 又吉さんの作品では、古本屋のボロボロの本の話が好きです。 ほとんどの本は1回、多くても3回読まれるだけなのに、その本は持ち主に100回も200回も読まれボロボロです。でもその本は、そこに書かれた物語とはまた別の、もう一つの物語を持っていました。 その本は、とても幸せでした。 これが「好き」ってことなんだなーって思います。 何度も聞く音楽、何度も観る映画、暗記するほど何度も読んだのにまた読みたい本。 ヨシタケさんの作品では、父が作ろうとした本の話が好きです。 志なかばにして叶わなかった夢、 思った通りにいかなかった人達の話、 未来を失って、別の未来を見つけるまでの話、 立ち直る方法を見出すため、勇気づけるため、、、、 それって、たしかに「本」だなーって思います。 絵本でも小説でも、すべての本は、なにかしらのメッセージが込められていて、人それぞれの解釈で受け取っていくのでしょう。。 「どんな人も自分自身を救うことはできない、出来るのは自分以外の誰かを救うこと」という言葉が、 ハッとさせられるものでした。 古書のような色合いと厚みの紙で、ヨシタケさんの独特の挿絵が面白いです。いろんな人が思い思いに本を読む姿とか、靴や、身の回りの絵が好きです。 王様の葬儀で、大広間に立ち並ぶ本棚、すごいなあ。 こんなふうに、読んだ本の話を誰かにしたり、聞いたりできたら、それは「読む」だけじゃない別の楽しみになるだろうと思いました。
5投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ本が本当に好きで本の力を本当に信じながら,本を生み出し続ける2人の,本のお話. 一つ一つを切り出してしまうと面白さは感じなくて,いくつものピースを組み合わせてすっかり景色が浮かび上がるといった具合.良い本でした.
3投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
又吉さんのYouTubeにどハマりし、ブックカフェで 読みました。 よくわからないところもあって、それも含めて面白い本でした。ヨシタケさんの絵も可愛い。 【好きな本文】 本は読むときによって、面白さが変わる。 人は自分自身を救うことはできない。できるのは他人を救うことだけ。だからこそ、誰かを救う努力をしなければならない。他の誰かに自分を救ってもらうために。 笑顔でいると誰かが話しかけてくれる。 ボトルに手紙を入れて海に流すようなことを人間は本という形に託してずっと作り続けてきた。
4投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第7夜が大好きでした。何回も読んでいたら、絵日記が気になった。これ、お互いに気づいていたかな?お互いに自分だけがしていると思っていたかな?最後の付記が気になるところです。あと第9夜のしろい本は「どっち?」ってなりました。
2投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログ短編と絵本を合わせた、今まで読んだことがない不思議な本。 「その本は」を題材に、大喜利を発展させたような物語を両作者が描き出し、発想の自由さが面白かった。
2投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログどんな話が展開されていくのかあまり想像できず、どうなるのかなあと思いながら読み進めていくと いつの間にか その本は… に引き込まれて あっという間に読み終わってしまった とっても考えさせられる 本当に素敵な言葉のチョイス、話のチョイスの数々 この本は読むタイミングによって 感じることが異なるだろう 色んな年齢で読みたいと思う、 これからも大切にしたい一冊。
3投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログ感想 初めて小学校の図書館に足を踏み入れた瞬間。世界が一気に広がるあのワクワク感を思い出した。誰もが理想の一冊を探して本の世界をさまよう。
4投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
又吉さんとヨシタケさんのそれぞれが作られた軽いタッチのショート・ショートのような話が順に出てくる。 短い話が多いのと、テレビで紹介されてしまった話もあったため(テレビで紹介された第8夜は流石に良いところを紹介するもんだと納得)、パラパラと流し読んで、少し期待外れ感があったのは否めない。 もちろん良い本だと思うのだが、こういう本を賞賛して、「素敵な本だった」という人にはなれない気がする。 ところが、飛ばした話もじっくり読んでみて、又吉さんの第7夜にやられてしまった。 この話のタイトルの意味は、この本の中では誰も死なないという意味なのだろうか。 よくある設定のよくある話のような気もするが、このお話と第8夜だけでも読む価値がある。
3投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ本屋で見かけ、表紙(夏限定バージョンだった)に惹かれて手に取った。 ヨシタケシンスケさんの名前は以前から聞いたことがあったけれど、じっくり絵を見たことはなかった。 本書でじっくりヨシタケシンスケさんを堪能。 線が細かいのね。 細かい機械の絵とか、男子心を刺激しそう…(想像に過ぎないが) ヨシタケさんの絵が人気なのが分かる。 一番好きなのは、本がたくさん波打ち際に打ち寄せられている絵。本好きにはたまらない。 絵ばかり褒めてしまったが、話も面白い。 ちょっとシニカルだったり、感動的だったり。又吉さんの交換日記の話、好きな人が多いと思うが私もその1人。 結末は寂しいんだけどそれだけじゃない。 私だったらどんな本を語るだろうか。 「その本は…」
5投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ夏休み-16 まず作者。ヨシタケさんと又吉さん。なんて嬉しい組み合わせなんだろう。ヨシタケさんの本には高校生の時ヴィレバンで出会った。細かな落書き、なんとも言えない登場人物たちの表情、想像力が天を突き抜けてばーーーんと宇宙で無数の宝石になってぷかぷか浮いているような【もしも】の数々。丸字で書かれたやさしい言葉。全部が好きだ。又吉さんの素敵さには社会人になってから触れた。インスタントフィクションの読み解き動画をみて。自分の感性を使って読み解く素晴らしさと、ポエムな言葉の取り合わせ。 装丁。本とファンタジーの間に生まれた子どもみたい。 中身。やはり凄まじい想像力。 いいなこの王様。 そして出会い。尊敬する大大先輩から借りられてすごく嬉しかった。
2投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ又吉さんとヨシタケさんの合作絵本。又吉さんは文字パートを、ヨシタケさんは絵パートを担当している。 「色んな本についての本」がテーマのため、クスリとできるお話、ホロリとできるお話、ブラックジョークが効いたチクリとしたお話が、ごちゃまぜのお菓子のようにたくさん詰まっている。これが非常にいい塩梅で、泣けるお話が紹介されたと思ったら、次には「なんじゃそりゃ」というズッコケ話が出てきたりする。絵本って最初から最後までテンポが変わらないものが多いから、こうした「先の読めない面白さ」を取り入れるのは新鮮だなあと感じた。 それと、最後にはやや意外でユーモラスな結末が待っている。いわば「オチ」だ。芸人の又吉さんらしい。 私が好きだったお話は、 又吉 ・警察に追われている本 ・その本だけがボロボロの本 ・ゾンビが怖くなくなる方法について書かれた本 ヨシタケ ・一歳の息子にクチャクチャにされた本 ・3ポーレ以内に必ず死ぬ本 ・私の顔写真が載っている本 でした。
35投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ本は、空と同じ位広く、海より深い。しかし、人によっては狭く、浅い。私は本が好きで空より広く海より深いと思っている。いや、それ以上だ。改めて本は良いよね。と感じずにはいられない作品だった。
3投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログその本は、という始まりで本好きで病に臥せる王様にお話しする流れ。 自分の人生が書かれた本が売られていたり、かじられた本、ひとり一冊渡される本など、それぞれの展開があり面白い。エピローグもなぜかしんみりきた。。 234冊目読了。
8投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログ2022.8.16読了。 遠いようで近い、2人の作家の共作本。 絵本作家ヨシタケシンスケさんのユーモア溢れるイラストが満載なので子供にもおすすめ。 読み易い。 内容は2人の作家の短編を交互に読ませるものながら「本好きの王様の為に集めた様々な話を一夜毎に聞かせる」というその構成も面白い。 ブラックな話・ほろ苦い話・不思議な話、ほんの数行のショートショートから、数ページの短編までバラエティに富んでいて飽きさせない。 落ちもニヤッとしてしまった。 構成、内容、作家それぞれの強みの活かし方、どれを取っても良かったが、1番刺さったのは本のデザイン。 ハードカバー本は購入を躊躇う(嵩張るので内容を読みたい場合は文庫になるまで待ってしまう)私が、この本は書籍としての在り方こそが正解なのだと思った。 内容から装丁から紙質や大きさ、ページの隅々に至るまで全てひっくるめてデザインされており、これぞ「本」であるという存在感に改めて目から鱗が落ちる思いがした。 内容を読みたいだけだから文庫で充分、という自分のスタンスを少し反省した。
12投稿日: 2022.08.20
powered by ブクログヨシタケさんと又吉さん。 どちらも好きなので、 買ってしまいました。 ヨシタケさんのパートは、 ヨシタケワールド全開の絵本 又吉さんパートは、 こちらも軽い方の又吉ワールドです。 ちょっと唐突感もありますが、 竹内春の話が好きでした。
5投稿日: 2022.08.18
powered by ブクログその本は、まるで異世界の古書を手に取ったかのような世界に浸れるよう、サイズが少し大きめであり、わざと汚れやシミがつけられている。 その本は、又吉さんとヨシタケさん、お二人の個性と遊び心と文才が溢れている。 その本は、竹内春登場の物語で、胸を掴まれて痛くなる。 その本は、竹内春と岬真一のやり取りに、又吉さんの魅力が溢れている。 その本は、誰も死なない。この文章を真っ直ぐ受け止めるべきか、それとも岬真一の願い(切望)なのか?ずっと気になってしまう。 その本は、あいこの想いを擬似体験し、ホロッと涙が零れる。 その本は、どこかの何かの本の話のはずが、いつの間にか、自分も過去に同じ思いを体験したかのような、いやまさにコレは自分かも!というような、不思議な感覚にさせてくれる。 その本は、ヨシタケさんの緩いイラストがたまらない。 その本は、帯にまで魅力的なイラストが描かれており、帯も捨てられない。 その本は、帯にある「抱腹絶倒・感涙必至」は大袈裟であり薄っぺらな言葉に思えるが、ニヤリとジワる面白さ、お二人の才能に「!!」となる箇所、胸を鷲掴みされて涙腺が弛む箇所がある。 その本は、紙であるページを繰る楽しさ、紙の本である意義と魅力を伝えている。 その本は、読後、私はまだ二人の仕掛けに全て気付いてないのでは?と思わせて、読み返したくなる。
26投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログ一本のまとまった物語ではなくて、短編集みたいな感じ。 帯にある抱腹絶倒・感涙必至はちょっと言い過ぎだと思ったけど、軽く読める良い本。 装本がとても雰囲気があって好きだった。
1投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログ好きな二人の本の話が聞けてよかった。 にやり、としたり、悲しくなったり。 とても静かにページをめくって、静かに終わった。 「竹内春」さんの話がよかったなぁ。 久しぶりの紙の本で。紙の本でなければいけないから、これは。 ヨシタケさんのは、すべてがよかった。 本と出会う可能性。まだどこかで不思議な出会い方をすることがあるのかも、と考えたら少し楽しい気分になった。
4投稿日: 2022.08.17
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ふふっと笑いながらあっという間に読めるものと、少し深いものと、読み応えのあるものと。最後のオチに少し笑ってしまったけれど、この二人の想像力なら実際歩いて集めるより楽しいお話が出来たのかもしれない。
1投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログいろいろな話が載っていて面白かった。「抱腹絶倒、感涙必至」とはならなかったけれど、クスッと笑えて癒される話も、可哀想な話もあってよかった。 全体のオチはイマイチだった。 一人一冊本を与えられる国の話がディストピアでよかった。
2投稿日: 2022.08.16
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大喜利だね。 「さて、次のお題は、世にも珍しい本を、みなさんに紹介いただきたい。“その本はー”で始まる、その続きを考えてみてください。お、歌さん、早いね、もう出来た?」 で、歌丸さんが「こんなで、よろしいでしょうか・・・ “その本はー・・・・」 ってなことで、その続きが延々、述べられていく。 よほど暇なとき、病院の待合室とか、手持ち無沙汰の時に読めば、それなりに楽しめるかな。三章以降、すこし文量が増えて来てからのほうが、面白みが増すが、逆にキレが無くなる。途中ですっ飛ばして、まず、オチがどうなるのか?先に読んでしまった。(その全体のオチも、イマイチだった)。 出だしは悪くない。目が見えなくなった余命いくばくもない本好きの王様が、 「本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしい」 と、著者たる2人に依頼する。 ここで“めずらしい本”と聞いて、本の中身、そこに書かれている内容か、本そのものか、どちらをパっと思い浮かべるかで、本書へのアプローチが変わってくるよね。 私は、当然(なのかな?)、本の中身、ストーリーや書かれている内容が「めずらしい本」を期待した。が、ちょっとヒトヒネリというか、本が本でない、飛躍した機能を発揮している“めずらしい”事例を、世界中をまわって集めてくるのだった。 でも、そんな“めずらしい本”は、空想の中、あるいは大喜利のお題への回答の中にしかあり得ない。そんなことが分かっていた2人の智恵者は、世界中をとびまわって探したふりをして、一生懸命ネタを捻りだしていたというのがオチだが(で、それがバレでどうなったかが大オチ)、なんだかなあ。 “その本は ― 「ファ」と「ラ」の本の間にある ” ま、この番外編的に、章末にあったこれが、実は一番、笑えた。 それ以上でも、以下でもなくといったところか。 真夏の昼下がりの、ちょっとした暇つぶしくらいにはなる一冊。企画の勝利?(勝ってるのかどうかも知らないけど、それなりに比較的長期に店頭平積みされて置いてある) イラストのタッチは、好みだけど。
1投稿日: 2022.08.16
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「その本は」で始まる物語集。クスッとするものやホロっとするものまで、いろいろ。第7夜は本当に誰も死ななかったのか…2人が絵本作家になっていてほしいと願ってしまう。しおり…そりゃないぜ、優しいのに。ちょっとブラックなものもあり、ヨシタケさんの絵も可愛い。
5投稿日: 2022.08.15
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ヨシタケシンスケ展に行ってからすっかりとりこになり、この本は絶対読みたいと思っていたところに、帰省中の娘が買ってきて帰りの新幹線で読むという(娘もシンスケファン) あと三時間で読むなら先に読んでいいよの許可が降り、一気読み。 やはり期待を裏切らない。 自由で、かわいくて、切なくて、面白くて、不思議で、深い。 いちいちイラストがやっぱりかわいいんだよな、じっくり眺めたり真似して書いたりしたくなる。 交換日記のやつが一番読み物だった。すごくよかった。イカしてた。 そして、なんと言ってもラストよね。 これがヨシタケシンスケ展の味わいと一緒の仕掛け。 「楽しかったです」「本が好き」「後悔はありません」とか、いろいろ浮かんだけど,正解は… 「その本は…」 なるほど〜 と思ってニンマリしてしまったのでした!
3投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログヨシタケシンスケさんの世界観が好きで購入。 クスッと笑えたしじんわり悲しかったり、短編から長編へ変わっていく。読めば読むほど2人のそれぞれの世界観にはまっていく。 ちゃんとオチがあるところもヨシタケさんっぽくて好き。
1投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ大好きなヨシタケシンスケさんの本なので、手に取りました。切なさが散りばめられ、ニヤリとする場面あり。時間をおいて何度も読み返したいと思いました。
1投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログきっと、もっと1話ずつ丁寧に読むべきだった… でも斜め読みでも可愛かったし楽しかった… ヨシタケシンスケの絵が良かったから4で…! 本好きな2人だからこその想像力と展開力。 「その本は」から始まる無限大の物語! 後半になるにつれて、じっくりしっかり読みたいな、と。 又吉も、これくらいの文章が読みやすいし楽しいんに… 絵本みたいな感じだから子どもから大人まで楽しいはず。 みんなでずっと大事にできるかも。
1投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログコンセプトが面白い。 二人の作家による短編集かと思って1話1話じっくり読み進めるつもりだったが、さくさく読めるので一気に読了。 ヨシタケシンスケさんのイラスト付きの短編も 有吉さんの短編も、それぞれお二人らしい味わいがありほっこりした。何度でも読めそう
0投稿日: 2022.08.14
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面白い。本好きの王様に命じられた2人の男(又吉さん、ヨシタケさん)が世界中で珍しい本を集めるお話。「その本は」で始まり、集めてきた二人が13夜にわたり王様にお話をしていく。最後のオチがまた良かった。
0投稿日: 2022.08.14
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二人の男が、死を間近にした本の大好きな王様のために、世界中をまわって『めずらしい本』を集めることに。その集めた物語のお話。 コンセプト、構成が面白い。この本を企画・プロデュースした人が素晴らしいな。読書を、本を、味わう。ということを久しぶりにした気がする。 一つ一つの物語も面白い。短編だったり、ほとんどネタだったりで、普段読書をしない人にも読みやすい。が、しかし、これは本が好きな人のための物語だなと思った。 全体として楽しめる本なのだけど、単品のお話での好みは、第7夜「その本は、誰も死なない。」と、第21夜「その本は、評判が悪かった。」かな。 昨今、デジタル書籍もたくさんあるし、自分も読むけど、これは紙の本で読んでほしい。 ゆっくりとした時間の中で、本を楽しんでほしい、そういう一冊だった。
3投稿日: 2022.08.12
powered by ブクログこの本は、ある設定があって、いろいろな本にまつわるエピソードのようなものが紹介されています。あるいは、エピソードではなくて本の内容そのものが紹介されていると言うこともできます。 短いものもあれば、長いものもあります。どれもユーモアがあったり、ウィットに飛んでいたり、読んでいて引き込まれます。 私が好きなのは第7夜の話と、第9夜のまっしろい本の話です。 読みやすいので、子どもから大人まで、みなさんにお薦めの一冊です。夏の読書感想文にいかがですか?
0投稿日: 2022.08.11
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本屋で見つけた瞬間なんだこの売れ筋の企画は!と思った本。間違いないやん。 くやしいけどすごくよかった。 本好きをターゲットにしているので(断定)装丁がまた刺さります。表紙デザイン箔押し大きめ帯カラー完璧✨更に本文の紙が古い本仕様、まわり黄ばんでる紙のデザインというところで購入を決めました… 本好きのツボを押さえてきやがる… 内容は文章パートと絵本パート交互に出てくる『あるかしら書店』に小説をプラスした感じ。 いろんな本のアイデア面白いし、さらに泣ける。 くそう思うつぼ(*_*)
0投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヨシタケシンスケさんとピース又吉さんによふアンソロジー。 最も胸を打たれたのは第七夜。途中から物語が交換日記の形式で進められていくのだが、結末が「え、どうなっちゃったの?」とやや不安になる。モヤモヤしたまま、「この物語の『その本は・・・』ってなんだっけ?」と始めの一文を読み返すと・・・救い、安堵、そして希望を感じる。心地よい読後感としてやられた感がたまりませんでした。脱帽です。
0投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログある国の王様が目が悪くなった自分の代わりに珍しい本の話しを聞かせてくれと二人の男に依頼する。 その男達は世界中をまわってたくさんの本の話を集めて来て王様に聞かせる。いわゆる「千夜一夜物語」。 そのたくさんの話がとても面白い。短いのは2、3行、長くても4,50ページだからするする読める。著者の二人(又吉直樹、ヨシタケシンスケ)のらしさが出ていて、王様気分で読めた。大人も子供も楽しめる一冊。
0投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログけっこう分厚かったけど、サクッと読めた。 「その本は…」と始まるそれぞれのページは又吉直樹さん、ヨシタケさん両方の個性が溢れていて、読んでいてとても面白い、興味がそそられる文書だった。 また時間がたったら読みたいと思った。
1投稿日: 2022.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今をときめくこのふたりの本! ってことで軽い気持ちで手に取った。 サラッと読み終えるつもりで。 なのに「この本は」私の心を掴んで離さない。「この本は」ページを捲る手を緩急つけて、それでも止めさせない。「この本は」前に戻って読み返す事も許す。「この本は」びっくりさせる。「この本は」「この本は」 「この本は」深くそして鮮やかに、ときに痛々しく滲み、来し方の多くの本を思い出させ、時空を超え感動を呼び覚まし、出会えた事に感謝させてくれる。 そう 「この本は」唯一無二の本です。
3投稿日: 2022.08.10
powered by ブクログ最初から最後まで面白かった! その本は、春には桜が咲き、夏には七夕があり、秋には木々が紅葉して、冬にはコタツでミカンを食べたりします。その本はなんでしょうか? 正解は日本です!っていうページが好き。 p35のやつはホラーで、オチが面白怖かった。好き。しおり〜!と名前を呼ぶ親友。 第7夜の始まりは「その本は誰も死なない」とはじまるが、 本当は? 春とイラストとセリフでやりとりは、漫才師の又吉さんらしい面白さに溢れていた。 すごくいいストーリー。 グッときた。良かった。 p138が好き。本棚が左右に分かれて操縦席が 出てきて宇宙に飛び立つ!カッコいい。 最後の実話みたいな話も面白い。 どれも好き。 短編集で読みやすい。
1投稿日: 2022.08.10
