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その本は
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又吉直樹、ヨシタケシンスケ/ポプラ社
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総合評価

519件)
3.9
123
199
139
16
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    読みやすくすぐ読み終えた。又吉の回の話が割と深く余韻を残す話だったので、又吉の本を読んでみたいと思った。 ヨシタケシンスケは好きな絵本作家。あの絶妙な言い回しが最高。 ラストのオチに笑えた。

    7
    投稿日: 2024.08.08
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    小説と絵本の中間のような… だって作者が又吉さんとヨシタケさんだから 「その本は」で話が始まっていく短編集 正直なところ、なんとなく手に取ってみたのですが、素晴らしい出会いでした 本好きが本の可能性を語ってくれたような作品で思わず涙するお話もあり、心か「良いものを読めた」と思えました

    9
    投稿日: 2024.08.01
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     本を好きな人が、勢い余って読むだけじゃなくて書くようになっちゃって、ふとしたきっかけで二人で一冊書いちゃいましたみたいな本。  メイキング映像を見たいなと思いました。

    0
    投稿日: 2024.07.31
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    又吉直樹(作家)+ヨシタケシンスケ(イラストレーター)のコラボ作品。 小説?絵本?中間という感じの作品かな。 とある国の王様は、本を読むことがとても好きだったが、目が弱ってきた ことで、本を読むことができなくなっていた。 そこで、新しい本を世界中から見聞きしてくるように命じ、物語が 始まる。 この物語の中で王様に語る本の内容(物語)は、王様のいる時代とは違うものも 多く、不思議なものから感動ものまで幅広く、見聞きしてきていたことが うかがえたが・・・。これ以上は読んだ人だけがわかる。 読みやすく、読書慣れしていない、少し苦手な人にもオススメできる。

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    童話のような語り口のお話なのかと思いきや、最後のオチで笑ってしまった 絵本作家を目指す2人の話が好き あと誰かを救いたくて作られた本の話も

    0
    投稿日: 2024.07.21
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    一部抜粋 どんな人も、自分自身を救うことはできない。 できるのは、自分以外の誰かを救うことだけなのだ。 だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。 他の誰かに、自分を救ってもらうために。 自分でたてた自分の目標が達成できないとき その目標に対する直接的な努力不足だと 自分を責めてしまいたくなるけれど 成功する多くの人は 人に恵まれました と、言うことからわかるように 成功する人間であっても、一人で目標達成できる強い人間はあまり多くなく 周りの人に恵まれるためにも 周りの人に恵みを与えることも大事だなと 感じるフレーズでした

    2
    投稿日: 2024.07.16
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    最初、物語の設定が掴みにくかったのだけれど、 読み進めるうちになるほど!そういうことか! というのが分かってきて面白かった。又吉さんのターンはさすが芸人さんというだけあって、発想がユニーク。ヨシタケさんのターンは人生ってについて深いものを考えさせる話が多かった。

    0
    投稿日: 2024.07.13
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    第7夜の竹内春との交換日記が一番印象に残った。まさかそんな展開だとは…。詳細書いてないのにすべてを想像させる又吉さんの書き方のうまさに感嘆。いつか海を観に行きたいって言ってたからペンネームを”はるうみ”にしたのかと思うとぐっときた。 あと48ページの未解決事件の本に挟まれる6本のバラバラの髪の毛の話、星新一のショートショートのようだった。

    1
    投稿日: 2024.07.07
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    挿絵が豊富で読みやすい。 第七夜が一番だった。 「誰も死なない」 キミ歯シナナイイきツ頭警ル(=君は死なない生き続ける) 30年後の少年が書いた本ということは、作者の願望が反映された内容になっていると思う。 衣替えだろうが、Vネックのセーターをあえて「黒い」と表現しており、色から連想されること、先生も泣いていたことから、恐らく最後は悲しい結末だったと想像できる。 でもそこをあえて謎を残す形で終わらせることで、救いを求めている読者の気持ちにも寄り添った話になっている。 もう一方も、エオホメテクレテアリガトウ(=絵を褒めてくれてありがとう)になっているのが切ない。 第八夜は地味だが印象深い。 個人情報がだだ漏れているのに、3ヶ月何も無いことが最大の恐怖。嫌われるより無関心が辛い、という真理だと思った。

    2
    投稿日: 2024.07.05
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    どちらも人気な2人が織りなす、ぱっと読める本。ヨシタケさんの絵本作家のよさと、又吉さんのユーモアならではの短編も楽しめて、是非続編もお願いしたいです。

    0
    投稿日: 2024.06.29
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    病床に臥した国王が、又吉直樹とヨシタケシンスケに限りなく似た(笑)2人の男を呼んで言いました。 「わしは、もう目が悪くなり本を読むことができない。世界中を回ってめずらしい本の話を聞いてきて、わしに教えてくれ」。 さて。 2人が集めてきた本の話とは… 又吉に限りなく似た男は巧みな文章で。 ヨシタケシンスケに限りなく似た男は得意のイラストを交えた手法で。 交互に国王への報告を行います。 予想外だったのは2人が集めてきた話が 「珍しい物語の本」ではなくて「珍しい本そのもの」というところ。 とんでもない速さで走る本 「若い頃はモテた」というのがくちぐせの本 大きな声で笑う本 遺跡の遺体の口の中にあった本 シュールな報告会が続きます。 所々に不覚にもじーんとしてしまうお話がぶっ込まれてくるところが素敵。 そしてラストにはちゃんとオチが! 子供が読んでも大人が読んでも楽しい本。 又吉さんのセンスが好きすぎる自分を発見しました。

    21
    投稿日: 2024.06.23
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    読み始めたら夢中になって、一気に読み終えてしまった。 物語の場面を想像しながら読むのが面白かった。色々なメッセージが込められているように感じた。また読み返したいと思う。

    0
    投稿日: 2024.06.20
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    半年ほど前娘が友達から借りて途中まで読み、読み終える前に返されてしまったので再読。 半年前、ワクワクしながら読んだものの、最近「あるかしら書店」を読んだばかりなので、やや重複感も。 こちらも本好きが本好きの気持ちを語る本、という感じ。ヨシタケさんの絵も素敵だし、又吉さんの物語も読みやすい。 古書のような装丁も趣があって好奇心をくすぐる。 普段あまり本を読まない子どもが手にしたら、本の魅力に気付けるかも。

    10
    投稿日: 2024.06.06
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    想像力を刺激されるとても不思議な物語の数々。 第5夜で描かれたボロボロの本の話、第6夜で描かれた志半ばにして叶わなかった夢の話がたくさん書いてある本の話が私は好き。 クスリと笑わされたり、切なくなったり… 想像力全開で楽しみましょう、その本はそんな本。

    0
    投稿日: 2024.06.02
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    話題になった本のようですが、私はこのブクログで初めて知りました。 しっかりした素敵な装丁なのに、中は経年劣化した紙のような色がついている。 第1夜のページには手垢やコップの染みまであって、「ん?」。 遊び心満載で、紙の本への深い愛を感じました。 第7夜の「交換日記」や第9夜の「まっしろな本のお話」。 ジーンと心に残ります。 そして、mihiroさんのレビューにゾクッとして、思わず読み返しました。 92頁。「岬くんが描いた絵、どうやって選んでんの?」 「適当だよ」って、適当じゃなかったんだ! 気付いたmihiroさん、凄すぎます。 そして、ひとつ解けない謎が…。 30年後の9月X日、岬真一の最後の日記。 付記にあった名前「みさきはるうみ」って誰? 全部 ひらがな なので、色々なところで切ってみたけれど判らない。 どういうことなのでしょう? 12夜、「誰かの想いが届く奇跡」について描かれたヨシタケさんの絵と文。 感動の ため息 がもれました。 そして13夜って、12進法で考えると また初めからってこと? だから、最後に二人が口をそろえた言葉が「その本は…」なのかな。 又吉さんとヨシタケさんの想像力の海の中で、気持ちよく漂わせていただきました。

    42
    投稿日: 2024.05.26
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    ヨシタケシンスケさんと 又吉さんのお話を ライトに読める、という点では良いです。 第7夜と第9夜が素敵でした。

    0
    投稿日: 2024.05.18
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    又吉の作品、ヨシタケさんの作品、と交互になって、「その本は…」から始まる話がたくさん書かれている。 長かったり短かったり、現実的だったりファンタジーだったり、、色んな本があって面白かった。作家の想像力はすごい。

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったし、ちゃんと胸にも響いた。 第12夜のお話が結構好きで、 自分と重ねられて好きだったヒーローが負ける本の著者が、もしかしたら自分の父親と話してこの本書いたのかも、って気づく話で、 この本好きだった人は奇跡的に出会えたけど、世の中には誰かに届けられなかった本が星の数ほどあって、でも人間は本を書き続けるって結ばれてた。 私にはまだ私に向けられた本は出会えていないかもって思うと、新しい本と出会うのはやめられないよね!って思った。

    1
    投稿日: 2024.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    気軽に読めた1冊。またいつか読もう。 特に好きだったのは、 ・1歳の息子にクチャクチャにされてしまった名著 ・母親にホッチキスでとめてもらった本 ・ボロボロの本 ・その本は誰も死なない ・ゾンビが怖くなる方法 ・まっしろな本 最後のあらすじで言いたかったことは、創造性の力みたいな理解でいいのかな。

    0
    投稿日: 2024.05.07
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    良かった。 ファンタジーなんだけど、ハッとさせられる内容もあり、クスッと笑わせたか思うと、なんと言えない切ない気持ちになったり、、、 又吉さん、ヨシタケさん、お二人の魅力が詰まった一冊。

    0
    投稿日: 2024.05.04
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    この本の企画を聞いて構想を練ってる間、又吉さんもヨシタケさんもめちゃくちゃ楽しかっただろうなぁ!そんなことを思った1冊でした。 作者は2人だけどアンソロジーのような、実験的な、多様な作風を感じました。 私の「その本は……」を考えずにいられませんでした!

    0
    投稿日: 2024.05.04
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    しばらく前に話題になってた本でしたが レビュー書く気になれずにスルーしてました。 1日交替で本好きの王様に話をする二人の人気作家 連作っぽい流れだとよかったかもしれないけど なんだか企画にながされた感じの内容で 響いてきませんでした。 目が見えなくなった王様に ヨシタケさんのイラスト見えたんだろうか? うーん、心が荒んでいるのかなぁ?

    69
    投稿日: 2024.04.30
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    本を愛する人にもそうでない人にも届く本です。 ありえないような本から、小説として完成しているエピソードまで、いろんな物語が詰め込まれた本。 何より、もっとたくさんの本を読みたい、と思わせてくれました。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    想像とは違っていたけど、それもまた良し。同じテーマの交換日記かな?悲しい話の本もあり、楽しい話しの本もある。そして最後はみんな同じことを想像するんだ。その本は。。。

    0
    投稿日: 2024.04.19
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    その本は、まるで福袋を開けるような感覚を味わえる本でした。楽しいことや胸を締めつけるようなこと、不可思議な出来事や背筋が寒くなるような話まで、多種多様な情景が詰め込まれ、読んでいるうちに世界を旅しているような気持ちになれる本でした。

    0
    投稿日: 2024.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一個一個が個性のある物語でとても面白かったです。 特に面白かったのは 自分のことが書かれた雑誌が売ってあり、電話番号なども書かれていたので誰かから連絡がくるかと思いきや、誰からもこない。 という物語です。 主人公はあれだけ、自分のことが書かれた雑誌を読んで怖がっていたのに最後に無表情になっていたので、それが売ってあるのに、逆に誰からも連絡がこないことが怖いと思ったのかな?と思いました。 しかもちゃんと二人の男が、ヨシタケさんと又吉さんだったので、面白いなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    全部小ネタのような内容かと思っていたから、第七夜にとても引き込まれた! 又吉さんが書く学生の青春小説をもっと読みたいと思った! 個人的には世界に8冊しかない本の話と、少しだけ浮く本の話が好き。

    11
    投稿日: 2024.04.06
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    第7夜 めちゃいいじゃないか~泣 長編にして欲しい。 又吉さんの文を読むのが実は初めてで、おかげで他の小説も気になりました!

    0
    投稿日: 2024.03.30
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    192ページ 1500円 9月15日〜9月15日 その本は、表紙に二人の男の名前が書いてありました。ある王様が作った本でした。本の好きな王様は、年を取り、目がほとんど見えなくなりました。王様は二人の男に、世界中をまわって『めずらしい本』の話を集めてきてほしいと言いました。一年後、戻ってきた二人は一晩ずつかわりばんこに王様に話をします。『その本は…』 二人がかわりばんこに話している感じが伝わってくる構成だった。始めは、変な感じと思って読んでいたけど、少しずつ このスタイルに引き込まれて、次はどんな本だろう、とワクワクしていた。又吉さんの『交換日記の本』、吉武さんの『ソの本』が面白かった。

    2
    投稿日: 2024.03.29
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    最近、子供の絵本がきっかけで知った絵本作家『ヨシタケシンスケ』さん。ちょっとマイブームです。 このヨシタケシンスケさんが、又吉直樹さんと共著した大人の絵本です。 個人的には第7夜の『竹内春』と『岬真一』の物語が好き。冒頭の『その本では誰も死なない』というセリフが、かなり強く伏線になっている。あぁ、切ないな。 今後もヨシタケシンスケさんの他の作品読んでみたいなー。 ・ ・ ・ ・ ・ 本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

    11
    投稿日: 2024.03.28
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    ちょっと切なくなったり笑ったり。図書館本だったので汚れているかなあと、途中まで思っていてごめんなさい。

    1
    投稿日: 2024.03.26
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    文字も大きく、さくっと読めた。 はじめは、ナニコレ?状態。私にはわからない世界観でやめようかなと思った。 でもなんだかちょうど半分くらい進んだあたりで2人の作り出す世界に引き込まれてた自分がいた。 どんなふうに制作された本なのか、はじめにか後書きで記してほしかった。気になる。

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始まり方も終わり方も良かった。王様が聞いた13夜はどれも初めて出会うお話で、幸せな気持ちのまま旅立った。そんな終わり方を私もしたい。第7夜は竹内春と岬真一の話。最初に戻ったら『その本は誰も死なない』から始まっていた。なんだかホッとした。個人的には第6夜のお父さんの話が一番好き。第9夜のお父さんの話もそうだけど、どこか悲しいだけじゃない話が心に残った。桜の花びらとか、折りしわとか、細かい遊び心が楽しくて、時間を置いて再読したら新しい発見がありそうな本。

    0
    投稿日: 2024.03.24
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    買ってきてすぐに読んだが、あまり思ったこと違う感じで進まなくて一時中断。久しぶりに読んでみたらすいすい、読めた。きっと今が読み時だったのでしょう。第七夜でやられました。胸がきゅっとなりました。そして最後はそうきましたか〜とまた最初に戻って読み出しました。

    0
    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の内側だけじゃなく外側にも物語はあるっていう話。 p. 78の「その本は、誰も死なない。」の話が良かった。

    1
    投稿日: 2024.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目が見えなくなった本が好きな王様のために2人の男が珍しい本を探しに出かけるという設定。 ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんが書かれたストーリーがたくさん。 イラストにも癒されます。

    0
    投稿日: 2024.03.10
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    二人の男(ヨシタケさんと又吉さん)が本が好きな王様のために世界中を旅して珍しい本の話を聞かせる物語。 全ての話は「その本は……」から始まり、第一夜、第二夜、第三夜……と、又吉さんパートとヨシタケさんパートが交互に続いていく。 ヨシタケさんは絵本で、又吉さんは短編小説やショートショートでたくさんの物語を王様のために綴っていく。 めちゃくちゃ面白い。自分の中のバイブルになりそうな一冊。いや〜読んで良かった。あらゆるパターンの物語を、それこそ思考実験のように書き連ねている。 「その本は、とんでもない速さで走っているため読むことができない」 「その本は、人を選ぶ」 「その本は、その国の人間はみんな持っている」 「その本は、遺跡の中で見つかった。遺体の口の中に入れられていた」 などなど、めちゃくちゃドキドキする始まりが多い。 読まれて読まれてボロボロの本には、その本に書かれている物語のほかにもう一つの物語があるというのが心に残ったなあ。 ———紹介(公式より)——— 本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。 王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅。

    7
    投稿日: 2024.03.06
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    年老いて目が見えなくなった王様は、二人の男を呼び出しました。 王様は二人に、世界中を旅して『珍しい本』の話を聞いてきて、自分に教えて欲しいとお願いしました。 二人の男は世界中を旅するためのお金をもらい、それぞれ旅立ちました。そして一年後、二人は帰ってきて、それぞれ王様に語ります。 「その本は…」 又吉直樹さんは文章で、ヨシタケシンスケさんは絵と文字で「その本は」から始まる物語を語ります。 交互に絵と文で語られる不思議なお話や面白いお話、思わず涙するお話、とても楽しく読めました。 一時間もかからず読み終えることができ、短編でもあるので、じっくり本と向き合って読むというより、何かの待ち時間やちょっとした隙間時間に少しずつ読むことができると思います。 作家、絵本作家の頭の中をのぞいたような気持ちになれました。オチも好きです。

    0
    投稿日: 2024.03.04
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    ヨシタケシンスケさんが元々好きで手に取った一冊だった。 読みやすかった。 読了感は、「そんな感じかぁ~」だった。

    0
    投稿日: 2024.03.03
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    本好きな人は共感するんじゃないかな、本を手に取れなくなる日がいつか来る。その日がすごく先だと良いな。今読んでる本の記憶が思い出せると何回でも頭の中で読めるな。そうなったら良いな。って私はいつも思ってる。 王様に語られるお話の中で、私は世界一ロマンチックな本の話、ボロボロの本の話、志半ばにして叶わなかった夢の本の話がすごく好きです。

    8
    投稿日: 2024.02.26
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    交換日記の話がすきだった。 装丁が豪華なので魔法使いの話かとおもって借りたら、短いお話をたくさん集めたっていうお話でした。

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    印象に残ってるのは交換日記のやつと、自分の顔写真が表紙の本が売られてたやつ。 好きなのはゾンビになったときの対処法のやつ。 本の装丁も好き。

    1
    投稿日: 2024.02.19
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    好きな作家さんと好きな作家さんが組んだら そりゃもう大好きしかないでしょう・・ 竹内春の話が頭から離れない

    2
    投稿日: 2024.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    その本は、ページをめくるときの「ペラ」 という音がちょっと早いです。 まだめくってないのに「ペラ」と音がすることがあって、腹が立ちます。 感動 恐怖 笑い 考察  色々な感情を味わえる一冊。

    4
    投稿日: 2024.02.04
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    ▼本をめぐる、言ってみればショートショート集です。ヨシタケシンスケさん×又吉直樹さん、というのがいかにも「今売れ売れの、ちょっと洒落たふたりが気の利いた本を出してますよ」感が満載で、編集側の「ドーダ心」が良く分かります(笑)。 (又吉栄喜さん、じゃなくて直樹さんですね。えらい違いです。うーんなんかどっちにも失礼な言い草) ▼で、こういうのはかつて村上春樹さんを筆頭に山ほどあって、どれもけっこう悪くない。そしてこの本も悪くなかったです。素敵。 又吉さんのショートショートと、ヨシタケさんのショートショート(イラスト付き)が、交互に現れる。 ▼ただ、本への愛が毛穴から噴き出てたまらない感で言うと、ヨシタケさん単著の「あるかしら書店」の方が圧倒的ではありました・・・どうしても比べちゃう。

    3
    投稿日: 2024.02.02
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    スラスラ読めるけど深くて難しくも感じる本でした。 言葉にするのが難しいですが今の私が言葉にするなら、その本は掴もうとするとスルっと手から逃げて掴めない本…のような感じがしました。 何回も読んだり、何年後かに読んだら違う感想を持ちそう。

    1
    投稿日: 2024.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竹内春と岬真一の話が良かった 感動する話だった 「その本は」の最後、本にまつわる話は全部でっち上げで王様にもらった旅の費用を自分の生活費にしていたことが分かった時、 確かにあんなにたくさんの話を集めるのに 1年で足りるか?と思った

    2
    投稿日: 2024.01.31
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    本にまつわる13のストーリー 第一夜の書き出しからおもしろくて「その本」の世界に引き込まれた。 印象的なのは、第七夜。竹内春のその後が気になる。ちょっと切なくて、いつまでも余韻が残る物語だった。

    1
    投稿日: 2024.01.27
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    年末年始に著者のお2人がこの本を朗読するという贅沢なラジオ番組を聴き実際に読んでみました。 作風の違うお2人が綴る物語はファンタジーあり哲学ありただのネタ?ありで飽きさせない。独創性溢れるそのバラバラな物語たちを一遍の物語として成立させているのが「その本」の面白さかなと。エピローグの、そう来ましたかというオチが、らしくて好き。

    1
    投稿日: 2024.01.26
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    図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。面白い。又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんの共著。すごい組み合わせだけど、すごく納得。短編集で、「本」を軸にして話がふわふわと舞う。それでも、ぐいぐい引き込まれる。

    0
    投稿日: 2024.01.25
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     『あるかしら書店』にも少し似た、“本”愛にあふれた一冊。ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さん、組み合わせた人すごいな。不思議な相乗効果が。面白いのかシリアスなのか哲学的なのかはっきりしないところが良い。

    21
    投稿日: 2024.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おしゃれな装丁に独特な感性光るイラストが大胆な帯になって巻かれている「その本は」はインパクトも大きかった。 装丁を見た時は、対談集?と思った。でも小説集なのかイラスト集なのかその両方であるような言わばホントの「二人集」 すべての出だしは「その本は」で始まるけれど連れて行かれる先は思いも寄らない展開ばかり。二人の発想の柔軟さに驚かされます。どれも好きだったけど第7夜にぐっと掴まれた人が多かったのでは。出だしに誰も死なない、と書いてあるのが後々救いになりました。 その後の第8夜もかなりじわる。ヨシタケさんのセンス、抜群。 第9夜の出だしの話は、映像が目に浮かびました。そんな図書館だったら本を置くなと言われても見てみたさの好奇心に勝てず私なら本を置いてしまうでしょう。 第9夜の、本が本来の棚へ返っていく話を読んでほっこりしました。 図書館の職務体験や見学などに来る人に書架の説明をするとき、私はよく「分類ラベルは住所表示で、書架はその本の居住地です」といったような説明をします。第9夜を読んで本を迷子にしないために図書館員が日々、書架をチェックし整えていることに来る人には気がついてほしいなぁとちょっと思いました。 この本の一番面白かったところは出だしと最後、この本のコンセプト(?)というか趣向でしょうか。ヨシタケさんが石投げられてる絵に笑った。

    10
    投稿日: 2024.01.12
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    私の大好きな又吉さんとヨシタケシンスケさんの本なので、胸を躍らせながら読みました。 クスッと笑わせて、それでいて涙を誘うようなエンディング。 ボロボロの本が主人公の物語を 息子に読み聞かせていたら、 感極まって涙腺が崩壊。 そんな小粋な物語がたくさん詰まった宝箱のような本でした。

    11
    投稿日: 2024.01.08
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    書店ですこし立ち読みして、面白かった!でも、ちょっと高いので、ヨシタケさんのコンクールに応募して、もらえたらなあ…という感じです。 ヨシタケさんの本は心温まるいい本ですよね! 又吉さんとのコラボはとても魅力的!!

    7
    投稿日: 2024.01.05
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    帯に抱腹絶倒ってあったけど、そんな感じでは全然なかった。 でも、はっとさせられたり、こわーってなったり、じんわりしたり、色んな『本』のお話がぎゅっと詰まってた。 そんな、ボトルに手紙を入れて海に流すようなことを人間は本という形に託して、ずっと作り続けてきたのである。。。このお話が印象的。

    11
    投稿日: 2024.01.04
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    本には、いろんな可能性がある。 ボロボロになるまで読みたいお気に入りの本を見つけたいし、ヨシタケシンノスケさんの絵を生きているうちにいっぱいみたい

    3
    投稿日: 2024.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先日読み終えた「あるかしら書店」が面白かったので手にしてみました♪ 思わず吹き出しそうになるストーリーもありましたが、全体としては☆3.3ってとこかな。 本の概要 本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

    89
    投稿日: 2023.12.30
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    作家として、発信者としてのお二人の「本」論と感じた。誰かに届けるための、ただ1人に伝えたい思い、救い… 確かに本を読んだ時に、「これは私のための本だ!」と思うことがあるけど、もしかしたら、本当に私のために書かれたのかもしれない、なんて思った。

    3
    投稿日: 2023.12.28
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    ずっと気になっていましたが、やっと読むことができました。サクッと読める内容で、子どもにもおすすめの本です。でも、中には大人にグサッとくる内容も多く、最後まで飽きずに読めました。 個人的に気に入ったのは、交換日記の話と結婚式の話です。

    2
    投稿日: 2023.12.24
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    サクッと読める本だけどクスッときて、時にウルッとした作品だった。 第7夜、小学校高学年男子の、仲良くしたいけど素直になれない。だけど交換日記の中では思いを伝えられるというような思春期に片足を突っ込んだなんとも言えない純情さが胸にきた。 彼女の、そして彼の作品がいつか互いに届くといいな。

    0
    投稿日: 2023.12.17
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    娘が学校の図書室から借りてきた本。「面白いから読んで!」と薦められました。いろいろな話が混ざっていて、不思議な読後感。読みやすかったです。落ちも味がある(笑)。

    0
    投稿日: 2023.12.14
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    ようやく読めた1冊。 作者のお二方が、すごく本が好きなんだなぁと伝わった。笑笑 第7夜の小学生の交換日記、何だか胸がツーンとなる。 大人の事情で友達を失うのはすごく辛い。 竹内春ちゃんが幸せに過ごしていることを願うばかり。 そして、オチがなんとも2人らしくて笑った。笑笑 物語読み終えて、さすが、2人だなーと感心していたのに、オチでさらに感心してしまった!!!笑笑

    13
    投稿日: 2023.12.12
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    芥川賞作家の鬼才感を垣間見ることのできる作品集。本というテーマに沿って書きたいことを気の向くまま両名で書き連ねたのだろうなあと感じた。あわよくばお二人の作品がリンクしていくような作りになっていれば尚良かった。章ごとにぶった切れ感があったのが残念。けれども本の魅力が存分に詰まった一冊。本は一人の人生をも変えることがある。王様さぞ満足だっただろうな。

    0
    投稿日: 2023.12.08
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    又吉さんとヨシタケさんがそれぞれ綴る、たくさんの本の話。イラストがかわいいし、ラストはちょっと思いがけず可笑しい。サクッと読めて癒される一冊でした。

    5
    投稿日: 2023.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロローグで王様に本を探す旅を命じられた2人の男。第1夜はクスッと笑える短文で読みやすかった。第6夜から少し重くなってきた。第7夜。その本は、誰も死なない。竹内春と岬真一の交換日記のやりとり、大人に振り回されてしまう子供が切なかった。第9夜。その本は、まっしろである。娘の結婚式にトランペットを吹く話にグッと来た。第12夜。その本は評判が悪かった。「小さい小さい、でもかすかに存在する可能性を信じて。」エピローグで王様が亡くなってからのオチがあり、隙間時間に読む本にちょうどよかった。

    0
    投稿日: 2023.11.28
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    絵本のような感覚で読んでいるとと時々世界に引き込まれるようなそんな感覚でした。 悪くない本でしたが、お話を又吉さんが考え、挿絵をヨシタケシンスケさんが描くみたいな本が読んでみたいと思いしました。

    0
    投稿日: 2023.11.28
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    読み始めて、この本のジャンルは何に分類されるのだろうという疑問が湧いた。 児童書かと思ったが、Cコードを見るとC0095なので一般書に分類されている。 内容も絵本とか小説とは言いにくいし、物語や随筆でもしっくりこない。 困った時は"その他"にしちゃえということで、C0095ですか。 最近読んだ「もりあがれ!タイダーン」と違って、ヨシタケさんと又吉さんがシンクロする所はなかった。 ちょっと想像しても、この二人の会話は盛り上がりそうにない。 どこか暗闇の中に入り込んでしまいそうな気もする。 だから、本書は又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんのパートが交互に連なっているだけの構成になったのだなと思った。 又吉直樹さんについては、最初に読んだ「火花」の印象が悪くて、以降遠ざけてきた。 粘着質でさっぱり感がないところに、意味不明な奇抜さが混じり込んできて、つい引いてしまう。 こんなに短い文章でも、どうやら私は又吉直樹さんとは感性が合わないみたいで、素直に入り込めなかった。 いい話はいくつもあったんですけどね。 ヨシタケシンスケさんも、共著でない本の方がいいかな。

    42
    投稿日: 2023.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヨシタケさんの書く絵と話、又吉さんが書いた話。 交互にでてくる。 クスっと笑えたり、意味のない話があったり、ぐっとくる話もあったり、重くならずサラッと読める。 第7話。又吉さんが書いた話。交換日記が綴られているこの話がとても良かった。誰かに薦めたい本。 本の装丁、紙の質感も味わえるところも良い。

    2
    投稿日: 2023.11.26
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    1〜2時間あれば読めてしまいます。本にまつわる小話がたくさん書かれているわけですが、とくに意味のない内容のものもあれば、クスッと笑えるもの、胸がグッとくるものもあったりと、読む人によって色々な受け取り方ができる作品だと思います。絵本を読むような軽い気持ちで読んでみてください。

    7
    投稿日: 2023.11.23
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    入院中に友達がくれました。 普段、重い話や考えさせられる話を好んで読むのですが入院中に読むとしんどくなりました。 友人が頭を空にして読めるよ、と言うことで送ってきてくれました。 それだけで幸せです。

    1
    投稿日: 2023.11.19
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    感想遅くなりました。「その本は…」で始まる物語がたくさん載っています!文は簡単だけど、よく読むと深い意味が隠されている物語、切ない物語、ほっこりする物語…。たくさんの物語が一度に味わえます。この本のオチは色んな捉え方ができて、時間がたってからもう一回読んでみたいなと思いました。人によっても色んな解釈の仕方があると思うので、ぜひ読んでいただきたいです!!2人の個性があふれていて、何回でも読みたくなる、素敵な本でした!!

    1
    投稿日: 2023.11.12
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    刺さる話もあれば、面白くない話もあり。 一つ一つがさくっと読めるので、隙間時間に読めてよき。 第七夜は最後どうなったの?!という感じ。

    0
    投稿日: 2023.11.08
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    ある国の本が大好きな王様が、年を取り目が悪くなり身体も弱ってしまい自分ではもう読めないからと、ヨシタケシンスケさんと又吉さんに世界中からいろいろな本の話を集めて話して聞かせよ、と命令を出し、収集のためのお金も渡すプロローグから始まります。それぞれ自分のやり方で、集めたいろいろの本のことを王様に語ってゆきます。二人とも大好きな作家さんなのでとても楽しく読み進みました。最初はどういう趣向なのかなと迷いながらでしたが、だんだんとお二人の独特の世界観に魅了されて夢中になりました。あっという間に読み終わってしまうのですがもっとずっと読んで居たかったです。エピローグもとても気が利いていました。

    4
    投稿日: 2023.11.04
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    うかつにも娘の前で泣いてしまった。 (よくすっぽかされるが)娘達(中一、小五)と週に一度本読みをしている。食事後、自分の寝室で一人リラックスしていると、珍しく中一の娘がこの本を持ってきて、話を読んでくれた。以前から読んでいて本日は第9夜。トランペットの話が父として悲しくて、うっかり泣いてしまった。お酒を飲んでいたのもある(飲むと泣きやすくなる)娘は少しびっくりしていたようだが、話を最後まで読んでくれた。 面白い話もあり、不思議な話、子供だましだなと思う話もあるが、本好きな私としては本に関し自由に空想を広げ楽しい本で面白いと思う。10夜の本になってしまう話も好き。本好きとしては幸せそうに聞こえる。

    5
    投稿日: 2023.11.02
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    装丁とデザインが素敵です。 読み始めはひょっとしたらあまり好みではないかな、と思ったけどヨシタケさんと又吉さんなので好きでないはずがなかった。 読みやすいし、面白いし、ホッコリしたり切なくなったり短時間で色んな気持ちになった。 ヨシタケさんのイラストがやっぱり素敵。 この続きがあるなら読みたいです。 第7夜だけ、どういうことか分からなくて誰かに解説して欲しい。

    11
    投稿日: 2023.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読んでみたかった本。 サクサク読めて久しぶりの読書でも全く苦にならなかった。1時間くらいで読めたかな? 第7夜の真相を知りたい…!

    1
    投稿日: 2023.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本そのものが持っている歴史もとい物語を、優しい語り口で読める感じがとても心地よい。本とは、コンテンツとしての面白み以外にも、それが辿ってきた運命も楽しめるという可能性を提示している。 文章の中の表現を読んでいると、「もしかしてあの本の話かなあ。。?」とか、「家にあるあの本がこんな感じだなあ」と、色々な思い出が浮かんでくるから読んでて楽しかった!

    0
    投稿日: 2023.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本作家であるヨシタケシンスケさんとお笑い芸人であり作家の一面ももつ又吉直樹さんが「その本は……」で始まるお話を交互に繰り広げてくれる一冊です。 「その本は……」の切り口で、二人共よくぞここまで話を広げられるなと感じました。 様々な本が二人から語られます。その度に、想像が掻き立てられ、ワクワクします。 本にまつわる絵本・児童図書ということで、ヨシタケシンスケさんが様々な「本」や「本にまつわる人や物」について描いた『あるかしら書店』を思い出しました。あの絵本が好きな人はこの本も気にいるかもしれません。 共に本に救われた二人だからこそ書ける(描ける)一冊なのではないかと思います。 ヨシタケさんのところは絵が添えられていますし、又吉さんが書かれた箇所も短文だったり、多くても短編小説ほどの文字量なので、読書を苦手としている人にも勧めやすい一冊です。 お気に入りのところ ・その本は、地面に落とすとバスケットボールくらいはねる。 ・その本は、ボンヤリしていた。 ・その本は、しおりを食べることによって成長する本だった。 ・その本は、かなり大きな声で笑うので ・その本は、いつかぼくを救ってくれるはずだ。 ・その本は、志半ばにして叶わなかった夢の話がたくさん書いてある。 ・その本は、誰も死なない。 ・その本は、私の顔写真が表紙になっていた。 ・その本は、本当にその本だろうか? ・その本は、夢のなかでしか読むことができない。 ・その本は、評判が悪かった。

    2
    投稿日: 2023.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある王様が本が好きだけど目がほとんど見えないので、2人の男に 「世界中をまわって、『めずらしい本』について知ってる者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本の話を、わしに教えて欲しいのだ」 と言って旅の費用を渡しました。 二人は旅に出て,1年後帰って来ました。 王様はもうほとんど寝たきりでした。 二人は交代で毎晩、王様に見聞きした本の話しをします。 「その本は・・」 その二人の男とは、著者の芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんと、人気絵本作家のヨシタケシンスケさん。 二人からではの、 「その本は・・」から始まる大喜利!! でも油断してるとほろっとするし、そこから、は?ってなる。 ちょっぱなの、チーターの話がじわじわ好き。 あと、又吉さんターンのときに縦線のノートに書いてる風のと,小説風のとあって、縦線ノート風の時に、ページの右上に謎の暗号みたいなのが書いてあるのが気になる。これマジで暗号?謎解き?! ワインの話のとき、コップの跡があるのも好き。 ヨシタケさんのターンは絵がとにかく可愛いのに、内容シュールでよかった。3ヶ月後何もなかった話が好き。 図書館で借りたのですが、これ、見かけたら買うかも。 (でも⭐︎は3つぐらいなんだよな。なんっていうか、そのぐらいがちょうどいい、じわじわ感のある本でした)

    0
    投稿日: 2023.10.19
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    その本は…なんだったんだろ笑笑 置いておいたら娘達も読み始めて、一心不乱に読んでいる。 その本は…って書き出しだけでこんなにもたくさんの話が生まれるとは。 面白かったな。

    34
    投稿日: 2023.10.18
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    面白い。読みやすい。世界に入り込みやすい。 又吉さんとヨシタケさんの世界観がバッティングしているようでしていない。していないようでしている。 続編お願いしたい。

    1
    投稿日: 2023.10.12
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    ふたりの男が本好きな王様のために世界中をまわって「めずらしい本」について知っている者を探し出し、その者からその本についての話を聞いてきてくれ、との依頼を受け、男たちが交互に「その本」について語っていくおはなし。 本屋さんで ・自分の顔写真が表紙になった本があった ・中身を読むと個人情報盛り沢山の内容が記載されていた ・誰にも言ったことの無い秘密まで書かれていた 3ヶ月後… 生活に変化は無かった… という話が1番怖くて1番クスッときました。

    10
    投稿日: 2023.10.05
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    『その本は』 老齢のため、目が見えなくなった王様の命を受けて、二人の男がおもしろい本の話を集める旅に出た。 旅から帰った二人が王様に語り聞かせたのは荒唐無稽の話ばかりで…。 なんでしょうね、この展開とオチは…。

    0
    投稿日: 2023.10.01
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    息子にくちゃくちゃにされてしまった本 優しい人には開けない本 いつか自分を成功させてくれる本 髪の毛が挟まっていた本 仲良くない友達から借りた本 竹内春 全て私が処分した本 少しだけ浮いた本 たった1人のために書かれた本 とかが好き あとページの色や装丁も世界観を演出している

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    人間の脆く、弱々しい部分を、ヨシタケさんと又吉さんの、温かい言葉で癒し、包み込んでくれるようで、心救われます。何も考えたくないとき、うまくいかないときに読みたい一冊。

    0
    投稿日: 2023.09.13
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    頓知?大喜利?のような話がオムニバス形式で入っています。どこから読んでどこでやめても大丈夫。いつ開いていつ閉じても大丈夫。むしろ読まなくても大丈夫(!?) 王様からのお達しで始まるその本は、最後のオチも秀逸です。装飾も古書仕様でシミや汚れなどもいい味出てます。

    2
    投稿日: 2023.09.12
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    何も考えず読めるので気分転換によい一冊。 装丁が「どこかの王国が作った本」をイメージしてるのか重厚な感じでおしゃれ。

    4
    投稿日: 2023.09.11
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    文章のみで、又は挿絵と文章で交互に二人の作家が物語を伝えていく。 世界中からめずしい本を知っている人から聞いたその本についての話だとの構成。 発想が面白かったり、気持ちがほんわかしたり。 (かなり短い)短編の集まりなので簡単に読める本でした。

    0
    投稿日: 2023.09.09
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    児童向けの本だが、単純なネタ的な話しもあるものの、時折深い話が詰まっていて面白い。私の子供(小学生)は理解できるのだろうか。数年後にもう一度読ませたい。

    0
    投稿日: 2023.09.09
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    茶目っ気があってかわいい本だった。時々ほろ苦い話が挟まれててそれも良かった。オチも好き。親和性の高そうなコンビだ…

    4
    投稿日: 2023.09.03
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    よくわからないうちに読み終わりました。そしてあまり何も残っていない。おもしろいなあというよりはよく考えつくなあと感心しました。シュールなんでしょうか。変な話もいっぱいありました。

    0
    投稿日: 2023.09.01
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    又吉直樹さん、ヨシタケシンスケさんがそれぞれ短い話を語る形で展開していく。正直、最初は子供向きだろうと考えてた。だが大人も子供もどんな人でも楽しめる本であった。クスッと笑える話、ドキドキする話、ゾッとする話、ウルっと来る話、ジーンとする話など様々な物語が散りばめられており飽きることなく一気に読む事ができる。まるで色々な種類の読書の面白さを1冊で体現したかのような本。

    0
    投稿日: 2023.08.30
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    とてもよかった。オチが分からない話もあったけれど、どれもなんとなく読後ほっこりする気がする。 第6夜と第7夜(竹内春)がとてもすき。    どんな人も、自分自身を救うことはできない。  できるのは、自分以外の誰かを救うことだけなのだ。  だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。  他の誰かに、自分を救ってもらうために。 本というものの可能性を感じる、素敵な本でした。 最後の王様とのお話もだいすき。

    1
    投稿日: 2023.08.29
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    前から気になっていた本を借りて読みました。 想像力を働かせて読む本で面白かったです。 私の想像力ではちょっとわからないお話もありましたが笑 将来読み返すためにも購入してみようと思います。最後の結末も好きだった!笑

    0
    投稿日: 2023.08.27
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    その本は… 本好きによる、本好きのための 本が好きになるような本 というファンタジーを 信じたくなるような本 本好きな自分を肯定してもらえる本 紙媒体としての本だから 味わえる本 作者の他の作品も読みたくなる本

    0
    投稿日: 2023.08.24
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    ずっと気になっていた作品。 だいすきなヨシタケシンスケさんと又吉さんのコラボ作品とのことで、どんな作品なのか、前情報なしで買ってみた。 買ってよかった、この本に出会えて良かったと思った。 人によって色んな本との出会いがあり、人によって同じ本を読んでいても、捉え方や感じ方は違っていて、これから先もたくさんの本に出会いたいと思った。 そして私はやっぱり、ヨシタケシンスケさんの描く絵がとても好きだ。 いつか息子にも、この本を読んでほしい。

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    図書館で借りました。 さすが図書館の所蔵本らしくうすぎたない…(関係者の方々、失礼…)と思ったら、そういう装丁・デザインのようだ。 話題になっている本、というだけで全く前知識なく本を開いてみて…なんとも不思議な本だこと。 つかみどころもなく。 心を空白にして読み進めていくと、第7夜でガツンとやられる。 そのまま、ざわつきが静まることもなく。 そして、最後のオチ… うまく言葉にできないけれど、「本」の可能性をとても感じました。(もちろん、それは必ずしも「紙の本」である必要はない。) たまには、こういう訳のわからない本(絵本でもある)を感じるままに読むのもいいですね♪ ♪永遠のブルー/羊文学(2023)

    93
    投稿日: 2023.08.06
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    又吉さんとヨシタケさんの二人のワールドを順番に味わえる。くすっと笑えたり、心にジーンときたり…読んでいて感情の変化が忙しい。 花火しか読んでいないのもあり、又吉さんってこんな話もかけるのだなと惹き込まれた。後半になるにつれ面白かった。

    0
    投稿日: 2023.08.04
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    ページをめくると不思議な世界が広がっていた! 又吉さんとヨシタケさんが綴る物語を読んで様々な気持ちにさせられ、どの物語にも"本が好き" という気持ちが込められている気がした。それは、本を大切にしている話で溢れていたからである。 また、「その本は」から様々な物語を想像できるお二人の想像力に脱帽した。一冊の本が出版できるまでの想像力を自分は持ち合わせてないと感じてしまったな笑 最後のエピローグのオチはそっちにいくのかという気持ちになった(驚)(笑) さらに、ブックデザインも凝られていて好きだった。カバーを外すと高級感に溢れていて、物語の世界観に合っていた。

    8
    投稿日: 2023.08.03
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    ヨシタケさんと又吉さんの共作。世界中にあるいろいろな本について書かれていてお二人の個性が色濃く出ていた。装丁も凝っていて素敵な本だった。

    2
    投稿日: 2023.07.28