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リバース
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湊かなえ/講談社
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総合評価

1067件)
4.1
319
466
200
25
5
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の急展開がすごい。。。 一番罪を感じている深瀬がまさか本当に自分のせいだったていう可哀想な結末。美穂子の関わり方もびっくりした。なにより広沢くんの人間性が不思議で素敵でもっと知りたかった生きていたらこれからの人生が気になった。最後の最後にこの事実を知ってしまった深瀬はこれからもっと苦しんでいくのだろと思うと辛い、、まさにリバース大逆転劇て感じが好き!

    3
    投稿日: 2021.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の1ページが昔の東野圭吾さん級に秀逸。これだけで星5つ付けたくなるくらい素晴らしかったです。それ以外は概ね想定内の展開でしたが、最後の1ページが無くても十分面白い作品でした☆湊かなえさんの作品によく出てくる強烈に嫌な人は出てきませんし、新境地を開拓出来たかな??

    3
    投稿日: 2021.03.21
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    急に座っていた背もたれが無くなるようなスッと感。癖になりますねー。 私自身が広沢と同じなのでなんとなくオチが分かってしまいましたが、最後の「まさか」はさすが湊かなえさんだなと思いました。

    3
    投稿日: 2021.03.16
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    湊かなえさんの作品は初めてなんですが、大好きになりました。 僕はミステリー好きで、恥ずかしながらトリックを見破った、途中で犯人が分かったと思っていました。 しかしそんなことはありませんでした。 まんまと著者の手の上で踊らされていました。 気持ちよく踊ってました。 またトリックとは別で、主人公の思いにすごく共感しました。 もっと湊かなえさんの作品を読みたいです。

    2
    投稿日: 2021.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好き勝手書きます。ネタバレ注意です!  まさに表題の通り、最後の最後ですべてがひっくり返る異色の一作だった。湊かなえ作品を十作近く読んだ身ではあるが、異色と思えたのは主人公が男だったことで、逆に流石と思えたことは、読了後の嫌な感じである。  (たった)最後の一行、十文字にも満たないその事実だけで、コーヒーに例えるなら苦みやエグみが際立ち、顔をしかめるが味わい深いとも形容できる読了感を生み出していると言えるだろう。  登場人物的に一番同情できたのはやはり主人公・探偵の立ち回りの深瀬和久だと思う。物語は三人称的に進んではいくものの深瀬の懊悩や煩悶が中心となっており、そこに深い同意と、むなしさを覚えた。特に、「友達の数がその人間を決めることを信じている」という深瀬の強迫観念ともとれる思考は僕にも思う所が多く、それゆえに友達との関わりに対する、普通の人よりも敏感な姿勢には首肯せざるを得ない。  「期待するな」と自分に言い聞かせている場面では彼は本当に自分の写し鏡なのではないか、即ち僕は深瀬を見ているようで鏡を見ていて、そこに反射された自分を見ているのではないかと錯覚を覚えたほどだ。そこまで考えて湊かなえが作品名をリバースとしたのであるならば、脱帽しかない。  そして何よりも、広沢がこの物語の中心であると言えるだろう。湊かなえ作品では多く見られる、あくまで「生前」の広沢としてだが。  話が感想とは逸れるかもしれないが、彼とその周りの人たちを見ていて、自分がニュースを見て思っていたことを恥じた。思っていたこととは、テロップで出された「死亡」の文字と名前を見ても、失礼ではあるがさほど気に留めなかったこと、遺族が涙や怒りでその顔を歪めているのを見ても、何も思わないどころか鬱陶しいと感じてしまったことだ。よく、「雑踏ですれ違う人にも家族がいて、友達がいて、それぞれの人生がある」みたいなことが言われると思うが、僕はそのことを分かっているようでまったく分かっていなかった。  この小説のテーマは「友情」だとも思うのだが、やはり深瀬のように居心地のいい友達と出会えるのはまさしく天文学的な数字であり、また、その友達の全てを知ることは難しい。作中で深瀬がそのことに気がついた時、同時に自分も気づかされた。  話を戻すと、広沢こそ物語の原動力とはなっているものの、言ってしまえばこれは誰でも持っている一種の権利なのだ。浅見が言っていた、「いい人生が悪い人生かなんていうのは、死んだ後で初めてわかるんじゃないか」というセリフこそ、湊かなえが暗に僕に訴えていることのようにも捉えられる。  しかし、だ。それで終わらせてくれないのが湊かなえだ! 現に、広沢殺しの犯人は深瀬だったのだから。そう、まさしくこの事実こそが、圧倒的にこの物語をリバースさせているポイントだと思う。  だって、美穂子は広沢の彼女だったんでしょ? ということは、深瀬は広沢から彼女を「奪った」とも考えられるわけで。美穂子と和解した後にこの事実が分かり、そしてその先がかかれない所が、この小説の真骨頂なのである。  彼は真実を打ち明けるのだろうか、それとも、美穂子との関係の悪化を恐れて言わないのか。いずれにせよ、深瀬はこの先、小説内以上に苦しみ、懊悩、煩悶することになるだろう。そこには五章で見せられた感動も、男どうしの友情も、広沢に対する気持ちも、何もかもが茶番であったことになり、実に度し難い。 僕は無論名状しがたい気持ちになった。先程の僕の感想を振り返ってみよう・・・・・・・ 僕は深瀬を「自分を反射させる鏡」だと言っている。が、僕がずっと見ていた鏡は、自らもその邪悪さに気がついていない、邪悪な鏡だったのだ!

    2
    投稿日: 2021.03.13
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    私が読んだ史上最大にがっかりした本! 途中まで面白くて最後にがっかりしすぎて 4年前ぐらいに読んだけど今でもあのがっかり度は覚えてる (最初のレビューがこれでクソなんだが) でもレビューみたら面白いって言ってる人もいるから、やっぱ人それぞれなんだなーと学びました

    1
    投稿日: 2021.03.10
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    そのタイトルから、後半に一発大逆転の場面を期待して読み始めた。最後に「そうきたか〜」と、期待通りの大逆転劇! 面白かった〜と余韻に浸りながら解説を読んでいると。。。  リバース:「逆」「反対」「裏」「不運」「失敗」 タイトルにはいくつもの意味が込められていたのかも。。 恐るべし、湊かなえ!

    2
    投稿日: 2021.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやミスという言葉を、読了後この本について調べているうちに知った。 重たい気持ちになるミステリーのことのようだ。 確かに、最後の最後に重たい気持ちになった。 この本は6部構成になっている。 1章では、主人公(深瀬)の生活や人柄、嗜好が描かれる。その中、交際している美穂子のもとに突然届いた告発文「深瀬和久は人殺しだ」の説明を求められる。 2章は、深瀬の大学時代の友人との卒業前の出来事が語られる。細い山道を抜けたどり着いた別荘でお酒を交わしていると、遅れてやってくるメンバーを迎えにいく必要が生じた。話合いの結果、広沢が迎えに行くこととなったが、道中事故で死んでしまった。3人のメンバーは、広沢の死について、罪を負った。 3章、深瀬は大学の頃の話を美穂子に打ち明けた。深瀬は積極的に広沢に飲酒運転をさせたわけでは無いとの意識があったが、美穂子に否定された。 他のメンバーのところにも告発文等があり、メンバーと話し合いをする。告発文を送った犯人はだれであるのか、その犯人探しを深瀬がすることになる。 4章、広沢と交流のあった人に話を聞いていく深瀬。話を聞く中に手に入れた広沢の卒業アルバムには見覚えのある人物がいた。 5章、広沢の卒業アルバムには美穂子がいた。広沢が生きいている間、美穂子と広沢は付き合っていた。 美穂子は深瀬に、大学の頃のメンバーに接触をしていたことを打ち明けた。また、深瀬に対しては、これからも関係を続けたいことを打ち明けた。 6章、広沢の一件が一段落したと思われた。美穂子と話をするうちに主人公はあることを知る。広澤が蕎麦アレルギーであること、そして、広沢が事故に遭う直前に深瀬が渡していたコーヒーに入れていた蜂蜜には蕎麦が入っていたこと。広沢を殺したのは、主人公であった。 途中から告発文を書いたのは美穂子であることは見当がついていた。5章でそれが明らかになり、これがどんでん返しかと思っていたら最終章で、更なる展開(広沢のアレルギーの話)があり驚いた。後味悪く、今後の深瀬がどうするのか、また更なる苦悩が待ち受けているかのような終わりかたであった。 ミステリーとして面白く、次々と気になるような展開であった。また、湊かなえさんの作品を読もうと思う。

    2
    投稿日: 2021.03.07
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    最後の結末でさえも、まじかあ、うわああていう感じだったのに最後の最後の結末読んで もう、やばいどころの騒ぎじゃなかったわ(語彙力) 最後の最後にあんな結末を用意していたなんて…湊かなえさん完敗です。 内容は人間ミステリーみたいな感じで、怖くて震えながら読みましたが、この本を書いた湊かなえさんがなんかいちばん怖いです(笑)予想つかない所を含めて楽しめました!ちょうオススメです!ぜひ読んで欲しいです

    2
    投稿日: 2021.03.07
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    数年前に単行本を読み、今回再読。 平凡なサラリーマン生活を過ごす主人公は、コーヒーを淹れるのが趣味だった。そんな彼には、大学時代の苦い思い出があった。卒業旅行と称してゼミの仲間と行ったあの時・・・・・最後の最後にショッキングなことが・・・・そんな、なんでと思わずにはいられませんでした。 主人公は良かれと思い持たせた、あのコーヒーが・・・・後悔をしてしまうことになるなんて・・・・ ドラマでも放送していましたが、どうしても脚色されてしまうのは、私にとって 「リバース」らしくないのではと、思ってしまいます。 やはり「リバース」は、小説が好きです。

    35
    投稿日: 2021.02.22
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    主人公・深瀬の自己評価の低さや、他人を「イケてる」かそうでないかで区別する人間性に途中で嫌気がさしたが、一方で、徐々に明らかになる広沢の魅力に引き込まれた。 最後の一行を読み終え、チリチリとした胸の痛みが残った。

    2
    投稿日: 2021.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他人の半生なんて気にかけることはほとんどないけど、人に歴史あり、というかいろいろな経験と想いがあって「今」を作り上げているのだなぁと、思う。 ふと語りかけたその言葉が、その人の生き方に影響をあたえ、大きな変化をもたらすこともある。ゼミ「仲間」だった登場人物の人間関係は決して薄いものではなかったにしても、調べてみて初めてもっと深い部分、本心にまで辿り着けるのだろうし、それは現実の世界においても同じことが言えるのだと思う。 湊さんの作品を読んで思うこと、それは物語が最後の最後まで読まないといけないなとつくづく思わされること。中盤で告発文の犯人の目星はついたものの、最後の最後でもっと重い締めくくりが待っていようとは! #長編小説

    8
    投稿日: 2021.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の過去の話の部分は読んでいて辛く感じた。 サラッと読める本で、最後の大事な数行もそのままのペースでいってしまい読み返し内容を理解していった。 主人公は真実を知ったあと、どう過ごしていくのか心配になってしまった。

    1
    投稿日: 2021.02.15
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    大学の親友を死に追いやってしまった 3人の友人。 彼らの元に届いた告発文。 そこから親友の1人である深瀬による 贖罪の物語が始まる・・・ 終章での真実に胸が痛みました。

    2
    投稿日: 2021.02.14
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    人間の善悪のあらゆる感情が散りばめられていて、ある時は共感しある時は苛立ちながら読み進める事が出来ました。 推理小説的な面もあり、色々想像しながら読める楽しさあり。 又誰が正しくて誰が悪かったのか、何をどうすべきだったのかなど色々と考えさせられました。 装丁にもなっているこの小説の鍵でもあるコーヒー豆 このアイテムも香り高い味を演出していて物語に強いインパクトを残していました。 最近穏やかな作風になった印象でしたが、今回は久々、湊さんのブラックな作品を堪能出来ました。

    9
    投稿日: 2021.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めでたしめでたしで終わらせてくれない。 ドラマより原作のほうが救いがなくて面白い。 でもこういう話、実は誰にでも起こり得る事だなって思った瞬間が一番怖いかも。

    3
    投稿日: 2021.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『らくごのご』みたいな話。 ハチミツ、アルコール、蕎麦とアレルギーと関係ありそうな食べ物ばかり出てきてのオチだったから、あまり驚きはしなかったけど、解説を読んで編集者から「お題」があり、そのお題に沿って書いたと読んで評価が上がった。 それでも、広沢が一人で迎えに行ったり、自己評価は低いのに美人の彼女に主人公が全く違和感を持たなかったり何ヵ所かひっかかる部分があった。

    1
    投稿日: 2021.01.29
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    2021/01/08 結末の1行から作品を作る。それは果たしてどのような作業なのだろう。伏線を紐解いて広げていく。それが作家のスキルなのだろうけど、想像を絶する。

    2
    投稿日: 2021.01.26
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    なんとなくオチが分かってしまったが、それ以前に主人公の根暗な性格が、なかなか読み進めることが辛かった。

    12
    投稿日: 2021.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は感情移入が過ぎる性格なので 広沢の亡くなり方にショックを受けて、 だいぶ引きづりながら読んでいましたが、 見事な展開と、ラストに、 みごと!の一言。 また、主人公の抱えるコンプレックスや、 学生時代にありがちなヒエラルキーの話も、 うまく描くなぁと思いました。 随所に出てくるコーヒーの雰囲気を心地よく感じながら、 面白すぎて一気に読んでしまった。

    4
    投稿日: 2021.01.21
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    湊かなえさんの本はいつも期待を裏切らない。最後まで面白く読んだ。 著者の物語には珍しく、男性が主役。主人公を取り巻く男性グループ内での人間関係や、コミュニティでのグループ階層、自分の知らない友達の側面を知る驚きなど、劣等感や自己愛を抱きながらも人間関係を築こうと葛藤する内面が赤裸々に描かれている。誰もが心当たりのある感覚が描かれているのでは。 最後の2行に驚き!自分が深瀬だったらこの秘密を隠さずに打ち明けられるだろうか。ちょっと無理かもしれない。。。

    18
    投稿日: 2021.01.16
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    最高です。 最後の1ページまで搾り取るように読み込みました。 さすがとしか言いようがありません。 伏線回収もあまり難しくなく、結末の「え...?」には読者全員がたどり着けると思います。 なんて素晴らしい作品に出会えたのでしょう。 こういう作品をもっと読みたいです。

    3
    投稿日: 2021.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美味しいコーヒーが飲みたくなる一冊。 エンディングは東野圭吾的。 構成が美味いなぁと感服せざるをえない作品だった。

    2
    投稿日: 2021.01.12
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    さすが湊さんという感じの圧巻のクオリティ。 ドラマを先に観たので原作とは終わりが違うことにびっくりしました。 やっぱり原作→ドラマがいいです。 最後の最後で爆弾投下スタイル。

    12
    投稿日: 2021.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の数行で驚き。 どんでん返しが待っている。 表紙のコーヒーの意味に納得。 最後まで誰が犯人かわからなくて ハラハラしながら読めて、面白かった。

    3
    投稿日: 2021.01.10
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    さすが!としか言いようがない。張り巡らされた伏線、〝リバース〟というタイトルの意、最後のたった1行で全て回収。深瀬は広沢について、本当に何も知らなかったんだなってことがその1行からもわかる。そしてその時の深瀬の心情を思うと、もうどうしたらいいのか.......なんとも言えない。 湊かなえさんの作品はどれもクセになる。まっすぐなイヤミス。

    3
    投稿日: 2021.01.09
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    爽やかな気持ちで読み終わりそうで…そうは問屋が卸さない。その落差で本来よりバッドエンド感が強くなる作品。 話は作者の中でも特に読みやすい部類だったと思う。一気に読めました。 読み終わった後はめちゃくちゃ面白かったなと思ったが名作と言うほどでは無いか。心に残りはしなかった。

    2
    投稿日: 2021.01.09
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    ドラマを先に観ていたのであまりの唐突な終わり方にびっくり。ラストが全然違うんですね。どっちも面白かったけど湊かなえさんらしさはやっぱり小説でこそ発揮されていると思う。確かにドラマではこのラストは受け入れられないですよね…

    1
    投稿日: 2021.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大学生時代の旅行で起きた友人の死亡事故について告発文を受け取った4人。告発人は誰か、果たしてあれは本当に事故だったのだろうか。初の親友と思っていたにも関わらず、友人と表面的にしか付き合っていなかったことに気付いた主人公。過去を調べることで友人の本質を正しく理解していく。 告発人の正体が一番の謎で結局は事故だったのかなって思い始めたところであのオチ。コーヒーやら蜂蜜やらに上手くカモフラージュされてたけど、確かに序盤からヒントは出されていた。 救い様のない結末。まさにイヤミス。

    3
    投稿日: 2020.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★3.0 湊かなえの作品を初めて読んだけど、すごく読みやすい。 どんでん返し系の小説をググッてこれにしたのだが、インパクトは弱いかなぁ。 物語が進むごとに主人公の親友、広沢への思いが深くくっきりと胸に浮かび上がる。 真実が明らかになり、主人公はこの先どう生きるのだろうか。 知らなかったのだから単なる事故だと、傍観者は思うだろう。 だがあの主人公がそんなふうに割り切れるとは到底思えない。 この先に思いを巡らせるのが、この作品の楽しみのひとつでもあるんだろうな。

    1
    投稿日: 2020.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結末が重すぎてさすが湊かなえだなと思った。 読み終わった後の救いようのなさが最低で最高。 深瀬は広沢のご両親に飲酒のことを伝えようと改心(?)していたようだけど、真実を知ってその気持ちはどう変わったんだろう。

    4
    投稿日: 2020.12.12
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    作者お得意の「嫌な気分があとを引くミステリー」。最後の3行を書きたいための小説のようにも思える。 物語全般に細かな伏線が満載で、ストーリーの合理性にも寄与しているように感じる。何気ない描写や考えなども何かにつながっているのが分かるときの心地よさ。 まだ気が付かない伏線を探す2度目の読み込みも楽しそうですね。 怪しさ満載の、主役の彼女である美恵子が終盤で犯人に浮上した時点で油断しました。 イヤな思いのなかでも色々と考えさせられ、長く尾を引く読了感であり、嫌いではない結末です。

    6
    投稿日: 2020.12.03
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    衝撃の一言から始まり、この文が一体どういう結末を呼ぶのかどう効いてくるのか、と読み進めていくうちに気がつくと日が明けていました。時間も忘れて読んでしまいました。 私は珈琲が好きです。家で手引きとはいかずとも粉から自分でいれるようにしています。ゆくゆくは手引きで、豆を選んで、自己流のアレンジを加えて、なんて夢見ながら珈琲を淹れています。私はあまり明るい性格ではありません…しかし友人を気遣う気持ちは人一倍強いと自負しています。それも相まってこの物語の主人公にどこか重ねて読んでいたというのもあるかもしれません… 最後、全てを知った時、私は耐えられませんでした。 なんとも言えない圧迫感が心臓を直に触られているような喉を執拗に撫でられているようなそんな、息苦しさを感じました。それと同時に涙しました。 人に勧めたいと思えた作品です。 あとがきを読み、無茶なお題に答えてしまう湊さんを素直に尊敬しました。ありがとうございました。

    2
    投稿日: 2020.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美穂子と心が通じ合えてよかったと安堵してたのに最後突き落とされた…。元に戻ったようで、最初とは違う深瀬の立場に、このことを美穂子に告げるのか隠すのか。気になる

    2
    投稿日: 2020.12.02
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    仲が良かったと思っていた友人の死。彼女に送られたその友人を自分が殺したという告発文。友人の過去を調べると知らなかった事が色々知れて…ラストが悲しい…読み易く一気に読める。星は4つにしたかったけれど、ラストが切なく半分差し引いて3つ半。

    1
    投稿日: 2020.11.28
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    全体的に淡々と、暗いイメージで進んでいくうえ 最後の最後でどーんとさらに落とされる。 やるせなさが残る。

    1
    投稿日: 2020.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冷蔵庫の自動製氷にジュースを入れたらどうなるかばかり考えていた。。 親友を殺めたのは主人公・・・蕎麦アレルギーと飲酒この組み合わせは危うい。。

    3
    投稿日: 2020.11.20
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    ドラマで見て面白かったので読んだ。一気読みするくらい面白いけど、ドラマの最後を思い出せないまま読んでいて、最後でほんとにびっくりした。

    2
    投稿日: 2020.11.15
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    悲しいけど前を向いて生きていこうと思わせる終わりかと思いきや、最後の最後に爆弾を落として終わると言う、なんとも心痛い終わり方でした。とは言え、その原因を作ったのはやはり迎えに行かせた事。若気の至りというか、その時の人間関係で抗えなかったことについての悔恨は一生悔残るんだと思う。

    2
    投稿日: 2020.11.07
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    ミステリー小説なので、ラストに真相が分かるのだが、素直にハッピーエンドにならないところが凄い。亡き友の両親や美穂子に真実を語ることが出来るのだろうか。

    11
    投稿日: 2020.10.24
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    だいぶ最初のほうでオチがわかってしまってどうしようかとおもった。気がつかずに最後まで読みたかったなあー。急いで読んだ。

    1
    投稿日: 2020.10.18
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    なんと!こう来るか!最後の最後で! ・1対4 ・延長最終の12回ツーアウト ・カウント2-3 ・ラスト一球 の逆転満塁ホームランって感じ! (野球知らない人すみません m(__)m) この後、どうすんねん!と思うわ(ーー;) って余韻が残る… 注意:野球の小説ではありません!

    42
    投稿日: 2020.10.08
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    (有名なので知ってる方も多いかもしれませんが、)最後に大どんでん返しがある、この作品が大好きです。 ページを進めるごとに引き込まれて、最後まであっという間に読んでしまった作品。 全員がいい人ではないし、それぞれが心に闇を抱えていて、読んでいて登場人物にイライラもしたけど、それも含めて愛おしく思えた作品てす。

    3
    投稿日: 2020.10.03
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    読み進めていくうちに、徐々に事件当日の真実が明らかになっていく。しかし、最後のページで、、、面白かった。

    1
    投稿日: 2020.09.30
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    一気に読んでしまった。 内容はともかく、読者に伝えたい事を登場人物のセリフとしてストレートに語るのでわかりやすいし、読みやすい。 最後の方は話の展開がわかってしまうところもあるけど、大オチがあるから、シラケる気持ちにはならなかった。

    7
    投稿日: 2020.09.25
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    著者には珍しく男性が主人公の作品。 親友だと思っていたのに、相手のことを何も知らなかったこと。良かれと思ってしたことが、最悪の事態を招いたこと。解き明かされる真相、移り変わる心理、全てがひっくり返る結末。 まさにリバース。恐れ入りました。

    42
    投稿日: 2020.09.24
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    また懐古シーンかと思いながらページをめくったらまさかの最後のページ。ラスト2行にブワッと鳥肌が立ちました。伏線探しに再読。

    2
    投稿日: 2020.09.23
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    本作品もイヤミス。最後、穏やかに読んでいた読者を一気に突き落とす。読むよりも早く目が文章を解いてしまうほどスピード感。主人公が、死んだ友人の過去を調べる事で読者もそれを知る。個人的にはこの手法はつまらないかなと。

    7
    投稿日: 2020.09.01
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    物語の最後に本当の真実が発覚し、そこから読者各々の心の中で物語が続く。深瀬は気づいてしまった真実を美穂子に打ち明けられるのかな、、これをこれから一生背負っていくのか、、など考えさせられる。登場人物の心理描写が丁寧に描かれているから、人物像が描きやすい。

    1
    投稿日: 2020.08.26
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    最後の1文に衝撃を受けた。 広沢のことを知ったからこそ救いがあったのに、 まさか知らぬが仏、だったのかもしれない。

    1
    投稿日: 2020.08.26
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    ドンデン返し系の作品と知らずに読んだ。最後の一行読むまで、温かい気持ちでいたのに最後の一行で絶望の谷に突き落とされた。 湊かなえさんは犯人がいない日常的な風景を描いて新境地を開拓したのかと思ったら、やっぱりミステリーだった。しかも、しっかりイヤミス。ある意味爽快感のある結末に面白い!!と、膝を叩きたい。現実世界ではハッキリしないことが多い。なんかいろいろことがうやむやになる。主人公もうやむやにしてしまっていいと思うところを律儀にでも、小心者ゆえの正義というか、後ろめたさにより、いろいろと調べてしまう。それにより、真相に気づいてしまう。この凡人たる主人公がこの後どのような行動をするのか。どのような償いをするのか。気になるところである。正直者が損をする、そういう世の中なのか?と、自問自答したいが、どんな人間だって罪深い業を背負っているのかもしれない。自分で気づいていないだけで。主人公の人生は平凡ではなくなってしまった。その罪が彼の人生の重しになるだろう。被害者の遺族や関係者たちにどのような態度に出るのか。それで彼の生き方が決まるのであった。

    2
    投稿日: 2020.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そうか、そんな事があるのかと最後の方でものすごい衝撃を受けて、気になってすぐに読み終えてしまいました。

    2
    投稿日: 2020.08.15
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    なんとなく気になって買った一冊。 最後の最後でビックリ! この後は想像にまかせます。みたいな最後で自分はあまり好きでない締め方だが、そんなのが吹き飛ぶくらいの衝撃でした。 最後まで読みいろんな細かい事まで全て繋がりこのラストもスッキリしてよかった。 本当にラストが衝撃の小説でした。

    17
    投稿日: 2020.07.16
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    どうしよう…。 ドキドキしない…。 リバースは既にドラマで観たことがあり、オチはわかっているのを承知の上で読んでみました。 わたしはどうやら先がわかっている作品は楽しさがかなり減るようです

    3
    投稿日: 2020.07.06
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    最後の最後で え? 湊かなえさんの作品は、間を空けずに一気読みしたい作品が多く、これもその一つ。 ハラハラドキドキ!ではなく、静かにドキドキがやってくる感じ。 お気に入りの喫茶店での描写が入ってる本が、自分は好きなのかもしれない。 おいしいコーヒーが飲みたくなる。

    2
    投稿日: 2020.06.21
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    昔 連続ドラマでやってたけど 殆ど記憶になく、ドラマでは事故が起こったのは冬だったと思ったけど 原作は夏だった。

    1
    投稿日: 2020.06.18
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    とにかく最後に驚かされた 途中読んでいて少し違和感を覚えたが、スルーしてしまうような小さな伏線があんなに効いてくるとは思わなかった この作品を読んでからミステリーの読み方が変わった ちょっとした違和感でも変だと思ったら、スルーせず何故なのかを考えて読むようになった

    2
    投稿日: 2020.06.17
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    え… 「告白」を読んで心が痛くて他の作品を読んでいなかった 自己肯定感の少なめで、あまり激情的な変化のなさそうな日常を送っている深瀬が広沢のことをもっと知りたくなり動く  それは誰のためか… おいしいコーヒー☕️をいただきながらこの作品を共有したい 他の作品も読んでみたくなった 

    2
    投稿日: 2020.06.16
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    僕が湊かなえさんにハマったきっかけの作品です。 話の展開がどんどん進んでいき、読みやすい作品。物語を読み進める中で、どんな結末になるのか想像しながら楽しめる作品です。

    2
    投稿日: 2020.06.15
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    湊かなえさんは本当に読みやすい。 そして予想もつかない終わり方をするので結末を求めて自然に読み進めてしまう。 人間関係についても考えさせられる、何度も読みたい本。 次はユートピアかな。

    2
    投稿日: 2020.06.10
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    湊かなえ第四弾 うっちー推薦図書 ラストに湊かなえ節炸裂。驚異の伏線回収。 思わず叫んだ。 友達との関わり方、友達に対する考え方はかなり女性っぽい。辻村美月作品を読んでるようだった。

    2
    投稿日: 2020.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえ作品でもトップ3に入るくらい好きでした。 主人公は恋人と和解・復縁してめでたしめでたし。 …と思わせておいてのどんでん返しの最終章。 さすがです。 後味の悪さに「これこれ!」ってなります。 主人公が犯人とされているということは、コーヒーやら蜂蜜やらドレッシングやらが死因なのかな…と途中までは穿った読み方をしていたはずが、いつの間にやらそんなことはすっかり頭から抜け落ちていました。 正解らしきものを作者から提示されると、それが真実と思い込んじゃいますね。 めちゃくちゃ面白かったです。

    2
    投稿日: 2020.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマ化作品で気になっていたリバース。 いつもの湊さんの語り口調でストーリーが展開する傾向とは少し違う作風。 なんだか新鮮でした。 後半に掛けて、伏線が回収されていくので 後半からが断然面白いですよね。 色んな所に伏線が張り巡らされており、まさかの 実際あったら行ってみたい喫茶店・クローバーさえ 伏線! 最後の1行を読んだ時、一瞬何が起きたかわからなくなり、思わずページをリバースさせられました笑 最後の1行の意味を理解出来た時の、ドキドキやハラハラ感が面白かったです。

    2
    投稿日: 2020.05.25
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    深瀬和久は人殺しだ この言葉から始まるミステリー 社会人になっていた深瀬は大学生の頃に起きた闇を背負って生きていた それは友人の死 生前の広沢由樹はどんな人物だったのか? 深瀬は自ら探偵となって広沢の過去を調べ始め徐々に広沢の人物像が明らかになる。 そして、彼を殺した犯人が分かった時、深瀬は何を思ったのだろう。 最後の最後に驚愕の事実を知ることになった自分に驚いた。 思わずページをリバースしてしまうほど完成度の高い作品

    4
    投稿日: 2020.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後半に連れてどんどん気になって一気に読んでしまった。古川の登場で、最初は何や嫌味ったらしいなーと、勝手な予想を深瀬に言うてるのかと思ったけど、聞いて行くうちに感情移入してしまった。深瀬も頷いていた。自分も最近は、相手は自分だけではないということを意識している。なので、広沢の親友は自分だけと思い込んでいた深瀬も古川も共感できた。逆に、自分の事はただの引き立て役だなんて勘違いもよくないなと。嫌なら一緒にいないし、その人にしかわからないから勝手な予測はよくないなと。終わりかたは、これでおわり??となりそうなぐらいあっさりだったけど、別にそこは気にならなかった。わたしは仲良くしている人の事をなーーんなもしらないんだなあとも深瀬が高校までの友達を探っていくうちにわかった。

    8
    投稿日: 2020.05.23
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    小説というものをほとんど読んだことがない自分が他の湊かなえ作品を読むきっかけとなった作品。読み終わったあとの衝撃と余韻がものすごく大きい。とにかく面白い。

    1
    投稿日: 2020.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蕎麦の蜂蜜が出てきた時点であーってなりました。 これからの深瀬の背負っていくものが大きいと思った。 自分だったら誰かに話さないと、辛くて生きていけない

    1
    投稿日: 2020.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後にまさかの展開。 本の最後のページの先に、いくつも話の続きがある。 最後にわかった事実で、みんなで抱えていた秘密はたった一人で抱えるものになる。

    2
    投稿日: 2020.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半はあまり抑揚があるわけでないのですが、後半になるにつれて盛り上がっていくストーリー。 広沢という人物に対して、嫉妬しながらも親友だと思っていた深瀬。 その深瀬の心の闇をといてくれた美穂子。 色んな人物が絡み合いながらストーリーを構築していく。 そして最後の一文。 この一文のためにこの本はあるといっても過言ではない。 最後の結末を想像させるような終わり方で個人的には好きな終わり方。

    2
    投稿日: 2020.05.16
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    2020.5.16読了。 ドラマ見てたのに、結末覚えてなかった。 最後の最後。ここから続く物語は決してハッピーエンドになんてならない。 解説を読んで「イヤミス」ってジャンルを初めて知ったけど、確かに湊かなえさんの作品で知ってるものは、後味よろしくないなと思った。

    1
    投稿日: 2020.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり、湊かなえの小説はコワイ。 人殺し、と書かれた手紙を受け取ったわりには、さほどコワクは無い前半。中盤を越えてもコワクない。あれ?おかしいな。。。 そこからは、どこだ?どこからコワクなるんだ?と、恐る恐る読み進めて、最後に。。。 期待に違わぬ結果。湊かなえには中毒性があります。

    3
    投稿日: 2020.05.16
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     ミステリーは、「問い」を受け取る小説形態。  今回の「問い」は、それほどワクワクしなかったが、それを解明するための方法は、心地よかった。  最後のオチは、いつものようにちょっと過剰かな。

    1
    投稿日: 2020.05.14
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    最後の一文を読んだとき、驚きのあまり息も止まった(@_@) まさかこういうことだったとは! 主人公の深瀬くんはちょっとナイーブだけど好感が持てるタイプ。 どうするんだろう、これから。

    4
    投稿日: 2020.05.04
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    主人公が男性で、男性グループを中心に進められるストーリーだったため、湊さんらしさがあまりない作品だった。 しかし、ストーリー自体はすごく面白く、ヒヤヒヤさせられるがどんどん読み進めてしまった。 そして、思いもよらぬラストには一瞬にして緊張が走った。

    2
    投稿日: 2020.05.03
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    チョット読みにくかった。 何故だろうか? 最後のどんでん返しに持っていくため、作者が少し無理をしているような気がするためか。

    1
    投稿日: 2020.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の一行でびっくりする、との触れ書きにわくわくして読み進めた。 確かに驚き、もやもやが晴れなくなる、湊さん独特の後味の悪さはあるものの、もっとドキッとさせられる展開をついつい望んでしまっていただけに、少し呆気なさを感じてしまった。 確かに面白かったけれど、これまでの作品で唸らせられていただけに、個人的には星は3つです。

    1
    投稿日: 2020.04.30
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    恥ずかしながら、初めて 湊かなえ作品を読んだ。 本作の主人公は、いわゆる「地味ーず」で 自己肯定感が低く、どこか屈折している。 その姿は自分に重なる所もあり、 どんどんと作品に引き込まれた。 全ての伏線が回収されるラストは圧巻。 鳥肌が立ち、眠れなくなった。 深夜に読むのはオススメしない。

    2
    投稿日: 2020.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の彼女のもとに告発文が届き、主人公が胸に秘めていた秘密を彼女に打ち明け犯人に迫っていくという物語。 失った者は帰ってこないという後悔の念とともに、その者がお互いにとってどういう存在だったかを他者との対話で実感するという、温かみのある話と思っていたが最後で覆される。続きが気になるところで終わるところも含め、さすが湊かなえ。

    3
    投稿日: 2020.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めているうちは淡々と、あまり衝撃なく終わるのかと思っていたら最後の最後にどんでん返し。一気に全身に鳥肌が立った。 相手に気を使い、優しすぎるが故に起きてしまったことだろうか。知らず知らずのうちに友達に殺されてしまった自分。友達を殺人犯にしてしまった時、自分は何を思うんだろうか。自分の行動が間違っていたとは思わない。ただ、そうなる運命だったと言い聞かせることしかできないんだろう。

    3
    投稿日: 2020.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あとがきによると、この小説は、主人公が犯人で、当人はそのことに最後の一行で気づく、という指定がされており、その指定に沿って小説全体が書かれたものだという。全体にアナフィラキシーを思わせる伏線が多数あり、なんとなく結末も予想がつく内容ではあるが読み物としてはよかった。

    1
    投稿日: 2020.04.20
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    事故で亡くなった主人公の親友の姿が、章を進めるうちにジグソーパズルのように埋まり、正体をあらわしてきます。 そして最後のパズルピースが埋まり、主人公の知らなかった親友の姿があらわになると、衝撃の事実が明らかになります。 個人的にはすごく面白い作品で、読み終わった後はしばらく鳥肌が止まりませんでした。 ぜひお時間ある方は一読を勧めます。

    4
    投稿日: 2020.04.18
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    主人公、深瀬の恋人のもとに「深瀬和久は人殺しだ」というメッセージが届く。深瀬はそれを嫌がらせと思えない。なぜならそれは他ならぬ忘れられないある事件があったからだ。それは数年前にゼミ生5人で行った別荘でのこと。遅れてくる友人を迎えに行こうとした広沢が山道の崖から車で転落して亡くなった。単なる事故として扱われていたが、実際は飲酒をした広沢に、迎えに行けと他のメンバーが煽っていた。そのことを全員が隠して生きていたから。そして事件の数年後の今、ゼミ生4人に同じメッセージが届いていたため、なんらかの理由で事件の真相を知り、彼らを恨む人間がいるのではないか、と犯人探しを深瀬がすることになる。その過程で親友だと思っていた広沢のことを何にも知らない深瀬が、彼のことを知りたいと犯人探しと並行して彼に関わった人間たちの話を聞くこととなる。そして、真相が明らかになったあと、前向きに生きれるかと思った矢先衝撃の事実が明らかになる。 本書は、ミステリーとして様々なキーワードによる伏線の回収が素晴らしい。最後の一行、思わずあっ、と声を出してしまった。終章までの持って行き方に無駄がない。 そして何か読者に刺さるところのある深瀬と広沢の関係。地味な自分と一緒にいてくれる明るい人間広沢のことを、自分を見下してきたバカな人間とは違い自分を解ってくれてる初めての親友、と信じていたが、以前親友だったという自分そっくりの人物に会うことで覆されてしまう。この深瀬の心情は響く人も多いだろうなと思う。 最大の面白さは、今までゼミ生4人が隠してきた真相が、終章でひっくり返ってしまう。そして衝撃的な事実が深瀬にのしかかる。だって犯人は、、 面白かったです。すっきりしたようなしてないような、個人的にはイヤミスの類です。

    3
    投稿日: 2020.04.15
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    最後の一言で全てをひっくり返されたような、そんな感じ。 まさにイヤミス。 読み終わった後の余韻が半端ないです。

    2
    投稿日: 2020.04.08
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    最後の1行を読んだ途端やられたと思いました! まんまと湊さんに騙されました。脱帽です。 今思えば伏線はそこかしこに転がっていました。 終章にさしかかって恋人とも関係が良好、謎もほとんど解けた主人公にとってようやく知る事実は絶望である。 まさにイヤミス!という作品ですね。

    2
    投稿日: 2020.04.01
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    最後の最後に真実が、、!!たんたんと物語が進んだと思いきやまさかの……面白すぎるので是非読んでほしいです。

    1
    投稿日: 2020.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマで見て知っていたから、結末を知った状態で読み進めた。それでもおもしろかった。 何も予備知識がない状態で読めたなら、めちゃくちゃおもしろかっただろうなあ。 大学の友達と旅行に行って、遅れて合流する友達を迎えに行くのに、途中で親友が事故に合って死んでしまうという話。事故には色々不可解な点があって、それを、死んでしまった広沢の友人や彼女からいろいろ聞きながら、知っていくって話なんだけど、結局、広沢の蕎麦アレルギーを、自分が入れたコーヒーの蜂蜜によって引き起こしてしまったっていう真相を知って物語が終わる。 ドラマではこの後も少し続いた気がするけど、本はここで終わり。その方が余韻があっていい。 途中、広沢のことを実はあまり何も知らなくて、両親や友達から話を聞いていくうちにそれを知って、自分が広沢にとってどんな存在だったかを知っていくんだけど、 最後の事件の真相を知った時、それまでの話が無に帰すというか、広沢のことを知って、どれだけ良いやつだったかを知ってからのこの真相はきついね。 読後の余韻がすごい。笑

    3
    投稿日: 2020.03.29
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    この本のおかげで読書が好きになりました。 出会いは、好きなアイドルがこの本を読んでいた。 ただそれだけのことです。 あぁ、読んでみようかな。 そうして手に取った1冊です。 自分は読書が好きではなく、1冊読むのにもかなり時間がかかってしまいます。 たくさん人物が出てくるとこんがらがってしまうし、つまらないとすぐ読むのを辞めてしまいます。 しかし、この本は違いました。 最初から最後までずっと面白い。 何一つ飽きを感じさせません。 そして、結末、タイトルの意味 鳥肌モノです。 たくさんの人に読んでもらいたいです。

    2
    投稿日: 2020.03.28
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    家で飲むコーヒーはどうしてこんなにまずいのだろう。コーヒーメーカーを買った。でも変わらない。思い切って高いコーヒーポットを買ってみた。でも変わらない。もう、嫌だ、と調べたら、コーヒーはコーヒー豆によって味が全然違うということがわかった。冗談を言ってると思われそうですが、数年前の私の嘘紛うことなき真実の話です。私がまずいと思っていたのは酸っぱいコーヒー。なのに、名前が優しそうという理由で、ずっとモカと書いてあるものばかり買っていたというオチ。以降、コーヒー豆店で買う時には、『酸味が少ないのください』この注文が定番になりました。今、我が家で飲むコーヒーはとても美味しい。 『人間の質というのは、友人の数で決まるのだと、誰に言われたわけでもないのに思い込んでいた』という深瀬。『小学生の頃から、親友と呼べる友だちは一人もいなかった』という高校時代までを過ごした深瀬は、『自分らしく生きるためには、この田舎町から出なければならない』と決意し故郷を後にします。そして、新天地で初めて親友と呼べる広沢に巡り会えました。大学を卒業して、オフィス用品を取り扱う会社の営業として働き始めた深瀬。従業員18名の中の下っ端として、全員分のコーヒーを毎日入れる日々が始まりました。『冴えない取り柄かもしれないが、そのおかげで自分の居場所が存在する』。特に目立ったところのなかった深瀬が唯一他者から一目を置かれること。それが、深瀬が豆を選び、挽き、入れるコーヒーでした。 そして、家の近くにできたコーヒー店で『誰かに対して強気な思いを抱くというのは、ぎゅっと両手を握りしめるのと同じ効果があるようだ。無言で立ち上がり、美穂子の横で足を止めると、あの、と腹の底から声が出た』と、人生初の思い切った声かけをきっかけに美穂子との交際が始まりました。順調な彼女との時間、それが彼女の元に届いたという『深瀬和久は人殺しだ』という一通の手紙によって、暗転していきます。 自身の過去を振り返る深瀬。大学時代を彩った人生初の親友・広沢のことを思い起こします。でも、思い起こせば思い起こすほどに、『自分こそが広沢の親友だと思っていたのに、情けないほどに広沢のことを知らない。犯人探しなど、どうでもいい。ただ、広沢由樹のことを知りたかった。どんな人生を送ってきたのか、遡っていきたい』と大切な親友・広沢のことを、広沢という人間の真実を探す日々が始まります。そして…。 数多くの伏線が巧みに張られて、それが結末に向かってきれいに回収されていきます。作品としては、確かに人は亡くなっていて、死に向き合う主人公たちがそれに対峙するという側面はあるのですが、そのこと自体を重く感じるというよりも、ストーリー中盤から後半にかけて、深瀬が自分の親友だった広沢という人間を知ろうとする時間を作り、そこからいろんなことが繋がって、そして彼自身が自身を振り返る過程がとても興味深く感じられました。『広沢由樹は引っ越しのバイトをしていた。広沢由樹は家庭教師のバイトをしていた。広沢由樹はカレーが好きだった』一見子どもじみたことをしているようにも見えますが、案外こうした形で人を冷静に見るということの方が、第三者的にその人のことを見つめ直すことに繋がるのかもしれないと感じました。また、自分が人をどのように見ていたのか、どのような面が見えていたのかと考えることは、自分自身の考え方を知るきっかけにもなります。『人と人とのかかわりは、一直線上にあるわけじゃないってことがわかった』と気づく深瀬。そんな気づきを経た深瀬でしたが、その先には衝撃の結末が待っていました。 人によって感じるところは違うと思いますが、読み終えた直後に感じたこの作品の結末に、いつもの湊さんの作品にある嫌な読後感は感じませんでした。それよりも、まさかの驚きの結末に、そうきたか!というある意味のスッキリ感が残りました。ミステリーの謎が解けた、よかったじゃないか、という楽天的なスッキリ感。そうです。結局は瞬間的な楽天的感想。その後、こうして感想を書いていたら、この後、深瀬はどうするんだろうと、うぐぐ、といういつもの嫌な感じに包まれ出した自分がいます。やはり、湊さんは、湊さんだった…。 表紙から始まって、最後の最後まで全編に渡ってコーヒーの芳醇な香りが漂う中で、湊さんには珍しく『アルプス庵の水蕎麦』の食レポ、そして蜂蜜に関する濃厚な記述など、まあそれぞれを印象づけるためといえばそうなんですが、いずれにしても飲食の風景がとても印象に残った作品でした。 とても読みやすいミステリーとして楽しませていただきました。

    71
    投稿日: 2020.03.28
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    ドラマ鑑賞済み。 広沢の人柄、そして深瀬と広沢との友情が細かく描かれていて、より深く感動。 原作を読み、ドラマの深瀬役を藤原竜也さんに配役したことに改めて感服しました。

    6
    投稿日: 2020.03.26
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    「リバース」のタイトル通りの作品。 最後の最後まで本当に気が抜けなくて、読み終わった後呆然としてしまった。 面白かった!

    3
    投稿日: 2020.03.14
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    とにかくラストがやばい。 登場人物の思惑をあれこれ想像しながら読むがその全てをひっくり返される感じ。 タイトル通りの作品だった。

    2
    投稿日: 2020.03.10
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    リバースはミステリーファンにとって「異色作」である。ある意味告発文の犯人探しが、事故の犯人でもあったと言う最後の最後のリバース(逆転)には驚いた。そしてまたもや、主人公は真実を話せるのか?

    3
    投稿日: 2020.03.04
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    はじめての湊かなえさん作品。 イヤミスが嫌だけど、どんなものを書いているのか以前から気になっていたので、チャレンジしてみました。 なので、なるべくイヤミスではないのを…とファンに怒られそうなチョイスを。 巻末の解説にもこれは異色の作品と書いてありました。 そうやって読み始めたけど、主人公や他の登場人物も好きになれなくて、ずっとモヤモヤして挫けそうになりどうしようかと思いました。 後半で人物像がそれぞれ見えてくるのと、謎解きの面白さが増して夢中になれたので良かったです。人間には色んな面があると改めて思いました。 ただやっぱり湊かなえさん、だったのかな。

    2
    投稿日: 2020.02.28
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    なんといっても最後の一行で、衝撃がはしりました。イヤミスとは違ったゾワゾワ感があり、読後感はちょっと放心状態になっちゃいました。 今回は、男性を主人公にした作品で、個人的には初めてでした。それでも人間の心理描写は、巧みだなと思いました。 最初の方は、ちょっと間延びするかなあと思いました。その後、伏線を張りながら、回収していき、そこからの・・・に正直期待しなかった分、衝撃は大きかったです。 最後の続きが気になるのですが、テレビドラマではオリジナル版として、その先のストーリーを放送していたので、気になる方は、ぜひ映像版を。

    3
    投稿日: 2020.02.25
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    200224.面白かった。この人はハズレない。 登場人物も少なめで特徴的もわかりやすい。 彼女が終盤出てくるのは途中で分かったがオチは予想外だった。伏線の張り方がとても絶妙。スパッとした終わり方は最高だと思うし、読者に行先を考えさせるのが素晴らしい。 ドラマ化についても軽く調べてみたがこの結末に無駄な蛇足をつけているようで何とも悲しい。 親友と思っていた彼の知らない側面が次々と現れ、それによって自分なりの結末がひっくり返る。 話の持って行き方がとても美しい。 彼も自分を語れば、自分ももっと彼を知る努力をすれば、キリのないタラレバを経た上で、これからどう進むのか、何が正しいのか、そんなことを突きつける作品。

    2
    投稿日: 2020.02.24
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    同じゼミ生だった広沢の死に関わった深瀬。深瀬は、悔いる気持ちで、自分の知らない広沢の人生を知ろうと、広沢は~で始まる文章を書き綴る。学生時代のクラスカーストの心理描写が細かい。 最後は、あたたかく、、、と思いきや違うところがさすが湊さん。

    2
    投稿日: 2020.02.10
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    ドラマを見たあとで、俳優さんの声で進んでいく感じを覚えていたため、どんどん読めた。また、読みやすい文章だったためか、世界に引き込まれている実感があった。

    2
    投稿日: 2020.01.25
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    人に本を貸すことがあって、3、4年ぶりに読書した。 途中まで読んで全部思い出したから新鮮な感想はないけど。やっぱり湊かなえははずれなく全部おもしろい。イヤミス女王なだけあって展開もたのしい。 でも最近時間がないが故に、安定の、をついつい読んでしまう。そんで読みやすい!をおもしろい!と勘違い、というか置き換えてしまう節がある。 これを機に読書をまた日常に組み込もう!また、本買って古本屋に売って、忘れてまた買っちゃうやつ!地味に本経済回しちゃうやつやろう! コーヒーにはちみつ。してみたくなった。 あと、主人公が根暗すぎて感情移入はできねえ。広沢みたいなやつは現実世界にいねえ。

    1
    投稿日: 2020.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しがないサラリーマンの主人公には、初めての彼女ができるが、その彼女が働いているパン屋さんに、主人公は人殺しだ、という手紙が届く。 そう言われる心当たりとすれば、主人公の大学のゼミ仲間4人と旅行に行った際に、1人旅行に行き損ねた友人を、他の友人に飲酒運転させて迎えに行かせたところ、その友人が飲酒運転で事故死したことだと、主人公は彼女に話す。 彼女には軽蔑され、ゼミ仲間3人にも、人殺しだ、との脅迫文が届いてないかを確認したところ、他の3人にも同じような脅迫文が届いていた。 その内の1人は、脅迫文に続き、駅のホームで突き落とされる。 脅迫文を出している犯人は誰か、 本当にゼミ仲間の1人の死因は、飲酒運転による事故死なのか、 はたまた、実は誰かの個人的恨みによって計画的に殺されたのか、 過去の事件と関わりのある人を主人公が尋ねて行って… という話。 過去の事件と関わりが深い人物を訪ねて行くシーンは個人的にちょっと長いな、と思ったが、 次々と話が二転三転して次はどうなるのか?と読み手を飽きさせない話の構成が素晴らしく、一度読み始めるとめくるページの手が止められない。 やはり湊かなえは面白い。 ところどころに散りばめられた伏線も見事で、タイトル、リバース、というのにも深い意味があり、考えさせられる。 最後の最後、一文で全てがひっくり返り、あっ、と驚かされる終わり方だった。 どんでん返しが良い。 人生、一難去ってまた一難だよな、という感じも、 何とも言えないリアリティーがあって良い。 主人公はあの結末で気がついてしまった事で、その後どういった行動をとるのだろうか? と、思った。 正直に話すのか、それとも気のせいだと思ってやりすごすのか。 後味の良い話ではないが、湊かなえらしい、深いな、と考えさせられるお話しだった。

    3
    投稿日: 2020.01.17
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    読後感が良い意味でとても悪いのが流石の一言です! この物語の後の展開を想像しても、確実にハッピーエンドが見えない。。

    1
    投稿日: 2020.01.15