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満願(新潮文庫)
満願(新潮文庫)
米澤穂信/新潮社
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総合評価

786件)
4.0
198
348
179
19
1
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    独立した6話の短編集 米澤さんの本を何か読んでみたくて、とりあえずすごい賞をいくつも獲っているらしいこの作品を選んだ 全話、ぞっとする展開や真相で 読み終わったあと、一人で居たくないような気持ちになるくらい(ホラーではないけれど)恐ろしさを感じた 他人の命を奪ってまで、誰かを陥れてまで守りたいものや手に入れたいものがあった登場人物たちの執心 その気持ちが引き起こす、望ましいとは言えない結末 頭の中にはモノクロの中、彼らが執着するものにだけ色があるようなイメージが浮かんだ 正直、難しい表現が多く、するするとは読めなかった ただ読書初心者としても、なるべく多くの語彙を仕入れておいて損はないと思うので、たくさん勉強させていただきました

    6
    投稿日: 2023.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがおもしろい。 6つの短編集で、どれも犯行の動機にひとくせふたくせある。 好きだったのは「万灯」。 バングラデシュの奥地で殺人を犯し、共犯の男を日本で殺めることに成功するも、疫病にかかったことが証拠となってしまうっていうのが、あーそういう手があるのか、と米澤さんのトリックづくりに感動しきり。 それにしても話のレパートリーが広くてすごい作家さんだなあ、と思う。

    2
    投稿日: 2023.03.28
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    この小説を読んだのは初めてだと思うのですが、何となく内容を知っていたのは、以前TVでドラマ化されていたものを観たからだと思います。 改めて調べてみたところ、2018年にNHKにて放映されていたようです。 それから5年も経っているのに、小説を読み進めているとドラマの映像がぼんやりと浮かんでくるような感覚がありました。それほどまでに、この作品のもつ独特の雰囲気が強烈に印象が残ったのだと思います。 「万灯」バングラデッシュでの資源開発 「夜警」交番勤務の警察官の殉職 「満願」下宿の女将が起こした殺人 真相が気になるのに、結末に行き着くのが妙に怖くて、ページをめくるのが躊躇われる…。 一つの短編を読み終えるごとに、たかが数十ページの短編とは思えないほどの疲労感?充足感?恐怖心?を感じました。 この心のざわめきを、何と表現したらよいのでしょう。。。 まだ言葉が見つかりません。

    35
    投稿日: 2023.03.27
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    6篇のミステリ短編。どの作品も読み応えあった。 特に「万灯」がお気に入りで息継ぎするの忘れそうなくらいドキドキした。 彼、彼女らは何故そうしなければならなかったのか?どの作品も人間の持つ闇深さにゾクっとさせられた。夏の終わりに読めて良かった。

    7
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー書評 読書レベル 初級 ボリューム 330頁 ストーリー ★★★★ 読みやすさ ★★★★★ トリック  ★★★ 伏線・展開 ★★★★ 知識・教養 ★★★★ 読後の余韻 ★★★ 一言感想:イヤミスが好き、過度なホラーは嫌いだけど少しゾクっとするくらいのホラーなら好き、短編集が好きな方にオススメの作品です。 全6編で構成されるホラーミステリ作品で、とにかく読みやすく、そして全てがイヤミスでスッキリ終わらないというクセのある作品なので、好き嫌いが分かれるかもしれません。個人的には、道尾秀介著『いけない』シリーズに雰囲気が似ていると感じましたので、『いけない』シリーズが好きな方はぜひオススメしたいです。

    18
    投稿日: 2023.03.17
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    作者のアイデアが冴え渡った傑作。結末は苦いものが多いにもかかわらず読後感は爽快なのが本当に素晴らしい。『万灯』なんかは長編でも書けそうですが、惜しみなく短編になっている潔さも見事。

    7
    投稿日: 2023.03.07
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    捨て作がなく、どの話も飽きることなく読み終えることが出来ました。特に「関守」と「柘榴」は肝が冷えるオチで、強く印象に残りました。 S 関守  A 柘榴 夜警 満願 B 死人宿 万灯

    3
    投稿日: 2023.03.06
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    短編集が苦手な私は、なぜ中身を見ず手に取ってしまうのだろう………。米澤穂信さんの初読み作品。 (『氷菓』が有名だが、アニメを昔観たので小説は未読) 本作は7編からなる短編集で一つ一つの物語に重厚感があり、なんとなく『世にも奇妙な物語』に似た印象を抱いた。ただ最後の短編でありタイトルでもある『満願』は時代設定が古いためか、ちょっと読みづらくて分かりにくい印象が少し残念。それ以外の短編は、ゾッとするオチで楽しめました。 今だと米澤穂信さんの『Iの悲劇』や『黒牢城』などが人気だと思われるが、今の私にはまだハードルが高そうかなと小休止。

    44
    投稿日: 2023.02.27
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    6篇の短編集。かなりドキッとすることや、嫌だなとすら思えるような心の闇なども感じた。ホラーのように身震いするものもあった。万灯と満願が好きなぁ。 「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」

    3
    投稿日: 2023.02.26
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    万灯好きでした。 全体的に作品が若い印象。ひっくり返しますをやってみたというか。先にタイトルから作ったのかな?というくらいにわかりやすい。道順が素直で読みやすい。 ただ、柘榴がとにかくうーん。 よくある学生時代の同人、それなら喜んで楽しむんだけど。 一旦柘榴を読み終わったあと興味が引いてしまって数週間積本になりやっと完読。 10-20代向けかもしれません。

    2
    投稿日: 2023.02.24
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    期待値が高すぎたかもしれません。 評価も実際は3.5です。 ミステリーの短編集です。 面白いと聞いていたのですが、一つ一つのオチが弱い気がします。 この中では万灯が1番面白かったです。 裁かれるの意味がわかるとなるほどとなりました。

    4
    投稿日: 2023.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    米澤穂信初読 おすすめで良く名前は見ていたけどやっと読めた どれもクオリティが高くて引き込まれる話が多かった ■夜警 細かいミスを何とかごまかそうとする感じはとても共感できた でもさすがに拳銃ごまかすのはヤバいだろ(笑) そこまでやる執念はすごい 本性はやっぱりばれちゃうものなんだなぁ ■万灯 個人的はクオリティが高くてびっくりした 短編なのにずっしりしたストーリー どうやって裁かれているのかとおもったが、なるほど… ■満願 ゾッとする計画犯罪 一番印象に残ったかも こちらも頭はいいけどそこまでやるか… 達磨の伏線もよかった 全体的にクオリティ高くて満足度が高い 重めの話、ゾクッとする話が多かったなぁ 次はどの短編を読もうか

    16
    投稿日: 2023.02.22
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    米澤さん初読み。どの話も前半グイグイと惹きつけられた。「死人宿」と「関守」が好み。「夜警」「万灯」もいい。結局全部いい。長編も読んでみたい

    7
    投稿日: 2023.02.21
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    ミステリーの短編集。予想しなかった結末に驚かされます。面白かったけど、ちょっと内容が重いものが多かったです。

    1
    投稿日: 2023.02.19
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    いやあどれも唸る程面白かった。重厚骨太最高品質のミステリー短編集。自分の下手な感想を述べるのを躊躇するくらい綺麗に纏まっている。強くお勧めします。

    4
    投稿日: 2023.02.16
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    ミステリの短編集。最後の短編小説である満願、に関しては最後の推理の場面で読者に気づかせるように書かれた書き手の技術には感動した。物語よりもほんの少しだけ早く真相に辿り着き、その真相を知った時、そこから結びつく驚愕の恐ろしい事実、真実に辿り着いた時の快感はものすごいものだった。

    3
    投稿日: 2023.02.13
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    別作品の「儚い羊たちの〜」があまりに面白かったので他の作品も読んでみたいと思って買ったけど、全体的に暗く重い話でミステリー要素もそこまで強くなかったので読み進めるのに時間がかかった。 情景描写や時代に合った言葉選びはどの作品も素晴らしかった。6作品ともゾワっとくる不気味さがあって、その中では関守が一番面白かったかな。

    3
    投稿日: 2023.02.12
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    米澤穂信さんのミステリ短編集。 ミステリの短編集はあまり読んだことがないが、ひとつひとつの物語がよく練られていて、いずれも意外性や人間心理の深さを感じさせる作品だった。 最近の本は連作短編集が多い気がするが、つながりのないひとつひとつの物語で魅了してやるという意気込みが感じられた。 日本語の美しさが感じられる筆致で、読んでいて気持ちが良かった。 昭和が時代設定として選ばれている作品が多かったように記憶している。それも物語にとてもマッチしていた。 誰にでもオススメできる名作ミステリ短編集である。

    5
    投稿日: 2023.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「柘榴」 文章で読むだけだと佐原成海の魅力がぜんぜん分からないけど、不思議と人を惹きつける能力がある、そんな人物だろうなと思った。 「関守」 珍しく語り手の名前が出てこない? 主人公が先輩の代わりに勘違いで犠牲になるのちょっとかわいそう。

    0
    投稿日: 2023.02.02
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    ミステリーの短編集。ミステリー自体好きですが、短編は限られた登場人物でストーリーがテンポよく進んでいくのが小気味よいですね。 特に「死人宿」と「満願」の2編は、目的の達するための冷淡さとしたたかさを感じ、心に強く残りました。

    1
    投稿日: 2023.01.24
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    全六篇の短編集。読みやすい文体で登場人物の心の機微が鮮やかに描かれていました。 個人的に、最初の「夜警」は自身の経験に通づるものがあり、興味深く読みました。 適材適所という言葉があるように、向き不向きはどんな仕事にもあるものですが、それに向き合うのは難しいですね。 いずれの話も面白かったのですが、「柘榴」だけは倫理的な気持ち悪さを感じてしまいました。そのため☆4です。

    6
    投稿日: 2023.01.23
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    どの話も伏線があり、想像の斜め上を行ってました。人間の業というか、怖い部分が描かれた、ゾワゾワする作品でした。どれも良かったですが、個人的には【万灯】が面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.01.21
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    短編集で読みやすく、でも物足りないこともなく、どれもいい感じに ウッ となります。 いやどう考えてもこの人が怪しいでしょと思って読んでいて、実際その人が何かしていたとしても、それでもやっぱり面白い。満足感のある一冊でした。 何気ない瞬間にふと思い出すのは今のところ「万灯」。あと「関守」の店の景色も時折頭をよぎったりしています。

    1
    投稿日: 2023.01.16
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     短編集。読んでいて思い出しましたが、夜警のドラマを見たことがあります。ドラマでも米澤節が再現されていたからこそ、かなり前のドラマも覚えているほど印象的だったのだと思います。 柘榴は独特ですけど、一番ゾッとしました。 個人的には関守が好きでした。

    1
    投稿日: 2023.01.15
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    どうなるんだろう、どうなるんだろうと推し進めながら読んでいった。あまり好まない内容もあったが、どれも終わりの方はザワつく感覚があり読み応えがあった。

    2
    投稿日: 2023.01.13
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    多くの賞を獲得した連作ものではなく純粋の短編集。期待が大き過ぎてあまり評価は高くないが、やはり結末の意外性は秀逸。サイコスリラー、ホラー小説とも言える。広義のミステリー作品。古典部シリーズと読み比べると、些細な事象を捉えるその視点と物語運びは米澤流で共通!

    2
    投稿日: 2023.01.08
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    人物の描写やストーリーの構成は素晴らしいと思ったのだが、その内容はあまり私の感覚に合うものではなかった。どの作品も何だかダークグレーの色合いで湿っぽい感じがする。

    4
    投稿日: 2023.01.08
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    短編集。どの話も暗い。 不思議な話がさらさら続いて最後にどろっと塗りつぶされる。 殺人だけが殺人の目的ではない。 一番印象に残るのは『万灯』だった。綿密な計画が崩れていってやるせない。

    2
    投稿日: 2023.01.04
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    あるひとつのものに対して、そこまでの行動ができちゃうのかって人たちがたくさん。狂ってるなあって感じながらも、こんな世界もこんな人もいるなと思うとゾワゾワした。

    1
    投稿日: 2023.01.02
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    2022年、ギリギリに読了できた作品。 6編からなるそれぞれ独立した味のあるミステリー短編。 続きが気になってぐいぐい読みたくなるミステリーというタイプではなく、じっくり味わいながら読みたいなと思った作品で、読了までに大分時間は要しましたが、こんなに面白い短編久しぶりに読んだなと思いました。 舞台は携帯もあまり普及しておらず、カーナビすらもしかすると普及していない昭和の頃。 2014年時点での作品ですので、スマホが2022年の今ほど普及していたとは言えない時ですが、作者としては携帯などない時代での正攻法のミステリーを作った感じでしょうか。 謎解きとしてのミステリーとしてだけでなく、物凄く味わい深いストーリーで、1編1編、丹念に読む価値のあるそんなミステリー短編がここにありました。

    5
    投稿日: 2022.12.31
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    夜警  人物の描写がよいが、ちょっといろいろ都合よい。トリック的なことはおもしろい。 死人宿 後半のスピード感はすごい。謎解きはちょっと置いていかれた。常識的に考えて彼女の地雷を踏んだところは見ていてなんか辛かった。 柘榴 そうなるやろうな、という感じ 万灯 結末が明かされないというのがいいんだろうけど、個人的には明かしてくれたら。ただ打ち明けられない死の恐怖と罪の恐怖と暮らす数時間の恐ろしさはこの書き方でこそ浮かび上がるのかも。 関守 結末が見えてきたけど、ミステリーって感じ 満願 これほど多くの願いが叶っているのだ。私にも道がないはずはない。 六つ目にして、ようやく米澤イズムみたいなのに勘づいてきた。 探偵、犯人、関係者、様々な視点で描かれていて面白い。犯人視点でも、超然としていたり怯えたりと違っていて面白いが自分のメンタルで弱々しい犯人視点は負担が大きい。 解説より、いずれも抜き差しならぬ下手人が共通項として挙げられ納得。短編ミステリーってとっつきやすいけど、よい長編に比べると難しい。よくない長編よりは遥かに面白い作品だった。

    2
    投稿日: 2022.12.27
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    6篇で構成されたミステリー短篇集。 4つ目の「万灯」の緊張感と伏線回収がとても良かった。 短篇集にありがちな、出来の悪い話があるという事も全然なく全6篇最初から最後まで楽しめた。

    2
    投稿日: 2022.12.22
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    短編小説でとても読みやすかったです。 全ての作品が、なるほどーとかそーゆーこと⁉︎とか自分が想像する結末とはことごとく裏切られた感じで楽しめました。

    2
    投稿日: 2022.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。ラストの一編「満願」は他のとはちょっと違って昭和感あふれるミステリー。 妙子の満願とは何だったのか。そのためにしたこととは…。 ちょっとここには書かれてないあれこれを想像してしまった。 矢場が狙ってたのは妙子ではなく掛軸だったんじゃないかということは、藤井が想像したとおりだと思われるが、掛軸をかけたまま座布団で覆うのはちょっと無理があるのでは。。 とすると、妙子は、掛軸の人物に見られるのは嫌だからと、床に下ろして座布団で覆い離れた所に置く。達磨にも見られたくないと後ろ向きに置く。そして矢場を誘ったあと一気に…。 そしてすべて精算できたあとは、罪を償うために服役を受け入れた。心のよりどころの掛軸を守るという願いが叶ったから。 誘う前の、細かいなー。 そこんとこは想像です。 米澤穂信さんの他の小説も読んでみようと思う。

    10
    投稿日: 2022.12.07
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    ミステリ かかった時間 2時間くらい 米澤穂信2冊目。安定していて面白い。なんとなく全体的に「きれい」な感じがして、さらに、ストーリーと謎のバランス?も自分は好きだ。 もう1冊くらい何か読んでみようかな。最近まで本を読んでいなかったので、短編リハビリを続けよう。

    1
    投稿日: 2022.11.23
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    とても面白かったです。 短編集でしたが 読みごたえがあり大満足です。 どの話も不思議で切なくて ちょっと悲しく思いました。

    2
    投稿日: 2022.11.23
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    ミステリーの短編集。イヤミスというか、想像とは違うオチが多くて面白かった。 「夜警」どこを取っても警官向いてなさすぎ 「死人宿」結局救えない人はいるよね 「柘榴」娘も女だったんだな 「万灯」パンデミックがそう関わってくるとは 「関守」まあ、ラストはそうなるよね 「満願」掛け軸、、価値観は人それぞれか

    2
    投稿日: 2022.11.20
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    人の業の深さが漂う短編集。 当作家の作品は他にも読んでいるが、暗闇さえ見えてくる書けるとは意外だった。 ミステリーとしても十分に楽しめる。 暗めの話が好きな方にはオススメ

    1
    投稿日: 2022.11.11
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    6編とも同じ人が書いたとは思えないほど文章の癖に偏りがないのに、 どれもがそれぞれの恐ろしさがある。 まさにこれがイヤミスってやつかな、と感じることができた。 『夜警』、『万灯』、『柘榴』が想像を超えた方向にいくのが快感でもあった。 『関守』はホラーでしたね。 上品なのに静かに侵食されていくような米澤穂信作品は魅力的です。

    2
    投稿日: 2022.11.08
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    一作品、一作品のクオリティが高い、短編集。 イヤミスは苦手だったが…。静謐な世界観から手を引かれるようにイヤミスの世界に引き込まれるのが快感に。次はどう嫌な気持ちにしてくれるのかと、待ち受けている自分がいた。 すべての話が、どんでん返しになっていて楽しめる。

    2
    投稿日: 2022.11.01
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    短編集六篇 夜警  ★★★ 死人宿 ★★★★ 柘榴  ★★★★ 万灯  ★★★★★ 関守  ★★★ 満願  ★★★★

    0
    投稿日: 2022.10.29
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    「夜警」☆☆☆☆☆ 暴力事件が起き、警官が発砲して犯人が亡くなり、警官も殉職。 →事件の真実が予想外すぎた。話の展開も刑事事件では見たことない感じで新鮮だった。 「死人宿」☆☆☆ 自殺者が何人も出ているため死人宿と呼ばれているさびれた温泉宿に、主人公と3人の客が泊まっており、遺書の発見から誰かが自殺しようとしている。 →主人公が女将から殺人を依頼される話か、主人公が殺された際の遺書だったというオチの話かと思いきや、普通に客が死ぬ話しだった。 「柘榴」☆☆☆☆☆ 恋愛結婚の末結婚した主人公と生活能力がない夫が離婚することになったが、娘たちの親権を巡って争う。 →娘の父親に対する歪な愛情と父親の魅力に驚いた。長女の人間らしいというか「女」の一面は予想だにしなかった。 「万灯」☆☆☆☆ バングラデシュで資源開発を進めたい主人公。村の指導者たちは協力するか否かで意見が分かれるため、主人公は賛成派に促され、反対派の男を殺すことにする。 →犯行が明らかになってしまう原因にパンデミックという現代の課題をぶち当ててくるあたりが素晴らしい。 「関守」☆☆☆☆ 都市伝説に関する記事を書くことになった主人公が、付近で事故が多発しているという峠に来て、近くのお店で休憩しがてらお婆さんに話を聞く。 →時系列がわかりづらかったので丁寧に読んだ。お婆さんの最後の語りから、話の展開の雲行きが怪しくなっていき、最後は完全にホラーだった。 「満願」☆☆☆ 昔お世話になった女の人の殺人事件を担当する主人公の弁護士。判決が下ったが、控訴すれば、減刑は望めるはずだったなのになぜか控訴を取り下げる女。 →自分の人生を削ってまで守りたかったものなのかと思ってしまったが、人には人の価値観や生き方があるからなとも思った。

    1
    投稿日: 2022.10.22
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    楽しめた それぞれの話しのフレームがバリエーションに富んだ事件ものの短編集だ 私には 万灯 が最も楽しめた ◆ 夜警 交番の新人巡査が刃物を持った犯人を射殺した そして犯人の刃物で首を切られ殉職した しかし、思い返してみると亡くなった巡査は銃を打つことが目的だったようだった ◆ 死人宿 都会の仕事で嫌な思いをして郷里の温泉宿を切り盛りする女性 付き合っていながらも苦しんでいる彼女に救いの手も差し伸べられずに後悔していた証券マンの男が女性を探して宿に辿り着いた 温泉のガスで年に何人かは死者が出る事が刺激的なこの宿には、自殺願望を持った客も絶えない その宿で遺書が落ちていたのが見つかる 宿泊客は三人 誰が遺書など書いたのか話していると、この証券マンは女性から、合理性よりも優しさが大事な時もあることを指摘される 人間の頼り甲斐は、こうしたところに現れる 男は気持ちを入れ替え、遺書を読み返して書いた本人を必死に探す 三人の宿泊者の部屋に話を聞きに行く やっと遺書を書いた人を特定できた その人は自殺を諦めて宿を去っていった しかし残念なことに別の人がガスで死亡した 遺書など書かずに他の人とは違う死装束を着ていた あれだけ必死に三人の部屋に行って話を聞いていたのに全く気づいていなかったのだった ◆ 柘榴 農耕の女神デメテルの娘 ペルセポネは冥界の王 ハデスに拐われ柘榴を食べさせられてしまう 冥界で食事をしたものは、もうこの世には戻ってこれない と言う神話がモチーフ他なっているそうだ 物語は、両親が離婚調停に入ってしまった二人姉妹が選んだのは、稼ぎもなく生活力の無い父親の方だった 現行法では、ほぼ母親側が子供を引き取ることになる歪んだ状態だが、この姉妹がしたことは自らの身体に傷を付けて、それを母親のDVだったと家裁の調停員たちに示したことだった この姉妹が食べた柘榴の意味は姉が企んだものだった ◆ 万灯 この短編がおもしろい 商社マンがバングラデシュでの天然ガス採掘に取り組むがネックになるのが拠点の候補地の村だ ここには合議制で村を収める者の1人にイギリス留学帰りの男がいた 国を出たこともない他の長老たちの提案で、その邪魔な男を殺す それも競合にもなるフランスのエネルギー会社の男と2人でだった こちらの男も日本人だった ここまでの描写が、まるで本当に現地で採掘交渉をしたことがあるかのような、土地の因習なども描いてリアル感がある 読むのが楽しい短編小説だった ◆ 関守 伊豆の山の坂の途中に昔、関があった そこには今、ドライブインがあり老婆がひとりで切り盛りしている 都市伝説ネタを取材しに周っていたライターは、老婆の話を聞いていると、連続事故が起きているのが老婆の関守としての役割に行き着いた ◆ 満願 法学部の学生時代に下宿していた家の奥さんが殺人を犯した 司法試験に受かり弁護士になって四年目のことだった 弁護士を買って出てこの奥さんの弁護に注力するが、奥さんは一審の判決後、控訴を取り下げる 試験勉強時代に奥さんと調布の深大寺で買ったダルマ 司法試験に受かった自分のダルマには両目が入った 奥さんの願いは、家宝の掛け軸を守ることのようだっ

    1
    投稿日: 2022.10.21
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    ・どの話も読んでいる時に迫ってくるものを感じる ・話の展開は読めるものもあった ・全体としては読みやすくて面白かった

    1
    投稿日: 2022.10.07
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    初めての米澤穂信さん作品。 フォローしている方達の本棚でよく見かけて気になってた本。 6つの短編物語はどれも面白くて、読んでいる最中はもちろん読了後に大きな存在感がじわじわと残るものばかり。 甲乙つけがたいけれど、個人的には「柘榴」「万灯」「関所」が特によかった。 物事がうまく進んでいるように見えての急展開は、現実世界でも起こり得る出来事なのかもしれない。自分だけいいように取り繕おうとするのはよくないことなんだな。

    36
    投稿日: 2022.10.07
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    闇のファンタジーの短編集といった所だろうか。話自体はよくありそうな殺人事件を題材にしたものだが、その動機や手法が納得できるような善悪を超越しているような不思議な感覚だった。

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    ミステリー作品をあまり読まないので文の技術などはとにかく凄い、、、!という感想になりますが、最後の一文を読むまで全く気の抜けない緊張感が癖になりました。どのお話でも、読後に重たい何かを残されます。特に「柘榴」が好きでした。

    2
    投稿日: 2022.09.30
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    短編ひとつひとつで心にズシリとくる感覚がある。 印象に残りすぎて何か関連する物を見聞きするたびに思い出しそうだし、嫌な夢を見そうで少し怖い。 イヤミスでもホラーでも表現として足りず、作品としてクオリティーがものすごく高いと思った。

    2
    投稿日: 2022.09.25
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    1番好きな短編集です。 どの話も読み応えがありおもしろかったです。 短編とは思えない程満足できました。

    2
    投稿日: 2022.09.21
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    図書館での予約待ちが長すぎると何故読もうと思ったのか、そもそもどんな内容なのか、順番が回ってくる頃にはすっかり忘れます。 この作品も然り。 初めて読む作家さんです。 私は作家さんのプロフィールを特に知らないまま作品を読む事が多いのですが、読み終えて、まだ30代だと知って驚きました。 どこか暗い雰囲気の漂うミステリーの短編集。 主人公は性別、年齢、職業いずれもバラバラで 一人称で描かれていますが、どれも心理描写が巧みで、私が著者の年齢に驚いたのは、その為です。 個人的には、表題作の「満願」と、都市伝説の記事になるはずの交通事故の真相を描いた「関守」が特に面白かったです。 関守は、結末は途中で読めてしまうのですが、会話をメインにした構成ながらも、読み手をヒヤリとさせる文章力がすごい。 面白かったです。 2015年26冊目。

    3
    投稿日: 2022.09.18
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    ミステリー短編集を読みたくてたまたま手に取ったのが、はじめての米澤穂信氏の作品。時代設定は古めだけど緻密なストーリーと張り巡らせた伏線が回収される展開であっという間に読了。背筋の凍るような作品もあったり、作風の幅も広そうなので他の作品も読みたくなった。

    1
    投稿日: 2022.09.12
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    全ての短編で最後の最後に急展開がり、独特の読後感を残した、米澤穂信の世界観全快の短編集だった。 個人的には表題作「満願」と「万灯」が好み

    1
    投稿日: 2022.09.11
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    深いね!どのお話も心の奥底にある何かがはっきりと表には出されていないが、読み手の推理欲を駆り立てる。面白く読めた。

    6
    投稿日: 2022.09.10
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    タイトルに惹かれて読んでみたら、短編集でした。 勝手に長編かな、と思っていたので少し残念です。 一つ一つ後味の悪いというか、含みのある終わり方でこれはこれで面白いと思いました。

    1
    投稿日: 2022.09.09
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    古典部シリーズ以外の、著者の作品を 久しぶりに読んだ。 同じ人が書いてるっ?笑 と思えるくらい、世界が違くって、 その世界観に、完全に引き込まれた。 個人的には万灯がおすすめです。

    39
    投稿日: 2022.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6編どれも満足度の高い、読み応えのある短編集だった。短さを感じさせない。様々な題材を扱っているが、しっかりとした物語の土台があり説得力があった。 シンプルで効果的な伏線を綺麗に回収してくれて、ラストの一文の効果でじわじわ余韻が残る。途中まではミステリーっぽくないのに最後に驚かされるのが率直に楽しかった。 結末が好みだったのは「万灯」。コレラの感染が絶対言い逃れできない証拠になるのが面白かった。八方塞がりの伊丹が静かにその時を待つのがとても良い。 無害に見えたおばあさんが1番危険だったという真相が、本当に都市伝説のような「関守」も面白かった。 「満願」は妙子が真に考えていたことが明らかになった時恐ろしい女だと思った。ただ、これが彼女の矜持だったのだろうと思うと切ない。

    3
    投稿日: 2022.09.03
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    読んでいてずっとざわざわ落ち着かない。 …人って怖い…。 どの作品も面白く、一つ一つが満足感ありました。 読後感は『はぁ…………』です。

    2
    投稿日: 2022.09.02
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    私の中で米澤さんと言ったら、少し切なくも温まる話が読める。という気持ちで居るので、全編読んですべての話に解説通り「ざらり」とした感覚を残されるとは思いもしなかった。 いやもちろん、米澤さんは『ボトルネック』『儚い羊たちの祝宴』も読了しているから、ボーイミーツガール以外にも描けることもわかっている。それでも、読了後の、なんとも言えない不快感が余計に粘着質に残る。松本清張と言われて、ああなるほど、と納得。 「柘榴」は女性が書いたかと思うほどぞっとする妖艶さ。ミステリとしては「万灯」の共通点がおもしろかった。まさかそんな接点から、完全犯罪を打ち崩されるとは。

    1
    投稿日: 2022.08.27
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    連作ではなく完全に独立したミステリ短編集。 全体的に古い日本の空気が漂っているのが良い。 氷菓から青春ミステリのイメージが強かったのだけど、個人的にこちらのゾワッとする作風の方が好みかも。 柘榴の最後の一文が怖い。作品としては関守が好き。

    3
    投稿日: 2022.08.27
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    ミステリーだが、一般的なミステリーではなく、『夜市』のような古風を漂わせる不思議な世界観を感じた。最後のページでぞっとさせる作品が多く、特に「関守」が好きだった。

    2
    投稿日: 2022.08.22
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    なにやらこちら、すごい短編集らしい。 個人的には「儚い羊たちの祝宴」の方が好みでしたが、こちらもおもしろかった。 『夜警』不安や問題が発生した時、かつての経験から、状況改善を見送ってしまい、更に事態が深刻になってしまう…という。なんだか心当たりがあるような気がして、嫌な気持ちになるお話。 「臆病者なら使い道がある。上手く育てれば、臆病が転じて慎重な警官になるかもしれない。無謀な者よりはよほどいい。だが、小心者はいけない。あれは仲間にしておくのが怖いタイプの男だ。」 『死人宿』うーん。無念。 『柘榴』これは女性作家さんが書くイヤミスのような展開で、好みでした。母がとてもかわいそうだが、ある意味娘はとても濃い血を継いだのだな。「けれどもいまは、それほどでもない」…鳥肌です。 『万灯』柘榴からまたガラッと変わった内容で引き込まれた。仕事一筋の人間が仕事への信念ゆえに道を踏み外してしまうお話。最後はまさかの展開で、後味悪いがおもしろい!1番好きかな。 『関守』終盤にかけてテンションが上がってくるー。都市伝説の真実。良いですね。これも好みでした。 『満願』人が何を叶えたく、何を願って生きているのかは本当に様々だ。強すぎる願いは時にやっかいだな。 柘榴の夕子、関守のおばあさん、満願の鵜川妙子は満願成就ということになるのだろうか。

    35
    投稿日: 2022.08.20
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    綺麗な伏線とトリックの巧妙さがとても気持ちいい作品。短編集だが読む手が止まらなくなる。より一層ミステリを好きにさせてくれる。

    1
    投稿日: 2022.08.17
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    全6作から成る短編集 どれも面白いが個人的には夜警、関守、表題作の満願がオススメ どれもハッピーエンドという感じではないのがミソ また普通に読んでいくとそこまでミステリー臭は無いのだがラスト付近で一気にどんでん返しが来るのは、どの短編も同じ 短編集だけあってサクサク読めるのも良いポイント

    2
    投稿日: 2022.08.15
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    史上初ミステリー3冠を達成した珠玉の短編集。 夜警: 殉職した新人警官は何故拳銃を抜いたのか。 死人宿: 元恋人が営む宿で遺書を書いたのは誰か。 柘榴: 薄幸の母と美しい姉妹に待ち受ける運命は。 万灯: 遠い異国で彼は何のために戦っていたのか。 関守: 忘れられた都市伝説に隠されていた真実は。 満願: 何故私の恩人は突如裁きを受け入れたのか。 表題作を含め、6作全てのクオリティが高い。 ミステリーランキング首位独占も納得の一冊。

    0
    投稿日: 2022.08.12
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    短編集は物足りなさがあって苦手たったけど、読みやすさとすーっと入っていく結末に長編を読んだくらいの満足感があった。ミステリーだけど、内容もそこまで難しい大きいものではなくて、最後もどんでん返しと言うよりは感覚的には種明かしに近いものがあってかなりスッキリする。

    2
    投稿日: 2022.08.11
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    米澤穂信さんのミステリーはすごく読みやすい。 今回は短編集。 読み進めていくうちに段々と不穏な空気になっていくストーリー。 柘榴はあんまり好きじゃなかったなぁー お母さんが可哀想すぎる…

    3
    投稿日: 2022.08.06
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    飛行機に乗る際にやることがなく、暇潰しにと買ったのですが、これがもう大当たりでした。 米澤穂信さんの作品を読むのは初めてでしたが、元々ミステリが好きだったこともあり、手に取ることにしました。 短編集の為、読書が苦手な人や久しぶりに読書をする人にもお勧め出来る作品だと思います。 ただ後味の良い、スッキリするお話では無いため、そういったお話を好む方にはあまりお勧め出来ないかと。 読了後には仄暗いような、なんとも言葉にし難い感情を味わう事が出来ます。 とはいえなんとも胸糞悪い!と言う程ではありません。本当にどう言葉にして良いか、自分の語彙力が乏しいことが悔やまれます。

    3
    投稿日: 2022.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドロッと悪意が滲み出るのが良いです。面白かった…米澤穂信さんの作品、仄暗いお話がわたしは好みなのだな。。 「万灯」「関守」が特に好きでした。前者は因果応報だけれど気付いたときには手遅れなところ、後者は理不尽なのが良かったです。でも、先輩が注意を促してたのを軽視してしまったのも良くなかったかなぁ。器用貧乏は心にくる。 この本から三篇がドラマ化されていたときに、「夜警」だけ観ることが出来たのですが、原作面白かったです。ドラマも良かったのを思い出しました、柳岡さん役だった安田顕さんの枯れた感じと、刑事の執念と諦念。

    2
    投稿日: 2022.07.29
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    【脅威の三冠.ᐟ.ᐟ】 恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」「満願」の全六篇を収録。 さくっと気軽に読める短編集。 それぞれテイストも異なり、1冊でお得感もある。 個人的に面白かったのは、「夜警」「万灯」「満願」 どの作品も人間の深層心理を描いたもので、欲望や感情を深く隠していても、咄嗟に本心が行動に表れてしまう様子が興味深かった。 こんなひとにおすすめ .ᐟ.ᐟ ・さくっと読めるものが好きなひと ・人怖が好きなひと ・どんでん返しが好きなひと

    2
    投稿日: 2022.07.28
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    万灯が個人的に1番印象に残りました。 米澤穂信さんの作品は満願が初めてなので他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    「夜警」★★★ 「死人宿」★★★★ 「柘榴」★★★★ 「万灯」★★★★★ 「関守」★★★ 「満願」★★★★

    0
    投稿日: 2022.07.26
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    短編集ですが、どれも読み応えがあり、ざわざわ?する読後感。共通点は、やるしかないという気持ち。 同じ☆4でも個人的に儚い羊たちの祝宴派ですが、他の作品も読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2022.07.24
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    全体的に暗い話の多い短編集。 どの話も引き込まれる上に終盤でのどんでん返しや判明する真相が面白く、完成度が高い。

    2
    投稿日: 2022.07.19
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    2022.7.18読了 人間の恐ろしさと愚かさがギュッと凝縮されたような短編集 じわ~っとくる嫌な後味なんだけどそういうのを楽しむ作品だと思う。 面白かったけど個人的には儚い羊たちの祝宴の方が好きかな。

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    NHKのドラマ作品視聴済み。全編とも、なんとも後味の悪い読後感。そして、小説を先に読むべきだったと思うほど、ドラマの出来が良かったというのが素直な感想。 ―― https://bookmeter.com/reviews/94603951

    0
    投稿日: 2022.07.10
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    匂わせにやられた。 どの話もあらぬ方向にジワジワと舵が切られていく。 このジワジワは伏線と呼ばれるものかもしれないがあえて匂わせと表現したい。 そこには怪しさだけでなく、不穏な空気とじっとりとした背徳感も併せ持っているからだ。 最初は微かに匂っていたものがいつの間にか匂い立ち、急速に確信へと変わっていくスピード感がたまらなかった。 そして昭和の時代背景もいいんだよなぁ。 今のようにSNSで自分をさらけ出すようなこともなく、人の心にまだ鍵がかかっていた時代。秘められているからこそ興味本位に覗きたくなる。そして思いもよらぬ心の奥底がみえてしまった時、興味本位を少し後悔する。 見てはいけないものを見てしまった読後感だった。

    19
    投稿日: 2022.07.07
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    色合いが全く異なる短編集で、これほどストーリーの濃淡を描き出せるってすごい❗️ほんとのプロフェッショナルの技、みたいなものを感じないわけにはいかないっ

    1
    投稿日: 2022.07.06
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    久しぶりのミステリー。 6つの短編が収録されています。 読み手に何を与えたいんだろうって思う薄気味悪い読後感(褒めてます)。 穂信さんの言葉選びが、日本語の美しさを教えてくれるし、「それな!」感がある読書の時間になります。 「万灯」が好きでした。ギラついたビジネスマンの世界。 いずれの作品もほんのちょっとのことで、日常は破綻しちゃうことを教えてくれましたよ。 山本周五郎賞。 【本文より】 ・利権や腐敗のでこぼこ道をコネとカネで平らに均し、他社の妨害や地元の反発という障害物を丹念に排除し、鉄と油でガス田までの道を拓く。それがわたしの仕事だった。 ・斉藤はアラムのことを、精悍な男だと言っていた。私はもう少し違う表現をする。彫りの深い眼窩の奥に苛烈さと理性が若々しく両立している。 ・学があるというのは大きなことです。この世はとかくままならぬもの。でも学があれば、世が世なら臍をかむこともきっと少なくなりましょう。どうぞ、よくよく勉強なさいね。

    1
    投稿日: 2022.07.05
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    まさに珠玉、ベストセラーなのがわかる。 最後に華麗に覆すテクニックが病みつきになる。この人の真骨頂なんだろうな、 犬はどこだ、とか、 ベタにインシテミルのラスト一行に私はかなり痺れたんだけど この短編もすごかった。 柘榴は、林真理子みたいで男の作家でこんな世界書けるんだとも思った。色々なテイストで飽きないなー ラノベっぽいのはまだ手をつけて無いけど読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2022.06.22
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    このところ、多くなっている連作短編集ではなく、作品のの背景、登場人物とそれぞれ個別のストーリーを持った短編集。時代は、昭和40年代から50年代位でしょうか。表題作含め、バラエティに富む六編。どの作品も、トリックではなく、その事件に関わった人達の深層心理を描くことが中心となります。 「夜警」 一人の若い巡査の殉死。彼の行動癖から、事件の違和感が生まれる。 「死人宿」 自殺者の多い山奥の温泉宿。昔の恋人を探し出した男。元恋人に自殺志願者の詮索を依頼される。 「柘榴」 美しい少女の倒錯した愛情。実母、妹さえも排除する。これが、好みですね。男性作家が、女性の深層心理戦書いているのは、全般的に好きですね。 「万灯」 日本のビジネスマンの仕事への執念。成就への行動は、思いがけぬ破綻を期す。 「関守」 都市伝説となる、悲哀漂う家族の関守。 「満願」 下宿先の女主人だった女性が起こした殺人事件。彼女が、そこまでして守りたかったもの。それに気が付いた下宿人だった弁護士。 際立ったキャラクターというより、均衡が破綻してしまった日常生活のトラブルを抱えた犯罪といった全作、魅力的な作品でした。

    56
    投稿日: 2022.06.19
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    面白かった〜 状況を整理しつつ、最後にゾッとするタイプの短編集だった。 外国で働く主人公の話のラストが一番好きだったなぁ

    1
    投稿日: 2022.06.04
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    夜警 警官に向いてる人間、向いていない人間がいるが他の職業でも言える話。でも人命に関わる仕事だったら適正の重要さが違う。 川籐はまじでやばいやつ └銃が好きで、海外の射撃場に行くほど。 └早打ちの自慢ばかりしていた └銃を暴発させて工事現場の作業員に当ててしまう └おまけに新米で切符切るときの口調がえらそう。せめて敬語使うべきだと思う。 部長の教育の方法がやばい →けど警察署の職場環境がクレイジー(特に人間関係) 死人宿 圧倒的叙述トリック!比較的ミステリーが安直だったからこそ完全にミスリードにハマってた。紙が引っかかってるとか書いてるから絶対遺書だと思ってたし、温泉が川に流れている描写も気になっていた。 やけに浴衣の模様をそれぞれ鮮明に描いてるなーって思ってたら最後の伏線だった。 柘榴 父のことを「私のトロフィー」と母と同様に表現した長女に震えた。極めつけはあえて先に自分が靴べらで叩いてもらった後に妹を(姉が好きだった本のように)雑草に変えるが如く、女性にとって致命的である体に一生残るような傷をつけたこと。 若い時の母のの狂気的な執着心は長女に遺伝してしまったのだと感じた。 もしかしたら姉は母親似で綺麗さを備えた一方で、妹は可愛らしさと弱さを兼ね備えてるという記述が何度も描かれていたことから、妹は父親似で将来的には父親を虜にしてしまうんじゃないかと思った。 万灯 万灯読んだが、エネルギーという神が作りだす街の光を万灯って表現して、始まりと終わりが「神に裁かれようとしている」なのすげえタイトル回収だった。 関守 ホラー作品。多分おばあさんが殺してて都市伝説を作り上げてるんだろうなーってのは予想ついてた。コーヒーに睡眠薬入れてから穏やかな口調ままで殺人の話を始めた時に震えが来た。パンフレットに書かれていた関所の関守の役割をおばあさんが今やっていたというわけだった。 満願 おそらく旦那さんは畳がうまく売れなくて店が傾いてきた時に掛け軸を売ろうとしたこともあったけど、妙子さんは頑なにそれを拒んだ。だから旦那さんは「真面目な奥さんを持つのも良くない(的なこと)」を言ったのではないか。でも妙子さんはなぜ家宝の掛け軸をあんなに守りたがってたのか?そしてなぜ矢場の前に出したのか?借金があるし、矢場の人柄も決していいわけではないのに、掛け軸を出すなんて「これで何とか借金を帳消しにしてください」って言っているような気もする。

    1
    投稿日: 2022.05.14
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    短編集。 それぞれ独立したお話。 1と6の登場人物が好き。 ちょっと退屈さを感じながら読んだけど、最後の物語はなかなか味わい深かった。 各話で奇妙な人物が登場する。 ちょっとホラーな人物もいたりする。 読了。

    22
    投稿日: 2022.05.12
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    6つのミステリー短編集 夜警。ミスを小細工で隠そうとした巡査。 死人宿。答えは一つではない。 柘榴。娘たちも女である。 万灯。目先の利益しか見えていない話。 関守。関守は誰か。 満願。守りたかった物があった。 答えが見え始めると視野が狭くなってしまうのだろう。そこを突かれた。最後は違う方向から答えが出てくる。 万灯が一番好き。次点は死人宿。

    4
    投稿日: 2022.05.01
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    この本は、おすすめ小説と検索すると出てきたので読んでみた。人間の本性が描かれていて、なんとも言えないやるせない感覚になった。

    1
    投稿日: 2022.05.01
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    短編なのに奥深く読めた。 短編ミステリーは、仕掛けも短いのでサラリのなりがちですが、まずます^ ^ 一番は、「夜警」かなぁ、その次は「関守」かな

    0
    投稿日: 2022.04.30
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    こんなにも研ぎ澄まされた短編集があっただろうか。 6編の小説からなる作品でどれも完成度が高い。人間の業や欲をミステリーを介してあぶり出す物語が多く、本で読んでいるにも関わらず映像が目に浮かぶ。全てにおいて完璧な米澤穂信の新たな代表作。ミステリランキング史上初の3冠、今もなお米澤穂信といえば挙げる人も多い屈指の作品だ。

    1
    投稿日: 2022.04.27
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    どの話も読みやすく、その中でも万灯が一番面白かった。ただ個人的にはどの話も終わり方がいまいちスッキリしなかった。

    0
    投稿日: 2022.04.21
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    登場人物の欲望・願い、ミステリー的には動機がテーマになった短編集。読み進める中でドキッとする動機、そしてゾワッとする終わり方の作品が集められていた。

    0
    投稿日: 2022.04.21
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    どの物語からも人間らしさを感じて、何か引っかかり謎を感じるミステリとしてはもちろん、純粋に物語として楽しめる短篇集でした。 『夜警』 とある警官の部下が殉職してしまいます。一見ただの殉職ですが、彼は警官に向かない男で『とんでもないこと』をしていました。 『死人宿』 火山ガスが溜まりやすい窪地が近くにあり、毎年一人か二人は死んでいる温泉宿で働く佐和子。佐和子を連れ戻しに来た私。 自殺志望者が集まる、楽に死ねる宿で、遺書の落とし物がありましたが、これから死のうとしているのは誰なのでしょうか。 『柘榴』 美人なさおりの夫、成海は、決まった職に就かないだめな男でした。けれど、心の奥底をざわつかせる、不思議に柔らかい声は、異性を魅了しました。そんな成海に魅了された女たちの恐ろしい物語です。 『万灯』 伊丹は、バングラデシュで危険な目に遭いながらも、天然ガス資源の開発に携わっています。しかし、開発に重要な拠点となる村に住むアラム・アベッドは、バングラデシュの将来を考え、開発への協力に拒否し続けます。それでも開発したい伊丹に、反アラム派から命じられたのは、アラムを殺すことでした。 必要な措置を講ずるのに躊躇しない伊丹を恐ろしく感じ、思いも寄らなかった存在により裁かれつつあることに緊張しながら安堵もしました。 『関守』 何でも屋のライターが都市伝説の取材として、近年、死亡事故が多発しているという『死を呼ぶ峠』に行き、事故現場近くのお店で話を聞きます。 通ろうとする者を全て殺させた場所、桂谷の関。四年連続の事故。四年前、ばあさんがひとりでお店をするようになったタイミング。何かに気付くにつれ、だんだんと恐ろしくなってきます。 『満願』 藤井が学生の頃下宿先でお世話になった妙子さんが殺人を犯し、弁護士となっていた藤井が取り扱うことになります。藤井は被告人に危険が迫っていたことを主張しましたが、被告人の希望により控訴を取り下げました。その後藤井は、ある真実に気付き戦慄します。

    1
    投稿日: 2022.04.18
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    短編集。 どの作品も人間の心理に迫っていて面白い。 傍から見たら大したことない出来事だが、事実や当事者たちの苦悩が合わさってゾクゾクする。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    うわぁ。ってラストに唸らせられる短編集。 毎度毎度、短編ごとにざらりとした質感のうわぁが訪れて終わる。 なんなの。 もう、なんだってんだよ。 って思ってしまうほどの、うわぁ。です。 う、、、わぁ、、、、。かな。正しくは。 それ、知りたくなかった。 けど、まさか。え、そうなの。 がどれを読み終わったあとにも精通する感想です。 万灯という短編はどこかコロナを思わせる。コロナ感染でまさかバレる、殺人!!!笑笑 どれもこれも全て外れなく、ミステリーとして楽しめる上に、ラストまでやられます。 短編なのにソッコーで物語に入り込める描写も見事。 毎回、今回は騙されないぞ、今回は!!って思うのに、まんまとやられます。 ラストの解説に、 心にざわめきを。そしてきらめきを。 これ、まさにこの一冊は与えてくれます。 心の刺激剤としてどうぞの一冊。

    2
    投稿日: 2022.04.10
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    全部で6編の独立短編集です。 ミステリ好きな私でもなかなかここまでoh(´・ω・`)..てなる本は読まないので、なかなかに抉られました( 褒めてる ) ずっと背中がゾワゾワしてました。何度も後ろに人がいないか確認してしまうくらいです。( ホラーではないはず…? ) とても面白かった。 好きなのは『柘榴』と『満願』です。なんとも言えない気持ちになる本だと思います。それがむしろ気持ちいい。米澤さんの爽やかなお本ばかり読んでいたのでびっくりしました。 他のお本を読むのも楽しみです(̨̡,,. ̫ .,, )̧̢

    2
    投稿日: 2022.04.10
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    筆者のストーリー構築力に脱帽。短編集ではあるが、どの章も想像もしなかった、どんでん返しがありミステリーを堪能。

    0
    投稿日: 2022.04.07
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    『黒牢城』での著者の初読みに続き、山本周五郎賞受賞の本書。 6編の短編であるが、これほどバラエティーに富んでいるとは。

    15
    投稿日: 2022.04.06
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    ・夜警 ◎ ・死人宿  ・柘榴 ・万灯 ◎ ・関守 〇 ・満願 仕事熱心なビジネスマンが主人公の 「万灯」の話が最も印象に残りました。 人間の恐ろしさ、ズルさが多く描かれています。 どの話も共感や感動できる箇所はあまりなかったですが 飽きずにスラスラ読めちゃう短編集でした。 事実が序盤にあって 読み進めるにつれて「真実」が分かる。 また、登場人物も猟奇的な人が多かったので 「意味がわかると怖い話」好きな人にはおすすめです。

    1
    投稿日: 2022.03.26
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    話題の米澤さん初読み どのお話も最後すっきりしない感じだけど 特に柘榴はそうくるのかって感じ 関守は途中なんとなくいくつかの想像をさせてくれて 面白かった 表題の満願だけが読解力が乏しいのか うーんって感じだった

    2
    投稿日: 2022.03.17
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    面白い。バングラデシュ編は身につまされました。本社から遠く離れた地のビジネスチャンス。その成功と倫理の一線。誰もが千載一遇のチャンスと考え一線を超えてしまうのではないでしょうか。。

    2
    投稿日: 2022.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとダークなミステリーが集められていて好みでした。基本的にハッピーエンドではないものが多いですが、特別胸糞が悪くなるような展開はなかった印象です。 こういう話を読むと、自分は偽りなく真っ当に生きないとなという気持ちにさせられますね。今後も読んでいこうと思います。笑

    2
    投稿日: 2022.03.10
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    どのお話も私好みのいやらしさで。 特に「万灯」は、他に比べると長編ですが、 最後ゾワっとしました。 他の作品も読んでみたいです。

    9
    投稿日: 2022.03.06