
総合評価
(753件)| 206 | ||
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powered by ブクログ皆、自分を中心に地球が回ってるということはわかったけど、くどくどしい書き方で後は何が言いたいのかよくわからなかった。
6投稿日: 2017.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、そうは思わないかしら。 ・「ありがたい」「そうあることが難しい」 ・生み出す働きこそ、人間を人間らしくしてくれるのだ。 ・生み出してゆく人は、それを受け取る人々より、はるかに肝心な人なんだ。 ・自分では気がつかないうちに、日々生み出しているものとは何か。 ・僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
3投稿日: 2017.12.17
powered by ブクログこの年齢になって読むと胸が熱くなるくらい感動するが、当時の自分がまずこの様な本を読む事は無いと思うし、ジャンプ最高!、実際自分の娘らに与えた結果、漫画部分だけ読んで肝心な『おじさんの手紙』箇所は全てスルーで、感想を聞いても『別に…』とどこの沢尻かよと突っ込みたくなる始末で、頼むよ娘達、これを読んで胸を熱くしてくれよと、違った意味で泣かせられた本であり、そう、まさに我が家においては馬の耳に念仏(泣
0投稿日: 2017.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題作が気になって。「漫画」ってあるけど、漫画+読み物って感じ。 難しいことは書いていないけど、この年になっても「当たり前のこと」を改めて思い出させてくれる本。もし自分に子供ができれば、主人公と同じような年のときに読ませたい、そんな本。 以下備忘。「苦しむのは自分が正しい道に向かおうとしているから」「自分は広い広い世界の一分子」「自分がしみじみと感じたり心の底から思ったことをゴマかしてはいけない→自分の体験から出発して正直に考えていけ」「学問とは人類の今までの経験を一まとめにしたもの」「自分の人間としての値打ち→生産活動」「偉人はその非凡な能力を使って何を成し遂げたのか?→事の流れに沿っていたのか否か」「心に感じる苦しみや辛さは人間が人間として正常な状態にいないことから生じてそのことを僕たちに知らせてくれるもの」
0投稿日: 2017.12.17
powered by ブクログ人間は、子供のうちは天動説のようなものの考え方をしている。大人になると、地動説のような考え方に変わってくるが、自分中心の考え方が抜けきっている人はごく稀なのである。 ありがたいとは、そうあることが難しいという意味。この幸せは滅多にあることではないと思えばこそ、感謝する気持ちになる。 世の中、言い換えると、人間関係についての示唆が多い。素朴なストーリー中の問いかけに、つい疎かになっている自分に気づかされた。 マンガパートによって内容が入りやすくなっている反面、手紙パートとの難度が大きく違うので、どのくらいの年齢層にお薦めできるか悩ましいところ。
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログおもたんなら言わな。おもたんならやらな。思いを持てることがまず大事で。言動に移せる人がさらにすごい。
1投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログマンガだからすらっと読めるかと思いきや、なんと考えさせられることか。原作は80年前に出版された本だけど、時代を超えて読まれる理由がこの本にはあります。もっと若い頃に読むべきだった。原作も読もう。
0投稿日: 2017.12.11
powered by ブクログ話題の本なので読んでみた。ニュートンの思考は勉強になった。「誰が何と言ったって…」や、「立派そうに見える人」とほんとうに「立派な人」の違いなど、印象に残る話も多い。
0投稿日: 2017.12.10
powered by ブクログ人間は自分で自分を決定する力を持っている だからこそ、誤りを犯してしまうこともあるし、その誤りから立ち直ることもできる。 苦しみを経験した中で、どう行動するのか。 本当に立派な人間とはどういうものなのか。 「どう生きるか」 人生において最大の問いであるし、生きている限り考えていかなければならないテーマだなと思いました。 そして、その答えを見つけるヒントは「あたりまえのこと」を深くもう一度考えることなのかな。
1投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログうーん、あまり良さがわからなかった。 重要なことはほぼ文字で表現されてたので、漫画である意味を感じることができなかった。
0投稿日: 2017.12.05
powered by ブクログなぜ生まれてきたかを考えるよりも、どう生きるかを考えた方が建設的な気はする。まぁ40歳を超えてしまった僕としては、どう生きてきたかを考えさせるところではある。
0投稿日: 2017.12.03
powered by ブクログこの物語は1937年に出版された、歴史的名著であるが、私は恥ずかしながら知らずにいた。 帯には「池上彰が心から感動し、人生を決めた一冊」とある。 漫画だからすぐに読めて、情景も目で見て分かるので、頭にすっと入ります。 物語の概要をざっと言いますと、多感な主人公、コペル君の目を通して、人間としてあるべき姿を気付かせてくれる内容となっています。 コペル君には近所に住む叔父さんがいます。その叔父さんが、コペル君を立派な人間にすべく導いてくれるのですが、この叔父さんがとても素敵なんですね。決して優しいだけじゃない。とても対等に、真剣に、敬意を持って、彼の立場を尊重して厳しく、どこまでも現実的に接してくれます。その背景には、コペル君の父親との約束もあるのだけれど。叔父さん自身も悩みを抱えて生きているのです。 80年前の出版ですが、現代と何ら変わりない、普遍的なテーマです。読了してから、この物語のタイトルを改めて読みますと、居ても立っても居られない、そんな刺激を受けます。作中の言葉を借りると、「誰がなんと言ったって」自分の人生を見つめ直すチャンス。 自己啓発本は世の中たくさんありますが、これは自分にとって特別な、珠玉の一冊となりました。 この本を自宅で読んでいて、終盤に差し掛かったとき、妻が何の気なしにミスチルの「彩り」を再生しまして、なんだか妙にリンクしちゃって、光がさしたように感動しました。映画化でもされたら、是非主題歌にしてほしいです。 変えられないことを考えるのをやめれば、余計な感情に足をとられない。 いま自分がしなければならないことにまっすぐむかっていける。 同じ間違いを二度くり返しちゃいけないよ、コペル君。
5投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログNHKで特集されていたのを見て購入。 人としてどう正しくいきて行くか、そして何を生み出して行くかを考えさせられる本。 1日1日を丁寧に生きようと思うと同時に、やはりその時々で感じたことや考えたことを自分の感性と言葉で書き残すことは大事だなと思いました。 漫画スタイルが逆に内容の深さに対してあっさりしすぎている感じを受けたので、原作で読み直すことにします。名著に興味を持つきっかけとしては良いのかも知れません。
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん。よかったけど。 やはり、最後はハッピーエンド的で。。。 子供向けかなぁ。 嫌な大人になったもんだ。
0投稿日: 2017.11.30
powered by ブクログ活字部分が大事なのに、漫画を読むスピードで突入するから、ついつい読み飛ばしてしまう。手書きフォントにするなど工夫してくれればよかったのに。話題の本にしては読みやすかった。なるほど、ってなる。感動はしない。
0投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ漫画と思いさくっと読めるだろう と思い読み始めるが 以外に文章部分が多く 全部漫画にしてほしかったと 思ったりしました。 人が生きるために いろんな物や人がつながって 今がある 今まで、当たり前と思っていたことが 実はすごいことなんだなぁ~って 感じました。 自分では気づかないうちに 大きな物を日々生み出している う~んなかなかこの答えは 考えさせられました。
0投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログ少し前に読み終わりました。 マンガはパパッと読めるのでいいですね。 自分との折り合いをどこでつけるのか。 色々なことを前提として、自分自身で じっくり考えるしかないなぁ。
1投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログ人間も皆地動説のように自分を中心になって考えてしまいがち。 だけど、この世界を動かしているのは自分ではなく小さい個人の集合体。俯瞰的に物事を捉えられるか。 また自分が中心になっていないとはいえ、自分が感じたことをスルーしない。 感じたことをとことん考え抜く、その感覚で世界とつながっていく。
1投稿日: 2017.11.25
powered by ブクログ大人にしてみたら当たり前のことだけど、子どもの時は何もわからなかったし気付けなかった 、もしくはわかってはいるけど身についていなかった、そういうことがたくさん書いてありました 人として上等な生き方とはどういうことか、と
0投稿日: 2017.11.25
powered by ブクログ何はともあれ行動に移すことが大切だと感じた。 頭の中であれこれ考えているだけでは真理はつかめない。
0投稿日: 2017.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
売れている本ということで、本屋で見かけてサクッと買って、小一時間で読み切り。 いくつかの章に分かれていて、それぞれがキーメッセージのようなものを持っている。人によっては刺さる部分が違うので面白くない部分もあるんだろうなと。 個人的には人間の悩みと、過ちと、偉大さとについてのパートが好きだった。後悔している事や瞬間のようなものが人生の中に何個かあって、自分の頭の中で非常に鮮明に残っている。読みながら実際にその場面が浮かんでもきた。 これは何故なんだろうか、自分の中でどう消化すればいいのか、といった点。本当は自分自身でもっと向かい合って考えるべきなんだろうけど、この本を読む事でほんの少しの時間だけど向かい合うことができたし、非常に前向きに考えることができるようになった気がする。 文章でもゆっくりと楽しんでみたかったので文庫版も早速注文してみた。楽しみ。
0投稿日: 2017.11.22
powered by ブクログ発売2カ月で33万部というすごさに、この本が必要とされる現代を考えた。 1937年といえば軍国主義が高まる中での児童文学。 これらを読んだ子どもたちが、数年もしないうちに戦地へ向かい、あるいは特攻隊となって命を落としていったのだと考えると、たまらない。 たくさんの若い人たちに読んでもらいたいと思う。 宮崎駿さんがアニメ化するということなので、期待したい。
0投稿日: 2017.11.22
powered by ブクログ身内に中学生くらいの子どもがいたらぜひ読ませたい。 が、漫画ではあるが半分くらいは文章なので勉強嫌いの子どもには難しいかもしれない。 立派な人間とはどのようなものか とりかえしのつかない失敗をしてしまった時、どうしたらいいのか自分で考えるように導いてある。 おとなが読んでも難しい部分はあるが、言わんとすることはわかるので、社会の荒波にのまれそうな時や、人間関係に悩んだ時など読んでみるといいかもしれない。
0投稿日: 2017.11.21
powered by ブクログ良い本というのはもちろんひとによって物差しが違うからわかりませんが、わたしにとってはスッと入って、最後まで読もうという気になって、それで通勤かばんにはいっているモノは、ひとつの良い本だと思います。 内容は人生経験豊富な方々には振り返り、これからのひとには教育本という感じでしょうか? 毎日これだけ、首都圏の電車もとまってしまうご時世、こういう本がひとの一生にプラス、いやマイナス解消になるのだとしたら、いいね! と思う次第です。 登場するコペル君 と同世代あたりにピタリ! とくる本だなともおもいました、だからそういうお子さんのいる家庭ではいいのかな? というか、この本の代わりのようなことを親のなかにはしてきたひともいるんだろなという気もします。 元の書がそれはそれはの名著なのでしょうけれども、でもこういう形で世に知らされるということ、とても大事なことだとおもいました。 我が子にみせてどう反応するか・・・それはそれで楽しみでもあります。
2投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ものの見方や人間関係とはどんなものか。正しく、強く生きるとはどういうことか。 コペル少年におじさんから贈る珠玉のアドバイスが詰まった本。 1937年の作品であるが、その瑞々しさと輝きをもって 今も強く我々の心に 人間の在り方を語り掛ける。 消えてしまいたい失敗をすることもある。 なんとか言い訳を考えて、自分でそう認めまいとする。 そんなときにこの言葉を思い出せば、失敗を受け止めて、またきっと歩き出せる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 後悔ばかり押しよせるって言ったよね・・・。 いま君は、大きな苦しみを感じている。 なぜそれほど苦しまなければならないのか。 それはね、 君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。 「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、 君が正しい生き方を強く求めているからだ。 きっと君は、自分を取り戻せる。 あらたな一歩を踏み出すことができる。 僕たち人間は、 自分で自分を決定する力をもっているのだから。 してしまったことをいくら思い返したって、相手がどう思っているかをいくら考えたって それは君に変えられることじゃない。 だったら一度考えるのをやめてごらんよ。 変えられないことを考えるのをやめれば 余計な感情に足をとられない・・・。 いま自分がしなければならないことに まっすぐむかっていける。 同じ間違いを二度と繰り返しちゃいけないよ。 人間である限り、過ちは誰にだってある。 そして、良心がしびれてしまわない以上、過ちを犯したという意識は苦しい思いをなめさせずにはいない。 お互いに、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか。 正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもあるのだと。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 元来真面目な私は、人の役に立つ人間になりたい、正しく生きたい、困った人は助けたいと思いながら、流されてしまうことが多い。 次の言葉はそんな私の背中を押してくれる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「人類の進歩につくした人々」という本を読んでみたまえ。 英雄や偉人と呼ばれる人々は、人間の生活を明るい美しいものに変える流れを、正しく押し進めてゆくために非凡な能力を発揮した。 この流れにしっかりと結びついていない限り、どんな非凡な人のした事でも、非常にはかないものだということを知るに違いない。 よい心がけをもっていながら、弱いばかりにその心がけを生かしきれないでいる、小さな善人がどんなに多いかということを、 おいおいに知ってくるだろう。 世間には悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。 人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多いのだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 人の不幸とはなんだろう、なぜ憎しみはつらいことなんだろう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ けがや病気で苦痛を感じるということは、苦痛を感じることで、からだが正常の状態にないということを知るためなんだ。 人間は本来、同志調和して生きてゆくべきものだからこそ、憎み合ったり、敵対することを苦しいと感じるのだ。 人間は誰だって自分の才能を伸ばし、その才能に応じて働いてゆけるのが本当だから、そうでないとやり切れなくなるのだ。 もちろん、自分勝手な欲望が満たされない人や、つまらない見栄にこだわって苦労している人もある。 こういう人たちの不幸は、そういう欲望や虚栄心を捨てれば、それと同時になくなるものなんだ。 その場合にも、人間は、自分勝手な欲望や見栄を張るべきではないという真理が、この不幸や苦痛のうしろにひそんでいる。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ときに利己的な自分に気付きながら変えられないことや、自分の立ち位置が判らなくなることがある。 そんなとき、次の言葉を思い出したい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ たいがいの人が、手前勝手な考え方におちいって、ものの真相がわからなくなり、 自分に都合のよいことだけを見てゆこうとするものなんだ。 大きな真理は、そういう人の目には、決してうつらないのだ。 君が、自分を広い広い世の中の小さな一分子だと感じたということは、ほんとうに大きなことだと、僕は思う。 宇宙が地球を中心に回っていないように、世の中が自分を中心に回っているわけじゃないってこと。 誰か一人の人間を中心に 世の中は回っているわけじゃない。 世の中を回している中心なんて もしかしたらないのかもしれない。 太陽みたいにたったひとつの大きな存在が世の中を回しているのではなくて 誰かのためっていう 小さな意志が ひとつひとつ つながって 僕たちの生きる世界は動いている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コペル君は、こういう考えで生きてゆくようになりました。 そして長い長いお話も、ひとまずこれで終わりです。 そこで、最後に、みなさんにおたずねしたいと思います。 君たちは、どう生きるか。
5投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログコペル君の気付きや体験をおじさんが教訓の形にまとめたものである。 漫画と教訓の文書が混ざった形式で、サラッと一日で読めた。 ほとんどの大人にとっては当たり前の内容かもしれないが、なかなか教えてもらえる内容ではないので、子供にとって非常に有益であると思う。大人も読んでいて初心に戻れる。 子供から大人への移行期に子供に読んでもらいたい一冊だと思う。
0投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログ評価するというより、この本から学んだこと、忘れないでいたいことを記すのが、本当だろうと思う。 体の痛みは、傷だったり病気だったりで「故障」していることを持ち主に知らせるために起こる。痛むことによって自分の体が「あるべき状態」にないことが分かる。 同様に、心が痛む(苦しい、悲しい、切ない)のも、本当は好意を示し合うべき(だと思っている)のにそうなっていない、本当は能力をイキイキと発揮したい(と思っている)のにそうなっていない、本当はこんなこと言うべきではない(と思っている)のにそうなっていない、状況だからなのだ。ときに、見栄や虚栄心から言いたくもないこと言いしたくもないことをしてしまい気持ちがどうにも虚しくなることもある。それだって、「見栄をはるべきではない」のにはってしまっている、その裏腹さに気持ちが痛むんだ。 大切なのはその痛みに気付いた時に丁寧に見つめて「どうありたいのか」考え抜くこと。そして「どうありたいのか」が少しでも信ぜられれば、言葉にして行動にすることだ。頭の中でいくら考えても一つも外に出さなかったらないのとおんなじだということも覚えておこう。 モノでも知識でも情報でも、生産して発信している人がいなければ世の中は、つまり私自身も立ち行かない。消費者だけであり続ける人が、何かを生み出せる人のことを尊敬しない理由はない。生み出せる人でありたい、という気持ちはいつでも持っていよう。 そして貧乏について。 相対的に貧乏な状況にあるとき、裕福な人よりも下らない下等な人間になったかのように振る舞うことはよしたい。人としての尊厳を示し、「どうありたいのか」を言葉に行動に表し、高潔な態度で人と接するのだ。素直さを忘れずに。 また、相対的に裕福な状況にあるとき、貧乏な人より高等な人間になった気がして相手を見下したり軽蔑したりするようでは見損なう。ひとり対ひとりの尊重すべき人間同士、素直に接しるのだ。 もしも「どうありたいのか」に反した言葉や行動を選択してしまった場合、私たちは傷つき、悲しみ、悔しくなり、とんでもない後悔の波に飲み込まれる。「ああすればよかった」「なぜこうしなかった」「きっと軽蔑された」「嫌われた」悔やんでも悔やんでも押し寄せるそれらの負の思考は、自分の力ではもう変えることができないことどもだ。その時は、一度その負の思考を止めること。止めてみると、これからすべきことだけに考えを集中できる。 後悔の元となった言葉や行動は忘れることなく、次に「正しい」言葉や行動をとるためにどしっと心に置いておく。
1投稿日: 2017.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宮崎駿の映画化でも話題の、吉野源三郎作品のマンガ化。 帯に33万部突破と書かれた話題作であるが、では実際にどういう世代に売れているのだろうか、と思ってみたりする。 マガジンハウスのコンセプトとしては、やはり小中生をターゲットとしているように思われる。マンガのエピソードののちに、主人公コペル君が悩み葛藤する問題について、編集者の叔父さんがノートに考えるヒントを与えるような文章を書き、読者も主人公の立場になったつもりで読むことになる構成であるが、書いてある内容は真っ当であるが、幾分理屈っぽく、ああ宮崎駿が好きそうだなあという感じ。 しかし、この時代に書かれた真っ当な新書が、今の時代にこれだけ必要とされるというのは、感情が劣化した現代ならではかという気もしなくもない。 子どもが物事を自分で考えられるようになるためには、親でもない教師でもない第三の大人の存在が必要だというのはよくわかる。親や教師から、自分で考える力を学べる子どもは幸運である。古くはフーテンの寅さん、菊次郎の夏にも通じる世界観。子どもが「真っ当でないちょっと変な肉親」の影響を受けるというのは、なんかわかるな。小児科医だって、不登校の子どもたちに、そういう役割を担うことができれば、と思いながら日々の診療をしている部分だってあるんだな、と改めて思ってみたりする。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ナポレオンの話が面白かった。実際にこれを実践するのはすごく難しい、と思う。でも、悩み続ける、ってことが大事だと信じている。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログ最後でわーって感動して泣けてきた。ちょうど、自分の考えが、自分のことから人の為に生きることが人生なんかなっていう風にシフトした過去と重なった。
0投稿日: 2017.11.18
powered by ブクログ世の中に対しての見方が大きく変わるような一冊でした。 世の中が、自分を中心に回ってるのではない。 誰か1人を中心に回ってるわけではないということ。 すごく心に染みました。
0投稿日: 2017.11.17
powered by ブクログちょっと今読んだばかりだから陶酔しているうちにメモ。 中学生の頃に母親に渡されて読んだときは、 なんだかあまり頭に入ってこなかった。 でも何となくちゃんと読まなきゃいけない気がして、最後まで読んだ記憶がある。 今になってこの本がまた私の手元に届いたのも、きっと何かのご縁! この本に出てくる言葉を読んでると、これまで経験してきた歯がゆい記憶や消したい記憶、人間をやめたくなった日の記憶が奥底から引っ張り出される気がした。 でもそれが今の自分を作ってる大事な大事な要素になってるんだってことにも気づかせてくれた。 いつでも正しい判断や行動はできないんだろうけど、人として間違ったことをした時に、それに自分で気付けるかどうか、そしてそれを誤魔化さずに向き合えるか、それが肝なんだと思う。 …なんて偉そうなこと言ってるけど、情けなくて目を背けたくなるような自分ばっかりだよ本当は。 でもいま胸を締め付けているナニかは、本当は自分はこうありたいと願っていることの裏返しなんだってことを忘れたくない。 その願いが聞こえないフリをして誤魔化したら、これまで私に自分の正しい道を気づかせてくれた人たち全員を否定することになる。私が私でいる意味がなくなることになる。 真理でしかない。 人間が人間として、人間らしく生きていくことの難しさと奥深さ。 紡ぎ積み上げられてきた人間の歴史のうえに私たちが立っていることと、いまこの時代に生まれたことの意味。 自分は人としてどう在りたいか? その人から滲み出てくる"深み"みたいなもの。 肝心なときに出てくる"本当の自分"みたいなもの。 このことに真剣に向き合うきっかけをくれる一冊。 ずっと手元に置いておきたいなあ。
0投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログ昔々に文庫本で読んで以来だからとても懐かしい。 「人間分子の関係、網の目の法則」のくだりは、自分がいろんな人のつながりの中で生きていることを考えさせてくれる。 自分自身がおじさんになってしまったわけだが、いまだに「おじさん」のノートに学ぶことは多い。久しぶりに文庫本も読みなおしてみよう。
0投稿日: 2017.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ベストセラーで売れているから、本屋で立ち読み。 コペルニクスの地動説にちなんでの名づけられた男の子に、無職のおじさんが説教をするお話。 「自分中心にものごとを見ない」 人生哲学を物理や宇宙論のものさしで語る。 今となってそれほど珍しい見かたではない。 失礼ながら、絵があまりに下手で飛ばし読みしてしまった。 原著にあたりたい。 子どもという純粋な存在に立ちかえって、人生を考えるのはいいことだが抽象的すぎるかな、という気がしないでもない。
0投稿日: 2017.11.13
powered by ブクログ漫画でない部分も多い。 80年前に書かれたものとは思えないくらい、まんま現代でも、子供でなくて大人にもあてはまる。
0投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ原作の“品格“が失われていないし、芳賀翔一さんが描くコペル君はイメージとピッタリだ。「勇ましき友」や「雪の日の出来事」のエピソードで「どう生きるか」を考えさせられる。岩波文庫をまだ読んでない息子たちに薦めてみよう。
0投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ話題の本というだけでとりあえず購入。 漫画版ということで気軽に手に取ったけれどこの読み応えはなるほど文芸書。 軽く読もうとすると途中のナポレオンあたりで一瞬疲れるがそれを乗り越えると早い。 本当、人間を良くするも悪くするも全ては考え方次第なのだよなぁ。 80年前の作品といってもこういった内容は時代なんて関係ない。 当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる一冊。 もしこれを子供の時に読んでいたらどう感じたのか、少し気になるなぁ。
0投稿日: 2017.11.11
powered by ブクログ父を亡くしたコペル君と叔父さんやりとりを中心として どう生きるべきかを説いた本 マンガ 叔父さんからの手紙(ノート) の交互のやり取りでの構成
0投稿日: 2017.11.09
powered by ブクログ自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。 人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と 叔父さん…。「子どもたちに向けた哲学書であり、 道徳の書」として読み継がれてきた歴史的名著を 漫画化。テキスト版も同時刊行。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログ本質的な話。失敗も成功もまた世の中での自分の立ち位置もあるべき姿も実はシンプルで、紛れも無い自分の人生を自分でどう切り開いていくかがここにはある。凄く良いと思う。
0投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログ大切にしたいこと。 ・自ら考えて発見することと、過去発見されたことを学んだ上でさらなる発見に努めることの、それぞれの重要性 ・自分は何を生み出しているのか ・偉人への敬意と、その上で何を成し遂げたのか虚心坦懐に問うこと、その上でその人から何を学ぶことができるか ◯人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しいことが多い ・過ちとそこから初めて知ることと、それとどう向き合うか
0投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログ小学生のコペル君が自身の経験をもとに、貧困格差・学問・俯瞰的に世の中を眺めるという姿勢・失敗した時どうするか?など、生きていたら必ずぶち当たる問題に叔父さんと一緒に深く考えていく物語。 個人的には、自分が感じること、思ったことは逃げ出すことなくしっかり向き合って、それがどういう意味を持っているのか?考えることが大切。それが人間とは?という本質的な答えに回帰するから。というのが響いた。 自分が世の中の中心だと傲慢にならず、身なりや外面には現れない人としての価値と真摯に向き合い、自分が都度経験することや感情を大切にして自分の頭で考えながら生きていこうと思った。
1投稿日: 2017.10.29
powered by ブクログ事前に本を読んでいたから、さらっと読んだけど。 マンガだけだと、読めたかなぁ。 途中の手紙、読むかしら。
0投稿日: 2017.10.27
powered by ブクログ日本に出張する主人に頼んだ一冊。購入予定の本がたまたまなかったので、最近の売れ筋を検索。この本は全く知らず、漫画だったので小6の娘用に購入。予備知識ゼロの状態で味見のつもりで読み始めたら...とんでもない!心して読まなければと思わせてくれました。情報が溢れる現代で、深く考える習慣を置き去りにしてしまった私は圧倒されました。人間の本質や、その存在意義等々。優しい語り口ではありますが、内容は深く、次回は是非原作を読もうと思いました。
3投稿日: 2017.10.24
powered by ブクログ原作を読んでないが、「漫画」という割にはひたすら文が続く箇所があり、リズムが悪く読みづらかった。内容に関してはこれと言って残るものもなく、むしろ長い前置きの部分が印象に残ってしまった(ナポレオンの生涯など)。 子どもに読ませたかったが、小学生だと少し難しいかな。
3投稿日: 2017.10.22
powered by ブクログ読みながら泣きそうになってしまった 原作は読んだことがないしまだこれも途中だけど、最近の悩みに悩める私にはきっと大きな希望になる予感がして
0投稿日: 2017.10.21少年の葛藤に学ぶ
1937年に新潮社から出版されて以来、多くの人に読み継がれてきたという本書。既に岩波版を読んでいたものの、「マンガ」の表紙は新鮮で再び手にしました。 主人公の少年は学校生活を通じて直面するいじめ・格差といった問題を前に、悩みます。その悩みを叔父が真摯に受け止め、2人で答えを探す。物語りはこの形式で進みます。 少年がある時ふと思い至った「人間は分子」のエピソードから、叔父は敬意を込め少年にコペルニクスの「コペル君」というあだ名をつけました。 答えを導く役目の叔父自身もそうであったように、真っ直ぐに生きようとしてもがく少年の思考から、大人も学ぶことが多い本だと思います。
5投稿日: 2017.10.21
powered by ブクログ当たり前の事をどこまでもどこまでも追いかけて考えると、物事の大事な根っこの部分にぶつかり発見する。 ありがとうの語源はありがたい。 有難いは感謝すべきことやお礼をいうだけの価値があるということではなく、そうあることが難しいという意味がある。自分が受けている幸せが滅多にあることじゃないと思えばこそ、それに感謝する気持ちになる。 悲しいことや辛い事に出会う事で僕たちは本来人間がどういうものであるか、ということを知れる これが正解とか、間違いとか人間の人生にはないけれど、物の考え方として知ってたら世界は違って見えるだろうなっていう事が書かれている
8投稿日: 2017.10.15
powered by ブクログ#僕たち人間は自分で自分を決定する力を持っているのだから。 自分のことを自分で決めているか それを改めて考えさせられる漫画 だったと思う 。 ただ個人的には期待しすぎたかなと思う
0投稿日: 2017.10.14
powered by ブクログ以前読んだ、同名の小説のマンガ版。 かなり読みやすくはなっているが、やはり小説版の方がより作品を理解できる。 当時読んだときより、より「人間分子の関係 網目の法則」や理想主義的な考え方は必要とされているように感じている。いろいろな問題が山積しているからこそ、「誰かのためにっていう小さな意志が、ひとつひとつつながって、僕たちの世界は動いている。」という考え方を、大切にしたいと感じた。
6投稿日: 2017.10.09
powered by ブクログ原作は子どもの頃読んだけど、すっかり忘れてますね。こんな話だったっけ?まぁ、泣けます。原作を読み直しましょう。
0投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ深いテーマで色々考えさせてくれる本。ただ、中高生で読みたい本だと感じた。原作の方が良いのかも、今度読んでみよう。
1投稿日: 2017.09.28
powered by ブクログ小説で読んだ方がよかったかも、と思った。なんだろう、大人が読むには何か諄いような感じがした。子どもの頃に出会いたかった漫画。
0投稿日: 2017.09.27
