
総合評価
(753件)| 206 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度か読もうと手に取ったんだけど諦めてしまってようやく。これは小説の方も読んでみなくては。 メモしたいところが多すぎて書ききれないけれど、一番心に残ったのは【人間であるからにはー貧乏ということについてー】のところで、 「君は、生産する人と、消費する人という、この区別の一点を、今後、決して見落とさないようにしてゆきたまえ。」 という文章。 若い頃に読んでおきたかった。
0投稿日: 2021.01.23
powered by ブクログ自分の在り方、生き方を見直すよいきっかけになった。 最近自分の生き方が間違っているような気がして悶々としていたけれど、自分の誤りに気づいたことでそこから立ち直ることもできるのだ。 誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目醒めに対すると、同じ関係にある。 将来子供ができたら読ませたい本。
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ私がどう生きるか。 どう生きるべきか。 考えるきっかけにはなったと思う。 2019/2/5に予約して、2020/12/28にやっと最寄りの図書館に届いた。 この間、もっと心に響くタイミングがあったように思うのが残念。 漫画と言いながら、言ってしまえば説教くさいページが何度も出てくる。 でもフラットな心で読めたから、いつか何かの折に振り返れる気がする。
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログしてしまった過ちを、「変えられないことをクヨクヨと考え続けるのをやめる。」 その過ちが自分の背中を押してくれる、二度と過ちをしない。 今まさに…というか、根本すぐに落ち込み悩むタイプだったのでとても心に刺さった。 どう生きるか。考えたいと思った。
0投稿日: 2021.01.13
powered by ブクログ月並みですが、僕たちは自分で自分を決定する力を持っているという言葉が響きました。 そして自分の営みが様々な人の営みと地続きであることは自分中心になりそうな時に都度自分に問いかけていきたい。 漫画パートと文章パートがあるので読み進めやすい一冊でした。
2投稿日: 2021.01.11
powered by ブクログ自分で物事を考え、疑い、人と共有すること。 自分なりの価値基準を見つけ、他人の価値基準も認めること。 過去の失敗を受け入れて未来に活かすこと。
1投稿日: 2021.01.02
powered by ブクログ君たちはどう生きるか。 ⇒私は主体的に生きる(自分でルールを決めて行動する)。 例えば、 本を毎日1冊まとめる。 主体的に行動するための3つの大切なこと ①全体を見る(人間分子の法則) ②人間の結び付きを考える(人間の生産関係) ③学問の頂点に立つ
0投稿日: 2021.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
覚えているのはコペル君とか。 勇気を出すのは難しい。 過ちにくよくよせず、進むべき。 そんなかんじ。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログ・ずっと前から気になっていた本。原作は読み切れる自信がなかったので、まずは漫画版を手に取った。 ・人としての生き方について、じっくり考えさせられた。本の題名通り、自分自身にも「君たちは、どう生きるか」という命題が課されたように思う。これからの人生で常に頭の片隅に置いておきたい。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログ今までは自分がつらいだけだからこんな感情いらないと思っていた感情と向き合おうを思えるようになりました。
0投稿日: 2020.12.28
powered by ブクログ1937年に出版されて今も読み続けられているという名作 池上彰さんが心から感動し、人生を決めた一冊 ということで読んでみた。 小説版ではなくてマンガ版ですが… コペルくんというニックネームをつけてもらった少年と その名づけをしたおじさん 2人の交流と成長から「人はどう生きるか」「自分はどう生きるか」を考えさせられるという内容 子供の頃は自分中心で社会が回っていると考えて生きる…天動説的な生き方 大人は自分がその宇宙を構成する分子の一つだと考える生き方…地動説 自分中心に考えすぎているとものごとの真理がわからなくなる おお~!なんてわかりやすい比喩! そして困難にぶち当たった時のとっさの行動がその人の考えや生き方を表してたりする。 これが…わかっちゃいるんだけど、大人になったらついつい「ことなかれ的」な行動を取っちゃいがち。 電車で暴力行為が行われていたらそれを止められるか、遠巻きで見ているか…とか考えると…私はどうするかな…逃げてしまいそうな… いや、きっと止めるというのが正解なんだろうけど… 果たしてそんな勇気ある行動がとれるかしら… このとっさの行動ができる人は本当にすごいと思う。 生き方はその人の人生の積み重ね その基本にある自分自身の考えもやはり積み重ね その中には失敗もあろうし、ミスもあるだろう だけどそれを重ねていくことが大切なんだろうな 人は人とつながっている いいことはいいことにつながる この本を読んだ人の中には「世間一般の型にハマったいい人になれって言ってんのか!個性主義を大切にしろ!」「今の生き方にはあてはまらんぞ!」「まわりのことを気にしすぎる人間にクリエイティブはできない!」なんて受け止め方をする人もいるかもしれない。 でもこの本は「個性をなくして社会の一つに組み込まれろ」なんて言っているんじゃなくて、「自分に恥じない生き方、その自分自身を構成する考え方を構築すること」を教えているんだと思う。 「僕たちは人間として生きていく途中で悲しいことや、つらいこと、苦しいことに出会う。もちろん誰にとっても決して望ましいことではない。でもこうして悲しいことやつらいこと、苦しいことで出会うおかげで僕たちは本来人間がどういうものであるかとういうことを知るんだ」と本文にある。 これって深い。 痛みを自分のものとして受け止めることができるならば人にその痛みをむけようなんて思わない。 これってきれいごとかもしれないけど そんな連鎖が続くことが大切なんじゃないかしら? Pay it Forward もうすっかりエエ年になってしまってこの本を読んだけどそれなりに考えさせられたな~。 読み継がれる名作…っていうのが分かる気がする。
28投稿日: 2020.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心に残った言葉 『死んでしまいたいと思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。』 『変えられないことを考えるのをやめれば、余計な感情に足をとられない…いま自分がしなければならないことに、まっすぐ向かっていける。』
3投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログ当たり前のようなことに対しても、じっくりと観察し、考えることで、また新たな価値を見つけることができ、その価値を見つけることで、人の生き方は変わってくるということを分かりやすく教えてくれる本です。内容が易しいので、小学校中学年から大人まで、幅広い世代が読むことができます。
3投稿日: 2020.12.16
powered by ブクログ29歳、コペル君から学ぶことがたくさんあった。 情報過多の時代、周りと比較することで、知らず知らずのうちに自己中心的な考えに寄ってしまっていたなあと反省する。 取り急ぎ、自分を取り巻く人達の幸せを願って、日々生きていきたいなと。
2投稿日: 2020.12.08
powered by ブクログ自分の中の軸がブレない様にまた読み返したい。 壁にぶつかった時のバイブルにしたい。 子どもにも薦めたい。
0投稿日: 2020.12.05
powered by ブクログ20年前くらいに,いやもっと前か,読んだ気がする。漫画になって読みやすい。漫画と漫画の間におじさんのノートの部分が載っている。 地動説と自己中心的思考 コペルニクス=脱中心化
0投稿日: 2020.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
消費ばかりしていても、ある大きなものを、日々生み出している。 この答えがわからない。 一生のうちに、自分自身でこの答えを見つけなくてはならない。
0投稿日: 2020.12.01
powered by ブクログ話題になったベストセラーを今更ながら。主人公は中学生。中学生の道徳教材としてこれでは、ちょっと遅いのでは?いかにも時代を感じさせる、上から的な物言いにも辟易。マンガでさらさら読めるならまだ我慢できたかもしれないけど、かなりの割合を占める往復書簡が、これまた冗長。途中で止めようかと何度も思ったけど、なんとか全編読了。なぜこれが売れる?
0投稿日: 2020.12.01
powered by ブクログ前々からチェックを入れてあった本。 【この怠慢な平和ボケの世の中、君たちはコレカラどうやって生きて行くか】 がテーマ。 見つけて即購入→即完読 漫画なのでスラスラ読めました。 羽賀さんの画が好きか?!と聞かれると?だけど、 シンプルなので見易かったと思います。 漫画の所はスーっと心に入って来るようでした。 途中の解析(手紙)も良かった。 コレが無かったら只の漫画で終わってしまうだろうし、 漫画と文章が同じ位、意味を成している本。 14歳のコペル君の考えは、人間社会を生き抜く上で、 極々シンプルな事だった。 シンプルゆえに難しい。 生きて行く上で一番難しい人間関係について、 コペル君とオジサンの遣り取りが素敵だった。 そして、この本の中に目が丸くなるような事が書いてあった。 それは大人のオジサンの言葉だったけれど、 「人の事を小馬鹿のするヤツ、揚足をとって鼻で笑うヤツ。 そういうヤツは下等なヤツのやる事だ。 この大きな世界では、君の考えること遣る事。 全ては蟻の糞みたいなものなんだし、 君の失敗を鼻で笑うヤツがいても、ソレはもっと糞みたいなもんでしかない」 あぁー!!と思った。 人の携帯の中身まで漁って、馬鹿にして来るヤツが、 如何に下等な動物なのかと理解したような気がした。 この本は第二次世界大戦前に出版された本だと知りました。 80年経っても人間の真摯に物事を理解しようとする気持ちが解って、 とても嬉しかった。 下手な自己啓発本よりも勇気を貰えるだろう。 今度は、小説のほうを読んでみたい。
2投稿日: 2020.11.25
powered by ブクログ自分の考えが間違ってるのではと思うことは多々あることだが、おじさんの言葉で自信を持つことを再認識させられた。
0投稿日: 2020.11.23
powered by ブクログ200万部を突破した理由がすごく分かった。 自分とコペル君が重なる部分があってすごく感動した。 コペル君のそばにおじさんがいてくれて本当に良かったなと思う
0投稿日: 2020.11.18
powered by ブクログ待ってる時に置いてあったからザザッと漫画部分だけ読んでみた。まぁまぁ良かった。その通りだなぁとは思った。
0投稿日: 2020.11.16
powered by ブクログコペル君とおじさんのやり取りに胸が熱くなる。書かれてから、80年の時の流れの中色あせることなく、私達がこの地上で、宇宙で、この世で生きることについて深く考えさせられる。2人のやり取りに引き込まれてしまった。
1投稿日: 2020.11.03
powered by ブクログ【人間同士、お互いに好意を尽くし、それを喜びとしているほど美しいことはない】 どんなサービスも簡単にお金に変えられてしまうこの時代に、あらためてお金のためではなく、好意に喜びを得ることを目的にして生きていきたいなと思わせてくれました。
0投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生の見方を教えてくれる教本。 ただ、漫画である必要もないかなという文字が多い本です。 メモ 生産関係が人間らしくない(ひとつの製品から先の顔が見えない)。人間らしい関係とは?人間が人間同士お互いに好意を尽くし、それを喜びとしていること。 どんな自分でも卑下しない。 自分の受けている幸せが「ありがたい」滅多にあることじゃない。 網目の法則でみな繋がっている→貧乏な人のことも考えるべき。 体の痛み、心の痛み→本来どうあるべきかを教えてくれる
0投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ偉人や日常のエピソードをもとに考えることや人生についての教えが記されている。中学生あたりによさそう。過ちを冒した時ふと立ち止まってこの本のことを思い返したい。
1投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ漫画よりも手紙が長くて、読むのに苦労した この本を読んで、やっぱり人が正義を持って生きることは難しいと感じた。コペルくんのような人でも間違いを犯すときもあるし、立ち止まってしまうときもある。でも、私達はだれかのために生きるからこそ選択を間違わず生きていけるのかもしれない。自分のためだけでは、視野が狭くなり、人に迷惑をかけるような行動を平気でするようになると思う
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログ平易な表現だけど突き刺さる。 明治から昭和までの激動の時代を生きた児童文学者、吉野源三郎氏の作品の漫画版。 文章は子ども向けに書かれているが、内容は大人子供関係無く全ての世代に読んで欲しいと感じた。 それは、作者と主人公の少年がとやり取りする中で互いに影響を与え合い、前向きに人間の在り方を問い続けることで生まれた作品だからなのかも知れない。
7投稿日: 2020.10.09
powered by ブクログ主人公の潤一君の、おじさんが近所に引っ越してから、たくさんの出来事と共に成長して自分は、どう生きていけばいいのかを知ることができます。
1投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ人生のバイブル! 読むタイミング、繰り返し読むと浮かんでくる考えが変わった。 じっくりと読み、考えさせられる作品だった。 1度とは言わず、何回も読んで考えて欲しい。
0投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログとてもまっとうな「子どもに伝えたいこと」を、 易しく、道筋を立てて教えてくれる本。 原作に比べ内容が薄いといったレビューもあるが、 この書の一番の目的からすれば この漫画には大いに意義があるのではないか。 今まで生きてきて浮かんだことのある 言語化できていなかったいろいろな考えが 一気に整理された気持ちになって、 あぁ、自分も子どもの頃(や今でもたまに) こういうことを考えてたなぁ、と感じた。 身の回りにこんな風にどう生きるべきか 教えてくれる大人がいたら素敵だなぁ。 自分自身で考えること、大人にも必要な1冊。
1投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ網目の法則は自分自身でも考えたことがあって、同じこと書いてる人がいたんだ〜っていう気持ちになった。中学生の頃とかにもっと読んでいたかったな〜 後半のナポレオンのところはあんまりよく分からないまま終わってしまいました。
1投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ原作から読んでいて、面白かったので、漫画も面白いのかなと思って読んでみたのですが、想像していた物とはかけ離れていたので残念でした。内容の方向性はそこまで変わっていなかったのですが、が少し思っていたのと違いました。そもそも漫画というものは物語の内容を決定付けてので、あまり僕は読んでいませんでした。原作を既に読んでいる人は、漫画というのはそもそもそういう物なのだと認識して読んだほうが良いです。
2投稿日: 2020.09.03
powered by ブクログ生きていく上で誰もが抱える「人としてどうあるべきか」という悩み。それら悩みの本質を、おじさんがコペル君へのメモという形で丁寧に教えてくれています。 おじさんの言うことは、いつの時代にも通じる大切な考えだと感じました。何かに迷い、立ち止まった時にまた読み返したいと思います。
0投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログ漫画なのですらすら読める。 世界は自分を中心に回っていない 偉人と言われる人も過った方向に進んでいた場合もある 過ちを認め、自らが決定して行動する この辺りが自分の中では勉強になった。 ただ、有名な本だけに自分のハードルも高くしすぎたのか、人に薦めるレベルの本ではないとも思ってしまった。
0投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世の中が自分を中心にして回ってるいるわけじゃないってこと…世の中を回してる中心なんかないのかもしれない。誰かのためっていう小さな意思がひとつひとつつながって僕たちの生きる世界は動いている。 子供に読んで欲しいな〜
0投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログ生き方は人それぞれ。いろんな生き方をしている人がいるから、それぞれ違う経験談を聴くことができる。たくさんの本や映画が産まれることもある。 その中で何を選び、何を感じ、行動して行くのか。 自分の中の確かなものをしっかりと意識し、生きて行く事が大切なのだと学んだ。 その経験を伝える事で、また他の誰かを救えるのかもしれない。
0投稿日: 2020.08.07
powered by ブクログ爆売れしてるのはマーケティングの結果。 どれだけ素晴らしいことが書いてあるのか?!と期待して読むと肩透かしを喰らう。 ただし、言っていることはまともで、論点となる出来事が漫画で描かれていて、それをどう考えれば良いか?というのはおじさんからの手紙という形で文章で書かれている。 漫画で蹴り出しして、文章で議論を深める、というような内容。 論点としては、みんなが思春期に一度は悩んだことがあるもの。 ・自分を中心に考えていたけど、他の人にも自分があっていろいろな生活があるって気づいた ・いじめについて ・怖くて人を裏切ってしまった などなど。 まあ、さくっと読めるので悪くはないが期待しすぎないこと。
0投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログこの本を読むと、自分自身が自己中心のモノの見方や思考をしているなと少なからず考えさせられると思います。 仕事においても自分はある一部の役割を担っているのだから、(これを歯車というと印象は悪いですが)責任をもってその役割を果たそうとしたり、現場だ下請けだというものに対して見下す考ような考えがあるなら、それは愚かなことだというマインドの見直しができたと思います。 昭和時代の児童向け文学が原作の中学生の「コペル君」が主人公の物語で、倫理・哲学的な要素があるので「道徳」の教科書にも取り上げられそうな、まさに中学生の自分に読んでもらいたい内容ですが、 きっと中学生の私は「コペル君」のように、内容を深く自分ごとに捉えられないかな…と思います。 だから現代で漫画化されて大人が手にとる大ヒットになったのかもしれません。 例えば修学旅行で行った京都の良さなんて、その頃の中学生にはわからなくて歴史的建造物そっちのけで京極のジャニーズショップとかに行ってしまう…みたいな。 「京都の良さは大人になってから分かる」のと同じ雰囲気をこの本から感じました。
0投稿日: 2020.07.31
powered by ブクログ2020年52冊目。満足度★★★☆☆ 岩波文庫の原著が積読のまま行方不明なので、新装版と併せて手に入れたもの。原著とどの程度乖離しているのかどうかも不明
0投稿日: 2020.07.25導き
時代・年齢に関わらず読んだ人 みんなの心の中に響く作品。一人でも多くの方々に手に取って欲しい蔵書だと思います。
0投稿日: 2020.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オリラジのあっちゃんもわかりやすく教えてくれてて、一度は読んでみたいと思う本だったので手に取りました。 漫画で学ぶごとができたので、 読みやすく、かつ理解しやすかったです。 ザ・自己啓発本です。 コペルニクスの考え方がとても素敵で私は好きだ。 天動説ではなく、地動説。 今のまでの考え方は根本から否定する証明。 それできちんと自分の気持ちをい行くことの大事さ。ここで教わったと思います。 世界は自分が中心に動いてるんじゃないかとほとんどの人は考える。しかし世界は自分が中心に動いてるんじゃない。それを常に頭に叩き込んでおくことが大事。 現実、大人になっても、この世界は自分中心に動いている人がほとんど。でもそれは気づくことで見方を変えることができる。 私はこの本で、こんなにも小さい子供でも自分の犯した罪をそのままにしておいてはいけないということがわかった。 きちんと"これからどうするか"という部分を考える癖をつけたいと思いました。 6ナポレオンを4人の少年 偉大な人間とはどんな人か。 実行力、活動力 人間が何かあることを成し遂げゆく力 何かある目的を実現していく力 偉人、英雄 非凡な人々。非凡なことは何か。何の役になっているか。
2投稿日: 2020.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学生の主人公とそのおじさんのやり取りから人の生き方を見つめ直す事の出来る一冊と言ったらいいのかな? 小学生のコペル君はある日おじさんに連れられて銀座のビルの上から街を見て、ただ人は一つの点でそれぞれが繋がってこの世界を形成していて、今の自分もその一つの点だと思った事をおじさんに言う。その発想をおじさんは好ましく思い、感心して彼にそれから伝えたい事をノートに記していく。 その記された事や、コペル君が体験していく事が漫画とノートに記された文章でこの本はすすんで行く。 その中に単純ではあるが生きていくためにどうするべきかを問われていくコペル君がいてそれを読む読者がその先にいるという筋立てで、地球で社会で生きてくためにはどうするべきかを問われていく。 この本を読んでその道を見つける事が出来たと多くの読者が思ったのはそれが正論であり、読みやすい漫画と手紙という形態で書かれた筋立てに集約されているかもしれない。 読みやすく、読んでおいて損はない一冊だと思う。
0投稿日: 2020.07.14
powered by ブクログ◯世の中は自分を中心に回っているわけじゃない 主人公こぺる君の葛藤を描きながら、あたりまえの事だが、忘れがちなこのことを腹落ちさせてくれる本である。 ◯ナポレオンの生き様 ナポレオンの一生は10年で皇帝まで上り詰め、10年で捕虜まで失墜する壮絶さを持つ。 散々苦しめられたイギリスが最後に彼を捉えた後、幽閉先の港に見物客が絶えなかった。 一度だけ姿を現したナポレオンは、意気沮喪した姿はまるで無く、王者の誇りを忘れず、自分が招いた運命を男らしく引き受けて立っていた。 その姿に敵国のイギリス国民は文字通り脱帽し、無言で深い敬意を示した。 本当に尊敬できるのは、偉人の中でも、人類の進歩に貢献した人だけだ。 そういう視点で改めてナポレオンを見た時、最大の功績は現在の日本の民法の元にもなっている、ナポレオン法典だろう。
0投稿日: 2020.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人間の強さとは。可能性とは何かについて問いかける本。 「人の温かさを知らぬ者が、孤独を感じたりするものか」 こういった考えに基づき、傷ついている人間の裏側にある自身の力への希望や、その向けるべき力の方向について示唆を与えてくれる一冊であり、読んでいる私自身に非常に刺さったので星5。 漫画中心であり、比較的短時間で読めるので1度は目を通すことをオススメする。
0投稿日: 2020.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.? 正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと。 漫画版を読みました。小説版は星4つだったみたいですが、印象に残った部分は一緒でした。 記憶が確かであれば、小説版と比較すると叔父さんがちょっと軽い感じになったような気がします。
0投稿日: 2020.07.09
powered by ブクログこれがあの話題の本かぁ。これが大衆に受けるということはどういうことなのかなぁ。みんなコペルくんのように、考え、悩んでいるのか。いい大人で、おじさんのように導ける立場にいなければならない私なのに、コペルくんの立場で読んだ。ああ。コペルくんの年頃のときにおじさんのような存在のメンターが欲しかったと思ってしまう私。たとえいまからでも遅くない。人から本から世界から、学んでいきたいと強く思った。
0投稿日: 2020.07.07
powered by ブクログ人気が高く気になっていた作品。 内容が壮大すぎて僕の頭じゃ完全には理解できなかった。。笑笑 時間が経ったらもう一回読もう(^^)
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログこちらもしばらく読みかけでした。 漫画なのでサクサク読めました。 実は、読むのにちょっと抵抗があった。 何を隠そう、だいぶ前から私はこの原作の小説の大ファンなのだ。 ずっと前、原作の小説を紹介している本を読んで、存在を知り、図書館で探して、出会った。古い本なので文章が読みづらい部分もあったが、コペルくんが様々なことに気づき、成長していく姿が眩しくて、またコペルくんに素敵な言葉の数々を伝えるおじさんの存在も魅力的で、すっかり魅了されてしまったのだ。 それから文庫本を買いなおし、バイブルとして何度か読み返す宝物になった。 だから、思い入れが強く、漫画になんてして欲しくなかった… しかもこんなに人気になってしまって、自分だけが知ってる隠れた名書としておきたかった… と言う気持ちが少なからず湧いてきたのは確かだった。 でも、多くの子供達にも読んでもらいたい。そんな気持ちもあった。気難しい文章ではなく、今の子供だったらそれだったら漫画が良いのかもね。 最初は、絵もあまり上手くないため、入り込むのに少し時間がかかったが、コペルくんが何かに気づいたり、成長したりするとき、躍動感ある描写や表現にしたり、原作をトレースするのではなく、漫画ならではの工夫も感じた。 漫画を読んだ人は、原作も併せて読んでもらいたいな。
0投稿日: 2020.06.27
powered by ブクログ2020.06.19 子供のための大切なこと。だけど、大人が忘れてしまうこと 考える、学ぶ の本質 コペル君という1人の少年の目からあらゆる本質を考える。 ただ読むだけではなく、自分の頭でこの本について「考える」ことが求められているのだと思う
3投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログ「なぜ僕らは働くのか」の巻末で紹介されていて、そう言えば流行っていたのに読んでなかったなーと思い手に取りました。 時代背景こそ古いものですが、テーマや内容は普遍的なことだと感じました。 漫画でのストーリーと、読み物としてのおじさんのノートのバランスも良く、サクサク読めました。 天動説と地動説になぞらえた、「世の中は自分を中心に回っているわけじゃない」という言葉は、常日頃から意識しておきたいと思いました。
2投稿日: 2020.06.15
powered by ブクログ今更ですが、読みました。 80年経っても人の世はあまり変わっていませんよ、吉野先生。 自分の生き方を決めるのは自分。 一人一人が自分の生き方を見つめ直していけたらいいですね。 自戒を込めて。
6投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログ「自分を自分で決定する」 「自分がどうすべきか、何を考えるべき、考えないべき」 生きていく中でいろいろな悩みが出て来るが自分で行動し解決していかないといけない。 自分の生き方を決定できるのは自分だけだと思った。
0投稿日: 2020.06.02
powered by ブクログ「誰か一人の人間を中心に世の中は回っているわけではない」 「人間は自分で自分を決定する力を持っている」 社会に出て荒波に揉まれて本を読んで生きてきた人にとっては当たり前のことかもしれない。しかし自分がピンチのとき、こういう思考ができるか、こういう行動ができるか。そういうことを考えさせてくれる。 余裕があるときの考え方は本心ではない。咄嗟にそういう考え方ができるか、そしてその先にある「生き方」を考えさせてくれる
8投稿日: 2020.05.26
powered by ブクログマンガではあるものの途中途中におじさんのノートが挟まれているので哲学的な文章を読まなければいけない。子どもたちにも読んでもらって感想を聞いてみたいけど、そもそも読み切れる子がいないかもしれないなとも思う。 そのうえで印象的だったセリフをメモっておく 「変えられないことを考えるのをやめれば余計な感情に足を取られない。いま自分がしなければならないことにまっすぐ向かっていける」 一番良かった物語はお母さんのお話だった。 階段を上っている途中、荷物を持ったおばさんを助けてあげるか悩んでいるうちに階段を上り切ってしまったというやつ。おじさんとコペルくんのやり取りより良かった。
0投稿日: 2020.05.25
powered by ブクログおもしろかったよ! 明るい気持ちになった。 見える世界が変わってみえるような。 自分の生きている世界はとっても小さいのかもしれない。というのは、SNSに囚われている世界だからだ。私たちは手指さえ空けば、携帯をいじる。私もその中の一人だ。電車で周りを見渡して、むしろ読書や勉強をしている人の方が珍しい。特に若者は、ほとんどがSNSに登録している。別に悪いことではない。流行がいち早くわかり、友達のリアルタイムがわかり、または好きな芸能人のリアルタイムだってわかってしまう。でもそこにのめりこんでしまっては、もう自分が見えなくなってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。 この本は、人間は分子レベルで繋がっているというのが、最初からテーマで出ていた。誰一人無駄な人間はおらず、みんな繋がっている。だから、小さな見栄なんてちっぽけでしかないんだと。みんな同じ。そんなものを捨ててしまえば、羽が生えたように身軽に自分らしさを羽ばたかせることが出来るのではないだろうか。 でもそれは簡単なことではない。コペルくんは、様々な経験を通し、たくさん考え、考え、また壁にぶつかり一人の人間としてやっと自立していこうとする。本書はコペルくんの目線でしか物語は進まないが、誰しもが最初から立派な人間なんて全く思えない。なんなら、まだまだ未熟な大人なんてうんといるはずだ。そこで、この広い世界の中に生きている一個人として認識出来たならば、もうそれは人生の勝ち組へと上がって行けるのではないだろうか。私はそう思う。 最後にダメなところはダメと、しっかりおじさんが叱ってくれてよかった。私も改めて、自分に照らし合わせ、生き方を考えることができた。 2019/11/03 01:54
3投稿日: 2020.05.22
powered by ブクログおじさんは物事の本質を見抜ける。それが羨ましいのです。コペル君も発想がすごいです。自分の浅はかを思い知らせました。 私は自分のことばかり考えている。だから考え方が窮屈なんだ。物事が思い通りにならないとあっさり諦めるのもよくない。人類の発展に役に立てるような人間になれないとはっきり自覚を持っている。 自分の存在は大して意味がないようです。 私にできることはなんだろう。 自分と向き合い、自分の心を欺かない、感じていく、考えていく、流されない。 はあぁ。。。このように綺麗事並べて自分に言い聞かせ、ただ自分を安心させようとしているだけなのかな。自分の浅薄さを隠そうとしているだけなのかな… 自分の存在を正当化しようとしている姿、嫌悪感を覚えてきた… 自由に生きたい、現実に囚われたくない、強く、健気なに生きていきたい。そう願っている限り、私はまだ死んでいない…
1投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ・立派な人間になれ ・悪い相手も追い詰めすぎるな、にんげんだもの ・貧しくても立派になれる ・苦しく、辛く、逃げ出したいときこそ、勇気を持って行動する
0投稿日: 2020.05.11
powered by ブクログ気づき ・心に苦しみや辛さを感じることもあるが、それは、流すようにしていた。しかし、この本から、そのような感情は、人間が本来どういうものであるべきかを教えてくれる有難いものであり、人間として歩むために必要なものであると考えられるようになった。 to do ・心に苦しみや辛さを感じた時には、落ち込むだけではなく、どうしたいのか、どう行動すべきなのかを考え、実行する。真理に立ち直る。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ児童向けの本ということもあって、優しくわかりやすい文章で倫理などについて書かれている。 他の自己啓発本などと共通する部分も多く、何か得た部分は特になかった。中高生くらいが読むにはいいと思う。
1投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ人としての生き方やモノの考え方さらには道徳の教科書ともいえる本。 自分は周りに対して、世の中に対して何ができるかを考え直すきっかけになった。 何度でも読み返して自分はどう生きるべきかを常に考えながら過ごしていきたい。
2投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ人はどうあるべきか。 この本を読んで、自分はどう生きていくか。 道徳的なことが書かれている。 誰もが人生で経験してきたであろうことに、 コペル君が考え、真正面から向かっていく。 胸の奥の方がチクっと痛む感覚を覚えた、
1投稿日: 2020.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
"貧困"これが書かれた頃から全く変わらないんだなぁ。 精神的にはどうか分からないけど、経済的には恵まれて育ったんだなぁと思う。 文化的にも。 全てを捨ててしまったのかもしれない。 覆水盆に返らず。というおじさんの言葉は厳しい。 厳しいけど現実だ。 "人のために本当に役に立つ"とは。 何を生産するのか。 考えろ、考えろ。
0投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょうど多感でいろんな悩みや迷いが出る中学生、高校生に勧めたい本。 私はどちらかというとコペル君のおじさんのような立場かな。 こんなに博識はないけど。 「人間は、自分自身をあわれなものだと認めることによってその偉大さがあらわれるほど、それほど偉大である。樹木は、自分をあわれだとは認めない。なるほど、『自分をあわれだと認めることが、とりもなおさず、あわれであるということだ』というのは真理だが、しかしまた、ひとが自分自身をあわれだと認める場合、それがすなわち偉大であることだというのも、同様に真理である。だから、こういう人間のあわれさは、全て人間の偉大さを証明するものである。」 人は出来事を通して、その出来事やその相手と向き合うことによって自分を知っていき、その先に自分の成長があるのだろう。
3投稿日: 2020.05.06
powered by ブクログ社会は自分一人では生きてはいけない。 今ご飯が食べられるのは誰かが生産して、収穫して、卸して、配達されて、購入して。あたりまえの生活にはたくさんの有り難い事が知らず知らずのうちに行われている。ありがとう→有り難いの変換も納得。今後感謝の意識も変わると思う。
0投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログこの作品をこの時代にこういう形で出そうとしてくれた方々を尊敬します。 作品としてはやはり入り口ぐらいな感じで絶対原作の方を読んで欲しいですが、今の時代だからこそこういう形が必要なんでしょう。 自分が持ってる原作、30年ぶりにまたちゃんと読んでみたくなりました。
3投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ2020.5.3 積読消化。 あらゆる構造が人間の行動を規定している。だからこそ倫理が求められるのかもしれない。
0投稿日: 2020.05.03
powered by ブクログ2018年のマイベストセラー。いつかぼくも子供たちに向けた本を書きたい。最近は、作家さんに出来るだけ会いに行くようにしている。雰囲気や情熱、どんな生活が待っているのか、具体的に想像することで、これからの自分がいまの自分を引っ張ってくれるからだ。 羽賀翔一にも、もちろん会った。羽賀さんの生き方に、何かに対する恩返しやそれに伴った情熱を感じた。そして、ぼくには、仕返し力みたいなのが足りないと思った。なにがなんでも、こんなことをしてやるんだという強い意志。ぼくもコペルくんの叔父さんのように、走り出すのだ。 「自分の生き方を決定できるのは、自分だけ。」 誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目醒めに対すると、同じ関係にある。人が誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私は見たことがある。 悲しいことや苦しいことと出会うことで、本来、自分がどうしたかったのか知ることになる。相手があることだから、もう取り返しはつかないけれど、悔いたり、反省したりすることは、およそ無意味ではないか。自分の過ちを男らしく認めて、正しい道義に従って行動する。この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか。 ボクの目指す道は、2023年、ベストセラー作家。学ぶことの喜びとそこから気づく愛のエネルギーを、子供たちに向けてかく。2023年は、宇宙規模で大きな革命が起きる年だから、その流れに乗る、というか、その流れを僕がつくる。ボクもコペルK君をイメージして、かいてみよう。伝えたいことは、星の数ほどあるんだ。
7投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
渡されたのは、コペル君が立派な人間になれるようにと綴られた一冊のノートだった。 漫画とのことですが、文章で書かれている部分も多く、また、普段、考える機会の少ないテーマを自分の人生(経験)と照らし合わせて理解しながら読むのには、エネルギーが必要ですよね。 僕は…大事な大事な友だちを裏切ってしまった…僕なんて死んだ方がマシなんだ…苦しみを感じているコペル君は、自分がしてしまったことをぜんぶおじさん話した。次の日…おじさんから渡されたのは、コペル君が立派な人間になれるようにと綴られた一冊のノートだった… 人は大なり小なり取り返しのつかないことを仕出かしてしまうことがある。でも、そのことに落とし前を付けずにいると、何十年も悩まされることになりかねない。おじさんの手紙には、「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強くものめているからだ。と. この本を読むと、自分が過去に犯してしまった取り返しのつかないことを思い出してしまいます。私は、コペル君のように落とし前を付けることができなかったため、何十年も苦しめられる結果になってしまいましたが、あの出来事は、自分はもちろん、相手にとっても、無くてはならない人生の1ページであったと、勝手な解釈をして、新たなページを捲りたいと思います。 この本は、あるべき姿を示したものではなく、葛藤の中で、自分の力で「あるべき姿」を獲得し、ある時は、逡巡することは恥ずべきことではないこと、また、その「あるべき姿」を全うすることの素晴らしさを説いたものだと思いました。 1937年…不幸の形は、貧困など、単純なものだったのかもしれませんね。現代社会では、経済的には裕福だけれども親の愛を感じられないなど、子供が感じる不幸の形も複雑化して、その結果として、いじめもエスカレートしているのかもしれませんね。
0投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログ漫画と文章が交互に出てきて、分厚い本だがすぐに読了できた。 コペル君の日常の出来事が自分の身の周りにも起こったことがあり、今の自分がコペル君ならこうするだろうか、こうしたいが出来るだろうか等と考えさせられた。 個人的にはいじめと貧困について改めて深く考えられたと共に、コペル君を見守り人間のあるべき道へと導いていくおじさんのノートを読み、新たな視点に気づくこともできた。 小六の自分が体験したいじめ(仲間外れに近い)や、中学で起きた一人のクラスメイトへのいじめは、もうすぐ成人を迎える今でも思い出すと胸が痛む。しかし、それと同時に今の自分ならどうするだろうかと考える。本書に書かれているような立派な行動ができる人間になっているだろうか。はたまた内心ではそう思ってはいるもののいざそれらの状況に身を置かれたとしたら、やはり自らではSOSの声をあげられず、まして友人を助けることもできず自分の弱さと葛藤するかもしれないとも思う。 現代社会の課題でもある貧困問題は、日頃の自分にはあまり考える機会がない。そのような事実を知ってはいるし対策や解決策を学んで知識は得ている。 しかし、仮に自分が貧困で困窮した生活を送っている人々と直接的に接した時、自分の心の中で少したりとも惨めだと思わずにいられるのだろうか。本書でそう問われた時、自分は思わずにはいられないと思った。だが、貧乏でありながらも自分の周りの大多数と違う境遇であってもこの世の中に還元し世の中の誰かの為に立派に仕事をする豆腐屋の浦川君には、尊敬の念を抱いた。本当に立派な人間は浦川君のような人間であると、そして自分も浦川君のような人間になりたいと思った。 何一つ不自由のない、自分の欲求までも十分に満たせる今の生活にとても有り難みが感じられた。 忘れかけていた何よりも大切であろう事を思い出させてくれた本書に、深く感謝したいと思う。
0投稿日: 2020.04.30
powered by ブクログ本書は、おじさんにアシストしてもらいながら、主人公のコペル君が大切な生き方について考えていく内容になっている。一般の啓発本とは違い、筆者の考えを直接ぶつけるのではなく、おじさんとコペル君のやりとりを読者が覗く形式となっている。そのため、読み手は、考えの押しつけを感じず、漫画版とも相まって軽い気持ちで読むことができる。 個人的に1番印象に残ったものは、行ってしまった過ちに対して、勇気を持って過ちを認め、お詫びし、その後の行動を宣言する、これらを実行することで結果的に最小限の怪我に抑えることである。ズルズル引きずってしまいそうになったらコペル君の存在を思い出し、勇気を持って行動したいと思う。
0投稿日: 2020.04.26
powered by ブクログ君たちはどう生きるか 80年以上前に出版された本の漫画版です。現代で注目を浴びるくらいなので、今でも通じる人としての根源的な美徳のようなものがまとまっています。この本が示唆する内容と同じようなことを見たり読んだりしたことがある人は多いと思いますが、それらの走りはこの本なのでしょう。 なんとなく社会人として生活していると他の大多数と同じように埋もれていきますが、人として大切なものを思い起こしてくれたように思います。 以下引用 正直で、勤勉で、克己心があり、義務には忠実で、公徳は重んじ、人には親切だし、節倹は守るし…という人があったら、それはたしかに申し分のない人だろう。こういう円満な人格者なら人々から尊敬されるだろうし、また尊敬されるだけの値打ちのある人だ。しかし、ただそれだけで、いわれた通りに行動し、教えられたとおりに生きてゆこうとするならば、それじゃあ君はいつまでたっても一人前の人間になれないんだ。 肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、君の魂で知ることだ。そうして、心底から、立派な人間になりたいという気持ちを起こすことだ。 いつでも、君の胸から湧き出てくるいきいきとした感情に貫かれてなくてはいけない。 君が大人になってゆくと、良い心がけを持っていながら、弱いばかりにその心がけを生かし切れないでいる、小さな善人がどんなに多いかということを、おいおいに知っていくだろう。 人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように虚しいことが多いのだ。 読んだことがない人は読んでみてもいいと思います。漫画だしすぐ読めます。
0投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログ具体例で描かれているのでわかりやすい。 社会で生きる上での大切なことがつまっていると思う。随分昔に書かれた本とのことだが、いい本は長く読み続かれるんだなと思った。
0投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログずっと積読状態でしたが、漫画部分だけ先に読み終えました。 私が十代の頃、主人公のコペル君と同じような経験をし、友達関係に悩んだことがあります。あの頃の自分に読んで欲しい。 大人になってからも日々後悔の連続ではありますが…後半、お母さんが話した 「後悔した経験は背中を押してくれる」 というシーンが胸にささりました。
0投稿日: 2020.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1937年に児童書として出版され、今ビジネス書のカテゴリで200万部以上売れている話題作。宮崎駿さんや池上彰さんも絶賛しているこの「君たちはどう生きるか」は、難しい言葉を一切使わずに哲学を教えてくれている本。 ・自己中心 自己中心的な考え方に人間は無意識になってしまうが、コペルニクスが地動説を発見できたのは自分中心じゃない視点に気づくことができたから。 ・発見 ニュートンが重力を発見できたのは、当たり前の頃をもっと深くまで考えたから。発明とは、人類が今まで気づかなかったことに気づくこと。人類が何に気づいていないのかを知るために、勉強はたくさんするべきだ。 ・偉人 ナポレオンは10年で皇帝になり、のちの10年で失脚した人だがその強さや戦略を讃えられてはいるものの、自由のために戦い自由を書くとした後自分の地位を守るための欲望に支配されて多くの犠牲を払うことをしてしまった。 偉人というのは人類のために行動を起こしている人のことを言う。 ・悩み 人間はなぜ悩むか。痛みは、あるべき状態ではない時に感じる感覚である。心が痛むのは、その状態が自分にとって適切な状態ではないからだ。ゲーテは「過ちと真理は、睡眠と目覚めのようだ」と言う言葉を残している。過ちから真理に向かってめざめることができる。 こういったことを、小学生が日常的に経験するようないじめだったり仲間だったり仲間との違いだったりのエピソードの間に挿入している。 哲学が光を浴びるのは時代が混乱している時だ。 今この本が再注目を浴びていると言うことは、時代は混沌の中にあるのかもしれない。
2投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログちょうど話題になっていたので購入。 と言うか、周りの大人が、この本を知っていたので。 読んでみて、なるほどの感動作。 ニュートンがどうして万有引力を思いついたのか私は知らなかったので、感激。 エリート主義的ではあるけれどね。
0投稿日: 2020.04.03
powered by ブクログ生きている上で一度は自問自答をする内容を、筆者はどう考えるかを分かりやすく説明し、読者を鼓舞してくれる本だと思う。最近の世の中は、SNSなどいろいろな便利な物に囲まれているから、日常で身の回りにある事柄に注意を向けて熟考する事が減ってしまった。頭を動かす事をしなくなってきてなんとなく生きるようになってきてしまった。そんな人に刺激を与えてもう一度考え始める機会を与えてくれる、素敵な本だと思う。ただ、本来は本に書いてある答えを自分の経験の内から自分で気づくのが一番でないかとも思う。
0投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログ「つまらない」「中身がない」といったAmazonのレビューを見て、逆に気になって読んでみた一冊。いっとき書店でよく見かけた本です。 自分が世界と繋がって生きていることを再確認しました。 評価は色々ですが、自分としては考えさせられることが多かったです。
10投稿日: 2020.03.23
powered by ブクログなんでも自分中心に考えるから、他の人と比べたりして悔しがったり、妬んだり、、いさかいが起きる。 人間が人間同士、お互いに、好意をつくし、それを喜びとすることほど美しいものはない!
2投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いまさらですが、読みました。戦前に書かれたとは思えないほどの内容です。今の若者の背中を押してくれる一冊ですね。
1投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログ古来から、宗教や学問という形で受け継がれてきた「生きる意味」「(人が)生きるとはどういうことか」といったテーマを、コペルくんとおじさんのやり取りを主軸に、読者へ易しく伝えてくれる作品だ。中高生に人気が出たのもうなずける。 本来、この本に書かれている内容は、人がタテヨコの人間関係を通じて、また自分で考え抜いて知ってゆくことではないかとわたしは思う。 しかし、「やるべきこと」が多い現代。誰も彼も自分のことに精一杯で、対話したり思考したりする時間は減るばかりだ。また、一生懸命がんばる人を冷笑してしまう風潮や、希薄な人間関係、スマートフォンやテレビから押し寄せる情報の波が、私たちをがんじがらめにして、いつのまにか思考を停止させる。 「こうありたい」という思いを抱いて生きている人がどれほどいるだろうか?わたしを含め、ほとんどの人は、自動反射で生きてしまっているように思う。 「こうありたい」を考えるにあたって、自分を全体の中のひとつとして捉えることの重要性は本作で言及されている通りだ。この視点を持つには主観と客観をバランスよく備える必要がある。主観を強く持ち過ぎればそれは欲望となり、客観を強く持ち過ぎればただの義務となる。このバランス感覚は、行動を起こしたり他者との対話を通して身につけてゆくものだと思うが、失敗を恐れて何もしない道を選んだり、対話どころか他者との信頼関係を築く段階でつまづいたりして、なかなか身につける機会を得られない。現代は、本作が書かれた時代より、「生物学的」に生きることは便利になったが、「人として」生きるに不便な時代になってしまっていないだろうか。 最後に、この本が読めるということについて。 この本を手に取り、内容を理解できたということは、それなりの教育を受け、なおかつ勉強や仕事の合間に読書をするゆとりのある人だということだろう。それは、恵まれた環境に置かれていることを示している。 平等であることを重視する日本では、なかなか「ノーブレスオブリージュ」の考え方を学ぶ機会がない。しかし、格差はどんどん広がっていて、富める人と貧しい人の差は顕著だ。 血が流れるような革命でも起こらない限り、社会がいきなり変革することはない。だから、この本を読むことができた私たち読者は、恵まれた者の義務として、社会のために少しだけでも、行動を起こすべきではなかろうか。 自分の思いを人に伝えるだけでもいい、間違いを犯した人を許すだけでもいい。そういった小さな振動が集まって、きっとこの社会という網が大きく揺れる日が来るはずだ。
2投稿日: 2020.03.12
powered by ブクログ娘の小学校で、5,6年生の教室に1冊ずつ買ったんだって。 うーん、私は読むには時が立ち過ぎていたかも。 若い子が読んで……、うーん、これを読むのは本当にコペル君みたいな、日々いろいろ考えてる頭のいい子くらいじゃないの? と訝ってしまう。 私が小中学生だったら、当時の私はひねくれていたし、「道徳」の授業が大嫌いだったので「説教くせーな」と絶対読まなかったと思う。 大人が「これ、いいから読んでみて!」じゃなくて、やっぱり学級文庫かなんかにそっと紛れ込ませておいて、子供の方から自然と手に取るのがいいのかも。
1投稿日: 2020.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろいろ「考える」のは好きだけど、それはただ、この先のスケジュールだったり、食事のことだったり。世の中のこと、自分のこと等、深く考えていたのはむしろ「コペルくん」の頃だっただったなと、唖然とした。大人になると、自然と「考える」ことと「考えない」ことを振り分ける。考えてもわからないこと、は「考えない」ことに入れてしまう。これで、いいのかなと少しは「考えて」みようと思った。
2投稿日: 2020.03.09
powered by ブクログ話題になっていたので気になっていた本。 自分がどういう人間になりたいのか、理想はあってもその通りに動けないことがある。 いつの時代でも悩むことは大差ない。 こどもに読んでほしい本なのだろうが、大人が読んでも考えさせられる。 自分の中に答えがないから、コペル君のおじさんのように若者にアドバイスしてあげることも難しい。
1投稿日: 2020.03.07
powered by ブクログ原点に戻る、心が洗われる感じ。 これまで恵まれた環境で生きてきたことを当たり前だと思っていた部分はあるし、そういう環境で学ぶ機会が多かったからこそ忘れていたことがある気がした。 だからって恵まれない人に与えるってスタンスはよくないけど、救いたいって気持ちはある。 どう伝えればいいかわからないが、その気持ちを忘れずに、今後生きていきたい。
6投稿日: 2020.03.04
powered by ブクログ漫画 君たちはどう生きるか 原作:吉野源三郎 漫画: 羽賀翔一 1937年に出版され今もなお多くの人に読み継がれている歴史的名著といわれる小説「君たちはどう生きるか」を漫画として描き下ろしたもの。 「コペル君」と呼ばれる少年とそのおじさんによる対話と手紙・一冊のノートで交わされる、哲学と生き方。 時代を超えて読まれている本書から今自分たちは何を学ぶべきか。構成は以下の11章から成る。 ①へんな経験 ②勇ましき友 前編 ③勇ましき朋 後編 ④ニュートンのリンゴと粉ミルク ⑤貧しき友 ⑥ナポレオンと4人の少年 ⑦雪の日の出来事 前編 ⑧雪の日の出来事 後編 ⑨石段の思い出 ⑩凱旋 ⑪春の朝 息子達(小2・年少)に読ませ・読み聞かせたいと思っていたもののおじさんである私でさえ本質を全て掴むのは難しい。何度も読みながら少しずつ理解するような使い方で子供たちには触れさせるのもいいのかもしれない。 長く読み継がれるものには理由がある。多くの書物が辿ると名著からの考えを受け継いでいる。良い意味での古い日本人、大和魂のかけらのようなものがわかる一冊である。 漫画と文章のバランスも良く、テンポ良く、古から伝わるありがたい考えを学ぶことできる。
1投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1937年に出版され、歴史的名著と呼ばれる原作の存在を恥ずかしながら知らず、話題になった新訂版、漫画版で気になっていた本。漫画版を読むというのは少し罪悪感のような、居心地の悪さを感じながらも、読みやすさ重視で読んでみた。 舞台は1937年の東京、父を亡くした少年・潤一は、近所に越してきた元編集者の叔父から、コペルニクスにちなみ、コペルくんとあだ名をつけられることになる。 コペルは学校でのいじめ、クラスメートの貧困、自分の家との格差、友達との約束と自身の裏切りなど、日々の生活の悩みや気づいたこと・感じたことを日々叔父に話し、叔父はコペルに伝えたいことをノートに記していく。 叔父のノートは、コペルへの悩みに人間らしさや、人間だからできること、するべきことを具体的な事例などを交えて助言や思いを記している。 恐らくその叔父のノートが原作のままなのだろう。けっこうな読み応えがある。 ■叔父のノートのタイトル ・ものの見方について ・真実の経験について ・人間の結びつきについて ・人間であるからには ・偉大な人間とはどんな人か ・人間の悩みと、過ちと、偉大さとについて 人間は広い世界の中の一分子であること、人は生きている以上は生産関係の網の目の中にあり、この網目と繋がらずには生きていけない特別な関係であること、世の中には貧困・格差があり、世の中の人が生きてゆくために必要なものはそれらの労働者たちが支えていることなどを解説し、人間ならではの体験や愛情、尊敬の念、後悔と立ち直り、自分の意志の大切さを説く。 大人であれば当たり前に知っている事実や価値観、感じている思いだが、成績や友人関係・恋愛など目の前のことで頭がいっぱいになっている思春期の若者が読めば、少し広い世界への光が射すのではないかと思う。 私がもっと若い頃にこの本に出会えていたら、どんな学び・気づきを得られていたのだろか。 やっぱり原作が気になるので、次は新訂版を読んでみようと思う。
5投稿日: 2020.02.27
powered by ブクログ漫画ということだったから短時間でサラッと読めるかなと思って読み始めたものの、かなり文章が多め。 後悔をしても、それを忘れずに次に生かすこと。その後悔があったからこそ、自分が成長できる。 正直、この本を読んでぐっときたのは、ここだけかな。
5投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ後悔は背中を押してくれるもの 自分が何をすべきかは自分で考える 人間は痛みがあるから誤ちに気づくことができる そして「しまった」という後悔が新たな自信を作り、再出発することができる おじさんの手紙の部分に大事なことが書かれていると思うので、もう一度じっくり読みたい。
2投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログ後悔した記憶を、ただ苦しい思い出としてではなく、自分の背中を押してくれるものとして見る。 過ぎてしまったこと、自分ではどうにもできないことを考えるのを止めれば、その次の一歩のことを考えることができる。 苦い思いをするたびに立ち止まりがちな自分の考え方を、変えていくヒントにしたい本。
1投稿日: 2020.02.18
powered by ブクログ体の苦痛を和らげてくれるのが薬なら心の苦痛を和らげてくれるのは知識と少しの勇気だと思った。 善良でも弱いばかりに周りを不幸にしてしまう場合がある。優しさと同時に強さも必要だということ。言葉にするとずいぶん陳腐になってしまうね。 終わり方が物理学的で良かった。ひとつの何か大きな中心的存在があるわけでなく小さな個々の量子的存在が相互に作用し合ってこの世界が存在している。 今じゃ常識のこの事実も、地球が中心だと思ってた頃からすると物凄い発見でその発見をたった一冊の本や30分の授業で知る現代の私達はどう生きるか。
0投稿日: 2020.02.13
powered by ブクログ漫画版、と言う意味があるのか?途中の主な意見は全てコペル君へ宛てたノート、と言う形式で文章。結構読み物。 コレならば本として読んだ方が自分で想像できて良いのでは⁈
0投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログ戦前に書かれた教育児童文学の漫画化。 この本がなぜ今の時代ベストセラーになったか、社会学的に分析すると興味深い結果がでるのではないか。 私には理由があまりわかっていない。 一つは、表紙のコペル君の、純粋で熱いまなざしとタイトルがあいまったなんともいえない熱量の魅力なのだと思う。 そして、価値観が多様化した現代にはない、国民全体が同じ価値観に統一されていた中での『立派』という考え方への憧れか。 今の時代に語れない直立的な倫理的な考え方に、老人たちがロマンを感じたのか。 教育者たちのあるべき論に響いたのか。 それだけで、ベストセラーにはならないと思うのだけど。 私は書いてあることについては特に大きく異論はない。 が、『立派な大人になる』の『立派』がしっくりこない。 なさけなくてはいけないの?がんばれなくていけないの?と。 答えが用意されているのに、『みんなで考えてください』といわれた、小学校の道徳の授業のような気分は、やはり感じてしまった。この複雑なテーマについて答えが一つに決まっているなんて? 子供のころには言葉では表せなかったが、感じていた違和感が。
13投稿日: 2020.01.29
powered by ブクログ哲学的だけど大衆向けに書かれたマンガ。昔に書かれた原作だから、学習・人間関係、などの誰もが知ってそうな言葉を物語形式で伝えようとしている。わかりそうで実はわかってない感じの描かれ方だから、ハッと再認識させる内容ではある。ただ最近流行りの本ほどの新鮮味も面白さは期待できない。原作のリメイクで内容が普遍的だから結構人気なだけ。マンガだから子供でも読めるってのが良いのかもね。
7投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ人間は一人一人が大きな流れの一部となっているという発見をした「コペル君」と、その叔父さんとのやりとりを中心に展開する。亡き父の「立派な人間になってほしい」という願いを受け、様々な出来事にぶつかり、考える様子を漫画で分かりやすく表現している。 生産関係に気づき「人間分子・網目の法則」と名付けたり、友人との人間関係から、あらゆるしがらみを捨てたらやるべきことが明確になると気づいたりするなど、「どのように生きるか」を深く考えるきっかけを与えてくれる。
0投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログ全体の感想 世の中は人と人の繋がり流れがあり流れからは逃れられないが、小さな個人がその流れではちっぽけだが、流れを押し進めためにどのように貢献するか日々考え自分がどう生きるか?信念を持って行動することが重要だ。 哲学的なですが、常に自分自信を持ち、謙虚に学習していく姿勢が大事だと感じた。
1投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログこの本は、漫画の部分もあったので分かり易いところもあったけど、おじさんのノートに書いてあることは、私にとって難しいところも多かった。ノートに書いてあること一つ一つ深い意味があると思うし、中でも、ゲーテの言葉が印象に残った。 人間には自分を決定する力を持っていること、人間分子の話などいろんなことが書いてあったけど、自分が悩んだときにこの本を読んでいたら、もっと深く理解出来たのだろうなと思った。 そして、おじさんのノートに書いてある「人間はある大きなものを日々生みだしている」という意味を私なりに考えてみた。今の時点での私の考えは、「人のことを思うやさしさ」なのではと思った。
2投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大事な約束を前にしても、恐怖の方が強く約束を守れなかったコペル君 その事実は取り消すことができないし、その時の相手の感情を変えることもできない しかし、その変えられないことばかり考えて堂々巡りになっても仕方がない その時点で自分がすべきことに集中する その後悔も、いつかの未来で自分の勇気を後押しする一助になることもあるだろう 漫画なので読みやすいです 原作も読んでみたい
0投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログ全体を通して自らの「感情」と真剣に向き合うべきだと思った。 絵や音楽は自分で触れて初めて、それらが持つ意味が見えてくる。そして、各々が抱く感情が紡がれて世界は成り立っている。 もっともっと「感情」を大切にして、未来を築いていきたいと思います。
0投稿日: 2020.01.01
powered by ブクログ漫画にすることで、それこそ主人公のように中学生でも読みやすくなっていると思いました。その一方で、同じ内容を別の視点から説明することで、くどくなっているようにも感じました。こういった内容を漫画にするのは難しいんでしょうね。
1投稿日: 2019.12.29
