
総合評価
(872件)| 250 | ||
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| 26 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
重っっ、激重 幸乃の人生を想像しただけでキツイ、、、 もう感情があっちこっちにひっくり返りまくって忙しかったです 最初幸乃の犯行内容を聞いた時は正直ドン引きしてしまったけど、幸乃が冤罪だと知った時、申し訳ない気持ちと、絶対に冤罪だと立証?して欲しいと思ってた けど、幸乃がついに死刑執行になってしまった時、悲しい気持ちもあったけど、幸乃が1番望んでたのはこれだったんだなと分かって、冤罪だと認められて欲しいと思ってた自分に腹が立ちました。 すごい小説だったなあ 人間はどこまで行っても自分勝手で傲慢な生き物だとまたもや思い知らされる小説でした
0投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ読みやすい文章で没入感もあるため一気に読んだが、肝心な部分でいまいちピンと来ず、モヤモヤ。 ・翔関連の話が長いが、翔と幸乃の心の繋がりが薄いので、なぜ翔がここまで幸乃に入れ込んでるのかが腑に落ちない。この物語において、圧倒的に慎一の方がキーマンなのに、慎一関連のエピソードが薄い。翔ではなく慎一を主軸にした方が納得感がある。 ・幸乃の自白といくつかの目撃証言だけで幸乃が犯人と断定されて死刑判決が出ている違和感がすごい。もう少しそこに至った経緯と根拠を知りたかった。 ・幼少期の幸乃の内面の描写がほしかった。第三者からみた幸乃ではなく。なぜこんなに厭世的になったのかが分からない。少なくともお母さんが死ぬまでは、父母姉全員から愛情を注がれてたはず。あの一言だけでそれが全部ひっくり返るものか?翔や慎一もかなり良くしてくれたと思うが…
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ日本推理作家協会賞受賞作と帯に惹かれ読了。 被告人である幸乃の人生を、裁判で読み上げられる文面だけでなく関わってきた人たちの思い出から多面的に見ることで幸乃の生き様を知ることができる凝った作りになっていて興味深く読むことができた。 イヤミスではあるが、「人は多面的な要素を持ち合わせている」と思っている自分としては、興味深く読み進めることができた。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログあんまり刺さらなかった。面白いんだけど、面白くない。苦しいんだけど根拠が薄い感じがして、重い内容なのに重くなくて、深さがないというか…展開は気になったりもしたけど意外だったとこもあったけど衝撃はなかった。ふーん、って感じ。 設定も構成も展開もいいしテンポもいい。キャラクターも魅力的。でも何か足りない。一人一人のつながりとか、キャラクターの心情とか、そういう描写が薄かったからなのかな。なんで子どもの頃だけの淡い約束でそこまで動けるのか。仕事投げ打ってまでできること?動機がよくわからなかった。罪を着せた子も、その意識が感じられない。痒いところに手が届かない感じだった。死刑の制度のこととか、重いテーマを扱う割に、あんまり作者の意図が感じられなかった。本当にふーん、て感じ。 とかいう割に一気読みしたんだけどね。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ幸乃が死刑を頑なに望む理由は? 幸乃のために奔走する人々は、結局彼女の人生全てを見ていたわけでもない。どれほど彼女に思いをかけても、彼女がなぜ死刑を望むのか、そのことに思いを馳せた人はいなかった。 幸乃本人よりも、私は関わった人々が幸乃をどう見てきたのか、なぜ彼らには幸乃が心を開き切らなかったのか、その点に興味が湧いた。 元恋人が忘れられず、ストーカー行為を繰り返した挙句、恋人の妻と子供二人を焼死させた女性死刑囚…。序文で語られるよくあるバッグボーン。 判決では一言で語られてしまった彼女の人生を、その時々近くで見ていた人物の回想で物語るという形式が興味深い。 一言で語るというのは、その他の枝葉の部分を削ぎ落とすことだ。削ぎ落とされた部分をよく見てみると、全く違う事実が浮かび上がる。 しかし、その事実が分かったとき、ステレオタイプに当てはめようとした世間のいい加減さ、血の通わない司法に言いようのない気持ちを持ってしまう。 少しずつ、幸乃という人物の純粋さが輪郭を持ち始めたとき、どうしてこんな純粋な人が不幸を背負うことになったのか、理不尽な環境や、自分勝手で弱い周囲の人々に、苛立ちを隠せなくなる。 とくに、第4章では元恋人の人となりが明らかにされ、この野郎!とムカムカしていた。 語り手たちにも共感できるのがまた辛い。私も目の前に幸乃が現れても何ができるのか。何ができる人でありたいと思う。 幸乃が求められて裏切られて、その繰り返しの中で、何を絶望していたかがよくわかる。 幸福感と希望があるからこそ、失ったときに深い絶望感に囚われる。語り手になった人々は、何かしらの幸乃への贖罪の意思を持っていて、結局幸乃のことをあんまり見ようとしていない。本当に救いが必要な人ほど、周囲だってその人生の重さを抱えようとは思わないから、相手の心に寄り添うのって本当に難しいことだ。なぜ、そんなに頑なに死を望むのか、もっと早く誰かが聞いてくれればまた違ったのかな。 求められたことは嬉しくても、それに応えられない気持ちも、幸乃の人柄なら理解もできる。
8投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ元交際相手が暮らすアパートに放火し、その妻と子供2人を焼死させた確定死刑囚・田中幸乃。『整形シンデレラ』が残忍な犯行へと至るまでの、壮絶で悲惨でありきたりな生い立ちが報じられる日々の中、彼女をその目で見てきた人々が語る真実とは。 私の感想はすべて辻村深月による解説に集約されている。改めて己の貧相な語彙で語り直す必要性が一切感じられないほどに、的確かつ明確な言語化がされているため、敢えて多くは残さないでおこうと思う。 ただ、ずっと流され続け、ずっと諦め続けてきた幸乃が最後の最後に見せた強い意志が、心に焼きついて褪せない。確かにそこには救いにも似た何かがあったから。そう信じたいから。やるせないとか、救いがないとか、どうしても傲慢とも言える感想を抱いてしまうけれど、田中幸乃という1人の少女の未来を、ただ静かに祈りたいと思った。
1投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ早見先生の読了作品は2作目。 設定などはいいんだけど死刑になっていいと思う動悸が弱い気がして。 前回読んだのは『ザ・ロイヤルファミリー』でしたが、どちらもなんか手応えのない印象。
0投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログあまりの報われなさに、ページをめくる手が何度も止まるほど読み終わるのが辛かった。 生きようとする微かな気持ちを、死にたいという絶望で隠してて、周りの少しの希望でさえすぐ壊すぐらいの温暖差があって、心が締め付けられた。
0投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログ控えめに言っても名作。 子供は周りの環境や大人達の影響で、人生が思わぬ方向に大きく変わってしまう姿を見せ付けられた。 だからこそ、自分の子供にもそうだけど、自分に関わる全ての子供達には誠実に向き合う必要があると感じさせられた。 重めの内容ではあるが、サクサクと読み進めてしまう文章力は、さすがでした。
26投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ読んでいるうちに、自分は恵まれた環境で育ってきたのだと痛感したのと、そう思えば思うほど田中幸乃の生涯が辛すぎて胸が締め付けられました。せめて身近にいる人との繋がりは大事にしたいと思いました。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ今年になって読み始めた早見和真もこれで3冊目になる。秋のドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」が好評を博し、私の中では影響力が大きい作家となった。本作は死刑囚の女性が主人公だが、彼女を取り巻く人々の像がくっきりして、絡み合う感情やドロドロした内面心理を鮮烈に描き出している。驚きの展開と結末で、なんとも言えない読了感が残る。
1投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この物語に私に伝えるメッセージはなんだろう、と考え始めたのは、中年の専門講師の「物語には必ず著者のメッセージがあって、それを言語化できなければならない」という言葉を聞いた時からだった。 その言葉を聞いた時私は、否定も肯定もできなかった。肯定すれば今後の物語との出会いに何か制限を課せられたような気がしたからだ。否定できなかったのは、反論する程の論理を立てられなかったからだ。 そして今日私は、その専門講師の言葉が崩れていくのを感じた。なぜか、私は、この本で田中幸乃の人生を見たからだ。それは、こういう風に生きろとか説法を唱える文章ではなかった。田中幸乃という人生が伝える一言では済まされない、現代の言葉では表現しきれない何か、その解説でようやく腑に落ちる。 田中幸乃を物語の一人として受け入れられない。確かに柔和な表情をこぼす彼女を私は見た。そして、彼女をかたちづくる、一番の理解者である早見和真先生も隣にいる。 早見先生、田中幸乃の人生を見せてくれてありがとうございます。 本がある理由を教わった一冊になりました。
4投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ本当に色々と、これまでの自分の生き様を考えさせられる深い作品でした。 イノセントである事と、生きやすさは両立し得ないのかなと…。 周囲の登場人物のいやらしさに、自分自身にもそういう部分があるような気がしてドキドキしてしました。 文章は非常に読みやすく、すんなりと頭に入ってきます。 読み出したらやめられなくなり、半日で読み切ってしまいました。
0投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログずっと前から読もうよもうと思ってた本。 ようやく読めた。 早見和真の本はどれもその世界にぐっと引き込んでくれてこの本も同じように没頭するように読み込んでしまった。 最後までどうなるか、読み終わったあと、言葉にできないくらい感じるところが多い気持ちになった。 辻村深月の最後の解説までよんでほしい。 全部読んだあとの全てを言語化してくれるような解説で 自分では捉え切れない話の細やかなところを言語化してくれることで 小説の奥深さを知ることができた。
16投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ覚悟を持って読まなきゃいけない類いの作品。 正直、内容の面白さ云々ではない。自分にはキツすぎた。 田中幸乃、30歳。 元恋人の家に放火して妻と1歳になる双子を殺めた罪で彼女は死刑を宣告された。 凶行の背景に何があったのか。 産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら 彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄。 そしてあまりにも哀しい真実。 幼馴染みの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…… とにかく読み進めるのが辛すぎる内容。 不特定多数に届く切り取られた情報は、真実とは程遠い。 だが、どうすることもできない無力感。 憤りを感じ振りかざすのは果たして正義なのだろうか。 追想録のように語られる前半。 登場人物の大半に嫌悪感を抱く。いや、嫌悪感ではない。 コイツのことは許せないという明らかな拒否反応だ。 しれっと自分の罪を後悔するが、それをどうこうする気など更々ない。 ある意味、人間の本質をついているのかもしれない。 あらすじだけ読むと想像できる内容のパターンは幾つかある。 だが、断言しよう。その予想が当たることはない。 むしろ怒りすら感じる読後感かもしれない。 真実はこうだったのかというパズルのピースがハマる様な爽快感や、 最後は救われて、幸せになれてよかったという安堵感、 そういった類いのものは一切存在しない。 だが人間の心に訴えかける確固たるものがこの物語には込められている。 読まなきゃ良かったと思えるほど、ある意味突出した素晴らしい作品だ。 そう、だからこそもうこの物語を捲ることはないだろう。 ただ、今日も田中幸乃のことを考えてしまっている。 彼女の人生を反芻して、やるせなさに胸が詰まる。
1投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
僕は幸乃を信じることができませんでした。 幸乃は作中を通して常に善人として描かれていたのに、彼女が殺人事件を起こしたことを疑問にすら思いませんでした。慎一は幸乃ちゃんはやってない。みたいなセリフでは翔と同じようにそんなことねーよ頭お花畑かよ。と思いました。これを読んだ人は誰しもそう思ったのではないでしょうか。作者にしてやられました。悔しいです。信じることって難しいですね。
1投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりにも悲しい、辛い、虚しい、、、そういった言葉だけでは形容しがたいほど衝撃を受けた。 章が進むにつれて加速度的に物語にのめり込んだ。 次の日仕事にも関わらず読み始めてしまったのが運の尽き、寝不足で仕事へ行くことになってしまった(まったく後悔はない)。 最後のシーン、心の底から「お願い!気を失って!」と何度も脳内で祈り叫んでいた。声に出ていたかもしれない。 けれど、ふと我に返ったとき、 それは田中幸乃にとって幸せなのか? この気持ちは彼女を取り巻く人達と同じように、一方的な優しさという名の傲慢ではないのか? と気づかされた。 複雑な感情が脳内をぐるぐる渦巻く読後感がしばらく続いていた中、辻村深月さんの解説が本当に言い得て妙でした。 また、慎一がようやく真実にたどり着いたのに、本当にあと一歩のところで間に合わなかったシーン。 本当に歯がゆい気持ちになった。 そして、慎一や老婆は、死刑執行の事実を知った時どのような心境だったのだろうか。 『店長がバカすぎて』で早見和真さんを知ったけれど、本当に同じ作者?と疑いたくなる程のギャップに驚かされた。 今までヒューマンドラマや社会派小説ばかり読んできたが、ミステリーの良さを知ることができた作品。 またジャンルの幅が広がっていく。楽しい。
5投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ話の進め方はいいです。 ただ、救われないほどのバッドエンドが個人的にはあまり好きではないので、星2つにしました。 せっかく本を読むのであれば、どこかに小さな幸せは残して欲しい。
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログなんとも切ない気持ちにさせられる。 元交際相手の妻と、その双子の娘の3人を放火により焼死させた罪で死刑宣告された、田中幸乃。 章が変わる度に、その関係者の追憶が描かれ、本当にこの女は殺人犯なのかといった疑問が生まれ読む手が止まらなくなる。 ラストに賛否あるみたいだけど自分はこれが現実だよなーと思ってしまった。
19投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冤罪だけれど死刑執行されることを望んでしまう、複雑な気持ちになりました。 もう7年ほど前に読んだ本ですが今だに大好きな一冊です。
2投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ今年読んだ本の中で、いちばん心を揺さぶられた一冊。30歳の女性死刑囚・幸乃の数奇な人生を辿る物語。 元交際相手の妻と幼い子どもたちを焼死させたとして死刑判決を受けた彼女は、執拗なストーカーというレッテルも貼られ、世間から厳しい目を向けられていた。本当にそうだったのか。読み進めるほど、その問いが胸に残り続ける。 幸乃が生涯求めてきたのは「人に必要とされること」。 つながりを渇望しながらも、誰かに迷惑をかけることを恐れ続けた彼女の姿が、胸の奥を静かにえぐってくる。 読みながら、私は幸乃の人生を追体験していた。 母の胎内でまどろんでいた時間から、幼い頃の幸せの崩壊、無条件に愛してくれるはずの家族からの拒絶、少しずつ世界から切り離されていくあの孤独まで。必要とされたいという切実な願いが、痛いほど伝わってくる。 最後に訪れる彼女の静かな安らぎが、善意によって乱されそうになる瞬間のささやかな抵抗も深く沁みた。あのラストは、自分の中では自然に受け止められる必然だった。 読まないと、この物語の凄さは伝わらない。出会えてよかったと心から思える一冊。
31投稿日: 2025.11.26
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間に合って!!! そう願う事を雪乃はきっと 望んでないのだろうけど 願わざるを得ない。 まぁそれにしても こうも彼女の周りに悪意の塊のような 人達ばかり集まるもんですか。 もう悔しくて悔しくて 腹立たしいわ、悲しいわ やるせないわ、読むのがしんどくなる 作品でした。 あの事件も、この事件も すべて真相を明かし、雪乃の潔白を 証明して欲しい。 そして、すでに時効となった事件だったとしても 彼女、彼らには制裁が下りますようにと願う。
1投稿日: 2025.11.23
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めでたしめでたしではない物語だった。 とても考えさせられる物語。 読後感が凄まじい。 田中幸乃という人物。 元恋人の一家を殺害したとして 死刑判決を受ける。 その見た目だけで、育った家庭環境だけで、 最初はぜったいこの人がやったと思った。 しかし、物語を読み進めていくうちに 田中幸乃の本質が明らかになってゆく。 冤罪はあってはならない。 たとえ本人が死を望んでいたとしても。 死刑を食い止めようとした幼少期の友人を 信じて欲しかった。 とても悔やまれる。
4投稿日: 2025.11.22
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痛すぎる。 本当にイノセントデイズだった。 最後の、私を必要としてくれる人がいて、その人にもう見捨てられたくない。 っていう。だったら死んだ方がいい。って。 物凄くわかるからめちゃ泣いた。 幸乃にとっては死刑が救いだったのかな。 他の人には救いにはならないけど、凄くわかる。自分の発言も怖いけど、凄くわかる。 にしても、学生時代の皐月や理子たちには腹がたってしょうがない。悲しすぎた。
1投稿日: 2025.11.21
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最後まで鬱感が消えなかった。 仕事の休憩中にラストを読んでしまったがためにその日は午後仕事に身が入らなかったです汗 人は自分勝手で逃げる生き物なのだと改めて痛感しました。 1日を大切に生きようと思いました
1投稿日: 2025.11.20
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何処までも救いがないように見えて、しかしその"救い"の招待すら読み手のエゴであり価値観なだけなのかも知れないなあと思う内容でした。 私は死刑制度は今後もあるべきだと思っています。 司法制度に対してまだまだ勉強中の身ではありますが、今の日本は加害者にばかり寄り添って被害者には厳しい世の中だと感じていました。 もし私が田中幸乃の起こしたニュースを見たとしたら、幸乃が死刑判決を下されてもあまり心は動かないのではないかと思います。 でも、事件の真実や背景を知ってしまうとどうしてもやりきれない気持ちになりますね。慎一の「今は、とりあえず加害者の側だから」という台詞が個人的に1番しっくりきました。 私はただの傍観者でしかないけれど、幸乃が最期少しでも苦しまず穏やかに逝けたならそれでいいのかもしれません。
6投稿日: 2025.11.20
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幸せな子供時代、最愛の母親が亡くなってしまった。そこから人生が一転してしまう。沢山の人に裏切られ見捨てられ…これ以上また誰かに見捨てられる事が怖い、それならば死ぬ方がマシだと語る幸乃。 自分で自分の人生を諦めてしまったら終わりという事なんじゃないかな。 刑務官の存在だけが救いだったかな。
1投稿日: 2025.11.18
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女性死刑囚の死刑に至るまでの生い立ちが、彼女に関わった人々の目線から描かれる。 メディアを通した彼女の人生は“いかにも”で、“整形シンデレラ”と大衆がいかにも騒ぎ立てそうな呼び名までつけられる。 しかし実際は母親が事故死するまではたしかに幸福なものであり、人生の岐路で信頼していた人にことごとく利用され裏切られたことによる結末だった。 そのエピソードがつくづくしんどかった。 幸乃の死刑確定が報じられ、姉や中学時代の友人らがほっとしているようなのもやるせなかった。 人間の弱さやずるさをこれでもかと見せられたように思う。 追い詰められると自己保身のために他人をここまで貶めることができるのか。 慎一はなぜそこまで幸乃にこだわるのか始め疑問だったが、幸乃という一見不幸でしかない女性を救うことで自分が救われたかったのかなと思う。 幸乃に万引きの罪を着せたままだったわけだから。 でも、幸乃にとっては無罪が証明されることも死刑を免れることも全く望んでいなかった。 でも執行前に幸乃に生きてほしいと願う人が一人でもいたという事実は、死に向かう彼女の心をほんの少し温めたのではないかと思う。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ死刑執行日に間に合わず、報われなかったように思えた。しかし、それはあくまで外から見た勝手な思いにすぎず、本人にとっては、ようやく待ち望んだ安らぎの瞬間だったのかもしれない。 人は「そういう育ちだから、こうなったのだろう」と決めつけたり、ネットの不確かな情報に影響されたりしがちだ。 先入観に惑わされずに人を信じることが、今の時代は一層難しく感じられる。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログある死刑囚の女性の話 過去の交際相手の家族をストーカーをし、放火し、嫁子供を殺害した。彼女の生い立ちから見えてくるのは育ちの悪さ。17歳の同じく育ちの良く無い無責任な母親から生まれて、養父には虐待をされ、犯罪を犯し少年院に入っていた過去も。そんなテレビからの情報からは、いかにもやりそう、なんて大体の人が思うような人物像ができあがる。 この本は今までに彼女に関わってきた人達が語る彼女。 そのには、テレビやネットから受けるような彼女の印象とはかなり違う物語がたくさん。 とても感動した。 読んでよかった。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これだけ生きることに執着がないことに驚いた 極悪人かと思いきや、とても優しい性格が垣間見えてくる。その中でも殺人を犯しているから絶対に許しては行けない人と思って読みすすめたがが、真実が明かされると、田中幸乃が本当に優しい人で環境が悪かったが故によくない方に流れていってしまった人なのか心苦しく感じた。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ2025.11.5読了 イノセントデイズを要約すると、純粋無垢な日々。 幸乃は誰よりも幸せな日々を望んでいたし、誰よりも平和な日々を望んでいた。 しかし、理子の身代わりになった辺りから、幸乃の幸せという概念が変わっていったのではないか? 強盗致傷の身代わりになって親友を守れたところで幸せになるわけがない。彼氏のDVを耐えることによって幸せになるわけがない。 しかし、幸乃は、それでも、その先に幸せがあると純粋な日々を過ごした結果、たどり着いたのが、自分が死ぬという、悲しい結末であったが…。やりきれない。 死刑執行日と新事実発覚日が同日になったことは、現代の司法への問いかけであったような気もする。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ自分を捨てた元恋人の家に放火し、妻と1歳の双子を殺めた田中幸乃。 死刑を宣告された彼女のこれまでの人生とは。 真実はあまりにも哀しく、残酷だった…
19投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ギリギリ⭐︎4 ミステリー‥なのかな? 田中幸乃の生涯、まわりの友達の話 翔ちゃんや慎一郎くんが幸乃の無実を晴らそうと頑張っていたけど、結局は刑が執行されて死刑になっちゃった。 おばあさんの孫が犯人だけど、その孫の仲間たちは自首しないのかな。幸乃が可哀想なだけだった。
2投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログよくできた作品である。 が、やはり読んでて辛くなってくる。暗いのだ。 あらすじを知らずに買った私が悪いのだけど、年取るとこういうのは避けるようになる。 最後まで読めたのは作者の達者さであろう。 この方の別の小説も挑戦したい。
2投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ物事は表裏一体というが それは人物にも当てはまるものであって 誰かの幸せは誰かにとっての不幸せであることを 強く考えさせられた。 イノセントには無罪の他にも純粋や無垢と言った 意味があるそうで 誰かに必要とされたいというたった一つの願い 嫌われることが極端に怖いという感情を 終始前面に押し出している様から 幸乃は死を望みつつも節々に生を捨てられない 純粋さを感じ、 凶悪犯罪者と揶揄される存在ではなく いたって普通の女の子だと感じた。 この手の本を読むとき、 どんな事件にもその裏に生活の背景や事情があって メディアの情報に踊らされちゃいけないんだけど そこまで深掘りするほどの情熱はなくて そういった時?にどう自分で判断したらいいんだろうってすごく考えちゃう節がある
8投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほぼ自殺。そう考えるとすこし腑に落ちる。 だからこそ死んではいけなかったとやっぱり思ってしまう。 慎ちゃんが間に合っていたら、というタラレバを考えてしまう。それでも死刑執行を望むのだろうか。 そして幸乃に言いたい。幸乃は見捨てられてきたんじゃない。幸乃が幸せになるために、幸乃が見捨てていい相手だったのだと。 優しさにつけこみ、利用するだけ利用し、都合が悪くなると捨てる。幸乃の周りが、人としてクズだっただけ。 そんなクズに気付けず、縋ってしまう幸乃の生い立ちが不幸なだけだ。 幸乃にとっても全然ハッピーエンドじゃない。 クズに縋らずに済む人生を手に入れることが必要だったのに。 翔のおじいちゃんはヒカルが事故で亡くなった時、手を差し伸べられなかったのか?など、また余計なタラレバを考えてしまう。 そこは繋がりがなかったのか?? 続きが気になってサクサク読めたけど、色々としんどかった…
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ面白かった。が、その面白さを伝えようとネタバレする愚は犯したくないので、何とも歯痒い。裁判官の判決文を引いた各章のタイトルも非常に綿密に構成されているが…いや、それすらもネタバレか。誰かに必要とされたいと願い、そして裏切られ続けてきた女性の生涯を描いた物語。
13投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこの本の主人公や登場人物について語ろうとするとき、私自身もたちまちこの本の中に組み込まれてしまう。客観的、俯瞰的な立場からの発言を許してくれない。 面白かった。
1投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多くの読者にとっての「バッドエンド」が、幸乃にとっての「ハッピーエンド」で、かつそのハッピーエンドが「死」であることに何とも言えない気持ちになった。 様々な場面で、現在社会の縮図を見たような思いがした。 人間は基本的に利己的であるというところ。 優しすぎる人がしんどい思いをするところ。 メディアは都合の良いように書き、人々がそれを良いように解釈するところ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「もし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが恐いんです」 そして幸乃は微笑みながら、ゆっくりと私から視線を逸らした。 「それは何年もここで堪え忍ぶことより、死ぬことよりずっと恐いことなんです」そう繰り返す彼女は、驚くほどキレイだった。いつか誰かに最期の瞬間を尋ねられたら、このことを伝えよう。願いを叶えようとした幸乃は間違いなく美しかった
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ死刑判決をされた女性の刑執行日までのお話 プロローグとして宣告される裁判の主文をなぞりながら、彼女の人生を振り返る。 幼少期に両親が離婚、再婚。 義父から暴力をうけ、 水商売をする祖母に引き取られる。 学生時代は窃盗・致傷で施設に入り、 大人になってから今回の死刑判決につながる 元恋人宅への放火を行う。 この放火によって元恋人の妻と1歳の双子が命を落とす。 いかにも「凶悪犯罪者」らしい経歴を持つ彼女は死刑執行前に何を思うのか。 人は1人では決して生きていけないのだと、人生の痕跡は必ず誰かの元に残るのだと感じました。 街ゆく人たちは皆自分と同じくそれなりの人生を“普通に”生きていると思いこんでいましたが、 一つ何かきっかけがあれば、 例えば雨が降ったら、人生が変わってしまうこともあるのだと怖くもなりました。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰かが必要としてくれてるけど、1人だと思いそれに気づかないでしんだほうがいいと思ってる主人公がつらい。 最後は全然ハッピーエンドじゃなく、こういうことで冤罪もうまれるんだなと思った。 内容はおもしろいが、物語に入り込んでしまって読むのちょっとしんどくなる。
0投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ電車でこの本を読んでる時に隣に座ってたおばさま達が死にたいなら他人を巻き込んで死なないで自分1人で死ねばいいのにね 戦争経験した私たちより命の重みがどうのこうの喋っててこの本を読了するまでは全く同意見だったが、この本に書いてあった死にたいけど一人で死ぬ勇気はない的なの見てはぁーそんな人間もいるのかと思わされた この終わり方好き田中幸乃視点はハッピーエンドだけどそれ以外からはバットエンドで読者は基本それ以外の視点で物語を読み進めてそうだし面白い仕掛けだなと思った 慎一が翔にキレてる所腹が立った。 俺は俺のやり方でとかいつタイムリミットが来るかもわからない状況でそんな事に拘る人間性が傲慢過ぎて気持ちが悪かった
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ何も知らずに読んだ方が良い。 ただただ1人の女性が裏切りにあって転落していく人生、そのそばにいた人たちの述懐。そのような流れでストーリー語られて行き、暗い気持ちになっていく。そうして第一部が終わるのだが、第二部が始まると、突如違った切り口で物語が語られ始める…。 第二部の後半からクライマックスにかけては、行ったことのない街の情景や人々の表情が目に浮かび、ものすごい速さでストーリーが展開していく。 とても良い本だと思います。読んで良かった。
1投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作家は家族を描く 特に,家族の気持ち悪い面を描く 今作 最後 壮大なクライマックスの可能性も予測したが なんとも 悲しく終わってしまった 家族の絆からは逃れられない 呪詛 業 単なる毒親では片付けられない
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ1人の死刑囚の少女の歴史をその時代に色濃く関わった人物の視点から語られる形で進んでいく。 語られる少女の性格からは想像が出来ない死刑囚という現実。なぜ少女は死刑囚になったのか。 読み進めるうちに読者もこの世界で少女の歴史を語る1人になるかのような没入感を感じられた。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ救いがないと思ったけど、幸乃の状況だったら、あの結果が一番の救いで、自分の望がやっと叶ったんだと思った。つらい状況の時に救いの手を差し伸べてくれるわけでもないのに、「生きろ」も「救いたい」もただの暴力でしかない。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても重い話で、幸乃の薄幸な人生を読み進める事が辛く感じた。 でも、生まれながらにツイていないことが重なり、こういうことって誰にでも起こりうる事で(私も生まれながらにしてツイていない)幸乃の姿は自分自身とも重なった。 だからこそ、辛く苦しく感じたのかもしれない。 幸乃に生きて欲しかった。 どうしても。 だけど、私も物語の後半まで、 『幸乃が犯人であること』を信じて疑わなかった。 人が人を思い込むということはとても恐ろしいことなんだと思った。 弁護士の翔は一体何をしたかったの?中途半端な使命感はやっぱり所詮は金持ちのボンボン?←これも私の思い込みだよね。 慎一はまたしばらく自分を責めてしまうかもしれないけれど、もう中学生の時の彼ではない。きっと立ち直って立派に生きてくれると信じている。
8投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ出てくる人間みんな身勝手だ、田中幸乃も含めて 田中幸乃の人生を概観すると、父・美智子・理子・敬介と彼女を一度は必要してくれた存在に幾度となく捨てられ続けた。辛いなどという平凡な言葉では言い尽くせないだろう。 本当にみんな身勝手だと思う。子どもを育てたいと思って産んだ母ヒカルも、孫が生まれて生じた気持ちの揺らぎから堕胎をすぐに進めなかった産婦人科医も、幸乃を殴って暴言を吐いた父も、幸乃を引き取るだけ引き取ってネグレクト気味の美智子も、自分の罪を肩代わりさせた理子も、幸乃を依存させるだけさせて都合が悪くなったら別れた敬介も、そして自分の正義感で突っ走った翔も、自分の罪を一向に謝罪しなかった慎一も、みんな身勝手だ。 必要としてくれる存在に捨てられる経験を重ねる中で、最初はその相手に依存気味だったのが、最後にはもう必要とされたくないと自暴自棄になっていった。 「もし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが恐いんです」 p.445の台詞がそれを物語っている。 そして最後には自ら殺人犯の身代わりとなって、死刑を受け入れた。これは読者にとっては悲劇のストーリーである。 しかし他方で、私は真犯人の身代わりとなって死刑を受け入れたことはせめてもの救いと思う。 自殺するなというのは聡から言われた言葉で、ある種呪いでもある。けど幸乃は生きていくのも精一杯な状態でいた。そんな彼女にとって、誰かが殺してくれるのは救済であった。彼女は自力で救済を選んだ。 そう考えれば、真犯人に代わって死にに行くのは、もしかしたら幸乃が死ぬ前に最後にできた身勝手かもしれない。最後の最後に(それが本書の結末のような結果であれ)身勝手を貫けて良かったと賞賛して筆を置きたい。
8投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ主人公の幸乃と雪穂、章毎に他者視点で進むストーリー、この作品を読んでいると白夜行がチラついてくる ボタンの掛け違いが生んだ悲劇のように感じていたが、辻村深月のあとがきを読み理解が深まった気がする
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幸乃が犯人では無いことに驚き、けど救われない(幸乃は望んだとはいえ)結末に、なんとも言えない読了感。染井為人の「正体」を読んだ後の感覚に近い。
1投稿日: 2025.09.26
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7割ほど読み進めるまで、田中幸乃は結局嫉妬に狂って放火し無実の3人を殺害した凶悪犯なのだと信じて疑わなかった。 様々な視点から田中幸乃という人間が浮き彫りになっていくにつれ違和感を感じ始めた。世論が彼女を犯人と糾弾し続ける中、親しい友人達は何故彼女を信じ続けられるのか。支援し続けられるのか。 幸乃が釈放される結末を望みながらも、この作品におけるハッピーエンドは死刑が執行されることなのだろうとを感じ、どんな結末を迎えるのだろうかとページをめくる手が止まらなかった。 これほどまでの死への執着を見せる幸乃の生への絶望は計り知れない。 この作品で救われたのは幸乃だけだと思う。
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ救いのない話だったな。子どもって無力だ…そして人生転がり落ちるときは本当に転がっていっちゃうんだな…思考回路も…ただただユキの自殺に至るまでの話じゃん。ユキは良かったかもしれないけど周りの人はやり切れないなぁ
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ主人公はなぜここまで沈黙を突き通し、自ら死に向かうのか。理解できないが、自分が理解出来ない思考を持つ人が当たり前にいることを、フィクションながら突きつけてくる一冊。 その真因は、生まれ育った環境にある。自ら子どもを育てる親として、環境の大切さを再認識した。
0投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ今ひとつ、主役の姿がハッキリと浮かんでこない。いや、外形的なものや薄い表面は浮かんでくるのだが、心の奥底を描いているようで、描ききれてはいないのでは? もしくは、描こうとしている心の深部の設定が荒唐無稽か。
15投稿日: 2025.09.21
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『生きたいというかすかな衝動を、死にたいという強い願いで封じ込めた(p449)』 優しい人が救われないのは辛い でも、田中幸乃にとっては無罪と証明される事が救いじゃない、という点で本当に救いがない
2投稿日: 2025.09.13
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2025/9/12再読了 巧みな構成が描き出す、主人公・田中幸乃の孤独 この物語は、一人の語り手ではなく、主人公・幸乃と関わった複数人の視点から彼女の人生を多角的に描き出している。この巧みな構成によって、なぜ幸乃が極度に孤独で、執拗なまでに愛を求め、自分を必要としてくれる相手に全てを捧げるような性格になってしまったのかが、読者に痛いほど伝わってくる。 彼女の人生は、束の間の幸せを掴んだかと思うと、運命のいたずらや周囲の環境によって無慈悲に不幸のどん底へ突き落とされることの繰り返しだった。その激しい波に心を壊された幸乃は、やがて差し伸べられる新たな幸せさえも拒絶するようになってしまう。 読後感を支配する、救いのない結末への衝撃 一度読んだことを忘れていたほどだったが、再読すると物語に強く引き込まれ、「幸乃が救われてほしい」と切に願いながらページをめくった。特に、慎一が真相を突き止めてくれるのではないかという希望を抱いていた。 しかし、その期待はラストで裏切られることになる。その結末がもたらす衝撃は大きく、やりきれない気持ちにさせられた。最後の最後、自らの意思で発作を抑え、死を選びとろうとする幸乃の姿は、彼女の壮絶な覚悟を感じさせ、強く印象に残る場面だった。
2投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ田中幸乃の歩んだ壮絶な人生を肌で感じながらの読了。 こんなに胸を締め付けられ、そして涙が溢れてきた小説は久しぶりでした。 読了の勢いで、巻末の辻村深月さんの解説を読むと、さらに涙が… “彼女にとっての救いとはー?” その一点に集中すればするほど、さらに深く胸を抉られる…そんな作品でした。 未読の方には心からオススメしたい作品です。 (読み始め:2025/9/8 読了:2025/9/12)
38投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなにも心が深く動かされることになるとは思わなかった。田中幸乃という死刑囚の過去を知るに連れ、私の心はひどく動揺した。幼少期の家族との暖かい日々の事を思い返すたびに、著者がイノセントデイズとこの小説を名付けた意味を自分なりに解釈した。誰にもイノセントデイズがあり、ほんの少しのボタンのかけ違えで純粋さは失われる。でも、田中幸乃は最後の瞬間まで、純粋そのものだった。純粋すぎるが故に彼女は自分が愛されていること、必要とされていることに気づかない。 田中幸乃が最後に見せた死への執念はこの先忘れられない場面になったと同時に、街中で見かける子供達の無邪気な笑顔が多くの愛でこの先も包まれる事を願ってやまない。
4投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ彼女のような人が苦しみ、その他諸々の人が平然と暮らすのがリアル。リアルなのが、またなんとも残酷。 救いがない、というけど、彼女にとってはこれが救いなのでは。 簡単に死にたいとか口に出すな、と言うけども、そうさせたのは、誰ですか。
3投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログお、重、、、。あんまり深く考えずに図書館で手に取ったけど、エピローグの時点で顔をしかめながら読んでいた。朝から飲み始めて、ずっと顔を顰めつつ、でもどうなるのかが気になって、結局その日のうちに読み終えてしまった。久しぶりに重い話を読んだ。絶対にそこから出します、という一文に一瞬光を見たけど、そんな綺麗ごとではなかったね。こういう話を読むたびに、自分は愛されてここに生きてるんだなあと実感する。
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ著者、早見和真さん(1977~)さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。日本推理作家協会賞受賞。 ---引用終了 1冊の本を通読することは少ないのですが、本作は、通読しました(;^_^A 中々の力作と思います。
80投稿日: 2025.09.01
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読後心に穴が空いたかのようにしばらく何も考えられなくなるくらい衝撃を受けた作品。 田中幸乃という一人の女性の人生を彼女に関わった人々から追体験していく形式で物語は進む。 読み進めていくうちに世間から認知されている彼女の凶悪な過去は真実ではないことがわかる。だが世間一般にそれが知られることはなく彼女は死刑執行されてしまい読者の心を痛めつける。 人との繋がりの光と闇を両面描いており、人間関係は必ずしも自分を救ってくれるものではないと認識させられた。またメディアで語られるもの全てが事実ではなく物事を多面的に捉える必要性を強く実感させられた。 『イノセント•デイズ』自分にとって本当に最高の一冊に出会えてよかった! 辻村深月さんの解説は是非読んでほしいです!
2投稿日: 2025.08.31
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自分勝手に決めつけることの怖さを感じた。 話の中の歪な友情関係には辟易した。中盤は特にどいつもこいつもひどい人ばっかり…と思ってしまった。慎一目線の翔に嫌気が差す気持ちも伝わってきた、自分が慎一に近しいからかもしれないけど。自分は、翔は幸乃のために助けるとは物語中でも言っていたが、自分が気持ちよくなるためっていうのが透けてみえた気がした。 物語の一般論としては、バッドエンドでの完結の話だと思う。ただ、幸乃にとってはハッピーエンドだろう。死ぬために発作を出さないように必死になる最後が印象的だった。もどかしい… 店長がバカすぎてを描かれた人とは考えられないお話だった。ギャップがすごい。
1投稿日: 2025.08.23
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優しくて無垢な雪乃に報われてほしいと感じたが、本人はそれを望まない、誰からも必要とされないし捨てられるくらいなら死にたいと思っていた時に冤罪で死刑を受け入れる。感情が昂ると失神してしまう病気があり、心神喪失の状態にあるときは死刑執行を一旦見送るという刑事控訴法があるそうで、無罪であると気付いていた女性刑務官は生かそうとするが「彼女が死ぬために生きようとする姿を、この目に焼き付けなければならなかった。」という一文に田中雪乃の意志の強さを感じた。
2投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ一気に読んだ。凄まじい。 自身の感想がどう表していいかわからなくなった。 解説の辻村深月さんの感想を読んで納得し心を落ち着かせれた。この物語はヤバい。の一言。
4投稿日: 2025.08.14
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一回読むだけじゃ消化できない。 田中幸乃は純粋に幸せを願う…その幸せが迷惑をかけずに死ぬこと。それは、誰かが人生を賭けるほど奮い立たせるもので、それぞれ方向性は違えど幸乃の幸せを願うものだった。 繰り返されるボタンのかけ違いがこの結末を向かえたと思うと、事実ってなんなんだろうと感じた。 辻村深月さんの解説を読んで… 興奮すると気絶してしまう病気と幸乃本人の他人を尊重しすぎる性格が、結果的に幸乃自身の人生に無責任な行動をとらせていた。しかし最後のシーンでは、幸乃がふんばり病気に抵抗したことで、自分の選択に責任をとった。この覚悟に圧倒されたんだと分かりました。 結末を知りモヤモヤする人は、ぜひ辻村さんの解説を読んでみてください。
3投稿日: 2025.08.08
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テーマが死刑囚である点で染井為人さんの「正体」を連想したが、「正体」が持つ「希望」とは対照的に、本書は「絶望」こそが物語全体を覆っており、性質が全く異なる傑作に感じた。そして、辻村深月さんの解説で、解釈が180°変わった。
1投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ衝撃的なラストは3日寝込むと帯に書いてあったので気になるけどなかなか読むことができず、ようやく手に取りました。最初から読み応えあり、2日で読了しました。ジェットコースターに乗る気分で身構えて読みました。確かに衝撃的でした、、、 とても考えさせられるお話でした。
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ何とも言えない読後感でした。 生への執着、死への執着。 それぞれが入り混じった世界。 そしてあまりにも哀しい真実。 そしてあまりにも哀しい孤独感。 衝撃的な一冊でした。
34投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログここ最近で最も衝撃を受けた本。悲しいだけとか暗すぎるとかすっきりしないから嫌とか、そういう感想になってしまうかもしれないが、そう単純な物語ではなく、一言で言い表せない複雑な面があると思う。ちょっとすごいよ、これ。
4投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分も序盤と終盤で幸乃に対する考えが変わってしまった一人。物事を一方的な見方のみで判断するのは良くないよなと思いつつも、この作品のように奥の奥にしまわれてしまった真実・見方をすくいだすのは難しいよな、、、と思ったり。
3投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ繊細で、優しくて、無垢な心は悪意に蝕まれて道を誤っていくのではないでしょうか。 きっと周りの環境や人間が、純粋無垢な彼女を平等に尊重しあって生きていけたら素敵な人との幸せな未来に期待を持つ人間になっていたかもしれないのに。 周りの形がくずれていくことで純粋な心はいいように扱われて、それが正しいと錯覚した歪んだ思いになっていく禍々しさを感じました。 きっと、古本屋の事件だって後からでも犯人は違ったと名乗り出ていれば一緒に乗り越えたはずなのに、自分の保身のためにそれぞれが彼女の身代わりになるという優しさに頼ってしまった。 死刑の直前に、延長しないために倒れないように抗う姿がありました。解説では初めて彼女が死ぬために生きる輪郭を作ったとありましたが、慎ちゃんへ会いたかった後悔はあったのではと思います。 でも倒れて延長してしまったらもう取り返しのつかない気づきを無理やり死刑執行に持っていったようにも思えます。 同僚がすごくオススメしてくれたので読めて良かったです。
5投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ個人的には最後の最後で自分なりの一縷の希望を求めてましたが、考えさせられる壮絶な最後でした。でもこれが幸乃が望んでいた最後なのかもしれません。
1投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ田中幸乃の人生はなんだったんだろうとつい考えてしまう 最後の終わり方を希望と捉えていいのかものすごく迷った 彼女を助けようとしてくれてる人はいたがみな何か足りなかったりとほんとうに彼女の味方はいたのかなど色々悶々と考えてしまった
1投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ読了後、 うわぁ……まじか…って声が出た。(心の) 久しぶりに読み応えのあるミステリー、夜更かしして一気読み。 相手の心を想像すること、と翔の父が言葉をかけるところがとても心に残った。真偽不明の情報や、勝手な印象で物事を捉えがちだし、無意識の決めつけがこわい。中学時代の友情や、恋人との生活に、疑問と怒りが湧いてくるけど、幸乃がしてきた選択しかあの時にはなかったのだと思った。緻密で細かい設定にのめりこんだ。衝撃すぎるけど説明できないこの感情を冒頭の言葉にすべて集約。
13投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だただ辛い。 だが読みやすく、ページを捲る手が止まらない。 ヒカルが事故にあわなければ 父親が手をあげなければ 万引きの身代わりにならなければ 敬介と出会わなければ 敬介がネット振込だけしていれば 八田に電話がつながっていれば どこにでもある出来事は表裏一体なんだ。 自分の人生を振り返った時にそれぞれの場面で悪い方にばかり転んでいたらきっと自分もたどり着くのは「死」だったんだと思う。 いつもなら眠るように気を失っていた幸乃も、明確な「死にたい」という願望で持病に勝つ描写が一番辛かった。 でも幸乃にとってはハッピーエンドなのかな? 見る人によっては救いがないと思うかもしれないが、いつかまた読み直そうと思う。
2投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログこの本を読んで受けた今の気持ちと衝撃をどうにか残しておきたいと思うが、表現しきれない。 活字でこれだけ心動かされる本ってすごい
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ元恋人の家を放火し妻と双子の子供を殺害した罪で死刑判決となった女。女を必要とする人間に利用され、死にたいが死ねない人生だった。 死に抗わなかった女が、最後の刑務官の言葉で生きたいと気持ちが越える瞬間の描写が締め付けられる。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログ田中幸乃死刑囚の話。色々な視点から彼女を見て読み切った時、切なさとやりきれなさに押しつぶされた。あとちょっと、何かがズレていれば彼女はこんなことにならなかったのではないだろうか。
0投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ救いのない孤独だった。 ほんのわずか彼女の心が温かくなったとしても 彼女は裏切られ、傷つけられた歴史が それを圧し潰す。 あまりにも辛い話だった。 でも、冤罪の中にはこんな救いのないストーリーがあるのかもしれない。 「イノセント」という言葉には、「無実の」の他に「純粋な」とか「無垢の」という意味があることを知った。 田中幸乃のイノセントな魂とイノセントな命は、桜とともに散っていった。残念。
103投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連続放火殺人を起こし、死刑囚となった女性の物語。女性は私生児(婚姻関係のない男女の子供)として生まれ、母はホステス、養父からは虐待を受け、母の死後は強盗致傷事件を起こし、少年院に入れられる。その後はまっとうな人生を歩むが、彼氏から別れを告げられた後、彼氏のストーカーとなる。その後、彼氏の妻、子供に対して放火殺人事件を起こす。しかし、幸乃の過去を読み進めるうちに、幸乃が心優しく、他人のために尽くすことができるただの気弱な少女であることが明らかとなる。 読んでいて心が苦しくなった。幸乃には救われてほしかった。どこかで、救いの手が差し伸べられて入れば、幸乃の人生は大きく変わったと思う。読み進めるほど、事件の真相が気になると同時に、本当に彼女が事件を起こしたのか、どこかで彼女が救われることはないのかという思いが強くなった。放火を起こした犯人の祖母は許せん。息子が死んだならはよ真実を公表しろよと思った。どうにかして、彼女には生きて報われてほしいと思ったが、辻村深月さんの解説では、「初めて自らの意思を見せ、死のうとしている彼女に対し、生きてほしいと望む気持ちは傲慢ではないだろうか」とあり、自らの考えは当事者の気持ちを配慮しない安直なものだったと思った。それでも、やっぱり彼女にはどこかで幸せになって欲しいという思いは尽きない。
1投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ田中幸乃の人生をずっと俯瞰してた。 色んな人の目線で、 色んな角度から、 彼女の人生を辿り、 田中幸乃とは誰なのかを真剣に考えた。。 きっとどこかで彼女の名前にも入っている 「幸せ」が、彼女にとっての「幸せ」が、 どこかで訪れるって思ってた。 結果、これも幸せなのかもしれないし、 この幸せか不幸せかとかを考えること自体、 辻村さんの解説にあるように複雑なものであると ここらから感じられる作品だった。 文体も読みやすく、情景もイメージしやすいので 読まれる皆さんも是非、 田中幸乃の味方でいて欲しい。 死にたいと心底思い続けた田中幸乃。 登場人物や読者、みんな貴女を赦してるんだよ。 みんな味方だよって、幸乃に伝えたい。
1投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わった後もしばらく心がざわついて仕方がなかった。 こんなにも心を揺さぶられる作品は久しぶりだし、ここまで不幸な話を読むのも久しぶりだった。 結局、幸乃を救うとはどういうことだったんだろう。幸乃を救いたい、と思いながら読んでいても、何が正しい行動なのかわからないのがもどかしく、そもそも救いたいなどと思うことが傲慢なのではという思いも湧き上がってきたり、特に後半はとにかく感情揺さぶられっぱなしだった。 それでも幸乃は最後の最後、自らの望み通りになるよう、「根性を見せた」のだと思う。ただ一人、自分の心をこじ開けてくれた敬介の言葉を最期に思い出したのか、どうか。
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元恋人の家に放火し、妻と双子を殺害した罪で死刑を宣告された幸乃。 彼女はなぜ、犯罪に至ったのか。 幸乃に関わった人達の視点で彼女の過去があらわになっていく。 エンディングも含めて完璧なストーリーだった。 自己保身のために相手に犠牲を負わせる弱さ。 その罪悪感から逃れるための、沈黙。 相手のために見えて、自分の為に行われる正義。 一面からの情報を断片的に見ただけで、相手を「こういう人」と決めつける愚かさ。 人間の弱さや汚さが描かれる中、相手に合わせて生きてきた幸乃が最後に見せた死への強い意志が、とても強く印象に残った。
1投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ死刑囚、田中幸乃の人生。 読み進めていくと、びっくりするほど死刑囚という言葉と掛け離れている幸乃の人柄、人生……。 って感想を書く自分も、死刑囚という言葉に固定のイメージを持ってしまっているなと思う。 人の一部分だけを見て、こういう人だと決めつけてはならない。当事者にしか分からないことがたくさんある。 生きていてほしい、そう思うのも傲慢なのだろうか。本人の意思も知らないくせに。 とにかく心が揺さぶられる作品でした。言葉では言い表せない。定期的に読み返したい。
2投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ報われない人生、最後だけは自分の思う通りになれたのか…? 幸乃という名前でなかったら、また違う人生だったのかな… 有名人の自死のニュースを見る度に 誰かが助けられたのでは…と思って勝手に心乱してしまうことが度々あるのだけど、 みんなこういうことだったのかな、と思わせてしまうような内容でした。
14投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ読んでいて辛かった。辛すぎて一気読み出来ず何日かかけて読んだ分ずっと辛かった。こういう人って日本のどこかにいるんだと思う。周りが浅はかすぎる。
4投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
社会派の重めの小説は、好きなので展開が気になり前半は、どんどん読めました。途中から、田中幸乃は、犯人ではないのでは?と思いながら読み進めましたが、なんか期待を裏切る展開で結局死刑になったしまったのが残念です。無実が世間に知られて幸せになってほしかったです。モヤモヤする終わり方でした。
1投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ死刑を宣告された田中幸乃。凶行の裏側を彼女の30年の人生に関わった人たちが追想し、やがて辿り着いた真実。どっちが哀しい結末になるのか、わからないけど。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ幸乃の幸せはどこにあるのかと考えさせられるばかりでした。誰かが支えになって勇気を持てていたら変わっていたのか?彼女は最後まで純粋でした。
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ2回目読みました!また一気に読んでしまった。 中盤からは、間に合ってほしいという思いからどんどん読むのが早くなった。なんとも言えない気持ちになるけど、心が揺さぶられる小説。
2投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ人生って長くて、 人には色々な面や事情があって、 ほんとにその人のことを全部理解することなんて無理で。 人生の部分部分で関わった人たちが見ていた部分も、その人のほんの一部に過ぎなくて。 だからこそ、その時の勢いなんかで都合よくその人を利用出来てしまう人もいて。 でもそういうことをされてきた事実は、確実にその後の人生とか人格形成に影響を与えている。 そんなことをほわーっと感じた本だった。
22投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログ死刑を宣告された女性の人生が報われなくて、とにかく辛かった。 最後で真実が明らかになって、さらに辛い展開になるけど、でも、彼女は本当に報われなかったのかな。とも思えた凄まじい作品だった。
2投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐々木くんなんであの時冤罪の凄腕弁護士の申し出を、、、と思ったけど、それをしてたら老婆の自白は無かったと思うので結果こうなってしまったのだな、、、雪乃は本当に無垢過ぎて人の悪意に利用された人生で読み手も護りたくなる存在だった。
2投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログニュースや噂を鵜呑みにしない。 どんな人にも良い面、悪い面ある。 実在する人の不幸をエンタメにする人間にはならないようにと改めて誓える作品。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先が読みたくてページを捲る手が止まらないのは久々かも。 死刑囚の女性に対する、これまで関わった人たちの回想や真実を読む度に切ないんだけど、ただ辛いとか悲しいというわけではなく… 正に強く心を揺さぶられたと言う感じ。 無罪であることが認められてほしい! 死刑執行を止めてほしい! と思いながら読みましたが、 最後の最後で、幸乃が望んだのなら、 それでよかったのかもしれないと思わされました。 (と、思わせる筆力が素晴らしい) ただ… 残された人たち、 真実を知る人たち、 幸乃に許して欲しかった人たち、 幸乃を必要としていた人たち… その無念な思いを想像するとほんとに切ない。 でも、わすれられない一冊になりました。
5投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の方を読んで はいはい。 死刑が確定したけど、友人たちが頑張って証拠を集めてギリギリで死刑執行回避するパターンのやつね。 わかります。 と思ってたら死刑執行されたわ。 つらぁ。。。 けど、幸乃の立場からすると死刑になることがバッドエンドじゃなくてハッピーエンドだったのかなと思う。 死刑を回避した後の人生が本当に幸せだったのかなんて分からないしね。 とはいえ、慎一はやり切れんよなぁ。。。 死刑執行を知った時の慎一の気持ちを想うと本当辛い。。。 なんとかならんかったんかなぁ。どこで間違えたんやぁ!!! ちくしょーーー!!! この本読んでの教訓 「人を見た目で判断したらいけない」(小並感)
1投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「もし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが恐いんです。それは何年もここで耐え忍ぶことより死ぬことよりもずっと恐いことなんです」 田中 幸乃のように人生に絶望し、死にたがっている人を目の前にして私は何ができるのだろうか? 彼女はいろんな人に「あなたが必要」と言われ、それを受け入れ、自分が不利な立場になることが分かっていたのに罪まで被った。私には全く想像のできない幸乃の世界で理解に苦しみ、そしてまだ中学生という若さの頃から「自分はいなくなった方がいい」などと人生を諦めていたのだろうか?と思うとやるせない気持ちになりました。 祖母に引き取られてからはまるで坂道を転がるように転落していく彼女の人生。彼女は自分の人生に一体何を求め、何に喜びを見出していたのだろう?それとも人生を楽しむことすら望んではいけないと自分を制していたのだろうか? 例え翔や慎一が幸乃の死刑判決を覆したとしても、その後の彼女に生きる気力は残っていたのだろうか? 彼女に想像力や選択することの自由があることを知っていたら彼女の人生はもっと違うものになっていたのだろうか? どうにももって行き場のない気持ちが読了後にも後を引いています。 7章に分けて幸乃の歩んだ人生が出生時からそれぞれに描かれており、半分を過ぎたぐらいから一気に読み進めました。
1投稿日: 2025.04.15
powered by ブクログ元交際相手の妻と双子の子供を焼き殺した罪で 死刑判決を受けた女、田中幸乃。 何故この女がそうなってしまったのかを 幼少期から説明しながらストーリーが展開していく。 そこには複雑に絡み合った真実が…的なストーリー。 生々しい描写や胸を打つ展開は確かに見事だった。 序盤から中盤にかけては食い入る様にストーリーを 追いかけていた。 しかし終盤の失速というか物足りなさは 正直感じた。 辻村深月のあと書きは読むべき。 読む人によってはとても刺さるだろうが 自分にはもうワンパンチ欲しかった。
0投稿日: 2025.04.14
