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イノセント・デイズ(新潮文庫)
イノセント・デイズ(新潮文庫)
早見和真/新潮社
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総合評価

898件)
4.0
256
377
179
27
6
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく良い。いつかの本屋大賞で読むのが少し億劫だったけど、さすが本屋大賞って思った。丁寧な描写とストーリー性によって私までドキドキした。間に合わなかったのが本当にショック。でもそこがいいんだろうな。

    3
    投稿日: 2023.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに夢中になれる作品に出会えました。章ごとに主人公が変わるのも斬新でした。しかし分からなかった部分が1つ、慎一との幼少期のエピソードで特別な絆などが書かれていなかったので、何故あんなに主人公に固執するのかがよく分かりませんでした。

    2
    投稿日: 2023.04.24
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    4/16 普段からあまりミステリー小説は読まないのですが、おすすめされたので。 読んだ後は不思議と何かが腑に落ちた気がしました。 これはある意味「ミステリー」だなと。 人をその人たらしめているものは「輪郭」だと思います。自分はこういう人間だ!という内なるエネルギーと、周りからの客観的な視点でのエネルギー。 だから、自分だけじゃ自分のことはわからないし、周りからの評価を気にしてばかりじゃ自分が保てません。 人って、自分って、1番のミステリーだと思わされた1冊でした!

    14
    投稿日: 2023.04.16
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    放火殺人犯として捕まり、死刑囚となった田中幸乃の人生は幸せだったのだろうか…と感じてしまった。最後まで救いが無いように思ったが、幸乃の持病でもある意識消失も最後の時には死刑でしっかりと死ぬために意識を失わないように抗おうとする幸乃の様子に衝撃を受けた。不思議と読後感は悪くなく、不思議な作品に出合ったなと思った。

    3
    投稿日: 2023.04.16
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    話が重すぎて、ため息が絶えませんでした。特に理子の話は私に重なる部分があり、ずっと辛かったです。読んでいて楽しくないけど、面白い作品でした。

    7
    投稿日: 2023.04.03
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    重すぎてやっとの思いで読み切りました。 もう一度読みたいとは思えない。 「店長が…」と全く異なる作風に作家の力量を感じます。 今後も新作をフォローします。

    7
    投稿日: 2023.03.30
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    内容は面白かったが、 登場人物も多く、一気に読まないと あれ?っとなってしまい 中断すると、内容がわからなくなってしまい、 何度か読み直しました。

    3
    投稿日: 2023.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    衝撃的 間違えなく今まで読んだ中で5本の指に入る名作。 読後この感情を言葉に表す事が難しく、「儚さ」に近い感情で満たされている。 「死刑判決」の裁判の情状に沿うストーリー展開の中、関わる人間とで協和したり不協和したり。 同じ出来事でも外から見た物と中から見た物の違和感の多さ。 優しさや純粋さが招く悪条件や悪環境や不都合さ。 最終的に読者へは悲壮感、主人公へは解放感。 なんだろう? 何度も書くが凄い作品だった。

    51
    投稿日: 2023.03.16
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    映画を観るときは、エンドロールが終わるまで席を立たないようにしている。小説を読み終えたあと、必ず解説まで読むようにしているのは、エンドロールに近しいものを感じているからかも。 誰のどんな感想より、辻村深月さんの解説が私には一番しっくりきた。これはただ不憫な女の救いのない一生を描いているわけではない。優しく、か弱く、流されやすい、重大な決定を誰かに委ねずには生きてこれなかった彼女の人生の中で、ただひとつ揺るがない覚悟を見届ける物語なのだと思う。繊細な描写に、彼女の強さを確かに見た。

    2
    投稿日: 2023.03.16
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    読書にハマったきっかけの一冊 沢山の人にオススメしています 田中 幸乃の人を信じすぎた生涯に、読み終わって心にでっかい穴が空いたような感覚です

    7
    投稿日: 2023.03.10
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    読み終わって、こんなに虚しい気持ちになったのは初めてでした。助けてあげられなかった悔しさと悲しみも大きかった。 あと一瞬でも差し伸べる手が早かったら、誰かの人生を変えることができる。でも、ぽっかりあいた心の穴を、所詮他人が気付いて、埋めてあげるのは本当に難しいと思った。 だからこそ対話が必要。 お互いに自己肯定感をあげるしかないと思った。

    2
    投稿日: 2023.03.09
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    幸乃は自分は誰から必要とされていないと思っていたけどこの放火事件をきっかけに、幸乃を救うために動いてくれる周りの人や友達がたくさんいる事に気づいてほしかったです。死ぬ事を求める少し前に八田さんに電話をかけたのは幸乃の中で生きたいというわずかな願いが心のどこかにあったからかもしれないと思いました。自分の中で考え込まずに少しでも周りに相談できる環境があれば、彼女は本作と違った形で報われる事が出来たのかなと考えさせられる作品でした。章ごとに変わる幸乃の関わる人物のそれぞれの目線から読み進める事ができてより一層感情移入できました。

    1
    投稿日: 2023.03.07
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    「誰かに必要とされる」ことはこんなにも大切なのだと痛感させられました。慎一たちのその後は気になりますが、結末はこれしかなかったのかなと思います。幸乃の来世での幸せを強く願います。

    1
    投稿日: 2023.03.05
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    なぜ田中幸乃が放火殺人犯として死刑囚になったのか?読み進める度にも新しい謎は増えるばかりで手が止まりませんでした。結末は衝撃的なものでしたが、彼女の「望みが叶った」と考えれば少しは救われたのかな…と。とても哀しいけど彼女の過去を知れば、この結末以外あり得なかったのかな…と読み終わった後は胸の中が空っぽになったようなそんな気分になりました。

    1
    投稿日: 2023.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それぞれの人の視点がわかる。 最初は死刑宣告を受けた女性の人物像を気持ち悪くてダメな人間に感じるけど、読み進めるうちに守りたくなるような心の優しすぎる人だったのだとわかる。 女性の本当の親もメディアでは最低な親だと散々な言われようだったけど、本当の姿に感動する。 周囲の人間の心の闇に犠牲になってしまった主人公に心が痛む。 いろんな人の立場や気持ちを感じ、感情移入できる本。 すごくよかった。

    1
    投稿日: 2023.03.03
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    死刑執行が言い渡される田中幸乃。報じられているその生い立ちと動機、それに対し事実を知る人物による本当の田中幸乃と真犯人の存在。それらが少しずつ明かされて行く中、それでも「死ぬために生きる」幸乃。

    0
    投稿日: 2023.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後に助かるわけでもなく死刑になって終わったのがとても良かった。スッキリ度していてとても好みだった。適当に選んだけど買ってよかった。

    2
    投稿日: 2023.02.19
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    率直におもしろかったです。 ぐいぐい引き込まれるテンポの良さも、読みやすく読み手側からするとありがたかったです。 ラストは衝撃をうけましたが、間をおいて考えると主人公的に、「悪かった」?「良かった」?と考えしまった。

    1
    投稿日: 2023.02.12
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    面白い。半分まで読んだがどんどん興味を惹かれる。田中幸乃の不幸な生い立ちが最高。最後まで読んだ。結構この作品好き。星5に近い4でした。1日で読みました。 色々な視点で描かれていて、飽きさせない展開がナイス。 これ以上登場人物が多くなると理解できなくなるギリギリのラインでした。今年一番の作品

    11
    投稿日: 2023.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者さんは「店長がバカすぎる」で知ってて刺さらなかったから謎に敬遠してたけど、そんなに有名なら…ということで読了。 結論、めっちゃ面白い。ホンマに同じ作者か?ってくらい作風が違う。 端的に言えば、1人の女性の出生から死刑になるまでを様々な人の目から描かれるが、なんか全体的に救われない。 出てくる人全員が幸乃を心配する反面でもう関わりたくないという葛藤を抱えていて…。 でも、その気持ちも正直分かってしまうので読者の心としてはもうグシャグシャ。 ちなみに桜の花言葉はどうせ純粋とかなんでしょう?調べなくてもお見通し。

    4
    投稿日: 2023.02.04
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    絵に描いたようなメリバ、鬱展開でした。 人間の薄情さ、浅はかさ、偏見、汚い部分が露呈してました。 弱者は嫌われないように、忘れられないように、必死に強者に服従して、上手いように使われる。この負のスパイラルから脱却しないとどん底に落とされて、後悔に苛まれると言った感じですかね。 章ごとに視点が変わるので、考え方が全然違くて面白かったです。 ただあまりにも共感要素が無さすぎて、鬱にはなりませんでした笑

    2
    投稿日: 2023.01.23
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    1人の女性の悲しい生涯が綴られていた。 読了後も感情が自分の中で色々と交錯して、感想がうまく書けない。

    4
    投稿日: 2023.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "棺の中の幸乃の表情には一点の曇りもなかった。生きたいというかすかな衝動を、死にたいという強い願いで封じ込めた。少女のように微笑む彼女に、私はどんな言葉をかけたらいいのだろ。「おつかれさま」、「さようなら」か。きっと「おめでとう」なのだと知りながら、私はその言葉をかみ殺した。" 死刑囚 田中美乃を取り巻く人々のさまざまな感情は、我々読者に希望の結末を期待させる。 それを叶えさせてくれなかった田中美乃の"生"への執着は哀しさや虚しさとともに生暖かい全く真逆の感情まで湧き出させた。 こんなにも感情移入せず感情を動かされたのは初めてだった。

    7
    投稿日: 2023.01.09
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    田中幸乃死刑囚、30歳。 元恋人のアパートに放火、その妻と1歳の双子の娘を焼死させたとして、死刑が確定した、『整形シンデレラ』と呼ばれた凶悪犯。 彼女を知る人物、彼女をとりあげた産婦人科医、義理の姉、中学時代の友人、元恋人の親友の視点から明らかになる幸乃の過去… 幼馴染みの弁護士たちは再審請求にむけて、動く。 死刑囚というだけで、過去の出来事もねじまげられるのか… 先入観は怖い。 知らず知らずのうちに、先入観で物事を見ている。 そんな自分も怖い… 田中幸乃は、凶悪犯なのか⁇ 繊細で傷つきやすい、優しい、不器用な女性だった… 彼女はなぜ… なぜ反省の意を示さないのか… 本当は無罪ではないのか… 迫り来る刑の執行… やっと真実にたどりついたのに… もっと幸乃のためにできたことはなかったのだろうか? 中学生だった幸乃、施設から出た幸乃…を支えてあげることはできなかったのだろうか? こんなことがあっていいのか… やるせない… この後、どうなるのか… この後は… 後日譚が知りたい…

    6
    投稿日: 2023.01.08
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    田中雪乃を取り囲む周囲の人たち一人ひとりにとても感情移入することができた。最期のエピローグには感動した。

    1
    投稿日: 2023.01.08
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    伏線しかなかった。タイトルや各章の題、言葉の一つ一つが全て回収される、素晴らしいミステリーだった。 内容の感想は、あとがきで辻村深月さんが振り返っているものそのとおりで、そこに満足感を得た。ただそれだけでなく、そこで語られた辻村さんの解釈まで含めて、全ての謎が解けたような感じがした。 作者の早見氏には申し訳ないが、あとがきまで読んで始めて、この作品が完結するのだと思う。

    4
    投稿日: 2022.12.04
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    偏見と薄情。人を思いやる気持ちは子どもの時を逸してはいけない。もちろん子どもに責任はなく社会環境に依る。死ぬために生きる子がいることは悲しい。2022.12.4

    1
    投稿日: 2022.12.04
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    死刑囚となった女性の生い立ちや犯行に至るまで、そしてその後を周り視点で書かれた物語。 なぜ彼女は犯行を犯したのか、なぜ死刑を受け入れたのか、数ページごとに疑問が解決されては新しい疑問が浮かんで、ページが進むごとに「凶悪犯罪を起こした女性」のイメージが変わっていく。ページを捲る手が止まらなかった。

    1
    投稿日: 2022.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鬱小説が読みたくなって検索かけたら多くの人があげていたので買った本の一つ。 日本のシステムや社会の不条理さ、心のすれ違い、全てを諦めて社会に飲み込まれる様子を描写している。一気に読めた。 ある一つの出来事とっても、見る視点によって全く違うように描写されるし、考える人によって全く違うように捉えられるよなぁと思った。

    1
    投稿日: 2022.11.30
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    田中幸乃が起こした事件をきっかけに、彼女の存在を後ろめたい過去と共に置き去りにしていた人物たちによって雪乃の人生と真相が次々と明らかになっていく物語。終始ヘビーなのにもかかわらず、あっという間に引き込まれた。 『人から必要とされたい』 ただそれだけを願っていた生きてきた田中幸乃。しかし彼女を必要とした人々に踏みにじられ、彼女の運命はどんどん歪められていく。 「もし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが怖いんです。」 と語る彼女の言葉がズシンときた。この世界に生きるには彼女は純粋で無垢すぎた。 重い物語だとは聞いていた。ズシンと心に食らってしまう小説は苦手なのだが、それでも手にとってしまったのは他の方々のレビューが刺さりまくったからだ。 救いがないのに、読む手が止まらない。判決の主文が章のタイトルになっていて、その文言と真実との解離がこの物語の不条理さを際立たせ、ベールに包まれた雪乃という人物をどんどん知りたくなってくる。 そして『救いがない』と一言では言い表せない、いろんな感情が呼び起こされた。読み応えは今年度ベストに入るかも。

    16
    投稿日: 2022.11.28
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    多くの人に読んでほしいと思う一冊。この小説の中で「覚悟」という言葉が何度か出てくる。出てくる度にこの話を読み進める覚悟はあるか、田中幸乃の人生と向き合う覚悟はあるかと問われているような感じがした。後半は読み進める手が止まらなくなり、ラストは美しくも感じた。

    2
    投稿日: 2022.11.27
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    面白かった。只々切なかった… そして田中幸乃を誰よりも愛おしく感じたし守ってあげたいと思う。 死刑囚だけど守ってあげたい…と思わせる作品でした。良き作品!

    3
    投稿日: 2022.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人に流され裏切り続けられ、死という開放へを願っていた主人公幸乃。無垢が故に人に利用され、人生に失望していたからこそ、未来を描くことに恐怖を覚え、人の罪を引き受けることを苦とも思わない。ただ、事件の当事者たちは自分の罪と向き合うけれども、結局は自分が傷つかなくてよかったと安堵感もいだき、日常を送る。 やるせなさと私達がどれだけ報道に踊らされている、事実をねじ曲げること簡単さを思い知らせる。

    6
    投稿日: 2022.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田中幸乃という女性の人生が描かれている作品。 本当はとても優しくて繊細で周りの人のことをいちばんに想っている人間なのに、家族、友人、恋人全てにおいてあまりにもつらい境遇ばかりを経験しており、周りは田中幸乃の本当の姿をほとんど誰一人理解していない。 最後の最後では、本当に心から幸乃を応援し、なんとか、どうにかして助かってほしい、あなたを必要としている人は実はちゃんといるんだよ、これから幸せが待っているかもしれないよと伝えてあげたい気持ちになり、涙が出てきた。 しかし、あのまま死を迎える方が実は幸乃が本当に心から望んでいることなのではないかという気持ちもあり、複雑な心境であった。 読み終わった後も田中幸乃というひとりの女性が頭から離れず、普段はなかなか意識することはない"人から必要とされたい"という純粋な願いが叶えられている現状は実はとても幸せなことなのだと再認識することができた。 ひとつ気になるとするならば、事件後の敬介の様子や心情などの描写があるとなお面白いかもしれないと思った。

    1
    投稿日: 2022.11.17
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    余りにも身勝手で現実逃避の物語。 残念ながら共感できるものが見当たらなかった。 帯に「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました」と謳ってありましたが、違う意味で寝込みました。残念!

    2
    投稿日: 2022.11.17
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    この本は一気読み、間違いない。 数人の登場人物の視点で描かれるので 飽きがなく、また読みやすい。 一本の幸乃の人生にキレイに各々の人生が乗っかって疑念が残らなかった。。 なんといってもこの本の評価すべき点は…450項程の中で、これだけの内容の濃い表現が展開されている事、これに尽きる。

    3
    投稿日: 2022.11.14
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    ずっと積本になってたがなんとなく読むことに。 久しぶりに良い作品に当たった。 重苦しい展開で始まるのだがl兎に角先が読みたくて一気読み。 文章が読み易いし変に狙ったセリフもなくとても好感の持てる作品。 最後は少し拍子抜けと言うか何故真犯人が明かされなかったか少し疑問が残った。 僕の読解力不足か?

    3
    投稿日: 2022.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほとんど一気に読んでしまった。辛い事ばかり書いてあるのに、吸い込まれるように目が文字を追ってしまう。 どんどん明らかになっていく真実を知るにつれ、普段見ているのは表層だけだということが強く感じられた。よくある事件、よくある人生なんてものはなく、人が1人生きるのに見出しひとつですべてを表せるわけがないのだった。 幸乃は罪をかぶって自分のやりたいことを成し遂げた。幸乃自身の考えでは守るものも未来もないかもしれないけど、真犯人たちは裁かれもせず罪も償っていない。やっぱりこれは良くない……。幸乃が自分勝手に思えてしまった。 幸乃はきっと助かるよね?慎一と通じ合えるよね?と思っていたらそんなハッピーエンドは無かった。ある意味幸乃にとってはハッピーエンドなのかもしれないが、真実が明るみに出れば幸乃の知人友人や死刑執行の関係者にも多大なる苦悩を残す。あなた1人が死にたいために、どれだけの人がこの件を一生背負うのか、教えてあげたいと思った。 でも彼女の孤独も計り知れないので、どこまでも救いのない話だったな。

    2
    投稿日: 2022.11.10
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    事件の真相はマスメディアからの情報 だけでは分かり得ない。 当事者が語らない本当の真実。 イノセント デイズ。 こうやって誰かの犠牲の元に逃げ逃れている 誰かが世の中には少なくないはず。 目撃者の発言が正しいとは限らない。 皆、自分や誰かを守るために必死なのだから。 そのためならば知らない誰かが犠牲になろう とも、かまわず安堵感を感じてしまう。 これから様々な事件に触れる際に、 マスメディアの情報を鵜呑みにして 騒ぎ立てるのは辞めておこう。

    2
    投稿日: 2022.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただ、死ぬためだけに生きる。 幸乃にとって、一刻も早い死を望みながら生きた拘置所での日々はどんな思いだったのだろうか。 なにが彼女をそこまで死に追い詰めたのか。 わずかでも「生」への希望を見い出せていたら。 読者にとっては苦しいエピローグでも、絶対的に強い「死」への思いを持っていた幸乃にとっては、念願のハッピーエンド。 最後の最後にぐちゃぐちゃに感情が揺さぶられるような作品だった。

    2
    投稿日: 2022.11.03
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    物語にのめり込むほど鬱々とした気分になり、主人公に寄り添うほど苦しくなる。主人公も彼女に関わった登場人物も、そして彼女を救いたいと思う読者も、みんな自分勝手なんだなと思う。みんなただ救われたいだけなのだ。

    1
    投稿日: 2022.10.31
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    恐ろしく鬱々とした気持ちにさせられるのにいっきに読まずにはいられなかった。自分勝手で、自己中で、全員が加害者だ。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    常に重い雰囲気が漂っていて、主人公の人生を追っていくにつれてどんどん重くなっていくが、その分応援してあげたくなるような気持ちも大きくなっていく! 気付くとどんどん読み続けました。。

    2
    投稿日: 2022.10.15
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    「イノセント」=無実な、純粋 という意味。 幼少の頃から頼りなく内気で純粋で自己犠牲的な彼女は、抗うことなく受け入れる。そして誰も彼女を助けられない。 幸乃さんはどう生きてみたかったんだろう?

    2
    投稿日: 2022.10.11
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    https://www.youtube.com/watch?v=u79FH27sq8s&t=267s

    2
    投稿日: 2022.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 読後辛かった。 間に合わないとわかっていても、心の中で(間に合って!!お願い!)と願ってしまう。 私もきっと上部だけでしか他人を見ていない。 雪乃はこれで良かったのかな…

    1
    投稿日: 2022.10.01
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    読了後、耐えるように唇を噛み、それから深く息を吐いた。それでも、重苦しさは胸の内に留まったまま。 誰かがもっとしっかりと手を差し伸べてくれたら変わったはず、なんて思うのも結局は傲慢でしかないのかな。救いを、と思うことすらおこがましいのだろうね。

    1
    投稿日: 2022.10.01
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    読み終わった今の気持ちを言葉にするのが難しすぎる。比喩じゃなく胸が痛いのに涙は出ないくせに苦しい。人はみんな自分勝手で自分の見えてるものが全てでどうしても自分の世界で決めつけて判断してしまう。田中幸乃は悪くないって思いたいのにそう思いきれない。取り巻く環境や田中幸乃に関わった周りの人に腹が立つけど自分を守る本性むき出しの周りと自分を守る結果がそうなった田中幸乃の違いに苦しい気持ちになる。とにかく胸が苦しい

    2
    投稿日: 2022.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと気になっていた本でしたが、つい先ほど読了しました。 一人の人間を多方面から描くことで、事件の真相に迫っていくという構図は、好きなものでした。 この構図を持つミステリの多くは、多方面から描くことによって徐々にその謎の核心に迫っていき、最後にはスッキリ終わるようなものが多いのではないかと思います。 しかし、この作品は全く違いました。 視点を変えて描けば描くほど、どんどん苦しくなっていく。とにかく読んでいて辛かったです。 もちろんラストシーンも苦しかったです。 けれど、田中幸乃に関する物語をこれ以上追わずに済む、これ以上苦しい思いをせずに済むという、ある種の解放感を覚えたのも事実です。読了時にこんな気持ちになったのは初めてでした。 とにかく凄い読書体験になりました。 この体験はしばらく忘れられそうにないです…。

    6
    投稿日: 2022.09.27
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    死刑を望む女性とそれによって免れたようで苦しんだ人、幸乃の周りの人達の葛藤。 最後の方は、状況を変えることの出来ないむず痒さ、本人は望んでいる事だけれど、どうにかならないものか。と苦しい気持ちになりました。

    2
    投稿日: 2022.09.21
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    死刑囚となった女性と、彼女によって救われた、あるいは罪を免れた人々の話。 数々の裏切りにあい、人から必要とされることに依存していった女性が、ようやく全てから解放されようとしている。彼女を「救おう」とする旧友たちと、それを拒む彼女の姿を見て、「救い」とは何かを考えさせられる。

    3
    投稿日: 2022.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごくおもしろかった。(満足したあるいは興味深いという意味です。もちろんコメディ要素を感じたわけではありません。)ただそう思えるまでに長い年月を要した。 5年前、大好きな辻村深月さんの帯に惹かれて思わず衝動買い。 しかしその時読んでみるとひどくがっかりした。 面白さが全く分からなかった。 幸乃は不幸な人生だったと自分は思わない。 結果的には無念だったけれど、ある意味愛されて生きてきた人だと思う。境遇だけ見れば確かに不幸な人と言われてしまうのかもしれないけど。 彼女の祖母は別として、 父、母、姉、翔が良い人なのはもちろん、少年院に入る事件の要因を作った慎一と理子も偶々そういう結果になっただけで幸乃のことを悪くは思っていないし、幸乃からしても別に彼らのせいで少年院に行ったことを後悔してはいない。 幸せになろうとしていない人が冤罪になったら?という考えは新しい。 なぜなら、冤罪が描かれるときは必ずそこから出て幸せな日々に戻りたいという心理も一緒に描かれるから。

    3
    投稿日: 2022.09.15
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    今回も引き続き死刑囚について加害者側の視点から。 暗く虚しいけど、美香さんにも必要としていた人がいたことは視点として忘れてはいけない。 人生のちょっとしたことによって他人の人生の歯車を確実にズラしてしまうこと。特に幼少期であれば尚更なんだろうっていうこと。 長い期間に渡って心身ともに苦しめたことより、衝動で大きい事件を起こしてしまった方が罪は重くなる。それは仕方ないけど、前者は時間が経過するにつれて自分を守るための言い訳で終わってしまうし、結局当人同士の頭の中のことでしかないからいくらでも逃げられる。関係を断ってしまえば終い。 "生きたいというかすかな衝動を、死にたいという強い願いで封じ込めた。" 幸乃の人間味のない佇まいに反して、意識を失ってしまう発作によって内側の気持ちの高ぶりを表現していることで、幸乃に手を差し伸べたくなる気持ちを引き出された

    1
    投稿日: 2022.09.13
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    ひたすらに悲しかった。 死刑を宣告された田中幸乃。彼女に関わってきた人たちが、それぞれの後悔を軸に動いていく。互いの思いは幸乃の願いと交わるのか、それだけを信じてページをめくりました。

    0
    投稿日: 2022.09.10
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    静かなのに熱い展開 結末に驚いた。彼女の望みが最後の彼女の意志によって決まったことがのんとも言えない感情を抱かせた。

    1
    投稿日: 2022.09.10
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    読み始めて、知っている話だって、気が付いた。 前に、wowowのテレビのドラマで見たことあった。 普通、ぎりぎりのタイミングで新情報が見つかって・・・ってなるところが、ならないところがスゴイ。 この作家さんは初読みなのだが、面白かったので、他も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2022.09.08
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    出会った人物ごとの話が展開されるが、心理的、行動的に共感できない部分があったのと、終盤に明かされる事実と結末に向けての時間軸はまとめ過ぎていると感じてしまった。

    0
    投稿日: 2022.09.03
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    あまりにも絶望で何度も思い出してしまう本。半年くらい間をあけて2回読みました。なぜかわからないけど、またきっと読み直してしまうと思う。

    3
    投稿日: 2022.08.24
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    本作の帯の煽りにはデカデカと衝撃の文字が目立っているけどちょっと違うかなと。 切なさとかやるせなさといった静かな感情の動きの方が適していると私は思う。 作中のマスメディアは凶悪犯罪者をセンセーショナルに報道し、世間がそれを鵜呑みにしているという構造だったけど、自らもまた帯のセンセーショナルな販促煽りを鵜呑みにして衝撃を前提として読んでしまった結果、少し期待外れとなってしまった。

    2
    投稿日: 2022.08.23
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    初めて読んだ早見さんの本。 ミステリーではないような…最悪の結末で切なすぎる話。 スッキリとはしない。 あってはいけないけど有り得る話。ただただ切ない悲しい。

    3
    投稿日: 2022.08.23
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    買ってから読むのに丸一年かかってしまった。帯に衝撃指数極大値とあり期待は高まったが、予想に反して物語に波がなく、ハラハラを感じなくて面白くなかった。死刑囚になった少女の過去を辿っていく中で、少女が他人の罪を自らが死ぬチャンスと捉えて被っていることが明らかとなった。タイトルを読み返すとなるほどなと納得した。

    1
    投稿日: 2022.08.22
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    とにかく読んでほしい。この物語を読んで何も感じない人はいないと思います。 物語の構成も素晴らしい。各章で語り手が代わり、それぞれの視点で主人公幸乃について語っていきます。本人の気持ちは直接知り得ることができない分、周りからどう見えていたかで、想像することになるつくりになっており、考えさせられる構成になっています。 追伸 ドラマの幸乃役が竹内結子さんと知って複雑な思いになりました。

    8
    投稿日: 2022.08.21
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    ❇︎ 読み終えて嘆きのため息が口から溢れました。 狂った歯車はただ惰性で回り、生じた歪みは 決して元に戻らずズレた状態で周り続ける。 真実は何人もの人の手で、その人たちの都合で すり替えられ、何十にも隠されて最初から なかったかの様にされてしまう。 絶望よりもっと哀しい、諦めが染み付きいて しまった主人公(田中幸乃)の物語。 ーーーーー イノセントは純粋で無垢、そして無実。

    16
    投稿日: 2022.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真実を知ってから刑が執行されるまであっという間でとにかく慎一と翔に対して「無念だ」と思った。いつまでも死を望む幸乃をずっと見ていたが、刑が執行される直前になって初めて自分の運命に抗う幸乃を見て、悲しくなった。悲しいという気持ちだけじゃないが、後書きにも書かれてあったように、そんな生き方もあるんだ、と言葉では表せられない感情を覚えた。

    2
    投稿日: 2022.08.11
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     2015年度第68回日本推理作協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞作。  この作品を読んでいると、いかに私たちは断片的な情報しか得られていないのか、そしてそれで全て分かった気になって判断してしまっているのかということがよく分かる。情報操作とまではいかないのかもしれないが、伝える側が伝えたいことをうまく切り取っているのだなと痛感する。  また、どんな人生であれ、自分自身と向き合うことの難しさ、自分が生きる意味を問い続けることの厳しさ、そういったこともこの作品では描かれているように思う。

    4
    投稿日: 2022.08.06
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    誰かにとっての逃げが誰かにとっての死に繋がる。希望の向こう側にあるいつか裏切られるかもしれないという恐怖。読了までなんで?と思う気持ちは拭えなかったが、もしかしたら自分も気付かぬうちに誰かを◯してしまってるのかもしれないと思った。

    2
    投稿日: 2022.08.05
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    イヤミスの作品 とかそんな簡単な言葉では責任が持てないほど あくまでもフィクションとわかっているのに リアルに自分の大切なものがなくなってしまった感 どんなレビューを書いても すべて駄文なってしまうような気がして 何も書けない

    2
    投稿日: 2022.08.04
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    夢中にはなれなった。幸乃にとっては望みだったかもしれないが、私にはとても救いようがなくて、好みの問題だけど私はこういう小説は苦手。もっと強く時にはずる賢く生きていこうよと本気で思ってしまう。 翔の大人になってからの再登場は予測できたが、まさか慎一も登場するとは思わなかったし、八田聡の手のひらを返したような態度の急変には納得いかない。なんのために出てきたのか。

    0
    投稿日: 2022.07.31
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    こんなにもバッドエンドって存在するんだ...と思っていましたが、辻村深月さんの解説を読んでバッドエンドではないのかもしれないと考え直しました。 誰かの願いと自分の意志って必ずしも一致することはないし、その人を思った行動もエゴになってることって少なからずあると思う。 この小説は本編ももちろんしっかり読んでほしいですが、辻村深月さんの解説も絶対押さえてほしい。それがあってこその物語だと私は思います。

    0
    投稿日: 2022.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやー…!!!凄絶な面白さ。面白いという言葉が当てはまるのか分からないけれど、ページを捲る手が止まらないし、物語の世界に引き込まれて読後にずーんと心身に影響を与える凄さ。初読の著者さんだけど、他の本も是非読んでみたい。 私はやっぱり幸乃の人生が切ないし可哀想で仕方ないし、慎一達があと少し早く真実に辿り着いていたら…!と思ってしまってツラい。でも本人はそれを望んでいないのだものね。そういう気持ちの持ち方を形成してしまった子供時代の周囲の人や環境が恨まれる… そういえば、真実はタイトルにも表れていたのですね。。

    11
    投稿日: 2022.07.25
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    読みながら、報われない主人公にかなりの感情移入をしてしまう。自分の期待していたラストにならず、かなり重たく気持ちの悪い最後になったけど、話の展開が分かりやすくて一気に読めた。

    1
    投稿日: 2022.07.14
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    死刑囚、田中幸代に関わった人たちの人生が切なく、しっかりと伝わってきます。それぞれの出来事、彼女に対する見方など読み応えありました。 納得の作品。

    8
    投稿日: 2022.07.02
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    主人公の「生まれてすみません」が重く、なぜこの人が他人を傷つけるような犯罪を犯したのか理解できず、一気に読んでしまった。 一言でまとめてしまうと「ストーカー化した女が元カレの住むアパートに放火して、妻と子供二人が焼死し、死刑判決を受ける」というよく聞く話である。 しかし、本書の魅力は人物や社会に対する「解像度の高さ」であり、「事実と事実をつなぐ補助線」としての創作である点なのだ。 そのため、粗筋では魅力が伝わらないが、詳しく説明するとネタバレになってしまう。

    1
    投稿日: 2022.06.20
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    「主文、被告人を死刑に処すー。」そんな判決文の一節一節を章題として進んでいくこの作品では、私たちが犯罪を犯した人に抱く“いかにもやりそう”という印象が、どれほど危ういものか突きつけてくる。 判決文に簡潔に纏められている言葉の裏側に見えてくる真実は、ただ寄る辺を求めているだけの少女には残酷で救いもないように思えてしまう。けれど、ラストがあれであるからこそ、幸乃の生が一層純真な感じが際立っていて、単純な言葉で片付けられない圧巻の作品だったと思う。

    1
    投稿日: 2022.06.20
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    エピローグは、ひと時たりとも目を離してはいけないような気がして、 少しずつ、噛み締めながら読了 何故彼女は死刑囚となったのか、田中幸乃とはどういう人間なのか、 無垢=イノセントとは一体どういう事なのか… 余韻を残しつつも、結論が出ない勘定が読み終わってからもぐるぐるする 少なくとも自分は、彼女自身や彼女の人生に登場する多くの人々を一方的に批判的に見ることはできず、それがまた辛い気持ちにさせる

    1
    投稿日: 2022.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「主文、被告人をー」という無味乾燥な一節から始まる。整形シンデレラと呼ばれた、いかにも「何か」を犯しそうな死刑囚。死にたいという需要と、殺せばいいという世論。冤罪と自殺願望者。 多少なりとも考えさせられるものがある。

    1
    投稿日: 2022.06.15
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    田中幸乃30歳。死刑囚に至るまでの物語。彼女は何もしていない。周りから少しずつ外堀を埋められるように罪を押し付けられ、痛みを重ねられ、いつも誰かを庇い、最後は望み通り…。なんだこの、不条理のオブラートみたいなの。いくつもいくつも重なり飲み込めなくなるほど分厚い不条理。救いのない話。

    2
    投稿日: 2022.06.15
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    途中何度かこれ以上読み進めるかどうか考えた 読まない方がいいような気もした フィクションなのに、心にダメージを受けるのはどうだろうとか、辛い気持ちになる必要があるかなとか でも、どんどん読み進め、今読み終わりなんとも言えない気持ちになっている 読まなきゃよかったとは思ってない こういう人が現実に居ませんように、こんな生い立ちを経験する人が居ませんようにとは思う

    19
    投稿日: 2022.06.14
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    新聞でみる事件を360度周りから見るとこういう事実が見えて来る。裁判の過程で弁護士が弁護材料にすべきことがちっとも扱われることなく、ましてや冤罪。 やるせ無い気持ちになる本はいくらでもあるけれど、死刑囚の生い立ち、人生からもうどうでもいい、死刑にしてくれていいよと言う気持ちにまでなったのは初めてだ。いないかのように扱われ、声も届かない人生だとしたら。 残されたやましい気持ちを抱えた人々はどう生きていくのか。

    2
    投稿日: 2022.06.10
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    陰陽五行説を発端とする算命では、宿命を変えることができないもの(生年月日・親・兄弟など)、運命を変えることができるもの(住居・職業・結婚など)と定義しています。自分の宿命にあった環境の中にいれば自分らしく生き、能力が発揮されるとされます。そして、それが難しい。 親子三人を焼き殺した放火殺人の罪で確定死刑囚となった幸乃。彼女の死刑執行日の当日から物語が始まります。そして、第一部では、母親の中に生を受けたその時から彼女に負の連鎖が巡ってきます。 彼女の宿命は恵まれたものでなく、運命を変えるには、まだ子供でした。手を差し伸べるべき大人は居なかったのです。そして、彼女のイノセントな心は、巡り合ってしまった人達の因果まで受け入れていきます。 幸乃は、死刑を受け入れて、その宿命と死ぬ為に生きた運命から解放されます。自分の罪を償わなかった人達の葛藤。彼女を救うことで救われたかった人達の過酷な運命は残ります。 akodamさんご紹介ありがとうございました。 涙腺は変化なしですが、ホント好きなタイプの小説です。レビューは何書いているのか混沌してしまいましたが、面白いヤツ読んでしまって、文豪に戻れるか心配。

    48
    投稿日: 2022.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんだかつらい、、 エピローグでは、しんいち間に合え間に合え!っ願っていたけれど、幸乃は動悸が激しくなるのも乗り越えて、自分の強い意思で死刑台に向かっていった 小学時代の無垢な幸乃、中学時代の優しすぎる幸乃、色んな人に利用されて裏切られて、 必要な人に捨てられることが死ぬことよりも怖い、という言葉が幸乃が意志を貫いた全てだと思う。 おめでとう、が正しい、けど言えない悲しい 最後はそんな気持ちになりました。星5です。

    1
    投稿日: 2022.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    報道されることが、全ての真実とは限らない。 どこでボタンを掛け違えてしまったんだろう。と思い読み進め 結末に対して、どうして?なんで?の感想は個人的にまったく思わなかった。 田中幸乃さんは、死ぬために生きようとしていたのだから。 翔の祖父 「人間というのはなかなか複雑な生き物でな。思っていることをなんでも口にできるというわけじゃない。でも、いつかお前が向き合う誰かさんは、お前の言葉に期待している。なのにうまく説明することができず、思ってもみないことを言ったりする。だからお前はその誰かさんと真摯に向き合い、何を求めているのか想像してあげなければいけないんだ」 何を相手が望んでいるのかを、真剣に考えて想像してあげる。  この言葉すごくすき。 イノセントデイズ名作でした。

    5
    投稿日: 2022.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初のページから放火殺人で死刑を宣告される田中幸乃。 30歳、元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺人した罪により、彼女は死刑になる。 幼い頃からいじめられ、というか無視されるような人生を送ってきた。どの人も彼女を虫けらのように扱ってきた中で、中には、産科医、義姉、中学時代の親友、など親切にしてくれた人もいた。 愛情に飢えた感じに成長した為、彼女はその時だけでも自分を求めてくれる、(とも思えなかったが)男と暮らし、その男に捨てられ、放火に至る。 いろいろな人が、少しずつ彼女の犯行に責任を持ってはいるようだが、はっきり表明されるわけでもなく、間に合わず、彼女はそのまま刑を受ける。 孤独な人生の幸乃。 読んで良かった、とか心に残る忘れられないとかの作品には、私はならなかった。

    2
    投稿日: 2022.06.05
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    ニューヨーク屋敷推薦図書。 幸乃さんのように、誰からも必要とされてないと感じることって無くもないから、ストーリーはドラマチックで現実感ないけど心情のところは解る部分もあるかなみたいな作品 ミステリー小説という感じではないかな なんちゅうジャンルなんやろかこれは

    7
    投稿日: 2022.06.05
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    すごいね。 ひゃくはちと全然ジャンルが違くてびっくりした。 盲信だけはやめよう。自分が正しいと思ったら動けるようにいたい

    3
    投稿日: 2022.05.28
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    続きが気になるってのとは違う、読み進めたくなる構成と描写力。久々にずしっとくる小説を読んだ気がします。意外性のある事件の真実とかだとミステリとしてはもっと面白かった気もするけども。

    3
    投稿日: 2022.05.28
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    女性の死刑囚の生い立ちを巡るお話 プロローグでは、死刑囚が死刑執行を恐れずむしろ望んでいるような描写から始まる 元恋人の家に放火し、妻と1歳の双子、そしてお腹の中にいた子を殺めた罪により死刑宣告された田中幸乃 幸乃は何故犯行に及んだのか? 裁判官が読み上げる、生い立ちと事件に関する言葉から想像される背景 当初抱いたイメージとは裏腹に、読み進めていくとまったく異なる人物像が浮かび上がる 果たして、幸乃は罪を犯したのか?本当にしたかった事とは? 刑務官、産科医、義姉、中学校の友人、幼なじみ達の視点で描かれる幸乃の物語 裁判の判決理由で目にするありきたりな表現が各章のタイトルになっている 「覚悟のない十七歳の母のもと――」 「養父からの激しい暴力にさらされて――」 「中学時代には強盗致傷事件を――」 「罪なき過去の交際相手を――」 「その計画性と深い殺意を考えれば――」 「反省の様子はほとんど見られず――」 「証拠の信頼性は極めて高く――」 「死刑に処する――」 ニュースでこんな文面を目に耳にしたら、犯人の背景をついテンプレートで想像してしまう しかし、実際にそんな境遇だったのか?どう影響したのか?という部分は言及されることはない この小説を読んで一番恐ろしく感じたのは、自分がそんなテンプレートに当てはめて、理解したつもりになっていたという事実 そして、今後も同じように想像すると思う…… ただ、その中のほんの片隅にでも、実際の犯人像と異なる可能性が想像できるようになったのはよかった 幸乃にとって、人生とは幸せだったのだろうか? 幸せに感じる時期があったとしたら、それはいつなんでしょうね 気を失うときは幸せそうな表情というのが、何かを意味している気がするけどよくわからない…… 実の母、義父、義姉、幼なじみ、恋人、普通に愛される機会はあったと思うけど、なかなかうまくいかないものですね もしくは、幸乃以外の視点で見ているからそう思えるだけで もしかしたら私が想像した幸乃の姿もまた実態とは異なっている可能性がある 「死刑になりたくて」と供述する犯人は現実にもいる そんなニュースに接する度、「死にたいなら人に迷惑かけずに一人で死ね」と憤りを感じてしまうわけだけれども 自分の人生の意味がわからず、自分で死ねるほどの勇気がない人の元のにそんなチャンスが転がり込んできたら、人はどんな選択をするのでしょうね? 読後感は後味が悪いとは思わなかった プロローグの様子っから、この手のありがちな展開としては逆転無罪となるパターンもあるし、終盤で判明する事実や周囲の状況から、最後の最後まで予想した展開を期待してしまう 完全にハッピーエンドではないものの、幸乃にとっては救いになりえた事に変わりはないのではなかろうか ただ、それが救いだったことが切ない 普段のニュースの見方がちょっと変わったかもしれない 早見和真は何という物語を生み出したのだろうか……

    3
    投稿日: 2022.05.27
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    久しぶりにミステリーらしいミステリー。テーマは重いし、当然軽やかな話ではないけれど、さくさく読み進められて、娯楽度が高かった。

    11
    投稿日: 2022.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エピローグまで、一気読み。 エピローグからは、結末を迎えるのが嫌でなかなかページを捲りたくなかった。 それでも。 やっぱり。 そうなりますよね。 周りも、読んだ私も、救われなかったな。 田中幸乃だけは、救われたのかな。 とても良い作品でした。

    14
    投稿日: 2022.05.17
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    面白くて…というのは語弊があるかもしれないが、あっという間に読了した 幸乃に救いはあったのか? みんなの決めつけによってなくなった命 本当の事を何も知らない人たちが、勝手に思ったことを発信するこの時代…自分も気をつけなければ

    9
    投稿日: 2022.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田中幸乃、30歳。少女のように無垢な表情の女は、放火殺人により死刑判決を受けた。 彼女は本当に嫉妬深い凶悪犯だったのか。 回りの人物が振り返る過去から浮かび上がる人物像。 ずっと人を信じ捨てられてきた彼女が最後に求めたものとは。 世間は彼女の生い立ちからいかにも凶行を犯しそうだと断じる。 私ももどうして犯罪者になったのかと読み進めた。 しかし途中から迷いが生じる。彼女は犯人ではないのだろうか。 姉はあんな平穏な日常を送れないのではないだろうか。 彼女のその後を方向づけたと思われる幼少期の家族が世間から見つけられないはずはないと思う。 幸せだった少女時代を大事に抱えた彼女が逝ったのは、彼女が大切にしていたことを全て忘れ光の中を歩み偽善を本物とする幼い頃の友の誕生日だった。 その後真実が明らかにされ、己の正義に酔いしれる幼馴染は打ちのめされればいいと思ってしまった。 一番罪深いのは中学時の友人・理子だろう。 逃げ切れたと思っている者は法の裁きを受けなくとも、人生のツケを払うことになればいい。 他人に迷惑をかけることを恐れ、自死もできず、ひたすら存在も他人の記憶からも消えることを願っていた女は、結局彼女に関係した者たちに消えない傷を残した。 遺族にしてみたらたまったものではないだろう。 幸乃が事件の一端ではあるが、引っ掻き回されたようなものだ。 それ以外の他人には面白おかしく消費され、忘れられるのだろう。

    7
    投稿日: 2022.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルどおり。 冒頭死刑の刑期が迫るところから物語が始まる。 一人の女性の純粋で無実な人生に思わず涙した。

    2
    投稿日: 2022.05.14
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    殺人事件などが起きるとその犯人の過去がよく報道される。不幸な生い立ちだった、家庭環境が悪かった、以前から素行が悪かった、前科がある等々。 一方で被害者は、良い面ばかり取り上げられ、とても善人であったような印象を抱きやすい。 主人公の女性死刑囚も、その過去や容姿が好き勝手に報道される。それによって世間は、あぁやっぱりね、こんなことしそうな人だったんだね、と納得していく。 しかし、その生い立ちや学生時代の事件、被害者との関係が徐々に明らかになると、死刑囚への見方がかなり変わってくる。 人ひとり、表面だけで理解した気になってはいけないのだと思わされる。 誰かに必要とされたかった、信じた人に裏切られて辛かった、、だれでも思ったことがあるようなことではないか。主人公もただ誰かに必要とされたかっただけ。 誰かに縋りつきたくなる人間の弱さ、それを無邪気に利用する人、過去の罪を忘れられない人、なにより自分が可愛く自己保身に走る人、人をいたぶることになんの情も湧かない人、、色々な人物が出てくるがどれも共感できる場面ばかり。

    2
    投稿日: 2022.05.13
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    重い…怖い…苦しい…そんな印象。 そして、人間の純粋さ、傷付きやすさと共に卑怯で卑劣で脆く弱い部分を指摘されるような感じがした。 登場人物のどの感情も、私も持ち合わせていると思うと怖くなった。

    3
    投稿日: 2022.05.07
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    主人公は女性死刑囚、その彼女の人生が如何に苦しくて辛いものだったのかを、判決文とともに描き出していく。救い難いような人生からの絶望感が彼女を死に導いてしまっただろうか。それでも主人公の田中幸乃には生きる力があるのではないかとも思った。

    2
    投稿日: 2022.05.07
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    自分の都合の良いように他人を決めつけるのはやめたい。本人にしか分からないことがあるなと思いました。長編すぎました。

    1
    投稿日: 2022.05.02
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    映画“ダンサーインザダーク”が大好きな者です 途中からずっとダンサーインザダークのイメージが拭えんかった 辻村深月さんの解説読んで、心を落ち着かせている…

    4
    投稿日: 2022.04.24
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    「捨てられた元恋人のストーカー女性が元恋人の妻と子どもを放火で殺して死刑になった」というのは、現実にもあり得てしまう事件。 現実で、このような事件をニュースで見聞きした時、私たちは「なんてひどい!犯人鬼畜!!」…みたいに思うけれど、『でもさ、実は犯人にも事情があってね、情状酌量が必要でね、ああ正義とは何なんだろうね‥……』 みたいな、軽い・よくある小説ではなかった。 誰が悪かったんだろうと聞かれたら、私の答えはひとつ。主人公以外のみんな。 とても「店長がバカすぎて」と同じ作者が書いたと思えない良作でした。

    1
    投稿日: 2022.04.22
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    【読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました】 上記の帯に惹かれてて読んだ1冊。 なぜ彼女は死刑囚になったのかを、彼女と接点があった人から語られ進んでいく社会派ミステリー。 なかなか重たくメンタル弱めの人は引っ張られてしまうかもしれないが、真実とは何か考えさせられる内容だった。 読了後は映画の【ダンサーインザダーク】を観たあとのようなズシンとくるものがある。 様々な視点から語られる物語の構成が好きなので一気に読んでしまった。 こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ ・イヤミスが好きなひと ・考えさせられる話が好きなひと ・様々な視点から物語が進むのが好きなひと ・社会派ミステリーが好きなひと

    3
    投稿日: 2022.04.22
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    なんとなくダンサーインザダークを思い出しました。 結末が予想できるところはあったものの、読む手は止まらなかったです。

    2
    投稿日: 2022.04.17