
総合評価
(898件)| 256 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わった後の喪失感というか脱力感というか、、解説を見て自分の意志で死ぬために生きようとする姿って書いてあって、複雑な気持ちになった。それは雪乃の唯一強い意志を見せた一面であって、それを祝福する気持ちと生きてて欲しいという気持ちが混ざり混ざって言い表せない複雑な気持ちになった。
4投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログ初作家さん。 冒頭の死刑執行から始まる、田中幸乃の一生。 気の迷い、魔が差した、ボタンの掛け違いのような小さな綻びだった出来事がいつしか幸乃の人生を闇に落としていく。 事件が起きる度にマスコミが、騒ぎ立てる加害者の生い立ちや人物像。 知り合いでも無い限り、報道された通りの印象を持ってしまう。 今日は雨が降って肌寒いが、私が暮らす街にも先日桜が開花した。 幸乃が最後に握りしめていた桜の花びらを思いながら窓から外を見る。すぐお向かいの庭に小さな桜が見えるのだ。 私という人間も、外側からはどう見えているのか? そんなことを考えながらカーテンを閉じた。
36投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ死刑囚の女の人は本当に罪を犯したのか、小さい頃何が起きたのか、女の子の生涯を描いた作品。 登場人物が本当にリアルで人間っぽさがよく伝わってきた。自分の信念を貫き通すことが正義だと思ってるけど本当にそれはその人のためなのかと考えさせられた。 新聞だったりインターネットでの信憑性のない情報をすぐ鵜呑みにする様子から、いまの時代と重ね合わせてしまうことが多く、自分も気付かないうちにこんな風になっていたことに気付かされた。 見た、聞いたこと全てを決めつけず、深く知ってから物事は発言すべきだなと思い知った。 すごくよかったけどラストが少しショックだった
7投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログ1人の少女が死刑になるお話。何がほんとで何が彼女のためになることなのかがわからない。いろんな人がいるし、いろんな生き方がある、そんなお話でした。1人でも多くの人を救いたいし、その人の願いに寄り添える人になりたいと思った。 評価覚えてない
0投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログニューヨークの屋敷がYouTubeで紹介してて面白そうだなと思って読んだ。 話の中心が横浜だったから、親近感を持って読み進めることができた。最初は田中幸乃に対してdisgustingって感じだったけど、最後は彼女を思うと苦しくなった。頭の中では戦慄かなのさんをイメージしてた。
1投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ思い込みというのは人生を狂わせる。この思い込みをどこかで取り除くことができなければ、あとからいかにそれを否定する言葉が降り積もろうとも信じることができないのだと感じさせられる作品だった。 他者からの助言が素直に受け入れられる人というのは、その人が愛されて生きてきた結果なのかもしれない。 幸せになることを諦めないでほしいと言えるのも、結局は恵まれてきた人生を過ごしているからなのかもしれない。 この主人公を救うのにベストなタイミングは一体いつだったのか。読了後も想いを馳せてしまう、そんな一冊だった。
3投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログ2022.4.6読了 孤独を感じる時、それは誰かと別れて一人になった時だろうと思う。その意味では、幸乃の孤独ははかり知れない。 人並みの幸せを思い描いても、手にした後の未来が想像できない。それは失い続けてきたから… 幸乃の最後の選択は肯定できないが、たった一つの救いなのだから仕方ない。
6投稿日: 2022.04.06
powered by ブクログミステリー要素としてはだいぶ薄め 読後3日程寝込むという触れ込みであったがそこまでではないかという印象 物語の根幹は確定死刑囚、田中幸乃の幼少期から死刑執行までの出来事と周りの者との関り合い 皆さんが書いてある通り『暗い』『救いがない』など基本的にはネガティブなあらすじだが、解説まで読むとまた作品の印象も変わるかもしれない やはり信じては裏切られの繰り返しだと心は疲弊し生きること自体への無意味さを感じてしまうのだろうか
3投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログ読者の想いまでも全部作者に読まれてましたねー 自分がいかに幻想に甘えてるかがよく分かりました。この作者の本は初めてでしたので、他もどんなのかとても気になりました
1投稿日: 2022.03.29
powered by ブクログこの結末でしか幸乃は救われなかったのかと思うと、絶望に近い感情を抱く。 子どもは、主に親の言動によって自分がどういった人間なのかということを認識するという。 周りを不幸にして死んでいった母親からは、悲しげな表情で「幸乃はお母さんに似ちゃったから」と言われた。だから母親譲りの顔が嫌いだった。自分が周りを不幸にするのも、そんな母親と似ているせいだと信じて疑わなかった。 父親からは、「必要なのはお前じゃない」と言われた。安全な基盤であるはずの家族が、自分を裏切った瞬間だった。 家族との関わりの中で自己肯定感を高めることができなかった幸乃は、その自己肯定感の低さから、自分の存在意義を他者に求めるようになった。誰かに必要とされたいという強い欲求は、そうしなければ生きていけないからだった。 母親であるヒカルの「幸せという字に、乃って書いて。幸乃。幸せになってほしいから。私が幸せにしてあげたいから。」という覚悟の元で生まれてきた幸乃。そして母親の死によってもたらされた不幸。母娘の関係性の根強さを感じる。 思うことは沢山あるけれど、まとまらないのでこの辺りで切り上げる。 「私に言えることがあるとすれば、たった一人からでも大きな愛を受けていれば、子どもは道を踏み外さないということだ。ほんとうに愛し続けられるのか。その覚悟が君にあるのか。大切なのは自信じゃない。覚悟なんだと私は思う。」 「人は誰からも必要とされないと死ぬんだとさ。父ちゃんの手紙にそうあったって。超図々しいと思わね?必要とされてないわけねぇのにな」 「なんかいかにもだなってさ、私も間違いなくそう思ってたんだ。何も知らないくせに。自分勝手に決めつけて」
11投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ主人公に救われてほしいと思いながらの一気読みでした。 どこかで誰かがもう少しだけ勇気を持って行動が起こせたら…そういうチャンスがたくさんある中で、結局は結末にある選択をするしかなかった主人公の気持ちが切ない。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ冒頭の、女子死刑囚のもとに刑務官が訪れるシーンからエピローグまで、一瞬も気を抜けない息詰まる読書だった。 放火により3人の命を奪ったとして逮捕・起訴された幸乃の辿ってきた人生を、他者の視点から描いた2部構成・全7章の物語。そこから浮かび上がるのは“無垢な”少女の姿で、本当に彼女が犯人なのかという疑問が頭をもたげる。あるいは……と思わせながらも叶わず、しかしそれは彼女にとっては救いだったのかもしれないとも思う。 なんともやるせない話だが、読む価値のある作品だった。
1投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お母さんが事故で亡くなった後に言った 「私もお母さんと同じ病気で死ぬのかな」 あの時から幸乃は死ぬ為に生きていたんだと、 最後を読んでそんな風に感じました。 自分を必要としてくれても、見捨てられ続けたら生きるのも怖くなるよね。 どうか次の場所では幸せであってほしい。
0投稿日: 2022.03.16
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なかなか暗いなぁ、、 でも幸乃の気持ちが分かるな、このまま生きていくより死んだ方が楽だよな〜とか。楽しいことより辛いことの方が多いよな〜とか。 まぁでも、幸乃みたいに覚悟も勇気もないけど。 死ぬか生きるか、全部自分で決められたら幸せなのにな。
1投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ読むことが苦しくて苦しくてしようがなかった。 最後は裁かれる(であろう)、田中幸乃の生い立ちをたどる序盤は、つらすぎるよという同苦と、いやいや同情の余地なしという思いが交錯しっぱなしでした。 物事には表と裏、さらにいろんな側面があることを忘れないようにしているつもり。それは、結構思い込みが激しいなあということが多々あるから。 読み終えて、「決めつけてはいけない」と再確認しました。 「イノセント」であること。 面白かった「店長がバカすぎて」のイメージを180度覆されましたが、なかなかの衝撃作でした!
36投稿日: 2022.03.12
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やるせない話でした。この結末が救われる話だったのか、やっぱりバッドエンドだったのかは今でも考えてしまいます。ただ、報道される事や誰かが言った事がが必ずしも全ての真実ではないと改めて気づかされました
4投稿日: 2022.03.11
powered by ブクログ田中幸乃、30歳。 プロローグからいきなりの死刑宣告。 その彼女の人生には関わった人々が沢山いる。 各章には、判決文で読まれた言葉が記されていく。 読み進めて行くうち私の心が重くなり、苦しく感じられてしまう。 判決文での言葉に反論してしまうことも。 小説なのに、現実はこんなものなのだろうと納得してしまう。 犯人に対する世間のイメージとの違いが「イノセント」ということばへとつながり・・ 事実が分かってからはさらに重い内容に感じられて、よくぞ読み終えられたと思います。 小説で助かりましたが、実際にもあり?
3投稿日: 2022.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後半になるにつれて、「時間」をすごく意識するようになった。結果はなんとなくわかっているのに、藁をもすがる気持ちで、なんとか読み進めていった。案の定の結果ではあったが、最後の幸乃の姿がとても美しく思えた。 自分の知らない世界の話。でもこの小説を通して、少し、ほんの少しだけど、自分もその社会の当事者であると思うことができた。いつも、自分に刃が向けられている。 『たった一人からでも大きな愛を受けていれば、子どもは道を外さないということだ。本当に愛し続けられるのか。その覚悟が君にあるのか。大切なのは自信じゃない。覚悟なんだと私は思う』
1投稿日: 2022.03.10
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何だか凄い小説を読んでしまった。そんな想いから、読んだ後何日間か感想が書けませんでした。 私が1番思ったのは、マスコミからの情報と実際では全く違うこともあるということ。報道だけ聞いていると、幸乃はとんでもない悪女に思えるし、被害者家族がとても無垢で可哀想な人かと思っていた。でも実際には全然違った。現実の世界でも有り得ることだと思った。何でも鵜呑みにするのは良くない。 そして幸乃は死をずっと望んでいたけれど、そんな形の死でいいのかという気持ちでいっぱいだった。だって世間からは、とんでもない悪女で死刑囚だと思われているのに。そこまで死にたかったのか。彼女の何がそこまで死にたいと思わせたのか。彼女は、死刑という形であったけれど、死ぬ事が出来て幸せだったのか。 仮に慎一が冤罪を証明できて、幸乃が元の世界に戻ることが出来たとして、果たしてそれは幸乃にとって幸せなのか。だって生きるのが辛いから。 なんだか疑問がいっぱい残るラストであった。 そして最後のページの参考文献の多さに、著者の想いが込められた作品なんだと伝わってきた気がする。
7投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログ1つの事件に対して関係者それぞれの視点で物語が進んでいく展開で、人によって捉え方が違い、1人の女性が全く違った見え方をするので、先が気になり、どんどん引き込まれていきました。
1投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ贖いという名の弔いの話。 それぞれ自分が犯した罪や間違いを見ないように生きてるけど、関わった人の死期が近づくと贖いという名の弔いでみんなバタバタする。
0投稿日: 2022.02.26
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前半〜中盤まで、とにかく幸乃の人生の不幸さに胸が苦しくなるほとで、読むのを止めたくなりそうにもなった。心の隅にずっと「これは冤罪なのでは..」という思いがあったけど、それでは悲しすぎて、幸乃が犯した罪であってくれと思ったりしながら読んだ。辻村深月さんの解説にもすごく共感した。後半、翔の正義感はどこか方向が間違っている気がして嫌悪感を抱いたけど、自分も、世間の大半の人も、同じようなものなんだろうな。慎一の「間に合った」というセリフを読みながら、「きっと間に合ってないんだろうな..」と思いながら、けれど幸乃が望んだ結末だったので不思議と納得した終わりだった。人間の汚い部分が描かれていて、自分を重ねて考えることもあり、たくさんの人が読むべき作品だと思った。
2投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白いが悲しい結末。季節の描写が綺麗で情景が目に浮かぶのも良い。気になったのは、 弁護士が少々中途半端というのと、姉はなぜ妹に会いに行かないのか、あれほど仲が良かったのだから大人になって探すこともできただろうし、事件後でも構わない。 ドラマ化は観ていませんが、主人公を竹内結子さんが演じられたと知り何とも言えない気持ちに。さぞかし美しく演じられたことでしょう。
2投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書備忘録641号。 ★★★★★。 早見さんの作品を初めて読みました。笑うマトリョーシカの書評を読んで、面白そう!と思い、その前に代表作を読んでおこうと。 凄い。めっちゃ楽しめた。物語構成が俊逸。 死刑囚、田中幸乃。元恋人の家に放火し、奥様と双子の娘を殺害した。プロローグは「主文、被告人をー」。 そして判決に至った理由が淡々と語られる・・・。 「覚悟のない十七歳の母のもと-」 「養父からの激しい暴力にさらされて-」 「中学時代には強盗致傷事件を-」 「罪なき過去の交際相手を-」 「その計画性と深い殺意を考えれば-」 「反省の様子はほとんど見られず-」 「証拠の信頼性は極めて高く-」 そして物語は始まる。上記7つの名前が付けられた章で幸乃の歴史が語られる・・・。 母、田中ヒカル十七歳。覚悟の出産と結婚。夫の連れ子で幸乃の姉、仲良しの翔と慎一との4人の硬い絆。 優しかった養父。ちょっとずつ壊れ始めた家族。 イジメにあっている親友の女子中学生を庇うために・・・。 幸乃を便利な女としてしか扱って来なかった元交際相手。交際相手から必要とされることへの強い執着心。 交際相手を困らせてはイケない、コントロール出来ない自我。必要とされなくなることの底知れぬ恐怖。 反省?生きている限り続く必要とされなくなることの恐怖よりはるかにマシな死。必要とされなくなる恐怖を味わうならいっそ死んだ方が遥かにマシであることに至る結論。 証拠?ほんとにそれは揺るぎない証拠でしたか? あまりに悲しい。読んでいて悲しい。 エピローグ。「死刑に処する-」。 涙が止まりません。最後の最後に自分の病(極度の緊張で失神してしまう)に四つん這いになって初めて打ち勝つ。 イノセント。純真、罪のない・・・。 そして辻村深月さんの解説。たまらない! 超おススメです。
17投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ最後まで展開に目が離せず、ページをめくる手が止まらなかった。 死にたいと願いながら生き続けるのと、在らぬ罪を被って死刑囚として死んでゆくのは結局幸乃にとってはどちらが良かったのだろうか。 見捨てられるのが怖い、もう裏切られたくないという気持ちはよく分かる。でも、それは死刑囚として世間の批判の目を浴びながら孤独に死んでいかなくてはならない理由にはならないと思う。 幸乃がもう少し視野を広げていれば、助けの手がもう少し早く届いていれば結果は違っただろう。
2投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログそれぞれの章で語る人が代わって、それが新鮮で面白くてみるみるうちに読み終わった 、 映画や本を観るたび読むたびに自分は無知で今までどれだけ偏見で人を見てきたかを思い知らされる この本では特にそれを感じて、読了した後自分の過去を思い出して泣いてしまった 、 それくらい訴えかける力が強い、人生を、自分を省みるきっかけになる本だなと感じた
3投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ面白かった。そして重かった。 すごく入りやすい構成だから、一気読みできた いろんな人物の視点から主人公のことが綴られてて、同情してしまう反面これはエゴなのかな、、と考えたり ほんとにモヤモヤするラストだったけど、人間まわるところまでまわると正義も悪も人によって様々になってしまうわけで、、、。 もうぐちゃぐちゃだけど、終始圧倒されてたのは事実
4投稿日: 2022.02.08
powered by ブクログ本を読んでいるといつも、人を自分の印象や他人の噂で決めつけることほど危険なものはないな、ちゃんと想像する力をもたなきゃいけないなと思うけれども、この本はその中でも特に心に刻み付けられた。 ああ、私も幸乃のような人を傷つけて生きてしまっていたかもしれないな、私自身も信じて裏切られた経験あるなあ、せめてこれからは人の内側を想像できる人間でありたいなあと、そう思わせてくれる小説でした。 様々な登場人物をもとに話が語られていって、明確な表現はなくともこんな人いるなあと思いました。
3投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ吉か凶か“偶然”が重なって死刑囚になれた田中幸乃。 女の警官の描写が鮮明で1番心動かされた…決して死刑囚に味方をしてはいけないのに過ちを犯してまで時間を稼ごうとしたシーンが刺さった。いや、そもそもこの行動は過ちだったのかな…最後まで面白かった!
1投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ元恋人をストーカーし家に放火して、嫁と子供二人を殺害した罪に問われ死刑囚となった田中幸乃。 幸乃は、自分が我慢すれば、誰にも迷惑がかからない、必要としてもらえると流されて生きてきた。その無垢な女の子の様な人生が語られています。 幸乃の考え方が理解できるだけに、何を選択するのがよかったのか、何が正しかったのかが分からなくなりました。
4投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物がみんなうっすら不幸。完全な善人が出てこない。善意が誰かの不幸に繋がってたり。 刑務官が幸乃の発作が出ることに賭けて声をかけるシーンはくるしくなる。
2投稿日: 2022.02.04
powered by ブクログ彼女の人生が辛い そんな生き方 しんどいよね よかったの? それで、納得できるの?って聞きたくなる人生
5投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログ読んでてすごく苦しかった 死刑に判断された理由を各章で詳しく見ていけるのが幸乃の人生をしっかりと追えてよかった
2投稿日: 2022.01.30
powered by ブクログ「イノセント・デイズ」 基本、小説は、ぼぼ一日または2日間で読み通します。 イノセント・デイズは、何度も止まり、7日間かかりました。 また、読書のまとめに着手するまで、さらに7日要しました。 なぜ? 著者のテーマが果たしてどこに向かっていくのか? の解釈や整理が難しかったからです。 1.イノセント・デイズ 主人公は、独り身の女性です。 出自は、母子家庭です。 認知がないため、父親知らずです。 ------------ 母が再婚し、父方の連れ子と4人暮らしが始まります。 イノセント、そう、純粋な無垢の日々です。 ------------ 残念なことに、母親の事故死で、人生の流転が始まります。 父親の暴力、祖母への引き取り、、、。 2.衝撃の冒頭 主人公に対して死刑宣告がされるシーンから始まります。 そして、刑の執行当日を迎えた、主人公の回想が描かれ、物語が始まります。 3.参考文献 冤罪、死刑、弁護士ら著書の中のテーマにちなんだ文献は、20を超えます。 これを観察したときに、著者が描きたかったテーマの深さ、さらに綿密な調べに対して、畏敬の念を抱いたことはいうまでもありません。 4.さいごに 人と繋がりづらくなった現在、また、孤独死のニュースも流れてくる昨今です。 「ひととして、必要とされたいという欲求」と、それが破壊されつづけた場合の行き着く先の心の暗闇という、著書のテーマが重なってしまいました。
32投稿日: 2022.01.30
powered by ブクログ「日本推理作家協会賞」受賞作というので読んでみたが、あまりリアリティーを感じられず、物語に入り込めなかった。
0投稿日: 2022.01.22
powered by ブクログ誰が悪いのか、どうすればよかったのか、ただただ救いの手を伸ばしたくなる痛切なイヤミス。鬼面白い!★5 元恋人の家族ごと放火、殺害した罪によって死刑判決を受けた女性の物語。主人公の関係者たちによる目線で、痛々しい過去のストーリーが進んでいきます。その後の判決後の展開では、錯乱と焦燥にかられた主人公が描かれ、心情が胸に迫ります。 主人公の女性は、私が一番応援したくなる種類の人間です。 自身に厳しく、責任感が強く、目標を定めたら一直線な女性で純粋さが強み。例えば女優、政治家など、実現するのが難しい夢を持っている人であれば、猛烈な輝きを放つ女性になれるでしょう。 ただ、やたら業が深く、もっとも恋人にはしたくないタイプかもしれない。 殺害された元彼氏は、私が一番嫌いな種類の人間です。 優しさと憎しみを繰り返して心の中に入り込む、平気で人の弱みに付け込む。でも本人には悪気はなく、瞬間瞬間ではひた向きに生きている。 こういった人が女性にもてることは知っています、でもなりたくありません。 この小説の魅力は、こういったキャラクターはみんな魅力的で生き生きとしているところで、感情移入が半端ないです。もうサイコー もちろん世界観やストーリーも素晴らしく、ぐいぐい引き込まれ、圧倒的に丸ごと一冊読めてしまいます。ラストでは自分が助けてあげなきゃ…と思わず涙が流れました。 世間では社会的弱者による悲しい事件が繰り返されますが、背景には少なからず本作のような現実があるのでしょうね。彼ら、彼女らに自分は何ができるのでしょうか。ほんの少しだけ笑顔にすることすら難しそうです。 とにもかくにも超名作です、未読の方は今すぐ読みましょう。
51投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ一人の死刑囚の出生から最期まで、彼女を知る人物たちの視点で明かされていく真実は暖かくそして物悲しい。時間軸が進むに連れ切なさが増してツライ。ハマボールという懐かしいワードに時代を感じたり、横浜生まれ横浜育ちは横浜市歌歌えるとか笑ったりもした
1投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ1人の女性死刑囚の物語。 世間からは非情で極悪とされる彼女は 誰にでも平等に穏やかで優しい心を持っていて 誰よりも繊細で、強く、愛を持っていた そんな人間だったように思う。 とても悲しく辛いことばかりで救われない話だけど この結末というのは彼女にとって 最高の幸せだったのだと思う。
2投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ「2021年に読んだ本ランキング」に入れるのを忘れていた。衝撃の度合いでは高村薫著『レディ・ジョーカー』を超える。死刑囚・田中幸乃と彼女を取り巻く人々の短篇連作集である。異なる人生が事件を巡って交錯する。それぞれの思いが擦れ違い、欲望が絡み合う。 https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_8.html
1投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ周りからどんなに傷つけられても 決して彼女は人を傷つけない 傷つきやすく、繊細で、流されやすくて、 不器用で、優しくて そんな彼女が愛おしく 涙なしには見られませんでした。
1投稿日: 2022.01.06
powered by ブクログ本当に結末が予測できないものでした。いろんな人物と絡みあって、自分の罪と改めて向き合おうとする人々が、自分の罪を、死刑判決を受けた田中幸乃になすり付けてしまったことを後悔していく。田中幸乃は、人々の罪を被ったことを後悔していなかった。なぜ彼女は死ぬ間際まで、自分を大切にしなかったのだろうか。ただ死ぬことだけを考えてしまったのだろうか。彼女の優しさ、まっすぐな心を変えてしまった人物は誰なのだろうか。
4投稿日: 2022.01.02
powered by ブクログ小さい頃はごく普通の女の子だったのに、環境や経験によって、ここまで自己否定で満たされてしまい、安堵が得られて、我が身を守る術が「死」のみとは。 田中幸乃は優しすぎたのか、弱すぎたのか投げやりだったのか、嵌められたのか、騙されたのか? 佐々木慎一はじめ、幸乃をなんとか助け出したい人たちは「間に合わなかった」けど、幸乃が「間に合った」のは救いだったと考えるべきなんだろうか。
22投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハッピーエンドにすこし希望を見出せそうだったけどだめだったな... 読んでてつらかったけど、はやく続きが読みたい!って気になってしょうがなかった!雪乃を助けたいと思ってるけど実は依存してる男たちが面白くも気持ち悪くもあったかな。 店長がバカすぎてと同じ作者と思うとすごいギャップを感じた。よかったです。
2投稿日: 2021.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これ以上 心に傷つく 場所はない 永遠に眠れる 彼女に安堵す 盲目の 世界が創る 虚像の子 触れることなき 無垢なる姿 マスコミが創り出す怪物と、当事者が語る無垢なる部分を持つ田中幸乃とのギャップ。その純粋さが故に傷付き求めては突き離される彼女の人生に胸を締め付けられる。 判決後、彼女の望む「死」に向うことこそが、彼女の生きる意味であったのではないか。そして、その先の眠りゆく事で初めて心から安堵する時を迎えたのではないかと思うと、読了後の重苦しい想いと相反する気持ちも芽生えた。
7投稿日: 2021.12.17
powered by ブクログ面白かったし、読んでいて結末は予想外でした。 ただ、悲しくて救いもないようなあるような… しばらくして、読み返したい本ではないかなぁ。
4投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ全く退屈に感じず、次を読み進めたくなる。 田中幸乃の旧友は、死刑執行のあと辛く、悲しみに苛まれる日々を送っていたと思うが、幸乃の願いが叶ったと思うと感慨深いものがあった。
1投稿日: 2021.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気に読みました。あまりにも重い話でした。 結論、彼女は無垢で純粋で、周りの人にいいように捨てられてきていた。ただ一人必要とする人がいても、捨てられるかもしれないことより冤罪で死刑になることを望んで静かに逝きました。 9歳までは普通に幸せな家族だったのに、「いいよいいよ」と許してしまうその性格は、病気のせいかもしれない。母がこんな体に産んでごめんと謝るから「いいよ」と許すのが刷り込まれていたりしていて。 いつも思いますが、自己肯定感を育てることがなんと難しいことか。。
2投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログ切ない。 報われないなあ。 でも生きることを望んでいないとなると、報われたことになるのかなあ。 本当の本当は生きていたいんじゃないの? 切ない。 お気に入りの作品になった。
5投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログ他人の罪をかぶり、そうまでして死にたいと思う絶望の中で生きてきた人生に胸が苦しくなる。30年生きてきた中で幸せを感じられたのはほんのわずか… 救われない気持ちの読後感
4投稿日: 2021.12.08
powered by ブクログinnocent days。無実の日。 この感想を書くのは難しい。 巻末に辻村深月さんの解説があるが、そのとおりとも、そうではないとも思える。 しばらくしてから、編集するかもしれないけど。。。
20投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログずっと1人の少女についての話題なのに、見る・関わる人によって、見え方にこんなに違いがあるんだなーと思いました。 面白かったですが、再読はないかなーと思います。
3投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なぜか涙が溢れて不思議な気持ちになったシーンが2回あった。 八田から慎一への言葉 「行ってきな。僕がしてやれるのはここまでだ。がんばるんだよ」 慎一が家に帰り、母が桜の花びらをロウでコーティングしてくれた時 倒れて、倒れて、倒れて、倒れて…。「生きて」 佐渡山瞳の『悪あがき』が幸乃と幸乃にかかわる人たちを救った…救うはずだったのに。そう願っていたのに。 なるほど、瞳目線でこの物語が始まったこと、納得。 読み終えた直後に感じた気持ちは、悲しみ?怒り?何と言えばよいのかわからない。不思議な感情がしばらく消化できない。 でもすごくおもしろかった。 少し時間をおいて、あるいはもう一度読み直した時にはまた違う感情があるのかもしれない。
3投稿日: 2021.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後こうなるんだって気持ちもありつつ、抗えない現実の流れみたいなのを、突きつけられた感じがあって悲しくも面白かった。1人の人間のために多数の人間が救おうと動く過程が最悪の結末に向かっていってる含みがあってザワザワしながら読んだ。
2投稿日: 2021.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2日で読み切り。先が気になって一気に読んだ。 人の弱さ、醜さをこれでもかと見せつけてくれる話だった。 死刑囚の田中幸乃について、彼女の人生に関わってきた人々がその時代その時代の彼女について語る形で構成されている。 少数であれ幸乃は人から愛されて育ってきたのに、ことごとく不幸に陥っていく姿は救われない。関わってきた人はたいてい幸乃に惹かれ、大切に思っていたはずなのに。 相手が言ったことを心から信じてその言葉を頼りに生き過ぎていて、悲しかった。 丹下翔や八田聡の正義感も虚しかった。慎一の思いも、結局自分との闘いどまり。軽い。 皆弱すぎる。 結局一番強いのはたぶん幸乃なのだが、肝心な自分を信じる気持ちや愛する気持ちが欠落してるから、こういう結末にしかならないのか…と虚しかった。 自己肯定感 自己愛 人の弱さ、醜さ 冤罪 いろんなテーマが盛り込んであって、後々考えさせられてる。 幸乃の一生を桜で飾って美しくしようとした演出は人ひとりの人生に対しての餞だろうが、悲しくてきれいな話としてまとめられた気もしてちょっとモヤモヤ。 刑務官の感情と同じ、怒りに近い。静かな。 誰に対してかわからないけど。 慎一じゃなくて、姉が面会に行ってたら結末は違ったと思うんだけどな…。行ってくれよ姉…。
4投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログ読み終わった後に没頭していた自分に気がついた。それほどに引き込まれた作品です。 「殺人を犯した死刑囚」 確かにそれは事実かもしれないが、それはあくまでひとつの視点からみたものであることを認識しなければならない。 それは世の中すべてのことに対しても同様だ。 内容に関してはあえて触れません。 ただただ、鳥肌が立ち続けた読書体験でした。
3投稿日: 2021.11.19
powered by ブクログ2014(平成26)年刊。 普通の純情な少女がどんどん不幸になっていき、最後は放火殺人の罪で死刑を宣告されるという痛切な物語。 全体としてミステリの結構を持ち、読み出すとぐいぐい引き込まれていくが、登場人物たちの人生の陰りが痛いようで、しばしば躊躇しながら読んだ。 主人公の田中幸乃の、自分を必要としている人を渇望し、しかしやがては裏切られ、去られてゆくという人生が、読み進めていくといあや、これは私のことではないのかという焦燥に結び付いた。ふと気づくとあらゆる面で誰からも求められていない無用の人である自分の身が、田中幸乃と重なった。その身をよじるような渇望は、人間同士の綾としての社会的な関係性に紛れ込んだ、存在論的な根源的な問いであるのかもしれない。 最後は美しいところもあるけれども、やはりこの物語は哀切きわまりなかった。 巻末の辻村深月さんの解説が熱い。
2投稿日: 2021.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田中幸乃は30歳の死刑囚。 その生い立ちから逮捕されるまでを幸乃を取り巻く人々の視点で描く。 薄幸な幸乃と取り巻く人々それぞれの描写は面白いが、冤罪のまま幸乃は死を受け入れていき救いがない。 丹下翔や佐々木慎一など幸乃を救おうと動いた人もいるが、その人たちの努力も一切無駄になっている。死刑となった後、彼らはどう受け止めたのかが描かれないところは、この小説のミソなのかもしれないが消化不良でもある。
2投稿日: 2021.11.13
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章ごとに田中幸乃と関わった人達の目線で書かれていた。 どうなるのか先が気になって夢中で読んだ。 エピローグはかなりハラハラしながら読んだ。 切ない終わり方だった。 最後は胸が苦しくなってしまった。 読み終わったあとに、その後どうなるのかがすごく気になってしまった。 読み終えた後は切なさでいっぱいだったけど、またいつか読み直したい本ではあるかな。
1投稿日: 2021.11.13
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私はこの本を読むのが3回目。 正直読むのはメンタルがきついしつらい。 でも何度読んでもまた読みたくなる。 なぜなんだろう。 作者の、幸乃への想いを感じるからなのかな。 256頁 『ずっと死にたいと思っていた。でも、そうすることはできなかった。何かに絶望しそうになるたびに、自分を生かそうとしてくれる誰かが必ず目の前に現れた。』
18投稿日: 2021.11.09
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作品紹介から描いたイメージと、ギャップが大きかったなと思います。 判決で読まれた文に合わせて 色々な人物が真実を語っていくのは面白かったけど 全員が全員、判決とは真逆のことを証言していたのがワンパターンでした。
1投稿日: 2021.11.07
powered by ブクログ客観的に見れば、作品としては悲しいラストなのかもですが、読後の悲しいだけではない、何とも表現し難い感情が、この作品の持つ魅力なのかなと思いました。登場人物一人一人のそれぞれの想いに丁寧に寄り添っている作品だと感じました。
3投稿日: 2021.11.04
powered by ブクログいくつかの偶然が合わさってこの世に受けた生。愛してくれた母の死を境に転がり落ちる人生。誰にも必要とされていないと感じながら生き、こんな自分でも誰かの役に立てるなら、と理不尽な裏切りも享受する。でももう自分を必要としてくれていた人に去られるのは嫌。そんなことになるくらいなら自分が消えてしまいたい。そんな状況での逮捕、そして死刑判決。死ぬことを願う本人と、救いたい友人たち。不十分な情報からの決めつけ。広がる嘘の噂。徐々に明かされていく真実。無慈悲に流れていく時間。みんな動きが遅くてジレったい。作者の「店長がバカすぎて」が面白かったから読みました。
3投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログとても切ない。 どこでどう歯車が狂ってしまったのか。 そう、きっとあの時。 主人公に訪れる不幸の連続で もう誰かなんとかしてあげてよ!!て何度も願ったが 中盤辺りからもう本人自身が諦めてる感があってやるせない気持ちになった。 こんな話、フィクションだけであって欲しい。 この内容にイノセント•デイズというタイトルを付けた作者に脱帽。 どうしようもなく悲しい気持ちになりたい人は是非。
3投稿日: 2021.10.26
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「もし本当に私を必要としてくれる人がいるんだとしたら、もうその人に見捨てられるのが恐いんです。」 主人公、幸乃の最後の言葉が苦しかった。 帯にかかれていた 先入観を粉砕する圧倒的長編 この言葉がぴったりで最後の最後までどきどきしながら、祈りながら楽しめました。
7投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログ自分にはこの小説のすべてが理解できない。 まずページ数の割に、登場人物が多すぎで人間関係が複雑。関係図を書かないと理解できない。わざとなのかな。。。 過去を振り返るってシーンが場当たり的に出てきて、ストーリーの展開がうまく構成されていない。 さらに、メインストリームも非常に薄っぺらいし、全く感情移入できないし理解できない。 また、可能性としてはあるとは思うけど、冤罪なのに報われないバットエンドはどのように感じたらいいのか?
1投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログこれはね〜 読んだ当時、読み終えてからの余韻というか 考えることがとまらなくって、 モヤモヤがずっと残ってしまった。 本人にとってはこの結末でよかったんだろうけど、 どこまで感情移入していいのやら… 長いお話だったけど真相が気になってあっという間だった!
2投稿日: 2021.09.25
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見たいものしか見ないという罪。 人間の一面、刺激的な言動、文章、映像、どんどん過激に辛辣になっていく表現。 表があれば裏があるということを忘れないように。 与えられた情報がすべてだと勘違いしてしまう怖さ。 評価に振り回されないように。 自分の見たもの聞いたものがすべてだと思わず考えられるように…。
7投稿日: 2021.09.17
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元交際相手の家族への放火殺人の罪で死刑判決を受けた主人公の話。 前半はよくある感じの不遇の話。最後の最後、死ぬために生きようとするそのエネルギーがなんとも言えない気持ちにさせる。 主人公が主体的に生きようとしない事が最後まで理解できず終始苛立つ。そう生きるしかなかった背景も充分に描かれているように思えなくて、その点も残念。 期待が大きかっただけに、物足りない感じ。 いろんな事件や歴史的なニュースは、その人生を簡潔にまとめてしまうけれど、その中にいろんな人たちの心の動きがあって、それがたくさんの「ちょっとした事」を引き起こし、一つの重大な結果になるのだということをいつも忘れないようにしたい。
2投稿日: 2021.09.13
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幸乃は自分で死を望んで死刑に処されたけれど、死に執着してしまったのは幸乃の周りにいた人たちの裏切りだ。 個人的には中学時代の傷害事件の下りがかわいそうだったなと思います。
1投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログ辛い本だった。一気読みだったけれども、眉間の皺が深くなったわ。どうして強者と弱者ができる世界なんだろう。 他人の為にと思って行動しても不幸に陥っていく、不幸の原因になるだなんて世の中不公平だよな。 本人が望んだ事だとは言え、正義はどこに?辛い話だ。
2投稿日: 2021.08.30
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エピローグ、涙が止まりませんでした。 幸乃に生きてほしいと思いながら読み進め、 刑務官の「傲慢よ。あなたを必要としている人はたしかにいるのに、それでも死に抗おうとしないのは傲慢だ。」と、同じ想いで読み進め、 幸乃が最後に見せた病気への強い意志での抵抗。 幸乃の刑務官への最後の台詞。 そして解説の、自ら死を選ぶ幸乃は傲慢に見えるかもしれない。 しかし、彼女に生きてほしいと望む気持ちもまた傲慢でないとどうして言えるのだろう。 全てがグーッと心臓を掴んだ。 読了後、幸乃の姿が頭を離れません。 優しく、大切な人を守り、誰のせいにもしない、彼女は強いんじゃないだろうか? 自ら死を選ぶこと=弱いと、 決めつけるなんてこと決してできないと思った。
15投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログ何も知らないくせに。自分勝手に決めつけて。 この言葉を物語の最後に思い知らされた。 判決主文で、田中幸乃の人生が劣悪で過酷であったと想像してしまったが、彼女の人生に関わる人物たちによって、彼女の人物像は主文とは遥かに異なることがわかった。 彼女を不幸にしてしまったと嘆く人物たちに対して、彼女は自分が不幸であったなどとは微塵も感じていない。 彼女は人生を懸けて彼らを救ってきたが、彼女は救いの手を取ろうとはしなかった。 母から遺伝した彼女が忌む病が、最後に母からの救いとばかりに手を伸ばすが、彼女はその手すら振り払った。 周囲に流されて生きてきた彼女にとって、「死」は確固たる希望だったのだ。 他人にとっては絶望でも、本人にとっては希望である。 静かでありながら激しい熱量を感じさせられた。
1投稿日: 2021.08.27
powered by ブクログ不器用にしか生きられない人々の、無垢な時代の出来事から始まり、一人の死刑囚に関わった人々の視点を通じて、徐々に事件の真相と彼女の胸の内を浮き彫りにしていく。 寝る間を惜しんで一気読みした。 近所の書店で平積みされており、手にした一冊。 最後の数ページに心がざわめいたのは確かだ。解説を辻村深月さんが書いているが、読了後に読むこと。この約束は守って本書を手にとって読み始めてほしい。
3投稿日: 2021.08.17
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衝撃のラスト 翔は事件を楽しんでるのか?と思ってしまった シンイチは唯一の本当のみかただったのかもしれない 必要としてくれる人がいる中でそれでも幸乃は生きる選択を選ばなかった、それ以上に信じて裏切られるのが怖かった、、最後はハッピーエンドでもバッドエンドでもない。偏見でものをいうのはやめようと考えさせられた小説だった。とてもよかった
1投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ法学部に入ったきっかけの死刑について取り上げられていた。冤罪問題も絡められていて、ニュースだけで知る情報ではなく事実のなかにある真実を見出す物語。『流浪の月』のテーマと似ているようにも思えたが、この本は幸乃の心の事実と真実がテーマな印象をうけた。鬱本とも言われているようだが自分にはずっと受け入れられた。桜の花びらの描写が切なく儚く、幸乃の人生と似ていた。
3投稿日: 2021.07.27
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人は誰からも必要とされないと死ぬんだとさ。 俺がお前を必要としてやるよ。(引用) クソみたいな人間の言葉でも、誰かに必要とされるということは大きい。 幸乃や聡の気持ち、わかる。 そんな人間が良い人間とは限らないけど、 誰かの命を救うこともある。 死にたいと思う気持ちがわかるから すごく響いてしまったセリフ。 私が誰かに伝えるときは、そんなことを頭に置いておきたいと思う。
11投稿日: 2021.07.23
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最後に複数のチャンス それでも彼女は死を選んでしまった(選んだ) こちらの悔しい気持ちも彼女にとってはお節介なのかもしれない
1投稿日: 2021.07.19
powered by ブクログこれはすごいミステリーだ。終始えも言われぬ恐怖 に似た感情を感じた。解説まで素晴らしい。 感情移入して主人公に対して「生きて欲しい」と思うことすら読者の一面性からくるエゴと言われてしまえばもう手打ちどころはない。たしかに主人公は自分以上に相手に合わせる「鏡」のような存在だったのかもしれない。ただその原因は誰にあるのか、もしくはそうした生き方自体がもはや彼女の運命なのか。 いま自分たちが生きていてこのようなことに加担していないか、普段の何気ない発言が思い込みにより新たな可能性を狭め、誰かを傷つけてやしないか、考える契機にもなる珠玉の一冊。
11投稿日: 2021.07.16
powered by ブクログ何というか…とても救われない物語でした。 幸乃にとっては苦しみから解放された事になるんだろうか、でも残された人たちの思いは…とても難しいテーマの作品だと思うけど、こればかりは人それぞれの考えがあるだろうし、何が正しくて間違ってるなんて誰にも分からない。読後もしばらく考え込んでしまいました。
6投稿日: 2021.07.14
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元恋人敬介の家に放火し妻と1歳の双子を殺害した容疑で死刑判決を受けた田中幸乃30歳。凶行の背景に何があったか、彼女を取り上げた産婦人科医、母の結婚相手の連れ子である義姉陽子、祖母に引き取られて横浜で過ごした中学時代の親友理子、敬介の親友聡、それぞれの目から幸乃の過去が語られる。 そして現在、弁護士となった幼なじみの翔は、幸乃が控訴しないと知り聡や幸乃と接触し再審の道を探る。一方、もう1人の幼なじみ慎一は彼女の無実を信じていた…。 主人公である幸乃自らでなく周囲の人間に語らせることにより、不器用に幸せを求め続け、裏切られ続けた彼女の悲しい人生が浮かび上がる。幸乃の悲しい覚悟は彼女を苦しみから救う唯一の手段であったのか。 翔の祖父である産婦人科医のセリフが心に残る。「お前が将来どんな仕事に就こうと、絶対に忘れてはいけないことがあるよ。相手が何を望んでいるのか、真剣に想像してあげることだ」「人間というのはなかなか複雑な生き物でな。思っていることをなんでも口にできるというわけじゃない。でも、いつかお前が向き合う誰かさんは、お前の言葉に期待している。なのにうまく説明することができず、思ってもみないことを言ったりする。だからお前はその誰かさんと真摯に向き合い、何を求めているのか想像してあげなければいけないんだ」 最後に盛大なネタバレを。 死刑になったけど冤罪でしたってそんなんあり?!亡くなった真犯人もいるけど、のうのうと生きてる人間もいるでしょう。死刑制度は自殺に失敗した人間が死ぬための手段じゃないよ。真実が明らかにならないと被害者遺族は報われないんじゃないかな。被害者のご主人がカスだったのでこのままでもいいのか。どうなんだー!
1投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログ死刑囚である幸乃さんの生涯を彼女に関わった人達、それぞれの視点で語られる作品。 悲しく重たいテーマでしたが、読んで良かったです。 自分の中に残る一冊になりました。 生まれてきてごめんなさい...切なすぎです。
9投稿日: 2021.06.24
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YouTubeでこの本(イノセント・デイズ)を絶賛 していたので手に取った。 あらかじめネタバレで冤罪であることを知ったう えで読ませてもらったが、衝撃の一言だった。 涙が出た。 主人公(田中幸乃)の壮絶な人生、誰にも必要と されないことへの恐怖、他人のために強盗致傷の罪 を被ったことなど、いたたまれない気持ちになっ た。 世間では放火殺人の犯人として騒がれ、本人も否 認することなく、罪を認めた。 しかし、実際は幸乃は犯人ではなかった。 かつての恋人に裏切られ、死に場所を探していた ところ、放火殺人の犯人にされた。 死にたいから、やってもいない罪を被り、死刑宣 告を受ける。 かつての友人である弁護士の丹下翔は、「罪と向 き合えよ!」と犯人と決めつけた言動。 違うねん、彼女はやってないねん!(怒) ただ、もう一人の小学校の時の友人、佐々木慎一 は無罪を信じて行動する。 くしくも、慎一が真犯人の証拠を掴んだ日は、死 刑執行の当日だった。 警察の捜査、現場の状況、現行の司法制度など考 えさせられることはあるが、本人が死を望んでいた らどうしようもできないと感じた。 ただただ悲しい物語だった。 また、同意殺人についても思い浮かんだ。
3投稿日: 2021.06.15
powered by ブクログ読み始めて数時間で読み切ってしまった。人間の汚い部分とエゴ。自分を認めて欲しい欲。やはり一番辛いのは死よりも孤独、孤立、独りなのかなと思った。人は一人では生きていけない
2投稿日: 2021.06.12
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これはまたすごいお話しだった。。。 すごかったし、最後は目を離せなくなって緊張してページをめくったけど、、、読み終わって脱力。 死刑囚幸乃の人生を、家族、友人、恋人の親友、刑務官などの立場から振り返る。 幸乃の人生がどこから狂い始めたのか。いつからか生きる希望を無くしたところで出会った敬介。敬介は女にも金にもダラシない暴力男だけど、自分を必要だと言ってくれる唯一の存在で、幸乃は敬介中心の生活を送る。数年続いた関係だったが、敬介が他の女性と家族を作ったことで絶望する。 絶望するけど、それが殺意に変わるような幸乃じゃないんじゃないかと思っていたら、、、 冤罪でしたか。。 考えてみたら、状況証拠だけだったか。 中学時代の強盗致傷事件も、実際は友人の罪をかぶったもので、でもその過去も死刑判決の裏付けにされてる。。 生きる望みもなく、自殺しても死にきれなかった幸乃にとっては『死刑』の判決もありがたかった。 こんな冤罪が本当に起きてるのだとしたら、、、 実際の犯人は。。。。 うーむ。。
5投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログ流行りの嫌ミス。この作品も例に漏れず、読後は薄汚れたもやもやが心の奥底に残り、良い読後感とは決していえない。しかし、だからこそ、読み終わってからしばらくしても、この物語がずっとあたまの中を巡っている。各登場人物たちの視点で語られる死刑囚田中幸乃という女の印象は様々で、それぞれの人生で少しずつ違った幸乃が存在する。そして、そのいくつもの彼女の人物像から導かれる新たな「幸乃」像が、この物語を読み終えた私たち読者の中にも存在するのだ。
2投稿日: 2021.05.23
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ただただ辛く、最後はなんでだよと落胆した作品でした。 でも、読んでよかった。 心に残る作品です。 余談ですが、 辛すぎて途中断念しようかと思いました。 落ち込んでる時に読むのはおススメしません。笑
7投稿日: 2021.05.19
powered by ブクログ解釈は人の数ほどあるから立場が違えば見方が変わる。だから事実が大事になると思ってたけど、そこに至るまでの過程が間違ってる場合はどうしたら良いんだろうか。
2投稿日: 2021.05.01
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苦しいけど、考えさせられる作品。 一晩で読み終えた。 死刑を望む幸乃が、『生きたい』と願い続けた物語だと思った。 遂に、助けてということができなかった幸乃。助けてという力さえ奪ってしまった誰か。無垢で純粋だったことさえ、それを後押ししてしまったのではないかと思うと辛い。 幸乃が死刑になったことで、救われた人は誰もいないよね?むしろ、幸乃への思いを増していくはず。 誰かを身代わりにしたり、傷つけたり、その場では逃げられた気になっても、その後の人生に必ずつきまとう気がする。 幸乃に伝えたい。 誰かに助けてって言っていいんだよ。信じていいんだよ。必要とされたければ、自分自身も誰かを必要とすることが大切なんだよ。 魂が安らかでありますように。
4投稿日: 2021.04.23
powered by ブクログ辛かった。 死刑囚・田中幸乃のためと彼女のことを想っての行動だとしても、結局は自分の正義やエゴで思いを押し付けているだけの人間ばかりだった。 佐々木慎一が間に合っていてくれれば、この先ずっと幸乃を守っていてくれれば、とつい考えてしまうけれど、この終わり方は彼女にとってのハッピーエンドだったのなら、周りがいくら冤罪だと騒ごうと大きなお世話だし…と悶々と考えてしまう。 正解なんて、周りではなく本人が決めることであると考えると、もやもやするけど少し清々しいような不思議な読後感。重いけどとても考えさせられた。
3投稿日: 2021.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の「彼女が死ぬために生きようとする姿」を見ながら、死を応援してしまいたくなるような、お願いだから生きてと願ってしまうような、彼女にこの選択をさせた運命を呪うような、様々な感情が混ざり合った。 解説にあったように、本人が心から死を願っているのに、私が生きてと願うのは傲慢なのだろう。 でも、やっぱり、生きてほしかったよ…。 幸乃ちゃんは、既に誰かに必要とされていたと思うんだけど、それすらも彼女にとっては怖かったんだろうね。たくさん傷つけてごめんね…、となぜか私が謝りたくなった。無垢で優しすぎた、女の子の物語。
3投稿日: 2021.04.17
powered by ブクログ厚めだったけどするする読めた。鬱っぽい内容で気分は下がるけど、考えさせられることは多かった。小説ってよく想像できる人になれ的なこと綴られてるけど、この小説にもそんな記述があって、想像力を欠いた人間にだけはなりたくないって強く思ったな〜。 死ぬために生きる、死ぬために死ぬことを抗うって言う言葉が本当に刺さって、そこの場面だけ妙に鮮明に頭の中で映像化されて鳥肌立った。
3投稿日: 2021.04.07
powered by ブクログ「人間というのはなかなか複雑な生き物でな。思っていることをなんでも口にできるというわけじゃない。でも、いつかお前が向き合う誰かさんは、お前の言葉に期待している。なのにうまく説明することができず、思ってもみたいことを言ったりする。だからお前はその誰かさんと真摯に向き合い、何を求めているのか想像してあげなければいけないんだ。」 一生忘れられない、忘れたくないセリフ。 祖父母の言葉ってなんであんなに重みがあるんだろう。
4投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログ【読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました…】こんな帯の作品は、きっとハッピーエンド主義の私には刺激が強すぎるだろう、と話題になった時からあえて手に取ることを避けてきたが、目に飛び込んできた「解説 辻村深月」に惹かれ購入。 刑事裁判における判決は主文から言い渡されるのが慣例だが、極刑の場合はその例から漏れることがほとんどだという。被告人の精神面を考えて判決に至った理由から述べられるそうだ。 第一部を構成する全五章は、この判決理由を一文ずつ切り取りつつ主人公の過去を振り返る。 この構成によって主人公田中幸乃の人格がどのように形成されていったかがわかりやすく描写され、読み進めていくうちにどんどん田中幸乃という人物に寄り添うような気持ちになっていった。 孤独で優しく、流されやすい田中幸乃の生き様を辿っていくうちに抱いたのは、誰に向けてでもない怒りである。途中なんども読むのを辞めたくなる。彼女がこの先辿る運命を思い、誰が悪かったのか、どこでなら彼女を救う事ができたのか、そもそも彼女にとって救いとはなんなのか。読み終えてもわからなかった。そして誰にも共感はできなかった。他人事として読んでしまっている自分にも腹が立つ。 きっと私も、ニュースで事件の容疑者に対して「いかにもって感じ」と言ってしまうような人間なのだろう。 この作品のジャンルは「ミステリ」と分類されているが、事件の真相を解き明かすことがこの作品の結末かと聞かれると違うと思う。主人公、田中幸乃は何を思っていたのか、そこが全てのように感じる。 ハッピーエンドが全てでは無いのは承知の上だが、はっきり言って読んでいて全くいい気持ちにはならない。心に余裕がある時に読んだ方がいい。
1投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星4.9 ほぼ星5ではあるんだけど最後ハッピーエンドじゃないのが嫌いだから5はやめた。でも最後まで主人公が救われるのかどうかというドキドキは面白いし。読んでて暗くなるけど中間も読んでて全く飽きない。
1投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログ世界に入り込んで鬱になる 読み終わる頃には、田中幸乃って存在が自分の中でも大きくなっててご飯食べながら田中幸乃について考え込んじゃうレベル 読者にまで、田中幸乃に対する所有欲というか私だけが田中幸乃の良さを知ってるっていう独占欲というか、難しいけど守ってあげたい気持ちにさせるのが本当にうまくて実際に身近に存在してるかのように感情移入した これドラマ化されてたけど、なんか私が描いてた田中幸乃とはちがくて、実際に存在するわけじゃないのに、やめて!田中幸乃はもっと控えめで繊細でそんなことしないから!ってヒヤヒヤしちゃってダメだった あーすごい好きな小説だったな
3投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結末、これでいいのかな… でも幸乃にとってはこれが望んでいた結末なのかと思ったり、何がいいのかだんだんと分からなくなっていった。 やり切れない思い。
3投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ一人一人の過去の過ちが章ごとに展開される。その度に田中幸乃が傷ついていって、読んでられなくなりそうになる。 同時に、自分の過去にあったあまり思い出したくないようなことを思い出してしまい、なんとも言えない気持ちになった。
1投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログずっと読みたかった本。 衝撃的な結末だった。 しかし、期待が大き過ぎた分少し物足りなさを感じてしまった。
1投稿日: 2021.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋さんのポップで購入してずっと積読してた本。 こんなに惹き込まれると思わなかった。 最後までどうなるのかわからない、ドキドキ感で久々に読書の楽しさを思い出した。 まず、ヒカルの話で涙腺ゆるゆる。その後の話でもこんなに愛されて、素直で、優しくて、希望に満ちた女の子が、プロローグの容疑者とはどうしても結びつかなくて。読めば読むほど、謎が深まるばかり。 他の登場人物の心の醜さが露になるほど、幸乃の白さが際立っていって、最後の展開が衝撃だった。 気持ちが昂ぶると出る発作が、まさかあの場面で効いてくるとは思わなかった… 幸乃は望みが叶ってしまったけど、それによって慎ちゃんが一生苦しむことになるんだろうな、と思うと、地獄のような話。 話の展開とか登場人物の描き方とか、言葉では言い表せないけど、惹き込む力が凄まじいなと思いました。 早見さんの本、ほかにも読んでみたい。
2投稿日: 2021.03.06
powered by ブクログこの結末で良かったのかな… いや、小説だし、これでよかったも悪かったもないのは分かっているんだけど、思いの外、感情移入してしまった。やっぱり悲しい。。 人生ってその数だけ色も形もさまざまなのは当然なのだけど、客観視した時に「あまりにも理不尽すぎる最期」ってあるように思う。でも、この物語を読んだ後には、当事者以外が勝手にそう決めつけてしまっていることもあるのだと感じる。 色々考えさせられた一冊。
19投稿日: 2021.03.02
