
総合評価
(658件)| 128 | ||
| 250 | ||
| 193 | ||
| 12 | ||
| 3 |
powered by ブクログ真夜中に開店しているパン屋、プランジェリークレバヤシ。真夜中に開店しているパン屋は、働く人も客も風変わり。登場人物の過去や心情が点から線になっていって、とても面白い作品です。今から、第2巻を読みます!図書館で借りたので、自分でも買おうか悩み中‥‥。「まよパン」の愛称は、コーンがのったマヨネーズパンを連想してしまう。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログ読み終わった後心が暖かくなった。一つのパン屋さんにやってくる色んなワケアリのお客さんのエピソードが優しく繋がっていく。パンが食べたくなったし、意地悪な気持ちや損得勘定が削ぎ落とされる感じがした。
0投稿日: 2012.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なかなか楽しかった作品である。 ただ今時、パン屋さん本が多く出版されていて傑作とは言い難い。 内容も謎を含ませすぎで、読み終わって???の部分が多い。 ずっと続きが出続けるのだろうか。
0投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログ真夜中に開くパン屋さん。 その設定と、表紙の三人に一目惚れ。 よ か っ た ! こういうお話好きw
1投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深夜11時〜朝5時営業のパン屋さんを舞台にした、一癖も二癖もあるキャラクター達が織りなす人情味あふれるストーリー…っていう感じでしょうか。 表紙のイラストのイメージから少女マンガ的でスイーツな恋愛があふれんばかりにてんこ盛りな内容かと思っていたので、ちょっと意外な印象。 ガツンとくるインパクトはありませんでしたが、クセはあるけど他人の為に一生懸命な登場人物達の行動は、じんわりした感動を与えてくれたように思います。 特に、小僧のくせにやたら周囲に(特に親に)気を使うこだまの存在•言動にはちょいちょい感動させられました。 次の巻も購入済みなので、彼らが自作でどのような形で登場するのか、楽しみです。
0投稿日: 2012.02.16
powered by ブクログ読む前は勝手に中高生向きの優しいメルヘンちっくな作品だと思い込んでました。 そして帯でスカートが隠れてたから完全に男の子3人の表紙だと思っていました。ああ恐ろしい。 しかし内容は びっくりするほど良かったです。登場人物がクレバヤシを軸にうまいこと重なっていって、ひとつひとつの小話かと思いきや大きなひとつのストーリーになるのは読んでいて気持ちが良かったです。 弘基の台詞が色々と心に染みまして、かなりハマりました。好きだ弘基! 当然のごとくパン食べたくなりました。
0投稿日: 2012.02.16
powered by ブクログ人気があるだけのことはあると思いました。 ストーリー展開も素晴らしいです。 手元に“午前1時の恋泥棒”もありますが立て続けに読むのが もったいないので他の本を挟んでから読みたいと思います。
0投稿日: 2012.02.15
powered by ブクログ真夜パンあっという間に読了。さまざまな伏線が繋がっていく様が楽しめた。こだまにひかりに希実(のぞみ)、新幹線とは考えたものだ。子どもは宝!
0投稿日: 2012.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思っていた内容とは違っていたけど、良い意味で裏切られた。登場人物皆がとても魅力的。いろんな過去や事情を抱えた人たちが出てくるからありがちなそれを癒すような話かと思ったけど、読み手を諭すような内容じゃないのが逆に好感を持てた。読み終わった後はすっかりこだま君の虜(笑)可愛すぎる!
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログ単行本を経ずに文庫化された作品。 書店員さんをはじめ、多方面から高評価を得ていた作品で、期待を裏切らない面白さでした。 作品を通しての主人公の、過酷な環境で育った影響もあって優しさを素直に受け入れられない女子高生と、主人公の面倒を見ることになるパン屋の二人、パン屋を介して知り合う人々の人間模様が描かれる。短編ごとに主人公が入れ替わる連作短編集です。 主人公含め、出てくる人物がみな個性的で素敵。そしてみんな優しい。その優しさが一人一人の問題を包み込んで解決に導きます。 文体的にも内容的にも読みやすいから、誰にでも薦めれるかな。 とりあえず次回作も読みます。
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログ想像以上にちゃんとした家族のドラマがありました。 真夜中のパン屋にイケメン2人に女子高生1人…と言われるとすごくライトなミステリ的なものか、もっと淡々とした薄味のドラマなのかなぁと思っていたのですが、出てくる人たちにはそれぞれに抱えてる問題があり、1人ではどうにも出来ない感情を持て余し気味でさえあって、でも何事もないかのように振る舞っていて。それがこのパン屋で人と出会い、関わることがきっかけで新しい一歩を踏み出していきます。 毎日の様に虐待のニュースが報じられています。親は何もわからないと思って好き放題してるかもしれませんが、子供は子供なりにたくさんの事を考えてガマンしたりしてるんじゃないかな。自分を生んでくれた人のことをなかなか悪くは思えないもの。だからなかなかこんな悲しい事件が亡くならないんじゃないかな。とこの本を読んで思いました。 それにしても、焼きたてパンはうまいですよね。 割った時にふわっと香る香ばしいバターの香りとかいいですよね。 あーこの本読んでたらパンめっちゃ食べたくなってきた。 クロワッサンとキャラメルマーブル食パン!食べたい!
0投稿日: 2012.02.13
powered by ブクログほのぼのした話なのかと思ったらいい意味で裏切られた。 あまり期待していなかった分良かったなぁ 。のぞみもこだまも読むほどに愛おしくなり、好きになれなかったのはのぞみのハハくらいかな。でもハハだってもしかして深く書いてくれたら嫌いじゃなくなるかも。まぁ理由はどうあれ子供を置いていくのは許せないけど。のぞみやこだまの成長とクレさんと弘基の今後ももう少し読みたい。パンで世界を癒してください(笑)
0投稿日: 2012.02.12
powered by ブクログネグレクトとか、変態、ニューハーフいろんな人たちがそのパン屋さんのお客さん。その人たちが悩みを抱え来店。従業員の過去にもいろいろとあり…考えさせられる本でした。
0投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ真夜中にだけ開く奇妙なパン屋に転がり込んだ「カッコウの娘」希実と、パン屋の店員2人を中心に繰り広げられるお話し。パン屋の3人をはじめ、店で万引きした子供から始まって引きこもりの覗き魔、母性本能丸出しのオカマ、ネグレクトお母さんなどアクの強すぎるお客様が大集合。その客全員にそれぞれの過去があって、切なかったり辛かったりのやりきれない想いがあります。ゆっくりでも少しずつでも、みんな幸せになれるといいよね。
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二巻も好調のようだ。 一巻が話題になった時に気になっていたがなかなか手が出ず、ここにきて二巻発売かと思い読了。 うむ、良かった。 児童文学ではなく売れているというのが面白い。 午後二十三時から午前二十九時が営業時間のパン屋さん。 こういうと、何か変わったパン屋に思えるが、意外なほど普通のパン屋であった。 あふれているのはパンの匂い。あたたかくて何者にも平等においしいと感じさせてくれる、パンの匂いだった。 Openの序章に始まり、パン制作の工程が題名になっている六つの短編。それぞれ語り手が異なる。 真夜中に開いているパン屋、そしてその客ということで、皆一様に問題やあまり明るくない過去を抱えている。家族の話が多かったか。 捻くれていたり、歪んでいたりと言っている登場人物たちだが、自分には皆ひどく素直に思えた。おいしいものをおいしいと言い、優しいものを優しいと感じることができる人々だ。 女子高生の彼女はいつも自分ばかり救われると感じているが、決してそんなことはなく、皆がそれぞれ支合っているのだろう。誰かが幸せだと、自分も幸せになれるという世界。 パンひとつで、何気ない誰かの一言で救われることもある。 一話ごとに登場する人々が、一話だけのゲストではなくその後も継続して登場するという流れは、坂木司氏の小説にも繋がる。 実際の世界ではそんな簡単に絆は切れないという、そうしてどんどん世界が広がっていく。 「人は かなしみが 多いほど 人には 優しく できるのだから …」 という、あの有名な歌の一節がふと思い浮かんだ。 そんな、優しさがあふれている物語。 関係ないが、これは三軒茶屋近辺の設定なのか…。
0投稿日: 2012.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連作短編集。 カッコウの娘・希実で始まった物語なのに、そこは謎を残したままで、おいてけぼり感があったのがちょっと不満。 設定をちょっと詰め込みすぎなのでは? あと、広告などで「まよパン」って呼ばれているみたいなので、「マヨネーズパン」と間違えないよう注意します。私が。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イケメン小説。 やさしい話。やさしくてあったかくておいしい。 愛おしい範囲でありえない、ギリギリありえない範囲でうらやましい。 みんな少しずつ陰を持っているから、ちょっとした明りがあたたかい。そのちょっとしたあたたかさに、思わずみんなが立ち寄ってしまう。
0投稿日: 2012.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「歪んだ部分が誰かとはまることもあるし、歪んどるのも悪いことやと思わんよ」 どこか捻くれていても欠けていても傷ついても美味しいものが あればみんな笑顔になれるってなかなかの真理ですよね。 パンを食べる描写が美味しそうで美味しそうで。読み終わった直後にパン屋に行きたくなり、そして実際行ってきました(笑) 一人で食べても美味しいけどみんなで食べても美味しい、を体現してきました。普段一人で食べることの方が多いけど、みんなで食べると美味しいさ倍増でした。また行きたいなー。 素直じゃなかった美和子さんを何気ない一言で救ったクレさん。弘基をまっとうな道に戻した美和子さん。文句良いながら希実ちゃんの面倒見る弘基。そして心が欠けているというクレさんに言葉を思い出させた希実ちゃん。一人一人の優しさが相互作用する、不完全な人たちのいびつだけど真っ直ぐで暖かなお話。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログ世田谷の住宅地で夜だけ開くパン屋さんに引き込まれた人たちの物語です。夜だけ開くとなれば一般客層よりクセのあるお客さんが集まるのは道理。ワケアリ女子高生から同様の小学生、引きこもり脚本家にニューハーフ、と話題には事欠きませんし、店員の二人にもそれぞれ過去がある。行動の理由もキーとなる言葉もはっきりしていて、予想を裏切らない展開はとっつきやすく売れてるのも納得。ビジュアルを意識した描写といい、明快なキャラクター設定といい、もともと脚本のお仕事をされてた方が書いた作品とあって、短期間のドラマになりやすそうな印象を受けました。漫画化もしやすそう。
0投稿日: 2012.02.05
powered by ブクログすごく良かった。期待以上。 東野さん以来久しぶりにグイグイ引き込まれた。先に違う本を読むつもりでしたがちらっと読んだら止まらなくなってしまった。 要所要所でクスッと笑わせる言い回し。でも押しつけがましくない笑い。巧い。文章も巧い。 ただ、句読点が多すぎて目につくと本当に読みづらかった。 でもまた引き込まれ、また句読点気になり…イラっと。 パンの焼ける香りが大好きな私にはたまらない一冊。 暮林の温かさには歩んだ人生があったのか。 パン屋に住むなんて魔女の宅急便みたいだが私もこんなパン屋の仲間に入りたい。続編待ってます!
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログパン作りの工程とそれをとりまく登場人物の人達の、それぞれの心の成長がリンクして書かれている作品。パンも人も色々な手順を踏み試行錯誤しつつ、出来上がっていくんだなぁ、と。良い作品でした。
1投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログかわいい題名からほっこりしたお話かと思っていました。噂には聞いてましたが、シビアな内容でした。それでも、パン屋二人の素性が謎に包まれていてることもあり、続きが気になって読むのがとまりませんでした。 心に何か秘めて思い悩んでいても、パンの焼る、ほんのり甘くて香ばしい匂いが助けてくれる。そんな焼きたてパンの匂いが、この作品の重さを全く感じさせないのかもしれません。
1投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログ話題の本はとりあえず読む、の一冊。ちょっと期待外れ。結局なんで「真夜中」なのかが、物語中で触れられず、小さい子どもが出てくるし、普通のパン屋でいいじゃんという話ばかりだったのが残念。希実のエピソードが一番良かった。 2012/1/29読了
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログパンの表記を始めカタカナの言語に統一性がないことが気になりましたが、ストーリーのコンセプトと展開に引き込まれて一気に読了しました。 ドラマ化されたらいいのに と思うジャンルの本でした。
0投稿日: 2012.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集かと思いきや、 段々それぞれの人物が繋がってきて、 最後まで一気に読みたくなる構成でした。 そしてラストで全ての謎がきれいに解けて、 とてもほっこりしました。 思い返すと、それぞれが主人公になり得るぐらい 登場人物のキャラクター描写がしっかりとしていて とても面白かった!
0投稿日: 2012.01.26
powered by ブクログ夜中にしか営業しないパン屋『ブランジェリークレバヤシ』 オーナーの暮林陽介は亡き妻の意思を継いで脱サラし現在のパン屋さんを経営しています いつもニコニコ御人好しです そしてパン職人の柳弘基・・腕は抜群、口は悪いが気持ちの良い青年 そこに篠崎希実という女子高生がやってきます 彼女は陽介の亡き妻である美和子の腹違いの妹でありここに住まわせてほしいとやってきます 『カッコウ』の勧めで・・・・・・・ http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-70.htmlより
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ偏食は愚か者の選択だぞ。この世界には、味わうべきものが山ほどあんのに。 殴られたことがないから、上手に殴れないんだよ。幸せしか知らないから、ちょっとした不幸にすぐひるむんだよ 優しいなんて、簡単なこと。相手を思えばいいだけだ。この上ない愛情を持って接すればいいだけ。触れる瞬間も、触れている瞬間も 手を放す瞬間も、愛することだよ
0投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログたまには普段手を出さない感じのを読んでみようと思って、店頭でプッシュされていたから手にとってみた本。 真夜中のみに営業しているパン屋さんを中心に、そこにかかわる人々のドラマを描いて行く。ハートフル系。パンにまつわるキメ台詞で、心が暖かくなる。 多少、登場人物のキャラが立ちすぎなところと、設定やストーリー展開の細かい部分にツッコミを入れたくなるけれど、読後感がいいので問題ないかな。最終章では泣いてしまった。作者さんが脚本家だそうで、映像向きの話だなと思う。キャラ的にも、ノイタミナあたりでアニメ化したら女子受けよさそう。 しかし、この本に限らずだけど、最近、親に問題があってその呪縛から逃れられない人の物語が多すぎる気がする。
0投稿日: 2012.01.22
powered by ブクログ深夜に営業しているパン屋さんの話。イケメンが登場しますが、魔性のゲイではありません。どこでもひとりでもパンは食べることができる。平等に幸せをもたらせてくれるものだというところが、ツボでした。 焼きたてのパンご食べたくなります。
0投稿日: 2012.01.20
powered by ブクログSo I was wandering around our local kinokuniya store, scanning shelves to see if there was anything worth buying and reading when the cover of this book caught my eye. The cover art was cute, but what really grabbed my attention was the title. 「真夜中のパン屋さん」. A bakery that runs only at night? That sounded deliciously mysterious! So without a second thought I bought this book, and within two days, I managed to finish it. I was expecting something mediocre and was prepared to be a little disappointed (I usually am when I'm cover-buying), but to my surprise I found myself actually liking it. I've never read from this author before, but she has a great, easy to follow writing style (which is ALWAYS a plus for me because let's face it, reading in Japanese is a never ending struggle) and all of the characters are very well developed. Plus I love pastry shops and stories about pastry shops! I don't even know anymore why I thought I wouldn't like this book. In conclusion, I am definitely game for the sequel. I totally knew it wasn't going to end there! The way it ended just wasn't satisfying and I thought, "What? That's it?" It's like eating a delicious piece of pastry and realizing that you won't get anymore... PS - I'm hoping 希実 doesn't get all sappy and romantic over 暮林さん. I feel like it's heading that way and I'm desperately hoping that it won't. He's like an uncle/dad to her. Let's keep it that way.
0投稿日: 2012.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あっという間に読み終わってしまう、リーダビリティのある小説。 人物造型とエピソードがしっかりしているので、テレビドラマ原作向き。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ「パンは誰にでも平等で、笑顔にしてくれる」 読んでるだけで美味しそうなパンの香りに誘われてしまう。文章でパンをこんなに愛おしく思わせてしまうことが凄い!"人間の弱さ"を描写した場面には考えさせられた。暗い内容も扱ってるけど、結局はほっこりと治まる感じが好き。 続編が出ると聞いて、じわじわーと楽しみに感じてます。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ名言がたくさんあったと思う。 不足も歪みもたくさんある人間だけど、救われる思いがした。 そして、パンは偉大!
0投稿日: 2012.01.16
powered by ブクログ新聞広告にも何度も取り上げられてるし、なんだか話題になってたのを、本当にたまたま発見! これは「読め!」ってことだと思って即レジへ。 全部読んで、あおり文句の意味が分かるかな。 内容はどんどん重くなります。 いや、まさか虐待とかネグレクトについての話が出てくるとは思わなかったよ。 この本のなかにあなかたがいます、ってわけではないけど。 日常を戦場に例えてるシーンがあるんだけど、女子高生の日常と大人(小説の中では大学生だけど)の日常って違うじゃない? なのに妙にリンクしてたりするのが面白いね。 変に泣かせようとしてないのがいいなって思います。
0投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログはあ面白かった(´▽`) 23時から午前5時までの真夜中のパン屋さん。店員は男性二人。って、西洋骨董洋菓子店みたい!という個人的にドツボの設定だったのですが、話自体も奥行きがあって楽しめました。登場人物皆がいとしい。苦さと甘さの配分がいいお話でした。 カッコウのような母を持つ女子高生、母を待つ男の子、空気の読める変態、繊細なニューハーフ、ネグレクトの母親、と、パン屋に訪れる客層の豊かなこと。 シリーズ化も決定だそうで、続刊が楽しみです!
0投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログタイトルに騙されるとガツンとやられます。 ほんわか系の話ではなく、結構重い話です。 子育てするにおいて、考えなければいけないところも。 パンが食べたくなりました。 結局真夜中だけに営業している意味は分かりませんでしたが。
0投稿日: 2012.01.08
powered by ブクログ20111229読了 読後感がいい。久しぶりに読み返したくなる本。キャラクターもそれぞれ魅力的だし、話も上手くかみ合って、ストーリーも面白い。
1投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とっても珍しい、真夜中のパン屋さんのお話。登場人物が印象的で、自分の母をカッコウに見立てたり、住む世界を戦場にたとえたりと比喩表現が非常に面白い。 また、世間的には異常な人が何故か格好良く見えたり、どう見ても失格な母親を何故か許したくなってしまったりと、人がけして一面ではないと改めて教えられる。その逆もあり、今までまともだと思っていた人が実は…というのもあり、笑ってしまう。 文章的には殺伐としているのだろうに、何故か(あるいはパンの効果か)温かい風を感じてしまう物語。 短編連作でした。
1投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログパン屋のオーナー暮林、そこのパン職人弘基、歪んだ女子高生希美を中心としたちょっと心温まるストーリー。 ほんわかした感じの話かと思っていたけれど、意外と各キャラクターが重いものをそれぞれ抱えてて結構シュールな部分も。 ちょっとそれぞれで個性が強すぎて、話自体は纏まってるけどキャラクターに一体感がないっていうか、、、、 読み終えてもスッキリしなかったかな。
0投稿日: 2012.01.02
powered by ブクログ都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さん。 『あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等に美味しい』 心地良い居場所を見つける物語です。 謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、パンの香りに誘われてなぜか珍客ばかりが訪れる... 夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家。 夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。 家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていきます。 ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。 キャラクターの一人一人の個性が有り頭に浮かび、女子高生がいじめに遭いそれがどう推移したかの描写はまるで実体験のように感じて素晴らしい作品だと思います。 欲を言えば、ラストまでにこの女子高生と母親との関係にも何らかの動きがほしかったかな... しかし、人との出会いや繋がりにより問題が解決に向かっていくストーリー。 非常に読後感の良い作品でした。
0投稿日: 2012.01.02
powered by ブクログ都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さんがあった。あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等に美味しい。心地良い居場所を見つける物語。 謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、 パンの香りに誘われて、なぜか珍客ばかりが訪れる……。 夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家。 夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。 家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった 女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていく…。 「映像化したいんです!!」って感じのお話。 個性的なキャラ集めて、ドタバタして・・・。 うん、次は読まないかな(^◇^)
0投稿日: 2012.01.01
powered by ブクログキャラクタの設定作りが少々、やり過ぎかなと思うけれど、 それでも、お話が飛んでいかずに、程よく丁寧に纏まっていた。 人は多かれ少なかれ、嫌いなことや目を背けたいことがあって、 それが言動にも反映して、なかなか優しくなれない。 それでも、同じようなことを知っている人であれば、 歪でも歪んでいても誰かの傍にいられる。 優しいパンの匂いにかこまれて、 ちょっと変わった人達が繰り広げる、いい話の集まった小説です。 2011年最後の物語になりました。 あと15分で2012年。
0投稿日: 2011.12.31
powered by ブクログ前評判が、良かったので、期待して読みました。読んで良かった1冊。 個性的な人たちが、パン屋さんに導かれるように集まり、それぞれが持つ悩みや寂しさや疑問と向き合い、前に進もうとする。 他の人のレビューにもあったが、もっと登場人物について、知りたくなりました。 暮林の性格や雰囲気に、秘密があるような前振りが、たくさん出てくるけど、そうじゃなくて。それが、暮林で、そんな彼だから、美和子さんがいた。 あーもっと2人の話も読んでみたい。
0投稿日: 2011.12.29
powered by ブクログ思ってた以上にいろんな思いの組み込まれた物語でした。 パン屋という温かいイメージに合った、心がホッと癒やされるお話でした。
1投稿日: 2011.12.28
powered by ブクログ短編……と言うか、短編が繋がって出来ているって感じの作品で、読みやすかったです。 ほんわかしてるけど、何考えてるのか分からない暮林が一番好きです(^_^) でも最後の話で、彼がどんな思いでパン屋をやろうって言うのが分かって、意外でした。 ドラマにしたら面白いんじゃないでしょうか(^_^)ノ
0投稿日: 2011.12.24
powered by ブクログ設定は面白いし、テーマも分かりやすくていいんだけど、ちょっと物足りないというか、表現力が足りない…でも、パンみたいに暖かくてホカホカする物語。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログタイトルに惹かれるも、テーマが好みではなかった。が、こういうのが好きそうな人には薦めたい。シビアで優しいお話。
0投稿日: 2011.12.23
powered by ブクログこの作者の作品を初めて手にしました。真夜中に営業するパン屋さん。それなりにキャラも掘り下げ上手くまとまっていると思います。相当苦労されたのではないでしょうか。読んでいると淹れたての珈琲と、焼きたてのパンを食べたくなってきました。「おいしいパンは、その人を笑顔にしてくれる」。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログなーんにも解決しない。傷ついた大人に傷ついた子ども。 だけどみんな優しい。 身勝手な大人に傷つけられて…運命に翻弄されて。 近くにいたらイライラしちゃいそうだけど、このあたたかな輪の中に入ってみたい気も、する。
0投稿日: 2011.12.19
powered by ブクログ都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく……。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
0投稿日: 2011.12.18
powered by ブクログ人物背景構成なんかはいいんだけど、小説としては…。きわめつけに誤字脱字。思わず出版社を確認してしまいました。 ドラマ化アニメ化のための本、て感じでした。
0投稿日: 2011.12.16
powered by ブクログどこか阪木司に似ている感じ。ほのぼの系で。その中で登場人物の成長があったり、扱ってるテーマとか雰囲気が似てる感じがすごいする。
0投稿日: 2011.12.14
powered by ブクログじんわりと、温かい気持ちになりました。 淡々としているんだけど、それがいい。 ものすごい事件が起こるわけではないんだけど じわじわくるかんじ。 人物がよいのだと思います。 皆傷を持っているけれど、それぞれに立っているのがいいなぁ。 最後の事件?だけ「あれ?え?」てかんじだったけれど 個人的にはすごくいい読後感でした。
0投稿日: 2011.12.13
powered by ブクログ妙齢の男性2人が営む、真夜中のパン屋。かたや関西弁で柔和な表情の白コック服のオーナー、かたや美形で腕の立つ黒コック服のパン職人。そこへころがりこんだ制服姿の女子高生・・・とくれば、ライトタッチのラブコメディと思いがちだが、内容は「家庭の事情」で傷ついた子どもたちがたくさん登場するヤングアダルト小説。 設定の無理さ加減、構成の甘さを「訴えたいこと」のパワーで押し切り、書き手の情熱を感じる。思っていたより全体として面白く、説得力があった。 この世の問題の全てが解決するわけではないが、生きていく力を持てる限りは希望がある、と思わせてくれる。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ私もブランジェリークレバヤシのパンが食べたいです。 とても素敵なお話で泣いてしまいました。 もっとのんびりした話かと思っていたら全然そうではなかったですが、心がほっこりしました。 ただ、私の見落としかもしれませんが、どうして真夜中に営業してるんだろう…?
0投稿日: 2011.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
情景描写も人物描写もすばらしくていねいで、景色も、人物の顔も、自然に浮かんできました。著者が脚本家出身ということもあってか、ストーリーの展開させ方も絶妙です。 三人称で章ごとに視点が変わり、ほぼ全登場人物の内面がリアルに描写されていて、全体の枠組みから細部までかなり丁寧に作り込まれている印象を受けました。 ご自分の職業でもある脚本家の男性を「のぞき魔の(まれにかっこいい)変態」というキャラクター設定にしてしまった著者に、ちょっと好感を覚えてしまいました(笑)そんなところも、読者心理をうまく読んでいると思います。
0投稿日: 2011.12.08
powered by ブクログ設定は重め。だけど、みんな何か辛いものを抱えながら、前向きに生きている。読んでいてほっこりします。 出てくるパンも美味しそうで、パン屋にすごく行きたくなっちゃいました。
0投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログ言回しが一々引っかかって、なかなか気持ちよく読めませんでした。 なんと言うか、回りくどい。 こだま君が出てきたあたりから面白くなってきました。 設定を凝らしている割に物語の中で消化し切れていない様に感じられます。 続刊が出て上手く伏線を回収してくれることに期待。
0投稿日: 2011.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のぞみが、ブランジェリー・クレバヤシで、暮らすことになるいきさつも、暮林がパン屋になるいきさつも、弘基が一緒にパン屋をするいきさつも、つらかったり、切なかったりの上に、出来上がっていて、どんなに大変でも、笑って暮らすことができるようになるんだよ~、と言っているようだった。 托卵を繰り返す母親が、その性分を変えるなんて、きっとできないだろうけれど、それでも子どもは母を待ち、母が笑えば嬉しい。 辛い~つらすぎる。 こだまクンみたいな子、のぞみチャンみたいな子、現実にも結構いるんだ。
0投稿日: 2011.11.29
powered by ブクログテーマは思ってたよりも重め……。 けど読後には心がほっこりします。 パンの描写が凄く素敵で、焼きたてのパンが食べたくなる!
0投稿日: 2011.11.28
powered by ブクログ他の方も書かれていますが、例に漏れず私もパンが食べたくなりました! 色んな事情や思いを抱えている人たちがあくまでも日常の枠の中で出会い、交流していく過程がとても自然。そしてその交流の中からかすかな希望を見出していく、とてもやさしい話だと思います。
0投稿日: 2011.11.28
powered by ブクログこの本の設定とか雰囲気とか、すごく好きなんだけど、生かしきれなかったような印象。なぜ深夜限定営業なのか?とか、暮林妻と「かっこう母」の関係とか…。魅力的なキャラクターが次々登場しますが、最重要人物である暮林夫妻についての描写が、最後に急いでまとめたような印象も受けた。漫画化とかドラマ化に向きそうな作品。続編もあるかな。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ真夜中のパン屋とういうのに惹かれて読みました。 いろんな人生が見えて、せつないけど、 頑張って生きていこうと思えました。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログ真夜中の町に店を構えるパン屋。 深夜に訪れる異色な客。 見ず知らずのひとびとが、 なぜかどこかでつながりあう。 そのだれもが傷を抱えて、 でもそれを受け入れて、 前を向いてパンを食べる。 夜中にふらふら歩くと不思議と入りたくなる店。 全く毛色の違う2人の店員が等しく魅了されるパン。 とても素敵なお話。
0投稿日: 2011.11.22
powered by ブクログ優しい気持ちになれる本です。 真夜中に開店するパン屋さんを中心に話は進みます。 最初はギスギスしていた人達も、話が進むにつれどんどんやわらかくほっこりなります。 こだまが健気で可愛くて泣けた。 後、美和子さんの「世界はどこも戦場なんや」と言う言葉にはドキッとした。 そうなんだよねー。 皆何かしら戦ってんだよね。 ヘロヘロになりながらも、戦って生きてるんだよね。 で、疲れた時はこういう優しい本か美味しいパンを食べて元気になれればいいな。 毒気が抜かれ、パンが無性に食べたくなる本です。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログパン美味しいよねー!パン大好きだ。 パンとかおにぎりとかうどんとか、そういうのってほんと安心する食べ物だと思う。 美和子さんの愛に包まれた話だった。陽介さんもいいかんじだし、弘基さんもよい。 普通の人っていない。みんなドラマがあるしパンのような普通に完璧になるのができないから苦しいけど、いびつながら生きてるって感じられてよかった。 助け合い!とか、正義とは!とか、悪とは!って感じでなくていいんだなあ。 内面がわからなくとも、みんな優しく暮らせるのかもしれない。 パン好き。明日は角のパン屋に行く。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログめちゃくちゃイイ こだまちゃんが可愛いし のぞみちゃんも最初の時と随分印象が違う!素晴らしい 何回も泣いてしまいました
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログそれぞれの登場人物にそれぞれの理由があって、集まってつながりができていく。そんなところにときめき。 パン食べたいなー。
0投稿日: 2011.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一章ごとに視点が変わる物語の進み方。 好きだな、こういうの。 パンは誰にでも平等。 なるほど、と思いながら読んでいました。
0投稿日: 2011.11.18
powered by ブクログ深夜営業とか男二人とか変わったお客とかいろいろアンティークとかぶる。パン食べるシーンが多いけど、もりもり食べるにはかたいパンが多いなーと思いつつ。最後がピンとこなかったのが残念。
0投稿日: 2011.11.15
powered by ブクログほんわかしながらも、ほろ苦かった。無理に自分を変えようとせず「そのままの自分でいいよ」ってところが素敵☆ そして読み終えた後は、無性にパンが食べたくなる!イケメン2人組が出てくるし、これは女性向けかな。
0投稿日: 2011.11.13
powered by ブクログ字が大きくてマンガみたいに読みやすいです。こういうジャンルって何て言うんでしょう。 夜中にしか店を開けない必然性がよく分かりませんが、まあ都会には色んな店があるんでしょうかね。 マンガみたいな装丁なので、軽い気持ちで読みましたが、親は必ずしも子供を無条件に愛するわけでは無いという内容が案外重たかったです。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログ「大好きよ。だってパンは、平等な、食べものなんだもの。道端でも公園でも、どこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、誰が隣にらいなくても、平気でかじりつける。おいしいパンは、誰にでも平等においしいだけなんだもの」 話題の一冊読みました☆ ちょっと前評判がよすぎて期待値を上げすぎちゃったかな。 私の持つ常識とはかけ離れてしまっているのでツラい部分も多くあった。 そこで思い出したのは『詩羽のいる街』。 ああ、このお話はご近所ファンタジーなのか。 と。そう思うとなんだかストンと腑に落ちるモノがあった。 もちろん、詩羽のあの力には叶わないのだけど。 あの力がパンに変わったのかなぁって。 あーあ、美味しいチョコクロワッサンが食べたい!! 【11/12読了•初読•私の本】
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログパン屋で働く2人の男性(イケメン)。 ブランジェ(パン職人) の弘基と奥さんを亡くした暮林。 そして、暮林の奥さんの妹と名のる女子高生の希美。 母親に育児放棄された小学生のこだま。 さまざまな登場人物の背景、ストーカーだが観察力抜群の引きこもり男っや、ニューハーフ。 親子や兄弟以上に、人を思いやる気持ちを教えてくれるストーリーです。 ほんわかする展開に、まるでドラマを見ている感覚で読みすすめることができます。 読みやすい内容です。ぜひ、ドラマ化をしてほしいですね。
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログタイトルから、もう少し軽い感じのお話を想像して読んだのですが、結構重いテーマを扱っている作品でした。 親にいろいろなところに預けられちゃった少女や少年のこととか、海外勤務している間に妻が事故にあって亡くなってしまったとか、地雷除去だとか、好きな人を追っているうちにストーカー的な行動になっちゃったとか…。 とにかく問題山積みでダークだったので、ちょっと読み疲れちゃいました。 しかし、根源には「パンの美味しさはどんな人にでも平等で、つらく思った時にもどこでも一人で食べられるし、元気をくれる源なんだ」というメッセージが込められていたのはとても素敵だなと感じました。 それぞれの登場人物が自分なりにパンの存在を大切にしている様子もイイネ!!
0投稿日: 2011.11.08
powered by ブクログ登場人物みんな心に何かしらの影があって、それを洗い流していくようなお話。単純に真夜中にやっているパン屋が近所にほしくなる。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんていうか、世の中には色々な問題があるんだなぁ。 真夜中のパン屋、近所にもほしい… なんだか期待値が高かったせいか、私は肩すかしくらった感ありましたが、いろんな人が悩みながらも進んでいく様子が見てて応援したくなるお話でした。
0投稿日: 2011.11.07
powered by ブクログ真夜中に営業するパン屋さん。 焼きたてパンのいい香りと、あたりを照らす店の明かりに、 いろいろな人が迷い込んでくる。 母親に捨てられた少女。 同じく母親に捨てられた男の子。 人の生活を双眼鏡でのぞきみする脚本家。 お店のお金を持ち逃げされたニューハーフ。 愛するあまり自分の息子を捨てる母親。 みな、心に何かをかかえて、ブランジェリークレバヤシの扉をたたくのだ。 母性の話から地雷の話まで。 いい意味で、予想を裏切られる作品。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログドラマティックという意味でなくドラマ的と言うか、キャラ的な物語でした。 現代的な内容で、読みやすくて良いのですが、もう1回読み直す事は無さそうです。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ美味しそうな話かなと思って読んでみたのですが、 ちょっと違いました。 いや、パンのは美味しそうだったのですが、 あんまり話にパン屋関係ないように思います。 というよりパン屋の設定があんまり活かせてないのかな? こだまが可愛くてよかったけど、 児童虐待を知ってて隠してると罪になりますから。 虐待の通報は国民の義務ですよ。 あと、UNHCRとか恋愛要素とか詰め込みすぎて まとめきれていない感じがしますね。 希実のカッコウの托卵とかはよかったのに 最後に希実と母親に決着がついてないのが残念。 でも、暮林さんの雰囲気がよかったです。 こういう大人の人っていない気がする。 読み終わった後ブックカバーはずして表紙見て そういえばこの二人イケメン設定だったんだと気付きました。
1投稿日: 2011.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深夜にしか営業しないパン屋さん周辺の様々な人々、それぞれの家族や人間関係に纏わる複雑な想い。 星2つなのは、 イケメン設定はともかく、恋人を追っかけて(ストーカーして)海外へ行ってなんとなくパン屋に職を見つけて、試してみたら天才肌だったシェフ(「アンティーク」?)とか UNHCR勤務で妻とは年に1週間位しか会えなくて、助けても助けても救いの手が追いつかないと悪夢をみ、終いには妻を失ってしまうオーナー兼見習い(「風に舞い上がるビニールシート」の夫婦割る2?)とか 設定に一部あまりにもあまりにも?な点が多かったので。単なる偶然かもしれないんだけど、作家をしていたらこの2作、女性作家だし、目にはしてたようなヒット作なので。知らなければそれはそれで楽しめます。UNHCRは確かにそういう想いに呑み込まれてしまうところではあるし。今の日本でも、もうすぐ冬なのに復興は遅々として進まないし。でも自分が頑張れることをそれぞれが頑張らないと。
0投稿日: 2011.10.26
powered by ブクログ理不尽なことが人間関係においてあっても、パンは平等に美味しい。この平等というキーがあるからそれにすがっていけるというか・・・。 話はちょっとマンガ的で、また都合のいい感じになっていると 思うんですが、ドラマ化とかしてもハートフルでいいかもしれません。つづきの話があってもよい感じ。
1投稿日: 2011.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んだ後、ほっこりするストーリーです。 カッコウの娘を自称する篠崎希美が、真夜中に開店するパン屋に転がり込み、少しづつに考え方が変わっていく、成長していく様子が嬉しい。 登場人物も、暮林 陽介、柳 弘基を始め、水野 こだま、斑目 裕也、嶽山 大地(ソフィア)と中々良いキャラばかり。 ソフィアと斑目はどうなったんだろう? こだまは、織絵ちゃんと上手くやっているかな? 希美は、かっこうの元に帰ったのかな? 皆さんに是非読んでほしい、ほっこりできる作品です。
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログ真夜中だけ開業しているパン屋さん。 誰もが目を見張る美貌のブランジェ(黒コックスーツ)と、 柔らかな笑みで周囲を包み込むオーナー(白コックスーツ)。 少女漫画みたいな設定だなと思っていましたが、 侮りがたし。 なかなか味わい深いラストでした。 途中カチャカチャな印象も受けましたが、 それを丸く収めるラスト良し。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログ2011年10月21日読了。 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがオープンした。 温厚なオーナーの暮林、毒舌なパン職人の弘基の元に暮林の亡き妻の腹違いの妹を名乗る女子高生の希実が転がり込んできた。 その生い立ちから、世の中を斜めにしか見ることの出来なかった希実がパン屋で出会う人たちと関わって行く中で、少しずつ少しずつ変わっていく。 ちょっぴりほろ苦くて、ほんわかする物語。 登場人物たちが個性的で、だけど愛すべき人物ばかり。 読んでいるうちに、自分もパン屋さんの中にいるような気持ちになりました。 ポプラ社文庫……最近かなり気になっています。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログ夜中に営業するパン屋さんの話。 夜中に営業と聞くと、よしながふみの「西洋骨董洋菓子店」を思わせるけれど、この本は、いじめやネグレクトなど子どもを取り巻く暗い背景を描きつつ、最後は明るく締めている。 この作家が他にどんな本を書いているのか、少し興味がわいた。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログその名の通り、真夜中だけ開店しているパン屋さんのお話です。丁寧な描写から、パンの良い香りがこちらまで流れ出してきそうな感じすら受けます。表紙からラノベっぽい感じを想像していたのですが、反対にとてもシリアスな話でした。ここに出てくるのは、人間関係で傷つけられた人達。パンのように、色々な人が居てもいいじゃない、と思える話でした。
0投稿日: 2011.10.19
powered by ブクログ連作短編。夜中だけ開けておくこの店のポリシーが始めは不思議だったが、そうじゃないとこの物語は成り立たないと思った。登場人物がみんな何かを探していて、どこかに満たされないものを持っている。その足りないものをパンの香りが充分埋めて有り余るほどの幸せがこぼれているような気がした。そのパンの香りに気がつくかどうか?そして、こだまの迷いなく向かう愛に圧倒された。
0投稿日: 2011.10.19
powered by ブクログ良い。 「心あたたまる」と一言で言えばそれまでのようにも見えるけれど、 きちんと人物の心情や機微があり、それぞれに事情があり、 奥行きを感じる。 主人公が、 読み手として納得しがたいところ(特に班目の行動)に おなじくきちんと違和感をおぼえる、というのがとても好印象。 重みのある壮大な展開や感動ではないけれど、 味のある、そして読後感の良い、 人に勧めるのに最適なお話です。 小説ならではの都合の良さも多々あるので、 評価は4を少し上回るぐらいの印象だが、読後感や薦めやすさ等を加味して5。 メインの3人はまだ片付いていないことがたくさんあるだろうし、続編に期待です。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログ読んでるうちに これってもしかして三茶が舞台じゃない!! って思っていたら やっぱりそうだった^^ ドラマ「すいか」の聖地。三軒茶屋!! 「いろいろいてよし!」 まさに その言葉がぴったりです^^ いろいろいていいんですね^^
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログTV番組のbook紹介コーナーで知りました。パン好き人間としては、夜中に開いてるパン屋さんがあるっていう題名だけで興味津々。夜中に開いてるパン屋さんってだけで、集まる人達は超個性的。だけど、そこで繰り広げられる人間ドラマはあったかくて、読んでで羨ましくなりました。久々にいい感じの本にめぐり合えた!!
0投稿日: 2011.10.16
powered by ブクログパンのように、ふんわりとあったかいお話です。 完璧じゃない人達が、ここにはたくさんいます。 そんな中での人と人との繋がり、他人を思いやる心が優しく書かれていました。素敵な言葉が、あちらこちらに散りばめられていて、ゆっくりと深く心に染み入りました。
1投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ真夜中だけ開くパン屋にそれぞれ悩みを抱えた人たちが不思議と集まる、日常のとても心温まるお話。パンも食べたいけど、弘基さんに教わりたいですね、スパルタ! 続編が読みたい。
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ不思議な話。 でも軽快に読めたし最後まで一気に! 少しずつ少しずつ人が加わってきたけど、 個性が強いから割とわかりやすく進んでったかな。 たぶん再読したくなる本でしょう! 続編期待したい!
1投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ日常を舞台にしたファンタジー小説。登場人物の個性が強すぎて現実味は薄いのですが、楽しみながら読めました。章ごとに各登場人物が独白するスタイルなので、時間が前後する中から少しずつストーリーが形作られてくるところにワクワクしました。
0投稿日: 2011.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真夜中に開店しているパン屋さんに訪れる人達とパン屋の人達とのお話。 優しい気持ちになれるし、パンの描写や作る場面では美味しそうでパンが食べたくなってくる。 普通に何事もなく生きているように見える人達でも、色々なものを抱えていてそれと戦いながらそこにいるんだろうな、と改めて考えさせられる。 ただ、こだまくんという母親に育児放棄されている少年のお話になってくると、ちょっと違う気がする。主人公はまだ学生だからどうしようもないにせよ、大人もいるのだから……その対処はどうなの、と思ってしまった。 登場してから最後まで関わる話なので、引っかかったままスッキリしなかった。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログちょっと文章中にん?っと違和感を感じる表現と結局希美の父親は?とか解決してない謎掛け等々ありましたが、中々面白かったので解決してないものに関しては、読み手が好きに想像してくださいというものと勝手に解釈することにします。 全体的にやさしい雰囲気の文章でした。 読みやすい文章に、個性的なキャラクターで一気に読まされました。 1話完結だけど、話数を重ねるごとに話がからみ合って最後にきれいに大円満で終わるという形です。 擬似家族、家族愛、そのあたりがテーマだったのかなあと思います。
0投稿日: 2011.10.11
powered by ブクログ読むと病的なまでにパンが食べたくなる。描写が美味しそうで仕方ないのだ。 普通に良い話なのだけれど、ただの良い話で終わらせない所が良い。キャラも個性的で魅力的な本だった。
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ彼氏さんに借りて読了。 パン屋さんを通じた人間関係が最後には全部結びついて面白かった。 続編ないかなって期待(・ω・)
0投稿日: 2011.10.10
powered by ブクログ大沼紀子 ポプラ社 (2011/6) (ポプラ文庫) 漫画家山中ヒコさんの イラスト通りのストーリー 少女小説かな 登場人物それぞれの抱える問題はかなり深刻ではあるが 読みやすい パンが食べたくなる 焼き上がったパンをチビ猫が狙うので最近家でも焼いてないのよね~ ≪ 真夜中の パンのかおりは 魅惑的 ≫
0投稿日: 2011.10.10
