
総合評価
(658件)| 128 | ||
| 250 | ||
| 193 | ||
| 12 | ||
| 3 |
powered by ブクログ以前からどうなのかな?と思っていて、図書館で借りて読み始めました、なかなか良かったです、こんなパン屋さん良いですね
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ2021/8/26 去年「忘れられた巨人」を挫折してしばらく読書から離れてたんだけど、なんか軽いものが読みたくて家に溜まってる未読本から手に取ったのは「真夜中のパン屋さん」 読み終わったら2巻だったらしい。なかなか面白かったので1と3も手にいれるかな。 2021/11/11 真夜中のパン屋さん全6巻読了〜 だが、非売品の続編があるとな!そんな〜〜〜
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ大沼紀子さん、初めて読んだけど、サクサク読めて良かった。 登場人物がみんなそれぞれ傷を抱えてるんだけど、ちょっとずつお互いに癒されて、優しくなっていく過程が、微笑ましくもあり、切なく苦しくもある。 傷つく人なんて誰もいなくて、Happyなだけなら良いのに現実はそうはいかなくて、でも周りの人に優しさを分けられたら、自分の傷も少しは癒えるのかなを
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログタイトル通り、真夜中に開いているパン屋さんなのだが… パンがメインというよりも、パン屋で働いている"人"がメインな印象。 登場人物それぞれが独特というか、普通じゃないというか、世間一般とは違う感覚と背景を持ち合わせているような… 複雑な環境の中で過ごしてきた人達がこのパン屋をつながりとして心の中の大切ななにかが育っていくシリーズになるのかな?と予想。
15投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ陽介と美和子は大学生のころに出会い結婚。仕事の都合で離れて過ごす時間が多かった。ある台風の日、事故で美和子は亡くなってしまう。美和子が開店準備を進めていたパン屋さんを陽介が開店させる。師匠、腹違いの妹も加わり順調に営業する。事情を抱えた人たちがおいしいパンと陽介たちに見守られて幸せになっていく。大好きな人と「おいしいね」と食べれる。それが一番のシアワセだな。
2投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋でタイトルを見て、ふと読もうと手に取りました。勝手に推理モノだと勘違いして読み始めましたが…人間模様なお話。 キャラクターの設定が結構強烈で、それぞれが闇を抱えながらパン屋を中心に繋がっていく話。 のぞみとみわこが血が繋がってないことを知ったとき、たぶん波乱が起きるんだろうなぁと予想しつつ…このお話がどういう展開になっていくのかワクワクしながら次の巻に進みたいと思います。
2投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ大沼紀子さんの作品初めて読みました。2025年初作家18人目です。 みんながちょっとずつ何かが足りなくって、でも優しくって色々辛いけど、自分を理解してくれる人がいる幸せがある物語だなぁと思った。 シリーズものなのでこの先、希実やこだまがどんなふうになっていくか楽しみ。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ一万円選書 8冊目 ドラマ化したのかなぁ?聞いたことがある作品。 とにかくパンが食べたくなる! 美味しいパンが! 夜に開くパン屋さんの話。 希実ちゃん 家庭環境がとても複雑。読んでて落ち込むぐらい、酷いいじめを受けていた。 暮林 この人の話し方や物腰の柔らかさで、自然と事が丸くなったりする。美和子さんの旦那さん 弘基 ブランジェリークレバヤシのパン職人 こだま こだまも家庭環境がふくざつ。まだ小学生かなぁ?のぞみ、こだま、ひかり 班目 まだらめ 家に双眼鏡がたくさんある。人間観察というなの覗き見なのか。 ソフィア こだまの母親役もした、素敵なおかまさん。 パン屋とそのパン屋に訪れる、濃いお客さんたちの話。 みんなそれぞれの事情を抱えながらも、血縁関係なく、それを他人が「持つよ。」と言ってくれてる気がする。 そんな物語。
1投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ激しい設定。 でも、わからなくもなく。パン屋さんという緩くふんわりした世界の中で濃い設定で楽しませてくれる。 それぞれがそれぞれの思いを抱えながら、できることをして生きていく。不思議な感じだが、これはこれであってもいいのかなって思わせてくれる。
1投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ私がパンを大好きになったきっかけの本。 主人公に共感できることが多かったから本当にのめり込めた。 自分を守るためにいじめをしている子を見下したりしているところは本当に自分の考えを覗かれているかと思った。 「パンは平等な食べ物。 道端でも公園でも、パンはどこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、誰かが隣にいなくても、平気でかじりつける。うまいパンは誰にでも平等にうまい。」 この言葉が本当に好き
2投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 大沼紀子 ∞----------------------∞ 真夜中に開くパン屋さん、ブランジェリークレバヤシ。オーナーの暮林とコックの柳弘基のお店に集まってくる人達。 いつも母親に托卵させられる娘の希美は、母に「この人はあなたの腹違いの姉よ」という置手紙によって、既に亡くなってしまった暮林陽介の妻の美和子へと托卵された。 彼女の年齢からそんなはずはないと分かりつつ、暮林は受け入れる。 希美のように、母親のネグレクトで食べるものに苦労している小学生男子のこだまだったり、覗き趣味の引きこもり斑目や、元男でガタイも大きいけど心はその辺の女性より女性なソフィアは、弘基の作るパンの虜になっていく。 変な人たちばかりで不安材料は多いけど、どんどん仲間が増えていく感覚がとても楽しい。 そして暮林さんはパンを作るのは下手だけど、色んな人の心を掴むのがとても上手い。 パンの話かと思ってたら実に人間関係が中心で、そこがたまたまパン屋だって言うくらいに、あまりパンについては描かれていない。 カギカッコがない言い合いがこの小説の特徴なのかな。 2024/02/05 読了(図書館)
2投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログこんな甘くない世の中だけど、こんな甘いパン屋さんがあってもいいかもしれない。大上段に構えたいい話のような押し付けがなくて、クレさんが何気なく投げかける言葉がちょっと嬉しい。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ友達に勧められて読んだ本。夢中になって読んでいたので電車も乗り過ごした。 どのキャラクターも好きだったけどやっぱり暮林さんが好きだったなぁ。柔らかいのにちゃんと芯があって、人の中にある毒を解毒してくれるような言葉をいつも周りの人にかけてて、自分の毒も解毒された感覚だった。でも完璧なわけじゃなくて不器用なところもあるのもより好きになるポイントだったのかも。私自身は希実ちゃんの素直じゃない感じが似てるのか共感するところが多くて希実ちゃん目線で読んでた。 とても心温まるお話だった。続編も早く読みたい。
2投稿日: 2023.12.11
powered by ブクログ寸断が相次ぎ、少し緩慢な読書になってしまいました。もしかしたら自分には合わないのかな?中断しようと思いながらも新聞に紹介された推奨文が頭をよぎって何とか続行し、読み終えました。いい話だと思いますが、ちと自分には合わなかったかな。と。きちんと読めばもっと評価を上げられたと思います。読む側の責任もあります。けれど、感動的だといわれるオチに二度読んでも?スンマセン。 ただ、若かったころはよく食べたパンも最近はあまり食べなくなった。でもこの本を読んでとても恋しくなった。パン屋さん宣伝効果抜群な本です。パン屋さんへ行こうっと!
2投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログ単に真夜中に営業するほっこりパン屋さんかと思ったら‥ 人の数だけ悩みがあって、個別の向き合い方があるんだなぁと思いました‥ 私は苦労人は無情の愛が滲み出てると思ってますが、身近な方の笑顔、優しさの奥底の辛い経験を分かち合える人になれたらなぁと思います‥‥ 人の苦労を大人びていて"深みのある優しい人"で片付けたくないなと、、
1投稿日: 2023.10.08
powered by ブクログ真夜中の深夜帯のみに開店するパン屋。 その店を切り盛りするのはパン職人の男性とオーナーの2人。 深夜のみの営業という事で珍客が多い店ではあるではあるが、 ある日、荷物を抱えた女子高生が転がり込んでくることになって 予期せぬ日々が訪れ始める。 登場人物は皆、中々に闇を抱えた人ばかり。 特に親子の愛憎に端を発した問題が起きるが パン屋のオーナーが作り出す不思議な優しいオーラに絆されて 事態は好転していく。 こんなオーナーのような男性になれたらなと思わせるいい本でした。
1投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログ10年以上前に読んでいた本を読み返したのだが全く覚えていなく最後まで読めた。 学生時代には気にならなかった現実ではあり得ない点が気になったりもしたが、それぞれの視点から人と関わることの大切さが見えてよかった。
0投稿日: 2023.08.29
powered by ブクログ2023.7.23 読了 表紙からしてティーン向けの作品かなと思いながら読み始めたけどライトな読み口に対して内容はネグレクトやストーキング、ニューハーフ、戦争などの社会問題を織り交ぜながら進んでいく。 都合よすぎな部分がないではないけどそれぞれが抱える問題を悪と切り捨てるのではなくパンの香りと共に温かく包み込みながら着地点を見つけていく感じがハートウォーミングで癒されました。
0投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログ泣くで〜と煽られていたものの全く泣かなかった。みたいな印象。 犯罪は犯罪やろ????????的なこととか、何かそれ以外でも私にとってはそれほど感動する話でも泣ける話でもなかった。。 ドラマ化されてたらしいけどどれぐらい内容そのままだったんだろうな〜
0投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログ6冊をイッキに読みました。 登場する人たちは、それぞれに問題をかかえていて、それでいてみんなやさしくて、 でも不器用だから素直に優しくできない人もいたりして、 慰めのほしい私にびったりの物語でした。 でも、構成の複雑さには恐れ入りました。唐突な場面転換と伏線回収、上手いなあと何度も思いながら読みました。 そして、ラストシーンの登場人物が意表をつく組み合わせで、これも予想とぜんぜん違っていて、 最後の最後まで楽しませてもらいました。
0投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ単に夜間営業しているパン屋とお客との人間模様を描いているのかと思って読んでいた。でも、そんな単純な話ではなく。色々な事情を抱えた人が愛とは何かを探している物語だった。親子の愛。夫婦の愛。人類愛。。。 過去を乗り越えた未来が見えてきた。
2投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ中学の時に第2巻まで読んでいたが、ドラマを再視聴していたため、全巻購入して1から再読。ドラマの内容と重なっていたが、もちろんのことドラマ以上にそれぞれの登場人物の心情や背景が事細かに描写されていて、物語に入ってこれた。土屋太鳳ちゃん演じる希望ちゃんは髪の毛が長めだったので、表紙の女の子が希望ちゃんだと分かるまで時間がかかった。あと暮林さんはタッキーの爽やかイメージが強かったから、優しい無精髭の挿絵はこれもアリだと思い弘基はイメージ通り。次の巻もドラマの物語が出てくるため思い出しながら読んでいきたい。
1投稿日: 2023.03.07
powered by ブクログ面白い!…んだけど、どうにも引っかかる…。 そもそも、「すごく美味いモノ」って、毎日食べられなくないか?っていう。ご飯が「美味いっ!
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログパンがすっごく食べたくなる!キャラ設定がとても面白く、読んでて楽しい。 ただ細かい設定が雑な気がする。
0投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ最初、児童書かなーと思ったけど全然そんな事なかった。 様々な人間模様があり結構面白かった。興味のある内容で続きも読んでみたい。
3投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深夜にしか営業してないパン屋さんでの、いろんなお客さんとの物語。シングルマザーでいろんなところに娘を預けて出かける母親の娘、またパン屋の店員にもいろいろある。妻を失くしたり、その妻が好きだった別の店員とか。あとホームレスのオカマ、母親がクズな小学生とか。
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。 令和4年11月6日~8日
0投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログ真夜中だけ営業しているパン屋さんのお話。 妻を亡くした夫、その妻を追いかけた男、カッコウの娘、ネグレクトの母、夜にふらつく男の子、覗き趣味のストーカー、、登場人物の背景はそれぞれかなりハードなものばかりだったけど、なんだかほんわり包み込まれてハートウォーミングにまとまっててすごい。 サクサククロワッサンを無性に食べたくなる。
0投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログ真夜中のパン屋さん 食べ物関連する本に魅せられているこの頃 読まない訳にはいかない パン屋さんを舞台に繰り広げられる人間模様 マカンマランシリーズに似た展開 どちらが先かどうかわからないけど 楽しく読み終えた。
0投稿日: 2022.08.03
powered by ブクログ学生の頃よく図書室で借りてた本を見つけたのでまた読み直しています。 ちょっとしたきっかけや出会いで生まれた人との繋がりがいいなと思える本。この本を読むとパンが食べたくなります。
0投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一度挫折したものの、ようやく読了。 装丁とタイトルに惹かれて読み始めた。 ミステリーのようにドキドキするシーンもあり、さまざまな悩みを知るシーンもあり、少し苦しさを感じながらも引き込まれてどんどん読めた。 登場人物みんなが関わってラストを迎える形がとても好きだった。人は一人だけど独りじゃない。人によって生かされるところが大いにある。分かっていたけど、改めてそれが分かった。
0投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログいい話ばっかり。皆色々な事情を抱えているけれど、このパンやさんに来ることで新しい人生を歩んでいく。ここ最近読んだ本で一番お勧めかもしれない・・・。(о´∀`о)
19投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログ真夜中のパン屋さんに来る人たち みんなそれぞれに何か事情を抱えているが、 なぜか前向きになる! 心に刺さる内容だが、なぜか前向きになれる もっと読みたい!
0投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログまよパンシリーズ ① 夜にオープンするパン屋さん。 オーナーでパンを作るのが不器用な暮林。 めちゃめちゃ美味しいパンを作る、弘基。 家に寄り付かないカッコウ母の娘で女子高生の希実。 母である織絵ちゃんを待ち続ける、こだま。 変態的な考えを持っている覗き魔の斑目。 自分が自分であることに自信を持てないソフィア。 個性的な登場人物ばかりで、読んでて飽きなかったですー。 なぜ、希実がパン屋に居候することになったのか、 こだまと織絵との関係、ソフィアの気持ち…などなど、 盛りだくさんな内容でしたー。 暮林さんもステキだけど、奥さんだった美和子さんも ステキだなぁーって思ったよ。 パンが食べたくなる!! 真夜中にパン屋さんの香りを嗅いだら、アウトだねー笑
2投稿日: 2022.01.21
powered by ブクログ想像以上に暗くて重い内容でしたが、最後の砦である家族に見捨てられた時に手を差し伸べてくれる人がいるというのはとても大きな救いだなと思いました。色んな過去をかかえた人がいてつらいを思いもしただろうに、他人に優しくできるって簡単なことじゃない。 イロモノっぽいキャラクタたちも魅力的で最後にはみんな好きになってしまう。 たくさんの種類のパンが美味しそうであったかくて幸せな気持ちになれました。 こだまくんが持ち去った大量のパンと「お姉ちゃん」の謎が最後にさらっと分かったのも良かった。やはり大円団は心の健康にいいです。
0投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ中学生の頃に初めて読んで、そこから大好きなシリーズ。 暮林さんのような全てを抱きしめてくれるような、あたたかい人になりたい。
1投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まよパン=真夜中のパン屋さん(≠マヨネーズパン) 23時から29時開店のパン屋さんを構想した主は死亡 パンを作れない夫が、主=美和子に恩を受け、愛し ていると夫に公言する男=柳と二人で営業している 主人公17歳の希美は、1/4に母親に捨てられ、齢の 離れた姉に世話になるよう書かれた置手紙を手にし てパン屋に来る・・・姉=美和子の父親は20年前に 亡くなっているが、この物語ではすんなり話が進む パンを持って行って良いとお姉ちゃんが言ったから と少年=こだまはパンを持ち去る(万引き?) この少年も母親から捨てられたのだ 脚本家の班目はストーカーで変態だが、正義の人で もあり着替えや性行為等は覗きをしないで住民たち の私生活と本命の女の子の生活を徹底的に見る おかまのソフィアはミケと呼ぶ女とダンボール暮し そのくせパン屋の常連になり、児玉少年の母親のふ りをして家庭訪問を受ける 主人公の生き様も悲惨で周囲の人間も悲惨な状況 作中のクロワッサンと違い重い内容です(*´▽`*)
0投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ最初に読んだのは10年くらい前 ずっと面白かったということと内容だけ覚えていて、数年前にこの本に再会したときに買いました 小学生を思い出す思い出の本です
0投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ何気に取ってみて読んでみたけど…。すごく面白い1冊でした。 真夜中のみ開く不思議なパン屋さん。そのオーナーとパン職人。 そして突如居候する女子高生と3人を軸に物語は進む。 序盤は辛い内容だったけど。 関わる様々な人達で温かい心を取り戻す過程。 後半はパン屋の2人の過去にもスポットを当て。 読みやすく、読了感も心地いい。 このシリーズもまた追いかけようと思います。
13投稿日: 2021.08.31
powered by ブクログなんか軽めに読みたいと思ってタイトル買いしたけど、思ってたよりも結構重たい内容でした。 でも、パンは美味しそうで、登場人物は魅力的で、可愛くて格好良くて、つい肩入れしてしまいます。 ただ1作目だからなのか、肝心の真夜中である必要性があまり感じられませんでした。
0投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログなんとなく裏のあらすじを読み、気になって購入。 表紙のイラストから、軽いストーリーだと思い込んでいた。 真夜中に営業しているブランジェリー・クレバヤシ。いろいろな事情でそこに集まった、ワケありなメンバー。 私自身、親とうまくいっているとは言い難いが、食べることすらままならない生活を送った経験はない。親への不満はあるが、生死にかかわるようなことはない。それだけでも十分幸せなことなのではないだろうか?と、主人公やこだまの話を聞いていると、考えてしまう。 でも、ブランジェリー・クレバヤシでの縁をきっかけに、個性的なメンバーはそれぞれお互いにいい影響を受け始めている気がする。 1時、2時、3時、4時、5時の6冊があり、5時がシリーズ完結らしいので、ブランジェリー・クレバヤシのその後を追いかけていきたいと思う。
0投稿日: 2021.07.24
powered by ブクログ図書館で、シリーズものというところと、「パン屋さん」というワードが気になり借りた。パンの描写が美味しそうなのは言うまでもなく、登場人物それぞれの悲喜交交の人間ドラマが詰まったお話。 あーパン屋行きたい!
7投稿日: 2021.04.30
powered by ブクログ「Fraisage ー材料を混ぜ合わせるー」 カッコウの子供は迷い子に。 育てるつもりすらないのなら、しっかり避妊し事に及ぶべきだし授かったとしても相手と今後に関して考えるべきでは。 勝手な行動をするのは自由だが、自分の予定に合わせて当日に全てを伝えるのは流石に無いのでは。 「P'etrissage & Pointage ー生地捏ね & 第一次発酵ー」 外面だけはいい人だけれど。 各家庭に多少なりとも色々と事情はあるだろうが、この家庭にとって施設に入るという選択肢が互いの為になるのでは。 普通ならば直ぐにでも警察を呼ぶ案件ではと思うが、何かしら感じる事があったのかもしれないな。 「Diuision & D'etente ー分割 & ベンチタイムー」 傍に居れなくとも君の事を。 接近禁止令が出されるレベルというのは相当な状況だと思うが、必死に考え出し行動した結果だったのかもしれないな。 毎日のルーティンを知るぐらい見ていたからこそ、異常に直ぐに気付き助ける事が出来たのかもな。 「Faconnage & Appret ー成形 & 第二次発酵ー」 魔法の言葉を呟けば貴方も。 自身の望む姿に変身する事は簡単なのかもしれないが、その状況を周りが受け入れてくれるかは別の問題なんだろうな。 まさか自分が代理となった人物が、普段直ぐ側にいるだなんて誰も予想しない出来事だったろうな。 「Coupe ークープー」 手放さなければならない訳。 「もしも」の事を考えれば間違いのない選択かもしれないが、本当に願っている事なのかが一番大切なことなのでは。 亡くなった人の想いなど知る方法などないが、恨まれていると勝手に思い込むのは辞めるべきでは。 「Cuisson auec buee ー焼成ー」 建前と本音は全く別の物で。 教育し直すやら色々と戯言を言っていたが、言っている本人の方が犬猫と同じ様に考えていると言っている様だったな。 魔法使いの人柄が良いからこそ、効果は自分と関わる人にも効力を広げ幸せな気持ちになれるのでは。
0投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログみんないろんなことを抱えて生きているんだと思った。 困ってる人のところにこのパン屋さんがあったらなあ。 こだまくんに会ってみたい。 続編も近いうちに読もうと思う。
0投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログ真夜中のパン屋さんが、ちょっとずつ不足してる人達の居場所になっている。美味しいパンを食べて、誰かと繋がって安心出来る場所、私も欲しいな。 #読了 #読書好きな人と繋がりたい
0投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログキャラの個性があって面白い 心温まるエピソードいっぱい 子供はパンを盗んだのではない お腹いっぱい食べていいよって約束されてたんだね パンの美味しそうな匂いって幸せ〜特に焼きたて パンで幸せになれる素敵な本
0投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログNHK BSでもドラマ化されているが、ドラマを意識させる展開・登場人物で、娯楽性が高く、楽しく読める。主人公・暮林さんのマイペースで懐深い性格が魅力的だ。【満足度75点】
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 著作者:大沼紀子 発行者:ポプラ社 タイムライン 私の本棚を紹介します。 #ブクログ https://booklog.jp/users/collabo39698 期待の新鋭が描く、ほろ苦さと酸っぱさが満ち溢れる物語。
3投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ表紙三人がどーゆー関係なのか分からなかったけど、読み進めるうちに分かってきてなるほどな~と。 三人以外の登場人物も色々訳アリの人が多くて、読んでいて飽きません。 続きが気になる本です
0投稿日: 2020.09.06
powered by ブクログ夜中に開店するパン屋、ブランジェリークレバヤシに集まるちょっと生きにくい人々を描いた物語。 オーナーの暮林さんとブランジェの柳さん、それぞれに辛い過去がありながら、いや、あるからこそ(?)、育児放棄がちな母の下で育った希実とこだまを受け入れて支援する。いろんな社会的問題も描きつつ、登場人物たちの優しさでホッコリさせる話ばかり。 いくつか出ている続編も読みたい。
9投稿日: 2020.06.22
powered by ブクログ登場人物が少ない割に、そんなに狭い世の中なの?って思ってしまったな。今から読み始める「午前1時…」の展開に期待します。
0投稿日: 2020.06.08
powered by ブクログ営業時間が23時から29時のパン屋さん。 いい匂いに誘われてやってくる珍客たちが、ちょっとした事件を巻き起こす。 穏やかな気持ちになります。女性的で、優しい話です。
0投稿日: 2020.05.08
powered by ブクログ深夜から早朝のみに開店されるパン屋。 舞台になる街はおそらく、三茶、池尻あたりか。 妻を亡くしやもめになったオーナー、そのオーナーの妻に想いを寄せていた職人。 ある日突如として、亡き妻の腹違いの妹と語る女子高生が現れる。しかし、亡き妻の父は二十年前に他界しており、自称妹は17。 深夜のパン屋で新たな暮らしが始まる中、ネグレクトの少年が万引を行う。が、それを発端にホームレスオカマ、覗き屋変態、シャブ中女優が登場。 後半に至っては、カンボジアで地雷により少年が笑顔の後に爆死。 色んな意味で、凄まじく詰め込まれた内容だが、最後に綺麗にまとまり、良い意味で裏切られた一冊。
0投稿日: 2020.05.07
powered by ブクログ縁は異なもの味なもの、を強く感じた後半の展開にほろりとさせられました。にぶちんと言われた経験のある私も人の心知らずなのを恥ずかしく思っているので感情移入もひとしおでした。続刊も読んでみようと思います。
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログおいしい食べ物の出てくる本を探して見つけました。辛い話も出てくるけれども、やさしい夜の灯台みたいなパン屋の話。
0投稿日: 2020.03.05
powered by ブクログ傷つきながら迷いながら人生を紡いでいる他人たちが運命的に繋がって、少しずつ形を変えていく不思議な物語。 家庭の中のことは他人にはわからないし、心の中も誰にもわからない。 でも他人と関わり合うことって素敵なことかも、と思いました。 ヨシタケシンスケさんの表紙は保存版です★
0投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログ希実やこだまの置かれた境遇はちょっと重たくて読んでいて気分が沈んでしまいますね…。ただ、そんなストーリーのなかにあって暮林のおおらかさが救いになっていると思います。また斑目やソフィアの純粋さも同様に機能していて、なんとかバランスを保っているというか、読み手としてもそこにオアシスのような安らぎを覚えながら最後まで読み切ることができました。 真夜中だけ開店しているパン屋に登場人物が集うという設定ですが、いずれも明るいスポットライトに照らされきらびやかな人生を歩む人物ではなく、どちらかというとちょっと脇道にそれた人が集まってくる場所、でもそこにはほんわかとした温かさがあって集う人を癒してくれる、パンという食べ物はその象徴なんですかね…。 シリーズ化されているようですが、前半部分を読んだ時点ではその重さゆえ、次巻以降は読まなくてもいいかな~と思っていたのですが、後半部分を読んでちょっと考えなおしました。
0投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ読メで話題の本でしたが、どうもラノベのイメージがあり買って長く積読になっていました。読み始めて思いがけず内容が重かったので驚きました。しかしながらその重たさを個性の強いキャラたちが軽くしてくれているのか、内容のわりにとても読みやすかったです。すごく感動するというところまではいきませんでしたが上手くストーリーとしてまとまっていると感じます。読みやすさとキャラで人気なのもわかる気がしました。なにより焼きたてのパンが食べたくなりますね。読みやすかったですし希美のその後も気になるので、続編も読もうと思っています。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログとにかく各所で泣いた。美和子とクレさんのパリのシーンとか、こだまの織絵ちゃんへの思いとか。 最初はいじめとか、育児放棄の話がつらくて、途中で投げ出しちゃおうかと思ったんだけど。なぜ人気なのか、わかりました。 ぜひ続けて読みたい。そして、わたしもだれかをこんなふうに見守れたらなぁって思いました。 それしにしても、クレさんのイメージがタッキーには結びつかない・・・わたし個人としては、佐々木蔵之介でした。弘基は水嶋ヒロかなぁ。 のぞみんは橋本愛ちゃん☆とにかく続編を注文しました。
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ11/10/9 栫 和徳 「真夜中のパン屋さん」大沼紀子著読了。謎多き笑顔のオーナーと口の悪いイケメンパン職人、そして居候女子高生が夜な夜なまきこまれる、真夜中の事件なんて言う帯を見て購入したのですが、読み始めたらやめられない面白さ。軽い話しのように見えて親子や夫婦の愛について語ってあります。
0投稿日: 2019.05.31
powered by ブクログ都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん。オーナーの暮林、パン職人の広基、居候女子高生の希美。 暮林の事故死した妻美和子が繋ぐ不思議な縁だった。同級生からの冷遇に耐えた希美。水野こだまは母に冷遇され ながらも健気に母を思う。マンションの窓からの覗きが趣味の斑目、ニューハーフのソフィア、も絡むハート ウォームな物語。広基は美和子にあこがれてパン職人になる。暮林は美和子の意思を継いでパン屋を経営する。 のんびりと、暖かい暮林の人柄が溢れる感じの小説。 うまいパンは誰にでも平等にうまい。
0投稿日: 2019.05.13
powered by ブクログ真夜中にだけ開くパン屋さん。店員はいつも笑顔のオーナーと、口が悪いがイケメンのパン職人。 とても おもしろく一気に読んでしまいました。扱う題材は、ネグレクトや 性的マイノリティとか 重めだと思うのですが、そこにあたたかなパンと、取り巻く人々のほんわかさとか、一生懸命さとかが、じんわりと伝わってきて 捨てたもんじゃないぞという気にさせてくれます。シリーズ物なので、読み進めて行きたいと思いました。なぜ真夜中になのかも、今後わかってくるのかな。 読後、無性にパンが食べたくなりますよ。誰かとね。
4投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログ想像していたよりも面白かった。そして重かった。人の思いは乱暴。とか子供を腹いっぱいにするのは全大人の務め。だとか凄く共感するというか、いいなあと思う部分があった。こだまが母親の元に戻ることになっても弘基がそう人間は変わらない、変われない的なこと言ってた部分も凄く納得した。所々に現実味(筆者の考え方とかなのかな)を感じて読み応えがあった。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログドラマにもなり、話題になった本。 気楽に読めるかと思い、手にしてみた。 なんというか、結構重い。 親子関係、特に母と子供の不幸な関係がやたら出てくる。 読者層がヒロインと同じく十代で、親を否定したい年ごろだからなのか・・・? 過剰な何かを感じさせる。 それはこの書き手が、「そもそも人の思いなどというものは乱暴なのだ。乱暴で、横暴で、身勝手なのだ。」という感性の持ち主だから? 愛情の暴力性に気づく繊細さを持ちつつも、その表現において、若い人のようなナイーブさがある人のような気がする。 ただ、そういう重さがある一方で、登場人物がちょっとご都合主義っぽいところがある。 覗き魔の班目とか、ゲイのソフィアとか。 割とアンバランスな感じがあって、私はそれが幾分気になってあまり楽しめなかった。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ「パンてのはな、平等な食べものなんや[...] 道端でも公園でも、パンはどこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、誰が隣におらんでも、平気でかじりつける。うまいパンは、誰にでも平等にうまいだけや」(74 ページ) 大人に人生を振り回される主人公と、 その主人公に寄り添う2人の大人。 誰にでも等しく幸せを送るパンと、 そのパンを作る人たちの店を訪ね、癒されていく人たちの物語り。
0投稿日: 2018.12.22
powered by ブクログ真夜中に営業するパン屋を舞台にした書き下ろしヒューマンストーリー。 真夜中に営業するパン屋「ブランジェリー・クレバヤシ」を経営するのはオーナー兼パン職人見習いの暮林、職人の弘基の二人。 そこへ、暮林の亡き妻の腹違いの妹と称する希美が居候することに。 さらにストーカーで覗き魔の珍客・斑目や、ごついオカマのソフィアさんなどが加わり、舞台は賑やかに。 ある日、パンを万引きした少年・こだまを捕まえたところから、彼のネグレクトが発覚し、みんながこだまを守ろうとしていく。 守ろうとする者も、希美をはじめ、親から見捨てられたり、恋人を失ったりと孤独と苦悩を抱えつつ、みんなが不器用に幸せをつかもうとする甘酸っぱいストーリー。 パンは誰にでも平等な食べ物。 パンの奥深さも知った。
0投稿日: 2018.11.14
powered by ブクログアマゾンのお薦め商品に出てきて、評価も結構高かったので読んでみることに。 1日で読める軽い小説。 ほのぼのした感じでありながら、登場人物も個性的で結構面白い。
0投稿日: 2018.10.29
powered by ブクログ夜開店するパン屋さんを舞台に繰り広げられる人間模様 女子高生、小学生、のぞき魔、ニューハーフ、それぞれの人生がパン屋を通して動いていく 焼きたてのパンが食べたくなり、また、読み合わった後温かい感情を抱きます・・
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ最初は???と思ったけど、すっごく心があったかくなる感じで楽しく読み進められた。もちろん、パン屋の2人に斑目さん、こだまくんも好きだけど、ソフィアさんも大好き^^
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ美味しそうなパンの話は幸せな気持ちになる。香りを想像するだけでほっこり。 心穏やかで芯の強い人は永遠の憧れ。周りの人の人生に良い影響を与えている。でも、優しさや強さは、辛い経験からきていることも。彼の場合もまた。親との間にトラブルを抱える子どもたちは、他の大人の関わりが必要。弱い者を守れる、そんな大人はやはりかっこいい。
0投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みんな斑目に甘くない?確かに使える人だけど(笑)。 マカンマランを思い出した。 お人よしオーナーが何かに決定的に騙されて 人格変わってしまわないよう祈ってしまった。
0投稿日: 2018.06.18
powered by ブクログ訳アリな人々ばかりが出てくる、ちょっと非日常な物語。連作短編集のような感じで、色々な人のそれぞれのエピソードが語られるのだけど、皆どこか普通じゃなくて、でも、人間として当然の想いや感情をちゃんと持ち合わせている。それが皆、本の紹介にもある通り、ほろ苦くて切ないのですね。 読んでいて少し辛く感じるところもあるけど、温かさを感じる物語でした。 一作目で一通りの人物紹介は出来た、といったところですかね。
0投稿日: 2018.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物、全員がみんな人間関係に複雑な事情を抱えている。 こういう家庭もあるんだなあ、こういう人もいるんだなあ、と、平凡に生きてきた自分は驚く。 でも、ふと、誰だって得意な人、苦手な人がいるし、大なり小なり悩みだって抱えているよなあ、と気づいた。 この小説は、人のそういうもやっとした気持ちとか、言葉にしにくい気持ちをうまく表現してくれている。 読み進めながら、ああ、この気持ち感じたことある、っていう場面も多々あって、自分を理解してくれているように感じられる。 登場人物もみんな魅力的。 性格はバラバラだけど、みんな心根が優しい人ばかり。 みんなを応援したくなる。 続きも楽しみ。
0投稿日: 2018.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
題名のように真夜中に回転するパン屋さん。 焼きたてで温かく柔らかく人々を包むお話。 登場人物への繋がりかたは 小麦粉にイースト菌を混ぜ発酵を待ってる時のようなもどかしさや 頬張った時のホッペの膨らみや笑のような優しさに包まれて幸せな気分になったよ
0投稿日: 2018.05.11
powered by ブクログタイトルが気になっていた作品。 思ったより日常ミステリではなかったし、テーマも重かった。よい。 そしてパンがたいへんおいしそう。
0投稿日: 2018.04.14
powered by ブクログ真夜中に開くパン屋さん。そこに集うバラバラの関係の人達。オーナーの暮林さんの人の好さ、夫々に秘密を抱える人達、美味しいパンの役割などもあって、夫々のちょっとした事件話が面白い。このメンバーの今後が楽しみ。
0投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログ駅から少し離れた住宅街の手前にポツリとある『ブランジェリークレバヤシ』。控えめな灯とふんわりと漂う香りにつられドアをくぐれば数々のパンが出迎えてくれる。 真夜中だけに開くパン屋と珍客たちの切ないけれど心が温まる物語。 焼きたてのパンってなんであんなに幸せの香りがするんだろう?でもここを訪れる人が皆幸せとは限らない。なんせ真夜中に居場所がない人達もいるのだから。 親がいなくなってしまった子どもたちが頑張っている姿は、切なくて辛くて・・・でも何より親に腹が立つ。色々な事情はあるだろうけど、それでも親になったのならもっと自覚を持たなきゃ。もし離れるにしても何らかの手段があるんじゃないの?子どもに不安を抱えさせて、頑張らせるなんて絶対違う。子どもはどんな親でも大好きなんだから。 その他のお客さんもイケメンの店員二人も、やっぱりどこか歪んでるみたいだけれども、そんな人たちだからこそ皆に平等なパンの優しい香りに強く惹かれるのだろうね。
0投稿日: 2017.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物は皆変わった人ばかり(のぞき魔、母が出ていった子ども、オネエ、ストーカー、育児放棄の母)でひとつひとつのテーマは重いのに、なんだかふんわりと暖かい気持ちになれる不思議なストーリーでした。 どんな母であっても大好きで、その帰りをずっと待っているこだまの思いが切ない。ソフィアと織枝ちゃんがこだまと一緒に住んで二人でこだまを育てたらいいのにと思ってしまいました。 シリーズ化されているので、他のも読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2017.11.10
powered by ブクログ同名のNHKドラマが素晴らしかったので、原作も読んでみた。 舞台は深夜のみ営業するパン屋さん。多種多様な人々がやって来て美味しいパンを買っていく。この物語に登場するお客様やスタッフはみんな悩みを抱えており、時にそれはものすごくハードな問題で簡単に解決なんかできない。解決できない所がすごくリアルだなと感じた。それでも彼らは美味しいパンを食べて笑うことができる。 読み終わったらパンが食べたくなった。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログ夜だけ営業するパン屋という設定が秀逸だ。 登場する人々は、人生において深刻な問題を抱えているもしくは抱えていた人達ばかりで、これらの人たちが出会う舞台として夜というのは、非常にマッチしている。また、パン屋というのはふつう朝から営業する商売だと思うがこれが夜間だけの営業であるという事ですごい意外性もある。 登場人物達の生きてきた境遇を考えるととても明るいタッチの物語にはならないと思えるのだが、この物語には終始どこか 暖かく優しい雰囲気があり、悲壮感などは微塵もない。 主人公の女子高生 篠崎希美も本当に大変な人生を経験しており、学校でも疎外されている。 その為、心を頑なに閉ざしてしまっていたが、妙な縁でこのパン屋に住み込む事になり、仕事を手伝うことで様々な人たちと出会い、パンを通して自分も癒され、そして心に傷を負った人たちにも優しく寄り添える人になっていく話。 メインキャラクター達がいいですね。 篠崎希美はもちろん、おっとりした優しさのあるパン屋のオーナー 暮林陽介、厳しい職人肌のパン職人 柳弘基 それぞれが個性的で、魅力的である。 それに読んでいてパンが食べてくなるというちょっと変わった本でもある。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心に傷を抱える個性的なキャラクターたちが織りなす少しセンチな物語。 テレビ向きで、老若男女あらゆる立場で読めそうな小説でした。 「まほろ駅前多田便利軒」に似ているなと思い、どっちが先だろうと確認しようとしたら奥書がない! そんな本があるなんてと物語とは別のところで驚きました。 続編も読んでみよう。
0投稿日: 2017.08.25
powered by ブクログNHKBSで数年前、ドラマをやってましたね。そちらは鑑賞済み。なので、クレさんが関西弁なのに戸惑いました。普通夜になれば、パンの陳列はまばら、閉店間際って感じる。それが夜の暗闇の中、ポッと明かりが灯って焼きたての香ばしい匂いがするパンの数々を発見したら…無意識のうちにそのパン屋さんへ吸い込まれていきそうだなー。
0投稿日: 2017.08.20
powered by ブクログシリーズ完結とのことでもう一度最初から読みたくなって手に取った。 二度目も新鮮に温かさが染み渡る。
0投稿日: 2017.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。 オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客さんによる焼きたてパン万引き事件に端を発した、失踪騒動へと巻き込まれていく・・・・・・。 【感想】
0投稿日: 2017.08.01
powered by ブクログ人気のシリーズらしく期待しすぎたからか、思っていたよりもはまらず。 シリーズの他の本も読んでみたいとまでは思えなかった。
0投稿日: 2017.07.09
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。 表紙が悪いよ表紙が!でも若い人にはアピールするビジュアルですね。 話しの内容的にはお仕事小説でありつつヒューマンドラマで人が死なないミステリーと、最近の売れ線に準じた作品といえます。が、ネグレクトを全面的に表に出したなかなかに切ない話でぐっとお話の世界に引き込む力が有ります。 ただこの手の話しって最初の本である程度の解決を見てシリーズ化するのでその後が薄っぺらになるのが難点。この作品はどうでしょうか。楽しみです。
0投稿日: 2017.03.02
powered by ブクログ物語に登場する人たちがみんな優しい。 どこか屈折した部分を抱えて、それでも優しくありたいと心の隅で思ってる。 そんな人たちが織りなす物語。 考えてみれば子どもにだって過去はある。 大人だから濃い過去があるわけじゃなく、生きてきた時間に関係なくいろいろな過去が存在するはずだ。 過去があっていまの自分がある。 過去は変えられないけれど、もしかしたらいまは変えられるのかもしれない。 きっと変えられるのだろう。 出会う人や出来事に助けられて…。 希実がそうであったように。 あったかな物語はいい。 ほわっと心が穏やかになっていく。 希実やこだまの親たちの話は内容的にはハードだけれど、ほんのりとした甘さもあって口当たりのいい物語になっていた。 笑顔は万能だ。笑顔は無敵だ。 だから、みんなを笑顔にしてくれるおいしいパンは最高なんだ。 おいしいパンを頬張りながらあったかなコーヒーを飲みたくなる。 そんな物語だった。
3投稿日: 2017.02.28
powered by ブクログ図書館 原作本を読もう にあった小説。 続いてはいるが短編集。そんな感じで私にしては早く読めました。
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ何の予備知識もなしに、ブックオフでジャケ買い。 これが何とも大当たり(^ ^ 困るよ、電車で俺を泣かすなよ...(^ ^; 表紙の絵が最近流行りのマンガチックなものだし、 よくある「お仕事小説」的なものかと思ってた。 結果としては、お仕事小説の側面ももちろんあるが、 登場人物の「バックグラウンドストーリー」が秀逸で、 「ヒューマンドラマ」としてうるっとさせられる(^ ^; 舞台は、深夜営業の一風変わったパン屋さん。 俺様な感じの天才パン職人のイケメンと、 茫洋としてつかみ所の無いオーナーが二人で経営。 で、大枠を言うと、そのパン屋さんを中心にして 色々なご縁で集まってくる人々の人間模様を描く 連作短編集である、ということになる。 オーナーの亡妻の「腹違いの妹だ」と言って パン屋に「やっかいになりに」来た女子高生だの、 ネグレクトされてパンを「万引き」しに来た少年、 覗き趣味の切れ者変態、ホームレスのオカマ等々、 一癖も二癖もある登場人物が魅力的。 しかも、一人ひとりの登場人物が、それぞれに それぞれの「事情」を抱え、悩み、勘違いし... それらを「やんわりと」まとめてしまうオーナー。 でも、そのオーナーにも「後悔ばかり」の過去があり... すでに亡くなっており、回想の中でしか登場しない オーナーの奥さまがまた魅力的な女性で。 でも奥さまには奥さまの事情もあり... 読みやすい文章で、特に「変な格好付けの無い」 心象描写がとても心地よい。 会話の描き方、特に「それほど重要で無い」会話の 「処理」の仕方も達者。これも心地よい。 そして最終章に向けて、全ての伏線を回収し、 さらに最後の最後に「気づき」「救い」を用意してあり、 いやもう、完璧っす(^ ^; 全く隙がない(^ ^ 本当は、★を八つくらいつけたいところ(^ ^; この作者の他の作品も、ぜひ読みたいと思います。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ予想外にヘビーな設定。でも、サクッと読めたし、面白かった!こだまとお母さんの話がメインのようだけれど、個人的に斑目さんが気になりすぎて…笑 続きも早く読みたいです。あー、私もパンを作るときは、愛を持って生地に接しよう…!
0投稿日: 2017.02.04
powered by ブクログ短編集かな?と思ったのですが、前編の登場者が次編にも出てくるので、つながっているという面白い展開だった。 登場人物がみな一癖も二癖もあるが、それでハーモニーができる。とても面白い。
0投稿日: 2017.02.01
powered by ブクログ図書館で。 本屋さんでシリーズで出てたなぁと思い借りてみました。 一筋縄ではいかない登場人物のオンパレードで現実的に彼らが抱える問題はすぐに片付いたり解決するわけでもないけど毎日おいしそうなパンが焼きあがり、実際美味しく食べていける日常って良いなぁなんて思いながら読みました。 個人的には天然酵母のむっちりした食事パンっていうのかなぁ?主食パンっていうのかな?ああいうどっちりしたパンの方が好みですがパン屋さん的にはお惣菜パンみたいな方が売り上げ的に高いのかなぁ。 とりあえず主人公3人組のよくわからない距離感が面白いな、なんて思いながら読みました。準レギュラーも良い味出してるし。面白かったです。
0投稿日: 2017.01.16
powered by ブクログキャラクターがそれぞれよく立っていて、読み進めやすかった。 ある謎を紐解いていくのと同時に、主人公中心に登場人物の背景や生い立ちが明らかになっていくミステリー要素も引き込まれる要因の一つ!話が進むにつれ、主人公たちの内面にも変化が生まれ、良い循環が生まれて幸せな雰囲気になる話の構成も読んでいて気持ちが良かった。
0投稿日: 2017.01.02
powered by ブクログドラマを先に観てしまっていたけれど、小説で読んでも違和感なく読めました。登場人物ひとりひとりがとても個性的。心に傷のない人なんていないよね、そして傷があるから人の痛みがわかるんだよね、と思えます。パンがおいしそうだったのは小説よりドラマの勝ちかな。
0投稿日: 2016.11.09
powered by ブクログパンは平等な食べもの。 誰が隣にいなくても美味しいけど、2人で食べたって同じくらい美味しい。 やっぱり人は人と関わりあって生きていくのがいいんだろうな。 いろーんな気持ちを持ちながら。 美味しいねって言い合える誰かがいれば、それだけでけっこう幸せだよね!
0投稿日: 2016.10.21
powered by ブクログ生徒さんに勧められて。 パンは平等という暮さんの話がとてもすき。 どんな境遇でもどんな気持ちでもどんな場所でも、美味しいパンは等しく美味しく人を幸せにしてしまう。
2投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログなかなか面白かった。 夜中に開くパン屋さんとそこに集まる訳ありの人たち。 一番常識人っぽい暮林が全然常識人じゃなかったw 2016.10.10
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近、英文の大きい本(&ここに登録できない論文たち)を読んでいてなかなか他の本に手が回らないのだが。 ふと古本屋さんで購入した小説。 英語の本ほっといて読んじまった。 まぁ、なんていうか、漫画にでもできそうなくらい、絵はきれいに浮かんでくるね。すごい、この表装にもあるけど、現代風の絵が浮かんでくる。 そんなにすごい面白い!!ってわけじゃないけど。 こんなの、テレビにできそうだなぁ~とか思いながら読んだ。 後で知ったが、もうすでになってた(笑)。 テレビに疎いので、知らなかった。はは。(しかも、もう3年も前や 笑) とりあえず、まぁ、こういう短編集で、育児に手を焼く(というか有体に言えば育児放棄)の母親を持つ子どもを中心にストーリーが進むっていうのはなかなか珍しいので、面白いと思いました。 よ。
1投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ素敵だった〜すごく素敵だった。 夜から始まるパン屋さんっていう設定の時点ですごく魅力的。 ひとりひとりが過去や闇を抱えているのに、美味しいパンには敵わない。 人間って自分が思っている以上にまわりの人間に必要とされてて、誰かの生きる意味になってるのかもしれないんだと知った。 登場人物は個性の塊みたいな人達ばっかりだけど、不思議と誰かが浮いている感じはしなくて、あったかい空気に包まれてる。それもパンの持つ力かなぁ。。自分もパン屋で働いているから、パンの名前とか作り方とかがよくわかって面白かった。
0投稿日: 2016.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うわ~~~~~~~~~~~~~ すごいよかったーーーー>< なんか人気あるんでしょ?ドラマになったよね くらいの知識しかなかったー あっさいドラマかと思ってたーー ぜんぜんちがったーすごいよかったー>< 読んでよかったけどもっと早く読めばよかったーーー って感想です ちょっとひねくれてるけど優しくて強く生きてる女子高生(なまえェ・・笑)もいいし イケメンだけどストーカー気質な愛情たっぷりパン職人もいいし にこにこしてるけど心がないんです的なオーナーもちょういい こだまくんちょうかわいい! キャラがすごくよかった 話も重たい系だったけど、パン食べたくなったー 続きも読みたい 超よみたい! パンはひとりでも食べれるけど ふたりで食べても変わらずおいしい ってのがいいな わたしもいきつけの(大手チェーン店とかではない)超おいしいパン屋さんとかほしいなあ
0投稿日: 2016.07.31
