
総合評価
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powered by ブクログ一つの事がきっかけで、人生は変わって行くものなのですね。一歩足を踏み出すと、自分の周りがどんどん変わって行く。 読み進んでいくうちに、勇気、やる気が湧いてくる作品でした。
6投稿日: 2020.11.04
powered by ブクログうちにも人生に迷っている18の子がいます。 母の立場で読みました。途中から涙が止まらなくなりました。いつか思いは届くと信じて、稲のように強く伸びてくれると信じて、支えていこうと思います。
1投稿日: 2020.10.24
powered by ブクログお米づくりを軸に、引きこもり、孤児、認知症、就活競争など、暗いテーマで肉付けしながら、それを感じさせない軽いタッチで描かれているところが技巧を感じる
0投稿日: 2020.10.20
powered by ブクログ食堂の志乃さんのキャラクターがいいですね。 大人の厳しさや優しさ、カッコよさというものを見事に体現していると思います。 あとはやっぱり、炊きたてのご飯と梅干しでおにぎりが食べたくなります。
0投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ生きるぼくら 生きていく、生きる、とかではなくすべてのものの中で影響を受けて与えて生きているというのが当たり前(自然)ということなんだなと解した。 誰かを頼ったり支えたり、心配したり怒ったり諭したり。 誰かのために行動する“かっこいい大人”いいなぁ
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログマハさんの本には、 生きる力の源がある ひきこもりや就職難、家族の問題、 老いゆく道… すべて身近なものです 人生の母の気持ちがよくわかる たくさんの人たちに支えられて 生きてゆく姿は、とても素晴らしい 希望を持って生きたいよね 本当に難しいけど 頑張っている人生を応援しながら 読みました …私のツボは、(桃太郎のくだり…) 笑っちゃいました
11投稿日: 2020.10.04
powered by ブクログ虐待を受けて家に引きこもった主人公、そしてその子どもを支える母親。 どちらの立場になっても苦しい。そんな息子の姿に耐えきれなくなった母の決断、このままじゃダメだと行動した主人公。 人を信じることができなくなった主人公が、稲作を通じて、その周りの人間を通じてどんどん成長していく、活きいきしていく姿は読み始めて半分からぼろぼろ泣けました。 この本の好きなフレーズは「君は正社員じゃなく派遣社員。だけど仕事を誠実にこなしている。現場の人間は高く評価している。会社の社長も信用している。失礼だけど君は大学を出てない。それでも君は、君は立派じゃないか」 誰もが周りを気にして少しでも高学歴であるべきとか、いい会社に勤めるべきだとか、そういうことを考える世の中だけど、一番大事なのは人間性だと改めて考えさせられた。人は信頼されたり、頼りにされると承認欲求を満たせると思う。目先のことだけでなく、目の前のことに、周りのために出来る限り尽くす。原田マハさんの作品で一番好きです。
0投稿日: 2020.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お米作りを軸に、ゆったりとした時間が流れているお話。人と人との繋がりって素敵だなと改めて感じた。主人公の人生がお母さんに会いにいくことを決めるシーンは感動でした!
0投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログ自分に関わった全てが今に繋がり、これから関わる全てが未来を作って行くことを、稲作を中心に語りかけてくる、そしてクライマックスではちょっと涙が出てくるようなお話。蓼科、御射鹿池に訪れた事がある方なら感動もひとしお。
0投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ親の、子を思う気持ち気持ち 孫の、祖母を思う気持ち 認知症と共に生きるということ 介護する生活 周りの人との支え支えられる生活 自然豊かな場所で自給自足の生活をしながら、 隣人との関わりが深い場所に移住したい、と 思わせる一冊
0投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ主人公は引きこもりの24歳、麻生人生。 母と二人暮らし。 ところがある日突然、その母が失踪する。 置き手紙と共に残されていた年賀状の束。 その中に、蓼科で暮らすマーサばあちゃんからの年賀状があった。 人生はその年賀状を握りしめ、蓼科へ向かう。 ここからは温かい人達と出会い、米作りと出会い、大きく成長していく再生の物語。 登場人物が人間味に溢れた魅力的な人達ばかり。 カッコいい大人と言う表現が度々出てくるが、年齢的には十分大人の私も、やはりカッコいい大人に憧れる。 そんな風になれているだろうか。 米作りの描写も丁寧に描かれていて、その大変さも楽しさも本当によく伝わってくる。 表紙の絵は、本文に出てくる絵画なんですね。 読み終えてから見いっちゃいました。 生きる力、生きることをやめない力。 もっと自分を信じて、楽しく生きて行きたいと思った。 私も、母の握ったおにぎりを食べたいな。
14投稿日: 2020.09.09
powered by ブクログ2冊目の原田マハ 坂口文庫 毎回思うけど 坂口さん いい本選ぶなぁ 一気に読んだ じわっと泣けた 1冊目の原田マハは 題名に惹かれてたまたま手に取ったマグダラ屋のマリアで それはそれで面白かったんだけど かと言って すぐもう一冊読みたいって感じでも無く 数年が過ぎた 今回は読み終わってすぐ この人の他の本も読みたいと思った このひとって こういうじわっとした再生の話が多いの?奇しくも1冊目 2冊目とも再生の話だったから なんか 私の中では 再生のマハ と命名されちゃったよ
26投稿日: 2020.09.08
powered by ブクログベタすぎる展開だけど、話題の本だったので読んだ。 殺伐とした世の中ですが、ほんわか優しい気持ちになります。
2投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ半分までしか読めなかった 想像通りの展開とわざとらしい言葉の数々 読んでいて辟易する この人の文章は無駄な説明が多い 楽園とか暗黙は面白かったのに。
3投稿日: 2020.09.03
powered by ブクログ引きこもりだった人生 マーサおばあちゃんへの懐かしい気持ちや家族や周りの人の想いがつながって、生きることの意義を見出していく。本当にこういう奇跡があれば素敵だと想う。
6投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ綺麗、ただその表現に尽きる。 だから心が軽くなるというよりは、ただただこんな世界が羨ましく思う。 都会でなくて田舎の暮らしがいいことばかりでなくても、それでもこんなところに帰りたいと思ってしまう。
0投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ人生、つぼみ、純平の3人の若者が米作りを通じて人間的に成長していく過程と、周りの大人たちの人間性の良さに感動した。そして、家族や地元の絆の深さに感動した。
0投稿日: 2020.08.24
powered by ブクログ---- あらすじ ---- いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。 頼りだった母が突然いなくなった。 残されていたのは、年賀状の束。 その中に一枚だけ記憶にある名前があった。 「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」 マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科へ向かうと、 予想を覆す状況が待っていた????。 人の温もりにふれ、米づくりから、 大きく人生が変わっていく。 ---- 私も一度こんな生活をしてみたい。
2投稿日: 2020.08.20
powered by ブクログこれはちょっと話がきれいすぎて。。 題材に興味をもって、どう話が展開するのか楽しみに読んでいたのだけれど どのキャラクターも影があるんだかないんだか、深みに欠ける印象 マハさんの作品はいくつか読んだけど、絵画モノの方が好きだな 2020.8.14
9投稿日: 2020.08.14
powered by ブクログ乗り越えられないどうにもならないこともあるけど、生きてさえいればいつか幸せなことがあるよなって思えた本
1投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログすごく好きだったので久々に。 具体的で現実的に、小さな希望を持って、生きる。 生まれ変わり、死に変わり、すべてのものが形は変わっても、この世界から無くならず、残っているのだなあと、納得。 三浦春馬さんが生前に「俳優を辞めて農業したい」って言ってた。この本に書いてるように、お米作りの、こういう、理屈関係なく輪廻が体得できるところ。そのへんが死ぬことへの躊躇をなくしたのかなとも勝手に思いました。 小学生のときはおじいちゃんの家でお米作りを見てたし、今でも毎年お米送ってくれる。 おじいちゃんが元気なうちにあと何回広島行けるかな、もう三回もないかもしれない、大事に生きるぞー
1投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログじんわり、いい本だったと思える。 蓼科に行きたくなった。 米作りに興味を持つ若人が増えたらいいなぁ〜。 心のこもった至極のごはん。 梅干しで食べたい〜。
1投稿日: 2020.08.06
powered by ブクログ“「あっち側」とは「いじめる側」だ。言い換えれば、「勝ち組」だ。そこに属する人間は、いつも高飛車で、他人に容赦がなく、自分のひと言で誰かが傷ついたり、ときには再起不能なほど追いつめられたりすることを、想像することができない。” 蓼科に行きたい。東山魁夷作品を知りたい。原田マハ、良き。
1投稿日: 2020.07.29
powered by ブクログ読みやすく内容もホッコリ系でとても良かった。 自分自身の家族構成や、本の内容と同じ経験をしたことがあるせいか、引き込まれて行った。 学校ではびこるいじめ問題、親子関係、若者の節目節目での悩み、老人の介護問題、田舎の暮らし…いろんな現代の問題がぎゅっと詰まっている。 登場人物それぞれの立場で入り込み、切なかったり苦しかったり涙しながら読んだ。 みんなみんな優しかった。 穏やかな気持ちで読めたのは美しい田舎の風景と、なによりマーサばあちゃんの持っている雰囲気のおかげ。 心に染みていく優しいおばあちゃんの言葉。 白くツヤツヤに輝くお米の粒で気持ちを込めて握られたおにぎりが目に浮かんで、おにぎり食べたくなった。 終わりらしい終わりでスッキリ。
0投稿日: 2020.07.29
powered by ブクログ何も持っていないし不器用な若い2人だけど、一生懸命におばあちゃんのお米を一緒に作って、一生懸命におばあちゃんを支えて、ひとが自然と巻き込まれていく姿がキレイだった。
0投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログ泣きました。素晴らしかった。 読み終えたあと、おにぎりを食べました。 コンビニで買わずに、自分で握りました。 具材は梅干し。 強く生きようと思いました。 大好きな作品の一つです。
2投稿日: 2020.07.26
powered by ブクログマハさんが紡ぎ出す物語には、毎回温かい気持ちになる。今回も文句なしの星5つ いじめから引きこもりになった人生、サポートし続けてきた母がある日失踪。 年賀状と置金の5万を持ってマーサばあちゃんの住む蓼科へ飛び出す。 認知症のばあちゃんと同居している座敷童子のようなつぼみと、定食屋の志乃さんと… 仕事と米作りと『かっこいい大人』との出会いでばあちゃんを助け、立派に成長する話。 美味しいおにぎりが食べたくなった!
0投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログ楽園のカンヴァスのようなひねりも深みもなく、登場人物も最小限の一本筋のストーリーだが、米づくりと通じての主人公達若者の成長と家族の絆を描くストーリーが清々しい。 先は読めていても終盤の収穫の日から母親を迎えに行くところまでの流れに感動しました。フィクションならではの出来過ぎストーリーと大団円は、分かりやすくしっかりと読める文体があってこそ読者に素直に響くと感じました。 万人にオススメ出来る読みやすい本です。
1投稿日: 2020.07.12
powered by ブクログ読んでよかった。 自分の人生だけじゃ未経験が多すぎて、 このお話のような生活や経験は 今後の私は出来ないと思う。 大切なことをたくさん教えてもらえた。 宝物にします。
2投稿日: 2020.07.07
powered by ブクログあたたかいお話。 懐かしい蓼科でのおばあちゃんとの生活。 美しい映画を観ているような気分になった
0投稿日: 2020.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の24歳の麻生人生は、中学・高校時代に いじめにあい引きこもりとなる。 父親と母親は幼いときに離婚しており 母親と2人暮らしをしていたが、 母親が、ある日突然家からいなくなってしまった。 母親の置き手紙と数枚の葉書のなかから、 人生はしばらく会っていなかった父方の 祖母がいる蓼科へ向かう。 ----- どこにもいく当てがなくなった主人公が久しぶりに 故郷の親族を訪ねる話はよくありがちだが、 やはり原田マハさんの描く物語は 深みがあり本当に素晴らしい。 序盤の人生がいじめにあい、母が作る大好きだった 梅干しが食べられなくなってしまった シーンは、自分の子供がもしそうなってしまったら どうしようと、読んでいてとても辛かった。 蓼科でマーサおばあちゃんの米作りを 手伝うことになるが、 一年間の米作りを通じて、生きることの 大切さを読み深めることができた。 タイトルの『生きるぼくら』も なるほどうなずけた。 マーサおばあちゃん、つぼみ、志乃さん、 純平など、蓼科で出会う人々も とても温かみがある人物像として 描かれている。 いつかゆっくり時間をもてたら、 米作りをやってみたいなぁ…!
6投稿日: 2020.07.03
powered by ブクログ今まで、母が作ったおにぎりをなにも思わずに食べていた。自分の親不孝さが嫌になると同時に、両親や祖母の存在にもっと感謝しなければいけないと思った。 私たちは、生きるのをやめられない力を持っている。 そのことを知れただけでこの本を読んだ価値があった。 原田マハさんが書く、再生の物語はいつも勇気をくれる。 「あなたも私も、本当はやりたいけど、それをがまんしてるだけ。ああ、大人って、なんだかつまんないわねえ。」マーサばあちゃんの言葉で1番好きな言葉! 志乃さんやマーサばあちゃんや田端さんみたいなカッコいい大人になりたいな。
7投稿日: 2020.06.16
powered by ブクログよかった〜面白かった〜 原田マハ、読むたびに違った趣のお話で本当に読むのが楽しい! これ、ほぼずっと通勤電車で読んでたけど、めっちゃやばいな…辛うじて涙こぼれないくらい…辛うじて。おばあちゃんに会いたくなる。御射鹿池に行きたくなる。久しぶりに東山魁夷の絵が見たい。
4投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一生懸命に、何か1つのことに打ち込む人間は、こうやって輝くんだって 頑張ればきっと手が届く希望を持て 桂南光の解説が面白い。浜田マハさんの小説の解説を書く行がなるほどと感心した スペインのバルビオのグッテンハイム美術館、バルセロナのピカソ美術館に行ってみたい まず驚いたのは、土は耕さない方が柔らかくなるのです。土の中のいろんな虫や、微生物が生きながら、土をふわふわにしてくれるのです
0投稿日: 2020.05.29
powered by ブクログ『幸せ』の形について改めて考えさせられた。 幸せを相対的に比べて、上やら下やらをつけてしまう僕ら。 しかし、比べたところでどうなるんだろう。 自分が幸せと思えるんだったら、どんな形であろうとそれで良いじゃないか。 マーサばあちゃん、父ちゃん、母ちゃん、つぼみ、人生、みんな、、本当にありがとう
3投稿日: 2020.05.29
powered by ブクログ伏線があるような物語ばかりを好んで読んでいた私にはとても新鮮に感じました。主人公とは年齢も近く、登場人物のいろんな言葉が心に刺さりました。刺さる人には刺さると思います。
0投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログいじめは殺人と同じだと思う。 原田マハの作品はラノベチックで読みやすく 何とも言えない軽さがある。 うーん、面白かったけど、その印象が強くてこの本はわたしには合わなかったかな。
1投稿日: 2020.05.22
powered by ブクログどんな人生でも生きることに価値がある。周囲の人からの助けを借りながら自律し、何事も一生懸命に生きる。 心に強く生命力というものを訴えてくれる一方でほっこりできる作品だった。私も周りと比較したり自分の殻に閉じこもったりせず、自分だけの人生を生き、全ての事に感謝したい。
3投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログありきたりな感想だけど、もういないけど、ばあちゃんのいる家に帰省したくなる。表紙もまた素敵な一冊。映画なら、樹木希林さんでみてみたかった。今なら風吹ジュンさんで見てみたい。
0投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログとにかく炊きたての白ご飯で作ったおむすび食べたくなった。 人生のどん底から人とのふれあいによって立ち直る話 とりあえず全お婆ちゃん子に読んで欲しい! ただただどん底から這い上がるハッピー物語ではなくて、紆余曲折があり面白い。
1投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログテーマが幅広く 引きこもり・認知症・農業… 決して軽いテーマではないのに、優しい表現・優しい物語でとても読みやすかったです。 おにぎりが食べたくなった〜(笑)
0投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログお米が食べたくなった。 生きる僕らという名前もこれしかないという感じ 自分には少しキザに感じてしまった
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ読んでて気持ちよかった。 不満や不安を誰かのせいにしながら生きるより 素直に生きる方が多くの人に支えてもらえるし、スッと色んなことが身体に入ってくるのかなぁ、そんな事を感じた。
0投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログ人生とはなにか。人が生きるとは。人と生きるとは。 頑張らなくてもいいのさ。みんなそのままで、繋がり合って生きている。誰だって、上を向いて生きていく力を持っている。 一番の幸せは、家族みんなでご飯をお腹いっぱい食べること。
0投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログおばあちゃんに会いたい 本当に素敵な本です。 一気に読んでしまいました。おばあちゃんが炊いたごはんの匂いや、お味噌汁の湯気を感じられて、お腹が空いてしまうほどです(笑) 優しい文章で、温かいおばあちゃんが話してくれる言葉全部がこの本をつくりあげていて、何回も些細な会話にじーんと来て、じわっと涙が出てきます。 そして、自分自身のおばあちゃんに会いたくなりました。誰もが持ってる、自分のおばあちゃんのエピソードってあると思うのですが、わたしは小学生の頃に家に帰っておばあちゃんが水分多めの柔らかいごはんで握ったおにぎりとか、お母さんがいないときに作ってくれた焼きうどんとか、そういう思い出が本当にかけがえのないものだったことに気がついて、おばあちゃんに会いたい!と思いました。 緊急事態宣言が収束したら、帰省したいです。 おばあちゃんに会える日まで、もう少しだけ自分もがんばりたい、そう思えました。
0投稿日: 2020.04.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさん二冊目。 引きこもりで母に見捨てられ1人ぼっちだと思っていた青年がおばあちゃんの家に行き、血縁関係のない、もう1人のいとこと一緒にお米作りを通じて成長していく。 そこには離婚、いじめ、認知症などさまざまな問題があるが、困っている人を助ける人の優しさに心がじんわりとして感動した。 人生の「何にも分からないおれらをさ、こっちに行ってみれば?って教えてくれる。カッコイイ大人に囲まれてさ。」 カッコイイ大人とは本当の優しさとは何かをわかっている人だと思った。
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ素晴らしい小説です とても心に染みました、感動的な作品です 優しさを感じさせてくれます 他の原田マハさんの作品も読んでみたいと思います
1投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログひきこもりの人生が八ヶ岳の祖母の家で農家をする話。こんなふうに立ち直れるといんだろうなー、とフリーター家を買う、でも思った。東山魁夷の緑響く、が出てくるけど今回は絵画の話は少なめ。本当のお米、食べてみたいし八ヶ岳で農業に触れてみたいな、と思う。志乃さんみたいなカッコイイ大人がたくさんいるのが素敵
0投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ爽やかな物語だった。 ひとりの若者がひきこもりから再生する物語、と言ったらいかにも堅い雰囲気。 どちらかと言うとスッと染み込むように入ってくる感じ。 甘くて美味しいおにぎり食べたいな。
0投稿日: 2020.03.26
powered by ブクログ読みやすかったが、ぼちぼちですね。 ドラマ的な安定のストーリーで。 特に新鮮さはかんじなかったですね。
0投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログ原田マハさんの優しい小説。 おにぎりが食べたくなる小説。 楽園のカンヴァスとも、 本日はお日柄もよくとも違うけど、素敵な作品。 具体的で、現実的な希望。小さな希望。 そんな積み重ねの人生を送りたいですね。 オススメです。
1投稿日: 2020.02.11
powered by ブクログ生きる力が信じられるお話。 人生前向かなきゃ!マハさん節全開です、人生諦めちゃいけない、再生と復活のお話、元気のでる本です。 引きこもりの「人生」が突きつけられた決断、最後の糸は母の残していった年賀状。 人生は、人との関わりを思い出してゆく。 つぼみとの出会いが、父の抱えてきた真実を人生に伝えます、そして人生のために残してくれたメッセージが、赦しと母への想いにつながります。 お米の力を信じて見たくなりました。 うまいご飯と酸っぱい梅干が食べたくなります(笑) #生きる僕ら #原田マハ #原田マハワールド #読書好きな人と繋がりたい #読書記録 #読書好き #読書倶楽部
5投稿日: 2020.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホントにお米って生きる糧だなぁと思った1冊。普段何気なくモリモリ食べてしまっているお米だけど、私達の口に入るまでどれほどの過程あるのか、少し分かって味わって食べようと思えた。 コンビニおにぎりも今はとても美味しくなってるけど、やっぱり炊きたてのおにぎりには勝てないよなぁ。美味しいおにぎりが食べたくなった。 お米のことばかり浮かんでしまったけど、青年の再生物語です。。特に最後のお母さんに自分の作ったお米でおにぎりを届けるシーンは泣きそうになった。お父さんのくだりもグッときた。
0投稿日: 2020.02.02
powered by ブクログ何の見返りも求めず、当たり前に優しくしてくれる人たちは、そばに居てくれるうちに、大切にしないといけないよね。 意味のないことはないし、現代で忘れかけていることを思い出させてくれた気がします。人とのつながりの力って凄いなあ。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログイイ話だなぁと思って泣いてしまった。 色んな勇気のない自分、誰かに何かに助けられてる自分に勇気と優しさをくれるお話しだなと思いました
0投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ原田マハの小説はあったかいなと改めて思わされた作品。人生の人生を描いた作品は、すごく温かくて周りの人がいるの心強さに感動した。 「生きるぼくら」っていう題名がすごくかっこいい!
0投稿日: 2020.01.23
powered by ブクログ一歩踏み出す勇気と行動で、人生は変わる可能性がある。 引きこもりの主人公、麻生人生さんの思い立った行動力により自らが閉ざしていた道を再び進みだす。 素直な気持ちと一生懸命な行動が自分と自分の周りの人を動かしていく、読み進めていくにつれ自分の心も澄んでいくような感覚になる作品。
18投稿日: 2020.01.18
powered by ブクログ原田マハさんの、本はこちらが初めてでした。 私の実家の事情と重なり。 色々といい意味で、参考になったりしました。
3投稿日: 2019.12.31
powered by ブクログ孤独を感じでいた孫2人とおばあちゃんが、 蓼科の田舎でふれあう物語。 お米が出来上がるまでの苦労や、感動もある一方で、 大切なものを教えてくれたおばあちゃんの、 急な認知症と介護問題が重なり現実感もあるお話でした。 まだまだ先のことだけど、田舎暮らしで近所の人と助け合いながら生きるのも良いなぁとしみじみおもいました。 そしておばあちゃんのつくったおにぎりが無性にたべたくなりました。 ☆心に残った言葉 「お米の一生はなんだか人の一生と似てるのよ」 「おにぎりがどうしていいかたちをしてるかってね、 人の手で結ばれた形をしているからなのよ」 「これを食べる人が健康でいっぱいご飯を食べられますように、っていうつくった人の祈りの形なんだよな」 「なあ、おれらってラッキーじゃね?なんもわかんないおれらをさ、こっち行ってみれば?って教えてくれるカッコいい大人に囲まれてさ」 「高齢者にふれあうようになってしぜんとありがとうという言葉がでてくるようになった。この人たちが今の社会を、日本をつくってくれたのだから」
6投稿日: 2019.12.21
powered by ブクログ若い人、特に十代のうちに読んでほしい作品。色んな事に気づくきっかけになる本。大人にならないと気づけない事に若いうちに気づける覚醒本。瑞々しい感性がある時に出会えたらよかったと思える作品。あーお米食べたい!
4投稿日: 2019.12.05
powered by ブクログ2019.11.24 ぱぴーとドライブ後 ぷじょーさん 引きこもりの人生 はじめは人生って名前だって気がつかなかった 温かく厳しく包容力マックス 志乃さん 座敷わらしツンデレ つぼみ あっっったかすぎるよ!大好き! マーサおばあちゃん かっこいい大人ばかり登場 一人一人のキャラが際立つマハ作品 米作りの大変さと 農家の人たちの想い 何回も何回も泣いてまった。 お米に対する気持ち かっこいい大人の姿 高校生、大学生 子どもに読ませたい一冊
5投稿日: 2019.11.24
powered by ブクログ設定や表現が、マンガ的というか、わざと軽いノリで書かれたのか、少し残念に思いながら読んだ。 けれど、最後に至る部分は、なかなか感動的で、読後感は良かった。蓼科での筆者自身の経験による部分も大きいのかな。
5投稿日: 2019.11.17
powered by ブクログなんか、ちょっと、認知症って言う症状を都合良く使われた感覚があって、認知症を抱えた人間にとっては居心地悪い、都合が良すぎる、感じ。 そんなある日突然、症状が現れるものではないはずだし、愛する家族が側で何をしようとも、そんなうまく期待した反応が返ってくるとも思えない。 …と、ストーリーのど真ん中じゃないところに引っかかってしまい、シラーッとした読後感。 漠然と「カフーを待ちわびて」が面白かった記憶があって、今話題の作家を読むことに期待し過ぎたところから始まってしまったのがいけなかったのかも。 「楽園のカンヴァス」でリベンジを図りたい!
2投稿日: 2019.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハ3作目。 いじめにあって、引きこもりの生活をおくっていた、 麻生人生が、母親の家でを経て、蓼科のマーサばあさんに会いに行くところから物語は始まります。 人生が、マーサおばあさん、つぼみ、志乃さん、田畑さんと出会い、そして米作りをしていき、成長していく姿がすごくよかったです。 久々にいい話に出会えた感じがします。
1投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログ引きこもりの青年が、シングルマザーの母が出ていったことをきっかけに、余命数ヶ月と書かれた祖母からの年賀状を見つけ認知症の祖母のもとで米作りを始めるというストーリー。家族という存在がどれだけ大切かを再認識させてくれる。祖母や志乃さんをはじめ、寄り添って助けてくれる人の温かさ、愛に何度も涙が流れた。
2投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログ人生!つぼみ!そして真朝さん いただきます。 妊娠糖尿病からスタートし最近 もう薬を飲まなきゃになった糖尿病なので 白米を控えなきゃですが!明日は ご飯を食べて私も子供達を連れて 母と食事しようと思います。 生きます家族と一緒に
1投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログこの本は絶対に読むべき。 人生の岐路に立ったとき、思い出したい。 すべての人には可能性があって、いつでも自分の居場所を見つけることが出来ることを。
2投稿日: 2019.09.17
powered by ブクログこの本を何億とある中から見つけ出せて私は幸せだ こんなに生きることが難しく 人間はなんとめんどくさいのだろうと けれどそれでも人を知り 世間と関わって 生きて 働いて 飯を食う それがどれ程尊いか 生き方なんていっぱいあるけれど 自分を晒け出せる人は強く根を張って生きれるのだと 教えてもらえる とても面白かった! 本としては今まで読んだ文庫の中でも長い方だし ダレるかな?と 思っていたのだが 文が読みやすく軽快で分かりやすい スイスイ読めた また、作者がこのキャラクター達を大切にしているのが伝わってきて、そこも好きポイント 買って良かったー
1投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログいじめ、引きこもり、認知症。 認知症ってこんな上手いこといかないって思う。フィクションだなって。 引きこもりとか対人恐怖症とか就職難民の人たちが米作りでこんなにも人が変わるなんて!信じ難いけど私も農業したーい。
4投稿日: 2019.09.03
powered by ブクログ結構難しいことを試みられていると思いました。 「田舎に行って農業と人の輪に癒される」という部分だけなら、そんな小説山ほどあると思うのですが、この小説では「庇護してくれるはずのおばあちゃん」を庇護する側にならなければならない、というツイストが利いている。それが凡百の甘々な「田舎暮らし」小説とこの小説を分けるものかなと。 もちろん「田舎暮らし」はこんなもんじゃない、みたいなリアルは様々たくさんあると思うんですが、主人公たちの家族関係が閉じた系から、「おばあちゃんを助ける」をステップボードにして開かれた系になっていくというのは、傷つきを乗り越え、成長する物語として正しいと思います。 その近所づきあい自体が、これまでのおばあちゃんが作って来た財産でもあるわけなので。 見事な物語だと思いました。後半はかなりうるっとしてしまった。
3投稿日: 2019.08.23
powered by ブクログいじめられて引きこもりになった24歳、「人生」が米作りを通して人と関わり、成長していく物語。 すごく読みやすく、 言葉にしづらいが、子供の頃の『生きている』感を体感させられる。 生きていること、家族、普段食べているお米の美味しさ、色々な事に感謝したくなってくる。そして、人との関わり全てに感謝したい。 人は一人では生きていけないのだから
4投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログ子供部屋おじさん(24歳)が子供部屋から出る話。 帰省する道中で読むといいよ おじいちゃんおばあちゃんたちが 今の日本の社会を作ってくれたと思ったら 認知症になっても介護認定受けても、 感謝とリスペクトは忘れたらだめね。
2投稿日: 2019.08.11
powered by ブクログ当たり前の毎日に感謝したり感動したり 当たり前の存在に感謝したり感動したり 弱き自分と向き合いながら ありのままの生活、ありのままの世界を改めて知る 母の偉大さ 原点へ帰る 母のオニギリが食べたくなる本
2投稿日: 2019.08.06
powered by ブクログ生きる活力を与えられた。お米のありがたさ、人の温かさ、両親の優しさを感じ、全てに感謝の気持ちを改めて持った。お米同様私も、強い生命力を持った生き物のうちの1人なんだと痛感した。 蓼科に行こうと決意し、家を出る行動に出た人生が羨ましく思えた。私も変わりたい!カッコいい大人になりたいな、そんな風に思える小説でした。
14投稿日: 2019.08.01
powered by ブクログいわた書店さんから届いた一万円選書の一冊。最初から最後まで何度も泣きました。なんでだろう。ひとにはちゃんと再生の力があると信じたくなります。
3投稿日: 2019.07.30
powered by ブクログ無性に母の作るおむすびが食べたくなった。その手が握るおにぎりは、暖かい笑顔の味、悲しかったり悔しかったりの涙の味、頑張らなきゃと鼓舞する味、時々でいろんな味がした事を鮮明に思い出す。 それが、知らぬ間にたくさんの愛情をもらっていた証なのかもしれない。
3投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作者の原田マハ氏が描く「生きる」ことに対するたくましさ、みたいなものを感じる作品だと思った。それでいて、とても優しい。 今の世の中は、いかに人との接触をせずに生きていくか、で生活が成り立っているように思えるけれど、人に頼ること(これはかなり難しい)、人を支えること、人に支えられることが、純粋に「生きる」っていうことなのだろう。 イジメもヒキコモリも、ここ数年よく耳にする言葉だが、そこからどう立ち直っていくかは人それぞれで、あまりクローズアップされることはないように思うのだけれど、やはり一番のキーパーソンは母親なのだと思った。「向き合う」「思いきる」「突き放す」は時に大事なのことなのだな、と。 人生とつぼみ、おばあちゃん、お母さんのその後は、いろいろありながらも賑やかに過ぎているような気がして、なんだか嬉しい。
8投稿日: 2019.07.08
powered by ブクログ一枚の年賀状を頼りに蓼科へ。温かな人達に支えられ、見守られ逞しくなってゆく人生。 早急に結果を求める今の社会の生きづらさを明らかにされたように思う。 志乃さんのような人でありたいと思ったが、とても難しいな。 蓼科で生きていく人生達を見守りたい。
2投稿日: 2019.06.30
powered by ブクログ▪️私の中でははじめの原田マハの男性主人公。 若い子、みんな不器用で、そんな中カッコいい大人に囲まれて、農業をすることで少し成長できるおはなし。 美味しい美味しい、誰かの握ったおにぎり食べたくなる。私は梅干し好きだし母がつけてたの1回くらいかな?覚えている。 家族と農業のおはなし
4投稿日: 2019.06.25
powered by ブクログ引きこもりだった主人公・人生が米作りと祖母、そして血の繋がっていないもう一人の孫のつぼみとの関わりの中で成長していく物語である。親が子を思う気持ち、祖母が孫を思う気持ち、子が親を思う気持ち、それぞれが美しい自然とともに描かれている。最後の章は、涙なしには読めない。
2投稿日: 2019.06.24
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原田マハさん2冊目。はじめの引きこもりの描写で主人公何やってんだと思ってからのその子のそうなった背景で共感してしまい人生と一緒に本が進むにつれて成長できた気がする。まわりがみんないい人。蓼科では悪い人がひとりも出てこなくて人の優しさに救われる。志乃さんみたいな人に出会えるかで人生左右すると言っていい。私もそんな人になりたい。人生目線で見てしまうのはまだまだ私の精神年齢が子供だからだろうな。 食への感謝を忘れないようにしなければと改めて思った。 東山魁夷の風景を生で見てみたいです。 解説が桂南光さんでした。
1投稿日: 2019.06.22
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読了して、まず、なんていい話だろう!と思いました。 引きこもりだった、24歳の青年、麻生人生が、おばあちゃんの住む田舎で10か月間暮らしたお話です。 この話は、ラストを読むと、感動のあまり、この話出来すぎ!と思ったくらいです。 最初の方の、人生が高校生のとき、ひどいいじめにあい、じゃりの入った梅干しのお弁当を食べさせられる場面では、あまりのひどいいじめに、私まで具合が悪くなりそうでした。 でも、おばあちゃんの余命が少ないという、年賀状を見て、蓼科のおばあちゃんのところへ行って、おばあちゃんや、志乃さんや、義理の孫のつぼみ、田端さん、田端さんの息子の純平に出会い、田端さんの施設で働いたり、米作りをして、人生が変化していく様子は本当に素晴らしかったです。 最後の年賀状の秘密が判明するサプライズで「あっ!」と思いました。 母との再会では「よかったね」と心の底から思いました。 人生は、自分たちの作ったお米で、おばあちゃんにむすんでもらった、梅干し入りのおにぎりを食べるという夢が叶いますが、私も梅干しのおにぎりが、むしょうに食べたくなりました。 つぼみとの将来も、楽しみな展開でした。 「生きるぼくら」と題した、皆で撮影した写メが、目にみえるようでした。
35投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ引きこもりだった青年が、祖母達との暮らしや米作りの中で成長していく話。 きっかけと意志があれば、人はいつでも変われるんだろうけど、一旦沈んでしまうとなかなか難しいのはちょっとわかる。
2投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログおいし〜〜いお米が食べたくなりました。 酸っぱい梅干しが入っていて、つやつやの新米で作ったおにぎり、、、絶対おいしいですよね?! …馬鹿みたいな感想でごめんなさい。笑 辛い事情から引きこもりになってしまった人生(主人公の名前)が、 マーサおばあちゃんのいる蓼科に移り住み、自分を変えようと一生懸命働きながら、丁寧に丁寧にお米作りをするお話です。 自然に触れながら、大好きな場所で、大切な人と一緒に過ごす人生は、どんどん素敵な青年に成長していきます。 お父さんとお母さん、そしてマーサおばあちゃんにも、 人生は本当に愛されているんだなあと思います。 自分にとっての大切な人に会いたくなるような、あたたかいお話でした。
11投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ引きこもりの青年が、米作りに出会い、人間的に成長していく小説。「勝ち組」に属する人間の想像力の欠如を指摘する場面では、著者の人間の観察力を感じ、示唆することが多い。実際の絵画の作品と絡ませる著者の得意技も楽しむことが出来る。
3投稿日: 2019.05.12
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物語を、数百頁を使って、文字どおり言葉を尽くして、どう嬉しいのか、どう悲しいのか、そういうものに迫っていく。小説の凄さ。 「生きるぼくら」 そういうコトですか。泣かせに来ましたね。完敗です。あの人のその後は?とか、自由に空想できる余韻も嬉しい。
2投稿日: 2019.04.27
powered by ブクログひきこもりの麻生人生は母子家庭で頼りきっていた母親が突然いなくなり、母の残した年賀状の中から懐かしい父方の祖母、マーサばあちゃんを見つけ、1枚の年賀状だけを頼りに蓼科へ行って、、、という導入。いじめの描写は胸が締め付けられて泣きながら読んだ。身に覚えがある勝ち組と負け組の同じ人間なのに何か一線があるようにも思えるような描写はあまりの上手さに唸ってしまった。この物語で一貫して描かれる家族、特に母の愛はあまりに身に染みるものがあって何回も泣いてしまった。蓼科の美しい自然、不便な土地で助け合って暮らす優しい田舎の人々、人をより孤独にする携帯の存在、そして何より米作りの描写、、全てが素晴らしい。読み終わって、「生きるぼくら」このタイトルが自分の心の底に優しくコロンと置かれたような気持ちになった。
3投稿日: 2019.04.18
powered by ブクログ少しキレイ過ぎるかなぁ...。いくら悪性の社会心理を取り除いたとしてもここまで劇的に認知症状が改善するとは思えないが...。ストーリーは王道で予定調和。安心して読める。
11投稿日: 2019.04.10
powered by ブクログ37 本日は晴天なりに続いて2作目。 「生きる、ぼくら」 っていうのがいいよね。 ひきこもりだった主人公が、 「生きてるー!」って感じるものがたり。 描写が綺麗でした。
1投稿日: 2019.04.08
powered by ブクログいじめがきっかけでひきこもりになってしまった24歳の人生。読み始めで、引きこもりの生活のひどさといじめの壮絶さの読むのがつらいなと思ったけれど、読み進めていくうちに惹きこまれる内容だった。 蓼科に住む大好きなマーサばあちゃんの所を訪ねるところから物語は動き出す。マーサさんや地域の人々の温かさが少しずつ人生を変えていく。もうひとりの孫つぼみとともにマーサさんの手がける特別な田んぼづくりを始めることになる。このコメ作りが大変なんだけれど、素晴らしくて、一粒のお米から育て収穫までの一連の流れを体感することで人生はどんどん変わっていく。 お米のこと、おばあちゃんの認知症のこと、父のこと、母のこと、そして自分自身。自然の一部で、「生きるぼくら」なのだ。とても感動的でした。お米を見る目が変わってきそう。 マーサばあちゃんが素敵なのはもちろんなんだけど、私は志乃さんがかっこいい大人だなと思った。困った時に相談すると的確で具体的なアドバイスをくれる。とにかく即行動。「ショックなのはわかる。でもうつむくのは今この瞬間で終わりにしなさい。まずとにかく顔を上げる」「小さくてもいいから現実的で具体的な希望をもつこと」。地に足がついていて、志乃さんはいつでも頼れる司令塔で応援団なのだ。都会的に働く人がかっこいい大人なわけではないとよくわかる。
3投稿日: 2019.03.22
powered by ブクログ・ 「佐藤よ、小説の感想が読みたいのだが?」 とお客様の声を頂戴したので(*'ェ`*) ・ 楽園のカンヴァス、暗幕のゲルニカ、と続いて「これですかーーーー!?」という設定。 ・ 米作り 農業における少子高齢化 オーガニック 母子家庭 いじめ 引きこもり ・ 何でも書けちゃうんですね、原田マハさん。 ・ 養老孟司先生が、霞ヶ関の鬱病官僚における 農村での農作業必須化を説いていたけれど、そんな内容(佐藤は養老先生ファン)。 ・ 全力で生きていても、うまくいかないことが普通で、でも打たれ立ち上がれないひとたちだっている。 ・ みんな、奈落の底から、清々しく立ち直ります。この表紙のイメージ通りの展開。 ・ もうひとつ、例えるなら藤井フミヤさんの好きな曲ランキング第1位「ALIVE」なかんじ。 ※ネタバレになってたら、ごめんなさい。 ・
3投稿日: 2019.03.18
powered by ブクログ原田マハさん・・・好きだわ~ 米作りうんぬんに余り興味は湧かなかったけど ひきこもり→田舎→お年寄り→人の温もり。 という、お決まりの感動設定だけど やっぱり感動したわ! 麻生人生君と、お母さんの最後は やっぱりやっぱり・・・うるっと来ました。 この手の本を読むと田舎っていいわ~ 自然ていいわ~ 食は大切よね!! 人と人の繋がりを大事にしよう。 頑張って生きるんだ!! ・・・て、思うんだけど 現実は、なかなかね( ̄▽ ̄;)
5投稿日: 2019.03.18
powered by ブクログ原田マハさんの小説ははじめて読みました。主人公の人生はいじめの影響があり、引きこもりに。いつまでも家から出てこない人生を見限った母は、人生をおいて家から出て行ってしまいます。 そんな人生が見つけたのは1枚の年賀状、、 こんな風に最初頼りなかった人生が成長して行く姿に、感動しました! 元気になれる小説です。
2投稿日: 2019.03.05
powered by ブクログ両親の離婚、いじめ、引きこもり、認知症、就活の失敗、、、今の世の中の様々な困難を取り上げているのに、重たくない。 正直言って、 いじめのシーンは目をそらしたい苦痛な場面で、いじめ側に天罰が下ればいい!と本気で思ってしまったし、 認知症の症状が悪化したり、日々の状況で家族が悲しい思いをするのは、読んでいて辛かった。 でも、この物語には、素敵な大人たちが沢山いて、素晴らしい自然の景色や空気や水があって、 そんな辛さがありながらも、希望があって優しさがあって、重たいままではない。 世の中には、人生の言う「勝ち組」の人間は一定数いるのが現実だし、「負け組」になって、そのままダメになっていく人もいるのも現実。でも、こうやって、何かをきっかけに人と出会い、心を奪われる何かに出会い、豊かな人生を取り戻せる人もいるんだ。小説じゃないか、と思うところもあるけど、、、やっぱり農業を生活にしていくのは、本当に大変なことだし。でも、人間の根本はやっぱり、自然の一部であり、自然と共に「生きる」ものなんだ、と。それは確かだと思う。 もうひとつ。おばあちゃんの認知症の症状が悪化してしまい落ち込む人生たちに、介護士の田端さんが言う言葉「具体的で現実的な希望をひとつでも持つことが大切。どんな小さなことでもいい」。この言葉は将来もし肉親が認知症になってしまった時にも思い出したいけど、日々を生きる上で、辛くて先が見えなくなった時にも心に留めておきたい言葉だと思った。
9投稿日: 2019.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
様々な人が繋がり暖かく関わり合っていく。 印象に残ったのは いつでも私に声をかけなさい。困ったことがあっても、なくても。だって私、マーサさんとあんたたちの応援団長なんだから。というマーサさんの優しさ みんなひっくるめて生きるぼくら。そんな気分になるんだ。 自然のまんま、そのまんま。 がんばらなくても、みんな一緒生きているのよ。私たち、繋がり合って生きているのよ、と。
2投稿日: 2019.02.15
powered by ブクログ何度か涙で文字が読めなくなった。何度も好きな表現やグッとくる言葉に線を引いた。最初結構苦しくて、けどその苦しさの先に感じること学ぶことがすごく多くあった。マハさんが心をたくさん動かしているから、その動きが登場人物の描写を通して、こちらの心を大きく大きく動かすんだろうな。都会の大学に通っている純平からは昔の自分を反省させられるところもあった。苦しくても柔らかくて優しくて暖かくてそのままでいま生きてるじゃない。幸せね。そう語りかけてくるようなマハさんの本が言葉がわたしはやっぱり大好き。私の言葉の軸。ありがとう。 素直に涙を流し笑顔をこぼす。素直な心で私はありたいな。ずっと。ずっと。頭でなく心をもっともっと。
3投稿日: 2019.02.08
powered by ブクログ祖母や義理の(?)妹、周りの人を通じて成長する主人公は素晴らしいと思いますが、少し設定が安直な気もします。人とのかかわり、他人を思いやることの重要さというメッセージは明確なんですけれどもね。
3投稿日: 2019.02.03
powered by ブクログ暗幕のゲルニカ、楽園のカンバスを読んてたのですが、全く違うテイストで驚きました。 また違う作品も読んでみたいですね。
4投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログ24歳の麻生人生はひきこもり中。 父と離婚後、母は一人で仕事を掛け持ちしながら、人生を支えていた。 ある日、突然、母が家を出た。 テーブルの上には父方の祖母からの年賀状が一枚。 そこには「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」と書かれていた。 人生は蓼科の祖母の元へ。 そこには人生の人生(ややこしい
5投稿日: 2019.01.15
powered by ブクログプライド捨てて自分と向き合う大切さ どん底から這い上がる強さ 弱い人が強くなってく過程 人って何か気づけたら自然と変われるのかも 強くなりたいなーって
2投稿日: 2019.01.07
