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楽園のカンヴァス(新潮文庫)
楽園のカンヴァス(新潮文庫)
原田マハ/新潮社
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総合評価

1731件)
4.4
895
553
155
21
6
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    著者、原田マハさん(1962~)の作品、ブクログ登録は2冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとはー。山本周五郎賞受賞作。 ---引用終了 本作は、山本周五郎賞の受賞作品になりますので、同賞受賞作を、少々見ておきます。 第22回(2009年)この胸に深々と突き刺さる矢を抜け白石一文 第23回(2010年)後悔と真実の色 貫井徳郎 第23回(2010年)光媒の花 道尾秀介 第24回(2011年)ふがいない僕は空を見た 窪美澄 第25回(2012年)楽園のカンヴァス 原田マハ 第26回(2013年)残穢 小野不由美

    56
    投稿日: 2025.05.13
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    美術、芸術に疎い私でもどハマりしました。史実に基づくアンリ・ルソーと彼の絵画の物語と、フィクションであるミステリーが上手く融合した作品です。 「永遠を生きる」「生きてる、って感じ」など絵画に生命を感じとれる描写があり、名作と言われる絵画の由縁がわかった気になりました。 すぐにでも美術館に行きたいです笑

    8
    投稿日: 2025.05.11
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    ニューヨーク近代美術館のアシスタントキュレーターであるティム・ブラウン宛にコンバート・バイラーからのアンリ・ルソーの隠れた名作の鑑定依頼が届く。 巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。 こんな仕事があるんだなあ、、、と新しい発見。

    2
    投稿日: 2025.05.10
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    初めてのマハさんのアート小説 あっという間に引き込まれました 面白かった! 小説の中の アンリ·ルソーの「夢」にまつわる 七章からなる物語にもグイグイ引き込まれ ルソーとピカソの時代に 連れて行ってもらったような感じになりました 。 内容もちよっとミステリーっぽくもあり ルソーの『夢を見た』が.? その下にはピカソの..? ワクワクしました 美術館の、キューレーターの仕事内容も とても興味深かった 絵画に疎い私ですが、読後 美術館に行きたい! 行けるものなら..ニューヨーク近代美術館に行き ルソーの「夢」が見たい!と思ってしまう マハさんのアート小説 ハマりました✨ 良い読書時問でした

    0
    投稿日: 2025.05.10
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    登場人物が魅力的だし、ストーリーや設定がすごく良くできた作品だと思います。 絵画など美術品に詳しくなくても、それでも面白かった。

    1
    投稿日: 2025.05.07
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    すごく面白い美術ミステリー。友達からも借りたし図書館からも届いてしまった。ワクワクしたー。美術のこともっと知りたい。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    山本周五郎賞受賞作品。アートとミステリを掛け合わせた作品。原田マハの小説は今までずっと気になりつつなぜか読んでいなかった。一番有名であろうこの作品を読んで、めちゃくちゃハマった!ほかのも全部読んでみたい。 作者は元キュレーター(学芸員)でもあり、アートへの造詣の深さもさることながら、説明もわかりやすい。さらにミステリとしてのエンタメという点でも文句なしの面白さで、「アートを楽しんでほしい」と「エンタメを楽しんでほしい」をきっちり両立させているところが本当にすごい。 ルソーの作品を知らなくても、キュビスムとかシュルレアリスムなど美術の授業でやったかもくらいの知識しかなくても、存分に楽しめるし理解できる。アートに少しでも興味のかる方には絶対にオススメしたい。

    9
    投稿日: 2025.04.29
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    とあることきっかけにアンリ・ルソーの作品の真贋判定による講評で対決する二人の物語。 美術史とかそういうのには弱いけど、吸い込まれるように読んで語り手がいるかのような感覚がする物語。 まさに惹き込まれて「夢」をみている感覚でした

    15
    投稿日: 2025.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルソーの「夢」によく似た「夢をみた」を巡り、物語を読んでその真贋判定をするMoMAキュレーターと若き女性研究者。しかしその下にはブルーピカソが隠されているかも…!?という美術好きならワクワクする展開で面白かった。ヤドヴィガもバイラーもその孫娘も架空の人物なのに実際にいるかのようで、史実と想像の混ぜ方が上手いなぁと思う。 母娘の物語で始まったのだから、そこの結末をもう少し見たかったかな。サナエちゃんはいつか父親のことを知るのだろうか。そしてティムとオリエの間には今後なにか生まれるのだろうか。 原田マハの小説を読むと、無性に絵画が見たくなる。MoMAにも大原美術館にもいつか行きたい。

    0
    投稿日: 2025.04.25
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    本作を読んでどうして人は絵画を描くのか、どうして人は絵画を見て感動するのか、少し分かった気分になった。 絵の向こう側にある画家の想いを想像すると、見方も変わりそうで、久しぶりに美術館に行ってみたくなった。 読みながら心揺さぶられ、感動し、読後はとっても晴れやか。

    0
    投稿日: 2025.04.22
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    ルソーの作品の真贋判定をする研究者2人と、ルソーの時代にルソーと彼を取り巻く人の話が、交互に語られる。結末が以外性があればもっと良かった。

    0
    投稿日: 2025.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    選書で選んでいただいた作品です。 いつもと違うジャンルの本を読みたいとお伝えしていたため、美術ミステリーはとても新鮮で楽しめました。 美術に関しては一切の知識がなく、読み始めは読み切れるか不安でした。それに加えて、もし自分が修学旅行で美術館に行くことになったらきっと落胆してしまうだろうとまで思っていました。 しかしこの本を読んで、作品にはどれだけ作者の想いや情熱が込められているのか、展示会の開催は数多の人の尽力によって行われているものなのか知ることができ感激し、これまでの自分の考えを反省しました。 「物語」を一緒に読み進めるにつれて、ルソーの人生を一緒に追っているような、「夢」に惹き込まれるような、そんな気持ちになりました。 自分もルソーの作品をこの目で見てみたいし、それほど情熱を注げる美術作品に出会ってみたいものです。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/4/15 読了 アンリ・ルソーの名作の真贋判定を軸に、二人の研究者の過去と現代と、ルソーの現代とで時空を超えて進んでいくお話しです。 よかった 真贋の判断材料が、出どころ不明の手記?を読むだけ、という難題。二人の研究者が持てる知識で推理していくけれど、その名作の下には、ピカソの絵が! お話しが進んでいくと、さまざまな輩が絡んできて、結局どうなるの!と、読み進めていくと、終盤は答え合わせのようにもやもやが晴れていきました。 楽しく読み進めることができました。 同じ作者著書の「たゆたえども沈まず」の重吉が架空の人物、と似たような感想になってしまうのですが、 「夢をみた」 は、実在しないのかー!

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    私は美術に詳しくないが、それでも最高に面白かった。 画家、アンリ・ルソー。 ルソーに魅せられた二人の主人公が、とあるきっかけで一つのルソー作品の真贋の講評について対決することになる、というストーリー。 作中の美術界の知識は勉強になったが、それよりも何よりも、とにかく展開が面白い。 ストーリーが転がり出してからは、もう読むのを止められない。 ストーリー終盤に出てくる重要な言葉、「情熱」。 自分も今後の人生、「情熱」をぶつけられるものをたくさん見つけたい。 美術館に行ってみたくなった。

    1
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この小説で私は絵画の面白さ、趣深さ、歴史的背景を知った。知りたくなった。これまで何気なく見てた美術館の展示会、下手くそな絵と感じたり、自分でも描けると思っていたのに。無知からなる思考回路で今となっては恥ずかしい。展示会が開催される偉大さ、日本が国境を超えて繋がっていける関係、絵画の素晴らしさ、コミュニティたくさんの欠けてはいけない要素が絡み合って実現するものだと知ることができた。この小説に出会うまでアンリルソーを知らなかった。今では絵を調べてその人の過去まで興味をもっている。好奇心を燻られるそんな作品だった。特にピカソの出会いとピカソの発言には自分の中で熱いものが込み上げてきた。「傑作というものは、全てが相当の醜さを持って生まれてくる」「俺たちの時代の芸術は、そんな生ぬるいもんじゃない。他人の絵なんざ、蹴散らすためにあるのさ。規制の価値観なんて、くそくらえだ 」「この絵の上に情熱の全てをぶちまけろ」ピカソがどういう思いで美術に対して向き合ってきたか、ルソーに対してどう思っていたかが言葉で伝わる。  自分はその言葉に救われた。逆張りをする自分は捻くれていると思っていたけど、ピカソもそうだった。そしてそれは自分がいる、他の人と同じなんて嫌だ、自分を持っていることの素晴らしさ格好良さ、堂々としている生き方に惚れた。

    4
    投稿日: 2025.04.08
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    絵画のこと全く分からなくても面白く読めたし、絵にはとんでもなく人を惹きつける何かがあるんだということを登場人物たちを通して知れたのが収穫になった。画家のことをよく知らなくたって、絵に一目惚れすることがあるんだという今まで共感できなかったけれど、原田マハさんのさすがの表現力で読者にも感情が伝わってきた。 ストーリーも面白く、普通であれば見れない世界を見せてもらえる感じも良くて、最終的には登場人物たちのアンリ・ルソーへの想いをちゃんと共有できるようになってたからかボロボロ泣いていた。 美しいし、情熱のこもったお話ですごく良かった。

    13
    投稿日: 2025.04.07
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    絵心もなければ美術史もまったく知らないのに、この一冊読んだだけで精通した気分になる。 MoMAが近くにあったら、読後翌日には「夢」を見に行ってたでしょう。 スピンオフで織絵の過去とか読んでみたい。

    10
    投稿日: 2025.04.06
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    思わずネットでアンリ・ルソーの「夢をみた」という作品を検索してしまった。読み終わった今も、もしかしたら実在するのではと思ってしまうほど、リアリティある小説だった。

    5
    投稿日: 2025.04.06
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    原田マハと言えばの楽園のカンヴァスを初めて読んだ。 織絵とティムの恋愛、ルソー、ピカソの出会い、ヤドウィガ、夢、、、、 原田マハさんの小説を読んでから、美術関連の知識や興味が広がった気がする。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    ずっと「夢」を見ていたような物語だった。 いろんな点と点が見事に繋がっていく構成に鳥肌。 すっかり本の世界にのめり込んでいました.. 絵画にはあまり詳しくないので、作中に出てくる名画を検索しながら、読み進める.. とっても勉強になったし、一度でいいから本物のアンリ•ルソーの絵画を見てみたいと思った。 原田マハさん、最高!

    2
    投稿日: 2025.04.03
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    知識不足であまりのめり込めなかった気がする。 終盤の盛り上がりと最後のページがとても綺麗で好みだっただけに少し悔しい。

    0
    投稿日: 2025.04.02
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    原田マハさんの小説は、初めて読みました。想像もつかない展開でスケールも壮大でとてもワクワクしながら読みました。美術作品が色々と出てくるので検索しながら読んだので時間がかかりました。他の小説も読んでみようと思います。

    1
    投稿日: 2025.03.31
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    芸術でも音楽でも恋愛でも、理性では説明がつかないほどに何かを好きだと思う感情って他にはない人間の魅力やなーー 現実世界夢見てられないよって思う気持ちも分かるけど、これからも大切にしていきたい部分ではある。 予備知識なさすぎなのは一旦置いといて。

    0
    投稿日: 2025.03.30
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    引き込まれて 遠いところに旅行に行ってるみたいな 夢見てるみたいな感覚になった 心が豊かになりました

    4
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アンリ・ルソーへの愛が溢れているが、敬愛するあまりに神聖化しすぎている印象を受けた。私が思うルソーの魅力は、決して上手ではないなりに自分を偉大な画家だと信じ抜き、強みを活かして何かに取り憑かれたように描き続けた結果、前衛画家にいつの間にかなっていた天然な近所のおじさんくらいのイメージだった。ジャングルに行ったと嘘をついたり軽犯罪を2回もやらかしたり人妻に手を出したりといった人間臭さが好きだった。本作には偉大な大画家としてのアンリ・ルソーの神格化が図られており、リアルな描写に引き込まれたものの、そのままでも十分魅力的な人であり魅力的な絵なのになぁと思ってしまった。 とは言え、ルソーは本当はずっとピュアでありジャングルも本当に行ったと思い込んでいたり詐欺罪は巻き込まれただけだったり人妻には紳士的であったりしたという解釈は興味深かった。主人公たちの魅力があまり感じられなかった為に大袈裟な描写に感じたのかもしれない。 ピカソがルソーを敬愛していたという史実からのトリックは息を呑むものがあったし、ルソーの絵に対して「生きている」という評については的を得ていると感じた。

    2
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公である織絵のイメージが前半と後半で全く変わってしまった。ある事実が明かされてから、彼女に対して嫌悪感に近いものを感じてしまった。逆にもう一人の主人公であるティムの評価が爆上がり。 女性ならば、織絵に共感できるのだろうか?

    2
    投稿日: 2025.03.27
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    何これー!面白すぎる!!新しいものに出会った感覚。 著者の作品では先に“本日は、お日柄もよく”を読んでいたけど、全く違う印象でびっくり。 自分は美術の知識皆無だが、すごーーーく美術館に行ってみたくなった。全く興味なかったのに、美術って面白そうと思わせてくれるのすごい。 図書館で借りて読んだものの、手元に置いておきたくなって急いで本屋に走っちゃうくらいに素敵な作品。

    15
    投稿日: 2025.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アートがテーマとなっているミステリーチックな作品。 個人的には、いわゆるミステリーではないかなと思います。一般的なミステリーのお約束として、謎(何か犯罪が起きてその犯人は誰か、など)があってそれがある程度証拠をもとに解明される流れだと思います。この作品での謎は色々あるものの、一番大きな謎は、夢を見たは真作か贋作か、ということだと思うのですが、これについては確たる証拠は出ませんでした。 ただ、ティムと織絵ともに、絵から感じ取れる情熱こそ本物だと結論づけていて、アートにかける情熱によって真作だと証明される点が、これまでのミステリーとは根本的に異なる点だと思いました。 つまり、この作品のテーマは、アートにかける情熱にあったのだと思います。ルソーもティムも織絵もバイアーも、アートにかける情熱という点で同志だったし、その熱量が伝わってくる小説でした。 全くの美術素人でしたが、読んでてアートにかけるアツさが胸を打つような作品だったと思います。

    1
    投稿日: 2025.03.25
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    ま〜た新しい世界を教えてもらっちゃった〜〜いつも美術館の楽しみ方が分からず名前当てゲームとか安直なことしてたけど違う!画家さんの人生を知ることで絵の背景を知れるし、様々な生き方をした画家さんが、その瞬間をどのように捉えたかって全然違くって、それは見る人の価値観によっても変化するし、絵を感じるって本当に奥が深いことなんだって知れた。しかもルソーさんの愛くるしさを知ってルソー展に行きたくなった!てか早く美術館行きたい!読んでて鳥肌たつし心がじわ〜っと温かくなる感覚もあるし五感で楽しめたほんと最高!

    3
    投稿日: 2025.03.24
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    途中、色々な人物が登場し、ラストどのように纏まるのか気になりながら読んでいたが、予想外な部分もありつつ面白く、感動的な結末だった。 適度に史実が織り交ぜれており、当時の画家などがどのように交流していたのかや、どのようなドラマがあったのか想像しながら読めるのが楽しい。 読むと美術館に行きたくなる。

    1
    投稿日: 2025.03.24
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    これを読んで沢山のものを得られました。 絵画の知識を初めて知って、興味を持った。初めて作品を検索した。絵画の世界に入ることの感動を知った。原田マハさん凄いと思った。

    1
    投稿日: 2025.03.23
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    輪郭がくっきりながらエキゾチックで幻想的なルソーの「夢」。絵と物語から生き生きと伝わるピカソやルソーを軸にした当時の画家の情熱にずんずん引き込まれる。 ふたりの主人公の周りに集まる背景多彩な登場人物たち。時代や国が複雑に交差し、読み進めながら幻惑されているような陶酔らしき感覚を味わいながら読了することができた。

    0
    投稿日: 2025.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    美術史には全くもって馴染みがない私でもそれなりに楽しめたミステリー。 アンリ・ルソーのが晩年に描いた「夢」という作品に酷似した「夢を見た」という作品に対して、ルソーの研究者であるティム・ブラウンと早川織絵が真贋を見極めると言ったストーリーで進む。 絵画には明るくないので出てくる作品をネットで検索しながら読み進めたが、確かに批評通りルソーの絵は独特。言葉を選ばす言えば正確性という意味では下手。でも、不気味さというか暗澹たる気持ちにさせる力は私でも感じたし、物語としてもこの絵の下にピカソが眠っているかもしれないというドキドキ感をとても楽しめた。

    2
    投稿日: 2025.03.20
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    まりなが貸してくれたやつ! 原田マハは何でこんな物語が描けるのか???という疑問さえ浮かんでくるアートミステリー。原田マハ作品は、いつも原田マハのアート知識が炸裂しすぎて、すごい情報量を1冊から受け取ることになる。 ルソーの大作「夢」を巡る争いに巻き込まれた2人のルソー研究者。「夢」にそっくりな作品「夢を見た」の真贋を判定する講評を7日後にすることになる。1日ずつ読んで欲しいと渡されたお話があって、、。 芸術史やらトリック?やらの難しいことはわからないけど、日本とアメリカ、ヨーロッパ、それぞれの土地に、芸術を愛して情熱を燃やしている人たちが存在すること。現代の人間を夢中にさせて研究を続けさせるほどの魅力を持つ作品を、人生をかけるほどの熱量を持ってこの世に生み出した人間がいたこと。人間を夢中にさせる「美」という芸術があること。 1冊の作品から、計算されたストーリーから、ありえない知識量と参考文献から、すごくたくさんの分厚い何かを得た気がする。 マハすごい。マハすごいけどなんとなく私にハマらないマハ、不思議マハ。でもまじでいい作品でした。

    2
    投稿日: 2025.03.17
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    ’25年3月17日、読了。原田マハさんの作品、何冊目かな…ひょっとして、初?覚えてませんが… …いやぁ、なんとも美しいお話でしたಥ⁠‿⁠ಥ ずっと、読みたいと思いながら、積読してました。反省&後悔!僕は今まで、これを読まずして生きてきたのか…なんて、思ってしまいました。 主人公達にとってのルソーは…僕には、シャガールでした。初めて観た「サーカス」は、一生忘れません。出会いの時を、当時の衝撃と感動を…懐かしく思い出しました。 ルソーとその物語に翻弄される、ティムと織絵の1週間…愛に溢れたその激動の日々を想うと、胸がいっぱいになります。 楽しくて、楽しくて…どうにかなりそうです!感謝!

    26
    投稿日: 2025.03.17
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    一般的なミステリーのように殺人事件などが起きるわけではないが、アンリ・ルソーの研究者が限られた時間の中で作品の真贋を推理していくという話。絵に対する知識がないので飽きないかなと不安になりながら読み進めていましたが、アンリ・ルソーが「夢」という作品を描いたストーリーが非常に面白く、勉強になりました。読後感としては「こんなトリックがあったのか... 面白かった!」というよりも、「画家にはこういう歴史があって絵を描いていたのか... 勉強になったし読んで良かった!」という感じでした。これまで絵について学ぼうと少し本を読んだことがありますが、自分には物語の中で絵について知る方が頭に残ることを知る良いきっかけになりました。原田マハさんはゴッホ、ピカソ、モネなどの著名な画家を絡めたアート小説を色々描いているので、絵について知るために他の作品もぜひ読んでみたい。

    18
    投稿日: 2025.03.17
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    1話目の印象をずっと頭にピン留めさせながら、読む手が止まらず最終章に向かって行きます。構成そのものが秀逸で非常に楽しめます。

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    どこまでが史実?どこからが創作?事前知識なしのためわからずどきどきしながら読み進めました。 「どこから」とかどうでも良くなりつつとにかく話の展開がスピーディーで面白かったです。 原田マハさんの作品を読むのは2作品目でしたが、話の展開が面白く今回も一気読みしてしまいました。 画家も、それを取り巻く人間も、作品も、オリジナルの登場人物も、全て魅力的でとても引き込まれる作品でした。 一つの作品を作り上げるまでのドラマを感じ、また次に美術館へ行くときは今までと違った視点で楽しむことができそうで、人生をより豊かにしてくれる要素もある一冊だなと思いました。

    0
    投稿日: 2025.03.15
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    こんなにも読み終わった時に清々しい気持ちになる作品だとは思いませんでした。 ミステリーとうたわれていて、確かにミステリーだけれど本質はそこではないように思います。 ルソー作品をめぐり、2人の真っ直ぐな思いと情熱が、目の前にある「絵画」とその絵画が描かれた背景を記す「物語」に注がれます。 2人は1日に一章ずつ物語を公開され、それを材料に絵の真贋を見極めます。 現在と、物語が交互に描写されていて、テンポが変わり面白かったです。 絵画は本物なのか、あるものが隠されているのか、物語の内容は真実なのか。 この作品の主軸となる謎解き。 ルソーに人生を捧げたといっても過言ではない2人の情熱、そして絵にどれほどの情熱を注いだのか計り知れないルソーの人生の描写。 私は美術作品には全く詳しくなく、美術館に足を運んだのも知識もないままにふらっと立ちよったことがある程度です。 今度は絵画について少しでも知識をもって美術館で絵を見てみたいと思いました。 この作品を読んで、絵画に興味を持てたこと、新しい知らなかった世界がまた1つ増えたことに感謝します。原田マハさんの作品とても好きです。

    1
    投稿日: 2025.03.14
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    名画、そしてそれを描いた偉人達への興味、親近感、そして情熱を感じることができる物語。 絵画を題材にした小説を初めて読んだがこれ程までにのめり込んで読むことになるとは思わなかった。 ルソーの直向きで真面目な性格、ピカソのただならぬ者感。そしてルソー作品を愛する者達、バイラーからティム、オリエに出題されるルソー作品、夢、の真贋を解き明かす過程、結末、全てが美しく綺麗だと感じた。 アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということはこの世界を愛する、ということ。

    1
    投稿日: 2025.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハ先生の代表作とのことで張り切って読了。 芸術史×現代の2つの時間軸で進んでいくいつものスタイルだが、芸術史の部分は今回は小説内に登場する人物が文献の一つとして読んでいくという形で進行。 この先どうなんの?というハラハラ感というよりもワクワク感があって、それでいて芸術史という独特の世界観の中に押し込まれるので、どちらかといえば落ち着いたワクワク感がいつもあります。 冒頭の入りから、主人公と娘の関係性について深掘りされていくのかと思いきや、過去に展開された某作品の真贋についてのドラマがメインテーマだった。なので娘がどう成長していくのかは描かれずむしろ気になる展開、それでも見えない作品のゴールがどんなものか楽しみながら読み終えた。 他の作品もまた読みます。

    2
    投稿日: 2025.03.10
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    美術に興味がなくてもピカソは誰もが知る画家です。そのピカソの推し画家がアンリ・ルソーで、「夢」は見た事があります。夢によく似た夢のあとという絵がルソーの作品か否かを巡り二人のルソー研究家のちょっと切ない物語が繰り広げられます。 一旦は離れてしまった二人でしたが「夢」が再会する機会を作ってくれる。絵の力凄いですね。

    0
    投稿日: 2025.03.10
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    とてもよかった!! この本を通して、アンリ・ルソーに出会い、彼の作品に興味を持つことができた。 テーマになったのはルソーの絵画「夢」と「夢をみた」。 作中に登場する古書を読むと、彼の生きた時代にタイムスリップして間近で彼の生き様を見ているようだった。 最後の一文、 “夢をみたんだ。ーーー君に会う夢を。” とても素敵だなと感じた。

    3
    投稿日: 2025.03.08
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    2025年3月3日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。「読了!この作品とってもおすすめです。美術史ミステリーですが、美術作品に詳しくない方も、楽しめると思います。原田マハさんの他の小説も気になります」

    2
    投稿日: 2025.03.03
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    久しぶりに良書に出会えました! ラブストーリー、ミステリー、教養、あらゆるジャンルが詰め込まれたとても内容のある小説でした。 そして、おしゃれ。 アートには明るくありませんが、アートの楽しみ方を教えてもらえました。 最後の終わり方も痺れます。

    16
    投稿日: 2025.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終章が凄く良かった。惹き込まれた。 文字だけなのに絵画の魅力が十分伝わって、読み終える頃には自分もルソーに魅了されていた。 美術館で、好みの作品に出会えた時の感覚に似たものを感じた。家に帰っても頭の中に残ってる感じ。 実家帰ったら大原美術館行くぞ

    2
    投稿日: 2025.03.03
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    出てくる絵画が全然分からないので、調べながら読みました。普段接することのない分野への関心が出てきて、新鮮でした。 物語の構成も新鮮で、ワクワクすることができました。

    0
    投稿日: 2025.03.02
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    とても面白かった! 元より美術が好きなので、作品の名前が出る度ワクワクしたし、美術館の名前が出る度行きたいという気持ちになった。物語の終盤ではミステリらしい展開もあり、気持ちのいい結末に物語としての良さを感じた。 美術に触れたくなるような、素敵な本に出会えて良かった

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    美術作品に明るくないので積読していましたが、いざ読み始めると止まりませんでした。 とにもかくにも絵画を鑑賞したくなり、美術館へ足を運びたくなります。 ルソーという画家に対してもティムや織絵のように読了後は魅了されてしまったように感じました。 前提知識ない人間にここまで関心を抱かせる手腕は言葉に出来ません。

    3
    投稿日: 2025.02.27
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    現実、実話とフィクションの繋ぎ方がロマンがあって好き。 織絵の凛とした中にも弱さや優しさ、愛があるバランス感に惹かれた。 ルソーを愛する人たちによって最後に全てが一つに繋がる瞬間に興奮した。 永遠を生きる。良い言葉だなと思った。 今年MoMAに行くのがとても楽しみ。

    0
    投稿日: 2025.02.27
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    ぐんぐんと惹き込まれ、圧巻だった。 ルソーとピカソの人生と、実在する美術館での会話、すべてが現実だと錯覚するほど、史実の作品への落とし込み方が美しかった。 警察モノや医療系のミステリーやドラマが数多くあるが、美術に関しては原田マハ一強。

    9
    投稿日: 2025.02.25
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    恥ずかしながら絵画をほぼ知らないので検索しながら読了。 絵を見ながらこういうことを考えるのか、想像するのか、観察するのか、と分かって、人のいない美術館にいきたくなった。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    現実世界の芸術と、空想のミステリーをうまく掛け合わせていて天才だなと思った 読み終わるのが惜しいくらい面白かった 作中出てくる絵画は気になって調べてしまうし、絵の描写が素敵すぎて読んだら絶対に美術館に行きたくなる。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    全くアートに興味がなかったが、ピカソの画風、ルソーの画風、どんなものなんだろう?見てみたい!と興味が湧いた。ティムと織絵の関係性も素敵。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    出会えてよかった作品。 最後は涙が止まらなかった。 芸術に興味を持たせてくれた。 この作品がきっかけで今度大原美術館に足を運ぶ。 絶対にまた読む。 大原美術館に足を運んだ。新しい世界を見せてくれてありがとう。

    3
    投稿日: 2025.02.19
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     もと2012年に単行本として刊。  これは予想をはるかに上回って素晴らしい小説だった。もともとニューヨーク美術館にも勤めたことのある原田マハさんの力量が遺憾なく発揮された傑作だ。  アンリ・ルソーの「夢」とよく似た未発見の絵が発見され、その真贋を見定めようとする物語。もちろんフィクションだが、かなり史実を踏まえている。  アンリ・ルソーの絵は確かにいかにも「ヘタクソ」なのだが、ちょっと象徴主義めいた雰囲気や、ペラペラのぎこちない人物等が展開されるその画像は、やはりシュルレアリスムの先駆者と感じられる。先駆者というものは、いつでも謎めいている。  私自身はそんなにルソーの絵に惹かれたことはなかったが、本作を読んで改めて興味が湧いてきた。  ずっと年下のピカソが、詩人アポリネールと共にルソー作品の真価を見出したというエピソードが本作の熱い核心に結び付いている。  読んでいくと、さすが原田マハさん、熱いものがこみ上げてきていたく感動させられる。  これはとても良質な作品だと思う。

    9
    投稿日: 2025.02.16
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    謎解き、ミステリー 読み進めて行くほど原田ハマさんの小説らしく 展開が早く、着地点はそう来たか!と感心させられる。 とても奥深く面白い小説。

    2
    投稿日: 2025.02.12
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    ピカソは誰もが知っている、あまりにも有名な画家だが、ピカソのキュビズムに影響を与えたとされる、ルソーの話。ルソーの名作「夢」に似ている「夢を見た」の絵と、7章の物語を通して、夢を見たは真作か贋作かを判断するのは早川織絵とティムブラウン。最後の展開は予想もしない方向に物語が進んで、本当に面白かった!作品となり永遠を生きる。という言葉と、この作品には情熱がある。という言葉がとても素敵だと思った。絵はすごい。絵はその時代の人々の思いや背景を伝え、画家自身の情熱を伝え、その作品を守る人々とととにずっと伝わっていく。この本を読んで、美術館に行ってみたいなと思えるようになった。

    2
    投稿日: 2025.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場する作品を調べながら読み進めたが、作者の想いやストーリーを知ったことで、絵をみる視点が変わってとても魅力的に見えた。あとルソーに限らず登場していたアーティスト達やあの時代について知ったり色々な作品も見たいという気持ちになった。 お話はとってもミステリアスでドキドキ。

    1
    投稿日: 2025.02.08
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    アンリ・ルソーは全然知らない画家さんでした。登場する絵を検索しながら読み進めてると、ジワジワ好きになってしまいました。ピカソも出てくるし。あっという間に読み終わり。原田マハさんの作品、大好き!

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    第124回アワヒニビブリオバトル テーマ「へび」で紹介された本です。ハイブリッド開催。 2025.2.4

    0
    投稿日: 2025.02.04
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    面白かったです! 絵画の知識は全くなく、出てくる作品名をネットで検索しながら読みました。 有名なピカソの絵でさえ、良さがわからない絵画音痴ですが、物語に出てくるピカソがいいやつで、また絵画にまつわる謎が繋がっていく様子がワクワクしました。 作者の思いを知りながら絵画を鑑賞するのは楽しいものなんだなぁと思いました。

    2
    投稿日: 2025.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルソーやピカソに関するストーリー、キューレーターなど美術館の内部の話は面白かった。しかし主人公二人に全然魅力が感じられないので、ティムが織江に惹かれる理由もわからず… 人物の描写が、美術に関する表現をするシーンと比べてものすごく軽い。ロマンスの雰囲気が出てきたときに嫌な予感がしたけれど最後の終わり方も残念。ルソーの絵画を見に行きたくなったので、その分の星です。

    0
    投稿日: 2025.02.02
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    初めての原田マハ作品。 どこまでが真実でどこからが創作か。謎が解き明かされていく過程にワクワクしながら読み進めた。 これまで絵画には全く興味を持たずに生きてきたが、物語に出てくる作品を検索しながら読み進めるうちに、絵画の世界に興味が湧いてきた。 美術館なんか行って、作品の背景や作者の思いを想像しながら鑑賞するのもきっと楽しいだろうな。

    2
    投稿日: 2025.02.02
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    今まで読まなかったことを後悔しました。 美術に関しては知識も興味も薄かった人生。 これを読んでいたら、今まで目に入った作品を、違った視点で観れていたのにな、と。 後悔しても仕方がないので、これから美術やアート作品を目にする時間を、楽しみにしていきます。 行きたい美術館が増えました。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    おもしろかった。もっと自分に美術の教養があれば…!と思わせてくれる作品でした。ルソーとピカソを中心とした話ですが作中出てくるピカソがまあイケメンだこと。そしてもう1つ大事な要素、作品「夢」にでてくるヤドヴィガという女性は一体何者なのか…読み始めたら止まらない作品でした原田マハさんありがとうございます!

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好き! エッセイでも書かれていたように、アートは友人である、アートに会いに行くというのがすごく伝わってきました。「どんな人ごみの中でも、自分の大好きな友だちをみつけることはできるだろう?」この言葉ずっと覚えていたいです。 終盤にモダンアートが「生きてる」と称されることが書かれていましたが、マハさんの文章からも絵が「生きてる」と感じます。絵のタイトルが書かれていなかったとしても描写からあの絵のことだとわかる表現力、流石すぎる。 真絵ちゃんがアートを好きになってくれたらうれしいな。 『暗幕のゲルニカ』を先に読んでいたので、ティムの以前の大活躍を知った上でもう一度読みたいです。

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「真作か贋作か」素朴派の巨匠アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した作品を前に岡山県大原美術館の監視員とMoMAのキュレーターが過去に繰り広げた鑑定合戦を軸に描いたアートミステリー。読了後とにかく「絵画が観たい」欲望が駆り立てられる傑作。 ミステリーだけど誰かが死んだり血が流れたりすることもなく元キュレーターの作者が描き出すアートに対するロマンが溢れだしてとにかく絵画が観たくなり読みながらスマホで物語に出てくる作品を全て検索しながら読み切ったんだけどそうすることで絵が「生きている」という意味がより深く伝わった。 最後の最後にほんのわずかだけ描かれる熱戦を繰り広げた二人の17年越しの再会には思わずため息がでるほど心を打たれ私の中ではコレもうミステリーじゃなくてラブストーリー認定です。こうなるともうね今すぐにでも行きたくなるわけですよ大原美術館に。単純だけれども。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前リボルバーを読んでほかの原田マハ作品をと手に取った本作。 主人公と思われる女性の現在が最初と最後しか出てこないのにはびっくりした。過去編を読み終える頃にはラストが分かっている状態。 夢を見ていたのストーリーはとても好み。ヤトヴィカの感情の変化が自然であり、夜会が言われるほど好意に満ちたものじゃないなどの読み取りも素敵。著者ならではの史実への肉付けがやはり好みではあったが、個人的にはリボルバーのほうが説得力ある構成だった。

    1
    投稿日: 2025.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にもあったように、殺人事件が起きるわけでも、激しい争奪戦が勃発するわけでもない(水面下では勃発していたんだろうが)のに、なんて面白いミステリーなんだろうと感動した。 今まで同様、読む手が止まらないストーリーだった。 先に暗幕のゲルニカを読んだが、先にこちらを読むべきだったなと思った。

    1
    投稿日: 2025.01.23
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    面白い。アンリ・ルソーという画家を知らずに読んだが読めば読むほどまんまとアンリ・ルソーの魅力、芸術の魅力に引き込まれていく。どの作品もバックグラウンドを知ることで鑑賞する意味を持てるんだな、読み終えたあとルソー展がいつあるのか思わず調べてしまった。 ルソーにまつわる7章の物語を読み進めると、ルソー、ヤドヴィガに感情移入すると共に、ティムと織絵の感情も自然とわかるようになる。没入感が凄まじく、読めない展開にワクワクする。 ティムとオリエのその後の物語も気になるが、日本で開催されるルソー展に展示される作品にも興味が湧く。

    3
    投稿日: 2025.01.23
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    再読。上品な言葉遣いと高貴な美術史に触れ合える世界とは裏腹に熱い情熱を感じられる。 アート好きな親友にプレゼントしたいと思います。

    6
    投稿日: 2025.01.18
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    原田マハさんならこの作品、と思い手に取った。 ひとつの絵画から壮大な物語が繰り広げられていてキューレターだからこそ描ける絵画の背景知識や細やかな描写で、とても読み応えがあった。 読んだ後は西洋美術をもっと知りたくなる、美術館に行きたくなる作品。

    1
    投稿日: 2025.01.18
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    絵画の知識が無かったがこの本で物語に出会ってから美術館に行きたくなった。 画家の生涯と主人公の生涯を重ねている点も良かった。

    1
    投稿日: 2025.01.17
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    アート小説の最高峰!!美術が主題になり、ミステリーの要素が絡み、男女のしがらみもあり、この作品を読まずして原田マハのことは語れない。原田作品の中でも特別な作品だ。ルソーが出てきて、ピカソが語りかけて、史実なのか、フィクションなのか、その境を超えて読み手を誘ってくれる。美術の楽園を歩いているみたいで、まさに『楽園のカンヴァス』だ。

    2
    投稿日: 2025.01.17
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    メチャクチャおもしろかったああああ 大好きです。これ。 なんだろ、 画家ルソーの作品にまつわる推理物語 ダ・ビンチ コードを読んだときの ワクワク感が蘇ってきた。 物語読み進めながら 話に出てくる絵画の作品を スマホでググって楽しむ ホントに知的好奇心を充たされつつ ストーリーの面白さも楽しめて 2倍の楽しさ。 史実通りかどうかは別として ピカソとルソーの人物像が とても印象深く描かれていて その人生物語に引き込まれました。

    1
    投稿日: 2025.01.17
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    本を通して、画家の知識も得れる作品。 地元倉敷の大原美術館が出てくるところも嬉しかったし、この本を読んだ上でもう一度訪れたいと思った。 ミステリー×芸術×恋愛という感じ。 全体的に綺麗な描写が多く、さすが原田マハさんでした

    1
    投稿日: 2025.01.15
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    アンリ・ルソーの絵画を中心に描かれた物語。 それだけ聞くと、とっつきにくい物語のように思えるが、まったくそんなことはなく、謎を追求したり、恋模様があったり、読みやすく面白い。 私は美術に関して全く知見は無いが、非常に深く興味を引く内容で、ルソーの作品を鑑賞したいと思えた。 美しい締めくくりで、読後感に満たされた。

    27
    投稿日: 2025.01.15
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    ひとつの絵に対して対話するように見たことがなかった。 過去と現代と交差して話が進む。 美術館に行きたくなる本。 バックボーンを知らなくても、楽しめるのかな。 色々と知識を得てから行っても楽しそうだけど、まずは何も知らない状態で絵と向き合うことをしてみたいと思った。

    0
    投稿日: 2025.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの描く画家達の情熱、瑞々しい絵画の魅力は毎回のめり込んでしまう。 お話の中でさらに「物語」を読み進めて謎を解く というのは初めてだったがとても面白かった。 織恵とティムの再会は爽やかな読後感。 倉敷大原美術館に行きたい!

    1
    投稿日: 2025.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵に対する思いや人に対する思いが情熱が伝わってくる素敵な作品だった どういう形であれあの2人にとってルソーの作品は心の支えとなっていてずっといっしょに永遠にともに生きているのだと思う 同時に2人同士もそのような存在になったのではないかと思った ふたりが再開できて本当に良かった 感動した

    0
    投稿日: 2025.01.08
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    美術史にからめたミステリー、原田マハ、面白すぎて一気読みしてしまった。 ルソーの絵が本の中では見れないからこそ想像力が膨らんで、ルソーにどんどん惹かれ、この物語に飲み込まれてしまった。 今すぐルソーの絵を生で見てみたい。

    1
    投稿日: 2025.01.07
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    今すぐ美術館に行きたい。 心ゆくまで絵を眺めて お気に入りな作品を見つけてみたい。 美術には詳しくないけれど 引き込まれて仕方がなかった。 ロマンティックでミステリアスで 美しくてワクワクさせられる。 最高の読書体験でした。

    3
    投稿日: 2025.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙であり、この物語最大のキーとなるアンリ・ルソー作「夢」への私の第一印象は「不気味」の一言でした。 印象派の鮮やかであり、淡くもある、この世の煌めきをキャンバスに収めたような絵が好きな私にとって、「何もない、誰もいない場所を指差す裸体の女性」「輝く太陽、雲ひとつない青空とは対象に薄暗いジャングル」そして、ジャングルの奥に潜む様々な動物と共に身を潜める「辛うじて人間と分かる真っ黒な人物」全てが不気味に感じました。 物語を読み進めると、ルソーの名作「夢」に酷似した絵「夢をみた」が存在すること、そしてその真贋を鑑定する中で明かされる様々な新事実、その中には「夢をみた」もしくは「夢」の下にはピカソの「青の時代」の大作が眠っているかもしれない、などルソーのもう一つの名作だけでなくピカソの名作まで見つかろうとしている怒涛の展開にページをめくる手が止まりませんでした。 新事実が明かされる度「喜怒哀楽のどの感情が次に自分を襲うのだろう」とワクワクソワソワしてしまう程です。 原田マハさんの想像力、そのクオリティには毎回驚かされます。マハさんが積まれてきた多くの経験が生かされているのでしょう。織絵が幼い頃MoMAに行く際の「友達に会いにいく」との発言はまさしくマハさん自身の経験がこの作品に現れている場面だと思います。 「夢」への第一印象は不気味だと先程述べましたが、全て読み終わった後に見ると、創作の部分も存在はするのでしょうが、ルソーがカンヴァスに込めた思いが物語と共に胸に溢れてとても愛おしく感じてきます。 ルソー展が日本で開催されたときには是非「夢」をこの目に焼き付け、ルソーの楽園を冒険してみたいです。

    1
    投稿日: 2025.01.06
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    美術に関しては、たまの旅行先で美術館覗く程度のレベルなのでどうかな、と思って手にした本でしたが、そんなレベルの私でも十分に楽しめる内容でした。美術ミステリーと聞くと肩に力入りそうですが、良い意味で期待を裏切られ、楽しく一気読み。登場する絵画もネットで見たりしながら読めば理解深まり一層楽しかったです。登場人物として好きなのは、若き日のピカソや、夢のモデルとなったヤドヴィガの主人であり、最初の?ルソー絵画の信奉者でもある近所の貧しい配達人夫のジョゼフ、最後までいい味です。

    12
    投稿日: 2025.01.06
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    絵画の知識などまるっきりない私でも読むことができるほど、話しの内容が分かりやすいながらも飽きさせないものだった、読後ほおっうと吐息をついてしまうほど、満足感のある本

    1
    投稿日: 2025.01.04
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    こういう類の本、今まで苦手意識があって避けてたけど、本当に面白かった。 やっぱり慣れてなくて、特に最初の方はじっくりゆっくり読んだ。途中からは徐々にストーリーに飲み込まれていって、一気に読み切ってしまった、今深夜2時半。興奮で変に目が覚めた。原田マハさん沼。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    初の原田マハ。非常に面白かった。美術に興味ある自分にはこの世界観はたまらない。ただ史実をなぞるだけでなく、フィクションにおいても当時のルソーを取り巻く世界や現在も含め関わる人々の情念の描き方はとてもロマンティックでありセンチメンタルであり。 色っぽい。 ぜひ他作も読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    11/27〜12/1 本当に面白かった! 前半はあまり進まなかったけど、中盤〜一気に引き込まれた。 どこまでが本当でどこまでが創作なのかは分からないけど、もっと美術に詳しくなりたいと思った。 アンリルソー、いつか作品を生で見てみたい。

    0
    投稿日: 2024.12.26
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    自分は美術に疎いから読めないと思っていた。しかし、この本はそんな人にも読めるよう丁寧に描写されている。さらに、もっと絵について知りたい、この画家について詳しくなりたい、と興味を引き立てられる面白さがある。今回はそれがルソーの「夢」という作品だった。 絵画に苦手意識がある人や美術館に行っても退屈してしまう人こそ読んでほしい。きっとルソーを好きになるから。ちなみに私はニューヨークのMoMAでこの作品の実物を観るのが生涯の目標になりました。 もし読んでいて難しいと感じたら、山田五郎さんのYouTube「ルソー大全」を観て理解を深めてから観るのをおすすめします。

    2
    投稿日: 2024.12.20
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    旅から帰ってきた気分。原田マハ先生は、画家たちの解釈が素敵すぎる。ピカソやアンリ・ルソーに会ったことがある気がしてくるほど、解像度が高い。ピカソらしい、アンリらしいと感じさせる言葉使い、容貌の描写、パリやアトリエの情景描写から、光や匂い、映像がありありと浮かんできた。 ティムとオリエもとても素敵。 解き明かす謎も最後まで読まなきゃ分からない。

    1
    投稿日: 2024.12.15
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     原田マハの作品を読みたくて手に取った1冊。 タイトルの伏線回収、物語を読み進めるにつれ明らかになる真実、そして物語の結末。 どれもが面白かったです。

    1
    投稿日: 2024.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダヴィンチコードを少し彷彿とさせます。著書も予定調和と言っている通りとても上手く綺麗に纏まっているお話ですがきれいすぎて私の好みではなかった。人には自信持ってお勧めできるようなさわやかさのある本だと思います。

    3
    投稿日: 2024.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魅力ポイント ①初めての美術ミステリー "夢を見た"の真贋判定を行う際、作品を色々調査するのでなく物語を読み進めて行くことだけが手がかりとなることに驚いた。その物語を読むことによりルソーとその周りの人、そして作品を描くまでの過程をしれた。キャピタルの謎、物語自体の作者など予想し得なかった展開が非常に面白かった。 ②美術への関心の拡大 美術館に行ってもなにも感じれない自分だが、読み進めて行くうち、絵画が好きな人はどうやって見て、なにを感じ取っているのかを少し知れる。 MoMAに行き"夢"を実際に見てみたいと強く思える、それがうれしい。絵が「生きてる」というものをぜひ感じ取ってみたい。

    1
    投稿日: 2024.12.08
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    暗幕のゲルニカを最初に読んで、こちらも借りて読了。順番的には逆らしいけど、そんなの関係ないくらいやっぱり面白かった。美術に興味も知識もなくてもすぐに入り込めるし、なんなら美術に興味が湧いてしまう。美術館行きたいな。原田マハさんの経歴が凄すぎた。だからこんなに詳しいのね。

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    私は学生時代、絵画を習っていました。 木炭デッサンや油絵や水彩、その時の筆を扱う情熱を読みながら思い出してしまい、今や興味がモダンアートです。 著者のアート作品の中で初めて読む一冊となった、アンリ・ルソーの物語。 彼のこと以前に西洋絵画の歴史についてはあまり知識が無いながらでも楽しめる作品でした。 史実に基づくフィクションだということを念頭に置いていても、どうにも歴史の真実を目撃してしまったと錯覚してしまう凄み。 ただのミステリーではない、ヒューマンドラマを交えた感情揺さぶる物語でした。 マハちゃんのアートに対する情熱がないとここまで大きな物語を作り出せない。 沼りました。 続けてアート作品を追っていきます。

    60
    投稿日: 2024.12.04
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    2022/3/12読了 ビブリアから移行 「夢をみた」のように、絵一つに物語があると思うと、ますます美術に興味が湧きました。 はやく美術館いきたい。 私も誰かの永遠を生きたいなあ。

    0
    投稿日: 2024.12.04
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    私にはとても難しかったが、夢中になって読み切る事ができた。これもマハさんの作家としての力量だろう。 ルソーとピカソとの絡みとか、いろいろ。 どなたかの感想にあったが大原美術館にも是非行ってみたくなった。 この本とは関係ないがマハさんの小説の中で好きだった風のマジムが、来年夏、伊藤沙莉主演で公開される。 今からとても楽しみ!

    26
    投稿日: 2024.12.02
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    MoMAに行きたくなった。PASSION 子どもと一緒に行くと思ってたけど、結局連れていかないんかい

    1
    投稿日: 2024.11.30
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    17年前のバーゼルでの出来事とルソーにまつわる謎の物語、二段階に渡って過去に潜り込める構成に今までにない没入感を味わえた。アートの奥深さやルソーを愛する者の情熱に心惹かれるのは勿論、ミステリー仕立てになっていることにも更に興味をそそられる。フィクションが混在しているとはいえ、全て史実なのではないかと夢想できる不思議で素敵な、まさに旅とも言える読書時間だった。

    1
    投稿日: 2024.11.30