
総合評価
(1731件)| 895 | ||
| 553 | ||
| 155 | ||
| 21 | ||
| 6 |
すてきなおはなし
アンリ ルソーを 税関吏ルソーと 呼ぶのはやめます。 亡くなる傍らに、 親愛なる人たちが いてくれていたと願いたいです。
0投稿日: 2018.05.16
powered by ブクログ東京都美術館の「プーシキン美術館展」に行き、アンリ・ルソーの「馬を襲うジャガー」を鑑賞しました。亡くなった1910年作で、構図的には本作にも登場する「飢えたライオン」に似ているでしょうか。勿論「飢えたライオン」も「夢」も直に見たことはないので何とも言えませんが、強烈な緑という点では同じく1910年作の「夢」に近いと思われます。「夢」の2×3mと比較すると、およそ1×1mは小品といえるかもしれません、がそのインパクトは強烈で本当に自分がジャングルに引き込まれそうになりました。近くで実際に鑑賞して、何回も何回も、ある部分は上下にある部分は左右に、筆で緑を塗りたくっているのが見ることができ、これだけでも本物を鑑賞するのはいいなあと実感しました。 前置きが長くてすいません。 それを受けて本作をどうしても再読したくなったのです。実際にルソーの作品を、特に本作の主役である「夢」と同じ強烈な緑を感じられる作品を鑑賞したことで、初読の時に受けた印象よりもより一層、この作品のもつ深みに触れたような気がしました。人物画を見るとよく私も想像するのです、描かれた人がどのような人で何故このモデルになったのか、と。「夢」に描かれたヤドヴィガにこのような人生があったとしたら。史実と物語を本当にうまく織り込ませて珠玉の作品になっています。まさにマハさんの真骨頂であり代表作だと思います。是非本作もプーシキン美術館展もご鑑賞ください。
3投稿日: 2018.05.12
powered by ブクログちょっと読むのに時間かかってしまったけど、終盤の盛り上がりが良かった。 『暗黙のゲルニカ』同様、美術の知識に乏しい自分にとっては未知の世界で、とても勉強になった。 今度、美術館行ってみようかな?
1投稿日: 2018.05.08
powered by ブクログアンリ・ルソーを愛する人たちの物語。 一気にアートの世界に引き込まれた。 存命中は不遇な時代を過ごしていた画家が多いと聞くけれど、ルソーもそうだったんだ。 ルソーの生き様と共に、ルソーを愛する現代の人の人生も重なって、誰かを愛すること、誰かから愛されること、ひしひしと感じました。 大原美術館にもまた訪れたいな。
1投稿日: 2018.05.06
powered by ブクログどこまでがリアルでどこからがフィクションなのかわからないくらいとても自然な物語だった。印象だったのは美術館の見方。数多くの作品の中から自分の友達を探すように作品を見る、多くの人の中から自分の友達をすぐに見つけられるでしょ?というのがすごく残っている。これからの芸術との向き合い方が変わりそうだし、何より、美術館へ行って自分のきらりとひかる友達を見つけたいとも思った。大人の恋愛というか、スマートな描写がとても美しい作品でした。美術館巡りをしたい。ルソー、ピカソに会いたい。
2投稿日: 2018.05.06
powered by ブクログ原田マハ女史2冊目! ほとんど読んだことのないジャンル、という感じで面白い。 分からない言葉を調べながら、結末はなるべくしての感。 刺激になるストーリー展開でした。
0投稿日: 2018.05.01
powered by ブクログ冒頭のエピソードからグッと引き込まれた。美術業界の仕組みなども含めて知的好奇心を刺激される作品。 未公開のルソー作品に隠された謎を追う、というストーリーの面白さはもちろん、ヤドヴィガへの一途な想いとティムの織絵に対する想いとが交錯することで生み出される、美しく切ない大きな空気感とともにその謎を追うことができるのも本作品の魅力。謎の結末もこのストーリーにふさわしい。 素敵な一冊でした!
4投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさんから溢れ出る“好き”、 ティム、オリエ、ピカソ等から溢れ出る“好き” 絵は知らない。 感じとることもできないかもしれない。 でも、本を読んだからアンリ・ルソーを知った。 ルソーの絵を見たいと思った。 ルソーの絵を見て、生きている永遠を感じたい。 とても良かった。
1投稿日: 2018.04.25
powered by ブクログ読み終わった後の満足感をしっかり味わえる本。読み進めるほど終わってほしくない気持ちがどんどん強くなった。 美術の知識がない人にもしっかりオススメできます!
2投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログ美術系は全く知らなかったくちだが、引き込まれてスラスラ読めた。 実際にルソーの作品を美術館で見てみたいと思った
1投稿日: 2018.04.07
powered by ブクログかなり期待して手に取った一冊。読み始めからオリエと言うキャラに惹かれ面白くなるぞと手応えを感じる。 しかし話が進むにつれて芸術に興味のない私には期待度からすると残念な本に変わって行く。
1投稿日: 2018.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった! 通勤二時間、ページをめくる手が止まらなくて、 「えっもう電車着いたの?歩いてる場合じゃないんですけど」と思うほど引き込まれた本作品。 ニューヨーク、MoMAのチーフキュレーターのアシスタントであるティム・ブラウンと研究者の早川織絵は、伝説のコレクター『バイラー』に呼ばれスイスへと足を運ぶ。二人が見せられたのはMoMA所有のルソーの絵画『夢』とそっくりな『夢のあと』という作品。絵画が真作か贋作か、一日に一章ずつ本を読んで七日後に講評を戦わせてほしい、という勝負に乗る。 戦いのさなか、オークションハウスのディレクターや、インターポールのジュリエットがティムに接触を試みてくる。曰く、あのルソーの下にはブルー・ピカソがある。様々な思惑が飛び交うなか、ティムは織絵に惹かれていく―――。 心躍る展開、絵画というテーマへの知見、ルソーへの愛、ミステリー、そして少しのロマンス。 この作品は、これで完璧です。 佐伯かよの氏『あき姫』のような、はたまた松岡圭祐氏『万能鑑定士Q』のような・・。 (この発言自体が、ネタバレですね。笑) 読みやすい語り口で、普段本に親しんでいない人でも映画のように読める作品では。 私ならこれ、すぐに映画にしたいですけどね。 勝手に教養高くとっつきづらい作品かと思っていましたが、原田マハ氏の作品、ほかにもぜひ読んでみたいです。
2投稿日: 2018.04.03
powered by ブクログ予断なく手に取って一気に読めた作品。 キュレーターについて理解が深まった。 清々しい読了感はこの上ない。
1投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログ【再読】以前もこの物語を読みながら、何度もルソーの画集を見に図書館へ行った。今回は出張のお供に、じっくり楽しみました。この清々しい読了感は、やっぱり原田作品の中でもピカイチです。 2018/3/20
4投稿日: 2018.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学芸員って探偵だなあ、と思いながら読んだ。 初めての原田マハ作品。名前は聞いたことあるけれど…とおもいつつ。 作者の来歴も解説をだれが書いているかも気にしないまま読み進める。 自分が博物館に関わる仕事をしているので、すごく良く知られているな、小説家って大変だなと思いながら読み、高階さんのお名前を見て心臓がきゅっとなる。森美術館の準備室…MoMAでお仕事していたとか……大変失礼しました、と思いながら読み終えました。 絵画が出てくる小説あるある、だと思うのだけれども、文字でそのイメージを表現する力を読み手である私たちは試している。原田さんの表現は、私にピッタリだった。読みながら言葉にならない言葉に頭とか喉の中をぐるぐる回って、おぼろげにその絵画が現れてくる。 グーグルで作家名と作品名で検索かければぱっと出てくるものなのだけど、それよりも目の前の文字を読みたくなる共感したくなる魅力。好き。 学芸員が探偵だと感じるのは、たぶんどの分野の学芸員も同じだと思う。 高階さんが言っていたように、ミステリーと似ていると思う。この仕事。 新しい資料が出てきたからといって「やったー」と喜んでいるわけにもいかず「本当に?」「なんで?」を繰り返しながら何年も何年も資料と資料を見比べて、論文も見比べて(この論文も「本当に?」「なんで?」を繰り返しながら読む)、隠されたものを探す。 「なんで生前に本人が記録とってくれなかったの」「この作家に生まれたときから優秀な秘書をつけておいてほしかった」「せめて日記残しとけよ」とか泣きながら。 でもそれが好きな人がなってしまうんだろうな。 「夜会」のあたりでバイラ―さんがジョゼフなのでは…と思うようになり、ティムや織絵と一緒になぞ解きをしている感覚に。最後に一部を除いてきちんと答えがわかり、ミステリー小説としても十分に楽しめました。 もともと登場人物に感情移入しやすい上に、今回は同業者(といっても肩を並べるには恐れ多い肩書を二人とも持っているけれど)ということでさらに親近感があり、ビジネスとしての面やキュレーターとしての心情に一緒になって一喜一憂しながら読んだ。 『夢をみた』も、ルソーがだんだんピカソに乗っ取られていく不安やその感覚、ぞくぞくした。 でも、私だったら『夢』をX線で調べるな…。たぶんビジネスとか政治的にとんでもない目に合うんだろうけれど、やっぱりなぞ解きをしたいし、そこにまた旅があるかもしれないから。(でも謎を謎のままで残すのもいいよな) 「永遠になる」 この言葉を読んで、思わず部屋に飾ったモネの「スミレの花束をつけたベルト・モリゾ」を見てしまった。もちろんポストカードだけど。 ティムや織絵がヤドヴィカとルソーに語り掛けたように、学生だった自分もモリゾやマネと話をしていた気がして。
5投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説は文字の連続であり、絵は見え無い。見え無い絵をどのように表現するかは著者の腕次第だが、私は原田マハの表現は好きだ。また、登場人物、場所の設定も主人公とともに旅をしているようで楽しい。
1投稿日: 2018.03.24
powered by ブクログトムとティム。 そして若い日本人の女。 ひきこまれてしまったし、 美術界にありそうなドロドロも 画家の苦労も おもしろくて、もうこの絵は2枚あるとしか思えない。
1投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログ期待しすぎて失望したクチです。なんだかダヴィンチコードみたいに安易な陰謀めいたエピソードが多くてげんなりしたような気がします。(2014年8月10日読了)
3投稿日: 2018.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンリ・ルソーの魅力にぐんぐん引き込まれる。 ティムとオリエのなんとも言えない恋模様にもグッと来た。1人の画家、1枚の絵画、1つの物語を通じて心を通わすって、なんてロマンチックなんだろう。 オリエ、ヤドヴィカの妊娠もどことなく重なるところがあって、愛とは、人生とは何かというものを考えさせられる。 読み終わっても、物語の余韻からなかなか抜け出せない。
2投稿日: 2018.03.07
powered by ブクログ原田マハさんの小説を読んでると、絵のことが知りたくなる。名前だけしか知らなかったルソー。興味が湧いた。 あと、海外の美術館巡りがしたい。
2投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログ画家ルソーとピカソ、そして名画を追う人々。全く興味の持てないと思った分野だけれど、後半は結構面白く読めた。しかし、興味が沸いたか、というわれると、ぬるま湯程度。
0投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログ衝撃と感動が渦巻いていて苦しいぐらい、面白すぎた。アンリ・ルソーについてはあまり知識がなかったけれど知らなくても楽しめる。絵画の描写が幾度となく出てくるが、ただ絵画に描かれていることを文字にして描写するのでなく、そこから受け取ることの出来る印象やイメージまでもが書かれているので、それらの絵画を知らなくても十分に読み進められる(私はスマホ片手に出てくる絵画を調べたが)。研究者同士の知識による戦いと美術というものにまとわりつく暗い金と欲望、ルソーと「夢」と「夢をみた」を巡る謎、そしてほんの少しの恋心。全てが絶妙なバランスで作品を成り立たせている。オリエやティムのルソーに対する愛情、美術を愛する人間の美術に対する愛情が痛いほどわかって、どうにも苦しく思われた。
2投稿日: 2018.02.24
powered by ブクログ面白かった!!ものすごく。 読んでる時はわくわくドキドキ、ジェットコースターのようで、読み終えた後は効能が続く穏やかなお薬みたいな本。 美術館や絵画が大好きなのもあり、手に取った一冊。 面白いー!!どういうこと?と一気読み、2日で読み終えました。 現在と過去、オリエとティム・ブラウン、ルソーとピカソのストーリーが巧みに編み込まれ、解かれていくのがお見事。 とても深いところで繋がることができたような、大きな愛で心満たされるような、幸せな読後感でした。 心に残る一瞬一瞬が、作品の随所に散りばめられている印象。絵画のように。 うう、ほんとすごい。
3投稿日: 2018.02.21
powered by ブクログひさしぶにルソーの深い森をさまよった。心地よい。絵画の知識も絵心もないが心地よい。相変わらず深くて美しい一冊だな。そういえば、初読の頃から緑色の服を好んで買うようになった気がする。これもルソーの影響か?『暗幕のゲルニカ』再読したら今度は服がサイケになるのかしら…
1投稿日: 2018.02.17
powered by ブクログ美術作品をめぐるミステリー。これまでなじみのなかった画家のルソーの生き方や情熱を知ると、作品を見る目も変わってくる。東京にある作品を見てみたいと思った。大胆な着想のストーリーにはワクワクさせられた。
1投稿日: 2018.02.03
powered by ブクログ第25回山本周五郎賞受賞の作品、初めての「原田マハ」との出会いでした。 絵に苦手意識もあり絵画の知識はほとんどありませんが、最初から小説にぐっと引き込まれ一気に読みました。 一つひとつの作品に歴史や背景があり、作者の生き様が込められているのだろうなと思うと、美術館に行ってみようかなと思いました。美術監視員の仕事、好きな人にとっては憧れというか画家に一番近い距離にいるという話しは、納得と他分野にもつながるなと思いました。 次の「原田マハ」の作品は何にしようか、今考え中です。まだの方は、ぜひどうぞ!
1投稿日: 2018.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティムは、スイスの大邸宅で巨匠アンリ・ルソーの大作「夢」とそっくりな絵を目にした。ティムは絵の真贋をめぐって、日本人研究者の早川織絵と火花を散らす。 一気に読み終えた。
1投稿日: 2018.01.28
powered by ブクログミステリー読むことが多いから不必要に人を殺さないストーリーでこんなにスカッとするから清々しい! どこまでが史実で創作なのかはしっかり調べないと分からなさそう。鍵となる1冊の本みたいなのがルソーに限らず現実にもあるならこんなにロマンを感じれることはない
1投稿日: 2018.01.20
powered by ブクログ原田さんの作品は何作が読んでいますが、 美術ミステー作品は初めて手に取りました。 美術全般に関して知識が詳しくないので、 あまり意味の分からない所がありましたが、 ストーリーの展開がワクワクしていたので 割とさくさくと読めた気がします。 絵画の作品が紹介されている部分では どんな作品なのかとネット検索しながら読んでみたので、少しは作品の雰囲気も味わえたかと思います。 美術作品とミステリーというのは一見すると あまり関係のないように思いますが、 よく考えてみると一枚の絵を巡って色々な見解があり、 その裏で当時の時代背景、思想など様々なものが入り、 謎が謎を呼び一番ミステリー性があるものだと思ってしまいました。 本当の事を知っているのは、絵を描いた本人。 一つの物に隠された真実を見破るのは、 今も昔も難しいものだとつくづく思い、 またそのミステリーが明かされないのが美術の魅力だと思えて、 美術品というのは奥が深いなと思いました。 美術ミステリーと同時に展開されれていたことが ラストになって意外な展開になりこちらはミステリーではなく、 さらりとして明るい未来を暗示させていて吃驚です。 ルソーにこんなにも魅了される人達がいると思うと、 実際に美術館に行ってみてルソーの作品を 見てみたいと思いました。 そしてこれをきっかけに美術にも少し関心を寄せてみたいと思います。 美術の知識や関心が無くても楽しく読める作品でした。 原田さんの作品は心温まるものが多いですが、 このような奥深いもの良いです。
2投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
期待にたがわず面白かった。 名画をめぐるミステリと言っても、特に美術に詳しくなくても理解できるように書いてある。しかも文章が読みやすい。 期限が切られているということと、語り手が他人に成りすましていることがばれるかもしれない不安と、誰が敵で味方なのかがわからないことと…ミステリの背景がいくつも重なり、そして搗きつけられる謎。 この絵は本物なのか、偽物なのか。 毎日1章ずつ、読むことを許される古書を判断材料にしつつ、自分の知識や感性を総動員して一枚の絵に向き合う。 大富豪であるバイラーの正体は途中でわかったので、必然的に絵の真贋もわかってしまった。 それでも、ページを繰る手は止まらない。 古書に書かれているルソーのあまりにも不器用な生き様が、ピカソの献身的な友情が、自分自身のすべてを賭けて描き出される絵が、短い文章の中から飛び出して、私をぐるぐる巻きにするのだ。 言葉にできない感情。 言葉には作り出せない形。 言葉では言い表せない色、温度、湿度。 ルソーの絵に溺れるような読書でした。 でも、終わり方が綺麗すぎだね。いろいろと。 結局その古書は、何のために書かれたのかもよくわからなかったし。 まさか後世の人を混乱させるためではあるまい? で、結局絵の所有権はああなるのなら、最初から探偵を雇えばよかったんじゃないの?って思ったし。 バイラーは何がしたかったの? ネタバレになるからちょっと行間開けますね。 いいかな? 最終的に正解を答えたのはティムかもしれないけれど、わざと織絵に勝たせようと出まかせを言ったかと思うと、ジュリエット・ルルーを呼び出して見たりして、立ち位置がブレブレのティムよりも、私だったら素直に感動を表明した織絵に軍配を上げる。 そして裏工作がことごとくティム相手だったというのは、どういうことなんだろう? ティムの方が与しやすいと思ったのか、織絵は最初から当て馬だったのか。 そもそも織絵の描写が全然足りていない。 最後の大団円のところでいきなり誰かが横からかっさらっていけば面白かったのにな。 オシャレなどんでん返しかなんかがあって。 ちょっと欠点をあげつらってしまったけれど、それでも私は十分に楽しんで読んだということ。 美術館に行きたくなってしまった。
2投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大好きな原田マハさんの作品ですが、 テーマがルソーやピカソなど西洋絵画や美術(←私の知識はこの程度。苦笑)のため、読むのを躊躇っていましたが。 やはり原田マハさん…! 読みやすくて、すぐに物語の世界に入っていくことができました。 ルソーを愛する二名が、ルソーの「夢」に酷似した作品の真贋をかけます。 絵画をめぐってたくさんの思惑が絡み、本当にドキドキしましたし絶体絶命な場面も。 いくつかの絵画が登場しますが、途中からはどんな絵なのか気になって、ケータイで確認しながら読み進めました。 画家、芸術家と呼ばれる人たちが、当時どんな評価で、どんな暮らしをしていたのか。 そこを知るだけで、縁遠かったものが、ぐっと身近に感じることができました。 ピカソもルソーも愛するべき人であり、 作品は「友だち」、 美術館は「友だちのお家」。 私も久しぶりに美術館に行きたくなりました!
3投稿日: 2018.01.18
powered by ブクログ随分前に読みました。 名作だと思っています。 (友達に貸したきり返って来ない…家に永久保存しておきたくてハードカバーを探しています。) 美術の世界、ルソーやピカソを知ることができるし、最後まで惹きつけられるミステリーと、キュンとするロマンスの塩梅が素晴らしかったです。 特に女性の方に自信を持っておススメしたい一冊です。
12投稿日: 2018.01.17
powered by ブクログ原田マハさんの専門知識の深さに驚いた。 あと、書き分ける力。 美術に全く詳しくない私でも楽しむことが出来ました。 オススメです。
1投稿日: 2018.01.12
powered by ブクログ2018.1.6 マハさんワールドにどっぷり。ハヤカワオリエ、ティム・ブラウン。偉大な友達ルソーの世界にハマった2人のやりとりは、アートがわからない私にも響くほど、アートへの情熱が伝わってきた。
1投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログ絵画の知識が全くなくても楽しく読めた。知識のぶつかり合い、とても知的で情熱的な戦い。ただ漫然と眺めるのではなく、その絵画が描かれた背景を知っていれば感じ方も全然違ってくるんだなあ、と絵画の楽しみ方を教えてもらった。 注文があるとすれば、作中に出てくる絵画が挿絵として掲載されていたらもっとわかりやすかったかな。まあ、それを文章で表現してこそ小説家の腕の見せ所なんだろうけど。あとは、この小説を読んで絵画に興味を持った読者に、実際に美術館に足を運んで生の絵画に触れてほしいという著者の思いもあるのかもしれない。
3投稿日: 2018.01.06
powered by ブクログ美術史の面白さ、を初めて知った本。 原田マハ節の爽やかさ・ポジティブさ、ミステリー感ならではのドキドキ先がきになる感じはありながら、 全体をつうじて、アンリルソーの人生や歴史に光を当てる原田マハの愛情を感じる。 タイミングよく12月にMoMAに現物を観に行くことができ、確かに左手に消したような跡があって、感動。 ルソーは日曜画家じゃないって、本当に思った。
2投稿日: 2018.01.01
powered by ブクログ『楽園のカンヴァス』(著:原田マハ) いわた書店さんの「一万円選書」の1冊(3/11) 今年の3月、キャンセル待ちに当選して、届いたカルテに記入し、待ちに待った本が届きました カルテに書いた私の希望は「小説が読みたい」 選ばれた11冊の本はどれも素晴らしく しばらく小説を読んでいなかった私の胸のスポンジに たくさんの感情の雨を降らしてくれました また一万円選書をお願いしたいけど、大人気で再度は無理のよう・・・ いわた書店さんに選んで頂いた本から、自分で新たな世界を広げていきたいと思います いわた書店さん、小説の素晴らしさをまた思い出させていただいて ありがとうございました! 11冊の中には、テンポ良く読み進めてしまって付箋すらつけずにいたものもあります。 付箋が付いている本は付箋部分を紹介 付いていない本は備忘録としてタイトルのみご紹介します。 ・名画はときとして、こんなふうに、人生に思いがけない啓示をもたらしてくれる(p32) ・新しい何かを創造するためには、古い何かを破壊しなければならない(p352)
1投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログルソーとその作品について史実を基に描かれた物語 まずは、原田マハさんの文章にまたもや感服。 何がどう好きなのか表現することすらできないけど、本当に素敵な文章を書く作家だと思う。 時代を超えてルソーを取り巻く人たちの感情が言葉の裏で絡み合っている。 ルソーとピカソの時代 ルソーが遺作として全ての情熱を込めて描いた「夢」のモデル ヤドヴィカとルソーの虜になったその夫ジョセフ バーゼル。 二人のルソー研究家ティムブラウンと早川織絵に真贋を見極めさせたバーゼル その17年後の二人
1投稿日: 2017.12.11
powered by ブクログ芸術をテーマにしながらも、よくある難しさや堅苦しさではなく、人間性がしっかり描かれていてスラスラと読むことができました。
1投稿日: 2017.12.10
powered by ブクログ知り合いに勧められて読んでみました。絵画のことなんて全くわからないのに、すいすい読めちゃいました。ストーリーにも引き込まれ、しかも突然感動ポイントがやってきて、嗚咽しそうでした。 娘がどうなっていくのかとか、2人の関係とかその後も知りたくなりました。
3投稿日: 2017.12.07
powered by ブクログそれぞれの意思決定が不明瞭で読後もやもやしてる。織絵が真作判定をすることで結婚出来なくなると思ったのはなぜ...?バイラーの譲渡の判断軸は何?
1投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログ美術館巡りが好きなので、こういう小説がベストセラーになって嬉しいです。名画の裏にあるドラマにこれだけ想いを馳せられるストーリー、すごいと思います。 個人的には原田マハさんのヒロイン像がやや肌に合わないことが分かったので、星3。
1投稿日: 2017.11.25
powered by ブクログ中盤まで少し退屈だけど、最後にガァーっと盛り上がるとこが良い。んで、星4つ。美術の事は全く知らなくても読めるけど、時折ネットで調べながら読むと作品のイメージも分かって尚良い。 しかし、盗まれた名作ってのもいっぱいあるんだろうなー。ちょっとその辺も調べたくなった。
2投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログ美術ミステリーは好きだったので読むのがとても楽しみだった。 が、想像とは異なりあまり動きがないミステリーだった。 どちらかというとダ・ヴィンチ・コードや、高橋克彦のゴッホ殺人事件の様に、事件が起き、場所を移動し、謎を解いていく、という動きのある劇的なミステリが好きだったので尚更かもしれない。 でもこれは、本当に絵画を間近に感じるような息遣いで表現されていて、絵が好きな人が書いてるのだなと思わせられる。 血は流れず、人も死なない、けれど芸術<アート>には確かに血が通っている事を実感する。 そんなミステリー。 ルソーの絵はたしかにレアリスムとは異なっている。 私もどちらかというとレアリスムの絵が好きだ。 アンリ・ルソーにも作者にも申し訳ないが、代表作を挙げられても、それがどんなタッチでどんな絵か正直わからなかった。 ネットで調べつつ、こういう絵なのかと頷きながらページを繰る。正直そこまで好みのタッチではなかった。 でも、たしかにルソーの絵を見ていると不思議と引き込まれるものがある気がする。 そこに情熱を感じるからかもしれない。
0投稿日: 2017.10.23
powered by ブクログメモ 名前や制作年のような記号に頼るのではなく、作品そのものの力と永遠性を見抜く彗眼を見るものが持っているか ピカソ「アンリルソーはほんものの創作者、否、破壊者だ」 アトリエ洗濯船 バトー・ラヴォワール 訪れたなあ、懐かしい ギョーム アポリネール ベルエポック 新しい何かを想像するためには、古い何かを破壊しなければならない。
0投稿日: 2017.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・アンリ・ルソーの作品によって主人公の人生がぐらぐらと左右される様が面白かった。 ・テーマは「情熱を通すこと」だと感じた。晩年のルソーに対してピカソが言ったセリフが1番印象的だった。
0投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログ2017/05/07読了 この本で一気に原田マハさんのファン、そして読書好きになった 展覧会に行きたくなった どんな決着が待ってるのかドキドキワクワクしながら一気に読み進めた 人を感動させるってすごいこと 今の時代でもルソーとかピカソの絵って変だなあと思うけど、作成当時はもっと違和感がすごかったんだろう 新しいことやるってすごいなと感じた
0投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ素敵な作品だった。 アンリ・ルソーへの深い愛情と知識にあふれ、読み終わったあとには今すぐルソー展を見に行きたいと思わせるほどの力があった。 同時に、絵画の魅力を知るには、どうしても一種の感性が必要なのだとも思った。 アンリ・ルソーの絵は見たことがある。でも、特別印象に残ったことはなかった。 せっかく美術館に行っても、心にも記憶にも残らなければ何の意味もない。 ただ、感性の不足は知識によって多少補完することができるのではないかとも思った。どんなところが魅力なのか。その絵の背景に何があるのか。どんな思いで描いたのか。それを知ってから見れば、絵の感じ方も変わるかもしれないし、気にならなかった何かが目に留まるようになるかもしれない。 当然ながら、この作品に描かれた大部分は創作だ。「夢を見た」という絵も、「物語」も存在しない。 それでも、一枚の絵が、どんなにか人の心を動かしてゆくのか、情熱やときめきを与えてくれるのか、教えられたような気がする。 もちろん、絵画を資産としてしか見ない輩もいるが、奇跡のようにして存在するその一枚の絵を、命のように守ろうとする人も、偏愛する人もいるのだろう。 みずみずしく、美しいミステリだった。 真贋の分からぬ一枚の絵を巡り、様々な思惑の中で物語は意外な方向へと向かってゆく。 血は一滴もながれない。 そんなことをしなくても、人の心はちゃんと動くのだ。
2投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログ主人公達のように、描いた作品をこれほどまでに愛してくれる人がいるのは、素敵なことだと思った。これまで、ルソーにあまり興味は無かったが、作品を色々と観てみたいと思った。
1投稿日: 2017.09.18
powered by ブクログ内容的にはまあまあ。期待したほどではなかったが、美術作品とその作家の人生や恋愛をミステリーとして扱うという手法は面白かった
1投稿日: 2017.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
会社の後輩女子が貸してくれた一冊。 美術ミステリー?なるジャンルを初めて読みました。 バーゼルを舞台にした一週間は、ティムが置かれた状況の浮き沈みも激しく、織絵も悲劇のヒロイン不可避なフラグがビンビン立ってて、日増しに高まる緊張感と得体の知れなさで息が詰まり気持ち悪くなるほどでしたが、 七日目の物語を読み終えたところから、サーッとフィナーレに向かって道が開けて、最後は光が差し込んでくるようなエンディング。 救いがあってよかったです。 いやー、してやられた。著者の掌で完全に翻弄されましたw 面白かったです。
0投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログMOMAのアシスタント・キュレーター、ティム・ブラウン宛てに届いた一通の招待状。それは伝説の絵画コレクター、コンラート・バイラーからの依頼だった。 ―バイラー秘蔵のルソーの名作。その真贋鑑定をしてほしい― 一字違いの上司、トム・ブラウン宛てが、誤植でティム宛てになってしまったのだろう。そう明白ながらも、秘蔵のルソー作品観たさに、ティムは上司になりすまして現地へ向かう。 バイラーが所有していたルソー作品は、MOMAの至宝『夢』によく似た『夢をみた』という作品だった。目を疑うティム。ただ一点の違いは画中の裸婦、ヤドヴィカの伸ばした左手が、『夢』では何かを指し示しているのに対して、『夢をみた』では握りしめられていること。 真贋依頼を受けていたのはティム・ブラウンだけではなかった。もう一人は日本人のルソー研究者、織絵。二人はバイラーの定めた七日間で、ルソーに関わる物語の書かれた古書を読みながら、真贋鑑定で対決することになる。 『夢をみた』は本物か、偽物か。古書の物語はフィクションか、ノンフィクションか。そして誰が書いたものなのか。なぜバイラーは真贋鑑定を依頼したのか。至宝の絵画を巡ってうごめく様々な人物の思惑に翻弄されながら、真実を紐解いていく。 自身も美術館勤務、キュレーター歴を持ち絵画の造詣が深い原田マハの、第25回山本周五郎賞受賞作品。 物語は三つの時間軸で構成されています。まずは始まりとなる2000年の日本。倉敷の美術館で監視員として働く織絵の視点で語られています。淡々と監視員として働き、反抗期の娘との関係性に悩む、地味な印象の織絵がそこにいます。 2つめの時間軸は1983年のニューヨーク、そしてバーゼル。冒頭のあらすじに書いたように、ティム目線で語られる真贋鑑定対決のシーンです。3つめはその対決中に読む物語の舞台、1908年のパリ。語り手である著者は不明ですが、ルソーを取り巻く物語が語られています。 2000年、日本で監視員として働いている織絵を読者に見せ、その後、著名なルソー研究家の織絵を1983年バーセルのメインシーンで動かす。序盤でこの物語がどう終結していくのか、読者は予想できる状態ということです。 予想しながら読み進める先に、真贋鑑定対決の結末があり、予定調和な部分を見せながらも、さらにその先に爽やかな驚きがある。そこがこの作品の魅力かなと思いました。 もうひとつの魅力はもちろん、目の前に絵画が現れるような感覚。絵画の知識がなくとも、読み進めるにつれてその魅力に夢中になっていく。とりわけ物語の中心となるルソー作品に、読者は引き込まれること間違いないでしょう。
1投稿日: 2017.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美術ミステリ。 同じ名画が二枚出てきて、どちらかが贋作、謎を解いてゆく。 舞台は現代だが、物語の中で過去にさかのぼる。ピカソとか出てくる。 ウッディアレンの「ミッドナイト・イン・パリ」を思い出した。 最初の最初。岡山の母子家庭の親子のハートフルな話かな?と思ったけど、そんな事なくって、バリキャリ・ハイスペ女主人公と、それを追いかける、うっかりイケメン外国人の話だった。ミステリ苦手だけど、構成の巧みさにやられて最後涙ぐんでしまった。
0投稿日: 2017.08.14
powered by ブクログ少し前に話題になった作品だが、たまたま思い出して読んで大正解だった。本当に面白くて久々に一気読みした。 著者が元キュレーターだったこともありこの業界に対する深い造詣が滲み出ていた。終始圧倒されっぱなしだった。 これはフィクションじゃないと言われても納得してしまいそう。
1投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログストーリーが面白い。また絵に興味のない人でも、これを読めば絵に関心を持てる作品。エルグレコ作の「受胎告知」が、日本の大原美術館にある理由を知れば、観に行きたくなる。
0投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログルソーの幻の絵画の講評および真贋の判定を求められた二人が出会うルソーにまつわる真実。という史実をまじえたミステリ 久しぶりにヒット。フィクションだけどもしかしたらフィクションじゃないかもと思う。
1投稿日: 2017.08.11
powered by ブクログ序盤から布石がすこしずつ配置され、物語の佳境でタイミングよく回収されていくので、スムーズに読むことができた。 飽きずに読める名著
1投稿日: 2017.08.11楽園のカンヴァス
このタイプの本は初めてです。 面白かった。ちょうど、ポーラ美術館へ行ったところだったので、ルソーの絵を味わい深く見ました。 お土産もしっかりルソーにしました。 これから読む人は幸せです。楽しい時間を過ごしてください。
1投稿日: 2017.08.09
powered by ブクログルソーの絵画に秘められた物語をたどりながら真贋判定に挑む2人の学芸員と研究員。研究員は岡山の大原美術館で監視員を務める早川織絵という日本女性。彼女の過去と現在、そして読後に未来も想像させる読み応えのある美術ミステリーだ。
2投稿日: 2017.08.06
powered by ブクログ美術史なんてまったく興味がないのに、こんなに引き込まれるなんて。美術館に行きたくなってしまう。ルソーの絵をみたい。情熱と生。
1投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログ美術の知識がプロである作者ならではの作品。 アンリルソーやピカソを身近に感じることができました。 主人公の謎に迫っていくところと、作品の謎に迫っていくところと、静かなドキドキをずっと味わえる1冊。
0投稿日: 2017.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アンリー・ルソーの絵画「夢」に酷似した「夢をみた」をめぐり繰り広げられる物語。「夢をみた」は本物のルソーの絵なのか。その鑑定は一冊の古書を読み判断するという変わったもの。絵と 一番向き合える職業とは・・・と冒頭に書いてありました。絵と向き合うとはその絵に恋をする事。そう思える優しい素敵な結末。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログ岡山の大原美術館で監視員として働く、高校生の娘を持つ43歳のシングルマザー早川織絵が主人公。ところが経歴が明かされ只の監視員ではないことがわかるところから、これからの展開にワクワクしてくる。 フランスのソルボンヌ大学で博士号を26歳最短で取得し、アンリ・ルソーの研究ではオリエ・ハヤカワの名前は有名だったことが明かされる。 そして、ニューヨーク近代美術館(MOMA)のチーフキュレーター、ティム・ブラウンからの日本へのルソー作品貸し出し交渉の窓口に織絵指名がなされたことから、17年前のスイスのバーゼルでの織絵とティムの関わった物語が始まる。 織絵とティムの関係やニューヨークでの再会の結末も興味深いが、20世紀初めのアンリ・ルソーとピカソとの関係やルソーの作品のモデルとなったヤドヴィガの物語等興味深く、是非作品絵画を観に行きたくなった。 原田マハ氏の小説は10冊目で、どれも感動的な結末で幸せな気分になるのだが、この「楽園のカンヴァス」は氏の経歴ならではの絵画の物語の世界に引き込まれる新しい楽しさを経験し、幸せな気分になった。
6投稿日: 2017.07.10
powered by ブクログアートに文学から触れたくて、この本を選んだ。想像以上に面白かった。引き込まれるように一気に読んだ。アンリ・ルソーはあまり関心がなかったが、この本を読んで俄然興味がわき、原画を鑑賞してみたくなった。MOMAのキュレーターのティム・ブラウンと元ルソーの研究家・早川織絵の二人が読み解く古書のくだりは、映像が浮かんでくるようだった。ラストシーンは泣かせる。
1投稿日: 2017.07.02
powered by ブクログ美術ミステリー。よくできてる。二転三転も面白いし、絵に引き込まれる感じの描き方も上手い。他の作品も読んでみたい。
1投稿日: 2017.07.01
powered by ブクログ初めての原田マハさん。読み始めてからすぐにその物語にのめり込んでしまった。友人に誘われて数年前にルソー展に行って初めて見たルソーの絵を思い出す。現代の話とルソーの時代の物語とを行ったりきたりする。ルソーの魅力はなるほど、そういうことだったのか?と小説から気がつかされることも多かった。ルソーの絵を改めて見たくなった。
2投稿日: 2017.06.30
powered by ブクログ読み終わった時、脳裏に美術好きの父がなぜだか浮かんできて、「嗚呼、貸さねば……!」と。疎遠になりかけていたのも忘れて、思わず押し付けるように勧めてしまった……。そして夢中になった父に釣られて母までのめり込んでしまった……。家族総出で夢中に……。
3投稿日: 2017.06.30
powered by ブクログ原田マハ作品2冊目読了。前回「飛ぶ少女」を読んで、原田作品は合わない、と敬遠していたがこの本はなかなか面白かった。ルソーやピカソ登場で壮大なストーリー性を感じていたが終盤からかなり小さく纏まった(話としてはよかったが)感があり少しがっかり。ルソーやピカソの絵をパソコンで映して世界観に浸りながら読んだ。 真絵の扱いをもっと掘り下げて欲しかったかな。
1投稿日: 2017.06.27
powered by ブクログ絵画、ミステリー、海外。全て好きな内容でした。1日1日進む内容に先が読みたくなるような終えたくない様な心持ち。終わりも素敵でした。
1投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログ絵をじっくり見てみたくなった。 アンリやピカソの時代を想像できて面白かった。 恋愛的要素はちょっと謎。
1投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログ絵画をめぐるミステリー。フィクションとわかっていても、「もしかしたら・・・」と惹きつけられ、目の前に絵がなくても、絵の魅力を存分に堪能できた。面白くてあっという間に読んだ。バーゼル観光前にもう一度読み返したい。
2投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログ一人の画家 ルソーを取り巻くエピソードを元に絵画を愛する人々、に関わるビジネスが舞台となります。 絵画を愛する人は、画家の人生そのものも受け入れながら、友人のように思いを馳せる。 絵画に詳しくない私も、その世界に触れてみたいと思わせる力がありました。
2投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美術作品をめぐる本格的なミステリは初めて読んだので(『ダ・ヴィンチ・コード』を除く)、楽しめた。 でも、すごく平たく言うと、伝説のコレクターが所持するルソーの未知の絵画は真作か贋作か、って話が、職権を濫用して好きな女に再会する話に飛躍しちゃったのが、結構残念。 ルソーの絵にピカソが絡んできたあたりから俄然面白くなったのに、なんだよラブストーリーなのかよ、みたいな。 めちゃ聡明な若き女性研究者が、不倫に走って妊娠して人生を棒に振りかけてた(何なの?秀才なんでしょ?なんでそゆとこだけ後先考えない馬鹿なの?)ところを、救世主が救ってくれる、的な、見事なまでのシンデレラストーリーも、何だかもやっとする。 たぶん、ティムが小憎たらしい織絵にだんだん惹かれていく過程が、うまく読み取れなかったせいだと思う。 織絵が美人であることは伝わったけど。結局見た目かい!(そして涙を使いすぎ) 私の人生経験が浅いせいですかね…… ……といろいろ突っ込みながら読みましたが、作品に関わる部分は豊富な知識を背景に説得力を持って書かれていて良かった。 こういう物語を読んだことがきっかけで美術好きが増えるとすれば、ミステリとしての面白さ以上に意義ある作品だと思う。
2投稿日: 2017.06.08
powered by ブクログアンリ.ルソーを深く慈しむキュレーターと研究員が幻の作品の品評を競う。芸術を愛するという意味を考えさせられる。美術館に行きたくなった。
2投稿日: 2017.06.06
powered by ブクログ暗幕のゲルニカを先に読んだためか 物語の展開は分かりやすかった。 絵の虜になった人たちの世界を少しだけ垣間見られた気がする。
1投稿日: 2017.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハの作品の中で一番だと思う。 元々、美術の世界で生きてきた著者らしく美術に関する知識が重厚であることに加え、作品や作者への愛がある。 内容はかつて凄腕美術研究者であった女性と凄腕キュレーターの右腕であった青年が経験した不思議な一週間の回顧録。 ある日、スイスの屋敷に二人は呼ばれ、あるはずがないルソーの絵画「夢を見た」に対する真贋を鑑定してほしいと依頼され、より良い講評を行った方に絵画を受け渡す。と宣告される。 真贋を見極める方法はある物語を読むこと。 そんな状況から始まる美術を巡るミステリー。 正直、美術から発展するミステリーなんて面白くなるわけがないと思ってたけど、これがめちゃくちゃ面白い。 久しぶりに読み終わるのが惜しくなる作品でした。
1投稿日: 2017.05.25
powered by ブクログ初めての原田マハ 他にはない初めての種類の筆運びスゴいよ!この作者!本の中に話、夢の中に夢、幾重にも連なる次元を旅をする感覚は、興奮に近い情熱を掻き立てる著者は本当に美術が好きでその素晴しさを伝えるため、展開は綿密に考えたのだろう小説でもあるし、著者の美術史論も入っていて論文の域にも達しているかもアンリルソーたぶん観に行くな。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログルソーというオシャレな題材を、時空を越えたラブストーリーに表現してしまうなんて、原田マハには脱帽する、、 いい作品に巡り会わさせてくれてありがとう。
1投稿日: 2017.05.16
powered by ブクログアンリ・ルソーをテーマにしたアート・サスペンス。芸術というのは、そもそもがミステリアスなものだし、取引の裏側では様々な思惑が錯綜している。そのあたりの人間模様はとても面白い。 アートの知識は全くないし、どう観て、楽しんでいいのかはよくわからないが、でも、この本は楽しめた。アンリ・ルソーの絵をじっくりと観てみたいと思った。 芸術は、画家がこの世界の瞬間だったり、いくつかの場面だったり、解釈されたものや感情を表現するもので、それを観て感じることは人間やこの世界を知る上でとても示唆に富むものなのだろうと思った。 アートを理解する、ということは、この世界を理解する。ということ。 アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。
1投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログ非常に単純なことに、こういう絵画の話を読むと実際に絵を見たくなる。で、実際に見てみる。便利な時代になったもので、見たくなったらすぐに見れるので、どういう絵か分かって、個の本を読んだ時の奥行きみたいのは全然違う気がする。 ルソーという人の絵は、時代が追いついたのか、好みの問題か、ずいぶんしっくりくる。シンプルに、すごいな、って思える。が故に本の中でルソーの絵に愛情を注ぐ気持ちも分かる。 って結局絵が好きになれたかって事だけだったわ。それでも良かったけど。
1投稿日: 2017.05.10
powered by ブクログ美術史ミステリー。 知識がなくても楽しめた。一気読み。 ずっと昔に描かれた名画が現代で観れることが奇跡に等しいことなんだと感じた。 一枚の絵画でここまで物語を膨らませる著者の想像力もすごい。他の作品にも注目したい。
1投稿日: 2017.05.07
powered by ブクログルソーの絵画を巡るミステリー。 美術に関しての知識は多分並以下の私だけれど、楽しく読めた。 しかし、期待が大きかった分、ストーリーの終わり方としては意外とあっさりかな。 『楽園のカンヴァス』に出てくる絵画のまとめサイトもあるので、それらを見ながら2回目を読むのも楽しいかもしれない。
1投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ大原美術館が出てきてテンション上がる。倉敷に帰省したときにはほぼ毎回寄っている気がする。ピカソの鳥籠。 ルソーの夢。MoMAにもっと、是が非でも行って見たくなった。ルソーを通して、むしろパブロピカソに興味が湧いて、いくつか読みたいと思った本をリストに。 革命者であるということは、創造者であるということであり、破壊者であるということ。ルソーのように突き抜けて自分のやり方を信じることこそが、破壊することであり、創造することなのかもしれない。
4投稿日: 2017.04.27
powered by ブクログある作品の真贋を巡る美術ミステリー。 美術館に行きたくなってくる。一人でゆっくりじっくり絵をながめる時間が好きだ。 主人公はオリエと、ティム。2人が謎に挑む。 オリエの娘とのエピソードは必要だったかどうかは謎。 直近で読んでたミステリーが本格だったため、ちょっと物足りなく感じてしまった。
1投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ美術がテーマってだけでもわくわくが止まらないのに、内容もやっぱり面白かった! 美術館に行って、この絵の背景にはどんなストーリーがあるんだろ?とか妄想しながら鑑賞したくなります!この話好きだなー。
1投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログティムと織絵が約束の鑑定の日以降どうなってしまうのかとハラハラしたり、画家のルソーが次第にその実力を認められていく様子などが面白くて、一気に読んでしまいました。ルソーやピカソの絵を見に行きたくなりました。 織絵の母とか真絵の描写がそこそこ詳しかったので伏線なのかと思いきや割とほったらかしで、ちょっと物足りなかったです。
0投稿日: 2017.04.22
powered by ブクログ「本日はお日柄もよく」からはまっている原田マハ。 この本は一時期話題になっていたから知ってはいたけど、 実際読んでみると、美術にうとい私でも、興味が湧いてきた。現在と、「夢」が描かれた当時の話が交互に進んでいくけど、それがフィクションだと分かっていても、その絵を見返しながら、当時の画家に思いを馳せてしまう。絵画も、遺跡も、今現在残っている歴史的なものを鑑賞するとき、その背景を知っているのといないのとでは、同じ見るでも中身は全く違うものになってしまう。そのことを、改めて思い出した。MOMA、行ってみたいなあ。
3投稿日: 2017.04.20
powered by ブクログルソーの絵の真贋を巡る7日間と、約100年の物語。 文字から絵を思い起こし、浸る、ちょっと贅沢な時間を楽しめました。 劇中劇とも言うべき物語に出てくるルソーの純粋さが痛ましく、7日目のティムと織絵の気持ちを察すると切ない。
1投稿日: 2017.04.16
powered by ブクログ平成29年4月 ちょっと前から美術館に行くことが趣味になった。 美術的な知識は、0。 でも、何か楽しいんだよね。って中で、この本を読んだ。 もっと美術館に行きたくなった。行かないといけない。 一人の画家、アンリ・ルソーの描いたという絵の真偽を2人の研究者が7日間をかけて戦う。って戦うわけではないんだけどね。 その中で、アンリ・ルソーという生きている間には認められなかった画家の絵にかける情熱が伝わってきました。 実際、この隣にある絵です。これは?どうなんだろうね。実物を見ないと分かりません(-_-;) 名画には、見る者の心を奪う決定的な何かが、絵の中にある。「目」「手」「心」この3つが揃っている。 これが名画を名画たらしめる決定的な要素である。 =最近、美術館めぐりしてるなかで、技法、構図等素人の自分には、分かりません。だけど、これなんだよね。心を奪われる何かがその絵にあるんだよね。だもんで行きたくなるんだよね。うんうん。 アートを理解する、ということは、この世界を理解する。ということ。 アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。 芸術家は、絵をただ書きたい訳じゃないんですよね。絵の中にこの世界の奇跡を残したい。っていう情熱が絵を描かせ、その描いた絵には、見るものにいつまでも、その情熱を受け取らせてくれるんだった。すごいね。 ルソーは、自然の神秘と人の営みの奇跡を見つめ続けたからこそ、あんなにも素直で美しい生命や風景の数々が、描けたのだ。唯一無二の楽園として。 =そんなこと言われて、この隣の絵を見るとね。確かにいい絵だよね。本物を見てみたいなと思う。 ま、日本には、来ないんだろうな…。この本のようには。
1投稿日: 2017.04.11
powered by ブクログとにかく美しい。プロットも登場する絵も、そして主人公のオリエ・ハヤカワの描写も。 アンリ・ルソーに対する愛情がにじみ出てていて、淡々とした文章なのに熱い。
0投稿日: 2017.04.02
powered by ブクログアンリ・ルソーって知らなかった。ルソーって聞いたときは、社会契約論の人かと思った。知識がない人にもわかりやすく、入り込めるように書かれていた。いつかMoMAに行きたいけど、まずは大原美術館に行こうかな。
0投稿日: 2017.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は、つまらなく感じたのですが、 急展開してどんどん引き込まれました。 時代、場所が異なる3つの話がうまいこと進んでいきます。 絵画のことは素人なので、絵画名で検索していたら、この小説に出てくる絵画をまとめてくれているサイトがありました。 https://matome.naver.jp/odai/2135955626248173201 http://roseangela.blog11.fc2.com/blog-entry-734.html どんな絵か知って読むと、より面白いと思います。 最後に「この物語は、史実にも基づいたフィクションです」と書いてありましたが、 史実がどこまでで、フィクションがどこからなのか全く見当もつきませんでした。 「夢をみた」という絵が絵画集のサイトにないので、どうしたのかなと思いながら読んでしまいました。 ヤフー知恵袋によると、実在しないそうです。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1297277297?__ysp=5qW95ZyS44Gu44Kr44Oz44O044Kh44K5IOOBq%2BOBp%2BOBpuOBj%2BOCi%2Be1teOBr%2BWun%2BWcqOOBmeOCiw%3D%3D
1投稿日: 2017.03.25
powered by ブクログ本屋大賞2013年3位、このミス2013年版6位。自分のベスト本にはいる傑作。始めから最後まで先の展開への興味が持続してずっとストレス無しに楽しめる。やっぱり小説は読んでる時間はずーとワクワク感が続くやつがいい。全体は重層構成になっており、作中作とともに話が進んで行くのだけど、現実の世界も作中作の世界もどちらもほんと素晴らしい。上品だけど心震える。とにかく平易な文章で、誰でも理解できる形でテンポ良くすすんでいる。周辺の登場人物についての話題があっさりしすぎで、少しもの足りない感じもするが、逆に自分はそこがこの本を際立たせてるところと思う。素晴らし着想で設計した世界をもっと説明したいところを我慢して、話を長大化、複雑化せず本筋に集中させているところが秀逸。最近はプロローグで現在のことを少し書いてから、過去の話が始まるって作りも良く見るけど、大体はプロローグのことなんか覚えてないから意味ないけど、この本はプロローグ(第一章)も良く効いてる。重層構造も含め、構造的な工夫が分かりやすい文書によって、全て作品の良さにつながってる。作家的には難解なもの書きたくなるのかも知れないけど、映像がない分文書だけで理解するのは大変なので、小説はやっぱりこれぐらい分かりやすい方が良いと思う。
3投稿日: 2017.03.25
powered by ブクログ以前デトロイト美術館展で解説をされていた、原田マハさんの本。 私は日本人によくいる印象派好きですが(笑)、ルソーの史実を交えながらのフィクションを読んでいくうちに、ルソーに心惹かれていきました。 久々に美術館に行きたくなった!
1投稿日: 2017.03.24
powered by ブクログ初めての美術サスペンス。これぞ原田マハの真骨頂といったところか。ルソーの下にピカソ、これも斬新。美術作品の裏側のドラマを知る機会となった。織江はよかったが、トムとティムの違いは、浅くてわかっていたような設定。はたしてどこまで事実で、どこからフィクションなのか。そして、贋作なのか否か、不明。
1投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログ面白かった!! 最後までドキドキわくわくしながら読めた。 美術の世界は複雑で、やっぱり面白いと思った。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ美術史等のあまり興味の無い箇所は、さっと読んだが、後半からどんどん引き込まれていき、ラストは、しっとりとした余韻に浸れた。 期待していた原田マハの作風とは違っていたが、不思議な魅力に包まれた本。
0投稿日: 2017.03.15
powered by ブクログ大好きな一冊。 MoMAには死ぬまでに必ず行きたい。そしてこの本を読みながら「夢」を心ゆくまで眺めていたい。 ロマンと情熱があふれた情熱的な一冊です。
0投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログ今年読んだ本で一番良かった。物語の展開が知りたくて、夢中で読んでしまった。 ジャンルは美術ミステリー。とはいっても、誰も殺されたりはしない。主人公は日本の地方美術館で監視員をする織江が、十数年前、美術研究家だったころに名画コレクターに鑑定を依頼されたことから始まる。ニューヨーク近代美術館の学芸員ティムと、フランス人画家ルソーが描いたと思われる作品の講評を競う。 物語を通しての昂揚感がすごい。ピカソをはじめとする前衛画家たちのパリでの生活や、ルソーが最後に魂を込めて描いた作品のモデルになった女性のことなど、読んでいて楽しくて仕方がなかった。本の最後に、本作品は史実をもとにしたフィクションです、とある。まぁ設定がやや出来すぎてはいるが、それを差し引いても、十分素晴らしい小説だった。先に読んだ「太陽の棘」はやや盛り上がりに欠けたが、こちらはページをめくるたびに展開し、心が吸い込まれた。 今週、さっそく地元の美術館にあるルソーの絵を見に行ってみようと思う。
1投稿日: 2017.03.08ドキドキワクワクの美術ミステリー
「この絵の中に、君の友達がいる。そう思って見ればいい。それが君にとっての名作だ。」「アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。」主人公の父の言葉に共感。ストーリー展開にドキドキさせられ、わくわくしながら読めた。ルソーへの愛に溢れた内容で、実物の絵にまた会いに行きたくなった。というか、実物の絵をじっくり感じた後に読んで、それからもう一度実物を見たい。「夢」が無理でも、ルソー作品で。美術館と動物園と植物園に行きたくなった。
0投稿日: 2017.03.08
