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楽園のカンヴァス(新潮文庫)
楽園のカンヴァス(新潮文庫)
原田マハ/新潮社
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総合評価

1731件)
4.4
894
553
155
21
6
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    圧倒的没入感。 アートの知識皆無でも、作品の世界観にどっぷりと浸れて、読んでいる間はまるで夢の中にいるような感覚だった。 別の人物になりすまして伝説のコレクターのもとを訪れる——そんな緊張感あふれるストーリー展開でありながら、アート作品を心から愛する情熱や、人間らしい恋心が描かれていて、7日間という濃密な時間の中で揺れ動く繊細な心の変化に終始感情移入してしまった。 ミステリーとアートが融合した、新感覚の作品だった。 もともと好きな作家さんだったけれど、この作品をきっかけにアートを題材にした作品をもっと読みたくなった。

    8
    投稿日: 2025.11.07
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    原田マハさんの美術関係の作品を読むのはこれが初めて。織絵の章からティムの章へ、そして二人が巻き込まれていく謎、引き込まれて読み進めました。薄らぼんやりとした記憶の中にある名画たちを、時折画像検索して確認しながら読ませていただきました。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新鮮 こういう作品にはあまり出会ったことがなかった 最初は織江の話なのかと思ったが、過去編ではティムを主人公にした話だった キュレーター、コレクター、インターポール、など普段馴染みのない美術業界に関わるプレーヤーが出てきて、それぞれがどう関わってるのかも知れて面白い ティムと織江、バトラーを中心に、周辺のプレーヤーがちょくちょく外野から関わってくるのが面白いし、ルソーやピカソ、ヤドヴィガの過去物語が挟まってくるのがまた新鮮 昔の画家はお金なかったよね 他人の既に描いたカンヴァスに上書きで描くのとかリアル 生きてる時代より後に評価されるというはザラ 絵の価値って、ほんと曖昧だと思った 有名なキュレーターが「良いです」と言えばそれだけで世間的に評価されるみたいな ティムが織江に恋心を描くのはいささか無理やり感があるなと思ったが、2人の関係性はすごくいい感じだった 絵画をめぐるミステリー ダ・ヴィンチコードを思い出すわせるような感じ

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    アンリ・ルソーの作品を巡る下美術館キュレーターだった原田マハならではの美術をテーマにした本。たしか、ちょっとしたラブストーリーが始まりそうな展開も気に入った。 舞台となったのは岡山県倉敷市にある大原美術館らしい。訪れたい。

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    大好きな原田マハさんの作品。はぁー、面白かったー。先にピカソの「暗幕のゲルニカ」を読んでいたので似た感じだなーとも思った。本書に出てくる物語を読んでいると、ルソーやピカソの時代に自分もタイムスリップしたみたいで心がウキウキする。新時代の熱量ってすごい。私的にはアンリルソーは聞いた事あるかなーくらいの認識でした。でも天才ピカソに、天才と言われるルソーって!時代が追いついてないだけって!原田マハさんの作品はフィクションながら、芸術家と作品とを心に、記憶に、留めてくれる教養本の様です。そして綺麗にまとまって清々しく終わる。ラストはティムの気持ちに私の心も乗り移りニヤニヤしちゃいました。また深掘りしたい芸術家がひとり増えました。

    18
    投稿日: 2025.10.26
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    絵画には疎いため、前半は若干離脱しそうになった。出てくる絵画をその都度調べてみると、ルソーの絵画の魅力に、何も知らない私が惹きつけられる感覚があった。美術館に来たような小説かと思いきや、ミステリー性もあり、自分の中に教養が蓄えられたような気に勝手になる素敵な物語だった。過去に生きた人を、その人が遺したものから、感じ、辿り、心を巡らせる、そんな経験を私も織絵やティムとともにさせてもらった。

    3
    投稿日: 2025.10.26
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    ルソー研究者ふたりのルソーに対する愛がすごいです。ミステリー風で面白く、ハッピーエンドでよかったです。

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく面白かった。本読むの得意じゃないけど、第2章から面白くてどんどん読んでしまった。ルソーやルソーの絵もよく知らないけど、情景が浮かび上がる。ルソーの情熱に私も胸を打たれた。そしてティムとオリエ、2人の世界にも没入してしまった。絶妙、、。最後の終わり方も綺麗で、すごくスッとした。ああ結ばれてくれ。

    1
    投稿日: 2025.10.22
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    絵画の真相をめぐるミステリー。この絵画は、真作なのか贋作なのかといった点を軸として物語は進んでいき、それに関わる周りの人々に様々なことが起こるという物語だった。また、結末には何度も読み直してしまうほどのどんでん返しが隠されており、ミステリー好きにはハマる物語であると思った。初めから最後まで読む手が止まらなかった

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    原田マハさんの本を読むのはこれで2作目。 アートを題材にした誰も死なないミステリ。 アートに全く無知で、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかわからないけど、凄く面白かった。 美術館に行ってみたくなったり、ゴッホやルソーの人物象に興味が沸いたり、別の楽しみも増える作品。

    2
    投稿日: 2025.10.19
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    すごく好きだった 読んでいく中で震える瞬間が何度もあった。 ミステリーとアートの掛け合わせがこんなにも面白いものとは。画家が生きていた時代に焦点を当ててストーリーが進む部分は、物凄く生き生きとしていて、これを読んだ今は、これまで以上に美術館が楽しめそう。 もう一度読み直したい作品。

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    恥ずかしながら読む前までは全く知らなかったアンリ・ルソーに対して、彼の魅力や作品のディテールの描写を通して一気に距離感を詰めてくれる本でした。

    11
    投稿日: 2025.10.17
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    原田マハさんの本は好き シンプルに面白かった ただ織絵の話からいきなり遡ってティムブラウンの話はなかなか切り替えきれなくて中盤までたらたら読んでたけど そこからだんだん世界に引き込まれて行った 終わり方も素敵だった 情熱って良いよね 芸術の秋です

    1
    投稿日: 2025.10.16
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    アート小説にここまで引き込まれるとは思わなかった。後半まで読み進めるにつれてどんどんページをめくる手が止まらなくなって、ラストの爽快感まで全部良かった。

    1
    投稿日: 2025.10.16
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    美術、芸術には全然疎い。しかし、そんな自分でも引き込まれた。作者の本はいくつか読んできたが、1番引き込まれた作品かもしれない。 作品が出てくるたび、ネットでその絵を見つつ読み進めることで、共感しながら読み進めれた。

    1
    投稿日: 2025.10.11
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    面白く読めたけど、なんか物語としてペラいなって思ったのは私だけ? その割に絵や作者への入り込みが深く、入り込むところはそこなのか、みたいな、、。 ピカソやルソー、MoMAなどのビッグネームに助けられている感。。。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    美術館やそれを取り巻く学芸員は中々立ち入ることのない世界であり、読み始めは少し入り込みにくく、読み進めることが大変だった。また、バーゼルでの日々も序盤は伏線がひかれていく最中であり、丁寧に読み進めないと、登場人物が分からなくなりそうであった。しかし、中盤から後半にさしかかり、ルソーの絵の真贋を何のために判定しているのか少しずつ核心に迫っていくと、加速度的に話が頭にも入って来る感覚があった。そして、絵画をテーマにしてはいたとしても、小説とはやはり、人と人の触れ合いを描く芸術なんだな、と思った。 17年後、織絵とティムの再会後、2人がどうなるか、気になるが、そこを書かないところがやはり美しい。蛇足に陥らない作者のセンスが光っているなと感じた。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    原田マハさんの絵画小説は、読むとタイムスリップしたり旅をしているような時間を味わえる。今回はルソーとピカソに会えた気がした。 そしてスイス、ニューヨーク、倉敷に旅した気持ちがする。読後も素敵な気持ちになった。 友だちを探すように絵画をみるんだよ。アートを愛することはこの世界を愛すること。ミューズとなり永遠になること。 はぁ、すてきな小説だった♡

    8
    投稿日: 2025.10.05
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    面白かった! 最後まで面白かった! 解説にもありますが 美術作品をめぐるミステリーです。 ミステリーといっても殺人ではなく ルソーとピカソの絵にまつわる話で 文章もとても読みやすい。 絵画の知識もセンスも全くありませんが ニューヨークのMoMAへ行って ルソーの「夢」をこの目で見てみたい! と思わせる一冊でした。

    2
    投稿日: 2025.10.04
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    ひとつ前に読んだ『本日は、お日柄もよく』からの原田マハさんつながり&芸術の秋ということで、美術ミステリーを。 わたしの原田マハベストは別の作品とはいえ、やっぱり『楽園のカンヴァス』が、原田マハさんの代表作だと思う。奇しくも、本作の重要テーマである「夢」は、アンリ・ルソーの代表作だ。 美術史家としての原田さんの研究テーマがなんであったかは知らないのだけれど、本作で織絵やティムが語るルソーへの親愛と情熱は、作者自身から涌き出た気持ちなのではないか。 二重三重の仕掛けがあり、ミステリーとしてもおもしろく読めるが、いわゆるミステリー作家によるミステリー小説を求めるなら、物足りない。 この作品の魅力は、アートへの愛情、アーティストを見つめる眼差しの温度が感じられるところにあると思う。その温度に引っ張られて、よく知りもしないルソーについ肩入れしてしまう。 たとえそれがアートでなくても、誰かしら「何か」に向ける愛情はあるはずで(推し!)、少なくともわたしにとっては、共感の物語だった。

    13
    投稿日: 2025.10.01
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    登場人物たちが作品に呼ばれて入り込んでいくのと同じように、自分もまたこの作品に呼ばれて入り込んでしまった。それぞれの人物の芸術と芸術家への並々ならぬ想いがまっすぐと伝わってくるような作品。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    め〜ちゃくちゃ面白かった 自分が美術史に明るくないからこそ、この作品のどこがフィクションでどこか史実通りなのか分からなくて読み進めるのが本当に楽しかった 昨年末にMoMAに行く前にこの本に出会ってたかった…そしたらこの絵たちの目の前に立つ私の感情も違っただろうに…と戻れぬ後悔 それでもこの本に描かれたような美術史だけでなく、作品やその作品にまつわる人々の話とか、そもそもそこに所蔵されることになった背景とか、もっともっと色々知りたいって思うようになった楽しい嬉しい 仕事に生かせるかもだからって読み始めてみたけどこんなに面白いなんて、もっと早くに出会いたかった にしても、こんなに読書不足な私でも読み進められるほどとても分かりやすくテンポよく書かれたお話しで、原田マハさんの本をもっと読んでみたいと思えた

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    ピカソは名前も作品も思い浮かびますが、ルソーは名前は知っていても作品といわれるとピンとこないくらいの美術知識しかない自分ですが、興味深く読みました。フィクションなのにノンフィクションを読んでいるような感覚でした。美術を本当に愛する人は、作品を手に入れたい!ということより、その美術品がいかに正しく認知されることが喜びなのだと。ティムはトムと間違われながらも、ちゃんと分かる人には分かってもらえていて、報われて本当に良かった。織江もいるべき場所に戻れるだろうし。いくら有名でも小手先の知識や自分の欲だけで動いていたら、いつか痛い目にあう世であってほしい。 早く美術館に行きたい。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    アンリ・ルソーの名画、夢に酷似した絵画。 ニューヨークのキュレーターと日本人研究者が、その真贋を判定する物語。 物語は、ルソーの生前まで振り返る。ルソーは夢という名画とは、別の名画を描いたか否か。 ピカソまで登場して、物語は終結へ。 ルソーの名画を巡る、美術ミステリー。

    2
    投稿日: 2025.09.27
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    美術館に行きたくなる。 絵を観たくなって、感動したくなる。 美術史のことをもっと勉強したくなる。 アートの入り口になる素敵な本でした。

    5
    投稿日: 2025.09.26
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    暗幕のゲルニカに続き読みました。 やはりこちらも面白い。 ルソーやピカソ、なんとなく名前は知っているが、人物像や人となりは気にもしたことがない。 そこにサスペンス的な要素を交えて小説にするととたんにドラマチックで魅了される。

    0
    投稿日: 2025.09.25
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    巨匠アンリ・ルソーの『夢』と『夢を見た』二つの作品をめぐるアートサスペンス。 幻の絵画の真贋判定をめぐり様々な人物の思惑が交錯する様、独自の芸術を貫くルソーとピカソの当時の生活を描いた小説、二つの物語が濃密に絡み合う。 画家の情熱、キュレーターや研究者の情熱。絵画への向き合い方は違えどそれぞれ熱い愛と想いを持っており、その熱に心打たれる。 アートの魅力がつまった一冊、読後は必ず美術館に行きたいと思えるはず。登場する絵画を検索しながら読むのもおすすめ。

    18
    投稿日: 2025.09.24
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    あ、ここ知ってる。 行ったことあるぞ。大原美術館! から、読み始まりました。 岡山県の大原美術館から始まる、ルソーの作品にまつわる真贋の謎に迫る物語。真贋の行き先、美術業界の内面、ルソーの人生。どうなるかドキドキしながら読めて、おもしろかったです。 この作者の美術絡みの作品を読むと、本当に絵が見たくなります。スマホじゃ物足りないってなります。 『夢』見たい! でもニューヨークかぁ‥遠いですね‥とりあえず近い美術館から行ってみようかな。

    28
    投稿日: 2025.09.23
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    アンリ・ルソーの作品を軸に展開される美術ミステリー。第一章からは想像できない展開で、ストーリー仕立てや様々な伏線の回収がとっても秀逸。その中に、ルソーとピカソのと史実に基づいたエピソードが程よくブレントされていて、久しぶりに読むのを止められない小説でした。

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    美術ミステリーで、最初から引きこまれました。 ルソーやピカソ、当時の美術家たちが どう過ごしてどんな思いで描いていたのか、 想像すると、よりおもしろかったです。

    2
    投稿日: 2025.09.21
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    ずっと読みたくて積読だったけどついに読んだ。あっという間だった。アートってやっぱり面白い。この作品のテーマは情熱であり愛だ。登場人物たちの美術への想いに熱くなり、美術の魅力も再発見できる物語。たった一つしかない絵だからこそのロマンがある。

    1
    投稿日: 2025.09.21
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    面白かった. 今まで美術がテーマの本を読む機会は少なかったが そんな自分でもすいすい読み進めることができた。 第1章の時の視点から第二章以降の視点、 また最終章の視点と変わって見えるのも面白いし 表現が上手いと感じた. 美術に対する情熱。

    2
    投稿日: 2025.09.18
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    面白かった。 展覧会などにはよく行くが、ルソーの絵画は見たことがなかったので作中に出てくる作品を検索しながら読み進めていきました。 美術の学術的なことはよく分からないが、ひとつの絵をこのような美しい物語に完成させることができるのだと感動しました。終わり方が叙情的で素敵! MoMA美術館の雑貨を愛用しているので、親近感もありました。人生で一度は海外の美術館巡りの旅に出たいという気持ちが高まった作品です。

    2
    投稿日: 2025.09.18
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    アンリールソーの絵をあらためて見直した。 ルソーとピカソ、情熱の熱量の凄さ。表現者のただならぬ熱量。 そして、作者の物語の構築力の凄さ。

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    本当素晴らしい。 絵画の世界をこんなにも美しく物語に落とし込めるなんて。 ミステリー要素もあり、ロマンスもありとても楽しめた1冊。 ゴッホもそうだけれど、ピカソにルソー、今まで全く興味を持てなかった絵画を観てみたい、知りたい、MOMAに行きたいとまで思わせてくれる。 原田マハさんの作品、もっともっと読みたい。

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    私にとって美術史とフィクションを持ち合わせたこれ以上の悔しい作品は読んだことも見たこともない。 これがノンフィクションなら、この世界が美しすぎるとも思うけれど、どこかでこれほど美しい物語が現実で起こっていたらなら…と少し悔しい気持ちになった。 それほどフィクションとノンフィクションの均等が取れた作品。 勿論、美術を詳しく知ってから読むとまた新しい観点が生まれるだろうけど、何も知らずに読んだ後の浸透していく原田マハ先生の感性が凄すぎる。 自分の感性を際立たせる楽しみをこの作品以外で感じることはできないと思う。 肉眼で小説に出てきた作品を見られたらもっと楽しめるし、夢中になれると思う。 そう思わせるこの小説と語彙がすごく綺麗だと感じる。美術世界を綺麗に表してくれる。 あとは小説としてとても読みやすい、起承転結と物語の進み方のテンポがいい。 他の原田マハ作品も沢山読みたい。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    アンリ・ルソーのとある作品の真贋鑑定に挑む、若きアシスタントキュレーターと研究者。そして2人の周囲にはそれぞれの目論見を抱いた関係者たち。ルソーの作品は本物なのか。その作品は最終的に誰の手に渡るのか。7日間の駆け引きを描いた物語。 朝の通勤電車の中で読み始めて、結末が気になりすぎてその日の深夜には読了。物語に引きずりこまれるようなとんでもない没入感がある。この作品すごい! 冒頭に登場するエル・グレコの「受胎告知」。これも他の絵画ではなく受胎告知でないといけない理由がある。細部まで作り込まれている。原田マハさん、恐るべし。

    1
    投稿日: 2025.09.14
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    全く今まで芸術に興味がなかった私でもこの本を読み終えたら美術館に足を運んでみたくなった。 作者や作者にかかれた登場人物のルソーへの愛を感じ、ミステリーとしても面白かった。 知らない世界は今まで興味ないものとして無関心だったけど、そういうものこそ自分に新しい視点が生まれて面白いんだなと感じた。

    3
    投稿日: 2025.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ルソーの作品をめぐる物語。ティムと織絵のルソーへの情熱と、その思いを通してライバルでありながらお互いに尊敬しあい惹かれ合う描写が素敵でした。美術が好きな方には特におすすめです。ルソーの真摯さと、彼と彼の作品にだんだんと心を開くヤドヴィガの二人の関係も良かった。

    2
    投稿日: 2025.09.12
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    ルソーをめぐって、美術史とミステリー、そして恋愛がほどよく混ざり合った物語。 近代美術をぐっと近くに感じさせてくれ、絵画に縁のなかった方でもルソーやピカソの絵が見てみたいと思わされる一冊ではないでしょうか。

    3
    投稿日: 2025.09.08
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    MoMAに行く前に読めてよかった。この方の物語にのめり込むには相変わらず2章くらいはかかるんだけどそこからが深い。早い。 最後はもぅ、胸がチクチク、キリキリ、ハラハラ。 帰国したらもう一度読みたい。

    0
    投稿日: 2025.09.04
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    アンリ・ルソーとピカソを題材にしたアートミステリー 最後までハラハラドキドキさせてくれて一気に最後まで読めました 原田マハの作品の中でも、特に次の展開が気になってページをめくる手が止められない作品、オススメです

    1
    投稿日: 2025.09.02
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    めっちゃ面白かった。 アンリ・ルソーの歴史を追いながら、美術好きの情熱を見せつけられる感じ。 どこまでが史実通りなのか、知識がないからわからないところも多々あったけど、本当にこんな話だったらワクワクするし、芸術ってすごいな、ってなる。 あと絵画の見方というものがなんとなくわかってくる、というより絵画を見たくなってくる。 美術館に行く時には、また読み返そうと思える本でした。

    1
    投稿日: 2025.08.30
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    ・キュレーターとは、博物館や美術館などの文化施設で、美術品や資料の研究・収集・展示・保存・管理などを行う専門職 ・ブルーピカソ ・読むのめっちゃ時間かかった ・マドモワゼル

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    久しぶりに女性作家だったので文章の柔らかさに苦戦しつつも中盤からはリハビリも完了しどんどん進みました。私自身美術作品について勉強はしておらず、綺麗だな~すごいな~どういう描き方されてるのかなぐらいしか考えられませんが、作者の緻密な作品の特徴と、見たい!と思わせてくれる文章の数々が読み進める力を押し進めてくれました。検索しながらそれを傍らに読んでいくと自分もティムや織絵と一緒に作品を見てる気持ちになれます。 ルソーは名前のみぼんやり記憶の中にありましたが、日本所蔵のものだけでも足を運んでみたくなり、美術館の空気の良さを感じたくなるお話でした。

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2000年の第一章は織絵の一人称、1983年の二から十章までがティムの一人称、最終章は二人の一人称。とても効果的に謎が深まりワクワクした。 そしてルソーとヤドヴィガ、ティムと織絵、素敵な関係だった。川口優衣ちゃんおすすめのゲルニカも読んでみよう。

    0
    投稿日: 2025.08.27
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    こんなにも文章から爛々と絵画の様子が伝わってくるのは、作者本人がよっぽど美術と向き合ってきたからなんだろうなと思う。 私は、一度美術から逃げてしまったことがあるけれど、やっぱり美術っていいなと思い出させてくれた一冊。 そして言葉にできないくらい素晴らしいことを、いつも原田マハは巧みに書き連ねていて、相変わらずその言語化能力にびっくり!

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    本物の絵に会いに行きたい。世界の美術館を巡り、物語の中で出会った名画たちと、自分の目で対峙してみたくなった。

    6
    投稿日: 2025.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アンリ・ルソーの晩年の作品"夢"に対する情熱に、そしてルソーの絵画を守り後世に伝えようとしたティムや織絵の情熱にすっかり浮かされて、読み終わった今すぐにでも、美術館に足を運びたくなってしまう。

    2
    投稿日: 2025.08.22
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    サスペンスでもありラブストーリーでもありドラマでもある。 ティムと織絵がルソーという画家を通して(美術の専門家としても、異性としても)通じ合っていく様に心を動かされた。 至る所に伏線が散りばめられていて、舞台もさることながら海外の映画を観ているような気分だった。またすぐに読み返したくなる。 ただ17年前の話に対して現代の話の比率が少なすぎて、真絵との関係の変化とかもっと深掘りしてほしかったところもある。 17年後に再会した2人がどうなるのかもとても気になるけど、それは野暮かな。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    アンリ・ルソーの絵画、ふだん目にする感じではなかったが、あれか、と思った。 ティムと織江の二人の関係性がよい。こんなにまっすぐな研究者は、今のアカデミズムでは生存できない。実際、織江は生存できなかったわけだから、世知辛い。 でも、この作品のお話とてもよい。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    美術作品の見方みたいなものを知ることができた 美術ばかりの世界にいると動物園が憩いになるっていうのはなんだかわかる気がする 同じ世界にいると良くない部分も見えてきてしまうような

    13
    投稿日: 2025.08.17
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    再読 "ミューズになることで永遠を生きればいい" 初めて読んだ時この言葉に感動して、今でもふとした時に思い出す。 ひさしぶりに読んだ今回もこの言葉にどきどきした。

    11
    投稿日: 2025.08.16
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    面白くて一気に読んでしまった 美術の話で難しそうに思っていたが 見たことのない作品の歴史や動きが表現されていて感動を共有できた気がする ミステリーのドキドキ感や切ない恋心が魅力的だった

    1
    投稿日: 2025.08.12
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    最後まで気になって読書がとまらない、一枚の絵が紡ぎ出すミステリー。著者の真骨頂が発揮された優れた小説。

    3
    投稿日: 2025.08.11
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    「リボルバー」で原田マハにハマり2冊目。物語はともかく、作者の文体は一文が短めで切れがあってリズムがあってハードボイルド感があって好き。第一章の人物描写からワクワク。 作者の経歴をどこかの記事で見たが、実際に世界を飛び回ってキュレーターの仕事もされていて美術周りの描写の説得力は抜群。自分は美術に造詣がある訳でもなく絵心がある訳でもなく美術館に行くのは好き程度。なので、どこまでが史実でどこからが虚構なのかの境界線が分かりにくい絶妙な美術ミステリーとして楽しめた。最近はほとんどミステリー小説を読まなくなったが、こういう歴史が絡む話は妙に興味深い (なので織絵やティムの背後のどす黒い話はまあまあという感じ) 。 ゴッホと同じく生前不遇で後に評価される画家はどこか狂気で情熱的で、作中の織絵やティム(と多分作者も?)のルソーに対する熱い想いに感動。最終章での早川家の家族関係回収も良き。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私があんまり美術を好きじゃなかったせいか、読むのに結構時間がかかった。 ただ、話の構成的に、オリエのストーリーが最後に繋がるところにハッとした。 ティムとオリエの恋模様がルソーとヤドヴィカにかけられているところも最後にかけて一致しているのが面白かった!

    2
    投稿日: 2025.08.04
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    美術の話は難しかったけど、面白かったです。 美術は全く知らず、内容が本当かフィクションかもわからないのですが、アンリ・ルソーの物語に引き込まれました。 最終的に主人公2人が再開した時も感動し、ずっと面白かったです。

    2
    投稿日: 2025.08.04
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    読み終わったら、ルソーが大好きになっていた。 美術ミステリーはダヴィンチコードくらいしか読んだことがなかったけれど、心を打つトリックが散りばめられており夢中で読んだ。 美に一途な画家と、そんな画家を尊敬し芸術を愛する人たちが眩しかった。 MOMAに行った時、もっと"夢"をしっかり見ておけばよかった、、、友達を探しに、美術館に行きたくなった。

    11
    投稿日: 2025.08.01
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    原田マハ初めて読んだー! 面白かったです。 なんなんだろ?何ジャンルなんだろ?美術…? こういうの今まであまり読んだことないんだけど、どこまでが本当でどこまでが創作なんだろう?? ティムもおりえも心の底からルソーが好きってことがひしひしと伝わってよかったなー。さわやかな終わり方もよかったです。

    3
    投稿日: 2025.07.28
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    全く関心のなかったアートや美術展に興味を持つきっかけとなるような本だった。 読み進めるほど結末が気になって行く構成でのめり込める作品。 史実とフィクションが織り交ぜられた作品であり、 終わり方には好き嫌いがありそう。

    3
    投稿日: 2025.07.27
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    2013年第10回本屋大賞第3位。 山本周五郎賞受賞。 今更、読んだ。面白かった。 「暗黙のゲルニカ」を途中でリタイアしてから、私には合わないかと敬遠して、、約10年。 原田マハ著書の絵画関係以外の作品を読む中で、今ならいけるかも、、と手に取ってみた。 絵画に詳しくなくとも、次第にルソーに魅せられていく。 不思議な感覚。 何よりピカソの印象が変わった。 「暗黙〜」読み始めた当時はピカソの体たらくな生活をがしんどく、挫折したけど、今なら、最後まで読んでみたいと。ピカソを理解したいと思える。 キュレーターの仕事にも興味津々。 読書の醍醐味は、未知の世界を覗き見できること。 MoMAに行ってみたくなった。 とりあえず大原美術館へ行ってみよう、、

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    登場する絵画をネットで調べながら小説を読む、初めての体験で楽しかった。原田マハの作品他にも読みたいな。あと大原美術館行きたい!

    2
    投稿日: 2025.07.24
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     凄かった、美術ミステリーって敷居が高そうな気がしていたが絵を調べながら読んでいたらのめり込んでいて一気に読んでしまった。  史実に基づいたフィクションとのことだが美術に対してかなりの初心者な自分は凄くリアルに感じて、面白かったです。

    6
    投稿日: 2025.07.19
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    人生1かも。旅から帰った時みたいな胸がいっぱいな感覚。楽しかった、落とし方も大好き。大原美術館で購入し、大原美術館のブックカバーをつけて余すことなく。 何年かして忘れた頃に、必ずまた読みたい

    2
    投稿日: 2025.07.14
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    初めて美術に関する小説を読んだ。絵画やアートにあまり関心がない私だが、絵画情報をネットで検索しながら楽しく読み進めることができた。小説の構成が面白く、後半になるにつれ読むスピードが上がった。美術史とミステリーは相性が良いという気づきを得た。

    2
    投稿日: 2025.07.10
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    MoMAで観る夢はキュレーターになる事。バーゼルで出会ったルソーが新たな扉を開く鍵を与え、そして君に逢う夢をみた。 二人の前にある夢はどんな夢か。

    1
    投稿日: 2025.07.09
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    凄い! 美術史と物語を巧く絡めた、誰もが美術館に行きたくなるんではないかと思う作品。 ぜひ物語の続きが読みたい。

    2
    投稿日: 2025.07.09
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    岡山倉敷にある大原美術館との関係性もあり、本作品を紹介いただく。 関心あるアートに関係した小説の新鮮さに心が緩む。 自身、ロンドンとニューヨーク駐在経験から、幸いにも多くの名画に接する機会を得ることができた。 ロンドン駐在時にはパリを始め、ヨーロッパの多くの美術館を訪れ、また、NYではここに登場するMoMAは勿論、メトロポリタン美術館も訪れた。 これら経験は自分にとって一生の財産。 何度も、”本物”の前で立ちすくんだことか。 小説の構成、ストーリーの展開も新鮮で読み進めるにつれてグイグイと惹きこまれていく。 幾つかのキーワードを追いながら、謎解きが進行する。 絵画に対して人並みならぬ愛を注ぐ登場人物。 それが最後の最後で結実し、心を打つ。 (涙腺が緩む、、、) この本で学ぶことは、名画にどう向き合うのか、その姿勢だと思う。 画家の絵にかける思い、そのストーリーまで踏み込んでいくと、その絵に対峙したときに画家の情熱、エネルギーが伝わってくるではないか。 その文脈で名画のストーリーを知るためにも、原田マハ作品をもっと読んでみたい。 以下抜粋~ ・名画はときとして、こんなふうに、人生に思いがけない啓示をもたらしてくれる。それが、名画が名画たる所以なのだ。構図や、色彩や、バランスや、技巧の秀逸さばかりでない。時代性、対象物への深い感情、ひらめき、引きの強さ、言うに言われぬむずむずとした感じ。 見る者の心を奪う決定的な何かが、絵の中にあるか。 「目」と「手」と「心」、この三つが揃っているか。それが名画を名画たらしめる決定的な要素なのだ。 ・新しい何かを創造するためには、古い何かを破壊しなければならない。 他者がなんと言おうと、自分にとって、これが最高にすばらしいと思えるものを作り出すには、そのくらいの覚悟が必要なんだ。 他人の絵を蹂躙してでも、世界を敵に回しても、自分を信じる。それこそが、新時代の芸術家のあるべき姿なんだ。 パブロは、私に、そう訴えたかったのかもしれない。 ・少年の日、初めてこの作品にとらえられてからずっと、見れば見るほど進化していく。こんな絵が、ほかにあるだろうか。 情熱を・・・私の情熱の、すべてを。 ある夏の日に読んだ、物語の最終章。 ルソーのつぶやきが、まるで、この耳で聞いたかのように蘇る。 この作品には、情熱がある。画家の情熱のすべてが。 ・・・それだけです。 講評で、織絵が言ったひと言。それは、「夢をみた」ばかりでなく、この作品、「夢」に捧げられる言葉でもあった。

    0
    投稿日: 2025.07.05
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    アンリ・ルソーの名作「夢」に似た絵「夢を見た」の真贋鑑定を依頼されたティム・ブラウンとオリエ・ハヤカワ。 鑑定の資料は、絵と同じタイトルの物語。 絵は本物なのか? 絵の真贋以外にも気になる謎が散りばめられていて、ミステリとしても面白いし、アートの知識がなくても楽しめた。 導入部分だけで興味をグッと惹かれ、1983年に遡って伝説のコレクターの招待状から始まる夢のような物語にドップリハマり、あっという間に読了してしまった。 本物が一点しかないアート作品は金と要望が渦巻くけれど、愛がある人にアートを扱って欲しいと願う。 読了後の余韻が心地良い一冊。

    1
    投稿日: 2025.07.05
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    一つの絵画、一人の作家をテーマとしたミステリー。 物語の核となるのは、アンリ・ルソーの『夢』という作品。この小説の表紙の絵だ。 正直私は絵に興味が無い。どうしてもインスタントな見方になってしまうので、この小説の登場人物たちのような、一つの絵画、作家に対しての対して熱い眼差しを持つことが理解できない。 なのでこの物語を読み進めるのはとても時間が掛かってしまい、一年近くかけて読み終えた。 美術鑑賞が好きな人には絶対おすすめだと思う。 冒頭の美術館のシーンがとても好き。 美術館特有の静けさ、空気感がリアルに感じることができる。  

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    面白いとは聞きつつも、なんか手に取れていなかった作品。 会社の同僚が面白いから読んでと進めてくれて、ついに読む時が来たかと。。。 アートは好きだけど、ルソーに関しては全く知識がなかったので、出てきた単語や内容を調べつつ読んでたけど、どんどん物語に引き込まれてしまって読むのがやめられないって感じでした。 美術に興味がなくても、アート、恋愛、ミステリーが絶妙なバランスで、読みやすく楽しめる作品だと思います。 キュレーターの経験があるからこそのリアリティもあって、本当に面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、この本を読めば有名画家の名前、詩人の名前がたくさん出てくる。そこから私の好奇心はアートの世界に引き込まれた。 特に、ルソーとピカソの作品についてもっと知りたいという思いが、この作品のティムと織絵の熱が自分にうつったんじゃないかと思うくらい込み上げてきた。 元々アートに興味があったが蓋が外れた気分になった。 ヤドヴィガやジョゼフが引き込まれた日曜画家と呼ばれていたルソーの絵にはやっぱり普通とは違う何かを感じさせるものがあったんじゃないかと思う。 多分それはピカソの優れた絵とは違い、何かを感じさせる絵。近代的な絵といってしまうのもどうかと思う。 何かを感じさせる絵の方が私は的確だと思う。 私は、ピカソの絵とルソーの絵どっちになりたいかと言ったらルソーの絵になりたい。 みんなに理解されなくても、何かを感じさせる人。何か違う人。わかる人にだけはわかる人間でありたいと思った。

    2
    投稿日: 2025.06.24
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    ルソーの「夢」を中心としたミステリー小説。 美術作品に関する知識はほとんどなかったが、読み進めていくうちにどんどん作品に惹き込まれていき、わくわくしながら読むことができた。また、ミステリーということで殺人や強奪などを想像してたが、内容は全く異なるもので、それぞれの登場人物の情熱に心が温かくなった。

    0
    投稿日: 2025.06.19
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    私は美術に関しては疎いものですから、最初こそ基礎知識やワード、作者名等がなかなか覚えられず読み進めるのに苦労したくらいでしたが、2章3章と読んでいくうちにどんどん惹き込まれていき後半 半分以上は一気でした。 絵画をテーマにミステリーでこういう切り口があるのかという感じで、美術史って面白いなとか、この画家さんの絵を実際に見てみたいなと思えるような1冊。 序盤でもし少し読みにくいなと感じても、是非もう少し読み進めてみてください。私は諦めなくて良かったです。

    2
    投稿日: 2025.06.17
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    は〜〜〜!!なるほどなぁ!! 何を言ってもネタバレになりそう。ピカソのキャラが好きすぎる。 「暗幕のゲルニカ」読了してからこっちを読んだのですが、先にこっち読めば良かった〜!!ティムの「暗幕のゲルニカ」での様子どんなだったっけ‥‥?思い出すために再読しようと思います。 これから読む方は、是非二作合わせて読んでほしいです。

    1
    投稿日: 2025.06.16
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    ルソーといえばヘンテコな絵。ヘタウマでシュールな作風。そんなイメージだったけど改めて《夢》を見てみると同じ人物の作品とは思えずはっとした。 第5章、6章あたりから面白さが加速して、後半に進むにつれ読むスピードも早まった。原田マハさんの作品はいくつもの伏線が同時に張られているのに、最終盤で畳み掛けるように全部が綺麗に回収されるのが気持ちいい。 ボリューム満点で読むのに気力はいるけど、他のアート小説も読みたいなと思う。

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    結論…面白かった!! 美術系の作品。 オススメして貰わなかったら手に取ってない。 きっと。 だから読む機会を貰えて良かった! 正直のところ、最初は頑張った。 カタカナが苦手なのと、 絵画の作品に興味がないので知識もなくて。 時々ネット検索してみたりして。 途中から物語に引き込まれて 一気に読んだ。 知らなかった世界を 少し覗いた気がする。 クラッシック音楽に触れて ピアニストの人生と曲の背景を知ることに近いのかも。

    9
    投稿日: 2025.06.11
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    アンリ・ルソーの作品、「夢」を核とするアートミステリー。 魅力的な登場人物たちが、困難にぶつかりながらも情熱を持って作品の謎と向き合う姿には、はらはらさせられつつも心地よい高揚感を覚えた。 原田マハさんの作品は登場する女性が皆色々な形の芯の強さを持っているが、本作品でも女性の奥ゆかしさ、強さ、情熱が描かれ、幸せに生きるための知恵や、生きることへの勇気やをもらえたと感じる。 読後には、本作品のどこまでが史実で、どこまでが夢なのか、そんな感覚も覚えられて楽しい。 ルソーに魅入られたティムや織絵らと同様に、読んでいるうちに自分までもがこの芸術家の作品や、彼自身の人生に興味が湧いてきた。答え合わせをする為にも、近いうちに美術館に足を運んでみよう。

    7
    投稿日: 2025.06.10
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    たゆたえども沈まずでゴッホの世界にどっぷり浸かり、この作品でなんとなく絵だけは見たことがあっただけのアンリ ルソーを知った。 原田マハさんのおかげで、絵画鑑賞の楽しみがどんどん増していってる。 フランス革命が終わって、ゴッホやその後のピカソやルソーが生きてきた時代など、時代背景ももっと知りたくなった。世界史の勉強もしたいなあ。

    11
    投稿日: 2025.06.07
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    ルソーがすべての情熱を注いで描いた「夢」と「夢をみた」を実際に見比べたくなった。 美術ミステリー面白い。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    情熱を、私の情熱の全てを。 最高に面白い。 そうか、美術史とミステリーは相性がいいんだ。作品の出自も現代からでは予想する事しかできいし、年々希少価値が上がり高騰してる、ミステリーとの親和性が高い。ダヴィンチコードしかり、天国と地獄しかり。 全く美術史に詳しくないけれども、絵画の作者と時代背景が、手に取るように理解でき、稀に見る没入感で読了。 事実と創作がうまく調和し、「夢を見た」が本当に存在しているのか確認しちゃいました。 もう、大原美術館に行くしかない。

    4
    投稿日: 2025.06.03
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    著者の作品はいくつか拝読したが、いつも同じ気持ちになる。登場人物が完璧というかいろいろな意味で優れていて、妬みみたいな感情を持つ。小説なのだから、当然あらゆる作品に偉人や超人などすごい人はごまんと登場するが、なぜか著者の作品だけいつも同じ気持ちになる。でも、美術作品が好きなこともあり、作品が嫌いというわけではない。。。 物語は史実に基づく部分と、フィクション部分がうまく交差してフィクション部分もリアリティがあって引き込まれる。なんとなく物語の流れとしては楽園のカンヴァスと似ているなぁと感じた。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    ルソーに魅了された登場人物達のルソーに対する愛・情熱が伝わってくる話でした。 史実とフィクションがうまく合わさり、最後の展開に至っては鳥肌が立つほど面白かったです。 絵画の持つ魅力とはどんなものなのか考えさせられました。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    数年に一度出会う名作。とても面白かったです。 絵画が見たくなる作品です。人生の幅が広がる良い出会いでした。

    3
    投稿日: 2025.06.01
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    最初オリエがどんな人かわからず、これはおもろいのか?となってたところ、あなた、あのオリエハヤカワではないんですか?ってなったところから、え、あ、そういうこと?おもしろーい。となりあれよあれよと読み進めることができた。オリエ目線で進むのかと思いきやほぼティムブラウンになってたし、それもそれで面白い。初原田マハだったけど、ちゃんと有名な作品には理由があるんだなとわかった。

    2
    投稿日: 2025.06.01
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    「画家を知るには、その作品を見ること。何十時間も何百時間もかけて、その作品と向き合うこと。」 作中の言葉ですが、作家を知るにも同じことが言えると思います。正直読み始めは、絵画に興味がないし中々入り込めないし、急展開過ぎない?って思っていました。でも読み進めて行ったら没頭。最初の意味分からなさが最後まで読むとスッキリ!余すことなく全て回収してくれました。 ティムとオリエの7日間も魅力的で、2人同様早く「夢をみた」の続きが読みたい!ルソーの想いは?ヤドヴィガとどうなる?気になり過ぎてパンクしそうになりました。 7日目の終わり方も良かったし、「夢をみた」の制作者も良かった。そして久しぶりに出てきた「夢」に隠された一文字も良かった。とにかく満足度の高い作品でした。 原田マハさんの絵画シリーズ気になる…。

    1
    投稿日: 2025.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤドヴィガが言っていたように、絵は永遠を生きる。 この作品に出てきたオリエやティムのような、純粋に作品、作者を愛して大切に想ってきた人達のお陰で今もいくつもの絵が生き続けているんだなと感じた。 物語としては、綺麗に話がまとまってハッピーエンドだったのも個人的には良かった

    2
    投稿日: 2025.05.30
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    読もうと思ったきっかけは電車の中で読んでる人を2人も見かけたのでこれは読めということでは?と思い購入。 原田マハさんの本は「独立記念日」に次いで2冊目。 いつもは暗い!つらい!やるせない!本ばかり好んでいるが箸休めの気持ちで読破。 中盤から各章毎にルソーに関する物語がでてくるが、何度も装丁を見返したくなるような話だった。 なんならカバーを外して見ながら読みたい。 ただひたすらに読んでいて言葉が素敵。

    1
    投稿日: 2025.05.29
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    久しぶりに小説を読みたくて選んだ。ずっと気になっていた原田マハ作品。読んでいる最中はストーリー展開にワクワクし、読み終わった後には心がほわっと温まるミステリーだった。アートには詳しくないが楽しく読み進めることができた。

    1
    投稿日: 2025.05.27
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    久しぶりの私の中の最高傑作です。 アートや芸術家の知識が殆ど無い私でもぐんぐん引き込まれていく作品で、次はどうなるの?と先を急ぎたい気持ちにさせるのとはまた違う、作品にどっぷり浸かっていたい、まるで好きな食べ物を終わらせないように大事に大事に、ちびちび食べてる感じ?読み終えたく無いような、この作品の中にずっと居続けたいと感じました。まだ読んでいらっしゃらない方が羨ましいほどに、読み終えてもまたすぐに再読したいくらいの傑作です。

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    『楽園のカンヴァス』再読。 旅行で倉敷に行くか〜ってことで再び読みました。冒頭の舞台が倉敷にある大原美術館でしたので、ここで織絵は監視員として絵画を眺めていたのか…と思うと感動。 小説の舞台になった場所の聖地巡礼みたいなことをあまりしたことがなかったので旅行はとても楽しかったです… 前回読んだ2019年から6年が経ち内容もうっすら忘れていたのですが確か読み終わった後に微熱が出た記憶がある…(読後感を邪魔されたくなくて部屋に篭った記憶) 絵画を巡る闇深さみたいなのは依然あるのかもしれないな〜と思いつつ、情熱を持って絵画とその作者、隠された物語に向き合う二人の研究者の熱い眼差しはどんな目をしていたんだろうな。 この本を読んだ際に思い出したのが、初めて「楽園のカンヴァス」を読んだ前年にルノワールの少女・イレーヌの絵画を九州国立博物館でみたことがある。その時はなんとも思わなかったけど、日本が海外の美術館に所蔵されている有名な西洋画を借りることがどれだけ大変かってことを改めて知りました。それもあって、倉敷の大原美術館に行った時は日本の私立美術館に有名な西洋画が常時展示されているってすごいことなんだな…と、絵画を守り続けた大原美術館はすごいな〜と思いました。 この小説で私は美術に対する親しみみたいなのが深まったのは確かである。 2025.5.25(2回目) ---------------------------------------------- 『楽園のカンヴァス』読了。 すごいものを読んでしまった。熱発して眩暈を起こしてしまった、そんな読後感で今すごくふわふわしている。 冒頭から引き込まれたけど本編はそれ以上のものだった。ミステリーでどこから本当で嘘か分からなかった。 だけど二人の研究者が注ぐ情熱の熱量が凄かった。 最初、意識高い系の研究者による知識のひけらかしをする内容かと思って読み進んだ。ごめんなさい、全然違った。 すごく人間らしい一面が垣間みることができて。だんだん周囲を信じることが出来ず疑心暗鬼になりながらも作品と向き合って最終的に自身の直感を信じる研究者二人の葛藤、なんかもう凄かった。 「永遠を生きる」と決めた妻を守り抜きたい一心でゲームを仕掛けた男の一生に巻き込まれた感じの二人の研究者だけど。 最後のシーンは胸がしめつけられるような展開だったなぁ。 あんな風に再会できたらいいなぁって憧れてしまう。 まるで二人しかわからない秘密を長年隠し持ってて答え合わせするような。 2019.4.4(1回目)

    14
    投稿日: 2025.05.25
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    フィクションながらも忠実。 ミステリー要素を上手く交えており、ルソー作?の絵画【夢をみた】の真贋を2人の人物が解き明かしていくという、乗っけからどっぷりハマれるストーリーでした。原田マハという作者の『情熱』と『センス』をふんだんに味わえるとてつもない作品です。

    155
    投稿日: 2025.05.25
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    絵画についての描写や物語は文章がキラキラ輝いているようでした。美術品に興味がない私でも行きたくなるような。 推理途中でオリエ早川さんの妊娠描写って必要だったのかどうか気になった。取ってつけたような設定な気がする。

    1
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    芸術を愛する人の「情熱」に振り回された一冊だった。ルソー・ピカソが絵画に向けた情熱は、芯がありながらすごくあっさりと描写され、芸術家でよくありがちな狂人の様相は少なく、むしろ早絵・ティム・バトラーなど、今を生きる人物の方がルソーに固執し、陶酔しているように描かれているところが面白かった。 ルソーの真贋を判定する過程で、袋小路に陥るティムが何のために、誰のために動くのかその心の移ろいが妙に納得できた。芸術を愛する人と自分に少し距離を感じていたものの、普通の人だった。 普通の人なのに、絵画のために自分の人生を棒に振ってもいいと、やりすぎなくらい情熱を持って動くことのできる他人に優しい人々の物語。 情熱にあてられて、なぜかもっと仕事を頑張ろうと思えた。ミステリーの感想として少しずれていそうな正直な感想。 絵画を知らない私でも楽しめたので、少しでも興味があればぜひ読んでいただきたい。

    2
    投稿日: 2025.05.20
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    第一章から作品に引き込まれてしまった。 終始、自分も一緒にその場所でときを過ごしているかのようになり、読み終わってもその余韻を引きずっている。 箱を開けたら中身が気になりますよね!

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    おもしろかった 美術に触れてこなかった人生だったが、美術でこんなに熱い気持ちになることができてよかった 作品自体のよさは分からなくても、背景にいろんなドラマがあるかもしれないと思ったらいろんな美術作品に触れてみたいと思った

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    わたしこれ好き〜、とっても大好き!!MOMAに実際に行って夢見てみたいし、アンリルソーのことがとても好きになっちゃった、文末に出ていた参考文献片っ端から読み漁りたい、、 二人の?いやピカソもバイラーも!アンリルソーへの愛が溢れる描写が本当に素敵で、本当に絵が大好きで魅了されて人生を賭けてもいい!って思っているんだろうな〜と思ったら思いの強さにポロポロ泣いてしまったよー! 原田マハといえば、「本日はお日柄もよく」も面白かったので他もたくさん読んでみたい、

    10
    投稿日: 2025.05.13
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    著者、原田マハさん(1962~)の作品、ブクログ登録は2冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとはー。山本周五郎賞受賞作。 ---引用終了 本作は、山本周五郎賞の受賞作品になりますので、同賞受賞作を、少々見ておきます。 第22回(2009年)この胸に深々と突き刺さる矢を抜け白石一文 第23回(2010年)後悔と真実の色 貫井徳郎 第23回(2010年)光媒の花 道尾秀介 第24回(2011年)ふがいない僕は空を見た 窪美澄 第25回(2012年)楽園のカンヴァス 原田マハ 第26回(2013年)残穢 小野不由美

    56
    投稿日: 2025.05.13
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    美術、芸術に疎い私でもどハマりしました。史実に基づくアンリ・ルソーと彼の絵画の物語と、フィクションであるミステリーが上手く融合した作品です。 「永遠を生きる」「生きてる、って感じ」など絵画に生命を感じとれる描写があり、名作と言われる絵画の由縁がわかった気になりました。 すぐにでも美術館に行きたいです笑

    8
    投稿日: 2025.05.11