
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの池井戸潤さん。読み進めるうちに明るみになる事実、先が気になって一気読みしました! 最後に真実が明らかになり、坂戸1人の責任にさせられず良かった。 どんな人でも追い詰められると保身に逃げる。 自分の組織を振り返っても、実際そうなのだろうと思う。 池井戸作品は、その人物の人となり、育ってきた背景から語られるので、感情移入しやすい。 最初はダメ社員という描かれ方の八角さん、読み進めるにつれ暗躍が見られて、社会に必要な存在だと思いました。 スッキリしました!
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログKindleにて読了 映画で見たが…やっぱり本はいいね^ ^ 読んだ後は、いつもスッキリと爽快感に浸れる池井戸潤さん。 今回は一件落着したものの…う〜ん、ま、よかったのかな。 八角さん、映画でも本でもいいね♪
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ1話目が唐突に終わったと思ったら、そこから徐々に明るみになる不祥事の全貌に惹き込まれ、一気に読了。間に挟まったドーナツ社内販売の気楽な雰囲気が丁度良い箸休めかつ、物語にもしっかり伏線を張り巡らせていた。無人販売で代金を払わない人間がいずれも経理部の人間だったところが、東京建電の企業体質を如実に表している。企業が大きくなればなるほど、また地位が上がれば上がるほど保身に腐心するものなのか。痛快な勧善懲悪とまではいかずとも、八角や優衣など末端の真面目に頑張る下々の人間が報われて欲しい。
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ7つの短編集 トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。
4投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ罪を犯しても達成しなければならないノルマの背景にある生い立ちや価値観、プライドが渦巻くが 池井戸潤作品は真っ当な人物の登場にいつも救われる
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ「虚飾の繫栄か、真実の清貧か」この一言に尽きる。小説の中に限らず、実社会そのままだと思う。池井戸潤の勧善懲悪のストーリーはいつも痛快に終わるので良い。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ図書館にて借りる、第151弾。 短編だがそれぞれが繋がり、徐々に真相に近づいていくという構成。面白い。 よく出来ていると思う。 社会とは、組織とは、実際こんなもんだよなーと思いながら読み進める。 星は4つか迷ったが、3.8といったところか。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ池井戸潤さんの傑作品の一つ! 大手メーカーの不正を暴く物語であり、登場人物の生い立ちと背景が描かれていて、人間味のあるストーリーでした。最終章になるまで、誰が主人公なのかわからないのがとても面白かったです! 池井戸潤さんの本はストーリー展開が面白く、何時間でも読んでいたいです!
1投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログ働くことは、傍を楽にすること。苦しませてはいけません。カンパニー 会社 共にパンを食べる。語源 共にcom パンpanyを食べる。
1投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ池井戸潤の7つの会議を読みました。 オムニバス形式で書かれていますが、1番の主人公は、過去はモーレツ社員で事件をきっかけに出世舞台からおりた八角です。 読んでいるとサラリーマンの悲哀が感じられます。 ノルマ達成のために、不正に手を出してしまうのは辛いですよね。 そして自己保身からの告発。また隠蔽、そしてまた告発。 私の場合、自営は大変ですが、上から何が言われるわけでもなく、追い詰められることもないので、1人で仕事してるのは気が楽です。 少なくとも自分の夢を追い続けてきたし、仕事にやりがいもあるので、幸せな人生と言える方だと思いました。
11投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ会議が全て7つのストーリーに 繋がって終わる ソニックの子会社である東京建電 ノルマの達成すべく熾烈な競争 それは昇格にも影響する 親会社からの縛りにさらに 下請け業者をコストを抑えるように 締め付ける 何処かの自動車会社にそっくりな ストーリー 利益を上げるために強度の満たない ネジを作って納入する それもトップの指示で 多くの画策はいずれも出世のため 人間は自分の利益のためには 人を裏切る事も厭わない 仕方ない悲しい存在 ホントに哀しい
2投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ池井戸潤らしい、会社のドロドロな社内政治を書いた一冊。今回は東京建電というメーカーで各部署や上層部が関わった大きな不正が舞台となった。これは本当に面白かったので、オススメする一冊です。
1投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログお金の為でなく人の役に立つ為に仕事をする。万物の真理だと思います。東京建電の面々はその道を外れ迷走します。そこにはただの虚しさしか残りません。下町ロケットのようにスカッとした展開にならず。本筋ではない方のネジ六とコトブキ退社の短編が良かった。大好き度❤️
6投稿日: 2023.07.11
powered by ブクログたくさんの登場人物がいて、色んな角度から物語が進むからごちゃごちゃするけど面白い。 営業って大変なんだな、、、 どんな仕事も大変だけども。 「仕事っちゅうのは金儲けじゃない。人の助けになることじゃ」って登場人物の誰かが言ってた。それって当たり前のようですごく難しい。
3投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リコール隠しのストーリー。それぞれ個別の話が伏線となり繋がっていく面白さがあった。 内容からすると心もちちょっと長いかなと思った。
1投稿日: 2022.03.27
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強度不足のネジの仕入れでリコール。 様々な人生背景を持ったサラリーマンの悲哀。 強烈なストーリーではないが、面白い。
0投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ各章でそれぞれの所属部署や立場、役職毎のストーリーとなっており、一つ一つが短編集の様に面白い。それらが全て繋がりをもって一企業の組織ぐるみの不祥事による顛末となっていく展開はまさに目が離せない面白さとなっており、さすが、と思う。 全ての人にその人生があり、それぞれに弱さや欲望、信念と闘っている。 読む人誰もが登場人物の誰かやどこかに共感できる部分があるからこそ惹きつけられるのだと思う。 『客を大事にせん商売は滅びる』 『虚飾の繁栄か、真実の清貧か』 常に忘れず心に抱いていきたい。
0投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログ出てくる人出てくる人がまあ嫌なやつばかり。 また、池井戸作品らしい急展開のスピード感や、ラストの爽快感がない稀有な作品。実験なのかなぁ。 妻によると、一緒に映画を観たらしいけど、まったくと言っていいほど憶えていない。 ただ、主人公の八角の姿から野村萬斎が離れなかったから、その印象だけは深かったのだろう。
0投稿日: 2021.11.21
powered by ブクログ次から次へと嫌な奴が出てくるな〜 上がひどいとどんどん捻じ曲げられてしまうのかな 自分が好きな池井戸作品に必ずある爽快感が全くなかったので…評価低めです
6投稿日: 2021.11.18
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トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。 急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。 どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。 だが、そこには誰も知らない秘密があった。 筋書きのない会議がいま、始まる―。 (アマゾンより引用) 八角さん、めっちゃいい人やし。 けど、普通気付くやろ、みんな。 この人が仕事出来る上にいい人って
0投稿日: 2021.04.09
powered by ブクログ信頼の上に何事も成り立つのだなと思った。 利益ばかり追求する企業というものにあまりいい印象がなく、前半はほらな、やっぱりそうしてみんな生き抜いてんだよなと思っていた。しかしとてもちいさなほころび、しかも小さなネジという部品を発端に仕事へのあり方が問われる。どんな小さな仕事でも、高い役柄でも持つべきものは誠実さと信頼を守るという気概。それが守られる社会であったらいいと思った。
0投稿日: 2020.10.15
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企業の偽装がテーマ。空飛ぶタイヤに通ずるものがある。ぐいぐいと物語に引き込まれる。どうしようもない悪人は余り出てこない。群像劇でもあり、登場人物それぞれの生い立ちや人生の背景が丁寧に書き込まれ、立体感がある。半沢のようにスカッとする作風ではないにしろ、その分重厚なドラマがある。
0投稿日: 2020.09.05
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虚飾の繁栄か、真実の清貧かーー強度偽装に気づいたとき、八角が選んだのは後者だった。後悔はしていない。どんな道にも将来を開く扉はきっとあるはずだ 会社と言う組織では、知ってしまったら責任が生じる 過大なノルマで営業担当者は、生き残るため不正に手を染めていく、最後には心身ともに壊れていく姿は痛ましい 人にはそれぞれ違った生立ちがあり、歴史がある。著者は、一人一人に焦点を変えて、不正の隠蔽工作を暴いて行き、読者を引きずり込む
0投稿日: 2020.07.05
powered by ブクログ一つの大きなストーリーに対し、主人公だけではなく、様々な登場人物それぞれのストーリーを細かく描くことで、物語にリアリティを持たせるのは、池井戸潤の得意とするところだろう。本作はその最たるものというか、何人もの主人公たちのショートストーリーが複雑に絡み合って、一つの作品となっている。 『七つの会議』というタイトルは、若干違和感を持つところではあるが、楽しく一気に読み終えることができた。
0投稿日: 2019.09.05
powered by ブクログここ数年、働き方改革がクローズアップされ、ブラック企業が叩かれ、健全な企業の在り方について連日のように取り上げられるようになったが、どこかおかしな方向に向かっている気がしてならない。 本当に働き方を変えていくためには、何を大事にすべきなのか、今一度、方向性を見直す必要があるように思う。
0投稿日: 2019.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「空飛ぶタイヤ」と似たような話だが、東京建電という会社を様々な人物たちとエピソードを交えいろんな角度から描きその真の姿と隠された巨悪を浮き彫りにしていく様は見事。ぐうたら万年係長・八角が最後ヒーローの様になるのは少し違和感があったものの全体としては面白かった。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou13007.html
0投稿日: 2019.08.01
powered by ブクログさすが、文章がうまい! 内容や引き込むような展開はいつものワールドなので、新鮮さはないが、安定して面白いという感じ。 内容については、なんて言ったらいいか分からん。 正義について改めて考えさせられた…というアホっぽいクソ感想のみ残しておく。
0投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログ201906/ 企画を実現させるために、面倒なことを後回しにするのではなく、最初にしっかりと説明するべきではないか。後で問題に気付くより、最初に問題として認識し、それに対する理解を得ておく。そして必要な対策を話し合っておく。そういうやり方でないと、仮に企画が実現してもすぐにとん挫してしまう気がした/
0投稿日: 2019.06.29
powered by ブクログ場所も人も議題も違う7つの会議。それぞれが全く違うものを議論していながら事態はひとつの事件を炙り出していきます。八角が気になり、新田をひたすら嫌悪し、少しずつ明らかになっていくことに夢中になって一気に読まされてしまいました。登場人物たちの性格の描き分けが抜群に上手いです。同じことに直面しても人によって感じること起こす行動は本当に違うのだとはっきりわかります。ただ、自分がその中に置かれたときどう動くかというのを考えると少し苦い気持ちにもなります。重い話の中ドーナツの話が後味も良くて楽しかったです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ映像化されるということで購入。 連続ドラマの前に読んだので、ドラマを見たときには、こんな暗い感じ、シリアスに仕上がるんだなという印象でした。小説で読むと、女子社員の章やエンディングなどでは明るい仕上がりだったなと記憶していました。どっちかというと、映画版の方が自分が読んだ印象に近いなと思いました。ただ、映画版は、よりエンターテイメント性が強い印象でした。 本の話に戻りますが、七つの会議ということもあり、七つの章に分かれていて、短編かなと思いきや、それぞれの話が一つになっていき、読み進めるごとに様々なことがわかっていく様はグイグイ引き込まれ、読みやすく面白かったです。 メディアでは、リコール問題を表面的にしか報じられません。しかし小説では、フィクションなんだけれどもこうして読むことで、リコールまでに至った経緯、背景を知ることができ、人物の行動や心情を読むと、他人事ではないなと実感させられました。臨場感があり、半沢直樹のような痛快とまではいきませんが、リアリティがあって、深みのある作品でした。
3投稿日: 2019.06.04
powered by ブクログ池井戸氏の著書。 最初の章から、この人がキーマンというのがわかるが、面白い一冊。相変わらずのスピード感。
1投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログトップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ内容紹介 この会社でいま、何かが起きている―。 トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。 いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。 どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。 「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。 CDのために航空機シートのネジの強度を落とした坂戸だったが、下請けに話を持ちかけたのは、東京建電社長宮野であった。 8章からなる小説であるが、本筋に関係のない章もある。
0投稿日: 2019.05.13
powered by ブクログ最近映画化もされた作品 映画はまだ見ていないですが、誰が誰をやるのか興味がありますね 作品はやはり池井戸先生という感じの作品 登場人物が多く、誰が主人公なのかよく分からないが、最後は意外な人が主人公だったのではないかと思わせる 構成は短編がいくつかみたいな構成ではありつつ、各章の関わりというか、登場人物の関わりはある そして、全体で一つの作品になるという感じ 各章を線と考えると、線がすぅっと引かれ、次の線がまた別の位置から引かれる 時折、線同士が交錯しつつ、最後はそれらの線が一つの点にキレイに収まるという感じ たまに見る作風だが、やはり作家さんというのは天才というのか、、、どうやったらこういうストーリーを紡ぎ出せるのだろう ある会社、、、典型的な昭和の古い体質の会社が舞台 こういうと昭和が悪い時代だったかのようですが、そうではなく昭和の終わりの一つのステレオタイプ 変化を嫌う、社内政治、そのあたりの表現です その会社は電化製品を作っている会社のようでしたが、椅子なども作るという何の会社かはよく分からない感じだったですね ただ、関西のソニックという会社の子会社という位置づけで、親会社はパナソニックさんを意識していそうかな 営業の報告会議から始まる 当初、主人公的に描かれるのは営業2課の課長 1課は花形、2課は日陰という感じで、やはり成績もパッとしない そのため、報告会議はイヤで仕方ない 一方1課の課長はかなり年下だが仕事がよくできる人間 課長補佐は会議でも寝ているような人間だが、そんな事は気にもせずにしっかりと報告 部長からも「この調子で頼む」の一言 しかしこの会議終了後に異変 1課長が補佐に対して「なんで寝てんだよ」とキレる 1課長は補佐をよく思っていなかったのか、会議後も事あるごとに責め始める 他人からしても目に余るような状況だったが、逆に補佐が1課長をパワハラで社内に報告 パワハラ委員会で状況を確認する事になる 目に余る状態ではあったが、これまでの実績から1課長をどうこうするというのは考えられないというのが皆の印象であったが、なんと1課長は処罰、降格対象となり、更になんと2課長が花形の1課長になるという急転直下 2課長はなにかあると見て、1課長になった後1課補佐、パワハラで前1課長を訴えた人物に確認 知らないほうが良いぞ的な事を言われつつも全体を聞いてしまう ここでは内容は明らかにされないが、ただのパワハラではなかった事だけが伺えた ネジ工場に舞台が変わる 零細企業で常に汲々としている 前述の会社の下請けとしてネジを受注して作っていたが、これは前1課長のときの話で、急に「別の会社に頼むから」という事で切られてしまう 下請けの悲哀 逼迫状態は変わらないが、社長はなんとか他の会社からの受注を目指して活動 しばらく時間が経過した後、偶然(を装っただけ?)に新1課長に出会う これは課長交代直後の事と思われる そこで「ネジを作ってくれ」と言われる 「前に断られたのに?」という思いや、工場をフル操業させないと間に合わないというのもありつつ、仕事が受注できれば会社の状況も一気に改善される という事で受注する この章の最後が印象的だったが、新1課長から受け取ったサンプルネジを強度調査の機械にセットしたところ破壊されてしまう 「このサンプルは強度不足だ」と思いつつ、工場社長は無視して自分たちは正しい強度のネジを作れば良いと 読者としてはここで偽装関連だなというのは見えた また舞台は昭和会社に戻る この章はある女性社員目線 不倫の恋をしていたが、別れを切り出され、ヤケになってか会社を辞める 辞める前になんかやろうという唐突な流れで社内に無人ドーナツの仕組みを作る 結論、不倫相手は昭和会社の経理のイヤーな感じの若手社員 そしてこの女性は退社後にドーナツ屋さんと結婚してハッピーエンド ギスギスしがちな展開の中でここはホッコリ 次は不倫の経理社員目線 甘えた考えの若造というような描かれ方の人物 この人物だけでなくキャラにエッジが効いている 新1課長とトラブル気味という事もあり、1課の状況を確認したときに気付いたコスト高の件を調べ始める 例のネジ屋さんに頼んだ事で以前よりもコストが嵩んでいたのだ だが、彼は真実にはたどり着かず その前に転勤を言い渡されてしまう 読者的には、偽装は会社として隠蔽しようとしていて、それを調べているので飛ばされたという印象は感じた 次は苦情係の目線 もとは営業職でそれなりの成績を出していたが、上司に嫌われて飛ばされたクチ 多く来る苦情の中からある椅子の強度不足に気づく あのネジが使われた製品だ つまり、流れとしては前1課長がネジ屋に発注を決めたが、その後にもっと安い会社が現れそちらに発注変更 それが社内の一部で判明して前1課長は降格 新1課長は強度不足のネジをもとのネジ屋に戻したという流れ 苦情係はこの事実を会社に報告すると言い出すが、部長からは「社長も知っている」というような事や「判明したら会社がなくなる」と言われ放心状態 もう何もできなくなる が、強度偽装の怪文書が副社長の目にとまる 副社長は親会社のソニックから出向している人物で、この昭和の会社からすると煩型というか、腹を割って話せる相手ではなかったので、この事実を知らなかったのだ ここから親会社もひっくるめた大騒動に展開していく 当初は親会社も偽装継続でいこうとしたが隠しきれず 処理を行う事になる このあたりからあのグータラ1課長補佐が主役に 課長補佐も若い頃からグータラだったわけではなく、偽装まがいの事までやって結果を出し昇進していく同期を見て、商品は売っても魂までは売らないと 若い頃に見た偽装まがいが今度は完全な偽装として発生した 若い頃にはそれを見て見ないふり、グータラ社員に堕してしまったが、それは正義感の裏返しというか ずっと刺さったトゲだったのだと思う この偽装は正常化しようと そもそも、怪文書なども明らかにはならないもののおそらくこの課長補佐が流しており、この不正行為を正すために動いていたのだ この課長補佐が主役なのでしょうね この問題の後処理をする中でも、偉い人におもねる事もなく、自分だけ得をしてしまうような事には乗らず 多分、この人が野村萬斎さんじゃないかな やっぱり課題や問題から逃げてはいけない 愚直である事が日本人の美徳なんだと 下町ロケットなどにも通じる池井戸ロジックが感じられて良いですね 映画もみたいすね
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログとっても面白かった。 自分は、こんな職種でもないし、いわゆるビジネスマンでもない。池井戸さんのパターンにも食傷気味だったので、ほんとに入り込めるかな? と思っていたのだが、ぐんぐん読みきった。 専門的な内容や言葉を使っていても、関係のない人にも分かりやすく興味が持てるように書いてあるのだと思う。 映画になったときいたので、読み始めたが、あえて、キャストは見ていない。今、読みきったので、これからホームページで確認するのがちょっとした楽しみです❗️
0投稿日: 2019.04.14
powered by ブクログ一方的に懲悪するような単純な図式でないのが、リアリティーを感じさせて良いところでもありますが。もやもやとする処もある。それで会社は良くなるのかい?
0投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログこれを読んでスッキリしたり、面白いと感じる勤め人たちが多くいるから人気があるのだろうけれど… それに恐ろしさを感じずにはいられない。 多くの隠蔽や揉み消し、不祥事。 スジを通すための組織との戦い。 それが美徳のように書かれていることが既に恐ろしい。
2投稿日: 2019.03.16
powered by ブクログ組織の一員であること、働くこと、生きていくこと、夢、希望、野望、挫折、家族を守ること、現実の自分、苦しい時に出てくる本当の自分…さすが池井戸さんだなあ。一気に読まされた。空飛ぶタイヤ同様、映画までは多分見られないけど、観たいなあ。それにしてもこの物語、初めは八角さんが主役だと全く気がつきませんでした。
0投稿日: 2019.03.13
powered by ブクログオムニバス形式で最後は上手くまとまめましたよって印象。登場人物毎の生い立ちや両親の云々を書いているが、そこが読み疲れするところ
0投稿日: 2019.03.09
powered by ブクログ・中堅企業の不正を巡る小説 ・短編を繋ぎ合わせながら大きなストーリーがすすむ。伏線を回収し切らない印象もなくはないが、分厚さを感じさせる作品
0投稿日: 2019.03.05
powered by ブクログ2019年話題の邦画。つられて読んで一気読み、面白い。八角さんの目的は、なぜ八角さんは今の八角さんになったのか。誰が味方で誰が敵か、日本企業の文化とは。誰のために会社はあるのか、「仕方ない」で終わっていいのか。
1投稿日: 2019.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星3.8。 ちょうど映画化して話題だし、池井戸潤先生の他の作品も読んでみたいと思ったので購入。 先が気になって気になって止まらず読んだ。 章ごとに主人公が異なり、なぜ営業一課のエリート課長が突然パワハラで訴えられたのかがわかっていく構成が面白かった。 ただ、なんとなく最後に近づくにつれて突然話が急激に進みすぎていたような? それまで主人公を変えながらかなり細かく話が進んでいただけあって、クライマックスが「あれ?終わった?」とちょっと思ってしまった。 映画ではどんな風に話が進んでいくのか気になるので、劇場で観る予定。
0投稿日: 2019.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初八角が意地の悪い人物だと思っていたが、後半になるにつれ、勘違いだったと気づいた。 映画化もされるとのことなので、映画も是非観に行きたいと思う。
0投稿日: 2019.02.02
powered by ブクログ七つの会議 原島万二 営業2課 課長 45歳万年二番手 坂戸宣彦 営業1課 課長 38歳エリート 佐伯浩光 営業2課 課長代理 38歳 八角民夫 営業1課 50歳 万年係長 居眠り 木村禄郎 営業4課 課長 ずんぐりの「ロクさん 河上省造 人事部長 日野 営業3課 課長 46歳 課長職は長い 宮野和広 社長 良識派 北川 部長 森野 副部長 梨田元就 ソニック常務取締役 八角元上司 原島江利子 妻 三沢逸郎 『ねじ六 』社長 三沢奈々子 逸郎の妹、専務 シングルマザー 浜本優衣 27歳 木村禄郎の部下 三雲英太 移動パン屋さん 新田雄介 人事部課長代理 優衣不倫 34歳 加茂田 経理部の専制君主 佐野健一郎 カスタマー室 室長 元営業部次長 奈倉 商品企画部 折りたたみ椅子担当 村西京助 副社長 ソニックからの出向 木内信明 ソニック総務部長 田部 ソニック副社長 江木 トーメイテック社長 ▪八角民夫:野村萬斎 * 北川誠:香川照之 * 原島万二:及川光博 * 坂戸宣彦:片岡愛之助 * 三沢逸郎:音尾琢真 * 新田雄介 :藤森慎吾 * 浜本優衣:朝倉あき * 佐野健一郎:岡田浩暉 * 田部:木下ほうか * 淑子:吉田羊 * 三沢奈々子:土屋太鳳 * 奈倉翔平:小泉孝太郎 * 星野:溝端淳平 * 飯山高実:春風亭昇太 * 江木恒彦 :立川談春 * 加茂田久司:勝村政信 * 村西京助:世良公則 * 梨田元就:鹿賀丈史 * 宮野和広:橋爪功 * 徳山郁夫:北大路欣也
0投稿日: 2019.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大手家電会社ソニックの子会社、東京建電。 有能で人当たりもいい営業課長、坂戸がパワハラで訴えられた。 彼にも非はあるものの、下された処分は誰もが釈然としないものだった。 坂戸の代わりに課長となった原島。 謎の多いぐうたら社員、八角。 東京建電の下請けのネジ会社。 営業部で事務をしていたが辞職を決意したOLの最期の仕事。 経理、社内政治家… 一つの組織の闇を描く、サラリーマン群像劇。 色々な立場の人たちの生い立ちから描かれ、この人しかり、というものもあれば、たしかにこの人は罪を犯したけれどやりきれない…と思うものもあった。 著者の作品は半沢シリーズや下町ロケット、陸王など、勧善懲悪、読後爽快というイメージだったが今回は少し違う。しかし、それはそれでリアルな感じがしたし、面白かった。そして希望のある終わり方だったと思う。 NHKでドラマ化されていたのは知っていたが見ておけばよかった。 この度、映画化もされることになって、そのキャスト陣の豪華さにワクワクする。 虚飾の繁栄か、真実の清貧か。 後者を選ぶ人でありたい。しかし、前者には前者の正義がある。追い込まれた時、どちらを選んでしまうだろう…。
0投稿日: 2019.01.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いろんな登場人物の生い立ちや性格などを細かく描写されていて、臨場感のある文体。悪くないけど、「空飛ぶタイヤ」とどこか似たような感じでした。私は「空飛ぶ…」のほうが、被害者や主人公が明確で気持ちが入りやすかったように思います。「7つの…」は、読み終わった後にすーっとした爽快感がなく、企業目線だけでなんだかすっきりしない終わり方でした。あの真面目なネジ屋さんはどうなったかな〜?
0投稿日: 2019.01.02
powered by ブクログ映画化されるとのことで、読んでみました 最近の著者の作品のような、すっきりする内容ではありません 七つの会議を通して、会社の不祥事が解き明かされていくという形式です 序盤で話の成り行きは想像できてしまいます それぞれの立場の人間の生い立ちまでが語られますが、だからといって許される問題ではないでしょうとも思います
1投稿日: 2018.12.14
powered by ブクログ池井戸潤のビジネス小説にハズレ無し。これも一つ一つの小さな話の積み重ねで企業のリコール隠しの真相に迫る。個人的に八角さんはともかく原島さんはちょっと可愛そうかなと。ある意味どうしようもない話なんだけど最後が少し救われる描写なのがよかった。
2投稿日: 2018.11.20
powered by ブクログ大手家電メーカー・ソニックの子会社である東京建電を舞台とした経済エンタメ小説。 第一話 居眠り八角 第二話 ねじ六奮戦記 第三話 コトブキ退社 第四話 経理屋稼業 第五話 社内政治家 第六話 偽ライオン 第七話 御前会議 第八話 最終議案 会社内での不自然なパワハラ処分、コスト高の部材の発注、過去の隠蔽などを緒に、昔気質の会社体質に対し閑職に追いやられた元営業マンや、会社を支えてきたベテランなどが、それぞれの思いで会社を思い、立ち向かう。 東京建電がひた隠しにする秘密とは? 会社は生まれ変われるのか? 池井戸らしさが感じられるストーリーでした。 ドーナツの件は必要ないかも。
0投稿日: 2018.11.16
powered by ブクログ斬新な構成(^^)大手総合電機メーカーの子会社を舞台にトップセールスマンだったエリート課長がパワハラで訴えられ、その裁定が役員だけが接触を許された不可解な人事?! この話を軸に、ここで働く人たちの周りで巻き起こる事件や取引先の台所事情など、各章完結?っと思いきやすべてが繋がっていた(笑)最後は池井戸さんスッキリです(^^)
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ半年待ってようやく手にできてワクワク。優衣さんがとても素敵♪私にも自分らしい仕事の仕方を考えられるかなと思った。ラストに優衣さんが届けるドーナッツが出てくるあたりも何ともおしゃれ♪また、原島さんと八角さんが何とも素敵♪(八角さんの奥さんも^^)小さくしか登場しない人たちも丁寧に書かれていて、すっごく面白かった。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ不正隠蔽に関する社内外の葛藤を描く.組織の論理と個人の理性をどのように折り合いをつけるか.最終的には個人の理性が大事と言うのが改めてわかる.ただその立場に立った時,どう判断するか.
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ大手メーカーの子会社内で起きた、社内出世競争、親会社との事情、プロパーと親会社からの出向者の関係、親の介護問題、下請けを巻き込んだ不正と隠蔽工作、社内不倫等々。皆がそれぞれ問題を抱えながら出来る対応を取る…勧善懲悪でないからこそリアルに感じられる(会社の設定自体はリアリティないものの)。7月からドラマ化だそうで。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログこのようなサラリーマンの悲哀を描くのが、池井戸作品の真骨頂。ひとつひとつの章が独立していつつ、からみあっている。
0投稿日: 2018.10.06
powered by ブクログ家電メーカー子会社の営業部からはじまるオムニバスストーリー。パワハラ、左遷降格、社内不倫、下請けいじめ。あげく不正隠蔽。会社員の正義、自分の仕事の意義を考えたくなったときに。
1投稿日: 2018.09.05
powered by ブクログ最初は、単なるパワハラ問題だった。 だか、それが企業を揺るがす大問題に発展していった... 池井戸潤の短編は、あまり好きではなかった。 でも、連作短編となると話が違ってくる。 今作もそうだ。 徐々に明らかになっていく事実に手に汗握ること間違い無し。
0投稿日: 2018.06.23
powered by ブクログ読むと正直凹む。くそ、俺何やってる!と。 でも、その何倍も「やってやるう〜!」と力をもらえるのは池井戸さんの小説。笑 そして、今回もそんな気持ちにさせられた一冊。サラリーマンは楽じゃないんだぞ!
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログ相変わらず池井戸潤さんの本は面白い。2012の作品、いかにもありそうな中堅企業の営業部門を中心にした話が展開していく。企業絡みの強度偽装工作と保身に走る個人の身勝手なエゴが描かれ、最後に仮初めの虚飾より真実の清貧を選んだかたちの 冴えない人物がカッコ良く幕を引いて終わる。 タイトルの「七つの会議」がちょっと解らないけど、開催された会議が7回あるのかな?
0投稿日: 2018.03.26池井戸作品にハズレなし。
中堅メーカー、東京建電での不祥事をめぐる物語。 読んでいる内にグイグイ引き込まれ、中断することが出来なくなるほどの面白さ。もはや池井戸中毒と言っていい現象だ。 8つの短編という形になっていて、それぞれ主人公が違うのだがそれぞれのキャラづくりがまたすごい。実在の人物のように興味を持ってしまう。 池井戸作品にハズレはないようだ。また続けざまに読みたくなってしまう。それは私が書くまでもないことだが。
0投稿日: 2018.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
池井戸作品としては珍しくすっきりせず、若干の割り切れなさが残ったので星4つ。いつものように中小企業が苦しい状況に陥る始まりから、舞台は大きな会社の権力争い?になります。一課の課長がパワハラで降格した本当の理由は、、詳しくは書けませんが眠りの八角が最後にはキレッキレの働きをします。池井戸作品はとにかく真面目に誠意を持つことを再確認させてくれます。
0投稿日: 2017.12.27
powered by ブクログ企業で働く中で、苦悩は誰もが抱えていることであり、その中で何に希望を見出すべきかということを問いかける内容。ある会社が抱える秘密を軸にしながら、それぞれ事情を抱えた立場の異なる社員たちの葛藤を描いている。逃げ場のない会社という檻の中で、組織の正義、社会の正義、個人の正義が錯綜し、対立する。ここに描かれている苦悩は、会社勤めの人ならばとても他人事とは思えず、読んでいてなんとも重い気持ちになるかもしれないが、最後は希望を見出すことができる最高の作品でした。
0投稿日: 2017.12.22
powered by ブクログ主人公を変えて、8本のオムニバス。それぞれの話が少しずつつながっていて、おもしろかった。会社の不正に、正義は立ち向かえるのか?!正義は正義であってほしいけど、実際にはこんなもんなのかな。。。
0投稿日: 2017.12.21
powered by ブクログプレッシャーを感じない仕事は無いが、正しいことをしないといけない。 今の日本の企業は大丈夫なのか、不安に感じるぐらいリアリティがある話だった。
0投稿日: 2017.11.07
powered by ブクログNHKのドラマは観ていたが、本で読んだ方がしっくりきた。いつものパターンとは違い悪の側からも描かれひと味違っていた。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログ企業の不正に関連しての内容。 世間で問題になってるニュースとのタイミングもあり、とても楽しめた。 一部の場面転換が唐突過ぎて一瞬理解できなくなったり、登場人物の存在感が薄く使い捨ての印象があったのは残念だった・・・という感想だったんだけど、これって連作短編なんですか。 読み終わっても気がついてなかった・・・そういうことならありに見えてきた・・・うまいこと繋げてるなぁ。 同じ内容でも長編として見るか連作の短編としてみるかでイメージが違って見えてきた不思議。
0投稿日: 2017.11.04
powered by ブクログ登場する中小企業のひとつが大阪市西区のネジ屋で、そこの娘は船場の繊維業界に就職という設定にはうなった。事実そのような人が身近にいるので、このディテールにやられた。
0投稿日: 2017.10.26
powered by ブクログ読んでいて面白かった。会社員はノルマが大変なんだと感じたと同時に、作者がここまで詳しく会社について書くことができるのに感銘を受けた。
0投稿日: 2017.10.18
powered by ブクログこの作品の大きなテーマは「虚飾の繁栄か、真実の清貧か」。「ねじの強度偽装」とかは絶対にしてはいけないけれど、ほとんどの企業は様々な手段を駆使して、“清貧”よりも“繁栄”を求めるのが現実なんだと思う。サラリーマンとして共感できる部分も多かったし、とても面白かったが、例えば「半沢直樹」シリーズにあったような読後の爽快感は薄いかも。
1投稿日: 2017.08.30
powered by ブクログ会社内での上司と部下の会話、その組織の雰囲気などリアル。 要所にスカッとさせてくれる話も混ぜてあり読みやすかった。 個性的なキャラを持った登場人物たちが自然と物語の奥へと 引張って行ってくれ一気に読めた。
0投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログ七つの会議といいながら、8章立てになっていて、各章も必ずしも”会議”で成り立っているわけではない。一応、各章ごとに主人公が変わるんだけど、全ての話は繋がっています。最近流行の連作短編集を意識してこんな形式にアレンジしたのかもしれないが、どんなにあがいても池井戸潤ワールドには変わりありません。同じ”事件”でも、それぞれの人間の立場から描くと違った顔を見せてくる、という点は新鮮だけど、池井戸潤小説はこれまでもそうだった気もする。大企業、中小企業、銀行、不正、偽装、リコール、社内政治、etc。あくまでも、サラリーマン組織の不条理さを描いている池井戸潤小説です。
1投稿日: 2017.06.22
powered by ブクログ大手電機メーカーソニックの子会社・東京建電で巻き起こる会社生命を揺るがす不正の隠蔽を、社内外8人の人物の視点から描いた群像劇小説。 ある人物から見たら悪党以外の何者でも無い人物も、その人物の過去の生い立ちや思いの部分が見えてくると、必ずしも悪者では無いと思えてきます。 現実世界で悪党としか思えない人物も、その人なりの正義があって、一人の人間として生活しているのだと思いました。
0投稿日: 2017.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八田さん、よい味出してます。 パワーハラスメントについても多く取り上げてます。 誠実に「求められているものを売り、求められている適正な価格に設定する」ってことは、難しいことなんですかね。 当然なんでしょうかね。
0投稿日: 2017.05.19
powered by ブクログ池井戸さんの作品は、親近感があり非常に楽しめるものだ。しかし、今回の作品ふ楽しむ以上に、自身が置かれている組織の在り方について深く考えさせられた。昨今、様々な組織、場面でコンプライアンスが叫ばれている。さらに踏み込みコンプライアンスを当たり前に守れる風土を持った組織しか、残ることが許されない世の中になっている。 だれでも不正や不備、ミスは防止、改善すべきだとの認識だが、意図せず発生した不正や不備が、組織の存続を揺るがすものであった場合。果たして、個々や経営層はどう判断決断するのであろうか。各組織の理念に照らし合わせ判断すべきであろうが、組織の存続、この一言が大いに判断を歪める。歪んでる時点で風土は醸成されていないのであり、醸成されていないため、不正、不備が隠蔽される体制になっているのではないだろうか。 組織存続の判断は、ともすれば末期癌の発見と似ており、完治不可の状態といえよう。そうならないために、普段から健康管理をするのである。 組織のコンプライアンスについても同様のことがいえるのではないだろうか。 経営判断がなされる状態を作らないために、理念からブレない決断を常にトップは体現し、組織に見せ続ける。末端は、組織存続が危ぶまれる不備は、理念に沿って対応判断され、自身は職を失う覚悟をもち、小さな不備や不正も発生させない。しても、初期の段階で組織的にカバーが成される。 上記状態がコンプライアンス遵守風土が徹底された組織のあるべき姿ではないだろうか。 組織存続のための綺麗事を否定はしないが、理念に照らして綺麗事を公表しても、果たして社会は認めてくれるのだろうか? さまざまなことん考えさせられた。 該当の書籍は、組織の方に強く勧めたい。そして 自身の状況と是非照らし合わせてほしい。
0投稿日: 2017.05.13人災は、起こる。
これからの日本は高度成長期から現在までに人の私利私欲でやってきたことのつけが人災として起こりうるという警告を池井戸さんは訴えたかったのではと思います。実際、人災が起こった場合たまたま水面に浮上した悪事が責任追及されている反面、同じ悪事を過去にして発覚せずに、むしろ上手く終えた輩は数知れずいることも否めない。しかし日本の経済を支えていく上では仕方がなかったことも事実である。この消化不良的な現実を日本人として受け止めさせた一冊です。
0投稿日: 2017.04.02
powered by ブクログ2017.3.12-25 8つの章の主人公が異なり、それぞれ生立ちや心情や立場が語られつつ、それぞれの視点からソニック子会社の不正の真実に近づいていく。
0投稿日: 2017.03.12通して感じること
正しく行い,正しく生きる.その難しいこと. もちろん色々な人がいる.色々な立場の人がいる.色々な背景があり,しがらみがある. その中で,正しく生きることは難しい.だからか,信念をもって生きることが大事なのかな,と感じる.
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ池井戸潤作品 3話のドーナツの話がビジネスを作るとは何かを分かりやすく示唆してる 誰が主人公か最後の方まで分からない 流れは池井戸潤作品のいつもの流れ
0投稿日: 2016.11.22
powered by ブクログ企業人の大変さを、つくづく感じました。 でも、決して忘れてはならないのは、 「仕事は金儲けではない。人の助けになることだ。 客を大事にしない商売は滅びる。」という、文中の言葉。 淑子さんのような奥さんがいて、幸せだね、八角さん。
0投稿日: 2016.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「七つの会議」というタイトルから七つの短編なのかと連想するが、一話一話独立した形を取りながら進む実は長編小説。 どんどん先を読み進めたくなるが、忙しい時は切りよく一話読んで次の話はワクワクしながら翌日読むという楽しみ方ができる。 理不尽に耐えそれでも前を向いて突き進むしかない、企業人としての辛さや厳しさを書いていて、それでいて読みやすいエンターテイメント小説になっているのは、必ず胸がスカッとする勧善懲悪・信賞必罰の意識が働いているからだと思う。 池井戸潤さんの作品を読んでからはスーツ姿のサラリーマンを見かけると、また現場仕事のジャケット姿を見る度、ある種「今あるところで頑張らなきゃ」と自分の甘々な日常に思いをはせる。
0投稿日: 2016.10.26
powered by ブクログ久々の池井戸作品です。 勧善懲悪のシンプルな構成がとても読みやすく、登場人物の苦悩を描きながら予定調和的なラストまで、万人受けしそうだなーと思いながら読みました。 とても面白かったです。 さすが売れっ子作家。主力ターゲットと思われるサラリーマンの求めるものが分かってますね。 でもまあこれはフィクションだから大げさだよね、なんて思ったけれど、よく考えたらそうでもない。 読みながら私の頭をよぎったのは三菱自動車。 あの会社の隠ぺい体質は何十年経っても変えられない。まさにこの小説の東京建電とそっくりです。 本当の意味で何のために働くのかを自分でちゃんとわかっていないと会社の倫理が個人の倫理を押しつぶしてしまうことになるのでしょう。 組織ってこわいな、とあらためて思わされました。
0投稿日: 2016.10.14
powered by ブクログ後味すっきり解決!ではないけど、不祥事を起こしてしまった会社の深い人間関係のドラマ、思惑が交差して面白いです! 淡々とストーリーは進みますが、奥深いストーリー
0投稿日: 2016.10.13
powered by ブクログ誰が一番良いという、圧倒的な主人公のいない物語。池井戸さんにはめずらしい。会社がつぶれるほどの不祥事にどう立ち向かうのか、自分だったらどうするだろうか、と考え込みながら読み終えた。公にはするだろうが、どの方法に擦るだろう、答えはまだ出ていない。
0投稿日: 2016.09.23企業内偽装
最近手にするのは、企業での偽装本が多い。それは、そのような本が増えているのか、今の仕事柄なのか、どうなのか統計を取っていないから分からないが、よく手にする。 企業ぐるみでの偽装というのは、後を絶たない。 これは、メーカーだけの話では無く、金融、サービス業も同じである。 この小説の中では、タイトル通り7つの会議がそれぞれの役割を持ちながら開催され、決断がなされていく。 その中では、様々な思惑が入り乱れ、繰り広げられていく。当然実社会でも同じであろう。だからこそ、小説とは思えない。 もしかすると、今そこにある危機、いや現実かもしれない。
0投稿日: 2016.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちゃんと池井戸作品を読んだことがないものの ドラマはどれも好きなので手に取ってみた。 手に取った時期が悪かったのかw ゆっくりと本を読む時間がなく 軽い感じのモノは読めたのだが・・・これは 人物把握から手間取り、結局は時間がある時に ゆっくりと読もうと現在「保留中」 秋頃に読もうかな
0投稿日: 2016.08.16
powered by ブクログ全体的に面白く、リアリティーを感じる。企業の体質、旧態依然にしがみつく部分あり、人間模様、理不尽さもあったり、リコール隠しによる信用の失墜、窓際部署の実情が伝わって来る。会議で自分の意見を述べても、会社の伝統、コストの問題等が生じるなど、通りづらい部分が少なくないが、ある社員が面白そうだと興味を示し、試行錯誤の末、やり始めたドーナツのように柔軟な発想も会社の風通しを良くするのに必要な部分だと感じる。自分の信念を持って仕事に取り組む大切さ、何のために取り組むかを大事にすればやりやすいかなと感じる。
0投稿日: 2016.07.29出来の良い短編集ともいえますね
一話一話が読み切りのようなイメージで、短編集を読むように楽しめました。
0投稿日: 2016.07.27
powered by ブクログソニックの子会社、東京建電を舞台に繰り広げられる池井戸ワールド。突然失脚する同期の坂戸。後を引き継ぐ万年2番手だった原島、不思議な立場の古参八角。キーワードはコスト削減のネジ。
0投稿日: 2016.07.21
powered by ブクログ下町ロケットで有名な、池井戸潤氏の書かれた作品で、日本経済新聞に2011年から一年間かけて連載された小説が、単行本になったものです。近所の図書館でも人気の様で、リクエストしてから手元に来るまで一年かかりました。 最近、本屋さんには文庫本が並んでいて、手に取ってみたら最初の数ページから面白い内容で、買おうかどうか迷っていたところに、図書館から連絡があって嬉しかったです。 数か月前に読んだ「空飛ぶタイヤ」と同様、会社が起こした不正を隠ぺいしてしまうことになった経緯が、小説として上手に描かれています。この作品の興味深いのは、最初からその点に絞って話が展開するのではなく、一見すると関係ないような話(8章から成っています)が、繋がっていくので読んでいて面白いです。 章ごとに主人公がいて、そこでは主人公の経歴が上手に紹介されています。現在あるのは過去の決断の結果と言われますが、なぜその主人公たちが今、そのような境遇にあるのかも述べられています。よく調査されて書かれた小説だなと改めて面白さを実感しました。 この本を読んでいるときは、テレビドラマを頭の中で見ている気分です。最高ですね! 2016年7月17日作成
1投稿日: 2016.07.17七つの会議
トップセールスマンの生い立ちから始まり、会社の役員と親会社からの出向役員と生え抜き社長の駆け引き部長同士の責任の擦り合い、実際に有りそうな話ですが、サラリーマンの哀愁が感じられます。
0投稿日: 2016.06.30
powered by ブクログ連作小説。 ちょうど読んでいるときに三菱自動車のニュースがあって、なんという偶然、と思いながら。。 おもしろかったですが、空飛ぶタイヤと半沢直樹といろいろミックスされた感じですよね。。
0投稿日: 2016.06.24
powered by ブクログ東京建電という会社の中で起こる小さな問題大きな問題。 ネタバレしたくないのでこれしか言えません。 おもしろかったです。 みゆちゃん幸せになってぇ~
2投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ(2015.11.29読了) さすが池井戸潤! やっぱりこれも面白かった(ฅ'ω'ฅ)♪ 同作家原作のテレビドラマ「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」「下町ロケット」などが楽しいと感じる人には大変おすすめです(^_−)−☆
0投稿日: 2016.06.12ノンフィクションではないかと思うくらい身近に感じる登場人物
不正に巻き込まれ、人生が狂っていく主人公たち。 果たして自分がそこに立っていたら、不正に加担しないでいられただろうか? いや、いられなかったに違いない。 そう思わせるリアリティがあった。 登場人物の生い立ち、会社内でのキャリアが語られる事で、 仕事のスタイルが、如何にして確立していったかがが分かり 組織の闇がどうやって生まれたかがより具体的に感じられる 本当はそんな事はしたくなかったに違いない主人公達 本当に仕方がなかったのか? 他にやりようは無かったのか? 組織の中で生きる者として多くを考えさせられた
0投稿日: 2016.06.10育ち方って重要
池井戸氏の作品はほぼ読んでいます。 特に銀行が舞台の作品は、勧善懲悪が強く出ていて、 読後感もスッキリします。 この作品はそれとは少し違い、 第八話で構成されていますが、すべて別の人間の視点で書かれています。 パワハラ事件の裏に、重大な事件が隠されているのですが、 関わった登場人物の生い立ちが丁寧に書かれていて、 なぜその人はこういう行動をとったのか、がわかりやすくなっています。 悪いことは悪いんだけど、同情してしまう部分もあり。。。 結局のところ誰が一番悪いんだ?と、考えてしまいました。
14投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログ池井戸さんの作品は泥臭い話が多いが、かなり面白い。この話もコスト競争のゆえの不正、隠蔽にいたり、その流れが赤裸々に描かれている。 とても生々しく、企業で生きるためには仕方ないよなっと思うことも多々ある。 綺麗事だけで商売できるほど世の中うまくできてない。 そんな中わたし(中年サラリーマン)はひたすら奮闘していい環境になるよう頑張るしかないね。
1投稿日: 2016.05.27
powered by ブクログサラリーマンの宿命が見事に描かれている。社風というか社内の空気のようなもので悪いものがあるのはリアル。 キャラが濃すぎるのは小説なので仕方ないけど、ストーリーが面白いのは池井戸作品らしいなあ。
0投稿日: 2016.04.14
powered by ブクログ製造業の苦悩。 営業マンのノルマ達成の苦悩からきた不正。 一応最終的には不正を働いた人ではなく会社の体質が悪い、とうような形で終わっている。 でも、あまりにも綺麗に勧善懲悪でまとまっており、製造業で働いている私から見てみると解せないものがある。 ストーリーは面白いけど。
0投稿日: 2016.04.07でしゃばりすぎない主人公
「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」などの作者、 池井戸潤さんの作品。 池井戸潤さんの作品は、どの作品にも共通しますが、 不正に対して断固として立ち向かう姿勢を持った 主人公が現れます。 この作品も、立場の弱い下請けと、大手メーカーの 重役が絡んだ不正に巻き込まれた人の人生や、心情が 描かれていて、読み進むにつれ目が離せなくなります。 不正を暴いていく主人公も、過去に自分の起こした 行動で、他人を苦しめたことを、心の中に刻んでいて 普段は、ぐうたらしていても、いざとなれば行動を 起こすついう二面性を持っています。 半沢直樹ほど、行動力や表立った熱さはなく読み始めは 誰が主人公かわからないほどですが、ラストに近づくにつれ 存在感が増してきます。 でしゃばりすぎない主人公。 こういう作品もいいですね。
11投稿日: 2016.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大手総合電機ソニック、子会社東京建電。 企業の体質。リコール隠し。保身。 組織とは何?会社とは?コンプライアンス
0投稿日: 2016.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館より。 ようやく読了。 いやぁ~どんな事情があれ、やっぱり嫌な人は嫌だな(笑)。でも、ラストでちょっとスッキリした! 一つ一つが独立した短編のようで、全体がちゃんと繋がっていて、悔しいけど面白かった。 本当にイヤな人多いな~(笑)
2投稿日: 2016.03.22
