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オー!ファーザー
オー!ファーザー
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

667件)
3.9
150
285
157
23
2
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    四人の父親を持った、少しだけ冷めた息子のお話。 連載物だったためか、あまりまとまりはないし伏線もいまいち。 キャラクターは悪くないけど、普通。 ラストの無理やりまとめた感が、うーん。 うーん。 【ネタバレ】 結局、富田林さんの詐欺事件は解決してないと思うのだがどうなったのだろう。

    0
    投稿日: 2013.09.25
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    4人も父親がいるとは想定外だけど、それぞれのお父さんが息子に注ぐ愛情はカタチはともかくいいなぁと思った。 お母さんは・・・2股はしてないけど4股してたってコトだけど、そうゆーのもアリかな(笑)

    2
    投稿日: 2013.09.22
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    これぞ伊坂ワールド 最近は違ったテイストのものが多かったから久しぶりに楽しめた。 と思ったらだいぶ前に書かれた作品なんですね。 陽気なギャングに似てるかな。 4人の父親のキャラクターがいい。 選べないくらい魅力的。 その息子もまたよい。 何故かクイズ番組の手旗信号で涙ぐんでしまった。 映像化に向いてる作品。 キャストみたけど父親はもう少し豪華でも良かったような、、 連ドラ化されないかな

    0
    投稿日: 2013.09.21
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    201309/癖があるけど当人達はいたってノーマルなつもりの登場人物達、後半でたたみかけるように回収される伏線。さすがの伊坂ワールドを楽しんだ。

    0
    投稿日: 2013.09.21
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    由紀夫は4人の父親と暮らしている。4股かけられていた彼らは、彼女と別れるくらいならと、みんなで一緒に暮らすことを選んだわけで、それぞれ自分こそが生物学的な父親だと信じている。 ハチャメチャな設定だが、4人がそれぞれに魅力的で、由紀夫をとても愛していて、終盤トラブルに巻き込まれた由紀夫を力を合わせて知恵と体を使って助けるところは、本当に心が温かくなる。 ほとんど登場しない母親に、かなり興味があるが、4股ってどんな気分か聞いてみたい(笑) こんな素敵な4人なら、気持ちが少ーーーし分からないでもな……いやいやいや(笑)

    2
    投稿日: 2013.09.20
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    4人の父親を持つ由紀夫の周りで巻き起こるさまざまな事件。 行く先々でそれらに巻き込まれてしまう由紀夫。そしてそれらの事件は一本につながっていき…。 映画っぽいお話。 映画化されるみたいだけど。 映像として脳裏に浮かんでくるような印象。 中身は薄いかなと思ったけど面白さはやっぱりあるよね。 出てくる人物がどの人も魅力的で、特に4人のパパたちが ひとりのママを愛し、ひとりの息子を愛してるところが 純粋にいいなって思う。 悪役も出てくるけどそれらも陰湿ではなくて 全体を通してすごく爽やか☆ 実際にいたらムカつくコイツ!って思う同級生たちも どこかクールで憎めない。 自分の中のキャスティングと実際の映画化のキャストは 全く以て違ったけど映画でも見てみたいな~って思います。 後、続編もあったら嬉しいな☆

    0
    投稿日: 2013.09.19
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    伊坂エンタメ真骨頂というかんじ。散りばめられた謎のカギを回収していくのが相変わらずスカっとする。 伊坂作品に慣れちゃって物足りない&「アヒルと鴨のコインロッカー」が大好きでまだそれを超えるほど好きな伊坂作品には出会えてない。

    1
    投稿日: 2013.09.18
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    すっきりと伏線が回収される爽快感、ウィットに飛んだ軽妙な会話、個性的な登場人物たち、第一期伊坂作品の特徴をいいとこどりしたような作品です。 父親が4人いるというありえない設定なのに、次々と現れる謎、代わる代わる登場する父親たち、それを淡々と受け流すちょっとクールな主人公、のおかげでぐいぐい物語に引き込まれて、読み終わったあとは、あぁ面白かった、と満足できること間違いなしです。 2013.09.16

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    いつの間にか知らない街を歩いていた。いつしかその風景にどんどん魅せられて、歩くペースが速くなっていって、気がつけば全速力で走り抜けていた。走り終わったあとの爽快感が、また格別だった―。 本作の読書感を端的に表すなら、こんな感じかなと思います。私にとっては2作目の伊坂作品ですが、いやぁ、面白かった!ぐいぐいと引き込まれていってしまう力は、これぞ伊坂作品の魅力なんだなと思わせるには十分なものでした。 由紀夫を取り巻く、個性豊かな4人の父親たち。彼らは一人の女性を愛し、ついには4人そろって結婚してしまった彼らは、由紀夫の遺伝子的な父親は彼らのうち一人だけのはずであるにもかかわらず、そろいもそろって由紀夫を溺愛している雰囲気がひしひしと伝わってきます。しかもその溺愛ぶりが、心強く頼もしい。父親としてここまでたくましい彼らの姿は、親子関係とは遺伝子のつながりが決めるものではないということを、はっきりと教えてくれている気がします。要は、相手をどれだけ大切に思えるか。その一点に尽きるのではないでしょうか。 父親たちの愛情を一身に受ける由紀夫も、彼らに振り回されながらも父親たちを心から信頼し、愛しているんだなということが痛いほど伝わってきます。 「あの人たちも年取ってきたなあ、って」「きっと一人ずついなくなっていくから、なんとなく、変な感覚だろうな」「寂しさも四倍なのか」 由紀夫がいつかやって来る別れの時をそんなふうに表現した場面では、心がきゅっと潰されるような気持ちになりました。互いを思い合う家族の絆は、本当に素敵なものだなと感じさせられました。 もちろん、伊坂作品らしいミステリー要素も満載なのですが、それらでさえ、由紀夫と父親たちの面白く温かい家族生活を彩るスパイスにすぎないように思います。ここがこうつながっていたのか!という驚きはたくさんあって、それが、加速度的に進む物語をさらに面白くしていたように思います。 伊坂作品に非常に興味を引かれてきたので、続けて読んでみようかな。そうして、ますますその世界観にハマってしまえば本望です。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    話しにさまざまな伏線がはられて、それぞれ軽く展開があるものの、本筋と全く関係ない事柄が多い。途中からそれに気がついてくると、何だか読むのが面倒に感じてきた。

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    久々に伊坂ワールドを堪能。 父親が4人いることをナチュラルに受け入れてる由紀夫に好感が持てた。 父親たちの個性がまたいい。 ラスト母親の登場はなんとなく映画ホームアローンを思い起こさせました。 伏線の張り方と回収のしかたはさすが!

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    読むのに時間がかかりました。なぜなら後半までの前置きがめちゃくちゃ長いから。 でも後半からラストは続きが気になって大好きなサブウェイも途中で放ってしまうくらいの鮮やかな結末でした。 なるほどこれが伊坂マジックか。 気の短い人は少し辛抱が必要だけど、一読の価値ありだと思います。

    0
    投稿日: 2013.09.13
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    ドラマのような話。相変わらず伊坂さんの作品はキャラがいい。 ラスト30頁弱で全ての伏線回収。この爽快感の為に読んだ気がする。

    0
    投稿日: 2013.09.13
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    4人の父が居る由紀夫。 ①鷹、ギャンブラー。チンピラ風。 ②葵、居酒屋経営。イケメン。女性好き。 ③勲、中学教師。格闘技やスポーツが得意。 ④悟、大学教授。真面目そうでたまにとんだことをいう。 そして、それぞれの父親から得意分野を教え込まれた由紀夫は そこそこ何でも出来るいい男。 由紀夫の周辺で色々な事件が巻き起こり、最後には「あれもこれも 伏線だったのか!」と言うように、パタパタと回収されていく。 これぞ伊坂幸太郎を読む醍醐味! そして各キャラクターの飄々としたユーモアあふれる会話。 特に4人の父親達の個性がきっちり出ていて、父親と由紀夫 の会話が好きでした。 愛情あふれる4人の父親とそれを鬱陶しく思いながらも決して 嫌ってはいない由紀夫。 素敵な家族だ。 お母さんはほとんど出てきませんが、みんなにものすごく愛されて いるのが分かるようになっています。 お母さんどうせ最後まで出て来ないのかと思ったら、ちょっとだけ 出てきて嬉しかったです。

    5
    投稿日: 2013.09.12
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    父親が四人。スリーメンベイビーズの大人版かと始めは思いました。 色々な伏線が最後に向かって一つにまとまって行く様は、気持ちいいですが、詐欺師は誰だったんだ?と。そこだけもやもや。 多少強引なまとめ方もありましたが、父親四人の個性が、良かったです。これらを一人で兼ね備えていれば最高の父親かなー。

    0
    投稿日: 2013.09.11
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    父親が4人いるという設定から、色々と自己で想像をさせてくれる本。 ストーリー自体に特に衝撃を受けるシーンはないが、登場人物一人一人に味があり全体に深みを与えている。

    0
    投稿日: 2013.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個性的な父親たち、ミステリー要素もアクション要素もあって、映画映えしそうなストーリー。伏線回収が大雑把すぎるのが残念だった(最たるのが富田林さんと鱒二のラスト)。多恵子がうっとおしくてあまり好きになれなかったので、由紀夫が好意を寄せるラストにならなかったのは個人的に良かった。

    0
    投稿日: 2013.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    父親が四人いる!? そんなぶっとんだ設定の小説面白いはずが・・・ あった。大いにあった。 伊坂さんが描く人物の魅力にまたもや引き込まれてしまった。 4人の父親がそれぞれ理想の父親像。 そしてみんなが持ってる息子への愛。 ぜんぶが素敵すぎて。 「ファミリーレストランって名前がいいよなあ」 「確かに、そうだよな」と鷹が同意する。 「ファミリーだからな」悟がうなずいた。 「そんなにいいかなあ」由起夫は言った。 「いい名前だよ。うん」葵が言い切った。 ↑伊坂幸太郎ならではのこういうキレイな文字の羅列を見るとなんか嬉しい。 テトリスみたいで。 happy end だし、ふふって笑えるし、 軽く読める一冊でした。

    1
    投稿日: 2013.09.10
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    一家に父親が4人いる話。大学教授と中学体育教師とギャンブル好きと女好き。設定は聞いたことあるけれど、大家族への憧れか、なんとなく羨ましい。

    0
    投稿日: 2013.09.09
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    伊坂幸太郎さん特有?の、あり得ない出来事が、ホントにあり得るかのような世界観が、大好きです。 電車の中で、何度もニヤニヤしました。 言葉選びがとても上手で、キャラも個性的。 こんなお父さんたちと暮らしたいなー。 暮らしたら暮らしたで、めんどくさいかなー? 生意気や由紀夫君が、徐々に「自分はいろいろなものに守られているんだ」と気づきはじめてからの雰囲気が、とても好きです。

    0
    投稿日: 2013.09.09
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     一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件――。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

    0
    投稿日: 2013.09.08
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    伊坂ワールドです。 苦手な方はとことん苦手かもしれませんが。 4人の父、同級生、関わる人物はしっかりキャラがたっているし、「おっ」って思うセリフを言わせるところなんか、伊坂幸太郎だなぁと感じる。

    0
    投稿日: 2013.09.07
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    テンポが良く、読みやすい。 「父親が4人いる」というおかしな設定は読者の興味をひくに十分だし、先へ先へと読ませる魅力もある。 こちらの期待を、とてつもないほど大きく上回るわけではないが、いつでもほんのちょっとだけ上回ってくれる、そんな抜群の安定感。 特定の作家作品を一定数読み続けると、「ああ、この作家さんはこういうキャラ立てが好きなんだな」とか「こういう設定で持ってくるのが好きなんだな」というのが見えてくる。 それが安心感に繋がるタイプと、逆に「またこれか……」とうんざりするタイプとに分かれてしまうけれど、伊坂氏に関しては安心感に繋がるような気がする。単純に自分の好みだというだけかもしれないが。 伊坂作品の中では、女性がいつも強い。そんな女性に翻弄されたり、隠れてやんちゃをする男性が描かれている。 日常からほんの少し離れた非日常。けれど最後にはなんとなくおさまる、ちょっとシニカルなハートウォーミング。 この作品に関しては、シニカル部分がいつもより少し少ないけれど、必ずしもドラマチックな振り幅が必要なわけじゃない。 伊坂作品の小気味よさを楽しむのに良い作品だと思う。

    0
    投稿日: 2013.09.07
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    父親が4人いる高校生由紀夫くんの、とある事件に関する物語。 陽気なギャングを彷彿とさせる魅力的なキャラクターたちに、ラッシュライフを彷彿とさせるロジック。いやー面白かった!これぞエンターテイメント。

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    伊坂ワールド炸裂! 無理な設定だよなぁと思わせながらも,これからどう展開していくのかな?と,読者をどんどん引き込んで行くのは流石としか言いようがない. 伏線が張り巡らされており,最後にえっ!それとつながるの?と感嘆.

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    父親が4人(母親は1人)いるという設定は面白くて斬新。 だけど、テンポが悪いのか、途中でダレてしまい、読むのに時間がかかってしまった。 映画(映像)の方が楽しめるかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    軽快で面白かった。 4人のお父さんも憎めないキャラクターで、良いなと思った。 最後のシーンはすごくカッコよくてすっきりした。

    0
    投稿日: 2013.09.05
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    待ちに待った文庫化。面白い父親たち。 それぞれの個性が生かされてる息子。 びっくりするほどの展開はないにしろ、最後の落ちも好きでした。 また後から読みたくなる作品。

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    2013.09.04読了。 今年36冊目。 ひさしぶりの伊坂さん。 この前の深夜特急で読書ペース落ちてたので前半はスローペースだったけど、やっぱり後半スピードついたね笑 監禁あたりからいろんな謎が解けていき、クライマックス、そして種明かし。 単純に面白かったー。 電線での救出劇とか最高にかっこいいし、笑えたw そして個性的で憎めない父親たち笑 富田林や鱒二のお父さんも含めそれぞれかなり個性的だけど、やっぱり子を想う親の気持ちは誰でも変わらないってことよね。

    0
    投稿日: 2013.09.04
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    著者の作品はなんか読みづらくて今まで読まなかったが、今回面白そうな内容だったので読んでみた。 やっぱり途中途中眠くなって 空気のミステリーというか 空気のコメディというか(うまく言えてない) なんだか映画の脚本みたいで 俳優とか盛って映画にすれば面白いだろうなと思った(映画化されるけど) 最後はずるい あとがきとか新聞掲載の話とか聞いたらこんな評価してる自分が酷い気がした それにすっきりした終わり方だったから★2をプラス1で★3

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    内容は映画的。 サスペンス要素は薄く、いかに爽快に解決させるかというとこ。 正直ちょっと物足りなかった。父親の魅力が大切なとこだが あまり人物像をつかめなかった。映画に期待。 しかし一番よかったのは 解説の島田雅彦の最後の一節。 教育の場で最も大切なのは「世の残酷さ」「現実の理不尽さ」と 向き合う勇気を与えることだと思う。 学校はフェンスと守衛に守られている世界にすぎず、 まだ真の敵は現れていない。 これから予想不能の残酷さや理不尽に直面しなければならない。 その為に準備出来る事は少ないが、 たとえば伊坂幸太郎を読むことは大いに意味がある。 ってこれ。 そんな娯楽を生み出したいね。 学校の勉強では学べない、エンターテイメントにしか出来ない 大切なことだ。

    0
    投稿日: 2013.09.03
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    最近本をきちんと読む時間を取っていなかったので、久しぶりに読了した本。 単行本になる前から気になっていて、読み始めると、私が好きになった当時の伊坂氏のキャラクターテイスト、そしてストーリー展開で懐かしいような気分を味わいながら楽しめました。 てんで性格がバラバラな4人の父親がいる由紀夫。 4人の父親はみな母親を強烈に愛していて、自分の父親は明かされていない。 こんなヘビーにもなりうる設定上で、奇想天外な事件が起き、そして4人の父親はそれぞれの得意分野で力を合わせ、 家族のピンチを救おうとする、その様が微笑ましい。 結局、由紀夫の父親は別だったらいいのにな、と思わずにはいられない。 それくらい、4人はバランスがとれていて面白い。 終盤、張り巡らされたヒントから事件の真相が明らかになる様子は爽快だし、軽快なテンポは「陽気なギャング」シリーズを思い出した。 次は何読もうかな・・・と最近アンテナの感度が悪い私には、ちょうど良いリハビリの1冊でした。

    0
    投稿日: 2013.09.02
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    著者の作品に付きまとう軽薄な政治的主張がなく、純粋にストーリーに特化した作品であるため、著者のリズムの良い文体に乗って、最後まで途切れることなく楽しんで読めた。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    おもしろかった! そして、家族っていいなと思った。 伊坂幸太郎の作品は、どうして 突拍子もない設定なのに、 とても現実的なのだろう。 と、いつも思う。 そして、そこが、 コピーライターに伊坂ファンが多い らしい理由なのかなと思う。

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    設定が、主人公とその4人の父親。 しかも、その4人がそれぞれ全く違う性格・生き方をしていて、そのそれぞれの面の影響を主人公が受けています。 もちろん、遺伝子的な繋がりは、その中の一人の筈ですが、誰もそれを確かめようとしません。 それでも、4人が4人とも不在がちな母親に替わって、家を守り息子を守っています。 と言う事は、この母親には男たちを惹きつけてやまない強い何かがあるのでしょう。 その肝心の母親は、この物語にはほとんど参加しません。 携帯電話だけが、事件解決の小道具として活躍するのみです。 物語は、軽妙なタッチでどんどん進んでいきますし、物語の舞台や事件も徐々に広がりを見せていきます。 4人の父親の性格のいいところをだけを受け取ったような主人公が、何となく飄々とした生き方をしています。 そんな主人公が、友達の関係でどんどん事件の深みに嵌っていきます。 そして、4人の父親との阿吽の呼吸で・・・。とても楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    伊坂作品にしては伏線の回収が大雑把な感じがしました。 意味深な登場人物が多かったにもかかわらず、さらりと流されていて残念です。 最後の鱒二の話は「いいのか、それで!」と突っ込みたくなりました。

    0
    投稿日: 2013.08.30
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    友達のますじがしょうもなくてでも憎めない愛おしいキャラで好きでした。殿様と多恵子ちゃんもほのぼのしててよかった。

    0
    投稿日: 2013.08.30
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    読後感は最高‼4人のキャラが際立ってて、全員魅力的。さりげなく家族愛が描かれるのが、伊坂作品の好きなところ。 詐欺の犯人が結局わからないのが、もやもや…ますじの最後も、ちょっと雑な感じがしたけど(笑) 時間を置いてまた読みたい。

    0
    投稿日: 2013.08.30
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    4人の父を持つ主人公の数奇な運命。事件、事件、また事件。どこか抜けていて、しかし父たちの主人公への愛が垣間見えるような、面白くて心温まる感じがした。

    0
    投稿日: 2013.08.29
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    主人公がクールで頭がキレてそこそこ女子にモテるっていうのが 村上春樹的、って他の何かのレビューでも書いた気がしなくもない。 登場人物は伊坂氏らしくいつも通り個性的でさくさく読めるし楽しめる。

    0
    投稿日: 2013.08.29
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    軽快なテンポの会話、機知に富んだセリフの数々、散りばめられた伏線の有機的なつながり。伊坂幸太郎さんの小説には夢中にならざるを得ない要素がたくさんあります。この「オー!ファーザー」も決して例外ではありません。伊坂ワールド全開でした。 父親が4人いるという高校生、由紀夫が主人公の物語。クライマックスでは、大きな事件に巻き込まれた由紀夫を4人の父親が救い出します。 結局、何故父親が4人もいるのかということはわからないのですが… (そこも良さなのですが)大学教授、ギャンブラー、元ホスト、中学教師と4者4様の職業と性格をもった父親たちの息子に対するアプローチもそれぞれ特徴があって、そのすべてが由紀夫にすんなり浸透していく様はとても面白い。息子のピンチに必ず現れるんです。ゴレンジャーならぬ、ヨンレンジャー。 ただ4人の共通点は息子を単純に愛する、オジサンであるということ。そこにかいまみえる「普通のオジサンらしさ」「滑稽さ」がある意味、不思議な設定をどこかに存在しているストーリーかのように見せている気もします。 物語の中に散りばめられている伏線、クライマックスにおけるその伏線のつながりを書評の中で書き記してしまうのは、個人的に野暮だと思うのでしませんが… どこにでもいるような高校生、息子を愛するオヤジたちが政治絡みの巨大な悪に立ち向かっていくストーリー。ワクワク、ドキドキのちほっこり。必見です。

    0
    投稿日: 2013.08.26
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    あり得そうであり得ない世界観が読んでて楽しい! 4人も父親がなんてあり得ないけど、それが凄い羨ましくもあった。 それぞれの人生観が良くて、そういうことか!って納得させられるような言葉があって、内容も面白いんだけど、それぞれの台詞が特に良かった! ストーリー展開がもっと先まであるのかな〜なんて最後思ったけど、以外な所で終わってしまった。 もっと続き読みたかったな〜。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    軽妙で噛み合わない会話がまさに伊坂幸太郎ですね。ばらまかれた伏線も最後にきっちり回収されてお見事。お父さんたちなかなかにいいこと言うし、ほっこりさせてくれるし、良かったです。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    一言、面白かったぁ!!伊坂ワールド全開!ハラハラドキドキ、ハードボイルドもあり(笑)。半分以上読んでもどうなるのか先がわからなかった。 主人公は素直な性格なんだろう。こんな家庭でぐれずに大きくなって、さらにこの環境を受け入れている。ちょっとびっくり! ほんとに面白かった。 宮部みゆきさんの「ステップファザー」に似ていTかも。(だいぶ前に読んだからうろ覚えだけど、似てるような気がする) 最後のお母さんの言葉もいいな。

    0
    投稿日: 2013.08.25
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    父、母、息子の6人家族。計算が合わないのは父が4人もいるから。無茶苦茶な設定だけど、そこがいい。 とにかく、4人の父親が個性的で面白すぎる。読了後、「あぁ、終わっちゃった。また、この人たちに会えないかな」と名残惜しくなったくらい、魅力的なキャラクターたちだった。 物語の核となる事件に主人公が踏み込む場面は少々強引で違和感を感じた。4人の父親が、事件に首を突っ込もうと決める場面も同様だ。 けれど、いったん話が転がりだすと、父親たちがグイグイと物語を引っ張って行ってくれるものだから、そんな違和感はアッという間に忘れて、最後まで一気に読み切っていた。 とにかくこの4人、違うジャンルのいい男ばかり。母さんが四股掛けたくなるのも、わかるような…わかっちゃいけないような。 続編でないかなぁ。

    0
    投稿日: 2013.08.21
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    お父さんが4人というおもしろい設定。 計らずも事件に巻き込まれる一人息子を力を合わせて助け出す。 事件は複雑に絡み合っているようで、でも最後まで読んだらなんか物足りなかった。詐欺師は誰だったか分からなかったし。笑

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    これぞ伊坂作品。ゴールデンスランバー以降の作品しか読んだことがなく、スピード感の物足りなさは否めないが、原点を知った感じ。…4人の個性豊かな父親たちのいずれもが息子を強烈に愛し、守る姿が痛快この上ない。何より、4人の夫に愛される母・知代が羨ましいっ! 映画化されると知り手に取った作品だが、岡田将生の由紀夫ってどぉ? 

    1
    投稿日: 2013.08.18
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    日本の40代俳優が人材豊富なうちに、映画化してもらったら、面白いと思うんだけどな~。 江口洋介、福山雅治、佐々木蔵之助、阿部寛を父役、息子は神木隆之介、母は当然のことながらキョンキョンで。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    4人の父親、皆それぞれいい個性を出しています。由紀夫も幸せだけど、こんな夫たちを持つ由紀夫の母も幸せだ。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    父親が4人というあり得ない設定なのに、ありそうな感覚。面白い。 他の作品に比べるとスローテンポな気がするけど、その分人間模様が面白くて、父親たちの主人公に対する愛情も伝わって、思わず微笑んでしまうお話でした。 やっぱり、複雑な伏線が一気に回収される爽快感は最高です。 ただ、最後が少し物足りない。なんだかまだ続きそうで、もう終わり?という感じでした。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    父親が4人いるというややこしい事情を抱えた高校二年生の由紀夫。ギャンブル好きの鷹、博識の悟、いかつい中学教師の勲、そして女好きの葵との日常を淡々と送る由紀夫の周辺で、小さな事件が立て続けに起こり始める…。 他の作品に比べ、心なしか事件が起こり始めるのが遅かったような気がして少しやきもきした。 しかも伏線も、こちらが意識し過ぎたせいか、さほどではなかった。 父親たちがそれぞれ由紀夫に与えた教訓や習慣が事件に絡み合うさまは面白かったけれど。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    こういう話好き。現実離れしてるけど、伊坂さんらしい独特なタッチに惹き込まれる。 来春映画化とか、楽しみ!

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    投稿日: 2013.08.17
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    最初はなかなか進まなかったけど入り込んでしまうと面白かった!それぞれの父親の個性が素敵。あり得ない状況なのにありえちゃうように描ける伊坂さんもさすが。 鱒二も富田林さんもありありと目に浮かぶ。一番キャラ的には濃くない主人公を取り囲むこゆーい人物たち。あり得なそうでありそうな日常。これぞ伊坂作品。

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    投稿日: 2013.08.16
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    父が4人いるという異色の家族構成のお話。 四者四様の個性豊かな性格で、それぞれ特技を持っていて、まるでドラクエのようなRPGゲームのパーティーのようにも思えた(笑) ドラクエは魔王を倒すという目的のもと一致団結して戦っているが、本作の4人の父は普段は「おれが本当の父親だ」といったアピールをし合い、バラバラな印象だが、愛すべき息子のピンチとなればドラクエのパーティー同様に一致団結して、見事な連携で息子を救う。 4人の父親がいれば、母親を入れて5回の別れがあることは悲しさが倍増するので嫌だが、それを除けば素敵な家族構成かもしれないと思えた。 しかし最後のまとめが少し強引というか、盛り込み過ぎ感があった。 布石だらけの文章を、ラスト50ページぐらいでまとめきるのが伊阪作品の魅力だけど、きっと読む時の気持ち次第で今回みたいな盛り込み過ぎて疲れてしまうといった気持ちになるのかもしれない。

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    投稿日: 2013.08.15
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    単行本化が遅かっただけの一期。やはり一期の方が読みやすくてキャラクターに勢いがある。雰囲気としては陽気なギャングみたいな感じ。

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    投稿日: 2013.08.14
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    なんで、こんなに面白いのか流石伊坂さん、普通ならグレちゃうかもだけどこの冷静な高校生と父親達。血の繋がりなんてクソくらえ!素敵な父親4人と友人達、めっちゃ爽快な一冊でした!

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    投稿日: 2013.08.13
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    すべてが伏線であり、その伏線がラストでどんどん回収されていく様子はかなり気持ちよかった。 四人の父親がいながら、主人公の由紀夫は誰か一人と密に関わるわけでもなく、四人とバランスよく接していてそのバランスがまたいいなと思った。

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    投稿日: 2013.08.12
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    久しぶりに伊坂幸太郎を読んだ。4人の父親と展開されるストーリーが軽快で面白かった。前半で撒かれるたくさんの伏線が、終盤次々と回収されていくのがやっぱり気持ちいい。 物語の中では4人の父親が個性豊かで、それぞれが得意なこと苦手なことがあって、それを補い合い支え合いながら主人公と生活している。そのチームワークがとても素敵。 現実の世界では親というのは4人でなく1人だけど、もともと親っていう存在はたくさんの人間性を兼ね備えていて、子どもに合わせて色々な接し方や話し方をしてくれるよなぁって思った。だからこの話も、本当は4人いるように書いてるけど実は1人だったりして?なんて変なことを考えながら読みました。 ちなみに僕は「鷹」が好き。 もっとストーリーに深みがあればなあ、と思った。

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    投稿日: 2013.08.12
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    父親が4人もいる男の子のお話 一夫多妻制は聞いたことがあるけれど、一妻多夫制で、 しかも1人の息子の父親が全員だなんてシュール過ぎる ただそれも伊坂さんの話の中だとすんなり受け入れられるのが不思議です

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    投稿日: 2013.08.11
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    これまで読んできた伊坂作品と比べると、少々話の展開がスローテンポであるような気がしましたが、もとは新聞連載小説だったようです。それでも無秩序に張り巡らされた伏線が、終盤一気に収束していく手際の良さは相も変わらずお見事でしたぁ。軽妙洒脱な文体であるにもかかわらず、世の中には、裏の世界と表の世界が隣り合わせで存在しているということの怖さを、ジワジワッと感じさせる作品でした。

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    投稿日: 2013.08.10
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    最後まで展開が読めず、かと言って、誰かが無残に殺される事もなく、楽しく読めました。父親が4人いて、それぞれが仲良く暮らしていくなんて、現実ではあり得ないと思うけど、非現実の中に引き込まれて行く巧みさがあると思います。

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    投稿日: 2013.08.10
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    四人も父親がいるという、伊坂さんっぽい設定で単純に楽しめました。 伏線やストーリー展開が読めないのでわくわくしつつ早く読めました。

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    投稿日: 2013.08.09
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    由紀夫には4人も父親がいる。 え~!! 考えたら私には祖父母が3人ずついて、それが当たり前だと思っていた。 不思議でもないかぁ・・・ でも、やっぱりこの男たちはどういう神経してるんだ、一緒に暮らしているとは。 等々ブツブツ言いながら読んでいくうちに、この4人の父親たちのなんと素敵なこと! それぞれが個性的で、それぞれが優れた能力の持ち主であり、その4人の影響を受け、由紀夫は頭が良くて、イケメンで、運動能力も優れていて・・ やはり育った環境は影響大なのねぇ。 初めはこの息子対4人の父親の日常的な会話が面白く、ほんわかしたムードでファミリー小説?みたいな。 由紀夫に絡んでくるかなり自己中な多恵子は少々私は好きではないけど・・・ あれ? このままホンワカと終わってしまうのかな? 久しぶりに手にした伊坂氏の著書だけど、今までと違うなぁと思っていたら。 やってきました! 喜んではいけないけど、事件が! そこからはテンポも軽やかに、心も浮き浮きと一気に読んでしまいました。 やっぱりこの父親たちいいわぁ~~ それぞれが由紀夫を自分の子と思い、由紀夫の発するちょっとした言葉に一喜一憂し、由紀夫のために危険を冒しても助けようとする、カッコいいのよねぇ。 4人もの男を夢中にさせた母親は最後に女王のごとく登場・ 「元気?わたしの大事な夫たちは」 カッコイイ! さすが4人もの男を魅了しただけのことはあるわ。 やっぱり伊坂作品は言葉で大いに楽しませてくれるね。

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    投稿日: 2013.08.09
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    「あの、つるつるしただけの、こんにゃくだって、だし汁に漬けとけば味が沁みてくるんだ。親に育てられて、影響を受けないわけがないだろうが。外に干した洗濯物が、外気の影響をまったく受けないわけがないだろ。年がら年中一緒にいる親から、何の影響も受けない、なんて言い張れるやつがいたら、その方が乱暴だ」(155p) 小説の中で主人公も話の流れの中でも、この担任の主張を肯定しているわけではないが、それでも「どうしようもなく影響を受けてしまう」主人公の話である。 しかも、主人公には四人もの個性的な父親がいる。 この前読んだエッセイに出てくる「実物」伊坂父親もやはりかなり個性的である。一度も犬を飼ったことがないのにも関わらず、著者の父上は常にポケットにドッグフードを入れていると書いている。出会った犬を喜ばす、そのためだけに常日頃から準備しているのである。まあ、確かに尻尾を振って犬が喜ぶ様は一種の快感だろう。しかしそれは普通の人には常にポケットに異物をいれるほどの情熱とは結びつかない。この親ありてこの子あり、この本も書くべくして出来上がった本ではある。 2013年7月8日読了

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    投稿日: 2013.08.08
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    「でもよ、ここに四人いるじゃねえか」 鷹がはしゃぐような声を出した。 「この狭い車内に、四人も恰好いい男がいるんだぜ。  希望が持てる。な、由紀夫」 「車内が狭いのは確かだけど、  そんな男、どこにも見えないよ」

    0
    投稿日: 2013.08.08
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    父親が4人。 たえこますじ富田林さん。 最初は平坦な道で眠くなるのかと思っていたが、 徐々に話がこじれていって面白くなってきた。 母親は結局登場しないのかと思った。 やり手だね。 僕も女性とは、身体目当てで付き合っていこう。

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    投稿日: 2013.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4人の父親という観点で、父親から子供が受ける影響について語られる 女性観 教育 人生観 運動、学習

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    投稿日: 2013.08.07
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    めちゃくちゃな設定で、伊坂ワールド全開! 4人の父親の個性や、由紀夫とのやり取りがとても良くて爽快。 映画も楽しみかも。 手旗信号が良かったな〜。

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    投稿日: 2013.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私の一行「今死んだ。もう死んだ。ほら死んだ」笑けた。一行じゃないけど。 伊坂さんの神髄は伏線の回収の仕方にあるのかもしれないけど、どちらかというとレトリックとかキャラクターが好きなのであって、よって鱒二や多恵子ちゃんにいまいちムカっとくる私としては楽しめなかった。でも悟さんは好き。富田林さんマジ富田林さん

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    投稿日: 2013.08.05
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    授業参観に父親が勢揃いなんて大笑い。 いいぞ殿様! 牛蒡男はどうなったんだろう?同ABCも気になるところ。 そこはかとなくゴールデンスランバーのにおいが。

    1
    投稿日: 2013.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文庫本での伊坂幸太郎の最新作。 伊坂幸太郎は「ゴールデンスランバー」辺りから勧善懲悪のストーリーをあまり書かなくなっていたのですが、この話はそれより前に書かれたこともあって昔の伊坂幸太郎っぽい、スカッとする話になっています。 「4人の父親」を持つ男子高校生が主人公。日常の生活の中でとある事件に巻き込まれてしまいます。 見どころは何と言っても父親がイイ!4人ともタイプがバラバラかつ魅力的で話に引き込まれます。 話的には「これで終わり?」って感じがしてしまったので星4つ。これは続編書いて欲しい。

    0
    投稿日: 2013.08.04
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    手旗信号だったり知事選だったり伊坂さんらしくてとてもたのしく読めた。 四人の父親というところでビートルズと何か関連付けてるのかなと期待してしまった

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    投稿日: 2013.08.03
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    伊坂さんの本を読むのは、少し久しぶり。やはり、うまい。父親が4人というあり得ない設定のなか、どんどん引き込まれてしまう。

    1
    投稿日: 2013.08.02
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    「父親」って本当に面倒くさい存在。 うちの父は、怪しいし、勝手だし、適当だし、遊び人だし、訳の分からないところでこだわりを持ってたりするし、「もう放っといてよ!」ていう場面で干渉してきたりする。運動会で妙にはりきってるところとか、恥ずかしくてしょうがなかった。 でもこの本を読んで、父親って、はたから見ると実はカッコイイ存在なのかもしれないって思った。 知らない間に影響されていて、いざというとき守ってくれる、いなくなったら、きっと寂しい。 主人公の由紀夫には父親が4人もいて、それぞれがまた魅力的で羨ましくなっちゃうんだけど、ひょっとしたら世の父親たちには誰でもそんな一面があるのかもしれないなって、そんな気にさせられた素敵な物語。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    四人父親がいる子どもの話。最初はなにげない事がかかれているのに最後に向けてスピードを増して伏線回収。圧巻。父親達が由紀夫を助けにくるあたりにどきどき!悟さん始め四人がテレビにってありえなーい!そんな非日時もありな作品だった。鷹さんが由紀夫を助ける手段がお茶目。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    オー!ファーザー!じゃなくて、 フォー!ファーザー!だろって読み始めは思ったけど、読み終わり、 オー!ファーザー!でしっくりきた。

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    投稿日: 2013.08.01
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    ザ・伊坂幸太郎! 散りばめられた伏線を一気に回収する、懐かしの第一期の伊坂幸太郎の最後の作品。 「人生で有意義なことの大半は、無駄に見えるんだって、知らないの?」 このセリフが、まさに伊坂幸太郎だなーと思った。伊坂幸太郎作品は、一見無駄に見えるセリフも、実は伏線だったりする 。 この作品の内容については、伊坂幸太郎らしさは満載なんだけど、なんかこじんまりしてる。これは第二期の散らかしっぱなし型に慣れてきたからなのかな。『バイバイブラックバード』の方が、勢いがあって面白かった。 ☆あらすじ☆ 父親が四人いる!?高校生の由紀夫を守る四銃士 は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポー ツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇す るは、事件、事件、事件―。知事選挙、不登校の 野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会 話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよ らぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワー ルド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

    0
    投稿日: 2013.08.01
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    面白かったぁぁぁぁ。完全に伊坂属性ww 新しくはないかもしれないけど懐かしい!父親たちの台詞がなかなか本質ついててよかったっす、共感多数。短編小説にしても面白かったかもと思いつつこれはこれでいいかなw まさに伊坂エンターテイメントですな。

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    仕事始めてから本を読む時間があまりないのがつらい。本当につらい。 昼休みにちょびちょび読んでいき、やっと読み終わったよ。 やっぱりおもしろいよこれ!いろんなものがつまってるよ。読んでみるといいよ。 「たぶん、息子がこれを観てるんですよ」 ってとこ、泣きそうになったよね。なるよね。なるんよね。

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    4人の父親たちの個性によって成り立つ物語が、 これぞ伊坂ワールド!とゆう感じで読んでてとても楽しかったです。 普通に考えればありえない設定なのに、 気づけばそれが当たり前かのように引き込まれていきました。 4人の父親に愛される由紀夫がうらやましくなるくらい彼等が魅力的でした。

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    小説も付箋貼りながら読んじゃいます。いっぱい、付箋つきました。 「由紀夫、人ってのは、自分が信じたい、と思っていることを信じるんだよ。」 たしかにそうだ。

    0
    投稿日: 2013.07.30
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    登場人物たちのドヤ顔が透けてくるような感じ。最後の最後、由紀夫がピンチになってからは読めた。それまでは苦痛。

    2
    投稿日: 2013.07.30
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    面白かった。ドキドキハラハラしながらも笑える 話のテンポとか内容も、好きなタイプの作品だったなぁ。最後はじんわり暖かい感じも良かった。

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    投稿日: 2013.07.29
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    またも伊坂幸太郎さんの作品を読了です。 先日読んだバイバイブラックバードに続いてですが、 あの不思議な読後感に比べて、こちらは懐かしい感じです。 あとがきを読んで納得しましたが、 ここまでが伊坂幸太郎第1期という節目の作品だったようです。 ただ、設定は不思議でして、何故か父親が4人いるという 主人公由紀夫の物語です。 バラエティに富んだ父親が4人いて、 それぞれからの影響を受けつつ、成長していくという ある意味で親子の絆の物語のようにも読める話です。 ギャンブル好きで、大学でも教えられるくらい教養があって、 普段は中学校の体育教師で喧嘩も強くって、 その上無類の女好きで見た目も若い、 という父親がいれば、4人分の要素は兼ね備えますが、 さすがにそんな人はいないですね(笑)。 物語は最初は暖機運転のような感じで進むのですが、 ある辺りを境に一気に加速していきます。 この辺り、伊坂幸太郎らしさを感じて心地よいです。 そして最後のカタルシスが現実味がなくて面白かったです。 ただ、評価としては☆4つというところです。 何と言えばいいのかわかりませんが、 ちょっとこじんまりとしていたような感じがしたせいですかね。 あっさり読めましたが、 心の引っかかり方はバイバイブラックバードの方が 随分大きかったように思います。 しかしまぁ安定して面白いのが凄いなぁと。 伊坂幸太郎さん、まだまだ書き続けて欲しい作家さんです。

    0
    投稿日: 2013.07.29
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    勝手にキャスティングしながら読む。 優等生で悩める高校生の由紀夫は神木隆ノ介。 体育教師の勲は小澤征悦。 ギャンブラーの鷹は加藤雅也。 ホストの葵は及川光博。 悟さんが思い浮かばない。野田秀樹とか。うーん。 優しい声をして恐ろしい富田林さんは、西田敏行か小日向文世。 4人の夫を持つ由紀夫の母は可愛くて、4股かけても嫌味に見えない女…安田成美がまず頭に浮かんでしまった。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    新しくはないが、ホォッと安心する伊坂ワールド。 何ともいえない心地良さがある。文章も相変わらずいい感じである。 定期的に読みたくなる部類の作家さん。

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    それぞれ性格や見た目も違う四人の父親を持つ男子高校生の話。 普通なら普通ではないこの父親が四人という状況にも関わらず、作中では特にその状況に違和感なく、むしろ家族の強い絆を感じる物語やった。 特に四人の父親が、息子に関して、「さすが俺の息子」というように他の誰でもでない自分の息子と主張する場面や、息子のピンチには無関心を装いつつも息子の知らないところで四人が四人とも息子のことを一番に考えて、協力して助けにいく場面なんかはアットホーム感満載。息子の方も煩わしいと言いながらも、いずれ一人一人いなくなっていくと感じたときの寂しいという思いの描写なんかも良かった。 作品の流れとしては初期の伊坂作品に近い気がする。最後には色々な伏線が繋がって回収されるというすっきりする感じは健在。 とても良い作品やった。

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    投稿日: 2013.07.28
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    2013/07/27購入 岡田くん主演で映画化か!!たのしみ♪ 2013/07/29これから読み始める! 2013/08/24読了!久々に好きな伊坂作品。あとがき読んでわかったけど昔の作品なんだな。私は昔の伊坂作品が好きなのかもしれない。

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    投稿日: 2013.07.27
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    ちょっとくどく感じたかも…。 いろんな伊坂さんの昔の作品を思い出した小説になりました。 砂漠、ラッシュライフ、グラスホッパー…。 会話のやり取りは1番テンポいいような気が笑

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    投稿日: 2013.07.26
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    楽しくて一気に読んだ。「キスより簡単」の同居バージョンってかんじかな。そして子供が男の子だから複雑な家庭環境にも関わらずサッパリしてるとこがいい。主人公はじめ、みんな魅力的でほほえましい。心のつながりの深さを一番感じられたところは、父親それぞれとの別れを主人公が想像するところ。相手をどれだけ大事に思っているかって、そういうことで実感できると思う。読み終わってから実写化のことを知ったんだけど、キャストは全体的に、自分のイメージしてたビジュアルと違ってた。

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    投稿日: 2013.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思春期に父親が4人もいたら最低だと思うことも多いと思うけど、小っちゃいころと大人になってからは楽しそう。 でもまあうっとうしいよね普通に。 この小説を読んで、一緒に長いこと暮らしてればそれは家族だ、と思った。 そういえばお母さんも、電線は地面に足を着けてさわったら感電するけど、どこにも触らないで電線だけに触ったら感電しないって言ってたなーって懐かしくなった。

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    投稿日: 2013.07.25
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    ぽわっと温かくなる作品でした☆好きです!ハラハラドキドキ場面があるのに、ハラハラドキドキしすぎず、たんたんとマイペースに楽しめたのがよかった。心地良い読み心地でした^^お父さん達と由紀夫とお母さんの距離感がまたよかった。お父さん達の助言の仕方が皆それぞれ違うけど、どれも納得できるような。だからそのお父さん達がそれぞれ今回はどう答えるのかがまた楽しめる一つにもなりました☆

    0
    投稿日: 2013.07.25
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    四人の個性的な父親と一緒に煩わしくも楽しく暮らし高校生の由紀夫。友達も個性的。 作風が昔の伊坂っぽいなと思ったら、やっぱり書かれたのはゴールデンスランバーの前だった。小気味良くユーモアもあっておもしろい。

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    投稿日: 2013.07.25
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    20130724めちゃくちゃ面白い!伊坂のなかでも好きなやつ。父4人いて、それぞれが可愛い。4人の性格は、いつも出てくるキャラクターの典型のようなもの。

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    投稿日: 2013.07.25
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    ウィットに富んだ言い回し、独特の警句、もうたまりません。 数ある伏線がどうかかってくるのか楽しみすぎてウキウキしてしまいました。 最高ーー!!

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    投稿日: 2013.07.25
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    他のブクログレビューにあった「短編集として読みたかった」というコメントにそうそう、そのとおり!と同意。 軽めの陽気なエンターテイメント作品で、四人いる父親も、我田引水勘違い少女も、くそ真面目でスポーツも学問も優秀でなぜか騒動に巻き込まれる主人公も、登場人物はみんな魅力的だし、張り巡らされた伏線が最後にどどっと回収されるのも痛快だし、文句のつけどころなどないように見えるのに、なぜか不完全燃焼感が残ってしまった。 そのモヤモヤの正体は「新聞連載長編」という生い立ちにあるようだ。細切れなのに長編、長編なのに細切れ、という違和感があったが、短編集だったらスッキリ楽しめたような気がする。惜しい。

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    投稿日: 2013.07.24
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    【気軽にテンポよく読める1冊。後味スッキリ!】 個人的には、陽気なギャング~に印象が似ていると思いました。 4人のお父さんが、それぞれいいキャラ出しています。 常に不在で、どこか存在感の薄いお母さんのお陰?か、 お父さんたちのキャラが生き生きと輝いて見えます。 伊坂さんの魅力のひとつである、伏線の回収もお見事です。 もやもやの残ることなく、スカッと爽快に読み終わることのできる作品です。 あえて言えば、ゾワっとする感じや、ハラハラ感がもう少しあっても良いかな~ と思いましたが、陽気なギャングと同じ系統と思えば、 そういう要素は必要ないのかもしれません。 とにかく、出会えて良かった1冊だと思います。

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    投稿日: 2013.07.24
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    まさに伊坂幸太郎氏らしい作品でした。 数年振りに著者の作品を読みましたが、そうそうこれこれ!といった感じ。 そういう意味では新しさはなかったかもしれませんが、会話のテンポの良さ、ばらばらなベクトルと思わせて、物語が進むにつれガッチリ合致する計算された構成。 読みながらドキドキしました。 さすが面白かったです。

    0
    投稿日: 2013.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定がいいねって思う。四人の父親はどれも個性派で、みんなおしゃれなせりふがあっていいな。最後のところが微妙だけど、そこまでは面白いぞ、このやろー!バイバイブラックバードより好きかな。だけど、砂漠は越えられず。だな。

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    投稿日: 2013.07.22
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    これは、現実にはあり得ない家族の話だったが、父親(達)の行動がなんとも言えず、ユニークで、発想が危険。 次はどんな手を使って息子を助けるのだろうと、ワクワクする。 こんな父親(達)が居たら、無敵に違いないだろうな。 本当の父親は、結局誰だったのか? 母親は、本当にいつも仕事に行っていたのだろうか? そんな疑問は解決されないままだったが、タイトル通り、思わず『オー!ファザー』と叫びたくなる小説だった。

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    投稿日: 2013.07.22