
総合評価
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powered by ブクログ北海道旅行の前の必読書?! 1915年12月に北海道留萌苫前村(現:苫前町古丹別)三毛別で発生した、日本史上最大最悪の熊害(ゆうがい)事件に基づく、物語。 開拓地の自然の厳しさ、羆の恐さ、開拓農民のたくましさ、などなどに畏敬の念を持たずにはいられない作品。 羆の様々な習性、特に賢さと執念深さの恐怖し、対峙しなければならなかった開拓農民の事情と括弧の過程が能く描かれている。羆の心理描写などという手法は取られておらず、淡々と被害とりわけ人的被害が積み重ねられていくため、羆の恐ろしさについてはむしろ重く伝わる。 技術が進んだ現代に、道路はあっても住民がいないような土地に、当時集落があり、羆を含む自然と戦ったことも、現代史的に興味深い。 三毛別はさんけべつ、熊害はゆうがい、と読むこともこれで知った。 2008年初夏、杉並図書館より借用。
0投稿日: 2010.08.18
powered by ブクログ2010年5月18日購入 熊は怖いな、と思う。 人間が無力なところがまさに自然災害そのもの。 筆致が淡々としてるので何となく読めてしまうが シーンをイメージすると凄惨である。
0投稿日: 2010.07.11
powered by ブクログ大昔には、人間にとって食われると言う死に方がごく当たり前だったんだよな、多分。そんな感覚がにわかに極リアルに襲って来ます。明るい気分がそっくりどっかにもってかれる恐ろしいセミドキュメンタリー小説でした。
0投稿日: 2010.06.29
powered by ブクログ羆系といったら読まねばならぬ一冊かと。 書かれた年代も年代だし、今風の派手さはないが、史実に基づいたお話しなんで渋恐。
0投稿日: 2010.06.11
powered by ブクログ三毛別羆事件を下敷きにした作品。 凶暴で執念深い羆に襲撃された人々の心の動きが丹念に描かれている。 羆から逃れるため人々が深夜の雪道を松明の列となって進むシーンが印象的だった。 パニックに陥った村を纏めようとする村長がかっこいい。 孤独な老マタギが渋い。そして悲しい。
0投稿日: 2010.05.31
powered by ブクログ大正4年の北海道北部六線沢村で起きた熊害事件を描く。人間の非力さ、自然の残酷さが思いっきりリアルに描かれ、怖い小説となっている。
0投稿日: 2010.05.31
powered by ブクログ北海道開拓時代、ヒグマに襲われた村落が翻弄される有様を描いた小説です。 実話を基にしており、とても怖い・・というか畏怖を覚える物語です。 実話を基にしているだけに、特別ドラマチックな人間模様やクライマックスに向かっての盛り上がりなどはありませんが、ご都合主義的な物語展開がない分、むしろ淡々とした恐さを感じられます。 自然との共存とは、本来こういう危険を内在しているもの(というかそれが「自然」なんだ)ということを見直させてくれますね。 より「小説らしさ」を求めるなら、増田俊也「シャトゥーン ヒグマの森」もなかなか怖いです。
0投稿日: 2010.05.30
powered by ブクログ日本獣害史上最大の惨事。 ヒグマの恐ろしさがまざまざと伝わってくる。 自然の猛威の前ではなす術はない。
0投稿日: 2010.03.25
powered by ブクログ大正時代に北海道で2日間で6人が殺害された三毛別羆事件がモデル。 東北から水害で北海道の開拓地に移転。 その地を蚊とイナゴの害で去らざるを得なくなり、清浄な空気と渓流に恵まれた新天地で惨劇が起こる。 最初に女性を食らった熊は男性も襲うが食べることはしない。 女性に執着し、女性の匂いがついたカイロ代わりの石を噛み砕く。 「おっかあが少しになってる」頭蓋骨と毛髪と片足の膝下を残して食べられたという表現がもう想像を拒否してしまいます。 人間が餌と見なされれば絶対的にかなわないんですよね。 三毛別羆事件で検索すると出てくる開拓小屋の粗末さに驚きました。 こんな環境で北海道の冬を過ごし、それでも開拓した土地を捨てざるを得ない自然の厳しさに背筋が伸びる思いです。
0投稿日: 2010.03.23
powered by ブクログ野生動物というか、クマはやっぱり怖いなあと思った。 袈裟がけのはく製も写真も、なにも残っていないのがとても残念。 三毛別の事件もアレだけど、ワンゲルの事件もすごく怖い。 本州にはツキノワしかいないけど、これを読んでから山のちかくをうろつくときは注意してる。
0投稿日: 2010.03.13
powered by ブクログマタギがマイブームになっており、その流でこの本にたどり着いた。 吉村昭の著書はこれが初めてになる。 多くの登場人物が出るのだが、氏名がなかなか出てこない。 文体はちょっと重く暗い感じがしたが、これはその時代にあわせてそうなっているのだろうか。 さて、お話は大正末期。 北海道の開拓村を舞台に展開する。 やっと切り開いた土地に突如、羆が現れ村は大パニックに陥る。 熊をしとめるために様々な手が打たれていく。 警察や軍隊の出動が検討される中、最後に登場するのは、熊打ち名人の銀四郎。これまで100頭以上の熊を仕留めてきた名人だ。 物語は人々の苦悩を描きながらもテンポ良く進んでいく。 北海道旅行に行きたい方にお薦めの一冊です。
0投稿日: 2010.02.11
powered by ブクログこちらに書きました。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2009-07-22
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログwikipediaで事件の記事を見て興味をもったので読んでみた. 先に読んだからか正直記事のほうが小説より怖くてインパクトがあった. それでも面白い.
0投稿日: 2009.11.30
powered by ブクログとても、とてもすごい小説でした。 自然の厳しさというものがめちゃくちゃ伝わってきます。 あまりにすごいので、速攻で友人に薦めました。 もどってきたら違う友人にも薦めるつもりです。
0投稿日: 2009.11.13
powered by ブクログこれが史実に基づく物語だと知って、身震いした。 アイヌの人々は羆をムンカムイ、ウェンカムイと呼びあがめた。 彼らは羆を「毛皮に肉と薬を包んで来てくれるありがたい神(キムンカムイ)」として大切に祭ります。 一方ウェンカムイは、一度人を害したが故に神様の罰を受け、人ばかりを襲うよう宿命づけられてしまった悪い神のこと。 最近はネイチャーブームで、キャンプをする人たちも多いけれど。不幸な出会いを避ける為にルールは守らなければと思います。 とにかく、一度読んでみて欲しい本。
0投稿日: 2009.05.20
powered by ブクログ実際にあったヒグマによる恐ろしい被害を描いた物語。 これが北海道で実際にあったのだから、本当にビビる・・・。 単行本版の表紙の熊は、この表紙より数段怖い。 これから読んでみようとする読者の方にはぜひそちらを見ていただきたい。
0投稿日: 2009.05.11
powered by ブクログ冬眠用の穴を見つけることができなかった『穴知らずの羆』は特に凶暴だと言う。 北海道開拓の村、三毛別、そのさらに奥の六線沢。 生活に困難な土地に、そろそろ落ち着き始めた村民たちを、 『穴知らずの羆』が襲う。 所長や巡査は役に立たない、いや、経験不足なのだ。 こうなったら、 一人で何日も羆を追い続けるマタギの『銀オヤジ』を頼るしかない。 つまはじき者の『銀オヤジ』に頭を下げ、どんなにしてでも連れて来い! 懇願されてやってきた『銀オヤジ』に傲慢な態度はなく、 軍帽を脱いだその仕草には、死者に対する哀悼がにじみ出ている。 『羆』の恐ろしさを知っているのだ。 その『羆』と1対1で対峙する『銀オヤジ』は、 しかし、普段の生活ではその恐怖を紛らわすためか、 あまりにも他の村民に対して威圧的で、脅威である。
0投稿日: 2009.03.18
powered by ブクログ大正4年に発生した日本近代史上最大の獣害事件「三毛別羆事件」に取材した渾身のドキュメンタリー。Wikipedia で三毛別羆事件の項目を読んですぐに Amazon で注文、届いたその日に読了した。事件当夜の様子は Wikipedia の記述の方が詳細かつ陰惨だが、ヒグマの圧倒的な力の前に人間の無力を悟り、正常さを失なっていく人々の様子は吉村昭が迫真に迫る。 ただ一人冷静さを保つ老練な熊撃ち銀四郎の、しかし区長の目を通して描かれた人間らしい恐怖心が、強烈な印象を残した。
0投稿日: 2009.02.08
powered by ブクログ人里離れた農村で、熊が人を襲って回ったらどうなるんでしょうか こうなります っておはなし
0投稿日: 2009.01.07
powered by ブクログたった一人の冷静な熊討ちと大勢の無力な警察。 酒飲みで問題の多い熊討ちへ助けを求めるべきか、 大勢の警察にお願いすべきか。 その村人の心理描写が興味深かった。
0投稿日: 2008.10.20
powered by ブクログ本書は黎明期の北海道において開拓村に入植していた人たちを襲った日本獣害史上最大の惨劇といわれる 9人の死傷者を生んだ苫前羆事件を描いた作品。 人間の感情など無視した自然の恐怖。 現代と異なり夜になれば全てが闇に沈んでしまう恐怖。 車など無く機動力が脆弱であるが為に、孤立無援の恐怖 ホラーではないが、迫真に迫る恐怖と戦慄が凝縮されている。
0投稿日: 2008.08.19
powered by ブクログ吉村さんの作品は沢山持っています。デビュー当時はともかくも、「戦艦武蔵」以降は記録文学として多くの作品があり、いつの間にか集まった感じです。しかし後期になると記録文学の「文学」が取れてしまい、なんだか調査報告書のようになってしまいます。それが悪いという訳ではないのですが、少なくとも「物語」を読みたい私には向いていません。 この作品はどちらかと言えば初期の作品です。事実は随分拾い集めているのでしょうが、それらを絞り込んで書き込まれています。また、人について、例えば羆と対決する老猟師や区長の造形にも幾分かの恣意が含まれているように思えます。その為、物語性が高く、私の好きな作品です。 羆とそれに翻弄される弱い人間。その中で毅然と(しかし恐怖におののきながら)立ち向かう数人の人たち。そういった人間模様の見える作品です。
0投稿日: 2008.03.14
powered by ブクログこわい事件。 どんどん読める。 現地(苫前町三毛別)に行ってみると、ちょっとがっかりするけどね。
0投稿日: 2007.12.09
powered by ブクログ新婚旅行の前の日に届いた本。新千歳行きの飛行機の中で読んでいた本。一生忘れない…。 わたしはくまは大好きだけど、ひぐまはとても畏れている。カムイ。
0投稿日: 2007.10.22
powered by ブクログドキュメンタリーだけに、 鬼気迫る展開に目が離せない。 自然との共存というが、もともとは 獣たちの住んでいた場所に人間は 後から来て住んでいるのだ。 自然の猛威の前には人間はなす術もない。
0投稿日: 2007.05.19
powered by ブクログ大正4年12月に起こった、 日本獣害史上最大の惨事のドキュメンタリー。 山登りが趣味の自分にとって、 これほど怖い小説はありません。 羆は本当に怖い生き物なんだと実感。 暗闇の中に人骨を齧る不気味な音が響く…。 うあー。聞きたくない。。。。。 ベスト怖かった言葉 「おっかあが少ししかいねえ」 「腹裂かねえでくんろ」 ぶるぶるぶるぶる。
0投稿日: 2006.02.07
powered by ブクログ大正4年12月に北海道天塩山麓で起きた日本獣害史上最大の惨事。 2004年の今年も熊の被害が多かったが、自然と人間の軋轢はどうしようもないものなのだろうか。
0投稿日: 2004.11.23
powered by ブクログ苫前の三毛別川沿いの奥地(六線沢)で大正時代に起こった、ヒグマ被害 最大の事件6名死亡(7名と解釈する場合もある)実際にあった話を題材にしたもの。妊婦を食べた熊はもうフツウのヒトは食べられなくなるって話。ウマイかららしいのだけどすご〜く怖い。ぎゃー
1投稿日: 2004.11.17
