
総合評価
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powered by ブクログとても面白かった! 和菓子屋で働く杏子ちゃんのお話。和菓子一つ一つに歴史があって意味がある事も勉強になったし、何より和菓子を食べたくなった笑 解説を読むと坂木司さんの他の書籍と繋がる世界のようなのでそちらも読んでみたい。 読んでいる間は、この世界に没頭出来たので楽しかったです。
0投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログハートウォーミングな物語だった。ミステリーではない、かな。歳を重ねると和菓子のおいしさが身に沁みてくる。そんな時に読んだから、余計に食べたくなる。生菓子のネーミングでさえストーリがあって本当に奥深い。日本人の考えって本当にいいなと改めて思う。アンちゃんを含め、登場人物のキャラがとても個性的で好き。シリーズ化されているようなので引き続き呼んでみたい、と思える作品でした。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログアンちゃん、最高です。 可愛すぎます。 デブではありません、ぽちゃです。可愛いです。 まず、アンちゃんが可愛い。 そして他の登場人物たちもとても個性的で良きです。 椿店長は美人で仕事も出来るのに株をやってますし、立花さんは乙女だし、桜井ちゃんは元ヤン。 話はアンちゃん視点で書かれてあるので、食べ物の描写がとても美味しそうに感じました。これを読んでしまうと和菓子が食べたくて仕方なくなります。 そしてそして…アンちゃんと立花さんが結ばれる日をわたしは夢見ています。
9投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログある女性(高校卒業後やりたいことが見つからないのでとりあえず和菓子屋でバイト)の日常から少しづつ成長を描く話 和菓子の奥深さが新鮮、またデパ地下が舞台なので、デパ地下の店員からの視線も新鮮に感じられた
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ和菓子を食べたくなるし、デパ地下で働きたくなる! あんちゃんがかわいすぎる 和菓子の豆知識に興味をもった!
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログアンちゃんは自己評価は低いけれど、まわりの人に好かれてとても素敵です。アルバイトの仕事が学びにつながるところがいいです。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログとてもテンポよく読めました。キャラが全員可愛かったです‼︎ 和菓子でミステリ⁇って思ったけど、とても勉強になって楽しかったです。和菓子の奥深さに興味シンシンです。
22投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ和菓子とともに季節を感じられるお話。 和菓子の知識や季節による和菓子、一つ一つのお菓子に意味があってそれは歴史的背景が強く根付いていて、ページをめくる手が止まらなかった。 上生菓子が元々好きだったけど、今まだ意味を知らず見た目で判断してたから勿体ないことをしたなと思った。 それに登場人物が個性的で面白く、会話のテンポだったり飽きずに読めた。 坂本さんが書いたデパートの舞台は読んでいて情景がはっきり浮かんでくるくらい表現が分かりやすく、和菓子のアンの世界にどっぷり浸って読めた。
1投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ和菓子屋が舞台の日常ミステリー。和菓子の奥深さも興味深いし、登場人物もそれぞれいい!特にイケメン和菓子職人の乙女店員という設定が最高に面白くてかわいい!読んでると無性にあんこが食べたくなる&和菓子屋でバイトしたくなる!
1投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログシリーズ一作目。 家族が読んでいて気になった。 表紙とタイトルに惹かれた。 アンちゃんの人柄がいいなぁ。 かわいらしくていい子。 高校卒業時に就職も進学も選ばなかったけど、アンちゃんならきっと自分の道を見つけられると思った。
1投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ梅本杏子、通常アンちゃんがデパートの和菓子店で働く物語。それぞれのキャラが立っていて、ユーモア満載ですごく読みやすい。和菓子は正直地味なイメージがあるのだが、それが覆るほど奥の深さに興味が湧いてしまうし、なにより食べたくなるw 和菓子というのは昔ながらのお菓子、逆に考えれば昔から残っている人気のお菓子だとも言える。そんな和菓子の知識を用いて行われるお客さんとのやり取りが、まるでミステリー小説の如く推理、解決していく様は非常に面白い 和菓子のメッセージせいや言葉遊びには感動したし、伝統があるということは昔から愛されているのだと痛感した。
1投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログアンちゃんの若いエネルギー!個性的で素敵な人たち!美味しそうな和菓子の描写に、豆知識やお客様たちの謎…! 楽しめる要素満載で、文章も和菓子のようにあっさり、でもじんわり心が温まるような小説。 前向きに仕事を頑張る姿に惚れ惚れしちゃいました。 自虐的な一面もあるけれど、それもまた18歳の女の子らしくて可愛い。等身大。 あと私も株をしているので店長には親近感がわきました。 勉強になることもつまっていて、また読み返したいなぁと思います。 今度実家に帰る時に和菓子を買って帰ろう…心温まる優しくて楽しい一冊でした。
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ2021/12/2 和菓子のアンを読んで、ふと、帰りに亥の子餅を買って帰ろうと思いついたが、帰りじゃ遅すぎなのよね〜 夕方に季節の生菓子が残ってるワケないか〜
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ個性的な人たちと、和菓子と、それにまつわるちょっとした謎解きの話。なかなか面白かった。和菓子のことあんまり気にしたことなかったけど、和菓子屋さん覗いてみたくなるような。
1投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ主人公である杏子ちゃんが等身大で、とても好感が持てる。 京都在住で、茶の湯好きとしてはとても馴染み易く楽しく勉強にもなる作品。 杏子ちゃんの成長が楽しみ!
1投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった 店長の推理力はどのようにして培われたのか?膨大な知識量と相手の気持ちを推し量る推察力が合わさり最強に見える アンちゃんの容姿がコンプレックスという話、他人が「あなたは素敵だよ」と言ってもなかなか解消されるものでもなく、それでも少しずつ呪いがほどけていくといいねと思いました それはそれとしてバイト先の(そこまで親しくないであろう)人に対して「(乙女のような言動をしているので)あなたはゲイですか」と訊ねるのは相当すごいとおじさんは思いました 正直平成を感じた
1投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログ読み終わって一番の感想は 「和菓子食べたい!」 でした。 本当にどのお話も良くて、登場人物も、ミステリーも、当然和菓子も、私には全部100点でした。 連作短編集だから読みやすいですし、誰にでもお勧め出来る本だなと思いました。
1投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ和菓子✕ミステリー 和菓子の知識や言葉遊びを、百貨店の和菓子屋みつ屋で働く梅本杏子(アンちゃん)とともに知れた。さらっと読みきれて和菓子が食べたくなった。
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ文章が綺麗で読みやすい。 和菓子の豆知識や隠語や季節の商品の事など色々な事を知れた。 「未開紅」食べてみたいな!
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログほっこり優しい物語でした。 和菓子だ!美味しそう!と思って読んでみましたが和菓子について全く知らない私でもあんちゃんと一緒に学べて楽しかったです。 続き?もいつか読んでみたいです。
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログミステリーをあまり読まないですが、和菓子という優しいイメージで読みやすそうと手を取りました。 日常ミステリーということでちょっとした疑問やお客さんとのやり取りで穏やかにミステリーが進むので読みやすかったです。 登場人物も多すぎず百貨店が舞台ということで情景も浮かびやすく物語に入りやすかったです。 和菓子1つ1つの名前の由来も初めて知ることができました。 読了後は和菓子を食べたくなったし、スーパーの和菓子コーナーだけでなく、百貨店内の和菓子店にも足を運びたくなりました。 ミステリー初心者で勝手に読むハードルを上げてしまっていましたが、ここから濃ゆいミステリー小説も読んでみたいなと思うようになりました。
0投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ和菓子の奥深さに余計たべたくなったし、 暖かいお話だった。 自分もデパ地下で働いてたから、 思い描く事はっきりと。 先はどーなるの?とワクワクしながら読めたのも、 評価高いとおもった。 あー、抹茶と和菓子食べたい(º﹃º)
1投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ文庫版を手に取った。 単行版だと、和菓子の詰め合わせのような表紙。 まるで和菓子を購入するかのように手に取りました。 最初、「アンちゃん、偏見凄くない?」とびっくり。 そこ以外は、仕事に対しても前向きになってきているし、応援したいなーと思う。 和菓子は短歌と似ている。 短い文の中にたくさんの意味が込められていたり、 読み方や見え方も、手に取る人の数だけあるんだなぁと。 決して安いものではない。それをわざわざ買いに来るには、ちゃんと意味がある。 お客様はどうしてその和菓子を所望するのか。 知らずに買いに来たお客様にも、説明出来るようになっているアンちゃん。 成長が見られて嬉しくなる。 知識はあとからでもついてくるけど、人間性は元々持っているものが滲み出てくる。 才能に近いのかもしれない。 私は甘いものは苦手だが意匠は好きなので、和菓子を見ているのはとても好き。 アンちゃんの成長が楽しみでもあります。
7投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログとにかく和菓子の魅力がぎっしり詰まってました(*ˊᵕˋ*) デパ地下の和菓子店『みつ屋』で働き始めたアンちゃんの成長、みつ屋の店員やお客さんさんとの触れ合い、そしてちょっとした和菓子ミステリー?!など、どれも素敵で、あっという間に読んでしまったw 続編も買うぞ!
13投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログあっという間に読破!! 和菓子屋さんについて知れるし 登場人物が個性的でパワーがある そんななかで幸せな謎をもってくるお客さんがー。
4投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログミステリというと人が亡くなったりアリバイやらトリックやらを思い浮かべるが、なるほどこういう穏やかなタイプのミステリもあるのだなと。 ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、そんなデパ地下での店員さんの日常を描いた一冊。 かなり流し見したけど内容がちゃんと入るくらい読みやすい。
2投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ久しぶりに小説が読みたい波がきたようで、本屋さんで目が合ったこの本を読むことに。 子どもの頃、和菓子、それも上生菓子が大好きだったわたし。諸事情で遠のいていたけれど、 読み出したら食べたくなった。 洋菓子って背徳な感じがするけれど、和菓子って背筋を伸ばしていただく感じがするのは、私だけだろうか? 日本の歴史を背負っているから? ほぉと思うような背後がミステリの中に隠されているのも、恋愛に走りすぎてないのも好感が上がる。
1投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ和菓子が食べたくなる、和菓子の魅力に気づける作品。和菓子の知識が増えたのが良かったです。 和菓子屋のお仕事小説を期待して読んだのですが、お仕事小説というよりは日常ミステリーといった感じでした。 ただ、そのミステリー部分に疑問が多く… 「なんでそんなこと不思議に思うんだろう?」とひとつも共感できなかったし、推理も結論ありきのように感じました。これしか正解がない!みたいな感じで登場人物達が推理していきますが、「いや、こういう場合も考えられるじゃない!」と納得できなかったです。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログhttps://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB02028742||西・小型2階||913.6/Sa-31
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほんわかした日常にちょっとしたミステリーが挟まるような物語。個人的にはミステリーはもっと緊迫感があった方が好きなのかもしれない。日常の中のミステリーだといまいち引き込まれない。 あと主人公がちょっとマイナス思考が強くてそんなに好きになれなかった。太っている(といってもそんなに太ってるわけでもないと思うが)ことが原因で男の人にいろいろ言われたという過去があるのだろうが、その部分までは書かれてなかったのでちょっとわからなかった。あと心の中のリアクションが大きすぎて微妙に気に障る。 ゆったりしたいときはこういう平和な小説もいいのかもしれない。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ和菓子屋さんのお仕事ミステリー小説 謎の香りはパンやからが気軽に読めて面白く、似たような作品はないかな〜と調べたところこちらがあったので読んでみました。 和菓子食べたくなってきた… 続きも読んでみたい。
1投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ和菓子×ミステリー、おもしろかったー! 坂木さん2作目、これからハマりそう。 和菓子の一つ一つに物語があるのが素敵だし、勉強熱心で素直なアンちゃんもかわいいし、立花さんとのこれからも気になるし、なにより口の中があんこになる!お腹減った!
1投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ高校卒業後にデパ地下の和菓子屋さんで バイトを始めたアンちゃんが和菓子の魅力に 目覚めて、成長していくストーリー。 個性的な同僚に囲まれながら、謎の お客さんたちを相手に事の真相を次々と 明らかにしていくミステリー的な要素もあって、 楽しく読めた。一見シンプルに見えて、実は 奥深い和菓子の世界。 この本に巡り会えたことで、和菓子の歴史に 触れ、季節を感じ、もっともっと和菓子について 知りたいといった気持ちが芽生えた。 読後は、やっぱり上生菓子が食べたくなるな〜☻
8投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログデパ地下の和菓子屋さんで働く主人公の日常を描いたストーリー ちょっと謎解きもあったり 一緒に働くキャラの濃い人達なども楽しい 知らなかった和菓子の奥深さにへぇ〜ってなって 絶対和菓子が食べたくなる!
8投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私が好きな日常ミステリ。 和菓子×ミステリって初めて読んだけれど、こんなにしっくりくるものなんだ!って驚いた。 あとがきで坂木司さんがおっしゃっていた通り、和菓子の由来や言葉遊びがミステリにピッタリ! そもそもの和菓子の種類から作り方、由来などなどは、私にはない新しい知識(というか世界?)で、読み進めるのが楽しかった。 どのお話も楽しかったけれど、私は暗号が好きだから『辻占の行方』が1番好きかな。 最近、また読書を初めて、なぜ私は読書が好きなのだろう?と考えることがあったのだけれど、『自分の知らなかったことを知れることが楽しい』し、『読書を通してその世界を体験できること』が好きなんだとこの本を読んでいる時にふと思った。 これは坂木司さんの表現の仕方なのだけれど、和菓子が本当に魅力的に見えてくる。アンちゃんが美味しそうに食べる場面では私も食べているような気持ちになったし、和菓子に愛着を感じるようにもなった。 余談だけれど、私は餡子があまり得意ではなかった。 でも高校生の時に茶道部に遊びに行った時に食べた練り切りが美味しくて。それからコンビニでたまにこし餡のお団子とか冬には中華まんの胡麻餡とか食べたなーってことも思い出して懐かしい気持ちになった。 本作とは関係のないことだけれど、なんだかほっこりしたので、記録としてここに書いておこうと思う。
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログもとから和菓子が好きで(和菓子ミステリー気になる…)の軽い気持ちで読んだら凄い良かったです。 純粋に和菓子が食べたくなってこのお話読んでる間に何度餡子を摂取したか…。名前や洒落のきいた意味や物語もワクワクしたりなるほどの連続でした。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログアンちゃんをはじめ出てくるキャラ皆んな良いキャラしてる。 意外なことに少し切ない話もありうるっときた。 萩と牡丹という話がお気に入り。 和菓子について勉強になるしものすごく食べたくなる笑 未開紅っていう和菓子が食べたい。 シリーズ追っていこう。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ和菓子って奥が深い!仕事で洋菓子作ってるけど和菓子に興味しんしん!あんちゃんの素直な心と人柄の良さ、読んでて思わずくすっとわらってしまう登場人物たち、始終あったかい気分で読めました。
0投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ以前ミステリー短編集(複数作家さん)を読んだ時に入っていた和菓子のアン。続きが読みたくて借りた。和菓子がとても食べたくなる、誰も死なない(殺人)、ほっこりしたミステリーだった。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログ読み直す。やっぱりいい、非常に良い。癖がありすぎるお店の人々に、立花さんの触る感想が好き、モチモチにプニプニに、伝わる。3が単行本で出てるんだ、迷う、非常に迷う、読みたい、基本文庫本しか買わないので、どうしよう。もう2冊読んで下地が出来てるんだけど
15投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ読んでて楽しい本。 デパートの和菓子屋を舞台にし、和菓子を題材にした、ライトな推理小説(誰も殺さないし誰も盗まない)。 テンポ感や質感は、柚木麻子『ランチのアッコちゃん』を思い出させる。また、和菓子にまつわる知識や逸話から話が発展していく様は、オキシローのカクテルにまつわる短編集を思い出させた。 短いストーリーでほっこりしたい時に読むべし。
4投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログお仕事系日常ミステリー 和菓子一つ一つの意味と奥深さ、日本人の言葉遊びと創意工夫。なんて奥深い和菓子の世界。上生菓子を買いにいかねば 悪い人が1人もいない平和な日常系ミステリー 甘いものと平和な日常、心があたたまるお話でなんだか幸せになる。自分にとってこの本は特別な一冊です
1投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ甘い物が好きではないのだが、和菓子が食べたくなった。出てくる和菓子の名前をネットで画像検索して、和菓子の描写で味を想像しながら楽しめた。和菓子についての興味がわいた。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログあなたは、偶然遭遇した『街角インタビュー』でこんなことを聞かれたらどう答えるでしょうか? 『将来の夢は?』 どんな目的のインタビューかは分かりませんが、この質問でわざわざマイクを向けるとしたら相手は大人ではないでしょう。おそらく相手は10代の青春を生きる中学生?高校生?かなと思います。 思えば年齢を遡れば遡るほどに私たちの誰もが無限の可能性をもった存在へと近づくと思います。そして、年齢を重ねれば重ねるほどに未来の可能性は狭まってもいきます。ただ、そんな現実とは別に『街角インタビュー』でなんと答えようがそれは聞かれたあなたの自由です。 さてここに、『高校を卒業する前に偶然、街角インタビュー』で『将来の夢は?』と聞かれた十八歳の少女が主人公となる物語があります。『とりあえず大学生活を満喫すること!』、『専門学校を出て、美容師になります』と答える友達を横目に焦る主人公を見るこの作品。『進路どころか進学すら決まっていない』と将来が全く見通せない主人公のそれからを描くこの作品。そしてそれは、そんな問いに『将来の夢は、自分のお金でお腹いっぱいお菓子を食べることです!』と答えた主人公が『和菓子』の世界に魅せられていく様を見る物語です。 『高校を卒業する前に偶然、街頭インタビューのようなものを受けたことがある』と過去を振り返るのは主人公の梅本杏子(うめもと きょうこ)。友達が『専門学校出て、美容師になります』等『元気よく答えて』いく中に焦る杏子は『進路どころか進学すら決まっていない』と悩んだ末、『将来の夢は、自分のお金でお腹いっぱいお菓子を食べることです!』と笑顔で答えます。『そうか、そっちかあ』と『笑いまくる』インタビュアーを見て『そう、きっとこれが正解。これでいいんだ』と杏子は思いました。そんな過去を思う杏子は『はっきり言って私は太っている。サイズLがぱつんぱつんのデブ』と今の自身を思います。『したいことが特にない。なりたい自分はもっとない』という杏子、十八歳。 場面は変わり、卒業後、『あっという間に』時が過ぎ、五月になった中、『さすがにやばい』、『このままじゃただのニートになっちゃうよ!』と焦る杏子は『とりあえず都心に近い場所に出てみ』ます。『手に職がないなら販売系がオーソドックス』と思うも自身の体型を思い、『服飾は無理』、『やっぱり飲食系…?』と思案する杏子。そんな中雨が降り出し『とりあえず一番近くにあるデパートの中に駆け込』みます。そして、『なんとなくエスカレーターに乗って地下へと向か』った杏子は『ざわざわとしたデパ地下の喧噪は、ちょっとだけ近所の商店街に似てて居心地がいい』と感じます。『ガレットブルトン、本日までの販売でーす』と『期間限定の出店だという』洋菓子店のクッキーを買ってベンチで頬張る杏子は『何の特技もない私が唯一得意と言えるのは、食べること。それに私のこの体型は、食べ物を売る立場になったとき、多分プラスに働くんじゃないだろうか』と考えます。そして、『もし働くならどのお店がいいかな』と『悩みながら歩いていると』『和菓子コーナーで』募集を二つ見つけます。『制服は片方が作務衣みたいな上下で、片方が白いシャツに黒エプロンという現代風』と違いを見る中に、『男性がちょっと苦手』という杏子は『作務衣のお店には男性が二人もいる』ことを見つけます。そして、『悩むことなく黒エプロンのお店』へと赴いた杏子は、『アルバイト募集見てきたんですけど』と『同い年くらい』の女の子に伝えます。『店長を呼んできますから』と女の子は店の奥へ消え、しばらくして『あなたがアルバイト希望の方?』と『店長さんらしき人物が姿を現』します。『今日はたまたまここを通りかかったので、履歴書とか持ってきてないんですけど』、『和菓子がお好きなのかしら』、『はい。食べるのは大好きです。けど、知識はありません』と会話する二人。『良かったら明日、履歴書を持ってお昼過ぎに来てもらえるかしら?デパート側の決まりで、一応面接をしなきゃいけないことになってるから』と言う女性は『ショップカードと、一つ百円の小さな薯蕷まんじゅうを手渡してくれ』ました。『うん。こんな人の下でなら気持ち良く働くことができそうだ』と『手の中の和紙を見つめて、小さくうなずく』杏子。 再度場面は変わり、翌日『型通り』の面接を終えた杏子は、『私は椿はるか。ここ「和菓子舗・みつ屋」東京百貨店の店長です。これからよろしくね』と挨拶されます。『こちらこそよろしくお願いします!』と挨拶する杏子に『じゃ、フロア長のところに行きましょうか』と言う店長は『働くにはデパートの社員さんの許可も』が必要であることを説明します。『昨日話してた新人か。採用決定?』と言うフロア長から『ほれ』と名札を受け取った杏子。店に戻ると『先輩アルバイトの桜井さんを紹介してもら』った杏子。 三度場面は変わり、『とにかく商品の名前と値段を覚えるので精一杯だった』という『初出勤日』を迎えた杏子は『研修中』と『胸の名札に』書いてはあるものの『暗記してきた』『商品カタログ』の内容だけでは心許ない中、『季節のお菓子は何がおすすめかしら』と話しかけられます。『まず、端午の節句ということで「兜」というお菓子がございます』と説明を始めたものの、『確か季節ものは三種類。今は五月で、確か一つは五月の花…』と思うも『こちらが『薔薇」と説明した後が続かなくなった杏子は『どうしても思い出せない』と口ごもります。そんな中、『五月最後のお勧めは「落とし文」です』と『突然』『右側から声がし』ます。そして、『「落とし文」の形ですが…』とよどみなく話す声の先には『どう見ても二十代』という男性の姿がありました。『和菓子舗・みつ屋』で働きはじめた杏子が、和菓子の世界に足を踏み入れていく物語が始まりました。 “デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの18歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?”と内容紹介にうたわれるこの作品。坂木司さんの代表作でありこのレビュー執筆時点で4巻までシリーズ化されてもいる人気作です。そんなこの作品の魅力は一にも二にも表紙にストレートに描かれた『和菓子』の魅力にあると言って良いでしょう。この点含め三つの方向から見ていきたいと思います。 まず一つ目は、『和菓子』の魅力がこれでもか!と紹介されていくところです。思えば『洋菓子店』を描いた作品はたくさん読んできましたが『和菓子店』はすぐに思い出せません。物語はそんな『和菓子』の魅力を季節の移り変わりとともに見せてくれます。『新しい季節のお菓子が来たわね』と椿店長が笑顔を見せる『青海』、『水無月』、『紫陽花』の三つが届き試食するという場面を見てみましょう。 『楊枝を渡されて、まずは「紫陽花」を一口。カラフルな寒天の角切りで包まれた中に、シンプルな白餡が入った綺麗なお菓子だ。味は思いのほかあっさりしていて、口の中で餡がさらりと溶けてゆく』。 サラッとした描写ですが、『紫陽花』という名前に引かれてどことなくイメージが思い浮かびます。素直に、『…おいしい!』と感想を抱く杏子の言葉はとてもリアルに響きます。 『ぷりぷりの寒天にからむ、液体と化した餡。あまりの口溶けに、しばし私は無言になった。普段自分が食べていたお餅の餡は何だったの、と言いたくなるくらいの上品さ』。 そんな風に冷静に『紫陽花』を味わっていく杏子は、『みつ屋の上生菓子は一つ三百円から四百円もするので、ちょっと高すぎると思ってたけれど、食べてみれば適正な値段だと』納得します。もう一つ、『水無月』も見てみましょう。『見かけがなんとも地味』とその外見を思う杏子。 『三角形に切り出された平たいういろうは舌にひんやりとした感触を与えるし、その表面に散らされた小豆は程よい歯ごたえとほのかな塩気を残す。しかし華麗なデザインが多い上生菓子の中では、なんとも田舎臭いというか、普段使いのお菓子のようにも思える』。 素直にそんな風に感じます。そんな中にこれが『縁起もの』であることを知る杏子に椿店長は『一年の折り返し地点』である六月に設けられた『氷の節句』の話をします。 『無事に過ごせた半年の厄を払い、これから半年の無事を祈ってこのお菓子を食べたのよ。もとになった神事の名前は夏越祓で旧暦の六月一日、現代では六月三十日がその行事日に当たるわ』 暑気払いに、『氷を模したお菓子で無病息災を願った』ことがこの『水無月』の起源であることを知って驚く杏子。この作品ではアルバイトとして『和菓子店』で働きはじめた杏子が主人公として物語は展開していきます。アルバイトである以上、店を訪れるお客さん対応のために『和菓子』の知識を覚えておくことは必須です。一方でそんな杏子視点で物語を見る読者は、純粋に『和菓子』に関するこういった数多の知識を新鮮な感覚で読み、知っていくことになります。 『手のひらに乗るほどの小さなお菓子。でもその意匠に隠された背景を知ることで、次々に扉が開かれる』。 普段、『和菓子』はどら焼き程度しか食べない私ですが(笑)、この作品に描かれた『和菓子』の世界の奥深さにすっかり魅せられてしまいました。 次に二つ目は、上記したことと関係しますが、杏子が『和菓子店』のアルバイトだということに関係します。そうです。この作品は『和菓子店』もしくはデパートの飲食店で働く人たちの”お仕事小説”の側面を見せてくれるのです。 『繁忙期。人生で初めて使う大人の言葉だけど、私はいきなり思いっきり体感中だ』。 そんな忙しい日々の中に働く姿が描かれていく杏子の日常。早番と遅番の雰囲気感の違いや季節によって変化する売り場の様子など”デパ地下”の舞台裏を物語は活き活きと描いていきます。そこには、昨今話題のあのことももちろん描かれます。 『クレームのときは、その内容はさておき、まずお客さまをきちんと見ることだよ』 そうです。残念ながら”カスハラ”対応は”デパ地下”も無縁では済まされません。『高額な商品を取り違えてもあまり怒らない人もいれば、包装紙の皺一つで激怒する人もいる』というさまざまな客と向き合っていかざるを得ない杏子の日常。 『皆様、お待たせいたしました!本日最後のセールです!東京百貨店恒例、閉店三十分前セール、開始いたします!』 そんな場面の舞台裏含め、”お仕事小説”としてもなかなかに興味深い世界を垣間見せてくれます。この側面からもおすすめしたい作品だと思いました。 そして、三つ目。忘れてはならないのが内容紹介に記された”謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?”という点です。本文から一箇所だけご紹介しましょう。 『うまく半殺しになってるといいな、姉ちゃん』 こんな一文だけ抜き出しても意味不明だと思いますが、これはある日杏子が応対した客が残していった一言なのです。『和菓子店』の接客で『半殺し』などという言葉はあまりに物騒です。 『半殺し…に、なる?私が?」そう口に出した途端、手が震えだす』。 恐ろしい一言に恐怖する杏子。そんな言葉に隠されたまさかの真実が物語では描かれていきます。この作品は5つの短編が連作短編を構成していますが、そのそれぞれの短編でこのような”謎”が顔をだします。”そういえば、ミステリに和菓子ものってないような”とふと気づいたとおっしゃる作者の坂木司さん。この作品のもう一つの楽しみこそ、まさかの”和菓子 × ミステリ”という究極の組み合わせです。なるほどと唸る他ない、鮮やかに解き明かされていく”ミステリ”の数々にも是非ご期待ください。 そんなこの作品は、『したいことが特にない。なりたい自分はもっとない』という一方で、『将来の夢は、自分のお金でお腹いっぱいお菓子を食べることです!』とインタビューに答える十八歳の杏子が東京百貨店地下に店舗を構える『和菓子舗・みつ屋』でアルバイトをはじめるところから始まります。『何の特技もない私が唯一得意と言えるのは、食べること』と自覚する杏子ですが、当然のことながら『和菓子』に関する知識は持ち合わせていません。物語では、店長の椿、桜井、そして立花という同じ『みつ屋』で働く面々との関わり合いの中で少しずつ店員として成長していく杏子の姿が描かれていきます。 『知りたい。私も目の前に開ける物語を自分で味わってみたい。不意にそんな欲求が自分の中にせり上がってきた。古典や歴史が死ぬほど苦手だった私だけど、今なら勉強してもいいかなと思う』。 そんな思いの中に、『和菓子』の知識を蓄えていく杏子。そこにこんはこんな思いが共存するところが杏子らしさを垣間見せます。 『だってきっと、知ることで和菓子はもっともっとおいしくなる』。 う〜ん、なんともいじらしくなります。そして、そんな杏子は、『アンちゃんは、周りの人を幸せにするよ』と言われる存在へと位置付けられてもいきます。兎にも角にも愛らしさを感じてやまない杏子が働く『みつ屋』を舞台にした物語。そこには、どこまでもホッコリとした雰囲気感の中に『和菓子』の世界の奥深さを垣間見せる物語が描かれていました。 『私、梅本杏子。十八歳。身長百五十センチ。体重五十七キログラム。小学校の頃のあだ名は「コロちゃん」。才能も彼氏も身長もないくせに、贅肉だけは売るほどある』。 そんな風に自らを思う主人公の杏子。みんなからアンちゃんと呼ばれる杏子が『和菓子舗・みつ屋』でアルバイトとして働く姿が描かれたこの作品。そこには、『和菓子』に関するあんなこと、こんなことがいっぱいに詰まった物語が描かれていました。”デパ地下”のお仕事小説の側面も見せるこの作品。『和菓子』に隠された事ごとを”ミステリ”として絶妙に描きあげるこの作品。 最初から最後まで終始ほっこりとした雰囲気感漂う物語にすっかり魅了されてしまう素晴らしい作品でした。
319投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログ和菓子食べたいな〜って感じてきた。季節を彩る感じの和菓子を想像するだけで楽しい…… お話の内容はほのぼの系×お仕事ミステリ 杏子視点で堅苦しい文書ではなく、割と砕いた感じの喋り方で進んでいきます。表に返せば読みやすい、裏に返せば私としてはなんか物足りない。(気づいたらそんなに長い時間かけなくても1日で3分の1以上たどり着いてしまう) たまにクスッと笑える杏子のツッコミもあったり。 和菓子に込められた意味などを解説しつつ謎解きみたいな感じで面白かったです
19投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ和菓子と聞くと地味、敷居が高いというイメージがあったけど、この本は和菓子の形の奥深さや込められた意味をちゃんとストーリーに「練り」込まれていて、両方が頭にスッと入ってきてよかった。文体もかなり軽いから身構える必要もない。そして和菓子の描写がよくて普段興味が持ててない私でも食べたくなったくらい。どのストーリーもほっこりしててよかったけど、全部がちゃんと最後に繋がっていて大きな謎が解けるのもよかった。
4投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ出てくる和菓子の美味しそうなこと! 和菓子にまつわる謎解きも面白いけれど、アンちゃんのお仕事小説としても楽しめた。 気楽に読めるので良い。
0投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ和菓子は苦手な食べ物として過ごしてきたが、最近滋賀の「たねや」に行って食べたつぶら餅をきっかけに和菓子に興味を持ち始めた。 和菓子に関する本が読みたいと思い、手にしたこちらの本は和菓子のポップなミステリー小説といったところだろうか。 おいしいものが大好きなアンちゃんが、働き始めた和菓子屋さん。そこにはバックヤードで豹変する店長、乙女なイケメン立花さん、同い年の元ヤン桜井さんという面白いキャラクターが勤務している。 ミステリー小説はあまり読まないが、おいしそうな和菓子が登場し、一つひとつに深い意味があるということを知った。季節によってセンス良く使われる材料や形、名称。 日本人は昔から粋だなぁと思った。そして和菓子屋さんに足を運びたくなった。
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ感想としては面白く、読みやすい! そして、和菓子に秘められた意味に纏わるミステリーが上手く描かれていて読んでいて飽きないというところが素晴らしいと感じました。 少しだけ減点ポイントがあるとすれば以前読んでいた本よりも内容がチープに感じられるところ、逆を言えば深く考えずとも理解しやすい絵本のような本だと思います。 和菓子が食べたくなるそんな一冊!
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ主人公のアンちゃんのキャラも他の登場人物も魅力的に描かれており、作中に登場する和菓子がとても美味しそうで、お菓子の由来や使われている材料の記述も知らないことばかりで、いろんなおもしろさを味わえました。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログ和菓子ならではのミステリー。 なかなかおもしろかった。 和菓子もやはり奥が深い。 まあ、何も考えずすらすらと読めるのがよい。
0投稿日: 2025.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても可愛らしくて、お腹が空いちゃうよな、素敵な小説でした!つい声に出して笑ってしまう所もあったり、読んでる自分はずっと笑顔だったと思います!笑そんな日常を描いた物語の中で、ミステリー要素が含まれて、主人公のアンの働く和菓子屋に来るお客さん達の謎を解いていく!っていうのがもう最高に面白くてどハマリ!!あんちゃんのキャラも最高に良くて大好きになった!!いつかあんちゃんみたいな子に出会いたいな。というか、みつ屋のみんなに会いたい。みつ屋で僕も働きたい!!
0投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログほのぼのとした楽しい小説♪気軽にサラッと読める本を探していたら、目に留まって読んでみた。予想をはるかに超えた良い内容になっている。社会人1年目となる主人公が和菓子屋で奮闘する姿が微笑ましい。和菓子の美味しさやそれにまつわる知識がつまっていてためになる本でもある。この作品を読んだら、和菓子を食べたくなること間違いなし!
3投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ⬛︎ 多幸感あふれる和菓子ミステリー 友人から食べ物ホッコリ系小説ならこれ!とオススメされて読みました。 和菓子屋でバイトをする主人公が、個性あふれる仲間に囲まれながら日常に潜むおかしな(お菓子だけに)謎を解いていき、和菓子に秘められた歴史を学びながら成長していく物語です。 ー手のひらに乗るほどの小さなお菓子。でもその意匠に隠された背景を知ることで、次々に扉が開かれる。 てんで興味はなかった和菓子ですが、本著を読みその奥深さにするすると惹き込まれてしまいました。 その奥深さに気づかせてくれたのは、魅力的な登場人物たち。主人公のアンちゃんは容姿にコンプレックスがあり、自己肯定感がとても低い女の子。 ーこうしてお店に出て、短い間ながらも私は色々な人の顔を見てきた。そんな中、和菓子は人生の様々な局面に寄り添うということも知った。喜びの席に、悲しみの席。 ですが、だからこそ人の機微にはとても敏感で、その着眼点が日常に潜む謎を解くキーになっている印象でした。 同僚の職人志望の立花くんも最高!笑 イケメンだけど中身は乙女、な彼に魅了されちゃいました。 個人的には、杉山様のお盆のデートの謎と、辻占の謎の2つが特にじんわり心に響きました。 読んだ後は和菓子屋さんに行きたくなる、とっても素敵な小説でした。
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログシチュエーションが想像しやくとても読みやすい。和菓子の蘊蓄ふくめ結構勉強になる。その蘊蓄から日本人の感受性の豊かさに改めて気付かされる。今度からは和菓子屋さんの前ではショーケースを鑑賞しそうだ。
67投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログストーリーはほっこりして、ほのぼのします。和菓子の知識もふんだんに盛り込まれ、和菓子屋さんに行って、色々食べたくなってしまいました。 物語が杏ちゃんの一人称で進んでいくのが、個人的に苦手なので、これはドラマとかアニメとかになったら全編楽しめるかなぁと思いました。
1投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログおもしろい! この方の本他にも読んでみたくなりました。 お仕事辞めたいなーやだなーって思ってたけど、こんな素敵な世界もあるのかなーって思ったり。(フィクションなのにね笑)
2投稿日: 2025.01.15
powered by ブクログ坂木司さんの作品初めて読みました。2025年初作者8人目。YouTubeで面白いと紹介されていたのと、和菓子というタイトルに惹かれて読んでみました。 日常ミステリーでほっこりしておもしろかった。 登場人物がキャラが立ってていい! 和菓子が食べたくなります。
2投稿日: 2025.01.14
powered by ブクログ初めましての作家さん。 ドリアン助川さんの「あん」を見てから、こちらの「アン」も気になっていました^ ^ ほのぼのとしている中に、ちょっとした推理要素もあるのが面白くて一気に読めました。このシリーズには続編もあるようなので読んでいきたいです。
36投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログおいしそうな表紙と和菓子ミステリという聞いたことのないジャンル。 読み始めてすぐに、「ああ私このお話好きだ」と感じました。 主人公のアンちゃんがとてもかわいい。 本人にかわいいなんて言ったら戸惑っちゃうかな?でも本当にかわいい! 高校を卒業してなんとなく始めた和菓子屋さんでのアルバイト。職場の人たちやお客様と関わっていくなかで、アンちゃんは和菓子や社会について学び成長していきます。そしてアンちゃんがとにかく素直で優しくて賢くて、とっても素敵なのです。 私も和菓子についてまったく知らなかったので、アンちゃんと一緒に勉強できました。 上生菓子ってすごく綺麗なお菓子だなあという印象しかなかったのですが、名前や形にいろんな意味や歴史が込められていると知って、なおさら大切に食べたくなりました。言ってしまえばただのお菓子なのに、そこに物語を込めるなんて、なんというか日本人だなあと思います。そのセンス大好き。 ミステリだけでなく、和菓子入門書として、またお仕事小説としても楽しめます。ほっこりしてちょっとお腹が空く作品。面白かったです!
3投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログひょんな事から和菓子屋さんで働き始めた女の子のお話。 派手な事件とかは無いけど、色々な経験を経て成長する姿が微笑ましかったです。 それに和菓子に関する豆知識も面白かったです…が、最後なんだか終わり方が中途半端なような…? 続刊希望です。 (図書館利用)
5投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログすごくおもしろい! 和菓子の知識がつきそうだし 出てくるお菓子の画像も検索しちゃう! 登場人物それぞれの掛け合いもおかしくて 笑っちゃいます!
10投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ和菓子がこんなに言葉遊びと繋がりがあると思ってなかった!!しかも隠語(?)が沢山あって、「兄」「泣く」「腹切り「半殺し」」などなど。他にも知識欲をたくさん刺激してくれるネタがたくさんあって、旧暦でお菓子を並べたり、ぼた餅は春、おはぎは秋の呼び方、花札に牡丹とイノシシが一緒に描かれている意味だったり。 この本は、椿店長の推理力にも圧倒だし、なんなら全部和菓子屋で働いてたら有り得そうなミステリーばっかりで、人が死ぬ系のミステリーの本しか読んでなかった私はただただ可愛いこの話!ってなったよ! 日常にある謎がメインでした!楽しく読み終えることができました!!!
1投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログ多分こんな感想を持つ方が多いのでしょうけど、「和菓子が食べたくなる!」 やっぱりこれです。 登場する和菓子の解説を読むと興味がわきます。 「自分の地域✖和菓子」でさっそく検索してしまいました。 著者があとがきで書いていましたが、和菓子とミステリーの相性はとてもいいですね。そこに魅力的な登場人物が揃えば読んでいて楽しいこと間違いありません。 和菓子を主題とした作品は以前に漫画で「あんどーなつ」という作品を読んでいましたが、あちらは職人の物語。 こちらは販売する店頭とそこにいる従業員の物語。違った角度で和菓子をめぐるものがたりが見られて面白いです。そこにミステリー要素が加わってさらに面白い。 このほんわか和菓子ミステリーは続編もあるようなので楽しみです。
3投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ最初アンちゃんの性格があまり好きではなかったけど、物語が進むにつれて、周りに染められていく変化も見れてよかった。和菓子が食べたくなる…
1投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ「和菓子より洋菓子の方が好き」そんな人にこそ読んでほしい。 洋菓子は味と見た目の華やかさにテンションが上がり、誕生日やクリスマスなど嬉しいイベントに欠かせない。 一方、和菓子はちょっと地味で見た瞬間に心躍ることは少ないように思う。 しかし、それは和菓子を「知らない」だけ。和菓子の種類、味、名前の由来、歴史、物語...。 本を読むきっかけのひとつは、「何か自分の知らないことを知りたい」という知識欲からくることが多いそう。 内容が難しくなく、文庫で400ページと厚さはあるが短編集なので1話の100ページだけ読んで自分に合うか判断するのもあり。数年振りに本を読んでみるか、そんな方にもおすすめの本です。
2投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ読んでいる途中で和菓子を買いに行く私。 すっかり和菓子のとりこになってしまいました。 和菓子の魅力がたっぷり詰まっている他、 デパ地下の店舗で働く人の日常だったり 和菓子店『みつ屋』で働く人たちが魅力的で、 和菓子にまつわる謎を解いていくのが、楽しく読めました。 しばらく和菓子にハマりそう。
11投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログ和菓子食べれないけど食べたくなる ・人が死なないミステリーが読みたくて読んだ。ミステリーって感じではないけど、ちょっとした謎解き要素おもしろい。 ・桜井さん好き
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログミステリーって言われるとどうも怖い系を想像してしまうのだけど、そうではなかった!そうか、ミステリーって“謎解き”かぁ…。と定義について改めて知った一冊。 日常にありそうな優しいミステリーが詰まってた。 和菓子のことも知らないことが多くて勉強になった。
1投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ和菓子に縁のない私には全く想像つかなくて、菓子の歴史の話も難しくて理解がなかなか出来なかった エピソードは面白いところもあった 和菓子に馴染みのある人ならもっと楽しめるのだと思う!!悔しい
2投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログ私の大好きな本。 中学生の時に初めて読んで、それからずっと自分にとって大切な本。 もう何度目かわからないけど、読む度に和菓子が食べたくなる。 なかなか和菓子屋さんに行くのは(デパ地下であっても)ハードル高く感じてしまうから、いつか心置きなく楽しめるようになりたいな.... そんなふうに思ってたら、いつの間にかアンちゃんより年上に。 読んだ時の感じ方が少し変わっていて、時の流れ感じた。 私が、日常ミステリーと食が出てくる物語が好きになった、きっかけの本。 コラボ(?)ででてた、和菓子を母と食べたのも懐かしい思い出..
2投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログデパ地下の和菓子屋でアルバイトをすることになった、和菓子初心者のアンちゃんが、店長や同僚、お客さんから、その奥深さを学んでいくんだけど、和菓子にまつわるウンチクがとっても面白い! 季節のことや歴史のこと、言葉遊びに至るまで、全然知らなかった世界を知ることができて、とても興味深かったなぁ。 見た目と味を想像しながら、食べてみたくなったです(@ ̄ρ ̄@) ほのぼのとした雰囲気でストーリーが進んでいく世界観が、読んでいて心地よかったです。
2投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
和菓子をベースとした本は初めて読破したが全く和菓子に興味がない私でも坂口さんの文才に魅了され和菓子のファンになってしまった!小説の舞台はデパ地下。今度行った時は今まで購入したことのない上品な和菓子を選ぶとしよう。
1投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ和菓子ってこんなにも奥が深いんですね。名前もとても綺麗ですし。和菓子が食べたくなる本でした。 あと、ツッコミのような語り方が面白かったです(笑)
2投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ前から気になっていた本で初めて読みました。 アンちゃんは 立花さんが言うように「大福みたい、いつもそばにあって安心できて、お腹を一杯にしてくれる」そんなイメージをもちました。その周りにいる椿店長、立花さん、桜井さん達とのやりとりもとても楽しく 和菓子の深い意味、歴史がある事も興味深い話でした。アンちゃんの成長をこのシリーズで読んでいきたいと思いました。
2投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ短編集「ミステリなスイーツ」の中に「和菓子のアン」の最初のお話が入っていて面白かったので、シリーズを読破することにした。 出てくる和菓子の豆知識が勉強になるし、何より美味しそう!明日、おはぎを買いに行くことを心に誓う。 みつ屋の面々が面白い!キャラがたってるし、嫌な人がいないのも良い。立花くんも可愛いし、コワモテ師匠もなんかステキ! あんちゃんの成長が楽しみ。見守っていきます!
9投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログデパートでアルバイトしてみたい気分になった。 和菓子の見た目が想像できなくて、画像検索しながら読んだ。 ほっこり、さくっと、という感じ。
1投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ明るくて、元気がでて、美味しいものいっぱいの小説。楽しい読書には最適で、わたしは好きです。デパ地下の和菓子屋さんバイトをしたくなる一冊。
2投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログアンちゃんが可愛いし和菓子の説明は勉強になるし美味しそうだしサクサク読めた^-^ どの謎も人の心が動かされるもので、そこに和菓子に込められた思いや歴史が関係しているのが面白かった〜 最初の方は椿店長の頭の回転が早すぎてアンちゃんと一緒に「???」ってなってたのに後半アンちゃんもどんどん和菓子について詳しくなっていって完全に置いていかれた( ◜ᴗ◝) 和菓子屋に行きたくなる1冊!
1投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログデパ地下の和菓子屋『みつ屋』で働き始めた主人公が個性豊かな店長や同僚と働きながら和菓子の歴史や遊び心に触れていき、それが遭遇した奇妙な謎を解明する手掛かりになるという『日常の謎』を扱った和菓子×お仕事ミステリーで、主人公のアンちゃんが慣れない職場で奮闘する場面や遭遇した謎を同僚たちと推理する場面の面白さやあまり馴染みがない和菓子の成り立ちや種類を知れて「面白いと同時に勉強になるな。」と感じた。
3投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログミステリーだと知らず読んでしまいました。あまり興味が出ない話もありましたが、最後まで読めました。仕事の良いところだけでなく、悪いところも描写されているのは良かったです。
1投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ東京百貨店の和菓子屋さんで働き出した梅本杏子ちゃんこと「アンちゃん」。 和菓子屋さんで起きる不思議な出来事を和菓子屋のみんなで解いていく、いわゆる日常の謎もの。 坂木司さんの軽やかな文章と、美味しそうな和菓子と、不思議な謎と、個性豊かなキャラクターとどの要素をとっても面白い。 短編集で読みやすいけど、ちゃんと読み応えもある。あと、和菓子ことをもっと知りたくなる。茶道部だったから、普通の人よりは和菓子に馴染みがあると思うけど、それでもやっぱり奥が深い。 続きもあるみたいだから、読んでみたい。
1投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログほのぼの感満載でええわあ〜。 何もアンちゃんが温かくて、内心の表現もうまい。 和菓子が食べたくなる甘い小説。 シリーズ読もうと。
1投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログ主人公のアンちゃんのほっこりと幸せを分け与えてくれるような人柄が大好きです。和菓子を通した謎解きが非常に面白く、夢中になって読み進めました。和菓子の歴史と奥深さを知るきっかけとなりました。
2投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ和菓子のアンシリーズ、みんなにオススメしたい。和菓子を食べたくなること必須。アンちゃんを、そして周りの登場人物を応援したくなる。
1投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ主人公の杏子(アンちゃん)がデパ地下の 和菓子屋みつ屋で働く物語 ふっくらしたアンちゃんにも共感が持てます。 一緒に働く人たちもユニーク イケメンなのに乙女な立花さん 仕事ができて バリバリなのに 心の中に 亡くなった恋人との思い出がある 椿店長 同じ地下街でお酒やさんで働いている楠田さん 山ほどの荷物を抱えて帰るのを アンちゃんは不審に思って 立花さんと後をつけていく。 クリスマスイヴの夜 楠田さんは グループホームに入って行った。 お母さんを看取ってくれたホームのようだ。 中からおばあさんが手招きをして 手作りのお菓子用意していたよ!と迎える。 立花さんは 感激してアンちゃんを抱きしめた! 毎回のお話しの中に 謎があり その謎解きも楽しい。 それよりなにより 和菓子が食べたくなるお話しです。お茶飲んで 和菓子を食べ この本を読んだら もう心も満たされます。続けて読むと 太るかな? 心温まるお話しです。
6投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ面白かった! 和菓子にも興味が湧いてきたしアンちゃんもカワイイしアンちゃんの今後の成長や立花さんとの関係も気になる この本に出会えて良かった とても癒やされる。アンちゃんやみんながいるみつ屋で上生菓子買って食べたい!
1投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログ和菓子、美味しそう。 練り切り食べたい。 主人公の杏子さん、どれくらいのぽちゃぽちゃ具合なんだろう。 イラストあると良いのに。 155cm57kgってどんなもん? あれか?ビバンダムくらい? あー、練り切り食べたい。
1投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ日常の謎系のミステリー…と言えるのか?私にとってデパ地下の和菓子店は日常ではないので、なんとも言えません…。 読んでいてとにかく和みます。 『日日是好日』を読んで和菓子の世界を少し覗きましたが、この作品は和菓子の世界にどっぷり浸かれます。 これを読んだらデパ地下の和菓子店に行ってしまうこと間違いなしです。
3投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ大好きな和菓子のアンシリーズ第一巻。食べるのが大好きで頑張り屋さんのアンちゃんと時に悩み時にクスッと笑いながら、温かい気持ちになる日常系ミステリー連作。デパ地下行きたくなるし、アンコが苦手でも和菓子が食べたくなりました(笑)
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログお仕事×コメディ×ミステリー小説で 前半は割と純粋に読めました。 お菓子も美味しいそう! とワクワクしながら読みました。 キャラクターも1人1人際立ってて 面白いなぁと思いました。 しかし『一年に一度のデート』の章で 「1ヶ月ほど短冊をポケットに入れたまま」 というような描写があったのですが…。 ズボンのポケットか エプロンのポケットか分からないけど、 全く洗ってない限りは こんなこと起きないのでは? (普通は1ヶ月もあれば洗うし、それなら ポケットの中で短冊が粉々になるはずでは?) と現実味が無く、 読む気を無くしてしまいました(´・-・` )
1投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ洋菓子と和菓子と言われると どうしても洋菓子が好きとなりますが この本読んで和菓子が食べたくなりました! こんな和菓子屋さんだったら 私も働きたいなー︶ࠔ︶ あんちゃんと立花さんの関係が気になる... また続き読んでみたいな♪
5投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ミステリなスイーツ 甘い謎解きアンソロジー」で読んで。 高校卒業後にデパ地下の和菓子屋さんでバイトをはじめたアンコことアン。 店長は商品知識も豊富、バイトへの気配りも抜群、お客様の謎もとけるが、 中身はオッサン、 お洒落でスタイルが良いお菓子職人を目指す男性社員は中身が乙女、 もう一人のバイト、同い年ぐらいの可愛い女の子は元ヤンキーと、 楽しい仲間たちと和菓子の世界を学びつつ、仕事にはげむ。 七夕や、お盆、お中元、クリスマスに年末年始と和菓子らしく季節を感じさせながら、 お客様の謎を解いていくのはとても良かった。 すっぴんで出社してしまったアンに化粧品コーナーの人にお化粧を頼んだり、 お中元シーズンの配送のどたばたや、 各店から一人づつ出されての消防訓練といった、 デパートならではの景色も楽しかった。 でもなんともいっても良いのは、 サイズLがぱつんぱつん、と太っているが、 それを自覚し卑屈にならず客観視しているアンちゃんの明るさと賢さだと思う。 もちろん「ほんとうに大福みたいですね」と乙女くんに言われて、 傷ついたりもするけど。 店長さんにも、乙女くんにも言われているけど、かわいいね、アンちゃん。
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ和菓子の凄さが感じられて面白かったです。江戸時代から生まれたものがあったり、日本の特別な日である冠婚葬祭を彩ったりと、和菓子は本当にすごいと思いました。 僕は、大福が大好きです。本作を読んだので、見方が変わりそうです。 読んで良かったです。
5投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ私の中では洋菓子よりも控えめな存在の和菓子だけれど、これを読むと季節ごとに味変したり細工されたりする上等な和菓子を食べてみたくなる!
1投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ2024.7.9 読了 めっちゃ面白かったぁ^ ^ こういうのを日常系ミステリーっていうんですね。 何か怖いことが起こるわけでもないけど、先が気になってページを捲る手が止まらない。そして、和菓子が、美味しそう♡今まで上生菓子って全然興味なかったけど、食べたくなったぁー♡ 登場人物も全員個性的で魅力たっぷりだし、私もみつ屋でバイトしたい♪
10投稿日: 2024.07.09
powered by ブクログ発売当初、すごく素敵な作品に出会ったと思った記憶があります。以来、和菓子に少し興味を持って、ステキな上生菓子に出会ったら購入してみたり。 1つのことに深く興味を持ってみる、知ることの楽しさを物語を通して感じました。 また、実在しそうなくらいに親しみやすい人物の描写が素晴らしい。と感じます。
1投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ【要約】 主人公である梅本杏子は東京のデパ地下にある和菓子屋舗・みつ屋で働き始める。個性的なお店の仲間とちょっとした事件を解決する日常を綴った和菓子×ミステリーのお話。 【感想】 自分の好きなのんびりとしたほっこりするタイプの本だった。読んでいくうちに和菓子の知識が増えてるので、だんだん和菓子に興味が湧いてきた。近所に和菓子屋さんがあるので行ってみたいと思う。和菓子のアンにはまだシリーズがあるので、続きを読んでみようと思う。興味のあるものが増えるのも本の良さだなぁって実感した。
1投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ主人公の仲間達との掛け合いが面白くて、和菓子の奥深い世界も勉強出来て読んだら和菓子を食べたくなった シリーズも全部読みたい!特に椿店長はカッコイイしと立花さんと師匠可愛すぎるし登場人物達が魅力的でページを捲る手が止まらなかった
7投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ出てくる面々、みつ屋の楽しい仲間たちやお客さんたち、ちょっと癖があるけど、慣れてくればこれもまた良し。 当然、和菓子屋さんで生菓子を買っちゃいましたよね。
1投稿日: 2024.06.10
