Reader Store
天使の囀り
天使の囀り
貴志祐介/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

597件)
4.1
225
213
107
14
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    展開にずっとハラハラしながら読んでいました。ドキドキの読書体験ができて幸せです。医療の知識もほんの少しついた気がします。

    0
    投稿日: 2026.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    わたしのNo. 1貴志祐介作品は『新世界より』で、この『天使の囀り』を読んで改めて思った。貴志祐介さんの作品は、SFでもホラーでも、独特だ。貴志さんの作品の怖さは、いま生きている現実世界と作品世界は地続きで、現実に「ありそう」と思わせることのように思う。内容は確固たるフィクションなのに、緻密な設定で、実際に起こりそうと思わせる力がある。 年末。終わらない仕事、なんとなく体調不良(気のせいと言い聞かせる)、まったく手をつけられない家事。ヘトヘトで心も体も弱っている時に、読むのではなかった!わたしも闇落ちしそう。 主人公はホスピス医。ストーリーでも、その設定は十分に生かされているが、このラストシーンのための設定だったのだと思う。 「彼」と「彼ら」のたどり着く「救い」の違いが際立つラストシーンだった。

    6
    投稿日: 2025.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    心霊系ホラーと思いきやまさかの展開…。 ギリギリ想像出来るレベルの恐怖演出が多々あり、 蜘蛛を食べるシーンなんかは小説を顔から離しました…。 気持ち悪くて凄い。

    0
    投稿日: 2025.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ※基本的にややネタバレ感想系。 『天使の囀り』 著:貴志祐介 角川ホラー文庫 【紹介】  主人公・北島早苗は、ホスピスに勤める精神科医である。恋人の高梨は作家で、病的な死恐怖症(タナトフォビア)を抱えていた。彼は新聞社主催のアマゾン調査隊に参加し、その様子を早苗に伝えてきていた。  程なくして彼は帰国したが、出国前は言葉も顔つきも人格の変容といえるほど変わっており、早苗を戸惑わせるほどだった。さらには、あれほど怖れていた『死』を恐れなくなったどころか、どんどんと魅了されていくようだった。  アマゾンで彼の身にいったい何が起きたのか? 彼がしきりにいう「天使の囀り」とは何なのか?  真相を探りはじめた早苗の前に、徐々に恐るべき事実が浮かび上がってくる…。 【読書のきっかけ】  過去に趣味で小説を書いていたことがある。おおっぴらに公開できるようなまともな作品は書けなかった。  このとき、文章を他人に読ませて「怖がらせる」「笑わせる」「泣かせる」「ときめかせる」など、「感情を劇的に揺さぶるのがいかに難しいか」を身にしみて経験したのである。  自分は普段、映画や小説を鑑賞するとき、コメディや恋愛などよりはホラーや推理やサスペンスが好きなのもあって、「怖がらせる文章」には注目していた。  全集を読んだくらいハマったのはラヴクラフトだが…原文を読めないうえ、かなり冗長だし、何度も読んだので、別の作品を読みたくなった。  そこで、かつて「リング」「パラサイト・イヴ」などの人気作を発売当時に読んで以来、現代作家のホラーはとんと読んでいなかったから、どんな小説があるだろう、なるべく怖いやつ…とおもっていろいろ探してみた。  すると貴志祐介『黒い家』がやはり圧倒的な人気なのを知った。おおよそのディテールは承知していたので、ほかのを…と見ていたら本作の紹介に「死恐怖症」タナトフォビアの言葉があり、それが気になったので、じっくり読むことにしたのだった。 【感想】 「怖い」よりも「気持ち悪い」「うわ、やばい」「危険」という気持ちが浮かんだ。  とくに「気持ち悪い」。大半の人は中盤以降を読み進めると、そう思うはずだ。  文章で怖がらせるには「謎」がキーになると思っている。 「わからない」は人を不安にさせる。不安によって気持ちが落ち着かなくなり、ちょっとした刺激でびっくりしたりするわけだ。  でも、「人が死んでいる。どうやって殺された?」という純粋な謎だけだと、興味深くなるだけでいっこうに怖くならない。しかし「不自然さ」を加えてやると一気に薄気味悪くなる。  作者はこの「不自然さ」を謎に絡めて小出しにし、読者の不安をあおっていく。  なるほどなぁ。とおもった。  自分は鈍感なのか、本作全体に「恐怖」はそれほど感じなかった。でも登場人物と同じ恐怖症を軽度にもっているので、その部分はとてつもなくぞわぞわ鳥肌がたったし、作者お得意の「やっぱり一番怖いのは人間」の通り、人の狂気はグロシーンよりも背筋が寒くなった。  推理的な面白さをふくませながら恐ろしい真実を解き明かしてゆく物語の展開は、最初こそもたつくが、中盤以降は先が気になって止まらなくなる。からくりについてだいたいの予想はついてしまうが、表現されたグロテスクさはなかなかのもので、思わず「マジかよ…」とこぼしてしまった。  なかなか興味深い作品だったと思う。  さて、ここからは超絶ネタばらし感想および雑記になるので、■で区切りをつけたい。 ■ ■ ■ ここからネタバレあり ■ ■ ■ ◆元凶についての余談めいた感想  ちょっと長い余談になる。 『百姓貴族』というマンガに「ジャガイモシストセンチュウ」という線虫がでてくる。ジャガイモに寄生して養分を吸い取り、生育不良を引き起こしてだめにしてしまう生物である。  とくにアニメでは、作中の語り手でもある作者が非常に強い調子で「ジャガイモ畑に土足で踏み込まないこと」という注意を促していた。  線虫=寄生虫、ではない。だが、一部の寄生性の線虫は深刻な病気を引き起こす。象皮症をもたらすバンクロフト糸状虫は作中で依田先生が説明していたし、八丈小島という島ではマレー糸状虫によるフィラリアが島民を緩慢に死へと追いやる風土病として、悲劇を産み続けていた。  寄生虫というくくりで語るなら『目黒寄生虫館』を訪問したビル・ゲイツ氏が買い求めたという「ミヤイリガイ」グッズは、日本住血吸虫が中間宿主とするミヤイリガイを用いた土産物だ。日本住血吸虫症は山梨で地方病などと呼ばれ、病気が好発する集落に嫁ぐ女性を題材に、病気による死を予感するような歌すら残されていた。  寄生虫の中でも、次の二種類は本作の様態をほうふつとさせる。  一つはハリガネムシ。カマキリなどの昆虫に寄生し成虫になると、なんと宿主たちを水辺に誘導させるという。水辺に来たカマキリから飛び出して水に潜り、生活するというのだ。当然カマキリは死ぬ。  もう一つは、ロイコクロリディウム。カタツムリの触覚から目にかけて寄生し、それをすかして芋虫のような色味を呈する。視界を塞がれたカタツムリが暗がりからより明るいところへ移動すると、寄生虫は芋虫が這うような脈動を目の中で行い、鳥などに発見されやすく振る舞う。当然鳥が来てカタツムリごと食べられてしまうが、寄生虫は鳥の腹で吸虫へと成長するのだ。  このロイコクロリディウムの動きはWikipediaでも、You Tubeでも映像を見られるので、勇気のある方は是非ご覧いただきたい…。  本作のからくりが明かされた時、自分はこれらの線虫・寄生虫の情報をすでに持っていたため、びっくりはしなかった。が、いかにもあり得そうな原因だな…と思い、上記の寄生虫症の話を思い出して肝が冷える思いであった。  日本住血吸虫症は終息宣言まで100年以上を要しているし、フィラリアの原因であるミクロフィラリアの一部は、夜22時以降になると血液中によく出現するため、昼間の採血では見つからない、なんて話もある。こうなるともう殺人鬼の足取りを追って懸命に捜査する刑事の気分になってくる。 ◆本作のホラーはどこにあるのか  本作の元凶は寄生虫病である。…とかくと何のことはないのだが、「期せずして罹患した場合」と「わざと感染させられた場合」との2パターンが隠されているのが大きな謎となっていて、原因の追求とあわせて物語の強い読み応えを生んでいる。  では、本作のホラーな部分はどこにあるか。自分は5つあると感じた。 1・自殺した幾人かの不可解な様子 2・寄生虫症の症状をもっとも詳細に描写された荻野信一 3・わざと感染させた蜷川教授の狂気 4・最終段階を超えた人間たちの末路  1はいわゆるフックで、小出しに微妙に不安や嫌悪をあおってくる。  2はこの恐怖症を持っている人は背中がぞぞぞぞっとするはずだ。おいおい。やめてくれよ。恐怖ではなくとにかく気色悪いのだ。「ヨッパ谷への降下」みたいな様子なのだがとにかく気持ち悪い。  3は「人間が一番怖い」を体現した男の話だ。狂気と独善にとらわれた人間が一番怖い。恐怖というか「こわい」。  蜷川の蜷という字はカワニナなどの巻貝のことだ。カワニナは横川吸虫の宿主であるから、それをイメージしていると深読みも可能だ。  4はもっともグロテスクなシーンなのだが、自分にとっては荻野君の描写の方がきつかった。なぜなら自分は軽度のアラクノフォビアだから…。  ちょっと造形がありきたりな感じを受けた。つまりパンパンに膨らんだつぼみのようなボールが先端にびっしりくっついた柄が生えてるなんてのは、触ったらはじけるぞ、と容易に予測させるし。ただ線虫の増殖によってここまで奇形化して死に、中に何億匹もの線虫が詰まっている…のは、想像しただけでぞぞぞぞ、だが。  読者の大半がこの辺を首肯してもらえると信じているが、もうひとつうなずいてくれる部分があると思う。  ホラーの怖さは直接的な描写もさることながら「不可解なことを想像して怖くなる」「空想力で自分から怖くなってしまう」のが醍醐味なんじゃないだろうか。  そういう観点からすると、 5・何十足ものスリッパが脱ぎ捨てられている玄関の描写  この展開は総毛立って仕方がなかった。 ◆早苗は感染したか?  これは非常に微妙なところだが、感染した、しなかった、どちらともとれると思う。どちらか一瞬わからないところがいい。自分は感染したと解釈する。  まず、この線虫は水では死なない。全身に浴びたとなれば洗い流すのは容易ではない。アニサキスなどは70度ほどの加熱で死滅するという。流しただけでは感染の危険は全く去らない。  依田が先に発症し、症状を呈するのが早く強かった。それは、彼の心の奥底に、何年経っても癒えない深い悲しみが満ちていたからだ(目の粘膜から、というのがまたぞぞぞぞ、で、シドニア血線虫を思い起こす)。  早苗も恋人が死に、二人目の依田も死んでしまったことで悲しみを深くしているが、ホスピスは死を迎える人間を日常的に見守る病棟なので、プライベートで死の悲しみを受けたといってもかなりの耐性があるとおもう。  それに、謎の探求に関して旺盛な行動力を見せていたし、とくにセミナーハウスでの使命感はたいしたものだった。被害者に対する深い同情を持ち合わせ、恐怖にパニクっていてもなおそれをギリギリまで手放さない忍耐力もあった。  つまり、喜怒哀楽を律することに長けた性格だということだ。となれば、蜷川や依田よりも天使の囀りや羽ばたきに耐性がある、とはいえまいか。  また、熱湯を手に受けても動じない様子や、あれだけの事件に遭いながら試験管をすてられなかったところなども感染症の影響を見て取れる。まるで「一つの指輪」をすてられなかったフロドのようだ。種を絶やさない線虫の本能のようなものに抗いながら、そこから有効活用する方法まで思いついてしまったのである。  物語の流れからして、感染の影響を容易に思い出させる事例だ。  付け加えて、彼女は警察に話をするのに時間と忍耐が必要だと感じていた。これは、感染症の段階が進むまでに自殺してはいけないこと、段階そのものをなるべくすすませないことを企図しているのではないか。そして、感染を終わりにするとは、自分が最後の(日本での)感染者であると認識していたのでないか。  もちろん彼女の結末はグロテスクな死であって、明るい展望ではない。だが使命感に燃え、希望を含んでこの最後の闘いに向かって進み出すラストは、蜷川や依田と同じタイプの性格の変容といえ、やはり彼女はすでにブラジル脳線虫に感染していると見るべきだろう。  だが、ここで疑問が一つある。  彼女が感染したかどうかは、つぶさに文章を読むまでもなく、字面を追えばあらかたわかるのに、どうして感染したかしなかったかがとても曖昧に書かれているのか? ということだ。  自分はこう読む。  依田の出来事の後の文章そのものが、非常にぼんやりしたタッチになっている、と読みながら感じた。火傷するにきまっているのに三人称の客観的な描写に断定が含まれておらず、熱湯にながすところまでは一応鮮明だった状況、情景の描写が急にぼやけてしまったと思った。そして読後、早苗は感染しなかった、無事だったと思った。  しかしなんだかしっくりこないので、ぼんやりしたところから読み返してみた。  これは感染している、と思い直した。  これは誤読ではなく、作者の仕掛けと読むのも可能かもしれない。  つまり、読者自身が感染症の症状を呈しているか? を測る描きかたになっている、と。 ・彼女は感染したと読む→当面は大丈夫か、感染していない。 ・彼女は感染していないと読む→読者も感染している。  読みようによって感じ方が二通りできてしまう文章の書き方から、こんな仕組みを読みとれないだろうか。  順当には早苗が感染したからこその、初期症状としてのぼんやりした状況把握の描写なのかもしれない。しかし三人称でわざわざ曖昧に読める書き方をする意味を考えると、読者への仕掛け説の根拠になりうると思う。  割と分厚い本ではあるが、はまり始めるとなかなか没頭できる作品だと思う。恐ろしさより気持ち悪さが先に立つが、謎を解き明かす推理要素が色濃く、飽きさせない内容だと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンから戻った恋人の豹変と死を探る主人公。ある一種の怖さと気持ち悪さに慄きながらも先が知りたくて読む手が止まらず。頭の中に映像として見えてくる描写はさすがでした。

    0
    投稿日: 2025.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    黒い家に続きリアルな怖さを求めて。 快感快楽を求めさせる下等生物の生存戦略は、心霊オカルト物よりリアルに怖かった。

    0
    投稿日: 2025.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    長い。 すごく怖い話だったけど、ネタが古い。 4半世紀前の作品だからそれはそうだ。 当時読んでたらすごい面白く感じてたと思う。 個人的には、線虫に感染して快感を感じまくって死ねるならそれもいい派です。 恍惚として死ねるって結構幸せじゃね?しかも最後の2週間ぐらいは、人生がめちゃめちゃ充実するし。個人的には結構アリ!

    10
    投稿日: 2025.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    文章がうますぎる 書き留めておきたい一文がたくさんある 依田メロ〜〜〜〜〜と思って、依田メロ〜ってずっと思っててん ・ぶっきらぼうだが、根は繊細で優しい ・不機嫌そう ・自分の研究分野の話になるとありえん喋るし、だんだんヒートアップしてきて止まらなくなる ・〜してごらん、とかいう ・妻を亡くしている(だいぶ引きずっている) オォ〜〜〜ンって思ってたのに、あの、わたしは悲しいです 早苗さんも辛い 悲しいです 最後の線虫の活用はなるほど〜と思ったけど、でも、本当に悲しい もう  というか依田のいちばん怖かったことって早苗が線虫に寄生されることだったってことだよな あれ ひたすらに早苗に感染させようとしていたから…… 苦しい 液体窒素の知識をくれたのは本来の依田だから、早苗は依田に最後に救われたことになる 苦しい 図書館で借りた本なんだけども、手元に置いておきたいので今度買って本棚に並べます ありがとうございます パラサイト・イブと同じような怖さを感じました 内側から支配されて破滅に導かれるのおっかねー!

    0
    投稿日: 2025.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリー要素多めで一気に読めました 面白いけどグロい…気色悪い… コミカライズ版は気になりますが、絶対に実写では観たくない名作笑

    1
    投稿日: 2025.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語は、アマゾン探検隊に同行した青年・高梨が送った複数のEメールから始まる。 聞き慣れない固有名詞や難解な情報が羅列されたその文面の意図が掴めないまま読み進めていくと、舞台は帰国後の日本に移り、高梨は自ら命を絶ってしまう。 すっかり彼が主人公なのだと思い込んでいたところで、物語の主軸は高梨のパートナーである早苗へと移行し、彼女が残された謎を辿っていくことになる。 ここから物語は、じわりじわりと不気味な展開を始める。 私は「黒い家」を読んだ直後だったため、今回も“ヒトコワ系”の恐怖が待っているのだろうと身構えていた。しかし、その予想は良い意味で裏切られた。 これがヒトコワホラーではなくSFホラーなのだという確信を持つには、物語の半ばほどまで読み進める必要があった。この“ジャンルが掴めない感覚”は巻末の解説でも指摘されており、本筋とは別のメタ的な違和感を味わいながらページをめくることになるのが、本作の独特な体験だ。 物語後半でようやく路線が定まり、“あ、これはあの世界観だ”と腑に落ちる瞬間があった。私がかつてゲームでプレイした「パラサイト・イヴ」だ。 そして何より、巻末解説を担当しているのが『パラサイト・イヴ』の原作者である瀬名秀明であると知り、私は妙に納得がいった。 物語そのものだけでなく、メタい繋がりが楽しめたのが新鮮だった。 さて、この作品には、人間が自ら死を選ぶ瞬間や、もはや「人」とは呼べない存在へと変質してしまった姿が、容赦なく描かれる場面が幾度となく登場する。 その描写は、文字でありながら相当に生々しく、耐性のない人にとってはトラウマ級である。 だがその異様さは単なる誇張ではなく、「科学的な裏付け」によって人が狂気へ追い込まれる過程が緻密に積み上げられているため、かなりリアルだ。 さらに、薬害エイズ、終末医療や安楽死、大学研究の予算事情、新興宗教的な要素など、当時の社会問題や現代社会の風刺が随所に織り込まれており、物語はサスペンスを超えた多層的な読み応えを持っている。グロテスクさとロジカルさ、フィクションと社会批評が複雑に絡まり合い、重厚な余韻を残す良作品だった。

    1
    投稿日: 2025.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    説明が長いことが多くてつまんない部分もあったけど、最後の方で二転三転して物語が進んでいく感じは面白かった。でも、とにかく話が気持ち悪かった(ホラー小説だから、いい意味で)。

    1
    投稿日: 2025.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Audible!! 2000年作品なのに、今聴いても全然古く感じなくて、気づいたら貴志さんの世界にすっかり引き込まれました。 冒頭はホラーっぽい不気味な雰囲気から始まって、奇妙な自殺が続いていくんだけど、その行動には“なぜか自分の嫌いなものをわざわざ選んでしまう”みたいな共通点があって、ゾワッとする。 話が進むにつれて、その恐怖がだんだん形を変えて、サイエンスミステリーっぽくなる感じが面白い。ホラーの怖さと、科学の冷たさが混ざり合ってく感じ。 『我々はみんな死を待ち侘びている 生きている間しか、死ぬ悦びを感じられない』 作中のこのフレーズがやばい思想だけど、妙にわかるような気もして不思議な感覚。 「死が約束されてるから、生が濃くなる」っていう考え方が、物語全体に漂ってる雰囲気とリンクしてて、不気味なのに魅かれる、、 ありきたりだけど、恐怖と快楽は紙一重ってことがバンバン伝わってきた(・_・; ただのホラーじゃなくて、ちょっと哲学っぽいテーマをふわっと投げてくる、怖いのに静かで、美しさすら感じる作品でした。

    38
    投稿日: 2025.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    もう、全てがこわすぎる… 「天使の囀り」というタイトルの意味するもの、 そして巧みな文術…全てに驚愕する。 精神科医の早苗は、死恐怖症の恋人高梨が不可解な死を遂げたことからその真相を突き止めることに… そこで見えてきたのは、新聞社主催のアマゾン調査隊で食したウアカリ(サル)が原因であり、その調査隊の面々も不可解な死を遂げていた。高梨は死恐怖症だったのに「死」に魅せられたように死に、猫科の動物を嫌っていた教授が自らトラに襲われていき死に、子どもを失うことを何よりも恐れていた女性が子どもとともに心中するなど、皆自分が忌み嫌っていたものに自ら近寄り死んでいたのだ。 この謎の死の真相、そしてあまりも残酷なラストに辛いながらも読む手を止めることができなかった。 やはり特に怖いのは、身近にありそうな恐怖だということ。まさかブラジル脳線虫(作品中の架空のもの)がここまで人を操り、生殖し、脅かすのかという驚きと、リアルな罹患者や死の描写がとてもこわかった。 この作品が25年前に書かれていることに、 本当に驚く。貴志祐介恐るべし… ここまで命の危険を感じるなんて、 とてつもないホラー作品だ。

    3
    投稿日: 2025.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    黒い家の作者の本。 黒い家より怖さと面白さが凄かった。 ジワジワと来る怖さ… 専門的な話もいろいろあって凄い勉強になった。 謎残して終わるホラーじゃなくてちゃんと解決するのもいい。 天使の正体が判明した時の怖さは凄かった。

    5
    投稿日: 2025.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     生物の脳に寄生して繁殖を繰り返すブラジル線虫が、アマゾン調査隊に寄生したのをきっかけに、主人公の身の回りの人物に寄生する物語。  終末ターミナルケアの医師である主人公は物語当初、エイズに感染し死を待つしかない患者に対して「なんとかしてあげられないか」と入れ込んでいる。だが、物語終盤で線虫に出会い、苦痛を快楽へと変換する性質を目の当たりにする。最後はエイズに苦しむ患者へと線虫を寄生させ、快楽を持った最期とさせる。    読み進めながらこの話は「ホラー?SF?サスペンス?」と想像していたが、なかなかつかめなかった。 物語終盤で物語の全貌が見えた時、物語序盤の出来事、話が結びつく感覚は爽快だった。  寄生生物に寄生されるのは、現実でも全くない話ではないため、より不気味さを感じた。

    0
    投稿日: 2025.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    文章だけなのにグロさと気持ち悪さがすごい。当分の間は生ものは食べたくない。それにしても、寄生虫が人間を操るって説は昔からあったんだなと。三秋縋の「恋する寄生虫」とかも同プロットにあたるよね。我々の自由意思とはいったいなんなのか。存在するのか。コミカライズ版もあると聞いてびっくり。コミカライズされたと聞いて、本気で「読みたくない」と思った。 あんなもの、世の中に出しちゃいけない。 文字だけでもトラウマ級なのに、絵になったらどうなってしまうんだ。 なんちゅうもんを作ってくれたんだよ……。

    1
    投稿日: 2025.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    うわー、えー、わー、まじかー!!うそ… というのが読み終わった直後の感想。 精神科医の早苗が、アマゾンから帰還した恋人の高梨が異様な変容の末に自殺したことをきっかけにして、連続する奇妙な自殺の真相を追っていく。 貴志祐介さんの作品は本書が「新世界より」に次いで2冊目(4冊目?)だったのですが、そのときも感じたようにとにかく完成度が高い。本当に知識の幅が広い方なんだなあと思います。世界観とか背景設定が緻密で、その使い方にすごく唸らされる。そうくるか、そうきたかー、と。最近は「ファラオの密室」も拝読したのですが、こういう独自のセットを余すところなくフル活用してトリックに昇華していくようなところ、個人的にかなり好きです。 登場人物も、それぞれキャラが立っていて魅力的。依田さん、序盤に出てきたところからかっこよくて、言動ひとつひとつが素敵で好きだったのに…。ヒロインが想い人と結ばれないジンクスでもあるのか…。 早苗さん、芯があって強い。すごい。幸せになってほしい。 あとはやっぱり、文章が良かった。キャラクターの心情の揺れ動きとか、おどろおどろしい描写とか、ここぞというときに明かされる事実とか、落ち着いた筆致なのにその場にいるみたいに伝わってくる。アマゾンの禁足地とか、ウアカリの場面とかは不気味で読者と早苗さんの不安を猛烈に駆り立ててきます。また真相に密接に関わってくる線虫等の説明は、専門的な分野にもかかわらず門外漢の私でも理解しやすかったです。 当作に出てくる線虫は、感染者の恐怖を快楽に変換し、感染者を幸福な状態にする。誰にでも、〇〇恐怖症とまではいかなくとも嫌いなことや苦手なこと、避けたいことはあるものだと思います。私事ですが、私は嫌なことがあっても、これを全部プラスに捉えられたら、楽しめたら最強なのになあと日頃から思っていたのでこの設定には少々どきっとしてしまいました。正直この線虫マインドはちょっぴり羨ましいですが、最後があれじゃなあ…。やっぱり人としての尊厳はキープしたい。 長くなりましたが、最後まで目を離せない展開の連続で、大変面白い作品でした。怖いけど。 貴志祐介さんの作品、近いうちにまた読みたいです。

    6
    投稿日: 2025.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつだったかTVで“エレクトリカルパレード”みたいなカタツムリをみたことがある。 名前は忘れたが なんとかいう寄生虫に寄生され 派手な色になって昼間から目立つ所に出ていき 寄生虫の最終宿主である鳥に食べられようと自らおびき寄せているという。 この本を読んでいて 思い出した。 北島早苗はエイズの末期患者専用ホスピスて働く精神科医。 恋人である作家の高梨が紀行文を書くために ある新聞社が主催したアマゾン調査プロジェクトのメンバーのひとりとして参加していたのだが、現地でトラブルが発生し 予定を繰り上げて帰ってきた高梨はまるで別人のようになっていた。 彼の変化に謎が深まるばかりの早苗は同行した助教授や主催した新聞社に問い合わせるが埒があかない。 高梨のいう『羽搏きの音』とは?『天使の囀り』とは?… その正体が解ったときはトリハダでしたが… フィクションとわかって読んでいるが絵空事とも思えない。専門用語もあいまって終始納得させられてしまう。 終盤 薬害エイズの被害者である少年が最期を迎える時 それまで おぞましいだけだった『天使の囀り』が本当の『天使の囀り』になり得たということには 何とも言えず涙が出た。

    13
    投稿日: 2025.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホスピスに勤務する精神科医の早苗。 彼女の恋人は作家なのだがアマゾン調査隊に参加し、帰国後人格が変わったかのようになってしまう。 そして彼は自殺。 調査隊に参加したメンバーの中からも自殺者が出る。 面白かった! 原因等はね~最初の方にうすうす気が付くと思う。 だって天使の囀りが聞こえるとかさ、もうそれしかないやん。 けど読み進むにつれてそれだけではない様々な事実が判明していく。 いや、これすごいわ。 よく考えつくなぁ。 想像を超える展開! 詳しい感想はこちらで↓ https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12927681669.html

    0
    投稿日: 2025.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    貴志祐介1作目。 「ホラー」に分類されるジャンルの本を小学生の頃の『怪談レストラン』ぶりに読んだが、作者の意地でも流れを読ませない構成が凄まじい。生物や化学の専門的な話題が頻出するにも関わらず、その分野の勉強をほとんどしてこなかったに近い文系の人間でもストーリーの把握に困らない程度に理解ができた。蜘蛛が苦手なので信一の部屋が蜘蛛まみれになったあたりで読むのをやめようかと思った。読み進めるにつれてあらゆる伏線が綺麗に回収され、カルトとバイオテロが一体となり全てがグロテスクになっていく恐ろしさはかなり救いがなかった。

    0
    投稿日: 2025.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ⭐︎4.5 さすがの恐ろしさ。おどろおどろしい雰囲気がたまらない。線虫とか気持ち悪いけど、科学的な根拠みたいなものもあってファンタジー全開って訳でもなく、リアリティがあって面白い。 宗教団体そのものはもちろん、そこへ入っていく青年の描写が特に面白い。ラストの意外性もあって良かった。貴志ワールド最高だった。

    1
    投稿日: 2025.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冒頭はなんだか小難しい話かも……?と思いあまり読む手が進まなかったが、読み進めていくうちに面白くなっていった。あれ……?もしかしてこうなっちゃう……?という悪い予感が当たっていく感覚が気持ちよかった。謎が解けていく感覚と、絶望感、最高だが読み終わったあとはなんだか疲れた。笑面白かったです

    1
    投稿日: 2025.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンで迷子になった探検隊が、 奇妙な猿を食べた後から謎の自殺を遂げていくホラー・サスペンス。 最初は「なんで自殺を?」という話から、色々な調査をして進んでいくんだけど、 大抵の人は「猿を食ったら……」ってなると思う。 読み終わった後ににあとがきを読んだら、この本が出たのがバイオブーム最盛期。 要はリングだったりらせんだったりパラサイトイブの時代。 なるほどなーという思いと、今の技術で映画でみたいなーという気持ちがある。 途中に挟まれた被害者オタクの屈折した恋心みたいな語りはともかく、 その対象がほぼ出てこなかったのは少し残念かな。 話の根幹は書かないけど、対象者の死に方についてはちょっと予想とは違った。 水の中で死ぬのって、つまり「そういうこと」じゃない? とても面白いというか読ませるお話だったんだけど、 どうしても想像の域は出なかったって感じ。ホラーはアイディアが難しい。 ただ読み終わると、生食品は食べにくくなる……これもホラーの醍醐味。

    0
    投稿日: 2025.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私にとっては長めな小説。 え!なるほど〜って何回かなる伏線の振り撒き方。 後半は怒涛の気色悪さと悍ましさ。 こう終わるのか〜って胸がジクジクした。

    0
    投稿日: 2025.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んだのが前なので記憶が薄いですが、起こっている現象の理由がちゃんと説明されててかなり好みでした。 面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公精神科医の女性の恋人は小説家。 ルポのためアマゾン奥地の調査隊に同行した彼は、呪われた猿の肉を口にし、現地の人々から追われるようにして急遽帰国する。 しかし、日本に戻った彼は、もはや以前の彼ではなかった。 そして、ほどなく自ら命を絶つ。 調査隊のメンバーが次々と自殺し、彼らの耳には「天使の羽音」とも「囀り」ともつかない音が響き続けていたという。 その原因が、人間の想像力が及ばないほど気味が悪く、どこかおぞましい。 むしろ“呪い”であった方がまだ救われたのではないか─そう思わせるほどに。 決して、生の生き物を口にできなくなります。 私、元々肉は嫌いだからいいけど 魚も全部焼くわって感じです。 ラストには、彼女はこの感染の拡大を食い止めるため、信仰宗教の会場を焼き払った。 だが、それでもすべてを止めることはできない。 貴志祐介らしい緻密な構成と、医学・生物学を絡めたリアリティが、物語を現実に引きずり寄せる。 読後、耳の奥に小さな羽音が残るような、なんか入ってきそうな恐怖感。

    115
    投稿日: 2025.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アマゾン探検隊に参加したメンバーが帰国後に不可解な自殺をしていく。それも以前は恐怖を抱いていたはずのことを嬉々としてやりながら… ジャンルとしてはホラー小説だけど、所謂超常現象的な怖さはなく、線虫にまつわる恐ろしい事件がテーマだった。フィクションらしいが、そうは思えないくらい詳しく専門的なことが書かれている。

    1
    投稿日: 2025.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙のサル、読み終わった後に気づいて怖すぎる!まじでキモいし、突起がある描写でこれ絶対破裂するって予感があった。こんなにゾワゾワした小説は久しぶり、最高。

    0
    投稿日: 2025.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    こわすぎる。  鳥肌が立ちながら読みました。 読んでから、肉は完全に火を通してないと食べちゃダメだ!と思った。 とりあえずこわすぎる。 そして面白すぎて一気読み。蜘蛛のやつときやばすぎ。想像したくなかったけど、そうさせてくる。蜘蛛を生で食べる。ヤバすぎる。 とんでもない本。良い意味で。

    0
    投稿日: 2025.07.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傑作。アマゾン調査隊が事件の発端。セミナー参加者の不可解な連続自殺。危険生物が恐怖を快感に偽装。苦しみを取除き充足感を与える。感染者の末路はグロテスク過ぎて耐えられない。

    17
    投稿日: 2025.07.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なるほどね〜というラスト。 それにしても、頭がいい人が書く小説って一文一文が濃いから読むのに時間がかかる。。 もっと怖い作品も読みたいなぁ、黒い家に挑戦してみようかしら

    0
    投稿日: 2025.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    完全に好みだと思うがほんとーーーーーーーーに気持ち悪くてグロくてすきです!!! 寄生虫×新興宗教  文字通り身の毛がよだつ変体ぶり 貴志先生の想像力はとどまるところを知らないのか…ここまで偏執的にメディカルSFホラー???を作り上げたのが素晴らしすぎて、天晴れとしかいいようがない。 気持ち悪すぎてずーーーっと顔を顰めながら読んでました。 猿を見るのが怖いです。 アフターコロナで読めたのは僥倖でした。 未知の病原体に対する恐怖がとてもリアルに想起されて、こんなのどうやったら防げるんだろうとすごく真剣に考えてしまいました。

    2
    投稿日: 2025.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高梨光宏 北島早苗 蜷川武史教授 森豊助手 赤松靖助教授 白井真紀 上原康之 ジロー 土肥美智子医師 松宮 青柳謙吉 福家満記者 荻野信一 川村紗織里 松崎老人 椎名由美 美歌&絵瑠 鍋島圭子 黒木晶子 若杉美登里 畦上友樹 庭永先生 曾根教論 脇医師 仙波 斉藤美奈代 渡邊教授 田尻教授 依田健二教授 藤沢 田端瑞恵 荏原京子 吉原逸子 墨田医師 喜屋武雅弘九段 滝沢優子 浜口麻美

    0
    投稿日: 2025.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語は、北島早苗の恋人である高梨光宏から届いたメールから始まる。 呪われた沢でウアカリという猿の肉を食べたというアマゾン調査隊の高梨とその仲間たち。 日本へ帰国してから、アマゾン調査隊の面々が謎の自死を遂げる。 場面は変わり、萩野信一は恋愛シミュレーションゲームに没頭するただの青年である。ひょんなことから地球の子供たちというホームページと出会う。 北島早苗と地球の子供たちの団体が繋がりそうで、でも、なかなか繋がらなくて、途中、依田さんの専門的な話が長すぎたけど、早苗と依田さんが地球の子供たちの隠れ家に潜入するところからは、怖さよりも続きが気になって一気に読み終わった。 読み終わってからネットで考察を読んだけど、早苗がどうしてあの道を選んだのか、ゾッとするような後味の悪さを残していく終わり方だった。 実際にありそうな話で怖かった。 本当にフィクション…だよね?

    8
    投稿日: 2025.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人に映像を想像させる文章が巧みすぎる。その一言に尽きるゾワゾワ感が終始続く小説でした。どことなくずっと漂う不気味さ。解決したはずなのにしてないような不快感。これぞ、貴志祐介さんのホラーなのかなぁと思いながら読ませていただきました。ありがとうございました。

    11
    投稿日: 2025.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホラーと思って読んだところ、むしろSFとしてめちゃくちゃ楽しんだ。SF考証や周辺知識が非常に豊富で重厚。ガチで線虫講義が始まった日にゃワクワクが止まらず。 キャラクター作りも手抜かりなし。早苗さんの医学知識や考え方も違和感ないし、よう調べてる。特に荻野君のエ○ゲやロ○画像のくだりは素晴らしい解像度。他人と思えない。 そのしっかりとした世界観の構築があってこそ、狂気の描写が活きる。高梨さんや荻野君の独白は読んでてニヤニヤが止まらない。 さすがの実力。新世界よりもまた読みたいね

    0
    投稿日: 2025.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アマゾンの兄弟の伝記怖すぎた... 生物学的な要素が自分の知らない世界だったのでとても面白かった。 最後だけちょっと納得いかなかった。

    1
    投稿日: 2025.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    目黒の寄生虫博物館に行ってから、寄生虫の虜になってみつけた作品。「黒い家」と「悪の教典」も面白かったので期待大で読み始めたが、その何倍も面白かった。ヒトや他の生物と同様に寄生虫も自らの生存率を高めるために進化してきた。怖いというより、ますます寄生虫に興味が湧いた。

    9
    投稿日: 2025.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンから帰国した研究チームのメンバーが次々と不可解な死を遂げてゆく。 ホスピスで働く精神科医の早苗は、アマゾンから帰国した恋人の様子がどうもおかしいと気づく。日に日に異変を感じていくなか遂に死亡する事件が起こる。 悲しみに暮れながらもその死の不自然さに納得しきれていないところに、同研究チームのメンバーも不審死していることを知り、何かつながりがあるのではと考え恋人の死の真相を調べだす。 こちらの著者の作品は私にとってまだハズレというか、合わない作品はあまりなく安心して手にしました。 癖がなく抵抗のない文章、わかりやすいプロットでひっかかることなく読了。 いや怖かった。原因不明(読者にはなんとなくわかるが、それが小説)の前半と明らかになったあとの展開の後半は別種の恐怖でした。 人の死もテーマにしていて答えの出せないもどかしさもあったけどこの作品中のコレは自分なら絶対選ばないし他人にも進めないなと思いました。 あと「生食」がちょっと不安になりました。

    21
    投稿日: 2025.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなかに背筋が凍る小説だった。序盤のAmazon探検のくだりはちょっと退屈だったが、アマゾンから帰ってきた高梨の変貌ぶりから、この本にハマっていく。なぜか怖いと感じるものを欲するかのように、調査に行ったメンバーがそれぞれ自分で命を絶っていく。その描写も多岐にわたりグロいのだが、線虫のエグさも際立つ。タイトルの天使の囀りの意味も不気味。生物学的な知識は乏しいからわからない部分もあった。詳しい人なら更に恐怖を感じるのだろうか。しかしこれが90年代の作品とはな…

    8
    投稿日: 2025.05.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者、貴志祐介さん(1959~)の作品、ブクログ登録は2冊目。 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。 ---引用終了

    52
    投稿日: 2025.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現実のアマゾンにもまだ未発見な種が大量に存在しているという。実際にあり得ない話でもないというところがまたさらなる気分の悪さを感じさせる。斜め上の結末ではあるが、現実でも想像しやすい筋書であるからこそ、感情移入はしやすく、読み手は主人公と同様の恐怖と気分の悪さを感じる。ただ、多くの人が想像している恐怖とはまたベクトルが違うというのがポイント。

    1
    投稿日: 2025.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初こそ少しタルい感じがするが 段々と状況が気になり先を知りたくなる。 状態も想像しやすいのでそこに気持ち悪さを感じた。

    2
    投稿日: 2025.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に読みやすい文体で、伏線回収が美しすぎると感じた作品だった。 スピード感あるストーリー展開と、張り巡らされていた伏線が徐々に浮き彫りになっていくあまりの面白さに、とくに後半は物語にのめり込むように読み進めていた。 恐怖心が“快楽”になる。 精神病や、脳や認識に作用するドラッグや薬、もしくはオカルト、スピリチュアル的なものなのか? 私が考えうる可能性らを一刀両断されるような、斬新な着眼点と“天使の囀り”の正体。 「おめでとう。みなさん。守護天使は、みなさんの中に迎え入れられました。」

    3
    投稿日: 2025.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブク友さんのレビューから本書を取りました。 アマゾンの探索に行ったメンバーが次々と自殺?していく? アマゾンでいったい何があったのか? そして原因は何なのか? 病気か呪いかドラッグか? 読んでいて終盤、気持ち悪くなりました。 取り敢えず山には行かない! そして、必ず何でも火をとおして食べようと思った。 と読み終わった後でも嫌な余韻が残ってしまう。 頭の中から天使の囀りが聴こえてきそうで怖いです・・・ そして、けっこう雑学が盛り込まれています。 気持ち悪くなっても大丈夫な人、ぜひお読みください!

    38
    投稿日: 2025.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンで飢えに苦しんだ調査隊メンバーがウアカリという猿を捕食したのが事の発端。…そこから徐々に周辺で起こる不可解な死。 やがてその原因が猿の体内にいた寄生虫にあることを突き止める。その寄生虫が人間の体に巣食うことで意思と行動を支配してしまうという…頭中には『天使の囀り』が訪れ、死が快楽になってしまうという…これは気持ち悪かった。(様々な描写が実にグロい) 虫が他の動物の体内に入り、行動を支配するという話は、以前読んだ荻原浩さんの『楽園の真下』でもあった。(寄生虫がカマキリの体内に入り、カマキリが巨大化して人を襲うホラー) ほんとにGをはじめ、虫嫌いの僕にはキツイ内容でした。(それでも読んでしまうが)

    7
    投稿日: 2025.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    序盤は、天使の囀りと共に自身が強い不安やストレス、恐怖などを感じるものによって自殺に導かれていく人々(高梨 タナフォトビア→死に魅せられる)の存在に、オカルトめいたものを感じた。 しかし徐々に、その原因は精神病や洗脳などのオカルトめいたものではなく脳内の快楽物質を巧みに操る線虫によるものだった。

    2
    投稿日: 2025.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴志祐介氏の作品はやっぱり期待を裏切らなかった。 初めて氏の著書「新世界より」を読んで以来、怖さとグロさと独創性が混じり合った貴志祐介の世界観に魅了され続けていました。 本作もその期待通りだったのでとても満足しています。 本作は、帰国したアマゾン探検隊が異常な方法で相次ぎ自殺していく謎を調査していく内容です。特に自殺する方法が異常だし、その原因も身の毛がよだつものでした。 最終盤、自分は絶対にあんな死に方はしたくないと強く強く思わせられました。 やっぱ貴志祐介凄いわ(^_^;)

    14
    投稿日: 2025.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    得体の知れない怖さが、最初から最後まで続く、そんな物語でした。 更に、不気味さやおぞましさを想起させるエピソードが印象的で、その表現力に凄みすら感じます。 数多くの専門用語も、フィクションであることを忘れさせるリアルさがあり、世界のどこかでこの様なことが起こるのかもしれない、そんな気持ちになりました。 作品ごとに違った怖さを演出する、作者の技量を感じる一冊です。

    12
    投稿日: 2025.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく怖いと評判だったので読んでみました。リアルにありそうでヒヤッとする系のこわさ、なのですね。 中盤からするすると話が繋がる様、後半のスピーディな畳みかけがたまらなかった。 アマゾンメンバーの二人どこ行った?と途中から気になっていたけど人物像の特徴に伏線もあったし、めめんと…とか名前もそういうことねって納得。自分がこの状態にされたらどうやって最期を迎えるのか考えながら読んでしまった。とにかく生肉ってあぶないねー。笑

    1
    投稿日: 2025.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしれぇーーーーー 偶然、目黒の寄生虫博物館に行った次の日に読み始めたから比較的話をスッと受け入れることができたのはラッキーだった..ウイルス(?)の恐怖と人間の欲、倫理に苦しめられる主人公に、無意識に自分だったらどんな行動をとるか考えさせられる。状況描写がかなりリアルで映画観てるみたいだった。

    2
    投稿日: 2025.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういったバイオが絡む話は医学的な基礎知識を要する為、どうしても講釈じみたものになるが、中盤以降の読者を牽引するエンタメ性と作品構成は流石の一言。 500p超のボリュームの中で、いつどう怖がらせてくるかが意図的にぼかされ、計算高い一冊だった。

    13
    投稿日: 2025.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初は、目に見えない恐怖が徐々に判明していき、現実にあり得るであろう恐怖に変わっていく様はとても良かった。

    2
    投稿日: 2025.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「青の炎」「クリムゾンの迷宮」に次いで読みました。序盤は少々専門用語が多いですが辛抱強く読んでいると、途中からページをめくる手が止まらない展開になってきます。未開の地に潜む生命の神秘と未知の恐怖に小説「ジェノサイド」を読んだ後と似たような感覚を覚えました。

    3
    投稿日: 2025.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めはそんなに面白く感じなかったけど、どんどん話が進むにつれてはまってしまった。 こんなの実際にあったら怖すぎる!

    12
    投稿日: 2025.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦慄のバイオホラー小説。 少しずつ迫り来る恐怖。未知の恐怖が主人公の周りに現れる。 専門用語が多い割には読みやすかった。 トリックもシンプルで良かったかと思う。

    3
    投稿日: 2025.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    貴志さんの本を読むのは2回目だけど 前読んだ『黒い家』とは違った ホラー感があって、流石だと思った そして天使の正体がわかった時 この感情をどこにぶつければいいのか 分からなかった 読後感の憔悴感がヤバい…けど 頁をめくる手が止まらない!

    1
    投稿日: 2025.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ありえそうな話で怖かったです。 これが2000年に書かれた作品ということを知って驚きです。 怖くて、グロくて悲しくなるお話でもう一度読むには勇気がいる作品です。

    4
    投稿日: 2024.12.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最高で最恐のグロホラー。内側から侵食してくる様な生理的に気持ちが悪い描写をこれでもかとぶつけてくる。要するに寄生虫に侵された人間がヤバい!という話なのだが、そいつらの捻じ曲がった善性をキッパリと否定してくれる主人公のカッコ良さが目立っていてとても良かった。とにもかくにも、寄生虫の設定が綿密で、惨状がありありと頭の中に浮かび上がるのが良い。悍ましいにもほどがある。 …線虫バンザイ!

    1
    投稿日: 2024.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不気味でとんでもない話なんだけど原因が細かく丁寧に設定されていてあり得るかもと思えてしまう説得力がこの作者さんの凄さだと思った。 きっと変態と天才は紙一重でこの作者さんはいい意味で変態だ

    6
    投稿日: 2024.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎるんよ..... 起承転結、全部面白い... 怖い〜線虫に 怖い〜トラウマたちに 怖い〜人達に 病気の無垢な少年..... 早苗、、かける言葉も見つからない、、 黒い家、に続いて貴志祐介先生の作品は2作目ですが どちらもあまりに好きすぎました。 おばけが一切出てこないのに、複合的な怖さを味わえる最高の小説。

    2
    投稿日: 2024.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アマゾンの超自然的な呪いかも、から始まり、最終的に科学で納得しちゃうこの文章力。畏怖から生理的な嫌悪感まで色んなタイプの恐怖を最初から最後まで味わうことが出来た。 線虫に侵された人達を見て感じる恐怖と同じくらいの同情の念から、怖いのに目を背けてはいけないと、ページをめくる手が止まらなかった。 そして、ラスト。今回の出来事の全てを体験した主人公の選択が納得できるもので、恐怖の対象だった線虫を使った主人公の葛藤と、事件の終わりを感じ、小説としてとてもスッキリとしたラストで満足度が高い。

    3
    投稿日: 2024.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いつ読んだか忘れたが、感想を書いてみる。 やっぱりこの作者は情景描写がとてつもなく上手いんだなと思った。特に風呂場のあのシーンは緻密に表現されていて情景を想像しやすく、夜寝れなくなるレベル。 ねっとりとして、徐々に自分にまとわりついてくるような読書体験をしたい人にお勧め。

    2
    投稿日: 2024.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに貴志祐介さんのホラーを読んだ やっぱり貴志さんのホラーは怖くて面白い! 線虫がトラウマになりますわ

    2
    投稿日: 2024.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アマゾンで〇〇を食べ〜で推察出来るけど犠牲者が出てからの怒涛の展開で読む手が止まらない。 これ24年前の作品なの…?

    12
    投稿日: 2024.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めるにつれて、それぞれのストーリーのピースがはまっていくのは面白かったが、難しい言葉も多かったと思う。 浴室の場面は少し、雑な感じに思えた。 今回のテーマは寄生虫。 黒い家の方が怖いかな。

    1
    投稿日: 2024.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    不気味さとじわじわ鬼気迫る感がすごい。アマゾン探検隊がまさかこんな展開になるとは思いもしなかった! 画像で見ているわけでもないのに、【めくり】で次のページに怖い絵がくるぞ…という感覚があって、すごいなと思った。

    2
    投稿日: 2024.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    線虫に関する情報を詰め込みすぎて、ストーリーへの没入感が一気に薄くなるときがしばしば。 情報量と知識で世界観を作り上げる貴志先生ですが、裏目に出ることもしばしば。 情報量・知識ともにバランスが良いのは ISOLA 黒い家 悪の教典 この3作が無難だと思ってますが、天使の囀りはうーんという感じです。面白いんですけどね。

    3
    投稿日: 2024.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ゾワゾワする怖さ!!! 思い出しただけでも鳥肌立つ! 怖いけど面白い!なぜかとてもリアル! 読む手が止まらない!

    3
    投稿日: 2024.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    怖くはない。コロナ禍前だったら呪いみたいな現象に怯えたかも。謎の現象を科学的に推理していくのが面白い。CODがメチャ高だった頃の手賀沼が出てくるあたりに時代を感じる。 本筋の合間に度々登場する、異形と化して破滅していくキモオタフリーターの自分への甘さと身勝手さが良い塩梅過ぎて身につまされた。たぶん後からこの作品を思い出すとき、コイツのイメージになっていると思う。

    1
    投稿日: 2024.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こちらは昔読んだ本ですがハラハラ、ドキドキですごい勢いで読み進めた本でした。貴志祐介さんの本に興味をもつきっかけになった本でもあり、ホラーにハマるようになりました。恋愛要素もあってすごく好きな表現があり、その言葉もかわいいらしくも物語を考えると、そんなシーンが切なくうつったりとそれも忘れられません。記憶を消してもう一度読みたい本です。

    2
    投稿日: 2024.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人によって恐怖心の大きさに差異あれど、恐怖の対象は大同小異のため非常に不快で悍ましいし、フィクションであると分かりつつも、医学、化学的に真相に近づいていくので説得力があり、幽霊やゾンビなどよりよっぽど怖くて、夢に出てきそう。 しかし、真実に近づいていく面白さと緊迫感で読む手が止まらず、後半は夢中で一気に読んでいたら深夜になり、風呂場が怖いのでレビューを書くことで現実逃避をしている。しばらく蜘蛛や、ムカデのような細長い虫も見たくない。 専門用語や医学的な説明が多いが、登場人物同士で交わされている会話として違和感がない且つ、無知な私にもなんとなく理屈が分かるように説明がなされるので、あまりストレスなく読めた

    2
    投稿日: 2024.10.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    単行本で526ページ。1ページあたりの文字数も多く、難しい言葉や専門用語も多数。鳥肌がたつようなゾッとする描写もいくつか。。 私は、ネットでこの本が寄生虫の話だと知ってしまったので、あまり驚いたり考えたりせずに読み進めた。それでも、寄生虫に感染した人間の末路は衝撃的で、なかなか寝付けなかった。この衝撃を映像で見たい!映画化とかしてほしい! 途中まで、「ブラジル脳線虫」は実在すると思っていた。フィクションで本当によかった。それほど話が作り込まれていた。線虫にギリシャ神話をなぞらえよう!ってとんでもない発想。 この本を読んだ人はウアカリの画像とかギリシャ神話とか検索したんじゃないかな(私は線虫も画像検索した) 信一の最期は涙が出た。早苗はアニメのキャラクターに似ていたのかな?「コロシテ」と懇願するってことはまともな意識がまだあったのかな?読み終わって1ヶ月以上経つけど、信一のことを考えると未だに切なくなる。

    2
    投稿日: 2024.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    貴志さん推しの1Qさん。すまぬ。★2や。悪気はないんやで~^^ 久し振りの貴志祐介さん読み。 【ホスピスに勤める精神科医の北島早苗は、アマゾンから帰国した恋人の不可解な自殺を皮切りに、同じく調査隊のメンバーたちが次々と異様な自殺を遂げていることを知り、調査を始める。】 ホラーです。 お化けが~というものではなく、サイエンスホラーとでもいったらいいのかな。 凄く良く調べてるな~、というのが分かる内容でした。 でもね。なんか、もっさり感があるのよ。 三人称で書かれていて、しかもとある被害者の視点でも描かれているせいもあってか、半分くらい読んだ時点でだいたい起こっていることが予想できてしまう。そしてその予想をなぞるように主人公の調査が進んでいく。 それはね……、良くないな。 予想を巧みに裏切ってくれたり、一枚も二枚も上を行ったり、ドンデ~ンとひっくり返してくれたりすればいいんだけど、そんなこともないので主人公の動きが遅く感じてしまった。 あ、終盤のグロさは良かったな。 あれはキモいし、被害者には同情しかない。あんな目にだけは絶対遭いたくないと思う。 人気作なんだな。俺が借りたすぐ後に予約が4人も付いたよ。 初版が平静12年。31版も重ねている。凄いな。 いろいろと思うところもあったけど、壮絶ネタバレになるのでコメント欄に書く。 未読の方は絶対読まないように。

    38
    投稿日: 2024.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞ最恐っていう本第5位、グロさは余裕で1位wわざわざそんな死に方する?って感じで「その人が以前最も嫌がっていたもので自殺をする」って事件が多発するお話。猫が嫌いだった人がデカい猫(虎)に食われにサファリ歩いていったとか潔癖症だった人が腐臭漂う沼に入ってその水を飲んで溺死したとか。 脳みそに寄生する虫によって恐怖を感じるほど気持ち良くなっちゃう故の自殺だったわけだけど、その描写がマジでエグイ…あと普通に寄生虫の話だから虫が嫌。

    1
    投稿日: 2024.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。 さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。高梨の恋人で精神科医の北島早苗は… 以下ネタバレあり  後半からもう一気読み。最初のメールのやり取りからは想像のできないストーリー。ホラーなのかサスペンスなのかミステリなのか、わからなさが気味悪く、読み終われない。  線虫の、というより生き物の不思議さ、それから恐怖症やストレスの存在意義など、考えさせられることが多かった。  恐怖もストレスもやはり生き物にはある程度必要なものなんだな。だからこそ、それを操作して操る寄生生物の薄気味悪さが際立つし、読み進めるうちに前半に書かれていたことが伏線としてフラッシュバックするのも不気味。  北島がしたいくつかの行為が罪にあたるのかどうか。読んだ後もずっと引っかかっている。

    0
    投稿日: 2024.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    バイオホラーミステリ系? 現実ではほとんどあり得ない状況ではありながらも、リアリティのある描写で怖さが際立っていた。

    0
    投稿日: 2024.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ストーリー自体はとても面白く、また恐ろしいものでした。 見たことも無いモノなのに、頭の中でそのモノが想像出来てしまう程に貴志先生の書く文にはリアリティがあり、よりグロテスクさを感じて鳥肌が立ちました。 ただ中盤あたりは専門的な話が続く場面が多く、あまりそれらの話に必要性を感じなかったのと、専門的な説明が長く続くが故にストーリーがなかなか進まないのでじれったい気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2024.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何年も前に一度読んだのですが、あまりに衝撃的だったので再読しました。 知り合いにはあまりオススメできないけど面白いです。 途中少しダレるかもしれませんが、是非最後の3章まで読み進めてください。

    0
    投稿日: 2024.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私が読んだ貴志祐介作品の中で1番終わり方がスッキリというか綺麗にまとまっていて美しく、腑に落ちたラストだった。 個人的にファンタジー要素多めな作品を好む傾向にあるので今回は星4評価ですが、設定やホラーサスペンスとしての着眼点が素晴らしくてとても面白かった。 「新世界より」→「黒い家」→「クリムゾンの迷宮」と読んできた中で、後半にかけて人物と人物の関係や繋がりが見えて謎が解けて行く感じと伏線回収が盛り沢山な1番ミステリー要素のある作品なのではないかなと。

    1
    投稿日: 2024.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    I read it a few years ago. I'm glad to read it. I felt a sense of horror and mistery through this novel, so I think I want read again someday.

    0
    投稿日: 2024.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大学時代に読んだ本の感想を2024年に書いてます。 ネタバレも含みますので、以下ご注意を。 改めて考えても、着想がすごい! 線虫が原因だとか、嫌いなものが自殺原因になるとか、到底思いも付かない着想に、ただただ感服する作品です! 文句無しの星5!!

    3
    投稿日: 2024.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    序盤から不穏な空気を匂わせ徐々に真相が明らかになり終盤では畳み掛けるように怒涛のショッキング描写で驚愕させる 終盤が余りにも生理的嫌悪感を抱かせる為に一般人に薦めるのは難しいが、薬害エイズ、安楽死問題、バイオテロなどの平成以降から議論されている社会問題を一気に凝縮してまとめた傑作であるので興味があれば手に取って欲しい作品でもある またゼロ年代以降から顕著に見られる美少女アニメオタクの生態系?も見られるのは本書の見所の一つであると言える 当時まだ90年代であるにも関わらず現実でSNSなどで発信してそうなリアリティのある発言からも『黒い家』でも作品刊行後に類似した事件が起きたように作者には先見の明があるのだと思わざるおえない

    1
    投稿日: 2024.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恐ろしさ、不気味さ、気味の悪さ全てが詰まった作品。 途中気持ち悪くなって読むのを辞めました。 これまで読んだ作品では、ダントツで人におすすめはしたくないです! でも、ここまで思わせる『天使の囀り』という作品もまたすごい

    1
    投稿日: 2024.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー小説はかなり久しぶりに読みましたが、犠牲者たちが破滅に向かう中盤あたりは続きを読むのが「怖い」というより「きつい」という感覚でした。それでも後半は一気読み! 読ませる内容でした。 信一が蜘蛛だらけの自室で、どうしようもなく変化してしまった自分に涙するシーンはゾクゾクしました。肉体改造された人達がセミナーハウスの大浴場で山になっているのにも意外な恐ろしさがあります。 アマゾン奥地の呪いなのかという体で途中まで進むので、天使の正体が線虫の一種と判明してしまうのには驚きました。そんな現実的な方向に進むなんて。 1998年発表なので2024年から見ると26年前の小説です。時代感としては特に黎明期インターネットへの希望と不安(ネットで会った人を軽々しく信用してはいけない!)を感じ取りました。 一方で、今の世の中基準で見ると文字通り古さを感じるのも確かです。人類の選別とか言い出したときにチープすぎてガッカリしましたが、振り返ればこの小説の本質ではありませんね。蛯川教授はどうやって天使の正体に気づいたのでしょうか。あまりにもストレートな「……シテ。コロシテ。」は、ストレートすぎて逆に新鮮でした。生で(?)見れて嬉しい。 え、新世紀エヴァンゲリオンは1996年? 大貝獣物語のバイオベースが1994年? バイオベースすごいな。

    0
    投稿日: 2024.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホラー文庫と言うことで荒唐無稽な話かと思っていたが、科学的、論理的な展開でした。個性的な登場人物、嫌悪感を抱かせるような表現が楽しめました。

    0
    投稿日: 2024.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    猿のせいなんだろうな、脳味噌を食べちゃったのかな、と思っていたら、頭は残しているという描写。どんどんグロテスクになっていくが、オチが良いなと思った。主人公がターミナルケア専門の精神科医である事、折々で触れられる患者たちとの交流、死への向き合い方の表現は全てこの結末の為だったのか、と。無駄な部分がなく、リアルだった。

    0
    投稿日: 2024.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んだ本の中で1番引き込まれる本だった。 ホラー文庫だけど、感動もあってとにかく読みたくなる。 頁数は500弱あるけど苦にならない。 ぜひ読んで欲しい本。

    2
    投稿日: 2024.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    緻密すぎる記述により、圧倒的なリアリティを持って脳内再生される。 この作品、〇〇恐怖症になるヒト多いのでは。 大丈夫ですか?今あなたは自分の意思で動いていますか?

    0
    投稿日: 2024.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本作の核心に迫るテーマはネタバレ喰らっていたのでさほど驚きはなかったのですが、この作品の本質はそこではないと読了後に確信しました。 常軌を逸した死に方で見つかる自殺死体と、故人が口々に発していた《天使の囀り》が何なのか。 その正体が判明してからも、著者の圧倒的解像度で描かれる心理描写や情景が癖になり、最後の最後まで心拍数が落ち着くことはありませんでした。 この作品はひとつの小説というカテゴリではあまりにも手持ち無沙汰な程の情報量を備えています。 ある種の学術書のような、この一冊で5.6冊ぐらいの専門書を読むに相当する程です。 ですが、妙に説明的になるわけでもなく自然な会話の中で読み手の歩幅に合うようちょうど良いスピード感で展開していくお陰で、徐々に好奇心が高まっていく感覚がありました。 ギリシャ神話をベースに練り込むことで、SFチックのような、ある種の霊的現象にも似たような状況をうまく収拾していてストーリー全体を通して無理なく噛み砕き、辻褄が合う瞬間も快感です。 これは映像化されたら明らかに問題作ですね。 小説ではあまりにも人間の形を残さない残忍な死体描写が多いのでコミック版も加えて読んでみようと思います。 私は私以外の人間の幸福をあまり喜べない。 これは対自分だけの特質だと思っていたけれどそうではないかもしれない。 集団の中で皆があくせく働く最中、何らかの方法で1人突出して幸せそうな人間がいた時、それは嫉妬となり、怒りとなり最終的には攻撃の対象となる。 現代社会で楽して金を稼ぎ酒池肉林を愉しむ人間が好奇の目に晒される様に、昔からどんな理由だろうと孤立する生物は淘汰されていくのだなとあと、と《憑き物》一説を読み考えていた。 自分が恐れ慄いていた対象を欲してしまう"恐怖症"を逆手に取り、人間が抗うことのできない自然の摂理を掛け合わせたバイオホラー。 物語が終わっても、この作品内で繰り広げられた凄惨な事件がこの日本で、世界で起こらないとは限らない。 このジャンルでしか味わえない、持続力の高い畏怖が明らかに私の身体を蝕んでいっています。 あぁ、いま鳥の様な羽ばたきが聞こえました。 これが天使、私を救いに天から舞い降りて、歓迎の囀りを聴かせてくれているのですね。

    1
    投稿日: 2024.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうしよう、どタイプでした。 黒い家、クリムゾンの迷宮、雀蜂と読んできて多分好きなタイプの作家さんだとは感じてはいましたが、タイトルとは違う見事な着地点にやられた〜と思いました。読んでる間中鳥肌が立ちました。 あらすじ アマゾンにいる猿の調査をするという研究者一団についていくことにした作家の高梨は、アマゾンでのとある一件でまるで人が変わったようになる。旺盛な食欲、性欲、それからアマゾンに行く前は怯えていた死にも恐れなくなった。そんな絶好調の高梨に不信感を抱くのは恋人の北島早苗。本作の主人公であり、ホスピスで働く医師である。そんな早苗の不信感は的中し、高梨が不審な自殺を遂げる。自殺する前にしきりに高梨が気にしていたのは天使の囀りという幻聴。さらにアマゾンに行った調査隊の中にも不審な自殺は続いており…。 あらすじだけ読めばなんかホラー系なのかな、土着系?なんて思ってしまいますが、中盤になるにつれて明かされる天使の囀りの意味。ギリシャ神話からラテン語やら、日本神話やら話が飛び飛びになってちょっとだけ読んでいて苦しい箇所もありましたがそれを覆い隠すくらいの驚きと感動。特にラストは痺れました。なんて綺麗な終わりなんだろうか、気分が悪くなる話に違いないのに後味はさっぱり。不思議な感覚です。人によって好みが分かれるかもしれませんが大得意でしたし、しばらくは反芻して考えたくなる、そんな本でした。 善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん。綺麗は汚い、汚いは綺麗。読んでてなんだかこんな言葉がふと思い浮かびました。

    2
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった〜! 気持ち悪さもあったけど最高に面白い。 ちょっと長くて難しくて挫折するかと思ったけど、ストーリーが面白すぎてあっという間に読了。

    33
    投稿日: 2024.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて読んだホラー小説でした。 霊的な話を想像しながら読み始めたけれど、 それよりも現実にありそうな話でゾクゾクしながら読めた。 結構前に読んだから詳細は覚えてないが途中で出た夫妻の手記?みたいなので心中に至る経緯がわかった時が一番衝撃だった。

    3
    投稿日: 2024.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    後半から怒涛の展開で読む手が止まらなかった。 来週の韓国旅行で牛ユッケを食べる予定だったけど、やめたい。

    0
    投稿日: 2024.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじを全く読まずに読み出したので最初は何の話なのか…というかんじだった。ウアカリ線虫を使った殺人?実験?欲望の追求?で、得体の知れない死が実は線虫が原因だったというもの。蜷川自身も線虫に寄生されていて最期はあっけなく死んでおり、主人公自身も最終的には線虫を使ってしまう…線虫の説明も多く、話的にはまぁ面白かったが、読み進めにくかったので上記の評価。自殺者が何故その方法を選んだのか、理由がなるほどという感じだった。 (読書メーターからの転記)

    1
    投稿日: 2024.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんでこんな話を思いつくんだろうとほんとに脱帽。気持ち悪さが抜群! ただ、クライマックスが個人的にはもうちょっとどんでん返しだったらもっと嬉しかったなと思いました。

    1
    投稿日: 2024.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     最高に気持ちが悪い、だけど続きが気になってしょうがない、そんな矛盾した感想を持つくらい圧倒された。死に対して恐怖を抱いていた作家の恋人がアマゾン調査隊から帰ってきて、まるで死に魅いられたかのように性格が変わっていき、最後には自殺してしまう。その事に違和感を覚えた主人公の早苗は独自で調査を進めていき、同じように自殺した人間がいることが発覚し、その原因を突き止めていく、という最初から最後まで「霊的なものでもなく、人間の怖さとも少し違う、だけど得体の知れない恐怖」が憑き纏う話だった。面白いか面白くないかでいえば断然面白いが、人に進めるのはかなり躊躇われる作品だった。

    9
    投稿日: 2024.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私の初めての貴志祐介先生作品。 最初から最後まで、ずーーーっと面白かった。 そして何より、ウアカリに対する見る目が変わってしまった。ウアカリ。怖い。 実写映画化してほしい作品No.1。

    0
    投稿日: 2024.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最高!!!!初めてホラー小説というジャンルを読みました。すごく面白かったです。しばらくは刺身とかナマモノは無理そう。描写もうまくゾクゾクくるものがあってよかったです。また読みたい。

    2
    投稿日: 2024.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    寄生虫が人間の身体の中を蠢いている様子がありありと想像出来る描写が気持ち悪くて、ここまで顔をしかめながら読んだ小説は初めてだった。 人間が快楽物質に依存しているのは寄生虫に限ったものではなく、現に麻薬使用に伴うアドレナリン・自傷に伴うエンドルフィン・過量内服に伴う多幸感などでもみられる現象だ。快楽物質の依存性を日常的に見ているからこそ実際にこの寄生虫が蔓延する可能性は低くないという事実に恐怖心が募った。 客観的に現象を観察すると無惨で気味が悪い。だが、主観的に罹患者として世界を見るのであれば恐怖が快楽に変わる快感や思考を奪われていき生きていくことの苦しみを軽減されていく感覚を抱けている様は羨望さえ抱く。死んだあとどんな死体になるかだなんてどうでもいい。 情景描写の切迫感が凄く、展開が分かってもどきどきわくわくしながら読み進められる貴志さんの魅力に囚われ続けた。 早苗にほぼ共感出来ず、もっと絶望させて欲しかったところが惜しいので星4つにさせてもらいます。 専門知識を現代のものにブラッシュアップして映像化してもらえそうな作品。映像で体感するとより絶望できそう。

    0
    投稿日: 2024.05.11