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模倣の殺意
模倣の殺意
中町信/東京創元社
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総合評価

486件)
3.1
24
111
214
78
13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2ページ目からあれ?ってゆう違和感があって、別の人物の事なのかな、とは想像ができたけど、犯人や死亡動機については最後まで想像つかなかったです。

    0
    投稿日: 2020.09.15
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    自室の窓から男が転落したところから 物語は始まる。  え…このまま、最後どうなるの? 大丈夫…? と、心配するくらい するするとミステリが進む………  突然の!真!相!! こんな感じだった。  第四章の真相の扉には 一旦本を閉じて、真相を予想するように 促す一言が添えられている。  「煽るねー!!」と思わず 声に出して言ってしまった私は 完全に作者の思うツボ…  いや〜…これは、びっくりした。 全くこれっぽっちも気づかなかった。 叙述トリック、おそるべし…  あたしにも言わせて。 「解説、絶対先に読んじゃだめ!」  ネタバレしない為にも これしか言えない… 

    0
    投稿日: 2020.08.27
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    叙述トリックという手法にすっかり騙されて(^^;; この作品が、叙述トリック国内初みたい。 古い作品だけど、3回ほど改訂&改題されている事からも名作なんやろな。 古き良き時代の作品やな。 殺意シリーズは、まだ何冊か出てるので読んでみよ(^-^)v

    7
    投稿日: 2020.08.01
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    中町信のトリックや文体が好みなので、どうしても一気読みしてしまう。また、この小説の舞台である地域にその昔一時だけど住んでいたことがあるので、地理的にも詳しく思い出し、ちょっと懐かしく思いながら読んでいた。 折原一もまた、ここに近い地域を舞台にいくつかの作品を書いている。 そんなこんなで個人的感情もあいまって 楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2020.06.30
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    すごいどんでん返しだった…けど、分かりにくい!どっちがどっちで結局どっちや!?!?!ってなったまま終わってしまった… どんでん返しの瞬間の衝撃が大きくて良かったのに、伏線の回収についていけなくなってしまって断念。

    0
    投稿日: 2020.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アリバイトリック崩しかと思いきや、叙述トリック。そして文中の名もなき編集長がこだわったという一見どうでもよさそうなエピソード、「探偵=犯人」も伏線としてうまい。

    0
    投稿日: 2020.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佳境まで騙されてた。 もしかして…一年ずれてる?と気づいてからも、どうしたらそうなるのか、まさか二度死んだのか?、なんて馬鹿な可能性を探ってみたりした。 同姓同名か。当たり前すぎて考え付かなかった。 解説にあるように、おそらく叙述トリックとしては凄く早い作例で、確かに今となってはぎこちないところもあるけどそれでも驚かされたので、評価されてるのは分かる。 でも、トリックとは別に、秋子にものすごく違和感を覚えてしまった。 だって、死んだの、結婚の約束までしてる恋人でしょ? 死んだと知ったあとの態度が、淡白すぎない? 涙ひとつ流さないし。 んで、恋人にしては相手を知らなすぎじゃない? その程度で結婚しようと思うんだ…。 今と違って通信手段が発達してないし、昔の恋人ってこんなもんなのだろうか。 最後なんか、父親の名誉を守ること(自分の身も)ばかりに支配されてて、恋人の坂井が死んだことなんかどこかに飛んでしまってる。 それとも、真相を知って坂井に対する想いがすっかり冷めたんだろうか。 坂井も坂井だ。隠し子いるのに別の女にプロポーズなんかしないでほしいわ。 …とミステリ以外の謎が最後まで解けませんでした。

    0
    投稿日: 2020.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    50年前にこれやってるってすごいですよね。 今ではふーん、ってな叙述トリックもこれが元祖だと言われると味があるよね。 まず映像化は不可能だし、少しでもこのジャンルについて知ってる人は途中できっとピンと来るだろうけど、当時他にやってる人がいない中だと賛否両論あったのではないかと。 歴史に名を残したという意味では一読の価値ありです。

    0
    投稿日: 2020.03.15
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    面白かったの一言。 酒井正夫の死の真相を追うストーリーだが、大きなトリックが伏せられている。 ネタバレになるので詳細は書かないが、読み終えた後に、騙された!とニヤリとしてしまう。 新作ではなく、時代設定も新しくはないが面白かった。

    0
    投稿日: 2020.03.04
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    7月7日の午後7時、作家の坂井正夫が鍵のかかった自宅内で毒による死を遂げ、作家人生を儚んでの自殺と処理された。が仕事を依頼していた編集者の中田秋子や同人誌仲間だったルポライターの津久見伸助が事件について調べていくとそれぞれに怪しい人物が浮かび上がる。50年前の作品なので色々緩く、皆仕事上の個人情報喋り過ぎ!仕事に私情挟み込み過ぎ!である意味素人探偵が活躍しやすい背景が新鮮。二人の話が上手く噛み合わず読みにくいなー、と思っていたら作者の思う壺でした。今読むとこうね、と感じるけど当時を思うと衝撃。前評判入れず真っ更な状態で読むべし。特に後書きは読んじゃ駄目だ。

    3
    投稿日: 2020.02.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近本屋さんで見かけることが多く気になっていたところ、家にあったので読み始めました。 日付が付されている点で時間軸がそれぞれ違うのかと思ってはいましたが、まさか同姓同名の別人をそれぞれが追っていたとは思わず。 40年前の傑作と帯にあったので、当時読んでいたらもっと面白かったのかもしれないと思いつつ(生まれてませんが)、そこまでの驚きはなく、少し物足りない気がしてしまいました…(^^;

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    意外性のあるラストに呆然とするしかありません。 坂井正夫ほ午後七時に青酸カリによる中毒死 遺書はなく、自室のドアの鍵は内側から施錠されていた。から始まり、坂井に好意を抱いていた中田秋子と坂井の死を辿るライターの津久見信助がそれぞれその死を解きほぐしていく。。。 あとがきにありますが、本書は実に三回もの改題を繰り返しているそうです。改題の度に、その精度は高まり、一読するだけでは勝てません(^^;

    0
    投稿日: 2019.09.19
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    2人の推理が交互に描かれている。 少し苦手な表現というか…なんというか。 ま、これは人好き好きですので。 時代背景がよく分からんかったぁ〜。 途中、少し飽きて読み進めるのが遅くなりましたが、 最後で混乱し『ん?どうゆうこと?』でバーっと読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2019.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーん。 悪くはないと思うけれど、 あとがきを読んで評価を下げた。 出版するたびにヒントをどんどん削っていくっていう そのやり方が好きじゃない。 読者が気が付くような明らかな描写は削除したらしく それじゃ気付かなくない???っていう。 人物描写に違和感があったので二人いるのかな? というのはなんとなく分かったけど、 日付のことは気が付かなかった。 この創元推理文庫版のでも、ちゃんとわかるのかな? 「他にもいろいろあるから探してみて」という旨が あとがきに書かれていた気がするけれど、 正直そこまでじゃないからなぁ・・・。 なんだかすごくもったいない気がする。

    0
    投稿日: 2019.09.09
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    「叙述トリック」という情報すら要りませんでした。 途中でわかってしまいました…… そもそも途中で筆者自ら、登場人物を通して答え言ってるしね。 そして、ありもしない伏線を勝手に脳内で構築までして 「あ、あぁ、そこは繋がんないんだ…」 みたいな肩すかしまで喰らい… 1970年代にこういう形の作品が推理もので登場するのは、珍しかったんだろうなぁ~。 ネタバレ一切なしで読まないと、もう全然おもしろくなくなっちゃう! この本のページ以外からの情報は一切シャットアウトで読むのがよろしいです。 ……それでも、この手のものはすぐバレちゃうかなぁ…

    0
    投稿日: 2019.07.30
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    何気なく何も考えずに読みました。読み始めて、懐かしい感覚を覚えました。昨今言われているミステリーやサスペンスというのではなく、中学生の頃、読んだ松本清張さんの作品のような感じ。作品自体が50年近く前に書かれたものであることを知り、なるほどなあと納得しました。面白かったです。途中まで全く予想もできない結末に、感服しました。

    1
    投稿日: 2019.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む本ってどうやって決めてますか? この作家さんは読むとか、 いま時少なそうだけれど、この版元は読む、とかも勿論あるでしょう。 名作、或いは有名作ならなんとなく手に取ることはあるだろうし、 タイトル買いとかジャケ買いとかは邪道? 好きな作家さんが推薦文書いてるとか、 読んでる作品の中でタイトル出てくるとか、 あー、目の前を通り掛かった可愛い女の子が落としていった、とか膨らむやん。 もっと単純に、好きなひとが読んでた、とかもあるか。 と、いろいろ考えてるのはこの本なんで手に取ったかが思い出せないから。 あなたは必ず騙される、みたいな謳い文句の作品に限っていまいち騙されにくい、というのは、その作品が読者を騙すことを主眼としてしまっているからなのだろうか。 つまり、明らかでない状態で解決編に向かうことが許されない、読者に誤った別の解答を用意させなければいけないという点で、通常のミステリと比べて既に不利になっているのではないか。 なんつって。 さて本書、トリック自体は面白く、書き方も丁寧で、しかしながら裏表紙のあらすじで書き損じとしか思えない云々とか書いてあるその時点で、トリックが透けて見えてしまうのが残念と云えば残念(表現の不一致=対象のブレ=対象がひとつではない可能性、と繋がればそこまで)。 それがどこの部分を表しているのか、で語り合えば良いのかしら。オレはここで気付いたよ、みたいな?(笑 ミス研かよ。 全体的に面白く読めたので☆3。 ちょっと相対評価的にこれまで読んだ本の☆を見直そうかな。

    0
    投稿日: 2019.05.30
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    40年前の快作ということもあって、全体的にやや古びた印象を受けるが、文章は非常に精緻で読みやすい仕上がりになっている。肝心のトリックはかなり大胆。ただ、構成上ややこしい部分もあり、ミステリを多少は読み慣れた読者でないと伝わりにくい部分があるかもしれない。あと40年前の作品ということもあって、今だと類似のミステリも多いため驚きは少なくなるかもしれない。ぶった切ったような読後感は賛否が分かれる所。潔く謎を解決して去ったともいえるし、感傷めいた後日談がないのでやや不気味に捉える読者もいるだろう。無駄がないのは好感が持てる。

    0
    投稿日: 2019.05.25
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    作家・坂井正夫が七月七日午後七時に死んだ。その死が自殺か他殺か。編集者である中田秋子とルポライターの津久見伸助がそれぞれ真相を暴くがそこには思いもよらない真実が存在。一見想像できる結末かと思ったらとんでもない真相が判明。昔の作品ですけど面白い!

    0
    投稿日: 2019.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【ネタバレあり】 この作品に仕掛けれられたトリックは、今ではよくあるタイプの叙述トリックですが、この作品が先駆けらしい。 坂井の人となりとか、書く字とか、よくよく考えたらあれっと引っ掛かる部分はたくさんあったのに、総スルーして見事に騙されました。さすがに新鮮さはないけども、今読んでも十分面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2019.05.04
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    売り出し方の煽りのわりには、、というのが正直なところ。途中で繰り広げられる中田、津久見の推理もラストも、突拍子がない感じで違和感があった。置かずに一気読みしたらもう少し楽しめたように思う。 推理小説を書くのはとても難しいのだと、あとがきを読んで知る。消費する立場でこういう感想を垂れるのは、なんだか申し訳ないなと思った。 昭和46年に脱稿された作品。読んでいる最中、”親子電話”や個人情報の取り扱いを除いて、そんなに昔のものとは感じられなかったので驚いた。

    0
    投稿日: 2019.05.04
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    その登場人物が何でそれを知ってるの?みたいな箇所が多く、違和感だらけでミステリー部分を楽しめるどころではなかった

    0
    投稿日: 2019.04.08
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    帯につられて買っちゃいました。 何か時代背景が?、と思っていたら、昭和40年代に書かれた小説でした。 面白く読み進めましたが、結末は余りにも強引な偶然の重なりで少し興醒めでした(^O^;)

    0
    投稿日: 2019.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじ 売れない作家、坂井正夫が青酸カリで死亡する。自殺と判断されたが、恋人の中田秋子は不審に思い、自分で調べる。彼女の父親は大御所作家瀬川で坂井は教えを請うために家に出入りしていた。   中田は調べるうちに華道教師律子、その姉で社長夫人真佐子に出会う。社長夫妻には過去に1才の息子を誘拐され、そのままになった事件があった。それは真佐子律子坂井で、障害を持つ息子を施設に入れるための計画であった。  売れない作家津久見は、雑誌のルポで坂井の事件を掘り下げる。坂井が発表した短編と瀬川の作品が同じであったため、坂井が盗作したのではないかと考えた。   中田、津久見はそれぞれ接点なく事件を調べる。温泉旅館で坂井が短編を執筆していたというのは本当だろうか。 めっちゃ面白いー。初版が昭和48年て古いのに!昔のサスペンスドラマ見てるみたいに楽しめた。松本清張と同時代かな?それよりか社会派カラーがあんまりなくて、重くなくて読みやすい。素人が調べるためか、いちいち列車乗ったり、封書だったりして、現代のミステリーよりテンポがゆっくりしている。最後のどんでん返しもちょっと面白かった。

    0
    投稿日: 2019.03.10
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    ”坂井正人”の死の真相を中田と津久見の2人が交互に主人公となって突き止めるという話だった。最初の方は話が右往左往して分かりづらい、矛盾しているところもあってこの作品くそだと思っていた。しかし、最後全くの予想外の真相でやられた感が凄くて面白かった。まさかの“坂井正人”は2人いて中田と津久見が真相を追いかけていた坂井は別の人だという真相でした。この真相を知った上でもう一度読むと内容が頭にスッと入ってきてよりこの本の魅力が知れると思うので、また読み返そうと思う。

    0
    投稿日: 2019.03.07
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    解説の30年以上前に書かれたミステリだから、既にメジャーになってる叙述トリックも新鮮なものとして受け止めて!っていうのはちょっと賛成できない… でも、主人公が殺人の調査にかかる交通費を会社の経費で落とそうと必死になったりする生活のリアルさみたいなものが、すごくよく描けていて、なんていうか、奇をてらったトリックではなくて、人を殺人に駆り立てる動機みたいなものを、読者にストンと納得させてくるとこがすごいなって思いました。 実際こんな事で人殺す?って思いそうな理由も、本作を読んでる時は、こんな事くらいで意外と殺しちゃうかもねーって思わされる。これはすごい。 まとめると、全然面白くなかったけど、一気に読んだから多分いい本。

    0
    投稿日: 2019.02.17
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    紀伊国屋でこのミステリーは凄い的な感じで平積みされており とても気になったので図書館で借りてみました。 読み進むうちに何か古くさい時代背景だなぁ と感じていたのですがそれもそのはず40年以上も 前に書かれた本だったのですね。 それでも物語は面白く惹き込まれてしまいました。 結末に唖然とするといったようなキャッチコピーだったので 自分なりに予想を立てながら読んでいきました。 私が読み進める中で出した結論は、 あまりにも主人公の二人が出会わないので、 どちらかは殺された作家の書いた小説の中の主人公なのでは? と思ったのですが見事に外れました。 少し深読みし過ぎたようです。

    0
    投稿日: 2019.02.14
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     あまり深い話はネタバレになるため省略。  創元推理文庫に知らない作家が居たことに、勉強不足を感じて手に取った。  ミステリとしてのネタはだいたいの人がわかると思うが、読後感はそう悪いものではない。たんたんと進んで行く本編の中で「あれ?」と思った疑問を、改めて拾い集め確認しながら読み直したくなる。正しくミステリは読みながらにして再読しているのを証明したかのような作品だ。やっていることがあまりにも堂々としているので、逆におもしろみを感じた。  衝撃が衝撃を生むような大々的な広告がすでにされているが、それは逆にこの作品を貶めてしまっている気がする。この作品が世に周知されるまでの変遷を見ても、この作品は粗さもそのままだからこそ良いものだと私は感じる。

    0
    投稿日: 2019.02.14
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    感想を書くとネタバレになりそうだが、これは予想出来なかった。40数年前に始めて出版されたそうだがまだまだ埋もれている秀作はおおいんだろう

    0
    投稿日: 2019.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上質な叙述トリック。最初にこういうトリックかな?って思って、途中からやっぱり違うか…って思ってたのが最終的に正解だった。エピローグが少し物足りなくはあったけど、真相解明に至るまでのボリュームは心地良かった。しかし会話の文体がやはり古臭さを感じずにはいられなかった(1973年の作品)。

    1
    投稿日: 2019.01.25
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    これは引っかかるわ・・・という叙述トリック。 そこそこ昔のミステリーだけれど、とても読みやすく、先が気になる展開だった。 今ではありふれたものでも、当時としては画期的な、衝撃的なものだったのだろう。 今の読者に合わせ、当初とは少し変えてトリックを分かりにくくしてあるとのこと。

    0
    投稿日: 2019.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕掛けはいいけど、ストーリーが退屈。 話者が2人いて交互に話が進む。自殺した作家の坂井正夫に、同姓同名がもう1人いて、実は時系が違うというトリック。もうちょっと短くていい。

    0
    投稿日: 2018.12.13
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    2018年12月3日再読。 前回読了日は、2017年12月7日。 前回読了時にレビューを書き損ねたので、記憶喚起の為の再読。 行きつけの某書店で、出版社社員のお勧めとして紹介されていたので、手に取った1冊。 1971年(昭和46年)に中町さんが初めて書いた長編を、改訂・改題した作品。 何せ50年近く前の作品なので、多少の古さはあるものの、内容的には充分楽しめるかと。 今では珍しくない手法ですが、当時は画期的だったのかな? 読み進める内に、ある人物についての描写に違和感を覚え、真相が分かると、ああ、やっぱり、という感じです。

    1
    投稿日: 2018.12.03
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    "本屋さんで、目にとまり購入した。久しぶりに小説を読んだ。 読者をミスリードさせ、それに気づきにくくしつつ、最後に真相を明かすという巧みな構造になっている。夢中になって読める良質なミステリー。"

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    ミステリ世界は特許と同じで誰よりも先に仕掛けを発表した人が偉いが 特許と似て誰よりも先に発表しても多くの人に知られなければ意味がなく 特許と違って自己申告するのは恥である 著者最初の作品だけあるのかミステリとしては申し分ないが やはり小説としては粗がいくらでも見つかる作品 でも小説として登場人物たちの行動がいかに不可解であろうと ミステリとしては全体の構えの新規さが主であり 読者にとってそれを知るのが初めてかが何より重要である

    0
    投稿日: 2018.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ慣れしていない自分には新鮮なトリックだったが、しかし納得はいかないオチでした。 ずるいというか、なんというか… 「読者への挑戦状」のような幕間もあり、真相を読む前に一晩寝かしたが、 そりゃないよ…という感想。 好みの問題ですかね

    0
    投稿日: 2018.09.29
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     元々は1972年の乱歩賞応募作だそうで、当時では本格的な「叙述トリック」ものは珍しく、その真価が認められなかったようだ。80年代以降の「新本格」ブームを先取りしすぎた「早すぎた作品」と言える。今となっては古さや粗さがないではないが、緻密な構成と先駆的なアイデアは歴史的に評価せねばならないだろう。

    2
    投稿日: 2018.09.28
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    七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。

    0
    投稿日: 2018.06.17
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    またまた未来屋書店さんのミステリー売り場で自分が購入。 ↑このミステリー売り場はこれまで随分楽しめただけにかなりハードルあがってしまった(^_^;) 七月七日、午後七時。作家 坂井正夫が青酸カリによる服毒死と遂げた。 中田秋子、津久見伸助はそれぞれの見地から真実を追いかける。 中田、津久見と交互に真相に近づいていくのだが、真実は!! あー!そういう落ちかぁ! まぁ、騙されたっちゃ、騙されたわけだけど、少々後味が良くない。 最初はアリバイ崩しか!?と思ったが、これは叙述トリックか(^_^;) 私にはちょっとイマイチでございました(^_^;)

    6
    投稿日: 2018.05.04
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    類似したトリックは何度か見かけたことがあるが、解説によるとこれが国内初らしい。 坂井正夫という男の死の真相について、彼と交流があった中田秋子と津久見伸助がそれぞれ別の視点から事件を追う話。 途中気になる箇所はあったものの、真相が掴めないまま第四部に入り、何ページか読んでもう一度第一部を見返した。そうか~~~ そしてエピローグを読んで「なるほどな~~」 とても面白かった。

    1
    投稿日: 2018.04.23
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    2018/3/30 ややこしいが、わかりやすかった。 父親と娘の関係性に注目するとかなり前から犯人はわかる

    0
    投稿日: 2018.03.31
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    2018.03.11読了 どうしてこの文庫本を選んだのか?全く覚えていない。 読み始めてみたら、まあ、昭和色が強い! トリックと言っていいのか、こんな結末予想出来るわけないやん(笑)

    0
    投稿日: 2018.03.12
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    書かれたのは1971年の作品ですが、その後の加筆等々考えても古さを感じさせない作品ですね。登場人物はあれだけしかおらず、プロローグにはじまり男女それぞれの探偵パートの絡み合いっぷりと、ポンポンすすむストーリー、真相(解決編)へ向けての見事な布石でした。面白かった。

    1
    投稿日: 2017.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    トリックは面白いが、(それを作るためとはいえ)あまりにも偶然の産物に頼りすぎ。ただ、こういった叙述トリックが40年以上も前に考案されていたというのは非常に興味深い。

    0
    投稿日: 2017.10.23
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    女探偵パートをA面、男探偵パートをB面として、前後編にまとめたら「イニシエーション・ラブ」になる。このトリックなら、「模倣の殺意」のような変に文学的なタイトルではなく、「新人賞殺人事件」の方がいいと思う。しかし、この作品がその後に様々な同工異曲、模倣を生んだとすれば、やっぱり「模倣の殺意」でいいのかな。

    1
    投稿日: 2017.09.12
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    うーん、いまいち なんと40年も前に書かれたミステリー 叙述トリックをつかった物語でしたが、だから何?ってなってしまいました。 あまり衝撃も受けず、たんたんと、あ、そういうことね。で終わってしまい、残念。 ストーリとしては、7月7日の7時に死んだ坂井正夫の死の真相をめぐる物語。 自殺か他殺か?その真相をめぐり、男女二人が別々の視点から真相に迫っていきます。 なので、探偵役は二人です。 二人の視点がめまぐるしく変わって、それぞれが徐々に真相にたどり着いたところで、ネタばらしとなりました。 盛り上がるところもなく、メッセージ性もなく、淡々と事件が語られていき、淡々と真相が明らかになった印象です。 なので、とくに印象に残るところもなく、トリックにトリック重ねて、最後は叙述トリックか... っといった感じで、深みを感じられませんでした。 こうした凝ったトリックや謎解きよりも、ヒューマンドラマが欲しかったなぁ... 謎解きが大好きな方にはお勧め エンターテイメント、ヒューマンドラマ、メッセージを求める方にはいまいち といった物語です。

    4
    投稿日: 2017.08.20
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    いや~面白かった。 ミステリはよく読みますが、この作家全く知りませんでした。 倒叙物の傑作です。 本書の後、確かに似たようなミステリもありました。 その元祖のようなものですね。 まさに、幻の名作といっても良いでしょう。 一気に読み終えました。

    0
    投稿日: 2017.07.09
  • 匠だけど騙される喜びがやや低め

    作品をとおして何か考えさせらるような内容ではなく、トリックで驚かすことを主題に置いたミステリ。 作品の性質上、どうしても技巧に関する話になってしまいます。 匠だけど騙される喜びがやや低めかな、という印象。惜しい。 最近出た新刊だと思って読んでいたので、トリックのために敢えて一昔前の時代を舞台にしていると思っていたのは内緒。

    2
    投稿日: 2017.03.31
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    ある書店の「どんでん返しのある話」コーナーで、帯を見て購入。 読み始めての昭和感に、著者のプロフィールを見たら1935年生まれ。私の40コ上かあ。 あ、なるほどそういうことねーと思いましたが、「ええー!?」というようなビックリはなかったかな。

    0
    投稿日: 2017.03.05
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    古典ミステリー。 最近の作品が凝りに凝ってるので、似たようなトリックはあるけどここが元祖と思うと今回読めて良かった。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    ネタバレ感想書きました。     少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!) 『模倣の殺意』中町信 ネタバレ検討会   https://sfklubo.blog.jp/archives/12884356.html

    0
    投稿日: 2017.01.04
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    正直、最後まで読んで真相が判明したとき、少しがっかりした。そのトリックがあまりにも大胆というか単純に思えてしまったからだ。だからこそ「騙された!」というような気持ちのいい感覚は得られなかった。 しかし、真相がわかった上で改めて読み返すと節々に伏線があったことに気づいた。特に序盤にあった「探偵イコール犯人」というワードがこの作品そのものを表していることに気づくと思わず感心した。他にも、秋子側の坂井は受賞したと一言も書いてないなど、真相がわかった後にその緻密な構成を事細かに理解できたので、★4。

    3
    投稿日: 2016.12.30
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    最後まで読み終えても最初のうちはどういうことか理解出来ず、結末を知ってから最後の方をもう1度読んでみてようやく理解出来た。手の込んだトリックだった。作者の思い通りに、まんまとトリックに引っかかってしまった。 よくある推理小説とは一味違い、こういう種類の推理小説は初めて読んだが、私はこの手のものはあまり好きではないなと思ってしまった。 複雑で、一気に読まないと内容が分からなくなってしまう。

    1
    投稿日: 2016.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ようやく読めました。 大好物のトリックの日本初の本ということで注意して読み進めましたが、そんなのあり?という感じでした。でも読みやすく、騙され感も気持ちいい。

    0
    投稿日: 2016.11.19
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    なかなか面白かったけれど、ミステリー読み慣れた目からすると、ちょっと弱いかなあ。そんなことあるー?という感じ。昭和48年作?なので、タイプライターや国電、親子電話といった響きがクラシカルで目新しいです。

    1
    投稿日: 2016.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとネタバレなので・・・はっきり言って解説にも出ていたが、いろいろ変更もあったと思うが、あまりにも現実離れした設定だと思う。同姓同名で、職業も推理作家、同じように青酸カリによる服毒死、しかも時制も去年と今年。さらに盗撮まで絡んでもう訳がわからない。そう言えば「中田秋子」と「津久見伸助」が接触するところは無かったような気がする。これだけ偶然が重なれば殺人も起きるべきして起きたのだと思う。なんだかすっきりしない小説だった。

    0
    投稿日: 2016.06.29
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    書かれたのはずいぶん前だけど、全然古臭くない。  このパターンは… なるほど! この作品が元祖なのか!!と思った。 似た本を何冊か読んでいるけど。これが一番面白かった。

    0
    投稿日: 2016.06.09
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    きっかけは中居文庫。 すごく昔の本みたいで。 これも、読んでて、結末が分かりそうで分からない!って感じの本でした。

    0
    投稿日: 2016.06.05
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    推理小説には、先ず、事件とその犯人、そして方法がある。次に、事件を明らかにしつつ、犯人と方法を覆い隠す 小説上の技法がある。この技法が巧みであるほど、推理小説は面白いのだが、時に、作者の独り善がりに感じてしまい、ガッカリする事もある。本作も、手法は面白く、手法自体、斬新な印象を受けつつ読み進め、最後に、ん?という感じである。 この辺の感想は人により違うだろう。私は、ん?だったのだが、読んでのお楽しみ、とでも言おうか。

    0
    投稿日: 2016.04.28
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    こういうトリックって今でこそイニシエーションラブとかに見られるがその元祖だという。 どっちがどっちかわからなくなるな。

    0
    投稿日: 2016.04.13
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    こういうの、嫌いじゃないけどそこまで驚きはなかったな…と思ったけど、そうかー、72年の作品か。こういうタイプのトリックは国内ではこれが最初か…。

    0
    投稿日: 2016.02.14
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    トリック自体に驚きはなかったけども、ミスリードを誘う叙述の巧みさはなかなかのものだと思う。一気に読んだ。

    1
    投稿日: 2016.02.01
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    2016年9冊目。 このテのトリックは以前にも読んだことがあるハズなのに、鮮やかに騙された。最後はちょっと迫力不足かなーとは思ったけど、全てが繋がった時の腹オチ感はまずまず。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 どんでん返し度90%。 でも、慟哭と似た落ちですな。 同姓同名だとは・・・ でも、続きが気になって、というのは久しぶりだった。

    0
    投稿日: 2016.01.30
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    久しぶりのミステリだった。 期間をあけて読んでしまったので、 トリックを味わいきれなかったのが残念。 坂井正夫はなぜ死んだのか。 その理由を追う津久見と田中。 それぞれが主人公となる章が交互になっており、 少しずつ明かされる真実が収束していく様が見ものだ。 クライマックス直前に作者からの挑戦状。 過去に多くの推理小説で使われた手法をわざわざ使っている。 それだけのトリックが読者を待ち受けている。

    1
    投稿日: 2016.01.27
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    七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。記念すべきデビュー長編の改稿決定版

    0
    投稿日: 2015.12.18
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    作家坂井正夫の自殺に疑いを持った、友人津久見、中田はそれぞれ真相に迫っていきます。そして見つかるまるで死の状況を示したかのような作品「七月七日午後七時の死」、彼に持ち上がる大作家への盗作疑惑。いろいろな要素が込み入っている割に、展開もゆったりとしているのでわくわくどきどきというより、じっくりと読ませて頂きました。感想としては、細かい。中町氏の非凡さが感じられる一作でした。解説にもあった通り、現在では似たようなトリックが出ているため物凄かった、とまでは行きませんでしたが再読したい作品になりました。

    2
    投稿日: 2015.11.30
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    淡々と進んでいく調査の中に新たな事実が次々と出てきて興味深く読んでいました。そして、やられた~と思うのですが、そのトリックが素晴らしいと思うよりも、そんなのあり?って思いのほうが強いです。

    0
    投稿日: 2015.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この作品は,1973年に発表された「新人賞殺人事件」が改訂され,2006年に創元社から出版された。「第四部 真相」という扉が挟まれ,あからさますぎる伏線が削除されたりしているが,基本的なプロットは1973年に作られたもの。1973年に,これほど完成度の高い叙述トリックの作品が作られていたのは驚き。  創元推理文庫版の解説は,叙述トリックの名手、折原一が書いている。折原一の解説を読むと,折原一がいかに,中町信の作品を敬愛しているか,よく分かる。折原一の作品にも,影響を与えていそう。  この作品は,折原一の初期の作品にもあったように,二人の人物の視点が交互に描かれている。その二人は,中田秋子という女性の視点と,津久見伸助の二人の人物。この二人は,それぞれ「坂井正夫」という人物の自殺の真相を解明すべく動いていく。  この作品のメイントリックは,坂井正夫という名前の人物が二人いて,二人とも推理小説を書いていたという点にある。そして,中田秋子の章と津久見伸助の章は同一年でなく,中田秋子の章は津久見伸助の1年前の出来事だった。折原一の作品を多数読んでからこの作品を読んだので,この部分にはそこまで驚けなかったが,中田秋子の章における隆広という子どもの誘拐事件,津久見伸助の章に出てくる柳沢邦夫という男の存在が,それぞれ読み応えがあり,メイントリックと噛み合っているように思えた。驚きという点からだけ見ると,そこまでではないが,完成度は非常に高い作品だと思う。★4で。

    0
    投稿日: 2015.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    突然叙述トリックものをまとめてみたくなって読んでみたもの第4弾。 まずこの作品が40年前に書かれたということ。 ほとんど古臭さを感じない。 トリックは、同じ人物のことが書かれているはずなのにキャラクターがちぐはぐだなーと思っていたら…。 1年ずれていて、同姓同名のことだったとは。 日付がわざわざ書かれているから何かあると思っていたが、そこまで考えながら読むのはめんどくさくてやめていた。 登場人物に魅力がないのが少し残念だった。

    0
    投稿日: 2015.08.16
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    なんとなく先が読める展開ながらも最後のどんでん返しは予想外でした。ラストはちょっと物足りなさもあるけどなかなか面白かったです。

    0
    投稿日: 2015.07.22
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    物語は昭和40年代。 特急の名称でああ、この物語は現代(平成)ではないのだな、ということがわかる。 しかしそれを除けば古さは感じない。 坂井正夫という男が死んだ。 自殺にしか思えない状況だが、彼は自殺などするような男ではないという。 しかし、彼は新進の作家であり、最近ではその才能に枯渇が見られていたようだった。 二人の男女が別々に独自の調査を進めていくうちに、彼と確執のあった男、彼が盗作したと思われる作品、そして謎の女性と子供の存在が明らかになっていく。 彼は殺されたのか? それとも自殺だったのか? 探偵役の二人がたどり着いた真実に、読者は二度読まずにはいられない。 途中で、あるトリックが明かされる。 それはちょっとご都合主義ではないか、とも思ったのだが、叙述トリックの妙とも言えそうだ。 人々がそれぞれ自分の視点から語ることで、読者はまんまと著者の罠にかかってしまう。 解説で鮎川哲也氏がA・クリスティの初期の傑作を思わせると書いているが、私も同感だ。 と言ってしまうと、詳しい人ならばもしかしてあれかな、などと疑いつつ読んでしまうかもしれないが、できることなら「だまされないぞ」という気持ちではなく「だまされてやりましょう」の方が楽しく読めるように思う。 解説の方も面白くて、読み終わった後に本作の変遷をたどることができてよかった。 今でこそ珍しくない、読者への挑戦だが、出版当時にしてみればとても斬新なものだったのではないか。 ミステリー好きには一読してほしい作品だ。

    2
    投稿日: 2015.07.11
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    叙述トリックといわれていたが、正直なところ、あまり意味がわからずに読んだ。 最後に驚きが?とは思えず、全体的に読みにくい印象でした。それが狙いかもしれないがとっつきにくかった。 ただ、読みながら考えることは多く、あれっ、が多かった。 トリックと言うか、謎?がわかった時の感動より、私の理解不足による複雑さが印象に残りました。 新進作家、坂井正夫が服毒死を遂げた。遺書は無く自殺とされた。偶然から二人の人物が調査に乗り出すことになった。

    0
    投稿日: 2015.06.10
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    2015年5月8日読了。遺作のタイトル通り7月7日に毒死した作家・坂井正夫について、それぞれ疑問を持った編集者の秋子とフリー記者の津久見は調査を進めるうちに、意外な真実に突き当たる…。後書きにも書かれている通り、「40年以上も前の作品」ということを肝に銘じて読まないと、表現力・描写の細かさ・人物の魅力などに乏しいし、肝心のトリックは確かに面白いがいささか強引さを感じる・もっとこのトリックを効果的に必然的に生かしている作品はたくさんあるのにな~~と思ってしまう。ミステリの古典を学ぶ、という意味では読む価値はあったが。

    0
    投稿日: 2015.05.09
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    騙されたー!!! 途中までは気づいたのにー。 気持ちの良い悔しさを久しぶりに味わえた良作。 ミステリを読む楽しさってこういうところだよね。

    3
    投稿日: 2015.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ぬぬぬ完敗… これが1972年の叙述トリックか⁈ 乾のイニラヴや歌野の葉桜を読んだ人はこれにも挑戦してみてね〜

    0
    投稿日: 2015.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ちょっと普通じゃない終わり方をした本だった。  本の帯の煽りに「騙されずに見破れますか?」って書いてあった本だったので、この本の物語の構成自体が一つのミステリなんだろうなって思ってたんですけど、やっぱりそうだったんですね。  でもそのトリックがなかなかに面白かったと思います。  話としては、作家の卵が自殺をするところから話が始まって、その死の真相を暴こうと、二人の人間が動き始める。  一人は死んだ作家・坂井正夫の「恋人」と呼ばれる立場にいた女性。  もう一人は、坂井正夫と同人サークルで一緒だった同じく作家だった男性。  二人が坂井正夫の死の真相に辿り着くことはできるのか……?  という感じの話でしょうか。  でも、この話って話の筋はさておき、ちょっと他にトリックが隠されていて、それが一つの読者への挑戦状みたいになっています。  まあでも、ちょっと予想の範囲内って感じもしますね。  それほどの意外性っていうと、これだけあおられちゃうとなくなっちゃうとあれこれ想像しちゃうので、意外なことが意外じゃなくなっちゃうからちょっとあおりすぎかなあ……と思います。  そういう意味では煽りを読まないほうが楽しめたかもしれません。  まあ、何がどうなのかは、読んでから話してくれるといいかなあ……とは思います!

    2
    投稿日: 2015.04.20
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    書店のPOPに惹かれて読んでみましたが、いまいち理解できずに読了。 大々的なトリックは分かったが細かい部分が理解できずモヤモヤ…… ずいぶん昔の本だと知ってビックリ!

    0
    投稿日: 2015.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※本書の肝であるトリックの内容に言及しまくっています。これから読もうと思っていらっしゃる方はご注意ください~(^ω^)/ まず、表紙のタイトルの上に小さく書かれた「2つの年号」と、目次を見てわかる「語り手が二人」という設定に、「ってことは彼らが追ってる事件は同時代の事件じゃないな。つまり、同姓同名の被害者が二人設定やな!」と、「読む前から看破してしまったわ…(微笑)」と勝ち誇っていたわけですが。が! なんだか遠からずとも盛大に外れてしまったこの感覚をなんと呼ぼう\(^o^)/うおおおお 表紙の年代、トリックに全然、関係なかった…(恥)(作品の初版発行年と創元推理文庫での初版発行年でした)。 読んでる最中、「被害者の姓名はともかく、関係者の名前やその他もろもろ一致するってのはさすがに無理あるなあ…実は加齢してるって描写、あったか?」やら、「語り手の一人、じつはめっちゃおじいちゃん(か、おばあちゃん)で、昔を思い出してるとかなんじゃないの~」やら、最初に思いついたトリックに拘泥しまくるミステリスキーの悪癖がさく裂しました(^^)結果、中途半端にトリックに当たりをつけることができたというね(^^)← 解説でも述べられている通り、昨今の××ミステリに慣れたミステリファンからすれば、手垢の付いたトリックの一つです。が、これも解説で言っていますが、この作品が世に上梓されたのが今から40年以上前、社会派ミステリ全盛期の時代だったことを思うと、本作を新本格の勃興の先駆けとなった作品とも位置付けることができるんではないかしらとしみじみ思いを馳せたりしたのでした。うーん、この文章、書いてて「私、何様やねん」とセルフ突っ込みしてしまった(笑)。 文章は堅い感じがして読みにくいし、登場人物の誰一人として魅力を感じられなかったんですが、上記の点を評価して今回は星4つです(^o^)/ 7月7日、午後7時。作家・坂井正夫が服毒死した。現場の状況から自殺と思われたが、遺書はなかった。彼の死に不審を覚えた編集者とルポライターは、それぞれ独自のルートで真相を追求しようとするが…。

    2
    投稿日: 2015.03.20
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    内容より、40年前当時の女性の美しい日本語に驚いた。見習わなきゃと強く思った。 こんな推理小説を読んだことないと、言うのが本音。 いや〜α波が刺激されましたわ。

    1
    投稿日: 2015.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    埋もれた名作「模倣の殺意」を読んでみた。 なるほど、展開も早くて読みやすい文章。物語は、編集者の中田とルポライター津久見の二人の視点から交互に語られていくのだが・・・。 読み進むうちに違和感が・・・。 まさか、二人が追っていたのが別の事件で、坂井正夫という同姓同名の人物が居たとは・・。 40年以上前に書かれた作品なので、当時としてはかなり衝撃的だったのではないかと思うが、今、読んでみると、いささか古臭い印象も否めない。よって☆4個だけど、トリックの斬新さは現在でも通用するレベル。 叙述トリックの名作ということはまちがいない。

    2
    投稿日: 2015.02.25
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    読んでいる途中で、もやもや(?)して、何度も前後を読み返した気持ち悪さが終盤でスッキリした。 40年前に書かれた作品らしく、少し古臭い情景が浮かんだりもするけれど。 全体的な違和感は感じなかった。 もう一度読み返したら伏線が辿れて面白いだろうなと思うので忘れた頃に再読してみたい。

    1
    投稿日: 2015.02.09
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    面白かった。面白かったが、特にどこがというものでもなく。 叙述トリックは、なるほど、と思わされるところがあった反面、有効に活かされているようには思えなかった。 150208

    1
    投稿日: 2015.02.08
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    書店のポップに気圧されて。良いポップだなぁ。勉強になる。帯うらには瀧井朝世さんの短評。 はてさて中身としては、うーん。開始数ページから読者に身構えさせてしまう文章。詳細までは掴めなくても、疑うには十分な、なんとなくこう、「ざらついた」感じを受けるような。文体は非常に端的なのだけど、その分彩りにかけてしまっているようにも。この段階で人を選ぶ気がする。なんとなく距離をとりながらよんでしまったというか。せっかくポップどおりすごいトリックなのに、そのせいで衝撃を受けきれない。 あとあれ、主人公たちの推理は確かに意味がわからない。他の人の感想で言語化できた。 ちょい気になって作家さんの来歴を調べた。なかなかの苦労人だったようで、そこに敬意は評したい。他の殺意シリーズもそのうち手に取る。

    2
    投稿日: 2015.01.25
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    こういった形の叙述トリックには触れていたので、あまり新鮮な驚きはなかった。 著者本人が「エンターテイメント性なるものを度外視した作品」と言っているのが面白い。

    1
    投稿日: 2015.01.05
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    約40年前に刊行され、去年ぐらいに「埋もれた名作」として話題になっていた推理小説。ようやく読みました。 売れない小説家の坂田正夫が、自宅で青酸カリを飲んで自殺した。彼の死に疑問を抱いた中田秋子と久見津伸助はそれぞれに事件の真相を追うのだが・・・。 読み終わってタイトルに納得! 気持ちよく騙されました笑

    2
    投稿日: 2014.12.27
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    全体の筋は奇抜でおもしろい。二つの事件を、さも同じ事件であるかのように思わせるt。中田秋子、津久見伸助という二人の目から、交互に、同時進行であるかのごとく語られるので、読者はまさか違う話だとは最後まで気付かない。二つの事件が実は1年ずれている話であることと、死亡した坂井正夫が同姓同名の違う人物であることを気付かせないように構成されている推理小説のトリックというのは、事件そのものの中に仕組まれるものだと思うが、この小説は、語りで読者を騙して誤解させることを狙っている。小説そのものはおもしろかったが、読者に対してはずるい、ルール違反だと思う。

    2
    投稿日: 2014.12.23
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    図書館で1年半待ってヤット借りられた本。 何でこんなに人気なのだ? 何となく途中からもしや・・・とわかる 登場人物にもイマイチ感情移入出来なくて教科書読みでした。

    0
    投稿日: 2014.12.19
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    読むのにすごい時間がかかった。主人公の2人にあまり興味が持てないというか、のめり込めなかった。 トリックには「はぁ~?」と思ったけど、もう1回読み直してみようとも思わない。へー、もういいや的。 本が新しかったこともありこんなに古い話だとは思わないで読み始めたので、そこからもう「騙された感」が。。。

    2
    投稿日: 2014.12.02
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    またしても裏表紙と帯ーーー!! 裏表紙と帯の作品紹介が、すでにネタバレなので、近年のミステリーを読み慣れていれば、100%、「読者への挑戦状」の前に真相にたどり着けるハズ。 やー、もう、マジで! 最近の各出版社は自重した方がいい。 解説で、この作品がネタバレしないように、レーベルが変わるごとにいかに変遷してきたのかが書かれているけれども(この解説はとても面白かった)、それを全部台無しにする所業。 なので、本編を読み終わったときの感想は、「ですよねー」の一言。 敢えて言えば、動機だけが予想の斜め上だったくらいで。。。(「え、そっち?!」ってなったw) が…!!! 「初版あとがき」の最後から2行目にある、それが書かれた日付には、高度な叙述トリック並の衝撃を受けました。 だって昭和48年…!!!!! もう、ここが真のトリックだったと言ってもいいほど、感想が一気に覆る!!! だって昭和48年ですよ!(大事なことだから2回言った) こういう形式の推理小説は、それ以前もなかったわけじゃないけど、こんなにも流行しだしたのは綾辻以降、新本格と呼ばれるブームが始まって以降だと思う。 その15年も前に、こんな作品が…!!! そりゃあ、解説にあるとおり、「幻の名作」にもなるよなぁ。 というわけで、一番びっくりしたのは書かれた年でしたw でも、それだけでも十分価値があったと思う。 あと、あとがきと解説がとても面白かったです。 あとがきは、初版版と創元推理文庫版の両方があって、どちらも作者の人柄がわかる、とてもステキなあとがきだと思いました。 解説はさっきも書いたとおり、この作品がその時代ごとにどのように受け止められ、どのように手を加えられたのかがよくわかり、興味深い内容。

    0
    投稿日: 2014.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックは何作か読んでいるので新鮮さはなかった。 読みやすかったので叙述作品を初めて読む人には良いかも。

    1
    投稿日: 2014.11.10
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    ★★★★☆ 脳みそがパニック!パニック!! 【内容】 坂井正夫が自殺した。その死を彼女である中田秋子が追う。津久見紳助も記事を書くために坂井正夫の事件を追う。 【感想】 クライマックスで私の脳が大パニックです! なんでそうなんのーーー!からのスッキリが待っておりす。アハ体験でしょうか? ちょこちょこ読みなおしてみると、フラグが立っており見事にはめられました。 何がすごいって1972年の作品だってこと。「解説」にも書いてあるけどある種のパイオニア作品です。

    1
    投稿日: 2014.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書かれたのが40年以上前と言うことで描写は古い感じがするし、キャラ作りも弱い感じがする。特に女性キャラが魅力が無い。ストーリー自体は叙述トリックで、途中で違和感を感じはしたものの見抜けなかった。同姓同名の全く同じような売れない作家志望者が二人いるという設定は無理があるし、不必要なエピソードも多いような気がする。しかし本格モノのトリックと思えば”嵐の孤島”と同じで必要な設定だから致し方ないし、それを差し引いても上手くできたトリックで、しかも40年以上前と言うことを考えればスゴイ。今や叙述トリックも増えたが当時でこのレベルは他にはないだろう。どうしてもっと有名にならないか不思議。この作家は作品も多いようなので他の作品を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2014.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    七月七日午後七時、作家・坂井正夫が服毒死した。自殺として処理された事件であったが、疑問を抱いた編集者・中井秋子は独自に調査を始める。 一方、雑誌社から依頼を受けたルポライター・津久見伸助も記事とするため調査を開始する。 それぞれ調査を進める二人の視点が交互に描かれる。 40年前に発表された作品ということだけに若干違和感。

    1
    投稿日: 2014.10.19
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    なんじゃこりゃ。 文章が下手すぎてスムーズに入ってこない。 ストーリーやトリックがどうのこうの以前の問題。

    0
    投稿日: 2014.10.19
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    40年前の作品と思って読むと悪くない。現在に照らし合わせると古臭く感じる部分はたくさんある。読みにくいわけではないし、良い作品かなとも思える。手にとってみて気になったら読んでみてもいいと思う。

    1
    投稿日: 2014.09.21
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    クラシカルな××ミステリで、それもそのはず30年も昔の話というのですからもう十分に古典でしょうね。 ただいくら時代設定が昔のものとなろうとも、仕掛けられていたトリックはきっとこれから先の世代もずっと楽しめるだろうと思います。 今の時代はミステリのいろんなトリックが読み放題なのもあるのか、「●●●●はないだろう」とか思ったりしましたが…、騙すことだけを目的に作られてクラシカルなミステリとしてシンプルに騙されましたし楽しめました。さっぱりとした終わり方はなかなか素敵です。

    3
    投稿日: 2014.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    無関係の男女二人がそれぞれの視点から、知人の自殺を他殺ではないかと疑い、真相を追うという内容。 叙述系はたくさん読んできましたが、この作品のトリックはフェアじゃないのではないでしょうか。以下、[+ネタバレ注意+]。 同姓同名の人物がいて、どちらも推理小説作家の端くれで、1年ずれて全く同じ7月7日に、全く同じ青酸カリを使って自殺する。ここまで同じなら、読んでいる人は誰でも同人物だと思うじゃないですか。違うのは、アパートの住所くらいです。最後に真相が書かれても、違いが無さ過ぎて、どっちがどっちの人物だか分かりづらいです。そもそも、青酸カリなどという劇薬を一般人がそんなに簡単に入手できるものなのでしょうか。 叙述トリックを読みなれてくると、日付が書いてあったりすると、「これは同じ年に見せかけて実は違う年なんだろうな」とか、もう分かっちゃうんです。でも、昭和46年当時はかなり新鮮であったことは間違いないでしょう。実際に本を読み進めていても、「な~んか、古典的だな」とか、「たまたま思いついたアイデアが、あまりにもドンピシャ過ぎる」とか、つい素直に読めなくなってしまうんです。読者としての私の問題ですが。 叙述系をあまり読んでいない人にはお勧めです。

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    投稿日: 2014.09.19
  • タイトルの誇張に欺かれた感じ

    読み終えてみれば、凝っている構成だとは思いました。 ただ如何せん、これはすごい!などと帯がついているので、どうしても斜に構えて何かあるなという体制で挑んでしまい、あ~なるほど…で終わってしまいました。 登場人物の感情に奥行きがない感じで、読者に挑戦を仕掛けている感が否めず、のめりこむ感じではなかったです。

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    投稿日: 2014.09.16
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    ミステリー。 決して衝撃は大きくなかった。 40年以上前に書かれた作品ということは、大いに評価するべきだと思う。 個人的には読みやすかったですし。

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    投稿日: 2014.08.21