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模倣の殺意
模倣の殺意
中町信/東京創元社
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総合評価

486件)
3.1
24
111
214
78
13
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    中町信の模倣の殺意読了。基本的にトリック云々に興味がないからか、情緒的なものもないミステリーが読めない。これは確かに記述が変だなーと思いつつ読んだけど、やはり解説まで読まなきゃ全部拾えない。だめぽ(´・_・`)

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    復刻ありがとうございます。 書店POPの煽り込みで楽しませていただきました。 タイトルだけ知っていた状態だったので飛びつきました。 ミステリを読み慣れているので予想は大体つきましたが、散りばめられたヒントを追いながらわくわく読みました。 ○○ミステリーは描写を追うのが楽しいですよね。いかに誤魔化してあるかと。 読者への挑戦があるのも好きです。 つい前半部分を繰り返し読んでしまいます。 タイトルも「新人賞殺人事件」より「模倣の殺意」の方が好きですね。 良い改定だと感じました。 この時代のミステリは古典扱いなんですかね…古典というと乱歩や横溝だと思っていました…

    0
    投稿日: 2013.09.06
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    騙された。 東野圭吾のようなあっさりした騙された感ではなく、何かこう、ギトっとした本格的なミステリー

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    2013/08/30 展開が強引!笑 しかもすごく古い作品だったんだねぇ。 POPでおもしろそうと思って買ったのだけど、久々に外れでした。

    0
    投稿日: 2013.08.30
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    生まれた頃のお話なので、今読むと古い感じもするけど、面白かったです。 中田秋子と津久見がなかなか接触しないので、いろいろと考えて楽しみました。

    0
    投稿日: 2013.08.29
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    普段、推理小説はあまり読まないのですが、帯に「騙されずに見破れますか? 著者渾身のトリックで、あなたに挑戦します!」なんて惹句が書かれていて思わず手に取りました。 騙されました。 いえ、買って損をしたという意味ではなく、トリックにまんまと騙されてしまったのです。 ネタバレになるので書けませんが…うーん、そうか、そういうことだったか、というのが読後の率直な感想。 帯には「40年前の傑作が今、再びの大ブレイク!」とも。 著者は1935年生まれで、2009年没。 あまり有名な作家さんではなかったようです。 解説で濱中利信さんは「日本にはまだこんな傑作が、日の当たることなく残っていたのです」。 同感です。 星3つは私自身が熱心な推理小説ファンではないからで、面白くないわけでは決してありません。 秋の夜長に推理小説もいいかも。

    0
    投稿日: 2013.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    七月七日午後七時に青酸カリを飲んで自殺した作家・坂井正夫。彼の死の謎を追う編集者・中田秋子。同人雑誌で坂井正夫と面識のあったルポライター・津久見伸助。坂井正夫に金を渡していた遠賀野律子。律子の姉・大河内真佐子の息子誘拐事件。真佐子の息子・隆弘の秘密。

    0
    投稿日: 2013.08.27
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    エラリークイーンばりの帯に惹かれて購入。ちなみに犯人は(一応)分かったけどトリックは!!そこか!と思わずひとり言。 そしてこのタイトルの意味がようやく理解できた。

    0
    投稿日: 2013.08.26
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    「騙されずに見破れますか?」と、挑戦的な帯のフレーズ。 やってやろうじゃないのさ! …だまされたぁー、きれいに騙された!! しかも、前に別の小説で見たのと同じ手法だ。 なんで気づかなかった!? …ん、てことは二番煎じか…と思いきや、この物語が書かれたのはなんと1972年。自分、まだ生まれてない!解説によれば、「この手法」の先駆けは本書ではないかとのこと。ふむ、ではあちらがこれをリスペクトした形になるのですね。 とにかく、本書は読者の勘違いを巧妙に誘う見事かつ緻密な構成にある。しかもところどころに読者に、「分かんないでしょ?だろうねぇ」と言わんばかりの挑発的な書き込みが!話のテンポもいいのであっという間に読めます。 ちょっとばかり、探偵役?になる二人の登場人物の容疑者への疑い掛け方が強引な気がしないでもないですが、「トリックに引っかからないぞ!」と鼻息も荒く読んでいると、そんなことは大して気にならなくなってきます。 ミステリーは大分読んできたぞ!と自負できる方、そろそろ本書を手に取る頃ですよ。盛大に騙されてください、同志よ。

    0
    投稿日: 2013.08.22
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    帯を見て期待しすぎました…。 つまらないわけじゃないけど、「すごい!!」ってほどではないような。 さらさら読めるのは良いですね。

    0
    投稿日: 2013.08.20
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    七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。記念すべきデビュー長編の改稿決定版。

    0
    投稿日: 2013.08.19
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    本屋に平積みになっていたので、手に取ったもの。 半分くらい読んだところから、あれれ?と思いながら読み進めて、そうだったのか!と最後はスッキリしました。 ただ中身が盛り込みすぎというか、私の回転鈍い脳ではうまく処理しきれず、トリックの鮮やかさ、驚きが若干薄れてしまいました…。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    友人に薦められて読んだのだが、感想としては単純に読んでいて面白かった。 ただ、だいぶ強引なトリックなので読了してから脱力感を感じてしまったけど、日本で初めての叙述トリックだそう。 そう考えると40年前の作品でこの内容はすごいなー。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    うーーん!こう来るか、と言うトリックでした。主人公の一人が犯人とは、また1年のずれが起きて、被害者が二人いるのはちょっと反則っぽい! まあ、何でもありが推理小説だからそう言うのも有りですかね?

    1
    投稿日: 2013.08.17
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    本屋さんで平積みになっていてポップも結構な感じだったので、思わず購入。知らなかった作者でしたが。。えっ、やられたって感じです。かなり前に書かれていたそうですが、面白かったです。全く予想外でした。

    0
    投稿日: 2013.08.17
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    夏休みだから推理小説の一冊くらい読まんといかんのではないかと思い、本屋をウロウロした末「このトリックは神」くらい大絶賛のポップと帯につられて買ってみることに。あまり聞き慣れない作家のリバイバルセールに乗っかってみました。 ひとつの真相を二つの視点でパラレルに追って「あらそうだったの?」みたいな話。今にしてみると数ある叙述パターンのひとつかもしれんが、聞けば40年前の推理小説とのこと。 掘り出し物と言えるかどうかは推理小説好きな人にお任せします。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始めは今はやりの多重人格かとも思ったのですが、何月何日と日記風に詳しく書かれてるのに何年が書かれてなかったのを気にしてなかったことで、トリックに気付くのが遅れました。二人の人物によるそれぞれの立場からの原因究明が別の人物についてだとは!ちょっとずるいのでは?と思った次第です。

    0
    投稿日: 2013.08.16
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    小説という世界を楽しむ為の最低限の約束ごとを安易に破ってしまっている。驚きは無く、呆れる。本の帯に書かれた【これはすごい!】は【これはひどい!】の間違い?

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作家・坂井正夫の死を追及していく2人の人物。それが途中で考えもつかなかったトリックに。驚きですが、そういえば不自然なところはそうだったのか!と納得です。アリバイ崩しの小説かと思うと、意外にもそれは簡単に進んでいき、簡単すぎる展開と思ったあとのどんでん返しでした。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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     駆け出しの作家・坂井正夫が服毒自殺するところから話が始まる。  彼と結婚の約束をしていた有名作家を父に持つ医学系出版社編集者の中田秋子と彼の作家仲間・津久見恒太郎がそれぞれ彼の死の真相を探ろうとする。  ラスト、第4部・真相で明らかにされる真実にビックリ。この本の初版が昭和48年とあり、今では当たり前のデジカメや携帯電話が出てこないことに?と思っていたが、あとがきを見て納得。でも、話の内容は色あせてないのがまたすごいと思った。

    0
    投稿日: 2013.08.15
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    真相がわかるはずのない推理小説。 設定が、悪い意味でズルい。 正直、それは無いよ、って感じです。 なぜ再注目されているのかが分からない。

    0
    投稿日: 2013.08.13
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    これはなかなか面白い仕掛け.犯人のではなく作者の読者をだますためのトリック.初出版は昭和47年.ゴールデンタイムにキックボクシングをやっているところや解説の中に仁木悦子が出てくる.

    0
    投稿日: 2013.08.13
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    こういう推理ものが好きな時代もあったな。 でも、今は読者をだますためだけにトリックに凝った作品はあまり好きではない。反則すれすれでしょう。

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    投稿日: 2013.08.11
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    久々にやられた...て読後にうなった。 まさかのラスト。 詳しく書けないのがもどかしいのがウズウズする。

    0
    投稿日: 2013.08.11
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    うーん、これは…。確かに本作の発表当時は斬新なトリックだったのかも、と思いつつ。最終局面での畳み掛けるような進行はさすがだが、えーっそんな同○同○なんて、いくらなんでも…世間狭っ!!と思ってしまった。本筋とは別のところで登場人物の描写に愛情が感じられないどころか、悪意さえ感じるのは私だけだろうか。旅館の仲居の様子とか思わせぶりだったが別に伏線ではなかったのね。「いやぁ、やられた!」という驚きより「ふーん。そうなんだ…。」という感じが強い。秋子の描写は当時の「働く女」のステレオタイプなのかな(汗)。

    0
    投稿日: 2013.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。しかし、大量に平積みされてすごさを帯やポップで大々的に強調するほど他の作品と比べてすごいのか否かが良くわからなかった。そもそもそんなにミステリを沢山読むわけではないのだけど、、これはやはり40年前というのがすごいのだろうか。40年前となると自分が生まれる前でいまいちピンとこないが、、 秋子さんの動機には、父への気持ちや坂井さんへの嫌悪だけでなく、既に亡き坂井さんへの未練も入れてほしかったなー、と少し思った。

    0
    投稿日: 2013.08.07
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    新刊かと思って読んでいたらどうも古臭い表現が多いし、いまどき親子電話??。なんと40年前の推理小説だった!道理で個人情報をべらべらみんなしゃべるわけだ! 二人の視点で交互にある死を追っていく手法で、先が気になり一気に読めました。 最後のトリックにはびっくり。え?え?ゆっくり噛みしめながら読もう!な展開でした。

    0
    投稿日: 2013.08.06
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    気づいたところもあるし、気づかなかったところもある。気づいた部分は、ミステリーを少しは読んだ事があり似たトリックを見た事があるからからだろうけど、そうした(叙述)トリックはこの本かららしいよ。

    0
    投稿日: 2013.08.03
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    まさかの70年代作品とは…!(笑) なんか題名に惹かれて読んでみたのだが、妙に舞台が昭和丸出しだなぁと思ってたら、あとがき読んでびっくり。 親子電話て(笑) 感想としては☆3ですかねぇ。最後の真実が明かされていくところは面白いけど、主人公の両名の強引さに少し違和感が拭えない。状況証拠と言うにも緩い事実だけで、容疑者に犯人じゃないかと言及するなんて…。ちょっとは駆け引きというか、言葉を選びなさいな(笑) 正直、冒頭の一説(同姓同名の正夫君)や曜日の違いはまったく気付かなかったけど、後半になって別人物だろうという推理まではできた。そして秋子と正夫(後)が接触する最初のシーンでようやく、過程はわからないけどきっと他殺で犯人がいて、驚きの真相と作者が語るなら、この人が犯人だろうと思った。そこで文中にもでてくる「探偵が真犯人」って言葉が伏線だったと知らされました。 推理小説というのは嫌いじゃないけど、こういったド推理小説ってのはちょっとね…。

    0
    投稿日: 2013.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    7月7日午後7時に死亡した坂井正夫。 二人の視点から坂井正夫の死を探っていくんだけど、 途中から混乱におちいり(笑)・・・ そして最後は 「な゛~~~!!」 って(笑) そりゃないっす。 でもこういうのもありかなと思わせる凄さ(笑) 中町信のデビュー作らしいです。昭和42年発表ということで、 レトロな感じが新鮮でした!

    0
    投稿日: 2013.07.31
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    よ〜く考えれば、な訳ないだろ〜、と思う筋書だか、斬新なプロットである。でも、犯人わかったけど。これもヒントあり?

    0
    投稿日: 2013.07.30
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    中町 信のデビュー作、読了です。 とは言っても40年以上前に書かれた作品、作者も故人ですが・・・ 帯書きや書店POPの「今再びのブレイク」「スゴい!超絶トリック!!」 「あなたは見破れますか?」「決して解説から先に読まないで・・・」等々、 これでもかっ!の宣伝に思わず手を出しました。 確かに、これはヤラれたっ!!って感じのトリックです。すごい作品だと思います。が・・・ 私見ですが、何て言うか・・・非難する気はありませんが、ちょっとズルい!ってか、フェアじゃない気がしました。 とにかく、本格ミステリファンには一読を勧めます(^_^;)

    0
    投稿日: 2013.07.28
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    本の帯と本屋さんのポップに惹かれて購入 この作家さんもう亡くなられているんですねえ 帯にデビュー作品とありましたが なんか悲しい

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    素直に「面白かった。」と言える。途中、部分的に「??」となるところがあり何度読み返そうかと思ったことか(笑)が、最後にその謎も解けた。プロローグと事件とにこんなトリックがあったとは。 でも「坂井」の性格に違和感は否めず。秋子と坂井の関係性にも…。 それでも「面白かった。」と言える。

    0
    投稿日: 2013.07.27
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    本の帯の文句に惹かれて購入。 坂井正夫の死に対し、二人の視点で話が進んでいく。登場人物もそこまで多くなく、シンプルだから読みやすい。最後も納得のトリック。 40年前の作品ということは、読み終わってから知りました。 家で旦那くんにオススメするため渡すと、同じ本を渡されてビックリ。

    0
    投稿日: 2013.07.26
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    作家の死から始まるミステリー。 謎を追求する人物が二人おり、他との違いを感じる、最後にぶつかるのかな?どちらかは外れなのかな?と想像するが、ラストはなるほどそう来るかと、少々ラフプレイ?とも思ってしまうが楽しく読む。 えっ?てなラストなので、再読するとより府に落ちるかも。

    0
    投稿日: 2013.07.25
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    書店で話題の一冊としてプッシュされていたので購入。 一日で読めてしまった。文章が簡潔で構成に力があるからだろう。 しかし肝心のメイントリックが感心できなかった。 【以下ネタバレ】 まず、この物語を構成する被害者、これが私にはダメだった。 同姓同名の二人が事件を追う二人にそれぞれ絡んだのです。無いと言い切れますか?そういう状態での事件なのです。 という作者の前提がある。 現実にはほぼ無いといってもいいケースだろう。 これが受け入れられるのであれば仕掛けを楽しむ事が出来るだろう。 私には異次元やパラレルワールドの世界での話のように感じた。 「◯◯イコール犯人」という命題に、果敢に挑戦した稚気は買える。 四十年前の作品だが、当時一旦本格が衰退し、社会派が幅をきかせた背景もなんとなく頷けるような気がする一篇。

    0
    投稿日: 2013.07.25
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    レビューを見ると、分かった方が多かったけど、私は最後の最後でヒィーってなった。感想を書くとネタバレになってしまうから書けないけど、秋子さんすごい!

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    投稿日: 2013.07.25
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    昭和42年に発表された作品で、携帯電話もなく、アリバイも古臭い感じがしたが、読み進めてどんどん引き込まれ、あっという間に読んでしまった。 なかなかたのしめた。

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    投稿日: 2013.07.22
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    新人賞作家が自殺するという事件が起き、田中明子と津久野と言う二人が、それぞれ事件の真相を探る話。 事件 追及 展開 真相 の四部構成になっており、田中と津久野が交互に主人公となり話が進む。

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    投稿日: 2013.07.17
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    二人の人物の視点から深まっていく事件の真相。 徐々に真実に迫っていく感覚は中々に巧妙な描き方。 少々女性の心境描写が妙に脈絡がないように感じられるが、気にならない方は気にならないのかも。 煽りがとても広大だったためかなりの期待を抱いていたのですが、予想できなくはない顛末に少々がっかり。 ともすれば、ミステリー小説の中ではすでに古典のような立ち位置になるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.07.17
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    最近になって再評価されている中町信を初めて読んだ。 新本格を読み慣れているとそれほど驚天動地というわけにはいかないが、書かれたのが70年代というのは驚きだし、読みながらこのへん怪しいなと思いつつも最後は結局騙された。 読みやすいが全体的に淡々とした地味な雰囲気で、いまいち盛り上がりに欠けるので発表当時はそれほどブレイクしなかったのかな。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    帯の煽りに惹かれて購入。昔の本の割には文章も読みやすかったですが、展開にあまり盛り上がりがなかったのが残念でした。売りである一番のトリックは確かに良かったですが(特に当時は斬新だったんだろうし)もう一度読み直すことは多分ないんだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2013.07.14
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    130714 以外な構成ではあったものの、「ビックリ、面白かった!」とならなかったのは、帯で期待しすぎたのか、時代のせいなのか。筆力はすごいなあと感嘆したけれど。

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    投稿日: 2013.07.14
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    popにかなりあおられましたが、そこまででもなかった。。。 素直に先入観なく読めれば、もう少し面白かったのかも。

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    投稿日: 2013.07.07
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    新刊だと思って買って、読み進めているうちに、なんだか古臭い話しっぷりだし、乗ってる電車は古いし、新幹線に食堂車はあるし、なんと30年も前の小説だったとは。。。でもなかなか興味深く読みました。最後のトリックはこんなのあり!って感じでしたが、読み直すと確かに伏線もあり。なかなか楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2013.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確かに最後は予測できないものだったけど、それってあり?という感じ。ちょっとネタの要がビミョウ。 話も少し読みにくかったな。

    0
    投稿日: 2013.07.06
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    一気に読んだ。面白かったけど、そんなに衝撃はなかったかな(^_^;) でも、30年前に書かれたものってのは凄いね!!!

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    投稿日: 2013.07.05
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    いまいち。文章のテンポが悪くて全然没頭できないし、せっかくのトリックも陳腐な煽りのせいでバレバレ。1971年の作品らしいので、しかたないのかもしれないけど。

    0
    投稿日: 2013.07.04
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    違和感を持ちながら読み進めていき、最後にえっ!そういうことだったの?と、思わずページを繰戻してしまった。 カンのいい人は気づいていたようだけれど、40年以上も前に書かれたこのトリックに、素直にだまされるのも悪くない。

    0
    投稿日: 2013.07.01
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    オビの煽り文句につられて買ってみたがなかなかおもしろかった。視点がころころ変わるのでまどろっこしいなぁと思ってはいたけれど、真相の章を読むまで全然気づかなかった。推理作家たちの会話の中で繰り返し『書いてみたい』と提示される主題があるので、大ざっぱな展開は推測できる。こんな風にきれいにまとめるとは… 意外性はあったけど他作品を読むかどうかは未定。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    発売されたのは古い本とは聞いていたが なぜか最近本屋にたくさん並んでいて 謎がすごいという紹介があったので 気になって読みました 確かに私の中ではこのパターンは始めての出会いで そういうことかーって驚いたが 正直現実的にはかなりありえない話なので ☆は少なめにしました 謎が解けてもう1回整理しないと わかったようなわからないような感じになってしまって ちょっと整理するのに悩みました

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    TSUTAYAでやたら推してるので読んでみました。 結論から言うと、読み始めて20ページくらいで真相には気づいてしまいました。たぶん、ミステリーを読み慣れている人、特に叙述ミステリー好きな人ならほとんどが気づくと思います。そういった意味では驚きは無いです。 しかし、解説にもありますが、これが今から30年以上前に書かれている、という点は凄い。今思えば「模倣の殺意」のトリックの派生だな、という作品がいくつも思いつくくらい。 そういった意味で、古典として読むのであれば評価できる作品。だけどもっと凄い叙述ミステリーを読みまくった者としては、作品自体の面白さは2点。先行者に敬意を評してプラス1点。

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    投稿日: 2013.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    叙述トリックの典型的なパターン。 叙述トリックの先駆け的存在として考えれば読む意味は大きい。 特に、「探偵=犯人」をこのような形で書ききったことについては、なるほど~、と思った。 しかしながら、似たようなトリックなら、イニシエーションラブの方が計算されており、衝撃度もはるかに大きい。 叙述トリックに読み慣れた人には、少し物足りない印象。 ミステリーの古典文学として楽しませてもらった。

    0
    投稿日: 2013.06.28
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    昭和48年7月7日午後7時、物語は始まる。 実際の脱稿が昭和46年ということであるが、改訂による加筆訂正のおかげか古臭さを一切感じさせない。

    0
    投稿日: 2013.06.28
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     東京の本屋でいっぱい平積みされていたので手に取ったところ,40年前に出版された本なのですが,今また売れているとのこと。  帯には「著者が仕掛ける超絶のトリック」,「騙されずに見破れますか?」等どんでん返しものが好きな自分にはたまらない文句が。    話は,新人賞を受賞したもののその後の作品に思い悩んでいた作家が死んだことからスタート。状況からして自殺だが,恋人や知人が疑いを持ち調べ始めると・・・何だか2時間ドラマでよくあるような話ですが,途中で何だか変だと思いつつ,最後で明かされたトリックはまあビックリでした。  こういうトリックって勘のいい人は気付くんだろな。

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    読み易い文章、スムーズに流れるような展開、第4部の見開きに読者への挑戦の謳い文句、そして真相。あっと言う間に読了できた本でした。 内容は叙述トリックでミステリー好きならば大きな驚きはない、もしくは犯人は解ったと思う人が多いかもしれないが、この本は1972年に発表された作品でここ十数年に流行った叙述トリックの先駆者かもしれないという事は覚えておきたい。

    0
    投稿日: 2013.06.25
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    読みやすいけど、やられた。最後の謎ときは、最初何を言ってるのか全然分からなかった。じっくり読んではじめて理解。単純だけど、気づかない。読みやすい分迫力にかけるので☆は3つです。

    0
    投稿日: 2013.06.24
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    本屋さんでかなりオススメされていたので、読んでみた。 40年も前の作品との事で驚き! 途中までは若干ハラハラ感には欠けたけど、ラストの謎解きはおもしろかった。

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    【読書ノート】模倣の殺意 店頭POPに惹かれて購入。 話の構成・トリック自体は面白かったが、ややリズムが読みにくく、どんでん返しという前情報がなければ途中で諦めていたかもしれない。そういう意味で、素晴らしい帯であったと思う。

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乾何某の「イニシエーション・ラブ」の読後感に近しいものを感じましたな。 確かに素直に読み進めていく人にとっては一本取られた的な感覚になるんでしょうけど、だから何?と。 叙述トリックはミステリー小説の肝と言ってもいいのかもしれませんけど、 そこがとてつもなく強力なのとそれしかないのとでは価値が全然違ってくると思うんですよ。 読み終えた後もう一回読みたいと思えるかどうか。確認作業じゃなく、娯楽作としてもう一回楽しめるかどうか。 そこですよね。確認作業の域を出ないのであれば、それは単なるビックリ箱にしか過ぎない訳であって。    秋子目線と津久見目線で露見する坂井正夫の人物像が違っているため、そこで違和感を持たせられるように したかったんでしょうけど・・・対する人物によって印象が変わるのは別にさほど珍しい事じゃないんですよね。  ましてや男目線から見たら嫌な奴だけど女受けはやたらいい、なんてケース珍しいどころかありがちですし。 定番の違和感持たせ手法が、あまり意味を成してないような。人間についての観察眼に優れている小説なら これが全くの同一人物であっても何ら不満は持ちませんよ。 偶然は3回までしか続いちゃダメ、古畑が言ってたね。この作品では何回起こったんだろうか・・・

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    途中からなんか違和感を感じ、最後まで読んで、そういうこと?!と。同時進行と思って読み進めていたのが悔しい。

    0
    投稿日: 2013.06.23
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    ミステリーとしてトリックとか面白さとかどうかと言われると、いまいちな感じがするけど。昭和46年に書かれたものかと思うと、凄い!と感じる。解説に書かれているように、日本で初めてのトリックと言うことであれば、荒削りな感じや練りが足りないのは愛嬌かなと思える。 この作家を全然知らなくて、出版社がプッシュしているからか、本屋でもプッシュされていたので、期待の新人くらいに思っていた。でも大間違いで、すごい古い人だった。

    0
    投稿日: 2013.06.22
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    ミステリーではすでに定番になりつつあるトリックの、先駆け。 でも、読者も慣れちゃってる分、あまり衝撃はなく、物足りないかも。ある程度は予想できてしまうというか……。 この本が先駆けなんだ、とおもいながら読むことをオススメします。 斬新さを期待してはいけません。

    0
    投稿日: 2013.06.21
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    真相の章に入る扉ページで、「あなたは、このあと待ち受ける意外な結末の予想がつきますか。」などと書いてあったので期待したが、真相はなんとなく考えていたことだったため、あまり驚かず。

    0
    投稿日: 2013.06.21
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    書店で大々的に売られてはいたけど、そこまで面白い!ってほどではなかった。大昔の改訂前の作品を読めば驚きがあったかもしれないが。

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    投稿日: 2013.06.21
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    この手のトリックの元祖としてはやはり秀逸。しかし今となっては多少古さも。乾くるみの「イニシエーションラブ」の衝撃に比べると弱かった。

    0
    投稿日: 2013.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中から時間トリックに気が付いていましたが、最後、彼を殺したのが誰なのかわかったときは、とても切なくなった。

    0
    投稿日: 2013.06.18
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    七月七日七時──坂井正夫が死んだ。 秋子と津久見はそれぞれの理由から、自殺とされた坂井の死の真相を追って行くのだが……。 40年前に書かれた作品の文庫化リバイバルといった作品らしい。 かなり話題になっていたし、何より帯の『騙されずに見破れますか?』に惹かれる人は多いと思う。 ただ、個人的な意見を言わせてもらえば、ミステリーで帯にこの手のことが書かれていてすごく面白かったー!っと読み終えた時に思ったことが私はない。 頭で期待させられて期待値が上がったせいなのが、煽りだけうまいからかはわからないけれど大抵「そんなでもなかった…」という感想で終わる。 今回も残念ながら例外に漏れず…。 昔の小説だなぁという読み味はまぁいいとして、何だか文体がテンポが悪く好みじゃなかったのもあると思う。 二人の視点を交互に動くからか、なかなか物語にも入り込めなかった。 問題のラストだが、衝撃も意外さもなかった。 昔なら、驚いていたかもしれない。 でも今はこのやり方を知ってしまっていたし、ちょっとなんだかなぁと思ってしまうところも…。 もちろん、個人の趣味によるものが大きいので一言でつまらないとは言い切れないが、私には普通の本だった。

    0
    投稿日: 2013.06.18
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    真相に驚きはあっても衝撃は無かった、というのが正直な印象。 この手のトリックの先駆けだと言うことは素直に凄いと思います。

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    投稿日: 2013.06.16
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    どんなトリックが仕掛けられてるのかとワクワクしながら読んだけど、種が明かされた時、、何だこんなことかよ!って感じでがっかりした。こういうのは反則っぽくて好きじゃない。

    0
    投稿日: 2013.06.16
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    やられました。しかし新しさはあまり感じなかったということは、意外と身近で触れていたのかも?真相の1ページは、あれは挑発されましたね、数分考えこみました(^ ^)

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    投稿日: 2013.06.15
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    読み終えてみると、出版社の帯の勝利という感じですが、こういう小説ならではのトリックはミステリとして今ではよくあるものの一つだけど、この四十年以上前に書かれたミステリを今でも読めるというのが、いい読書体験させてもらったなぁと思う。ミステリが好きな人には是非読んでもらいたい一冊ですね。

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    特段の推理小説ファンではありませんが、素直に面白かったのでどんどん引き込まれました。昭和46年の作品と知ってまたびっくり。日本のミステリにはまだまだ優れた作品が埋もれているかも知れませんね。創元推理文庫さん、何十年も前の作品刊行に感謝。

    0
    投稿日: 2013.06.14
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    この仕掛けの先駆け、という点はスゴイと思う。しかし、モヤっとする。どの登場人物も生き生きしていないというか、感情移入できないことが原因だ。同じトリックでも、登場人物が魅力的だったら、気持ち良く騙された!と思っただろうなー

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    投稿日: 2013.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巷の本屋さんでは、実に40年前の推理小説が 今、ちょっとしたブームになっているそうです。 中町信「模倣の殺意」(創元推理文庫)がそれです。 どうやらこれが彼の長編小説デビュー作だそうです。 解説によりますと、日本初の叙述トリック小説だそうで、 この本の帯には「解説は先に読まないでください」と書かれています。 叙述トリックといえば、まず思い起こされるのが、 あのアガサ・クリスティ「アクロイド殺し」(ハヤカワ文庫)ではないでしょうか? 学生時代、この本を最初に読み終えた時のショックは今でも忘れられません。 「うそっ!こんな小説ってありー」とあわてて読み返しました。 細かいストーリーはほとんど忘れましたが、 この驚きだけは今でも記憶にあります。 さて、この「模倣の殺意」、そのトリックには目を見張るものがあります。 物語はある推理小説家の自殺をめぐって、 男女二人がそれぞれ独自に捜査するという展開になっています。 でも、「叙述トリック」ですから、どちらかが犯人であるわけですが、 それがわかっていても、最後まで読み続けさせる力を持っています。 で、ラストでお約束のどんでん返しが待っていました。 ええっ~ということで、赤鉛筆でチェックしていた所を読み返し、 なるほどーと納得するわけです。 この手の小説は「気持ちよく騙された~」という感想が 持てるかどうかが評価の分かれ目だと思っています。 まさに、よく冷えたビールをぐぃっと一気に飲みほす、 あの喉ごしのさわやかさに似た感覚が大切だと思います。 ちょっとオーバーですが、それが生きていてよかったという瞬間でありますー

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    最後に確かに驚きました。話も面白かったんだけど、なんというか、 魅力的な登場人物がいない。 本のなかの人、というのはいるけども、 本から出てくるようには思えない、紙の中の人でした。

    0
    投稿日: 2013.06.13
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    推理小説らしい推理小説を読んだのは初めてかもしれない。読了した時の感想は「そのトリックはちょっと卑怯じゃないか・・・?」といった感じ。 読んでいて気付ける人はいないんじゃないか。いっそパラレルワールドでした、なんてトリックでも大して変わらないんじゃないか。なんて思ってしまう。もう一度読み直そうとは思わなかったな。 気付いたことは推理小説にはコナンでいうところの元太的なパスを出す役はやはり必須なんだな、ということ。

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    投稿日: 2013.06.12
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    古い本とは気づかず帯につられて買ってしまったけど、久しぶりに読んだ古き良きミステリー。文章の粗さがあって、惜しいな、と思わないでもなかったけれど、70年代のデビュー作と聞いて納得。叙述トリックモノは好きなので楽しめた。あの時代に読んでたら衝撃だったろうなあ。

    1
    投稿日: 2013.06.10
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    面白かった!帯やPOPを見てずっと「騙されないぞ!」と疑いながら読んでたので、「あれ?そうだっけ?」「え???」と何度もページを往復してました^^; 途中なんとなく気づき始め、(以下ネタバレかも) 秋子の「なにかが狂っているーー」あたりから、 もしかしてSF⁉(タイムスリップ系) 実はひとつの事件で結末は2パターンとか⁉ 実は2人は別の事件を追ってるとか⁉ など仮説を立てまくりながら読みました。 でもどうもすっきりしないまま読み進め、最後やっとすっきり。 途中、うまく行きすぎの推理(製作所の名前や写真に写った風船など)は気になったけど、退屈することなく読み終わりました(^^) こういう叙述トリック物好きです(^o^) これが叙述トリックの最初だったらすごいですよね☆ 久々に「ザ・ミステリ」の作品を読んだ気がします♪

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    電車に乗るのに本がなかったので、 特に考えもせず駅前でPOPに釣られて購入。 大げさなPOPだったので、疑わしく読んでたけど、 やっぱり大げさだった・・・。 ふーんって感じだったけど、 あとがきで40年前の作品と知りそっちに驚き!! 当時じゃすごい作品だろうなと思いましたが、 残念ながら今じゃそう珍しいトリックでもなく、 既にどこかで読んだ感がする次第・・・。 そして登場人物ですが、淡々としすぎて全員がすごく地味・・・。 (40年前じゃそういうものなのかな?) 例えばそれをもっと魅力的に書き直すなり、 背景を今風にとか厚みを加えるなど、多少の手直しすれば、 今でも十分読み応えのある作品になりそうなりそうですけどねー。 なんで今頃新刊みたく出したのか、それが不思議。

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    投稿日: 2013.06.09
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    ものすごいトリックに驚愕間違いなし!と言った文句で売られていた話題作。 早速読んだものの、犯人と仕組みはわかってしまった。 こんな文句がなければもっと純粋に楽しめたのに。 と思う反面、この文句がなければ買ってなかったという気もする。

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    投稿日: 2013.06.07
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    どこかで、激賞されているのをみて読んでみたのだけれど…。 現代から考えたら、個人のプライバシーを守るべき立場の人があまりにも簡単に第三者にあらゆる情報を与えていて非常に違和感を感じるだとか、伏線を張るための説明が多いとか、読み物として不自然に感じるほど、いかにも複線張るためにここんとこ書いてます、という感じがありありとしていて、物語として洗練されているとは言い難い。 会社にかけた電話なのに、相手がいなくて、声を聞きたかっただけだから、なんて発信者が普通言うかな??すごく奇妙に感じる。 トリックも特に驚くに値せず、どうしてここまで激賞されたのかと不思議に思わなくもないが、当時は当然携帯などなく、電話にまつわるくだりはかえって新鮮であったし、書かれた時代からすればなかなかに画期的な作品ではあったのだろうけれど。 取り立てて面白いとはあまり思わなかった。

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    投稿日: 2013.06.05
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    丁寧な文章でした。中井英夫さんっぽいのかな~と勝手に想像していましたが違っていました。うん、やはり読みやすく丁寧な感じがします。 このトリックの先駆けなのだとすれば、確かにすごいと思います。

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    投稿日: 2013.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリー展開は二人によって明かされるといな流れで、面白い。 けど、予想外の展開と言うわりには、よくわからない結果となってしまった気がする。 なんかもう少し期待していた~。

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    投稿日: 2013.06.03
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    知人に薦められ、手に取りました。 ミステリは久々に読みましたが、楽しめました。 このタイプの作品は、「やりすぎ」な感じにいらいらさせられてしまうことがあるのですが、 そういったこともなく、解決編も、そっか、なるほど、と割合清清しく読み終えることができました。

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    投稿日: 2013.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中町信氏は本格物の技巧を身につけた数少ない新人の一人で(中略) この長編第一作においても、たとえば探偵役の男女が疑惑の人物にチェックしていく過程に、 テクニックが縦横に発揮されている。――鮎川哲也 この作品のトリックは、その章立てなどから予想がついていたし、 そのため人物描写が限られることもあり、驚きはなかった。 しかしこの類のトリックの先駆者であることは素直に素晴らしいものがある。 同一人物をいかに別々の人間に見せるか、ではなく、その真逆なのだ。 ただし、やはり話の進行は不自然だしこれといって魅力的とも思えなかったのは古臭く感じてしまうからだろうな……。 ミステリ :☆☆ ストーリー :☆☆ 人物 :☆☆ 読みやすさ:☆☆

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    投稿日: 2013.06.02
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    当時としては斬新なトリックだったかもしれないが、私は同種のものを既に読んでいたので最終章を読む前に結論がわかってしまった。

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    投稿日: 2013.05.31
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    じわじわと話が進む長編好みの方にとっては面白いのかもしれないが、私にとってはとても面白くない作品であった。理由としては、①オチがしょうもなさすぎる、②アリバイ崩しが事件解明の本流に直接的には関与しない、③ストーリーが長く密度が薄い、④作品の個性がない、などが挙げられる。 -----以下、ネタバレに関連する内容になります---- ①~④の詳細を書くと、 ①最終的に同姓同名の人でした…というオチはあまりにもしょーもなさすぎる。また前半部分で謎解きを楽しむ伏線も少ない、②JRの事故に遭遇していない、また東京行きの飛行機が飛んでいなかった…といったアリバイ崩しが成功した後、大きく話が進むのかと思いきや、こだわったアリバイの割にストーリー本流への寄与が少ない、③無駄な描写が多く、ストーリーにリアリティがない、④「ここが面白い!」という個性がない、といった点が引っ掛かり、評価的には★1つになってしまった。ドラスティックな変化はあまりなく、淡々と進むオーソドックスな推理小説を好む方にとっては良い作品かもしれないが、古風な作風である点は拭い去れない。帯に書いてあった「これはすごい!」という宣伝が今となっては悲しい。

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    投稿日: 2013.05.29
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    途中で作者から「読者への挑戦」があります。 その前後ぐらいから「もしかしてこれは…」と薄々感じ始めるかもしれませんが、 実は仕掛けはあの頁からすでに… これ以上は触れません。 淡々としていて、劇的な描写は特にありませんが、 ぜひ色んな方に一度、作者の仕掛けを味わっていただきたいです。 ストーリーについてどうしてもいいたいこと。 別に『サンチョパンサ』じゃなくてもよかったと思う。

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    投稿日: 2013.05.29
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    帯にひかれて購入。 割と早い段階から、もしかして…と見破ってしまいました。 細かい所は第四部の真相を読んで答え合わせ。 素直に騙される事が出来れば楽しいのに〜!! ちょっと残念。。

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    投稿日: 2013.05.27
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    書評に魅かれて、めったに読まない推理小説を読んでみたところ、これがあまりにも面白くて参りました。真相が明らかになるくだりでは、思わず読みながら「えっ⁉」と声をあげそうになりましたです。これ、途中で気づく人ってすごいな。

    0
    投稿日: 2013.05.27
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    40年前の作品とのことで…時代が時代だけに読むのがすごく億劫で進みが悪かった…。 期待値が高かったのもあって、結末も「えー!」というか、「まぁ、なくはないわな」と言った感じ。まぁ40年前に書かれた小説、ということで考えたらすごいことなのだろうが…。 うーん…前評判はやっぱりきにしないが1番!

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    投稿日: 2013.05.27
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    「叙述トリック」なるものを始めて読みました。トリックに気付いた時にはしてやられたと苦笑いしてしまいました。

    4
    投稿日: 2013.05.26
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    「最後あなたも必ず騙される」のキャッチフレーズで、読み進めていったが、前半あまり気にならず、なかなか読み進められない。後半になれば面白くなるかと思って、読み進めたが、ラストも、あぁ、そういうことか…と特にびっくりもなく、読まなくてもよかったな、って感じ

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    投稿日: 2013.05.25
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    本屋さんで大絶賛されていたのを見て読んでみました。 かなり以前に書かれたミステリー小説ですが、今読んでも本当におもしろいし、見事にだまされます。今では当たり前となっているさまざまなミステリーの手法が当時としては画期的だったそうです。 ミステリー好きならぜひとも読んでおきたい1冊です。 ただし、先に解説を読んでしまうとネタバレなのでご注意を。

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    投稿日: 2013.05.24
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    7月7日午後7時に服毒死を遂げた新進作家。密室。高名な作家・瀬川恒太郎の娘「中田秋子」、作家兼ルポライター「津久見伸助」が真相を解いていく。 40年も前の作品で何度も改題。1971年「そして死が訪れる」、1972年「模倣の殺意」、1973年「新人賞殺人事件」。 ミステリーは死・犯人・動機・トリックのパターンが好きではないので余り読まないが、書店で20万部突破、「これはすごい!」と話題になっていたので購入。帯の期待感とのギャップが少し大きい。人物描写の食い違いに最初からすぐに違和感を感じてしまうが・・・。推理小説好きにはたまらないのかも。

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    投稿日: 2013.05.23
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    最初はシンプルな構成だと思ってたけど、著者の狙い通りに騙された感じ。トリックとかじゃなくて話の組み立て方が面白い。 電話交換や手紙メインのやりとりなど時代を感じさせる雰囲気があったけど、自分が生まれるより前の作品とは知らなかった。

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    投稿日: 2013.05.18
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    まんまと騙された。何かおかしいと思うけど、それが何かわからないまま真相へ。そこまで来ると結末は予想できたが、上手いとしか言いようがない。タイトルの意味がわかりました。終わり方も良い感じ。

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    投稿日: 2013.05.17
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    日本で1971年にこんなものが書かれていたのか!という驚き。当時読みたかった…って生まれてないっつのw 最近の多様なミステリに慣れていると、この本はなんとも野暮ったい。話運びも文化風俗も。しかしミステリとしては秀作だと思うし、何度読み返しても齟齬はなかった。書かれた年代を考えれば、著者に敬意すら感じる。 あと、書店紹介でのブレイクというのも嬉しいじゃないですか。

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    投稿日: 2013.05.17