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総合評価

433件)
3.9
78
200
98
12
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ。 今までは一冊で一つの事件でしたが、この巻は古典部にまつわるいくつかの短編が収録されています。 1巻が入学してすぐ。 2巻が夏休みから文化祭開催まで。 3巻が文化祭当日。 このそれぞれの間に起こった出来事、または3巻終了後の話など、 読んでいて、今まで語られなかった出来事の中でそれぞれに何があったのか、どうやって仲を深めていったのかがわかって面白かったです。 いうなら、ホータローたちの日常?みたいな。 特に、最後の遠まわりする雛が一番好きです。ちーちゃんについ見惚れちゃうホータロー、可愛いですねー!(笑)

    0
    投稿日: 2013.10.04
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    古典部シリーズの短編集。本当に些細な出来事について、推論を展開していてスケールの小ささにガックシきました。前作が面白かっただけに残念(。-_-。)

    0
    投稿日: 2013.10.03
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    古典部シリーズ4弾。今回は短編集。テンポよく読めるので2時間程で読了。1年を通じての4人の心の揺れ動きが書かれている。省エネ主義のホータローが千反田えるに振り回されつつ、ちょっとずつ変わっていたり。マヤカと里志の関係にも変化が見えたり。これからは古典部にもラブ要素が加わりそうな予感。続編(出るよね、きっと)に期待。2011/121

    0
    投稿日: 2013.09.25
  • 古典部シリーズの短編集です

    古典部シリーズとしては四冊目にあたります こういうのも悪くありません。もともと、大きな事件を扱うわけではありませんから、十分楽しめます。というか、別に長編で無くともいいように思います。

    1
    投稿日: 2013.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ第4巻です。 今回は短編集で登場です、1冊に7篇ものお話が! お気に入りは『あきましておめでとう』『遠まわりする雛』です。 どちらも奉太郎とえるの話なのですが二人の距離が絶妙でなんかこうもやもやするんですが面白いのです! 特に『遠まわりする雛』の方は奉太郎がついに自分の気持ちを文章にして心の中で表現します! まぁ心の中ってのがまた奉太郎らしいですがw 次巻以降の二人の距離に大注目な本となってます!

    0
    投稿日: 2013.09.07
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    今回は短編集ですが、お祭り、温泉旅館、初詣など、多様な設定で魅力的ですが、雰囲気や楽しさがイマイチ伝わって来なかったです。 しかし、各キャラの喜怒哀楽や心境の変化が見受けられたことで、格段に面白くなりました。四人の恋の行方、今後も注目したいです。

    0
    投稿日: 2013.09.01
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    あとがきの 「三蔵法師一行には妖怪に襲われる道中を永遠に続けて欲しかったし、弥次喜多には楽しくもばかばかしい旅路を永遠に続けて欲しかった。私は、彼らが天竺や伊勢にたどり着くことを望んでいませんでした。」 そしてそのあとの 「端的に言えば、時間と和解できたということなのでしょう。一年を共に過ごせば登場人物たちの距離感は同じではいられません。いまの私は、その変化を描けていることを願っています。」 から読み取れるように、本書は4人が過ごしてきた1年の中での心境の変化に着目しています。 よくあるアニメのようにみんなずっとなかよし!なんの不満もない!そんなことはありえません。古典部シリーズは、普通なら目を向けたくない人間臭い部分を鮮明に描き出しています。それこそが一番の魅力だと僕は思います。登場人物が等身大すぎてまるでクラスメイトを見てるような。そういった部分で少し切なく、素敵な作品でした。

    0
    投稿日: 2013.08.31
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    今回は短編集。 時間の流れも一度戻っている。 ミステリーというより、古典部員の関係性の変化が中心に描かれているように思う。アニメよりほろ苦いかんじで終わる話も多い。 個人的には手作りチョコレート事件が印象的。

    0
    投稿日: 2013.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『手作りチョコレート事件』は『遠まわりする雛』がないと救いようのない話(汗) 奉太郎が自分に当てはめて、なんとなく理解したっていう記述が無いと里志は相当のクズになる。無くてもだいたいクズ。『遠まわりする雛』ではチタンダエルの方が何考えてるかよくわからなくなった。 そして読後、もの寂しい気持ちになった。作者の狙いどおりですな。 今まで長編だったので短篇集は物足りない。もうちょっと長くてもいいかなと思う。

    0
    投稿日: 2013.08.20
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    短編集。語られなかった一年間の出来事も語る。 一つ一つの短編はミステリとしては少し物足りなかったかなぁ。伏線の張り方がしっかりしてることもあって、若干結論が読みやすい。 でもこの本のよいところはやっぱり通読しての読後感と思う。古典部の面々が一年を通じて関係性が変化していく様を丁寧に描いている。あぁ青春っていいなぁ!まぁ文集を仕上げた古典部の面々が日々どんな活動をしているのかはちょっと気になるところだけど笑。たぶん普通に飽きるよね笑。 次で既巻は最後かぁ。今から寂しいなぁ。古典部最後の事件!みたいのは読めるのかなぁ…

    0
    投稿日: 2013.08.12
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    古典部シリーズで一番好きかも?笑 特に「正体見たり」「あきましておめでとう」&「遠回りする雛」 米澤さん、初期の作品は文章とかどうなの?笑 って思ってたけど、ここらへんになると、文句のつけようのないくらい巧い。既知の作家さんの中でトップクラスに好きです これを読んだのが高三の夏(受験生真っ盛り´・ω・`)で、そのせいか「正体見たり」はすごく臨場感? があった。だから夏になるとしょっちゅう、ラストの、ホウタローとえるが坂道を上るシーンを思い描いてしまう。あのほろ苦さが、好き

    0
    投稿日: 2013.07.11
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    短編集。これまでの3冊からは時系列的によくわからなくなる感じもしたが、それぞれに楽しめた。作者があとがきで書いているように、この巻では高校生らしい男女間の距離感の変化が見られる。久しぶりにラノベらしさというか、そういったほろ苦い恋愛巻だったような。格闘ゲームやゲームセンターの描写から、作者が自分と同じ年代で同じように育った感じがして親近感が湧いた。とりあえず、「千反田さんはあざとい、そして可愛い。」

    0
    投稿日: 2013.06.27
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    「心あたりのある者は」が大変好きです。 それにしても里志面倒くさいよ里志。 そして理屈が良く分からない。こだわらないことにこだわってる時点で破綻しているような気がするけどどうなのかしら。 折木さんと千反田さんは遠回りしすぎて一足飛びになってる。恋愛どうこうの前にそれ口に出してたらプロポーズじゃん。

    2
    投稿日: 2013.06.18
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    古典部シリーズ四作目。アニメはここまで。状況理解に異様に時間がかかるのは読解力がないからか。オチを知っているからかもしれないが、伏線が分かりやすい。表題作でのホータローがとにかく千反田さん大好きすぎて読みながら照れた…。登場人物の思考が巻を追う毎に(時間が経つにつれて)変わっていくという手法はとても好き。次巻はアニメ化されていないのでオチが楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.06.14
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    短編集。各話とってもかわいい!こころあたりのあるものは、とか、奉えるなにやってんのめっちゃかわいい(*´`*)

    0
    投稿日: 2013.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全7編からなる短編集。既刊三作の間を縫うような、古典部の一年間を追った一冊です。 勿論それは5作目への大切な繋がりでもあるようなのですが。 自分的には「心あたりのある者は」「手作りチョコレート事件」、そして「遠まわりする雛」の三篇が特に残りました。 「心あたり~」は特に何の変哲もない、いつもの古典部ですが、推論の行き着く結果があまりにも大きく(苦笑)、安楽椅子探偵などと呼ばれる人がいたとして、その過去話、とか言われたらまず一番に語りに上がりそうな展開のお話でした。いや別に奉太郎が将来探偵になるわけではないですけれども。二人の会話で話が進む、という展開も面白かったです。 「手作りチョコレート事件」。里志がようやく吐き出してくれたな、と思うようなお話ですね。彼も彼なりに自分のスタンスを求め続けていて、ようやく落とし所を見つけたと思ったら、他者(摩耶花)の存在にそこすら脅かされるという・・・結局の所は簡単には容認できないという「男の意地」の問題なのかも知れませんが(笑)。 そしてタイトルでもある「遠まわりする雛」。このお話を読むまで、実はえるの事がいまいちよく分からないでいたのですが、なんとなくですが彼女の持っているものの片鱗が見えたような気がしました。強い好奇心と時に軽いフットワークで、奉太郎を振り回して(奉太郎主観では)いる彼女ですが、その実一番不動な位置で他者と自分の距離を見つめているような気がします。勿論年相応に迷う事はありますが、自分の位置が分かっているからこその、「紹介したかったんです」という言葉。 そしてそれに対して奉太郎が何故か口に出来なかった言葉。一見「恋愛フラグか?」と思いそうなセリフですが、彼の中で今ある感情が恋愛という部分にまで昇華できていないのは勿論の事、明確な立ち居地を理解できている彼女への若干の羨望とか、そういった彼女への寄りかかり、依存(彼女の目的に合わせて自分の目的を設定してしまうことへの)なども少し感じられて、やはり今は「言わぬがなんとか」なのだろうと思いました。 ・・・奉太郎にもいよいよ「順番」が回ってきたということでしょうか。(笑)

    0
    投稿日: 2013.05.18
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    古典部シリーズ第4段。今回は短編集。「手作りチョコレート事件」での里志の思いがわかり、「あきましておめでとう」で奉太郎と千反田に事件が起きる。そして、表題の「遠まわりする雛」は十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態になり、千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。奉太郎と千反田の少しずつ進展する関係がいい感じ。

    0
    投稿日: 2013.05.09
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    古典部シリーズの第4弾です 今回で古典部のメンバーは1年生が終わり(?)、次回から2年生になります。 今回は短編の詰め合わせなので、季節がまちまち。入学から約1年を描いています。 いろんなおはなしが読めるので、私はけっこうすきです。

    0
    投稿日: 2013.04.28
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    隙間を埋めました~音楽室に出るお化けの話を避けるため,秘密倶楽部の勧誘ポスターを捜す。千反田が数学の授業中に大声で怒っているのは,まだ授業で取り上げていない内容を生徒に問うて答えられない生徒を教師が罵倒したからだった。文化祭の打ち上げで訪れた貸し切り民宿に出た首つりの影は,姉ちゃんの浴衣を無断で借りて雨で濡らして乾かしていたものだった。放課後,駅前の文房具店で買い物をした覚えのある者の出頭を呼び掛ける教頭の放送に,偽一万円札事件を言い当てる。元日の夜,訪れた初詣先の神社の物置に閉じこめられた二人は。千反田が少し目を離した隙に伊原の手作りチョコを盗んだのは送られるべき相手だった。生き雛の傘持ち役は飛んだ遠回りを強いられる~2012年にちばテレビでアニメが放映されたらしいが,アニメ版ではちゃんと時系列が揃っていて,まあ,この本がなかったら困るだろうなと思わされた。単行本を文庫化したらしい。次はどうなる?

    0
    投稿日: 2013.04.08
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    短編集のためか、一つ一つ区切りながら読んでしまって思いのほか読み終わるまでに時間がかかってしまった。アニメにも登場したエピソードがほとんどですが、「手作りチョコレート事件」では、まさに青春群像劇の名のとおりのほろ苦さを感じながら、最後の「遠回りする雛」で見せる千反田さんの凛とした決意に胸を打たれます。いつか奉太郎が言えなかった台詞を言えるときは来るのだろうか。

    1
    投稿日: 2013.03.18
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    省エネが主義の少年 折木奉太郎 と好奇心の猛獣 千反田える の古典部シリーズ4作目。 徐々に変化しながら巡る古典部員の1年。 7篇の日常の謎解き。 そして古典部の面々は2年生になる。 青春という、今しかない時間を遠まわり遠まわりしながら。

    0
    投稿日: 2013.03.11
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    古典部シリーズ第4段。 シリーズ初の短編集で、古典部入部から年明けまでの話が7編入っています。 それぞれが、前3冊の間を補う様に展開します。 個人的には、「心あたりのある者は」と「遠まわりする雛」 が気に入っています。 「遠まわりする雛」は、奉太郎と千反田の関係が恋愛に発展しそうな、ラブロマンス的楽しみ方が出来て好きです。1つ前の「手作りチョコレート事件」が、苦い終わり方だったので特にそう感じるのかもしれません。 「心あたりのある者は」の推理は、少々強引に感じましたが、2人が、1つの校内放送から、内容を推理すると言った展開は、楽しめました。

    0
    投稿日: 2013.02.23
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    あとがきにもあるように時間を意識したつくり。特に最後の「文理選択」のくだりでそれが妙にリアルに感じられました。

    0
    投稿日: 2013.02.17
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    なんだかんだ言いつつ、二人の心の距離が縮まっているのがよく分かる短篇集でした。相変わらず摩耶花のいじっぱりな表現がとても可愛い。

    0
    投稿日: 2013.02.16
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    米沢穂信さんの『古典部シリーズ』4作品目。 『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』の各事件の合間に起きた事件を、1年間の時系列に沿って描いた短編集です。 前3作品も面白かったけど、私はこれが1番好きだなあ。 ああ、これとこれの間にこんなことがあったからより絆が深まってるのね、とか。 こんな事件があったから、千反田さんはホータローのことを信用してるのね、とか。 福部くんの気持ちも描かれていて、ちょっとすっきり。 あとは、伊原さんがどうして福部くんに気持ちを寄せ始めたのかが気になるなあ。 と、ここまでレビューを書いてみたけど、これじゃあ恋愛小説みたい!笑 いいえ、れっきとしたミステリー小説なんですよ。 日常に潜む謎、なのです。 個人的には、表題にもなっている『遠まわりする雛』が好き。 ホータロー、頑張れ!

    0
    投稿日: 2013.02.12
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    一大イベントが終わって、幕間的な要素を含んだ短編集かと思っていましたが、そうじゃなかった。今までは事件が軸だったのに対して、この短編集は4人の距離や心情の移り変わりが軸として描かれていました。この短編集を4巻目に持ってきたのはお見事。粋な演出でした。 先を行く女の子に戸惑う男の子。頑張れというか、見守りたくなります。

    1
    投稿日: 2013.02.09
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    シリーズの中でも、短編なので読みやすかったです。この歳で学園ものって・・・と初め思ったけど、ミステリーとして大いに楽しめました。それとも私が若いってことか。

    0
    投稿日: 2013.01.28
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    アニメですでに知っていたから、ではない 単純に面白さよりも回りくどさを感じた 氷菓の時と同じ感想だ 最後の表題作だけは楽しめた あまり感想に書くこともない

    0
    投稿日: 2013.01.20
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    米澤穂信さんの古典部シリーズ第4弾。今回は短編集となってます。”手作りチョコレート事件”から”遠まわりする雛”の流れが好きです。

    0
    投稿日: 2012.12.19
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    古典部シリーズ第4巻です。今回は短編集です。前3作がカンヤ祭に絡んだ話でしたが、今回はそれ以外の時に古典部で何があったかというお話です。ミステリーではなく、完全に学園モノですね。奉太郎とえる、里志と摩耶花の関係性に重点が置かれていました。神山高校に入って、奉太郎の省エネ主義もだいぶ変わって来たようですね。里志と摩耶花の関係はスリリングですが、奉太郎とえるはもどかしいです。奉太郎は自分の気持ちに気づいたみたいですし、あとはえるがもう少し自覚すれば…。謎解きも楽しみですが、二人の行方も、私気になります!!

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ4冊目。 古典部が発足した春から 文化祭関連でゴタゴタしていた夏、秋を経て冬、 そしてまた季節は春へ…という短編7編。 春夏秋の4編はこれまで読んできた話の合間の出来事だから 番外編って捉え方でいいかなと思いますが、 それ以降の季節は初出だし、しっかり本編と捉えて問題ない大事な話ばかり。 表題作は7編目だし。 てわけで、「短編集は飛ばして『概算』読んじゃおう~」なんてあり得ません!注意!笑 春からの奉太郎の変化が良く分かってたまらない巻です。 「やるべきことなら手短に」をモットーにしていた奉太郎。 最初はえるたちに巻き込まれ「仕方なく」動いていたけど、 口ではぶつぶつ言いながらも自分の意志でも動くようになり、そして芽生える好奇心。 こういうじわじわとした変化はアニメより小説の方が好み。 バレンタインの里志の話がまた実に効果的なんですよねぇ。 うん、素晴らしい。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    古典部シリーズ四作目。 七編からなる短編集となっており、各編で身近な謎、事件を解決していきます。 シリーズ作品であり、できれば一作から読んだ方が良い作品。 また、全体を通して、主人公や友人達の成長、それぞれの人間関係、思春期らしい葛藤を描きだしています。 それぞれの人間関係という点では、ある種分岐点になっている作品と考えます。 そういった意味では、青春モノという内容に近いようにも思います。 だいぶ軽い内容なので、ミステリ初心者、読書に不慣れな方でも十分楽しめる一冊です。 反面で、ミステリを期待して読むと、軽い内容に拍子抜けをするかもしれません。

    0
    投稿日: 2012.12.03
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    データーベースを自称し、それに見合うような客観的視点で物事を観測している里志は、器用に立ち回る人物だと思っていましたが、古典部のメンバーの中でいちばん不器用だったんですね。 悩める若人、青春していて嫌いじゃありません。

    0
    投稿日: 2012.11.28
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    短篇集。 長編の隙間を埋める感じの作品ですが、「九マイルには遠すぎる」とか、古典の名作のオマージュがあるのが楽しかったです。 「手作りチョコレート事件」が、やはり、学園ものとしては面白かったな。 ちゃんと、人間関係が進んでいることが印象的。

    0
    投稿日: 2012.11.25
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    三作目を飛ばして四作目。一~三の一年間に挟まれる短編(と思われる)。…いつの間にそんなことに!? という感じ。今更ながらに、アニメ見ておけばと後悔。

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    投稿日: 2012.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。これを、アニメはそれぞれの時期に合わせてやってた。おもしろかった。個人的には「心あたりのある者は」が好み。この人の、日本語の感じ、好きだなあ。

    0
    投稿日: 2012.11.23
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    古典部シリーズの短編集。ミステリ部分はライトな感じ。登場人物の関係性に重きをおい青春色の強い作品群。 古典部シリーズが好きな人しか読まないだろうなぁ。

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    投稿日: 2012.11.19
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    氷菓の第4弾で短篇集。最初前回までの流れと異なったので、とまどった。例えば、千反田えると知り合いになったばかりetc。主人公たち気持ちや考えが明らかになっていくところが面白かった。今までの主人公たちの発言などの背景がわかり、良いと思う。

    0
    投稿日: 2012.11.04
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    シリーズ4弾! 今回はミステリーだけでなく、それぞれの相手を想った心情も見れて面白かった。 最近うっかり、「気になります」と口にしてしまうほどの影響力w

    0
    投稿日: 2012.11.04
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    高校生を主人公とした身の回りの小ネタ系ミステリー。短編集であるが各話の舞台や登場人物は共通。ミステリーを軸としながら登場人物の青春を描き出していて、好きな人は一定数いそう。 「それは出来すぎだろう」と突っ込みたくなる点は多少あったし題材的に仕方ないと思うが、そのかわし方に好感が持てた。

    0
    投稿日: 2012.10.24
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    クドリャフカ等他のも読みたいです アニメはすごく美しくて美術的な面で惚れました でもストーリーもよかったので読みたいと思います

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    投稿日: 2012.10.24
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    短編集形式。 話の時間軸もそれぞれ。 あぁ、なるほど、ここでこーゆーのをいれてくるんだな、ってゆー。 各話で、今までモヤモヤしてたところに触れて、だけど結論はださない。 全部をきれいに解くための布石ですかね? こりゃ次もすぐ読まなければ。

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    投稿日: 2012.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編。 古典部の1年間と青春のお話。 里志とまやかの話が好きです。 あと、天使チタンダエルの話というかそのくだりが好きです。 距離感が変わって、2年生が楽しみ。

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    投稿日: 2012.10.16
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    シリーズ4巻目はそれぞれの季節とともにおくる古典部の1年をまとめた短編集。 時系列順の話なので距離感の変化が分かりやすい。 とくに『心あたりのある者は』が好きですね。 千反田じゃないけど「思えば遠くへ来たものです」にしみじみ。

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    投稿日: 2012.10.13
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    人が死なないミステリー小説は新鮮だなぁと思ったけどイニシエーション・ラブもそうだった。人が死なないミステリも面白い。

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    投稿日: 2012.10.12
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    古典部シリーズ第4弾。 同じく日常ミステリだけども、今回は短編集のような形。 ページ数も多く読み応えもあるけど、一冊でいくつかの話が読めるのでお得。 相変わらずの古典部がいろいろと日常ミステリに挑む・・・というか勝手に掘り下げていってるだけのような気も。 スルーすればいいものを、「私、気になります!」で掘り下げていくのがこのシリーズだから、それは言いっこなしか。

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    アニメ版の最終回を含む3巻目。この巻は千反田えるの長い台詞回しが効いている。目立たないが作中時間を作者が意図してちゃんと進めているのも好感

    0
    投稿日: 2012.10.09
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    一年を七つ区切りにした短編集。 ・出会ったばかりの奉太郎と千反田。どうやって千反田の好奇心を回避するのか。 ・氷菓事件が解決した後打ち上げで行った温泉旅行。しかし、首つりの影が見えてしまう。 ・正月に千反田に呼ばれ初詣に行くのだが、ひょんなことから二人で納屋に閉じ込められてしまった。 ・手作りチョコレートを作り、里志に一年前の雪辱を果たそうとする摩耶花。しかしチョコは・・・。 ・出会って1年経ち、歩き雛の傘持ちを千反田に頼まれたと奉太郎。 一番面白かったのは、正月に納屋に閉じ込められた話。 もうね、タイトルがよかった。最後は想像通りで笑えました。 このお話は短編集ということもあって、 今までの話をよまなきゃ内容を理解するのは難しいので、 いきなりこの本からはやめたほうがいいと思います。 印象深かったのは、 里志の摩耶花に対する想いが明らかになるチョコ事件。 これは非常に好き。というか、好きな人には好きな作品だと思う。 もちろん、嫌いな人も同数いると思うけど(笑)

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    投稿日: 2012.10.08
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    古典部シリーズ4作目。 前作までと同様にアニメ版を見終えてから。 連作短篇集という形をとっていて、 アニメでは「氷菓」「愚者のエンドロール」 「クドリャフカの順番」に時系列にあわせて、 エピソードを挟みつつ、 表題作「遠回りする雛」で1年を締めくくったわけか。 今までと変わらずに文章も平易で読みやすい。 またアニメを先に見ていることもあり、 知っているストーリーが読んでいて映像として 浮かぶので、より話の理解の一助となる。 ただし、この原作はアニメと較べて、 毒がありかつドライである印象。 旅館の姉妹のエピソード「正体見たり」でも アニメでは救いを入れていたけれど、 実は原作にその部分はなかったりだとか、 奉太郎の千反田さんに対する気持ち・想いも アニメではよりわかりやすく描いていた。 アニメ化する上での視聴者へのわかりやすさということか? 原作「クドリャフカの順番」でも触れたけれど、 原作よりもアニメ版の方が好きかな。

    0
    投稿日: 2012.10.06
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    米澤穂信の遠まわりする雛を読みました。 神山高校古典部シリーズの第四作目の短編集でした。 本編では神山高校入学から文化祭通称カンヤ祭までの期間が物語られていましたが、この短編集では一年の間の七つの短編が収録されています。 まだ出会ったばかりの千反田と折木、氷菓事件が解決したあとに4人で行った温泉旅行での出来事、正月に二人で納屋に閉じ込められてしまう事件、冬期限定 手作りチョコレート事件、そして出会って1年経った頃の千反田と折木。 だんだん二人の距離が近づいてくるのがほほえましく描かれていて、気持ちよく読むことが出来ます。

    0
    投稿日: 2012.10.04
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    省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。 「心当たりのある者は」収録

    0
    投稿日: 2012.10.02
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    今までのシリーズと比べて、話一つ一つが個別になっているイメージ。 時系列もバラバラなので一つずつ別で楽しめる本になってます。

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    投稿日: 2012.09.29
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    2012/09/18 【好き】アニメを見終わってから。 古典部シリーズ4巻目。一年の時間軸を短編7編で。 『正体見たり』『心あたりのある者は』『あきましておめでとう』は、推理がメイン。 『やるべきことは手短に』『大罪を犯す』『手作りチョコレート事件』『遠まわりする雛』は、内面を語るのがメインって感じかな。 推理話は単純に面白く楽しめた。 内面がメインの話は、自分が興味のある人との距離の取り方とか、友人の新しい一面を知ることとか、友人の延長線上でしか考えられない恋愛とか、将来のこととか、いくつになっても解決しないことだったり変わらないことだったり答えが出てしまったものだったり。 上手い!と思ったり遠い目になったり、なんかとても忙しい一冊だった(笑) 最後、里志の気持ちの謎が解けたホータローにニンマリ。

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    投稿日: 2012.09.24
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    古典部一年を通しての短編集。 長編に比べると少し物足りない感じもするが、これはこれで四人の人間関係の変化が緩やかに表現されていて爽やかでいい感じ。

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    投稿日: 2012.09.23
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    『手作りチョコレート事件~遠まわりする雛』の流れ、たまりません。どの話読んでも素敵だと思う巻でした。

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    投稿日: 2012.09.22
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    ミステリーといっても扱う謎が基本的にこじんまりとしすぎているのが逆に読み進めていくうえでの違和感になっていたりもするのですが、この雰囲気が嫌いになれる人ってそれほどいないんじゃないんでしょうか。あ、チョコの件の里志の訳の分からない理屈と行動はいかにも高校生男子っぽくて物凄くリアリティがあって良かったです。理解はできないけど。

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    投稿日: 2012.09.13
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    再読。 古典部シリーズ初の短編集。 1年を通しての話だから季節感があっていい。 バレンタインの話はちょっと…てか、かなり酷いなぁと思った。ふくちゃんの気持ち、私には全く分からないです。男性特有の感覚なのでは?

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    投稿日: 2012.09.09
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    4作の中で一番好きな作品です。短編なので、それぞれ別々のお話ですが、中でも、遠回りする雛は、ホータローとえるの立ち位置が少しはっきりしたようで、見ていてほほえましかったです。

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    投稿日: 2012.09.08
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    ホータローと千反田の距離感、ふくちゃんと摩耶花の距離感、タイトル通りだなあと思いました。本人達にとっては大事なことなのだろうけど、理屈ばかりで面倒で、お前らの気持ちに結論が出るまで女の子達が待っててくれるとは限らないぞ!と言ってやりたい。そんなこと言わなくたって2人が待っていてくれるのはわかりきっているからこれがまた腹立たしくて微笑ましい。

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    投稿日: 2012.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈古典部〉シリーズ第4弾! 今作はこれまでの「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」の前後日譚であり、著者の米澤氏があとがきにおいて、 「時間を主役に据えて、登場人物たちの距離感を描いてみた」 との主旨の記載をされています。 高校一年の出逢い、1学期、夏休み、二学期、文化最後の冬休み、三学期、春休みを舞台にした連作短編集です。 どの話もストーリー的には小粒ですが、 ミステリでいえば、たった一行の謎の提示から、よく推論が成り立つなあと感心してしまう「心のあたりのある者は」、 「手作りチョコレート事件~遠まわりする雛」で描かれる淡い恋心など非常に印象深い。 ただ、前3作は読んでおいた方がいいとは思います。 あと、前3作よりだいぶラノベ感がなくなった感じはします。笑 ミステリ:☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

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    投稿日: 2012.09.06
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    なかなか面白かった 個人的には遠回りする雛が良かった ホータローの信条もこの本から少しずつ崩れてきている気がする。 やらなくていいことでも行動していた思う

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    投稿日: 2012.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    出張に持って行った。表題作が甘酸っぱくていい。作者の言うように、サザエさん方式も居心地がいいけれど、時間が過ぎていく様子を追っていくのも悪くない。主人公たちの関係性が少しずつ変わっていくのがほほえましいような切ないような。

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    投稿日: 2012.09.03
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    【収録作品】やるべきことなら手短に/大罪を犯す/正体見たり/心あたりのある者は/あきましておめでとう/手作りチョコレート事件/遠まわりする雛

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    投稿日: 2012.09.02
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    チョコレート事件が、またもクリスティの代表作をモチーフにしており、思わずニヤニヤ。学校を舞台にして、あの話を変化させて書くとなると、やっぱり動機どうするかな、と途中で心配しましたが、米澤センセもかなりいろいろ考えられた回答を用意されており、感心しました。でも後日が気になりますよ、あのラスト。

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    投稿日: 2012.09.01
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    短編集なので、これまでの3冊より気楽に読んだ。軽い謎解きをトントンと小気味よいテンポで読み進められるので、まさしく「ライト」に楽しむにはオススメ。とはいえ、登場人物の人となりがある程度分かっていないととっつきづらいので、「氷菓」程度は読んでからのほうがいいかもしれない。 個人的に好きなのは「心当たりのあるものは」。実に限られた手がかりだけを使ってその背景を推理していく、正真正銘の「思考パズル」だ。真相がどうであるかはまた別として、こういう趣向は面白い。探偵役の隣に参謀がいないので、やや突っ込み具合に欠ける感は否めないが、それでも推理の楽しさを味わうには十分であろうと思う。こういう調子の物語をブラッシュアップして長編化できれば、「ライトノベルにおける推理小説」のひとつのモデルケースが出来上がるのではないか、と期待させる。 「遠まわりする雛」でまたひとつ「転」が起きているので、この先はまァそういう話の軸もできていくのね、とちょっと引き気味。このシリーズの良いところは「男女の過度なロマンスが含まれない」ことだったので、その色が濃くなってしまうのは少し残念。高校生の恋愛というのは、物語のテーマとしてはインパクト抜群なので、どれだけリミッターを働かせて過剰にならないようにするかは著者の腕の見せ所だろう。そこは期待してる。

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    投稿日: 2012.08.24
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    古典部シリーズ第4巻は短編集でした!短編を通して伝わってきたのは「距離感」かな えると奉太郎、里志と摩耶花、特にえると奉太郎の距離感が短編を通して丁寧に書かれてるなぁと思った 表題作「遠まわりする雛」はある意味ミステリーはおまけ(←)かも 奉太郎がみたもの、感じたものをを丁寧に書いてると思った 「手作りチョコレート事件」は、里志と摩耶花の二人を 今後里志がどんな決断を出すのか 気になる!

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    投稿日: 2012.08.23
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    古典部シリーズ短編集。 何個かはアニメにて見ていたものだった。 タイトル的に「あきましておめでとう」がツボでした。 手作りチョコレート事件は、里志と伊原の関係が 見えてきて面白かったと思う。 短編を読んでいて 時代設定とか見ていると彼らは 自分のひとつ年上のようだということが判明した。

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    投稿日: 2012.08.22
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    今作は短編集ですね。 時系列はそれぞれ単行本の間にはまったり、そうじゃなかったりします。でも、どんな事になってたっけ? と混乱することはなかったです。 いくつかある中で、特に面白いと感じたのは「心あたりのある者は」でしょうか。 目的の小ささと問題の大きさのギャップが余りにもあって、現実感が薄すぎる。 だと言うのに、熱中しているホータロー、千反田。 にやにやしながら読んでいた、と思います。 巻の最後で、ホータローに何か変化の兆しが見えたり、と色々見逃せないところも多い一冊でした。

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    投稿日: 2012.08.21
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    このシリーズは短編集だとなんか物足りないね。 でも古典部4人の関係がよくわかる一冊でもある。 なんだかんだでえるたそかわいすぎてこの巻はこの巻でありかも・・・!

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    投稿日: 2012.08.16
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    省エネをモットーとする折木奉太郎は“古典部”部員・千反田えるの頼みで、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加する。十二単をまとった「生き雛」が町を練り歩くという祭りだが、連絡の手違いで開催が危ぶまれる事態に。千反田の機転で祭事は無事に執り行われたが、その「手違い」が気になる彼女は奉太郎とともに真相を推理する―。あざやかな謎と春に揺れる心がまぶしい表題作ほか“古典部”を過ぎゆく1年を描いた全7編。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 短編集だったのか! 手作りチョコレート事件がなかなか可愛かったな…さとしが……

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    投稿日: 2012.08.14
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    古典部四作目。短編集。それぞれの短編は、一学期、夏休み、二学期、冬休み、三学期、春休み、の話になっている。この一冊で古典部の一年が追えるため、登場人物の心情変化がよく感じられる。 謎解きで良かったのが「正体見たり」「心当たりのある者は」、人物描写が好きなのが「あきましておめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」。

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    投稿日: 2012.08.14
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    長編の合間に、もしくはその後に起こった事件を纏めた短編集。全7話。様々なミステリのトリックが用いられており話を予想しながら読むのが楽しい反面、登場人物たちの心中は楽しいだけでなく苦いものも多い。バレンタインの話はさとしの気持ちもまやかの気持ちもよくわかるもので切なかった。この二人の今後どのように関係が変化していくのか気になる。話の展開では『あきましておめでとう』が一番すき。 高校生の一年は長いようで短い。その中で一日で芋虫が蝶に変化することがないように劇的な変化は訪れない。だが、確かに変わるものもある。古典部の面々も徐々に自分や他者との関係性を変化させていっている。春になった彼らはどのように変化していくのかだろうか。

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    投稿日: 2012.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとなくではなく、自分周りで起きたことや自分の事に疑問を持つことは、より理解が深まるし、面白いと思えます。 なんとなくでは、楽だけど、面白くありません。考えないといけません。

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    投稿日: 2012.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古典部シリーズ第4弾(短編) 最初、アニメで見た時オリジナルな話なのかと思ってたら、 こちらの短編に収録されてる話だった(^o^) 〇やるべきことなら手短に【アニメ1話】 〇大罪を犯す【アニメ6話】 〇正体見たり【アニメ7話】 〇心あたりのある者は 〇あきましておめでとう 〇手作りチョコレート事件 〇遠まわりする雛 個人的には手作りチョコレート事件と遠まわりする雛が 古典部4人の距離感に変化があらわれてて(´・ω・`)bグッド 雛の話でホータローが「しまった」って思う部分が好きです ヽ(・ω・。)ノ

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    投稿日: 2012.08.11
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    短篇集はあわないなぁ。 なんか前三作が好みで楽しめた反動もあると思うが、正直期待ハズレ感があった。 でも、チョコレート事件は今まで気になってたことが明らかになる話だった。

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    投稿日: 2012.08.11
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    古典部シリーズ第四弾。今までのシリーズは、大きな事象があってそれに対するアプローチを軸に話が進んでいました。 しかし、今回は短篇集。前作までには取り上げられなかった、この一年間での小さな事象を時系列で取り上げてます。それぞれの人物の心情変化にクローズアップさせた内容と言えるのではないでしょうか。その変化を上手いことみせられているかはまた別問題ですが。

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    投稿日: 2012.08.08
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    九マイルは遠すぎるゲームの「心あたりのあるものは」など、ミステリ愛にあふれた短編集。氷菓事件、女帝事件、十文字事件の合間やその後の話を描いており、古典部の関係性の変化を堪能できる。表題作は謎解きは淡泊だが、美しい話だった。恋愛要素が絡むのは青春という感じで嬉しい。折木自身もまた変化の中にあり、薔薇色に近づいている印象がある。

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    投稿日: 2012.08.06
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    このシリーズの中で1番好きかも。4人それぞれの心象風景を不連続に切り取り、繋げて見れば、その変化がはっきりと浮き彫りになる一冊。心象アルバムと言おうか、時の流れを否応にも意識させられる。シリーズが終わりに近づいていることを読者に、良い意味で伝えてくれた気がする。

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    投稿日: 2012.07.25
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    短編集はあまり好まないのだが 4人の成長や距離感が,よくわかった。 こういうのを挟み込んだ以上 もっともっと続けていくということだろう・・・

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    投稿日: 2012.07.23
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     短篇集。「やるべきことなら手短に」と「大罪を犯す」と「正体見たり」はアニメでもやったね。「正体見たり」のオチは、アニメ版のほうが爽やかで好み。「心あたりのある者は」は、ハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」へのオマージュたっぷり。  「手作りチョコレート事件」の犯人の動機はぜんぜんピンとこなかった。「遠回りする雛」のほんのりしたラブコメ風味にニヤニヤ。

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    投稿日: 2012.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    チョコレートの話が良かったです。すこし里志に対するイメージが変わったかも。何故か里志が可愛く感じられてしまった。

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    投稿日: 2012.07.22
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    ああ、アニメでちょこちょこ入ってくる細かいネタはコレ由来だったのかと納得。というよりも、全体として一貫した時間軸にエピソードを並べてアニメ化しているってことね。 朴念仁が恋心みたいなものを自覚するまでのお話、というか何というか。 どこまでも薄味にね。高校生の心情なんて、もっと極端から極端に振れるものだと思うのだが、それやってるのは4人のうち一人だけ、ってのは、むしろリアリティがあるのかないのか、サンプルが少なすぎてなんとも分からないね。まあ、神ならぬ身が感じるリアリティなんてそんなモノですか。

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    投稿日: 2012.07.20
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     年中通してキャラクターの学年や年齢が変わらないいわゆる『サザエさん方式』ではなくて、ちゃんと入学してから2年生にあがる前の春休みまで、時系列に沿った成長をしていく奉太郎たちの心の変化がすごく新鮮でした。普段読んでいる推理小説の主人公達は人格形成も済んだ大人ばかりだったので…。このあたりが青春ミステリーと冠されているゆえんなのでしょうね。それにしてもふくちゃんと摩耶花の恋の行方が気になる~~!!

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    投稿日: 2012.07.12
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    古典部4作目。 季節ごとのイベントを題にした短編集。 謎解きはさておいて、古典部面々の学生生活の様子や1年を通じた変化が いろいろシチュエーションで書かれていたのが楽しめました。 今後の変化が気になるところ。

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    投稿日: 2012.07.07
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    手作りチョコレート事件での、里志の摩耶花に対する気持ちの独白シーンが好きです。短編集で、謎解きより四人の関係性に重きを置いている感じで面白かったです

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    投稿日: 2012.07.04
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    古典部シリーズの短編集。 すでにアニメで放送されたものもあったり、クドリャフカの順番後の話もあったり・・・ 表題作の遠回りする雛おもしろかったです。

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    投稿日: 2012.06.25
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    緩やかな1年を追った古典部シリーズです。 見どころは奉太郎の気持ちの変化。 こうやってみんな少しずつ変わっていくのかもしれない。 急激な変化じゃないところがまたいい。

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    投稿日: 2012.06.24
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    表紙が奉太郎に変わってることもあって、二冊目を買ってしまった。 読みなおしたけど、やっぱり面白い。前回読んだ時よりも、時系列ごとの奉太郎と千反田さんの関係の変化がよくわかった気がする。 アニメでやってるからかな。

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    投稿日: 2012.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者のあとがきも含めて、とても楽しく読ませていただきました。 古典部シリーズ第4弾のこの作品は、これまでのお話の時間的な隙間を埋めつつ、登場人物たちの関係にも少しずつ変化を持たせています。 そのことが、シリーズが終盤に向かいつつある事を知らせるようで、少し淋しく思います。 それでも、早く次が読みたいです。 次作の文庫化が待ち遠しいです。

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    投稿日: 2012.06.16
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    主人公たちの「遠回り」ぶりがいとおしい連作短編集。関係性の変化が一編では謎自体にも密接に関わっている!時期時期の風景を切り取りながら、最後の二編でクライマックスがくる連作ならではの構成が憎い。

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    投稿日: 2012.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    判断の保留と言うよりも、楽しませる為に一計を案じたに近いか。奉太郎の労力を最小限にすると言うよりも、自分の感覚に従って最適を選んだ結果がえるに寄っていく方向だったのは、そういう事なんだろう。 正体見たりに出てきた温泉の件で「一緒に出ましょうね」っていうフレーズはどこかに元ネタがあるのだろうか? 割と反応している人が多かったので気になった。 本としてはいい部類なんだし、読みやすいんだけどどうしてかあんまり自分の中には響かない。ジャンル的にもそういうものなんだろうけどやっぱり自分はもう少し冒険心あふれる様な感じのほうがあっているんだと思う。確かに推理小説自体全然見てきたことなかったけれども、こういったラノベタイプの形式でもあんまり受け入れられないとなると、ちょっといいとも思えなくなってきた。でも前の2巻はいけたのだから短篇集型の推理形式が好かないのかもしれない。 以下ピックアップ ・心当たりのあるものは 校内放送からの犯人割り出しに関してはどこか逆転裁判みたいな疑問の応酬があったけど、アナウンス一つでここまで盛り上げられるのも凄い、しかしどこか自分の中で「よくここまで話のネタに出来るな。普通に飽きが来るだろ」と思わないでもない。 この推論がラストにクリーンヒットするのが「フィクションです」といった感じがするのも否めないが、そこが落とし所としてはやっぱり最適か。 ・あきましておめでとう ここで歴史物のネタが使えるのが風流。 ・手作りチョコレート事件 しかし短編集といえど、しっかりと季節イベントは抑えてきているのはその通りなんだろう。 バレンタインはありとあらゆる場所で散見される。曰く、お菓子会社の陰謀だ。曰く、色恋沙汰には興味ない。曰く、自分には関係ない。その実態は、ハーレム物にありがちなストーリー形成に必需な出来事であり、実際の所必要とされているのはこういった話に利用することが出来るというのが最大の効果を発揮できるのであり。この連鎖がありがたくないイベントに収拾をつけられないほど日本全体に拡大してしまったのである。つまり、バレンタインについて好き嫌い言うことでなく、これをもっともらしい薀蓄で否定することとも含めてが、この「バレンタイン」という事象の効果を最大限に発揮した結果であり、もう止めることが出来るのは自分が受け入れるというだけなのだ。何が結論として言いたいのかというと、「リア充爆発しろ」という人間が全て爆散することによってしてこの「バレンタイン」が無くなるのである。こうすることによってただ単にチョコレートデーと言うだけになる。そこには愛の告白が混じろうと交友関係が詳細に分かろうとイベント性は薄れ、ここまで物語の中に登場することはなくなっていくだろう。なんか視点がどんどんズレていってるけど、大体の思いつく感想って自分の場合こういう事だったんだと思う。 読み始めは「女性の公言してる積極性は珍しいかも」「福部聡意外と普段と違う行動をしているという事は気になるんだろうか」の2つが結構引っかかったが、この「チョコレート事件」が氷菓全作品の中で一番面白いと思った。このへんのこじれ合いと人間関係が推理モノに混じっていくのと、終盤の奉太郎が推理と最後の押しで事件の真相を解き明かすスタンスが学校生活と上手く結びついてる。どういう風に事件か作られていくかの動機もどことなく青春というようなあどけない想いがある。 ・遠回りする雛 進路決定がはっきりと自分の中で決意・告白するシーンが割りと強く心に残りはするけど、奉太郎とえるに関してはこの距離感が保てるのが「本を読んでる自分側」としては一番いいんだろうとも思える。

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    投稿日: 2012.06.13
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    長編3作(『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』)各話の前後に起こった7つの「事件」を集めた短編集。 古典部の1年間。春夏秋冬を経て、少しずつ変わっていく4人の関係。 「彼らの距離感の変化は、激変というにはちょっと緩やかではあります。それゆえに本書の題名は『遠まわりする雛』となっています。」(作者のあとがき) お気に入りは6話目の『手作りチョコレート事件』だ。実は非常にミステリした話なのではないかと思う。

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    投稿日: 2012.06.10
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    古典部のメンバーそれぞれの距離感が季節の移り変わりとともに丁寧に描かれている短編集。 シリーズでは一番好きかもしれない。 甘酸っぱくてほろ苦い青春のお話。

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    投稿日: 2012.06.07
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    古典部シリーズ4作目。1作目から目指していた文化祭を3作目で終えて、さて今作はとおもえば、その間に入っていく短編7篇。サザエさんのごとく時間の経たない話は小説では珍しいとおもった。青春ミステリーのミステリーよりもやや青春寄り。行動に省エネがモットーの主人公の軸がどんどんブレさせられていくのがわかる。

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    投稿日: 2012.06.07
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    なんだか一気に青春群像劇っぽさが出てきた気がする。とは言っても各話、米澤さんらしい終わり方でとてもいい味出してると思った。 クドリャフカの順番を読んだあとは、なんか違う感が合ったけれども、勝手に安心したり… 新作文庫化まだかなぁ。 発売日が気になります!

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    投稿日: 2012.06.06
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    チョコレートを盗んだのが誰なのか。十二単の千反田を見たホータローがなにをマズいと思ったのかがすぐわかるくらいには感情移入してた。ライトだけど安っぽくはない。

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    投稿日: 2012.06.05
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    古典部シリーズの短編集。 『大罪を犯す』はアニメで先に観たけど、番組と文章とでは、やはり受ける印象が変わってくる。というか、謎としての難易度は、原作の方が高い。

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    投稿日: 2012.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     第三版読了。  古典部シリーズ4冊目にして、初の短篇集。  とはいえ、1作目の「氷菓」から、前作の「クドリャフカの順番」までの時期も盛り込まれ、そしてさらに高校二年目の春先までが描かれております☆  これまでの作品に比べると、短編ということもあって物足りなさを感じましたが、収録作品の「手作りチョコレート事件」でようやく里志の心情が吐露されて読み応えがありましたっ☆  主要キャラたちの雰囲気は少しずつ変化しつつあるように感じましたが…次はやっぱり慣れた長編で読んでみたいと思いつつ、刊行されている単行本にするか、もうすぐ発売予定の文庫本にするか迷っているところです(^-^;;

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    投稿日: 2012.05.31
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     前三作を踏まえると、まさかここまで来るとは思わなかった短編集。 表題作「遠回りする雛」の春めきっぷりが異常で、つまり、388ページの「ただ俺は、ひたすらに、これはしまった、これは良くないぞと思っていたのだ」が決め手で、終盤がもうドキドキして、もう春か!

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    投稿日: 2012.05.27
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    古典部シリーズ第四弾。 短編集だが、季節をおっているため、今までの作品を読んでから読んだ方が、登場人物達の心の変化が楽しめる。 『手作りチョコレート事件』は、何とも切ないが、恋愛をこんな風に考える高校生がいるとは思いたくないなぁ…と感じた(笑) これからの折木くんと千反田さんが気になるので、続編が読みたい!

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    投稿日: 2012.05.27