
総合評価
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powered by ブクログ心理学に詳しいという設定の割りには犯行が雑。ちょっと無理があるかなーと。行き当たりバッタリの殺人は犯人はわからなくても、他殺かどうかはすぐわかりそう。
0投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログ面白かった。 本作者二作目の読了になります。 「青の炎」を読みましたが、なんとなく似ているような感じ。 主人公がスマートでとても魅力的に描かれています。 登場人物の描写がうまく、主人公以外も 魅力的に描かれているので、とても感情移入がしやすく すらすらと読み進めることができました。 下巻に期待です。
0投稿日: 2012.09.17
powered by ブクログこのミス第一位の作品 やっと文庫化したのでさっそく読んでみた。 学校が舞台なだけに登場人物が多くて最初は誰の話か理解するのが少し大変でした。 後半はサイコパスが剥き出しに… 下巻が楽しみです。
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログ告白のような薄気味悪さを感じる本。ただ、どこか蓮実は憎めないキャラであることは不思議だと思った。読みやすい本だし、後半どうやって展開していくかが楽しみ。
0投稿日: 2012.09.13
powered by ブクログ上巻を読みながらさわさわと、たまんなく居心地の悪い浮遊感にとらわれた。 まず、出だしが明らかに異様なのだ。なんなんだろうと最初はそこでキモチワルイ。まず主人公に、熱がない。朝早くから庭に来るカラスの来訪に悩み、懐かない隣の犬にやや苛立っているはずの主人公。しかしその苛立ちが感情として爆発することがない。悪態をつくとか感情的になることはなく、あくまで主人公の頭はその対処をどうするか、という「排除」のための計算に流れる。しかも淡々と思い描くその方法は、いやそこまでは、えええ?とひるむほど、穏やかな独白に比して極端に残酷だ。しかし青年はあくまで穏やかで爽やかに、礼節を持って人に接する。物語序盤、この青年は、モンスターとして登場するはずのメインキャラクターに対峙するための、善意の語り手なのかとさえわずかに思いかけた。が、しかし。 具体的な攻撃性が現れない序盤の爽やかな言動にところどころに挟まれる、善意では説明のつかない悪魔的独白が不協和音を奏で始め、後半は、白地にぼたぼたインキのシミがジワジワ広がるように、悪意のサビで物語が軋み始める。 読了して違和感の正体にぼんやり気付く。思うに人が例えば残酷な決断に至る時、通常、気持ちは時間をかけて段階的に育ち、またその合間に揺らぐものだ。最初はおどおど自分の残酷さを否定しようとし、逡巡し、しかし変わらないあるいは悪化する現状に苛立ち、少しずつ取りうる手だてを過激に膨らませる。そうして最後に最悪の手段に至るとき、自分に言い訳をして塗り固めて漸く、心は堅い殻に覆われる。自分の結論に傷つかないための防衛策に。 と、思うのがそもそも性善説に立脚していること、自分とはかけ離れすぎている存在に対する違和感だったのかと、気付いて暗然。 さて、後半はどう、加速するのかな? 貴志作品で一番すきなのはクリムゾンの迷宮と天使の囀り。特に後者はその、底意地の悪いシナリオに慄然としたものだが、今回はどこまでいくんだろう?書評を読むと最後は行き過ぎ、がっかりとあって、逆に楽しみだったりして。スーパースプラッタはちょっと芸がないからエンリョしたいけど。さあさあ、どうかしら?
1投稿日: 2012.09.11
powered by ブクログずっと読みたいなあとは思ってたけど、ちょっと高くて... それがついこの間本屋に行ったら、文庫版が出てるじゃないか!喜んで上を購入ー♪ 面白かったwww 心理学なうで興味あったので、はまりました笑 学校という、場所も好き!身近だからかなwww 早く下がほしいよー。
0投稿日: 2012.09.10
powered by ブクログハードカバーだとあんなに取っつきにくい印象だった本も、文庫だと読んでみようという気になれるから不思議。 読み始めは、なんだかもー「ハスミンってなんだよ」と思ってたけど、後半はグイグイ引き込まれて、はやく下巻が読みたくなった。
0投稿日: 2012.09.09
powered by ブクログこれは凄い!引き込まれて一気読み。 悪が主役にも関わらず、何故か好感的に読んでしまう。下巻が楽しみ!
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ映画化されると知って急いで読んだ。 上巻の少しずつ恐怖が近づいてくる感じがめちゃくちゃ面白かった! ただ、このボリュームをいかに映画におさめるのか・・・楽しみだ。
0投稿日: 2012.09.06
powered by ブクログ自分は一線を越えない主人公モノの小説ばかり読んでいたけど、この蓮見という主人公は自分に不利になる物は躊躇することなく適切な処置をしてしまう、まるで子供のような思考と膨大な知識を持ち、所謂人たらしである。全くどのように収拾つけるかわからない展開で、下巻も非常に楽しみ。主人公の性質は真逆だけど青の炎が好きだった人だと楽しめそう。
0投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログ学園もののホラー、サイコ、サスペンス作品。よくもまあ、ここまで残虐に描けるものだと、流石、貴志さん!という感じ。 ただ単に大量殺人をするだけでなく、その裏にある緻密さや心理描写には感服した。 登場人物も多く、一見ゴチャゴチャした中身になるかと思いきや、整然と整理され読みやすかった。 ハスミンというイケてる教師の表の顔と悪の裏の顔を持つ蓮実聖司、最高でした。
0投稿日: 2012.09.04
powered by ブクログこれはテストです。が、一応レビュー。主人公、ホント、酷い奴。構成的には若さが目立つけど、結局、引き込まれちゃうから、この作家さんは凄い人なんだと思う
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログかなり恐ろしい本です。でも、続きを読まずにはいられない。 なぜ続きを読まずにはいられないんだろうな、って考えると、これは私だけなのかもしれないけれど、普段は穏やかに過ごしているように見せているけれど、本当はこの蓮実教諭のような残忍な人格が自分の中にもいるのではないかと思ってしまうからではないでしょうか。背筋が凍るような蓮実教諭の行動に対しては全く共感できないけれど、なんだか自分がやっている恐ろしい行動の顛末を最後まで見届けなければというような気持にかられます。 時々作者の遊び心的なブラックジョークが入っているが、まったく笑えず、より恐怖感が募る。。。。。 主人公の恐ろしい性格・行動あり、あまりにも暗い教員の世界がありで、読み終わってすがすがしい本では全くありませんが、なんだか友人にも薦めたくなる、そんな名著です。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログAmazonのレビューを見ると「初期作品に比べて面白くない」というのが多くて驚く。 むしろパワーアップしてるように思うけどな。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログ上巻では、下巻のクライマックスへと繋がるための 様々な悪意と悪行を、蓮井教諭の本性が暴かれる為に 大部分が費やされていますが、飽きることなく、 そして蓮井教諭に惹かれながら読み進められました。 ややグロテスクや性的表現もあるので 話題作ではありますが、苦手な人にはオススメできません。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログ文庫だと上下巻に分かれていて一冊約500ページも分量があるにも関わらず、ぐいぐい読者を引き込んで先を読み進ませる文章力はすごい。徐々に明らかになっていく蓮見の正体。「これは人間ではない。人間に擬態した、得体の知れない化け物だ。」
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログうーん。 主人公が、邪魔者を陥れつつ周りの人からの信頼を勝ち得て行くくだりは、まあ、面白いと思うけど… 結構、こじつけ感があるよねー
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログ久しぶりの貴志祐介。 この人もストリーテラーというイメージ。 時々読んでいて恥ずかしくなるような極悪非道教師・蓮見の言動や行動があります。 それ以外はモンスターティーチャーという小説における新たな境地を開眼させたという意味でも、単純に物語として面白くすらすら読めます。 さて、下巻どう着地させるか見ものです。
0投稿日: 2012.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化につられて、買ってしまいました。初めての貴志祐介です。 面白いです。でも怖いです。こんなに簡単に人を殺してしまっていいのか。。。小さいころから含めて、上巻だけで何人死んだんだろう? 下巻を読むのが怖い気もするけど、でも読む手が止まらないです。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
飛行機の中で何を読もうかと悩んでいるときに 本屋で手にした本。 始めは仲の良い先生と生徒の話だったが、その人間関係は 心理学に卓越した先生が意図的に作り出していたという、 ちょっと現実味がある内容にゾッとした。 「他人とうまく接するには・・」と学ぶことは重要だけど、 それが他人の心理を操作することにもつながると思うと とても考え深かった。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ嫁が先に読んだんですが、「ヤバイ」を連発。 確かに。 人の命が虫けらのように。。。 下巻どうなるんだろ。
1投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ(上巻までの感想) 生徒からも教師からも保護者からも信用されている英語教師、蓮見聖司。 全てが彼の手の内、綻びなど無い…そう確信していた。 なのに―――…… 貴志さんにしては珍しい作品だなと感じました。 ウェルテル効果に関することや子供のいじめ問題、そして人の心の汚さ下劣さの表現など、湊かなえ氏の「告白」に共通する部分が多々ありました。 (表現の仕方や描写方法は異なりますが) 映画告知サイトも意識されてる様に思えました。 下巻も楽しみです。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログ先の気になる展開。主人公が殺人を繰り返すというサスペンスで、好きなジャンルではないものの、スラスラ読めるのはやはり面白い作品なのだと思う。 現実にはあり得ないほどの問題山積みで、変人教師ばかり。
0投稿日: 2012.08.23
powered by ブクログ生徒に人気の教師が、裏では殺人鬼となり理想の学校を作るというサイコホラー。 設定や伏線もうまく、どんどん読んでしまう。破滅しかないと思われるラストでどう締めるか楽しみ。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログ昔読んだ「高校教師」にイメージがにていると感じた。上巻に関しては全体の構成がしっかりとしていて情景描写しやすい。
0投稿日: 2012.08.22
powered by ブクログカリスマ性があって、さわやかなイケメン教師蓮見 その裏の顔は… 自分の中にもある、冷たい一面 思わず、自分に置き換えてしまう感じ 下巻がさらに楽しみ
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(ややネタバレです!!) 共感能力のない教師が、自分に都合の悪いものは全て排除して いく様は読み応えがありました。 非常に頭が良く、邪魔者を躊躇なく排除していく蓮実。 人当たりが良く、有能な教師である蓮実。 そのギャップも面白いです。 上巻最後の方は段々「邪魔者はとりあえず殺してしまえ!」みたいな感じになってきましたが、下巻どうなるのでしょうか。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログ映画の予告を見て気になっていた原作。 ハスミンこわ~ 下巻をこれから読むので感想は終わってからの方がいいかな? 予告を見たのでハスミンの顔だけ脳内変換で伊藤英明。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログ初めて『貴志祐介』さんの作品を読みました!! ルックス良し、指導力ありと生徒、同僚、PTAから絶大な信頼がある英語教師蓮実教諭。 ところが、裏の姿は共感性欠如の殺人鬼だった。 本のキャッチに引かれて読み始めたけど、本当に面白い。 すぐに蓮実の世界観に入ってしまう。 今後破滅しかないはずなのに、なぜか蓮実を見守りたい感じです。 早く下巻が読みたいスピード感がある作品です。
0投稿日: 2012.08.20
powered by ブクログサイコパス的サスペンスが大好物な私には最高の1冊! 何も手につかなくなってどんどん読んでしまった。 上巻は絵にかいたような有能教師・蓮実の本性が徐々に瓦解していく様子がとても面白い。 殺人鬼フジコの衝動もそうだったけど、救いようがないわがままな殺人。 理由はない、ただ、いなくなってほしいだけ。 そんな狂気が淡々と爽やかに描かれているのも小気味よい。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
有名になった割には、いまいち面白い作品とはいえなかった。サイコホラーというジャンルらしいので、読んでいていい気分にはならないだろうな、とは覚悟していたが、ここまで、微妙な気分で終わらせるとは思っていなかった。 主人公の蓮実先生の過去や釣井先生の過去などは面白いものがあったが、最後の学園祭準備の場面はいまいち。ただただ、居残りをしていた担当の組の子供たちをほぼ全員殺していくだけ。しかも、生き残った生徒がとった手段も、殺されてしまった生徒の遺体を使うだけ、というこういうミステリーではよくつかわれるだろう手段なだけで肩すかしを食らった気分。それまでの用意周到な殺害計画を立てていくところまでは、緊張感(?)を持ちながら読めたので、さらに残念な感じ。 ただ、最後の部分において刑罰を食らうことなく社会復帰してしまっているという点には、現代社会の怖さをかんじることはできた。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ映画化に釣られて購入した。想定より面白く、どんどん読めてしまう。読み始めたら何も手につかなかった(笑)
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ行動力と優しさに溢れ、生徒からの信頼も厚い英語教師、蓮実。 学校という閉鎖環境の中で自らの王国を築こうとする彼の裏の顔が徐々に明らかになっていく。 淡々と書かれるその過程にゾクゾクしながら読まされてしまう。 下巻に期待。
0投稿日: 2012.08.19
powered by ブクログ前から気になっていた本で、文庫化なって即購入。ちょっと分厚いけど、夏休みに読むには丁度良いやという感じだったけど、いや、これは面白い。暑さも厚さも忘れて一気に読む。 冒頭、生徒に圧倒的人気を誇る高校教師・蓮実の爽やかな姿が描かれ、どういう展開と思ったところ、カラスを殺した辺りから、抜群の知能を持つ反面、他者に対する共感性の欠如から、自分に不都合なものを排除し続けてきた蓮実の半生が徐々に明らかになる。 悪人にこういう表現はなんだけど、冷静な判断と周到な準備で小気味良く邪魔者を排除していく手口に引き込まれる。 動機がイマイチ分かり難いところはあったり、暴力の描写がエグかったりするけど、まあ、いいや。下巻はどうなるの?
4投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ半分を過ぎたあたりからじわりじわりと蓮見の異常さを感じるようになる。 ただ蓮見が起こしてきた事件のいくつかは、えっそればれないの?と疑問に思う所も。 全体的にトリックとゆうか事件の手口はあっさり書いてある印象があった。 それでも読ませてくれるので先が気になる! さっそく下巻にいきたいと思います。
0投稿日: 2012.08.18
powered by ブクログ人気者英語教師のハスミンの裏の顔は高知能の反社会性人格障害者。 爽やか青空のイメージに徐々に徐々に黒い斑点で人格が埋め尽くされていくような描写に引き込まれてしまった。。おもしろいー
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログサイコパスの話。 聞く所によるとこの『悪の教典』は上巻より下巻の方が面白いらしい。それは『新世界より』の上巻が世界観や設定などを読者に馴染ませ、伏線を配し、中巻・下巻で物語がジェットコースターのように加速したのと似ている気がする。 何が言いたいかというと、下巻が楽しみだ。 ところでここのところ貴志祐介の作品は軒並み映像化されている。 『鍵のかかった部屋』はドラマ化、『新世界より』はアニメ化、そしてこの『悪の教典』が映画化である。 楽しみではあるが、小説という読者の想像上に描かれた各キャラクターたちを裏切らないようにしてほしい。 楽しみではある。
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログ映画の予告を見て、面白そうだったので読んでみました。ストーリーがいままで読んだことのないタイプだったので、すごく引き込まれました。下巻も楽しみです。
0投稿日: 2012.08.16
powered by ブクログずっと読みたかったやつ!映画はたぶん見ないはず… 上巻ではハスミンのバックグラウンドを明らかにしてる感じかな。 ハスミンみたいにどこか影を持つ人が先生だったら… と考えるとなんだか怖いなあ。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ上巻に関しては可もなく不可もなくと言ったところ。 面白くないこともないんだけど、上巻では貴志先生らしいスピーディーな展開や魅きつける文章といったものがあまり見られないかな。 けど下巻はかなり面白い。まだ読んでる途中だけど下巻は序盤から面白い。 本当の物語は下巻から始まると言っても過言ではないくらいだ。 そう考えると、上巻は学校内の独特の雰囲気だとか登場人物のイメージだとかを読者に定着させるための序章的な役割を果たしているのかもしれない。 大分長いけどw とにかく下巻はヤバいぜ。下巻にして漸く「これぞ貴志先生!」って感じです。 後、学校が舞台だとどうしても登場人物が多くなって誰が誰なのか分からなくなって混乱してしまう。まぁこれは自分だけかな? そんなことより俺も言わせてみたいぞ "I am my teacher's pet." まぁ俺別に教師でも何でもないんだけどね。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ何もかもパーフェクトな英語教師は実は殺人を繰り返す怪物だった---。上巻はまだまだおとなしい感じだった。わかりやすく読みやすいのは間違いない。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ静かに物語が始まる。 ハスミンのサイコパスが徐々に浮かび上がって、殺人行為が始まる。 一気読み。 引き込まれてしまった。 ただただ哀しくなりばかり。 学校恐怖症に陥ってしまった。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ上下巻完結。 人格者で周囲からの信頼も厚い教師・蓮実の殺人鬼としての裏の顔を描く。 蓮実視点から日常の一コマのように淡々と描かれるのが逆に恐ろしい。 凶悪なのに魅力的、だからこそ恐ろしいという。 レクター教授を彷彿させました。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ生徒や同僚から絶大な支持を受ける教師、蓮実聖司。しかし彼は共感性を欠如したサイコパスで……という話。 最初のうちは蓮実の教師としての有能さが分かるエピソードが多く、裏の背表紙の内容紹介と違う印象を受けたのですが、しかし途中から一気に印象が変わってきます… どのようにして邪魔者たちを排除するのかが気になっていたのですが、どれもこれも非常に周到。冷静かつ冷酷に相手の弱点や心理、状況を読み証拠を残さず相手を陥れていくさまはある意味では爽快感すら感じさせられます。そんなものを感じてしまう自分もやばいのかもしれないですが…… それにしてもこんな高校はいやですね(笑)蓮実だけではなくほとんどの教師が何かしらの問題を抱えているんですから… 第1回山田風太郎賞 2011年版このミステリーがすごい!1位 2011年本屋大賞7位
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ2011年のこのミス1位以来、ずっと読みたかったので文庫化されたのを機に即購入。読み始めたらとまらないくらい、おもしろい。上巻はあっという間に読めました。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ主人公 蓮見のチートぷり。 チート過ぎるにも関わらず、読ませたのは展開の上手さゆえ。 共感能力の欠如と利己主義的動機の関係は下巻に期待。
0投稿日: 2012.08.13
powered by ブクログ物語中程から後半にかけてハスミンの本性が明らかになって、共感性が欠如している人間の恐さが露呈してきました。 多人数からいい人だと言われていると、その評価をつい鵜呑みにしてしまうことがあります。真実を見抜く力を鍛えたいものです。 さぁ、これから下巻…酷いことが起こるのね…。覚悟して読みます。 とても読みやすいですが「新世界より」よりも自身のがっつき度が低かったのでとりあえず星3つ。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログ期待していたものを裏切らない面白さ。 1人ずつ邪魔者を排除していくあたりがゾワゾワくる。 あれだけやってバレないのが、周りも気づけよ!と思うけど。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログサイコパスを主人公に据えた小説として貴志祐介には「黒い家」という名作があるが、この「悪の教典」のハスミンは、キャラの立ち方が、前作以上にヴィヴィッドで、ストーリーに引き込まれる。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログ生徒に人気の爽やかな教師には裏の顔があった――― 機械のように殺人をする姿が怖いのにドキドキする、読み進める手が止まらない… これ以上、探ってはいけない、読んではいけない。禁断の書を読んでいるような気分。 ストーリーは恐ろしいし気持ちが悪いのに、先が気になる。読ませるのがうまい。 読むと心が疲れちゃうようなパワーのある本なので、一気に下巻まで読めないかも。少しずつ読みたいな。 ☆あらすじ☆ とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。
0投稿日: 2012.08.11
powered by ブクログ面白すぎて一気読み。 私は多分この中の生徒だったら完全に補食されていたな。 犯罪心理学にちょっと興味持った。
0投稿日: 2012.08.11
powered by ブクログ文庫が出たのでやっとこさ読みました。 おもしろい!私の中では、評判は微妙…という印象だったのであまり期待していなかったのですが、普通におもしろいです。 下巻、ハスミンがどれだけ豹変するのか……期待!
0投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログ学校×殺人って飽き飽きだったけど、教師がサイコパスっていうのは興味深い。さくさく読める。映画公開を知ってから読んでるせいで蓮実が脳内で完全に伊藤英明なのでなおよし(笑)。ただ心理学が万能な感じに扱われてるのは違和感。投影法の分析とかそんな単純じゃないと思う。作者が知識駆使してる感が滲み出ててちょっと恥ずかしいような感じもするけど展開は面白いので下巻に期待。
1投稿日: 2012.08.10
powered by ブクログおもしろい。読み始めたらなかなかやめられない、とまらない、だから寝るのを忘れて読んでいた。さあ、下巻買おう
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文庫化したのでやっと買って読んだ。悪とはいいつつ本格的な犯罪は犯さないダークヒーローなのか、それともほんとのサイコさんなのかどっちかなーと思っていたけど、そうか、こういう感じか。夜神月か(今のところのイメージ)。 あまりにもさくさく殺していくのが、爽快感はあるんだけれど性急すぎてはらはらする。 あと、貴志祐介はストーリーはすごいおもしろいんだけど、感性はあんまり合わないかも。「新世界より」も、おもしろかったんだけどなんか文体とかが鼻についたので。これも、ちょっとおっさん風価値観が出てしまっているような。主人公のいけてる授業の仕方もむしろ寒いし、勝気な女子高生を調教してペットにするとか、保健の先生と男子生徒がいけない関係とか・・・(笑)おっさんの妄想じゃん!(ごめんなさい)
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログ貴志佑介氏のホラーミステリーは、読むのが止まらない。 2年前に読んだけど、面白かった記憶! とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。
0投稿日: 2012.08.07
powered by ブクログとある男性教師が、学校内における生徒の悩み、いじめ等の問題に対し真摯に取り組みそれを解決していくお話………………ではなかった。 これはサイコパスな彼による彼のための理想の学園を創り上げる、そのために邪魔なものはあらゆる手段を使って全て排除する、そんな彼を描いた物語だ。 なんてファンタスティックなんだ。震撼するとはこのことか。 彼を不信に思う生徒が台頭してきて、どうなることやら下巻へ続く。
0投稿日: 2012.08.06
powered by ブクログ上下巻とも読了。 可もなく不可もなく。 そもそもあまり期待せずに読み始めていたのでそこまでがっかりすることはなかったが、オチに少し不満が残ったかな。 基本的にはネタばれはしないつもりなので何がどうなったかは言及にはさけるが、少々中途半端な感じがした。 まあ、文庫なら気になってる人は購入して読まれても損ではないと思う。 秋に映画も公開されるが、監督は三池崇史。グロ描写は期待できそうだけど、エロ描写はそのままやったらR-18になりそうだからあまり期待しないでおこう。 ということで、映画が気になる方は読んでおいていいかも。そうでない読書家の方はいろいろ愚痴りたくなりそうな作品でした。 ということで、この本自体には星2つ、映画に期待してもう一つ星をつけて総合で星3つということで。
0投稿日: 2012.08.06
powered by ブクログ映画の予告を見て、よみたい!!と思ったら文庫が売っていたので購入。 まだ読んでないけど(分厚い上下巻・・)楽しみ♪
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ今のところ、文句なしにおもしろい。 バイト中に関わらず一気読み。 色々なことが立て続けに起こって、読んでいて飽きないね。 さあ、ここからどうなるのか! 下巻へいそげ!
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログやっと文庫来た! 伊藤英明のイメージしかないので脳内ハスミンは完全に伊藤英明だったw 先が気になって一気に読んでしまったけど、誰が喋ってるのかわからなくなるほど会話が続いているところが何回かあって残念。 内面と外面のギャップをどうやって演じてくれるか気になってくるよね、読むと!w
0投稿日: 2012.08.03
