
総合評価
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powered by ブクログ上巻はよくできたサスペンスでとてもおもしろいです。 ただ、おもしろさの方向性としてはエリートが泥沼に墜ちていく様子にカタルシスを感じる感じ?? なかなか、おもしろいよ。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログまさにサイコパス。 これから“蓮実”と“釣井”の名勝負が繰り広げ…られないのか! 貸してくれた人からは「下巻になると読んでいる側の心理が加速する」的なサジェストを受けているので楽しみ。 …なんて思っているボクは既にサイコパス。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この人、頭いいなぁと思う人がいる。そのよい頭を組織全体のことを考える人は、どうしても何かを犠牲にせざるを得ず、必ず反発する人や悪く言う人が出る。それが出来ない優しい人は潰れていく。また賢いことをうまく隠して、自分を守る人もいる。それも賢い生き方だろう。でも頭がよくなれば良くなるほど、ハスミンのように上手にウソをついて、善人を騙し、陥れ、そんなに大事なものなのかと思うようなお金や、肩書きを得ていく。そしてそれを維持するのに更に人を騙していく。恐れられているが尊敬はされていない。表面の人当たりの良さに騙される人も少なくないが、長く付き合っている人には大抵ボロがでる。どうしてその高い能力をを無駄にそんな使い方をして、自分以外の人間を不幸にしてばかりいるのだろう。そんなことを考えてしまいました。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ※全編通してのレビューです。 主人公「蓮実聖司」は、正真正銘の「悪人」である。本作が映画化された際の試写会で大島優子さんが、作品の持つあまりの凄惨さに途中退席をしたと報道された。その大島さんの行動には批判も多かったが、なるほど、そうなる事情もわからないではない。本作で紡がれる物語は、(感受性の豊かな人であれば特に)目を覆いたくなるようなものであり、途中で投げ出したくなってしまうものである。 一方で、テンポの良い展開、適度に挿入される「蓮実聖司」の前日譚に魅了され、ページをめくる手が止まらなくなるのもまた事実だ。ともすれば、蛇足となってしまいがちな前日譚を「むしろ知りたい」と思わせるのは、貴志さんの戦略の巧みさを物語るとともに、「蓮実聖司」にそれだけの魅力があるからだろう。 さて、この根っからの「悪人」という主人公は、逆説めいているが、人気者となりやすい。それは『デスノート』の「夜神月」もまた然り。考えてみると、「蓮実聖司」と「夜神月」には共通点が多いような気がする。ここから書くことはジョークであるが、キャラクターが作者を超えて、作者が追いつけなくなってしまったところなんかもそっくりである。はっはっは。 【目次】 『悪の教典 上』 悪の教典 第一章~第六章 『悪の教典 下』 悪の教典 第七章~第十二章 秘密 アクノキョウテン 蓮実聖司を愛する者として 三池崇史
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ映画化で注目された本作ですが、映画のCMのような一面的な虐殺モノではありません。グロテスクなシーンも含まれますが、表現から不快感を受ける方は少ないと思います。 一番の魅力は主人公蓮実です。完全な悪人なのですが、なぜか彼は憎めません。むしろ応援したくなるような気さえしてしまいます。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ守山:2013.1.4 自己購入 寄贈 映画化されたと聞いて購入 はっきり行ってこんなにうまく行くはずもないことばかりであきれます!しかし下巻も読みます
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログめっちゃ面白い。蓮見の先生らしさや、人を操る匠な技に感心してしまった。読み終わったらすぐに続編が見たくなる一冊。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ上巻はなかなか面白い。 ハスミンの素晴らしい先生っぷりに、こういう人がいればなぁと思わざるを得なかった。 他の登場人物にもそれぞれ個性があって、魅力的かはともかく分かりやすい。
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サイコパス蓮実の学園でポジションの築く段階を描いている。 その過程がとても面白く、悪だとわかっていても惹かれる人は多いはず。 正直、釣井は中々いい味を出しており、無双中の蓮実の敵の最有力馬だったがあっけなく退場したのが残念でしかたない。
0投稿日: 2013.01.05
powered by ブクログ“あれ?なんかテレビCM見て勝手に予想してたのと違う展開!?”って思いながら読み進めてて、“でもどこかできっとあんな感じになるんやろうな”って、どこまでいってもこの上巻では教室で銃乱射のシーン無し。それでも、主人公・ハスミンの狂気性はしつこいくらいに描かれてて、これはこれで読み応えのある内容だった。下巻でいよいよ…!?
0投稿日: 2013.01.04
powered by ブクログ正直最初はあまり期待してなかったけどついつい先が気になりあっという間に読了。映画の宣伝イメージで、グロくてえげつない話かと思ったけどそんなこともなかった。描写も特別気分を害する書かれたをしていないので不快感はない。ミステリー小説を読んでる気分。黒い東野圭吾みたいな?
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『これは、人間ではない。人間に擬態した、得体の知れない化け物だ。』 高校教師・蓮実聖司は生徒から絶大な人気を誇り、同僚からも信頼の厚い好青年……も一章が終わる頃にはきな臭くなり、二章の中盤に入ればそのサイコキラーの異常性をまざまざと見せつけられる事となる。 一方対照的に他者への共感が強い女生徒・片桐怜花は鋭い直感で蓮実の本性を見抜き、よせばいいのに危険に首を突っ込みたがる友人と共にその過去に迫っていく…。 庭で鳴くカラスがうるさいから殺すのと同じ様に短絡的な動機で淡々と人を陥れ殺して行く姿は手塚治虫先生の『MW』の結城美知夫を彷彿とさせる(故に自分にとっては蓮実はそれほど衝撃的なキャラでは無かった)。 章が進むにつれ蓮実の凶行はエスカレートして行くがその思考と精神はフラットのままなのが全く以て読者の理解の範疇を超えていて恐ろしい……尚、理解出来たらサイコパスの素質があるらしいw
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログプロットがおもしろいだけで、最後のどんでん返しも意表をつくようなものではなく、別によく描けてもいないと思う そして、自分はこの小説がきらいだ
0投稿日: 2013.01.03
powered by ブクログ話題作だからどんな内容でどう展開してくのかも想像できるんだけど、想像以上にひきこまれて一気読み! はすみん魅力的なキャラだなー。こんな人いたら怖すぎるけど。 思考回路が興味深かった。
0投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログフギンとムニン・・・可哀そうです・・・ 結構怖かったし、中学生にとっては刺激的だったように感じる。 下巻まだ読んでないけど・・・ 蓮実聖司が謎に包まれてて怖い。少しずつ過去に関することが暴かれていってスリル満点だった!!!!!
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ訥々と語られていく殺人の数々。内容は重いはずなのだが、恐怖感はほとんど感じなかった。語り手の感情を排除するだけで、こんなにも淡々とするのかと驚いた。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログ前半戦は面白い。 まぁさっそく似たような事件がアメリカでおこって発禁になりそうだけど、世の中にこんな発想のやつはいっぱいいるような気はする。
0投稿日: 2013.01.01
powered by ブクログーーー晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。 凄えわ貴志祐介。 俺が読書を再開させようと決意した長編作品。 主人公蓮実聖司は、反社会性人格障害(サイコパス)。 そんなサイコパスな主人公の、一切倫理的歯止めの無い目的意識に戦慄を覚えると同時に「うおおやりやがった」というある種の高揚もある 戦慄と高揚を味わっているうち、まるで寄せては返す波を見ているように、物語に引き込まれていく。これがピカレスクロマン。 容易に想像のつく、高校という舞台は、相当にボリュームのある非日常描写でもすんなりと入り込む素地をつくってくれている。 何なんだ、この化け物は。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログ映画鑑賞済みですが、 機会があったので原作も読んでみることに。 反社会性パーソナリティ障害をもった高校講師、 蓮実聖司の人を殺して女を拐かすだけの簡単なお仕事。 ちょいと短慮がすぎていやしないかい? サイコパスの頭のなかってのはこんなものなのかな? 映画との違いはハスミンがより人間的で、 快楽で人を殺している訳ではないこと。 (過去に殺せなかった相手がいることからも明らか) 彼は、保身のために仕方がないから人を殺し続けている。 すでに映画を観たせいで、 いまのところあまり感銘をうける部分が 見当たらないのが残念。 詳しいレビューは下巻にて。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログかなり面白い サイコで頭の切れる先生のドタバタ学園ドラマは、インテリサイコゆえの幅広い選択肢で解決してゆく様は、思わずハスミン!って言っちゃう。
0投稿日: 2012.12.30
powered by ブクログ上巻面白かったのですが、下巻は一冊のほとんどが一日の出来事で、早く続きが知りたくて、次々読んでしまいました。 ハスミン最高ですねo(^▽^)o
0投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログ映画を見て面白かったので買って見た。最近では、珍しいことである。 蓮実先生、若い頃はいろいろ悪いことをしていたとは思っていたけど、まさか幼少にしてあそこまでとは思わなかった。もしかして、彼が唯一殺すことができなかった憂実との関係が終わらなければ、蓮実にも他の選択肢があったのだろうか。 映画は大筋では小説通りではあるが、巧妙に編集し直しており、「脚本化の教典」にしてもいいのではないか。 全体的な感想は下巻で。 2012年11月27日読了
6投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログ爽やかで魅力的な人物が、実は感情(良心?)の欠落したサイコパスであるという設定は、実在のシリアルキラーであるテッド・バンディを思い起こさせる。 そもそも、サイコパスという言葉を紐解くと、彼らは、表面上は人を惹きつけてやまない特徴を持つらしい 感情を「模倣」することによって、社会に溶け込むとか(少なくとも、本作の蓮実はそう)。 『感情を「模倣」する』というところが一番怖かった。 しかも、幼児期には、悪の萌芽が見えたところに、底知れぬ絶望を覚えた。
0投稿日: 2012.12.28
powered by ブクログハスミンこと蓮実教諭の悲しくもおぞましい、協調性欠如。 そんな蓮実に対して、直感的に恐怖を感じている片桐は、同じ高校の釣井教諭にも似たように恐怖を感じていたが、そこにはやはり妻の殺害という過去があったのだ。 蓮実の行動は次々にエスカレートしていくが、下巻ではいったい何人が殺害されるのだろうか。
0投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログ最初から最後まで、スピード感がそこまであるわけじゃないのに、常に息つく間がない感じ。 けど、徐々に動きが加速してる感じ。 面白い。 映画のキャストで場面を想像しながら読めるからなお面白い。 にしても、いろいろと複雑だし主人公頭いいし、作者は絶対キレものなんだろう・・・と思ってたら、超難関大出身のキレキレな方だったんですね。 納得。 下巻楽しみです。 今すぐ読みます。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目的のためなら殺人も厭わない主人公:蓮実聖司の物語。 なんだけど、どうも殺人に至る動機や手法が短絡的な印象を受ける。 蓮実は、サイコパス(=人の感情が理解できない)で文武両道なエリート 人身掌握術に長けていて、合理的なキャラクター。 というには短期間に人を殺しすぎるんだよな。 文章は読みやすく、一気に読めます。 これから下巻を読みます。
0投稿日: 2012.12.25
powered by ブクログ映画を観た後、読了。映画で表せられていない部分(ハスミンのミヤに対する本当の気持ち、早水圭介の生死の行方など)を知りたくて読みましたが、こちらはこちらで呆気ない。あまりにもハスミンの感情が羅列されている点が奥行感をつくらない、気に入らない→殺すの単純作業が何ともあっさりしすぎていて、面白くない。サイコキラーとしての怖さではなく、むしろ飽きを感じてしまうほどだ。ミヤ殺害場面以外でも、もう少し予想外の行動をしていたら面白かったのでは。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログまさに主人公:蓮実聖司の自伝的エンターテイメントストーリー。 文庫化されたので一気読み。これはおもしろすぎた。 映画版はただの殺戮ムービーらしい。 そら2時間そこらで蓮実聖司の人柄を表現するのは厳しいと思う。 いやー、まぢで面白かった
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログ【内容】 晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。 【感想】 自分の正体を隠すため、担任教師の蓮実がクラス中の生徒を殺そうとする、なかなかブッとんだ話です。 バトルロワイアルのような雰囲気でしょうか。 エンターテイメント小説としてはなかなか面白くてあっという間に読み終えました。 …が、残念なのは人物描写が雑な点。 生徒達のほとんどは、どんな人間でどんなことを考えていてっていうのがわからないまま、どんどん殺されていくので、感情移入できませんでした。 肝心の蓮実先生も、頭が良くて、生徒や保護者から絶大な人気を持つという設定でしたが、上滑りしていてあまり魅力を感じません。 ストーリーが面白いだけにちょっと物足りない気がしてしまいました。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログ主人公の性格や行動を説明する前振りはテンポよく読める。過去の「悪事」を振り返る回想が始まると、ちょっと現実離れし過ぎてる印象。もともとそういう設定なんだけど、「これ、さすがにバレんだろ」みたいな違和感を覚えた。
1投稿日: 2012.12.19
powered by ブクログ上下ともに読み終えて振り返ると、上巻はとても平和で楽しかった。 カラスを倒す時の本気具合に心が躍った。 こんなかっこいい先生が学校にいたらいとも簡単に騙されちゃいますね。
0投稿日: 2012.12.19
powered by ブクログ上巻でハスミンが愉快な学校生活を送っている様子が描かれてた。 大きな展開は無いが、サクサク読み進められる。場面展開のテンポが早いせいか飽きない。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ残酷だが、物語にどんどん引き込まれてしまう。 上巻は主人公の蓮見がとても格好良く描かれている。 緻密に、冷静に目的を達成しており、たとえ殺人だとしても、その手口に感心し、憧れさえ抱いてしまうほど…
0投稿日: 2012.12.17
powered by ブクログなかなかの問題作(苦笑)。徹頭徹尾クールで完璧に行動し、殺人は生活の一部になっているハスミンのような人間って、実は存在しそうな気がして怖い。下巻への序章として、つかみはOK!?
0投稿日: 2012.12.17
powered by ブクログさすが、貴志氏。読みやすい文章でページをめくる手が止まらない! 上編はハスミンの心理描写が丁寧で、その異様さがよく描かれている。 良心の呵責が全くなく、淡々と殺人を冒していく主人公。 うーん、映像ではショッキング過ぎてあまり見たくないかも…笑
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ蓮実聖司。高校の英語教師。ハンサムな好青年は同僚教師からの 信頼も厚く、生徒にも高い人気を誇る。しかし、その裏には別の 顔が存在していた。 サイコ・ホラーなのかミステリーなのか分類がよく分からぬが、 共感性欠如の主人公の裏の顔が徐々に明らかになっていくのが 上巻なのか。 しかし、上巻から突っ込みどころ満載なんだが…。映画にも なったんだよね、この作品。観てないからなんとも言えないけれど、 小説としては既に話にほころびがあるのが気になるんだよなぁ。 下巻はどうなるんだろう。
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ正直どこが面白いのか全くわからなかった。ハスミンという男は救いようのないバカ男だし。グロテスクな描写や性的描写が多くてそれだけがクローズアップされてしまうような、中身がすっかすか。というか、サイコパス?ホラー?そういうジャンルはこれでよしなのか?
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ「事実は小説よりも奇なり」と言うけれど 確かにこの作り話は知識でゴリ押しの無理が 散りばめられている 人間は誰でも大人にしぼむほど自分を見失って 揶揄する馬鹿馬鹿しい娯楽で面白ろがるか マトに氏名されることに怯えながら暮らしている それは自然な自分らしい自分と 社会的価値観に取り付かれた自分のセメギアイである この物語で面白いと思えたのは286ページ前後だけである 面白いというのはこの本で言うところの合理的な損得感情であり 楽しいとかウレシイという非合理で個人的な感覚ではない これはまさに今の時代を象徴している商品であり TV・SEX・エンターテイメントに匹敵するような 人間をモテアソブ創造も夢もない 人の不幸で一時のニンマリに浸るだけの低俗な娯楽小説だ それだけに今現在にある極限の人間が持つ醜さを学ぶには 最高の教科書であるかもしれない
0投稿日: 2012.12.15
powered by ブクログどうにも腹黒くて好きになれない主人公。 性格悪いし、自分の思い通りにしたがるし、自己中。人と違う俺はカッコイイ、俺は特別な人間だ、なんて思ってそうな印象を持ちました。 そんな不快感満載の物語なのに面白くても読み進んでしまいます。 下巻はこれからだけど、この感じだと後味悪い終わり方かなぁ、とも思いますが、上巻は早く下巻を読みたくなる終わり方をしてます。
0投稿日: 2012.12.14
powered by ブクログ悪の教典上下巻の上巻。下巻のクライマックスに向かって主人公蓮見聖司の立ち位置の確認、そして異常さをにおわせる。ハスミンを理解する巻。本番は下巻。
0投稿日: 2012.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハスミン最高!! 上巻はとってもおもしろい。蓮見という人物描写、これから「なにか」が起こる前兆をヒタヒタ感じつつ今か今かと待つ時間。 なにかが迫ってきているけど、それは背筋がぞっとするような恐怖で。 下巻は映画のような描写が多く、出来事が淡々(やってることはひっどいけど)と書かれていく。なので、そこまでの興味は持てず。 誰が生き残るのだろうってことと、どんな殺され方をするのだろう、追い詰められるのだろうということぐらいにしか興味が向かなかったかな。 そしてできればつかまってほしくなかったな。 書き方が変われば、ハスミンは最低な人格異常者で共感なんてできないだろうとは思うけど、作者の力量か(?)魅力的に見えてしまうんだよね。 ページ数は結構あるけど、勢いで読めてしまいます。 やっぱり読書っていろいろ忘れられていいな。
0投稿日: 2012.12.13
powered by ブクログ【こんな先生は嫌だ】 ・やたらとイケメン ・とにかく爽やか ・腹黒い ・他人の痛みがわからない ・殺人鬼だ
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログ自分にとって邪魔者はすべて排除する殺人教師ハスミン! 発想かなり歪んでる・・・ 目を背けたくなる内容なのに、下巻が気になって仕方ない。
0投稿日: 2012.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学校内で起こってほしくないことが次から次へと起きる。 もともと学校や集団行動が苦手だから、それだけで腰が引ける。 病気なんだろうけど、彼が何をしたいのかも理解できない。 下巻で暴かれるんだろうか? それにしても、あまりにも簡単にたくさんの人が死んでいく。 これで何を伝えたいのかな。 読み始めたらグイグイ引き込まれているので、面白いのかな。蓮実先生の緻密なようで、抜けてるところがまたドキドキを増すんだろう。 でもさ、ここまででないにしても嘘も自分の中で本当になっちゃって、責任感もほとんどなくて、口がうまい、そういう人がいるんだよね。なんとなくその人を思い出して怖くなった。 程度の差はあっても人を傷つけてるのはかわらないなって。
0投稿日: 2012.12.11
powered by ブクログ面白かった(小並感) クラスの子供達に愛着がわけばわくほど、ハスミンがわけのわからない化け物にみえてくる。 何回読んでも理解できなさそう
0投稿日: 2012.12.10
powered by ブクログハスミンがやばいやつ。 わけわかんないのに、読んでるうちにどんどん引き込まれる感じ。 続きが気になってしょうがない 上巻だけでもおなかいっぱいなのに、 下巻ではどうなってしまうんだろう・・・って思いました
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ上巻はとてもすいすい読んでいけて、次の展開が気になるものだった。心理描写が緊迫感を与え、読んでいくうちにどんどんこの本の世界に引き込まれて行くようなそんな感じだった。ぜひおすすめ!
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログ好きな作家の一人、貴志祐介さんですがさすがホラーの書き方とか読みやすく引き込む文章はさすが。ですが彼の作品では代表作にはならないかなといった出来。 作者が描きたかっただろう場面はあるし丁寧に描きたい部分は描いてあったんだろうけどラストはあっけなさすぎ。 コンセプト的にしょうがないんだろうけどいいキャラがたくさんいたのにちょっと残念。 あと1.5倍にしてもいいからラストをじっくり描いてほしかったと思います。 映画は伊藤英明すごく良いと思う。さわやかで明るくて生徒に一生懸命なハスミンのイメージが、そんなに若くもなく雰囲気も柔らかい伊藤英明は良いチョイスだったと思う。そのうち映画もみます。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログただの猟奇作品ではない。 この手の作品はただ人がぽんぽん死んでいくだけの快楽的、猟奇的作品が多い気がするが、本作はきちんと犯罪者側に立った心理描写が徹底されておりただの猟奇作品ではないと感じた。 上巻では映画で告知しているような派手な劇場型殺人はなく、主人公:蓮実とそのまわりの人物の心情を丁寧に描いている。 サイコパスという人格障害を持ち、人に本来備わっているはずの「痛そう」「苦しそう」「可哀想」といった共感性を欠如した主人公。ただ自分の人生を円滑に平穏に進めるためだけに、邪魔な人間を"排除"していくことを厭わない残忍さ。 彼は「笑顔」という仮面をかぶり、感情のまねごとをして人間らしく振舞うこともでき、精巧に自分の本性を隠すことができた。 しかしその仮面は、彼とは正反対の人間、高い感受性をもつ生徒、片桐怜花によって本能的に見破られていた--。 完璧に見えた筈の殺人は、徐徐に綻びを見せ始め、それを怜花が掴んだとき、どうなるのか。 下巻を読むのが楽しみです。あまり良い後味は、期待できなさそうですが・・・。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うちの学校には、怪物がいる。 貴志さんの文章は本当に読みやすい。 この上巻も3時間弱で読めました。 映画化でも話題になっている本作は、性善説に立ったシステム、(本作では)「学校」という閉鎖空間に悪魔が入り込んだら……? 誰がそれを止めることができるのかというのがテーマであるようです。 主人公・蓮実聖司は一見すると問題解決のために奔走する熱血教師なのですが、 その裏側には目的のためには殺人も厭わない強烈なキャラクターで、そのことを彼自身が自覚してもいる。 後半時折彼の過去の描写が入り込みますが本当なのか否か。 ちょっとご都合主義の面が多いと思いますが、下巻ではどういった結末を迎えるのか。 ミステリ:☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログなんか…わけわからん。ハスミンが完全に理解できないのに引き込まれる感じ。奇妙な面白さ加減。たまにはこういうのもいいと思います。
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログカラスは死肉にたかると言われている。 ハスミンはカラスに愛される運命なんではないかと。 アメリカ編も見てみたい
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教師や生徒から絶大な人気を誇る一人の教師、蓮実聖司。彼にはある秘密があった。自分のための理想社会を作るため、計画を阻むような者は排除していく—いわゆる彼は「サイコパス」なのである。 文化祭前日の夜ーそんな彼がおこす最悪の事件とは? 賞も受賞し、映画化された注目のサイコ・ホラー小説です。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログ映画を見る前に読もうと思って読みました。 新世界よりを読んだ後だったので、状況の描写がやや丁寧すぎる気がするのも慣れて来ました。 結末までどんな風に進んで行くのかまだ予想できなかったです。
0投稿日: 2012.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今話題の「悪の教典」を読んでみました 貴志祐介は「黒い家」をかなり以前に読んで面白かった記憶がある。 映画の宣伝も頻繁にTVに流れてたし。。。 感想としてはなんだか纏まり無く拡散していった・・・って感じかな。 前半の自分の魅力を駆使し、また狡猾な手法で学園を自分の帝国にするべく掌中に収めていこうとする所はなかなか面白かった。 中盤以降は自分の帝国を築こうするより、邪魔者はドンドン殺して排除していく感じになり、私としては"アレ?"って感じ。 終盤の大殺戮大会に至っては、少々興ざめでした。 外国人作家による悪者を一人ずつ葬って最後にボスキャラと戦うというようなマンハント物なんかは好きなのに、本作が好きになれないのは被害者が高校生という所なのかな? 作者はその理不尽感でサイコパスの恐怖を描きたかったのかも知れませんが。。。 また、結末も「そこまでするなら、徹底的に・・・」と感じてしまった。 全般的には楽しめましたが、読後感はあまり良くない小説でした。
0投稿日: 2012.12.03
powered by ブクログ初貴志祐介。 普通に面白かった。 が、盛り上がりにかけるためあまり引き込まれなかった。最後にガーっと伏線が回収されるでもないし。よく考えればされているんだが。 伊藤英明の蓮見はすごく観たい。
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログ映画を観て、気になったので読んでみました。映画を観た後だからかもしれませんが、映像化するために書かれたかのような小説! テンポ良く読み進められ、蓮実の怖さが節々から伝わってきました。
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログ小説しか読んでないですが映画も観てみたいです。たんたんと、計画し実行していく。下巻まだ読んでないので続きが気になります。
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログ一気読みでした。 続きが気になって気づいたら読み終わっていました。 蓮実の思考回路が信じられません。自分に不都合な人間は徹底的に「排除」する…。しかもその仕事は恐ろしいほどに完璧。 下巻がどうなるのか見ものです。
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログ一気に読了。教師も生徒も腐りきった教育現場。主人公の蓮実がたんたんと自分の利益のためだけに行動するさまが面白かった。
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の蓮見は、心の中に秘めた悪意を、そのとてつもない頭の良さで、次々に実行して行くという話。自分の邪魔者はすべて排除する人生を送ってきたので、両親はもとより、何人ものひとを少年時代から殺めてきている。上巻が終わり、学校でも計画がだいぶ実行されてきたところだが、最終的に彼が何を目指しているのか、読者からは全く先読みできないだけに、眼が離せないという面白さがある。 同感できる部分はないけれど、悪意に取り付かれたひとに共通するのはこんな思考かもね、と、想像ができる。
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログ主人公の蓮見の心理は全く理解できないが、最後まで息つく暇なく臨場感があって一気に読めた。 下巻を読むのが楽しみ。
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログ蓮実聖司 英語教師 町田 鴉 尾長 標本 骨は美しい 東名高速川崎インター 修学旅行 京都大学 金閣寺 モンスターペアレント 釣井 妻殺し 校長 演説 蓼沼 ウェルテル効果 自殺 モリタート 口笛 ゲイ術家 速水圭介 ガンジャ=大麻 町田アゼリア ヤクルトスワローズ 伊藤英明 エクセレント
0投稿日: 2012.12.01
powered by ブクログ三池崇史監督の映画のほうを先に観て、読みました。 長編の原作の"エッセンス"、というか「サイコパス」の有り様、周囲の人間との関わり、構成、すべて、短くしてあるけれども、うまく再構築されていました。監督、凄い! それから、伊藤英明や出演者の演技も良かった。 小説ででてくる人物像から連想しやすかったし、キャスティング、演出、演技、良かった。 この映画は、「時計じかけのオレンジ」「アメリカン・サイコ」を思い出させました。 そして、小説を読もうかな、と思わせる力もあった。。。 ということで、小説のレビューは下巻のほうで。。。
0投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログ怖かったー。 誰がなに考えてるのかわからない。 これはグロ過ぎて映画はみれないなぁ。。 映画みるまえに本読んでよかった。 。。でも、つづき気になる
0投稿日: 2012.11.30
powered by ブクログ理解できない(しなくてよいわけですが)主人公に共感するわけでもないまま、何故か引き込まれて読み進むのはなんなんでしょうかね。 緊迫感の中で変にユーモラスな言動が差し込まれるのがかえって寒々しくて、なんというか。 ・・・でも好みとしては、「新世界より」の方に軍配あげるかなぁ。 (ところで上下巻読み終わったときに、両方読了書かなくても良いシステムにできないかな、このブクログさん。)
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログ映画化ということで読んでみました。 上巻しかまだ読んでないけど内容重いな… 自分の目的のために利用できるものは利用して人を殺めてとだんだん蓮見という人物が見えてきた気がするが下巻はさらに衝撃かな。 人間誰にでも裏の顔はあるな。 映画で見てみたいかも…
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログ映画の宣伝を見て興味を惹かれたものの、映像で見るのは耐えられなさそうだったので原作を読むことにしました。 上巻は惨劇の序章に過ぎないという印象。徐々に暴かれるハスミンの過去と人間性にドキドキしつつ、登場人物をメモしながら読み進めました。
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログ読みやすさと、先が気になって、 どんどん読めてしまった!! 上巻までは、蓮見という悪が潜みながらも、学園小説。 これがどうして、映画の宣伝のように、メチャクチャになってしまうんだろう… 気になる。
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログTVで映画の宣伝を見て、面白そうと思って読んでみた。こういう猟奇的な物語は貴志祐介にかなう人はいないと実感した。下巻も一気に読めそう。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログサイコパス、殺人狂、人格障害といった人物が登場するエンターテイメントは色々あるが、その中でもこの物語の主人公、蓮見は印象的。彼は快楽を得るためでなく、己の目的を完遂するための手段として殺人を犯す。天才的な頭脳を持つ一方で、他人に共感する感情が欠落しているが故に、人間の根源的な生存本能を高度に具現化した存在として描かれている。 ストーリー自体は、あまりにも多くの死者が出て、決して気分が良いものではないが、それでも結末まで一気に読ませるのは、物語の道徳的な善悪の側面よりも、とかく人間関係にストレスを見出す現代社会において、蓮見による、生きている主体、自己として割り切った生存本能、闘争本能の見事なまでの発散に、魅了されたからかもしれない。 物語のクライマックスは、犯罪の露見を防ぐために、たった一晩の、それも僅かな時間で、担任クラス生徒全員の殺害を図る後半にあるが、彼の過去と今を織りませながら、優秀な高校教師の仮面を被って犯罪を積み重ねていく前半の方がより面白かった。 因みに、本書の中で登場する『三文オペラ』(B・ブレヒト)を是非読んでみたい。劇中歌『モリタート』を伊藤英明主演の映画版で初めて耳にしたが、一度聴くと忘れられないメロディーに、まさしく悪の教典とリンクするような歌詞がつけられており、三文オペラの映画自体もDVDで観てみたい。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表の顔は超大人気教師「ハスミン」が殺戮に手を染めていく話の上巻。 ハスミンは快楽のために殺すのではなく、「自分にとって邪魔だから」という理由で排除するために人を計画的に殺したり、学校から追放していく。 そのさまがとにかく恐怖をとおりこして、ひきこまれる。 心理学的な話がからめてあってきわめて興味深い小説。 しかしこの上下2冊をどうやったら映画1本にまとまるのか? 映画を見ていないので分かりませんが、カットされている部分も多数あるのではないかと感じる。 ぜひ映画本編を見た方は原作も読んでほしい。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ映画を観ようと思い、その前に原作を読む事に。 上下巻読み終わって思う事は、 上巻の方が話としては面白かったというか興味深かった。 蓮見の人間性、人格形成の面が見られたからかな? 上下巻で結構な厚さで内容がこれなのに、 スイスイ読めてしまうのは やはりストーリー展開が上手いからなんだろうな。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ読み始めたときはこんな善良な教師が如何にして道を踏み外していくのかと想像していたが、そういう話ではなかった。 頭でっかちで極めて他人への共感能力が低い、自分と他人を明確に区別して、すべてが自分の思い通りに進まないことに耐えられない主人公。 同属や同種のや人間は芽が出る前に排除する。 排除に至る思考プロセスから実行までがやたら短く、頭のよさと慣れが感じられる、軍隊でも特殊部隊所属って感じ。 読んでいて重松清の「疾走」を思い出した あの話は救いのある話だと思ったが、さて、この話はどうだろう 期待しつつ下巻に進もう
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ分量の割りには読みやすいが、登場人物が多いと把握に手間取ってしまう。 この作品は映画のほうがその良さが伝わると思う。つい出てしまう口笛や、カラスといったものは視覚化されることでより狂気、恐怖を伝えると思う。 ただ、その狂気感と言おうか、そのあたりの描写が軽いな、と感じた。
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログハスミンの本性が徐々に明らかになっていくところが面白い。 ただ登場人物一人一人に個性がないような気がした。
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログ学生はもちろん同僚やPTAからも信頼されている教師蓮実聖司。 しかし、蓮実は邪魔な者は排除するという共感性欠如の殺人鬼で・・・ まず上巻の感想だけ。 蓮実が生徒に人気があって同僚からの信頼、そしてPTAを虜にしていく一方で、徐々に読者には明らかになる黒い部分…どんどん目が離せなくなっちゃいました! 普段こんな小説絶対読まないのに…(-_-;) 下巻も一気に読んじゃいそうです
0投稿日: 2012.11.24
powered by ブクログ晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 久々に読んでて続きが気になってやめられなかった本だ…… たまたま借りてて、映画化するってしってやっと読みはじめたんだけど、これは映画では見れないな…グロいのダメなわたしは…… 活字なら大丈夫だけど……
0投稿日: 2012.11.23
powered by ブクログ主人公の蓮見は、人気教師の皮をかぶった本当の悪魔だが、学校には他にも小さい悪魔が潜んでいる。読んでいて怖くなった。
0投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログ映画化ということで文庫本を購入し再読。 ハスミンの黒い波に学内がじわじわと侵食されていく様子が不気味な上巻。
0投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログ気持ち悪いっ!! けど、なぜに蓮見があんな人間なのかが気になって気になって、どんどん読んでしまう。お腹のなかがくろーい、いやーな気持ちになってしまうんだけど。 さて、この物語はどのような結末を迎えるんだろうか。さっそく下巻へ。
1投稿日: 2012.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教師という職業が聖職者ではなく、 個の人間としての恐怖をうえる作品。 人と人との付き合い方を うまく表現しており、とても読みやすい。 今後の流れに期待大。
0投稿日: 2012.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある高校の人気英語教師「ハスミン」が実は人格異常者で、自分の利益のために次々と邪魔者を始末しているが、表面上は熱血教師でだれもそれに気が付かない。 そして、ついにある出来事から、自身のクラスの生徒の皆殺しをたくらむ「ハスミン」。その時生徒はどうたちむかうのか。 最初の部分は、正直に主人公の異常性がわからず、単なる学園ものが展開していく。 主人公も計算高くはあるが、大きく倫理的に逸脱しない。 しかし、読み進めるうちに怒涛のごとく倫理観を壊す行動をしてゆく。 後半はバトルロワイアルのような理不尽な暴力描写になる。好みがでそう。
0投稿日: 2012.11.20
powered by ブクログ映画が公開されてしまっていたので、すでにどういう内容なのか分かった状態で読み始めました。 ただ、いざ殺人が始まってしまうと、そのあまりのあっけなさに少し戸惑いました。主人公(で良いのでしょうか?)の蓮見が快楽殺人者ではないので、殺人のシーンにカタルシスを感じるような描写がほとんどないことが原因かな、とは思います。 上巻は、混沌としていて、読者だけに知らされる情報と、生徒たちが少しずつ気付いてく不安感がうまくミックスされていたように思います。 「こいつを始末しなくては」から「始末する」がとても短く、読み手であるこちらがその意味や意図を理解する前にアクションが起こってしまうため、蓮見の行動をすべて知らされているにも関わらず、置いてけぼり感を味わうのは、言葉は悪いですが楽しかったです。 内容というか、扱っているもの自体はもちろん気味は悪いのですが、読み手を飽きさせない、という点においてはエンターテイメント小説だなと感じました。
3投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ生徒たちからは絶大なる人気を得て、同僚たちからの信頼も厚い高校教師の蓮実。しかし、裏の顔は邪魔者を排除するためには、殺人さえも厭わないサイコキラー。淡々と殺人を犯す蓮実の様子が淡々と描かれていて、とても不気味。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ蓮実の怖さが後半になるにつれ、徐々に明るみに出始めるあたりが怖い。最初の印象が真逆に変わっていく様は背筋に寒いものを感じてしまった。擬態している、という表現がぴったり。 途中突発的に行動を起こす部分があり、いくら下準備や計画があったにせよ、冷酷で計算高い蓮実にしてはちょっと不自然では?と思ったが。 巻末の終わり方が下巻にどのようにつながるのか非常に興味深い。
2投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログ映画化の波に乗ってミーハー根性で読みました。上巻は『デスノート』、下巻は『そして粛清の扉を』っのような感じと思いました。序章のフギンを殺すシーンで一気に話に引き込まれました。
0投稿日: 2012.11.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は絵に描いたような理想的な教師蓮実聖司で、物語が進むにつれて主人公の影の部分が明らかになっていく。なんと彼は自分に害のあると感じた人間は殺害という方法で排除してきたという驚きの事実。排除する際にはその全てが完全犯罪で証拠は何も残さず、その手法は本当に見事で読んでいて感心してしまった。ただし、主人公がそこまで残酷な行為を実行できたのかはまるで理解ができなかった。感情がないサイコパスならば、本当にできてしまうのだろうか。 彼のまわりの勘の良い人間は、程度の違いはあるにせよ彼の偽善者という偽りの仮面を直感的に見破っている。彼はこれまでそれらの人間もまた害と判断し排除してきた。下巻では、現在彼を危険視している人間が間違いなく標的になるのだろう。ただ、勘の良い人間たちは頭がよく警戒心も強いため、熾烈なバトルを繰り広げるに違いない。下巻が楽しみ。 きっと主人公はしっぽつかまえられて捕まる気がしているが、こんなダークな小説が逮捕して終わりってことにはならないはずなので、物語はどのように収束していくのか楽しみ。 ※防災訓練の話が明らかに浮いていて違和感を感じた。特に3階?から地上に避難できるパラシュート(名前なんだっけ?)の件。何かの伏せんであることは間違いない。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログ晨光学院で生徒の人気を集める英語教師蓮見聖司。 真の姿は自分の妨げになる人物を次々排除していく殺人鬼だった。 幼少の頃の回顧を含めながら、学校での主要人物を排除していく上巻。 共感は全くできないまでも、 ここまで自己中心的に物事を考えられる蓮見の姿や発言は、 読んでいてある意味すがすがしささえ覚える。 物語の展開も早く、蓮見のターゲットも多岐に亘るため、 決して飽きることはなく、ページをめくる手は休まることはない。 何故生徒がターゲットになるのか?結末は?下巻が実に楽しみ。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログ映画公開前に読み終える予定だったが、全然間に合わなかった。 やっと上巻が読み終わったところ。 正直、これは小説の中だけに止めたい気分。 人間の冷酷さ。残酷さ。表裏に潜む悪。 どこまで死人が出るのか、下巻を読むのが怖い……ような。
0投稿日: 2012.11.18
powered by ブクログじわじわと広がっていく、黒くて不気味な雲。ときおり、その雲の中に光る稲光… そんな感じの上巻だった。一気に下巻に突入。
0投稿日: 2012.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
爽やかな弁舌、生徒思いの英語教師蓮実聖司。しかし彼は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。 読んでいて恐ろしくなった。人を殺すことを、何とも思っていないようだし、まずそこまで綿密に計画立ててやる?って。 蓮実の1番の障壁になるだろうと思っていた鶴井先生をあっけなく殺しちゃうとは思わなかった。 映画観たいなあ。 主演は伊藤英明さん。海猿のイメージが強すぎる笑
0投稿日: 2012.11.15
powered by ブクログ主人公の狂気がうまく書かれてる。さくさく読めて面白い。この人の本ふつうに面白いなぁって思える本。ちょっと探して読んてみようかな〜
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ蓮実の周りでこれだけ人が死んでればとうに捕まってそうな気がしながら読んでた。 貴志祐介はもっと綿密なストーリーだった気がするが、10年前の記憶だし気のせいだろう。 考えてみると、多重人格やバトルロワイアル的な話、精神に障害のある殺人鬼など、その時その時のメディア受けする作品が多い。 おもしろくは読める。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ損得如何では人も平気で殺しちゃう教師のお話。 学校に自分の王国を作るためにはどんな努力も厭わない姿はとても好感が持てる。 ただ、主人公が超人すぎて、悪事を働いているシーンもいまいち緊張感が出ない。 前半から人殺しすぎだし、危険な事しすぎな上もう敵がほとんどいない気がするんだけど後半大丈夫か!?
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ2012-122 面白い! ハスミンの表と裏の差が怖い!! 綿密な計画のもとでたんたんと殺人を犯していくハスミンの狂気が怖すぎる。 ドキドキしながら一気読み。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ先生方のキャラがたっていて あぁ...ああいう先生いたなぁ...と どうでもいい自分の学生時代を思い出してしまった。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ衝撃的!読み始めは、なんてイイ先生なのだろうと思うのだが、徐々に見えてくるもう一つの顔に鳥肌が立った。一気に読めた。
0投稿日: 2012.11.13
powered by ブクログ序盤は何々教諭が云々だらけでつまらなく思った。個人的には学校での殺しのシーンに期待していたので、下巻を楽しみにしている。
0投稿日: 2012.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと文庫化を楽しみにしていたので嬉しいです! 主人公の立ち回りのうまさが面白い。 サクサク読めるテンポのいい殺戮シーンは何回も読み返しました。 こういう路線はどうしてもオチが読めてしまうので、いつか夜神月や吉良吉影や蓮実先生のジェノサイドが完成されるような作品を読んでみたいものです。 個人的には珍しく実写化にも期待してます。
0投稿日: 2012.11.13
