
総合評価
(661件)| 149 | ||
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powered by ブクログあっという間に上下巻を読み終えたくらい、次の展開が気になってしまう小説。止まることが無い感じ。後半は何となくストーリーが読めそうでいながら、「あれ、この生徒も結構あっさりダメになってしまう」みたいな感じはあるけど、でも面白い。 爽快、という言葉とは違うけど、殺人を完璧にやりこなしていくところに読んでいて面白さを感じてたのかな。何なんだろう。でもとにかく面白かったです。
0投稿日: 2013.08.29
powered by ブクログきてるね~。 猟奇的なにおいがプンプンです。 まぁ、映画で見たのであらかたの話はわかりますが。 ね、ハスミン。
0投稿日: 2013.08.26
powered by ブクログ友人に勧められて読んでみました。夏に相応しい、サイコパス小説。引き込まれて一気に読んでしまいました。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログ一気読み終了。 上巻の半ばまではだらだら進む展開に無事読み終わるかなと…。 中盤から面白くなるので下巻に期待しながら読み進む。 しかーし、下巻全体がありえねぇ〜〜〜〜(笑) 最後の小話は要らんだろ(笑) ★読書部
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログ読みましたが、嫌いな本です。映画化されたことで、いっそう嫌な気分になりました。こういうものを好むひとも多いのでしょうが、個人的には二度と読みたくない一冊です。
0投稿日: 2013.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻ではまだ蓮実聖司の過激(それでも十分何人も亡くなっていますが・・・)さは控えめ。主眼も蓮実聖司自身が多いので犯人が何を思ってこうなったのか、そして逃れられない被害者たちが何を思ったのかゆっくり読めました。(下巻についてはまた別に) 圭介は、さすがに残念だと思った。結構主人公色強かったから最後までのこるかなー?と思ったら上巻で退場だったとは・・・
0投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログ読み始めのころは、秘密裏に悪を懲らしめる正義の味方のように思っていたが。読み進むうちに空恐ろしさを覚えてくる。片桐怜花が蓮実の化けの皮を剥ぐように思うのだが、今から待ち遠しい。
0投稿日: 2013.08.02
powered by ブクログまだ上巻なのに、結構な人が被害にあってる。それを淡々と平然にやってのけるハスミンはやっぱり怖い。人への共感ができないだけでここまでなるのか。脳男よりはまだ人間味がある。
0投稿日: 2013.07.29
powered by ブクログ映画を観て、これ小説は面白いなと思い読んだ。映画とはかなり違うが生徒との詳細がわかり良かった。下巻が楽しみ。
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ映画化同時に貴志さんの作品だと知り即購入、迷いなし。 上下すぐに読み終えました。貴志さんにしては「薄すぎるかな」 とも感じましたが、はずれなし満足です。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログタクミンの異常性がクローズアップされていく巻でした。この後どんな惨劇が起きるのか、主人公の視点でワクワクしてしまいます。自分の残酷な一面が刺激されるスペクタクル劇です。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ小説、映画、漫画、アニメなど 数多くのキャラクターが生まれている。人の長い人生で記憶に残るキャラクターはほんの一握りである。本作の主人公ハスミンは間違いなく読んだ人間のその一握りに入る逸材。 映画の告知で作品を知り、これはやばい!と興奮! 刺激乞食の私としてはアンテナびんびんなわけで、映画を観るか本読むかで右往左往。 最高の食材は最高の調理で味わいたいぜ。はぁはぁ。 悩んだ挙句本にしました。通勤時などに電車で読んでたんですが、降車駅までがあっという間。面白すぎる! この主人公素敵すぎるだろ。 完全ヒールなのになぜか魅了される。多分憧れている。ごめん絶対憧れる。なぜなのか。 純粋、妖艶、完璧、協調、達観、鋭利、聡明、柔和… キャラクターの個に付帯するものすべてを持っているというより、コントロールできる。その奇怪性が読み手を支配する。 生徒達が彼を愛したように愛してしまう。 裏の顔を知っている読み手の方がより愛は深いかもしれない。そして、自分も愛してもらいたいと思ってしまう。 読み終わった瞬間から、また現れてほしいと切に願ってしまう。 多くの人の頭に巣食って愛されることが彼の思惑だったのではと思いゾッとする。
1投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とうとう読み始めました! こ、こ、こわ~~。 なんちゅ~、怖い先生なの。 このじわじわと過去が明らかになっていく殺人鬼の展開。 自分に不利な人間は全て殺す。親も恐れた蓮実少年。 それから、人生の住処を転々とし、その背景には一体何があるのか、下巻が楽しみだわ~。
0投稿日: 2013.07.18
powered by ブクログ2013 7.12 読了 映画の方を先に観たので、大体のあらすじを知っているが、映画では簡略化された所が細かく分かって面白かった。 脳内でハスミンは伊藤英明でした(・∀・)♪+.゚ 前半は説明部分も多いので飽きてくる所も有るけれど、中間から面白くなって来ます!! 後半も楽しみです!!!!!
0投稿日: 2013.07.14
powered by ブクログ一気に読みました。 まさしく、息をつく間もないほどに。 読み終わってアマゾンのレビューを見て、驚きました。 低評価が意外と多い…。めちゃくちゃ面白かったけどなあ。 いや、小説の感想は個人の自由だし勝手ですから、 口出しするつもりはありません。文句が言いたいわけではなく。 面白くなかったなら、それは仕方ないと思うんです。 私も、そういうことありますし。 でもこの作品を、つまらないという言葉などで一蹴して しまうのは、あまりにももったいないと思うんですが。 私が初めて読んだ貴志祐介さんの本は『青の炎』 で、その次がこの『悪の教典』。 なので、貴志祐介さんの本はまだほどんど読んでいないので あまり偉そうなことをいえないのはわかっています。 それでも言いたい。この作品は、最高のエンターテイメント作品であると!! 上・下巻ともに読み終わりましたが、どうしても蓮実聖司を嫌いになれない自分がいるのです。心から魅了されました。ハスミンは私にとって唯一無二のダークヒーローです。
11投稿日: 2013.07.08
powered by ブクログ映画を観てから、と原作。 生徒の健康に影響を与えるかもしれないから、とヘビースモーカーなのに頑張って禁煙したり、授業に飽きさせない工夫をしたり。生徒思いの良い教師のハスミン。だからこそ怖い。理解出来なくて。 釣井先生たちのほうが異常ではないと感じてしまう。
1投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中二病完璧超人蓮実 VS 現行中二病(高二病?)早水圭介&蓼沼将大 みたいなね。情け容赦ない決着の付け方、脱落のさせ方は著者の拘りのようなものを感じました。 十数年前に流行った「バトルロワイヤル」に似通った部分がありますよね。確かにこれは漫画なり映画なり、メディア展開させやすそうです。 展開が淡々としているので想像していた程冗長な雰囲気も受けなかったし、エンターテインメント作としては秀逸なラインを保てているように思いました。 蓮実の狂気がわざとらし過ぎない展開で読者に徐々に明かされていく点は日常に潜む恐怖を上手くアピールできていましたし、 発達障害を患っていた為かある意味蓮実と同等の「純粋さ」を抱いていた石田憂実だけは殺める事ができなかったという過去は、蓮実の人間形成をあれこれ推測して楽しめる いい材料になっていたと思います。 過去に身辺で不可解な死が多発しているのに蓮実に疑念を抱いているのが下鶴刑事1人だけなのはどうかとか、生徒達が冷静かつ理知的過ぎて気持ち悪いとか、 そもそもこんなに生徒出されても名前と特徴覚えきれる訳ないとか、怜花と雄一郎が生き残る為仕掛けたトリックが十分想定できる範囲内であるはずだとか、小説として気になる点を 挙げていくとキリがなくなってきそうですけど、こういうジャンルの作品においてそれを評価に加味し過ぎるのは野暮なのかもしれませんね。 単純な娯楽作を求めているのなら読んでみて損はないだろけど、読む事で何かを得られるようなものでもないと思うよ、って所でしょうか。 「相手の首を捩って頸椎を破壊する技のことを、蓮実は死の回転(デス・ロール)と名付けていた。」いや、いちいち名付けなくていいから(笑)
0投稿日: 2013.07.01
powered by ブクログ知能の高いサイコパスというわりに短絡的であり、詰めが甘く、性欲に忠実。 蓮見の設定が、結果ありきなのが残念。
2投稿日: 2013.06.29
powered by ブクログまじ??大胆すぎるやろ?!の連続。天才ハスミンは現代のダークヒーローです。ただ、そんな天才でさえ、うっかり発した言葉や見落としで転落していくから、人生はやっぱりわからない。
1投稿日: 2013.06.28
powered by ブクログ映画見てないけど、予告&オビからだけでも全て伊藤英明にしか思えなかったー!!さわやかにthat's right!とかいう姿が目に浮かんだ(笑
0投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画が気になるから、ということと、メリハリのあるジャケットに惹かれて購入。 結局映画よりも先に読み切ってしまった。たぶん映画は見ないかも。 蓮ミンの思考には賛成できるようなところもある。もちろん一部に限りであるが。 特に自分のためならばどんな努力、労力も惜しまないところは見習わなければいけない。面倒くさがりな私。 危険を冒すのもすべては計算ずく、みたいなところは最高にクールである。
0投稿日: 2013.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
電子書籍で上・下巻読了。 退屈しない授業と巧みな話術で揺ぎ無い人気を誇る英語教師蓮実聖司。教職員からの人望も篤く、カリスマとさえ言っていい。だがその正体は恐るべきサイコパスで、目的の為には他人を陥れるどころか殺すことさえ厭わない。自身を頂点とした理想の王国を作り上げる為、職権と信頼を最大限に利用してこだわりのクラスを編成し、全ての生徒を掌握すべく、あちこちにいい先生アピールを怠らない蓮実。だがどこにでも勘の鋭い生徒はいるもので、クラスの何人かは蓮実に疑念を抱いている。それはそれとして、同僚の教師の弱みを握って脅迫したり、教え子の家に放火してモンスターペアレントを排除したり、更に蓮っ葉だが可愛い女生徒を情人にするなど、蓮実の毎日は忙しい。その甲斐あって、計画は順調に進んでいる筈だったが、あるひとつの綻びを切っ掛けに、学園祭準備の夜にクラス全員皆殺しのスーパージェノサイドへ突き進むことになるのであった。 というわけで。 いくらなんでも活躍し過ぎじゃないの、と突っ込みたくなる蓮実先生。大藪春彦が昔こんな感じの完璧キャラ書いてたな、と思い出す。しかし蓮実の場合、あまりにも書き手に都合が良すぎて、ダークヒーローと言うより厨二っぽい。こんな話でリアリティが云々とか言うつもりはないが、それにしたってなあ、と思った。 伏線のつもりだったのかは分からないが、含みを持たせた書き方をしてそれっきりという箇所もあるし、でアレ何だったのという感じが結構残る。何より、高校時代全くクラスに馴染めず協調性ゼロだった自分としては、こんなセンセイ気持ち悪ィと思わずにいられない。サイコパスであるとかないとかでなく、蓮実の『理想の先生』の面は私には受け入れ難い。ナウシカが嫌いな私としては、こんな担任絶対好きになれないだろう。意地でもハスミンなんて呼ばないし、きっとクラスでも浮きまくる。況してや学園祭準備で学校に泊まりとかゾッとする。おなかいたーい。いきたくなーい。 大量虐殺後、お馴染みの責任能力がどうのこうのという展開になるのは続編のためかもしれないが、どうせならスッパリ死刑判決が出て、それでも拘置所で超然としている蓮実、くらいで終われば良かったのだ。続編が書かれるとしても、その方が潔い。 道徳とか倫理とか、読んでて気分がいいとか悪いとか、それ以前に蓮実の人物造形が好きになれなくて楽しめなかった小説だった。だから感想もなんかまとまらない。 映画のCMを見て、ビジュアルが固定される前に読まなければと思ったのだが遅かった。もう伊藤秀明しか浮かんでこない。
0投稿日: 2013.06.20
powered by ブクログ本好きの友達から勧められて読んだ。 内容を知らずに読めば、導入部は一見「非の打ち所がない教師が主人公の学校モノ」だが、番の烏という小道具が尋常ならざる展開を予測させる。 善人の顔の裏にはとんでもない狂気が…という設定自体は珍しいことではないが、それが主人公であり、彼の幼少期からサイコパス的素養が生じてくるプロセスはなかなかスリリングだった。 他者に共感はできない一方で、相手の感情を自在に操る術と魅力を持つ快楽殺人者。「恩師」の意味。想像すると薄ら寒くなってくるが、それがこの小説の醍醐味なのだろう。 上巻自体が、大量殺戮に走る下巻への導入というかっこうだが、個人的にはこちらの方が興味深く読めた。 舞台が自分の地元なので、リス園やらダリヤ園(どちらも実家から歩いて行ける)でデートとか地味すぎる〜!ていうか却って人目につくんじゃないのか?などと思ってしまったことは内緒。 あと、週2回しか勤務してないスクールカウンセラーが生徒全員のTATとか無理では?ていうか普通はテストするにしても質問紙くらいだよね?なんて感じちゃったのも内緒。
0投稿日: 2013.06.12
powered by ブクログ貴志さんの本は初めて読みましたが、おもしろかったです。 最初はハスミンいい先生だとおもっていましたが、だんだん裏の顔がわかるにつれて、怖くなっていきました。 調べたり気づいた人が消されていくのが、オーメンみたいでした。 ハスミンの顔がどうしても伊藤英明になってしまいます。 下巻も楽しみです。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログ上巻もモラル的にとんでもないけど、物語の中だし…と、受容できる範囲だった。 次の展開が気になってすんなり読みた。
0投稿日: 2013.06.05
powered by ブクログ下巻まで読んでからの感想。 上巻はとても面白かった。特に生徒視点や謎解きがメインになるまでの、「いかにこのクラスの問題を解決するか」という蓮見の教師としての取り組みは面白かった。 刑事や片桐が台頭してきてからはいまいち陳腐になってしまったが、その王道さも含めて上巻はわくわくする。
0投稿日: 2013.05.31
powered by ブクログ映画の為に先に知識を入れとこうと読み始めた。 登場人物が多すぎてメモしながら読んだ。 ハスミンすげぇー!!!! 2012.11/04 読了。
0投稿日: 2013.05.29
powered by ブクログ蓮実教諭のサイコパス的片鱗が見える瞬間にぞっとします。映画版の配役があの伊藤英明氏というギャップも面白い。教職用語が散見されるので、教員採用試験を控えている人にとっては良い復習材料になるかも?読後、教員になる気が失せるかもしれませんが・・・(笑)上巻は面白かった。下巻は微妙。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ面白かった。ハスミン、の顔が自動的に伊藤英明というイケメンになるもんで、ついついうっとりしてしまう。 これが狂気と犯罪の話だと、反社会性人格障害の人間がつくりたした恐怖と残虐の話だと、そういう作者のインタビューをよむんだけど、初めて読んだときは、高校を舞台に若々しい少年の空想とやらしい妄想を思いきり展開し楽しみながら好き勝手に書かれたピカレスクロマンなのだと思った。 あれ。大島優子ちゃんとくらべて私の倫理感はあまりに欠落しているぞ。さらりと書き上げてしまう作者の筆力がすごいのだ…!? ということにしてみたいです。それにしても、 伊藤英明に撃たれたい。
3投稿日: 2013.05.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上下巻読了。表現が的確でとても読みやすい文体。なめらかに狂気が加速していく様子にぞくぞくします。映画版は残念でした…。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログサイコパスである高校教師の話。 普段は理想の教師を装っている。演じてる訳ではなく、それも一つの側面として上手に描かれている。 段々その本性が現れて、自分にとって不都合な人間を殺害していく。 不快な面もあるが、なぜだか読むのを辞められない。
0投稿日: 2013.05.19
powered by ブクログ貴志祐介さんの本は、主人公の知能が高く整然と進んでいき、毎回ドキドキしながら読んでしまいます。また舞台が容易に目の前に浮かんで来るのも読みやすさに通じます。下巻の展開が楽しみ。映画の宣伝等でなんとなくわかってはいますが。
0投稿日: 2013.05.19
powered by ブクログすごい小説だ。そんなに短い作品でもないのにページをめくる手が止まらず一気読みしてしまった。その理由として、非常にリーダビリティが高い。ここまで読みやすい本は近年お目にかかった事がなかった。とにかくすごいの一言。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou3004.html
0投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログ怖いしグロいけど、展開気になってスイスイあっという間に読めちゃった!!これが英明かと思うと…ひー! 私は絶対かすみんに騙される自信あるね。笑
0投稿日: 2013.05.14
powered by ブクログほぼ下巻への導入。日常的な学校生活を通じ主人公蓮見教諭の学校での立ち位置や、彼の思想がわかるようになっている。物語自体が"殺戮"をテーマにしてることもあり、あまり深い内容ではないが展開のテンポが良いのですらすら読める作品だった。
0投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログ裏の顔は見えてはいたけど、前半は蓮見教諭の魅力も感じてストレスなく読めた。生徒を引き付け、分かりやすい授業を進める教師、そりゃあみんな好きになるよね~ 後半、本性をあらわすだろうけど、上巻のハスミン、ちょっと好き
0投稿日: 2013.05.08
powered by ブクログ決して近づいてはいけない・・・そんな物語。 教師蓮見。同僚の先生達からだけでなく、生徒からも慕われており、表面上なにも問題が起こってないように思われる日常を描く。 学校生活では小さいものから大きなものまで様々な事件が起こる。持ち前の明るさと頭脳により問題を解決していく蓮見。表面上何も問題が起こっていない状態に違和感を持つものが現れる。そして少しづつ裏の顔が見え隠れしてくる。
0投稿日: 2013.05.04
powered by ブクログ貴志祐介さんの本を読んだのは、「青い炎」以来だと思う。 青い炎もそうでしたが、主人公の緻密な計画と冷静な行動が伝わりやすい言葉で表現されていて、それが恐怖感を感じさせる。主人公にある猟奇的な部分がうまく表現されているのだろう。 青い炎では1件の殺人でしたが、こちらはてんこ盛りという感じで、後半は少し長すぎ。次の作品のために残しておいても良かったんではないかと・・・(笑)。
0投稿日: 2013.05.01
powered by ブクログ主役、蓮見の人間性を描いた上巻。 途中まではグイグイ引っ張っていくのだが、ラストのほうで少し飽きてくる。
1投稿日: 2013.04.30
powered by ブクログ映画は見ていないが、伊藤英明を主人公としたのは、ハマりすぎだろう。読んでいても伊藤英明しかイメージできない。 上巻は、一見明るくて生徒思いの教師である主人公が、実は冷酷で感情を持たないサイコキラーであったことが徐々に明かされる。 この、ゾクゾクした感じはかなりいいです。
0投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログ上巻だけ読むと、単なる「オトコの妄想全開」って感じなんだけど。 下巻でこれがどう崩壊していくか、が見どころかしらん?
0投稿日: 2013.04.27
powered by ブクログ映画を先に観てから原作を読みましたが、映画のほうが若干面白いかもと思える珍しい例の作品でした。 主人公以外に殆ど感情移入をさせない演出だったのが印象的です。
0投稿日: 2013.04.25
powered by ブクログ青の炎以来、久々の貴志作品。 映画はまだ観ていないが、全て伊藤英明で想像しながら読んだ。 バトルロワイヤル、告白のようなスクールホラー。 面白くて止まらなくて、すぐに後編を読みたくなる。
1投稿日: 2013.04.19
powered by ブクログこれがなぜあんなに持て囃されたのか全くわかりませんでした。 ハスミンにそこまでの魅力あった? と悶々としていたら「これはおもいっきりB級として捉えて楽しめばいい」という書評家さんの言葉に出会い、納得。
0投稿日: 2013.04.17
powered by ブクログ前半の緻密な完全犯罪は、感心されられたんだけど。後半の学校内での殺人は、無理やりすぎて。。残念すぎた。
0投稿日: 2013.04.15
powered by ブクログ上巻は比較的穏やかな展開。全てが完璧に思える蓮見教諭がなぜ大量殺人を犯すのか。先が気になってどんどん読んでしまった。
0投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ映画の前に原作を読んでおきたくなり、文庫を購入。上下巻を一気読み。 やっぱりこの作者のホラー度はハンパなく凄くて面白い。映画も観てみたくなりました。早くDVD出ないかな~♪ ホラー度というのは、最後の重大事件当日までの部分のことで、そこが最も怖い。 事件当日からは、時間経過を “何時何分” と区切っていき、残数をカウントダウンしていくところが「バトルロワイヤル」とダブってしまうものの、やはり常軌を逸した解決法を実行に移す主人公の動きを追ってしまう。とはいえ、相当「バトル~」を意識されてたんだろうな~というのは如実に伝わります。ここまでは主に主人公目線で物語が進み(1人の、恐ろしいほど直感に優れた生徒がサブ的ポジション)、生徒それぞれの描写は少なめなのだが、当日になると視点がそれぞれの主要な生徒たちに分かれて、途端に映画(漫画?)的になる。凡庸な作品なら勢いが削がれそうだけど、貴志さん作品の場合、加速度的に目が離せなくなるから不思議w とにかく、作品の魅力も読みどころも、何はともあれ 究極なまでの悪意の塊が、善人な好人物の皮を被って他人を支配していく主人公像に、嫌悪感を抱きつつも惹き付けられてしまうところ に尽きます。 もし実際にこんな奴が居たら、絶対に何があっても関わり合いになりたくないし、この世に存在して欲しくないと心から願うような人物であると同時に、小説の登場人物とはいえ、そのキャラクターには抗いがたい魅力があり、惹き付けられてしまうし、羨ましいとも思ってしまう自分を感じて自己嫌悪に近い感情を抱いたりもする。 「バトルロワイヤル」等と同様、激しく賛否両論が取り沙汰されるであろう作品ですが、読み応えのあるエンタメとして傑作♪ ただ、最後のダジャレなエピソードは、なかった方が良いような気もしましたがw
1投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ルックスもよく、教師の中での信頼も厚く、生徒にも大人気。そんな主人公の蓮実は、実は共感性が著しく欠如した、邪魔者を容赦無く排除する殺人鬼だった。そんな感じのホラーサスペンスです。 上巻はひとまず蓮実の独り勝ちが続きます。しかし、こんな派手にあちこちで殺しちゃダメでしょう!笑 下巻で戦う相手は、蓮実に不信感を抱く生徒たちかな?どんな結末なのか楽しみです。 スマートで静かな悪である主人公にカッコよさも感じてしまいます。「好意は利用するためにある」そんな言葉がふと浮かびました。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ一気に読み倒させられる、この勢いはやっぱりスゴイ。 見えない力でぐいぐいと先へ引っ張られてしまうような。 丁寧な説明的描写を重ねてちょっと安心させておいて、その後、 怒涛の勢いでクライマックスへと持っていく黒いパワーみたいなものは、 この人のどの作品からも放たれる堂々の十八番だと思う。 ただし、そういったエンターテイメント作品であるからこそ、 エンターテイメント性を維持するためのある種の強引さは、 この業界を知る者にとっては「うーーーん…」なところもあって、 そういった些末な部分がちょこちょこ気になってしまい、 面白かったけれどもちょっと弾けきれなかった、かな。 そんなつもりはないのかもしれないけれど、 映画化されることを前提にしたかのような、 (そしてそれが悪いことだとは思わないけれど、) 見る者(文章も、映像も)に対する気遣いみたいなものが、 いつにも増してぷんぷん臭ってしまった。 あとは、伏線というか、意味ありげな脇役として登場させた 烏や登場人物たちが、存分に活かされきっていない印象を受けた。 もっと背後に意味や役割を持たせても良かったような気がする。 そうじゃないなら中途半端に出さなくても良かったし、 もっとコンパクトに片付けてしまっても良かった。 うーん、やっぱだめだ、娯楽かつフィクションだと分かっていても、 同じ業界だとつい主観がいつも以上に強く働いてしまい 物語の世界の中に純粋なまま飛び込めない。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ頭上で鳴いているカラスのようにずっと無視できない警告音が聞こえているのに、結局何かが決定的に怒らないと何も出来ない平和ボケした心にガツンとやられました。貴志祐介の小説はいつも少し不愉快なのがいいね。気分が滅入る胸糞の悪さ、好きになれない人間が脇にちょこちょこ出てくると、その度却って感興をそそられるとはこれ如何に。 ラストはちょっとくだらなかったけど、話全体としては好ましく読み終わった後もなかなか余韻を楽しめたのでそんなに気になりませんでした。もう少し違った終わりなかったのか!とは思ったけれども。
0投稿日: 2013.04.03
powered by ブクログ貴志さんの本はいろいろ読んだけど、やっぱり怖いですね でも止まらない「恐いもの見たさ」満載 途中、何度か本を閉じて休んだりした(笑) 「黒い家」につぐ面白さかも。 なんでだか、ついハスミンを応援したくなってたりするのは やはり伊藤英明を頭に浮かべて読んだからかな? 下巻はあっという間に読み進みましたね。 やっぱり最後の学校での大量殺戮が・・・こわ~
1投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログ話題のこの本。 ようやく手にしました。 主人公のハスミンこと蓮実聖司は恐いけど魅力的。 いや~、すごいわ! 面白かった~!!
1投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2013/3/29 映画の宣伝の時のAKBとかの煽りからバトロワみたいなのかと思ってたら違った。 こんなに下巻が早く読みたい本は久しぶり。 サイコパスが敵役として出てくる本はよくあるけど、サイコパスが主人公でサイコパスの思考を辿るのは新鮮。 カラス殺すのとかは嫌だけど、釣井狙ってるときなんかは「やっちゃえー」って思うけど、大丈夫かな?普通よね?
0投稿日: 2013.03.30
powered by ブクログ犒光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと 爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。 しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼 だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが 紛れこんだとき_________。ピカレスクロマンの輝きを秘めた サイコホラー傑作。
0投稿日: 2013.03.28
powered by ブクログほんとはハードカバーが出た時に買ったんだけど、読まずに本棚に眠って2年。下巻と合わせて文庫で買い直して読みました。 次が気になってしょうがないから、上下巻もあっという間に読み終えました。おもしろいです。 残酷なことこの上ないんだけど、ちょっとハスミンを応援する気持ちが芽生えてしまう。。やられるなよ、そこいるぞって。 ワガママ言わせてもらえば最後もう一捻りあってもいいかなーって。ずいぶん派手にやったわりにあっけない結末の印象。
0投稿日: 2013.03.27
powered by ブクログhttp://ameblo.jp/toshichan-seal/entry-11458272953.html
0投稿日: 2013.03.26
powered by ブクログ純粋に怖い、と同時にこんな人間ホントにいるのかと。いや、サイコパスって言葉がある位だからあるんだろうが、変にリアルなおかげで恐怖が増している様に感じる。そこはさすがの作者というところか。同作者の作品のなかでは順位は劣ると感じるが、スピード感があり、引き込まれる。ただ、割と凄惨な描写があり、当然のように殺しの描写があるため、苦手な人には向かないと思う。
0投稿日: 2013.03.25
powered by ブクログ上下巻とも読み終わってから上巻の感想を。 下巻に比べると、他の方が仰っているように、生徒との性行為などの描写が無駄に書き込まれていて、下巻まで読ませる為にたまに性描写という餌を読者に与えてやっている感がある。 また、読者に「蓮実ならこうするのでは?」と想像させたい為に蓮実に校内のトラブルを解決させながら蓮実という人物を下巻に向けてご紹介しているような。 全ては下巻の校内大量殺人の為の状況作り。 だけど、下巻では読者の蓮実像を超える…もしくは、読者の想像の範疇だが、生徒を殺す詳細なトリップにドキドキさせる作者の技に、思わず蓮実を応援したくなるような気持ちにさせられる。 今から上巻を読む人は、上巻の伏線を読み込んで、作者の技に引っかかって欲しい。
0投稿日: 2013.03.16
powered by ブクログまだ上巻なので、物語がどう進んで行くのか気になって一気によんでしまった。今のところすごくおもしろい!物語の感想は下巻をよんでから!
0投稿日: 2013.03.12
powered by ブクログ読む人を選びます。「私はこの作品がダメでした!」ってことになりかねない。でも映画より主人公蓮見の心情がリアルに描かれていて好感が持てる部分もあったりしたのに・・・映画では全部割愛でしたね。殺人が大丈夫な人にw
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログちょっと前に映画化された作品。貴志さんの本を読むのは今回が初めて。 蓮実の緻密で大胆な殺人にもうただただ背筋が寒くなる。でも、不思議とこの小説が、この物語が厭とは感じない。ドキドキしながらページをめくる。読書の根本的な快感を伴ったこの小説は…ある意味蓮実の存在と同じくらい危険な香りがしているのかもしれない。
0投稿日: 2013.03.11
powered by ブクログうーん。話としては残酷すぎるくらい残酷なんだけど、ここまでくると痛快に思えてしまうね。ハスミンのクレバーなところ、というよりも、狂気を孕んだ危うさに魅かれるんでしょうね、女性陣は。わからんでもないけど。とりあえず、人物描写が細やかで面白くて、一気に読むほど面白かったです!
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログ前々から読みたかったが積読でw 映画化を機会に読んだが、スマートな悪に吸い込まれる。 一気に読み、下巻(結末)も楽しみだ!
1投稿日: 2013.03.09
powered by ブクログ教育の現場で、このストーリーに盛り込まれているすべてのことが同時に起こることはないだろう。しかし、本当はあってはならないが、無きにしも非ずなのかもしれない。 小説としては、スピード感があり、すごく面白い作品だと思う。一気に読んでしまい、下巻も引き続き読みたい。
0投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昨年映画化され、AKB48の大島優子さんが、「私はこの映画が嫌いです」的な発言をして話題となった(笑)、貴志祐介さんの学校を舞台にしたサスペンスホラー小説です。 この物語の主人公「蓮実聖司」は、生徒からハスミンの愛称で親しまれる好感度抜群の英語教師。しかし、その実態は人を殺すことを全く厭わない、恐怖の殺人鬼だった・・。 上巻となる本作では、ハスミンの表の顔と裏の顔が徐々に明らかになり、ジワジワとその本性に迫っていきます。 ホラー小説に分類はされていますが、非常に文章は読みやすく、読んでいても特別怖くもありません。(笑)映画化されたものを先に見てしまったからかも。。先に小説を読んでいればもっと怖かったのかなー。。 総評は下巻のところでまとめてお伝えします!
0投稿日: 2013.03.03
powered by ブクログ単調な職場と家の往復の中で悪の芽を涵養しているという点で、ハスミンと自分を激しく共鳴させて楽しめた。
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ上下巻一日で読み終わってしまった 黒い家ほど、ぞっとする怖さはないけどこれだけの量飽きさせずに一気に読ませるのはさすが貴志さん。 レビューでグロいって言われてたけどそこまで、、、?
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログ人の細かい感情や人柄がわかる。しかし、事件が無いにしては上巻は長い様に感じた。蓮見がどうなるのか気になる。下巻も読みます。
0投稿日: 2013.02.23
powered by ブクログテンポ良く話が展開していくので、2日で一気に読んでしまった。 蓮見の目線で非人道的な出来事が淡々と語られるので余計に蓮見の狂気が伝わって来た。 下巻にも期待。
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログ知能が高いが、生まれつき他人を共感する感情が欠けている高校の男性教諭が主人公。 自分の思い通りに事が進む為には他人を利用したり蹴落としたり、最終手段の殺人も厭わない。 幼少の頃から共感するふりの自己鍛錬をし、他人と上手にコミュニテーションを取りながら信頼を得て冷血に邪魔な人間を排除していく手段で生きているのだが、上巻で既に死人やケガ人など関係者が続出して、現に怪しいと睨んでる人物も登場しており、下巻では絶対足が着くと想像できる。 さて、どうなるやら(^_^;)
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログ個人的に上巻のノリは下巻のよりも合っていて、極悪で非道中の非道なんだけど、どこか楽しんで俯瞰できていた。中学生との性描写も結構リアルに描かれていたし、そこで心を休めていたのかも。
0投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半の蓮実の裏と表の描写はかなり好きだな。 かなり面白く読み進めた。 でも,最後の全員を殺すというのはストーリ的にも無理があるし,オチも弱いのが残念。
1投稿日: 2013.02.22
powered by ブクログ上巻は、俯瞰的要素の話が多く、読み辛かった。 学校ものなので登場人物が多く、人間関係が頭の中に入って来づらい。 だけど、一人一人のキャラクターは上手く説明できていて、あとあとはキャラクターかわ立ってくる。
0投稿日: 2013.02.19
powered by ブクログ狂気。 著者の作品はまさにそんな感じだが、特に感じた。 アクの無い文章で、非常に読みやすい作品を描くけれど、 その世界は美しいほどの病的・不気味。 読み始めはただの学園ものかと思いきや、 どんどん狂った方に進み始め、読むだけで血の気が引きそう。 まさに怖いもの見たさで、ついついページをめくってしまう。 下巻、そして他の作品に期待っ! にしても、著者の文学は好きだけど、人間性は大丈夫だろうか? といらぬお節介な気持ちが日々湧いてくる。
0投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログ読みやすさにつきる。短いセンテンスで想像の余地をあたえない、読んだそのままある舞台が目に浮かぶ。うまい。 まだ上巻だけしか読んでいないけど、下巻の期待値はあまり高くない。長さがあるからまったく別の話になりそうだなという予感。上巻から暴れ放題蓮見をどこまで悪にできるのか、やっぱり期待、してますね。
1投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログ下を読んだあとだから言えるけど、やはり上は布石でしかなかった。貴志作品特有の、盛り上がりを見せる前に設定やキャラをしっかり作って、読者にイメージを持たせるこの上。サイコとは言っていないけど、サイコの心情を描くことはさすがの貴志作品。作りこみも流石。後味が悪くなるのをわかっていて、敢えて生徒達のキャラを特徴的につくっている。そして殺す。序章でしかないこの上編。下編のレビューに続きます。
0投稿日: 2013.02.16
powered by ブクログハラハラドキドキ、 ちょっとグロテスクな部分もありますが 一気に読めました! ハスミンがもう、化け物にしか見えません(笑) 続きが気になります! 下巻も読みます!
0投稿日: 2013.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったけど、また読みたいとは思えませんでした。設定だから仕方ないのかもしれないけどあまりにも淡々としすぎだし、なんかもう「あぁ、みんな蓮見が殺したんでしょ」って感じで、深入り出来ない。なんか厨二が好きそうだなーと思いました。とりあえず映画化するほどの小説なの・・・?というのが本音。ただ文章は読みやすくてよかったです。 下巻も読むだけ読んでみようと思います。
0投稿日: 2013.02.15
powered by ブクログただ一言、面白かった。 先の展開が気になって、止めるのが惜しい。 主人公に全く共感できないのに、なぜだか魅力を感じてしまう。 「他人に共感できない」主人公が引き起こした事件を描写して、その主人公を魅力的に見せながら、でも「他人の気持ちを慮れないこと」とはどういうことなのか、について考えさせられる。 単純なミステリー(ホラー?)としても、ストーリーが楽しいです。
1投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ昨年映画化された教師の仮面をかぶった殺人鬼のお話。 中毒率高し。下巻も既に読み終わりそう。 映画観ておきたかったなあと改めて思う。
0投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ上•下巻読了。 共感性欠如という精神の病を抱えた主人公の蓮見の心理描写が秀逸。 上•下巻でじっくりと主人公の人物像が描かれているので、読み進めていくうちにどんどん蓮見というキャラクターに引き込まれる。 ただ、蓮見の人物像が事細かに描かれている分、話の内容としては、少し単調で、意表を突くような展開や結末が無かったことが残念だった。
0投稿日: 2013.02.11
powered by ブクログ「悪の教典(上)」 とある高校の英語教師、蓮実聖司はルックスのよさと爽やかな弁舌で生徒、同僚、PTAをとりこにしていた。しかし、彼はサイコパスでサイコキラーだった。 アメリカのアイビーリーグの代名詞のような大学を卒業し、系列のビジネススクールでMBAを取得、そして、欧州投資銀行で活躍した男、蓮実聖司。 突如、日本に帰国し、とある高校の英語教師に転身。瞬く間に学校を掌握した男、蓮実聖司。 邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の社会の捕食者、蓮実聖司。 サイコパスとは「性格が逸脱し、そのために社会を困らせたり自らが悩むもの。性格異常」とある。犯罪心理学者ロバート・D・ヘア曰く、北米に200万人、NYに10万人おり、大部分は殺人を犯す凶悪犯(サイコパス故に殺人を犯す者をサイコキラーと呼ぶ)ではなく、身近にひそむ異常人格者、とのこと。また、サイコパスは先天的であり、ほとんどが男性に該当する。 となると、蓮実は、小説の世界から飛び出してきてもさほどおかしくないサイコパスでサイコキラーということになります。恐ろしや、恐ろしや。 上巻は、蓮実のサイコキラーとしての顔(素顔)は、少々抑え気味であり、いかに学校が腐敗しているのかが描かれています。そんな学校を掌握していく蓮実は、まさに教師としての鏡であり、ヒーロー。あのままでいてくれよ、と呟きたくなるw しかし、単純に思うことは、「赴任する前の高校で失敗した蓮実は、その反省を生かしていなかったのか」ということです。つまりは、あまりに堕落している高校では、理想の王国を作る野望を果たす場所として不適切ではないかと。いや、堕落しているからこそ、教師として上手く振舞えば、前回の高校よりも簡単に野望を実現することが出来ると考えたのだろうか。多分、そうかも知れない。現に、蓮実は自分が有能で生徒を愛している教師という像を作り上げることが出来た。 有能すぎる人間にとって当たり前のことを当たり前にしない人間ほど許せないものはないだろう。それでも、学校にはびこる問題を見つけ出し(用意していたかも知れない)、さらっと解決していく蓮実。こんな人間が、サイコキラーだと見抜くことは多分不可能。 しかし、あくまでそれは「普通の人間であれば」ということ。蓮実と同種かそれに近い人間であれば、蓮実がサイコキラーであると見抜けなくとも、普通の人間ではないと感じ取ることが出来る。 それをやってのけたのが、若干の同情を禁じえない釣井教諭でした。釣井教諭と蓮実に漂うものは何か。また、釣井教諭以外にも蓮実の異常性に気づく者が現れます。気づいた要因は「直感」ということです。これは、蓮実と同種などという話ではないのが、引っかかるといえば引っかかるけど。 遂に、蓮実が本性を表す下巻へと続く。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第一回山田風太郎賞受賞作らしいですね。そんな賞があるなんて知りませんでした。最近できたみたいですね。映画化するということで随分話題になっていましたね。 貴志祐介作品が気になっていたので買いました。 『青の炎』と『クリムゾンの迷宮』は読んだことがあったのですが、そこまで面白い作品かと言われると疑問でした。なので、あんまり期待しないで読み始めたというのが正直なところです。 が、見事に期待を裏切ってくれました。 蓮見教諭の格好良さ・不気味さが凄く魅力的です。スーパーマン具合がたまらないですね。 山田風太郎作品が好きな人やエログロ作品が好きな人にはオススメの作品だと思います。 個人的にはかなりヒットでした。 校内での大量殺戮パートからは止まらなくなったので一気に読みました。息をもつかせぬ展開とはこのことを言うのでしょうか。 ただ、結末だけが個人的には気に入らなかったです。 「AEDの録音機能にさえ気づいていれば問題なかった」とするのも無理があるし、かと言って、最終的に捕まるのも何だか味気ないというかつまらないというか・・・。何とかなんなかったんですかね。 まあ、エンタメ作品として一級品なのは間違いないです。 映画もぜひ観たいと思います。
0投稿日: 2013.02.08
powered by ブクログメモ:ムギン(記憶) フニン(思考)。 北欧神話の神、オーディーンに従う烏。 上の後半からグイグイ入ってった感じ。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログぐうの音を出す、偶然。 否、必然。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○二羽を北欧神話の主神オーディンの眷属にちなみ、 思考(フギン)と記憶(ムニン)と名づけていた。(P.10) ○今の子たちを退屈させないためには、 CMのように短く、記憶に残るようなフレーズを多用するだけでなく、 バラエティ番組のようにミニコーナーをたくさん設けて、 目先を変えてやらなくてはならいない。(P.220) ○人殺しをしてから穴を掘るな(P.355)
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ伊藤英明主演で映画化されていて、帯にもその写真がつかわれているので、ずっと主人公の顔を伊藤英明で思い浮かべて読んでいた。優秀で爽やかなイケメンで生徒にも慕われているが、実は感情のないコワ〜い教師というのが伊藤にピッタリ。自分のつじつまを合わせるために生徒を殺しまくるという酷い教師だが、後半あまりにもぶっ壊れているので、もう人間ではなくファンタジーの生き物のようだ。 「悪の教典」主人公のハスミンは、知性は抜群だが感情がない人間である。生田斗真主演で公開間近の「脳男」も同様の人間のようだが、そういう人は本当にいるのか? 確か高野和明「ジェノサイド」の中に、米軍捕虜収容所には、人を拷問にかけることになんのためらいも感じない人間がいると書かれていたと思うが、それも感情のない人間なのか? それは、先天的、後天的な脳の障害や、ドラッグによるものなのか、それとも育つ環境で作られるのか。 この世には、暗〜〜〜い裏側があるのだなあ。
1投稿日: 2013.02.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評判を聞いてから読んだだけに、上は何だかもどかしく感じる。 ハスミンの爽やかで優秀な姿がピックアップされつつも、カラスや犬との関わりなど端々で蓮実の中にある残虐さが映し出されている。上でも後半にはいともたやすくおこなわれるえげつない行為の一角を見せるけど、まだ物足りないと思わされてしまう。 もどかしさを感じつつも、自分の中にある暗い喜びが少しずつ浮き出てくるような気がした。上がいらないなんて決して言えない、下巻への流れを楽しんでほしい。
0投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログ高校の英語教師、ハスミンこと蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし、彼は邪魔者はためらうことなく文字通り「排除」する共感性欠如の殺人鬼だった。生徒たちの運命は? 読み出したら止まりませんでした。 聖域であるべき学校で聖職者であるべき教師が生徒を次々と抹殺していくという超過激な作品です。 しかもその殺人者は生徒たちの理想の教師という、今までにないサイコホラーです。 ハスミンだけでなく、その他にも個性的な教師が登場し、物語はさらに過激さを増していき、どんな結末が待っているのか、ページをめくる手が止まりませんでした。 読み進めているうちに、ハスミンに感情移入していってしまう自分の怖さを自覚してしまいました。 下巻も一気に読み終わってしまいそうです。
4投稿日: 2013.01.28
powered by ブクログハスミンのような、利巧な悪(ワル)が、世の中で一番性質(タチ)が悪い。多才な知識と計算された計画性、言葉の言い回しはさすが。内容はエグいけれど、テンポもよくカラリとしてとても読みやすかった。たくさんの登場人物の名前と個性が一致する部分に拍手。
0投稿日: 2013.01.27
powered by ブクログ久しぶりに寝る時間も惜しんで読んでました。 ハスミンの人となりを想いながら文章を読んでいると、細かいところまでソレらしさが出ていて、そういうのを見るのも面白かったです。 絵画見て心理傾向を判断するのは、少し極論というか、もっと他にも判断材料ないと難しいんじゃと思ったけど、興味深かったところでもあるのでこれはこれで
0投稿日: 2013.01.24
powered by ブクログ文章自体を読んでいることが心地いいわけではない。 ストーリーがとりわけ面白かった訳でもない。特に前半。 なのに、ページを繰る手が止まらない。そういう筆力なんだろう。 後半は、かなり蓮実の行動が露骨になってしまったが、前半の怪しいときの方が興味が惹かれた。 計算づくで生きている面白さもあるのだろう。心理学も面白いかもしれない。
1投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ高校を舞台にしたサイコホラー「悪の教典」上巻を読んだ。英語教師、ハスミンこと蓮美はルックスと爽やさな弁舌で生徒、同僚を魅了していた。しかし、彼の本当の姿は邪魔者を躊躇なく排除する殺人鬼。疑いを持つものは姿を消していく。。 上巻は導入部だが、蓮美がどのようにして人々を味方に引き込み、邪魔者を排除するか、その過程の心理描写が面白い。また、彼の過去の出来事にも触れており、共感性欠如、冷酷さが明らかになる。生徒達の生死の行方は?気になるところで、下巻に続く。
1投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ごくありふれた学校生活のようだけど・・・ ハスミン、鬼だろう! 頭が良くて人の心をつかむのが上手いようだが 殺人鬼だなんて・・・。 恐ろしすぎる。 世の中、こういう全てを操ってる人が存在してそうで 怖くなる。 著者は日本語の幅が広く正確のようだ。 その点ではとても読みやすくて良い。
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログ学校という場所、そして教師。それが自分たちを守ってくれるものである、という大前提が大きくひっくりかえされる。教師の誰もが、生徒を愛し、情熱を持っている訳ではないのだ。天才的な人間というのは、やはりどこかがずれているのだろうか、と思ってしまうけれど、蓮実みたいな人間が言うと「殺人てのは、俺の立場を守るためのオプションの1つにすぎないんだ」というセリフさえ、ああ、そうだよなぁ、と思ってしまうところがまた末恐ろしい。下巻から一気に面白くなります。ただ、結末がバタバタとたたみかけるようで、ちょっと残念。
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログちょっとした違和感から、どんどん見えてくる蓮実の狂気。とちゅうそれが気持ち悪くなるんだけど、だんだんそれをそーいうヒト、として受け入れていってしまう(しかもちょっとわくわくしていまう)ところがこわい。
0投稿日: 2013.01.18
powered by ブクログハスミンの悪行を暴くトコが、読者を裏切っていてよかった。とはいえ、自身に知識が無いだけだった気もしますが。出だしがよかった。明らかに魅力的なハスミンの行動の端々で、読者に徐々に、「おやっ?」と感じさせ、彼への不信感を募らせていく。そんな段取りが、さすが貴志さんと思えた。
1投稿日: 2013.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハスミンの過去にさりげなく触れる所々の描写が気になって彼への興味が膨らんでいく。過去の歩みが一部明かされてからは俄然怖おもしろくなった。 居場所を変えてもこの調子で排除を続けていったら、いつかバレて破滅を招くと思うんだけどなぁ。自分の保身のためにしてはそこが少々不可解。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ映画から原作に入りましたが、これは映画の方が面白いですね。原作も、特に下巻の視点の切り替わりが非常に映画的ですが、蓮見の残忍さが表現しきれていないし、折角の惨殺シーンは描写が貧弱すぎて全然怖くありません。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
感想はまとめげ下巻に。 段々と蓮見先生の凶悪な部分が見えてくる、 という話の作り方がより一層恐怖感を煽られてるかな。 こんな人間がいたら本当に恐ろしい。
0投稿日: 2013.01.12
powered by ブクログすごく魅力的な英語の先生の本当の姿は残忍な殺人鬼。共感能力が欠けているというだけで、どうしてこんな残酷なことができるのか。。。でも蓮実先生の頭のよさはすごいと思った。
0投稿日: 2013.01.12
