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悪の教典(上)
悪の教典(上)
貴志祐介/文藝春秋
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総合評価

661件)
3.9
149
281
149
22
9
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    ホラーはホラーでも心理的なホラーだったか 人心掌握に長けている、一見絵に書いたような完璧教師。自らの目的の為には他人の命も即座に排除する様は、念入りで抜け目の無い計画とも相まって正にホラー ただ、授業の仕方は面白いな 普通に受けてみたい笑

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    限りなく⭐︎5に近い⭐︎4。 貴志祐介さん、すごいっすわ。ハスミンのことをじわじわ明かしていくのがすごくうまい。序盤は、あれ?くらいだったところから、終盤はぐいぐいぐいっと。 ちょっと行動が雑?と思うところはあったけど、惹きつけられるエンタメ性は抜群。 下巻早く読みたい!

    20
    投稿日: 2025.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めた時は当初は面白くないほどみんなに慕われ・頼られる完璧な高校の先生、蓮見。しかし段々と本来の魔の顔が見えてくる。計画的な犯行によるサイコパスさがあり、途中から蓮見に対して恐怖を感じた。 性的描写が多いように感じられたため、読む場所は注意が必要かもしれない。 面白い本だったため是非、続編も読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段は生徒にも同僚の先生にも好かれている蓮実先生。実は、共感性が欠如しており、人を殺すことを何とも思わないモンスターだった…。 私のまわりでも「この人何でもできて、人気もあってすごいなぁ」と思う人が少々いるが、もしかしたら蓮実先生のように、本当の姿ではないのではないかと考えてしまいました。 釣井先生は下巻でバチバチやるのかと思っていたら、上巻ですでにあっけなくやられて意外でした。 心理学に通用し、こういう時はこういう態度をとると相手が喜ぶ、怒るなど熟知しており、それを巧みに操り、自分に有利になるように生活する。そのためには殺人も厭わない。殺人も証拠が残らないように着々と実行する…。 殺人鬼というのは得てして頭がいいものだとつくづく思いました。 下巻につづく

    8
    投稿日: 2025.10.06
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    長らく積読にしていたけど、一念発起。徐々に明らかになる蓮実の正体と、少しずつ綻んでくる展開は早く次へって気持ちになる。各章の不穏な締め、「モリタート」が効果抜群。この学校ダメな大人しかおらんっ!

    60
    投稿日: 2025.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハスミンこと蓮実聖司は、親衛隊ができるほど人気の高校教師。 生徒や先生の問題をうまく解決していので、普通に良い先生なのかと思っていたら、所々に「ん?」と思うような内容がでてくる。隣の家の犬にハンバーグを与えていたり(玉ねぎ抜きのハンバーグをあげたのかな?と思いました)、「殺すほどではない」という文章が突然出てきたり。 下巻は学校での生徒惨殺シーンが続き、最後が読める展開だったりして少し評価下げたけど、サイコパスが考えていることは普通と違いすぎて、全体的にそれが面白い。 現実の世界で起こったらもちろん最悪だけど、小説だからこそ、別次元の話を面白いと思えるのがいい。

    1
    投稿日: 2025.07.03
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    人気高校教師・蓮実聖司の裏の顔を描いた、戦慄のサイコサスペンス。その思考が理解不能で面白い。どのような展開が待っているのか下巻に期待大。

    34
    投稿日: 2025.06.25
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    メディアを沸かせた作者の超話題作。 設定は少し陳腐だが、主人公の教師が異常な事について、実は序盤からあまり隠されてはいない。 ゴールをそこに据えず、900p超の長大なボリュームを多数の生徒・教師たちを絡ませ重層的に読ませる作者の構想力と、上質なエンタメ性を混ぜ込むバランス感覚は流石の一言。

    14
    投稿日: 2025.06.13
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    ズルズルと学校という閉鎖社会に引き摺り込まれる感覚 中身は知らないが映画のキャッチコピーを知ってるだけに今から下巻を読むのが恐いもとい楽しみ

    1
    投稿日: 2025.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    # あらすじメモ 英語教師・蓮実聖司(通称ハスミン)は、生徒や同僚から信頼される完璧な教師だが、実は冷酷なサイコパスだった。 自身の利益を守るため、蓮実は自分にとって不都合な人間を巧妙に排除(辞めさせたり、殺害したり)していく。 # 良かった点、感想 - 一章の括り 冒頭から怪しげな雰囲気はありつつも、正常に物語は進んでいったが、一章の最後のカラスを殺害したシーンで、一気に物語が転調する感じに、惹きつけられた。 - ハスミンの行動原理 上巻を読み終えた今の理解は以下。  1. 若い女性とのイチャイチャが何よりも最優先  2. 1以外は何にも感情が動かされない  3. 2故に、1以外の全ての行動については等価値 恐ろしいのが3で、人や動物を殺すことですら、ただの作業としか認識していないところ。論理的に考えて、「殺害」という手段が最もコスパがいいと判断したら、それを実行するところ。 そんなことのために、そこまでの労力でそこまでのことをする!?という矛盾が、読み手にシリアスな笑いを誘い、面白かった。 - 疑問が残る(=続きが気になる) ハスミンの行動原理について、分からないことが2点。  1. 若い女性が好きになったきっかけ  2. 殺害に向けた作業を行っている際、「モリタート」を口笛で吹くこと  3. 高校教師になった理由 1は、説明がされていない。ハスミンの中での最優先事項だからこそ、何かきっかけとなるエピソードがあるんじゃないかなと思っているが、まだ明かされていないので、下巻で説明されるのかな?と期待する。もしかしたら、そのようなエピソードは特になく、ハスミンの異常性を物語る上での1要素でしかないのかもしれないが。 2は、上述したハスミンの人物像と矛盾する。「モリタート」を口笛で奏でているところを見ると、殺害に関しては、何らかの高揚感(?)を抱いているのかな?とも思える。殺害に対する、ハスミンのモチベーションがどのようなものなのか、いまだに掴み切れていないので、下巻を読み進めたら理解できるのかなと思う。 3は、前職の話がきっと下巻で語られるだろうと思っている。前職で何かやってしまって(悪事がバレた?)、転職した感じかなと予想する。 - 心理戦的要素 ハスミンの地位を脅かしそうな、いわゆる強キャラが何人かいて、各々の観点からハスミンに迫っている点が面白い。物語の引きの強さになっていると思う。 勘が異常に鋭い生徒とか、狡賢い生徒とか。釣井先生もよかった。 - 悪とは 本作は殺害、体罰、性犯罪など色んな悪を描いている。それらの「悪」を見逃す悪も。 本作を読んでいると、悪の最上級であるはずの「殺害」を犯しているハスミンよりも、悪を見逃す教頭の方が、直感的に醜く感じる場面もあった。 悪って何だろう、と不思議な感覚になった。 下巻読んできます

    2
    投稿日: 2025.03.25
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    アニメの方が好き。小説だと、セリフが多すぎてテンポが悪いかも 蓮実の一人称視点が入るので、サイコパスな面が強調されるアニメに対してやや人間味のある印象を受けた

    2
    投稿日: 2025.03.19
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    助走の付け方がとても秀逸で、それが故に蓮見という一見人畜無害に見える男の猟奇性が際立ち、そのギャップに恐怖で身震いする。 人を殺める事に何の罪の意識も恐怖も持たず、平然と殺戮を繰り返しては、まるで他人事のように感情を分かち合う素振り。どうかしてるぜ!ハスミンよ! 共感能力は皆無が故に人の感情を模倣してきたからなのか、人心掌握術に不自然なほど長けているからもうサイコパス極まりない。 まだ上巻のみの読了だが、下巻で彼がさらなる凶行に及ぶであろう事は映画も鑑賞したので覚悟はしているが、大丈夫か、私。もう既に何度か目を文字から背けたくなる場面が出てきているが。何とか最後まで読破出来ますように。 個人的に、教師がこっそり修学旅行中に生徒より良い食事を取っているのはやはり許し難い!大人の狡さを子供に悟られてどうする。まぁ、先生方のポケットマネーからと言うなら話は別だが。 貴志祐介氏の書くヒトコワは、いつも容赦がないですね。好きです。とても。 伊藤英明さん、はまり役です。(サイコパスが似合うと言う意味ではないのだが)

    8
    投稿日: 2025.03.18
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    晨光学院町田高校の英語教師である蓮実聖司は生徒からも人気があり、教職員からも生徒想いの生活指導教師と一目置かれている。しかし、彼の内面は怖しい共感性のない感情のない殺人鬼だった。自分の気に食わないモンスターペアレントや同僚の教師など、身の毛のよだつ手段で殺人に見えないように始末していくのが読んでいて怖しい。ミステリーがすごいの2010年1位の作品というが、女子生徒との爛れた関係など教職者と思えない卑劣で許せない輩で、下巻で悪を終わらせるものの登場を願いたい。 2025年1月28日読了

    1
    投稿日: 2025.01.28
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    「この人おかしいぞ..?」っていう展開が続いてサイコ伏線がずっと続いてるおかげで一気に読み終わった.. サイコパスが現在進行形で事を起こしていくのってやっぱり時々読みたくなるなーーーー 寝る前に読むと口直しとしてほんわか日常系が必要になるときあるけど、おもしろかった!

    2
    投稿日: 2025.01.17
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    善人にしか見えない蓮実の本性を、始めは違和感程度から徐々に露呈させていく文章が巧みで、不吉な予感を抱きながらも先を読まずにはいられない緊張感が至高だった。

    3
    投稿日: 2025.01.11
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    想像を裏切る衝撃的な内容。 善人だったはずの人が気づいたら悪人になってた。 てか、登場人物全員まともなやついない。 上巻だけで、この大混乱。いかにこの話に決着がつくのか。

    1
    投稿日: 2024.12.22
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    初めは主人公の蓮実がとても良い教師のような振る舞いをしていたが、読み進めていくうちにだんだんとサイコパスのような言動が目立つようになり、なんとなくデスノートの夜神月を想起させられた。少し出来すぎているなと感じるものの、この先の展開がとても気になる作品です。

    3
    投稿日: 2024.11.21
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    猟奇的な事件の内容が大好物な私にはとても合っている作品で読む手が止まりませんでした。ぜひ主人公の裏の顔に着目して呼んで欲しい本です。

    2
    投稿日: 2024.10.17
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    上下巻セットで感想を書く。文体も読みやすく、ストーリーも凝っていて面白い。生徒一人一人にキャラクター性があって作者の作り込みの凄さに驚いた。どんでん返しや妙な小細工を使わず地の文、筆致のきめ細やかさでグイグイ読ませてくる。サイコパスや悲惨なストーリーが好きな方にはオススメできる。私は面白いと思った。

    2
    投稿日: 2024.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

     英語教師の蓮実聖司は、東京都町田市にある高校に赴任して、さまざまな難題に直面する。高校に限らず、学校は性善説を前提としたシステムであるが、人間とは過ちを犯すものなので、当然ながらシステム内で問題が生じる。クラス内でのいじめや、教師によるセクハラ、教師と生徒間の肉体関係など、本作の高校では学校ならでは問題が発生する。そんな高校に蓮実は英語を教えることになるが、彼の授業は生徒が飽きないように、テンポよく、記憶に残るように工夫を施す。それが功を奏したのか、生徒の間で評判が高い。また先ほどあげた学校内の問題を次々と解決したため、教師からも尊敬される立場となった。このように、蓮実は一見すると完璧超人のように思われるが、彼には決定的に欠けているものがある。それは他人と共感できない、いわゆる「サイコパス」と呼ばれる人物であった。本作の下巻では彼の化けの皮が剝がれる。

    1
    投稿日: 2024.10.02
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    どんどん引き込まれて、読むことが止まらなくなりました。 共感性欠如があるも知能が高く、自分でそこをカバーする能力を持った人… やることは恐ろしいけど、人を観察し、信頼を勝ち取り、自分がやりたい方向へ人々をコントロールしていくところはすごいと思いました。 続きが気になります、下巻が楽しみです。

    2
    投稿日: 2024.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有能な教師の仮面をかぶった学園に潜むモンスター、蓮見聖司ことハスミン。モリタートの口笛とともに完璧な犯罪が重ねられていく

    1
    投稿日: 2024.09.25
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    映画を先に観てしまっていた為 内容わかっちゃうしなーと後回しにしていた本 記憶も薄れてきた所でようやく。 さすが、貴志先生! 映画では描ききれなかった部分がたくさんあり 面白くて一気読み!

    11
    投稿日: 2024.09.21
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    びっくりするぐらいページを捲る手が止まらなかった。何か学べたかと聞かれたらそれはないのだが、すごく充実した時間を過ごせた。 あらすじ自分用。完璧エリートの高校教師の話。先生という面だけで見れば本当にすごすぎる。自分の職に対してここまで一途に頑張れるのは本当に尊敬した。 読み進めていくうちにその教師の過去が徐々に明らかになる。上巻ではハスミンが二、三人の人を殺した過去が明らかに。

    17
    投稿日: 2024.09.14
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    まじでハスミン、罪悪感とか焦りとかとにかく感情の揺れがないのな。当たり前に殺すという選択がある。というか生物に対して殺すか殺さないかの2択ってぐらい真っ直ぐ。それがある種読み手にとっては爽快ではある。ダークヒーローはこうでなくちゃ。フィクションだから楽しめるの極み。

    1
    投稿日: 2024.09.04
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    学校という閉塞された世界を陰で独裁的に操る教師のお話。 サイコパスな主人公の教師だけでなく、この話に登場する人物のほとんどがどこか異質で、奇怪。 現実では起こり得ない事ですが、生徒同士・教員同士の関係性などはリアルに描かれています。

    2
    投稿日: 2024.08.25
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     端的に言えばサイコパスの人気教師が自分のクラスの生徒全員を皆殺しにするという、『バトル・ロワイアル』のような物騒な物語が繰り広げられ、その中でサイコパスの行動理念や他の登場人物の主人公に対する疑念が鮮明に描かれていて読みやすく、続きが気になる感じで上巻が終わった。ただ登場人物で「そうはならんやろ。」というような行動を起こす者や展開も目立った。それにしても晨光町田高校は教師も生徒も問題のある人間ばかりで心底通いたくないとも思った。

    7
    投稿日: 2024.08.12
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    怖いけどスリリングで思わず読み進めたくなる1冊!サイコパスってこういう考え方なんか、共感能力とか感情がないとか、ここまでないと人間味がなくてほんと怖いと思った。下巻も楽しみ!

    1
    投稿日: 2024.07.06
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    青年漫画のように読みやすい。心理描写が丁寧で感情移入しやすく序盤から作品に没入できるし、個性的な登場人物とテンポの良さによって途中でダレることもない。すぐに下巻を読みたくなる。 あらすじは知っておりグロテスクな描写を覚悟していたが、上巻については某有名探偵の孫シリーズどころか見た目は子供な名探偵シリーズ並に怖くない。一方でたまに出てくる性的な描写には妙な生々しさがある。下巻のための準備なのかな。続きが楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻まで読了。 こいつほんま… なんじゃこれ… そういう感想しか湧いてこない。 しかし鬼のようなスピードでページをめくった。止まらなかった。 読み終わって呆然としている。 嵐のような物語、嵐のような読書だった。 あまりの大量殺戮に、よくわからない気持ちで読み進めていた。 上巻は、完璧なアリバイのもと、邪魔者を「社会的に」抹殺したり、可愛いJKとエロいことしたり、というストーリー。全てが思い通りに行く様は非常に楽しく、羨望を抱いていた。 ただ、下巻で文字通りの大量殺戮が行われると、よくわからない気持ちになっていた。ハスミンに怒り、絶望し、生徒の逆襲を望んでみたり、途中からは呆れてものも言えないというか「こいつほんま…」という感想しか出てこなかったり。 ただとにかくリーダビリティが高いのと、続きがきになるのとでこの上なくすらすら読んだ。 サイコパスというのは先天的なものなので、サイコパスになる経緯もなければ、バレた後の後悔というのもない。よってハスミンに感情移入するということはできない。 そういった意味で、良くも悪くも現実感が希薄で、遠い、自分とは関係のない世界で起こっている出来事を中継してもらっている気分に読み進められる。 その分景気良くぶっぱなしてくれているので、読書体験としては悪くなかったんじゃないかな。 ただ誰かに深く感情移入することも、美しさを感じる要素も皆無なので、ジャンキーでその場限りのエンタメに特化した作品だと思う。 こういう、何の余韻も残らない激烈な読書も、たまにはいいんじゃないかな。

    3
    投稿日: 2024.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『黒い家』ほど気持ち悪くはないが、決して好きなストーリーではない…なのに頁が進むにつれて引き込まれていくのは貴志祐介さんの凄さなんだと改めて感じた。『黒い家』『クリムゾンの迷宮』に続いて3作品目。 それにしてもハスミンこと蓮実聖司は伊藤英明を意識して書かれたのか?と思うくらい、読んでいて終始伊藤英明の顔が浮かびました。背が高くて爽やかでかっこいいルックス、甘いマスクの裏に怪物が潜んでいても不思議じゃない。生徒に人気の英語教師、日本語と英語を織り交ぜて調子よく盛り上げるのも伊藤英明ならピッタリバッチリ!下巻も読み終わったら映画を観る予定です。

    61
    投稿日: 2024.03.02
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    ひとことで言えばサイコパスが淡々と人を殺していく物語なのだけど、殺人の動機は快楽ではなく営利目的である。目標達成のための障害となる物(人間)を排除するために殺人を行っているので殺人マニアというわけではない。それが故の無機質な狂気。 現実世界で起こった大量殺人事件の記事(Wikipediaなど)では、正確な時間の表記と共に事件当日の流れが記載されているものがある。本作でも同じように、終盤の大量殺人の場面は、「PM9:51」といったように時刻が表記される。 そうすることで、現場の時間を共有させられ、より一層恐怖を現実のものとして感じることができる。 ※上下巻あわせての感想

    2
    投稿日: 2024.02.13
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    少し前に流行った作品だと思い出し購入ました。 ご都合主義的な展開が多い気がしますが、下巻も併せて読んでいきます。

    1
    投稿日: 2024.02.09
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    上巻では完璧な人間を演じるハスミンが描かれているが、小出しに犯罪を散りばめている。ここまででも十分に怖さが感じられているが、何の前情報も無しに読んだので上巻の締めで「はい、こっからめっちゃヤバいことしまーす!」に若干引きながら下巻へと移った。

    2
    投稿日: 2024.02.09
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    上巻を読んだ感想としては、あまりにも微妙 つまらないわけでは無いけど...って感じ まず主人公が魅力的じゃ無い、めちゃくちゃ頭が良い設定なのに、犯行の手段が平凡 凡人が馬鹿と戦ってる感じ 生徒も色々と個性を持ってるけど、上巻では目立ってないし、面白さに繋がらない あと性的な描写が無駄に多いし、細部まで詳細に書かれてて気持ち悪いレベル、自分が過敏なんだろうけど 下巻はいつか読むかも

    0
    投稿日: 2024.01.12
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    サイコパスを主人公にした話。物語が進むにつれ、加速度的に犯罪行為が増えていく。うまく誤魔化して日常を送っている主人公。しかし一部の生徒たちはなんとなく察してきて・・・。 このまま隠し通せたら、面白くないよね。って感じを匂わせて、下巻へ。この悪漢をどの様に成敗するのか、楽しみです。

    10
    投稿日: 2023.12.09
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    他人の感情をいっさい共感できない、道徳心も倫理も関係ない、頭の切れる主人公の教師が怖すぎるのはもちろん、周りの人間もヤバいやつらばっかりでどうなることやら。 まだ下巻もあるので誰がどうなるか、ドキドキしながら楽しみます。

    21
    投稿日: 2023.11.28
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    先生の魅力にすっかりはまってしまいました。 頭のキレ、行動力、慎重なようで時々すごく適当なところなど もっと知りたいという思いで一気に読めました。

    2
    投稿日: 2023.10.21
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    目が離せないとはこの事かと思うようなストーリー展開でした 初めは非情で権力志向の強い教師の話かなと思いましたが、それよりも酷い共感性のないサイコパスの教師だったので、俄然ストーリー展開に期待しました もっと凝った方法で殺人などをするのかと思いきや意外に何気なく放火や事故に見せかけたりなどして人を排除していく おそらく精神障害者であるが、恐ろしいことに天才でもある まさに世の中に放置してはいけないタイプの人間で生涯医療刑務所に収監すべきレベル でも小説の世界なら楽しめる次はどうなるのだろうと、まさに臭いものの匂いをつい嗅いでしまいたくなるような感じ 前半でライバン釣井教諭を排除したので後半はどういう結末になるのかめちゃ期待

    4
    投稿日: 2023.10.09
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    晨光学院町田高校・英語教師・蓮実聖司。 ルックスもよく、爽やかな振る舞いで、生徒だけでなく、同僚教師からも信頼を得ていた。 学校内で起こる様々な問題に頭を抱えているが、全て効率的に解決していく… ほんとにいい先生じゃないって、思ってたら… カンニング問題、教師と生徒間のセクハラ問題、いじめ、裏掲示板、モンスターペアレント… 自らの邪魔になるものは片っ端から排除していくサイコパス。 人を殺すことに何も感じない… ここまであっさりと軽く殺人を犯せるなんて… あっという間に… 小学2年生に始まり、両親も… 自分の自由が最優先。 この後、どうなっていくのか… 圭介、雄一郎、怜花には蓮見には深入りしないで欲しいな。あんまり深入りすると…と、思うと…

    9
    投稿日: 2023.09.19
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    覚悟を決めて読み始めた問題作。 決して短くもないし途中で断念するかもと思いながら、意外とすんなり読了。 ザ・サイコパス。ヤバさが振り切りすぎてて、逆に一周回って蓮実に慣れてくる。えぐいなぁ。 これをおもしろいと思う自分に若干引きながら、下巻へ……。

    1
    投稿日: 2023.09.09
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    高校教師二年四組担任、蓮見聖司。英語、ESS、生活指導担当。親衛隊なるものが出来るほど生徒からは人気が高く、殆どの教員同僚からも信頼を得ている。生徒想いで知的で人当たりは良く、一見すると順風満帆な教師のいち青春ドラマの様。 しかし、カラスの排除から始まったその奇行は、ページを捲るたび、作内では新学期が幕開けで1ヶ月もしない間に、氷の様な心を持った蓮見の本性が次々と顕となっていく。 過去の蓮見は少年は、論理的思考能力が幼少から優れていた一方で他者共感能力が著しく欠けていることが判明する。それと同時に語られる同級生、小学校教師、不良、そして両親への冷酷な殺害。しかも、他に多数殺人を犯したことを臭わせる。 そんな蓮見教員は、自身の快適な学園生活と自由を満喫するため、女生徒を囲ったり、邪魔な存在と見るや生徒や同僚を、時に罪を被せ、時に殺害し、殆ど前置きなく躊躇なく処分していく。 感の鋭い生徒である片桐怜花は、そんな蓮見に理由なく恐怖を覚えていく、、、。

    2
    投稿日: 2023.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011年(第8回)。7位。このミス2011年(第1位)。 共感覚って本あったな。他人の感覚を共有してしまうやつ。これはそれの逆。町田の高校教師ハスミンはさわやかさで人気の教師だが、これが共感性欠如なの。他の教師も標本好きだったり、校長の弱み握ってたり、へんなのばかりw ハスミンは邪魔な生徒や教師をじゃんじゃん殺していくのであったw

    1
    投稿日: 2023.08.22
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    蓮実が人の心を取り戻すことはあるのか…。下巻の内容が気になります。同じ教師としては、全く共感できませんし、生徒たちが犠牲になる展開だけは避けてほしいところです。また、蓮実の手口は杜撰な面も多いので、それに気づかない警察にもがっかりです。

    1
    投稿日: 2023.06.13
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    二周目読了。サイコパスの心情が知りたくて、同様の小説を読み漁ってきたが、被害者ではなく、サイコパス側の描写が多いのは稀有では。 (他にもサイコパス側の心情を描いたものがあればどなたか教えてください。) 上巻で蓮見の内面を描いて、いざ下巻へ!

    1
    投稿日: 2023.06.08
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    キャラクターは面白いけど作品自体は普通? 分厚い本だけと難解さはないのでサクサク読み進めることができた 伊藤英明で映画化されていることを知ってるので、脳内で伊藤英明で再生された

    1
    投稿日: 2023.04.24
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    好きな小説と言われたら、1位はこれかもしれない。(2位は十角館の殺人かな) やっていることはもちろん良くないが、共感できてしまうし、応援したくもなってしまう… ちなみに映画は蓮見の動機が見えず、ただのサイコパスだった。非常に残念。

    1
    投稿日: 2023.04.19
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     文庫が発売されてすぐの頃に読んだので、約10年ぶりの再読。他者への共感能力に著しく欠けるくせに、魅力的で他者を意のままに操るほどの人たらしとはサイコパスの特徴なのか。高校英語教師の蓮見が周囲の邪魔と思える同僚や生徒を陥れ排除していくのだが、その方法が上巻の終わりにつれ徐々にエスカレートしていく。と思いきや、過去にはもっと平然と何人もの人間を殺害しており、高校での所業は可愛いものだったことがわかるが、ほとんどそこまでして排除しなくても…と思うことばかり。頁数も多いがさすが貴志作品。一気に読ませる。

    1
    投稿日: 2023.04.02
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    私立高校の英語教師、ハスミンこと蓮実先生。容姿端麗、頭脳明晰、英語堪能、その上、格闘技やブレイクダンスもこなす、人気教師。しかーし、彼は陰で、学校や教室を支配せしめんとするサイコキラー。自身の望む状況を作り出す為、必要となれば、何の躊躇いもなく殺人まで。 上巻では、優秀な教師への完璧な擬態が書かれています。そして、その裏側に気付き始めた生徒が現れて、サイコのギアが上がっていく感じです。

    48
    投稿日: 2023.03.19
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    映画の感じやと序盤からハスミン暴れると思ってたけど、かなり狡猾やった。伊藤英明がぴったしの配役。映画見たこと無いけど。

    2
    投稿日: 2022.12.06
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    初めて読んだのは、父からの勧めで10年前の発売当初。当時高校生だったわたし。当時は完全に高校生に感情移入したため、恐怖感がかなり大きかった。(すごく面白かった上での) いま社会人になり、文庫本を買い直して再読。はすみんめっちゃ好き!!!ってなった。こんなにも印象変わるんだなぁ〜私も成長してるってこと?かな? はすみんは、自分の生きやすい世界を創り上げたい、誰よりも誰よりも『生』に執着する人だな、とおもった。誰にもバレないように、警察に捕まらないよう隠蔽は徹底するから、自分の生きやすい世界を生きたい人なんだとおもった。なんか人間味がすごくてすごくすごく好き。(していることを肯定している訳ではない)

    1
    投稿日: 2022.11.04
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    一癖も二癖もある私立の学園生活で、甘いルックスと爽やかな弁舌で、絶大な人気を誇る蓮見。しかし蓮見は自らの思うがままの王国を作りたい、共感性の欠如したサイコパスだった。 問題のある生徒たち、すぐに難癖をつけてくる親、とても教育者とは思えない教師たち──。次々と起こっていく問題を蓮見がどう解決するのか、どう支配力を高めていくのかが気になってしょうがなくなり、どんどん読み進めてしまう。 勘のいい生徒や、癖のある教師との駆け引きがどうなっていくかが楽しみだし、上下巻で長くても、むしろ読み応えが増す感じがしてとても面白い作品。

    2
    投稿日: 2022.10.10
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    文句なしに面白くて夢中で読んだ。グロいけど。そして、無意識に、気付いたらはすみんを応援している自分がいた。不思議。

    1
    投稿日: 2022.10.07
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    映画は観たんですが、急にふと小説を読みたくなったので手にとりました。 ページ数はとても多いですが、読んでみると 意外とスラスラ読み切れました。 上巻では、頼りになって生徒からの人気者から、 だんだんと本性を現していく。 下巻では、もう完全に殺戮者でしたね。笑 蓮実の設定が面白かったです。 表は熱血で生徒想いな良き好青年、 裏では数々の殺人をしてきたサイコキラー そして共感性に欠けているサイコパス。 それに個人的に圭介、怜香、雄一郎も面白いと。 下巻の 「死体を隠すなら死体の中に」といえ発想、 生徒があっけなく殺されていく様は 読んでいた鳥肌がたちました。 そして思わず顔をしかめちゃいました。笑 それと続きがあるような終わり方気になりました。 これからどうなるでしょうね。

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    映画は未鑑賞。 面白いですね。 サイコパスいいです。 蓮実だけじゃなく周りも相当やばいの集まりすぎだわ! 下巻も楽しみ。

    3
    投稿日: 2022.09.15
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    なぜか無性に人がたくさん殺される本が読みたくて、読みはじめました。残酷さを求めていたのですが、残酷さは感じずライトにさらっとよめました。特に上巻は大量虐殺前なので、明るく楽しい雰囲気で読みすすめることができると思います。

    1
    投稿日: 2022.08.26
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    初めは普通の優しい教師だと思っていたが、徐々に本性をあらわした。しかし、もっと過激なサイコパスだと予想していたので思ったほどではなかった。物語がどのように展開するのかが気になり、早く下巻が読みたい。

    2
    投稿日: 2022.08.22
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    読み始めたらきっと一気読みだろうと思っていたのだが、先が知りたいのに読むのが辛いという状況で、ジリジリ読み進めることになった。 登場人物の大半がどこか変で、とにかく嫌な気持ちしかない。嫌な気持ちのまま下巻へ。

    2
    投稿日: 2022.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生徒に絶大な人気で、教員からは信頼されている英語教師、蓮実聖司。一見普通に見える彼は、その笑顔の裏に恐ろしい本性を隠していた……! 生まれつき共感能力が欠如していたとはいえ、育った環境が悪かったわけではなく、諭してくれる人もいたのにどうしてこうなってしまったのか、よく分からない。彼の心には何も響かないのだろうか。次に蓮実がどういった行動をとるのか、引き続き目が離せない。

    1
    投稿日: 2022.07.23
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    小説読んだ後に映画観たらものたりなかった ハスミンの思考がよく分かる小説の方がサイコパス感満載で良い

    1
    投稿日: 2022.07.16
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    映画見てから入ったので伊藤英明のイメージのまま読みました。 映画よりも細かい描写まで描かれているので良かった。 下巻も期待。

    6
    投稿日: 2022.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蓮実はあまりに人を殺しているが人を殺すことに関して罪悪感を抱かないと書いてあったが、サイコパスってこんなこと考えてるんだと思った 完璧な蓮実がやばいやつであると言うことを直感で感じ取る生徒がいたが、その生徒が後半でいかに働くか楽しみである

    0
    投稿日: 2022.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    蓮見は一見完全・完璧なサイコキラーに見えるんだけど、共感性欠如ゆえに「一般人が怪しむポイント」に無頓着なところがあり、幼稚園のエピソードなんかは微笑ましさすら感じる。蓮見を中心に考えなければ、死者の量には気が付かないな……。

    2
    投稿日: 2022.04.04
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    すごく読みやすい文体と面白いストーリーで、主人公がサイコパスの殺人鬼であるのにも関わらず嫌な感じが全くない。 特に蓮見とその両親の過去が衝撃的で面白かった。 下巻が楽しみ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか? 晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAから信頼され彼らを虜にしていた。そんな〝どこから見ても良い教師〟は、実は邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。少年期、両親から始まり、周囲の人間をたいした理由もなく次々と殺害してきたサイコパス。美形の女生徒をひそかに情婦とし、同僚の弱みを握って脅迫し、〝モリタート〟の口笛を吹きながら、放火に殺人にと犯行を重ねてゆく。 社会から隔絶され、性善説に基づくシステムである学校に、サイコパスが紛れこんだとき――。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作長編。

    1
    投稿日: 2022.03.31
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    英語教師である蓮見聖司は周囲から慕われ、高い知性を有している反面、その行動は常人の感覚から外れています。強烈なカリスマ性と彼が好む三文オペラのモリタートにも見られる背後に潜む凶悪な二面性に独特な魅力を感じる。

    1
    投稿日: 2022.03.01
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    サイコパス。 感情を持ってない、共感しない、 淡々とことをこなしていく。 その考え方に恐怖する。 あっという間の上巻でした。

    2
    投稿日: 2022.02.22
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    これは激ヤバw 天使の囀りを読んだが、それとはまた違った怖さ。 これがサイコホラーですか!って感じです。 とにかくエンタメに富んでるし、素晴らしい作品だとは思いますが、ちょっと文学というよりも、ドラマ仕立てなので、4にさせてください…

    1
    投稿日: 2022.02.12
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    文面から流血を感じる 噂通りぐろい けど読む手を止めることができない ハマってしまう、おもしろい

    2
    投稿日: 2022.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白すぎて、読む手が止まらなかった。。 蓮実先生のキャラ設定が最高です。顔が良くて頭脳明晰で武道にも優れてて皆からの信頼も厚い希望の若手教師。ザ・主人公兼ヒーローのようなキャラ。しかし本当の姿は動物も人も平気で殺すサイコパス… ハスミン、推せる。 (桁違いのサイコパスで怖すぎるので、現実にいたら絶対に関わりたくないが) なぜかハスミンを応援してしまう。 釣井先生は互角のライバルだと思っていたのに、あっけなくキルされたので驚いた。 下巻を早く読みたい。

    1
    投稿日: 2021.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    理想的な教師を演じていながら裏では人々を将棋の駒としか思っておらず、自分の欲を満たすためだけに軽く人も殺せる男。 裏と表の落差のせいで余計気持ち悪い。 私自身も自他の感情を軽視する癖があるが、感情というものは相手と平和なコミュニケーションを取るための大切なものだということをこのサイコパスのおかげで気付かされた。 蓮実は話が進むほどやりたい放題になるのだが、数人の生徒が違和感に気づいて蓮実の本性を暴こうと動き始めたところで思わず応援する気持ちになった。 下巻でどうか殺されずに活躍してほしい。 ほんとに殺されないでくれ、、、

    2
    投稿日: 2021.10.24
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    再び読み返している。 結末が分かっているだけに、上巻の持つ意味がよく伝わる。 一見「完璧」であり「出来すぎた」教師。 ここだけ見れば、カリスマ的存在かと思われるが、どんどん裏の顔が明かされていく。 下巻に向けての助走のような立ち位置であり、今後の展開への期待が高まっていく作品。

    2
    投稿日: 2021.10.03
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    後々蓮実先生が豹変し、過激な描写や異常さがしっかり描写されるのかと思っていたけど、特別そのような描写が無い分、読み終わってみると先生の異常さ異質さがより際立ったように思う。 淡々とした文章と、内容とのズレでどこか薄気味悪いまま最後まで読みました。

    1
    投稿日: 2021.09.26
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    少し説明的な部分が多く感じるが、その分話が作り込まれており、下巻が楽しみになる。下巻を読み終えると上巻での作り込みのうまさを感じた。

    1
    投稿日: 2021.09.25
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    主人公は、他人の気持ちや感情が全く理解できない超有能な教師。自分の「王国」を築くために障害となる者は全て排除していく、というストーリー。 自分は人を殺したいと思ったことはないが、それは単に幸せで満足しているからではなく、色々なことに妥協しているから。メリットとリスクを天秤にかけて法を犯さないという選択を(無意識に)している。 蓮実(主人公)はなにも妥協しない。だから自らの理想を達成するために全てを利用し、邪魔なものは全て排除する。自分の「共感性が著しく低い」という欠点すらも、心理学やコールドリーディングを勉強することで「擬態」して武器に変えてしまう。ある種、凄まじい努力である。 ストーリーとしては意外な展開もなく、好みではなかったが、人間の根底にある冷徹さ、残虐さについて考える上で示唆となる一冊。

    5
    投稿日: 2021.09.17
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    2021.8.30読了 3.0 蓮実があまりにも非人間的な為、リアリティを感じられなかった。 私的には、蓮実より釣井の方が怖いし気持ち悪い。 下巻はどう展開していくのだろうか、、、

    2
    投稿日: 2021.08.30
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    淡々と、冷静に話が進んでいるかと思いきや どんどん残虐性を増していく感じがワクワクするけれど 結構リアルなので苦手な人もいるかもしれません。 下巻でどんな展開が待っているのか楽しみです。

    2
    投稿日: 2021.08.21
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    人の名前を覚えることが大変。覚える癖をつけておこう。成功?に必要なことは、思考力と素早い判断力、決断力、実行力。その裏で、情報収集の努力は怠らない。周囲の人を取り込むことも大事。

    2
    投稿日: 2021.08.15
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    普段本を読まないので、読書を習慣づけてみようと思い始めた一冊。映画で見たので内容がだいたい分かってる分読みやすいだろうなとコレにした。上下巻構成で上巻は序章程度だったが、映画では飛ばされているエピソードや細かい設定などがあって面白かった。主人公が悪者、いわゆるダークヒーローというのかあまりない設定のところが新しく感じた。

    0
    投稿日: 2021.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

     主人公がサイコパスであるという設定は斬新かつ面白かった。分厚めではあったが、面白くてどんどん読み進められた。    ひょっとして自分の周りにもサイコパスがいるのではないか、そう考えるだけで寒気がした。周りからの評判が良い人ほど本性は分からない。  生徒や教員達が蓮実を信じて疑わない様子に、早く気づいて!と叫びそうになってしまった。そんな中でも蓮実のことを疑っていた圭介、雄一郎、怜花が頼もしく思えた。勘の良さというか、真実を疑う姿勢が自らを救うことに繋がるのだろう。  それにしても圭介が殺されてしまったのは予想外だったし、ショックであった。  サイコホラーが好きな人にはおすすめする。

    0
    投稿日: 2021.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これを面白いと言ってしまうとちょっと危ない人だと思われてしまう気もしますが(笑)、とりあえず上巻は面白かったです☆ただ、途中まではそこそこハスミンに共感しちゃっている自分が居たりしましたが、段々とハスミンが明確に悪だと言える行動を取っていってしまって共感出来なくなってしまった点は少し残念^^;。

    1
    投稿日: 2021.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半はクラスで起こる問題を次々と解決していく頭の切れを持ち、生徒にも人気のある先生。徐々に自然に盗聴や裏工作などの不穏な姿が描かれてきて、その淡々とした思考回路にぞわっとする。

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    映画化も決定した、貴志裕介のサイコホラー?作品。 私立晨光町田高校の英語教師・蓮実聖司は生徒から絶大な人気を誇り、 教頭や他の教職員、PTAなどからも非常に信頼が厚い。 しかしその正体は、他人への共感能力を欠いたサイコパスであり、 自分の考えに邪魔なものは躊躇せずに殺す事の出来る男であった。。。 上巻のうちはそこそこ大人しい蓮実だが、 下巻は殺戮の限りを尽くす。 もう「怖い」「気持ち悪い」という感覚を越え、いっそ清々しいぐらいである。 それにしても、蓮実は頭が良い筈なのに非常に杜撰。 殺しても隠しきれる自信があるからかもしれないが、行き当たりばったり過ぎる。 何しろ下巻でクラス全員を殺す計画を立てた原因は自分のミスだし、 そもそも安原美彌につけられているのを感付かない時点でもうダメダメな気が。 とはいえ、正直非常に面白い小説である。 不謹慎かもしれないが、蓮実が次にどのような犯罪を犯すのか、 どうやって相手を上回るのかを楽しみにしていた自分がいた。 それに加え、蓮実に立ち向かう側がどうやって対抗するのかについても楽しみであった。 下巻における園田教諭との一騎打ちや、 渡会健吾の鼻っ柱をどうやってへし折るのかなど、夢中になってしまった。 一方で、釣井や蓼沼、早水といった「蓮実に対抗出来そうな人物」が いとも簡単に退場していくのはちょっと残念でもある。 蓮実のイメージは同じく貴志裕介作品の『青の炎』の櫛森雄一が悪くなった感じ。 作者はこの手の犯罪者を描くのが得意なのであろうか。 どうでもいいが、今の高校ってのはここまで乱れているものなのだろうか。 集団カンニング、大麻、教師と生徒の淫行などなど。 しまいには校長が犯罪者の片棒を担いでいるし。

    0
    投稿日: 2021.03.14
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    爽やかなイケメンで、行動力があり弁も立つ。そんな学校の人気教師である主人公の蓮見聖司は、生徒や同僚から絶大な信頼を得ていた。しかしその実は、共感性が欠如した、邪魔者を排除するには殺人をも厭わない「サイコパス」であった。明晰な頭脳と巧みな人身掌握術で、邪魔者を容赦なく排除していく蓮見教師。学校に絡む不審な事件が続く中、二年生の片桐怜花と早水圭介は、蓮見教師に対する疑惑を深めていくが――――。 物語の展開や主人公の雰囲気は、先に読んだ『青の炎』とかなり近い。どちらも「倒叙方式(=犯人側からの叙述)」を取っているというのが主因だと思うが、デジャブを感じる程に似通っていると感じるのは、『青の炎』を読んでから時間が経っていないからだろうか。 とても読み易い文体でテンポよく読み進められるのは良いが、今のところ予想の範疇で物語が進んでしまっており、ワクワク感が不足している状況。完結する下巻で感情を刺激してくれるような展開を楽しみにしている。今一番気になっているポイントは、「蓮見の最終目的が何か」か。

    0
    投稿日: 2021.02.07
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    この小説はタイトルが素晴らしい。 『悪の教典』 文字のインパクトも非常に強く、パッと見の画的な印象をも考えられた優れたタイトルだと思う。 長い間、タイトルだけが頭の中に残っていた。 貴志祐介らしい人の闇を描いた作品。 共感性に乏しい少年が成長し高校教師となった。 人間の感情を学び、嘘を着飾り、自らの自由を邪魔するものは排除するのだ。裏の顔ってのがぴったりはまる。 以下、ネタバレ有り。 生まれて来たことに罪はないが、蓮実 聖司(はすみ せいじ)は正にサイコパスであり殺人鬼だ。 登場人物は個性豊かで話題に事欠かない。 設定が無茶な部分も多いのが少し気になる。 特に、序盤のクラスメイトの点数を付けさせるアンケートが平然と実施され、何の声も上がらないのは違和感しかない。クラスという閉鎖空間で互いの点数を付け合うアンケートなどリアリティに欠ける。 また、殺人の動機はもっと細やかに書いてもらえるとうれしい。殺し方が詳細な分、殺す決断までの思考の表現が乏しく感じる。その部分こそ蓮実を描く醍醐味な気もするからだ。 上巻読了。 下巻へ。

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    投稿日: 2021.01.15
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    本を数年しっかりと読んでいなかった私がすっごくどハマりした小説です。予期できないストーリーの展開が想像力を掻き立てて一層物語を面白くします、、下も楽しみです^ ^

    0
    投稿日: 2021.01.14
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    おそらく執筆したかったところであろう最後の惨劇…ここも面白いのだが、そこに行き着くまでの話が最高レベル。上巻の面白さは尋常じゃない。 登場人物のキャラクター性も全体的に良いし、本を読み慣れてなくてもスラスラ読めそう。 しいていうなら…最後の惨劇への道のりが無理矢理感はあったかな。サイコパスの思考だから理解出来ないといえば納得ではあるけど、正直主人公が急に馬鹿になったように感じてしまった。

    0
    投稿日: 2021.01.09
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    とにかく読みやすい!描写を想像しやすい! 一見、人当たりの良い人気者の先生が主人公。 読み始めのうちは、自身の高校生活を思い浮かべながら、親しみやすかった教育実習生の先生を思い浮かべたりしてた。 ただ、読み進めるうちに、主人公と、あの時の教育実習生のイメージはどんどんかけ離れていって、共感も理解もできなくなる。 頭では、自然と主人公を理解しようとしてみるけど、全くできない。笑 主人公は"共感性欠如"。 自分の考えは完璧で、全てがうまくいく。 邪魔なモノは排除する。 みたいな性格。 この本を読み終わった時に思ったことは、自分に好意を向けている人に、酷いことは出来ないので、私は正常だと思った笑 あと、映画化もされてるけど、主人公のサイコパス具合を表してる各登場人物とのやりとりとか、サイコパスに至るまでの過程や心情をすっ飛ばしてるから、全然感情移入出来ませんでした〜 主人公と視聴者が全く違う人種で理解出来ない という恐怖を感じれない… 映画は観たけど、微妙だったという方は原作を読んでみて、再度評価をしてみてほしい!

    1
    投稿日: 2021.01.06
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    内容を知らずに読み始めた。知っていたら敬遠したかもしれない。ぐいぐいと作品の世界に引き込まれて、先が気になってたまらない。

    0
    投稿日: 2020.11.14
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    面白かった! 教師がサイコパスの殺人鬼というホラーエンターテイメント 主人公は高校の英語教師 ハスミンこと蓮実聖司 上巻では さまざまな出来事の問題解決にたいして、蓮実の裏の顔が徐々に語られ、読者側に開示されていきます  カラスの退治  女生徒の万引き処理とセクハラ対応  体育教師の体罰の後始末  カンニング対策  モンスターペアレントの対応  教師の男子生徒への同性愛  そして自らの女生徒への淫行 さらに、蓮実自身の子供時代への振り返りがあり、共感性が欠如している殺人鬼として、邪魔者を躊躇なく排除していく姿が描かれています。 少年時代の友達の排除 いじめっ子の排除 自分の両親の排除 さらに、今の高校での 生徒の排除 モンスターペアレントの排除 同僚教師の排除 ひとつ前の高校での生徒たちの排除 さまざまな手段で邪魔者を排除し、学校を支配する蓮実 そして、徐々に違和感に気づき始める生徒たち どうなる、どうなる っていう展開です。 下巻に続く

    14
    投稿日: 2020.11.14
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    学校が舞台のサイコパス・ホラー作品。 学校で人気者の主人公の先生には裏の顔があり、自己保身のため残虐な問題解決を図っていくさまは、見応えあり。 かなり厚みがあるが、ユーモアを交えた文章構成にワクワクしながら読み進めることができた。 この感受のまま、いざ下巻へ。

    28
    投稿日: 2020.10.29
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    ー教師であり、捕食者。 高校の英語教師、蓮実聖司。彼の授業は生徒たちを魅了し、他の教員まで掌握し、親衛隊ができるほどの人気だった。「教育者」として生徒たちを指導し、自分の理想の箱庭を創り上げる。それこそが蓮実教諭の使命であり、やりがいであった。たとえそのために、「殺人」という手段を使うことになったとしても。 好きな作者さん誰?って聞かれたら、絶対に貴志祐介さんは挙がります。 青の炎が一番好きです。未読の作品もありますが(ホラーが怖くて読めない) この、描写とキャラクターの心情の動きがすごく自分にとって心地よいんです、、、(本の中身はえげつないですが笑) 悪の教典は、映画化したから、ご存知の方も多いかと思います。 わたしは映画は見てないのですが、過去のサイコパスで歴代1位だと思ってます、、、 殺意があるから、殺すわけではない。 バレるかもしれないから、躊躇するわけではない。 あくまでも彼にとって、学級づくりの一環に「殺戮」が含まれているんです、、、恐ろしい! 生徒たちが逃げまどうのですが、自分だったらこうするのに!!と妄想してしまいます。 上下巻あるのに、先が読みたくてすぐ読破してしまいました。 久しぶりに読んだんですけど、何度読んだって強烈。 最後の最後に、蓮実聖司と目が合ったような気がしてゾワーっとします。 (上下巻同じ感想です)

    0
    投稿日: 2020.09.14
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    貴志祐介作品を初めて読みましたが、凄く読みやすい! するする読めて2日で読破しました。 蓮実視点なので、サイコパスの心情が分かりながら読める点も良かったです。 学園モノというだけあり、生徒の名前が全然覚えられなくて、苦戦しましたが、それぞれキャラクターが立っていて、それぞれの展開もドキドキしながら読めました。 直ぐに下巻が読みたくなります笑

    0
    投稿日: 2020.08.30
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    晨光学院町田高校で英語教師として勤める蓮実聖司は、ルックスの良さや雄弁さにより生徒や同僚からの信頼が厚い一方で、共感性を欠如したサイコパスとしての一面を持ち、彼の手中に収まらない人間をあらゆる巧みな手段を用いて排除していく物語。 初めは普通の学園ストーリーでしたが、徐々に、異様な蓮実聖司の本性が露わになっていく展開に、読む手が止まりませんでした。 上巻は、蓮実聖司の独壇場でしたが、下巻でどのような展開になるのか楽しみです。続けて下巻を読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2020.08.01
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    土台作りの前半。結果的に淫行に走る教師が3人もいる学校の時点で恐ろしすぎるが、生徒も中々の問題児揃いだ。貴志ワールドが濃ゆい。 サイコパス教師の日常編

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    投稿日: 2020.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    釣井先生がラスボスで、ハスミンとのサイコパス対決になるのか?と思ってたら彼は異常者でもなければ途中退場でした。 ハスミンの最終目的はなんなのだろう。映画予告の伊藤英明の印象が強くて、てっきりシリアルキラー教室vs.生徒のバトルロワイヤル的なグロかと思い込んでたけど、快楽殺人者じゃなさそう。 あくまで邪魔だと判断した際に排除するにしてもバンバン殺しすぎだしバレるだろ!ハスミンの行動も凄いのか抜けてるのか分からないときがあるし、あとここの生徒、統一性がなさすぎて高校というより中学校みたい、だとかツッコミ始めると色々考えてしまうのだけど、軽くグイグイ読めて面白い。

    0
    投稿日: 2020.07.13
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    ここまで悪に徹した人が主人公とは!快活な善人面の下には想像を絶する姿が隠されていて、カラスのくだりなんてほんの序章だった。 こんなに簡単に人を消すことが可能なのか甚だ疑問ではあるがそこは物語の凄みでカバーといったところか。 生徒たちとの絡みが下巻にどう組み込まれてくるのか期待。頭の良すぎるハスミンの転落劇があるのか、ないのか。

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    投稿日: 2020.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のキャラはしっかりしているピカレスクタイプの小説。 主人公がサイコ・パスながら、ある意味道に生きていれば、 ”いい奴”というところがミソ。 ただ、生徒が多い割にはあまり、キャラに魅力がないし、話の展開も遅い。

    0
    投稿日: 2020.04.12
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    青の炎から連続して、貴志祐介第三弾 [前半戦を終えて] ここまでは主人公蓮実聖司の圧倒的優勢で物語が展開。 授業中の感じが湊かなえの「告白」のウェルテルを思い出させる笑 [後半戦の見どころ] ここから、彼にどんなスキが生まれるのか。 彼が教師になった理由や、彼女との関係がカギとなってくると予想。

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    投稿日: 2020.04.11
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    超有能な人当たりの良い教師かと思いきや実は‥という。カラスを殺すあたりから様相がおかしくなり、上巻が終わる頃にはあまりの異常さに衝撃を受ける。目を離せない展開のまま下巻へ突入。

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    投稿日: 2020.03.12
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    まだ読んでいない人に言いますが、読む時は"上"と"下"両方揃えてから読み始めことをお勧めします。"上"を読むのなら、"下"も読まなくてはなりません。これは義務だと思います。何が言いたいのかというと、この作品はそれくらい覚悟がないと読めないということです。あなたはこの作品を読む度胸はありますか?

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    投稿日: 2020.03.05