Reader Store
国家の品格
国家の品格
藤原正彦/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

689件)
3.7
158
229
176
56
29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話題の本です。 ・市場原理主義の限界 ・論理には限界がある ・小学生には英語より国語と数学を ・国際貢献など不要 ・日本人はもっと自分達の伝統をよく学び、誇りに持て などなど、いろいろかかれています。 売れているだけあって衝撃の一冊でした。 こういうものの見方があるんだな、よし、歴史の再勉強してみるか! とおもった一冊です。 ジョン・ロックとかもよみかえしてみようかな。

    0
    投稿日: 2006.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    良いこと言ってる、さらっと読めるし。 「自由」=「身勝手」そういう部分もあるな〜。 小学生から英語を教えることはないと言うくだりは納得、まずは国語。アタマの中で考えるのは日本語だもん、日本語がわからないうちに英語を勉強してもねぇ。 私も桜が散ることへの美しさ「情緒」を大切にしたい。 それが日本人だ。

    0
    投稿日: 2006.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういう類の本は普段読まないけど、大学で教わったことのある先生の著書なので読んでみた。これ系の本にしては読みやすく、ところどころでプッっと笑ってしまう、先生の人柄の出た本だった。ホリエモン(実名こそ出してないけど)をばっさり切っているのは痛快。情緒とかもののあわれ、とかには同感。日本、好きです。(2006/06/21)

    0
    投稿日: 2006.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    斜め読み。 理性批判のあたりはなかなか良い。例が分かりやすい。 その後の、「理性は万能ではない、だから情、それも日本文化に根ざしたもの」という処方箋は病んだ日本にとって適切かどうかはいささか疑問。 藤原氏の本の中ではつまらない部類のもの。胡散臭い編集部の偏見が透けて見える。素材が台無し。

    0
    投稿日: 2006.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2005年に読んだ新書の中でダントツ1位。 50冊くらい新書読んだけど、まだ、これを超える本に出会った事がない。 この本が嫌いな人の意見もわからない事わけではない。 筆者「小学生に必須の英語を学ばせたら、日本は廃れていく」。 読者「国際化なんだから、早めに英語習得すべきじゃないの?」 筆者「英語習得の前に、まずは、国語の読み・書きに力を注ぐべきだ」 僕は、その意見に賛成なので、この本を読んで、爽快さえ感じた。 日本の文化が好きだからかもしれなけれど、その品格を忘れたくないと思った。 それを思い出させてくれた良書だと思う。 新書として、論理的に意見を述べている点も、わかりやすかった。 僕が印象に残っている行をいくつか紹介します。 ・論理に頼っていては永久に判定出来ない、ということがある。  (これは、数学者が言うからこそ、ココロの響く) ・いじめを本当に減らしたいなら、「大勢で一人をやっつけることは文句なしに卑怯である」ということを叩き込まないといけない。  たとえ、いじめている側の子供たちが清くて正しくて美しくて、いじめられている側が性格のひん曲がった大嘘つきでも・・・ ・民主国家では、世論こそが正義であり、必然的にマスコミが第一権力となる。  ⇒しかし、成熟した判断の出来る国民が本当にいるのか。 ・祖国・郷土を愛さない奴がいたら、ぶっ飛ばす!! ・情緒を大切にせよ。(日本人はもっとも情緒や形を重んずる民族である。) 上記に述べた筆者の意見よりも、 日本が他の国と比べて、どう違うのか説明しているところを読んで欲しい。 意見も確かに大切だけど、まず、日本に関する情報をこの本をを通じて、手に入れて欲しい。 その上で、日本とどう付き合っていくかを考えて欲しいと思う。 本当にオススメの本なので、一度は絶対読んでください。

    1
    投稿日: 2006.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本人で良かった!!とは思ったものの、筆者の意見は軽く危険だと思う。 読みやすいのでおすすめするが、鵜呑みにせず、考えながら読まなくてはならない本だと感じる。

    0
    投稿日: 2006.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本人が昔から築いてきた精神とか情緒とかを語りつつ、これからどうあるべきかを諭してくれている内容だった。日本人は日本人らしく誇りを持って生きていってもいいんだと思わせる一冊。

    0
    投稿日: 2006.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数学者である藤原正彦が書く、いまの日本に必要なこととは何か。すべてを合理的に切り捨てたりせず、武士道精神の惻隠(そくいん)の心を持とう。

    0
    投稿日: 2006.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本ぐらい思想ははっきりと言った方が面白い。国際化の時代だからこそ、この本が言おうとしている日本的な情緒を重んじる精神は少なからず必要だと思う。ナショナリズムではなく、作者の言う“祖国愛”を僕は持っていたい。欧米諸国への興味も強いが、その半面で日本文化を誇る気持ちもやはり忘れたくない。日本に限らず、母国への愛とそれゆえの批判がなければ、その国の品格は失われるのではないか……

    1
    投稿日: 2006.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    全部がぜんぶに賛成というわけではないけれど、「確かに」と納得させられるところが多い。 自分が生まれた『日本』という国に対する意識がちょっぴり変わった。

    0
    投稿日: 2006.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分が日本人である以上、日本について考える事は大切なことだと思います。そんなきっかけになるんじゃないかなぁ。。

    0
    投稿日: 2006.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ロングベストセラーを記録してる本署ですが、このような本が売れること自体が国民の自信喪失の表れのような気がします。

    0
    投稿日: 2006.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本の美しさ、情緒の大切さが、わかりやすく書かれています。 筆者に賛成であれ反対であれ、 真面目にも気軽にも読めるのでおすすめです。

    0
    投稿日: 2006.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者の主張は少し偏ってはいますが、今の日本にはこのくらいがちょうどいいように思います。アメリカナイズされた両親に育てられた私には、両親のいい面、悪い面を指摘されたような気がしました。そして子供達に何を教えていったらいいのかというのを深く考えるようになりました。社会での成功についても少し立ち止まって考えてみようという気になりました。

    0
    投稿日: 2006.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よく売れているのは理解できます。日本が今どうなってしまっているのか、昔の日本がどうだったか、これから何を求めていくかを非常に平易な言葉で述べています。強いて危惧するとすれば、こういう本が書店で平積みされるほど売れているってことですね。 物質的に豊かになったのにもかかわらず、国民の多くは不安を抱えていて、不安を解消、あるいは確認するためにこういった本を求めているのかもしれません。 鵜呑みにすべきではないけれど、一度読んでみるといいと思います。

    0
    投稿日: 2006.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一日で読みました。 うーん、よくわからんなぁ。いや、内容は易しく書いてあるし、言いたいことはわかるけど、特に大きく賛同することもなく。すごく日本が好きなんだねってことがわかった。 俺も日本好きだけどね。確かに最近の日本は情緒とかあんま持ち合わせてないかもね。あと、英語教育小学校から〜は俺も反対。英語に食われすぎ。日本人が英語苦手なのは、言語自体違いすぎるとか、使う必要が少ないとか、確かにと思った。でも、俺が反対してるのは、自分が英語苦手だから。自分より年下世代が英語ベラベラになったらショック(笑) 深い意味はないけど、この人とは友達になりたくないと思った。

    0
    投稿日: 2006.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私の人生観を変えた本です。kのほんのおかげさまで日本人としての意識を取り戻したという感じです。また、子供へどのように日本人としての誇りを伝えていくか、考えさせられもしました。

    0
    投稿日: 2006.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んだのは少し前ですが、話題書ですね。論理の不十分さを論理的に説明するという矛盾はあるものの、パトリオリリズムという言葉と出会って少し自分の中で気持ちの整理が付いたのと、平等や民主主義と言う価値観の見直しにつながった。しかし結局は自分の考え方と近いから受け入れられただけに過ぎないかもしれない。

    0
    投稿日: 2006.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと期待しすぎた。 もっとガチガチの文体、内容を期待してしまった。こういった本が巷では求められているのか。

    0
    投稿日: 2006.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと極端かも。確かにおじさん受けしそうな内容。期待して読むとダメな気がする。 日本文化をもっと学べっていう考え方には共感できた。

    0
    投稿日: 2006.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本がベストセラーになっているところを見ると、日本だってまだまだ再生の余地はあるんじゃないでしょうか。 論理にかんじからめにされて 論理を外れると誤になるような 気がしていましたが、 この本を読んでスッキリしました。日本人がまだ世界に 一目置かれていた時代の日本を 無性に知りたくなりました。 (→ブルーノ・タウト「ニッポン」、新渡戸稲造「武士道」へ)

    0
    投稿日: 2006.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    色んなところでレビュー出てるし自分が書くことも無いんだけど、読んだんだから書いておこう。 今、日本に必要なものは何なのか、ということに焦点を当てた日本論。 過激だったり、首をひねる部分も少なからずあるが、情熱や説得力に溢れている。 とりあえず読んでおいて間違えのない優良作。

    0
    投稿日: 2006.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。 】

    0
    投稿日: 2006.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「日本人よ、誇りを取り戻せ。」 数学者にして日本を愛する熱い心を持つ藤原先生による、日本国民に向けたメッセージ。

    0
    投稿日: 2006.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「君が代」も「日の丸」も天皇も好きじゃないです。はっきり言って大嫌いです。 最近のナショナリズム的な傾向にははなはだ閉口しています。“国を代表して”とかいう発言には背筋がぞぞっとします。 なので、売れているこの本にも全く興味がなかったのですが、はじめの方をちらりと立ち読みしてみて、読んでみようと思ってしまいました。 講演をまとめたものとのことで、口語体でとても読みやすいです。内容も、同意できる点多々あり。 ただ、欧米についての言及がかなり画一的に断言されており、「そうかな?」と思うところもいろいろありました。 まあ読んでみて良かったです。

    0
    投稿日: 2006.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父に借りて読んでます。 この人が書いた別の本は、ふむふむと読み進める事が出来たのですが、この本は結構偏った考え方だなぁとか思ったり。でもはっとさせられる事もかかれてたりして、読む分には楽しめると思います。

    0
    投稿日: 2006.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話題の本だから、友達に借りて読んでみた。なんていうか、売れるんだねーこの本が、っていう感想。刺激的な意見を世間が望んでるってこと?刺激的すぎて、鵜呑みにしちゃう人がいるのかと思うと、怖いわ。

    0
    投稿日: 2006.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    基本的に口語なので文章が平易で大変理解しやすい。 これは思想本として大変重要なことだと思う。 内容も右かかっていると感じる人もいるかもしれないが、今の日本人が忘れつつある大切なものをわからせてくれる。

    0
    投稿日: 2006.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    国際化社会において、日本人としてどうあるべきなのかを考えさせられる本。言いたいことは若干「バカの壁」と似てるかも。日本人、特に海外に興味のある人に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2006.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと極端な意見だと思うけど「その心意気や良し!」という感じ。但し、時折、入ってくるユーモアはちょっと無理矢理で、そこにも品格を求めたいところか。

    0
    投稿日: 2006.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2006/05/16 tue 日本人が大切にしなければならないものは何か、ということを考えさせられました。読みにくさは感じませんでしたが、講演会での話を元に加筆したものなので、こんな感じだと思います。知人との会話に出てきたので、読んでみました。序盤は経済学な話が多く、経済苦手な私には頭が痛いものでした。中盤以降は精神論的なものだったのですんなり読めたと思います。情緒力の部分や自然に対する感受性など、共感できる部分もありましたが、度重なるイギリス賛美には少々うんざりしました。

    0
    投稿日: 2006.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本では日本ブームが起きている。 日本が本来に持っていた美しいものを見直そうと。 人種は色々、考え方も色々

    0
    投稿日: 2006.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読後は感動。でもamazonのレビューを読んで、偏った意見だと気づかされる。でも、嫌いじゃないよ、この本。

    0
    投稿日: 2006.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やさしい文章で書かれているのですごく読みやすかった。日本人なら一度は読むべきだと思う。『祖国とは国語』に書かれた教育論を国家という枠に広げて書いているので、両方呼んだほうが著者の言いたいことが理解しやすいかも。あと処々に書かれたジョーク(特に女房についての)にはついつい笑ってしまう。

    0
    投稿日: 2006.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    論理だけでは全ては立ち行かないわけで、日本は、折角有する「武士道」に通ずる精神を大切にするべきだ、ということを説いた本。読みやすい。

    0
    投稿日: 2006.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨年くらいに出版されたと思いますが、3月に東京にい言ったときに本屋に寄ったら大々的に紹介されているのを見て、いつか読んでみようかと思っていました。最近の新書版は、タイトルが命みたいになっていますが、この本も「国家の品格」とは大きく出たものです。よくある外務省や政府の弱腰外交を非難するような本かと思いましたが、少し思惑と違っていました。 読みやすく作者の考えもよく分かる本なのでよく売れているのかもしれませんが、これはひとつの考え方と言うことでしょう。確かに小学生では、英語なんてやらないで、国語と算数にもっと力を入れるべきだとは、私も感じていることでした。 ただ、この本は講演会の内容を基に本にしたこともあり、この内容で講演を聞く分にはいいけど、活字として読んでいくと、後半はなんとなく決めつけが多かったような印象を受けました。農業に力を入れて自給自足を増やして田園を増やす、その田園の美しい風景が情緒を豊かにし論理だけで進む社会を救うと言うようなことだけど、言うは易く実行は難しいものがありそうです。 また日本での武士道を評価されていることも賛同しますが、外国にも騎士道はあったとは思います。そこには武士道とは違い女性を尊ぶ精神もあると思います。また、市場主義で格差社会が起きることを懸念していますが、米国などには日本よりも寄付の精神も重要なステータスとして教えられているんじゃないかと思うのです。どんなことにも光と影があるのではないかなとは思います。 と言うことで、前半は楽しかったのだけど、後半はついて行けずにしらけた気分で読んでいました。いい本と言うのは一時期的に流行るのではなく長く読み伝えられる本でしょうけど、この手の本は今が旬かもしれませんね。

    0
    投稿日: 2006.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前回読んださおだけ屋が損得勘定、まさに論理の世界の話であったとすれば本著は情緒、思いやり、日本古来からの武士道を重んじる。自由、平等などが夢物語に過ぎないことを突くあたりは、誰もがうっすら気づいていながらなかなか言えないところを言ってくれたなという感じがする。ただ日本だけが品格ある国になればこの世の中良くなるかとといえば疑問を感じる。もはや世界レベルで物事を考えないとやばいくらい地球は危機的状況にあると考える。(2006/4/01読了)

    0
    投稿日: 2006.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ここまでベストセラーになるとは、一体どういう本なんだろう」と思って読んでみました。はっきり言って、対して目新しい発見はなく、メディアや巷でちょこちょこと言われている事をたまたまこのセンセイが本にしただけ、という気がしないでもないです。このセンセイの言いたい事は分かるのですが、この人の言っている事自体がそもそもパトリオティズムじゃなくてナショナリズムになってはいないだろうか。それが引っかかりました。また、やたらとイギリス賛美及びその他の外国批判が見られますが、そこまでイギリスを賛美するのであれば、イギリスのイラク問題に対する姿勢や、イギリスの福祉についても論じてもらいたかった。それが無いと、なんとなくそれを論ずる事から逃げられているような気がします。文体や言い方がひたすら偉そうなのはこの人のキャラだとしても、そこまで大きい事を言うのであればもっと色々な問題に深く突っ込んでみたらどうでしょう?書かれている内容には賛成する部分が多いのに、内容が浅いのがもったいない。あとは、この本を読んでいると海外諸国がひたすら悪者で馬鹿な存在として書かれているような気がするので、いくらなんでもちょっと気に入らない部分も多かったです。西欧諸国だって、反論はいくらでもあるはずです。この本をきっかけとして、逆の言い分を書いた本を出すとか、方々に色んな動きが出ると面白いと思います。

    0
    投稿日: 2006.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    友人に薦められて読んだ本。言葉使いが好きになれず、読みながらヴー・・・っとなることが多かった。言っている事は、所々なるほど、と思い、また一方でこんな事を書いて本になるんだなーと思うこともあり。私は日本が好きだし、日本人で良かったと思う。これだけ売れてるということは、そう思っていない日本人が多いという事かな?

    0
    投稿日: 2006.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第4章から語られる「情緒」と「形」について頷きつつ、これを読んで満足ではなく自身がそれらを実際に見て感じて、さらに読むべきものを読んで咀嚼しないといけないかなと思いました。語り口が痛快で面白いです。

    0
    投稿日: 2006.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「読んでおいた方がいいんじゃない?」って久しぶりに思えた本。 若干、偏ってる気もするけど批判するほどじゃない。 著者本人も認めてるし。 それに、小学校からの英語教育への疑問、「祖国愛」という言葉、 日本文化と日本人の感性となどの記述はかなり共感できた。 日本が好きな人はもちろん、 日本人であることに自信が持てない人 真の国際人になりたい人 海外留学しようとしてる人 読んでみてはどうでしょう。 そして、 日本なんか嫌いって人 欧米に憧れちゃってる人 「とりあえず英語ができなきゃ〜」って人 ・・・読め。 売ってて気付くのは、新書で売れてる本の3つには入るけど、 購入客層がちょっと高いのが残念。 若い人こそ読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2006.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。日本人の原点とも言うべき魂のあり方を問う本。他国から勘違いされ反感を買うかもしれないが、絶対正しいことを言っている。若者もおっさんもみんな読むべし。

    0
    投稿日: 2006.04.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「普通の人が表現できないことを言葉にするのが詩人だ」といったような事を誰かが言っていました。 この本は「正しいけれど、人の心から見ると、どこかが間違っていると思われること」を、堂々と「誤っている」と述べようとしています。 その「間違っているどこか」とは、米国の論理。 株主至上主義、論理至上主義、成果主義など、米国からさまざまな「主義」が輸入されました。 論理的には正しいように「見える」ものの、私たちの魂は「どこかがおかしいぞ」と気づいています。 この本は何がおかしくて、どうあるべきかを説明することに挑んだ最初の本かも知れません。 表現や本の構成には問題が残っているかも知れませんが、読む価値のある本です。

    0
    投稿日: 2006.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どうなんだろうねぇ、これは。私はこんな本読む前からちゃんと愛国心はあったよ、ナショナリストとかではなく。この本の内容よりも、最近の日本人はこんなことを本で読まないと分からないぐらい、世界における日本の立場が理解できてないのかと愕然とした。ちゃんと勉強しろよっていう。しかもこんなのに「ふんふん、すごいじゃん!」と思ってしまう日本人の、そのものごとの本質を見抜けない国民性が、日本を全体主義に導いたことを忘れてはいけないのに、それが忘れるどころかわかってない、この悲しさ。

    0
    投稿日: 2006.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    別に右とか左とかそういうのではないけど、僕は単純に日本という国が好きです。 移ろいゆく四季だったり、彩り豊かな和食だったり、なんか上手く表現できないけど、奥深い美しさみたいなものを感じます。(shin1)

    0
    投稿日: 2006.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わって最初に思ったのが、 日本人ってこんなに凄い人種だったんだ って事です。 表紙にも書いているように、 ホント、日本人としての誇りと自信を 持てたような気がします。

    0
    投稿日: 2006.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『国家の品格』 新潮新書 藤原 正彦 (著) 市場原理主義の波に、日本は確かに高度成長を成し遂げた。 国際社会に躍り出て、見事にグローバリズムを成し遂げた。 それで、本当に正しかったのだろうか・・・? 本当に豊かな世界が実現しただろうか・・・? 「論理」主義の不完全さをとき、今その論理に追随する日本人への警鐘。 日本のよさとは何なのか。 その根本を改めて考えさせられた1冊でした。 日本は、世界を圧巻する「情緒」の国であり、「武士道」の国。 その「情緒」「武士道」があれば、貧富の差に苦しむ世界はなくなり、 無残な戦争もなくなる。 数学者でもある著者により、非常に簡潔にその日本の品格について説いている。 アメリカ至上主義を全てを否定すべきではないだろうけれど、 日本には日本のすばらしさ、真の国際人のあるべき姿がわかりやすく説かれ、 このままの日本ではやがて失墜する恐怖さえ感じた。 日本のよさ、日本人のよさ、 それらを、真の国際化社会では堂々と体現していきたい。 日本人として生まれてきた自分の価値を考え直し、 気高い「情緒」を育てる生き方を貫きたい思った。 これから、今もなお高い評価のある文学を読み漁りたいと思った。

    0
    投稿日: 2006.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去を美化しすぎ。著者の好む時代には、上品な「美」だけではなくて、もっと生々しい人間の生活があったはず。無論、今も。難しいことを言っているが、本質はノスタルジーではなかろうかね。

    0
    投稿日: 2006.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本精神(東洋的精神)の源流の入門とも言え、子育てする方にぜひ呼んで頂きたい一冊。新渡戸武士道論に些かの疑問を抱く方は、宮本武蔵、西郷遺訓集、大学の世界へどうぞ。

    0
    投稿日: 2006.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    頷けるところがあれば、否定したくなるところがある。 きっと天才と凡人とは話が合わないのだろう。 生きていくうえで情緒は必要。論理には限界がある。そうだと思う。 ところどころ、気に障る点がある。

    0
    投稿日: 2006.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本は古来より世界有数の文化水準を誇ってきた由緒正しい国家である。真の<教養>の復興を目指すにはまずは<武士道>精神から学ぶべき! 右翼的な愛国論ではなく、国際社会に生き残るための根本的な改革案を提案する。祖国を、郷土を愛するみなさんにお薦めします。

    0
    投稿日: 2006.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本を評価しろというのは到底難しい  論理 合理的精神の限界論 確かにそうであるが。 基本となる論理と整合性が基盤に無い情緒は国家の精神構造に極めて悲劇的な結果になると思う  また この本の書き出しは欧米諸国への例を欠いている。 中世の文学がカンタベリー物語程度で進化していない物言い  数学も東洋より劣ると紹介しているが 、人間がある程度の文明をきづいているのであれば 相応の科学力を持ち合わせているわけ  確かに欧州はキリスト教による有意なパラダイムが働き科学や著作物に制限があったものの科学の追及 文芸でも 日本同様 高度な水準を保っていると評価できる。  国家の品格というものが patriotism というのであれば また 武士精神というのであれば、 他国 文明諸国はバカ呼ばわりするの非礼だと思う。  また民主主義 や共産主義が美しい論理の上に立っているというのはおかしい。    主義と呼ばれる政治或いは思想 イデオロギーが論理的に成立しているというのはまったくおかしな話です。  思想・政治でいう主義は極めて情緒的な形而上的な要素を多分に持っている。 仮に民主主義が合理的に成立しているのであれば  国家の善悪の判断 罪と罰の量刑問題を 裁判という非民主主義的な法律実証主義で裁く必用はないのである AならばBである でなければCであるという 論理の上に民主主義が成立しているのであれば 選挙も裁判もいらないのです。マイノリティーな民意 メジャーな民意を 国民が判断する必要はなくなる、   論理的な主義な上に情緒を多分に加味することは極めて論理の破綻を起こしていないでしょうか。  民主主義の法律が美しいというのであれば、すべての法文を ウィトゲンシュタインの真理関数の命題式の上に置き換えればよい   しかし民意や愛国心の形成はそういうものではない。 此処でいわれている武士精神というのは 新渡戸稲造の武士道なのか それとも 葉隠 なのか 何をもって武士精神といっているのだろうか 不明瞭である 武士精神というのであれば 五輪書にも言及しなければならないのだろうか。 また新渡戸稲造や近代の歴史小説のせいで武士道というのが日本人の精神基盤と思っていることが、大変な間違いであると 思う。  日本人は稲作を主体とした農耕民族であり山海の幸を頂戴する民族である。  ゆえに天皇家の神事も稲作による国民の弥栄を祈っているのである。日本の祭りの主たるものは五穀豊穣である 此処に日本の精神基盤があるのです。  かなりこの本の主張は日本の古代からの日本人の精神の形成を無視し 近代における一部の精神論だけを日本の精神として 勝手に憂慮しているだけではないのだろうか。  本当に理学部数学科を卒業し コロラド大学で数理の教鞭をとった人間なのだろうか。  民主主義の致命的な欠陥は科学的真実が排除される可能性が高いのである 、されど 民主制度は民意の質を反映しその代表者を選ぶ 排除できない合理的な制度などである。 誰もが多数決の欠点をしているように 国家の品格を醸成するためにはまず必用な事は 日本の伝統・文化・歴史を認識し評価する事 日本人が形成してきた 強い美徳を誇りに思えることが最も重要なのであり、そのための日本とはどうあるべきかという国論を議論することである 国論は 世論とはイコールではない。  まー「国家の品格」というのならば 内外の外交儀礼に恥じない著述であれば良いと思う 欧州キリスト原理主義の罵倒から始まるのは減点 これが特定アジアの諸国に対しても敢えて、  品格をもった著述をすべきです。 美しい日本語で それが品格であり 日本民族の品格を内外にアピールしてもらいたかった。 論理の遺棄を薦めているのだから論理破綻でいいのか  ただ この本を読んで 論理を軽視する人が派生する人が出るのが 懸念です  

    0
    投稿日: 2006.04.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    論理というのが最上級の概念だと思ってる人はいませんか?それは下品ですよ。 植民地主義も、当時は、「劣等な人種を優れた人種が統治してあげるのは、文明の神聖なる指名」と立派な論理を展開している。人間は、論理が通っていれば、残酷なこともできてしまう。 共産主義も、論理的にすばらしかったが、人間という「種」に適さなかった。 会社の中で無能なものかクビにしていくのは、会社の論理であるうちは結構だが、それが、国家自体がそうなってしまったら明らかに間違いだ。1:重要なことは、論理では、説明できない。論理には出発点が必要:例えば、彼女 が一番好きだって根拠ないでしょ?複雑性原理 2:論理は、コペルニクスが非難されたように、ある歴史的パラダイムに依拠してる に過ぎない。つまり理性の限界がある。パラダイム的不完全性 こんな無根拠の上に我々は秩序を作らねばならんのだよ! ではどうしではどうしたいいのか? 論理とか合理化を否定する必要はない、ただこれを「剛力」とするなら、「柔力」と なる両輪があっていいだろう。ここがしっかりしないと文明が進歩しても、文化は退化する。 ある人は真善美という。 ある人は「情緒」と「形(行動基準)」という。弱いものをいじめるなとか、後ろか切るなとか。 ある人は「宗教」や「武士道精神」に見て取るのだろう。たいいのか?

    1
    投稿日: 2006.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「画期的」とはいいがたい。 「日本人」ということに選民意識感じて心地よい人々はこれを読んでより心地よくなっているでしょう。どうぞ、どうぞ、です。 私抜きで浮かれていてください。 国語をしっかれやれ、といくだりで☆一つ余分にあげておきましょう。

    0
    投稿日: 2006.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本って素晴らしい国だなって再度実感。 情緒とかもののあはれとか。 日本人にしか分からないものを大切にしていきたいよね。

    0
    投稿日: 2006.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近、日本人(特に女性)の品格が無くなってきたと感じていた。この本はまさにそのことを的確に言い表していると思う。 品格が無くなってきた原因の多くは、テレビにあると思っている。 面白ければ(滑稽であれば)良いという吉本番組と、一部(であったはず)の品のない人たちを、それがあたかも時流であるように取り上げて、風俗を作っていた責任は大きい。 冒頭で作者は「品格なき作者による品格ある国家論、という極めて珍しい書となりました。」とあり、第一章のはじめの部分では「もっとも、いちばん身近でみている女房に言わせると、私の話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷とのことです。私はまったくそうは思いませんが、そういう行けんのあることはあらかじめお伝えしておきます。」と謙遜しているように、数学者とは思えないような優しい口語体による記述は、親しみやすく、しかし現代に対する手厳しい指摘をしている。 お勧めの一品である。

    0
    投稿日: 2006.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「今読むのがいい」と言われた本。おもしろかった。海外に目が向いている私だけれど、だからこそ余計、きちんとした日本人になりたいと思った。本色々もっと読もう。

    0
    投稿日: 2006.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなりすぱっ!と社会で起きている事に関して踏み込んで自分の意見を書いていますので、右とか左とか、革新とか保守とか言う以前に、気持ちが良い本ではないでしょうか。 「そうかな?」と思うところも無い事も無いですが・・・

    0
    投稿日: 2006.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろかった。 日本人には心地いい日本文化・伝統の賛美。 まわりくどい言い回しはなく、一本筋の通ったわかりやすい論旨。 次々ページをめくって読み終わってしまった。

    0
    投稿日: 2006.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    父に薦められて読んだ一冊。 今の日本人に求められるものをばしっと言葉で提示してくれている一冊です。「日本人」であること、これからどんな「日本人」を目指せばよいのかを考えさせられました。 私も著者の方と同じく日本が大好きです。でも、まだまだ日本の伝統、歴史を知らなさすぎると痛感させられました。

    0
    投稿日: 2006.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    武士道を例にして、日本的な道徳、美徳等を大切にするべきと主張しています。 資本主義や現在の経済に対しての主張の是非については、専門でないので判断しかねますが 日本人としての心の持ちようなど、賛同できる箇所が多かったです。 例などを使って分かりやすく伝えようと努力されておられるのは分かりますが 逆に、主題の本意がどれだけ読み手に伝わるかが少し心配です。

    0
    投稿日: 2006.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数学の先生が、論理を捨てた? 近頃密かにベストセラーとなっている本。 日本は米国に頭を垂れるべきではない、と 痛烈に批判する。 アメリカの論理至上主義を捨て、なにを取り入れるべきか。 それは情緒だ、と作者は言い切る。 やや荒削りな表現が見受けられるものの、 文学論や実体験など、様々な角度から繰り出される批判は 痛快。

    0
    投稿日: 2006.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私はちょい右寄りの人間です。 藤原さんの言うこと、全てが正しいとは思わないけど、こんくらい日本を愛する気持ちがあっていいと思う。 賢い人が明言してくれるとこがありがたい本です。

    0
    投稿日: 2006.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    市場経済原理主義者への警鐘。日本人として大切なことを学ぼうというようなメッセージで多少穿った見方のような感はありますが、それはあえてデフォルメしているのだと思うとなかなか読み応えのある一冊です。特に日本のことを知らずに国際人だといって海外に出て行く人を批判するくだりはなるほどなぁと思いました。まずは日本を知ろうと思いました。

    0
    投稿日: 2006.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「近代合理精神」だけを盲信することなく、日本の「情緒と形」も重んじていくことの大切さについて述べられていた。武士道精神を基にした日本情緒(自然に対する感受性、無常観、もののあはれなど)をもしっかりと身に付けていくことで、人間の総合判断力は十全となると記述されていた。日本情緒の奥深さが具体的に示されており、著者主張に納得ができた。特に「論理だけでは世界が破綻する4つの理由」においては、「論理」を磨くことばかりに執着することへの警句が得られ、収穫だったと思う。

    0
    投稿日: 2006.03.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最高です。 日本が大好きな人は読んでください。 親や教育者もこれを読んで、子供にこの意味を伝えるべきだ!

    0
    投稿日: 2006.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者の「言いたいこと」には納得できる部分も多かったけど、「書き方」が極端すぎて馴染めなかった一冊。同意できるけど苦手、そんな感じでした

    0
    投稿日: 2006.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    論理の世界の作者が、論理だけでは説明できないことがある。「駄目な駄目でいいんだ」と言い切っているのが面白くまた共感できる。堅苦しいタイトルですが読みやすくオススメ☆

    0
    投稿日: 2006.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本人であることの誇りや気持ちを教えてくれた気がします。 お金よりも、地位よりも、名誉すらよりも大事なものがある。 岡潔やラマヌジャンの本も読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2006.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あらためて日本のことが好きになるとともに、自分にできることをちゃんとしよう。そう考えさせてくれる本です。

    0
    投稿日: 2006.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本の現在の姿に嘆いているおじいちゃんが、口を酸っぱくして言いたかった、けれどそんなことを男がぐちぐち言うのは醜くて、また、なんて言っていいかわからず、どうせ誤解されて変にとらえられるだけだと口をつぐんできた、そういった事が全て書かれている、そう思いました。おそらく、古き良き日本を生きた方々は落涙の思いで同感なさるのではないでしょうか。部分的には誤りや、良くも知らないことを浅く批判しているだけといったところもありましたけれど、その思いは本当に伝わった。武士道、人間はお金よりも命よりも大切なことがある。立ち上がろう日本人。私も生き方をもう一度考え直させられた。

    0
    投稿日: 2006.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いまこそ武士道、礼、わびさびなど日本の古来の伝統を復活させるべきだと主張。んで西欧式システムを批判。個人的に嫌いじゃないけど、この本がベストセラーになっている日本に若干危機感を覚えます。 むやみなナショナリズムとか外国人の排斥につながらなければいいなーと思ったり。 日本人の良さってのを知ること、再認識することはいいことだと思うが、できれば文化とか精神面のみで留めておきたい気持ちがある。政治体制と絡めたり、他国と比較することは若干の危険性をはらむと思う。 そういう思いは、心に忍ばせておいて、他国への対応は柔軟性を持って・・ていうわけにはいかんのだろーな。

    0
    投稿日: 2006.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     日本人を批判するのでは無く、人生の指針と社会の規範を甦らすための提言の書。  数学者でありながら科学万能信仰と論理の重視を否定し、情緒と形と言う人間性にこそ、日本ひいては世界を救う道があると、論理的に説いて居られます。  新渡戸稲造先生の「武士道」をもう一度、熟読しようとする気持ちにさせてくれました。

    0
    投稿日: 2006.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「国家の品格」とはどのような国家のことか。 品格のあった日本は、今どうなってしまっているのか。 日本が誇れるもの、今の日本に必要な物など、日本を見直すきっかけを与えてくれる本です。

    0
    投稿日: 2006.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本が本当に品格のない国家であるかどうか、私にはわからない。しかし昨今の様子を見るに、少なくとも「世界に誇る、品格ある国家」でないことは悲しいが認めざるを得ない。なぜそんな事態に陥ったのか、どうすればいいのか、著者は「武士道」の復興がその答えを導く鍵だと説く。数学者らしく、論理についての考察なども書かれており勉強になった。

    0
    投稿日: 2006.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者が数学者だけに論理的で読み易い文章である。ただし、著者自身は論理を主張して物事を進めることを批判している。日本人の情緒や武士道に至るまで明快でわかりやすく書かれた文章に惹かれ、2度読みしてしまった。

    0
    投稿日: 2006.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2006年8冊目。2006/02/17-02/18 読んでも、そこまで違和感がなかった。反論したいところがないわけではないが。

    0
    投稿日: 2006.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本人が失った武士道精神が復活すれば、日本は世界で唯一の経済大国でありながら弱者に心を砕ける国になれる、と説く。

    0
    投稿日: 2006.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    理系の人が論じている感じ。 論理の崩し方が面白い。 ちょっと難解だけど、読んで納得のオトナな一品です。

    0
    投稿日: 2006.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この人が担任教師だったら、きっと学校が楽しかっただろう。今、日本の教育に何が必要なのか。真の国際人とは。日本人が知恵を振り絞って考え出したものを、憐れんだ物言いで批判するのがなんとも笑える。

    0
    投稿日: 2006.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の国、日本に誇りを持つ大切さ、真の国際化の意味、武士道、ダメなものは絶対ダメなどなど面白かった。今まさにホリエモン事件で拝金主義のことを言われているからそれを思いながら読みました。

    0
    投稿日: 2006.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんだか国家の品格という題名にしては品格と尊厳のかけらしか残っていない本だったかな? 論理の崩し方の部分は面白く読ませてもらいましたが、最終的には「無理論で話すと、根拠もない言葉が並んでしまう」と学んだことでしょうか。それなりに理論を通すことも大事なのしょう。でもボクは理論が好きではありません。

    0
    投稿日: 2006.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんで人殺しはダメなのか?いろんな理由があると思います。それでは、死刑という制度は、なんであるのか?・・・、頭を使って論理的に考えると、どんどん難しくなっていきます。ダメなものはダメ。ここに理屈はありません。これを決めるのは、自分の感性であり、情緒力です。欧米的な論理的な思考の対極にある、日本的な情緒や感性。誇りに思うし、自分の中で、もっと育んでいきたいと思った。

    0
    投稿日: 2006.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んぢゃいました。 新書は流行りもんは微妙かと思ってたんで すけど、これは良い気がする。言いたいことが明確に伝わってくる。あくまでも、自己主張じゃん、と言われるかもしれないけど、ボクはなるほどと思う意見が多かった。 数学者である作者のすばらしい教養が分かる。

    0
    投稿日: 2006.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    語られていることには概ね賛成。数学者が論理の正当性を否定するということ自体が面白い。この本の良いところは、読後にスケールの大きな考え方ができるところだと思う。

    0
    投稿日: 2006.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    藤原氏の講演内容をまとめた一冊。数学者+祖国愛=この一冊。日本を大事に思うことを再認識させてもらいました。内容はちょっと飛んでいるところが若干見受けられますが正直ボクが日頃から思っていることを本にしてくれたんじゃないか?っていうくらい共感する部分が多かったです。論理の危うさに警鐘を鳴らす、ビジネスにも通じるものだと思います

    0
    投稿日: 2006.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フォトリーディング -1/2 #3 日本人のアイデンティティは何処へ?と言った内容ではなく、アメリカ的論理主義、実力主義に対する反対論。アメリカかぶれであった著者がいかにして反アメリカ的思考になったか等書かれている。正月に新聞で目にした、もっとも誇り高い上品な国民、日本人と言うのを思い出した。関連して、アメリカの若い女性アーティスト(歌詞に原宿だの、かわいいだのを多様、かわいいではなく、カワイイだそうだ。日本人的感覚は持ち合わせていないとのこと)グエンに日本が与えた影響等も思い出された。日本→外国から文化吸収→発展 が上手だとのこと。ここ何年かはアニメから日本が流行って行っているのは興味深いが、アメリカの強くアグレッシブな姿勢と意を反する癒し効果のある日本のかわいいが再評価されているようだ。だいぶそれました。知識は子供の頃から学ぶに越したことはないと言った意見に対する反論。アメリカで小学生に経済学を教えたり、株をさせてみたり と言った教育は小学生には必要ないのではないか、との意見。だって小学生に経済とか株とか必要ないじゃない?と言った内容。小学生のころから株をやったり経済について考えたりするのは確かに悪いことではないが、真の意味での子供らしさがなくなってしまうのではないか?とも思われる。子供は子供らしく。それでいいじゃないか?行き急ぐとその分バーンアウトも早くなる。現在の大人が子供の頃から経済について考えていたかと言うとそうではないでしょって話。大人の分野に子供が首を突っ込むな。ガキはガキらしくしてろってのは子供にとっても大人にとっても住み易い世界になると思う。個人そして能力主義のアメリカ、それに対する平等主義のヨーロッパと言う意見が興味深い。

    0
    投稿日: 2006.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    国として新たな局面に突入した今、待望の日本人のこれからのあるべき姿を描いた作品。とはいえ全体的に偏っている部分は否めない。しかし宗教が根底の思想軸になることの危うさは大いに懸念されるので、「武士道精神」を基軸にするというのは一つの方向性として大きな示唆があると思う。

    0
    投稿日: 2006.01.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本全体が拝金主義に堕していく現在にあって、これからのあるべき日本の姿、日本人のあり方を堂々と論じた書。まさに平成の「武士道」とも言えるであろう。改めて日本固有の「武士道」という価値観を再評価し、これからの日本人のあるべき精神を提示している。日本固有の文化や価値観に対し、面映いほどの高い評価を下しているが、それも日本人に対して、失った自信を取り戻させるための、筆者特有のレトリックなのであろう。これからの世の中を生きていく上で、羅針盤となるべき一冊と言っても言い過ぎではないであろう。

    0
    投稿日: 2005.12.29