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国家の品格
国家の品格
藤原正彦/新潮社
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総合評価

689件)
3.7
158
229
176
56
29
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    どちらかというとエッセーに近いような気がした。 きっちりとした根拠に基づいているというよりは「私は普段からこういうことを思ってるんだ」という。 なるほど、とうなずけるところもあれば、それはちょっと言いすぎなのでは、と思うところもあった。

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    投稿日: 2010.09.14
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    論理だけを頼っては世界は破綻する。 論理を最も重視するであろう、数学者が説く、人間社会と論理の関係はとても興味深かった。 ・論理には、起点(出発点)が必要。科学では起点は全て公理であるが、 人間社会では公理は存在しない。そのため、起点から結論へ信ぴょう性は、 各論理のステップの掛け算であるから、人間社会では論理を用いるほど信ぴょう性は下がる。 ・起点の決め方は、その人の情緒等に依存される。そのため、起点の決め方によって、あらゆる結論が導かれる。結果、戦争等がおこる。 ・論理は大事ではあるが、起点を正しくきめることができるよう、情緒や形を鍛えることが必要。その方法のひとつとして、武士道精神の復興をすすめる。武士道精神の例としては、もののあわれ、弱者への配慮等があげられる。 ・自由、平等はまやかしである。国民主権も同様。国民主権は国民が優れた情緒や形を身につけていることを前提とするが、実際は廃れる一方である。そのため、マスコミが権力の第一機関となっている。 ・真のエリートは、あらゆる知識を身につけていることと、いざという時に国家のために命を投げ出せる志が必要。

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    投稿日: 2010.09.04
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    今と昔で日本人は何を得て何を失ったのか。この手の本は敬遠されがちかと思いますが、大変わかりやすく解釈されているので安心して読めると思います。

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    投稿日: 2010.09.03
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    この本も大ペストセラーです。 英語が話せるより、何を話すかの方が重要。 などは、そのとおり!という感じ。 日本も捨てたものじゃないと思わせてくれる一冊です。

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    投稿日: 2010.08.25
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     「論理」と「精神」を対比的に述べて、後者の優越性を主張する。前者をアメリカ・ヨーロッパにあてはめ、日本を後者の代表と考えその美しさを述べる。実にありがちな議論である。日本人の心に訴えてくる快さがある議論であると思う。で、山ほどあるそういう論の中では、実に良くできているし説得力がある。納得できることが多く、参考になると思いながら読んだ。  問題は、こういう話を受け止める側の問題であり、結局さまざまな意見を相対的にとらえつつ、自分の立ち位置を決めていくことなのだろう。筆者自身も、たとえば「ナショナリスト」と「パトリオット」なんて言葉を使って、盲目的な国益主義をたしなめている。この本を座右の銘のようにして妙な勢いで主張し始めると、まさに筆者自身が主張している精神に反していくのだということがわかってくれない人も、世の中にはいるような気がする。  そのあたりだけをきちんと押さえておけば、なかなか良い話だと思う。特に、論理の危険性の話については、たしかに陥りやすい罠であって、はっとさせられた。

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    投稿日: 2010.08.16
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    すごく共感しました。 日本人でよかったと再認識し、未来の自分の子供に必ずおしえなきゃいけないと思うこともこの中で見つけることができました。

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    投稿日: 2010.08.13
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    読み始めたとき、なぜこの本が人気を博したのかわからなかった。良いことを言っている部分もあるけれど、ところどころで誰しもが反論を抱きそう。 でも後半部分でなぜベストセラーだったのか合点。イラク自衛隊派遣がニュースで話題になっていた時期で、国際社会の中で日本は、あるいは日本人はどうあるべきかたくさんの人が考えさせられたタイミングで書店に並んだようだ。 ところでこの本がベストセラーになってから、随分とたった。国民の品格ないし国家の品格が変わったかと言えばそんな事はないように思う。

    0
    投稿日: 2010.08.05
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    グローバル化や自由、平等の民主主義、アメリカ式の市場経済、株主中心主義によって日本に弊害を起こしている面がある。今必要なのは、失いつつある日本古来からのすばらしい道徳観や感性=武士道精神ではないか。「卑怯なことはしてはいけない」それには何の理由もない。改めて生きる指針にしたい。次は『武士道』を読まないと。2010/7/21(70-39)

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    投稿日: 2010.07.21
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    今年の初めに「読め」と言われていた。 簡単に従うのも癪なので、 8ヶ月も経ってから言うことを聞いてみた。 総論としての言いたいことや問題意識はわからないでもないが、 各論につっこみの入れどころが多すぎたので、 読んでいる途中で気合が入らなくなった。 悪くはないが特別良くもないと思う。

    0
    投稿日: 2010.07.03
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    えっ、何で数学の先生がこんなことを言うのって非常に驚きというか、やっかみを感じてしまいます。 学生時代には語学に励んでいたそうですが、そんな時間があったらもっと本を読んでおけば良かったなんて、本当キザですね。 どもその思いは、今の学生にそのまま伝えたいと思いました。 今の日本をバッサバッサ斬ってくれる感じで非常に爽快でした。

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    投稿日: 2010.06.27
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    さくっと読了。 振り子が左に大きくふれたら、次は右に大きくふれるよね~、ということで、こういう考えが出てくるのはある意味必然、だったのではないでしょうか。 かなり乱暴に結論づけている部分があると思いますが、かえって読みやすいとも言えます。 個人的には、中庸(バランス)が大事、だと思います。 本書にて紹介されている言葉、会津藩 『什の掟』 「ならぬことはならぬものです」   ↑  この文章には、"美しさ"を感じました。  着物でも着て、子供に言ってみた~い(笑)

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    投稿日: 2010.06.09
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    始めて読んだのはちょうど留学中でした。 当時私が苦しんでいたことを、言い当てていた本で、帰国したら日本文化を勉強しようと思ったものです。 ・・・・・・・・・帰国したらそんな余裕もなくなりましたが(笑) 再読してやはり文学作品や、文化にアンテナを張らないとなっと思いました。

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    投稿日: 2010.05.28
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    ちょっと難しかったけど、金銭的な価値を見出せない事に取り組む事って、品格に現れる・・・なんとなく同感。

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    投稿日: 2010.05.27
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    おすすめ度:85点 著者の主張には壮快感さえ覚える。 グローバルリズムを否定し、「市場原理主義」を否定し、「論理だけ」を否定し、自由、平等、民主主義までをも疑っている。 そして、「武士道精神」の復活を説く。 「武士道精神」から来る慈愛、誠実、惻隠(=他人の不幸への敏感さ)、名誉、卑怯を憎むなどの形を尊ぶ。 日本は5世紀から15世紀にかけての千年間、日本の文学が全ヨーロッパの文学を凌駕し、江戸時代260年間にわたり長期の平和を実現、文化芸術の花を咲かせた。 鎖国の後、明治になるといきなり近代化に乗り出して、たった37年間で世界最大の陸軍国ロシアをやっつけた。 第2次世界大戦前には、すでに世界最大の海軍国の1つになり、戦後も廃墟の中から世界第2位の経済大国にのし上がった。 これらはすべて日本人が持っていた「国柄」が素晴らしいものであったからだ、という。納得。 「情緒と形」「数学」「美」が実はとても大切であるという。納得。特に、「美」の大切さについては、目に鱗であった。 「文学」「芸術」「宗教」など、直接に役立たないことを重んじる風土の大切さも、それまで全く思いもよらないことであった。

    0
    投稿日: 2010.05.23
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    「論理だけでは解決しない」ので「西洋的合理主義だけでは上手くいかない」というのは同感。しかし問題は、論理を抜きにするとこの本の意見に反対する人を説得するのが困難だということだ。

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    投稿日: 2010.05.10
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    <本の紹介> 日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的提言。 ----- 読む前は、大したことないんじゃないかなと高をくくってましたが、いろいろ腑に落ちる部分もあっておもしろく読めました。文章が今風というか、若い世代にもわかりやすい感じで書いてあるのも良かったです。 せっかく日本に生まれているし、日本人の良さを感じながら暮らしていけるといいのかな、なんて。以下、メモです。 ・民主主義の本質は主権在民。主権在民とは「世論が全て」。そして国民の判断材料は  マスコミだけだから、事実上、世論とはマスコミ。言い方を変えれば、マスコミが  第一権力になる、ということ。 ・真のエリートには2つの条件がある。  第1に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった何の役にも立たないような教養をたっぷりと  身につけていること。そうした教養を背景として、庶民とは比較にもならないような圧倒的な  大局観や総合判断力を持っていること。これがまず1つ。  第2は「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があること。俗世に拘泥しない  精神性が求められる。 ・人には4つの愛が必要。家族愛⇒郷土愛⇒祖国愛⇒人類愛。家族愛の延長が郷土愛、  それら二つの延長が祖国愛。家族や郷土を愛していればいるほど、人間として魅力的で  信用もできる。 ・武士道の最高の美徳として、「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」。  市場経済による弱肉強食の世界においては、特に重要な徳目。 ・弱いものを救うときには力を用いても良い。しかし、5つの禁じ手がある。  1.大きい者が小さい者をぶん殴らないこと。  2.大勢で1人をやっつけないこと。  3.男が女をぶん殴らないこと。  4.武器を手にしないこと。  5.相手が泣いたり謝ったりしたら、すぐにやめること。 ・「卑怯を憎む心」をきちんと育てないといけない。法律のどこを見たって「卑怯なことはいけない」  とは書いていないが、だからこそ重要。  ・「万引きは法律違反だからしない」は最低。法律に禁止されていないことは何でも   するようになる。  ・万引きしたら「親を泣かせる」「先祖の顔に泥を塗る」。家族の絆が「卑怯を憎む心」を   育て、強化し、実践させる力となる。 ・経済的な繁栄を、羨望はしても誰も尊敬はしない。普遍的な価値を生むかどうかが重要。  少なくとも1つの言語で10割の力がないと、人間としてのまともな思考ができない。言語と思考は  ほとんど同じもの。日本が母国語だけで済んでいるというのは、植民地にならなかったことの  証で、むしろ名誉なこと。 そんなに難しいことは言っていない。でも、小さい頃には知らなかったこと、ぼんやりと理解はしているものの言われるまではっきり認識していなかったこともあった。4つの愛の順番てのも、そうだよなと。家族や身内の仲間(こっちもある意味家族)をなによりも大事にしている人って、やっぱり素敵だなと思うし人間的にも信頼できる。 ここでもやっぱり、人として大事なのは細かい知識やスキル以前に相手への「いたわり」とか伝わる「頼もしさ」とかそういった部分だよなと思いました。

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    投稿日: 2010.05.10
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    つまらない本であることは容易に想像できたので、流し読み。こんなことに時間を費やしている暇はござーません。 簡単に要約すると、日本は素晴らしー国家です。文化も道徳も世界に類をみない水準で私たちはこれを誇りに思わねばなりません。とくに、武士道を重んじ、茶や俳句を尊び、己に内在する情緒を発揮しましょう。 だ、そーですよ。ね、要約してあげたんだから、もう読む必要ないでしょ。ね? 「品格」を語る人間の文章として適切ではありません。 日本国民が、これを真面目に受け止めないことを願っています。

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    投稿日: 2010.05.04
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    古くからある日本的な価値観を大切にする事が必要だという。アメリカ的な合理性は限界がありもっと日本的な形や情緒を大切にすることが必要と筆者は主張する。また真の国際人になるためにはもっと自国の歴史を知ることが必要だという。

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    投稿日: 2010.05.03
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     時代が進むにつれて、出来上がってきた論理主体の時代。その危なさについて考えさせられる。そして、その状況に対して、一つの国がどう向き合うのか。日本の場合には、幸いにも文化という財産がある。その、財産にスポットを当て、僕たちが生きている国について考える本。

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    投稿日: 2010.04.30
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    4/29(木): 自分自身が市場原理主義に犯されすぎているのか、にわかには全てに同意できません。 しかし、日本人として読んでいて嬉しくなるのも事実です。 著者の主張する方法が実現したらよいなと素直に思います。 1つの考え方として知っておくべきものだと思います。

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    投稿日: 2010.04.29
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    話題の新書だったこともあり読んでみた。さらりと読めるが、なかなか考える部分もあった。ロジックだけでは成り立たないものもあり、なぜ人を殺してはいけないかといえば、いけないものはいけないのだ、とダメだからダメと説明せよと言う。しかし、これは正しいように思う。ただ、ではダメだからダメとする項目は何なのか。本書では武士道を挙げて説明する。この部分は連綿と続く日本文化に答えを探すしかないのであろう。日本という国をもっとよく知らなければいけないと思った。真の国際人を目指すならば。

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    投稿日: 2010.03.26
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    今まで世界の、また日本の経済の流れに対して何の疑問も持ち抱いてこなかった自分にとっては目からウロコな視点であった だが全体を通して、では筆者が何を言いたいのか、その部分である章を見ても、具体的にどうしたいのかが分からなかった。 単に己の理解力不足かと思われるが、解決策が強く印象に残っていない点は残念。 日本の旧体制を批判する様は痛快であるが、それと同等、あるいわそれ以上の具体的な新体制を聞ければ尚良いと感じた

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    投稿日: 2010.03.25
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    概ね同意。真の国際人となるためには、真に日本を愛する日本人となることが何よりも大切だと思う。が、だからといって英語教育をしなくていいというのは極端ではないか。英語は、ツールとして間違いなく必須である。 新渡戸稲造の武士道、読んでみたくなった。

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    投稿日: 2010.03.17
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    一時話題になっていたこの本、ようやく読んでみました。 素直に受け止めれば、 「日本人にとって大切なことは、  日本語と日本文化をまず学ぶこと」。 ・・・こういう本が売れていたというわりに、 日本の「日本語や日本文化より、欧米の言葉や文化、政治経済の仕組みを 学ぼう、真似よう!」という姿勢って、強くなる一方の気がします・・・

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    投稿日: 2010.03.13
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    2010/2/26 資本主義の勝利は幻想である。綻びが見え始めた時代だからこそ日本の長所を生かさなければならない。 「もののあはれ」という感情は日本人特有である。情緒と形こそ日本の宝。 今の日本人の精神の根源にある「武士道」について考えさせられる1冊。少し強引な面もあるが、日本びいきの自分としてはなかなか賛成できる。

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    投稿日: 2010.03.02
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    やっぱ流行りにのっとかなきゃね(笑) いやよかったよ。 日本人ってことに 誇りをもてる。 前向きな作品。

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    投稿日: 2010.03.02
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    三分の真理と七部の事実誤認、自己中心と保身、価値観の押し付けと倣岸。考えるほどの内容が無いので、すっと読めるが、読後感は不快。

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    投稿日: 2010.02.21
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    面白かった点が2つ。 1. 思想が面白い。ここまで潔い本は読んでいて爽快。 2. 文章が面白い。所々面白い一文を入れ、文章にリズムもある。 一気に読める。 思想に同意、反対はともかく面白い一冊だった。

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    投稿日: 2010.02.12
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    2chのまとめサイトに時々見る、日本国のすばらしさを教えてスレのような意理屈と傲慢さ一辺倒の著者が清々しい竹を割った意見を持つ人物に見えるのは、著者が批判しているそのままの理由を当てはめることで説明がつく。そしてその理由を確実なものとするためには、だってそうなんだもん、と一言つければ足りるだろう。 日本は本来如何に素晴らしい国家であるか、それは情緒をもった国民がいて、情緒を君たちは失いつつあるのだよ、という内容が書かれています。情緒を養うべき、と書かれて方法も記されているが、何を実践すればいいか迷う人も多いと思う。迷いつつも何かをできる人には、少なからず情緒を感ずる心があるだろうし、情緒を知る本をアマゾンで即検索した人はもうきっと駄目でしょう。

    1
    投稿日: 2010.02.10
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    共感するものは多かった。 日本人は宗教とか大っきらいだし、日本が嫌いな人も結構いる。 教育のせいである。 言いたいことはわかったと思う。 しかし、この人は極端すぎる。 日本の文化は素晴らしいと思うが、外国にも素晴らしい文化はたくさんある。 日本をオンリー1ではなくナンバー1だというように読める部分が少し気に食わなかった。

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    投稿日: 2010.02.01
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    この本は著者が人間や社会、国のあり方を書いている本です。 読んだ理由は単によく売れているので興味本位で読んでみました。 皆さん是非読んでみてください。

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    投稿日: 2010.01.25
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    この本は、最近の日本が大丈夫かと心配に思って読んでみた本です。 この本には、全ての先進国は荒廃していると書かれていて、確かにそうかもしれない。と思いました。

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    投稿日: 2010.01.19
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    国家の品格 「美の存在」「跪く心」「精神性を尊ぶ風土」の3つの条件が天才を育ませるというもの。日本にはそれがあるとのことだけれども、自分にはなさそうだ・・・。 http://bit.ly/8gOn8c

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    投稿日: 2010.01.08
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    お茶大の教授!ということで読んでみたけれど… 特別「おぉ!」と思うことはあまりなかった気がします・・・笑 あくまでも記憶によると、です。

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    投稿日: 2010.01.07
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    出版社/著者からの内容紹介 日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。 目次 第1章 近代的合理精神の限界 第2章 「論理」だけでは世界が破綻する 第3章 自由、平等、民主主義を疑う 第4章 「情緒」と「形」の国、日本 第5章 「武士道精神」の復活を 第6章 なぜ「情緒と形」が大事なのか 第7章 国家の品格

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    投稿日: 2010.01.04
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    アメリカの様な自由化、民主化、論理的思考が、日本の伝統をはじめ、全てをおかしくしている。今こそ祖先の残した素晴らしい文化(武士道やもののあはれ)を再確認し、教養を持った真の国際人を育てよう。世界を正しい方向へと導くのは日本である。 日本の文学や歴史を勉強することが国際人になる為の第一歩であり、全てである、という考え方に納得した。いくら英語を勉強してもそういうのをしっかりやらないと外国で笑い者になってしまう。今まで生きてきた中でやってこなかったことを反省。暇な今現在しっかりと日本の文化に触れておこう。 読んだ方がいいかなと思う本、小説、著者のメモ 夏目漱石、平家物語、新渡戸稲造の武士道、松尾芭蕉、石川啄木、万葉集、与謝蕪村、オリヴィエ・ジェルマントマの日本待望論(産経ニュースサービス)、福沢諭吉、源氏物語、チボー家の人々、戦争と平和、

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    投稿日: 2009.12.01
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    日本の精神的豊かさは田園風景にあるって言われたらそうなのかもしれない。このあと品格本が出てきたが、やはり草の根わけ的な存在として一目置ける本。

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    投稿日: 2009.11.29
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    日本の素晴らしさをもう一度見直してみてはどうかという本。 日本には、素晴らしい四季があり、それ故の豊かな感受性がある。 また武士道に代表される、恩を大切にする精神がある。 欧米化こそがグローバル化だという間違った思想が蔓延る現代で、 日本の素晴らしさを見直してみたくなった。 また、日本人としての誇りをもっと持って生きようと思った。

    0
    投稿日: 2009.11.23
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    Kodama's review ある意味でのグローバル・スタンダードは大切ですが、その国が育んできた精神は、ずっと持ち続けていきたいものです。勉強になりました。 (06.1.29) お勧め度 ★★★☆☆

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    投稿日: 2009.11.18
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    かたくるしい題名ですが、私たち日本人にとって、 大切なことが書かれた本だと思いました。 戦後の教育によって、失われかけている 日本人にしかない感覚、感性の気づき、 ”理屈”や”理論”では、語れない部分があること、 そのヒントは、武士道の教育の中にありました。 我が家の主人も共感していた一冊。

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    投稿日: 2009.11.11
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    離れてみて、改めてわかる、日本のよさ。 そして、それに反する国の現状。 海外経験がある著者ならではの、祖国愛、葛藤、などなど。 共感できるところが、多くありました。 極論だと思われるところもあったけれど・・・。 美しい文化、価値観、そして自然を持つ国、日本を 新たな視点から見、尊ぶきっかけを、与えてくれます。

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    投稿日: 2009.11.09
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    うなずきながら読んだ部分と、それは言いすぎだろって思いながら読んだ部分が半々。しかしブレがないので読みやすい。無茶も言ってるけど、完全に否定できないのは根底ではその考えに賛同しているからかな。 理想や誇りって大事だよな。この国をもっと知ってもっと好きになりたいと思う。古典文学にも興味がわいた。

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    投稿日: 2009.11.07
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    日本人でありながら、日本のことを知らなかった。 僕はそうでした。 この本には、日本人であることの誇りと自信を与えてくれます。 現代に生きる日本人必読の書です。

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    投稿日: 2009.11.06
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    日本人が持っておくべき「品格」というものを説明している。 論理的に考えるlことの限界、論理的に造られたこの世の中の限界について考察している。 多少過激な発言が目立つがかなりの良書。 数学者である藤原さんが書いているのがまたすばらしい

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    投稿日: 2009.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    論理的なものも非常に大切だが、論理的でないもの、理由のないものも同様に大切である。小学校から英語を習わせるよりも、日本に古くからある「もののあはれ」「惻隠のこころ」等の教育を行っていくことが、平和な国際社会を作っていく上でも重要である。 少々極論的ではあるが、非常に好きな一冊。

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    投稿日: 2009.10.23
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    日本の良い所と悪い所、歴史の流れがハッキリ書かれています。大ざっぱではあるけど、わかりやすい。笑わせながら語る講演口調。すべてに共感するわけではないが、ヒットしたのはわかります。

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    投稿日: 2009.09.24
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    読んでてメッチャ楽しい! 思わず吹き出してしまいますw これを読めば絶対に日本を愛しく感じれるはず! カルく読んでいただきたい一冊です. 今まで絶対的善だと思っていた論理や民主主義も否定的に見れることを教えてくれました。

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    投稿日: 2009.09.04
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    著者が日本大好きなのはわかった。 論理や合理主義でなく、情緒や美を大切にしなさいというような主張だったと思う。 論理がいかにダメかを論理的に説明しようとしている。 もっといろいろ古典を読みたいなと思いました。 20090824

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    投稿日: 2009.08.25
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    日本人であることに誇りを感じました。 「武士道」や「バカの壁」などを読んで 日本人が昔から持っている情緒や「もののあはれ」 という感覚にかなり重きを置き始めていた私 にとって最後の一撃がこの本でした。 確かにかなり偏った物言いですが、色んな思想を 個々人が選べる現代においてはこのくらい強烈な 考えを本の中だけでも押し付けることも必要な気が します。 日々会社の研修等で論理的思考力を身に付けろ〜と 言われて何だか論理的であることが最高のことの ような雰囲気の中本書を読んで喉につかえて出なかった 言葉を代わりに言ってもらえたような気がしました。 論理的であることを至上のものとしてるアメリカは 明らかに間違ったこといっぱいしてるじゃんかよ〜 でもそれは理論上は間違ってないって言うんだから 論理的ってどういうこと???と感じていた私にとって 本書の内容は痛快そのものでした。 さら〜に「エリートであれ」という言葉にかなり感銘を 受けました。一般的に言うエリートとはちょっと ニュアンスが違うこの「エリート」という言葉。 その意味でのエリートが多くなると日本はもっともっと 誇れる国になるんだろうな〜。

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    投稿日: 2009.07.29
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    論理という道具はとても便利なものです。でも、世の中、論理だけではまわらない、論理より大切なことがある。日本人が古くから大切にしてきたそのことについて書かれています。 そして、筆者が日本を好きなことがとても強く伝わってくる本です。自分も日本が好きです。

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    投稿日: 2009.06.26
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    責任 規律のない自由は 無秩序のもと それの抑止力が文化であり規範だったのに グローバリゼーションは単一化嗜好で 規範をなくそうとしている アメリカみたいな社会になっていいのかしら てか地球市民ってなんじゃい つまんなすぎる 単独覇権主義から 多極主義のほうがいい 復興はもとにもどすこと いまのあめりかは 復興支援ではなく傀儡政権の樹立  文化の破壊をおこなっているだけ にほんもはやく情緒をふっかつさせてください 

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    投稿日: 2009.06.19
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    日本がいかに欧米化しているか、 そしてそれがいかに嘆かわしいかを謳っている一冊。 ところどころ一理あると思う部分もあるが、 暴論や極論が多かったように感じる。

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    投稿日: 2009.06.05
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    覚えてる度:★☆☆☆☆ 一時期ベストセラーになりましたよね。 読んだ記憶があまりないので、読み返してみます。

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    投稿日: 2009.06.03
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    外国へ行ったとき果たして自分はどれだけ日本人としてのアイデンティティーを示せるだろう 真に”国際人”であるというのはどういうことだろうか? 今の日本ではその”国際人”を作ろうと幼少期からの英語教育に力を入れているが、本当に大事なことはその人が外国に行ったとき日本人としての知識・ふるまい・人柄を示せるかどうかであると思う。 本書のように現在の社会すべてを否定することはないが、確かに現代の人間が忘れている日本の美をもう一度見つめなおすことは大事である。 ●日本の歴史的文学を読まないと

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    投稿日: 2009.05.10
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    購入者:藤本 タイトルは難しいですが、とても読みやすい本です。著者の歯切れのよい日本人観に触れ、自分自身を思わず見直したくなる一冊です。 購入者:長谷川(2007.9.27)返却 貸出:今倉(2007.10.1)返却(2007.10.9) テレビで見た著者が面白い人だったので、講演で喋ってる所を想像しながら楽しく読みました。日本人の好きだなと感じていた所がやはり世界的にみてもスゴいらしく、嬉しくなりました。なんとなく他文化に飲み込まれてしまうのではなく、日本人らしさを失わない事が重要ではないでしょうか?? 貸出:小畠(2007.10.15) 貸出:滝口(2008.5.12)返却:(2008.6.21)日本の風習、情緒、形式 形に形即ち品格だと思います。 貸出:衛湖原(2008.10.27) 返却:(2008.12.16)日本的思考は古いと思っている日本人の1人でしたが、考えさせられました。 貸出:櫻井 返却:(2009.5.8) 桜を愛する日本人が持つ美的感性を誇りに思った。四つの愛を大切にしたいですね。 貸出:山本資 返却(2010.4.1) 日本は今どんな方向にすすんでいるのだろうか? 国家とはなんだろう。。僕は若干保守的な傾向がありますが国に対しての愛国心、会社に対しての愛社精神も根本は同じだと思いますし、やはり日本人なので更に日本について勉強します。 貸出:馬場 返却(2010.6.10) 日本人は自己否定する傾向が強いと思いますが、日本人であることにもっと誇りと自信を持っていけばよいと思いました。(そういう謙虚な姿勢が日本人らしいとも言えるのかもしれませんが) 貸出:渡辺 返却(2010.8.9) 日本人として、今以上に日本という国を誇り思いたいです。同じ物体を表す言葉でも多彩な表現方法があるのは、日本人ならではの繊細な心の現れだと思います。もっとこの国を知りたくなりました。 貸出:佐藤(2010.6/19)返却(2010.8/23) 学生時代に短期留学した時、私より日本の庭とかに詳しい外国人がいて驚いたのを思い出しました。日本にいるとついつい海外に目を向けがちですが、自分の国のことを聞かれて説明できないのは、本当に恥ずかしいことだ、というのを身をもって体験したことを思い出しました。 貸出:誠(2010.8/25)返却(2010.09.01) 小林よしのり『天皇論』とのセット読破をおススメします。著者が数学者であるというのが驚きです。結局は『・・・らしさ』なのではないかと思います。日本人なら、日本人らしさを持ち続けなければいけないと思います。

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    投稿日: 2009.05.09
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    真の国際人とは何か。 英語よりも日本語を。 グローバル化、アメリカ化、がもたらすもの。 日本が誇ること。 考えることはいっぱい。 著者の意見には多少過激すぎる部分があるかもしれませんが、総じて私はかなり納得できました。

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    投稿日: 2009.03.24
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    タイトルに気後れしてなかなか読む気にはなれなかったけれど、そんなこと全く無かった。 武士道の考えに頷きまくりです。むしろ武士道という考えが好きなんだ、ということを発見。

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    投稿日: 2009.03.22
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    大学のコア科目の授業を取ったので、興味を持って読んでみました。 しっかりと論理立ててある話でも、出発点が間違っている場合がある。 講義でもありましたが、さらに詳しく読めて納得。 識者と言われる人々でも、間違ったことを言うのはこのせいだと思いました。 グローバル化=画一化ではないと思う。グローバル企業では多様性を重視していると言うし… 理由はたぶん、この本と同じことだと思いますが。 「国家の品格」というタイトルからは想像もつかない内容でした。

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    投稿日: 2009.03.15
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    タイトルからして若干堅苦しいイメージがありましたが、非常に読みやすく、気持ちよく読み切ることができました。 「論理」だけでは世界が破綻する。 「情緒と形」は、世界に通用する普遍性がある。 「武士道精神」の復活を。 素直に日本人としての誇りと自信を感じ、深めることができました。 読み終わって、非常に気持の良い、心の落着きを感じることができました。

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    投稿日: 2009.03.15
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    するするとよめた。単に日本はいい国だよねってはなし。 祖国愛は愛国心とちがうっていうのになるほどと思いなんとなくちょっと安心。 途中からは繰り返している感があって飽きてきたけれど、元は講演だものね。講演で聞くと結構面白いだろうなとおもう。

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    投稿日: 2009.03.09
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    この人のEssayは、基本的に面白いすこし、情緒の重要性を盲目的に信じている漢字はありますが、まぁ読み物としての良さはあるのではないでしょうか?

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    投稿日: 2009.02.26
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    武士道は画期的なアイデアだけど、 今の日本では到底普及は難しいんだろうな。 確かに日本人であることに少しは明るい希望が持てた。 同時に、素晴らしい素材がこの惨状か、と悲しくなった。 もっとみんな頭が良くなった方がいい。

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    投稿日: 2009.02.25
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    2章までの、論理の話はなるほどと思ったんですけど、3章以降は、なんというか、読んでいて恥ずかしい。書いてあることはだいたい誰でも知っている日本の良い所だと思う。それを喧伝するのは、それこそ日本的ではない気が。二つの文章を引用します。「お前たちは劣等な民族である。劣等な民族は自ら自分の国を治められない。そのままにしておいたら、殺し合いや伝染病がはびこり、飢餓で死ぬ人も出てくるだろう。だから、劣等な民族のために、優等な民族であるイギリス人が統治してあげる。」(p.21)「日本人これら(引用者注:情緒と形)を世界に発信しなければなりません。欧米をはじめとした、未だ啓かれていない人々に、本質とは何かを教えなければいけません。それこそが、「日本の神聖なる使命」なのです。」(p.157)上は著者が帝国主義を批判した文章。下は、日本の使命を説いた文章。これらの間にどんな差異がありましょう。僕は日本の文化を愛しているし、それを礼賛するのは結構だけど、それを基に他国を批判し、価値観を押しつけようとするのは帝国主義に近いものがあるんではないでしょうか。国を守るのに「情緒と形」を高めることによってせよ、と主張しているのですが、これは気に入りました。意外だったのは、藤原さんが言語オタクだったということ。しかもそれを、後悔していることがかなりの驚きなのですが、どうも学んだ言語が偏っていますからね。信用しないことにします。

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    投稿日: 2009.02.17
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    内容かたそうで読みにくいと勝手も考えており、なかなか読んでみようと思わなかったのですが、本をもらった事をきっかけに読み始めるとすらすらっと読めてしまった本。 それ以来、藤原さんの魅力に取り付かれています。

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    投稿日: 2009.02.15
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    論理の社会的重要性はいうまでもありません。 が、、、「論理だけを徹底すれば問題を解決できるというのは誤り。情緒や形も重要である。」 という持論を展開する数学者である作者の作品です。 武士道、自由・平等などにも触れ、数学者らしく命題を証明していきます。 言っていることに説得力があり、なるほど一理あるなと思える一冊。

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    投稿日: 2009.02.10
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    現在の日本人が失ってしまったものを、著者の独断と偏見で書いている。 今再び、日本の誇りを思い出せ!!

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    投稿日: 2009.02.02
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    数学者が論理と合理に傾きつつある日本を危ぶみ,再び日本人独特の「武士道精神」を呼び戻すべきと熱弁しているおもしろい本でした。日本古来の芸術や文化に見られる情緒を重んじることこそ,論理の出発点を正しく選ぶための道徳的価値を高めることにつながっているそうです。世界で言われている自由と平等さえフィクションだ,など,あたりまえに基本としている言葉にまで疑問を投げかけてくれます。(幾代)  日本人としてのアイデンティティをみなさんはもっているでしょうか。日本人自身が日本人としてのアイデンティティを見失ってしまった現在、この本を読めば、自分が日本に生まれたことに誇りをもつことができます。真の日本人に自分もなりたいと思うはずです。ここ四世紀半ほど世界を支配した欧米の教養は、ようやく破綻を見せ始めました。日本古来の「情緒と形」は世界に誇るべきものであり、戦争や環境破壊などの人間の愚かな行為から世界を本格的に救えるのは日本人しかいない、と筆者は述べています。戦後、日本から世界に大きく扉が開かれた現在、その過程で代償として失ってしまった日本人らしさをまず日本人自身が今一度取り戻し、世界に通用する普遍性をもつ「情緒と形」を世界に発信することこそが、日本人が国際人として世界に貢献する責務であると私自身強く考えさせられました。(斉藤)

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    投稿日: 2009.01.14
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    主権在民には大前提があります。それは「国民が成熟した判断をすることができる」ということです。…しかし、国民というのは一体、成熟した判断が出来るものなのでしょうか。

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    投稿日: 2008.12.31
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    資本主義時代…何事も合理性・論理性で片付けられる。けど物事の出発点は論理を超えるもの、例えば情緒や感覚的なもので始まっている。そんな情緒といったものを大切にする日本の文化を見直してみよう、もっと日本に誇りを持とう!!! といった論調。 筆者の主観で書かれすぎているきらいが強く客観性に欠けている印象を強く受けた。 ただ日本の独自性を重視している点には共感した。 読めば日本をもっと好きになれるかもしれない。。。

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    投稿日: 2008.12.19
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    天才の栄光と挫折を読んでからそういえばーと思って読んでみました。 最初は文体の押し付け感に、んーと思いながら読んでたんですがこれだけわざとそう書いてたみたいですね!笑 でも逆に少しこっちが最初抵抗もつような感じで書いてもらうと反発しながら読むので鵜呑みにしすぎず読めたと思います。 しかし外国の人は虫の声をノイズと言い切るのがびっくりでした笑 全てがそうではないと思いますが!とりあえず平成頑張れってことですね! というか自分の生まれた国を好きなのに理由がいる世の中になったことが驚きだと思います。 おもしろかったです〜

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    投稿日: 2008.12.17
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    別に表現が右翼だから☆1つなのではない。 物事を単純化して捉えすぎている。 言ってることにムリがありすぎ。 懐古主義者で物事の解決方法を特定の方向からしてみてなくて全体が見えてないので全く説得力なし。 読みやすい本ですが、ですます調なのがいけない。 初等教育で算数と国語が大事で、エリートは必要で民主制はクソってのは賛同できる。 でも小学校で英語を教えることに反対していて、英語は喋れなくても大丈夫などとほざくこいつはきっと友だちがいなくてコミュニケーションがまともに取れない人間なんだろう。 なんでこんなクソみたいな本が売れたかっていうと、日本に懐古主義者が多くて年功序列の時代を懐かしむ人たちが妙に同調したからではないのでしょうか。

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    投稿日: 2008.12.11
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    日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に躍らせれてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。(中略)今日本二に必要なのは、論理より情緒を、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。 ナショナリズムではなくパトリオティズムを! 日本は様々な精神が流入している。 論理はえてして自己正当化のための便利な道具にしかなりえない 人間としての賢さとか知恵は、そのまま後の世代に残りません。だから英国の歴史家トインビーが「人間とは歴史に学ばない生き物である」と皮肉った。 論理とはベクトルのようなものであり、座標軸にはなり得ない。

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    投稿日: 2008.12.08
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    『国家の品格』という題目から、政府に向けて書かれてあるのかと思いきや、日本国民全員への提言であり、日本の良き伝統・善き心の復活が書かれている。 近年の市場経済主義の社会が欧米から蔓延られることによって日本人が見失っている、「情緒」や「形」見直そうといった内容。 特段何も難しいことを要求されている訳でなく、要は気の持ち様であり、武士道精神の復活が求められている。 欧米に負けない日本へ、文化、教養(特にすべての基礎を成す国語の再考)、家族愛・郷土愛・祖国愛・人類愛、さらには著者が専門とする数学等の視点で日本を回顧する。 ニッポンっていい国だったんじゃん、と正直に思えました。 漢字も読めない総理が訴えるよりも、そればかりに過剰になる諸悪の根源・マスゴミにどれだけ言われるよりも、大企業のオエライさんの人生経典を拝聴するよりも、無論日頃見下している教師に言われるよりも、どんなにも「ニッポン」に誇りが持てた、未来が明るくなった一冊。 自分も、日本も、まだまだ捨てたもんじゃない。 もちろん、ところどころに見受けられる、藤原正彦らしい女性癖も必見である。

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    投稿日: 2008.12.03
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    国を愛するってことで理解はできるけど、ちょっと偏ってるかなぁ。 祖国愛と愛国心の違いについての記述とかはよい。

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    投稿日: 2008.12.02
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    同じ本をザキも読んだようですが、特に新しい発見はない本でした。 ロジックだけでは人は動かない。そんな事は知ってます。 ただ、愛国心がナショナリズムとパトリオティズムに分けられるっていう 話が書いてあって、スピーチで同じ内容を聞いたのを思い出しました。 この本を読んで何も感じなかったのは2回目だからだろうかと思ったんですが やっぱり違うんじゃないかという結論に至りました。 紙媒体では自分の都合の良いところばかり吸収してしまうから 結局自分の中に変化は現れない。 それを他の人の働きかけである意味強制的に情報が入力されるから 新しい視点がもらえるのかなと。 サークルの先輩と話してましたが、最近色々本読んだりして物事を吸収した気になって いますが、結局それは自分がどこかで求めているものしか吸収していなくて もっと色んな視点を得るためには自分では絶対に思いつかないような行動をしてみる。 もしくはそんな行動を取る人と一緒にいる。とかが良いのかも。 ということでしょうこみたいな人間は貴重ですねw あ、あとこの本、経済的に日本が傾いても情緒が大事って言ってたけど それはどうかと思いました。お金の余裕は心の余裕。

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    投稿日: 2008.11.30
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    【レンタル】 「悪いものは悪い」「だめなことはだめ」 倫理や道徳に理由なんてないって、まさにそのとおり。 法律や理由がなければなんでもやっていいなんておかしい。 あらためて、現代の矛盾を気づかされた。

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    投稿日: 2008.11.24
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    とても良かったです。 読みやすかったので、さらっと読めてしまいました。 「ならぬことはならぬものです」 など、とても大切なこともいっぱい書いているのでとても勉強になりました。 ちょっと「う〜ん」と思うようなところもありましたが、 受け取り方は人それぞれなので。

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    投稿日: 2008.11.17
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    タイトルでなんだか小難しい論文なんじゃないかと敬遠していた作品でした。が、ベストセラーになるだけあってすごく噛み砕いているというかとっつきやすくてすらすら読めました。 とっても偏ってるけど、日本の素晴らしさを改めて感じれる本だった。帯にもあるように「すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論」かもね。 この人が言っていることが正しいのかどうか、マスコミや政治家が言っていることが正しいのか、それは作者が言う“論理の出発点”によるんだと思う。じゃぁその論理、出発点はどうやって決められるのか。それは読んでみてください。 ・・・やっぱり読書をするべきなんだと思いました、唐突に。論理力より情緒力、日本古来の長所を生かさなければ。変に大人ぶって論理武装して自己満足している自分が馬鹿らしくなります。 こーゆー本を読んでどのくらいの人が考え方を変えるのかなーとは思います。だってベストセラーになって反響を呼んでも今だって金銭至上主義でアメリカにへいこらして政治家は訳の分からんことを言って小学生は塾に通って英語やって読書しないでゲームして・・・ そういう現状を見るとなんだか悲しくなってしまいますな。 191

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    投稿日: 2008.11.01
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    まぁ賛否両論だわな。 息子が早稲田にいるみたいで、サークルの飲みかいのコールが「こっかのひんかくチャチャッチャチャッチャ!」だって。ウケル。

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    投稿日: 2008.10.19
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     昔は良かったという本。品格ブーム(?)の火付け役?経済や歴史観については色々とツッコミどころのある本。とは言っても、大学3年生の頃に読んだときは、とてもすばらしい本だと思っていた。  現在の感想としては、過去を美化し、昔に戻れというのは、成長を放棄するのと同義であると思っている。僕は、何事も過去の考えや文化を打ち破って、新しいモノがはじまると思っている。もちろん古い物がすべてダメなわけではない。古いものでもすばらしいものであれば、ちゃんと後世に何らかの形で残るはずだと考えている。なくなるにはなくなるだけの理由があるはず。  数学や理論物理などすぐには役に立たない学問をしっかりやれるほどの厚みのある国が伸びるというような記述があるが、そうだろうか?そうではなくて、すぐには役に立たない学問をやっていても生きていけるほど豊かな国がまず最初ではないだろうか?  これ以降の○○の品格というタイトルで便乗している本は読む気にならない。  「○○の品格」というタイトルには、『私には「品格」を語る資格がありますよ』、『自分にはその事柄について語るにふさわしい能力と実績がありますよ』という傲慢さを感じてしまうのだ。もし仮に「品格」を語る資格がある人がいたとしたら、その人はきっと実力と謙虚さを兼ね備えた人だと思う。そしてそんな謙虚な人には「○○の品格」なんていうタイトルはつけられない気がする。

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    投稿日: 2008.09.11
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    「もののあはれ」「武士道精神」 このことこそが、今の日本を、世界を救う最も単純でかつ最も最善な方法を表すキーワードになっているのではないだろうか? 英語はペラペラ喋られるのに漢字が分からない、教養がない女子アナが増えてきたり、法を犯して企業買収を繰り返していた某企業の社長が逮捕されたということがあったが、この書の著者はこれらの出来事を一体どんな風に見つめているのやら。

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    投稿日: 2008.09.05
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    読んでいて気分が悪くなった。あれも駄目これも悪いの応酬だし、著者が余りにも自分の考えに自信があるし、日本人日本人と棚に上げすぎ。著者はそういう環境にあったらしいからまだいいかもしれないが、武士道を定義すること無しにそれを広めることなど到底無理だろう。自己満足に過ぎない。 ただ唯一褒められるところと言えば、この本が良く売れたことで、彼の言う中身のない国民が多くいるということが、身を挺して証明されたことだろう。

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    投稿日: 2008.09.03
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    右寄り…orz 夏休みの論文のテーマとして読ませられたけど、この人の話をみてるとイラッとくるところが頻繁にある。この人、イギリス好きすぎじゃない??実に薄っぺらい内容だよなあ…。確かに、日本はすばらしい国ですよ。誇るべき文化も持ってます。だけど、ねえ。激しく私と意見が合わない。 高校生の私の方が、もう少しいい文章書けると思うんですけどね。みんながいいっていう本って、たいしたことない本が案外多いよね。

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    投稿日: 2008.08.21
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    最悪 活字にこんな大きな嫌悪感を抱いたのは久しぶり これがベストセラーかと思うと悲しくなる。 日本を余計自己中心的な国と思わせる。 理系の学者が文化や歴史を書くのはいいけど、バックグランドが浅すぎる。全くサポートがない。証拠がない。よんでいてイライラする。 国家や品格200ページ以下で話しているとこがまずありえない。 中身のない浅はかな主張。 すべての日本人・・・なんて宣伝文句もおかしい。一億人以上の民族が同じ経験してきたわけじゃない。誇りや自信というのは他人から与えられて生まれるものじゃない。 主張を始める次元がおかしい。 目を疑った一文は「産業革命が欧州で起きなかったら・・・」歴史にもしはありえない。こういうことを書く人はできごとにしか目を向けられなくて、そのイベントによって何が変わったか、どうしてそれがおこったのかと研究する姿勢に欠けると思う。 話が飛びすぎ。 360度すべての角度から日本国をポジティブに見ようとするけど、一つの段落が短すぎて薄い。漫画を読んでいるみたい。CMを見ているみたい。何を入ってこない。 嫌い。 信じられないくらいの嫌悪感を持つから、読み直して、RESPONSEを出版してみたいくらいです。

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    投稿日: 2008.08.16
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    つ、つまらない…。早期英語教育にも憲法改定にも反対なのだけれど、真っ当なことは書いてあるのだけれど、つまらない。

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    投稿日: 2008.07.14
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    言いたいこともわかる。主張も適格だと思う。 ただ、何だろう。この本がベストセラーになったと聞くと寒気がするのは・・・。 基本的にはうなずける本だし、大賛成。気になるのはその点だけ。 呑みながら書いてないかあ(笑)

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    投稿日: 2008.07.13
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    あたしも古い頭固いタイプだけど、 本当に古いというわけではないのかもね、 なんて思ったよ。 あぁ、なるほどね!という部分と う〜…ん??という部分と 分かれた感じ。 しばらく時間を置いてから もう一度読み直してみようと思うよ。

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    投稿日: 2008.07.12
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    ううんどうだろう、自分がまだ人生経験少ないせいかもしれませんがあまり共感は出来なかったです。 最初のあたりで挫折。

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    投稿日: 2008.07.08
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    この方の表現は正直苦手。 人間が間違うのは歴史が証明している。 歴史は必ずしも正しくない。 矛盾はどこにもあるし、それについて言及したくは無いけれど、 全体的に思考停止になりそうな内容だった。

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    投稿日: 2008.07.06
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    私には論理もないが、 滅多な情緒も無いのでは・・・ 学歴社会のひずみ、犠牲者。 もうこれ以上増やさないで欲しい。 そういうことは自分への慰め。ばかか。

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    投稿日: 2008.06.30
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    じじいの説教。確かに言ってることに同意は出来るが、金出して読むほどのものではないと思う。 今こんなもんが流行ってんのかぁ、という意味で勉強にはなった。 100円。

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    投稿日: 2008.06.25
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    新書なんて読むの100年ぶりくらいだYO。 いつもお世話になってるSさんが、「是非読んでみて!」と下さった1冊。 なにしろ右派にはたまらないんだとか。w 私、作者・藤原正彦氏には大賛成です。 ゆとり教育とかしてるからいけないんだYOと、本当に情けなく思います。。 こう外国で暮らしてると特に、自分のアイデンティティなるものを実感します。 そして日本人であることが誇りです。 こういうの読むとついついアツくなっちゃって。w 中にはこの本を叩く人もいるみたいだけど、私は作者みたいなこういう人間臭い人好きです。 日本を愛して止まないんです。

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    投稿日: 2008.06.24
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    世界観を変えるほどの影響力を持つ本とはなかなか出会えない。 でも本書は、それに値するだけのセンセーショナルな内容になっている。 * 近年、世界を席捲した市場原理主義。 この原理にのっとり、各々が金銭を欲し利益を高めようと論理を追求し続けた結果、貧富の差の激しい社会、戦争の影に怯える社会ができてしまった。 日本も戦後、アメリカの植民地化(のようなもの)により、めざましく高度経済成長を遂げたものの、その代償としてすっかり国家の品格を失ってしまった。 このままでは、世界中の国々はアメリカ化され、様相は悪化するばかりであろう。 だから今こそ、日本は「国家の品格」を取り戻し、世界に警鈴を鳴らすときである。 論理の出発点は、その人の道徳心である。 日本人は、もののあわれ、情緒(惻隠の情など)と美、武士の心から道徳心を取り戻し、世界に見せつける必要がある。 たかが経済。 日本人である以上、 グローバリゼーションという世界の画一化に惑わされず、日本人としてどうあるべきかを考え行動しなければならないと思った。 日本人必読の名著だと思う。

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    投稿日: 2008.06.17
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    この時代に売れる理由がよくわかる。 非常に面白い。 ここらの考え方の本をもっともっと読みたいと思う。

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    投稿日: 2008.06.15
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    論理だけでない。日本(人)には日本(人)なりのよさがあるから、それを活かすべきなのだ。 今までにない切り口だったので面白かった。

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    投稿日: 2008.06.15
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    要は、日本国万歳!ってことでしょうかね。次にイギリス。 色々と異論も無きにしも非ずだけど、日本人のいいトコをどんどん挙げているので、面白いっちゃ面白い。褒められて嫌な気はしないということで。 結局、日本人は日本人が培ってきた文化や精神性を大切にしよう!!という話。 講演内容がベースになっているということで、誇張した表現というか構成というか、になっているのかやや強引な内容だと…思うけど、それが返ってわかりやすくていいのかもしれない。 よみやすさ、わかりやすさがベストセラーの理由だろう。あんまり内容がある本じゃないと思うけど。個人的に、日本的なモノが好きな嗜好にあるので、この考え方は嫌いじゃない。 そして、アメリカ化を良しとする風潮が主流になっていると思われる世論に声高に一石を投じるという意味では価値があるかもね。

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    投稿日: 2008.06.15
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    著者のお父さんが、新田次郎さんだと最近知った私は、遅ればせながら国家の品格です。少し誇張しすぎの面もあるけど、おもしろさをうまくまぶしてあるし、読みやすい。この本がベストセラーになるということは、まだまだこの日本も捨てたもんじゃないですね。

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    投稿日: 2008.06.12
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    以前から話題になっていたので、もっと早く読みたかった本だが、やっと読むことができた。普段の生活の中で、国家とか日本のためにとかやっぱりあまり考える機会はない。著者も本文中で触れているが、あまり愛国心という言葉は今まで好きではなかったし、国のためということから何となくそのまま第2次世界大戦のときのことが連想されてしまって、国とか文化とかそういうものを大切に考えてこなかった気がする。確かに、歴史は繰り返していて、国民が成熟することはないのかもしれないし、大衆の意見に流されて大切なものを見失ってはいけないと思う。金銭至上主義から武士道精神を復活させることは、一度便利なものに慣れてしまっているだけに、ずっと武士道精神を守っていくことよりもより難しいことのように思うし、自分でも実践することができるのかはわからないが、内容は共感できるところが多く、やっぱり話題になるだけあって興味深い本だった。

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    投稿日: 2008.06.04
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    人により評価はまちまちみたいですが 私は日本人であることに誇りを持とうと思えました。 数学者が書いてるあたりがおもしろい。

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    投稿日: 2008.05.24
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    実利主義の私にとって、美に対する意識は非常に優先順位の低いものだった。 しかしこの本を読んでその重要性にきづいたし、よくよく考えると尊敬できる人にはその感覚が備わっている気がする。 生きていくうえで、意識したい。 まぁいままであまり意識してこなかったし学ぶ機会がなかったからだろうが、 結局筆者の言う「情緒や形」はよくわからなかった。

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    投稿日: 2008.04.30