
総合評価
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powered by ブクログ現代では当たり前な事が、時代が変わると当たり前ではなくなる…と当たり前の事を再認識。 ただ、誰かが誰かを思う気持ちであったり、自分が相手の事を考えるように相手にも自分の事を考えてもらえたら…と願う気持ちは、いつの時代も変わらないのかもしれない。 読み終わったら高確率でプリンが食べたくなる作品。
0投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
道端で行き倒れていた侍風の格好をした人は、江戸時代からタイムスリップした本物の侍だった 侍は介抱してもらったお礼に家事を引き受けることに うち向きのことは女がするもの、という考えの侍がお礼のために家事をし始め、料理スキルが上がりすぎて連日引っ張りだこの超忙しいパティシエになっていく話 元旦那が仕事ばかりで休日ゴルフばかりで嫌、家事してくれ →ひろこ自身仕事忙しくなってやりがい感じ始める、家事やってくれるのありがたい →安兵衛の仕事忙しくなって寂しい、家政婦さんに任せてたけど自分でやりたくなる の変遷とか、 現在と江戸時代の教育方法とか家事分担の考え方とかが面白くて意外と社会派なテーマだった てっきり侍がプリン屋さんになるまでの話だとおもってたからケーキでバズっててびっくりした と思って読んでたら最後の新事実でびっくりした 感想書くときに見つけたけど2巻目も出てるのね…?よみたい
0投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ十年ぶりくらいの再読 タイトルで勝ったなという印象(中身もちゃんとしているけど) タイムリープものだけど、江戸と現在の価値観の違いというよりは、もっと根源的な働くことについて書きたかったんだろうなと感じる(解説と同意見) 友也、素直な子だな~ ただ、カバー絵なんとかならないのかな… 安易にイケメン出しときゃ売れるというものでも無いんじゃない?
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ以前図書館でパラ読みして気にはなってたけどすっかり忘れていた本。 で…うーん、アクマでも個人的見解だけど「映像アリキ?」な感じ。 文字だけで読んでると飽きるとゆーか、なんか読まなくてもいいかなーって思っちゃって。 実際、最初を読んでもういいやーと本を閉じたけど、帰りの電車で読む本がないから仕方なく最後の方と中間を所々拾い読み。 やっぱり「映像アリキ」感が強くて、読みたくなくなった。 映像を意識してるよねって感じがし…読むのに飽きちゃった。 たまには、こんな本に当たりますなぁ。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ#54奈良県立図書情報館ビブリオバトル「次回の読書会で読みたい本」で紹介された本です。 大阪ブックフェスタ連動企画として2部制で、1部は、まちライブラリー読書会、2部がビブリオバトルでした。 2015.5.16 https://m.facebook.com/events/1562996537316299?view=permalink&id=1591034237845862
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログ江戸時代からタイムスリップしてきたお侍が巻き起こすドタバタスイーツコメディです。 卒園を控えた男児を育てるシングルマザーの前に現れたのは180年前の江戸時代からタイムスリップしてきたお侍。ひょんなことから居候させることになったそのお侍は、恩返しにと申し出てくれた家事などを任せると意外な才能を発揮して、いつの間にかテレビで一躍時の人に。 近頃目にする転生物や異世界転移物のご都合主義の多さに辟易していたため、気になっていたけれどなかなか手を出せないでいたお話でした。けれど、読んでみてびっくり。物語の作り込み、テンポ、やりとりが素晴らしく、オーディブルで聴いている間も何度も噴き出して笑ってしまうほど。とても読みやすく楽しめました。 江戸時代から来たお侍と現代では価値観が違って当然ですが、一所懸命に物事に取り組む姿勢、現代人がなくしてしまった教育観など、妙にリアルに考えさせるところがあり、見習わなくてはいけないなと感じました。 そして、最後の物語の閉じ方が秀逸です。 こちらは続編もあるお話とのことなので、続きを読むのが楽しみです。
0投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ同僚におすすめされた本。 安兵衛が家事に必死に取り組む姿がよかった。 メモ書きが、安兵衛自身が生きた時代の言葉で記されているのが、当たり前のことではあるけれど、なんか良かった。
0投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ大河ドラマの影響で江戸時代に興味持ち積読にあったことを思い出して読んでみた。タイムスリップものでコミカルな内容で予想外だったけれどサラッと読めた。もう少し歴史の実話のような内容が読みたかったからちょっと選書間違えたかも。それでも続編が出てるようなので見つけたら読んでしまうかなぁ。
0投稿日: 2023.09.08
powered by ブクログ思わず頬があがってニコっとしてしまうようなシーンが多く、心が温まった。 特に大会の場面では、自然と応援し、息を飲んでしまうほど引き込まれ、喜んでしまったことに、深く作品に没入している感覚になった。 「この本と出会えてよかったな〜。」と微笑ましく思うような作品。最後の結末も素晴らしかった。
2投稿日: 2023.05.15
powered by ブクログオススメされて借りた本 自分では手に取らない本ながら 読んだらすごく面白かったー(*σ´ω`*)σ 解説にある通り ただのSFじゃなくて ちゃんと現代家族の闇?も考えさせられる安兵衛節 ただ、表紙のイケメンを想像しながら読んでいたのに 岩みたいなオジサン⁈って… ちょっとテンションが下がったのはナイショ
1投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ原作は「ふしぎの国の安兵衛」という題名だが、文庫本化されたときに「ちょんまげぷりん」に改題された。 映画化の影響だろうな。 内容は、映画のCMもバンバン流れていたのでお解りであろう。 江戸時代の侍が現代にタイムスリップし、パティシエになるというお話。 この手のタイムスリップものは、いくらでもあるんだけど、やっぱり面白いよね。 マンガみたいでさ。 「王様のブランチ」だったか、この作者のインタビューを見た覚えがあるけど、実生活を小説にしたようなものだと。 奥様が仕事に出て、旦那が家事を勤める。 この小説も、江戸から着た侍、外でウロウロする訳にも行かず、仕事もなく、居候することになった母子家庭の家事を手伝う内にケーキ作りがもの凄く旨くなって、テレビ番組のコンテストに出場し、そのキャラ(侍言葉や考え方)がテレビ受けし人気者になる。 しかし、ケーキ作りは男のすることではないと基本的には思っているあたりが良いねぇ。 結末も、たいしたカラクリがあるわけではないけど楽しめる本でした。 早速、「ちょんまげぷりん2」の読書開始でござる。(笑)
2投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうなる?どうなるのか? と先が気になり一気読み。 それは急に来たけれど、良い終わり方だと思った。 過去に戻った安兵衛の未来が見えたのが良かった。
1投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログタイトルに惹かれて読み出したら、面白くて一気に読み終えてしまいました!頭と心の休憩としての秋の読書にオススメです。
0投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログタイトルだけを頼りにフィーリングで本を選んで良いんだと腑に落ちたので。 (「教室に並んだ背表紙」のお陰で) 半身浴のお供になりそうな、脳がグニャグニャ軟らかくなりそうな軽い読み物を求めてタイトル買い。 でもやっぱり気になって裏表紙のあらすじ見ちゃった。 え?全部書いちゃってない?これ大丈夫? 中学生の子どももこれを見て、「小学生が本の紹介の作文で書いたみたいなすごいネタバラシ」と。 表紙も、画業の人なら10分くらいで書けそうな簡単なイラストだし… ものすごい駄作だったらどうしよう、とおっかなびっくり読み始めました。 うんうん、求めていたのはこの軽やかさ。読みやすいストーリー、身近な舞台。予想外のどんでん返しなどなく、キャラクターが無理なく物語を転がして。めでたしめでたし、で幕。 小学校中学年の子も、この本の親しみやすい佇まいに誘われて、珍しく自分から読み出し読了していました。 物語が登場人物の男の子の目線で語られていたら、児童文学として成り立っただろうと思います。
1投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログ子どもの頃に読んだことがあったが、視点が変わったのか全く新しいストーリーとして引き込まれていった。著者が「ござる」をつかった登場人物のセリフを創造しているところが良かった。
0投稿日: 2022.05.18
powered by ブクログ現代の日本人の気持ちのありようを批判している内容に思う。 他人のことを見て見ぬふりをしたり、自分だけが正しいと思い、人の意見を聞かなかったり。 自分のことを言われているようで耳が痛い。 それを江戸時代の人を使って言わせている。 物語とは言え、それをすんなり受け入れるシングルマザーも大したもんだし、時代の寵児として祭り上げるマスコミにも呆れる。 SFと言うより、現代風刺と思った。
0投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ表紙のイラストと中身が違い過ぎて集中出来なかった。 イラストを描いた人はこの小説をちゃんと読んだのか? それとも発注した人間の指示か? どっちにしろ、中身にあった絵にしてくれないと著者に失礼だ。
0投稿日: 2021.02.04
powered by ブクログ最初の安兵衛の心細さ、主義を曲げるまでの想い、そして絶対に譲れないところ。ひろ子が安兵衛に感じているであろうことを同じように感じながらとても気持ちよく読みました。さらに自分としては、仕事をしている女性としてのひろ子にとって譲れない部分、越えてはいけない一線を守ってきた部分などに共感できる部分が多く、正論だとわかっていても安兵衛の言葉がとてもきつく思えるところがありました。ラストが優しいですね。ほっとしました。そして---私も皆さんと同じく、表紙に戻って 「?」でした。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログあっという間に読了☆続きが気になりすぎて、斜め読みし、そこからまた戻ってじっくり読んだにもかかわらず…です。 まずは安兵衞さんみたいなひとがわたしもほしい(笑)家事完璧、お菓子作り天才☆うらやましい‼ 最初も最後もあっさりきてあっさり帰ったなぁと思いましたが。 友也くんにはちょっと泣かされました。成長したんだね〜 続編もいつか読んでみたいです。
0投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログもっとスイーツに特化したストーリーを期待したけど、具体的な描写はなく、タイムスリップに寄ったお話しでした。
0投稿日: 2019.06.01
powered by ブクログ『ふしぎの国の安兵衛』改題 著者:荒木源、1964京都府出身、小説家、東京大学文学部仏文科卒 解説:末國善己、1968広島出身、文芸評論家、明治大学→専修大学大学院
0投稿日: 2019.05.24
powered by ブクログシングルマザーの遊佐ひろ子は、ある日、侍の格好をした男と遭遇する。 男は180年前の江戸時代からやって来たと言う。 という、王道のSFもの。 しかし、内容としてはかなり社会風刺が効いている。 正社員、契約社員、派遣社員。雇用形態の不安定さによる未来への展望。 家事、育児、男性女性、主婦、主夫。 昨今では、女性の社会進出がごく自然に当たり前になってきているが、未だ男は外で稼ぎ、女は家を守るという旧態の考え方もなくなってはいない。 そんな中、儒教、主に朱子学が盛んであった江戸時代からやってきた男が平成の世でシングルマザーをする家にスーパー主夫として居候することに。 彼は江戸時代、旗本直参であったという。上様直属の部下であるが、その仕事内容は、天下泰平の世の故、ひがないちにちぶらぶらすること。給料である禄はもちろん支払われる。 現代の働くことの意義や仕事を通じて生きて行く中で、何が大切であるか。 さくっと読めるエンタメものだが、中々にはっとさせられる一冊でした。
0投稿日: 2019.01.10
powered by ブクログ奇をてらうのが小説ではない。読者が想像する通りに展開すると、「ヤッパリ・・・・」としたり顔になる。田中君とひろ子は結婚します。 「男は外、女は内」。解説の末國さんとは意を異にするが、私は、若いやつらよ今一度男女の「分」を考え直してごらんと提案してるのです。ひろ子が役職を辞したのはなぜだと思いますか?キャリア追求では家庭の平和は守れない、と考えたのでは無いでしょうか。 源さん、一所懸命(一生懸命でなく)に頑なに拘るのを止めたらいい作家になれるよ。最後に「江戸阜凛」、ホロリとしました。
0投稿日: 2018.11.05
powered by ブクログ保育園児の息子と二人暮らしのシングルマザーと、江戸時代からタイムスリップして来て家に置いて貰う恩義から家事一切を完璧にこなす侍との日常。更に、侍が始めたばかりの料理の才能でパティシエとしてのTV出演等時の人となり二人とすれ違い始める。和むけれどなあなあでなく、それでいてほっこりする結末もきれいだった。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ28:敬愛する中村監督が映画化、というので興味をひかれ、読んでみました。むちゃくちゃ上手い、とかいうのではないですが(←失礼)、タイムスリップものという王道ながらめりはりのあるストーリーと、シングルマザー、働くこと、子育てなどなど、まったく他人事ではないテーマでぐいぐい読ませます。取り上げたこれらのテーマに揺るぎない結論が提示されなかったのも、鼻につかなくてよかったです。作者さんの希望とか願いが込められたファンタジー。読後、少し元気になれたような! 起承転結や見せ場がはっきりしているので、映像向きかもしれません。映画が楽しみです。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログタイムスリップもの。ちょっと思い出してみれば、どれもそうだったと気づかされたが、ほんとに切ない。胸をかきむしらされそうになるぐらい。それは、本書の主人公の一人である木島安兵衛がとても魅力的な人物に書かれていて、さらに、本当の主人公たち、ひろ子と友也もまた魅力的に描かれているからにほかならない。タイムスリップしてきた侍が、スイーツづくりに極上の才能を発揮するというとんでもなく斬新な設定。さらに、江戸時代と現代の人々の生活、考え方の違いについても鋭い分析が話に混ぜ込まれている妙。安兵衛の「人は分をわきまえることが大事」という一言は現代においても大切な至言である気がした。
0投稿日: 2018.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
設定がとても面白いです。 また、確かに現代の私たちって心にゆとりがなく、必要なところにパワーをつかっていないのではないかとしみじみ思いました。 心のゆとりって本当に大切だと改めて思いました。
0投稿日: 2018.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これを登録してびっくり、2がある(笑)。 まぁ、ち違うお侍がやって来る話なのだろう。 最初の方は、ありきたり感もあって、また、教育論を振りかざす(というほどでもないかもしれないが)感じもあって少し読みにくかったが、最後の方はおもしろかった。ハートフルストーリーだね。 田中氏の変わりっぷりにはびっくりしたけど(笑)。
0投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログいわゆるタイムスリップもの。 本質的なものは変わらないものの、現代の生活になじんでいく安兵衛。 順応力が半端ないな・・・というのが素直な感想。 これだけの順応力があれば、どこへ行っても安兵衛は大丈夫だろう、と思ってしまう。 江戸時代からやってきた安兵衛が、時代劇にハマるのも面白い。 やす子たち母子と真正面から真剣に向き合う姿もいい。 少しずつ、家族のような、父子のような絆が育っていくようすが微笑ましくて、あたたかい。 自分をわきまえる。 自分の成すべきことを知れ・・・ということなのだろうか? その辺りの安兵衛の考え方が何となくピンとこなかったけれど、やらなければならないことはきちんとやれ・・・ということなのだと受けとった。 ライトノベルのような読みやすさと、あたたかな気持ちにさせてくれる物語だった。
0投稿日: 2017.02.23
powered by ブクログほのぼのしながらも、自分の仕事・人生について考えられた。 江戸阜凛は本当に広尾にあるのだろうか。 ーーー シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気付く。 安兵衛は料理のレパートリーを増やし、菓子づくりに挑戦。これが評判を呼び、「ござる」口調の天才パティシエとして時の人となるがーー。
0投稿日: 2017.01.03
powered by ブクログかなり前に錦戸君とともさかりえの映画を見て、面白かったのだけど、原作があるとは分かってなかった。で、最近「オケ老人!」の映画を見て、原作読んで、これも同じ作者が書いてると知って読んでみた。これも映画がストーリ的にはそのままなぞってたので、復習した感じ。懐かしく読んだ。続編も読んでみよう。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ表紙の殿方がイケメンだったので、思わず買ってしまった。 が!主人公の木島安兵衛は、表紙の殿方とは似ても似つかぬお顔でしたw 内容は、よくあるタイムスリップもの。 じゃあ何が面白いのか・・・。 現代社会から失われつつある男らしさとか、実直さとか、 そんなものを持ち合わせている主人公が、魅力的でついつい読んでしまうのかも。 逆に、ヒロインのひろ子さんは好きになれなかったなー。 夫でも恋人でもない、すでに自分の部屋も借りている安兵衛に、自分と息子の為に、仕事を抑えてもらおうとは。。。 利己的な感じがして好きになれなかった。
0投稿日: 2016.12.03
powered by ブクログちょっと非現実的すぎて…タイムスリップの部分ではなく、安兵衛が有名になりだした辺りからが。そして映画化のとき錦戸亮が主演ってまったく設定にあっていないのでは。 途中までは面白かったんだけど、やはり後半のせいで台無しな気がする。読後、特に何も残らなかったな。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログシングルマザーの遊佐ひろ子はお侍の格好をした謎の男と遭遇する。 男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で木島安兵衛と名乗った。 半信半疑のうちにも情が移り安兵衛を家に置くことに。 安兵衛も恩義を感じて家事の手伝いなどを申し出る。 その所作は見事なもので炊事・洗濯・家事などすべて完璧。 仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとってそれは理想の「主夫」であることに気づく―。
0投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸時代からタイムスリップしてきた木島安兵衛。偶然居合わせたバツイチシングルマザーのひろ子の家に居候することになります。世話になる代わりに家事を引き受け、持ち前の器用さと真面目さで思わぬ家事の才能を見せる安兵衛。そして家事と育児に追われていたひろ子は安兵衛のおかげで仕事に専念することが出来、充実した日々を送れるようになります。いつしか、こんな日が続いていけば、と願うようになるひろ子ですが…、という話。 面白かったです。安兵衛の“ならぬものはならぬ”という毅然とした態度にハッとさせられました。ふざけた(失礼^^;)タイトルからは想像出来ない、しっかりした話で好感が持てました。続編もあるようなので読んでみたいと思います。
0投稿日: 2016.11.04
powered by ブクログ安兵衛さんの作るスイーツを食べたいです。 ただ江戸の人が現代に迷い混んでドタバタ、かと思いきや 仕事の考え方に触れ、時代による男女の生活のあり方?に触れ、 考えさせられる内容でもありました。 うっすらラブロマンスがありそうななさそうな…w 映画してて気になってましたが、 読めてよかった。面白かった。 映画も見たかったなぁと思います。
0投稿日: 2016.10.13
powered by ブクログありがちな設定だけど、意外と面白かった。 都合良すぎる展開と、強引な話の進め方ではあるが 飽きさせない。 まー先は読めてしまうのだけど....。 表紙の男前な人なのかと思っていたら、 本の中の人は全然違うくて笑った。
0投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログ確か、映画でやってたな〜と思い、バカバカしいのを覚悟して読んだら、あら、面白い。昔の言葉使いや、考え方、安兵衛さんの佇まいなど、嬉しくなりながら読み進めた。興味深かった。 続編も出てたみたいだから読んでみようかな。
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログ木島安兵衛が文政九年の江戸から平成十八年の東京にタイムスリップする。江戸から見た東京と東京からみた江戸。便利になったがゆえに失ったものが見えてくる。
0投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安兵衛の子供や人への接し方や仁義。 とても興味深く、でもサクサク読めるが・・・ 残念なのは話が浅いまま 物語終了だったこと。 あっという間にパテシエで大成功 チヤホヤされた果てに トッとと江戸へお戻りに・・はてぇ? 欲を言えば 男尊女卑時代のお侍さんが 現代のバツイチ年上女性と恋をするとか 家庭の中での昔ながらのしつけとか そちらがもっと見たかった。 と言う事で 文章は簡単なので読みやすいが 胸キュンを期待しただけに ★は2つ
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ旗本の木島安兵衛が、現代にタイムスリップ。 シングルマザーの遊座ひろ子、友也親子の厄介になる。 三人は家族のようになっていき…という話。 SEとして働きながら子育てするひろ子の日常がリアルだなあ、と感じる。 映画化されたとかで、安兵衛が何となくイケメンのようなイメージでいたけれど、本文ではむしろ江戸時代的な、えらがはった武ばった顔なのね...。その辺り、好感を持った。 女性の生き方、男女の役割で、安兵衛とひろ子は対立する。 そういう「異文化衝突」は描かれているんだけど、安兵衛さんが現代の食生活にすぐになじんでしまうのが不思議。 江戸の人には肉や乳製品は臭くて受け入れがたかったんじゃないかと思う。 そのあたりは、まあ、エンタメ小説なんだから、あまり気にしないでいくべきなんだろうけどね。
0投稿日: 2016.06.05
powered by ブクログ江戸時代から現代日本に飛ばされ、お菓子作りに目覚め、天才パティシエとして有名になっていく一人の侍。 そんな彼にひょんなことから巻き込まれて行くシングルマザーとその息子。 3人の不思議な絆に癒されます。
0投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログ軽いタッチで読みやすく、それでいて、江戸時代の武士から学んだり我が身を省みたりする点も多く、おもしろかった。 タイムスリップもの、というとそれだけで非現実的でSF感かコメディ感が強すぎるんじゃないかと倦厭しそうになるが、読みやすくコメディ過ぎずとても良いテイストだったし、ラストも良い終わりだったと思う。 安兵衛の言葉の多くは、子どもができたときに心に留めておきたい、と思った。この世はエネルギーを多く必要とする。安兵衛のように、腰が軽く自らの信念に則ってきちんと行動が起こせたらどれだけいいだろうか。彼ほどにはいかなくても、少しでも見習いたい。
0投稿日: 2016.04.30
powered by ブクログ物語は淡々と進む。育児、仕事、主婦(夫)、片親家庭など家庭問題をいろいろ盛り込んであるが、もうちょっと安兵衛と遊佐家だけのほのぼのお菓子話が読みたかった。
0投稿日: 2016.02.25
powered by ブクログ江戸時代からタイムスリップしてきたお侍との出会いから、現代生活を過ごす、一挙にフルスピードで読めました。2 巻は江戸時代に、タイムスリップするなら この一巻でもう少し江戸時代の安兵衛を回顧しながらでも良かったかな、、比較要素が欲しかった。 出会った親子が現代社会の課題そのもの。シングルマザーで多忙、育児子育てとしごとの両立が大変、江戸時代とは全く違う価値観、安兵衛が現れてあらためて江戸時代の良かったところもかいま感じられたが 全部はどちらも受け入れられない生活の違い、男女の考え方、無理だなぁ。ずいぶん日本も時代とともに変わったなというのは感じられる。 軽く楽しく読むには一気に読めておもしろかった。
0投稿日: 2016.02.23
powered by ブクログ江戸時代の侍が、現代にタイムスリップしてしまい、とある母子家庭の家でお世話になる話。 話自体はありがちで、最後も予想通りだったんけど、やたらと分をわきまえろ的な話が出てきて、へーって感じだった。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語としては、シングルマザーの遊佐ひろ子の前に、お侍の格好をした謎の男が現れる。 彼は、一八〇年前の江戸からやってきた、と言っていて「木島安兵衛」と名乗った。 安兵衛の言うことを素直に信じられないひろ子だったけれども、行き場のない安兵衛を追い出すわけにもいかず、半信半疑のまま安兵衛を家に置くことにする。 そんなひろ子に恩義を感じた安兵衛は、「武士の仕事ではない」と言いながら、家事の手伝いを申し出る。 その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。 毎日、息子を育てながら仕事と家事をなんとかこなしていたひろ子にとって、安兵衛は理想の「主夫」であることに気づく。 という話でした。 いやー、この小説をなめてました。はっきり言って。 もうちょっと普通に面白くないギャグみたいなペラペラな小説なのかと思ったんですが、すっごく面白かったです。 ふわふわとしたやり取りの中で、本当に大切なものは何なのか考えさせられる作品でした。 「主夫」とは何なのか、家事と仕事の両立ってどうなのか……。 ある程度の年をとれば誰もが一度はぶち当たる壁で、自分は何をしたいのかって悩む人ってとても多いと思うんです。 そういうところをさらっと考えさせられる小説だなあ……と思います。 しかも、安兵衛とひろ子はちょっと変則的な夫婦になっていい感じ! な瞬間もあったんですが、結局は安兵衛は元の自分の時代へと戻り、その後……という感じで終わりました。 やっぱり人間は、あるべきものの中で、自分の一番の幸せを見つけていくのが一番いいのだなあ……と思いました。 しかし、これの続きにもう一冊あるらしいので、それを楽しみにしています。
1投稿日: 2015.11.10人生、侍なれど柔軟さが大切でござる
直球勝負な、過去>現代へのタイムスリップもの。カルチャーショック、侍の矜持、意外な才能、家族の絆、そして過去からの・・・・。映像の方は見ていませんが、多分小説とのギャップを感じずに楽しめるのではないでしょうか(目に浮かぶと云うことです!) 表紙の安兵衛さんは、少々かっこよすぎるように思われますが、微妙に月代(さかやき)の部分が描かれていないのは、本文に由来するナイスなイラスト。このような「表紙を見る楽しみ」は、紙本での読書のほうがよいのでござる。
12投稿日: 2015.10.06
powered by ブクログ木島安兵衛は巨大な石造りの城の前で立ち尽くす「ここは一体・・・」 遊佐ひろこは息子友也と2人で暮らすシングルマザー。 会社帰りに2人は、30階建てのマンションの前で和装の男が腰に刀を二本差しし、茫然と立ち尽くしているのを見た。 たまたま通りすがった彼らは、ひょんな切欠で男を家に招き入れる事になった。 彼の名は「木島安兵衛」職業武士。 彼の言葉を鵜呑みにするのであれば180年前の江戸は麻布から現代にタイムスリップしたらしい。 地面に水鏡のような物体が出現し、覗き込んだら吸い込まれ、気が付いたら現代に居たらしい。 哀れに思ったひろこは彼をこの家に置く事に決めた。 しかし江戸に帰る為に方々を歩き回るが成果は何もない。ただ置いてもらうだけでは心苦しいと家事を勉強しだすが、 みるみる間にパーフェクト主夫に成長し、仕事に追われる毎日であったひろこにも心の余裕が生まれる。 寂しさの裏返しから我儘になっていた息子の友也も、時に厳しく、しかし一本筋の通った安兵衛の優しさで見違えるようにいい子に成長した。 さて、彼の主夫業の中で特筆すべきは、スイーツ作りでまさにプロ顔負けの腕前。 図らずも出場した大会で注目を集め、パティシエとして大変な成功を収める。 しかしひろこと友也は寂しかった。もう彼は私たちだけのものでは無い。 彼の空けた穴はあまりにも大きかったのだ・・・。 疲れていて、難しい本を読みたくなかったのです。 黄色い表紙い漫画のようなイラスト。 へんなタイトル。ああ、なんか軽そうで疲れない気がする。 そんな思いから手に取りました。 普段だったら手に取らないであろうこの作品、とてもとても楽しめました。 タイムスリップ物で特に新奇な事は無かったのですが、 安兵衛の真っ直ぐで率直な物言いが、現代人の常識に真っ向から切り込んで、 それを皆が道理として納得してしまう辺りがとても気持ちが良かったです。 友也との親子のような心の交流と、ひろこの心にひたひたと満ちる潮のような温かい感情も読んでいてとても良かった。 文学的な重みとは無縁の作品ですが、僕はとても好きです。 ちなみに表紙はイケメンですが、作品中では河原の石に目鼻を付けたような顔で、 身長は155cm程度です。でも心がイケメンなんだなあ。うんうん。 2も有るので連続で読む予定です
0投稿日: 2015.09.21映画もオススメです。
映画を観てあったので、コレを読まずに先に2を読んでしまい、 でもやっぱり、読んでおこう。 と、コチラも読むことにしました。 安兵衛さんが江戸時代に帰るところ以外は、ほぼ、本の通りにつくられていたんですね。 でも、この本の終わり方だと、モヤモヤがのこりますよね、映画の終わり方の方が分かりやすさでは、よかったのかもしれません。 でも、本には2があるので、その部分を2で解決してくれています。 安兵衛さんが、現代の生活に溶け込んでいく姿が、映画の錦戸君とオーバーラップして、でも、それがとても楽しかった。 安兵衛さんが有名人になってしまう前の生活のあたり、とても好きでした。
6投稿日: 2015.08.22
powered by ブクログ図書館で、驚きのタイトルが目に留まり、チロチロ〜〜とよんだら止まらなくなって、借りて一気読み(≧∇≦) おもろい!!これはドラマ化しよ〜よ〜! 安兵衛、最高っ!
0投稿日: 2015.06.15侍タイムスリッパー之ドタバタ劇…
ズバリ!面白かったです。 そもそもタイムスリッブものって、 あんまりハズレがないとは思います けどね。 木島安兵衛のキャラや、母子家庭の 母子キャラ、脇役の田中くん。 キャラ設定も実にいい。 あり得ねぇし!←と、ツッコミたく なる部分もあるにはあるが、 まぁそこは「小説」ってことで。 映画にもなっているんですね。 この痛快ドタバタ劇が一体どう アレンジされているか、観てみたく なりました。 ハマってしまったので、引き続き 続編を読むこととします! ※途中、随分話しが割愛されてる感が あったけど、少しは省略しないと この話しはトンでもない長編に なるでしょうね【笑】
12投稿日: 2015.04.08
powered by ブクログ40代に見える、小さい目に団子鼻、顎はえらがはった泥臭い顔に全く見えない表紙の漫画絵がなければもっと面白く読めたかも。 最近のこの漫画絵はなんなの⁇ なんか読む気になりにくいよ… しかもたいして上手くないしな… 話も漫画だったけど( ´ ▽ ` )ノ
0投稿日: 2015.02.23
powered by ブクログ2015#1#23 180年前の江戸時代から侍、木村安兵衛が現代にタイムスリップし、ひろこ、友也の家族と出逢うー ラストを詠んで、どうしてこのタイトルになったのか納得いった。 錦戸くん、ともさかりえ、鈴木福くん出演の映画もみてみたい!
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログ文政9年から180年後にタイムスリップ!?ひろ子と友也の家に侍の木島安兵衛が居候。江戸に帰る方法は?パティシエになっちゃうの?そんなお話。「まことでござるか」「ひろ子殿」「友也殿」の侍言葉がいいリズムになり、サラサラ〜とよめて、面白かった。現代人へのお説教も正論で、ごもっともですとしかいえない(笑)頭の中では40代のおじさん侍がケーキ作りに励んでました。次巻は逆タイムスリップ。面白そうなので、読んでみよ〜っと。 「遊佐ひろ子はとても急いでいたので、その男に十分な注意を払うことができなかった。」
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログ87 江戸時代からタイムスリップした侍がスイーツづくりの達人に? 現代の東京に突如あらわれた得体のしれない侍が、スイーツづくりで世間を賑わす 突拍子もない話だが、案外悪くない
0投稿日: 2014.12.03
powered by ブクログ一気に読み終わった。 途中の中だるみは無いものの 逆に端折った感が否めない。 侍から事業家の箇所に期待したのに あれやこれやで結局こうなりましたって 言われてもなー。 前半とラストを最初に決めてて 書き始めました的な感じ。 全体的には好きなテイストでした。 表紙の絵が何故こうなんですかね??? 安兵衛じゃ無いですよね。
0投稿日: 2014.10.12
powered by ブクログ何気なく手にとって 読み始めたのてですが… いや これが なかなか秀逸でした いわゆる タイムスリップものなのでしょうが 全編を通じて 無理がない その筆力に拍手でした コミカル部分もあり 現代社会への警告もあり 家族の問題もあり 子どもへの教育問題もあり 結構盛りだくさんなことを 軽いタッチで書かれているのも 素敵でした
0投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初、タイトルは映画で知った。そのあと古本屋で見つけたので買ってみた。 なぜこの本がこんなに好きなんだろう? 2も買ったし、コミックまで買ってしまった。(DVDはイメージが崩れるのか怖くて未視聴) 江戸時代好きで料理好きだから設定はバッチリ好みなんだけど、なにより安兵衛さん他、キャラが魅力的なんだろうな。 江戸時代から現代へタイムスリップしてきた木島安兵衛さんの現代での居場所探しというか生き様が、古き良き日本人の生真面目さが出ていてよかった。 江戸時代の武士にとって女を外で働かせて自分が「うちむきのこと」をするのって結構屈辱だと思うのに、それを自分のするべき役割と割り切って、やるからには完璧を目指してやりきる潔さが好き。 自分の分(能力と役割)をわきまえて、その時できることをまじめにきちんとやる。なんか、古き良き日本人だなぁと。 一方のひろ子はいまどきのシングルマザー。 こちらもどちらかというとまじめで一生懸命な人だなという印象。 会社では上司と部下の間に挟まれて、家に帰れば家事と育児。それを一人でこなすのって普通に考えたら大変だよね。 自分でも手を抜いていることを実感しつつ、でもそれしかできない現状がリアルだった。その割にはぎすぎすしなくていいひとだなと思った。 全然ちがう二人が出会って、自分を保ちつつもちょっとずつ認識を変えて、お互いを認め合って、そういうのっていいなぁと感じました。 物語の最後に安兵衛さんといったんお別れしてしまうのは必然だから仕方ないけど、そのあとのことも含めて気持ち良く読み追われた一冊です。
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログこどもに薦められて読みました。 タイムスリップは数あれど、設定が面白かったです。私なんかは母子家庭の母の大変さに共感したなぁ~。あと、仕事の達成感とか。 あの時代の武士がここまでは馴染めないでしょうね。
0投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログたわいないタイムスリップ物で戯画的な要素はあるが、よくできていると思った。特に現代のワーキング・シングルマザー(のステレオタイプらしいもの)がビビッドで共感しやすいようにできていると思う。
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログ表紙美化されすぎ(笑)。面白かった♪ 価値観の違いそりゃーーー180年前とあるだろうな。お互いに歩み寄る姿がよかった。肝心な時に安兵衛の願いが叶うのがまた・・・。次も読んでみたい。
0投稿日: 2014.06.08
powered by ブクログ錦戸くんの映画が可愛すぎたから本にも手を出してみた。 でもこれは映画の方が好みだったかなー。 安兵衛さんが本だしたりコメンテーターになったりはちょっとやり過ぎな気がする。 映画みたくパティシエくらいがちょうどよかったかも。 でもやっぱり安兵衛さん可愛い。
0投稿日: 2014.06.04
powered by ブクログ『毒にも薬にもならない』 ぬるい設定、ぬるい展開、ぬるいオチ。つまらないドラマの脚本を読んでいるみたいだったのに映画になったと。使い古されたベットに新しいカバーをかぶせても、寝心地が戻るわけじゃない。
0投稿日: 2014.05.01
powered by ブクログ江戸時代からタイムスリップしてきた侍、木島安兵衛。 彼に偶然出会ったシングルマザーの遊佐ひろ子は、戸惑いながらもかくまうことに。 安兵衛は恩返しのために、家事の手伝いを始めるが、やがて菓子作りの才能を開花させ、天才パティシエとして有名になっていくが…。 ひろ子がシステムエンジニアであることにシンパシーを感じたこともあって、読みやすかった。 子育て、男女の役割について、ひろ子と安兵衛の意見が対立する場面があるが、現代の風潮(子どもを叱れない、男性も家事をすべき等)を真っ向から否定する安兵衛の意見には、どきっとさせられた。 子どもや自分の仕事と真剣に向き合うエネルギーを惜しまないよう、心がけていきたい。
0投稿日: 2014.04.13
powered by ブクログタイムトラベルなどのSF的な本にはあまり触手が伸びない上に、タイトルも軽い感じで、正直あまり期待しないで読み始めたが、読んでみたらかなり面白かった。 タイトルは軽いけど、内容は取りようによっては結構重い(というか深い)と思う。 終わり方も私好みで◎。
0投稿日: 2014.01.18
powered by ブクログかなり面白かった。話の流れもスピード感があって、読みやすかった。映画はまだ見てないので、映画を見てから2巻をみようかなぁ。今から楽しみだ。
0投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログ【ちょんまげぷりん】の存在を知ったのは映画が最初でした。 関ジャニ∞の錦戸くん主演の映画【ちょんまげぷりん】 ちょんまげぷりんって・・・、何? 「ちょんまげ」と言えば、あのお侍のヘアスタイルしか思い浮かばへんし・・・ 「ぷりん」とひらがなで書かれていても、洋菓子の「プリン」しか思い浮かばへんし・・・ その二つを足したら・・・、何になるの????? 今ひとつ、興味がわきそうでわかへんし・・・ 何と言っても、ちょんまげ姿の錦戸くんがあまりにも・・・なので、それっきり記憶から消しさられていました。 二度目に【ちょんまげぷりん】との出会ったのはNHKのTV番組「グレーテルのかまど」でした。 そこで紹介されたあらすじがちょっと面白そうで、消し去られた記憶が読みがえる。 そして、先日、いつもの古本屋さんで三度目の出会い。 これはもう、読むなら、今でしょ~!(笑) この本、とっても不思議な本でした。 江戸時代から180年の時を超えてタイムスリップしてきた侍の木島安兵衛。 安兵衛が出会ったのはシングルマザーのひろ子とその息子の友也。 この親子と暮らし始めた安兵衛が現代で「パティシエ」となる。 タイムスリップものは数あれど、こんな展開、他にはないよね・・・ ちょっとばかばかしいけど、ちょっと笑えて、ラストはちょっといい感じ。 難しいことなど考えず、単純に楽しみたいときに読んでみるにはよい本かな・・・ でも、映画はどうだろう・・・? ところでこの作品、単行本として刊行された時には【不思議の国の安兵衛】だったそう。 それはあまりにもひねりがないよね~(って上から目線でごめんなさい!) よくぞ【ちょんまげぷりん】に改題してくれました~!! って、タイトルで悩んでいたのにねぇ・・・(笑)
4投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログシングルマザーの主人公のところへ突然サムライがタイムスリップしてきて……というお話。 物語としてはそんなに珍しくないけれど、サムライ安兵衛の柔軟性とシングルマザーひろ子の葛藤ぶりが細かく書かれていて良かったと思います。 タイトルにプリンと入ってるのでプリンばっかり出てくるのかなと思ってましたが、お菓子全般でした。でも美味しそうv 最後はほっこりしてて、感動しました。 2も出てるみたいなので、読んでみたいと思います。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ面白かったです。都合よすぎだけど設定が設定なんでね、逆にすんなり受け入れられます。 一気に読みました。
0投稿日: 2013.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を先に見てからの原作だったのですが ストーリーはこっちのほうが好きです! 芸能人になっちゃうんだねやすべえさん(笑) タイムトリップものでここまで人間臭い小説なかなか無いと思います
0投稿日: 2013.10.16荒唐無稽な設定だけど、、、
現代にあらわれた侍を想像するだけでもおもしろい。 一気によみました。 オススメです。
1投稿日: 2013.10.03マンガを読むような感覚で
ラノベと言われるジャンルに入るのでしょうか。確か映像化もされたようです。 「ござる」って言葉が口語で使われる時代の武士がなぜか現代に。ひょんなことから、彼の世話をするはめになった母子との関わりや、その武士がお菓子作りに目覚め人気者になっていく。素直な子どもと無垢な武士との関係が微笑ましくてなんともいえずジーンとします。 面白いのでサーッと読み進みます。旅先の移動中にはモッテコイかもしれません。あまり彼に俗化されて欲しくないと願いつつ、「2」も読もうと思っています。
3投稿日: 2013.09.27
powered by ブクログ読み始めは「大人版おじゃる丸」やなと高を括ってたけど、スラスラ読めるしオモロかったです。ただ、ひろ子が男前とは言えない安兵衛に引かれる話やったから、表紙の人物の顔に邪魔された気がする。もし表紙の絵が安兵衛なら設定通りの顔にしてほしかった。そうなると表紙買いする人は減るやろなぁ・・・。 上手く行き過ぎな気もするけど、それも許せるぐらい好き。楽な気持ちで読むのがベスト。
0投稿日: 2013.09.11
powered by ブクログかるーい気持ちで読める本が読みたくて購入。江戸のお侍が現代の東京にタイムスリップしてきて、現代で一躍人気パティシエになっていく過程で、現在の男女の役割なんかについて意外と深く切り込んでいたりして読み応えもあった。安兵衛がパティシエになった理由も、“必要とされる居場所が欲しかった”なんてなっているように。最後はあっけなく消えちゃってちょっと寂しかったなぁ。2010/077
0投稿日: 2013.09.05
powered by ブクログ映画を観てあったので、コレを読まずに先に2を読んでしまい、 でもやっぱり、読んでおこう。 と、コチラも読むことにしました。 安兵衛さんが江戸時代に帰るところ以外は、ほぼ、本の通りにつくられていたんですね。 でも、この本の終わり方だと、モヤモヤがのこりますよね、映画の終わり方の方が分かりやすさでは、よかったのかもしれません。 でも、本には2があるので、その部分を2で解決してくれています。 安兵衛さんが、現代の生活に溶け込んでいく姿が、映画の錦戸君とオーバーラップして、でも、それがとても楽しかった。 安兵衛さんが有名人になってしまう前の生活のあたり、とても好きでした。
0投稿日: 2013.08.28
powered by ブクログ江戸時代からタイムスリップしてきた武士がパティシエになっちゃう。 プリン好きには惹かれるタイトル。 仕事、子育て、家族。 お父さんもお母さんも仕事に打ち込んでたら、子供は寂しいねぇ。 放任じゃ子供は成長できない。 安兵衛が主夫になり、子供と真剣に向き合って、一緒に遊んだりお手伝いをさせたりするうちに子供の情緒が安定してきたくだり、 ひろ子は家事から解放されて仕事に集中できるようになり、歯車がかみ合うように回り出してトントン拍子に出世するくだり、 若干うまくいきすぎ感はあるけど、そういうもんかもなぁと思った。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ江戸時代からのタイムスリップもの 映画を見て、「原作はどんなものよ?」と思って購入 設定の割りに以外としっかりした小説だった 人それぞれの分をわきまえるって重要ですよね~
0投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ元題「不思議の国の安兵衛」、これよりは「ちょんまげプリン」の方が読み手をそそりますね。現代にタイムスリップしてしまった侍がパティシエになって、また江戸に戻って行くお話。喜劇です。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログ仕事と家事の両立は難しい。昔みたいに「主婦は家にいろーい!」って言えるほど稼げるヒトはわずかだと思うし、共働きの旦那と五分五分を主張して家事をやらせても自分の気が晴れるだけで、家族として歯車かみあっているといえるのかね?分をわきまえて役割を果たすとは女性蔑視ではなく、男女がそれぞれの性を認め合い、補いあい、助け合えるように役割を果たすということだと思う。
0投稿日: 2013.06.17
powered by ブクログ展開が都合良すぎる気がしました。 物分かり良いお侍さんだなぁ〜 専業主婦は耳が痛いとこもあったなぁ(。・ω・。)
0投稿日: 2013.06.08
powered by ブクログ購入済み 読了 内容(「BOOK」データベースより) シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気づく―。 初めて荒木源をよみました。 NHKの「グレーテルのかまど」で紹介されているのを見て購入。でもなぜか私これマンガ本だと思っていたので届いてびっくり。 一気に読みました。 考え方が違うのは納得。言葉はどうだったのかしら?って思うけれど子供からなつくのもよくわかる。 させなきゃできない。そのとおり。 子供はやっぱりきちんと扱われ躾けられてからにんげんになるんだよね。2もあるようなので早速手配します。 おもしろかった。
0投稿日: 2013.05.23
powered by ブクログ映画を見た後で原作を読了。江戸時代のサムライが現代にタイムスリップ。文化や考え方の違いに右往左往しつつ、家事やお菓子作りにおもしろさを見出していく。 マンガのようなストーリーでさくさくと読めます。
0投稿日: 2013.05.22
powered by ブクログ江戸時代の侍が現代にタイムスリップするお話。現代の人たちは本気で物事に取り組むことが少なくなってるんだなぁと実感した。安兵衛さんの言うことは筋が通っていてかっこイイ!
0投稿日: 2013.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸時代の侍が現代にタイムスリップ、主夫をこなし、スイーツ作りに精を出してパティシェになっちゃう、という荒唐無稽なストーリーですが、文庫本一気に読み進められるぐらいには面白かったです。ライトノベルのジャンルに入りそうな感じの軽さ。ひまつぶしに一気に読むといいでしょう。
0投稿日: 2013.05.13
powered by ブクログ設定としてはタイムスリップものなのだが、テーマは働くモチベーションなのだろうか。 江戸時代からタイムスリップしてきた木島安兵衛の働き方をマズローの欲求5段階に当てはめてながら読むことができる。 タイムスリップしてきて遊佐ひろ子宅に転がり込み、侍としての矜持との葛藤に悩みつつも、「生理的欲求」、「安全欲求」には代え難く、”うちなること”を始める。また、友也くんとの関係性のなかで「社会的欲求」を満たしつつ、テレビ出演をきっかけに「尊厳欲求」へと昇華していく。ラストでは、江戸時代に戻った後も、自分がやりたいこととして、士籍をだっして「江戸プリン」を創業してしまう。これは、マズローの欲求5段階における最終段階である「自己実現欲求」に他ならない。 他にも働くこと、また家庭との両立、男女差等、様々な視点で本書を楽しむ事が出来るが、私はマズローの欲求5段階との対比が面白いと感じた。
0投稿日: 2013.05.11
powered by ブクログケーキコンテストと友也がいなくなってしまう場面がとても感動的でした。 安兵衛なみたいな主夫がいたら、もう言うことなさそうだなぁ~。
0投稿日: 2013.05.09
powered by ブクログ素敵なはなしでした。全体的に前半部分と終わり方が好きです。タイムスリップものってやっぱり良いですね。是非映画も見ようと思います。
0投稿日: 2013.04.23
powered by ブクログ☆4.2 江戸時代からタイムスリップしてやってきた侍が、たまたま出会った遊佐親子に拾われ、恩返しに家事をするようになり、料理の腕を磨き、洋菓子を作るのにはまり、ある日テレビに出演することになり、そして・・・。 一本筋が通った侍、カッコイイ(*・∀・*)!!
0投稿日: 2013.04.18
powered by ブクログこの変な題名に正直あまり期待していなかった。しかし、不覚にも終盤泣いてしまった。 江戸時代から現代にタイムスリップしてきたお侍の話って、なんかありがちって思っていたけど、話が思いがけない方向にどんどん進んでいって読まされてしまうのだ。そして私が泣いてしまった終盤。最後はすとんと納得出来、心地いい結末。
0投稿日: 2013.04.18
powered by ブクログタイムスリップ~シングルマザーの遊佐ひろ子はSEでプロジェクトリーダーまで任される。子は保育園に通う友也の世話も中途半端で,仕事も思うままにならない。急いで保育園に向かう朝に妙な人物を見かけ,マンションに帰り着いた時に,駐車場に蹲る男性を拾う。男は木島安兵衛という旗本だと名乗る。180年前からタイムスリップしてきたらしい。戻るに戻れず,遊佐宅に世話になる安兵衛は,ひろ子に代わって家事をこなし,友也の世話まで見てくれ,それまで何かにつけて反抗してくる部下もひろ子を見直すほど,仕事も順調だ。一番の才能を発揮したのは,菓子作り。ママ友に紹介すると,テレビの企画のコンテストに出て,グランプリをとってしまう。たちまち,人気者になった安兵衛デパートは一躍テレビの寵児となり,六本木ヒルズに本拠を構える様になる。懐いた友也は,会えなくて寂しく,六本木に一人で出掛けて迷子になる。キッチン道具を更新する際,持ち出すべく冷蔵庫に懐かしい名前を見つけて入り込んで,出るに出られない友也を見つけたのは安兵衛だった~2はどうするの? 戻ってくるのにどう理屈を付けるのだろう
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログサクサク読める。 安兵衛の順応性など、ちょっとありえないところもあるけれど、気にならないくらい読みやすい。 ひろこの仕事へのイライラがすごく同感で、現代社会の女性の働き方への問題提起のようにも思える。 とにかくテンポが良く、漫画を読んでるような感じだった。
0投稿日: 2013.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この表紙だれ? 先日、作者のインタビューを読んで主夫として家事、子育てをしてきた作者と安兵衛さんが重なる。 そういえば、じゃがいもっぽいとこも似ているかも? 子育て中兼業主婦の代弁もありつつ、耳が痛いとこともある。 「片手間」か。グサリと刺さるな。 そして、さりげなく夫の目のつくところに置いて読ませたい気もする。 プリンが食べたくなった~! 「時代の移り変わりゆえ、拙者も、おなごが働きに出ることは百歩譲って容認いたす。なれど、そうでないおなごが、家事に心をもっぱらにせず、あれもしたいこれもしたいと、夢みたいなことばかり考えてえねるぎーを浪費しておるらしいのは看過できぬ。人には分というものがござる。分をわきまえて生きるのを、まことの人の道と申す。」 「子供の横暴は、親が手伝いをさせぬことに一つの理由があると存ずる。きちんと教えれば、子供にも手伝わせられることはたくさんあり申す。それをしないのは、えねるぎーを惜しむからでござる。えねるぎーを注げば、子は自ら親の言葉を理解いたす。子育ては家事のうちにても大業でござる。片手間には決してまっとうでき申さぬ。その覚悟が肝心なのでござる。」
1投稿日: 2013.02.21
powered by ブクログ映画がおもしろかったので原作も読んでみた。 うーん…映画はほぼ原作に忠実だったんだけど、映画の方が安兵衛・ひろ子・友也の微妙な関係が伝わりやすかったし、物語のテンポもよかったような。 その辺りは原作より映画が優れているというよりも、中村義洋監督がすごいんじゃなかいと思う。 この作品は2も出版されてるみたいだから、そちらも読んでみたい。 それにしても… 江戸阜凛食べたいなぁ。。。
0投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログタイムスリップの王道的なストーリーで、ちょっと懐かしさを感じた。 メグ・ライアン主演の『ニューヨークの恋人』が、ちらっと頭をよぎったけど、タイムスリップもので行き着く先は限られてくるから、やっぱり斬新さを求めるのは酷なのかな? 江戸時代から現代へタイムスリップした侍が、今では忘れられ、ないがしろにされてきたものを思い出させてくれる。 時代錯誤と紙一重の考え方だけど、ユーモラスで素直なキャラクターのおかげか、押し付けがましくなく、自然とそんな考え方も容認できてしまう。 昔気質で妥協ができる侍ってのはなかなかいないんじゃないの? テンポが良くさっと読める、楽しいお話。ハズレと感じる人は少ないはず。
0投稿日: 2013.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ブックオフに話題の本のコーナーに有ったのを見て購入 タイトルのインパクトで買った感じでした 読み易くテンポ良く進む展開 あっという間に読み終えてしまいました 荒木源さんの他の作品も読んでみたくなりました
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログだいぶ前に読んだけれど登録し忘れてた作品。 変なタイトル!と思いつつも、読み始めたらすっかり夢中に。 何より安兵衛さんのキャラが良い。現代にすっかり馴染んでも、武士の心を忘れない。そんな一本芯の通ったところが好き。でも、芯が通り過ぎて…… また、安兵衛さんの喝が良い。図星を指され、耳が痛い部分もあった。
0投稿日: 2013.01.02
powered by ブクログただ単に、面白い。 昔のお侍さんが、この現代に来て色々と困難に打ち勝ちながら、生活していくお話。 映画化されていたので、読む気にはならなかったのですが、たまたまのご縁で。 でも、少し現実離れしているかな・・・とも、感じましたが 侍が、忘れていた「日本人の心」を思い出させているようで、その点ではよかったです。 続編も、読まなきゃ~!
6投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログ面白い。 ほんのり、ほんわかする読後感。 ときに、こんな本でゆっくりするのもよい。 楽しめます。 長期の休暇の始まりに合う感じがする。
0投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログおもしろいんだけど、ちょっとストーリーの展開に無理があると思う。 私だったら、あんな状態では得体のしれない人を家にあげるのはちょっと・・。ましてや面倒をみようなんてないなあ。 まあ、お話だからいいんだけど、もう少し現代の人間の心情にはリアリティがほしかったなあ。
0投稿日: 2012.10.08
