
総合評価
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powered by ブクログ脚本家の古沢良太さんが好きなので、この本を読んでみたけれど、この作品自体は映画化されていないことを読んだ後で知った。 映画化された「探偵はBARにいる」の原作は、2作目の「バーにかかってきた電話」とのこと。 (映画は未視聴) 主人公の便利屋の人脈がすごいなと思った。 携帯電話がなかった時代のお話なので、この人脈なくして事件の真相には到底辿り着けないだろうな。 海外小説のように、最初に登場人物一覧があったのでそれのおかげで読みやすかった。
14投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ家にある小説を手当たり次第に本棚に登録し、少しづつ感想を書いているが、東直己作品が意外と多いことに自分でも驚いた。そういえば一時期ハマってたなぁと懐かしく思い出す。 酒とタバコをこよなく愛する「俺」が、行きつけのバーを事務所代わりにして依頼を受け事件解決に奔走する探偵物、札幌を舞台にしていることから通称『ススキノ探偵シリーズ』と呼ばれている。 『探偵はBARにいる』は、大泉洋主演で映画化もされたススキノ探偵シリーズの初作品。 ある日、コンドウキョウコと名乗る女性から人捜しの依頼を受ける。調査を続けるうちに依頼人や探し人の裏に反社会的勢力や地元政界の影が見え隠れし、それらに臆する事なく立ち振る舞った結果、複数の組織から目をつけられ命の危険に晒されていく。トリッキーな謎や感嘆するような推理はみられないが、決して金や権力には屈せず、どんな暴力を受けようとも自らの信念を貫き通すハードボイルドな「俺」の魅力に、なんか惹かれてしまうんだな。 ボケ〜としてるのに無類の喧嘩強さを誇る高田とのコンビも魅力の一つ。
1投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ私立探偵もの。軽めのハードボイルド。はなしは、よくできているし、主人公や脇役ともに上手に描けている。
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログハードボイルドってこういうことだっけ? 映画化されていてタイトルは知っていたので読み終わるまで頑張ったけど、固有名詞のカタカナが多くて読みづらかった。 ミステリーと言えるほどの謎もなく、これで終わり?って感じ。 喧嘩の描写が多かったから映画の方なら別の楽しみ方ができたのかな。 主人公がアル中(ではなく「アルコール依存症」)すぎて引いてしまった。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ『探偵はバーにいる』というタイトルから、嵐で外に出られなくなったバーの客が何者かに次々と殺されていく。 ところが、バーの客に変人探偵がいて……、みたいなストーリーだと思い込んで読み始めたんだけど……。 …って、そんなヤツはいない(爆) ていうかー、自分はミステリー小説のファンだけど、アンチ本格なので(^^ゞ 探偵というと、街を駆け回るハードボイルドものの方がイメージだ。 そんなわけで、この『探偵はバーにいる』。 ストーリーはキライじゃないんだけど、この探偵のダンディズムがなぁーって感じw 読んでいると、安全地帯の「ワインレッドの心」とか「恋の予感」のプロモーションビデオを思い出しちゃってw、な〜んか笑っちゃう(^^ゞ あ、でも、これが書かれた(出版された)のって1992年なんだね。 「ワインレッドの心」とか「恋の予感」は、確か83年とか84年頃だったと思うから、ビミョーに時代は違うのか。 ふーん…。 札幌という街はあまり知らないんだけど、それでも、何度か行ったことがある(ススキノは行ったことない)からなんとなくのイメージはある。 そのせいか、読んでいると街の風景が浮かんでくる。 そこはよかったかな?
3投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ札幌が舞台なので親近感を持って読み出したが、途中で断念。 ハードボイルドの新しいスタイルとは思うが、やることと主人公の年齢の不釣合いや、ウイスキーのストレートを水代わりのように飲む辺りがなんだか現実離れしている印象で入り込めなかった。 話が前に進まない感じも気になった。文章が読みにくい印象。 映画は別かもしれないので、今度観てみよう。
2投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ北海道、ススキノのバーを根城にして仕事を受ける探偵兼便利屋の「俺」。 そんな俺の元に行方不明の恋人を探し出してほしいと依頼が舞い込む。 しぶしぶながら失踪した女を探しだす俺だが、どうやらデートクラブで起きた殺人に巻き込まれはじめ…。 ネオンが浮かぶ歓楽街、ヤクザとの闘争、秘密に満ちた怪しい女。 夜を舞台に事件を追う、ハードボイルド小説! 映画にもなっているため、これを読むともっと世界観に没入できる。 どちらかというとミステリーよりアクション系なので方苦しいミステリー系が苦手ならオススメ! 登場人物も一癖二癖ある人で面白いし、何より淡々としているけど没入できる世界観の描写が癖になる! 主人公「俺」の淡々とした態度もなんだかクセになってくるんだよなぁ……。 何と言っても怪しさ、艶めかしさが入り交じる夜のバーにいるような雰囲気を体感できる。 夜、一杯酒に浸りながら読みたい作品。
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ文体に慣れてないからか、数日おきに読んだからかイマイチ搭乗人物が頭に入らず。。でも、話のスジ、というかストーリーは最後までどんでん返しがありつつも楽しく?読み切りました。
0投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ読書録「探偵はバーにいる」2 著者 東直己 出版 早川書房 p74より引用 “幼児虐待や倒錯殺人常習者のような例は別 として、大人同士がお互いに納得して行って いる限りは、つまり、被害者が出ない限りは、 個人の好みは自由であるべきだというのが俺 の信念だ。” 昭和後期の北海道ススキノを舞台に、酒好 きな便利屋を主人公とした、ハードボイルド 長編小説。同社刊行作文庫版。 いつもの馴染のバーに入り、いつものよう に酒を楽しもうとする主人公。そんなとき、 先に店にいた一人の客に、思いもよらぬ呼び かけられ方をし…。 上記の引用は、仕事で聞き込みをしている 主人公の、性的嗜好についての考えの一部。 人に迷惑をかけないのであれば、頭の中で何 を考えていてもいいし、その考えを一緒に楽 しめる相手とならば好きにしていてもいいも のだと思います。周りに受け入れを押し付け なければ。 著者の略歴を見る所、自身の経験か近しい 人達の実体験をもとに、その時代を過ごした ことを感じさせるような描かれ方をしている ように見受けられます。 お酒についての描写が多く、酒について造 詣が深い人程面白みが増す作品ではないでしょ うか。舞台が北海道なので、ススキノ周辺を よく知っている人は言わずもがなです。 ーーーーー
1投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ札幌への出張の往路で読んだ本。なぜならこの小説の舞台が札幌のすすきのだったから。タイトルから何となく、もっと軽いノリのライトミステリーかと思っていたが、読んでみると割と重めのハードボイルド小説だった。独特な雰囲気の語り口で物語は進む。シリーズ化されているとのことなので、続編も読みたくなった。
1投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ北海道札幌のススキノで「探偵」みたいなことをしている北大中退のアラサー裏社会兄ちゃんのお話。 頭が良いようだけど社会を斜に構えている理由はよくわからない。 我が家は「ハードボイルド」の定義もよくわからないのだけど、おバカをちゃんと「低能」と言える設定はいいね。 美人じゃない人のなかで見た目が残念な人を「ブス」と言い切るとことか。 北大の後輩が偏差値底辺の短大女子と付き合っている設定もある意味リアル。 おそらくその北大生は同じ北大の女子どころか一般的にもモテないのでしょう。 頭も顔も性格もかなり底辺なうえに社会的モラルも性的貞節も持ち合わせていない彼女が失踪しても彼女の部屋でただ固まって過ごしている…とか勉強しかできないタイプの典型で社会人になったら学歴はあるのに残念系になりそう。 最初のほうは話がごちゃごちゃしていてつまらなかったけれど、最後はスピード感があって良かったです。 でも全体的に好みの話かというと別に…って感じ。 札幌に行ったときはススキノには気をつけようと思いました。
0投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ私には全然面白さがわからなかった。 言葉遣いも何言ってるからわからないことが多かったし、地名なのか人名なのか、隠語なのかもわからず、流し読みでした。 映画は確か面白かった気がするけど…
8投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ昔読んだ本で感想書いてなかったシリーズ。 私にはハードボイルド系は合わない。そう。決め手となった作品。読んでいて頭に入ってこないし、めんどくさくなって放棄したい気分だった。また、年を重ねて、気が向いたら再読してみようか。
39投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログ懐かしい。たまに読んでハードボイルド気取りたくなる。 12オンス•タンブラァ、ススキノ、サイド•ベンツ、ラスティ•ネイル
0投稿日: 2023.12.04
powered by ブクログ映画にもなった『ススキノ探偵シリーズ』の第1作目。 続編も次々と出版され、ヒットしているようなので読んでみた。 ん~、私はダメだ。 ぜんぜん入り込めず、途中で読むのが辛くなった。 読んじゃったけどね。 ちなみに、映画の原作はこれではなく、第2作『バーにかかってきた電話』なので要注意。 でも、どうせなら1作目から読むよね。 ただし、2作目以降も読む気はないが。 大泉洋は、この主人公のイメージじゃないなぁ。 って事で、映画(どうせDVDだけど)も見る気は起きない。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ80年代後半から90年代頃の設定で、その頃の大人の世界の雰囲気や不良少年少女達の雰囲気など良く醸し出している。ゼビウスは少年時代に夢中になったナムコのゲーム。「俺」は45万点て言うとかなりの腕前だ。世の中が浄化されていく最初の節目となった時代かもしれない。今の清潔で整然としていてエゲツない世の中とは程遠く、ロマンを感じる。話の内容は置いといて。
0投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログ北海道ススキノで便利屋をなりわいにする俺が主人公。 謎解きやミステリーを求めてる人向けではないが、俺のキャラクターがかなりクセが強く、 楽しんで読めた。続編も読んでみたい。
1投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログあらすじを読んで期待していたけど…まあ、こんな感じかと。独特の言い回しは好みが分かれそうですが、映画は見てみたいかなと思います。
0投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログレビューが両極端なのは読んでみて納得です。 どちらかと云うと自分にとっては苦手な方の文章なので、読むのに時間がかかりました。 最後まで読むと安直に捉えていた人物の意外な面が有ったりして続きが気になります。 映画は全て観ているのですが、別物として楽しめました。
7投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログハードボイルドミステリー。 昔のススキノはこんなかんじだったのでしょうか。 世の中人脈が大事ですね。 物事を始めるきっかけはなんでも良いんだ。
6投稿日: 2021.04.08
powered by ブクログ映画の方しか知らず、だいぶ遅ればせながら本書を手に取った。 80年台の設定であり、洋物のまがい物じみたハードボイルド感がなく、日本的な湿り気と、ススキノとが入り混じり良い作品だった。
1投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログハードボイルドは初めて手に取ったジャンル。ススキノの街の様子やバーでのやり取り、知らないお酒の名前、なんか新鮮だった。北海道弁で書かれている台詞が最初は読みづらかったけど、慣れてこればサラサラと読み進められた。28歳でオヤジかぁ。私はババァだな。人生は十人十色、自分の知らない生き方を覗き見ることができたような気がする。
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ前半乗りきるまで時間がかかったけど、後半は一気に読むことができた。コロナ以前はよくススキノに飲みに出ていたので情景が浮かびやすく、知っている地名が出て来るので想像しやすかった。 今では舞台のススキノよりもクリーンな繁華街になっているとは思う。 作中に出てくるスケタンのモデルとなった短大の子と付き合った思い出とかも思い出したりした(笑) 私の在学期間は舞台の年代より少し後で短大女子大生ブランドが落ちた時だったが、その時代は校門に迎えのナンパ車が列をなしてたらしい。 作中大通りの車列のくだりも出ていたが、そんな時代もあったんだなあ。 コロナが落ち着いたらススキノで飲もうと思う。
0投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画版未見。原作も初めて読んだが、この原作の第1作は映画版の3で設定が部分的に使われているのみで、映画版になってる3本は原作の2と5とオリジナルらしい。まぎらわしい。 とにかく、品のないものも含めてワードセンスや細かな描写がおもしろかっこよく(おもしろかっこいいとしか言いようがない。この言葉を生んだ魔神英雄伝ワタルのスタッフは偉大だ)、何度も賛嘆した。特にマスターの癖の描写なんかは天才的ではないか。飛行機が空中分解しても納得して瞬きしながら落ちていくだろうというところは爆笑した。全作読みたい。
2投稿日: 2020.10.02
powered by ブクログ映画化されると初めて聞いた時、自分と同年代の大泉洋がこのススキノ探偵シリーズの主人公である「俺」を演じるってのはどうにもしっくりこない感じがしたものだ。 しかしながら、実際映画を見てみると、なんのことはない、自分も大泉洋も既にいいおっさんで、だいたいこのあたりのススキノのしょうもない飲んだくれだべさ。ということに気が付かされるのであった。 そんなわけで、相当久しぶりにシリーズ第一作、記念すべき処女作を読み返してみたわけだけれど、スマホはおろか携帯電話すらない時代の、古き良き電話ボックスが並ぶ札幌の冬がとても懐かしくなったわけだべさ。
1投稿日: 2020.06.30
powered by ブクログ本シリーズが原作の映画作品は全て鑑賞しているので、今更感はありながら手を出してみました。シリーズ初作品とあってか、主人公<俺>の年齢設定28歳に先ず驚き。流石に【ススキノの顔利き】という人物設定において些か説得力に欠けるのは否めず。また、主人公の心情描写と実際の出来事の境目が曖昧で、場面場面で何が起きているのか非常に分かり難かった。ハードボイルドに成り切れない俺の三枚目なキャラクター、テンポよく進むストーリーなど魅力的な部分はありながらも、乱雑さが目についてしまった。続けて手を出してみるか非常に悩ましい。
0投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ読み始めの感想は、ハードボイルドにしてはずいぶんぬるいなぁ、と。地元の言葉に馴染みがないせいなのか読みにくい部分もあり、途中で登場人物が混乱してしまったところもあったけれどそれでも最後まですんなり読めました。酒にも喧嘩にもとても強いことになっているのにずいぶんと痛めつけられたり酒で前後不覚になったりしているのは若かりし過去を振り返る形で書かれている一作目のせいなのでしょうか。正直すごく面白いと思ったわけではないのですが変わっていくであろう主人公がとても気になるので続きももう一冊読んでみようと思っています。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログメディア・マーカー読了RSSで興味。 ずいぶん、興味を持ってから読むまでに時間がかかった上、すでに映画化されてるし汗 昔の作品だが、非常に、良い意味でも悪い意味でも今っぽい。すごい軽いタッチで、ライトな作品。 ハードボイルドなのか、なんなのか。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ一般的なミステリーと比べると事件の内容はありふれたものでしたが、探偵のキャラが良かったです。 ハードボイルドってよく分かりませんが、きっとこういう人のことなんだろうなと思わせてくれる感じでした。 けっこう隙がある感じも好感が持てました。
0投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログストーリーとしてはあまり目新しい所もなく、主人公の性格設定や会話を楽しむという作品なのかなと思う。 ハードボイルド風テイストのつもりなのだろうが、あまり笑えない会話が多くて、映画の方が面白い珍しい作品だと思う。
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログ探偵はバーにいる 作者「東直己」さんのデビュー作。 本作が、大泉洋さんと松田龍平さんが主演された映画『探偵はBARにいる』(2011年公開)の原作かと思いきや、映画の原作は2作目の『バーにかかってきた電話』なんですね。 先に原作を読みたい派なので、映画はまだ観ていませんが、 主人公=大泉洋さんというイメージが刷り込まれてしまっていたので、大泉さんが演技したらこんな感じかなと、あちこちでついつい想像しちゃって、2倍楽しめました。 登場人物やキースポットが多くて、途中で人物相関図と関係施設一覧が欲しい!思っちゃいました。 「ススキノ探偵シリーズ」は第12作まで出てるんですね!大泉洋さんが好きだし、シリーズ物は読み慣れるとその世界観を楽しめるので、少しずつ消化していきたいな。 私も「お金」や「体重」の奴隷になっている面があるんじゃないか?「生きがい」を持って生きていきたいと切実に思いました。 368ページ 「一ヶ月で貯金が五十万超えたり、体重が五キロ減ったりすると、それでもう夢中になっちゃうのよ。」 「おもしろくなるのよ。お金は貯めれば増えるし、絶食すれば体重は減るわ。そして、捨てた欲望とキープした時間が、目に見える形になって残るんだわ。そうなれば、あとはお金や体重の奴隷よ。人生に生きがいを持ってなけりゃ、貯金通帳や体重計の数字に、たやすく乗っ取られちゃうわ」
0投稿日: 2018.07.24
powered by ブクログ読了。 映画で最高だと思ったこの空気。小説でもやっぱり最高だった。人生が何階かあるのなら一度くらいはこういう人生を送ってみたい。
1投稿日: 2018.07.06
powered by ブクログ札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…ヤクザに脅されても見栄をはり、女に騙されても愛想は忘れない。真相を求め「俺」は街を走り回る。
0投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログリーダビリティはいい ススキノといふか北海道のどろどろといろいろをベースに、「俺」が酒にまみれながら何とかするのは、面白い。 1980年代に時代を設定するのは、いいと思ふのだが素直に胸へ飛び込めん。
0投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…ヤクザに脅されても見栄をはり、女に騙されても愛想は忘れない。真相を求め「俺」は街を走り回る。面白さがクセになる新感覚ハードボイルド登場* 東さんのエッセイが面白かったので、いつか読んでみたいと思っていた作品。1995年発行なので、背景に漂う雰囲気がこれでもかと言うくらい昭和。それも、男が見栄張ってナンボの時代の。読んでいてなぜかこちらが恥ずかしく、背中がむず痒くなってしまいました。独特の世界、お好きな方にはいいのかも。
0投稿日: 2018.02.01
powered by ブクログすすきのが舞台で、すすきの界隈を中心に札幌で起こった事件などをハードボイルドな雰囲気を漂わせた探偵が解決していく。今から22年前に刊行されたものなので所々に時代やバブルがはじけて間もない街の様子なども背景に思い浮かんだりしたり、方言が飛び交い、ローカル色が強いけど遜色なく小気味良く話が進んでいき、楽しめる。探偵はBARでお酒を嗜み、煙をくぐらせ、マスターとの会話を交わし、決して急展開や急転直下な展開はないものの、事件解決への緒を閃き、女の存在が謎を解くヒントとなり、事件が解決するのが面白い。
0投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログなんでか買ってしまった。 最初は言葉に慣れなくて。 スケタンて、、、みたいな。 挫折しそうになりつつ、それでもストーリーは気になったのでなんとか最後まで読めた。 分数のくだりがけっこう印象に残ってる。 シリーズものらしいけど他のも読みたいような読みたくないような。
1投稿日: 2017.11.11
powered by ブクログ軽快でテンポもよく適度なヒネリもあり楽しく読めた。 登場人物についての描写があまりないのでビジュアルが浮かんでこずに誰が誰で、どの店がどれかがちょい混乱。 シリーズを読み続けていけばそれも解消される? 地元言葉のセリフが小気味よいリズム。 どハマりはしなかったが続編を見つけたら読んでもいいかなぁレベルの作品です。
0投稿日: 2017.07.13
powered by ブクログ映画化されたことと、 舞台が北海道なので読んでみたが、 うん。まぁ、探偵物の話って感想しか出てこない。 もともと推理小説の類をあまり読まないので、 特に引き込まれることなく終了。
1投稿日: 2017.05.31
powered by ブクログ再読。やはり初期は伏線の回収も鮮やかだし文章も密度が高くていいなー。 後期のようなススキノを揺るがす大事件でもなく、行政の腐敗にメスを入れる批評的な視点が強いわけでもなく、言ってしまえば、地味な事件だけど。 1番のどんでん返しは、読者を驚かせる仕掛けではなくて、人間の多面性だろう。 「俺」が馬鹿にしていた人間が実は全てを動かしていて、安易に他者を馬鹿にする「俺」を逆に軽蔑する。実は友情に厚い人間で、人情の機微を見抜いている。 沈黙する「俺」が、非常に苦く、切ない。 ふやけたところがなく、どこを読んでも軽妙でいかしている。モンローとの別れのシーンは愁眉。 映画化により、映画から入った、ハードボイルド・ミステリを読み慣れていない素人さんが低い評価をつけ始めた、という印象。 文章を読み慣れているか人か否か、書かれた文章を見ると割合に予想できる。 評価は人それぞれで構わないと思うが。未知のものに遭遇したときにとりあえず拒絶から入る、という精神のあり方は、豊かなものだと自分には思えないね。 また再読。どんだけ東先生好きなんだろう俺は。。。 愚かな人間に対する著者の眼差しは、冷徹だけれど、真摯で丁寧である。後年の作品では愚かな人間をストレートにバカにしてしまうようなところに違和感を感じていたので、愚かと思っていた奴が実は。。。というどんでん返しも含め、著者の眼差しが嬉しいね。
2投稿日: 2017.05.18
powered by ブクログ映画の印象が強く(と言っても見たわけではないのですが...)、読み始めて、こんな展開なんだ...と。ススキノを知る人には嬉しい作品なんでしょうね。私にとっては、夜の風景、ちょっとバイオレンスシーンなど、もう少し慣れが必要なのかもしれません。
1投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログ男が憧れる男。 ものすごいマッチョでイケメンには憧れない。 お酒を朝から飲んで自由気まま。それでいて、仲間に愛され、人情的。ユーモアがあり、女にもモテる。 なんて男に憧れる。というか、そういう主人公の本が読みたい。 ススキノが舞台なので感情移入もしやすい。大泉洋として見てしまうのも、またよし。 ちょっと分かりづらい部分もあるが、まあそれはそれで。
0投稿日: 2016.09.11
powered by ブクログ会話が多くて途中からどっちの言葉?って思う事が何度か… ま、気にせず読み進める。 軽く読むには面白かったかな? どうしても主人公を大泉洋として読んでしまう…
1投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ日本の一昔前のハードボイルド よくもまぁ酒を飲む。 「俺」が毎回呑むラスティネイル、初めて聞いたカクテルだった。 会話の多い内容で登場人物のジャンルが似ている事もあり、これどっちが言ってんの?ってなるけどまぁ気にならない範疇。 映画とはキャラがリンクしないから、別物として考える。 とりあえず小難しい本の合間の休憩としてはなかなかいいと思う。 とりあえずラスティネイルを飲みに行こう。 追記:ラスティネイル呑んでみた。蜂蜜ウィスキー。一杯目から甘いのをいってるんだね。大男らしいな。おそらくこいつはラムも好きだろう。
0投稿日: 2016.07.15
powered by ブクログキャラ読みしたら普通に読める。みんなが何をそんなに気にくわないのか私にはわからない。大泉洋と小説が繋がらなかったので映画も見たい。
0投稿日: 2016.07.05
powered by ブクログ破天荒な主人公だなと思いました。酒を飲んで、喧嘩して。。 会話分が多いとことか、場面転換も多いとこを見ると最初から実写化を狙っていたのかなと思えてしまった。 もう少し落ち着いた感じで読めるものが良かった。
0投稿日: 2016.06.29
powered by ブクログ2016.04.25 久しぶりに読みにくい小説だった。 私の頭が悪いのか?と疑った。 終わりよければすべてよし、か。
0投稿日: 2016.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タフでなければ生きていけない。優しくなれなくては生きている資格がない。 という、フィリップ・マーロウの名台詞を地でいくような主人公「俺」がなんともカッコ良い、いわゆるハードボイルド小説?のジャンルで括っていいんでしょうなあ、という内容でした。 主人公は基本的にタフガイである。色々とボヤきつつも、結局は面倒見が良くて、ちゃんと優しい。事実を知ることはどうしても切ないが、泣き言はいわず、グッとこらえて心に秘める。うーむ、ええ男の条件ですなあ。自分は、こうはなれねえだろうなあ、と知っている分、余計にあこがれてしまうのですよね。 あと、とにかく主人公「俺」が、アルコール飲みまくり。四六時中飲んでるやん。どんだけお酒強いねん、、、というツッコミどころが個人的ツボでした。いきつけの喫茶店で、朝食のサンドイッチを食べながらでもウイスキーのストレート飲んじゃうような豪快さ。凄いぜ。こんなに飲めたら、羨ましいよなあ、、、 映画のほうはまだ観てないのですが、間違いなく好きになるだろうなあ~そっちも、という雰囲気はビシバシ感じております。早く観たいものです。あと、作者の東さんの実体験が、どれだけこの作中に反映されてるんだろうなあ?ってところも、やっぱ興味深い。東さん本人も、タフで面白い人なんだろうなあ、と思った次第です。
0投稿日: 2016.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
北海道出張の前後で読んだ。出張中は読めなかったが、帰りの飛行機の中では読んだ。 初めて東直己の作品を読んだが、面白かった。 しかし、文章のタッチは好きではない。解説にあるように「酔うほど」ではないが、もう一冊くらいは読んでみよう。 映画『探偵はBARにいる』の原作は本書ではなく、『バーにかかってきた電話』だそうだから。
0投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ同名の映画があるのは前から知っていて、気になってはいたのだけど、偶然図書館で発見したので借りてみた。 映画は大泉洋主演ということで、勝手に「コメディ要素のある推理もの」という先入観で読み始めたものの、予想に反してとってもハードボイルドな内容。 殴ったり殴られたり、蹴ったり蹴られたり… あんまり自分の好みではなかったなあ。。
0投稿日: 2016.02.07
powered by ブクログ話がどうこうよりもおちゃらけた洒脱な文章が面白くて何度か吹き出した。小説読んで笑いが込み上げるのは久しぶりでした。登場人物はみんなそれぞれどうしようもない奴らなんで、特別シンパシーを感じる部分はなく、主人公の「俺」にひたすらスポットが当たってある意味分かりやすいエンターテイメントでした。
0投稿日: 2016.02.04
powered by ブクログはっきり言って、面白くなかったです。読み終えるのが苦痛でした。映画化された探偵シリーズの1作目だからそれなりに期待していたけれど、…これって全然推理してないですよね…?推理してないのに、主人公は犯人がわかっちゃう。推理する面白さが全く感じられませんでした。でも、東さんの他の本も買ってしまったので頑張って読んでみようと思います。
0投稿日: 2015.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2015/10/20 頑なに名前を教えてくれない。 これは映画の後に読んでよかった。 洋ちゃんは当たり役だ。 ぶっちゃけ映画見てなかったら面白かったか疑問。 洋ちゃんのイメージで助けられて探偵が何やっても許せる。 飲みすぎで心配なるけど。洋ちゃんが。 映画の探偵のほうがクリーンだね。 大麻はダメー
0投稿日: 2015.10.20
powered by ブクログぅーん。微妙! ハードボイルドものは嫌いではないはずで。 読んでみたけど、なんていうかちょっと怖い系、黒い系で、なんていうか、別につまらなくはないけど、そんなにのめりこむこともできなかったというのが正直なところだな。 アル中間近みたいな主人公(笑)が、ゴミだらけの家といくつかの行きつけのバーなどを拠点としながら、自分の界隈(それがススキノ、っていうのはちょっと面白いけど)のいざこざを解決していくと言うお話。 売春とチンピラとやくざとだましだまされのカタギの人たちの生活の話。 携帯電話のない時代、バーに一々伝言とかなのがちょっと新鮮だったけど!
0投稿日: 2015.10.04
powered by ブクログ映像をみたあとだからかもしれないけど、 映像ありきの作品だと思った。 逆にこの小説からあんな映像が生み出されたのはすごいと思う。 映像ありきでは面白いとおもえる。
0投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログ大泉洋が主演した映画「探偵はBARにいる」の原作は、 この本のシリーズ2作目の「バーにかかってきた電話」だそうです。 原作を読んでしまうと、 映画やドラマを見なくても満足してしまうのですが、 この本は読んだだけでは消化不良な感じがします。 きっと映画のほうが何倍も面白いような気がするんです。 確かに軽いハードボイルドなのですが、 軽すぎてしまって、私にはあまり面白くありませんでした。 ススキノ探偵シリーズとして何冊も出ているので、 それを読み続ければそうでもないのかしら… 同じ探偵ものなら、柴田よしきの麻生龍太郎とかが好きですが、 これはミステリーになっちゃうかな( *´艸`)
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログなるほどこれがハードボイルドミステリーか。と思いながら読んだ。物語が一転二転して面白い。 少し冗長だし見慣れない言葉が多いけど、まぁ分かるかなって感じ。 一人称が「俺」だから許されるけど、いわゆる「バカ」なチンピラの話し言葉が読んでる側も理解できなかったりして、リアリティはあるんだけど、時折つまる。 話の展開は冗長だけど、会話のテンポはいいかな。 ミステリーというよりはハードボイルド枠かも? 好き嫌いはわかれそう。
0投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログたまたま手にとったらハードボイルドだったので読んでみた。ややご都合主義の展開と「俺」の年齢ギャップがつきまとった。
0投稿日: 2015.05.22
powered by ブクログ映画の公開前に慌てて読んだ本。 時代設定のせいなのかなんとなく北海道弁?に違和感。 作者は北海道出身だから 単純にジェネレーションギャップなのかも。
0投稿日: 2015.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんか、大分期待しすぎて読み出しただけに、全然、面白くないのが逆に申し訳ないレベルでした。 なんというか……主人公の探偵さんが、全然、かっこよくなくて。 かっこよくないのはいいのだけれど、全然、知的でもエレガントでもなくて。 ただひたすらに悲しい……。 おまけに、ススキノのアングラというほどでもアングラではなく、かと言って、表というほど表でもない場所でもない中途半端な位置にいて、中途半端に生きている探偵といえるほどでもないけれど、中途半端に人情で動いちゃうダメな人で。 もう、とにかく何もかもが中途半端! おまけに、なんだかわけのわからない日本語がいっぱい飛び出してきて、それにも大分うんざりした! なんだろう…… きっと私よりもうちょっと年上の人の方が読んだら面白いんだろうなって思いました。 とにもかくにも、私の語彙とテンションが追いつかなかったので、前年な結果になってしまいました。
0投稿日: 2015.04.03東野圭吾と間違って買ってしまいました
笑ってしまうのですが、私、東野圭吾と東直己を間違って買ってしまいました。 東野推理小説が読みたくて買ったのですが、読み進める途中、 『なんか、違わないか?』 と気が付いて作者名を確認。がっくり来ました。 仕方なく読み進めたのですが・・・・・・最高に面白かったです。 何しろ、主人公『俺』は、スーパーマンではありません。ソコソコ喧嘩に強く、頭も切れる。 生活は極めてルーズ、と言うかだらしない。 しかし、彼の行動は常に、彼が正しいと感じる正義と感性を拠り所としています。それを ぶつぶつとぼやきながら行動していくのですが、彼が納得に至ると処がいつもカッコよく 共感できます。 気が付いたら東直己のファンになり、既に数冊を購入。 もう、私は 俺 のファンです。
1投稿日: 2015.04.03
powered by ブクログ借りて読みました。こーいうのってハードボイルドって言うんでしょうか。あまり得意なジャンルではないことが分かりました。それから独特な方言と頭のよろしくない方たちのセリフが読みにくかったです。お話の内容としてはおもしろいと思いますが、文章だけで表現するには描写が足りないというか…。主人公のキャラクターだけでラストまで持っていった感が否めません。でも映画にしたらまた違った表情が垣間見得そうです。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ大泉洋さん主演で映画化されているのでタイトルを知っていて、手に取った一冊。普段読むジャンルでなかったのもあって、話にのめり込むまでは登場人物だったり、札幌中心部の地図なんかとにらめっこしないとなかなか内容が頭に入ってこず。。でも<俺>もセリフ回しがオシャレでなかなか好きでした☆ 物語はいたって普通の探偵モノです。 大学の後輩からの依頼の人探しから、殺人事件に発展して。。。 きれいに終わった?と思いきや、そーきたか!なラストでした。 伏線も綺麗に回収できていたし、読み応え十分でした。 シリーズ化しているようなので、続きも見てみようと思います。 映画見ていないけど、主人公が脳内で勝手に大泉洋さんに変換されてます。 似合う。。。 映画も見たいな〜
1投稿日: 2015.01.01
powered by ブクログ東直己さんススキノ探偵シリーズ第1弾「探偵はバーにいる」読了。ススキノで便利屋をなりわいにしている「俺」が繰り広げる、新感覚ハードボイルド小説。バーで待っていたのは大学の後輩。同棲中の彼女が帰って来ないという。ちょっとした小遣い稼ぎで調査を開始した俺だったが、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展し。。大泉洋さんで映画化された本作。面白かったー。北海道の方言でのやりとりも新鮮で「俺」の返す言葉の巧みさに面白可笑しく読みました。ススキノの裏世界が垣間見えたような内容で時折読ませる戦闘シーンもなかなかです。シリーズも12作目になったということで非常に楽しみなシリーズとなりました。オススメします♪
1投稿日: 2014.12.20
powered by ブクログ札幌のススキノで探偵兼便利屋を生業とする〈俺〉のもとに、行方不明の恋人を探して欲しいという依頼が舞い込む。 調べていくと、その失踪した女が先頃起こったデートクラブ殺人と関係があることが分かるが・・・。 ハードボイルド小説は好きなのですが、この小説は私には合わなかったみたいです。 起こる事件も至極オーソドックスでスケールが小さく、謎を解いていく楽しみを追求するような話ではありません。 かといって魅力あるキャラクターの粋な会話の掛け合いも期待できず。 地の文がずっと〈俺〉の一人称なので、全てが平坦に進んでいくので盛り上がりに欠けます。 登場人物は多いのにキャラクターに特徴があまりないので、会話シーンでは誰が話してるのか分からなくなりました。 また、主人公の〈俺〉が28歳の若造のくせに、10代~20歳くらいの人を「子供」と呼ぶのにも違和感を感じます。 〈俺〉は北大卒であることを誇りに思っているようで、周囲のチンピラやアホな人を冷笑的に見ているのがたまらなくイヤでした。 彼が自暴自棄めいた生活を送っているのは過去に何らかの要因がありそうですが、その事情は本作では語られないので、彼の背景がよくわからなかったのも面白さを感じられない原因かもしれません。 北海道ならではの冷たい空気感やススキノの猥雑な雰囲気もいまいち伝わってこないし。 残念ですが、原 尞の劣化版という印象です。
0投稿日: 2014.11.18
powered by ブクログ朝、通勤電車の中で読んではいかん。ムカつく奴に悪態をつきたくなる、攻撃的になる。心の内で言ってるうちはいいけど(快感・・)外に漏れるとやばいです。 面白かった。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ少し懐かしいハードボイルド小説という印象。まったく違うのだけれど、全体的にどういうわけか昔の翻訳ミステリのような印象を受けた。文体のイメージだろうか。 シリーズものなので気が向いたら続刊を読みたい。 ちなみに映画化されたのは、タイトルはこの作品だが、内容は2作目の『バーにかかってきた電話』と5作目の『探偵はひとりぼっち』らしい。
0投稿日: 2014.08.13
powered by ブクログ色々と経緯があって積読を掘り起こす事に。 札幌・ススキノ界隈を舞台にしたハードボイルドもの。 酒、女、博打、喧嘩、風俗、ヤクザ、クスリと教科書通りの舞台装置ですが、どれもやり過ぎ感はなく、馳星周程ではない適度なノワールの雰囲気を味わえます。 退廃的な生活を夢見る身としては程よくリアルで堪りませんね。 ミステリの側面から読むと、主人公が首を突っ込むには切っ掛けが弱い気もしましたが、ホワイダニットとして意外性のある結末にも驚かされましたし、読み応えは十分。 北海道出身という贔屓目を差し引いてもお勧めできる娯楽作品かと。
0投稿日: 2014.08.09ススキノ行きたいです。
そこそこ面白かったです。 ただ、文体がダラダラしていて、読みにくい、というか、 イメージがわきにくい、というか、そういう気はしました。 バーにかかってきた電話の方が好きかな、と思いました。
1投稿日: 2014.08.09やり過ぎてないノワール感は適度な憧れの世界??
色々と経緯があって積読を掘り起こす事に。 札幌・ススキノ界隈を舞台にしたハードボイルドもの。 酒、女、博打、喧嘩、風俗、ヤクザ、クスリと教科書通りの舞台装置ですが、どれもやり過ぎ感はなく、馳星周程ではない適度なノワールの雰囲気を味わえます。 退廃的な生活を夢見る身としては程よくリアルで堪りませんね。 ミステリの側面から読むと、主人公が首を突っ込むには切っ掛けが弱い気もしましたが、ホワイダニットとして意外性のある結末にも驚かされましたし、読み応えは十分。 北海道出身という贔屓目を差し引いてもお勧めできる娯楽作品かと。
4投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログ学生時代にハードボイルドに凝った時期があって,そのころチャンドラーやパーカー,北方謙三なんかをたくさん読んだ.この本は本当に久しぶりに読むハードボイルド.なんだけど,ハードボイルドの醍醐味の一つだと思う会話の妙が今ひとつ.そこら辺が「新感覚」なのかもしれない.
0投稿日: 2014.08.07
powered by ブクログ58 同名ドラマ原作にあたる本作。 ススキノを舞台した本作は、ススキノのわい雑な街を舞台に、素人探偵の俺が快刀乱麻とは到底言えないまでも、手広い夜の町の顔を活かして謎に少しずつ迫って行く。 年代を感じる一作だけに、往時のススキノを知ってればまだ楽しめたのかもしれないが、正直、主人公俺のキャラが古臭すぎて、まったく感情移入できず。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログハードボイルドは街が主役の物語だと自分は勝手に思っている。ショップ、飲食店、オフィス、風俗、バーなどが、一つのビルに混在し、そんなビルが密集する歓楽街ススキノにうごめく人物たちが魅力的。事件が終わり、だんだんいつもの喧騒に溶け込んでいく終幕の余韻が気持ちよかった。
0投稿日: 2014.07.31
powered by ブクログ大泉洋主演の映画の原作。 イメージがキャストに引っ張られつつ読んだが、イメージにマッチしていて違和感なく読めた。シリーズ読破。
0投稿日: 2014.07.22
powered by ブクログだらだら読んでしまって、微妙な読後感。でも途中の終わったと見せかけて…って展開はナチュラルで、かといって嫌な気分でもなくて、よかったな。
0投稿日: 2014.07.02
powered by ブクログ酒の名前を出してればハードボイルドだろ、みたいな印象を受ける。 主人公がアウトローなのはいいが、やってることはその辺のヤクザかチンピラと大差なくてとても好感が持てない。 話自体、驚きも特になく、無駄にだらだらとかかった印象。
0投稿日: 2014.06.23
powered by ブクログ初めての探偵シリーズ。なかなか話の流れがつかめない展開だったが、引き込まれる感じがあった。また、シリーズの別の話を読んでみたい。
0投稿日: 2014.06.11
powered by ブクログ2014.4.27ー26 ストーリーはこの手の内容ねと言うところではあるものの、原尞を思い起こさせる軽快な文章で、2時間ほどで読めるエンターテイメントとして上々。
0投稿日: 2014.04.2828歳の俺
シリーズ1作目。映画「探偵はバーにいる」の1本目は小説2作目の「バーにかかってきた電話」になっていて、原作の1本目はタイトルだけが使われている形になっていますが、この作品も是非、映画化して欲しい内容。重要な役割を果たす「モンロー」がどんな配役になるものなのかそれだけでも知りたいです。 主人公が50歳くらいなったときの作品「旧友は春に帰る」に遠くつながっている作品です。シリーズの重要な作品だけにやはりこれから読むのがお勧め。 しかし、これを読むとウイスキー「スーパーニッカ」を飲みたくなります。売っているところはあまりないのですが、2000円くらいのウイスキーなので、これを用意してから読み始めると主人公の気分により近い感覚になるかもしれません。
3投稿日: 2014.04.27痛快ハードボイルド
同タイトルで映画化されましたが本作が原本ではありません。ややこしいですが、これはシリーズ第1弾で、映画化されたのは第2弾。 時代設定がかなり古いので、そのあたりを理解してさえいればテンポよく、気持ちよく読めます。 大学の後輩が彼女探しを依頼するところから始まるお話はいつのまに殺人事件に発展して・・・というのが大筋です。 それにしてもお酒飲み過ぎでしょ(笑)
2投稿日: 2014.03.29
powered by ブクログうーん、もしかしたら映画のほうがおもしろいのかもしれない。 文章にクセがありすぎて、乗っかるまでに時間を要する。 なので、空き時間にちょいちょい読むには不向き。 時代性も悪くはないのだが、 わたしにはつっかかる感が否めない。 世界が広がりすぎなわりに、オチのスケールが小さい。 シリーズものになってるということは、他のはおもしろいのだろうか、うーんうーん。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログススキノ探偵シリーズ第一作。 原田がおめでたすぎ。 本編とは関係ないけれども、 この小説の舞台の地図が付いていたのが良かった。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ俺シリーズ第1弾。大学の後輩からの依頼をめんどくさいと感じながらも引き受けることになるが、結局最後までやってしまう本当にいい奴だ。作品自体の会話が心地よく好きなシリーズ。 ただ麗子は嫌い。モンローには同情する。
0投稿日: 2014.02.04北海道民必読
単身赴任で札幌に住んでいますが、この本を読むと、より一層札幌の街、特にススキノに興味を持てます。 北海道民以外の人にも読んでほしいのですが、北海道に住んでいる人にこそ、改めて北海道、札幌の街が好きになること請け合いです。シリーズを読破してもっともっと札幌を好きになろうと思います。
1投稿日: 2014.01.27
powered by ブクログ話題作だから読んでみた。 映画を観てないのでわからないけど、もしかすると映画の方が面白いかもしれない。 主人公の周りは馬鹿が多いというのを強調したいのか、会話のキャッチボールが成り立ってない、訳のわからない文体が多く、主人公が話しているのか、相手が話しているのかがすぐには理解出来ないような読みにくい部分もあった。 キャラ的には大泉洋がベストマッチとは言えないけど北海道出身だったり、話が上手いところなんかは良いかも。 映画も観てみようと思う。 ストーリー 札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…ヤクザに脅されても見栄をはり、女に騙されても愛想は忘れない。真相を求め「俺」は街を走り回る。面白さがクセになる新感覚ハードボイルド登場。
0投稿日: 2014.01.22疾走感を持った痛快ストーリー!
探偵シリーズにはまりますよ。 キャラクターの強い人物が織り成すストーリー。
1投稿日: 2014.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、途中で断念してしまいました。 方言などでよくわからないところが多々あったのと、内容が難しかったので。 映画見たいなーとは思いましたけど。
0投稿日: 2013.12.23
powered by ブクログ大泉洋のイメージとは少し異なる原作。 久々のハードボイルド。 ススキノは出張でしか訪れたことないですが、街の匂いがうまく表現されているとおもいました。 なかなか楽しめたけど、道弁はよみづらいな。
0投稿日: 2013.11.26
powered by ブクログ図書館で。少し前に映像化されたとかで平積みになっていたので興味があって借りてみました。前にこの方の本を読んだときあまりに暴力的な内容で辟易したのですがこの本は主人公が軽い感じなので面白かったです。 主人公がかっこつけで自分が頭いいと思っていそうな鼻につくようなイヤなヤツと思いきや様々な場所に友人が居てその関係から事件に迫っていくのは面白かったです。正統派ではないちょっと面白い鼻のツッコミ方で。そして結構痛い目にあいながらもそれなりに自分の美学を通すので最後ちょっと見直しました。が。聖子ちゃんは理解不能な人だったな~ まあああいう子も居るんでしょうね。きっと。
1投稿日: 2013.11.22携帯がない時代の
携帯のない時代が背景の話なので、今だとわざわざバーで待つこともなく電話とかメールですぐに用件を伝えられるのに。。。とか思いながら読みました。 映画版のイメージが強かったのでハードボイルド物というよりも色物!?だと思って読んだら、結構ススキノ版の新宿鮫をマイルドにした感じでした。
1投稿日: 2013.11.09
powered by ブクログ映画がおもしろかったという評判を聞いて、原作を読んでみた。映画は観てない…。 探偵と言えば、ホームズやポアロのような頭脳派を思い出すが、本書はハードボイルド。ススキノのバーに入り浸る不良中年が、頼まれた人探しをシブシブと受けたところ、殺人事件の匂いが漂い、ヤクザや不良少年と渡り合いながら、謎を解いてゆく。 構成が素晴らしく、広げた風呂敷をちゃんと畳んでゆくし、昭和のシブい雰囲気が香り立つ感じが、松田優作を思い出させる。 うん。こーゆーのも悪くないな。
0投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログ頭の切れる、アル中、の、探偵。 ストーリーはまあ、まあ。 けっこうドタドタしてるから、入りにくい部分もあるかもしれない。 冗談はいいかんじ。 ストーリーとはまた別かもしれないけれど、 冗談がおもしろい小説は好き。 バランス感覚のいい、どうしようのないひとは、まあ、おもしろい。 ドタバタを踏まえると、映画のほうがおもしろさがわかりやすいかも。 大泉洋がどう演じるのかがはやく見たい。
0投稿日: 2013.11.03
powered by ブクログIWGPのもっと癖がある感じ。 喧嘩のシーンで行動と感情が同じタイミングで行間なしに書いてあるのは読みずらかった。 でもまあ、なんとか読めた。 これ1巻なのかなあ?昔解決した事件?とかって今後出てくるのかなあ?
0投稿日: 2013.10.28確かにクセになる
ハードボイルド系は初めてだったのですが、読みやすくてとても面白かったです。 主人公に不思議な魅力を感じます。
1投稿日: 2013.10.26ススキノ・琴似・北大・・・札幌人にはたまりません
勤めていた会社がススキノまで歩いて10分、琴似近辺に在住、毎年行く北大祭、本の中ででてくる名称だけで、札幌っ子の血が騒ぎます。探偵さんがいそうな古びたBARいっぱいありましたよ。感じがでてます。
2投稿日: 2013.10.19
powered by ブクログ飄々とした主人公「俺」が見ていて心地よいです。映画よりもハードボイルドな雰囲気です。同名の映画原作は次作「バーにかかってきた電話」らしいよ。
0投稿日: 2013.10.06
powered by ブクログ北海道はススキノで、便利屋をしながらその日暮らしをしている「俺」が、大学の後輩に頼まれて人探しをする物語。 人間のどうしようもなさと、愛しさが混じり合う作品。主人公はタフだけれど、芯の所のお人好しが抜けず少々ウェット。腹の底に哀しみを抱えて倒れそうになりながら、それでも歩いていく。
0投稿日: 2013.10.03
powered by ブクログ思ったより、映画より「ハードボイルド」で楽しめました。 住んでる地方もあり、続きを読んで行きたいと思います。
0投稿日: 2013.10.02始まりですね
ここから始まりキャラが出来上がっていきます。 まずはここからです。
1投稿日: 2013.09.29札幌の地図を買いたくなります
今となっては古い時代記述もありますが、探偵小説としては良質なお話です。すすきのという場所には極端ではあるけれどもありそうな事件ということで面白く読めました。
4投稿日: 2013.09.29
