
総合評価
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powered by ブクログロードレースのプロチームに所属する白石は、自分を犠牲にしてエースの石尾をアシストする自分の役割が性に合っていると思いつつも、レース中に不意に訪れるチャンスにも惹かれ始めます。 そんななか、白石以前、石尾がチームメイトに故意に事故を起こさせたという噂を耳にします。 ロードレースのチーム戦の中で行われる「アシスト」という概念をテーマにしたいわば「お仕事小説」かと思いましたが、後半繰り広げられるミステリーの伏線回収が見事でした。 石尾がかつて再起不能にした篠崎によって、自分にかけたわれた罠を知った石尾が下した決断は...まさに「犠牲」というタイトルそのもの。「そこまでするか」とも思いましたがそれを通して見えた石尾のプロ意識や真っ直ぐな人柄に心がうたれました。 そもそもロードレースという個人競技のような団体競技。ルールを知らないと戸惑いますが、緻密な戦略を練り上げ、猛スピード自転車を漕ぎながらそれを実行するだけでなく、作戦の変更などの臨機応変な対応も求められます。この競技の凄さや面白さが小説から伝わってきました。 エースを勝たせるために尽くす「アシスト」なんて役割がある競技、自己犠牲の哲学が求められます。そのなかに葛藤や誘惑、裏切りなどはつきもの。人間ドラマがないわけないよなと思いました。
11投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ犠牲とは良く言ったもので、美談には違いないが、現実味がなさすぎる。石尾のような人間は絶対にいないと断言する。 脳内でどれだけ人物造形を試みようとしても、どうしても弱虫ペダルのキャラクターで想像してしまう。
0投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ白石はプロ2年目の山岳アシスト。そんな中スペインのチームから誘いを受ける。そんなロードバイクレーサーのサクセスストーリーかと?チームのエース石尾の3年前のチームメイトの袴田への事故の疑惑?その石尾はレース中に事故死するが、更なる疑惑が疑惑を呼ぶ。 サイクルレース好きの人は必読
0投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ面白いです! ドキドキハラハラ。 こう来たかーの展開。 サイクリングの話で 全く知りませんでしたが 全然大丈夫です。 すごく詳しくなった気になります。
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ「勝利は、ひとりだけのものじゃない」 「みんなでかちとった、勝利」 本作を読んでようやく、私はこの言葉の意味を理解することができたように思う。 かっこよくて、ふるえた。
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログサイクルロードレースの醍醐味がわかる小説だ。 主人公がレース事故に遭うのかと思わせる入りだが、終盤でしっかり掴まれていることを実感した。 サイクルロードレースのルールや考え方が、他のスポーツとは異なることを、この小説を通しても学んだ気がするが、物語の展開の面白さもそうだが、レースそのものの面白さを押し図ることができたように感じる。東の展開は衝撃的だが、現実にはあり得そうもないようなことなので、フィクションとしての面白みを感じた。本の題名だあるサクリファイス(献身的なアシスト)が、世界の舞台と駆け上がらせる根幹となっている。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログこの薄さでこの満足感はすごい。ロードレースというスポーツが紳士のスポーツというのは全く知らなかった。久しぶりの一気読みでした。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度目か分からないくらい何度も読んで、そのたびに違う感想を持ったけど、今回はとてもとても重く感じたのは私が歳をとってさらにチームを率いるようになったせい。私は果たして、命を賭けられるだろうか。
1投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ勝つことを期待されるのが嫌で陸上を辞めた白石誓は、エースの為に自らを犠牲とする「アシスト」と言う役割に惹かれたことからサイクルロードレースを始め、プロとして活動していた。ツール・ド・ジャポンで力を見せた白石はヨーロッパ遠征に選ばれたが、そこで事件が起きる。 ルールが複雑な自転車競技だが読み進める中でうまく理解でき、その中でスポーツとしての熱さ、役割のあるチーム内でのそれぞれの想いなどが感じられ、さらにミステリー成分も加わって世界に引き込まれる。素晴らしい作品だった。
3投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ久しぶりに読んだけど面白かった。また自転車乗ってみようかなって思うような描写も多くて良かった。ロードレースは個人戦のようで実は団体戦。一人のエースを勝たせるために他の選手はアシストすることに徹する、この姿がいいんだよな。主人公の白石誓はまさに生粋のアシストで自分で前に出て勝とうとするのではなくエースを勝たせることに重きを置いて走っていて結果的にそれが彼のキャリアを上げることになるのもロードレースの面白さ。しっかりとミステリの要素もありロードレースの世界観にマッチしていた。まさか白石と伊庭が飲んだワインの中にエフェドリンが入っているとは、そのことを発覚させないためにエースの石尾が自ら事故でレースを中断させるとは。エースとして多くのアシストを犠牲にしてきた覚悟が現れていてグッと来るものがある。
1投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログロードバイクについて一ミリも知らなかったけど、臨場感があって面白かった。ミステリ要素も良いスパイスになっていて、飽きる事がなく、最後にタイトルの意味も分かり戦慄した。個人的には感動よりも恐怖が勝った作品。とにかくすごかった。
29投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログロードレースのお話。ちょっと謎解き要素が入っている。エースアシストとして走る白石、絶対的エース石尾。ツールドフランスは全然詳しくなかったが、ロードレースの魅力をふんだんに感じれた。
1投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログロードレースはおろかスポーツ全般への知識が乏しいので敬遠していたが、評判が良いので手に取る。個人競技とばかり思っていたが、チームスポーツだったとは。自転車は身近な乗り物だが、未知の自転車競技の世界と文章から感じる爽快感に魅了された。プロローグから主人公をずっと心配していたが、このような仕掛けが待っていようとは。もっと地味な展開を予想していたため、二転三転する展開と真相に良い意味で期待を裏切られた。エースとしての責務、アシストとしての信念に心を打たれる。続編も楽しみ。
3投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロードバイクの競技はまったく知らなかったのですが、ミステリーや少しどろっとした人間関係などがおもしろく、最後まで一気に読み切れました。 香乃が袴田と結婚していて驚き。袴田の負った怪我はつらいものですが、石尾さんのみならずチカにまで復讐の矛先を向けていたのは最低だなと。そんな男でいいの??と思ってしまいました。 チカと伊庭のライバルであり仲間である関係はとても青春らしくてよかったです。 もっと熱い青春小説だと思って読み始めたので最初は戸惑いました…。
4投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ超ーーっ!面白い!ツールドフランスに代表されるロードバイク、ロードレースの世界、そう!チャリです! カーリングと並ぶくらい、奥深いスポーツ、ロードレース。野球にも喩えられるとおもう。犠打、送りバントってかなり『サクリファイス』なんです。自己を犠牲にして、チームやエースを勝たせる! ロードレースは個人種目にみえるのに、団体競技であることをこれだけ自然に描けるなんて、近藤史恵さん、大好きになりました。続編含めて何冊か買ったので連続で読む気マンマンです。 しかも、ミステリ要素までしっかり入っていて、 大どんでん返しとまでではないけど、単なるスポ根じゃない、読み心地サイコーでした。 んーっ、あらすじは読んでくださいってとこで。 春になったし、一年ぶりに愛車『FELT 75』で走っちゃおうかな!
50投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ面白い。 ロードレースという馴染みの無いスポーツを題材にしながら、説明臭くなることなく、読みやすく、サスペンスフル。 読んでいて退屈しない。 ドライな作風だが、芯が熱い。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログすごい臨場感の作品で、面白くて1日で読み終わってしまった。ロードレース中におきたエースの事故の真相を巡る話。ミステリーとしても面白いんだけど、ロードレースの描写がとにかくすごかった。作者さん経験者かと思ったら違うってのが1番驚きだったかも。自分はロードバイクちょっと乗ってた、弱虫ペダルも途中まで読んでたレベルのロードレースの知識はありましたけど、多分全く知らない人でも分かりやすく、それでいてくどい様な解説もなく、誰でも読みやすい作品だと思うので未読の方はぜひ!
2投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ☆3.6 この作者さんの本が2冊目だったのと、主人公が好きだったので前より物語に入り込めた 臨場感があって読んでてどきどきした
11投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログロードバイク競技についてよく知らなかったので、アシストという役割があることを初めて知った。チームのエースのために身を粉にして働くって言うのは簡単だけど実際できる人はどれくらいいるのだろう。主人公は事件の真相から、アシストの犠牲を知るエースの思考に到達し、アシストとして成長する。スポーツとミステリって見ない組み合わせだったが面白かった。
2投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログ舞台は私にはまったく馴染みのなかったロードレースの世界 このページ数なのに、ロードレースに興味を湧かせる物語の面白さ この世界観を理解させた上で、それぞれの登場人物の立ち位置やキャラクターを引き立たせ、ミステリーに自然と仕上げていて、気付いたら読み終わっているほどの一気読みでした
17投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ作者がラジオに出演していました。 リスナーからのおすすめ投稿で、この本のことを知り読みました。 自転車のレースは全く未知の世界でしたが、わかりやすく説明されており、一方で、登場人物の心情もわかりやすく表現されていたと思います。
4投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログロードレースを主軸にしたサスペンスで、序盤の不穏な場面が物語にどう繋がるのかという謎や迫力があるレースの臨場感、主人公とチームメイトやライバル、元恋人との人間関係が複雑に絡みあって最後まで目が離せない本だった。またロードレースに『アシスト』と呼ばれる役割があることを知れたのも良かった。読了後にタイトルの意味を考えたらより深い余韻を味わえた。
3投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログ久しぶりに飲み食い忘れて没頭してしまった! スポ棍もの? ミステリー? どんな切り口で読んでも面白い。 続編もあるようなので 間髪入れずに読みたいですね。 解説も面白かったー!
2投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログ#9奈良県立図書情報館ビブリオバトル「チーム」で紹介された本です。チャンプ本。 2011.11.12 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-700.html?sp
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ読んだ本は貸出希望者を一周したら譲渡希望者に進呈することにしています。同著者の『みかんとひよどり』を差し上げた人が「好きだなぁと思ったら、“ビストロ・パ・マル”シリーズの作家なんですね。道理で」と言うので、もしや「そっち」のみの書き手と思っているのではと不安になり(笑)、これを読んでもらおうと買い直したついでに私もほぼ15年ぶりに再読しました。 本作をきっかけに自転車競技に興味が湧いたように記憶していたけれど、アニメ映画『ベルヴィル・ランデブー』(2002)が先ですね。今回再読して『疑惑のチャンピオン』(2015)ももう一度観たくなりました。 映画『ベルヴィル・ランデブー』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/edaf3f2c2b6a709a6a2eadcc89c53df7 映画『疑惑のチャンピオン』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/519073e6273359bd2896af6b7fa5b7c3
1投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
白石誓 チーム・オッジ。新人。「チカ」と呼ばれる。身長一七〇センチ、体重六〇キロ。高校時代は陸上の中距離走でインターハイ一位になった実力者だった。夜中にテレビで見たロードレースに惹かれ転向を決める。陸上で推薦が決まっていた大学を蹴って、自転車部の強い大学に入った。大学を卒業すると同時に、スカウトされてチーム・オッジへと加わった。 伊庭和実 チーム・オッジ。白石と一緒にチームに入った新人。大学を卒業したばかりの二十三歳。実力はベテランのチームメイトを追い越して、石尾の次の位置にいる。 石尾豪 チーム・オッジのエース。普段は物静かな人だが、自転車のこととなると厳しい。峠を得意とするクライマー。日本を代表する自転車選手。三十三歳。身長一六二センチ、体重五二キロ。 赤城 チーム・オッジの最年長。三十六歳。オールラウンダー。七年以上石尾のアシストをしている。 斎木 チーム・オッジの監督。 監督就任前からエースの座にいる石尾にはあまり強く言えず、扱いづらく感じている。 江口 チーム・オッジ。 の一員。白石の1年先輩に当たる。 山中 チーム・オッジ。中堅どころのアシスト。 篠崎 チーム・オッジ。中堅どころのアシスト。 沖田 白石の大学時代の先輩。ホリカワサイクルチーム。 初野香乃 白石の幼なじみ。元恋人。白石が試合に行く時いつも「わたしのために勝って」と言っていた。大手新聞社の週刊誌の記者。 マルケス・イグナシオ スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンの選手。 ウォン 香港チームの選手。 フェルナンデス スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンの選手。 袴田一平 元チーム・オッジ。三年前のレース中に、下り坂で石尾が斜行してクラッシュが起き、脊髄を損傷し下半身付随なった。現在はウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)の選手。 ロベルト・ペロス スペインのコンチネンタル・プロチーム、サントス・カンタンのエース。 木村 マッサー。 富樫 マッサー。
1投稿日: 2024.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始め:2024/08/23 インスタで目に留まり、図書館でレンタル。 最初からおもろい。初っ端から不穏な描写あり。それがいつくるのかびくびくしながら読んでしまう。ずるい。 読み終わり2024/09/10 サクリファイスの意味がわかった途端鳥肌だった。 79 それでも、そのことばは、ぼくの力だった。
1投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログ「アシストを徹底的に働かせること。それが勝つためには必要だ。自分のために働かせて、苦しめるからこそ、勝つことに責任が生まれるんだ。奴らの分の勝利も、背負って走るんだ。わかるか」 2024/5/25読了 再読。初読は’10年頃。エースを勝たせる為に、アシストが使い捨てられることもある、自転車ロードレースの特異なシステムがあったればこそのストーリーである。それは兎も角、仮にも職場での役職を背負った今、他職種(Ns、ME)のアシストあってのDrであるということが沁みて、おこがましくも石尾豪(作中設定、圧倒的に歳下なんだが)の矜持が僅かながら理解できるような気がしてきた。
6投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結末に驚愕した。 そして、ロードレースの世界に魅せられた。 主人公の白石の人柄もいい。 かっこいいのだ。 もちろん石尾さんも。 続編もあるらしい。 もちろん読みます!
5投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログおもしろい! スポーツ漫画のような躍動感かと思いきや、後半の急激なミステリー。 人間模様も描かれていて引き込まれました。 これは忘れた頃にまた読みたい。 きっとこの考え方は私にも大きな影響を与えるんだろうな
2投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログ手に汗握る展開で、一気読みしました。 推理小説として手に取りましたが、あまりの臨場感にロードレースに興味が湧きました。 それくらい面白かったです。 もちろん推理小説としても面白く、読了後はスッキリしました。
2投稿日: 2024.06.19
powered by ブクログ2024.6.15 読了 ロードレースの何たるかもわからずに読み始めましたがエースが背負うものの重さやエースを勝たせるために自分を犠牲にして走るアシストの思いが物語からひしひしと伝わってきてその奥深さに胸が熱くなりました。 青春小説だけに留まらずサスペンスの要素もありロードレーサーとしてのプライドが垣間見えるその結末は胸に込み上げてくるものがありました。 石尾さんカッコ良すぎやろ…。
5投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログロードレースというものを初めて知りました。 レースものって自分が勝ちたい!というものばかりの中、アシストという役割があること、その方が楽しいと思う人がいることが新鮮でした。 続編があるとのことなので、そちらも読んでみたいと思います!
0投稿日: 2024.05.16
powered by ブクログロードバイクに魅せられた主人公の白石。 彼は自分が勝つためでは無く、エースのために尽くすアシスト役だ。 彼はその立ち位置を気に入っている。 命も危険もあるロードバイクのレースにおいて、自分のためでは無くチームのエースのために走るということがどういう事なのか、彼は悲劇ののちに痛感する事になる。 ロードバイクのチームとレース、選手達の駆け引き、起きてしまった事故の真相、スポーツ小説でありながらミステリー要素もある内容の話。 ロードバイクについて殆ど知らなかったけど、知識を増やしつつ、ドキドキしながらも楽しく読んだ。 チームの選手同士の思惑や駆け引きには、ハラハラしたし、時間の真相を知る時には、早く知りたい様な知りたくない様な不思議な感覚で読み進めた。 ロードバイクって想像以上に過酷で心理戦もあるスポーツなのだと初めて知った。 チームで走ることが、エースを勝たせることが、どんな事なのか。 それはそれは興味深く読んだ。 悲劇が起きた時にはページをめくることが出来なかったほど辛かったし、真相がわかった時には苦しくて涙した。 車椅子の男には心底腹が立ったし、彼女はこの男で良いのかとお節介ながら心配にもなった。 色んな意味で心を揺さぶられる本だった。 スポーツ好きの友達に紹介してみようと思う。
25投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログ自転車ロードレースが舞台の人間模様が絶妙。 実際に走っている人、 観戦好きな人、 あまり関心が無かった人、 全ての人が引き込まれること自明です。
3投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログ★4.5 ロードレースと青春とミステリーがちょうどいい塩梅で配合され、サクリファイスの真の意味に昇格される完成度の高さ。 文章量は少なめだが、行間からも読ませられる。
11投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
石尾さんに何かされそうで怖い…と思って読んでたのに、最後には石尾さんかっこいい…(でもそこまでするのはやはり怖い)となった。 結局ロードレースを一番愛してたのは石尾さんなんだと思う。 先が気になりすぎて一気読みした。
1投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ青春スポーツ小説としても面白い。 また、読み進めていくうちに、様々な立場の感情が見え隠れするサスペンスとしても面白い。 事故の真相を追うミステリとしても面白い。 要は、面白かったです(^^)
9投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スポーツものかと思ったらミステリ要素もあって驚き。プロローグが衝撃すぎて、いつこの惨劇が起きるの?とハラハラしながら読んだ。 (しかも主人公が事故に遭うと思い込んでたからよけいに) タイトルの『サクリファイス』は、誓がエースの勝利のために犠牲になることへの葛藤を意味してるのかと思ったけどそれだけじゃなかった。 いろんな自己犠牲の形があって、それが連鎖してる。 「ぼくの勝利は、ぼくだけのものではない。」いい言葉。
2投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログサクリファイスとは犠牲、生贄という意味らしい なるほど終わってみるとタイトル回収されてる スポーツモノの話かと思って読み始めたが、終盤にミステリー要素が入り、まさかの真実が明かされて終わりました 結構面白かったのでもっとページ数があれば、もっと深掘りできたのではと思いました 結局は香乃は何で浮気したのか知りたかったし、 袴田って一体何なのって思いました
1投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ自転車競技の面白さを知った その裏には、いろんな駆け引きがある メインを成功させるための、アシストの駆け引き アシストを繋げるための、メインの駆け引き いろんな駆け引きが交錯して、作り上げた本だろうか 一見する価値が有る
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログロードレースに物凄興味を抱き自分でも調べてみようと思った。アシストに徹することが逃げではないかというシーンがあるが、それは本人しか分からない。伊庭、白石それぞれ感覚が違い、それはいわゆる価値観は当たり前のように違うということをなんとなく分かりやすく伝えてくれている気がする。
1投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ12/13 珍しいロードレースの物語でした! 知識ゼロでもその世界に入り込めて読みやすい 「勝利は、ひとりだけのものじゃないんだ」 この物語でこの言葉の意味がようやくわかりました 話はミステリーっぽいように進むが、残り数ページでの怒涛のミステリー連鎖には驚きました笑 静かだけど、いや静かだからそこに秘めた熱いものを感じることができる物語です
10投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログ自転車レースという競技は全く知りませんでしたが、面白いので一気に読了しました。 レースの行方と登場人物達の関係性が自転車レースとミステリーを巧みに共存させて物語を成立させています。 最後の衝撃的な事実に、自然と涙が出てきました。
2投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ本屋大賞二位、大藪春彦賞受賞作。 上記の評価も宜なる哉、読み応えのあるエンターテイメント作品でした。 自転車ロードレースを題材としながらミステリ要素も内包。中盤以降は頁を捲る手が止まりませんね。 スポーツ競技としての自転車ロードレースは日本では余り人口に膾炙していませんが、欧羅巴(特に仏蘭西)ではそれなりに人気と伝統のあるスポーツのようです。 とはいえ最近では街中でロードバイクに乗っている人を見掛けることも多く、ロードレースを題材にした漫画『弱虫ペダル』が人気を博してアニメや舞台になっています。 自分も『弱虫ペダル』のアニメを観ていたので大体は理解している心算でしたが、考えてみれば特異な競技です。 個人競技のように見えて実は団体戦でもある。表彰台に上がれるのは一人だが、その一人のエースの為に他のチームメンバーはアシストとして身を挺する。正に一将功成りて万骨枯るという犠牲を前提にする稀有なスポーツといえるでしょう。 チームの為の献身とスポーツマンシップ。その一方で確かにある個人的な勝利への渇望と栄誉。ロードレースという競技が持つ二面性とその相剋をヒューマンドラマに昇華しています。まさに小説の神髄は人情なり、ですね。
2投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ10年ぶりくらいの再読。 内容はうろ覚えだけど、とにかく衝撃的な面白さだったという興奮の記憶は残っている。 そして、またしてもやられました。 『勝利は、ひとりだけのものじゃないんだ』 「スポーツ」 × 「ミステリー」の世界。 自転車ロードレースの知識がなくても、全く問題なし。 スポーツ小説のような展開から、一気にミステリーっぽい雰囲気へと変わる。 気持ちいいくらいに何度も裏切られる衝撃と疾走感が気持ちいい。 有名な世界大会というと「ツール・ド・フランス」。日本ではまだ知名度の低いロードレースという競技。実は個人戦ではなく、チームプレーだそうです。 それを知って俄然おもしろさが増してくる。 チームのエースである石尾選手は何を考え、どういう選手なのかーー。 すべてを理解して涙が込み上げました。 臨場感のあるレース、過去の事故に対する疑惑、ハラハラ感。目まぐるしい展開に目が離せません!! ラストの一行にまで心を奪われ、更なる展開の予感に気分が高揚した。 スポーツミステリーだけにとどまらず、人間ドラマも楽しめる作品。 一読の価値ある作品だと思います。 続くシリーズ作品 2. エデン 3. サヴァイブ 4. キアズマ 5. スティグマータ
8投稿日: 2023.11.18
powered by ブクログ高校時代に陸上を辞め、ロードレースチームの一員となった白石誓。 優勝することへの意欲を見出せない中、ジャパンカップのメンバーに選ばれる。チームの過去の事件、元彼女との再会を経て走る意味を見出せるのか。 意外な切ない結末が印象的な作品だった。
0投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自転車ロードレースをテーマにした小説。 ミステリー作品というよりかは、スポーツや人間ドラマに軸を置いた作品だと感じる。個人の勝利が焦点となりやすいスポーツ小説においてチームとしての勝利を目指そうというスポーツはそう多くは無いと思う。自分の中のエゴとチームに対する貢献という中で葛藤している姿がとてもリアルだった。 前半の息の詰まるような試合描写や心理描写で圧倒され、後半の仲間の死という場面にとても驚かされました。誰が彼を死に追いやったのかというミステリー面の強い後半の怒濤の展開が面白かった。「サクリファイス」という言葉の意味。その意味を知ったときの衝撃たるや。まさにそれだった。そんな彼らのドラマを是非読んでみてほしい。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 白石誓:梶裕貴 伊庭和実:中村悠一 石尾豪:神谷浩史 赤城:安元洋貴 篠崎:福島潤 斎木:三木眞一郎 初野香乃:潘めぐみ マルケス・イグナシオ:村瀬歩 袴田一平:小野大輔
47投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログサイクルロードレースの世界を描いたスポーツミステリ。とにかく読みやすい。遅読の私がわずか半日で読了。 欧州では人気スポーツだが、日本ではマイナー競技のロードレース。私も本書を読むまで全く無知であったが、専門用語や競技ルールも物語を通してすんなり入ってきた。ロードレースは団体競技であり、“エース”を勝たせるためにチームメンバーは自分を犠牲にしてアシストに徹する。その特異なルールであるが故に生じる他チームとの駆け引き及びチーム内の心理戦が面白い。クライマックスへの持っていき方もスピード感がある。純情で思いやりのある主人公白石誓のキャラクターは、好感が持てて応援したくなる。シリーズ続編にも期待。 週刊文春ミステリーベスト10 5位 このミステリーがすごい! 7位 本屋大賞 2位 キノベス! 1位 ミステリが読みたい! 5位 大藪春彦賞受賞(2008年) 《サクリファイス》シリーズ 1.サクリファイス 2.エデン 3.サヴァイヴ 4.キアズマ 5.スティグマータ
12投稿日: 2023.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自転車の選手に必要なのは、心肺機能と足の筋肉の持久力と瞬発力、そして、駆け引きと戦略。エースかアシストか、スプリンターかクライマーか、ワンデーレースかグラン・ツールか。近藤史恵「サクリファイス」、2007.8刊行、2010.2文庫。本作品の圧巻はラスト、真の選手と偽の選手の対比が圧巻です。偽の選手によって真の選手が命を落とす(自らの意思でレースを中断させるために)ストーリー、私には後味の悪い話ではありました。
0投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログ前知識なく読み始めたので、途中まで「よく知らないスポーツの世界の話」を読んでいるつもりでいた。それにしては随分と暗いトーンだよなぁと、勝手な期待とのギャップを感じていたので、最後にミステリーだと分かって、そこは腑に落ちた。ただ、ミステリーとしては、少なくとも自分の好みとは合わなかった。
0投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログスポーツ小説は初めてだったけれど、サスペンスがうまく効いてて飽きることなく読めた。 ロードレースの知識皆無でも楽しめる作品だった!
0投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ面白い!スポーツの小説ってやっぱりいいなと思いました。テレビで見るスポーツも面白いのですが、本の場合だと選手の内面が映し出されるので、選手の一人称視点で場を感じることができます。 物語はテンポがよく、章ごとに新鮮味があって、中だるみなく楽しく読むことができました。
12投稿日: 2023.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋大賞ノミネート作ということで読んでみた。 最後まで飽きずにあっという間に読み終えてしまった。 自転車競技については全くの素人だったけど、まるでレースを見ているかのような、とても臨場感のある内容だった。 袴田が社会的制裁を受けずに香乃とゴールインしたことは腹立つけど、結局チカにも石尾さんにも何一つ勝てていなくて、その点ではスッキリした読了感だった。
0投稿日: 2023.09.27
powered by ブクログスポーツ小説というだけの言葉では表せないくらい、深く重い物語でした。読んでよかったとここまで強く思ったのは初めてです。ぜひ多くの方に読んでほしいです。
1投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログロードレースを知らない人にとっても分かりやすい上、ミステリーのようなハラハラドキドキさせる展開にもなっている。あっという間に読み終わった。エデンも読んでみたいと思う。
1投稿日: 2023.09.15
powered by ブクログロードレースのルールや戦略を絡めて、チームメイト達の心情や緊迫した雰囲気を上手く描写していて、読んでいて先が気になる名作。 ロードレースは名前が残るは入賞者のみなのに団体競技、エース以外は黒子に徹するという他のスポーツにはない珍しい特徴があり、そこが私のロードレースが好きな理由の一つ。 元々ロードバイクに乗っていて、ロードレースを見るのも大好きなので読んでみたが、そのあたりも含めてとても楽しめた。 何を書いてもネタバレになりそうなので細かくは書かないが、面白くて泣ける。後半は何度か読み直して胸が締め付けられた。 ロードレースに少しでも興味がある人は、ルールもわかるしぜひ読んでみることをオススメしたい。 続編も読みたい。
1投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ終盤の怒涛のたたみ掛けに圧倒された。 ロードレースのことは全く知らなかったが、エースとアシストの関係性、白石と石尾のプロフフェッショナルには心打たれた。
0投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ読後感がとっても爽やか。 そこまでしなくてもいいんじゃない?とか色々思うところはあるのだけども。 事件うんぬんよりも、レースの描写にひたすら魅せられた。 自分のためではなく、誰かのために走る。 日本人、こういうの好きなのに、どうして日本で人気が出ないのか。 ツール・ド・フランス見たくなってきた!
5投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログロードレースを知らなくても面白い。 レース中の疾走感や臨場感、熱量などが伝わってきて作品の世界にグッと引き込まれる。 仲間を踏み台にして飛び出す者とアシストに徹する者。 役割は違えど目指す場所は同じ。 青春してるなあと思っていたら、まさかの悲劇で一気にサスペンスへと変わる。 続編も読もう。
2投稿日: 2023.07.11
powered by ブクログ勧められて読んだ。すごく読みやすくあっという間に読了。ちょうどロードバイクに乗るようになっていたのでさらに楽しめた。個人ではなくチームとしていろいろ戦略があり深い競技なんだなと思った。続きも読みたいと思う。
8投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログふっと手に取って読んだ本。友人でロードバイク好きな人がいて何でって思いつつも夢中になりました。ダラダラしないでテンポも良く、読みやすく、当たりの本でした。近藤史恵先生の本、続きもあるそうなので読んでみます。
41投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ競輪は知っているけれど、ロードレースとはなんぞや、と読み始めていくと なるほど。個人戦ではなく団体戦で、きちんと戦略があるのだ、奥が深いのだ、と物語に引き込まれていく。 後々調べるとシリーズ化されているということで、この作品は四部作での一部作目みたいだ。 そちらの方も読んでいこうかと思う。
2投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログちょっとこれは出来すぎではないか、という出来杉君の見解も待たれるところではあるが、それでもいーじゃないか、というね。偽善と分かっていてもそれもまた善であると。 いや何を言っているんだおまえはというところだけど、この主人公と石尾さんの無言のというか阿吽の呼吸みたいなのが古き良き背中を見せる師匠みたいな感じでグッとくるわけですよ。いやしかし言わなきゃ分からんと言われるような時代で空気を読むとかいうのは日本的で古臭いとか厳しい時代で確かにここまで推理しないと分からんくらいじゃ言わなきゃ分かるべくもないというのも分かりつつも、それが全部分かっちまうのは出来すぎなワケで、でもそれが良い。
3投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログロードバイクレースを舞台にしたミステリー小説です。 主人公が所属するチームが参加するレースが描かれつつ、主要人物の過去や、チームメイト同士の関係性が描かれていきます。 一部腑に落ちない部分はありましたが、スポーツをテーマにした小説を読むことが苦手な私でも面白く読めました。
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログロードレースという競技は全く知らなかったが、自然と引き込まれるような臨場感があった。 たたスポーツ小説らしいアツさやミステリ感は期待していたほどではなかったかも。 近藤史恵さんは人物描写が素敵だと思うが、この作品は主人公がわりと淡々としているのでその辺りの魅力もやや弱かった印象。
1投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ロードレースミステリー。 掟破りのような気がしてしまう衝撃的すぎる結末で、読了感はなんともいえない不思議な感覚に。 本当に、その理由でというところがあまり納得行かずモヤモヤ。 「戦慄が走る」「背筋が冷たくなる」のような慣用句が非常に多くて途中から気になってしまい、気持ち悪かった。 主人公と伊庭の他の登場人物があまり魅力的ではなかったことが残念。 ただ、他のミステリーとは違って全く予想できない展開であることと、ロードレースの疾走感が好きなので次作も読む予定
0投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログもともとサイクリングは好きだが、自転車競技の世界に初めて触れて知らないことだらけだった。何よりタイトルにもあるように、チームのエースを勝たせるために犠牲になるという考え方は馴染みがなく、理解するのに時間がかかった。自転車に人生をかける青春とサスペンスがきれいに融合していて新感覚で、加えて心地よいラストを迎えるところがとてもよかった。
2投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログサイクルロードレースの実業団を舞台にした、青春スポーツミステリー?? 非常にさらっと読めました。 あまり知らない、サイクルロードレースの事が判り面白かった。 ロードレースと言えば”ツール・ド・フランス”位しか知らないし、選手もランス・アームストロング位しか知らなかった私・・・ チョット、ロードレースを見てみたくなった。 ミステリーの部分はかなり?の感もあり、登場人物もあまり魅力的ではありませんが、軽快に読めて楽しめました。 高校時代までは全国的にも優秀な短距離ランナーだった白石は、勝つための走りに疲れ、引退。 サイクルロードレースのチームの一員としてエースを勝たせるために走る「アシスト」という役割がある事に惹かれ自転車競技に転向する。 彼の所属するチームのベテランエースには過去に自分の地位を脅かす若手を事故に見せかけて大怪我をさせ、再起不能にしたと言う黒い噂がある。 白石と同期で次期エースの座を狙う才能ある新人レーサーの伊庭。 アシストの役割に満足しているのに、その実力から次第に周囲から注目されてしまう白石。 そしてついに、再び「事故」が起きて・・・
2投稿日: 2023.02.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2008年(第5回)。2位。 勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。ツールドフランスも名前しか知らん。主人公はアシスト専門。エースは石尾。昔、才能あった袴田を事故で脊髄損傷させている。やつならやる、と赤城。ここでミスリード。そして、次の事件が起こる。前回の事件の真相。サクリファイスってそういうことか、とぽんと膝を打つ。石尾は自転車レースを愛していた。が競技に出るのに、自分の飲食に気を遣わなさすぎだし(普通もらったもん飲まないと思われる)、卑怯者袴田と結婚した香乃ってなんだかなぁ、なので☆4つなのだ。
1投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログサクリファイス、犠牲、いけにえ?自転車? 表紙を見た時の印象だ。 タイトルとイメージが繋がらなかった。サイクルロードレースというスポーツに興味を持つ機会もなかったから。 主人公は、プロのロードレースに所属する白石誓。各地で開催されるレースをこなしながら、チームの中でアシストとして成長していくストーリー。 ロードレースには、エースとアシストという役割分担がある団体競技なのだという。 アシストの選手は、エースを勝たせるために走る。その結果、自分の順位を下げることになっても。 先頭の選手は、空気抵抗をひとりで受けることになるから、相手がライバルだとしても先頭交代をするのがマナー、フェアプレー精神が求められる紳士のスポーツらしい。 読み終えて、放心だった。 何という物語なのだろう。苦すぎる。 紳士とは? フェアプレーとは? まるで武士道のような振る舞いに思えてならなかった。ロードレーサーとしての誇り、信念、勝負に対する熱量、後進の育成、ロードレース界の発展、先を誰よりも見据えていたのは… サクリファイス 献身に近いものを感じた作品でした。 生々しい怪我や死の描写は苦手、読みながら鉄の味してあちこちヒリヒリしてくるから。 シリーズらしいけど、次に進むか迷うな。
19投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ自転車レースも人生も、上りも下りも、調子いい時も悪い時もある。 人の想いというのは難しく、言わなければわからないが、言ったとしてもわかるとも限らない。 人の言葉も難しく、言ったこと以上の効果や、違う結果を生んでしまうこともある。 競争なのか、共闘なのか、運なのか、人の想いや助けなのか、 すべてが紙一重なのかなと感じる一冊でした。
5投稿日: 2023.01.23
powered by ブクログ「サクリファイス」近藤史恵著 「エデン」という別の本の表紙がロードバイク の写真で、はるか昔トライアスロンをやっていた身としては、レースの本かな?とたまたま手に取ってみたら、それがシリーズものということで前作にあたるこの本をチョイス。サクリファイスって何て意味だったかななどと思いながら。 あとから、この本について調べたら、このミステリがすごい!にも選ばれたらしいですが、読み始める時はそんな情報もなく、マンガ「弱虫ペダル」のような純粋な自転車レース物だと思って読んでいました。 前半部分は、チーム・オッジの中でアシストの「チカ」と、エース「石尾」、スプリンター「伊庭」、そのほかのチームメイトが助け合い、駆け引きをしながら山岳や平坦のレースを走り抜けていく様子が、疾走感、臨場感にあふれる描写がとても心地いい作品でした。向かい風の中集団を前で引くのツラかったなぁとか下りでスピード出してるときに、コケたら死ぬーって思ってたな、なんて昔の記憶も思い出しながら、自分自身も自転車にのってコースを走り抜けているような気になります。 ところが、中盤以降は話が徐々に怪しい方向に。しかも、ただのミステリーというわけではなく、多分誰も悪くない、泣けるミステリーという感じになっていて、人目がなかったら多分泣いてたんじゃないでしょうか。前半部分の爽快感とのギャップもすごく、「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない」というアインシュタインの言葉が浮かんできます。 最後まで読むと、本のタイトルは「アシスト」ではなく、やっぱり「サクリファイス」じゃないといけなかったんだなと思いました。 それと「たまたま」手にとった作品がすごく面白かった時って「本好き」にとっては最高の瞬間で「こういう出会いがあるから本を読むのをやめられない!」なんて思える「サクリファイス」は、まさにそういう本でした。 “sacrifice 神にいけにえをささげること,(ささげられた)いけにえ,ささげもの,犠牲(にすること),犠牲(的行為),犠牲になったもの“ 【weblio英和和英辞書】より引用
2投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログプロのロードレースチームをモチーフとしたミステリー。 馴染みの薄いスポーツでもあり、チーム内でアシストの立場として活躍する専属メンバーがいることを、本書を通して初めて知った。 レースの緊張感を再現しつつ、ミステリーの内容も非常に面白い。謎の真相はまさにタイトル通り。
0投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ今年の最後に選んだのはこれ! どうも最近自分にとっての良作に恵まれないなぁ、と思い、満を持して手に取りました。 大藪春彦賞も受賞しているし、なにより多くのブグログユーザー様たちの高評価を受けるこの作品ならば絶対にまちがいないでしょう!! …………ん? あれあれ? これって……? ミステリーなんですね? いや、嫌いじゃないです。むしろ好きなジャンルですけど、勝手にスポーツものだと思ってました。三浦しおんさんの「風が強く吹いている」みたいな。ギットギトの熱いものを想像してました。それとお仕事小説を掛け合わせたものだと思い込んでいました。 ……悪くはないです。思ったより淡泊でしたが。 なんとなくしか知らなかったプロのロードレーサーの世界を垣間見れましたし。 ミステリーとしても、なるほどねとは思ったんですが、いまひとつ動機に納得が出来かねました。 石尾の行動。 袴田の行動。 香乃の行動。 ん~、そうなるの? それでいいの? う~ん。この人気作でも心に響かないなんて、巡り会わないっていうより、今更だけど自分って絶望的に読書に向いてないのかも(・_・;) たしか、京極夏彦さんの小説中の登場人物、古書店の店主である京極堂はこんなようなことを述べていた。 世の中につまらない本など一冊もないのだよ、と。 つまらなく感じるのは読み方が悪いからだ、と。 まあ、それは極端だろうけど、どんな本でも楽しく読めるに越したことはない。 どんな本でも楽しく読めて、感動し、興奮し、下手な難癖ばかり思い浮かべずに、ただただ素直に読書できたならどんなに素晴らしいだろうか。 それは読み手の能力であり才能なんだろうなぁ。 普通に羨ましい(笑) まあグチってもしゃーない(´▽`*) 来年こそぉぉぉぉぉの精神でいこうっと!! ご覧いただいた皆様。 しょうもないレビューにいいねしてくれたり、コメントで遊んでくれたブグ友の皆々様。 今年は大変お世話になりました(*- -)(*_ _) 来年もよろしくね~(^^)/~~~♪
37投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログこれ好き! サラッと読めたけれど感動ー๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐ タイトル『サクリファイス』の意味が何回も変わる 団体チームの中での役割、エースとアシスト、どこの世界でもある夢や嫉妬、羨望等人間関係が描かれている 何に感動したかって、兎に角石尾先輩の生き様!名脇役だ 「俺たちはひとりで走っているんじゃない」「食らいついてこい!」 寡黙な人の一言は深い 近藤史恵さんの作品は初 違う作品も読んでみたい
13投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログも、ものすごい作品を読んでしまった…! なんか私も最近こんなことばっかり言ってるので「またかーい」と思う方もいらっしゃるかもですが、いやこれはほんとに。 一言で言えば、自転車ロードレースというスポーツの世界を舞台にしたミステリ。 自転車ロードレースって日本では全然マイナーな競技だし、私も全く知識がない状態で読み始めました。 でも、作中でめちゃくちゃわかりやすくその独特な世界が描かれているので、すぐに「はいはい、ロードレースね〜。20年前から知ってますけど?」みたいなスタンスで(どんなん)読み進めることができます。 とりあえずなにそれおもしろ!と思ったのが、ロードレースは個人競技なのに完全に団体競技でもあること。 個人でエントリするものの、基本的にレースにはチームで参加するので、チーム全体でエースを勝たせるためのアシストという役割があるそう。 そのアシストってのがめちゃめちゃ戦略的で、いろんな人の考えがうずまいていて…もう自転車ロードレースというスポーツ小説としての側面だけでも読み応えがありまくる。 でもそこは近藤史恵さん、これはミステリなんです! 冒頭でロードレース中のすごく不穏な出来事が示されているんですが、あれは事件?事故?いつ起きる?なぜ起きる?誰が巻き込まれる?と気になって仕方がない。 ラストのすべてがわかる時には、ずーっと鳥肌が立ってました…ある人物の壮絶な生き方がとても印象的で。 「サクリファイス(犠牲)」というタイトルの意味がずしっと来ます。 とにかくこれはすんごいミステリです。シリーズものなので今めちゃめちゃ忙しいけど続きも読む!すぐ読むぞー!
28投稿日: 2022.12.23
powered by ブクログ自転車レースのことを全然知らなかったけど、物凄い興味が湧いたし、ミステリーとしても面白かった。石尾さん、凄すぎる。そして、袴田さんは… 主人公は幼なじみに何も言わなくて良かったのかと思ってしまった。恨みをもたないと生きていけなかったのかもしれないけど、悲しい。 でも、それを受け止めて夢を実現する主人公が一番凄いかも。
0投稿日: 2022.12.22
powered by ブクログ再読ですが、やっぱり面白かった。 「俺のしたいことはエースのために犠牲になること。」 そんなアシスト選手が主人公なので、クールで落ち着いたスポーツ小説になってますね。 自転車ロードレースの面白さを堪能できて、かつサスペンス的要素も絡んでくるけど、コンパクトにまとまって読みやすい。 真摯なスポーツと呼ばれる自転車ロードレースだが、エースを勝たせるための団体競技ゆえに複雑な心境が湧いてきますよね。
6投稿日: 2022.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自転車競技、全てがへぇーってことばかりだった。 タイトルの意味もよくわかる。 主人公のあまりにも淡々とした感じにかえってページを捲る手を止めさせられなかった。 何が起こるのか…なんで起こったか…どきどきしながらも冷静さを欠くことなく読めた。
3投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログ読んで少しの間は自己を犠牲にしエースを勝たせるという考えにあまり共感できなかったのですが、本を読み進めるにつれそういう考えもロードレースの一環なんだと腑に落ちました。 この本は280ページと厚い本ではありませんが、それを感じさせない充実感が読後にはあります。
3投稿日: 2022.10.24
powered by ブクログ前にキアズマをシリーズものと知らずに読んで、ロードバイクの面白さを知った。サクリファイスシリーズを最初から読んでみたいと思った。 自分ではやらないであろうスポーツ、ロードバイク。一つ間違えば取り返しのつかないけがをするかもしれない。陸上だったらそんなことないのに、と思った香乃の気持ちもわかる気がする。 ミステリーの部分があったことを完全に失念していた。最後、まさか。ハラハラした。
4投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第1弾 ロードレースのことは詳しくないし、日本ではきっとそんなにメジャーではないけれど、こういうチームスポーツもあるのだ、ととても興味が湧く。 主人公の白石誓はなんというか、器用貧乏。走ることも自転車も1番になれるのに、1番な自分に慣れないという感じ。 対する同期の伊庭やチームのエース石尾は1番への執着が強い。チームを思うのも、自分の勝ちを求めるのも、みんなアスリート。スポーツはやっぱりいい。 誰が誰の「犠牲」なのか…後半、怒涛の展開に気持ちが追いつかなくて読後ぼんやりしてしまう。
0投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ自転車のロードレースの事なんてこれっぽっちも知らなかった。ツールドフランスの存在くらいしか知らず、ましてや1人のエースの他はアシストで構成される団体競技だと言うことも当然ながら初めて知った。 そんな私でも、かなり複雑と思われる競技ルールが何となくでもわかったし、今度ツールドフランスがテレビででも放映されていたら、見てみたい、なんて思わせるだけでも小説の力はすごい。 『サクリファイス』の意味を調べたら『犠牲』とか『いけにえ』なんて言う結果が出てきた。まさにアシストの『犠牲』の上にエースの勝利が存在する、と言う特異とも言うべき競技。 選手たちの欲望や羨望、嫉妬など様々な感情が巧みに表現されていて、それが絡み合って事件が起こり、謎が明らかにされていく過程に自然と引き込まれるストーリー構成も面白かった。
1投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ再読!やっぱり忘れてることも多くてもう一度楽しめた。石尾さんのロードレースにかける情熱がすごい。チカがアシストとして吹っ切れるところが好き。腹立つ人々にはもう少しなにか懲らしめられる出来事があればいいのにとか思ってしまうけど、現実でも懲らしめられることなんてないよなあと。
0投稿日: 2022.09.16
powered by ブクログ文句なしの星4つ。 準主役の生き様が、あまりにもドラマチックすぎる。過去の出来事や彼の心の闇に関してはもう少しふれてほしかった。 今から読もうとする人はこれを読む前に是非ともstorySellerを読んでいただきたい。
0投稿日: 2022.09.07
powered by ブクログ自転車ロードレースに特段興味はないが、優れたミステリとのことで手にとってみた。事故の真相を巡って二転三転する展開、やがて信じがたい事実が明らかになる。一人の犠牲がこんなにも重く、尊いのだと感じさせる。事故現場の描写が生生しく、残酷なこともそれに拍車をかけている。主人公はチカだと思って読み進めたが、読み終わって騙されたと思った。この物語の主人公はチカではなく石尾さんだ。 ちなみに、伊庭は絶対嫌な奴だと思ってこいつは何かあると警戒したが、全然そんなことはなかった。香乃の方がよほど嫌な奴だった。
1投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何となくずっと気になっていたもの。読み応えはあり。 スポーツ小説結構好きかもしれないな。 しかし、モトカノがバカすぎじゃないか?コロッとだまされよって…。
0投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログ面白かった〜\(//∇//)\ ロードレースが分からなくても全然面白い‼︎ 漫画の「シャカリキ」は大好きで何回も読んでましたが、こちらは大人ちょっとクール。 でも熱い内容です。鼻水は垂れません笑 サクリファイス…犠牲になる、身を捧げる 主人公はエースが勝つ為に走るんです(T-T) エース〜!エースが〜‼︎(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 続きがあるので楽しみです♪
8投稿日: 2022.07.25
powered by ブクログ「サクリファイス」 近藤史恵(著) 平成22年2月1日 (株)新潮社 発行 次回読書部の課題図書。 第10回大藪春彦賞 第5回本屋大賞2位 輝かしい実績通りの読ませるエンターテイメント作品でした。 日本人には馴染みのない自転車競技が題材になってるんだけど違和感なく物語に入っていけました。 主人公の清々しさとプロスポーツならではのドロドロした雰囲気が良いコントラストになってます。 初恋女性の名前は… なんでそれにしたのか聞いてみたい。 (声に出して読むとなんか違和感ある) いろいろ「ん?」ってなる所もあるけど 面白い作品ではありました。 続編もあるらしいけどたぶん読まない。
11投稿日: 2022.07.15
powered by ブクログ「弱虫ペダル」を読んだことがあったので、自転車競技の話にすんなりのめり込めました。 ただ自転車競技を知らない方でも充分楽しめる内容になってます。 タイトルの「サクリファイス」がいろんな意味で心に残った作品になりました。 解説を書いている方の熱量がすごくて笑いました。
0投稿日: 2022.06.30
powered by ブクログ凝ったストーリーと個性的なキャラ、そして、全く知らなかったロードレースの魅力。 素直に面白かった。 失礼ながら文庫本の装丁が好みでなかったことと、スポーツものって暑苦しそうなので避けてました。 続編も読みます。
4投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログロードバイクレースとミステリが融合⁉️マジか⁉️と思ったらホントだった❗️ レースの描写もリアリティ抜群でローダーが読んでもしっかり目に浮かぶよう。なかなかスポーツとミステリの掛け合わせも珍しいのに、まさかロードバイクレースとは❗️ロードバイク好きは是非❗️❗️
0投稿日: 2022.06.13
powered by ブクログ大好きな作品で何度も読んでる。 夏になると読みたくなる。 読み終えた後はいつも切なくて悔しい。けど、前向きな気持ちになる。
1投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ自転車ロードレースを舞台に繰り広げられるサスペンス・ミステリ。馴染みのない世界を臨場感ゆたかに描く本書は、やや言い過ぎかもしれないがディック・フランシスを彷彿とさせる。特に二転三転する後半はページを繰る手を止められなかったが、一方で人物造形とサイドストーリーにもっと深みがあればという欲も覚える。
0投稿日: 2022.06.08
powered by ブクログプロのロードレースチームに所属する主人公白石誓が、自分はどのような走りをしたいのかを問われながら、ライバルたちと競い合っていく。 そこに、レース中悲劇に遭遇する。 その悲劇は、なぜ起こってしまったのか、ミステリーを織り交ぜた作品です。 私は、「エースをアシストすることが好きだ」と言う主人公誓に惹かれます。エースを目指すことに逃げていると指摘されても、そうかもしれないけど、それで良いと思うところが。 それと、袴田という元レーサーのことは、結末が納得いきませんでした。
0投稿日: 2022.06.08
powered by ブクログ青春感じる本格的なロードレース小説かと思いきやミステリーが融合した物語。 臨場感あふれた自転車競技の面白さと騙されるミステリー要素が上手く絡み合いめちゃくちゃ面白かった。
0投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログサクリファイス、生贄。 自転車のこともロードレースのことも殆ど知りませんが、この作品を読んで過酷でストイックで本当に犠牲生贄の上に勝利があるのだと知りました。 ロジックも面白く読んで良かったと思わされた作品出会えて良かった。
0投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログ大分以前にストーリーセラーだったかな?で読んで気になっていたので、この度シリーズ1冊目を手に取りました。アシストするって簡単なことじゃないんだな、というのとスポーツ選手にとってドーピングは理由はどうあれ本当に大変なことなんだと実感。悲しい結末でしたが誓が大きく成長するのを期待して次巻に続きたいと思います。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ異動期前に買って、2022年現在で、4回読み返している。 石尾さんの気持ち、繋がれた思い。 仕事に対しての気持ちとか、そういうものにも通じるものがあると思う。 軽く読めるけど、簡単な言葉でグッとくる、心の奥にキックを入れてくる言葉が多い。
0投稿日: 2022.05.08
