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池袋ウエストゲートパーク
池袋ウエストゲートパーク
石田衣良/文藝春秋
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総合評価

645件)
4.0
199
217
148
24
5
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    ドラマ版が好きなので、逆に原作に手が伸びずにいたのですが、読んでみるとこれはこれでおもしろかったです。 いかにドラマ版の主演が長瀬智也というのが的確だったのかがよくわかりました。 すべて主人公による語りで進められるのも、新鮮に感じました。マコトの言葉のチョイスに独特な文学性が感じられます。

    1
    投稿日: 2025.11.01
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    古典じゃないのに知らないことばがたくさんでてきて面食らい なんだこりゃ、知らん世界だな、もういいかなと思いつつ、最後はほんのすこしホッとしてしもた 不良はバルトークのSQなんか知ってるものなんかな (映画や小説のキャラクターって、やたら映画や文学に詳しいのちょっとノイズのときある。ちょっとうれしいときもある

    1
    投稿日: 2025.10.16
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    やんちゃな子だけど、芯のあるまことが本当にかっこよくて大好きな作品。長瀬くんに当て書きしたのかと思うようなピッタリくる感じ。不良の子供の話と嫌煙していたけど、こんなに面白いならドラマも見ればよかったと後悔してます。シリーズ一気読みしました。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    面白かった ひょんなことから池袋に生きるギャングたちの相談役・トラブルシューターになっちゃったマコトが、 仲間たちとともに事件を解決する話 いきなりPHS出てきて時代…!ってなったけど バトルあり、ミステリーあり、エロあり、ラブありでさくさく読めた マコトが自分たちの街だから暮らしやすいようにしたいし自分たちで問題解決するっていう信念が一本通ってて安心してドキドキ読める

    0
    投稿日: 2025.07.01
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    いつかいつかと思っていて、目についたのでようやく。 若者のバイオレンス小説やだな、でもめちゃめちゃ売れたシリーズだしな、と思っていたら、しっかり面白かった。しかもデビュー作。 さすが石田衣良。 舞台が分かっているので、土地勘もあって想像しやすい。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    読みたい、と思った作品の作者が石田衣良で、石田衣良と言えばこれだろう、と思い読んだ。 これも、食わず嫌い、で食べて、じゃなくて読んでいなかった作品。なんと、シリーズもので本も何冊もあってびっくり‼️ 池袋はたまに行くので、出てくる地名や道、建物に親近感を覚える。短編として読みやすいので少し読み進めてみよう。

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    楽曲「忘却の空」が好きなので、その繋がりで本書を手に取った。 最近読んだ小説の中でも、屈指の面白さがあると感じた。マコトの視点から描かれる池袋の世界観にはリアリティーがあり、作品に没入出来た。私は一度も池袋に行ったことは無いが、読み進むにつれて登場人物のいる場所がイメージとして頭に出てくるようになった。また、人物の感情の揺れが鋭く描写されており、青少年の心情を鮮やかに想起させる作者の技量に驚嘆した。 何と言っても主人公が魅力的である。若者としての視点を持ちつつ冷静さを兼ね備えており、世代を問わず感情移入しやすいキャラクターであると思う。

    2
    投稿日: 2025.04.08
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    青年たちが犯罪や暴力が横行する池袋を生き抜く話。登場人物それぞれに何か軸を感じられ、誰も下に見ない主人公のマコトの口調で進められるためか、誰1人軽率に描かれない。 池袋独特の社会構図がリアルに描かれており、新鮮な目線で読むことができた。 池袋のウエストゲートパークは信頼でつながる人付き合いと、窮地を乗り越える力を学べる学校。

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    やっぱり好き!話しかけるフレーズや例えが秀逸で、いつも全部一気に読んでしまうワクワク感。何年経ってもまた読みたくなる名作。

    1
    投稿日: 2024.12.16
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    中学生の頃に本作が原作のドラマが放送されていました。 ヤンキー物のイメージでしたが少し違いました。 最近、石田衣良さんのラジオで今のマコトについて言及されていて親心のようなものを感じ心が温かくなり、興味を持ちました。 長く続いているのを知っていたので、ハマると大変そうだなと考えていましたがやはりハマってしまいました。 マコト以外のキャラクターたちも今後活躍するようなので楽しみです。

    2
    投稿日: 2024.09.08
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    暑くて読書に集中できないこともあるが、私には全く合わない話だった。アウトローや反社は嫌いです。ドラマ化されていたことも知らなかったが会社の女の子がIWGP大好きと言ったのには驚きました。

    6
    投稿日: 2024.07.31
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    不良だらけの工業高校を卒業したマコトの実家は、池袋にある小さな果物屋である。その果物屋を手伝いつつ、主に夜の池袋のトラブルに首を突っ込んでいく。ある日、ひょんなところで知り合ったリカがホテルで殺された。売春絡みのトラブルに巻き込まれていたようだが、警察が追っている連続首絞め犯と何か関係があるのだろうか…。 1990年代後半の、井上三太などが流行っていた頃のあの漢字の小説を、ライトノベル調に一人称視点で自分語り、主語も文法も無視して、書き飛ばすような勢いで描かれた小説。シリーズ化されており、そのチュートリアルという意味でも短編エピソード4つで、それもまた細かく区切っているため、非常に読みやすい。 自己紹介がてらの1本目で、裏社会との繋がりがあるところも見せつつ、進むごとに裏の顔のほうがメインになっていくバランス感覚は良い。 さらに、それぞれの章では事件を一つ一つ解いていくというのも、全世代にわかりやすいし、暴力で解決!みたいな話だけでない印象を与えているのもよい。 ただ、ちょっと古い。 1990年代後半の、因縁をつける代わりに殴り、実は殴られたほうがめちゃくちゃ強かった系の、あの頃の漫画的な話である。さすがに30年近く経つと、もうちょっと最初に駆け引きのようなものが有ってもいいんじゃないかなというのは、2020年代の感覚だからなのか。 あの頃の「チーマー」を題材にしているところもあり、いわばチンピラ軍団の対立を描いた、最後の「内線(シヴィルウォー)」は、結構長い間何をどうしたいのかわからない文で、一応謎解きは有ったものの、他の3篇に比べると無理してるんじゃないかなという印象。 中盤以降にかけて、20年古いなあという感覚を持ったまま読むようになってしまい、読みやすさの反面で、もやもやを感じたままの読書になってしまった。今更読んだ自分が悪いのだが。 余談。 2024年であるが、いまだにこういう、出会って一発目で殴りかかったり、喧嘩になったらバットなどを持った団体が乗り付けてきたりという漫画などが世の中にはたくさんあるが、やはり価値観は変わっていってるんよね。1970年代以前はとりあえず殺人事件を起こしておいて、動機そっちのけでトリックや逃走経路を解いていった物が多かったが、今や殺人トリックで小説を書くことは難しい。それと同じように、暴力というものも、動機を描けないと、理解されない時代になりつつある。

    1
    投稿日: 2024.07.09
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     学生の頃だろうか、大昔に読んでまったく面白さがわからなかった本書。こんなにシリーズ続くほどなぜ人気?と不思議だったが、再読すると納得の面白さだった。年齢としてはマコトらに近かったが、所謂ヤンキー系を疎んでいたことが原因か。池袋の土地勘がないことが残念だが、平成の空気感にノスタルジーを感じる。マコトはもちろん、タカシや京一、サル、和範など登場人物たちも魅力溢れる。売る予定だったがシリーズ追いかけよう。  池袋西口公園をGoogleマップで検索してみると、公園というより広場で緑がほとんどないことにびっくり。公園に集まるGボーイズのイメージが妙に牧歌的でチグハグと思っていたら、そういうことだったのか。

    2
    投稿日: 2024.06.27
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    本を閉じ、ふーっと息をはく。 普段読まないフランクな文体は最後まで慣れなかったけれど、なるほど、最後まで読んでよかったです。 池袋を少し知ってるといろいろ鮮明に(事実とは異なるかもしれにい?)イメージをわかせながら楽しめそう。 慣れない文体に自分との相性という意味で★をひとつ下げました。

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    【2024年62冊目】 池袋で母親と二人暮らし、果物屋を営む真島誠は、高校卒業後は特に何をするでもなく池袋西口公園のベンチに座って日々を過ごしていた。だが、それでも友達はできるもの。いつしか男女5人でつるむようになった誠だったが、ある日仲間であったリカが殺されてしまう。誠は池袋のギャングボーイズを束ねるタカシに協力を仰ぎ、リカを殺害した犯人を探し始める。 ついに手を出してしまいました、池袋ウエストゲートパークシリーズの第一作目です。ドラマもアニメも見たことはなかったんですが、メディア化されるくらいなのだから、面白さは保証されている筈だと思い、あえて中々読みませんでした。 誠視点で語られる池袋で起きる事件の数々。軽快なテンポと表現でどんどんと進む物語に、あっという間の読了でした。ううむ、確かにこれは面白い。 周りの登場人物たちが魅力的なことは去ることながら、主人公である誠の真っ直ぐで一生懸命なところに好感を持った人は多いんじゃないでしょうか。次々と起こる事件も現実味がない訳ではなく、ちゃんと地に足がついているけれど、どこか遠い国のお話のような不思議な感じ。もっともぅと誠の目を通して池袋を見ていたくなりました。 と、言っても現実の池袋は本当に人が多い場所ですし、駅は迷宮みたいに入り組んでるのでとっても苦手なんですけどね。

    0
    投稿日: 2024.03.23
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    Netflixでドラマを見て原作も気になり手に取った。 ドラマとは違って派手さには欠ける印象。 しかし、譲れない物、若き日の情熱感、愛する地元を想う姿がしっかりと描かれていて、共感し、打ちひしがれるものがあった。 ハードボイルドな文体で描かれているところは主人公であるまことのイメージと合っていて、作品を一層引き立ていた。 あんな風な物語を1度は書いてみたい。 石田先生の作品は過去に娼年を読んだが、違う人が書いているような印象を受けた。 池袋ウエストゲートパークの他のシリーズも読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2024.03.18
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    読み始めた時は薄っぺらい感じがしたが、読み進めていくうちに少しずつ気にせず没頭できるようになった。 面白かった。続編も読みたい。

    0
    投稿日: 2024.01.01
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    「おれは、初恋をしていた。太古から伝わる精神と肉体の神秘を、初めて解いたつもりになっていた。世界はどこもかしこも花ひらいている。まったく、いい気なもんだよな。」 池袋のアングラを舞台にした、ハードボイルドミステリ。文章に味があっておもしろい。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    フランクな語り口だけど中身がスカスカじゃないのが流石直木賞作家。自分が生きている世界とは全く違う世界だけどやっぱりそこにもドラマがあって、人が鮮明に描かれているのが分かった。

    0
    投稿日: 2023.10.20
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    久々にドラマを見て、読みたくなる。 マコトとタカシはドラマよりちょっと知的。 でも生き生きと人が浮かんで面白い。 池袋怖いな笑 今やホームだけど笑 インエクシスに懐かしさ

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素直な文章で比喩表現も少なく、読みやすくてドラマを見てるみたいだったし、実際ドラマ化もされてるらしい! 時代を感じるフレーズや言葉遣いが出てきたけど、自分は気にならなかった 主人公たちが池袋の街を一生懸命生きる姿が健気だった 主人公の実直さや仲間を命をかけて助けようとするところがいいやつなんだな〜ってしみじみしてしまう 嬉しいことに喜んで悲しいことを悲しんで、怒るところでものすごく怒れる素直さが眩くて、思いがけず自分の老いを感じた笑 展開自体はありきたりといえばそうかもしれないのに、心を動かされる場面が多かった 例えば実家がお金持ちのりかちゃんが主人公と友達になりたくて高価なものをやたらみんなにプレゼントするんだけど、そんなの無くたって俺たちアンタと遊ぶからさ…って言う主人公とそれをとっても喜ぶりかちゃんのシーンとか… どこかで見たことがあるような展開なのになぜか心に染みて泣きそうになってしまった 登場人物みんな寂しさや孤独をそれぞれ抱えていて、それも魅力的だった 表面だけ見ればチンピラ同士の喧嘩だったり風俗嬢の色恋沙汰だったりヤクザの抗争だったりするんだけど、仲間や街を守ろうとする主人公のひたむきさや真っ直ぐさが胸に刺さる サスペンス要素もあるので続きが気になってあっという間に読めてしまった

    0
    投稿日: 2023.09.29
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    テンポが良くスラスラと読めます。 物語りの内容自体はそこそこだなと思いましたが、頭の足りないガキのヤンチャさやクサイ発言に共感性羞恥心を覚えるというか、なんだか苦手で、早く読み終わろう…という気分にさせられました。 普段手に取るハードボイルドとはまた違った感じ。私には合わなかったようです。

    1
    投稿日: 2023.09.24
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     マコトの初めて知った愛に対する言葉が軽いようで重くて、チンピラにもいろいろあるんだな〜とおもって、泣きそうになった、すこし泣いた。たぶんドラマで観るよりこっちの方がいい。

    0
    投稿日: 2023.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上京した身としては池袋は全く落ち着かなくて嫌いなんだけど、これを読むと少し好きになるかもしれないしならないかもしれない。 ハードボイルドというか、汗くさくていい。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    面白かったー。 これでデビューしたんだって。すごいね。 この作家さんの作品、どれもわりと好きかも。 軽やかだけど扱っていることはなかなかに深くて、性問題も暴力問題も、なかなかの描写なんだけど、グロくはなくて、さらっと読ませる。 このお話は勧善懲悪のヒーロー物語で、そういう意味で読みやすいんだけど、ヒーローが、何でもないはずの青年で、何か特殊能力を持っている訳じゃないけど、なぜか争いを解決していく、っていう(笑)。 短編集(話は繋がっている)だから、細切れで読まざるを得ない最近の私でも、読みやすかったです。 マコト君、なんかすごいクールガイを想像しちゃうけど、実際はどんな顔なんだろうか(笑)。

    0
    投稿日: 2023.06.23
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    ドラマ版を見はじめて、そういえば原作を読んだことないな、と思い読んだ。面白かった!クラシックが好きなので、ちょこちょこ知っている曲名が出てきて嬉しい。他はあまり知らないので、音楽を調べつつ再読したい。

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを見たことないけど名前だけ知ってた作品。 東京の雰囲気が分からないので池袋ってアニメのお店が多いイメージが強いんだけどこんな治安の悪い場所なのかな……怖い…… どんどん事件を解決するまこっちゃんがかっこいい。あまり考え込まなくてもサクサク読んでいける。 加奈との別れはなんとなくそうなるだろうなと思った。

    1
    投稿日: 2023.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池袋の土地柄を知らないのですが、「ヤンチャな若者たちのナワバリがある街」という認識で良いんでしょうか?笑 「裏」の世界に近い若者たちの池袋での日常で出逢う事件が鮮やかに描かれていて、自分からは遠い世界のはずなのに、何故か引き込まれていってしまう不思議な魅力を感じます!主人公マコトが池袋のワルの若者達も一目置くボス的存在なのに、クラシックを好んだりもするし、仁義を重んじるキャラクターとして描かれているのも面白いです!

    1
    投稿日: 2023.05.12
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    すっごい簡単なのに読むのにめちゃくちゃ時間かかった 苦手なのかもしれないこの手の本 あまりにも独白体が過ぎるとなんか恥ずかしくなる

    2
    投稿日: 2023.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    石田衣良先生の作品を全て読んでいないのに、一番を決めつけるなど、おこがましいにも程がある、とファンの方からは言われちゃうかもしれないけど、私個人としちゃ、石田衣良先生の作品をまだ読んだ事がない方にお勧めするのであれば、この『池袋ウェストゲートパーク』だ。 令和となった今、読んでも、この作品には古臭さがない。確かに、時代背景や登場する人物の持つアイテムなどは当時のモノではあるが、彼らの生き様や言葉、行動は実にスタイリッシュで、アグレッシブ、そして、生命力に満ち溢れているので、読み手の心へ真っ直ぐに突き刺さってくるのだ。 この作品は既に、漫画化、ドラマ化、アニメ化されているが、私としてはもう一度、漫画化してほしい、と思っている。これだけ良い作品なので、相当な実力がある漫画家でないと尻込みはしてしまうだろう。一漫画読みとして推薦したいのは、西川秀明先生と大暮維人先生。この二人のどちらかであれば、原作ファンも納得の漫画を描いてくれるんじゃないだろうか。 この台詞を引用に選んだのは、他の台詞以上に、石田先生が、読み手に伝えたい、訴えたい、響いて欲しいと願う”何か”を感じ取ったので。 何が、どう良いのか、上手く説明できない自分がもどかしく、小説家を目指している身なのに、これでいいのか、と悩んでしまうが、だからこそ、私には、この台詞が特に強く印象に残るんだと思う。 自分たちの弱さ、狡さ、愚かさを自分たちで認める事で生まれる、見えてくる、気付ける、本当の強さがあるんじゃなかろうか。 きっと、それに全員が気付ければ、この世から、大きい戦争は無くなるんじゃないか、と思う一方で、気付けない、と言うより、気付かせないようにしている大人がいる以上は無くならんだろうな、と思ってしまう。 「おれたちはみんな弱い。だから嘘をつくことがある。おれたちはみんな臆病だ。だから武器をもつこともある。おれたちはみんなバカだ。だから傷つけあうこともある。でも、おれたちは許すことができる。誰がついたどんな嘘だって、きっと許せるんだ」(by真島誠)

    4
    投稿日: 2023.04.01
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    文体が新鮮で、ストーリーに合っている。 ハードボイルドな作品は馴染みがなかったため、最後まで読めるか不安だったが、4つの短編に分かれていたためか、一気に読み通せた。1編目を読んだら、先が気になって、途中からは止まらなくなった。 自分とは縁遠い世界だけに、知りたいと思わされた。そこが私にとってのこの作品の最大の魅力的なとこ。 語り手で、リーダーの真島誠。19歳。仲間のために動く姿がかっこいい。こんな人がパートナーだったらどんな人生なんだろう。きっと毎日がヒヤヒヤだろうな。 自分の性格から考えて、やっぱりこの作品世界の観客で良かったと、読み終わった後しみじみ思った。

    2
    投稿日: 2023.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度めかわからないくらい読み返しました。 年明けにNetflixでドラマが配信されて、そちらも観返しました。 アニメも録画したのを観返しました。 原作1巻は「少し大人なドラマとアニメの融合」っていう感じです。 (登場人物と主人公マコトの関係性も少し違っています。) ストラングラーと友人リカの殺人事件の真相、同級生のサルと和範と解明する羽沢組組長の娘の失踪事件、ヤクの売人ヘビーEから同級生·千秋の恋人を守るための駆け引きなど、このへんはドラマ中心。 最後のGボーイズとRエンジェルスの抗争は、完全アニメに寄せた内容(アニメで加奈は出てなかったと思いますが。)になっており、オールドファンからすると、アニメとドラマのどちらのイメージも回想しながら読み返すことができました。 (タカシのキャラは真逆ですが。) 2000年前後の作品なので、時代を感じる描写もあり、また1巻ずつ読み返したくなりました。 補足 舞台の池袋に行ってみましたが、すっかり当時とは変わっています。 あの当時は雑多で、なんとなく空気が荒んでいて、人混みでごった返した池袋のほうがワクワク感があったんですが、今は落ち着いた感がすごいあります。 中学高校時代のことが懐かしく思い返されました。

    2
    投稿日: 2023.02.27
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    今更ながら読んでみた。 90年代の池袋を知らないけど、主人公マコトが魅力的で、この作品がドラマ化されて人気が出るのは分かる。

    2
    投稿日: 2023.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    題材 池袋西公園 テーマ 社会問題の解決 最も伝えたかったこと 池袋のイマ(当時の) 何が新しいのか 都心に住む若者の生態 キャッチコピーは何か 『今夜、池袋を生きのびろ』 その他(心に残ったことなど) ・軽快な文体と細かく分けられた文章によるリズム感の良さ ・短編が進むにつれ、登場人物の輪郭がはっきりとしていった

    2
    投稿日: 2023.02.13
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    初めは主人公が一人で事件の解決に挑んでいたけど、途中から仲間が増えてチームで互いに協力して事件に潜り込んでいく過程が好きでした。シリーズものらしいのでこれから、その主人公の仲間との共闘が見られるかなと楽しみに次巻も読んでみようと思います。

    2
    投稿日: 2023.02.04
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    全く世代でないのに、風景が思い浮かぶ、、、池袋って今も昔も変わりなく、カオス。 そんな綺麗で汚い池袋、わたしは大好き

    3
    投稿日: 2023.01.26
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    あー、めんどくせー! ブクロサイコー! って、クドカンさんのドラマのイメージがめちゃ強くて、IWGPの原作はどんな感じ何だろと読んでみた。 ドラマとはだいぶイメージがちがうけれど、面白かった。作品はシリーズ長く続いているので、ちょいちょいと読んでいこうかなと。 ドラマも細々した印象的な部分しか記憶にないから、久しぶりに見てみると印象変わるかな。 アニメは見てないけど、アニメはアニメで良いのかな。

    2
    投稿日: 2023.01.25
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    今更ですが、読んでみました。 もちろんドラマを見ていないから。 主人公のマコトは誰かは知っていますが、タカシは?カナは?など想像しながら読み進めていって、最後に答え合わせ。 面白かったのですが、構成の問題か分かりませんが話のブツ切れ感が少し気になりました。

    1
    投稿日: 2023.01.04
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    「おれのPHSの裏には一枚のプリクラが貼ってある。」みたいな書き出しにまず殴られましたね。平成〜! 短文、体言止めの多用、いくつものみずみずしい比喩表現。詩みたいなマコトの語りがハードボイルドめな世界をやたら静かに描いていて、不思議な小説だった……筆致はドライなのに、加奈との恋愛の部分なんかすごくしっとりとドラマチックだし。  石田衣良、じつはエッセイは大好きで出れば読んでいたしご本人も好きでメディアにでられたらチェックしていたんですよね。でも小説はあまり読んできていなくて、今回なんとなく手に取ったんだけどこれは新作まで追いつきたいシリーズだなと思いました。ペットショップ無惨が文庫化するまでに既刊制覇したいなー。

    3
    投稿日: 2022.12.18
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    文体が好みじゃない。物語は面白いけど、なにせ文体が好みじゃない。溢れるほど物語の書き手がいて、その数倍読み手がいるのだから、私1人が嫌いだ、と言ったところで、明日からも同じ毎日が続いていく

    0
    投稿日: 2022.11.25
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    石田衣良さん、実は初めて。読めてよかったなぁと思います。 一昔前の時代の、池袋で生活する若者たちの話。 主人公のマコトは果物屋を営みながら、警察や探偵には解決できないことを担当する解決屋。 池袋という町で、それぞれ何かを抱え、何かを思いながら生きていく話。 個人的には、エキサイタブルボーイが好きだった。次の話も読んでみようかなと思う。 解説で、海外作品の知識がどれだけ深いかが小説家においては大事と書かれていた。どんな作品をみんな読むんだろう。

    1
    投稿日: 2022.11.03
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    読みやすかった ずっと語りを聞いてる感じで 読んでて楽しかったし飽きなかった! 現場の人の話ってかんじ 話も一通り綺麗に落ちてくれるので モヤモヤしたり不快感とかなくて 出てくる登場人物もみんないいひと

    1
    投稿日: 2022.10.26
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    ハードボイルド。何やら懐かしい響き。2022年の現在でも新刊書籍に普通に使われ、読者も求めるキーワードに含まれるんだろうか? 臭さは感じずテンポ良く進む。軽くは無く洒落た表現でリズム感が心地好い。勧善懲悪でもなく痛みも傷も残るが、重苦しい読後感は与えない。350ページ以上有るが、全くダレずに楽しませて頂きました。

    1
    投稿日: 2022.09.10
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    文章の柔さが印象的。他の小説とはひと味違う。 中盤ではあまり好きな作家さんではないかな、この一冊でいいかなと思いながら読み進めていたが最終的には石田衣良さんの他の作品を読みたくなった。

    0
    投稿日: 2022.07.20
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    昔から大好きなIWGP。久しぶりに読んでなんとなく内容を覚えていても非常に面白かった。池袋は綺麗に変わりつつあるけど池袋に抱く半分憧れと半分怖いイメージは私の中では普遍。何年経っても色褪せない面白さ

    1
    投稿日: 2022.06.26
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    かっこいいの一言 主人公もかっかいいけど、登場人物みんなカッコいい。また文章もかっこいい。ついでにいつも行ってる池袋も。 私の心はボーイズ&ガールズに釘付けです。

    3
    投稿日: 2022.05.22
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    池袋を舞台に、若者たちが引き起こすさまざまな事件にかかわるトラブル・シューターの役目を演じる真島誠という青年が主人公を務める連作短編シリーズです。 第一話「池袋ウエストゲートパーク」は、いつものように新宿西口公園にすることもなく集っていたマコトが、ヒカルとリカという二人の少女と出会います。その後、身体を売っていたリカが、客の男性に首を締められて殺害されたらしいことをマコトは知り、その犯人をさがし出そうとします。 そのほか、マコトの友人で「Gボーイズ」というチームのリーダーを務め、池袋の少年たちの「王様」である安藤崇や、やはりマコトのかつての同級生で、暴力団に入った「サル」こと斉藤富士男、引きこもり少年の森永和範、そしてマコトの幼なじみで警視庁のエリートである「礼にい」こと横山礼一郎など、続編でもマコトと協力関係を結んでさまざまな事件を解決にもたらすキャラクターたちも登場します。 約20年前の作品で、若者たちの世界をえがいているので、さすがにいま読むと古びたように感じるという読者もいるのかもしれません。とはいえ、スピード感のあるストーリー展開など、エンターテインメント小説として秀逸なものを含んでおり、時代の変化に左右されずにたのしんで読むことができるのではないかと思います。

    4
    投稿日: 2022.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『池袋ウエストゲートパーク』 石田衣良 (文春文庫) 表題作を含む4編を収録。 最初はイマイチだなーと思っていても、読み終えたときにはすっかりハマっていたという本ってありますが、これそうでしたね。 なんだかなぁと思いながら読んでいたはずが、終盤一気読みで、ラストはちょっと泣けてきたりして。 池袋西口公園、通称“ウエストゲートパーク”には、学校や家庭からはみ出した、行き場のない少年少女たちが集まる。 カツアゲ、ナンパ、ケンカ。 抑圧されたエネルギーの吹き溜まり。 主人公のマコトもそんな中の一人だ。 工業高校を卒業後、たまに家業の果物屋を手伝うほかは、やりたいこともなくぶらぶらしていたが、ある事件を解決したことがきっかけで、マコトのもとには様々な依頼が舞い込むようになる。 陰の必殺仕事人、池袋のトラブルシューターなのだ。 最初の事件で、犯人を追う場面、不良のGボーイズたちがマコトをバックアップするところで、私は不思議な感覚に陥った。 マコトの友人でGボーイズのヘッド、タカシの一声で、ボーイズたちが一ヶ月間、24時間態勢のパトロールと張り込みをする。 誰一人、不平も不満も言わずに。 この真面目さって何だろう、と思ったのだ。 彼らの世界だけで成り立つ、驚くほどに整然とした素直で真っ直ぐな秩序がそこにはある。 大人社会の“悪”がサイズを変えることなく子供たちの世界にも立ち現れているのに、そこでは大人の常識は必要とされていないのだ。 正義? 違うだろう。 友情? でもない。 でもきっと、皆、ちゃんと何かをしたいと思っている。 4作目の「サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)」の、後半ぐらいからよかったなぁ。 内戦を鎮めるべく、マコト率いる“パープルクルー”が内戦の心臓部に踏み込む。 メンバーは、絵のうまいシュン、パソコンおたくのケンジ、電波マニアのラジオ、引きこもりの和範。 面白そうな揉め事大歓迎。それぞれの得意分野を生かして、完璧に“仕事”をする。 ヤクの売人とかプロのヤクザを嵌めてタダでは済まんだろ、とツッこみたくなるような、現実にはあり得ないようなことも多々あるが、一話完結の連続ドラマだと思えば結構いける。 暴力、援交、虐待、麻薬、誘拐殺人。 この小説で扱われている犯罪はかなり酷い。 目をそむけたくなるものもある。 でも、マコトの一人称の、読者に語り掛けるような、しかも体言止めの多い今風の語りのおかげで、わりとちゃんと正面を向いて読める。 (この回顧調の語り口調の理由は最後まで読むと分かります) でも。 “不良”という人物設定だったはずのマコトが、「エキサイタブルボーイ」「オアシスの恋人」と読み進むにつれ、どんどんいい人になって何だかキャラが変わってきて、「サンシャイン通り内戦」の加奈との甘々な恋愛のあたりで、おいおいそう来るか…と。 ちょっと中だるみしちゃいましたねぇ。 二人には悪いけど、別れてからの二人の方が断然いいね。 マコトが内戦の黒幕に反撃を開始するところがめちゃかっこいい。 「赤頭巾ちゃん、気をつけな。血を流さなくても誰かさんを抹殺する方法なんて百通りだってある。」 いいぞ。そう来なくっちゃ。 頼りになる電脳ボーイズ、パープルクルーの活躍で、内戦の外堀を徐々に埋めていくプロセスがスリリング。 ラストシーンの、お互いのヘッドが休戦を宣言するところ、感動です。 ボーイズたちが一斉にナイフを捨てる雨のような音が鳥肌モンだった。 翌朝、公園に残された300本のナイフを回収する公務員たちの姿が、何だかひどくリアルに心に残った。 “ウエストゲートパークのその後”をマコトに語らせているのは、きっと作者の優しさなんだろう。 老成したひねくれもんの読者(私のことだ)には、少々陳腐に感じるが、若い読者には必要なハッピーエンディングだと思った。

    0
    投稿日: 2022.04.20
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    YouTubeで著者のチャンネルを見て読みたいと思った。 文体が柔らかく、細かく刻まれているので非常に読みやすい。しかし、次作を読んでみたいとはならなかった。

    2
    投稿日: 2022.04.07
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    テンポ良く軽快に話が展開していくので、 とても読みやすかった。 そして、主人公のマコトが魅力的すぎる!! 一癖も二癖もある仲間をまとめ上げ、 共に奔走する姿がカッコいい。 あんな友達欲しいと思いました。

    1
    投稿日: 2022.04.03
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    自由な若者を主人公にした本が読みたくなった。 池袋という街を舞台にした裏社会のミステリーが新鮮。 マコトのキャラクター描写もクールでカッコいい。 自分も何か新しいことができそうだ。

    0
    投稿日: 2022.03.05
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    恐らくだがドラマを最初に見てから小説を読んだって人が多いであろう作品。 小説とドラマどっちが面白いってなったら大概は小説なんだが、この作品は違いましたね。 小説は淡々と進んでいき、読みやすい。 比喩表現もIWGPらしさがありよかったです。 ドラマではこのシリーズ1で完結してるので、自作からは先入観なく読めるので、楽しみです。

    0
    投稿日: 2022.02.04
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    短編集なので電車で読むのに最適だった。描写がリアルなので隣の人を気にしながらの時もあり。勧善懲悪な感じが良かった。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    不思議な中毒性があって、なかなか読むのがやめられません。 展開が早くて読みやすくて、一気に読んじゃいました。

    3
    投稿日: 2021.09.16
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    ドラマが好きで小説も読んでみた。 破天荒なストーリーでありながらも登場人物たちの憎めないキャラクターが面白い! 数年前に小説の舞台である池袋西口公園を見に行ったが 既に再整備の為に工事中で入れず残念だった…。

    0
    投稿日: 2021.09.12
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    すぐ近くにある空間の裏側では、このような物語が毎晩のように繰り返されているのかと、本当に感じるような描写。文体がとてもスピード感がある。 主人公はクールだが、やさしさと弱さを併せ持つ魅力的なキャラクターで、正義感と抜群の行動力で事件を解決していく。 有名な作品だが読んだことが無く、夏休みに読んでみた。 石田衣良は、娼年、4TEEN、SEX、日経の人生相談(笑)と読んできたが、全く違う雰囲気のストーリーで幅の広さを感じた。

    3
    投稿日: 2021.08.13
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    ドラマが当時から大好きで、読んだことなかったので懐かしさで借りてみました。 面白かった。 時代背景も懐かしくて、キャミソールとかメイクとかピッチとか当時が蘇る… 池袋は高校生の頃よく行っていたし、描写が一個一個青春を思い出しました。 独特の細切れな文体がとっても読みやすく。 まるでマコトの日記を読んでる感じ。 ポツポツ区切るあの文体がマコトのらしさが出ていい。 ただ、その中でチョイスする言葉がちょいちょいダサい。キザというか… いやいや!この当時の若者で、ましてやマコトみたいな子がそんなん言うかなwって感じること度々でした。 書いてる作家さんが真面目な方なのかな。 ドラマで溢れるマコトの男らしさが、そんな言葉のチョイスで少し半減。 これを読んで、あそこまで個性的に魅力的に演じれた役者達に気づけ、逆にドラマの凄さを再確認しました。特に窪塚すごい。 ただ、原作のマコトは、いまいち皆から一目置かれているかよくわからなかったな。

    4
    投稿日: 2021.07.19
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    ドラマが好きで、小説は初めて読んだ。個人的にはドラマの方が好きだけど、小説は小説で面白い。 いま読むと時代の違いも興味深い。もちろんスマホはないし、インターネットも今のように普及していない。 当時自分は東京にいなかったけど、当時の東京(池袋)の風景はどんな感じだったのだろうか。こんなに怖いところだったのか…? 西口公園も大きく変わってしまった今だけど、聖地巡りしてみたいなと思った。(昔の池袋に想いを馳せながら)

    1
    投稿日: 2021.07.14
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    面白い!理屈抜きで面白い!! クドカンのドラマしか知らなったが、ちゃんと読むと魅力が全然違う。これは明らかに小説の方が面白い。軽妙な言い回し、グロめの暴力表現、意味不明のキャラ設定、どれをとっても名作です。

    1
    投稿日: 2021.07.13
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    マコト・シリーズ第一弾。地元池袋の街で、仲間とともに、法律とはちょっと違うところで正義を行う。Gボーイズ組織で絞殺魔を探し出す。黒ワゴンに連れ去られた姫。麻薬売買の調査。街を二分するグループの内戦。 街を舞台とする状況が作り出され、有能な仲間も集まってきて、シリーズ化も納得。

    0
    投稿日: 2021.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の時代と登場人物の年代が自分と一致していて、懐かしさを感じた。(自分は池袋でたむろっていたわけではなかったが。) この物語を執筆当時、40歳前後(だと思うけど)だった石田衣良と今その年齢の自分を照らし合わせてみるとなんだか不思議な感じがする。 少なくとも当時の若者を取材したんだろうけど、作者の創造性で作り上げたティーンエイジャーの池袋が見事に現実のように本の中にあった。 主人公のマコトはヤンキー、不良、リーダー、クラシック音楽、読書、物書き…と全てのいいとこ取りのようなキャラ。(笑)それでいて違和感が全くない。不器用ながらも実は隠れカリスマであり、頭がいい。とはいえ、他の仲間の登場人物もいわゆるおバカな人が出てこない。みんなそれぞれの正義を持っていて、様々な問題を抱えながらもみんないいヤツ。 久しぶりにスカッとする話を読んだ。

    0
    投稿日: 2021.05.14
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    生々しい社会を爽やかに描く。 時々読みたくなるシリーズ 小学生の時、ベネッセの無料の電子書籍で読んで、そこからハマった記憶。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エンタメ寄りの不良物語なのかと思ったら、解説にもあるようにハードボイルド小説だったことに驚き。不良とかストリート系の物語って内容に引きずられて軽めの文章が多いイメージだったけど、文体が知的で描写もとても細かく詩的だった。主人公のクラシック趣味や頭の良さなど知性と暴力性の全体的なバランスがとても良かった。またシュンや和範などどちらかと言うと「被害者側」として書かれることが多そうな人物たちとの青臭い友情もとても眩しく、どこか少年漫画を読んでいるような熱さや爽快感があった。とても面白かったです。ドラマも見てみたい。

    0
    投稿日: 2021.04.24
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    死に急ぐ、後先考えない、若気の至り こう言った感情を爽快に表現されていて、非常にリアルでした。 短文が続く文体のリズムとスリルによってスラスラと読めました。 石田衣良さんすごい

    1
    投稿日: 2021.02.26
  • I.W.G.P.

    ドラマは観ていないけど、主人公が長瀬智也に脳内変換されてしまう。 4作からなる連作短編小説集。 全作読みやすいし、面白いけど、最後の『サンシャイン通り内戦(シヴィルウォー)』が圧倒的素晴らしくて、惹きつけられた。 この作品で締めたことが、『I.W.G.P.』を一段上に上げたと思う。 結局シリーズ化されていくけど、これで完結でも良かったと思うほど。

    0
    投稿日: 2021.02.16
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    ハードボイルドな文体と相性が悪かったみたいです。 少し昔のJPOPの歌詞のような言葉選びがなんだかムズムズするというか読んでいて恥ずかしくなってしまいました。2001年出版なので、その時代に読んでいたらもっと楽しめたのでしょうか。

    0
    投稿日: 2021.02.10
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    割と個人的には長くかかってしまってしんどかった。笑 文体の若々しさ、軽やかさは確かに独特で個性的で、登場人物には引き込まれた。 けど、夢中になれたのは最後のシーンだけ。笑 多分文章が合わない部分が多くて、頭にすんなり入ってこなくて読み直したところとかあった。笑 相性というやつか。

    0
    投稿日: 2021.01.24
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    程よい長さのストーリーで区切られていて、息切れせずに楽しく読むことができた。 一番最後の"サンシャイン通り内戦"は特に面白かった。

    0
    投稿日: 2021.01.07
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    小さい頃に見たドラマの長瀬くんと窪塚くんのイメージしかなく、内容も覚えていなかったが今読んでも当時のコギャルだの池袋(知らないけど)の情景が浮かびおもしろい。

    1
    投稿日: 2020.12.15
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    池袋西一番街に住むトラブルシューターの主人公が、池袋で起きる問題を解決していく物語。 主人公やその周りの若者たちを通して、その時の社会問題に触れられた様に感じました。 文章からは情景が鮮明に浮かび上がり、主人公の内心が面白く書かれているので、時おりクスッとさせられます。 2作目を手に取ってみたくなる一冊。 『誰だって開けることのできない部屋をひとつもってる。そんなもんじゃないだろうか。『亡き王女のためのパヴァーヌ』が流れる白い部屋を考えた。おれの部屋、おれの独房。』 『おれたちはみんな弱い。だから嘘をつくことがある。おれたちはみんな臆病だ。だから武器をもつこともある。おれたちはみんなバカだ。だから傷つけあうこともある。でも、おれたちは許すことができる。誰がついたどんな嘘だって、きっと許せるんだ。』

    5
    投稿日: 2020.12.11
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    良くも悪くも「あードラマ版がヒットしたやつね」ってイメージが強くて、なんとなく遠巻きに見てたこのシリーズ。 改めて読んでみると、何これ面白い!! 1話目では「友達のことだから」くらいのスタンスだったマコトの「ほっとけない」の規模がどんどん大きくなって、4話目では池袋の平和を取り戻すために危ない橋もガンガン渡るようになる展開が熱い。 それまでの話で関わってきた人たちが最後にひとつの大事件に関わっていく展開を、中弛みなく楽しめるのは連作短編という形式ならではだと思う!

    1
    投稿日: 2020.12.10
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    池袋ウエストゲートパークの記念すべき第一巻。 アニメは特に見てないが石田衣良の本を久々に読みたく鳴ったのでてにとってみた。 思ったよりヘビーな内容が書いてあるが主人公が1つ1つの事件に対して向き合って解決していくさまが個人的には好きである。 自分が見たことのない世界を垣間見ているドキドキ感があるが、果たして本当に起こっている(起こっていた)ことなのかは分からない。

    0
    投稿日: 2020.11.23
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    結果的に長く続いているシリーズの「原点」ということになる。この「原点」の好さが発信され続けている訳である。 手にした文庫本の奥付を視れば「2020年10月5日 第36刷」とある。その上に「2001年7月10日 第1刷」である。作品は1998年に初登場し、2001年に文庫本になっている訳だが、以降の20年間弱で「36刷」というのは、最早或る種の“古典”である。 この最早或る種の“古典”という様相の第1作から、既に「一冊に4篇」という体裁になっている。 この一冊には…“援助交際”で関係した若い女の「首を絞める」という妙な性癖の男が現れたと話題になっていた最中に、女子高生が死亡するという事件が発生し、男の正体を暴いて女子高生の死の真相を明らかにしようという一件…関係者の間で“姫”と通称されていたヤクザの組長の娘が行方を眩ませてしまったことから、何とか探し出そうとする一件…風俗嬢と交際していたイラン人が、風俗嬢が使ってしまっていた麻薬の件で激怒し、売人とモノを卸している暴力団員との取引現場を襲撃してしまい、「何とか件のイラン人を匿いたい」という切っ掛けで、池袋に進出しようとしていた売人の一味をはめようとする一件…池袋で最大のストリートギャングである<Gボーイズ>に対して、新興の<レッドエンジェルズ>が在ったのだが、どういう訳か“シヴィルウォー”(内戦)と呼ばれる事態に陥り、両者が争って様々な問題が発生していたが、それを何とか収拾しようとする一件…という4篇が収まっている。 本作はシリーズの第1作だが、後々のシリーズで主人公のマコトが見せる種々のクラシック音楽を聴く趣味、ストリートファッションの雑誌でコラムを連載するようになったこと等の、契機になるような出来事が出て来る。近年の作品から最初期の作品へ遡るように読み進めて来たので、そういう辺りに酷く納得していた。 市井の若者が出くわす様々な出来事、その関係者達、時に関係者達との色々な意味での交流、やがてハッピーエンドともその限りとも言い悪いかもしれない結び。作品が発表された時代の様々な様子を巧みに取り込みながら展開する物語である。敢えて申し上げると「少年漫画?」というような感も在るのかもしれない。とにかく愉しい。 別段に用事も無く、この作品の時期と様子も変わっていることも承知しているが、「ウエストゲートパーク」こと池袋西口公園という場所に、何となく寄ってみたくもなる。今後も、このシリーズの関係作品を眼に留めれば、親しんでみたいと思う。

    1
    投稿日: 2020.11.19
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    一人称語りで、短い段落構成で驚いた。読み始めは退屈かなと思ってたけど、読むと引き込まれる。時分はこの作中の登場人物とほぼ同年代なので、当時読んだらもっと違った感想だったかもなー

    1
    投稿日: 2020.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とてもやんちゃであるが、情に熱く超クールなあん畜生!池袋西口公園近くに住む八百屋の兄ちゃんである真島誠が、難事件を解決していく。今回の話のセッティングは私にはかすりもしませんが、裏側では色々なことがあるのですね。今度池袋に行くとき、楽しみです。大体、映像として回想しながら読むことが多いのですが、私の脳内でマコトの映像化がうまくできませんでした。ネットで俳優を見ると「長瀬智也」、加奈が「小雪」??おっと、ちょっと混乱。これはシリーズものですね、誠に会おうかどうしよう。読友さんに聞いてみよう!!

    10
    投稿日: 2020.09.26
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    ひさしぶりに熱い読後感を・・・ なんで知らなかったのかな?石田さんは新聞のコラムなどでも読んでいるし『うつくしい子ども』も読み応えあったのに、その後の発展がなかったわ。 ともかくさらっと読めるのに、奥深い感動を与えるの。10年以上前に単行本になっているし、この文庫本ももう28刷の人気。さもありなん。 この最初のシリーズのストーリーはすでに牧歌的になってしまったのかもしれない。公園にたむろするストリートチルドレンたちの(昔風でいうとチンピラ)の鬱屈と不満。そして爽快な正義感とあこがれ。 血なまぐさい事件や抗争にまきこまれても颯爽と解決してしまう語り手主人公マコトが、古びた暇そうな、くだもの屋(昔、かならず駅前や盛り場にあった、今消滅)のひとり息子で手伝っているだけという設定もありそうでおもしろい。 登場するマコトの同級生、友達。性格や行動もアキバ系や引きこもりや、ヤクザの下っ端で、ありそう、すっかりストーリーに引き込まれてしまう。今時の「キャラが立ってる」というんだっけ。 軽めの文章だが、きらりきらりと光る言葉が散りばめられ、おもわずほろりとしたのもほんと、いいおばあさんがなんてことでしょうね。軽めを装った重めだと思う。 ところでマコトのおふくろ(夫に先立たれてひとり店を守る)のキャラクター、描写はわずか、はちゃめちゃの息子をただ見ているだけとある。が相当な人物なのかなー、気になるわ。 ***** 読むきっかけはリンク友のおすすめ。 その友が8巻目まで追いかけても飽きないシリーズと知って、そもそもの最初の本を手に取りました。 ら、これがおもしろいのなんの!すっかりはまりました。 なるほどピースもあり、スカッとしたハードボイルドでした。 しかも池袋と言ったら遠い昔、妹が不良になりかけ、高校時代映画をよく観にいった街でもあり、買い物圏でもあり(今も時々行きますし)よく知っている親しみ(!?)もありまして(笑)この後のシリーズがなかなか楽しみですよ。

    1
    投稿日: 2020.09.21
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    今更読んだけど、20年以上たっても全く色あせず躍動感ある内容。こんな世界に住めないからこそ、小説で安全に体験させてもらえるのがいい。そして、こんなハードな世界なのに主人公の考え方は共感して読んでも嫌にならない。オタクや引きこもりやヘルス嬢たちをもまとめて共闘仲間にしてしまうとこも度量大きくてスカッとする。一応ハッピー?エンドなのも、読後感良い本。

    0
    投稿日: 2020.09.20
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    再読。中学生の時くらいに訳もわからず読んであまり記憶に残っていなかった本。はちゃめちゃに面白かった。自分が歩んできた人生の中で触れることのなかった感覚をこの本で体感させられている感じ。マコトカッコいいなあ。 2023/04/26 再読

    0
    投稿日: 2020.09.16
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    名前は聞いたことあったが読んだことのなかった石田衣良の作品。デビュー作であり、代表作らしい。 独特な文章や交わることのない裏の世界の話に初めは少し戸惑ったが、すぐに主人公真島誠に引き込まれた。 多方面に渡る人脈や池袋の全体最適を考える頭脳、計画実行力、事件を正しい方向で解決する能力などとても10代とは思えない。ラストの和平も、誠無しには有り得なかった。仕事ができるやつ。ビジネスハウツー本なんかよりこれ読んだが良いんちゃうかな笑 最後にイラン人に教わったMacBookでライターになった話が出てきたように、伏線回収もしっかりされているように感じた。このシリーズ制覇したいな

    1
    投稿日: 2020.09.12
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    存在意義・理想の人物像を 追求する少年達の物語 ・ 【感想・考えたこと】 ✏︎池袋で繰り広げられる、不可解な事件や少年グループの抗争を通じて、成長過程のこどもの精神的な脆さや、危ない道を選択してしまった際には取り返しのつかない力になってしまう恐ろしさが表現されていました。 ・ ✏︎自分の知らない世界では繰り広げられているかもしれない、見えない権力争いの一端をイメージすることができ、恐ろしくなるものの、ハラハラドキドキする展開が繰り広げられ、どんどん読み進めてしまいました。 【メモ】 ✏︎ガキどもにはモデルがない。身近なところに目標になる大人がいないし、夢も見せてもらえない。おれたちはモデルと絆を用意する。自分が必要とされている充実感、仲間に歓迎を受ける喜び。規律と訓練。今の社会では得られないものを、力をあわせ見つける。 ・ ✏︎まわりで人が死ぬと、自分もすこしずつ死んでいくんだ。愛してる人が死んで、愛してくれる人が死んで、自分の死を待ってるだけのときに、おれはここにいる仲間と出会った。やつらはおれのために死ぬだろう。おれもやつらのために死ぬだろう。ためらう理由はない。どうせいつか死ぬんだ。それに死んでしまえば、もうこれ以上誰かが死んでいくのを見なくてすむ。 ・ ✏︎おれたちはみんな弱い。だから嘘をつくことがある。おれたちはみんな臆病だ。だから武器をもつこともある。おれたちはみんなバカだ。だから傷つけあうこともある。でも、おれたちは許すことができる。誰がついたどんな嘘だって、きっと許せるんだ。

    6
    投稿日: 2020.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若者が主人公のハードボイルドという感じ。ちょっと自意識過剰なわずらわしさはあるが、すいすい読める。読みやすい。

    0
    投稿日: 2020.07.31
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    AmazonプライムでKindle無料だったので久しぶりに読んだ。 懐かしかった。 そして、文句なしに面白かった( ´ ▽ ` )ノ サルと姫のお話がせつない。

    1
    投稿日: 2020.07.12
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    短編集で初めて石田衣良さんの作品を読み、面白かったのでコチラも読んでみた。 ミステリーではない気がしたが、テンポが早くて読みやすかった。 自分の知らない世界を少しだけ覗く小説の楽しみが詰まった本だと思う。 自分もまだ若いはずなのだが、若さが羨ましくなるようさ作品だった。

    1
    投稿日: 2020.07.09
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    香川県方主催のzoom読書会の課題本でした。シリーズで15冊くらいでているそうです。2001年だから、20年くらい前かな。 PHsなどがでてきます。 工業高校卒業したあとの誠が主人公で、それを取り巻く人間模様が当時の社会問題とからめてえがかれています。 4名参加でわたし以外の方はとても詳しくて、他にシューカツとか紹介してくださいました。 これはシリーズ第1作、かなり話題作のようでしたけどわたしは波に全く乗れてないなと痛感しました。精進します。

    1
    投稿日: 2020.06.21
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     1997年第36回オール讀物推理小説新人賞受賞作にして、著者のデビュー作。  ロングセラー連作短編小説「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ第1作。発売から20年余り経っているので、表現の随所に時代感がにじみ出ている(主流の通信手段がPHSなど)が、疾走感は色褪せていない。むしろ、現代のスピード感にピッタリはまっているようにさえ感じる。少年ギャング団、刺す、殴る、血まみれなどクライム的要素が強く映るが、自分の意志を曲げない青春の強さ・熱さも十分に伝わってきて、読後は爽快感のほうが強く印象に残る。  現代だからこそ、読むべき作品ではないかと思う。

    1
    投稿日: 2020.04.19
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    この本、いつも仕事の帰りによる本屋で常に平積みされていて、石田衣良って誰だよと思いつつ目に入ってくるのが気に障るので読んでみた。 読んでみてわかったんだけど、この小説って昔、TVドラマにもコミックにもなってるんだね。 いやぁ、知らんかった・・・・恥ずかしい さすがにドラマやコミックになるぐらいですから、ストーリー、登場人物のキャラは最高に面白いです。 本読んでるくせに漫画を読んでるようなもんです。 中にクラシック音楽やロックがシーンに合わせて登場します。 石田衣良が選曲したクラシックのCDまであるぐらいですから、ストーリーのイメージは音楽を大切にしてます。 ところがですねぇ・・・・ 主人公がスナックでバーボンを注文するときに『あと、ジミヘンドリックスのエレクトリックレディランド』ってBGMを注文するですよ。 19才のチャラ男が、そんな音楽注文するか?!って思いますが、こいつの趣味がクラシック音楽なんで。。。 でぇ、 『エンジェル、良い曲だと加奈が言った』 というシーンがあるんだけど「エレクトリックレディランド」に「エンジェル」なんて曲入ってないッスけど・・・ 俺が間違ってるのかと思って調べたらやっぱりそんな曲はないですよ。 さらに、ジミヘンの「エンジェル」なんて曲も知りません。調べたけどそんな曲、無いと思います。 【訂正】 「Angel」は「The Cry of Love」に入ってました。 自分のi-Podに入ってたけど曲名なんて知らなかった。 ただし、ジミのギターはあまり聞けない曲です。 このアルバムが完成する前に天国へいっちゃったから。 携帯の着音が「Born to be wild」だったり、いろいろ凝ってるんだけど、これはやっぱり間違いではないかと。 さて、石田衣良 いしだいらって読みますが、本名が「石平」なんですね。 私と歳がほとんど変わりませんので、非常に共鳴できます。 「池袋ウェストゲートパーク」は、続編がいっぱいあるようですが、他の本も読んでみるかな。 下のムービーはテレビドラマ版のようです。 宮藤官九郎の脚本なので面白そうですが、本にはこんなシーンは出てきません

    1
    投稿日: 2020.04.16
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    軽くてサラリと読めて、あんまり考えなくてもいいから あっちゅうまに読める。 TVドラマ向きかな。

    0
    投稿日: 2020.03.26
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    ドラマと同じく、とっても熱い。そんなに皆いい子なわけないでしょ? ってほど。 熱い。 あまり好きではない。ドラマの世界でしかあり得ない展開。 ストーリーはドラマ。 石田衣良の描写はすごくいい。 本でしか体験できない、求めてるものがある。 ストーリー評価は 男の友情とか、男のロマンが分からない私には 星三つ。 1話の池袋ウエストゲートパークが一番面白かった。 そして、年上の女の人と恋愛する辺り、すごくよかった。 ドラマでもそこ好きだった気がする。 ドラマで一番好きなセリフ… パンチラみーって元気だーしてっ。

    0
    投稿日: 2020.03.23
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    小学生だったか中学生の頃にIWGPシリーズ読んでた! 懐かし〜! 内容サッパリ忘れてたのでKindleで再読。 つい半年前ぐらいにドラマ観賞してたから どのくらいの再現率なんだろってワクワクしてたのに 全く別物の作品だった。 ドラマはドラマで面白いけど、小説の方がストーリー展開が私好み。 誠の独特な語り口調と、池袋をホームにした若者たちの雰囲気がめちゃくちゃ好き。 田舎生まれの芋なのでこういう都会のヤンチャな物語に惹かれるんだよなあ 誉田哲也の歌舞伎町セブン、ゲノム、ダムドしかり。笑

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    投稿日: 2020.03.21
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    ドラマは見たことあったけど 原作は読んだことがなかったから 手に取ってみました マコトのキャラはもうすっかり長瀬だし タカシはすっかり窪塚になっちゃったけど おもしろかったです。

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    投稿日: 2020.02.01
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    読む前のイメージとしてはチンピラ小説なのかなと思っていた。 それは間違ってるわけではないとは思うのだけど、文章がスマートだ。 少しず知性に目覚めていく感もある。 無駄な喧嘩はしないのだ。

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    投稿日: 2019.12.31
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    現代社会を描きつつストーリー性を持たせるのが上手です。 これを読んで今の池袋はこのころよりも小汚いイメージが浸透して、でも人々の豪快さは薄れたように感じました。 それもこの小説の影響なのかもしれません。

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    投稿日: 2019.12.22
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    マコトにとって、 最初のトラブルシュート。 全ての始まり。 私にとって、 最初の小説でした。 全ての始まり。 このスピード感! そしてマコトの語りへの親近感! このシリーズは、私が一番好きな シリーズです。 IWGP最高!

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    投稿日: 2019.12.17
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    面白かった! 池袋ってこんなんだったの!?ってくらいわたしの知ってる池袋とは違いすぎて全てが新鮮だった。笑 でも、チームは大げさだとしても、この子たちみたいな少年少女は沢山いるんだろうなとも思った。非行少年たちの社会問題についても考えさせられた。 短編なだけあって一つ一つの話はとてもテンポよく進んでいくのでとても読みやすかった。そしてクールだけど人との関わりをとても大切にしてる主人公が素敵だった。

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    投稿日: 2019.11.12
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    ・買った経緯 友人に強く勧められて ・買った理由 ドラマを一気に見たからそのノリで ・のこってる感想 なぜか全シリーズ読破してる。

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    投稿日: 2019.07.04
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    軽快な語り口、と受け取れれば良いのかもしれないけど、軽いな、という印象。 話自体は面白いんじゃないかと思うけど、前述のイメージのせいでそこそこ、という感じ。

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    投稿日: 2019.01.18
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    楽しく読めました。池袋の学校に通ったり、働いたり、池袋はとても身近なので、この物語はフィクションなんだろうけど、自分の知らないところでいろいろなドラマがあるのだろうなと想像しました。 4つの話がありますが、最後の「サンシャイン通り内戦」が一番面白かったです。

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    投稿日: 2019.01.10
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     ドラマから入った身としては、このエピソードが初めの短編だとは思わなかった。街の風景描写がよく分かる。ヒカルの告白はあまり怖さを感じなかったが、書き込みが少ないのは全体的に見られる。  短編なのでヒカルに、ドラマほど思い入れがないのもあっさりとした感じだ。 [エキサイタブルボーイ]  昔の同級生で今はヤクザのサルと一緒に、いなくなった組長の娘を探す。途中でこれも昔の同級生の力を借りる。  なんだか桃太郎みたいに仲間を集めていく。 [オアシスの恋人]  シャブを燃やした追いかけられているイラン人を助けるために、仲間たちと共に売人を潰す。  覚せい剤という題材だが、子供の冒険みたいな陽気な雰囲気があった。 [サンシャイン通り内戦 シヴィルウォー]  カラーギャングの戦いで池袋が大変なことになっている。マコトはそれを何とかしたい。  今作で一番の濡れ場がある。筆力が高くて、情景を色を変えて書くのが上手い。  池袋という箱庭での話だが、中へ中へと入って行けば、様々な事情がある。でも結局の所、問題は大人が介入して起こすのかとも思った。  タカシの血で内戦は終わり。ナイフの雨が降った。良いシーンだ。

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    投稿日: 2018.11.14
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    ドラマを結構前に見て斬新で面白い印象を覚えてるけど、これを読んでよく理解した。この小説がまず超斬新だったのだ。しかも単純明快で分かりやすい、読みやすい。どんどん読めてキリがない。 そして、石田衣良さんの描く小説は青春の青いにおいがする。誰でも感じたあの記憶とか、匂いとか、景色とかを思い出させる何か。 これを読んで一番心に残ったのは、まことの素直さと大らかさ。 トラブルシューターを見返り無しで引き受けて、誰もが関わりたくないような人間を助けたりする。リカを殺したヒカリは情状酌量の余地も無いと世間は見るが、マコトは違った。違法滞在、しかも自らのせいでヤクザに目をつけられたインド人を実家に匿ったり、重度の引きこもりの和範の家に通い、彼に一方的に一時間も壁にむかって話したり。普通の人だったら誰もしないようなことを、マコトは何の対価も無しにする。それは素直な思いやりで、社会では蔑まれるような人たちを、人と扱う心を持っているから。 現代社会に住むわたしたちには、色んなゆとりがない。社会から外れた人たちや困っている人たちとは、利害あっても特は無い場合、なるべく関わらないように細心の注意を払う。人は皆、自分のお金と時間と余裕を奪われないよう、常に警戒アンテナを張っているのだ。しかし、きっとそれは自己を保つ防衛本能で、この社会を生き残るためだから、それを責めることはできないのだけど。マコトはその瞬間そこで困っている人を、自分の信念に基づいて素直に対応する。その美しさと清さが印象に残った。

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    投稿日: 2018.11.11
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    サラサラっと読めて入院中の暇つぶしにはぴったりだった。最初は「あれ、こんなもんなの?」と思ったがだんだんと作者の力量が上っていくのがわかる。最後のシヴィルウォーなんかとくにそうだけど、たしかにドラマ向きかも。

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    投稿日: 2018.10.15