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総合評価

713件)
3.6
126
245
242
45
15
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    話の内容はすごくおもしろかった!とは思えませんでしたが、描写がとても丁寧な作品でした。 主人公の娼夫としての仕事がトントン拍子に進みすぎて少しリアリティさに欠けるかな?という印象を受けました。 ただ、このシリーズの他の作品は気になるのでいつか読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2020.08.22
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    面白いかつまらないかといえば面白いのだが、性癖がぶっ飛びすぎていて怖いところがあるのと、主人公が娼夫として成功していく過程に疑問を感じる。そんなにすいすい女性のことを全て受け入れ、女性は面白いと思えるものなのか。

    0
    投稿日: 2020.08.12
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    松坂桃李主演で映画化した原作です。 随分前に映画を観て、続編が気になり小説を読みました。 大学生の主人公が男娼として仕事をしていくにつれ、女性の奥深さを知っていくお話し。 女性やセックスをつまらないものだと思っていて、お金にも執着がないリョウは、女性達の様々な欲望を知り、もっと多くの女性を知りたい、自分がそれによってどう変化していくかを見たいと気持ちを変化させていきます。 女性(ほとんどが年上)に体を売る仕事を、こんなに心から接してくれる男性は存在するのならば、この高級クラブを利用する女性の気持ちはとてもよく分かります。 お金持ちならば是非!と多くの女性が思っているハズ。 映画とは内容はほぼ変わりませんが、映像の方がセックスシーンに荒々しさを感じます。 小説は、もっと官能的でとても優しい描写で、何というか、愛を感じます。 男性の作者なので、男性目線の気持ちの参考になるのかなと思います。

    14
    投稿日: 2020.08.11
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    僕はあまり好きではない。女性の性癖が一つの大きな見どころだと思う。それで実際の女性の性癖を取材なりして事実に基づいているなら興味を持つことができたと思う。しかし、おそらく作者の想像で女性の性癖を作っていると思うが、事実ではない性癖が書かれていても面白くもない。また、ほかに面白い要素を見付けることができない。

    2
    投稿日: 2020.08.03
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    女性の様々な欲望の形を描いた作品。 ちょっとここに書ける内容の話ではないので、どうやって感想を伝えれば良いのか戸惑ってしまいます。 正直なところとしては、受け入れ難いです。 共感できるところがなくて… ただ、世の中にはこう言ったことで、コンプレックスを抱えたり、困っている女性がいるのかもしれないと思うと、彼らのしていることは少なくとも彼女たちにとっては救いなのかなと…。 大人向けの作品でした(自分も十分大人ですが

    4
    投稿日: 2020.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以下のアドレスのブログ記事をお読みください。 http://sasuke0369.blogstation.jp/archives/35371313.html

    0
    投稿日: 2020.06.16
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    再読本。 人それぞれの欲望の形。 表面上は抑えている内側の欲望を露に描き、それに寄り添う主人公の優しさ。 性的描写が多いながらも、登場人物達の心の動きを捉えた描写。そして、どこか美しさを感じさせる文体は見事と思う。

    3
    投稿日: 2020.06.03
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    石田衣良の文章好きなんだよな。 リアルな性描写も美しい文章で綴られてるお陰でか、どこか切なくて儚い。賛否両論ありそうだけど、僕は優しい物語だと思うな。それが例え犯罪でも。 定規で真っ直ぐ線を引くように水を飲む。

    7
    投稿日: 2020.04.26
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    見ず知らずの年上の女性と短いデートをする、その短い時間でどのくらい相手の女性を喜ばせることができるか。 彼は娼夫になり自由になったという。外見、年齢、性別、仕事で判断せず、その人の話をきちんと聞くまで判断は保留する。 耳を澄ますと、その人の秘密の欲望は、その人の傷ついてるところや弱いとこかにある。 そう考えると、彼の娼夫という仕事は、すごく優しいのかもしれない。

    3
    投稿日: 2020.03.21
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    いろんな人がいるんだなって分かる本。そんないろんな人を等身大に見ることのできる登場人物たちは素敵だった。続編も読みたい。

    0
    投稿日: 2020.02.26
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    世の中には需要は確かにあるけど認められない職業というのはある。水商売はその最たる例だろう。 女性もセックスも退屈だと言う主人公が娼父という職業を通して様々な女性の欲望の形に触れて「人生においてとても大事な事」を学んでいく。 欲望というのは人それぞれで、かなり個人差がある。ましてや性欲というのは生きていく上で切っても切り離せないものであるくせにおおっぴらにすると下品だとか厭らしいだとか嫌悪感を抱かれる。だから皆、自分の欲望の形を隠しながら生きていく。本当は焦らされて興奮を覚えたり、放尿を見られることで興奮したり、骨を折られることを快感に感じたりするのに。そんな、自分で設計したわけでもない肉体の僅かな部分に振り回されて、人生の何万時間を無駄に過ごす。 そんな捌け口のない欲望を発散することができたら?理解してもらえたら? その人が普段は秘めている欲望の形を捉え、その器を満たす娼父という仕事は社会がどう思ってもやりがいを感じている以上、汚い仕事ではないと思った。給料や世間体よりも大切なものがあるだろう。目の前の相手を幸せにしているなら立派な仕事だ。

    0
    投稿日: 2020.02.22
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    最高。 綺麗な18禁って感じで、憧れさえ抱く世界観。 早く逝年読みたいし、爽年も読みたい。 1行ずつ丁寧に読み進めたくなるし、 世界に引き込まれていってしまう。

    3
    投稿日: 2020.02.20
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    実際にあると思われるシチュエーション・・面白いと思いました。登場する個々のケースについては、もうひとつ過激なものが欲しい!と思いました。

    0
    投稿日: 2020.01.26
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    大学生・リョウが会員制ボーイズクラブのオーナーにスカウトされ、娼夫になる話。 さまざまな女性の性嗜好に寄り添うリョウに感心する。ハタチそこそこで、この冷め方はすごい。抑圧しているものがあるのではないかと心配してしまう。 でも、リョウはあくまでも自然体だから、多くの女性を虜にするのだろう。リョウが羨ましいかというと、微妙だけど。 でも、自然体で人に優しくできることは、素敵なことだと思う。 「娼年」ってタイトルが古めかしく感じられ、全く魅力的に響いてこないので、自分では絶対に選ばない本。ブクログのレビュー見て興味持ちました。 読んでみて、エロもあり、痛い部分もあり、十分楽しめた。

    22
    投稿日: 2019.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の欲望の真理が見えた気がした。 欲はすてきなもので、それはどんな形でもよい。セックスはその人を理解する手っ取り早い手段なのかもしれない。 誰にも内向きに隠している姿はあって、どこかでそれを見せたくてたまらない。自分の隠している部分を決して全員に知らせる必要はないし、知ってもらう相手が親しい仲である必要もない。それを開放する手段の一つとしてセックスはある。 歳をとるってすてきなことだ。私も色んな欲を持った人間でありたい

    3
    投稿日: 2019.12.07
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    過激な性描写なはずなのに、嫌悪感は湧いてこない。年齢関係無く、相手の普段は秘めた部分を解放させてあげる主人公に癒しさえ感じた。 映像化されたと知り驚き。

    2
    投稿日: 2019.11.27
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    先に映画を見てしまいました。あまりの衝撃に、原作はどうなってるのか、あのシーンはどのような表現をされているのかなど、気になって読まずにはいられませんでした。 実際、本の方がマイルドに感じましたが。 リョウくんがしている仕事の内容は問題あるかもしれないけれど、対人関係の仕事をしている人はとても参考になるのではと思いました。相手が何を望んでいるのか、本人にも気づけていない欲求を探り出し、それを満たしてあげることこそ究極の接客。 リョウくんから学ぶことはたくさんあると思いました。

    3
    投稿日: 2019.09.30
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    アマゾンプライムで映画を観る前に読んでおきたかったので読んでみた。 もっとこの主人公のことを追っていたくなりました。他人に興味を持ち、向き合える。たくさんの女の人が虜になる気持ちが分かるような気がしました

    10
    投稿日: 2019.09.27
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    タイトルと内容に圧倒されがちです(と私は感じました)が、丁寧に真摯に読み進めると、単純に性を売る少年とクラブオーナー女性という枠から外れたほの温かさの伝わる物語でした。 【あらすじ】 主人公は未成年の大学生、リョウ。 とあるきっかけから女性客をもてなすボーイズクラブのオーナー、御堂静香に出会い、娼夫として働くことになる。 同級生からも反対され、一触即発の場面もありつつ、彼が下す決断とは……。 *************** 姫野カオルコさんの解説にもあるように、「やさしいものがたり」であり、「(物語の)すじはどうでもいい」という人向けの物語です(物語本編もさることながら、解説が的確で素晴らしいです)。 ストーリー自体は全くもって単純、シンプルです。 しかしそれとは対照的に、著者の文筆センスは(解説でも“イカした”と形容されていますが)とても美しく、スタイリッシュでキラキラしています。 それはもう、読書メモにたくさん表現を書き溜めてしまうほど。ドキリとさせられる一文から、その瞬間を切り取る鋭い一文まで、美しい表現が満載です。 「性的なジャンルを深く切り込んだ小説なのでエッチなことばかり書いているんじゃないの?」と思われている方もいらっしゃると思いますが(それは私だけかもしれないですね)、性・セックスというものを媒介にして、様々な人間の側面に触れる物語とでも言いましょうか、我々はリョウの心を通じて様々な年代の様々な人生を持つ女性の側面(男性もですが)を具に眺めることになります。 それは時に生々しく、痛々しいものもありますが、私はこの本を通じてみたその世界にはセックスしかなかった、とは感じませんでした。 人生に退屈した少年のひと夏の物語。もう夏は過ぎてしまおうとしていますが、この夏の読書にこの一冊を選ぶことができて良かったと感じています。

    5
    投稿日: 2019.09.07
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    人から借りた本。 はじめ、異性になんて破廉恥なものを貸してくれたんだ!と思ったが、文章は簡潔で読みやすく、(やってることは一部汚いともいえるが)心が篭っていて、不思議と汚いと思わない。 読む前は村上龍『オーディション』みたいなドロドロの汚ったない話かと思ったが、普通にほっこりしてしまった。咲良が可愛い。松坂桃李が主演してる映画の方も見て見たいかもしれない。

    3
    投稿日: 2019.08.14
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    映画を観てから読んだため、頭の中の映像が全て映画の映像で出てしまう。正直に言えば、映画を観たときは臨場感が薄い気がした。だから原作はどんな風に書かれているのか気になって買ってきた。で、読むと、映画の方が臨場感があった気がする。でも決して原作が良くない訳じゃない。むしろキレイに読ませるいい作品だった。結局は両方にそれぞれ良さがあったのかな。 リョウくんの気持ちは何となくわかる。どの登場人物よりもリョウくんに気持ちが沿っていた。出てくる女性たちもとても魅力的で、あぁうまいなぁって思った。

    2
    投稿日: 2019.08.10
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    先が気になって気になって、 職場の休憩時間や電車の中でも読みました。 エロ本を読んでるような気分で、 ハラハラしながら読みました。 でも、エロではなく惹かれるものが作品の中にあって、 割と薄い文庫本でしたが、読了感たっぷりです。 悩み多き一人の男の子の成長を描いた作品。

    2
    投稿日: 2019.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前から気になっていた本。 ナツイチで購入。 男性をお金で買う 寂しいというだけではなく自己の欲求を満たしてもらうという方法 手を繋いだだけでエクスタシーを感じることのできる老女。 排尿を見てもらうことでエクスタシーを感じる女性 十人十色の性が書かれていて面白かった。 嫉妬によって警察に通報という何とも…な結末だったけど、新生パッションを見てみたい 御堂静香は舞台の高岡早紀さんでぴったりだなと舞台、観に行けばよかった。

    2
    投稿日: 2019.07.28
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    鬱々と過ごしていた少年が娼婦として働く、20の夏の物語。 女体の艶やかな表現や、多様な欲望が描かれる。 登場人物が発する言葉と感じている心中のギャップであったり、娼婦として夏の日々を駆け抜ける描写が印象的。 読み方が難しい本だった、人によって感想がめちゃくちゃ分かれそう。

    0
    投稿日: 2019.07.20
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    この常軌を逸したところが、たまらない人には刺さる作品です。 映画化もされこういう表現が合っているかは分かりませんが、世の中に広く周知されてると思います。

    2
    投稿日: 2019.06.04
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    刺激的な描写、すごい表現力でした 知らない世界を知ってしまいました 映画化されているので映画も見てみようと思います

    1
    投稿日: 2019.05.10
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    和田裕美さん紹介本の中から、ちょっと特異な本を選出。 よこしまな気持ちで読む。。 なんて内容でしょうか! 主人公の森中 領(もりなか りょう→リョウ)くん、 クールで冷淡な感情は、やや感情移入するも、 男ならだれでもちょっとは、あこがれる様々な体験に うらやましいやら、尊敬するやら。。。 リョウの心の旅は、興味深く、いっきに読み進めてしまう。 それにしても、読む場所には注意! 最後の結末は、予想に反して(?)だったけど、 あれが、石田衣良さんのやさしさなんだろうな。 ちょっと、ホッとした自分がいた。 素敵な本に出合えて良かった! とても楽しいかったです。

    0
    投稿日: 2019.05.04
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    なかなか衝撃的な内容なのに、描写がリアルかつきれい。ラストがそれでよかったのか疑問が残ったので★一つ減。

    2
    投稿日: 2018.12.20
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    人の道を外してると言われても仕方ないことだけど その道が誰かの幸せに繋がっている。 恋ではなく愛を知る物語。

    1
    投稿日: 2018.12.12
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    愛の形にも色々あるものです 主人公リョウのバイト先にホストで友人のシンヤが連れてきた女性御堂静香に気に入られ静香の自宅に連れて行かれるそこには若い女性がいてリョウはその女性と身体を重ねる。 静香は女性に娼夫として男性を紹介する仕事をしておりその娼夫にリョウが適応するか若い女性と身体を重ねる事によってテストをしていた。 結果静香はダメと判断したがその若い女性がOKを出した為リョウは娼夫として働く事に。 すぐには身体を求めない女性 身体を求める事はないが自分の性癖で絶頂に達する女性 自分は糖尿病で余命いくばくもない事を告げ若い妻の相手をお願いする夫婦 いろいろな形でその場限りの愛を与えていくリョウ やがてリョウは指名ナンバーワンまで行き着くがもう一人の友人でリョウの事が好きなメグミによって静香の会社は警察に摘発されてしまう。 映画のせいか松坂桃李の顔しか思い浮かばなかった。 表には出ないこういう仕事も実際にはあるんだろうなぁと思います。 面白くて一気読みでした。 物語の筋には関係ないけどマッサージ師は上手いだけではダメ、手に力がないとやっていけないという言葉が何故か頭に残りました。 読む前はこの娼年だけで読み終わるかなと思ったが続編の逝年も読みたくなってきました。

    2
    投稿日: 2018.12.02
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    人間の欲望の多様性を感じた。 リョウによって、欲望を満たしていく女性たち。 女なんて…セックスなんて…といっていたリョウが 彼女たちと出会い、思いを変えていく物語。 石田衣良さんの言葉のチョイスがすきでした。 ほとんどが性描写で、 とてもエロいのだけれど、 その中でも人間の欲望の深さや 見た目だけでは判断できない心のうちっていうのがみえて ただエロいだけではなかった。 わたしとしては、アズマとのシーンは うーってなってしまって、痛みを伴うのは 苦手だなぁと。 本を読んだ後に松坂桃李くん主演の映画も見ました。 小説を読んでいたら、映画って どことなく退屈な感じになったりするんですが、 全くそんなこともなく、 もうエロいエロい。 ずっとエロい。 腰が砕けるかと思いました(笑) 続きもまた読みます。

    3
    投稿日: 2018.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

     映画化されて、入手が難しくなった本を手に入れました……って普通に買えば簡単に買えるんですが……  話のストーリーは、二十歳の男の人が、女の人に身体を売る話……と書いてしまうと見も蓋もないですが……以上!! という感じです。  ここから先は、どうでもいい話なので、これがどういう話なのか知りたい人はスルーしてください。  人間が「本」というやつを作り出してから、とんでもない年月が経っているので、もはや人間のやることで表願されていないことってないんじゃないかな? って、思うわけですよ。  そうなったら、後は表現の仕方をかけるしかないんですよね。それこそ、文体とかそういうの。  それが、どれだけの人に心地よいかによって、評価が変わるんだって思ってます。  そういう意味では、この本はとてもやさしい話でした。  個人的には石田衣良さんって名前に惹かれて読みだしたんですけど、ここまでタイトル通りの話だとは思わなかったので、びっくりしました。  こういうのも書くのかあ……という。  まあ、そんな偉そうな話を語れるほど、何かを知っているわけでもないんですけどね。  個人的にはこんなものもかけてしまう石田衣良さんって、どんな人なのだろう? っていう方が気になってしまった。テレビでコメントしてる時はとても穏やかな印象しかないので……。  そんなちょっと、個人的にはびっくりする話でした。  文体は相変わらず、ただひたすら優しいんですけどね。

    1
    投稿日: 2018.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本には、主人公の仕事相手としてとても個性的な女性たちが登場する。読み終わった後思い返すと、ことさらよくわからない趣味だったなと思う。でもこの本を読んでいる最中、私は彼女たちをとても可愛くて賢い人だと感じていた。主人公は女性たちの人となりをとても素直に、フラットに受け止めてその素敵なところを見つめていたから、主人公を通して見ていた私もそのように感じることができたのだろう。 彼女たちのことを思い返すとき、おかしい趣味だ、変な人だったと思う私は、普段突出した一部分に強く左右され人となりを判断しているのかもしれない。そういう、誰かを見つめるときの視線の偏りをこの本は教えてくれた。

    2
    投稿日: 2018.10.01
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    女性やセックスを退屈だと決めつけていた少年が、ぬるりと娼婦ならぬ娼年の仕事を始めるお話。 娼年の出会う客は変わった嗜好を持つ女性ばかりなんだけど、決してゲテモノのようには描かれない。主人公は、彼女達とあくまでフラットに向き合い、心の内を覗いていく。そうして仕事を通じて、人の心や美しさに気づいていく主人公がとても真っ直ぐで愛おしくなった。 普通ではないような人々の中から、普遍的な人間愛を学んでいくような、そんなお話だった。終盤での事件を経ても、リョウも咲良もアズマは動じることなく次の未来へと駒を進めて行く様が、まさにそれを表しているように感じた。 小説としての描写も良かった。街や人間、セックスの描写はボヤかされることなくしっかり描かれていて色や匂いが感じられるようだった。

    3
    投稿日: 2018.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に電車の中だけでなく家に帰って一気読みした本。 そうだこの人の本はいつも最後がさわやかだった。読後感がよい本。

    2
    投稿日: 2018.08.22
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    映画版を観たときの状況が思い出深いものでした(って、たったの2カ月前のことですが)。同日に鑑賞した『のみとり侍』は、絡みのシーンがあるとは思わずに来ていた客もいたようで、特に私の隣席だった初老の男性は、そういうシーンが映るたびに顔を伏せる。えっ、そないに照れんでも。ところがこの『娼年』の客は、当然そういうシーンだらけとわかって観に来ている人ばかり。ギャップが面白くてとても印象に残っています。 そんな状況でしたから、読んでいる間もすべて映画版のキャストに頭の中で変換されてしまい、それが良かったのかどうか。そもそもホストや娼夫って、普通は会えない、未知の存在。どういうものか知れるだけでも面白い。女もセックスも退屈と断言していた主人公のリョウだけど、どんな相手も見下したりしていないことを感じられる言葉の使い方。相手をきちんと肯定的に見るし、裏表もないところが好きです。 松坂桃李が適役だったのかどうか、正直言ってわからないのですが、彼をイメージしてしか読めませんでした。映画版ではラブホの壁の内と外のまるでちがう会話が可笑しくて、原作もそこに注目。三浦大輔監督は上手く映画化していたなぁと思います。ありゃ?原作よりもむしろ映画の感想ですね。すみません。(^^; 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/b6f54181ab99d1a334584961d941323b

    2
    投稿日: 2018.07.31
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    やっと石田衣良デビューしました 今作は松坂桃李君主演の映画から読みたいと思っていた原作です はっきり言って映画の方が100倍エロいです ある時高級クラブに誘われて娼夫になったリョウの青春成長物語です ラストでオーナーの静香さんが亡くなってクラブ存続に陰りが出るところで話しは終わります 続編必至ですね

    1
    投稿日: 2018.07.24
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    松坂桃李が主役をした、同じタイトルの映画の原作本。母の突然の死がトラウマになっている、何事にも無気力な大学生が、娼夫として女性に体を売り、色々な女性に関わって、自分を見つめて心を開いていく。うーん、松坂くんはこの役にちょうどしっくりくるけど、ほとんどがセックスシーンの描写。これをどうやってAVではない普通の俳優さんが演じたのか?直木賞候補作だったとは驚き。

    1
    投稿日: 2018.07.23
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    自分にとっては非現実的なストーリーで戸惑ったが、ドロドロではなく、清潔感さえ感じる語りに意外とあっさりと読めた。 最後に姫野カオルコさんの解説を読んで、消化できたような気がします。

    2
    投稿日: 2018.07.08
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    ----作品紹介・あらすじ---- 恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。 -----------------------------

    1
    投稿日: 2018.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最近、映画『娼年』を観て、再度読みたくなって 映画を思い出しながら読んでみた。 大学生の主人公『リョウ』は男が女性に身体を提供する 娼夫という仕事をアルバイト気分で始めた。 そのキッカケが会員制ボーイズクラブのオーナー 御堂静香だった。 母親の面影を静香に思い、好意を抱くのも自然だった。 リョウは女性の欲望に戸惑いながら、体を重ねる内に この仕事が面白くなっていく。 映画では、主人公を『松坂桃李』という女性に人気の 俳優が演じていて、女性ファンが多い。 そんな『からみシーン』が多い作品を女性ファンと 同じ映画館で観ていることが オヤジとしては、新鮮に感じた体験になったのが、 素直な感想だ! この作品には更に続編があって、 映画でも、そんな終わり方だったので、 今、『逝年』という続編を読んでいる。 なかなか、これも面白い。 映画も続編が出来たら、見たいなあ。 また、女性ファンの中でドキドキしながらね。 (*^。^*)

    2
    投稿日: 2018.06.17
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    リョウの視点で語られる仕事としてのセックス。 どの人物の性も色濃く、匂い立つような美しさが描かれています。 しかしこれは彼が魅力的な人間とばかり出会っているのではないのでしょう。 彼の視点が一人の人間を作り上げる。彼のフィルターを通して見る世界だからこそ、一人の艶かしい女性になる。 深く刻まれた皺ですら彼にとっては美しいのでしょう。 セックスがただの行為では無いと、性を通して語られる見惚れる程の情欲を含んだ一作だと思います。

    1
    投稿日: 2018.06.15
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    ひたすらすごい本だったとしか言えない。映画見たいけど映画館に見に行く勇気が出ず。いつか借りて見たいなあと思います(笑) 静香さんは完全に高岡早紀のイメージで読み進めてしまった。

    2
    投稿日: 2018.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    退屈な日々を送っていた大学生のリョウは、バイト先に現れた謎の美人に誘われて娼夫の仕事を始める。色々な女性と出会い肌を重ねることで、リョウは女性の欲望の不思議に魅せられていくが…。 石田衣良さんの描くセックスは、生々しくない、というか、どろどろしてない感じ。一歩引いて見ているみたいな。刺激的な内容なのにさらっとしている。 リョウの、人に対するニュートラルさがいいと思った。そして、正しさを押し付けるメグミの傲慢さに悲しくなった。

    2
    投稿日: 2018.05.22
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    寂しさや影のある少年の移り行く心理描写も儚い。 女性たちが求める繊細な描写にぐいぐい引き込まれ行く。 若い時はこんな無機質で無気力から目を背ける為に無謀に行動を起こして足掻いた事を思い出した。 退屈な大学生活を送っている少年がある日を境にボーイズバーで働き出す物語。 とても好きな作品です。

    2
    投稿日: 2018.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性用売春店の女オーナーにスカウト 実技試験は聾唖の女(オーナーの娘、オーナーは高級コールガール、惚れた客との娘) 5000円で不合格。娘が5000円たして合格 最初の仕事ほ女は、1stデートが喫茶店でおしまい。それは気に入ったということ。次の日に指名されてホテルへ。 上野で駄目中年を連れて、3人でホテルへ。3P。 自分が方尿シーンを見て欲しい中年女 妻を眼の前で犯すのを撮影する夫。特別チップ。 NO.1のアズマにトップになったお祝い。アズマの体は傷だらけ。痛みでしか快感が得られない。フェラされて飲まれる お返しをしたい。小指を折ってくれと言われ、折った 自分の夫との思い出を思い出しながらする中年 老婆は手を握るだけて絶頂。その後、部屋に戻り2回やった。久しぶりにローションを使わなかった 女オーナーに交際を求めるが断られた。 女友達が客でやってきた。女オーナーを紹介した友人ホストがばらした。 ゴムなしを希望されたが断った。SEXが次元。住む世界が違うのを認識。 女友達が売春クラブを警察に連絡。女オーナーは逮捕。 オーナーからの手紙。自分はエイズ。あなたに感染してしまうからできなかった。 幼少の頃に路上で変死した母親はコールガール。 映画とほぼ同じ。

    1
    投稿日: 2018.04.29
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    映画化を機に読んでみた。 主人公は会員制ボーイズクラブで働く青年。 性描写が話題的なキャッチだったが、全然そんなことはなく、どちらかというとサラッと乾いた小説。 読後感も悪くない。

    1
    投稿日: 2018.04.21
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    初めましての石田衣良さん。 松坂桃李さん主演で同名舞台・映画化。 率直な感想はすごーく奥深い・・・ 映画も興味がない訳じゃないけど、口コミ見たらかなり生々しい印象を受けたので私は原作に留めておくことにします…。

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    投稿日: 2018.04.20
  • 年齢も性別も関係なくお相手します

    うーん、感想がうまく言えない。いかにも石田さんが書いた官能小説って感じは醸し出されているんだけど、そこから何を読み取るか、となると実に難しい。むしろ女性が読んだらどう思うのか知りたい。みんなそれぞれにエクスタシーのポイントが違うというのはわかるけど、ホントにあんな行為で感じるのかな?男を買う女性たちはそこに何を求めているのだろう?娼夫という仕事が主人公の人生観にどう変化をもたらすのか、今後が気になるところ。続編も読むとするか。

    0
    投稿日: 2018.04.14
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    2018.4.14- 石田衣良さん、お初本。 母親の面影とは、時に執拗なくらい追い求めてしまうものなのかもしれない。 どんな形でも、正しくなくても。

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    投稿日: 2018.04.14
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    あまりにも最近映画のPRを目にするので。 現実逃避のために読んだ1冊。 さらっと楽しめて、現実逃避にはもってこいだったかも。 ただ、最後の彼の選択が、なんだかつまらなく思えてしまったのが残念。

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    投稿日: 2018.04.10
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    岩井志麻子が「チャイ・コイ」にてベトナム人の愛人のそれを白くて長いと愛しげに表現したのが、「女性にしか書けない、思いつかない表現」と、評されたように、男性にしか、石田衣良にしか書けない、それぞれの年代の女性のあじわい。職業としての性を媒介にしながら、気持ち悪さもおぞましさも感じさせない。どこまでも透明であやうげな人間の関係というものを考えさせられる。

    2
    投稿日: 2018.04.09
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    映画化されるということで、積読の山からついに取り出した本。 かなり性描写や設定が濃厚なのに(電車で読んでいると辺りを見回してしまうくらい)、穏やかな読後感なのは、メインが、主人公の心境と出会った女性たちとの会話、関係構築に焦点が当てられているから。 誰とでも率直で変わらない態度を保ち続けられるのって、実は難しいんだろうなと思った。

    2
    投稿日: 2018.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    性描写が多いのに、始終静かに物語が進む。とてもキレイで澄んだ世界。娼夫の話なのに。静香さんが逮捕されてはじめて違法だったことに気づかされる。それくらいすごく不思議な感覚。 これを映像化したのか。勘違いされないといいな。 続編もあるようなので読んでみたい。

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    投稿日: 2018.04.04
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    映画化されるということで。 解説がちょっと楽しくて姫野カオルコさんの本も読んでみたい気持ちになりました(笑) 映像はどうなるのだろう? 結構濃厚なのかもしれませんね。 ただ、小説だからこそできる心の中も踏まえたような表現がどうなるのか。 ラブシーンはあるし、そこそこ濃厚だけれどなんだかやさしい感じがしました。 映画、見に行ってみようかなー

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    投稿日: 2018.04.03
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    石田衣良さんの小説はサラリとした文体で書かれているのに、読み始めると世界に入り込んでしまって、読み終わるまで抜け出せなくなる。 不思議な感覚。 この本も年上の女性たちに買われる「娼夫」という特殊な職業を描いているのに、その世界観にどっぷりはまってしまった。 * 性描写が多いのに、不思議といやらしさは無くて。 静かな本だった。 * 映画化されるということで…どんな風になるのかな? 松坂桃李くんはピッタリな気がする。 そして、『逝年』『爽年』の方もそのうち読んでみたい。

    1
    投稿日: 2018.03.25
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    テンポよく一気に読みきった。 リョウ君がなぜこの仕事を通してしか女性に興味が持てなかったのか、彼の退屈の根本にあるのはなんなのかが読み取れなかった。

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    投稿日: 2018.03.16
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    初めて石田衣良さんの本を読んだ。スッキリとした文体と人物の描き方が気に入った。くどくない。さまざまな人間の欲望を一方的に価値づけることなく理解しようと努力する主人公の姿勢に感服した。

    2
    投稿日: 2018.03.14
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    いろんな女性の、普段では触れられないだろう面々に沢山出会えて楽しかった。 扱われていることは刺激的なのに読後感は柔らか。これは解説にもあった、展開として何があったかではなくて、主人公をの目を通してどう書かれたかが重要だったのかなと思う。それが退屈ではないし読みやすかったし、個人的には相性が良かった。再読したい。

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    投稿日: 2018.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    売春婦の男性バージョンの物語です。 過激な内容だけれど、人間とは何か?恋とは何か?つながるとは何か?を問われる作品です。 映画化されるそうですが、内容なだけに見るかどうかは少し考えます。

    1
    投稿日: 2018.02.12
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    20歳の青年が娼年として、色々な性を持った女性達とセックスをする、ただそれだけの話。こんなに色々な人とできるのだから、世の中の普通からは外れているんだけど、普通に悩んで、だれにでも誠実に対応するリョウくんがステキでした。 みんな違ってみんないい。

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    投稿日: 2018.02.04
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    こんな世界があるんだろうな、と思ったら面白かったしドキドキした。 読みやすかったのであっさりと。 これをどう映画化したのか気になる。

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    投稿日: 2018.01.30
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    まあ、普通。 色々、調べてみると既に舞台化もされてる。 この、エロチックなストーリーを舞台で… 興味深々。 映画化も決まってる。 映画は、観てみようかな。 でも、実際、体を売る美少年って居そう。 あと、特殊な性癖の持ち主も。 '17.12.02読書完了

    1
    投稿日: 2017.12.02
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    一度書いてはいたけど、気になったので書き直し 私の中で、セックスに対する印象が変わったきっかけになった本。どこまでもグロテスクで気持ちが悪いとしか思ってなかったけれど、ごく当たり前の行為なんだなぁとか、私も特殊な性癖があるかもしれないんだなぁと素直に思えるようになった。素直に教えてくれた本。リョウはカッコいいなぁ……

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    投稿日: 2017.11.12
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    男子大学生がアルバイトで売春する話。 世の中いろんな人がいて自由に生きればいいじゃんって解釈でいいのかな・・・・・? 作者の深い意図とか自分には読み取れず。

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    投稿日: 2017.10.24
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    自分では「普通」と思っていても、誰かからみれば魅力的にみえるのだろうか。 自分では「醜い」と思っていても、誰かからみれば愛おしくみえるのだろうか。

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    投稿日: 2017.10.19
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    最近はレンタル彼氏というのがはやってるらしいですが、この作品は、8年も前にそれを書いていますね。 陰気だけど顔の良い青年が、時間いくらかで女性に買われる。 そんな彼の心の葛藤を書いた作品。

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    投稿日: 2017.09.19
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    恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

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    投稿日: 2017.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特殊性癖がたくさん出てくるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、 健全?に生きて真っ当なことを言っているメグミよりも社会的には大手を振って歩ける訳ではない咲良やアズマの方が人を否定しないというのがすごく等身大だと思ったし、読み終わったあと穏やかな気持ちになれた。続編もあるようなのでそれも読みたい。

    4
    投稿日: 2017.08.12
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    物語の設定に興味があって、手に取る。 出来過ぎだなぁ、なんて思いながら、 その心の機微や、シーンの描き方が細かく、エロチックな表現が 予想外でドキドキした。 自分と対比しちゃったりして。。。(笑) 幅が広がるな

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    投稿日: 2017.08.06
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    ゛要望の果てが見たい゛ なんていう魅惑的な響きだろう。どんな果てを用意しているのか初っ端から期待が高まる。 私も見たい。結末を見せて欲しい。 タイトルからはどんなプロットにするのか想像もつかなかったが、青春も心理描写も丁寧で描写は自然。特殊な性癖も鮮やかに表現するものだから、一人の書き手の想像で書けるのか、これは。と冷静に考えてしまう。 あっという間に読んでしまった。相変わらず石田さんは一気読みさせる。 まだ果てが見れていない。どこかで見落としたか. 妙に中毒性のある本です。

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    投稿日: 2017.05.22
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    決して非現実的なテーマではないけれど どこか非現実的な雰囲気の漂う話。 主人公の性格に基づいているのか、描写が淡白だから? 題材からして好みが分かれるので 人に勧めるかと言ったら、私は多分進めない。 自身も再読するかと言われたら、多分しないかな…。

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    投稿日: 2017.03.04
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    性や女性に興味がなかった少年が、娼夫となり、高額の報酬と引き換えに女性を満足させていく。 少年は実直に、そして愚直に仕事に取り組みながら女性の不思議や奥深さにのめり込んでいく。 無意識のうちに、沼の奥底へと引きずりこまれていく様子や、友達の制止を振り切ってでも、我が道を行こうとする主人公の心情に優しく寄り添おうとしたくなると同時に、読者も主人恋の視点を通じて魅惑の世界に引きずり込まれていく

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    投稿日: 2017.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化されたから思い出した。淡々とした性描写が印象的だった。男の子が主人公だけど、女性にこそ読んでほしい本。生殖機能が備わっているけど頭が冷え冷えしているオスと、欲とかいろんなことにもまれて生きてる感覚が薄れたメスたちって感じだったと思う。 それを見守るボス的な女性いたよね、娘のいる。エイズか何かでセックスができないとかいう過去をもつ人。

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    投稿日: 2017.02.11
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    このコーナーでは初めて自分の本を取り上げます。『娼年』はぼくにとっては思い出深い本ですね~。デビューしたばかりの頃、集英社から声がかかって、初めて依頼を受けた時に、「好きなものを書いてください」って言われたんですよ。それで、「ベッドシーンを書くとすごく楽しいな。若い男の子が色んな女の子とセックスをするだけの小説を書こう」と思って書いたのが『娼年』なんです。 1時間1万円で体を売る大学生の話。これがですね、この夏、実はホリプロ主催で舞台になります。主役が松坂桃李君で相手役が高岡早紀さん。脚本・演出が三浦大輔さんという劇団ポツドールの人で、『愛の渦』っていう実に気持ちが悪くて、でもよく見るとちょっとホッコリするっていう不思議な映画を作った方ですね。東京・大阪・福岡で公演があるので、その話もかねて、『娼年』を取り上げてみました。 でも、自分の小説が映像や演劇にされるのは恥ずかしいね~。テレビドラマも本当に恥ずかしいんですよ。宮藤官九郎さんも元のセリフを生かしてくれたりするんですけど、小説って、やっぱりちょっとキザなセリフとか出てくるじゃないですか。だから『美丘』みたいな恋愛もので、主役の男の子が独り語りしているところなんかは、テレビで自分のパンツが映っているみたいな感じですね(笑)。 (公式メルマガ「ブックトーク」25号から抜粋)

    2
    投稿日: 2016.11.28
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    女性や日々をつまらないと感じ、達観して過ごしていた大学3回生の男の子が、売春を通じて、女性や夫婦のそれぞれの違いやを探求していく。

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    投稿日: 2016.10.08
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    久しぶりに手にとった本。性描写も多く描かれているけど、意外とさらりと読める。大学生が娼夫になるお話だけど、内容は意外と深く、優しいタッチで描かれています。

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    投稿日: 2016.09.27
  • 幸せの形

    自分の色をもたないからこそ,娼夫として他人の心の狭間を埋める能力をもつ青年。 世間では誹りを受ける関係の中からも,ある意味で心の本質に触れる機会を得ていく。 もう少し話しの展開が欲しかったかな,というところで4つの評価です。

    2
    投稿日: 2016.09.25
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    娼夫の仕事を始めた大学生が欲望の不思議と自分の気持ちを知るまでの物語。どんな人の欲望もフラットに受け入れられるってある意味では才能だろうなと。拒否されることや軽蔑されることは怖いから。読了後があったかい気持ちになるのはさすが石田さんという感じ。

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    投稿日: 2016.09.24
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    娼夫が主人公なのに嫌らしさを感じさせない文体が好印象で、最後まで一気に読み進めました。ただ、なにか物足りなさを感じて★三つ 他の著書も読んでみたいと思いました。

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    投稿日: 2016.09.19
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    読んだことのない作家・避けてきたジャンルを読んでみようキャンペーン第2弾は、石田衣良先生。テレビによく出演されてた印象なんですが、今もそうなのかな? 人の個性というものは、他人をなくして成立しえないものだと、ふと考えることがあります。正確を期して言えば、「他人の目を通して見る自分」が、イコールその人の個性ではないか、と。 真面目か!← セルフ突っ込みの後は真面目路線を脱線するのが常ですが、今回はもう少し語ります。 本作の主人公は、まるで透明人間のように存在感がありません。感情の起伏もなく、淡々と与えられた仕事(=娼夫)をこなしていきます。 これといった魅力もないような、平凡な20歳の青年。 そんな彼に夢中になる女性達が描かれるのですが、彼女達はいったい彼の何に惹かれたのでしょう。 そこで、話は一番最初に戻ります(前置きが長い)。 私が今作を読んで、「平凡な青年に夢中になる女性達」に見出したのは、「自己肯定を許された喜び」でした。 彼女達は言います。 「あなたは普通ね」 「あなた自身の体験ではなく、その場面を記録している第三者が報告しているみたい」 彼女達は彼に恋をしている訳では無いのでしょう。 「彼を通して」見える自分自身、あるいは自身の欠点が、初めてアグリーには見えなかったことに、喜びを、あるいは快感を感じたのではないでしょうか。 自身の性癖、自身のコンプレックス。 世間の目を通して見るそれらの個性は、人に誇れるものではありません。当然ひた隠しにします。何故なら、世間からすればそれらは汚らわしいから。忌々しい、恥ずべき醜態だから。 けれど、主人公の目を通して見る自分の個性は、決してアグリーではなかった。それどころか、優しく見つめてくれた。肯定してくれた。 彼女達は自分自身のコンプレックスを、存在感の薄い彼を通すことで、愛することができたのでしょう。 そう考えてみれば、この作品は癒しの物語であると同時に、究極のナルシシズムの物語であると言えるかもしれません。

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    投稿日: 2016.09.03
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    何となく内容は想像できたけれど 現実離れしずぎていたのか 妙に客観的にさらっと読めたかな。 可もなく不可もないといったところ。 ここまで誰にも感情移入しないで読んだのは久しぶり。 その中に息づく繊細さが際だったのはたしかかな。

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    投稿日: 2016.07.25
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    これはちょっと合わなかった。 大学にも行かず、バーでバイトをしながらも、退屈な毎日。冷めた目で周囲を眺めている傍観者。 そんなリョウが、金のためではなく、「いろいろな女性の不思議や欲望の不思議」を目の当たりにして、この世界でやっていこうと思うに至る心の動きが全く分からない。 いかにもいかにもな女性たちの不思議や欲望の不思議。 それのどこが、彼の心をどのように動かしてこうなったのかが、全然見えない。 そもそもリョウのどこに売れっ子になる要因があるのかもわからない。 客の要求を笑顔で受け入れるというのはサービス業の基本なわけで、リョウの行動のどこがそんなにほかの人と比べて特別なのかを書くことなく、登場人物が口々に「彼はいい」「彼は特別」と持ち上げる様は、朝ドラのヒロインを見ているようで気持ちが悪い。 誰も成長しないし、誰も壊れない。 何を読み取ればいいのか?

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    投稿日: 2016.05.31
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    石田氏、セックスうまそう… リョウくん、かなり変な人なんですけど〜 全然普通の大学生じゃないんですが…

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    投稿日: 2016.05.29
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    女性にもセックスにも退屈していた大学生のリョウは、高級な売春クラブを経営している静香と知り合い、娼夫になる。ただ、それだけの話なのだけど、客たちの欲望は幅広く、リョウは次第にその欲望の秘密をもっと深く知りたいと囚われていく。20代から70代まで、幅広い年代の女性達に対して偏見を持たず、柔軟に対応するリョウ君は天性の娼夫なのかもしれない。私が読んだ衣良さんの本の中では一番官能表現が多かったけど、生々しさが抑えめで読みやすいんじゃないかな?(ただし、性癖は人それぞれ)巻末の姫野カオルコさんの解説も面白かった。

    2
    投稿日: 2016.05.03
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    人に薦められた本を読む第6冊目 友人に薦められ。昔「池袋ウェストゲートパーク」のドラマ版を見て、トラウマになってから石田衣良はどこか忌避していた部分があったが、これを機に初めて手に取ってみた。意外や意外、文体は非常にしっかりとしていて読みやすく、物語の構成も丁寧に練られていて少々面食らった。自らの意思で娼婦となり、様々な女性の心を全身で受け留めていく事を決めた青年の話。衝撃的なタイトルとは程遠い、とてもとても優しい物語だった。主人公の様に何事も受け入れてくれる度量のある人が身近に居てくれたら、と夢想してしまう。

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    投稿日: 2016.03.31
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    この本を食べ物に例えると:ステーキ 安っぽくなく、丁寧に焼かれたもの。とろける舌触りと、噛めば溢れる肉汁、空腹をあっという間に満たしてくれるボリューム。脂も上質で、ベタベタしない。 汚れたい衝動にかられたときに読む。 ショーケースに入れられた性欲の塊を順番に、淡々と観察していくような不思議な快感 セックスワーカーとしてプロフェッショナルになっていく主人公 内容が内容なのに、後味は悪くなく読後感はあっさりめ。

    2
    投稿日: 2016.01.27
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    読んだ感想は とにかく深いなと。 石田さんの癖なのかもしれないけど 描写がとても細かいし 主人公リョウの心の動きもとにかく細かい。 ていうかすべてが繊細でした。 出てくる人物のすべてが繊細。 それもガラスみたいな固い繊細さじゃなくて 薄くて、紙とかですぐ切れてしまうような指の皮みたいな… 血が通った繊細さっていうか… 意味不明で申し訳ないw 読む度にいろいろ考えました。 自分は人に接するときに ここまで深く考えて接しているだろうかとか 心はこんなに敏感だろうかとか いろいろ考えながら読みました。 生々しいほどえろいんだけど 気になったのは最初だけでしたね。 もっと心の部分が強い作品でした。 肉体よりメンタルに重点を置いてたよリョウは。 あと、クライマックスが意外だったので びっくりしました。 ちょっと書き方が変わるところがあるんだけど そこで「えっ!?」ってなった。 決意がそのこととは思わなかったので。 すごい深くて面白かったです。

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    投稿日: 2016.01.22
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    姫野カオルコ女史の解説を読むと、 なるほどねぇ。 って…。 言い得てるんだけど。 なにかもう少し何か感じたような。 ただ単にエロ!? どぉだろ… ん~~。でも微妙に面白くない…。

    0
    投稿日: 2015.12.08
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    若い男性が女性に体を売る話。 しかし官能小説のようではなく、 様々な趣向の女性について書かれている話。 登場人物により内容が深かったり、浅かったり することが公平でなく何となく嫌な感じでした。 女性を理解できない主人公が 他人の性癖を体験し結局何を得たのか?? 結局、興味本位で終わってしまったように感じます。 ラストの終わり方がありきたりで、良くなかったです。

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    投稿日: 2015.11.05
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    大学生でありながら、体を売ることになった主人公の物語。 石田衣良の世界観たっぷり。 セックス描写はいやらしくなく、美しい。 心の影、人の生き方。 千差万別。

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    投稿日: 2015.10.18
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    だいぶ昔に読んだ。 娼婦の少年という設定が面白かったな、という印象。 石田衣良の本はかなりたくさん読んだが、これ以外、どんな感想を持ったか覚えていない。

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    投稿日: 2015.08.30
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    随分前にも一度読んだことがあったが、たまたま手にして約10年ぶりに読んだ。「人は見たいものしか見ない」と小説の中で御堂静香が言っていた言葉が印象に残っている。久しぶりに読んで、大分自分の作品の捉え方が変わったことに気づかされた。人は見たいものしかみないし、いつも自分の視野と偏見、先入観で捉えた世界を見ていると訴えかけられている気がした。この本を読んで、思春期に自分が「普通」という一般論を理由に責められることを嫌悪していたことを思い出して感傷に浸ってしまった。 女性の欲望の形、年齢を重ねた女性について、主人公(大学生の男の子)の視点で描写されているのだが、否定的な表現が全く出てこない。老若男女問わず登場人物に対する否定的な表現が出てこず、肯定的に記されている。優しくて温かい本。

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    投稿日: 2015.08.24
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    皮膚の内側を熱くするようなエロが詰まっている。主人公のような男の子が実際にいたらサイコーだけど、物語にしか存在できないだろうな。作者はいったいどんなプレイボーイだろうと想像してしまう作品。

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    投稿日: 2015.08.18
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    官能小説かってくらいの性描写があるが いやらしさはない。 性の欲望、性癖は人それぞれ。 この年になるとそれはもう… ある程度は経験し見ても来ている。 だから驚きはしないが 自分のプレイと照らし合わせたりとか… そんな感じのはあった(笑) 変態だとか言わずに 性にちゃんと向き合っている作品で ダブーも必要悪のように描いている。 面白いと言うような作品とは違うけど 性を描いているだけに一気読みは出来た。 ま~スケベって事か?(笑)

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    投稿日: 2015.06.03
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    テーマはドロドロしているはずが、さらっと読める一冊。リョウはどんな人にも偏見がなく優しい。でもそれは、自分と他人とにしっかり線を引いている寂しさや冷たさでもあるような気がする。人の様々な特殊性に嫌悪感を持たず受け入れようとする素敵な少年だけれど、この子が完璧に人と混じり合うことはないんだろうなぁ。それが分かっていても、受け入れてくれる彼を、女性達は求めて愛してしまうんだろうなぁ。

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    投稿日: 2015.05.10
  • これは恋愛小説ではない

     社会人・家庭人としてまとっている殻を全て脱ぎ、「人」として自分自身の価値・存在にどれほどの意味があるのか・・・  普段すごしている環境の中では、そういった「人」と「人」が向きあうことはほとんどないが、娼婦(夫)を買うという特殊(?)な場合には、余分なものを一切脱ぎ捨てた人間同士の関係が生じる。  当然、SEXを含めての関係で、体と体だけの交渉で終わってしまう場合もあるが、心と心が触れ合う場合も出てくる。  本書の主人公は、その中で自分の価値と役割を見つけ出していく。  非日常的なシチュエーションかもしれないが、僕をやすらいだ気持にしてくれた作品です。

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    投稿日: 2015.04.16
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    何を思い、この仕事をするのか。 何を思い、このサービスを利用するのか。 すべてのことには理由があって、それは本人にしかわからないことで。 決めつけてかかっちゃいけないな。

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    投稿日: 2015.04.14
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    再読レビュー 初読は高校生の頃。 リョウとお客さんの行為と、結末だけが記憶に残っていた。 都内で大学生活を送り、東京暮らし8年目で再読した。 初読の時にはまったく見えなかった、多彩なランドマークの描写。 原宿、青山、上野、六本木、銀座、新宿、それぞれの街がもつイメージを掴んだ今の自分には、空気感をともなう情景が見えてきた。 深夜、若者のいないラフォーレ原宿を見たことはないが、それを「位牌のよう」に感じたリョウ。 この位牌は、同年代の若者文化に埋没できず、人生に意義を見いだせずにいたリョウの死を暗示させる。 社会に属さず、大学にも属さず。ただ、バーにやってくるお客に、決められた分量どおりにカクテルをつくる。 序盤のリョウは、江戸川乱歩の作品に出てくる浮浪者とよく似ている。

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    投稿日: 2015.03.18
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    ある1人の青年がデートクラブを通して女性に触れて様々なことを知っていく。 まずは、さすが石田さん、書き方がみずみずしいというか優しいというか。実際にこんなことがあればそれは犯罪なのに書き方がいやらしくなくて、あくまでもリョウという青年にスポットライトを当てて、彼がどのように愛や女性について知っていくか、そして彼がどんな決断を下すのか、その過程にある情事なんだと割り切って読むことができた。ただ、小指のところだけは心の準備が要った。 ただ、最初がお母さんとの思い出から始まった割にはお母さんの謎が少し浅すぎたかなあ、と。そこだけが心残り。

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    投稿日: 2015.02.02