
総合評価
(403件)| 84 | ||
| 145 | ||
| 123 | ||
| 19 | ||
| 7 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良かった、一気に読んだ。 女子高進学校時代に感じてた、女がメインで男は片手間で遊ぶくらいで、男なんて、ふん、って鼻で小馬鹿にする感じの感覚を取り戻して、とても懐かしかった。 でも最後はちゃんと幸せについて考えさせられて、解説の部分にあった、恋愛小説であり、家族小説であるって言葉がピッタリだな、と感じた。また読み返したい。
0投稿日: 2020.05.12
powered by ブクログ『だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げ出したりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけがないじゃない』 30になると自分ひとりで決められないことが少しずつ増えていくけど、これ、私の人生だ。自分の人生自分で決めて、一生懸命自分で幸せになっていくんだ。 そんな決意をさせてくれた素晴らしい小説でした。
0投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ苦手な分野だがとても面白く読めた。 女性のための小説だとしても、登場人物たちがいきいきと動き、ぶつかり合い、必死に生きていくのが伝わってくる作品には誰もが共感できるのだと思う。 もちろん、結婚3回、欲しいものを欲しがる鮫科の「るり子」や、何に対しても感情に動かされない冷静な理屈屋「萌」の行動に何から何までうなずくことはできなかったが、それを飽きさせないエッジの効いたストーリー展開が実に心地良かった。 ただこれが女性の本音であるとか、これがリアルな日常なのかは分からない。でも面白いことが大衆小説の本質なのだ。
0投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログこの本に出会えてよかったと本気で思う。 目の前が開けた気がした。 内容は性格の違う二人の大人の女性の話。 あっけらかんとしていて、白々しくもあるけど、それがとてもいい。 るり子の幸せに貪欲な生き方や考え方。もう一歩踏み出せない萌の葛藤が丁寧に、でもクドくならないようにサラリと書かれてある。 だからとても読みやすいし、スッと心に残る。 欲に従順な事は、純粋とは言わない。猿以下だ。 というリョウの言葉も響いた。 読んだ後、どんな事があっても、真っ直ぐに前向きに楽しみながら生きていこうと思える、素晴らしい本だった。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ最初の印象とは裏腹にとても清々しい小説だった。特にるり子の生き様がとてもかっこいい。自分と正反対だからこそ、憧れるのかもしれない。
0投稿日: 2019.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相反する性格の女子同士の友情物が好きな私。 下妻物語とかNANAとか、正反対の2人が一緒にいるからこそ化学反応が起こって、2人の魅力が一層際立つ。 この小説もドンピシャだった。 女子には女子同士でしか見せない顔がある。 女子同士の本音は、とてもキュートで楽しい。 萌とるり子のやり取りも可愛くて刺激的でさくさく読み進められた。 「女って面倒だ。若くて、性欲なんかある女は特に面倒だ。こうでなければならないもの、が多すぎる。そういったものが、自分をがんじがらめにしている。たとえば、どれほど仕事ができても恋の匂いのしない女はみじめだ、ということだ。女ならいつかはパートナーを持って子供を産みたいと思うのが自然、ということだ。けれども、本当に悔しいのは、それを「関係ないわ」と笑い飛ばしてしまえない自分がいることだ。どこかで自分もそれに乗っかって、周りの女たちの生き方に乗り遅れないようにしていることだ。」 幸せって何だろうと考えさせられる。 るり子みたいに一見はちゃめちゃでも 自分の哲学に基づいて行動している人は 魅力的だと感じた。 ドラマ化されているらしい本作。 キャストがイメージぴったりでドラマも見てみたくなった。
0投稿日: 2019.12.18
powered by ブクログあんまり読まない作家さん。 恋愛物ってそんなに好きではないけれど、これはまあ面白かった。 るり子がすがすがしい。 「女はこうあるべき」思考、るり子と萌と、自分はどちらだろうか?と思いつつ。
0投稿日: 2019.10.02
powered by ブクログ登場人物の女二人にはどちらにもまったく感情移入出来なかったが、面白かった。 特に私は”仕事にばかり打ち込んで””女を怠けて”いるような、るり子からすると完全に負け組なので、読んでて度々むかついたり傷付いたり呆れたりしてたけど、テンポも良く軽く読めたので一気読みしてしまった。 とにかく今の時代にはそぐわないバブリーな女性観が凄い。多分”しっかり者”のキャラとして出てきたはずの萌も普通に結構ヤバいやつだぞ。 でも最後まで読みきった後は二人とも憎めないと思わせるところは良いな。 共感出来ても出来なくても、恋愛トーク好きな女はきっとこの本好きだよね。 あと本編とは関係ないが、解説の江國香織はさすが!この解説のたった数ページでよくこんなに詩的に書けるなぁ…
0投稿日: 2019.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
行為から感情まで、はっきりと書かれていたので読みやすかったです。後味はスッキリしているようでモヤモヤが残ります。
0投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
後味のいい作品! 自分を見失ってる人は、萌やるり子を見て何かを見つけられると思います。 二人ともかっこよくて素敵な女性。 自分を貫ける素敵な女性に私もなれるように頑張りたいと、読んだ後そう思えました。
0投稿日: 2019.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女の友情小説がオモロいよ と、どこかで教えられ、その一連の流れで読んでみた1冊。 知らんかったが、この作品は直木賞受賞してたんやね。 主人公2人の両極端な生き様がエエわぁ。特にるり子の我慢しない生き方、最初は「なんやこいつ、こんな自己中で周りに迷惑ばっかりかけるヤツ腹立つわ」という印象だったのだが、これが作者のトラップなのである。 腹立ちが慣れてくると妙にオモロい。こんだけ価値感を明確に持っていて、欲望に忠実で、行動力もある人の生き様って清々しいねんな。実際におられたら絶対逃げるけど、「俺に迷惑がかからない」んだから、周りに迷惑及ぼしても全然気にならない。はたから見てる分にはファンになってしまうタイプや。 で、もう一人、ちょっと堅物系の「萌」こっちの方が心配なんよねぇ。壊れていくというかタガが外れていく姿が心配で…。まぁ「るり子」がそばに絶対おるみたいやから大丈夫やろけど。 人の幸せは喜んであげるもの、自分に関わりのないことなら、道徳とか倫理とか別にエエやん。あっけらかんと楽しく生きたら、貫いたらエエんです。悲壮ぶったって、懸命に奉仕したって、不幸になるだけなのは、昭和初期や失われた20年でも分かること。 肩の力抜いて人生楽しみましょう!
0投稿日: 2019.06.17めんどくさ
率直にいうと、こうですよね。 男性からすると。 やはりわかり合えないかも。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
冒頭は幼なじみるり子の三回目の結婚式によばれた萌のくさくさした様子からはじまる。式後、会ったばかりの人と関係をもってしまうのだが、女の視点からの描写のせいか、からっとしていてちっともいやみじゃない。女を武器にして自分のことしか考えない、我慢できないるり子に最初はむかつき、萌はなんでこんな女と親友でいるのだろうと思っていたのだが、ひとりの男も呼び出すことができなく酔いつぶれるるり子に哀愁を感じ、萌のことを全面的に信頼していてピュアで前向きなるり子に最後はかなり好感をもってしまった。「夜はいつだって、朝を連れてくる約束を必ず果たす。」今さら読んで前向きになった。
1投稿日: 2019.03.14
powered by ブクログ華やかで本人も自分の良さが分かっている、まるで一昔前の白鳥麗子様的な友人を持つ28歳の主人公。主人公も決してモテない訳でもひねてる訳でもない。けど、欲がないのかなぁ。幸せになろうとしない。基準が私とは違う。だからラスト、高校生と一度の情事で妊娠して産む決意のとこなんて…私は絶対共感できない。
0投稿日: 2019.02.18
powered by ブクログ唯川恵といえば、この作品がよい。 サッパリした人間関係と、時にギスギスした人間関係が うまく描かれている。
0投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログちょっとした描写に時代を感じずにはいられないけど、そんな時代でも周りに流さず強く真っ直ぐに生きている女性の恋と仕事と人生の話。スッキリした読後感。
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログ身近にいたら、絶対に苦手で近づきたくない女性のるり子だけど、なぜか読んでいて気持ちがいい。こんな風に自分に正直に、そして前向きに生きていけたらいいのに。 久々に気持ちが晴れやかになる本に出会えた気がする。
0投稿日: 2018.10.18
powered by ブクログ萌に憧れ、るり子にも憧れる。両極端なようで似た者同士。女性の理想の話、とも思うけど、実はこんな現実ごまんと溢れている。いかに自分はフツウの人生か…。 なんか明日にやる気を覚える、「後悔?考えたこともない」明日からの毎日、そう言いたい。
0投稿日: 2018.09.17
powered by ブクログ”本の雑誌・北上次郎オススメ作品”から。直木賞受賞作でもあり、読むならまずこれからかな、と。解説にも書かれているように淡々とした展開で、浮気はどんどんなされているし、家出とかも含めて、修羅場になりそうなイベントが満載だけど、主人公たちをかなり振り切った人物設定にすることで、何事もないかのごとく物語りは流れていく。そんな中での、妊娠を契機とした最後の展開だけに、盛り上がりもひとしお。素晴らしい読後感でした。
1投稿日: 2018.07.09
powered by ブクログ恋愛小説は何を参考にしたら良いか分からなかったので直木賞作家の本を読んでみました。 男と女の性についての考え方の違いについて少し触れた感があった。 すこしとがった人物像であったが、それがかえって印象に残った。 男がイメージしている女性像とは少し離れていても、とがった人物像に共感できた一冊
0投稿日: 2018.06.18
powered by ブクログ読了:2018.04.21 「女」を感じて悩んだことがあるひとにはぜひ読んでもらいたい。心が動きます。 最初はるり子の女くささに、幼馴染でしっかり者の萌と同じ目線でため息つきながら見てるのに、読み進めるうちにどちらの「女」にも共感と応援をしたくなる一冊。 女について回るキレイゴトではない人間関係、男女関係、仕事、感情、本音、建前、自覚、人生、価値観、判断、捉え方、意識。そんなのを次々と刺激する。 うんうんってなったり、あーねwってなったり、心がギュッ…てなったり、しゃんとしたり。 私にコレを勧めてくれた友人が私の感受性を理解してくれてる気がしてうれしい。 唯川恵さんは、自分の幸せが1番大事と強欲なまでな女にも、謙虚に現実を見て試行錯誤してる女にも、とにかく自分がどんな人間かを自覚しようと努力して一生懸命に生きてる女には泣きすがりたくなるくらい共感してくれる。代弁してくれる。 でも、それができてない女にはとことん厳しく突きつける。そんな印象(笑) もちろん「女は楽だよね」って思う男はいるだろうし「女の方が楽だな」と思うことはある。けどウマイ部分があれば、その分、損する部分や圧もそれなりだ。 男という性別の人間と、女という性別の人間。 普段は人間として生きてるとしても、性別を意識せざる得ない場面に出くわすことが多いのは女なのではないだろうか? どんな大人になりたい?どんな人間になりたい?と考える機会やおおかた正しい姿を学校で教示してくれることはあっても「どんな女になりたい?」と考える機会を与えられることはなかなかないよねぇ。 女は結局、女として生きていくしかない。女ということを利用するのも嫌悪するが、女だと認めることを逃げては生きにくくなる。それに気付くのは人生の中でもその類のテーマの中では割と遅めな気がしてる。 どんなに人間が出来上がっても、きっとどこかで葛藤するようにできてる。 何にも葛藤しなくなったら、それは何かを諦めたとき。葛藤しながら模索しながら生きるのが人間らしくていい。それが女であるなら尚更だ。 ------ ◆内容(BOOK データベースより) 欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈屋「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する“幸せ”のかたちとはー。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。
0投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログテレビドラマが放送されていたのは2007年かー。その当時、購入しているから、もう10年以上愛読しているということになる。ドラマでは、とにかくキャストが好きだった。今になって思い返してみても、どのキャスティングも最高!と思える~!それと、10年前は「おねえさん」だった「萌」「るり子」が、あっという間に年下になってしまったことには心底驚き。。。そんなわけで、もう何度読み返したかわからないこの本をログ付けていなかったことに気づき、今更ながら登録。自分の友達にはいないし、きっと仲良くもなれないであろう「るり子」だけど、物語の中で接している分には、素直で、もっと見ていたい!と思ってしまう。やはりわたしは萌型なんだな。 萌は萌で、恋愛不器用体質というか、なんというか。「この人となら幸せになれるだろうに~」という恋愛に対して、前に進めないタイプ。だから、心配で、「ちゃんと見ていなくちゃ」と思う。 最後には、ふたりらしい新しい生き方を見つけて、前向きなエンディングをむかえるところも、何度も読みたくなる要素のひとつかな。いつか、ふたりと一緒に、文ちゃんのお店でお酒を飲みたいよ。
0投稿日: 2018.03.16
powered by ブクログめずらしくこてこての恋愛小説。唯川恵作品は初めて読んだ。 淡々と話が展開していって、テンポもよく読みやすい。メインに描かれるのは女に好かれる女である萌と女には嫌われるが男には好かれるるり子。るり子の振る舞いには終始イライラさせられたが、信之と離婚しようとしたあと28歳という年齢になっていたるり子が今までとは違う環境に置かれ、焦る様子には可哀想になってしまうくらいになってしまい、なんだかんだ言ってるり子を放っておけない萌の気持ちが少し分かってしまった。 崇と萌とるり子の3人の生活は楽しそうだった。萌は結局柿崎も崇も選ばず一人で生きていくことにしたけれど、るり子との腐れ縁はずっと続いていくのだろう。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログ女として生きる、結婚、仕事。 女が男を好きになるとか 子供は夫婦で育てるとか そういう固定概念なんてなくなっちゃえ。
0投稿日: 2017.10.28
powered by ブクログ初めて読んだのは中学生の時で、時代錯誤と言われようが私はこの作品が好きだ。不倫はよくないと思うけどこんな風に生きたい←
1投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
5歳からの 腐れ縁で、 性格真逆な 27歳の 女性二人。まわりを 取り囲む メンバーも 個性豊かで さくさく読み進めれた♪
0投稿日: 2017.10.05
powered by ブクログ新しい作者さんにということで「唯川恵」さん ここから怒涛の唯川恵シーズンが始まります。(自分の中で) ・(女性作家さんらしい)軽やかさ ・頭を使わないで読める ・ドロドロっとしてそうだけれどついつい読んでしまう。例えるなら小説と漫画の間 ・異なる女性の視点をその人数分楽しませてくれる
0投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログ唯川恵外れなし。読み終わった頃には萌のこともるり子のことも好きになってた。同性として、芯の強さがあって自分がブレないのはかっこいいと思った。
1投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ星2.5 特段なにかがマイナスではないけど、その淡々と刻んでいくストーリーの中に抑揚を感じなかったため。 それにしてもこれだけ多くの展開を表現できる彼女はすごい
0投稿日: 2017.06.28
powered by ブクログクールなキャリアウーマン萌と、女を武器に生きているるり子。幼馴染である2人の視点から描かれる恋愛ドラマ。 るり子の三回目の結婚相手(萌の元彼)。萌の会社にアルバイトに来ていた男子学生。るり子の結婚式に来ていた海老嫌いの男性。ゲイバーのマスター。 いろんなキャラクターがいてわいわいした小説。
0投稿日: 2017.03.11
powered by ブクログあー。共感。 女のダンディズムってまさに彼女たちのためにある言葉。 萌とるり子の関係性が素敵だな、と。
0投稿日: 2017.03.06
powered by ブクログ一気に読了、るり子と萌が最終的には一人でもたくましく行きていこうとする姿が描かれており、すっきりとした。 そして作中に登場する男性陣が色気のある人物ばかりで、そこにも魅力を感じた。
0投稿日: 2017.03.04
powered by ブクログ2001年下期:第126回直木賞受賞作品。 登場人物をなんだかんだ応援したくなるストーリー。読後感も良く、読みやすい小説です。 クールで不器用なキャリアウーマン・萌、貪欲に幸せを追い求める萌の親友・るり子、親子関係から逃避する高校生・崇。3人の奇妙な共同生活と成長物語。 るり子は、萌の彼氏を奪って3度目の結婚をするようなとんでもない女なのですが、いくら周りに馬鹿にされようと迷惑かけようと気にせずに、ひたすら自分の気持ちに正直に、自分の幸せのために一生懸命取り組む姿勢に、ちょっと憧れます。またそんな、客観的には滑稽な自分に自覚的なのが、かっこいいなあ。 本作は、2007年に米倉涼子主演でドラマ化されています。確かにドラマにしたら面白そう。当時のキャストは萌:米倉涼子、るり子:高岡早紀、崇:佐野和真。 今またドラマ化するとして、私のイメージは、萌:榮倉奈々、るり子:沢尻エリカ、崇:野村周平…あたりかな?笑 自分なりのキャスティングを想像するのも楽しいかもしれません。
0投稿日: 2016.12.27
powered by ブクログ浮気や不倫、離婚など重い内容が出てくる割にはとっても軽やかな文章で、さっぱりとした感じ。特にるり子が意外と男前で楽しかった。二人の今後を応援したくなってしまう、続編とかあるのかな?読みたい…
0投稿日: 2016.12.26
powered by ブクログ女は男に愛されて、我慢なんかせずに欲しいものはとにかく手に入れるのが幸せとするるり子と努力して迷惑かけないようにして生きる萌えの物語。 るり子の感情で動く危なっかしい感じは、現実でいたら自分ができないからこそイライラするんだと思う。主人公たちとほぼ同じ年齢ではあるけど、焦り方や窮屈さ、時代の厳しさを知っているからこその強かさや価値観は今の方が強くて、そんな物語になっていたら、抉られて、このさわやかな読了ではなかったと思う。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ自由奔放で超恋愛体質のるり子とクールで現実的な萌は幼稚園からの親友同士で27歳。 それぞれの恋愛や人生がなんやかんやあって一皮むけていく。登場人物全員すげー変なやつで実際いたらいやだけどとても魅力的。崇かわいい。 ゲイバーにたまるの楽しそう。 レズバーで働くるり子見たかった。 恋愛小説!っていう感じではなく読みやすかった。たまにはこういうのもいいなと思った。
0投稿日: 2016.11.25
powered by ブクログ村上春樹のノルウェーの森、西加奈子のサラバみたいにスラスラ〜と気軽に読めてしまう作品でした。読み終わった後もほっこり優しくて温かい気持ちになれました。男性が読んでも面白いけど、女性(特に20代後半)ならもっと面白く感じるのでは? Oct. 10, 2016
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログ女2人の話。こんな絵に描いたような女の敵みたいな女はいないかなと思うけど、とことん正直で好き。 27にしては大人び過ぎていると思う。35歳くらいの感覚で読むとしっくり来る。 都会的でこんな女になりたいわ。
4投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ欲しいものは欲しい、結婚3回目のるり子。 最初は、こんな性格の悪い女いないだろwって感じで、正直ストーリーは頭に入って来なかったが、親友の萌とともにひたむきに貪欲に恋を模索する姿を追ううちに、その正直な生き方に爽快感を覚えるようになった。 るり子の恋の結末はハッキリとは分からないけれど、どんな形になったとしても、きっとるり子らしい恋へと突き進むのだろう。 萌の恋の結末は・・・ただただ応援したい気持ちになった。 2016/07
0投稿日: 2016.07.11
powered by ブクログさらりと爽やかな読み心地。フツーの枠に囚われない清々しさに、読んでいてすっきりします。直木賞受賞作でもあります。 幸せに貪欲な美女るり子は結婚3回目。 腐れ縁の萌は、気付くとるり子の騎士役。幸せには慎重。 おもしろいくらいに正反対の二人。 本当は、わがままを通す方が我慢をするよりずっと難しい。楽して相手に好かれようとして聞き分けの良い女でいるよりも、本当に欲しいものを欲しいと堂々と宣言する、幸せを手に入れるためにどこまでも貪欲になるとするるり子は、当然ながら女性からはハブられます。 人間関係を考えてちょっと謙虚に、なんてこともしないし、欲しいものは他人の物だって取るくらいだから。 もちろん女性に嫌われるのなんて、全く気にしない。 呆れるくらいに欲望に純粋で、いっそここまでくると、清々しいです。付き合いたい人種かと言われるとそうではないので、腐れ縁とはいえ萌はすごいと心から思うのですが。 そんなるり子ですが、彼女の発言で大好きなのが1つ。 あんまりにも世の中を舐めてるような態度に、「こう言っちゃ何だけど、特殊な才能があるわけじゃないし、安定した会社に勤めているわけでもなし、年はとってゆくばかりで、自慢のその美貌だっていつか『昔は綺麗だったんでしょうねえ』ってことになっちゃうのよ。周りからどんどん男がいなくなって、あんたのことだから女友達もいないだろうし、結局は孤独に生きることになるの。老後はどうするの、路頭に迷うんじゃないの」と、至極まっとうな忠告をしてくれる人がいた。 それに対して、私がそんな風になるわけないじゃない。ずっと男にもてて、お金持ちになって幸せに暮らすの。なんて答えるのは、単なるバカかと思いきや、 不幸になることを考えるのは現実で、幸せになることを考えるのは幻想だなんてことは絶対にない、と断言する。 「ものすごく頭がよくて仕事がばりばりにできた子が、仕事に没頭しすぎて精神障害起こしたの。今も仕事に復帰できないままよ。大企業に就職して一生安泰って思ったら、会社が倒産したとかリストラにあったってことも。玉の輿と言われてた子が、ダンナに事故で先立たれちゃってパートで必死に子育てしていることも。 先のことなんか誰にもわからない。幻想って言うなら、両方とも幻想でしょう。だったら幸福な方を考えていたいじゃない。その方がずっと楽しく生きられるじゃない」と述べ、 「私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げたりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけがないじゃない」 と答える。 この最後の台詞が大好きです。 手に職をつけるでもなし、いつまでも若くないのに随分世の中を舐めている…と思いながらも、人生に諦めない彼女のひたむきさが、すごく眩しく見えました。 自分の人生に責任を持つなら、それがどんな生き方であれ、いい人生だと思います。 一方、幸が薄い感じの萌だって、素晴らしい。恋に臆病で、タイミングも逃しやすい。そんな彼女の下した決断と変化はこの1冊の読みどころだと思います。 女性だけでなく、これまた眩しい崇くんという男の子の存在がまたいいんですよね。 彼の決断も、すごくいい。 いわゆる「幸せ」の形は人それぞれですが、何も考えずに世間の大多数が手にしているものを幸せだと思いこむよりも、自分で自分の幸せを見つけ、きちんと選び、決めていく姿勢が、本当に素敵でした。 おすすめの1冊です。
4投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ端から見てどんな人生だろうと、結局のところ自分が納得できていれば良いんだろうな、と素直に思える。あっさりした読後感。 噛めばカリンと音のするような男の子、ってこの小説だったかな。ずっと頭に残ってる。凄く好きだ。
0投稿日: 2016.06.12
powered by ブクログ立ち止まり、寄り添い合い そして季節が過ぎて またそれぞれ別の方向に向かう 萌・るり子・崇それぞれの生き方を 清々しいとも思ったし、応援したいなと思った 同時に、「さて、私も自分の道を歩きますか!」 って気持ちになった あたたかくなり、また涼しくなる そんなほんの数か月の出来事だけど こんなにも人は変わっていける それぞれ変わってるけど それでいいんだと思う。 るり子は敵にまわしたくないけど 是非知り合いにはなりたいw よくよく考えてみると 美人で謙虚なんて、もったいないよねw あれくらい振り切れてくれてた方が面白いよねw
0投稿日: 2016.06.10
powered by ブクログ共感できる部分は少ないのだけど、こんな風にあっけらかんと生きてみたいな、と思えたりするから不思議。豪快で、さくさくしてる。るり子みたいに、振り切れてたら貪欲さも可愛いかもなー。 …って思いながらも、今日もぼちぼち地味にいくわけです。。。
0投稿日: 2016.05.03
powered by ブクログ瑠璃子のふてぶてしくも、呆れるくらい前向きで芯がかるところが好き。自己中なところに頭にきながらも、女の人なら誰でも惹かれるんじゃないかな。見習いたいところがいっぱい
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ2016.2.20 登場人物が魅力的で一気に読んでしまう。 個人的には文ちゃんが好きだった。 色んな恋とか愛とか人と人とが付き合う形あっていいと思った。
0投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログ女性として対照的な魅力をもつ萌とるり子。 るり子とは友達になれないやろうなぁ、と思いつつ、そんなるり子と友達を続けている萌の心情に、ほほーと唸ってしまった。 不快ではない、むしろ潔いと感じる萌の器量の広さに憧れた。 そして、萌の気持ちだけでなく、るり子の気持ちにも、ぐっとくる表現がたくさんあった。 女として生きていく覚悟や、諦め。 それぞれのプライオリティ。 では、自分には何が大事か。 どういたいのか。 そんなことを考えた。 女性のための小説だな。
0投稿日: 2016.02.18
powered by ブクログ5歳の頃から親友の萌とるり子、男性が信用できない萌にも女を武器に欲しいものを手に入れて来たるり子にも全く感情移入も共感もできないし、るり子なんて自分だったら友達として絶対にやっていけないと思うくらいだ。 それなのに、憎めないのは、彼女たちが一生懸命で、時折ずばりと本質をつくようなことを言っているからなのかな。 上司の娘と結婚した柿崎、家出少年の崇と2人に関わってくるキャラも多彩で展開も早く先が気になって読んでいて楽しかった。
0投稿日: 2016.01.23
powered by ブクログ女性の本音や欲望、醜い部分が散りばめられているけど、どれも全くもって共感できないわけではなくて、ただ自分がそれを表すのが怖いだけだと思う。なので、るり子や萌の生き方にはある種の憧れを抱くけど、きっと私はああいう風には生きられない。そんな女性の生き様を読むことで痛快な気持ちになれた。そして、辛辣な部分はあってもやっぱり女友達っていいな、愛おしいな、と思えた作品。
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログるり子のキャラ、嫌いじゃない! ただのワガママじゃなくて、自分の信念を貫きながら我が道を行く様子がすがすがしくて好感もてた。 まぁでも身近にいたらきっと仲良くなれないだろうし、自分がそうなりたいというわけでもないのだけど…。 幸せになろうとして生きていく貪欲さと前向きさは見習いたい。
0投稿日: 2015.10.13
powered by ブクログるり子最高! やなやつーとも思ったけど、なんか気持ちいいわ。 おもしろかったです。 それぞれのキャラクターがいいです。 続編を読んでみたい。
0投稿日: 2015.08.02生き方
生き方、仕事の仕方の多様性を感じました。 自分の未知の世界に踏み込むことで、見つける新しい生活。 女性の登場人物達が、いろんな出来事にたいして、困惑し、迷い、決断して生き生きしていく姿は、個人的には楽しめました。 すごく読みやすくて、あっという間に読了できます。 女性に限らず、男性でも働き方、生き方等、多様性を生み出してもいいんじゃないかなぁ?そう思いました。
0投稿日: 2015.07.13
powered by ブクログ世の中には色々な考え方の人がいる。 否定はしたくないが受け入れられるかというと別の話で。 友人関係というのは 成立するかというのは 人それぞれなんだなぁ。。
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログ女を武器に恋にのめり込む、自由奔放なるり子、と仕事も恋も真剣になれず、人を信じることができないクールな萌。 全く正反対な女2人を描く。 同じ男を共有する、ゲイに恋をするなどドロドロなイメージを持ちがちだが、文章自体はとても軽くサクサク読める。ある種の爽やかさを感じてしまうほどに。
0投稿日: 2015.05.17
powered by ブクログ読了2度目の感想。本当は別の本を読もうとしたのだが何となく手にして気がつくと最後まで読み返してしまった。 バブル時代的な浮わついた男女の関係は薄っぺらくて一貫性がなくて無目的で、恋愛に至るまでの過程がすっぽり抜け落ちているような不完全さが稚拙。
0投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログ27歳の私にはぐさっとくる内容 http://aypn74.hatenablog.com/entry/2014/11/04/120000
1投稿日: 2014.11.03
powered by ブクログいかにも若い女性が読みそうな本なのでちょっと恥ずかしかったけど読んでみた 軽い感じで読み味も悪くないけど、若い女性の考え方をセキララに、って内容なので、感情移入して読むのは難しかった でも3分の1くらいまで我慢して読んだらあとはエンジンがかかってきて一気にラストまで タッチは軽いけど、そんなに軽い話でも無く、まあさすがは直木賞といえる仕上がりでした しかしこの作者さんの他の作品も読みたいかと聞かれたら答えは微妙・・
0投稿日: 2014.10.21
powered by ブクログ表紙を見ると「これ読んだ読んだ!」となるのに内容が全く思い出せないのはなぜだろう。当時恋愛小説読み漁ってたからかな…
0投稿日: 2014.10.04
powered by ブクログ唯川さんの気取らない読みやすい文章が心地よい。 半分まで読んで、なんとなくデジャブ。 後半、やっぱり以前に読んだ事のあるお話でした。 でも楽しめた。
0投稿日: 2014.09.05
powered by ブクログ新幹線で読むなら…唯川恵という感じになってきた。文章のさらっと感といい話の軽さといい、ちょうどいいのかも。
0投稿日: 2014.08.27
powered by ブクログ登場人物の誰も、自分と違っていて、感情移入はできないのに、自分の幸せを自分で選んでいる、という本を貫くテーマにはいたく共感。選び方は、人それぞれ。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ2001年下半期の直木賞。ドラマにもなったし、タイトルは知ってたけど、読むのは初めて。 アクの強い女2人の物語。常識にとらわれず、こんな風に今を生きるなんて、なんて清々しい。とにかく明るい。 若い時に読んでたら、彼女らの人生に影響されたかもしれないので、今で良かった。
0投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログ女子を前面にだしたるり子とどこか冷めているというか、恋愛にのめりこめない萌。読んでいて萌に私の性格がとても似ていて親近感を持った。るり子がまわりにいたら友だちになれなさそうだけど、彼女なりの考えがあるんだなと思った。最後は少し切ないけど、気持ちは明るくなった。
0投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログサクサク読めた。 でもこれ2年前は確実にうんざりして読めなかっただろうな。 色んな事が見えてきたから少しだけ分かってきた気がする。 前までの私ならるり子のことぜったい馬鹿にしてたし、 男がいないと立てない女なんか大嫌いだったけど、 心のどこかでるり子の生き方を羨む自分だっているし、 あそこまで突き抜けてると逆に清々しい。 「それにね、私は私が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げたりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけがないじゃない。」 この台詞はぐさっときた。 私はどんな形であれ幸せになるために一生懸命だろうか。 人生を投げかけてはいないだろうか。 ふああー、考えさせられるなあ。 唯川さん、甘々かと誤解してたのでこれから読みます。 恐らく今の歳で読んでおくべきだ。 手遅れにならないにうちに。。笑
1投稿日: 2014.06.23
powered by ブクログこのタイトルもオシャレ。 以前にも書きましたが唯川さんはオシャレなタイトルが多い。 それを手にとって読んでる私もオシャレになった気分。 まぁ気分だけなんですがっ 私には親友と呼べる人がいるだろうか・・・(いません 即答) なので2人が羨ましい。 そしてまわりの男達もイイ。 私にはなんでこんな生き方ができなかったのか・・・ でも彼女達には彼女達で悩みがあって頑張ってて 素敵なのです。 私もね、そうやって1つ1つ乗り越えて人間として女性として美しくなっていきたい。 ほんまに心底思うんです。 凛とした美しい人になりたい。 と勇気をいただいた本です。
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログドラマ化もされた人気小説。唯川恵さんは読みやすくて好きです。セリフ回しがちょっと芝居がかってる感じもするけれど、そんなに気になりません。2人の個性が強い女性と、1人の気弱な青年のお話。るり子の方に感情移入したわたしは、あんまり性格良くないのかも(; ・`д・´)
0投稿日: 2014.05.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいる間はすごく面白いとは思わなかったんだけど、一気に読んじゃいました。 と言う事は面白かったのでしょう…。 ちょっぴり?年下の女性が2人登場するのですが、いちこはどちらのタイプでもないです。 どちらか共感できる方を選べと言われると萌でしょうか・・・。 終わり方も現実的ではなかった。
0投稿日: 2014.05.22
powered by ブクログ唯川恵は、以前コバルト文庫を何冊か読んだことがある。彼女の一般小説に触れるのはこれが初めて。タイトルを聞き知っていたのでこの機会に手にとってみた。 それなりに楽しめたが、読み終えた後特に残るものはなかったかな。 とことん自身が「女」であることにこだわり、敵を作っても自分のために生きたいように生きる、というるり子は、ここまで突き抜けてくれると清清しいなと思った。友達にはなりたくないけどね。
0投稿日: 2014.04.07
powered by ブクログ著者の本は初めて読んだ。 この崇という少年の生活がうらやましい(笑) 陳腐だけれど、女性って強いなと思った。 全ての女性がそうではないだろうけれど、この本の中で描かれている女性は、精神的に強いというか、あの決断はいったいどうやってできるのだろうと感心してしまった。
0投稿日: 2014.03.21
powered by ブクログ萌と仲良しのるり子。ひょんなことから居候することになった、家出少年崇くん。3人の妙な組み合わせと、それぞれが生きる強さを持っていることに元気づけられながら読み進めていくみたいだった。 同じ27歳が重なったし、その中でおばさん扱いされてるのが納得いくようないかないような。 もっと30代になったとき、改めて読み返したいと思う。
0投稿日: 2014.03.10
powered by ブクログ女を売りにしてブリブリの自信家のるり子と、我慢強く責任感の強い男前な萌。 自分は絶対萌のタイプだと思いながら、女性って?その生き方って?を、軽く爽やかに考えながら読めてしまった。江國香織は、どこまでいってもみずみずしさとさくさくした歯触りの、梨の筆、といっていた。 よみ終わったあとは、ほんのり、あたたかい感じ。
0投稿日: 2014.03.05
powered by ブクログこれ直木賞とってるのか。これ大好きだけど、年よりの男たちが選んだ作品かと思うと急に薄っぺらくなる。 「女は、女というだけで共犯者」っていうのすごく分かる。ときどきそういうルール破って男に媚びる裏切り者いるよな。るり子さんみたいな孤高の戦士ではなく、そういう戦士を蔑むことで自分は違うのよアピールする女性。そういう人たちが一番嫌いである。
0投稿日: 2014.02.09
powered by ブクログ読んでいて2回目だと気がついた。対照的な2人だけどどこか似ている。この二人のように生きられたらいいと思う人もいるだろう。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ幸せ、を求めること。 誰もが持ってる欲望、の表現とか。 かなり色濃いキャラクターたちが、私たちのもってる当たり前の概念を壊して、教えてくれる。 正しい生き方なんてないのかも。 多分実際にいたらめちゃくちゃ腹立つだろうけど、るり子、嫌いじゃない。 彼女のキャラクターの強さでこの物語が生きてる。 それにしても、萌もるり子も素敵。 美人だから、ではなくて。 人からは非難されるであろう道であったり、自分の想いがきっと叶わないことがわかっている道であったり……を、自分の意志で、自分がそうしたいという気持ちを尊重して選んで生きてるから。 ふたりが最後、変わった姿を魅せてくれるのがなんとも爽快! 心地よいラストでした。 ちなみに唯川恵は初、でした。
0投稿日: 2014.02.04
powered by ブクログ旅行中の暇つぶしとして。ふーん以上の感想が出ない。ツマラナイと断言するほどでもないが、かと言って… ⚫️面白かった点 特になし。 ⚫️気になった点 特になし。
0投稿日: 2014.01.05
powered by ブクログこれが直木賞とったんだ~と思うくらい、サクサク読めるOL小説。 いったい、あの頭の固い審査員の方々のどこに琴線にふれたんだろうか。 お話自体はとっても前向きな女子のお話。
0投稿日: 2013.10.29
powered by ブクログ普段まったく恋愛小説を読まないけど、知人のオススメでスタート。 前半、主役の女性2人にイライラしてまったく進まず・・・。 でも後半は読みやすくなったかな。 たぶんイライラしたのは、 自分も女性として思い当たることがあったからなのかもしれませんね。
0投稿日: 2013.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
唯川先生の作品の中で 「永遠の途中」 「ベターハーフ」 「肩ごしの恋人」 この3作は譲れません。大好きです。 るり子の三度目!の結婚式から始まる一番の女友達・萌のつぶやき。 女同士の目線で書いてあるから解る解る(笑) 最初はるり子にイラつきつつ、萌にもやもやしつつ・・・。 最後はるり子に握手をしたくなるくらい感情移入してしまいました。 TV?映画版?はキャスティングに不満があり見ていません。 るり子みたいな子好きです。 でも、夫を紹介したくないです(笑)
0投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログ女同士の友情もの 主人公2人の年齢が私と同じ位だったから共感できるところもあった ドラマになってたようですが、確かにこのお話だとドラマにしやすそう!
0投稿日: 2013.10.03
powered by ブクログ対照的な性格を持つ幼馴染みの二人の女27歳の生き様 一人でも生きていこうとする萌 と 男に幸せにしてもらうことが最高の生き方と思うるり子 家出男子高校生が出てきたり オカマが出てきたり 展開が早くて読んでて飽きなかった。 同じ水槽なのに、中を満たしている水が変わってしまったような感じ
3投稿日: 2013.09.12
powered by ブクログすらすら、さくさく読めるお話。 書いていることは決して軽い内容ではないのに、読む手が止まらなかった。二人の女性、どちらも相当強い女性なんだろう。 多分自分は萌タイプ。でも、ほしいものには妥協しないからるり子タイプともいえる? でもるり子タイプは苦手女子だと思ったけど、 ここまでいってくれると確かに仲良くなれるかもと思ってしまう,,,
0投稿日: 2013.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この人の書く話って「大人の女の恋愛」なんですよね。私の中では。 そーゆーイメージ。 この話は女の人が2人出てくるんですけど。 「萌」っていう女の人は何となく仕事においても、恋愛においてもちょっと距離を置いている感じがして、冷めた感じの人。だからと行って、何かを悲観しているわけでも、常識を捨てているわけでもないのですが。 「るり子」っていう女の人はなんていうんだろう……「女」の塊。って感じの人。「欲しいものは欲しい」で、ワガママの何処がいけないの?と、本気で思っているある意味とても素直といえば素直だし、純粋といえば純粋な「女に嫌われる女」な感じの人。 で、この2人は幼馴染みなわけですが。 物語としては、この女の人がこの物語での1つ目の恋愛をして、終わらせてから2つ目の恋愛に行くまで……という感じ。 うーんと、大人の女の人だから、私にはまだちょっと現実感のないふわふわとした感じに感じるのだけれど、後、10年後に読んだらもうちょっと見方が変わるのかもしれない、と思う本。 私にはこれに完全に共感して、涙を流すには経験値が足りない(苦笑) ただ、どっちかというと。 私は「萌」タイプの女なのだな……と、最実感。 ちょっと、最終的にそういう判断を下した萌は褒められるものではないようなラストになるのですが、私にはその気持ちはわかるし、それは間違ってない判断だと断言できる。 けど、一般常識から行くと、それはまずいんじゃない…?ってことになると思う。 でもね。萌みたいに生きれたらな……と、ちょっと思ってしまう私は多分、ダメな子(爆)
0投稿日: 2013.08.31
powered by ブクログ女は2種類に分けられるって そんな簡単に分けられてたまるかー!!笑 女は恋愛を中心に生きているひとが大半なんかもね 個人的には文ちゃんのその後が気になります 2010年
0投稿日: 2013.08.20
powered by ブクログ20代後半の女性2人の恋愛小説。 女の武器を前面に押し出す自信過剰の自己中女、るり子。3回結婚し、そのたびに式をして離婚する。強烈です。 正反対にも思える萌は考え方はかっこいいけど、結局は仕事も恋愛も中途半端。 女性目線で大胆で開けっぴろげなところもあるけど、淡々とサラリと書いていて、解説で江國さんが言っている「梨の筆」という比喩がピッタリくる瑞々しさです。 そんな生き方もあるね・・・という結末だけど、会話の中には共感できるところが多くありました。
0投稿日: 2013.08.17
powered by ブクログ自称鮫科のるり子。クールな理屈屋の萌。幼なじみの27歳、対照的な2人が恋と友情を通してそれぞれ模索する幸せのかたち。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログ柿崎か、崇か、それともリョウか。 自分だったらって、無駄に悩んでみたり。笑 萌とるり子の関係が少し羨ましいお話でした。
0投稿日: 2013.06.09
powered by ブクログ唯川恵、直木賞受賞作。 と いうことで買ってみた。 他の直木賞受賞作と比べると変な言い方だけど ポップなかんじがする。ドラマの脚本みたいな。 女には二種類いる。 女を武器にする女とそうでない女。 女を武器にしてる典型タイプのるり子と男勝りな萌。 恋と葛藤と信念の話。
0投稿日: 2013.03.13
powered by ブクログ130203*読了 江國香織さんが解説で唯川さんの小説は梨の筆で書いたよう、と書かれていたけれど、まさに言い得て妙だと思った。 それぐらい、恋愛小説なのにすっと爽やかで、しゃりしゃりしている。どんなに辛い話や悲しいエピソードがあったとしても、最後には晴れやかな心で前向きになる。それが唯川さんらしさなのかもしれない。
1投稿日: 2013.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第126回直木賞受賞作。 直木賞作家をあまり呼んでいなかったことと、世代が近いことから読み始めました。 女を武器「るり子」 恋が怖い「萌」 対称的なふたりと見せかけて、どちらも著者の分身。 分身といっても、そうなったらどうなるだろうという模擬実験。 女の幸せってなに、家族ってなにという深いところへ行くかと思えば、肩すかしで、平和が訪れる。 なんか、著者にやりたい放題やられているって感じ。 解説は江國香織。 ずるいね。解説で本質的なところを作者以外に語らせて、作者は楽している。
1投稿日: 2013.01.25
powered by ブクログ直木賞受賞作品。 ありがちな人物設定にありがちな色恋沙汰の展開。 だが、妙にリアルな感情描写で飽きない。 高飛車だったのに突然、ゲイな人に惚れてしまったラスト直前のるりこさんの心境の変化は いつか見た松島奈々子主人公のテレビドラマの展開ににているが、 若い男の子を身ごもるという主人公のラストはあっさりしすぎて、なんだかなあ。
1投稿日: 2013.01.23
powered by ブクログいつもの唯川恵のパターンだなぁ、と思いながらも読了。簡潔な言葉ながら切り取られる日常にすごくどきりとさせられる。
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログあんまりオフィスラブ系は好きじゃないけど、これは好き。 主人公(って言ってもいいのかな)萌とるり子が人間的にどこか欠けていて、現実味があるからかなぁ。
0投稿日: 2012.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(106) 一口に直木賞といっても色々ありますね。 るり子と萌。 どちらも好きじゃないけど、 どちらの生き方にも多少の共感を得られるのは私も女だからかな。 とはいえ、平気で男性を共有できる神経だけは理解できない。 15歳を性の対象にしてはイケマセン。 「セックス」と「殊勝」の文字が出てきすぎ。 ドラマになったそうで、そちらならもっとライトな感覚で楽しめたかも。 ちょっとごめんなさいの☆2
0投稿日: 2012.11.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素晴らしい本であることは間違いない。 でも、意外と読み終わると何も残らなかった。 るり子みたいな女とは関わりたくないな~。 林真理子の『野ばら』と似てる気がするけど気のせい?
2投稿日: 2012.11.11
powered by ブクログ高校生の時たまたま図書室で見つけて読んだ本。一気に読んだ記憶がある。これを読んで唯川恵さんに興味が湧きました。
3投稿日: 2012.10.30
powered by ブクログ全く正反対の二人が、それぞれ自分に正直に生きていく姿が、良い。 飾らない、建前もない、見栄もない、ありのままの女性の心の動きが面白い。 他人からみたら、不憫だったり、不幸せでも、自分がとっても幸せと感じるなら、みんなが羨む幸せをつかむより、幸せかもと思った。 幸せは、他人が測るものじゃない。自分で感じるんだ。
3投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ東京~大阪~天神の出張に購入。25年ぶりにこの著者の本を読んだ。コバルト文庫以来だ。「そんなあなたにリフレイン」とかね。 2001年の直木賞を受賞した恋愛小説。馬鹿すぎる「鮫科の女」るり子がだんだん面白くなっていった。崇のような青少年は女性作家のお気に入りだな。つまり女性の願望に応えて登場する弟のような恋人のような下僕のような、大変都合のいい男性像。 受賞時には酷評も多かったようだ。なんでこれ?ということらしいが、いいじゃないか。萌とるり子の友情モノでもあってウケる要素はてんこ盛り。そしてとにかく読みやすい通勤読書バンザイ系。
3投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログこの本、ドラマ化でもやってたんだけど見なかった。 この本、たくさん共感できた。 こんなやつ、いる!とか思いながら読みました。 最近やっと本のおもしろさが伝わってくるようになったかも☆
3投稿日: 2012.09.06
powered by ブクログ直木賞ということで、遅ればせながら読んでみました。 主人公の3人の個性は分かりますが現実味があまりなく、それでいて他の登場人物のキャラはしっかり現実味のある設定にされているように感じました。 このアンバランスが最後まで続くので、ストーリーは分かるんだけど、あんまりしっくりきませんでした。 わたしの、理解力がないんでしょう。
0投稿日: 2012.08.04
powered by ブクログ男性の視線ばかり気にしている女性と、そんな女性を嫌う女性。だけど、それぞれ根の部分は同じで、誰かに愛されたいだとか、誰かを愛したいと思っているのだと思う。ただ、それを全身で表現できるか、できないか。または、そんな自分に酔えるか酔えないか。対象的だけど、どちらも女という性なんだと思う。 そんな対象的な大人の2人の女性と、これから大人になっていく高校生の1人の男の子が恋や人生と向き合いながら自分らしさを探しだしていく物語。 誰かを好きになることも、誰か好きなることも、誰かを大切に思うことも全て自分の生きる道の中にあるものなんだと思う。その形は人それぞれに違う形だとしても。
1投稿日: 2012.06.29
powered by ブクログすっきりしました。 女二人に少年一人。 それぞれが持たない互いの性格をうまく成長させていくあたりが、物凄く気持ちがよかった。
1投稿日: 2012.06.02
