
総合評価
(584件)| 184 | ||
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powered by ブクログ読んだあとは歴史を尋ねたくなるぐらいに、登場人物たちに興味が出ました。 石田三成が圧倒的勢力+水攻めでも勝てなかった相手、というだけでもう面白い。 上巻の、のぼう様が圧倒的優位な相手から虐げられることに反旗を翻そうとしたところからとても熱い展開。 合戦も少数の忍城側が知略を尽くして戦うのが良かった。
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ戦国時代、豊臣方 石田三成軍 対 北条方 忍城 成田長親軍 「三成の忍城水攻め」の物語。 丹波ら重臣の活躍や長親の不思議な人望によって三成軍を退ける様は痛快だった。 一方で正家を筆頭に敵軍の小物感が否めず、戦闘シーンが少し物足りないと感じてしまった。 (直前に読んだ「村上海賊の娘」の七五三兵衛のインパクトが強すぎたかもしれない。)
0投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ忍城勢がそれぞれの策で、三成勢を翻弄する緒戦の読み応えがよかった。上巻で人物やその周辺の様子をしっかりと描写していたからこそ、下巻でいざ戦が始まるとなって、読み手側である自分もついにか!という気持ちになり、わくわくした。
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上巻を読み終わったときの予想を遥かに上回る結果。 成田軍を北条軍の一部とみるなら豊臣軍が勝ったのでしょう。 しかし成田軍VS石田軍では・・・ アッパレ。と張本さんならきっといってくれることでしょう。 まさに窮鼠猫を噛む。 本当にこの出来事はのぼう様の作戦通りなのか、たまたま偶然が重なったものなのか。ストーリー的には考え抜いた作戦通りというほうが面白くはありますが、そこは根っからのひねくれものであるわたくしは、偶然偶然と思うしだいであります。 しかし石田よ、水攻めをして低い位置に陣を構えたらいかんやろ、油断しずぎや。 バツとして、田植田楽踊りじゃー
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供用に選んだが、子供が読まなかったので、代わりに読んだ。読んで良かった。 のぼう様の正体や真意は最後まで分からなかったが、ま、それでもいいか、と思うくらい魅力的な登場人物たち & ストーリィだった。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ初めて読んだ時代小説。 思ったよりも読みやく、内容も面白かった。 ほかの時代小説も読んでみようという気になった。
1投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログ上巻と下巻を通して読んだ感想。 正直上巻の登場人物や背景を明らかにするための描写は少し退屈だった。見慣れない単語も多々あってなかなか読み進められないのもあったかもしれない。 ただ戦が始まってからは一気に読み進めることができた。各々の武将が各地で圧倒的多数に対して有利に戦っているところはワクワクしながら読んだ。 歴史ものはその時代の人々の機微が読み取れるのが好きなのだが、さすがにこれはフィクションだなと感じる箇所があったのは少し残念ではあった。 それでも、もし実際に長親みたいな武将がいたら…と想像するとめちゃくちゃ面白いし、そういう意味でも楽しめる作品だった。
1投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ面白い時代小説だった。 三成軍2万VS忍城軍500の無謀な闘い。 しかし緒戦も敗れ、水攻めも失敗し、開城させたにもかかわらず完全に敗北。 それもこれものぼう様に全員の心が乱され振り回されたから。 読み終えても結局のぼう様ってどんな人だったんだろうと謎だらけ。でも表に見せるキャラと内側に秘めた底知れぬ気配はどちらも意図したものなのかな。 戦国武将の中でも類まれなキャラだなと思った。 いつか忍城行ってみたいな。
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ戦の話のはずが…切ない純愛だった。 歴史は、苦手で人並み以下の知識ため、意味がわからない所が沢山あった。SF小説を読んでいるような感じ。けど…めちゃおもしろかった!丹羽がカッコ良すぎる。
11投稿日: 2025.03.12
powered by ブクログ面白い時代劇小説だった。 出てくる名前が多すぎるのと、昔っぽい名前でこんがらがり読んだが、どんどんスルスル読めるようになったな 500人対万の敵との戦いみたいな感じで 魅力的な登場人物が多かったなぁ たんわさんが好き
2投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ23,000対500。 知謀の三成と人望の長親。 大元の合戦の勝敗はついている。しかし、坂東武者としての誇りを最期まで保った男は、呆け、とぼけ、時に転んで、舞を踊る一方で、負ける気などさらさらない。 この物語を読んで「誇り」とはなんなのかを少し考えた。自分の能力、興味、目標、夢など、人それぞれが抱え、他者に譲れないものの事だと私は思っていた。だから「プライドを捨てろ」と、砂利のように転がる言葉があって、概ねこのセリフは正しく、成長のために、なりふりかまってる場合じゃないってことを論っているんだと思っていた。 しかし、成田長親の「誇り」は明らかに異様だ。丹波は「誇りだ」と、そう見ていた。だが、長親の誇りは捨てることができない。坂東武者として、男として、人として。そういう主語の大きな空っぽの、でくのぼうな誇りじゃない。 「私を形作るもの」。それが、成田長親の誇り。 現代の世にいるだろうか。金も恥も捨て、すべてを失いながらも、自分自身を保っている人が。多くの人が、積み上げたものを失いたくないから、守るべきものを勝手に定めて、それらのために働き、寿命を投じている。そして、自分は守られている側にいることを認識した上で、そのほどこしに甘えている。 からっぽな人間には捨てられるプライドもない。手放せないものばかりで両手が塞がっているから、口だけが動き主張は激しく、荷物で踏ん張って歩くから、大股で激しく踏み鳴らし、自分の存在をアピールしている。「空のバケツほど大きい音が鳴る」とはよく言ったもの。 けれど、長親は違う。人より何もできないことよりも、自分を形作った物が失われることを何より危惧した。そして、それを守ると誓ったのだ。 物語は修飾され、人物像などは作者が判断した肉が付けられているけれど、田舎者が関白に挑んだという歴史は残っている。そこに、一人の男の誇りが歴史を動かしたという、実にロマンに溢れた作品だったと思う。
53投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ不器用で頼りない領主だが、損得に左右されず1人だけ大切なものが見えている。 史実を織り交ぜながらの、読みやすい痛快な戦国物語。
9投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログのぼう様と領民から慕われる成田長親を総大将とした忍城軍は、2万もの石田三成軍に対して、善戦し、初戦は勝利をおさめる 石田三成は、水攻めを決意し、実行するが、成田長親の自らが討たれる事で、領民らを奮起させ、水攻めを破る事に成功する。 豊臣秀吉の北条征伐で、落城しなかったのは、忍城だけであった。 映画とは違いじっくりと読む楽しさがある。
1投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ期待以上に面白かったけれど、忍城の戦いが僅か2ラウンドで終わったのは史実だろうけど少し残念でした。 荒くれ者たちを野放しにしつつ、肝心なところでは誰もが言いたくても大人の分別で口にできないことを素直に言ってしまい、そしてただ一度の大舞台では誰も想像できなかった深い戦略があったかも知れずという大物ぶりが素晴らしい。 読了した今、すぐにドラマを観てみるつもりです。
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ歴史小説を読み追われた!新たな世界が開けた!キャラクターに焦点が当てられているから読みやすい。 ⭐︎有能なるも敵には無能を示せ。孫子計篇 ⭐︎彼らは自ら兵たちの手本となって、何から何までやってみせる必要があった。 ⭐︎鉦と鬨(鬨)の声を合図に ⭐︎田楽踊り 秋の収穫期 豊作を祈願して男女の性交を模した、とてつもなく卑猥なものである。 ⭐︎おもえば名将とは、人に対する度外れた甘さを持ち、それに起因する巨大な人気を得、それでいながら人智の及ばぬ悪謀を秘めた者のことをいうのではなかったか。 ⭐︎理も非も丸呑みにするかのようなケタ外れの笑顔。 ⭐︎刑部(ぎょうぶ) 律令制のもと今でいう司法省 あとがきより ⭐︎日本という国では、強いリーダーシップを発揮するよりも、弱い中心である方が、組織運営がスムーズにいくこともあるようだ。
0投稿日: 2024.11.05
powered by ブクログめちゃくちゃおもろかった 映画も見たけど 間違いなく小説のがおもろい 映画だいぶはしょられてた 初めて時代小説読んだけど 歴史の知識無知でも読めたし ハラハラドキドキできた 2万人vs 5百人 それでも戦う忍城軍かっこいい!
1投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ下巻にて始まった忍城の戦い 緒戦 東の門 長野口:柴崎和泉守 VS 大谷刑部少輔吉継 東南の門 佐間口:正木丹波守利英 VS 長束大倉大輔正家 南の門 下忍口:酒巻靭負 VS 石田治部少輔三成 3ヶ所の局地戦がアツい!アツすぎる!! 映画観るしかないなこれは…と思いました。この小説が原作にしたのかと思ってたけど、「忍ぶの城」という脚本での受賞後に「のぼうの城」小説でデビューしたよう。たしかに納得な脚本的というか画面映えが想像される展開だったと感じました 8年前の成田家最後の戦で、滝川一益をビビらせた「漆黒の魔人」を皮切りに、3ヶ所の局地戦でそれぞれ勝利を収めて喜んでいた!すごい!かっこい〜!とか思っていたら、 その頃小田原城に詰めている当主成田氏長(皆々にとっては御館様)は、最終的に秀吉の怒りを買って内通を北条側にバラされて双方にブチギレられてる!助命のために払った代償がでかかったようですね 長親が戦を宣言したり緒戦で勝利したりと現場は大いに盛り上がっているところ、冷や汗かいている上司…の構図に、のぼう様のキャラを考えるとくすっとしてしまった 成田氏長「なぜ戦になり、しかも勝っておる」しかもってw いよいよ水攻めがはじまる、、、あたりではもう読み進める手が止まりませんでした。 史実を元にしてるところとフィクションだろうなと思うところ、現代の視点から客観的に見ているところ、現代に繋がっているところ、当時の風習、考え方なんかが分かりやすくて大好きです。 石垣山一夜城歴史公園に残る城跡や三成がつくった丸墓山の石田堤は、現代でもなごりが残っているんですね。本文中にそんな説明があるとついつい現代の様子を調べ始めたりします。 実際に言ったと『成田記』などに残っている言葉を台詞として、その典拠がちょくちょく文章中に書いてくれてるの胸熱です。うわぁ~ここ史実なんだァってなります。 最初の頃から出てきた
3投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ上巻を読了後、すぐに読み始めて3時間ほどで読了。 スピード感もあるし、文章も読みやすい作品。水攻めという圧倒的な戦略は迫力があり、映像化に向いてるんじゃないかと思った。 今ひとつ登場人物の魅力に欠け、そのせいで評価は☆3つ。まぁ、この地味さがいい味をだしてるんでしょうけどね。 ラストのあっさりした終わり方は好きでした。
0投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログ忍城家臣がそれぞれ癖があって強くて最高にかっこいい。恐怖による支配ではなく、人柄の魅力が人を心の部分から突き動かすのだと感じさせてくれる本。
3投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログあっという間に読み終わってしまった… 長親の言動には驚かされるばかりでした。どこまでが思惑だったのか…さっぱりわからなかったけど、人の心を動かす力はすごい! 表向きは勝ち戦だった敵の三成すら、敗北を感じるすごさ、痺れました! 成田家臣団がいつ死んでしまうのだろうとヤキモキしましたが、みんな無事でホッとしました。 やっぱり丹波が1番かっこいいかな。丹波ロスです…笑
0投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「人の上に立つ」ということ。 博識であったり、コミュニケーション能力に長けているなど「人の上に立つ」人にはさまざまな要素があるのだろうが、のぼうの城の主人公 成田長親が魅せたのは「生き様」。 誇り高くあることと抱いた感情に素直であることは、素敵でカッコイイ。そしてそれは、人の心動かし行動させることがある。 今作を読んだ教訓としておきます。 おもしろかった!
4投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ豊臣秀吉の北条攻めの際、支城 忍城を舞台にしたお話 以下、下巻の公式のあらすじ -------------------- 「戦いまする」 三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。 「これよ、これ。儂が求めていたものは」 一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。 後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 -------------------- 何だかんだ言っても、少数が多数を破る展開は胸踊るものがある 初戦での家臣の活躍っぷりよ 特に酒巻靱負の策士っぷりは見事 生まれる時代がもう少し早ければという思いは、まぁ後の世の視点では納得 秀吉への憧れから水攻めを強行する三成 戦の目的、その背景、周囲の思惑等を考えれば悪手なんだけど、それよりも自らの力を見せつけるという決定をしてしまうところが迂闊ですよねぇ 長親の逆鱗 多分、守るべき民、その生活基盤である田畑というのがそれなんだろうな 水攻め破りの方法とその真意 周囲が色々と深読みしてる様と長親の意図のズレ ってか、実際にどうだったかはわからないですけどね まぁ、これまでの長親の描写から、自らを犠牲にして士気を高めようとは思わないでしょうねぇ 開城の交渉に自ら赴く三成 これも秀吉への憧れからの模倣 でも、物語を解説する上では必要な展開ではあるんだけどね 長親が開戦を選んだ決定打って何だったんでしょうね? 長束正家の無礼な態度ではないし、甲斐姫の献上を求められたタイミングのように思えるけど 後の言からはそうとは思えなくも見える 民の事を思うならば、最初から素直に城を明け渡しておけばよかったわけであしねぇ 史実を元に、これほど面白く読ませる物語に仕上げるというのはすごいですよね 映画脚本前提の書籍という事だけど、映画向きではない解説や出典情報が満載で、歴史の解説書としても読める
2投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ面白くて一気読みした。敵である三成も憎めない存在だった。 リーダーとなる存在は強力なリーダーシップを持ち、規律を重んじ、自信でメンバー統率するというイメージを持っていた。しかし、自分自身をさらけ出せる余裕、人間味ある気さくさ、対等に接せられる雰囲気を持つことで、メンバーの心を掌握するリーダーシップもあるのだと知った。
2投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ上巻はスルーして 面白かったなぁ 歴史物好きやなぁ 小城に攻めた20000の軍勢を3000で迎え撃つ籠城戦。水攻めにあい絶体絶命の状況での長親のとった行動がなんでなん?みたいなww それが結果的にみんなの心がひとつとなり応戦! 人って結局は人気だね。
29投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった! 侮られていたとはいえ、相手を圧倒する戦ぶり。 長親はどこまで先を読んで行動していたのかが気になる。 全部わかってて行動していたような気もするし、たまたまいい方向に動いたんじゃないかという気もするし。 とにかく!本当に面白かった!!
9投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ痛快で何度読んでも楽しい「のぼうの城」。 のぼう様、好きだわ。 かっこよさそうじゃないのにかっこいい。 「成田記」などの文献から引用される文章が随所にあることで、物語を楽しみながら、ああ、この人たちは本当に生きていたんだなと思えるのがいいですね。 〇〇年 〇〇の戦い 〇〇軍の勝利 という記録だけではない人間のストーリーが、どうやって生き抜いたとかどういう決断をしたとか、そんなひとつひとつが生きるパワーを与えてくれます。 忍城跡行きたいな。
2投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 人の上に立つとは…人心を掌握すること…いやそんな上からのことばではなくて、当たり前に同じ心を持つこと…そんなことを感じた。 物語としても面白い。登場人物みんな好きだ。
4投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログ2万以上の石田三成軍相手に数千の成田勢が打ち破っていく様子は上手く出来過ぎている感がありますが、読んでいて爽快でした。文中所々に作者のツッコミが入っていて歴史小説が読みやすく、登場人物に愛着がわきます。参考資料で忍城近辺の地図が欲しかったです。
2投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログずっと前に貸してもらっていたけど、歴史小説をそれまで読んだことがなく、なかなか手を出すことなくいた本。 この年末年始にこそ読んで返さなければ、と半ば強制的に読み始めた。 大河ドラマで『どうする家康』を見ていたので、石田三成や刑部など、画面で動いていた人物と重ねながら読むことができたのは良かった。 のぼうとは「でくのぼう」からのニックネーム。 ぼーっとしているのか、単に何も考えていないのか、それともそれは戦略で人に読まれないよう表情を見せていないだけなのか。 どうやら前者のようだけど、でもここぞというときにみんなが実はそうしたかった、という方向を示せるのがすごい。ぼーっとしていると見せかけてしめるところはしめる。そうじゃないとつっぱねる。 顔は強面でも、心の中で色々あきらめていた丹波がはっとする。 でも普段は頼りなくて、みんなが助けなきゃと支える、支えたくなる。有事には、のぼう様のためならと戦に立ち上がるほどの信頼。 これってめちゃくちゃ有望なリーダー像。。っていう感想ももちろんあると思う。でもまわりにいる丹羽や和泉、靱負がめちゃくちゃ優秀だからこそ成り立つという構図でもあると思う。 リーダーが1人で全部背負うって無理だ。やはり他にも3人くらい有能で個性的な参謀がいることが成功の秘訣かもしれない。だって、ふだんはちょっとぼーっとできる余地があるから…。 ということで来週からの仕事を思って気が重くなりつつある。。
17投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログ主人公はいわゆる有名な戦国武将でなく、舞台はもの凄く著名な合戦でもない。けれどそこに物語を作り人間模様を描く。歴史小説の面白さを凝集した小ストーリー。
1投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログこの本のように、のぼう様みたいになりたいと思った人がいるのではないでしょうか?現代の会社の中で、のぼう様のように慕われ、決断できる上司になりたいと。なかなかなれないんですけどね。 戦をする理由や相手を尊敬する考え方が現代とは違っていて違和感がありましたが、海賊の娘もそうでしたが、清々しい登場人物が多く気持ちよく読めました。
4投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ私が守ってあけないと、と思わせる人強い。ただ何も出来ないだけじゃなくてそこに愛嬌とか親しみやすさとか結構色々必要。リーダー論について考えたくなっちゃった〜。史実織り混ざった歴史フィクション大好き。
3投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログ真の邪悪は、純粋さと無邪気さの中に含まれる。 史実という結果が先に出ているからこそ描ける物語。 のぼう様の人柄を原因として、勝利としての結果を語るのは少し違和感が残るか。
1投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログ三成は忍城攻略に、秀吉が得意な水攻めをおこなっている。 それに対して、長親がとった思いもよらない対抗策とは。 大賢は、大愚に似たり 天正15年(1588年)に九州平定をなしとげた、秀吉は、天下統一の総仕上げである小田原平定に向かう 天正17年小田原攻めに平行して、北条傘下の支城攻めをおこなっていた 。 そのうちの1つが、忍城です 三献茶で知られる小才の石田三成と、坂東武士である、成田長親との知力戦 三成は関ケ原で敗れ刑場の露と消え、長親は、尾張で天寿を全うする。 甲斐姫の大阪城以降の話、東慶寺の伝説などの余韻を残す 知略とは、勇猛と柔弱には関係がないとの見本である。 目次 上巻 序 1 2 下巻 3 4 終 ISBN:9784094085525 出版社:小学館 判型:文庫 ページ数:224ページ 定価:457円(本体) 発売日:2010年10月11日 初版第01刷 発売日:2012年12月02日 初版第15刷
18投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ歴史に苦手意識があるので、知識もなければ、時代小説を読む事もほとんどあませんが、堅苦しさも難しを感じる事もなくサラッと読めました。 リーダーに求められるモノは、知性とか統率力とか先を見通す力とか色々あるんだろけど、それだけではないんだなあと。それらのモノを持ってなくても愛される人間性があれば自然と人はついてくるんだろうなあ。表情が乏しく、不器用で、何を考えてるか分からないのぼう様だけと、愛される意味もついていきたくなる気持ちも分かる。 成田陣営の個々の力も団結力も良かった!
1投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログ組織をまとめる良いリーダーは、能力があればいいということではない。この作品から、思わず助けたくなるような非力な部分と、大きな決断をすることのできる能力が必要だと考える。 時代小説として、とても面白く読むことができた。
2投稿日: 2023.06.23
powered by ブクログ上巻に比べて、戦闘シーンが多いので面白くてあっという間に読めてしまう。 弱者が強者に立ち向かうのは痛快だよね。 最後には小田原城が落城してしまうので惜しくも降参するんだけど、城の明け渡しの場面も、最後の最後に痛快だった。 映画の宣伝では、野村萬斎が表情豊かにのぼう様を演じてるけど、小説ではのぼう様は表情が表に出ないとなっているので、そこに違和感を感じる。 もともと「忍ぶの城」という本を元に脚本である「のぼうの城」が書かれたらしいので、ちょっと変だな。 でも、映画も面白そうだ。 さて、のぼう様。 志村けんのバカ殿様のようなもんです。 (敵対する石田三成もバカなのかもしれないな) 映画では「奇策」となってますが、のぼう様の単なる思いつきで、策があったとは思えない。 トップはバカでも部課が優秀ならば、部下のチカラを発揮させるにはトップはバカな方が良いという、現代の組織でも言える事かもしれませんね。 で、石田三成が負けたのは部下がダメだったから(上司に反対することができなかったから)かもしれません。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ2万を超える三成の軍に囲まれた4千に満たない忍城の籠城兵たち。 圧倒的な数の差に降る以外の選択肢がない状況にありながら、土壇場で戦う決意をし、水攻めにより誰もが玉砕を覚悟している場面で大軍を押し返す。 これも日本人が大好きな「柔よく剛を制す」に通じる大逆転劇で、「のぼう様」のキャラクターと奇策がそれを一段と輝かせてくれる。 小説の前に映画の脚本として書かれた作品だそうなので、さぞ映画は面白かったんだろうな〜。早速、DVDを借りてこよっと・・・。(o^^o)
0投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2009年(第6回)。2位。 下巻に来たらおもしろい。三成との戦が始まる。忍城、水攻めにされる。三成の失敗と言われる水攻め、と結果はわかっているので、どうやって失敗するのかなぁ・・・と。のぼうさまの人望?に心温まる。小田原城陥落するし結局はなんだけれど・・・行田あたりにあったらしい、忍寺。もう跡形もないみたいだけど、行ってみたいな。
0投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ上巻の中盤からおもしろくなってきたが、下巻はもう最初から最後までずっとおもしろい それぞれのキャラが立っているのがなによりの魅力だろう ほかの作品も読んでみたくなった
13投稿日: 2022.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の丹波、和泉、靱負の活躍はそれぞれの特徴が生かされていて頼もしかった。石田三成が一度ひいて、水攻めにすると決め、金に物を言わせて利根川と荒川を結ぶ堤を造るという突貫工事を進め、ついに忍城が本丸を残して水浸しになってしまった。その時、長親が舟に乗ってその上で踊るなどとは考えが浮かばなかった。敵味方を一つにしたこと、矢を打たれたことによって、味方の復讐心を煽り、外側から堤を壊して土手を決壊したこと、怒涛のごとくの展開でおもしろかった。
2投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ上巻で描いた人物が怒濤の盛り上がりを見せる下巻。人物は実在といえ、作者の創作も多分に入っているだろうが、キャラクターの立たせ方が絶妙。史実の忍城攻めを全く知らなかったが、そんな題材をここまで見事な展開でもって魅せるのは見事。歴史物+キャラ立ちの良さ、ってことでそりゃ映画化もされるよね、と納得の一作。当然ながら上下巻同時に。
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログここらへんの時代は詳しくありませんが、めちゃくちゃ面白かったです。 何も考えてなさそうで実はすごく強いヤツ、私の好物です。
0投稿日: 2022.06.02
powered by ブクログ戦闘が始まり、水攻めによる危機一髪からの堤欠壊。。。と怒涛の展開に目が離せない。 『のぼう様』の田楽踊りは、正にハイライトではなかったでしょうか。後にわかるこの踊りの意図というものについては驚きでしたし、人の心が何かに突き動かされる感じは、やはり感動ものです。 敵も味方も、武士も百姓も、いつの時代も全ては人間の心理により歴史は動くのだと実感します。 正木丹波守が颯爽と行く姿はカッコよかったですね^^その他の取り巻く重臣たちもそれぞれに個性があって良かったです。 想像の部分は多々あるのでしょうが、古戦記などに基づいた実在の人物、出来事が土台と思うと、戦国時代の面白さを改めて実感。この時代があったからこその江戸時代、近代へと繋がって行く歴史には、やっぱりたまらない魅力があります。
0投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログ歴史本を初めて読みましたが、話が進むにつれて、どんどん面白くなり前のめりで読み終えました。 昔の武士の家風なんかを知り、武士道ってかっこいいな〜と思いました。 戦についても、突然攻めるとかではなく、ルールに則って進めていくものだということを知りました。 歴史本、他の本もまた読んでみたいと思いました!
0投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ話は面白いし、表紙はしっかり詐欺だし、人生を生きる上で学ぶこともある。ただ、個人的な感想だが、主人公はゲーム「天穂のサクナヒメ」に出てくる「たうえもん」にそっくりだと思うのはわたしだけだろうか。
0投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログしばらく脱線していてやっとこさ読み終わり。 文庫版で買ったので、上下巻だった。 十分1冊でいけそうな厚みなんだけどな。 歴史物は好き。 これは豊臣秀吉の天下統一の時のお話で 石田三成の忍城攻めの話。 忍城の面子がとても個性的なのが魅力。 のぼう様と自由で勝手者で強い面々が活躍するんだけど 敵方の石田三成もいい感じだったので読んでて気持ちよかった。 ただ、なんていうかなー、戦闘シーンが思ったより少なくてせっかくの個性的な面々の持ち味が十分に発揮できてなかったと思う。 まあ、水攻めで有名な逸話なのだから仕方ないんだろうけどね。 こう、わーっと盛り上がって戦闘はあっさり終わり。 そのあとがちょっと冗舌すぎたかな。 なんとなく、もったいないような感じのする読後感でした。
0投稿日: 2022.02.04
powered by ブクログのぼう様 あの在り方は理想かもしれません。 何をするでもなく 人を惹きつけ 我らが助けなければと言わせる。 ただただのぼう様が好きなんだ。 のぼう様も皆が好きなんだろう。
0投稿日: 2021.12.31
powered by ブクログ人の魅力とは不思議なものである。指導する器量のあるものが素晴らしい指導者かと言えば確かにそうかもしれない。しかし、ここに登場する「のぼう様」はそれとは対極に存在する。あえて言うなら何もしない、いや一生懸命にやるのだができないのである。そして、表情からはその心中は読むことができない。だからこそ、部下の者たちは支えてやろうと必死になって動き回る。これも一種の人を動かす器量と言うべきか。 そして人を見る目はあるが、自分の理想に突っ走りすぎる石田三成。真っすぐすぎる故に生きづらかったのではないかと思う。 現代社会に当てはめて考えると、いろいろと面白い人物たちである。
0投稿日: 2021.11.29
powered by ブクログのぼうの城 映画化された作品で、映画は一度だけ見たことがあるが、原作は読んだことがなかったので、今更ながら読了。 歴史の中の忍城攻防戦をここまで鮮やかに書けるのかと感嘆。 小田原攻めの局地戦をここまで鮮やかに、長束正家や大谷刑部の心の動き、農兵の脆弱性を想像の範囲だとは思うが、記述されているのは驚きだった。 成田家は成田長泰の代以降緩やかに零落していくイメージで、その家臣達も土着したり、離散したりと様々な人間模様があると認識していた。 忍城の攻略戦で(脚色もあるだろうが、)まだまだ成田家はやれるぞと天下人に示した事は、幕末までその命脈を保たせた1つの原因なのかもしれない。
2投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログ歴史小説ですが、言葉もわかりやすく書かれており、大変読みやすい作品です。登場人物がイキイキと描かれています。オススメ!
2投稿日: 2021.09.29
powered by ブクログ* 「さあ、天下人の戦をしよう」 * 成田長親は領民たちにのぼう様と呼ばれても泰然としており、周りの武将とは異なるが領民の人心を掌握している。約2万の軍勢に長親の軍勢は500で迎え撃つ。 . 下巻はいよいよ戦いが開幕。上巻より読みやすかった。のぼう様のぼーっとしつつも実は頭が良くて地の利や人の心がどう動くかを先読みして動いていく策が痛快。 .
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログ(上下巻合わせてのレビューです。) 友達から薦められた歴史小説。 現代版・司馬遼太郎っといった感じか。 主人公ののぼう様(成田長親)は不器用で何の役にも立たない城代ですが、民衆の心をつかむことにつけては一級品の才を持つという設定で、石田光成の大軍と戦う設定です。のぼう様を取り巻く脇役たちが皆、個性的で話を引き立ててくれます。 戦国時代ってとても好きで何冊かの歴史小説を読んだけれど、信長でもなく秀吉でもなく家康でもなく、のぼう様というセレクトがよかったです。まだまだ知らない世界がたくさん眠っているのですな。。
5投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログ上巻に続いての感想ですが、それでも映像を喚起させるストーリー展開はなかなかのもの。 惜しむらくはその映画化が結構。。。だった記憶があること。主人公、野村萬斎ではないよなぁ、凡民の戯言と流していただければ是幸い。 それでも、今回再読でしたが、映像化というのはある意味、小説を幸にも不幸にもするという典型かと思わざるを得ない次第で。
0投稿日: 2021.06.16
powered by ブクログ秀吉が天下統一する直前の歴史小説。地方の1武将の生き方から、正直であることの大切さを学ぶ。人を裏切らない姿勢は、不器用などの欠点を克服する。
0投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログ下巻になり一気に面白さが増し、あっという間に読了。和田竜作品を読むと、学生時代に歴史を勉強してこなかったことを毎回悔やむ。。。教科書がこれくらい面白かったら、きっともっと武将たちに興味が出ていただろうに。のぼう様は最後までよくわからなかった。それが魅力なのかな。甲斐姫ステキ!
0投稿日: 2021.04.15
powered by ブクログよくなろう系小説で見る実は凄く強い人だった、などの設定ではないのが好きです。 のぼう様の人望には天運も味方したくなるのだと感じました。
1投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログ2021.2.17 読後当時のレビューが無かったので、思い出をレビュー代わりに記す。 本の内容や感想ではない、本当に個人的なこの本にまつわる思い出です。 以前の職場でとてもお世話になった上司が貸してくださった本の1つです。 その上司は、定年退職を待たずに、早期退職をして地元に帰り、農業を始めました。 田舎に行きたくない奥さんへの数年に渡るプレゼン(笑)と、職場での働きによって得た少なくない収入と、Uターンで農業をする人向けの勉強会への参加や自動車免許の取得、地元での大学入学、農地の確保。 ただ田舎生活への憧れや勢いではなくて、きちんと計画的に進めながら、現在進行形の仕事では部長のその上まで勤め。部下とはコミュニケーションを怠らず、読書家で料理もする。もう私からしたら、尊敬と親愛の情しかない、完璧な上司でした。 それなのに、その方は、どこかこの「のぼうの城」の主人公のように、ちょっとダメな上司のようなのらりくらりとした雰囲気を漂わせ、実際、派閥争いのような会社での権力闘争は嫌いで、役員に睨まれて閑職にとばされた時期もある、なんとも人間的な魅力にあふれた人でした。 そんな上司に借りて読んで、返す時に、私ときたら「〇〇さんのお話みたいでしたね」と感想を伝えてしまいました。上司がなんと答えたか忘れてしまいましたが、苦笑いで笑って流し、その後も、次々と本を貸してくれました。 本の詳しい内容は忘れてしまったのに、いまだに、この本と言えば、その上司を思い出すのです。
1投稿日: 2021.02.17
powered by ブクログ時は戦国、城主の息子でありながらも不器用で農民からも面と向かって「(でく)のぼう様」と称される成田長親が、石田三成と戦った忍城の戦いを描いた本作。 果たして史実がこうであったのかわからないけど、戦国時代の戦とはこれほどのものなのかと読む手が止まらなかった。 民から慕われ、戦においてできることが少ないながらもその時々で自分に出来る最良の選択を行った長親も、それぞれの技量をぞんぶんに生かし戦った家臣たちも、どちらも武将の中の武将だった。 敵である石田三成もまた人間味があって、戦で敵方の農民を蹂躙することを禁じていたり、すばらしい武将だなあ。 戦国時代の戦の美しさをまざまざと見せつけられました。いままで時代物の戦のストーリーはなんとなく読まずにいたんだけど、こんなにも面白いとは。
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ上下巻読んで 秀吉の北条攻めは大河ドラマなどでは割とあっさりと描かれるイメージがあった。北条側視点の物語に初めて触れたので新鮮で面白かった。 歴史小説ながら読みやすく、武蔵の武士たちの荒くれ者なところや一人一人のキャラがしっかり立っててる点も好感が持て、楽しく読み進めることが出来た。 のぼう様だけは、実際にこのような一見愚鈍で実は恐るべき矜恃を兼ね備えたような人に出会えたことがないからか、あまり想像出来なかった。 今後どんくさい人を見かけたとしても、もしかしたら稀代の将器をお持ちかもしれないから、注意深く観察したろ。
0投稿日: 2020.11.18
powered by ブクログいかに誇りを貫くと言っても、常軌を逸した言動は狂気でしかない。それを清々しさを持って展開できるところが、戦国期の武将の魅力。 成田長親が石田三成の忍城包囲戦に勝算があったかどうか計り知ることはできないが、無謀以外の何ものでもない開戦の言をこの「馬鹿」は吐いた。うん、馬鹿だと思う。 上がこんなんだと下は大変だなー。でもかつての担任が実はこのタイプ。憎めない人が上に立つと、意外に組織は結束する。命のやりとりではないけれど(当たり前だけど)、個人的にはデジャブー。
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログ「わしがその馬鹿者だからよ」 何もできないからこそ、周囲を惹きつける しかも、バカにされるのではなく皆に慕われる 愛される人の本質を見た気がする。
0投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログほう。よくもまあ生きた。 少しあっさりしすぎかもしれない。 正家さんが間抜け役を一手に引き受けてくれるのありがたい。物語におけるガス抜きを全部やってくれてる感じ。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログのぼう様、とからかい半分に呼ばれ親しまれている忍城主の息子、成田長親。何をやらせてもダメでぼんやりしているばかりの大男。それを支える武将たちは猛者ぞろいで、個性も際立っている。北条氏下だったこの城が、秀吉下の三成らに攻められる話。それも本当は内通して戦わず開城するはずが、のぼうのストレートすぎる考え方ひとつで開戦する。 水攻めにこだわる武功の少ない三成と、それを諫めようとする大谷刑部のコンビも印象的。忍城側では、のぼうよりも周りの臣下の方が強いので印象にも残る。初陣で、それまでため込んだ知識を駆使する酒巻靭負がいい味。 落ちなかった忍城を直接守ったのは周りの家臣らの知恵と強さだが、それはのぼうへの(自分でも気づいていないような深いところでの)親愛の情があるからこそ・・・という話、かな。キャラクター的で読みやすく、従来の時代小説っぽさはあまりない。視点も第三者あるいは未来の歴史家みたいな、遠くからの感じ。
0投稿日: 2020.04.08
powered by ブクログ私も戦国の武将になりたい。度胸をよしとする文化、好き。乱世の中で貫く意思も、好き。甲斐姫、好き。 総じて好き!!!!
1投稿日: 2020.04.07
powered by ブクログ締切を乗り越えて読破。帯に書かれた「戦国エンタメ」という言葉に違わぬ面白さだった。 上巻の感想で述べたとおり、歴史小説というお堅いイメージのあるジャンルでありながらとにかく読みやすい。登場人物がキャラクターとして立っているのと、時折作者の視点で歴史の解説をしてくれるので、知識の浅い自分のような人間にはとてもありがたい。 歴史って、100%楽しむためには相当の前提知識が必要なものだと思っていて、それが不足してると丸ごと味わい尽くせないよなぁってのが自分の考えなんですが、この作品は初心者の目線に寄り添って「あの有名な武将には、実はこういう話が……」みたいな書き方をしてくれるので、これから歴史小説を読もうと思っている人にお勧めしたい。 自分自身が「この人のためなら」という気持ちを原動力にした時が一番力を発揮できるタイプだという自負があるので、武将の一人になった気持ちで楽しみながら読み進めた。のぼう様の器が最後まで計り知れない。だからこそ惹かれる。甲斐姫は切ない終わりになったけど、戦国時代ってこういうものなんだろうな。 埼玉県行田市、決して行けない距離ではないのでいつかふらっと訪れたい。豊作を祈願して男女の性交を模した言語に絶する卑猥な腰つき、を模することには自信があるので、二万の視線を想像しながら披露したいと思います。
0投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ和田竜「のぼうの城(下)」読了。上巻のはじめは比較的単調に思えたが、徐々に勢いが増していく展開で面白かった。戦いの後石田三成とのぼうさまが接見するシーンがとても良かった。読みながらダビデとゴリアテの話が思い浮かんだ。
0投稿日: 2019.06.25
powered by ブクログ歴史小説というより、コミックでも読んでいるように目の前に情景が浮かびました。たった一つの合戦にだけ的を絞ったことで私のような歴史に疎いものにもとても読みやすいものになっていると感じました。最初は誰が誰やらだったキャラも後半になってきちんと色がついて動き出し、夢中になって読んでしまいました。脇役もみんなとても魅力的でした。歴史の教科書の一行にすらならないであろう出来事の中のドラマ。歴史小説の好きな方には物足りないのでしょうが、私は十分楽しみました。映像で見ても楽しそうですね。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ和田竜さんの時代小説は読みやすい。 登場人物のキャラクターがとても魅力的に描かれていて、それが随所で史実や時代背景などを交えて丁寧に解説されているから、なおリアリティが増して胸に残る。 解説も長過ぎず読みやすいのは文章表現力の高さでしょうか、羨ましい。 どの作品も面白い。
0投稿日: 2019.01.29
powered by ブクログはい下巻も一気読みでした...。 フォロワーシップとは何か、をあからさまにしてくれる。ただ、そんなことはどうでもいいぐらいに面白い。 最後の三成との遣り取りも痛快すぎる。久し振りに良い時代小説に出会ったなぁ。映画はどんな感じなんだろう...。ちょっと興味が湧いた。
1投稿日: 2019.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元々、この小説を知ったのは、映画の番宣からでした。 主役は野村萬斎さんであることは知っていましたが、上巻で一通り、登場人物を押さえたところで、誰か演じておられたんだろうと、映画のキャストを確認。 偶々、あるサイトで、期間限定で無料鑑賞できることを知り、先に映画を観ました。 見せ所の田楽のシーンは圧巻。 野村萬斎さんは、のぼう様ではないだろうと正直思いますが、田楽は彼にしかできないでしょう。 振り返って下巻を読むと、田楽のシーンは映画ほど具体的に描かれてないので、このシーンの敵味方が一体となって楽しんでいるところは、映画の方が楽しめます。 のぼう様は、これまでにない武将です。 最後まで捉えどころはないままですが、一つ感じたのは、とびきり優しくて、とにかく人に愛された方だったのだろうということでした。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログでく+のぼうででくのぼうですよね。じゃあ 吉田に何を足したらおれは神になれるんだ! エーサクか?松陰なのか?まあ沙保里だよね
0投稿日: 2018.12.29
powered by ブクログおもしろい! 時代小説はもともと好きだし、 戦略もさることながら、人それぞれの思いが折り重なってできるのが戦。
0投稿日: 2018.12.26
powered by ブクログ・(忍城開場の軍使として三成が乗り込もうとした時、打ち取られる恐れがあるのでやめておくよう止める長束正家に対する三成の思い)「己の了見で敵を図っておる」 ・(三成が成田家家臣団を称賛して)「この忍城攻め、当方には甚だ迷惑ながら、坂東武者の武辺を物語るものとして、百年の後も語り継がれるであろう」
0投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログこれは面白い!史実をよく知らなかったというのもあるが、通勤途中に読んでいて、先が読みたくて、電車止まれと思うくらい。エンターテイメント小説として素晴らしい。たまに、現代小話が入ってくるのは司馬遼太郎っぽい。 のぼう様が見せる将器と自然なのか策略なのかわからない人心掌握術。普段は周囲に好きにさせ、自分のためには怒らず、しかし、人たらしで、誇りや仲間のためには決して引かないリーダーには、誰でもついていきたくなるだろう。丹波、和泉、靭負の活躍も華々しい。当時の人は忍城の話を熱い気持ちで聞いただろう。三成も最後は器を見せたか。大谷吉継はいいやつ。
2投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ石田三成の失策に終わる「水攻め」の戦いが始まります。結局、なぞの「将器」の持ち主「のぼう様」が何を考えているのか、良く分からないまま最後を迎えてしまいます。 ただ、一般市民の能力が高いと言われている日本では、トップに立つ人は、ちょっとぼ〜っとしていて有能な人に任せるタイプが好かれるのかもしれません。 読後の感想ですが、、、 私が滋賀県に住んでいることもあるのですが、石田三成はこういう人なのかなぁ?という疑問が残ります。もちろん英雄というタイプでは無かったのは確かなんだと思うのですが、こういうタイプだったら、秀吉は起用しなかったんじゃぁないかと思えるんですよ。 そのあたりの描写がいまいちピント来ませんでした。ストーリーにテンポもあり、好かったんですが、三成側の魅力をもう少し書いて欲しかったんで★4です。 すてきな歴史小説でした。映画観に行ってきまぁ〜す。
0投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ単行本の2冊は薄っぺらく、1冊でまとめられなかったのかなと思ったけど、薄いことで一気にページ数が進み読み切れたのかなとも思う。 それくらい次が気になり読み進めてしまう。 ただ、この和田さん、物語途中に筆者の感想や、物語のネタバレを途中で書いたり、文献がどうたらこうたらと横道が多い。 慣れてしまえば、ああ、いつもの和田さんだけど 最初は面倒くさい それさえ気にしなければすごく面白い!
0投稿日: 2018.08.27
powered by ブクログ石田三成の忍城攻めを舞台にした時代小説。忍城攻めは秀吉の小田原平定のうちの1つであり、北条氏方について忍城を守る成田家とその家臣が中心に描かれる。面白いのは、主役であるはずの成親自身が最後まで「掴めない男」であるところか。しかし、周囲の武将のキャラが濃く描写されているのに、決して成親がそれに霞んでしまうということはなく、ここぞというときに話の主導権を握ってくる。これこそが、この作品の魅力だと思う。
0投稿日: 2018.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/5 19冊目(通算89冊目)。石田三成率いる軍と忍城との戦いが話のメイン。映画を見て結果を知っていたので、それぞれの武将の心情や忘れかけていた話がどういったものだったかを思い出しながら読んでいた。成親は能力的には他の家臣に劣るけれど、名君であるということが言えるエピソードだった。領民を想ってこその行動。これが上に立つ人なんだなと思わされた。これを読んで、映画ももう一度見たくなったので機会を見て鑑賞したいと思う。感想はこんなところです。
0投稿日: 2018.05.31
powered by ブクログ史実に基づいて書かれているはずだが、創作とも区別がつかないほどのエンターテイメント性のある作品だったなとしみじみ… 映画版もどんな風なのか、是非とも観てみたい。
0投稿日: 2018.05.21
powered by ブクログ随分前に映像化された時には、のぼう様がこんな方に描かれているのは全然予想だにしていなかった。 和田竜さん、本当に凄い。 成田長親殿、実際に存在した方のようだが、こういうお方であったのであろうか? のぼう様という呼称は? 和田竜さんが作り出したお人柄なのであろうか? 知りたい事だらけで楽しすぎる。 映画も見なくてはいけないなぁ
1投稿日: 2018.03.12
powered by ブクログ忍城攻防戦を描いた作品。 主人公は、領民からでくのぼうを略して のぼう様と呼ばれる男。 城主の甥でありながら、武もなく、不器用で、意気地なしと思われている男。 その本性が明らかになるとき、攻防戦も山場を迎える。 いやぁ、なんかよかった。ダメ人間の本性が発揮される唯一の機会。 登場人物たちがちゃんと色づけされていて、面白いのもよし。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログついに始まった無謀な戦い 知恵を使った局所戦の後は、いよいよ「水攻め」 これに対して立ち上がった「のぼう様」のとった行動は。 味方も敵も魅力たっぷりで(農民たちも) これは映画だけではなく漫画化でも読んでみたい♪
0投稿日: 2018.02.07
powered by ブクログ下巻は三成率いる豊臣軍と、長親を総大将とする成田家との合戦という怒涛の展開。正木丹波ら家臣の働きによって一度は豊臣軍を退けたが……かの有名な忍城水攻めからの長親がすごかった。彼はのぼう様と言われたとおりの愚者なのか、誰に対しても爪を隠した賢者なのか? どうあれ彼を取り巻く人々を見ると将器と思わざるを得ない。歴史教科書の前面には出てこない歴史上の人物を生き生きと描く著者はすごい!
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログこんなことが、本当にあったの!?マジか長親! って、魅力ある忍城のストーリーに挟まれる歴史紹介に、 夢が覚めてしまうのがちょっと残念。 だけども、登場人物全てが魅力的だ。
0投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログ上巻と違って、テンポが良く、動きもはっきりしているので、読みやすく、面白かった。 実在の人物だというから、驚きである。 長親は、能ある鷹は爪を隠す。なのだろうか? やはり、捉えどころがない。 しかし、しつかりと戦略を考えられる人だというのは、わかった。 映画をみてみたくなった。
1投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログ「のぼう様」は、でくのぼうではなかった!天性なのか、計っているのかは分からないけど、何にせよ人の上に立つ上で一番大切なのは「人が好き」ということと、「人から好かれる」ということである。厳しさにもまぬけさにも愛がないといけない。それと一生懸命さ。人より劣っているなら、せめて人から好かれよう。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のぼうさまこと、成田長親(ながちか)。 大物なのか、単なるうつけなのか。 「人を惹きつける力」「ついていきたいと思わせる力」は、ただその人の技量を持って量れるものではないのだ。 この人がすごいと思ったのは、 「自分が好かれ、人を動かすことが出来る」 と、自分で分かっていることだ。 敵の目前で、田楽をし始めた意図は、 「自分が殺されれば、皆が奮起し、戦う闘志が湧き出るであろう」ということのようだ。 「〜ようだ」と言わざる負えないように、長親が直接語った訳でなく、周りの登場人物や読み手が長親を評価することになる。それがまた物語として面白い。 上巻でも書いたが、この物語の魅力は、生き生きとした登場人物の心情・姿かたちの描写である。そして、史実を引用しつつも、読み易い。ただ、非常に物語性が高いので、このまま歴史として受け取るのは苦言申したい。
0投稿日: 2017.06.28
powered by ブクログ読みやすいし、面白いがもうひとつ盛り上がりに欠けたかな? 戦が始まり、下巻の方が圧倒的なスピード感で読み進められる。 それぞれの武将の長所が引き出される戦術が繰り広げられ、爽快な気分になる。 主役はのぼう様で、彼を描きたかったのだろうが私にはこの主役が今一つ魅力が不足しているように感じてしまった(^_^;) 村上海賊を先に読んでしまったから期待が大きくなり過ぎたかもしれない。 しかし、私のような歴史全くわからない人間でもかなり楽しませて頂けた。 人物一人一人の魅力が十分に描かれていたと思う。
4投稿日: 2017.06.11初めての和田竜
☆3.5くらい。初めて和田竜を読みましたが、さくっと読めて面白いですね。 「のぼう」って何のことか読む前は全然分かりませんでしたが、読めばなるほど!でした。 あと、映画化されていたことすら知りませんでしたw。
1投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画で観るより、原作の方が末恐ろしい魂胆の持ち主だという事が鳥肌立つくらい伝わった。しかしあの踊りのシーンは原作の描写以上に、萬斎さんの不安定な船の上での凛とした踊りが素晴らしかった。何より驚愕したのは和田さんの知識量!史実はもちろん、戦術のほか、武術に詳しい事!貝塚隼人の強さを、武術において最も力を発揮する体の使い方を説明することで表していた。他にも八相の構えとか、武道に明るい人でないとなかなか描けないと思った。またも一気読み!★★★★☆☆
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログ和田竜の時代小説をさかのぼって読んでいる。弱き中心、空虚な中心という日本のリーダー像に適合した「のぼう様」をうまく書き上げている。弱いだけでなく私心なく純真無垢という本姓も十分に必要であることを嫌みなく描いている。
0投稿日: 2017.03.30
powered by ブクログ石田三成の忍城攻めの話。 大軍で攻め込まれながらも軍事力に劣る忍城がなぜ落ちなかったのか、の一部始終を物語にしている。 それは、でくの坊呼ばわりされている城主の人徳ということのようだが、やはり家臣の働きが大きかったと思う。城主は大きな決断をするが、その決断には勝ち目の算段をつけているわけではなく、家臣たちが実質的には尻拭いをしている。 この城主は愚将か賢将かとあるが、紛れもなく愚将だと思う。こんな上司のもとで働くのは嫌だ。
0投稿日: 2017.02.04
powered by ブクログこの人の村上海賊は読んだんだけど、わ~同じ作者さんだ~というのはすごいわかる文体やら話運びやら。歴史題材小説としてはすごく読みやすい、まさに歴史エンターテイメント小説です。
0投稿日: 2016.09.23
powered by ブクログ映画を観てから原作を読みましたが、のぼう様の印象はまるで異なりますね。飄々とした野村萬斎ののぼう様もたいそう魅力的でしたが、何を考えているか分からない原作ののぼう様には、どこか底知れない恐怖を感じます。これが「将器」というモノなのかも知れません。加勢侍の一件、いったい何があったのやら…(まさか史実ではないですよね?) 地の文章はどこか淡々と、時に教科書的ですらありますが、それでもいざ合戦となればその描写は冴え渡り、映像に勝るとも劣らぬ迫力です。歴史小説は普段ほとんど読みませんが、虚実巧みに混ざったこの面白さ、もうちょっと付き合ってみても良いかもしれません。
0投稿日: 2016.09.20
powered by ブクログこの話史実らしいが、何とも痛快で読後感が抜群にいい。最後は、映画「アメリカン・グラフィティ」風の終わり方で、サービス満点。 キャラがまた良くて、三成も魅力的に描かれている。のぼう様は日本人離れしていて、中国(大陸風)の豪傑を思い起こさせる。
2投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ戦向きではないけど、芯は強く、優しく、皆の信頼が厚いのぼう様。そののぼう様に惹かれている家臣。そんな関係性がすごく素敵だなぁって思った。映画の映像を思い出しながら、登場人物もそれぞれ個性的に描かれているのでストーリーに一気に引込まれて最後までおもしろく読めた。
0投稿日: 2016.09.15下巻は何とも痛快な忍城ゲリラ戦が展開され、続く石田堤(水攻め)の突破口も奇抜。それでも、長親は偉大な将器の持ち主なのかバカなのか分からない。
下巻はとにかく痛快の一言。小説なので細部はフィクションとは分かりながら、それでも結果は史実なのでリアリティーも十分。成田長親という摩訶不思議なリーダー像も良かった。本当の“のぼう”なのか、将器十分な男か最後の最後まで分からなかったが、こんなリーダー像があっても良いと思う。かなり以前に読んだ高橋克彦氏の『大和朝廷 vs 蝦夷(アテルイ&モレイ)の戦い』を彷彿させる。何につけ判官びいきな日本人にはうってつけの小説。
0投稿日: 2016.08.17
powered by ブクログhttp://booklog.jp/users/zoi3104/all?rank=all&status=0#
0投稿日: 2016.08.12
powered by ブクログ戦の話だというのに読後がものすごく爽やか。 お互いが力を出し尽くした高校野球を観た後のよう。 のぼう様ももちろん魅力的なのだが 石田三成の描かれ方が面白くて、そちらに重心が 移ってしまった。 のぼう様と石田三成の複雑な性格の描かれ方と、 周りのやや漫画的なキャラクターとのバランスがいい。 そして開城場面のあの一言。 静かなシーンなのに最高の盛り上がり。 名刀がちらついているような美しさすら感じて かっこよかった!
0投稿日: 2016.07.11
