Reader Store

総合評価

584件)
4.1
184
236
102
15
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物がとにかく魅力的で一瞬で物語に引きこまれた! いつの時代も最終的には、自らの正義と人を想う心がものをいうのでは、と考えさせられた。 非常に清々しい気持ちを味わうことができ、感謝。

    0
    投稿日: 2011.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公は最後の城の明け渡しの場面ぐらいしか格好良いシーンがないが、脇を固める家老たちの活躍を楽しめる。 相手である石田三成を貶めないようになるべく爽やかに書こうとしているのだけど、この話で三成を持ち上げるのはかなり無理がある。

    0
    投稿日: 2011.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物が皆魅力的でよかったです。歴史小説が苦手な人でもさくさく読める感じでしたが、読み慣れてる人だと少し軽く感じそう。どこかラノベっぽい感じは拭えないですね。 ただ、上下に分ける必要はあったのかなあと。

    0
    投稿日: 2011.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    間違いなく面白い!下巻はまさにページをめくるのも待ち遠しいくらいだった! 。登場人物、情けない人や嫌みな人はいたけど嫌いな人はできなかった。豊臣軍も成田軍もかっこよかったです!

    0
    投稿日: 2011.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった〜〜!! そうか、そうなんだ!! 気持ちのよすぎる生き様がここにあった。 技量のある人間を愛する、まるで芸術家のような石田三成の人となり。 天才を愛し庇護する、秀吉の技量。 光成を理解し、さらにそれ以上の才で支える、大谷吉継。 相対する忍城の面々もそれ以上に魅力的。 のぼう様はもちろんだが、その才に惚れて自らを鼓舞する丹波。 才に溺れる酒巻、ストレートな熱血漢、和泉。 震災の影響で公開が来年になったそうだが、 この映画、きっと、いろいろな人に勇気を与える映画になるのではないかって思う。 ‥光成が上地祐輔かー。うーん。

    0
    投稿日: 2011.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様とは完全に天然なお人なのでしょうか、それとも全て計算尽くなのでしょうか。そのどちらとも取れる人柄に多いに魅力を感じました。

    0
    投稿日: 2011.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻に入っての展開、スピード感が良い。 コテコテの歴史小説というよりは若干ファンタジー。 読後の爽快感は強く得られた。

    0
    投稿日: 2011.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んだ感想。非常に「爽快」! 「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。・・・それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」 この一言で豊臣軍2万の軍勢と開戦。小田原城が開城しても落ちなかった忍城。 結果、小田原城開城に伴い忍城も開城しますが、武将達の爽快さ。 この本に出てくる武将達は「粹(イキ)」ですね。 この「粹さ」は男の憧れであると同時に大切なもので、自分自身も身に付けないといけないな、と素直に思ってしまいました。

    0
    投稿日: 2011.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻の展開は非常に燃えます!頼りがいがあるわけではないのぼう様が、だからこそ味方の心を掴み、石田三成に勝利する。敵すらも魅了したのぼう様の底知れなさが恐ろしいです。他の登場人物もみな個性があり嫌味たらしいところもなく魅力的でした。酒巻が好きです。

    0
    投稿日: 2011.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    展開の早さとは逆に盛り上がりは散発した風に感じる。しかし散発ゆえに各個の活躍が映える。とはいえ、うやむやな、あるいははっきりとしない人間に魅力を感じるのは逆転のカタルシスありきでのポイントかな、と考えてみたり。が、漠然と難解なイメージが付き纏う歴史小説の間口を広げた作品であることに間違いはないな、と思う。

    0
    投稿日: 2011.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今までで一番引きつけら得た小説。 歴史小説としては甘いのかもしれないし、 史実ではない脚色もあるのだろうけど(そこらへんはあまり詳しくないのでわからないが・・・)、 単純に小説として、面白さは超一級だと思う。 最初は歴史小説として身構えてしまったけど、どんどん引き込まれて行く自分に驚いた。 基本的に自分は移動中に本を読むが、 帰ってきて、他の何かを投げ出して読みたいと思ったのは始めての経験だった。

    0
    投稿日: 2011.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キャラは見事に立っているが、風景が見えづらい。 人柄に説得力がある、つまり萌え。 安易なキャラ立ちの為に長束さんが出来ない人にされてたのは、ちょっと悲しかった。

    0
    投稿日: 2011.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様にとって「戦」は何のためにするものなのか?何を守るためにするものなのか?何となくわかった気がして、読み終えた時、ともて爽快な気分を感じた。

    0
    投稿日: 2011.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。 一気に転換読破。 下巻は特にストーリー展開が早く、それぞれの武将の魅力がちりばめられていて止まらない。 これはぜひ読んでほしい。歴史がなくてもちょっと歴史を勉強しよういかなって思ってしまうこと必至。

    0
    投稿日: 2011.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    忍城戦は終焉を迎えるが、実に清々しい結末だった。はたして、戦国時代にこのような戦争があったかは怪しいが、男同士の戦いが見れた印象だった。歴史としては、有名な豊臣の北条討伐の話だが、光成ではなく忍城の武士達にスポットをあてたのもよかった。

    0
    投稿日: 2011.09.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一風変わった城方の総大将と攻め側の攻防が佳境にはいる。 相当数の死者は出るが、なぜかそういう状況を超えた次元での話に思える。

    0
    投稿日: 2011.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201109/article_6.html

    0
    投稿日: 2011.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    果たして、のぼう様はどこまで計算だったのか。 「自分が好かれている」なんて、驕りにも似た感情をのぼう様が持つだろうか。 のぼう様の将器は如何に?

    0
    投稿日: 2011.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろくて読みやすくて、下巻は三時間ほどで読了。 やっぱり戦国の侍たちはかっこよすぎる! 見方も敵も魅力的に書かれてあってよかった。

    0
    投稿日: 2011.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化されるとのこと。さもありなん。 本を読んでから映画を観ると、自分が想像していたイメージと合わずにちょっと困ることが多いのだが、これは楽しめそう。

    0
    投稿日: 2011.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    爆笑問題太田先生絶賛だったので、買ってみた。 複雑な時代背景はわからなくても、爽快活劇としてはよい。 のぼう様の人間味があふれる采配と、家臣のバッタバッタと石田勢を打ち倒す様はたのしい。 ここまでエンターテイメントにするなら、甲斐姫をもう少し前に出してもよかったかな・・・ 全体的に深みがなく、読破語の爽快さはない。

    0
    投稿日: 2011.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様の表現の仕方あまり効果的でなかったように感じました。 本の内容と、宣伝方法があってないような…? 内容については、時代背景を無視したような描写もあり、微妙な気持ちになりました。 とくに甲斐姫の結婚観というか、恋愛観がどうみても近現代的すぎて、ひどく違和感を覚えました。 各時代には各時代の倫理観があるはず。 それを無視するなら、それはどこまで行っても時代物風の現代小説ではないかと。

    0
    投稿日: 2011.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様、不器用だけどカッコイイ。 甲斐姫、やっと誰かわかりました。 戦国無双やりながら誰だろ、ってずっと思ってた。

    0
    投稿日: 2011.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻ほどの盛り上がりは自分的にはなかったが、バカで無謀な振りして実へ計算づくだったり、のぼう様の生き様は本当にカッコいい。 しかし、あとがきにもある通り、のぼう様が本当のところどう思っているのかは描写されていないのがうまい。 映画も楽しみです!!

    0
    投稿日: 2011.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    何も持ってない、何もできない、ダメな奴だからこそ、周りが手を出さずにいられない、そんなリーダーもありだと思う。まるでONE PIECEのルフィみたいだと思った。 石田三成の描かれ方も、けっこう好き。

    0
    投稿日: 2011.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻は上巻より断然おもしろくてスラスラ読めた  戦の場面は確かに映画化に適してるようなスピード感もあってよかった  ただ、面白いには面白いけど読後残るものがない気がするな 

    0
    投稿日: 2011.08.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく面白い! スピード感がある歴史小説です。 「ハリウッド映画のようなスピード感」なんていう書評もありましたが、ひきこまれました。 映画化される予定でしたが、水攻めのお話が震災にあった方に嫌な思いをさせてしまうのではないかと延期になったようです。 その点で星は四つにしました。

    0
    投稿日: 2011.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久し振りの時代小説、堪能しました。つかみどころのない主人公とスピード感あふれる展開。不思議な作家です。

    0
    投稿日: 2011.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻に引き続き。下巻は展開が次々進んでいくので一気読み。話の終わり方もかなりすっきり。最後の三成とのぼう様のやりとりがいい。のぼう様はすごく魅力的な人物なのだが、最後まで結局これという掴みどころ、何を考えているのかは直接的にはわからず。。。またそれがいいところってことで。 映画化するってことでかなり期待したんですが。 石田三成が上地雄輔って・・・一気に見る気なくなっちゃいました。ホントに残念。ありえないと思っている人は多いと思うな~

    0
    投稿日: 2011.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    話の内容はなかなかいいと思うが、上下巻にわける意味が・・・。上巻のほとんどと下巻の後半はいらないのではないかと思う。あとこれは好みだと思うが、「成田記にはこう記述されている」という語り方があまりよくないと思った。その時代の人たちの会話だけでも十分成り立つ内容なのに、残念。侍たちの心意気は楽しめたがそれも「そこまで言わなくていい」という程全部語られてしまうので、こちらに想像させることが少ない。さらにページに空白が多く読むのにちょっとだるさがあり、読み終えるのに時間がかかってしまった。映画ならば語りが少ないだろうし、面白いのではないかと思う。

    0
    投稿日: 2011.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    戦が始まり、ますます面白く読むスピードも上がります。 史実からの引用部分があっさりしているので、物語の疾走感が落ちないところがテンポ良く読める所以だと思います。

    0
    投稿日: 2011.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『項羽と劉邦』を思い出した。「のぼう様」こと成田長親の器について考えさせられた。劉邦と同じく、人に愛され、何とかしてやりたいと思われる人間が一番強いのだろう。

    2
    投稿日: 2011.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった〜!戦略云々はよくわからないけど、登場人物の造型ややりとりが魅力的です。のぼう様、好きだ〜!

    0
    投稿日: 2011.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前から気になっていたのですが本屋さんで平積みされていたので、手にとって数ページ立ち読みしたのですが、気づいたら上下巻を持ってレジに並んでいました。 面白い本というのは初めのページでわかると言われますが、そのとおりで、そのまま引きこまれて読み終わりました。私の愛用のノートパソコンが先週末に壊れてしまい、レビューを書くのが今日になってしまいました(これは妻のを借りて書いています) 時代背景は豊臣秀吉の天下統一がほぼ完成した頃で、いわゆる小田原征伐で北条氏を屈服させたときに、北条氏を支えていた一大名である成田氏の忍城攻防について書かれています。 石田三成氏を中心とした2万五千の軍勢に対して、北条氏のいる小田原城に主力を割かれて残りの500の兵士が城下の農民とともに城を守りきったという内容です。 この本の主役である城代に急遽指名された「成田長親=のぼう様」が武士だけでなく農民たちの思いを知った上で、上手にまとめるリーダーシップが美しく書かれています。計算された行動なのでしょうが、それらしさを感じさせないのが、長親の魅力です。 今年4月にロードショーの予定が、震災の関係で延期になってしまったようですが、その時には映画も見てみたいを思いました。 5月29日作成

    0
    投稿日: 2011.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼうの思いの強さがカッコイイ! 負けるから、ではなくて自分の思いで決断する。のぼうの人柄からのぼうの思いに協力をしてくれる人々。 いい!ホントいい(=´∀`)人(´∀`=)

    0
    投稿日: 2011.07.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「水の城」より後の作品なのに、上回っているところが見当たらない。 主人公の内面を直接書かないのは、表現としては面白いけれど、この作品にその意味があったかどうかは疑問。 描写が軽すぎる。

    0
    投稿日: 2011.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・時を得ずに誰にも、本人にも気付かれず埋もれる才能は案外おおいのかもしれない。 ・石田三成の良さと悪さの表現が深い。 ・登場人物が皆変わっているが、現実世界は皆小説以上に変わった人間ばかりだ。と、ふと考えさせられた。

    0
    投稿日: 2011.07.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    あっという間に読み終わっちゃった。痛快だねえ。 読み応えを問われると、物足りないところもあるんだけど、歴史小説が苦手な人でも読めるエンターテイメント性が◎。 のぼうが最後まで得体が知れない男で、ちいさくまとまらなくってよかった^^

    0
    投稿日: 2011.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歴史エンターテインメントというと、どうしても司馬遼太郎やら、藤沢周平だのをイメージしてしまうが、和田竜は2人よりもさらに軽快で、爽やかなタッチでこの合戦を書き上げている。 時は戦国時代、豊臣秀吉が小田原攻めで一気に天下統一を達成しようとする頃の話である。関東一帯を取り仕切る北条氏の息がかかる忍城の落城を命ぜられた石田三成は、水攻めによってこれを落とそうと考えるが、城代・成田長親の機知によって、これを回避されてしまう。まだ、若かりし頃の石田三成と、成田一門の死闘を描いた作品だ。 この小説の魅力は何と言っても「のぼう様」こと成田長親にある。 成田長親は一見、何を考えているか分からない人物だ。 領主の一族でありながら、百姓の手伝いをし、田楽踊りを披露して楽しんでいる。百姓からも「でくのぼう」と揶揄されているように、領主としての威厳は全く感じられない。 しかし、それでもいざ決戦となると、この「のぼう様」の一挙手一投足によって、戦いの流れが変わってしまう。 「のぼう様」の言葉の真意は、物語の最後の最後までついにハッキリしない。なぜ「のぼう様」が決選を覚悟したのか。なぜ、あの追いこまれた状況で田楽踊りをしたのか。家臣や百姓たちはその理由を推しはかるだけである。 この小説の巧みなのは、読者にすらその真意を見せない点にある。 読者にとっても「のぼう様」は謎が多く、しかし、それ故に魅力あふれる人物なのだ。 考えてみれば、私の周りにもそういった人物がいる。 何を考えるかサッパリつかめない、しかし、一言でその場の雰囲気を変えてしまうような人が。 何事も理屈だって物事を考える性質の私からしてみれば、そのことで怒り心頭となることもあるが、得てしてそういった人物が上に立ち、組織を引っ張っていくのだろう。 優秀な人間だけでは組織は成り立たない。 一人の無茶苦茶な人間を優秀な人間が支えるぐらいの方が、丁度良いのだ。会社という組織に属している今だからこそ、そのことがよく理解できる、そんなエンターテインメント小説であった。 しかしながら、登場人物がことごとく「良い人間」ばかりというのは何だか物足りない。今後の作品に期待する。

    0
    投稿日: 2011.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻に続いて一気に読んでしまった。のぼうかっこええっす。普段は何もしてないようで、ここぞというときに大胆に。現実社会でもこういう感じのリーダーの下ってなんかイイなと思った。自分がなるのはなかなかむずかしい。

    0
    投稿日: 2011.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    守山:2011年6月24日(自己所有) のぼうの城は映画化になるしろものです。秀吉に唯一占領を許さなかった本当の意味の武将、真のリーダーとは?を考えさせてくれる1冊です お勧めできます 櫻井2012.12.08 主人公は周りの人々の応援が沢山あり、とても愛されているんだなと感じた。「しゃーないやっちゃなーあいつのためやったら支えたる!」って言われるような愛嬌とユーモアがあり必然的に応援される人になりたいですね。映画も面白かったです♪

    0
    投稿日: 2011.06.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いような、面白くないような・・・ 水攻めの場面は好きだけど、ちょっと登場人物の描き方が画一的?

    0
    投稿日: 2011.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    群像モノが好きだ。そのお話の登場人物達の(その他大勢であったとしても)中に混じって、一緒にワイワイ出来るようなお話が好きだ。この小説を読んでいると、途中から自分も忍城の人々の一員になって、気が付くと一緒にワイワイやっていた。それだけでも十分楽しい。そしてもう一点。物語の中核を成す「のぼう様」のキャラクターが凄い。主人公格なのに結局最後まで本心が分からず、内面の描写もなく、ただその言動から内側を推測するしかないんだけど、やっぱり本当のところは分からない。他の登場人物たちと一緒に、「のぼう様」に振り回されてしまう。それがまた楽しい。ともすれば、やりつくされた感があった、キャラクターメイキングという行為には実はまだまだ工夫の余地があって、エンターテイメントの将来は暗くないんだと、カテゴライズ不能かつ魅力的な「のぼう様」を見て思った。とにかく、好きだ。

    0
    投稿日: 2011.06.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知らない世界でおもしろかった。 が、この文体はどうにかならないものか。引用にリズムを何度も崩され…(--;)忍城のみなみなはとても引き込まれる魅力あるキャラなのにさ。

    0
    投稿日: 2011.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下巻を一気に読んだ。 木偶の坊の”のぼう様”と領民にさえ侮られている主人公。 その城に天下統一前の豊臣軍石田三成が2万の兵をもって襲い掛かる。 その大軍を500の兵で向かい撃つ事に。。 ダメな主人公を支える周りの登場人物と同じ心境になりながらイライラハラハラしながらもページを捲る手が止まりません。 気になる部分まで書かれていて最後まで楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんていうかあっという間に終わりすぎっていうかあっけなかったです。もっと戦ってもらいたかったな~ ていうか成田家好きじゃなかった 三成さまヤフーってなってたからなんてゆーか映画化のキャストに不満がありすぎますぅ~ 期待しすぎてたのもあるかな。ちょおおおおもしろいいいいやばいいいいとはならなかった。短い

    0
    投稿日: 2011.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20110607読了 楽しかったが…ざっくり言えば、登場人物の少ない三国志、といった感じ。ストーリーテリングのテンポはよかった。

    0
    投稿日: 2011.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新ヒーローのぼう様!かっこよかった~~!! のぼう様の戦いより、各門での戦いが面白かった。史実をここまで膨らませて、楽しませる力に脱帽!

    1
    投稿日: 2011.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お昼休みに買って、夕方には読破。 面白かった。爽快!な気分になる。 まさにエンターテイメント。

    0
    投稿日: 2011.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白いし、カッコいいね。最後は石田光成もカッコよかったよ。 この時代は潔い。見習うところはたくさんある。 さて、この作品も映画になるらしいが、キャスティングに関しては疑問符。 長親は諸見里(滑舌悪い芸人)のイメージだったが。 野村萬斎が長親だと全然違う話にならないだろうか?

    1
    投稿日: 2011.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    忍びの浮き城と称された、秀吉の北条戦で最後まで落ちなかった忍城攻め。三成率いる2万余りの大軍勢に対峙する、3千余名の忍城守り手の戦いを描いた怒涛の後半。緻密な軍略の話ではなく、戦場の人の心の動きに重きを置いた話って感じ。 のぼう様の周りの諸将とか、三成とか、吉継とかの人物の描き方が面白い。セリフ回しが普通だからもあるかもしれないけど、みんな人間くさくて、武士魂の塊みたいなキャラたちなのに、なんか現代的なカンジで、魅力的。歴史物なのに、敷居が低くて入りやすいカンジがするのもそれがあるんだろうな。のぼう様については、本人を描写するより、のぼう様こと成田長親に人々が心動かされる様に重きをおいていて、ストーリー全体通しての存在感が面白かった。 結構悲壮な戦いなんだったと思うけど、誰もが悲観的でなく、生き生きしていて、読んでて楽しかった。

    1
    投稿日: 2011.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様の魅力に飲み込まれた。 果たしてのぼう様は名将なのか? 賛否両論あるだろうが、私はまぎれもなく彼は名将だと思う。 それは人の心を掴んで離さないから。そして彼のためならなんでもできると思わせるから。 真のリーダーとは何かを教えてくれた一冊。

    0
    投稿日: 2011.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1日一冊ペースで読んでしもた。勿体無い。。(´・ω・`) オッサン達がカッコいい小説やなー、と思う。でも、なんかオッサンぽくない。 若々しいエネルギーがあったなぁ。。 なんか、映画化されてるみたいやけど、個人的には野村萬斎ではないやろー、と思ってる。 もっと、ヌボーとクマーとした感じの人がいいなぁ。。 オノナツメさんで漫画化されるのなら、絶対買うのになー。

    0
    投稿日: 2011.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦国の馴染みがない武将が主役のせいか、上巻の最初の方は説明が多く、エンジンがかかるまで少しかかる。 そこを抜ければ非常に面白く、一気に読み終わりました。

    0
    投稿日: 2011.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    至って普通の歴史小説… 面白くもなく、つまらなくもなく。主人公がメジャーな武将ではないので、なんとか成り立ってる感じ。そこにスポットを当てる作者のセンスは好きですが。

    1
    投稿日: 2011.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻は一気に読めた。壮絶な最期を遂げるのかと思ったらそうでもなかった。映画化が楽しみだったが、劇中で大掛かりな水攻めを描いていることもあり、震災を考慮して1年延期になったらしい。残念です。キャストはほぼ決まっています。光成が上地ってのがイマイチ...

    0
    投稿日: 2011.06.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦のハラハラドキドキが凄く楽しい小説。 情けないけど憎めないヒーローはいつの時代にもウケるものなんでしょうね。 上巻終わりから転がるように面白くなって、下巻は一気に読める。 歴史は苦手だけどコレは面白かった。 長親とみんなのやりとりが凄く楽しい。

    0
    投稿日: 2011.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦国時代の忍城の話 戦のシーンは言葉だけでなく、映像で見てみたいと思いつつ、これを映像で表すことは簡単じゃないだろうなと感じた作品。 人の魅力について、下巻でもいろいろ考えさせられた。

    0
    投稿日: 2011.06.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それぞれの芯をもった行動とかいいなぁと思った。最初は登場人物の把握に苦心し、三国志で挫折した経験を思い出したが、途中から盛り上がり読了。時代モノは苦手だったけど、手を広げてみたくなった。

    0
    投稿日: 2011.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ったより面白かった!三成がどんな負け方をするのかとはらはらしてたら、そこまで負けてなかった!可愛かった!映画、見に行こうかな…。

    0
    投稿日: 2011.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻後半からのノンストップ感を更に増幅。石田三成の印象が「そうか、君そんなこと思ってたか!」と追加された。書店では背中合わせに並べてある上下巻だが、私はあえて向かい合わせで並べたいと思った。 うーーん、男子って楽しいな(笑

    0
    投稿日: 2011.05.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普通に面白かったが、上巻のほうがより面白かった印象。 全体の感想としては、登場人物の魅力が際立つ作品だった。特に長親は、どんな読者からも愛される魅力的な主人公だったと思う。

    0
    投稿日: 2011.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろかったー。 感動もするし、愛すべきキャラばっかり。 歴史的背景や細かい場面の理解できないところはあったが(馬鹿ゆえ)それでもおもしろかった。

    0
    投稿日: 2011.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻から下巻まで一気読みできるくらいおもしろい。 下巻は戦いの話がほとんど。 丁寧にリズムよく描かれているので、読みながら自然と映像が頭に浮かぶ。 一方で、のぼう様の本当の気持ちは語られることがない。 あくまでも周囲の人物による推測だけ。 状況の細かな描写による臨場感あふれる演出と、 読み手の想像力をかきたてる絶妙な力の引き加減、 相当に上質な小説だと思う。

    0
    投稿日: 2011.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻はなかなか読み進まなくていましたが 下巻は一気に読み終えました。 今回の震災で映画は順延のようです。

    0
    投稿日: 2011.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    他の登場人物たちを個性豊かに表現する反面、最後の最後までのぼう様の人物像をぼかし続けたことに感嘆した。思い返せばのぼう様の人となりを知りたいがために本を読み進めていた気がする。映画の方は公開が延期になってしまったが、この人物をどのように描いてみせるのか、興味が湧いた。

    0
    投稿日: 2011.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    馴染みのある行田市が舞台ということで興味深く読んだ。忍城500の軍勢が何故、石田三成2万の大軍と戦う気になったのか。のぼう様の魅力がいまいち解らなかった。それは狙いなのか?

    0
    投稿日: 2011.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすい戦国エンターテイメント小説。 上巻はほとんど状況説明なため、下巻が山場にして見せ場です。 家臣の侍達がいきいいきと描かれている分、肝心の長親の姿がいまひとつ描ききれていない点が物足りなさを感じる理由でしょうか・・・。 歴史小説、時代小説と期待をしないが吉。

    0
    投稿日: 2011.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」二回目ののぼうの城読了。「戦いまする」成田家臣団が戦を決意した場面何回読んでもぞくぞくする。坂東武者達かっこいい。戦国時代の漢たち素敵。

    0
    投稿日: 2011.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごく映画向きの小説だと思う。動きもあるし、キャラクターがそれぞれ個性的で、読んで居て飽きがこない感じ。時代小説入門とかにはちょうどいいのかな?おもしろかった!

    0
    投稿日: 2011.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白い!登場人物すべてが愛すべきキャラクター。戦が終わった後なのにすがすがしい気分になるのは、きっと自分の誇りのために懸命に闘ったからだと思う。時代物とは思えない。お城がなくなっているのが非常に残念です。

    0
    投稿日: 2011.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    痛快。 かっこいい。 せっかく戦い抜いた忍城が、明治時代にあっさり売られて残ってないってのが残念。

    0
    投稿日: 2011.04.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻もあっという間に読み終えてしまいました。 石田三成軍の使者である長束正家の愚弄に対して、 和睦の姿勢を翻したのぼう様(成田長親)は忍城軍総大将として立ち上がる。 石田軍2万、成田軍5百、と大差ある兵数からどのように城を守り抜くのか。。。 という上巻の後半から展開が一転したところから始まる本作品。 上巻から読んでいても、イマイチ掴みどころのない「のぼう様」と その周りを囲む癖のある(しかし強靭な)家臣たちの関係性が見えつつある展開が 読み手を一気に魅了するような感じがします。 (…という私も、一気に読み終えてしまいました。笑) 後に戦国史に記される「石田三成の忍城水攻め」の戦いが描かれているのですが、 士官や領民含め、各登場人物のキャラクターがよく出ていて、 最後まで息を呑むように読んでしまいました。。 さっくりと読むことができ、且つ没頭してしまったので、 実写映画を見る機会を逃しそうな。。。笑 これを機に、忍城の歴史を再度知りたいと思ってしまったのは、 やっぱりミーハーだからでしょうか。。。(^^)

    0
    投稿日: 2011.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻を読み終わって、勢いで深夜に2時間で読破!気持ち良かった!! フィクションかと思っていたら史実に基づいているらしくよりワクワクした。 時代物は初めてだったけれどサクサク読めて、わたしのようなビギナーには向いているかも。 『〇〇〇にはこう記してある』とか『〇〇〇という逸話がある』といった書き方には賛否両論あるけど(それだけ情報があるなら本文に盛り込め、という)、淡々としている感じがわたしは好きだったなー 著者の博学っぷりも溢れていて笑 映画、絶対観に行こう! しかし三成は小栗旬の再演希望( ;∀;)

    0
    投稿日: 2011.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとなく知った名前が出てきて、キャラクターが立ってる。日本人の根本的な価値観はは、合理的でなくとも卑怯を嫌う、であってほしい。こうありたい。

    0
    投稿日: 2011.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻が「静」なら、下巻は「動」です。とても分かりやすく面白かったのですが、参考文献を出して『○○では・・・』が多かったと思います。もっとテンポ良く読めると思っていたので、そこだけが残念でした。

    0
    投稿日: 2011.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中学生に面白いよ!と薦められ、読んでみて、納得した。この本を読むまで時代ものは避けてたんだけど、食わず嫌いだった自分に気付かされた。面白いものは、面白い!

    0
    投稿日: 2011.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テンポも良く映画になる理由がよく分かる。その分深みのようなものがいささか足りない。歴史資料の少ないテーマから如何に面白い話を紡ぎだすかが歴史小説の醍醐味でもある。そのような面では力量を感じる(エンターテーメントとしてだが)ものであった。ただ、上下巻にする必要はあるのか?という疑問が残る。

    0
    投稿日: 2011.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キャラが立ってて最後まで面白くするりと読めた。戦のクライマックスは少々出来過ぎな気もするんだけど、本当なのかな。だとしたら、凄いなのぼう。

    0
    投稿日: 2011.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん、面白かった! こんな史実があったんですねえ。 将器ってのは後天的には身につかない気がする

    0
    投稿日: 2011.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    続いて下巻のレビュー。 上巻ではさほど動かなかったキャラクターたちが動き始めて、やっと思惑がぶつかり始める。解説にあった”動”の部分であり、大きな見せ場だ。上巻から一貫して”静”の存在であった長親が豹変し、狂気とも言える士気の上げ方をする場面の躍動感は、直木賞ノミネートや2009年本屋大賞2位に選ばれた所以だろう。 しかし、なぜ最後の最後に、話題を現代にふったのか。和田竜の秘策がここにあったのかどうかは私には分からなかった。

    0
    投稿日: 2011.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あっという間に読めました。細かい説明はもちろん、現代ではこの場所はこうなってます等の読者を飽きさせない気配りが感じられて、時代小説が苦手な人でも間違いなくハマると思います。 内容は豊臣秀吉軍の石田光成による忍城水攻めのお話。 登場人物がとても個性豊かで生き生きとしています。 その中でもとくに主役ののぼう様はすごい!普段は馬鹿なことしかしないが人を惹きつける何かを持っていて、どんな曲者も一つにまとめる器をもつ これこそ今求められるリーダー像に近いのではないかと思えてきます。不器用で仕事が全くできないのはいただけないがwww

    0
    投稿日: 2011.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いよいよ下巻に突入ですね。 本当に実話なんだろうか? と思うぐらい強い。 あの歴史の名将と、あり得無い人数で戦う。 本当に実話なのかと、かなり疑うぐらい強過ぎだわ。 物語としては本当に面白いが、最後まで名将なのか判断出来無いのが、のぼう。 こんな時代に、こんな人物が存在した事が信じられません。 歴史小説の入門編としてもお勧めの一冊です。

    0
    投稿日: 2011.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前置き風の話が長々と続き、やや退屈感を覚える上巻も終わりに近くなってから、小説は突然面白くなる。前半部分をもう少し刈り込めば、もっと面白い小説になるのになと思う。僕はタイの会社と日本の会社の合弁企業に勤めているのであるが、日本人同士の間で、自分の読み終わった本を持ち寄る習慣がある。この本も、その中に含まれていたもの。自分で買おうとは思わない種類の小説なのだけれども、手にとってみると、思いの他面白かった。読まず嫌い、というものもあるのだな、って実感。

    0
    投稿日: 2011.03.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    傑作だ。和田竜のエンターテインメント性は抜群。でくのぼうの成田長親という男にグイグイ引き込まれていく。敵軍の大将・石田三成が惚れるのも納得。 ボーッとしているようでありながらも、どんな窮地に立たされても判断に迷わない。一見、アホな行動に見えても、すごく考え抜かれた意味のある行動だったり。個性豊かなプレイヤーをまとめる監督は、こうあるべきなんだというのを痛感する。さまざまなタイプの優秀な部下を抱えるのんきな部長さん的で、現代社会のサラリーマンのよう。敵にも味方にも好かれる姿は、部下にも取引先にも好かれる類まれなる部長さんだ。 敵である石田三成がこの男を前に珍しく動揺し、戦略を誤る辺りは頼りない武将に映るが、最後のシーンはあまりにカッコイイ。「終」の章には男の美学が詰まっている。 オノ・ナツメのカバー絵も最高! 9月には映画が公開されるが、野村萬斎は長親をどう演じるのか。。。イメージがちょっと違う気もするけど。。。

    0
    投稿日: 2011.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2011.3.4. 読了。 面白かったー。「のぼう様」を見てみたい、と思った。 映画が今年、公開されるようだが。キャスティングに不満。「のぼう様」は、野村萬斎じゃないなぁ…。

    0
    投稿日: 2011.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化される予定になっているが、野村萬斎の「のぼう様」にはかなり期待している。 人を動かすチカラ(才能)を持つ人には、いろいろな種類があるが、のぼう様の人の懐に入ってしまうチカラは、努力して得られるものではないだろうな。 そして一国でいちばん大事なものはなんなのか、その本質を知っていたことも大きいのだろう。 一気に読める本なので、何度も読み返した。好きな小説のひとつになった。

    0
    投稿日: 2011.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼう様のような人間的魅力をもつ上司がいれば、部下や会社も伸びると思う。ライトな歴史小説だけど本質は伝わり、時にジーンときます。良い話。

    0
    投稿日: 2011.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のぼうの下巻です。 こちらも良かった。どちらかと言うと、下巻の方が好きかな。 忍城側と三成側の、それぞれの微笑ましい人間関係や、両陣営の交わりが面白かった。 この本は、私の中で「ベストセラー」になりつつあります。

    0
    投稿日: 2011.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    単行本のときの評判が高かったので期待していましたが、あっさりしすぎて物足りない感じ。気軽に読めるという面では良いのでしょうが。

    0
    投稿日: 2011.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石田三成の忍城攻め、迎えうつのぼう様。下巻。 前半の、各門での戦いは臨場感があってわくわくした。 最後までのぼう様こと長親が何を考えているのかいまいちわからないので不気味さというかもやもやした感があって、題名は「のぼうの城」だけれど、主役は三成っぽいなぁと思った。 でも要所要所ののぼう様の言い分にはぐっときた。登場人物がみんな魅力的だったと思う。 壮大さや奥行きというより、ひたすらに人と人との関係や志に注目した物語かな。

    0
    投稿日: 2011.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻で持った「歴史ものが苦手な人でも読みやすい」という印象は変わらず。下巻でいよいよ佳境に入った石田三成の忍城攻め。のぼう様の、考えてるのか考えてないのかわからないキャラは最後まで変わらないけど、読後はなんだか不思議な爽快感があります。相も変わらず正木丹波がカッコいいです☆敗戦の将となった石田三成の描かれ方に安心した三成ファンのわたし。

    0
    投稿日: 2011.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    単行本で発売された時から気になっていた作品が、文庫化されたので読んでみました。 時は戦後時代、のぼう様と呼ばれて領民にも愛された成田長親が、圧倒的な戦力差がある三成軍と戦うことを選択します。 あまりにも無謀な戦。 しかし、簡単に落城すると思われた忍城は、有能な武将達のしぶとい抵抗にあい、三成は水攻めという大掛かりな戦術に打って出ます。 敵も味方も、魅力的なキャラクタが揃っています。 その中で、双方の総大将(長親と三成)に子供っぽいまでの純真さが共通しています。 その点が、戦国時代の戦を描きながら、爽快で後味の良い物語になっているひとつの要因のような気がします。 話の途中で、作者の注釈や出典の挿入があります。 物語の流れを中断されるような印象を持ったのは事実ですが、歴史に詳しくない私としては、「これはこれでアリだな」という気がしました。 久しぶりの時代小説でしたが、これは面白かった。 映画も観てみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2011.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。「これよ、これ。儂が求めていたものは」一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。

    0
    投稿日: 2011.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際にどうだったかはさておき、武将が兵を率いて先頭に立ち、獅子奮迅の戦いをしている描写を見るのはやはり痛快、気持ちが良い。 各武将がそれぞれの戦い方をしていて、そこには個性があり、そこには痺れるような格好よさがある。 飽くまで周りからののぼう様像でしかないが、どことなく三国志の劉備に通ずるものがあるような気がした。一軍のtopとして際立って何かが優秀なわけではなくむしろ頼りないぐらいなのだが、武将から民衆からとにかく人を惹きつける何かを持っている。 そんなのぼう様にどうやら自分も惹きつけられてしまったようだ。 映画化がとても楽しみ。

    0
    投稿日: 2011.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    軽快で爽快 悲愴感がまったくない 状況は悲愴なのに。。。 この小説の雰囲気そのものが 忍城城代成田氏親を表現している感じ。 そしてどの武将も きゃぁーかっこいいって感じじゃなく、 くぅぅぅっ、かっこいい!って感じ。 わかりにくいが。。。 なんか殊更に大袈裟に 化学兵器が出てくる勢いで デフォルメして描く この時代の小説のなかで 地味ーに にやりとさせてくれて 意外にでっかいことやらかしているのが 好ましい小説でした。

    0
    投稿日: 2011.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    理知的でありながら誇り高き男「石田三成」に対し、 でくのぼうを略し「のぼう様」などと呼ばわれ、 何をやっても不器用な大男、「成田長親」が言う、 「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が 才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。 ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ。」 この両雄が相まみえた戦国史に残る「忍城水攻め」だ。

    1
    投稿日: 2011.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    メモ のぼう様はつかみどころのない人間。愚将なのか名将なのか、それをさぐる三成。攻めて側では吉継との正家の対比が面白かった。成田家側では丹波をはじめ個性的な家臣が揃っている。忍城は結局開城するが、家中の爽やかさが心地よかった。

    0
    投稿日: 2011.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いろんな脇役からみた主人公像でストーリーが展開していって、 なんとなくぼやけた感じでした。 面白かったけど。 物足りなさがかなり残った。

    0
    投稿日: 2011.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    合戦を描いた時代劇ファンとしては恐らく物足りない感じがするだろう。描かれているのは籠城戦ただ一戦だけだし、肝心の領民たちの心の動きについても描かれ方が薄く、唐突な気もしないではない。 ただ。最近増えた(と私は勝手に思っている)「女子供に優しい時代小説」として、非常に楽しく読めるのでその向きにはオススメ。 主人公の「のぼう様」こと成田長親は普段はうすぼんやりとしていて、何をやらせてもダメダメな城主の甥。であるのに何故か人々に人気がある。一癖二癖どころがアクが強すぎて周りがドン引きする程の関東武者軍団のお歴々が、さんざっぱら文句を言いながらもこの「でくのぼう」城代を頭と仰いでいるのだから不思議なもの。 女子的にはこういう設定がワクワクするわけで。 キャラクターで楽しめる時代小説。 個人的に正木丹波に思い入れまくり(まぁ、当然か)。城明け渡しのシーンなどは泣けた。余りのカッコよさに。 石田光成もこう描かれるとちょっと可哀想な気もする。

    0
    投稿日: 2011.02.13