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総合評価

584件)
4.1
184
236
102
15
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    石田三成を打ち負かした、「のぼう様」と呼ばれる成田長親を題材にした歴史エンターテインメント。 個性的に描かれる登場人物が非常に魅力的な作品。 だからこそ今上映中である映画の配役を、見なければ良かった。 映画を見に行った訳ではないのだが。 一度見てしまうとイメージが固定化してしまって、想像を膨らませることが難しい。 とはいえ面白いことは確か。 サッカー好きな人には堪らないんじゃないだろうか。 だってこれはもうジャイアントキリングだもの。 突っ走る総大将三成を筆頭に、汚れ役正家、宥め役吉継の敵軍、丹波・和泉・酒巻・甲斐姫など重臣たちが立つことで、愚将なのか名将なのか何を考えているかわからない長親が活きるのぼう軍。 とにかく両軍それぞれのキャラを楽しむことがこの作品の最大の魅力だと思う。 合ってる人もいると思うけど、映画の配役は正直残念な気がする。。。

    1
    投稿日: 2012.11.06
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    上下合わせての感想。 成田長親の心情を最後まで伝え切らないところや大規模な水攻めの描写のダイナミックさは良かった。 だけど、全体としては少し薄かったように思う。 理由は2つ。 一つ目は、(長親以外の)キャラクターの設定が甘かった点。 若い酒巻靱負はともかく、四十近い武士である丹波や和泉が泣いたり殴ったり安いツンデレを見せるのは、ちょっと幼すぎるのではないかと思う。 それに、デキる男風の三成や吉継にも、そういった「デキる」描写は描かれておらず、最後にデキる風の空気だけ出されても、キャラ設定がブレてて違和感が残った。 二つ目は、20,000人VS500人という、弱者が知略と魂で強者を弾き返すという胸が熱くなるはずの展開を活かし切れていなかった点。 というのも、それぞれのキャラの個性を活かして、弱者が強者を打ち返すという、ある意味クライマックスともいえる第一戦の描写はあっけなさすぎるほどしか書かれておらず、主人公たちの活躍をほとんど楽しむことができなかったからだ。 長親の見せ場は確かに存在したけど、この小説の主人公は、あくまで観察される側の長親ではなく、それを見つめる丹波や和泉、靱負なのだから、彼らの見せ場をもっと描いてくれないと消化不良になってしまう。 また、相手側にも中途半端な情を抱かせる描写をしているので、強者が敗れる様にも素直にスカッとすることもできなかったのも設定を活かし切れなかった要因に挙げられると思う。 なんだか読了感の薄い内容だった。

    1
    投稿日: 2012.11.05
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    読みやすかった。歴史的な解説や引用がいいタイミングで入ってくるため、僕の様な日本史チンプン漢でも入り込みやすい。逆の言い方をすればセリフも現代風で、戦国マニアのような特に造詣の深い人は違和感があるかも知れない。だからこそエンターテイメントとして映画化されるのだとは思いますが。わくわくします。

    1
    投稿日: 2012.11.04
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    読むのに慣れるのに時間はかかりましたが、内容はとっても面白いです。 戦力差がありすぎる忍城と石田光成軍。忍城は裏取引を行い降伏する予定だったが… 強いものにただ流されるのではなく、しっかりと自分の意思が通せるのだと思いました。あと、のぼう様と見せかけることも才能のうちなのだとも。 個性的なキャラにとっても感情移入したくなるストーリーでした。

    2
    投稿日: 2012.11.04
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    時代小説ってあまり読まなかった。それは文体が独特で読みにくいことが一因している。本書は簡潔な文章で非常に読みやすくコミックを読むように楽しめる。 時代ものの中でも戦のシーンはどちらかというと今まで飛ばして読んでいたほうだが、その概念を覆され戦闘シーンが面白い。人物描写と戦いの様子が克明に描かれている。漆黒の真人、正木丹波などは、もう、カッコいい! 三成率いる豊臣軍は、子会社をたくさん束ねる大企業のようで上層部は動かず指揮するのみ。一方、忍城側はまるで中小企業で大将自ら先頭切って進まなければ逆に統制がとれない。その辺りの描写も面白かった。

    1
    投稿日: 2012.11.04
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    面白かった!! 《「所詮は利で繋がった我らが勝てる相手ではなかったのさ」 利にありつこうとする者共の軍勢など、所詮は烏合の衆に過ぎなかった…》 愚鈍に見えるが、いざというときには助けてやらねば、と思わせる器。 いろいろな意味で、ともかく面白かった。

    1
    投稿日: 2012.11.03
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    思ったよりはあっさりした幕引きで もうちょっとひっぱてほしかったかも。 でも、この軽さが「のぼう」的なんでしょうね。 映画化される作品を先に読むのって賛否両論でしょうけど 私はどちらも楽しめて好きです。

    1
    投稿日: 2012.11.02
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    長親は、日本のヒーローだと思った 本当に強く、大事なものが何であるかを知ってる武将であると 三成も、人の気持ちがわかる武将であると思った 「関ヶ原」を前に読んでいたので、この戦が、あって成長した部分もあったのかなと、思います

    1
    投稿日: 2012.11.01
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    先輩からのリファレンス。祝 映画化決定! こんなご時世だからこそ戦ものが流行るのは忠義のやり場を求める日本人だからか。 武州忍城の軍勢500名に対し、石田三成の軍勢は20,000名。しかも水攻めドーン。しかし忍城は落ちず、三成は実質投降する。そこに何があったか、という筋。 忍城城主でありながら、でくのぼうを略した「のぼう様」を通称とし、百姓からダメ出しされしまう成田長親のパーソナリティと、武運猛々しい甲斐姫が繰り出す(多分、合気道的な)相手の力を逃がしてしまう、体術というのが暗喩の関係にあったのがイカしてた。 そこにあるのは、誰からも理解される簡単な信念「出来るだけ生きる」ということ、そしてそこに立脚した戦略「出来るだけ戦わない。戦うとしても”直接”、”最小限”で戦い、周りを巻き込まない」即ち、出来るだけ生かす、だったのではないか。 究極のエコ合戦、得とご覧あれ。

    1
    投稿日: 2012.11.01
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    あんまり歴史物っぽくない。 軽い内容で読みやすい。 個人的には軽すぎ。いまいちインパクトに欠ける。 映画の予告でおっと思って読んでみたら薄味だったというか。 キャラ小説な感じなので歴史がぜんぜんわかんなくても面白かった。 ゲームのbsrみたいな。 三成と刑部さんのやり取りはゲームの二人を思い出したw

    1
    投稿日: 2012.10.31
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    よき戦さにござった。 こんな言葉が敵に向けて出るというのがすごい。戦争は良くないとおもうけれど、戦さと言うのはまた違うのかな?殺し合いの意味では同じだけれど。つい、美しいと感じてしまう。

    4
    投稿日: 2012.10.30
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    のぼう様に惚れた。 日本史が苦手で、だから時代物?は苦手だと思って、 読まずにいたら、ひょんなことから友人に借りる。 いやあ…いやあ…… 面白かった。 全員がいいキャラで、 戦いのシーンももはや快感。 この快感は、伊坂さんのギャング以来。 あー、あー。 言葉にできない面白さだった!!! いいかもしれない、時代物!!

    2
    投稿日: 2012.10.30
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    本のレビューとは違うけど、映画の試写会に行きました。のぼう様は自分の中では、独活の大木みたいな印象でしたが、野村萬斎演じる田楽踊りのシーンは流石野村萬斎というように感じました。本を事前に読んでいても十分に楽しめる仕上がりでした。

    1
    投稿日: 2012.10.23
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    史実に”ある程度”沿った歴史小説(?)。 「柔よく剛を制す」「判官びいき」 典型的日本人の私には心地よい物語。

    4
    投稿日: 2012.10.22
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    まさに痛快。 暗愚と言われていた城代子息の驚きの決断!それは暗愚ゆえのものなのか、それとも実は策略か。 どちらにしても人に慕われるということ、それだけで人間として何かしら惹き付けるものを持っていることには変わらない。それは暗愚であろうとなかろうと。のぼう様」は名将であり、この戦は歴史に残る良き戦だったのではないかと思う。 ----- さきたま古墳群に残る「石田堤」は小学生の遠足で訪れていたのだけど、その影にこのような戦いがあったということを知らなかったので改めて見学に行きたい。

    1
    投稿日: 2012.10.21
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    石田三成、豊臣方二万の兵の攻撃を見事に凌ぎ切った、のぼう様こと成田長親と、成田家臣団。いやはや痛快。しかしなんというか、のぼう様は結局最後までつかみどころない人だったなぁ。

    1
    投稿日: 2012.10.19
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    上・下巻に別れているので、一まとめに。 歴史上の人物でも、一発屋的な人もいるんだなぁ、と。 何を持って何を正と成す、価値観などを、改めて考えさせられたかも。 密かに現代にも通ずる何かはあるんじゃないかな。。。

    1
    投稿日: 2012.10.19
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    合戦シーンが主な下巻はまさにエンターテイメント!予測不可能な長親に読み手も振り回されてしまう。漆黒の魔神・丹波や、長親の踊など、映像化が楽しみ。

    1
    投稿日: 2012.10.13
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    つまらないとは言わないが言わないが・・・時代観がないので読み込めない。キャラ小説のようなものか。何が一番アレといって、この厚さで上下巻ってないんじゃないのッ!1冊の文庫で700円くらいで売るべきじゃなかろうか・・・わざわざ分冊にする意味がわからない。

    0
    投稿日: 2012.10.10
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    下巻は一気に読んでしまいました。三成と長親との対比を軸に繰り広げられるストーリー、心躍らされました。 それにしても長親のような人って現代でもいるような気が…

    1
    投稿日: 2012.10.08
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    確かに長親は、「項羽と劉邦」の劉邦を思わせるキャラだ。 しかし、長親は最初から終わりまで、何のために何がしたいという強い意志みたいなものが感じられなく、全てが偶然の産物にも感じられ、歴史小説にしては、壮大さに欠ける気がする。が、凡人には偶然さえも起こらないから、ただ者ではないのは確かである。 この本を読むまで成田長親の名前を知らなかった。 そういう意味では、歴史上の隙間を狙った歴史小説で面白いのかもしれない。

    1
    投稿日: 2012.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。 ただ、水攻めの関を破ったのが、長親が撃たれたことに対し怒りを感じた人間。一旦は相手方についた農民というのが、そんなにうまくいくか?と思ったところ。 いくら長親でもそこまで読んだ上での行動だったの?と思ってしまう。物語的にはそういうことになっていたけど、ちょっと神がかり的すぎるかなぁ。。 天邪鬼ですかね。 【独り言】 ・「信長の野望」がやりたくなった。 ・映画が楽しみだ。

    1
    投稿日: 2012.10.03
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    この小説を読み終わって一番始めに思い出したのは、就活の時に友人がよく聞かれたという「リーダーに必要な資質はな何だと思いますか?」という質問。 私自身が聞かれたことはないが、もし今聞かれたとしたなら「広い意味で部下を動かすことのできる人」と答える。 まとめることが上手い人でもなく、仕事ができる人でもない。 どんな理由でもいいからあいつのためにやりたいと思わせることがリーダーに必要な資質ではないかと思う。 のぼう様は何もできないゆえ世話を焼きたくなる。という周りを動かす力だけれど、それもまた上に立つ人としての才能を持ち合わせていたということだろうと思った。

    0
    投稿日: 2012.10.03
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    映画を見てからのつもりが、ついにその前に手を出してしまった……。 史実のエピソードだけでも痛快で面白い話だが、それを「見せる」ことに特化した小説。冒頭から、映像化を念頭に置いた作人であることが分かる。 肝心の合戦シーンは、些かあっさりしているが、一つ一つの戦いは非常に読みごたえがある。でもやっぱりこう、後ちょっと物足りないのは、前後編で読んだからか? これは映画も楽しみ。

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    単純に面白かった。現地にも行ってみたいと思った。まさに彼しかなしえなかったことでしょう。心情を描写しないというところも魅力だったと思います。

    0
    投稿日: 2012.09.19
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    主人公ののぼうは項羽と劉邦の劉邦を思わせるキャラクター設定。キャラクターは、ちょっとなぞってるようでもあるが、なかなか面白い作品。

    0
    投稿日: 2012.09.18
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    上巻から一気に読了。 極端に個性的な面々が、デクノボウの元に集結して、大軍に立ち向かう様子が清々しい。 読みながら、場面が活き活き浮かんできて、確かに映像化して観たら面白いんやろうな、と思えてきたな。 9/18追記。 読んでる感覚がなんかに似てるなーと思ったら『戦國無双』でした。

    0
    投稿日: 2012.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小田原城攻めの時の忍城での攻防を描いた作品。 敵味方ともすがすがしく、読み終わってすっきりした感じあする。 映画も楽しみ。

    1
    投稿日: 2012.09.16
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    どこまで史実に忠実かはわかりません。果たしてこれほどの「のぼう様」が本当にいたのか?いささか出来すぎの話でもありますが、面白かったことは格別です!

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    面白くて一気に上下巻読んでしまった。 何でも本当に日本三大水攻めにあった城として有名らしいのだが、結局落城しなかったと言う。 そのときの攻城戦を防御側の視点で小説化している。 名乗りを上げる古の戦の様子を織り交ぜながら、風情満点に描き上げている。 人情味あふれる作品だ。 同じ埼玉のしかもすぐ近くの行田市にあったということで、ますます親しみが深い。 映画化もされるようで、本屋の新刊コーナーに平積みになっていた上巻を手にとったのだが、あまりの面白さに翌日には下巻を購入してしまった。

    1
    投稿日: 2012.09.16
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    いや~面白い。一気に読み切ってしまいました。 迫力満点の合戦シーンから真意の判らない「のぼう様」の行動、そしてラストの三成との直談判シーンまでページをめくる手が止まりませんでした。 「のぼう様」が単なるバカなのか、とてつもない名将なのか結局判らずじまいですが、こういう人物が実在したことが本当に面白いなあと思います。 魅力的な登場人物が沢山出てきますが、特に甲斐姫のその後の人生が気になりますねえ。

    0
    投稿日: 2012.09.05
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    (上) 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。 そのなかに支城、武州・忍城があった。 周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。 秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。 城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。 武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。 (下) 「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。 「これよ、これ。儂が求めていたものは」一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。 我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。 後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 成田長親についての時代小説。 長親は、『のぼう様』と呼ばれていた。 ”でぐのぼう”の『のぼう』であるヽ(*'0'*)ツ 何をやっても不器用な大男、成田長親... そんな彼が豊臣秀吉の北条攻めの際、石田光成と戦いで唯一負けなかった人物。 不器用で「のぼう様」と皆から呼ばれても怒りもしない長親。 そんな「のぼう様」の戦に馳せ参じ、命を賭す百姓どもは男のみならず、女子供まで現れる... このお話は実話との事... 長親のように私事を払いのけ、純粋に皆の幸せへと導く姿勢。 現代の日本の政治家達にも見習ってほしい。 歴史物が好きな私として少し物足りない感じがしました... その反面凄く読みやすく、お話の内容としては凄く面白かったです。 しかし悪い言い方をすればライトノベル、もしくはアニメ小説版... この内容だと小説で読むよりは映像化して観た方が楽しめる内容になっていると思います。 普通は原作と映画等では原作が勝る事が多いのですが、今作はきっと異例だと思います(;^_^A 今回上映される予定の映画も監督次第なのでしょうが... 映像を楽しみにしたいです~ 歴史物を普段あまり読まない方には、この小説は時代背景などの説明が簡潔にまとめられており、また、登場人物も印象的に説明してあるので十分楽しめる内容になっていると思います。 しかし私みたいに時代背景や人間関係を中心に歴史物を深く楽しみたい方には、内容が綺麗ごと過ぎて少し「ん?」っと思ってしまうかもしれません(@Д@; ベストセラーという事ですが、歴史物を読まない方多いからベストセラーになったのかな~っと勘ぐってしまいます... 歴史物を読まない方には敷居が低く読みやすいと思うのでオススメかもしれません。

    0
    投稿日: 2012.08.30
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    おもしろかった! ぜんぜん期待してなかったから余計に。 忍城の水攻め、ネットで画像検索しましたよ。 (私の貧困な読解力では想像できず) 風景描写が下手だとけなしてるのではなくて、 それだけ興味を掻き立てる作品だったということです。

    1
    投稿日: 2012.08.29
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    本作は、元々は脚本として発表された作品を小説化した作品。だからなのか、時代モノなのに、映画を観ているような疾走感。個性ある登場人物がみんな魅力的。そしてこれが実在の話というのもすごい。歴女じゃなけど、日本三大水攻めの一つ、小説の舞台になった忍城跡地に行ってみたい!(^^)

    1
    投稿日: 2012.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は戦の描写が中心。 戦国時代末期か、安土桃山時代なのか、時代区分は不勉強のためよくわかりませんが、 豊臣秀吉が諸大名に号令して関東の雄・北条氏を攻めた、小田原攻めの戦の中での、 忍城(おしじょう)戦について書かれたものです。 忍城を攻める総大将は、石田光成。彼の下に、大谷吉継と長束正家。 2万の軍勢でもって、500人の忍城を攻めます。 忍城を守るのは、“のぼう様”と家臣団にも領民にも呼ばれている成田長親を総大将として、 あとは正木丹波守などの侍たち。 一大スペクタクルの戦国ロマン小説ここに生まれり。 男たちの気概、そして己の長所を存分に発揮して戦う働きに、 読んでいて爽快なことといったらないです。 読書の楽しさを感じさせられる小説でした。 でも、たぶん、著者は、落後するものの心理なんかにはまだ疎い人のようにも読めましたよ。 そういうところを理解してこそ、大作家になると僕は思うのだけれど、 どうでしょう。

    0
    投稿日: 2012.08.27
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    今年11月に映画化され、主題歌をエレファントカシマシが担当。 野村萬斎がのぼう様を演じる。 そのため船上の舞のシーンは非常に期待を持っている。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    北条攻めの裏舞台を見るような作品。 日本三大水攻めと呼ばれる壮絶な戦いを表現しつつも、コミカルに描かれていて面白かった。

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    攻める豊臣軍と守る忍城の大将、成田長親の話。のぼうとはでくのぼうから来ている相性。のぼう様は、学問も剣術もできなくとも、個性豊かな武士や民から、心を許すような人気だけはあった。そしていざ城が水攻めにあったとき、自らの身を捨てるように湖上で田舎踊りをして、自らを狙撃させ、城外にいる同市に堰を決壊させるという策にでた。優秀な部下がいる場合に、自ら指揮するより、何もしない勇気、いざというときに地に根を張って、堂々として、起死回生の策によって、民を救うという、新リーダー像を見せられた。

    0
    投稿日: 2012.08.20
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    妹からの借りもの。歴史小説なかなか自分では読みませんが、疾走感もあり、わくわくする展開で、一気に読めました。

    0
    投稿日: 2012.08.20
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    2巻では、戦が描かれている。 昨年(2011年)、その水攻めシーンが、 東日本大震災による津波を思い起こさせるとして 公開延期になった経緯がある訳ですが、 その通り、水攻めにまつわる話がメイン。 それにしても、ドラマティックですねぇ。 また、のぼう様も、本当に木偶の坊なのか、 策士なのか掴み所がない。 のぼう様に関する描写は二転三転するわけですが、 結局のところ、その正体は不明です。 映画が見たくなりました。

    0
    投稿日: 2012.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「戦いまする」 三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻 負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。 「これよ、これ。儂が求めていたものは」 一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。 後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 のぼう様素敵です

    7
    投稿日: 2012.08.13
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    時代小説をあまり読まない人でも読みやすい親切な内容。 話はおもしろかったけど、もうちょっとボリューム感が欲しかったような気がする。

    0
    投稿日: 2012.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    う~む。 おもしろかったんだか、そうでもなかったんだか、 読んだ自分でもよくわからなかった、というのが印象です。 歴史的出来事、としては非常におもしろいと思う。 石田三成という名前は私も知っていたので、そんな有名な 人が攻めあぐねたなんて、一体どういうこと!?と思ったし。 だけどなんていうか……。 こればっかりは、小説よりも映画で観た方がおもしろいのでは?  と思ってしまいました。 「映画のほうが原作に勝る」と。 普段はそんなこと、滅多に思わないんですけどねぇ。 のぼう様って、小説では体が大きいと書かれているので、 映画版で野村萬斎さんが演じるというのを知り、なんで?  と思いましたが、下巻を読むと納得します。 あのシーンのために、萬斎さんが必要だったのね。 もう1冊、この出来事を書いた小説があるというので、 そちらとも読み比べてみたいと思います。

    0
    投稿日: 2012.07.27
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    下巻はあまり印象に残っていない。 最後どうなるかわかってるし、あいかわらずのぼうさまに魅力を感じないのであった・・・。  石田三成別に好きじゃないのに歴史上でSAGEを受ければ受けるほど私の中の判官びいきが発動してかわいそうになってしまうのであった・・・。

    0
    投稿日: 2012.07.26
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    上巻は読むのに苦労したけど、下巻は一気に読んでしまった。何回でも読み返したくなるような本。すっごく面白かった!

    0
    投稿日: 2012.07.25
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    下巻。 なんとなくだけど 成親の人柄がより詳しく描かれている気がする。 久しぶりに爽快感のある歴史小説だった~ にしても、計算なのか天然なのか… 戦の最後で、笑った顔ってゆうのが どうも「してやったり!」な感じを連想させます。 映画がより楽しみになってきました、うん。 分かりやすい&読みやすいので★5つ。

    0
    投稿日: 2012.07.24
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    登場人物が個性的でみんなどこか憎めない良いキャラをしていた。(基本は忍城方よりだが)忍城方と三成方の両方から書かれているのでわりと中立に近い立場で読めたのが良かった。 心理描写が他の登場人物にはちょくちょくあるのに、のぼう様だけは見た目や周りの反応の描写のみで心理描写は一切なくそれがのぼう様の得体のしれなさや底しれなさを感じさせられて良かった。

    0
    投稿日: 2012.07.22
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    スケールは大きくて確かに映画化が難しそうというのもわかります。水攻めとか映画館でみたらすごい迫力ですね。 話の内容はちょっと物足りないですけど。

    0
    投稿日: 2012.07.16
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    おもしろかったー! 少数で多数を破る爽快感は半端ないのですが、 とっても石田三成に感情移入してしまう… 三成が押されてるのを素直に喜べなかったです 歴史小説なのに読みやすく、歴史が苦手な人でも楽しめるのではないでしょうか んー、でもやっぱり三成には吉継の言うこと聞いて勝ってもらいたかったー!

    1
    投稿日: 2012.07.13
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    軽快!戦国青春小説っ!といったところか。 なんか色々すっとばしてスピード感で読ませてしまう。 やはり、少年漫画の様な印象。 この作者の他の作品も読みたい。 このボリュームなら1冊にまとめて欲しかった。 映画はのぼう様は野村萬斎らしいが、ピエール瀧の方がハマると思うのだが。

    0
    投稿日: 2012.07.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    熱い、熱い。血が滾る。 下巻は戦の始まりから終わりまで。 少数で多数を跳ね返すのは、気持ちいい。 読みながら、自然と笑ってしまう口許をとめられない。 その後、水攻めによって沈んだ城。 その水攻めを破るためにのぼう様がとった行動。策。 最後は本城・小田原城の落城を知らされて開城となるが 最後まで落ちなかった唯一の城・忍城。 各軍の個性的なキャラクターと その掛け合いもほほえましかった。 ああ、面白かった!!久しぶりの星5!

    0
    投稿日: 2012.07.04
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    上下巻いっきに読んじゃった。 面白かった。 戦のやり方も面白いけど、男達の気概とか、武士と対照的なのぼう様のキャラとか…。 最近リーダーシップの本を読んだばっかりやから、そういう観点でも人をまとめる力とかもそれぞれのやり方と考え方が違ってて色々考えさせられる。

    0
    投稿日: 2012.06.25
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    戦場では恐れられてるオッサンが美女に投げ飛ばされて シュンってなる場面に激しく萌えた。 でもやっぱり戦場の場面では皆が皆個性的で格好良くて、 いかにもエンタメっぽい雰囲気。 映画も観たいなぁ

    1
    投稿日: 2012.06.14
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    上下巻通して、個性的なキャラクターたちがそれぞれ違った戦い方をしていて、読んでいて飽きなかった。 時代小説好きとしてもとても面白い作品だと思う

    0
    投稿日: 2012.06.13
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    天下統一の総仕上げに秀吉の小田原攻めが始まった。押し寄せる大軍に北条勢が次々敗れる中、忍城はよりによって「のぼう様」成田長親をいただき、石田三成と対戦する羽目に・・・。歴史ファンならずとも引き込まれるエンターテイメント性たっぷりの作品。もちろん歴史ファンも納得の面白さ。無能者とされる「のぼう様」の正体とは?ぜひ読んで確かめてください。

    1
    投稿日: 2012.06.10
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    映画化したくなる気持ちが分かる小説。 実話ベースとは思わなかった。 しかし、見所の一つになる水攻めのシーンは現実の世界でそれ以上のものを見てしまった後では、何をやっても越えられないのではないかと思う。 長親の言動は葉隠を思い出した。 三成は通過儀礼を果たすことができなかった事が今後の人生に影響があったのだろうか。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みながら「おぉ」とか「えぇっ」とか声が出た。それくらいの臨場感やスピード感。まるで映画を見ているよう。丹波が馬上で槍をクルッとする仕草なんか、実際この目で見た気さえしている。キャラが立っていて皆素敵。読み終えた後の余韻がすごく良い。 ----------------------------------------------- 【あらすじ:「BOOK」データベースより】 「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。「これよ、これ。儂が求めていたものは」一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    歴史物ですが戦いの描写は少なめ、感情描写が多い。重厚な歴史物が読みたい人にはオススメしません。が、なんとなく好感が持てるのは、キャラが妙に人間臭くて、飾り過ぎてないからだと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    脚本の書き直しとの意見もあるようですが、「三成の忍城水攻め」を題材とした点も良くスラスラと読めて楽しい本でした。歴史系が得意でない方にもお勧めです。

    0
    投稿日: 2012.05.19
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    実に面白い。上巻とは打って変わって、テンポも良し。飽きることない。 何よりも、個々のキャラが際立っている。強いて云うなら、スラムダンクに近いかもしれない。 成田長親然り、諸処に散見される名言が胸を打つ。 のぼうも良いけど、正木丹波が個人的には好むな。 忍城。今はなき城。 見てみたかったなー。

    0
    投稿日: 2012.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2010年12月読了 本屋大賞第二位を受賞していて、その頃からチェックしていたのが文庫化されたので入手しました。 歴史上さほど有名ではない史実、そして主人公…なのにすんごい面白い!のぼう様(でくのぼう称して)と呼ばれる主人公の心象描写を排して物語が語られる為、彼が本当は計算高い智将なのか?はたまた本当にでくのぼうなのか?脇役(これもまたみな個性的で魅力的)の彼に対する心象でしか読書は判断できません。 この表現こそ主人公を際立たせ、時代小説の新しいヒーローを生み出すに最も効果的な演出だったようです。 敵役には石田三成が登場しますが、かつて読んだ時代小説の彼よりも、より人間的に描かれていて好感が持てました。

    0
    投稿日: 2012.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    堅い感じの時代ものを想像してたら、ちょっと漫画っぽい展開だった。 部下たちが三国志みたいだけど、こういうのって王道な配置なんだなあ。 水攻めの描写は面白かったけど、甲斐姫のとこが妙に浮いてて気になった。

    0
    投稿日: 2012.04.24
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    愉快痛快爽快で大迫力!!エンターテイメントとはまさに。久しぶりに、「読み終わりたくない」と思わされました。上巻の導入部分はやや忍耐がいるけど、下巻は大迫力!!登場人物もみんな男らしさを感じて惚れますよ!男はやっぱこうでないと!あー、すてきな本だった。

    0
    投稿日: 2012.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たまにはこういう痛快なエンターテイメントの歴史物も良いもんです。 とにかくスカッとしたい方はどうぞ。

    0
    投稿日: 2012.04.18
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    面白かった。大きな山がまるごと移動するような、どっしりとした動きを感じるお話だった。個々の生き様が格好良い。文章から見える武士の考え方や行動が格好良い。この時代のこういう考え方は今の時代でも大切にしていけたらいいのに、と思うところも少なくない。のぼう様の、何も考えていないようで誰にも思い付かない策をやってのける姿は痛快だった。結局私ものぼう様に魅せられた1人なのだろう。 あと、甲斐姫達を見ているとこの時代の恋愛って本当に窮屈だったんだなあと思う。好きな人と好きなように一緒にいられる今の時代は幸せなのだなあと思う反面自由すぎて大事なものをどんどん失ってしまうのかなとも思わずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2012.04.15
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    上巻のレビューでは星二つ★★の評価をした私ですが…!! 下巻、進むにつれて猛スピードで読み終えてしまいました! のぼう様!素敵! 優しい気持ちになれる様な、スカッとする様な 何とも言えないこの感じ!! 今度のお休みで、埼玉県行田市へ行ってみようと思います。 あぁ、どの登場人物も本当に素敵!

    4
    投稿日: 2012.04.13
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    圧倒的に面白かった。こういうのが読みたかった!と膝を叩いて喜んじゃうぐらい痛快そのもの。武将たちの武者振りに惚れ惚れする。 題材が良い。上下ぐらいじゃなく5巻ぐらいあっても書ききれたのではないか?と思う。作者にはこれからもこれくらい面白い時代小説を量産してもらいたい。

    0
    投稿日: 2012.04.10
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    読後は爽快感がありました。敵味方とも登場人物が魅力的でカッコいい。歴史書からの引用も所々にあって、歴史の勉強にもなりました。のぼう様の本心はどうだったのか想像したりして..すごく楽しめました。

    0
    投稿日: 2012.03.29
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    上巻に続き、より勢いが増した。 この本は、面白い! 登場人物が皆、一様に魅力的。 武士だけでなく、百姓や姫の男気に、胸が熱くなり涙がこみ上げたほど。 石田光成に感情移入して読めた。 また読み返したい。

    0
    投稿日: 2012.03.28
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    あまりこういう時代ものを読む事は無いけど、下巻は一気に読んでしまった。忍城の武将達があまりに魅力的過ぎて・・・なんて言うか、昔の日本にはこう言う愛すべき漢たちがいたんだよなぁ~。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    上巻の勢いがさらに加速して話が流れていく感じ。 あっという間に読みきってしまいました。 出てくる人物が、みんな魅力的で惚れました♪ 読み出すと止まらないです。 オススメの1冊、間違いなしですわ。 ただ、この厚みなら1冊にまとめて欲しいなぁ。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    上巻の時点ではおもしろさを感じなかったが、下巻で開戦すると一気におもしろくなった。 描き方がおもしろいというよりは、史実そのものがおもしろい。

    0
    投稿日: 2012.03.04
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    理屈抜きで面白い。参りましたと思うくらい、愉快爽快。史実との整合がどうのこうの、関係ありません、ひたすら痛快。漫画みたいな?いやいや伝えるもの、学ぶもの、共感出来るもの沢山ありますね。解ききれない謎、不思議もある。一人一人の登場人物が、士分も領民も、老いも幼きも、男も女も、寄せ手も守る側も、それぞれの個性がそれこそキラキラ、キャラ立ってる。映像がリアルに浮かびます。 三成の忍城水攻め。豊臣の天下統一の最終章とも言うべき北条小田原攻め。本城が降伏する中、唯一落ちない支城、忍城。二万の大軍に囲まれ、たたった500の城兵はいかにその生きる道を選択するのか。 城代 成田長親、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靭負 主将 石田三成、大谷吉継、長束正家

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    決戦の様子を中心に描かれる下巻。 上巻の時から感じてたことだけど、要所要所で当該人物の前日・後日談とかの引用があるけど、散漫な印象はなくて、ちょうどそんな情報が欲しかった!ってところに配されているのは凄い。結果が先に書かれたりしても、話の流れには支障がなくて、それどころか、全体像が分かりやすくなっていると感じた。 当時のものは、石田堤の一部を残すのみみたいだけど、資料館でもいいから一度行ってみたいですね。

    0
    投稿日: 2012.02.24
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    元々、歴史ものに興味があり、手にとりました。 上巻は戦うまでの下準備で、 この下巻からが本番! という感じです。 歴史小説なのに、とても読みやすかったです。 それは恐らく、文章の秀逸さもあるのでしょうが、 やはり個々の将の「個性」だと思いました。 戦闘場面での、将それぞれの戦い方は胸が熱くなります。 個人的に、靱負の恋の行方も 注目です(笑 歴史・時代小説に、あまり慣れていない方は、 初めは「ん?」となるかもしれませんが、 読んでみれば「なるほど面白い」と感じると思います。 おすすめの1冊。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (裏表紙より) 「戦いまする」 三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻ゆきえら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ち上がる。 「これよ、これ。儂が求めていたものは」 一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばからいに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。 後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 *** 上巻では動きがなくあんまり面白くないな~とぼやいていた私ですが、下巻はかなり面白かったです!!まぁ、ハリウッド映画の爽快感…?って感じではありましたが^^;上下巻にするならもう少しボリュームがあっても良かったかも? とはいえ、三成の大軍に智をもって迎え撃つ忍城の人々の策も読んでいて面白かったし、三成の水攻めにもはらはらしたんだけど、何より「のぼう様」のかっこよさが異常だった…!勿論、いつも通り不器用で無表情で大きいだけの人だったけど、途方もない人望を持っていて、自分を犠牲にすることさえ自分の考えが通るなら厭わないところとか、凄く引かれました…!こういうヒーロー(特に時代物では)あまりないよね。素敵素敵!それをいつも冷や汗かきながら横で支える丹波も素敵なんですが(笑) 和泉とか酒巻とかは勿論なんですが、敵である三成は戦中はどんだけ考えなしなの…って思うくらいなんですが、終わりの潔さとか真っ直ぐさとか、その真っ直ぐなところを守ろうとする吉継とか、のぼう様の人望に動かされた農民たちまで、キャラクター達の魅力が本当に凄い一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    丹波、和泉、靭負それぞれの活躍がカッコイイ。 スラムダンクみたい・・・。 最後はやっぱり落城を免れなかったけど、 本城が落ちた後も残った唯一の城がこの忍城だった。 彼らが散り散りになるのがもったいないなあ。 それにしても、「のぼう様」は最後までつかめなかった。 どこまで計算で、どこまで素なのか。 不思議な人だ。

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    思ってたのとは違った英雄像だった。 でもこれはこれでいいか。 確かにこんな英雄はあまり見たことはない。

    0
    投稿日: 2012.02.02
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    上下それぞれ2時間ほどで読めて、とても読みやすい。 ページをめくるのが楽しく、邦画はあまり見ないのだが、 ひさびさに見てみたいと思える作品だった。

    0
    投稿日: 2012.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    丹波の「人に対する度外外れた甘さを持ち、それに起因する人気を得、それでいながら人知の及ばぬ悪謀を秘めたものが名将である」と言う言葉が印象的でした。 のぼう様の「わしは悪人になる」という言葉は人を動かす上で誠実なだけでなく時には苦悩しながらも決断をする力があるからこそ。 今の政治の世界に、それだけの器量を持った政治家はいないものだろうか。 いよいよ石田三成の水攻めが始まります。 「わしは水攻めを破る」「わしは悪人になる」と言う成田長親。それを現実のものとする

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    下巻に入ってからの怒涛のおもしろさ、読むのが止まらなかった。 圧倒的に人数で負けてるのに、全然負けてない忍城勢がすごい。 丹波とか和泉とかかっこよすぎだ! のぼう様はほんと不思議な人だなぁ。 本当は腹黒系なのかまじに木偶の坊なのか…。 いやしかし本当におもしろかった!

    0
    投稿日: 2012.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一日で上下巻をまとめて読了した。どんくさい,武勲もないのぼう様だけどだれからも好かれる才能に将器があり,忍城を守りきった。こういう才能はうらやましいけど,自分は多分石田三成タイプだなぁ。でも,のぼう様には甲斐姫のこと,もう少し頑張ってほしかったなぁと。

    0
    投稿日: 2012.01.22
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    行田市行ってみたくなった。その時は、ゼリーフライを食べてこよう。 本を読んで、何かをしたくなることや、誰かに会いたくなることが最近よくある。良い本に出会ってるってことなんだろうな。

    0
    投稿日: 2012.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりにいい本、たのしい本に出会えました~。読み終えた後もこの爽快感がたまらない♪忍城全然負けてない!むしろ圧倒的な敵の数にもかかわらず、勝ってんじゃないかと思う。先に小田原が落ちてしまったので、残念ですけど…。これは絶対映画になります!(本当になるみたいだけど。)忍城の戦闘シーンも、三成の水攻めも、もちろん興奮しますが、私の一番のお気に入りは、最後の和議の話し合いのシーン。本来部下である家臣たちの、のぼうさまへの家族的な愛情が垣間見えて、思わず笑ってしまいます。まるで子供扱い…。これが家臣たちにとどまらず、農民からも同様に愛されている。一瞬にして組織としての団結力高め、ひとりひとりのモチベーションを高め、部下の力を最大限に引き出してしまう、そんな夢のような集団の夢のような指揮官って案外こんな感じなのかもしれない。と思い知らされる作品でした。また、私の中で石田三成は悪役として定着していましたが、実はちがうんじゃ??と思ったり、吉継という武将を初めて知る等、色々学ぶことが多い作品にもなりました。はぁ~楽しかった♪

    0
    投稿日: 2012.01.18
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    後半の戦いのシーンになると、面白さが増していく。「丹波」「泉」「靱負」といった家臣たちが活躍するさまは小気味いい。昔見た「七人の侍」を思い出した。 主に「キャラ立ち」によってストーリーを進めるさまは、歴史小説というよりエンタメ系の作りに近い感じがする。そう割り切って読めば、なかなか面白い。

    0
    投稿日: 2012.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦国ものを普段読まない私は、なれるのに時間がまずかかり・・・。 そして、期待値も大きかったので少し読み終わった時は期待してたほどの 面白さなどを感じる事はできませんでした。 しかし、ひとつの歴史をしれたという事で勉強になった本になりました。 武将一人一人のキャラが濃くその辺は楽しく読めました。

    0
    投稿日: 2012.01.07
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    戦国時代の豊臣秀吉より命を受けた石田三成率いる天下軍2万人vs小田原城の支城、忍城500人の攻防戦。 個性的で癖の強い家臣たちに支えられ、忍城の城代となった”のぼう様”。”でくのぼう”の”のぼう様”は不器用で、つかみどころがなく、百姓にまで馬鹿にされる人物。でも、憎めない、人を惹きつける魅力がある・・・らしい。 さらさら~と読めてしまうし、面白い。でも、全体的に浅~い感じがしてしまった。百姓たちとのぼう様の間に”命を懸けてもいい”というほどの絆を感じるエピソードもなく、「のぼう様が言うなら仕方ない。」と戦に参加したりして・・・あっ、そんな関係だったのね。みたいな感じで後付けされてく感じ。あと、石田三成軍は愚将ばかりだと感じてしまう魅力のなさも残念。 この時代背景に詳しくて、戦国モノを読んでる人にはつまらない作品かも。でも、私のように全然読まない人には軽くて面白かった。

    0
    投稿日: 2011.12.31
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    明け方に起きて読了。 面白かった!一言で言うと「痛快無比」。 普段、表情に乏しく、何をやらせてもダメで、開戦のときも「おれは何をしたらよいかの?」などと言って、皆から「足でまといだから動かないでくれ」などと思われている城代「のぼう様」(でくのぼうの「のぼう」)が、ここぞというときには放つ「大将の器」というべき言動にいちいち感動してしまい、通勤の帰りの電車の中で読んでいたときはあやうく涙が出そうになり、本を読みながら一人泣く変な(危険な)おじさんになるところでした。 それにしても、23000の石田三成軍を前に結局陥ちなかった忍城、すごい。(これは史実。忍城に行くと「陥ちない」= 「落ちない」ということで、受験のお守りを売っています) 来春、映画が公開とのことですので、子どもを連れて絶対観に行きたいです。映画館でもまず泣きそうなので恥ずかしいですが…(^^;;

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    戦国時代の1ページにこんな史実があったんだー、面白かった。 映画化するみたいだけど、水攻めのところとか迫力ある映像で見てみたいかも。 これは石田三成ファンは読みたくない話だろうなぁ 甲斐姫がずいぶんツンデレキャラになっているのも今風な気がする。

    1
    投稿日: 2011.12.19
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    映画ではどのように表現されているのか興味が沸きます。もともと歴史ものは好きなのですが、本当に面白いです。

    0
    投稿日: 2011.12.15
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    1112 のぼう様の魅力に惹かれ下巻は一気に読破!エンタメ歴史小説の名に恥じない楽しさでした。司馬作品くらいもっと掘り下げてみたらもっと好みだな。

    0
    投稿日: 2011.12.07
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    痛快。戦ものってこんなに面白いのか。人数で圧倒的に負けているのにこの感じ。のぼう様のキャラもすごくいい。

    0
    投稿日: 2011.12.02
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    初の戦国小説なのにも関わらず愉快痛快な戦国小説に出会ってしまったこの喜び。さすがに映画が延期になってしまうような描写は今年には・・・

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    投稿日: 2011.11.30
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    私、ついに歴女になってしまうんじゃないか?ってくらい最高の作品に巡り合えました!近々他の和田竜作品買っちゃうと思います!当時の状況や後日談を語り手が説明するのでちょいちょいストーリーの世界から引き戻されるのが最初はけっこう気になってたけど、途中からはもっと情報クダサイってかんじでむしろありがたかった。これの映像化かなり楽しみです!映画も絶対見る。

    0
    投稿日: 2011.11.29
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    思っていたより面白かった。たまに誰の目線なんだろ、とかどの時代からみてるんだろ?と思う部分があり気持ちが離れるけど、スラスラ読めた。映画のキャストを想像してしまわないように読むと良いかと。

    0
    投稿日: 2011.11.28
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    忍城戦開戦後の下巻。 水責め前の城門戦が面白かった。 特に丹波の出陣のあたりは正家が嫌な奴だけに。 こういう上巻で成田側に感情移入させて下巻序盤での戦闘が痛快になるような物語の持っていきかたは上手いなあと思う。 最後はちょっとさみしくなる感じ。

    0
    投稿日: 2011.11.20
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     上巻に引き続き、下巻も読了。上巻以上にあっという間に読み終わってしまった。やっぱり戦のシーンは格好いい。  戦を決意し、士気の高い忍城の軍勢は、家臣の正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負らの活躍により、23,000を擁する三成軍を圧倒。緒戦で惨敗した三成は、周囲の反対を押し切って、水攻めを敢行する。本丸を残して、沈んだ城下。戦意を喪失した家臣、領民等を前に長親の取った行動は・・・  前半は、くせのある家臣が「長親、忍城のために」と一丸となり、三成の軍勢を蹴散らす展開が熱い。個人的には、畦道での丹波の無双っぷりが好きかな。総じて、丁寧で綺麗な文章なんだけれど、テンポもあって、サクサク読める。面白かった。和田さんの別の作品も読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2011.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    のっけから、『**の資料によると』という記述で冷めてしまう。 流石に戦闘が始まると楽しめたが いまいち盛り上がりに欠けるように感じた。 史料の乏しい時代の物語は書きづらいがある意味では書きやすい。 作者の思い通りに描けるわけで これが和田氏の思うのぼう様たちなのだろうが 如何せん人間の描写が浅く感じ、感情移入し辛い。 女傑と伝わる姫の描写は、個人的には乱暴で我が儘な印象が強く 恰好良い勇ましい姫という感じではなかった。 のぼう様が慕われる様子が、「みなが慕っている」と書いているから そうなのだろうな、と思う程度で 読んでいてすっかり惚れ込んでしまうような描き方ではなく残念だ。 映画の脚本は予算オーバーになるからかなり削ったと聞いたので 相当の原作のエピソードが削られたのかと思いきや ほぼほぼ原作通り作られていたように思う。 題材は魅力的で、「成田記」を読んでみたいとは思った。 読みやすい小説だと思うが、歴史小説が好きな人や史実に明るい人は 読み応えがないと感じるのではなかろうか。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    戦のシーンで敵の武器の飛距離を計算してぎりぎり当たらないとこまでどどどどーっと攻めて…みたいなとこの描写とかが目に浮かぶよーな臨場感で、こう、キャラクターの移動度や武器の攻撃範囲がマス目で表される一昔前のシミュレーションRPGを思い出したりなど。 ファイナルファンタジータクティクスとか、アークザラッドとか、そーゆーの。 のぼう様の性格もいいけどさ、周りをかためる丹波とか和泉とか酒巻とかがかっけー。 酒巻靱負とか、小田原攻めに伴うこの戦いの後、記録からぱったりと消えてるのに、その名前は地名として現在にも残っている…とか、そーゆーの好き。なんか好き。

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    投稿日: 2011.11.14
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    読ませるね!。歴史ものはある程度作者のフィクションが入るけど、これは歴史を題材にしたドラマといった感がある。

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    投稿日: 2011.11.06