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女王国の城 上
女王国の城 上
有栖川有栖/東京創元社
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総合評価

76件)
3.8
14
31
16
4
0
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    宗教とミステリは相性がいい(というよりも、とても好き)んだよなあ。 上巻としては理想的な終わり方では? 江神さんは何か隠している感じだし、マリアの思わせぶりな言葉の真意も気になる。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    江神さんがいないとなんとなく心細くて寂しいな。事件が起こるまでが長いけど、間延び感もなく登場人物もわかりやすい。

    1
    投稿日: 2025.08.17
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    江神シリーズもしくは学生アリスシリーズも4作目。 上級生たちもついに就職活動の時期に入り、火村シリーズとは違いちゃんと年を取るこちらのシリーズはひょっとして完結とかあるのだろうか……と寂しくなってきたりもする。 山奥の新興宗教団体施設に行ったきりの江神部長を探しにアリスたちが行く導入、スラッシャーホラーならみんな死んでるよ?てノリなのだが、本格ミステリなのでたぶん大丈夫。 上巻のうちに江神部長に再会できるのかハラハラしてしまった。 総合的な感想は下巻の方で。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    学生アリスシリーズの四作目でした。 はなっから江神さんが居なくて、EMSのメンバーが探しに出ています。もう不穏で仕方ないです。 今回の江神さんは少し様子が違うように見えますが、どうなんでしょう?

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ第4弾。 宗教組織・人類協会がお膝元の土地神倉へ失踪した江神二郎を探しにやってきた有栖一行。11年前の未解決事件、殺害された協会員、きなくさい協会上層部、なかなか姿を現わさない教祖・野坂公子... etc.魅力的すぎる謎が前半にこれでもかとばらまかれており、これを後半でどう回収していくのかが楽しみになりました。不気味な雰囲気と織田や望月のやりとりの軽妙さが良い塩梅でとても読みやすかったです。また、有栖視点と麻里亜視点の2つから構成され、それぞれの考え方が絶妙でとても面白かったです。後半の怒濤の展開が楽しみです。 この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。 江神二郎:宮野真守 有栖川有栖:岡本信彦 望月周平:八代拓 織田光二郞:古川慎 有馬麻里亜:釘宮理恵 由良比呂子:竹内順子 吹雪奈央:松本梨香 臼井勲:津田健次郎 丸尾拳:ボルケーノ太田 稲越草介:高橋広樹 青山好之:梅田修一郎 本庄伽耶:楠木ともり 弘岡繁弥:大塚剛央 パトリック芳賀:羽多野渉 佐々木昌晴:浪川大輔 天川昭彦:間宮康弘 天川富恵:井上喜久子 金石源三:千葉繁 石黒操:堀川りょう 荒木宙児:斉藤壮馬 椿隼一:井上和彦

    34
    投稿日: 2025.01.12
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    野坂御影 - 人類協会会祖 29 野坂公子 - 御影の養女、人類協会代表 38 野坂季子 - 御影の娘、人類協会前代表 39 由良比呂子 - 人類協会神倉総本部総務局主査 81 吹雪奈央 - 同 総務局長 239 243 臼井勲 - 同 財務局長 239 303 丸尾拳 - 同 会務員 74 303 稲越草介 - 同 会務員 92 245 303 青田好之 - 同 会務員 229 本庄伽耶 - 同 会務員 246 土肥憲作 - 同 会務員 295 弘岡繁弥 - 同 会務員 310 子母沢尊人 - 人類協会アメリカ支部広報担当 315 パトリック芳賀 - 同 研究局員 316 佐々木昌晴 -人類協会員、医師 285 熊井誓 - 建築家 56 天川昭彦・富恵 - 天の川旅館主119 天川晃子 - 富恵の姪 金石源三 - 神倉の住人 261 金石千鶴 - 源三の孫 江神二郎 - 英都大学文学部4回生[4] 望月周平 - 同 経済学部4回生 14 織田光次郎 - 同 経済学部4回生 14 有栖川有栖(アリス) - 同 法学部3回生 14 有馬麻里亜(マリア) - 同 法学部3回生 14 石黒操 - 同 推理小説研究会OB 荒木宙児 - UFO研究家 110 椿準一 - 元警察官 111 玉塚眞通 - 天川昭彦の幼なじみ119 工藤悦史 - 刺客 144

    0
    投稿日: 2024.10.29
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    英都大学ミステリ研究会の長老江神さんが姿を消した。 EMCの面々は彼の元気な姿を確認したく、新興宗教の街へと旅立つ・・・! みんな江神部長が大好きですね、EMC! 新興宗教の本部で捕らわれの身となった江神さんをみつけ、今度はみんなでそこへ乗り込んでいき、同じようにとらわれるっていうカンジで。 上巻の後半に至ったところで殺人事件が起こり、解放されるために解決に奔走するEMC 新興宗教「人類協会」の面々がどうにも好きになれないまま事件発生まで引っ張られたので少し退屈。 後半はお話が動くか。

    1
    投稿日: 2024.06.16
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    シリーズの中で作品ごとにアリスとマリアのバランスが上手く使い分けられてて面白い。そして続きの下巻が気になる幕引き。

    0
    投稿日: 2024.04.06
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    事件が起こるまでが長い。 それでも全然面白く読めた。一緒にレンタカーに乗って旅に出てるような感じでワクワクしながら読んでた。 相変わらず登場人物が多くて覚えるのが大変だった。 アリスの本心がちょっと覗けて更に好きになった。

    1
    投稿日: 2023.05.15
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    ★3.9くらい これまでの学生アリスシリーズで1番面白かった。説得力・納得感がとてもある。小田や望月が就活を追われているのも現実的で面白い。自分が就活生の時に読むとより楽しめた気がする。

    0
    投稿日: 2023.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第4弾 今度は江神がいなくなった。なのに、どこに行ったかはわかりやすく、友人への依頼は明かされず、あっさりと再会はできた。そして起こる殺人、軟禁されるメンバー 当たり前に来ない警察、犯人はわかるのか、そう決めようとしているのか…2日後には何があるのか…江神は何のためにここに来たのか、江神は卒業したらどうなるのか、今どうしているのか、とかこれってどういう世界観なのかとか、いろいろ気になる上巻。

    0
    投稿日: 2022.10.09
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    内容(「BOOK」データベースより) ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は“女王”が統べる聖地らしい。場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける―奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に“入国”を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で―。

    0
    投稿日: 2022.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスと江神二郎のシリーズ、第4弾。 厚い上下巻の、まず上巻。はっきり言ってまだ何も分かっていない。 有栖、英都大学一回生の年には『月光ゲーム』 二回生の年には、『孤島パズル』と、『双頭の悪魔』 そして今回は、三回生になっている。 四回生の望月と織田は就職活動中、在学八年目の江神も今年度限りで大学を去らなくてはいけない。 最後の事件になるのだろうか。 連休明けに、江神が旅に出たきり戻らない。 ある新興宗教の総本山に入り込んだことが確認され、なんとか有栖たち四人も江神と合流できた。 なんと、江神は卒論に新興宗教を取り上げようと言うのだ。 そういえば、文学部哲学科だった。 宗教は哲学に含まれるから、おかしな事ではないけれど・・・ 江神が「卒論」か〜 う〜ん。 卒論も嘘ではないと思うけれど、他にも何か思うところがあるのでは? お母さんのこととか? そしてお約束の殺人事件であるが、今回は誰が殺されるか全く分からなかった。 しかし、下巻ではもしかしたら、あの人が殺されているんじゃないかと思う。 とにかく面白くてぐいぐい読める。

    2
    投稿日: 2022.07.15
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    事件を待ち構えながらの道中面白い!まず事件が起こる以前になぜ江神さんが神倉へ行ったのか、未解決事件、などなど本作の事件に関係あるか否、を勘ぐりながら読み進める。アリスのたまーに出るツッコミもかなりツボ。「おまえは、牛か」は声出して笑った。下巻も楽しみ!

    3
    投稿日: 2022.02.19
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    な、長いし進展はそんなに感じられない~。 すごく読むのに時間がかかってしまった。 でもEMCみんなの掛け合いがとても好きで、最初のアリスが運転するときの 凸凹コンビの掛け合いにグッと来てしまったわ。 今度は宇宙人がテーマなのね、壮大だわ。 下巻を読みたくて少し流し読みをしてしまった箇所もあるけど、 そのままの勢いで続く。

    0
    投稿日: 2021.11.05
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    すごいところで切られてしまい、下巻をすぐ読まなくては、と言う気にさせられます。宗教団体そのものよりも奇抜で今なら普通にどこかのデザイナーが建設しそうな建物が気になっています。4人のやり取りと、おそらくアレがどこかから出てくることで…なんて伏線を色々考えながらじっくり楽しませてもらった上巻でした。それにしても江上さん、何を隠してるんですか?卒業後の事も含め、本当に気になります。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    うわー。 むちゃくちゃ面白い。 島での密室とは違い、宗教都市の密室というのが良い。 偏見だけど、宗教都市の方がちょっと変わった人がいても受け入れやすいせいだろうなぁ。 下巻も楽しみ。

    1
    投稿日: 2019.02.14
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    なかなか話がすすまなくてじりじりするー。 そして上下巻の上巻だからなんにも解決してないんだけど、あれもこれもそれも下巻でちゃんとわかるの!?ってドキドキするのですぐ下巻読む。

    0
    投稿日: 2018.10.18
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    江神さんが、宗教都市神倉に消えた。正確には「ちょっと遠くにいってくるかもしれん」と残して消える。彼のアパートで見つけた事実をつなげて神倉へとレンタカーを走らせるアリス、マリア、そして二人の先輩。先輩二人は就活を休んでの参戦だった。宇宙人に救いを求める宗教に江神さんがはまったわけではないかと心配していた彼らは、紆余曲折の末江神さんと再会を果たすが、人類協会の総本部“城”の中で殺人事件が起こる。すぐに警察を呼ぶように説得するミステリ研の面々だったが、協会の人間たちは城を封鎖して自分たちの手で犯人を探し出すと言い出す。軟禁状態に陥ったアリスたちは犯人を突き止めることができるのか、、、

    2
    投稿日: 2018.03.04
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    わたしの好きな江神部長を探しにいく話。もう、江神部長も大学にいられなくなるのかー、この時代は携帯電話もないから こういう話の設定が作りやすいなあと思った。携帯電話の出現によって、推理小説とか設定に制限が出てきたんだろな。

    0
    投稿日: 2017.10.14
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    クローズドサークル大好き。新興宗教施設から出してもらえない!型、こういうパターンかあ~と、それだけでわくわく。携帯もポケットWi-Fiもない、ノスタルジックな世界観ならではの舞台設定。

    0
    投稿日: 2017.07.20
  • 前作から15年ぶりに書かれたシリーズ4作目

    推理研の江神部長が突如居なくなり、誰にも告げずにUFOを信じる宗教団体の聖地に向かったことがわかった。 推理研のメンバーも現地に到着しすったもんだの末にどうにか江神部長と合流することが出来たが、様子がおかしい、江神部長は卒論の取材のために来たとは言うが何か隠してる。ここに来た理由は他にあるようだ。 そして、殺人事件が起きた。推理研の皆は施設内に閉じ込められてしまう・・・・下巻に続く。

    0
    投稿日: 2017.06.18
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    「学生アリス」シリーズの4作目。 「双頭の悪魔」からおよそ15年ぶりに発表された物語である。 完全なる密室の中での殺人は不可能である。 某ドラマではないけれど「破れない密室はない」を地でいく展開になっている。 心理的な作用によって密室は作られていく・・・。 物語は広範囲に枝葉がのび、江神の過去や本筋以外の雑学にまで及んでいる。 けれど、読みにくさはまったくない。 この物語に関しては多くを語りたくはない。 まずは読んで楽しんでほしい。 スピード感もあり、閉ざされた世界で起きた事件は本格ミステリーとしても読みごたえのある物語だった。

    3
    投稿日: 2017.04.07
  • 上下巻通しての感想です

    さすが和製エラリー・クイーンこと有栖川有栖氏。読者への挑戦状を筆頭に、非常にミステリーファンの心をくすぐる作りとなっています。様々な謎がある中、個人的には拳銃の入手方法に一番驚かされました。巨大な密室ともいえる宗教施設にまさかあのような方法で・・・見事です。中には肩透かしな真相もないわけではないのですが、総じてよく構成されていたように思います。新興宗教の施設に軟禁されるというシチュエーションも緊迫感があってよかったです。

    1
    投稿日: 2016.12.10
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    上巻でだらだらと伏線を出し、下巻の前半で伏線を吟味し、後半で回収していく。 とにかく伏線はすべて回収しないといけないという強迫観念にとりつかれているがごとく。 しかし、「出してくれ」「だめです」「警察を呼んでください」「だめです」という何度も何度も何度も何度も繰り返されたやりとりそのものも伏線だったという……。 そのわりには真相の驚きが薄いか……。 しまそうのようなアクロバティックな事件を期待したのがだめだったのか。 また江神さんの暗号にしても、それだけぇ? と細く悲鳴を上げてしまいそうになった。 決してつまらないわけではないが、交通事故のような読書にはならなかった。

    0
    投稿日: 2016.07.14
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    英都大学推理小説研究会シリーズ第四弾。カルト教団内に侵入し、事件に遭遇。この江神、有栖川、マリアのシリーズは、火村に負けないくらい面白い。下巻も楽しみ。

    0
    投稿日: 2016.05.14
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    学生アリスシリーズ第4弾。 江神部長を追って訪れた宗教団体『人類協会』で事件に巻き込まれる。 事件が起こるまでが冗長気味。 今のところ物足りないけど、下巻の展開次第かな。

    0
    投稿日: 2015.10.27
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    シリーズ第4作の上巻。 新興宗教の本部で起こる殺人、そして彼の地で起こった殺人の2つが提示される。 現在の事件はクローズドサークル、過去の事件は密室の状況として提示される。 現状としては謎の魅力が不足気味。 伏線は散見されるが、下巻の展開次第。 どちらかというと、シリーズに通底する主人公たちの今後の方が気になるのが正直なところ。

    0
    投稿日: 2015.08.25
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    上巻、下巻でそれぞれそれなりに厚さのある本格ミステリーです。 上巻で説明された事柄、伏線が下巻で回収され、点と点と線になっていく気持ち良さが味わえます。 そして、ミステリーの謎解きだけでなく、城からの脱走劇では爽快感も感じられます。 長い小説は読むだけで疲れますし、そもそも読みきるまで時間がかかりますが、この本は先が気になってついつい読んでしまいます。そして、気づいたら読み終わっており、江神さんはかっこいいなあと思ってしまうのです。

    0
    投稿日: 2015.02.17
  • 江神部長のファンなら必読

    江神シリーズ第4段は上下巻の長編です。 長いから読むのを躊躇している方もいらっしゃると思います。 私がそうでした。 しかし、江神部長とアリス達推理研究会のファンなら、この長さが何時までも終わって欲しくないほど楽しめると思います。 作者の後書きにもありましたが、上巻は静、下巻は動です。 下巻のノンストップで動き出す推理研究会の5人を取り巻く情勢を迎える為に、まずは上巻をゆったりと楽しんで下さい。 そして下巻は江神二郎の秘密が明らかになります。 お楽しみに。

    0
    投稿日: 2014.11.29
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    とにかく長い。 まだ下巻を読んでいないので内容の評価はできないが、上巻の終わりにようやく本題に入ったという印象。 江神さんが神倉に来た理由、過去の事件と現在の事件との繋がり、協会が事件を隠してアリス達を拘束している理由などが下巻で明らかになっていくのだろう。 上巻で引っ張られた分、下巻に期待。

    0
    投稿日: 2014.11.08
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    ちょっと遠出するかもしれん。そう言ってキャンパスに姿を見せなくなった、われら英都大学推理小説研究会の部長、江神さん。向かった先は<女王>が統べる聖地らしい。場所が場所だけに心配が募る。週刊誌の記事で下調べをし、借りた車で駆けつける――奇しくも半年前と同じ図式で、僕たちは神倉に<入国>を果たした。部長はここにいるのだろうか、いるとしたらどんな理由で?

    0
    投稿日: 2014.09.29
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    舞台は、めざましい成長を遂げる宗教団体<人類協会>の聖地、神倉。キャンパスに姿を見せなくなった部長を追いかけて<入国>するも、殺人事件に遭遇する。本来なら警察に連絡するところを、人類協会はなぜか頑に連絡を拒み、主人公たちを施設から出さないようにします。 犯人は誰か? 人類協会は何を隠しているのか? シリーズおなじみの閉鎖空間での殺人劇です。 下巻側にある「あとがき」で、上巻は「静の巻」と作者が書いていたり、事件が中々起きないので少々退屈、と評価される本巻ですが、個人的にはそれほど退屈ではありませんでした。おそらく解決に関わってくるであろう、11年前の事件考察や、主人公たちの会話など、テンポ良く読ませてくれるからかな、と思います。ただ、学生シリーズというか、青春小説なんかにある、独白(?)はもう少し短くしてもいいかな。 本巻は、絞殺死体が発見された夜で終わり、下巻へ続きます。 いくら作者が「静の巻」と言っても、無駄に読ませるわけがないですし、多分そこかしこに犯人を指摘するに必要な事があるはず、ということで、下巻を読む前に本巻を読み直してみたのだけど、気になる記述もなく。 そういう意味でも、下巻が楽しみです。

    0
    投稿日: 2014.09.07
  • ジェットコースター、上り

    シリーズ第4作はとうとう上下巻に分かれました(※文庫版の場合)。前作『双頭の悪魔』から15年以上経っての発表だというのに、前作脱稿後すぐに書き始めたのかと思うくらい、違和感なく仕上がっています。江神のアリスも推理研のみんなも、いい意味で変わっていません。 変わったのは、著者の力量でしょう。本書は、独特の舞台設定や深みのある人物造形といったシリーズならではの魅力を引き継ぎながらも、物語としての面白さでは前3作を上回っています。江神シリーズはどの作品も好きなのですが、現時点では本書が最高です。ページをめくるたびに驚いたり、冒険映画を観ているように痛快な心地になったり、駆け抜けるように一気に読み進んだり、残りページの少なさに読み終えるのが惜しくなったり……。まるで計算しつくされたジェットコースターのように、極上の楽しさを味わわせてくれる作品でした。 この上巻では比較的ゆっくりと物語が進みます。事件らしい事件が起きるのも遅めですが、登場人物の多さや舞台となる〈街〉の広さを考えるとそれも仕方ないでしょう。ミステリだけでなく江神シリーズ自体が好きという方なら、問題なく楽しめると思います。ちょうど、ジェットコースターがゆっくり坂を上っていく感じでしょうか。あとにはもちろん、スピード感のある下り(下巻)が待っています。

    1
    投稿日: 2014.07.05
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    再読。 やっぱりEMCシリーズは楽しいね。 自分と同じくらいの年月をシリーズに費やしているってのも 若干縁を感じる。4作目だけど。最終巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2014.06.09
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    宗教団体の〈城〉へ行ったまま戻らない江神さんを案じて一行は神倉へ、の学生アリスシリーズ第4弾。 上下巻でこのボリューム! まだ上巻は事件が起きたばかり。なのに少しも飽きずに読ませる。 今回はやたらアリスが感傷的。 「淋しい」発言可愛いけど、何だかとてもせつなくなるからやめてー! 江神さんはこの時点でどこまで分かっているんだろう? 「封を切ったら何粒かの砂がこぼれ落ちるやろう」が恐ろしくせつなく儚く幸福だ。 「ねぇ。今、淋しい?」

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    江神シリーズ第4作・上。 久々の江神先輩。なのに中々会えないという…マリアじゃなくてもそりゃ突っかかりますよ(笑) 作者あとがきに静の上巻、動の下巻、とあるけれど、確かに下巻に比べたら上巻は派手な動きはないけど、伏線あれこれあるので読みごたえがない訳ではないです。 読み終わった後で、もう一回読みたく成る感じ。

    0
    投稿日: 2014.05.20
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    個人的に久しぶりの有栖川さん作品。いつものメンバーの軽快な(時には極端な推理が面白く、でもそこにもヒントがあるのかな?)掛け合いもあり、楽しめました。人称の違いや過去の事件など含めて、どれだけの伏線があったのか、推理しつつ早速下巻へ。

    4
    投稿日: 2014.03.20
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    学生アリスシリーズ。 安定の面白さです。 キャラクターのやり取りが軽快で、サクサク読み進められます。 上巻はほとんど推理、というより冒険活劇でした。 それでも面白いのは作者の力なのだと思います。

    0
    投稿日: 2014.01.13
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    学生アリス( ^ω^ ) 安定の読みやすさ。ただ、あんまり事件も起きないし、ほとんどUFOとか協会とかの補足説明って感じで、ちょっと退屈だった。でも、いつものメンバーの雰囲気やら会話やらを十分堪能できた。 ところどころ双頭の悪魔とリンクしてて、切なくなる。

    0
    投稿日: 2014.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスと江神二郎が活躍するシリーズ第4弾。 前作ではマリアが不可解な行動の末に山奥の村に逃げ込むようにして引きこもったが、本作ではなんと探偵役の江神二郎が新興宗教の街に一人赴き、それを追ってアリス、マリア、モチ、信長の4人もその街・神倉へとやってくる。 その新興宗教・人類協会は傍目には人畜無害な人たちの集まりのようではあるが、ひとたびその街の中で殺人事件が起こると、外部からやってきたアリスたちを含め、関係者を軟禁してしまう。しかも、警察には届けず、自分たちで解決しようという。 江神二郎とアリスたちは再会できたが、なぜ一人でいきなりこの街に来たのかは納得のいく説明がえられない。さらに、11年前の殺人事件も未解決となっていて、今後ストーリーにどのように絡んでくるのか。人類協会は本当に人畜無害なのか。謎は謎のまま上巻は終わり、それらの謎がどのように収束するのか、上巻を読み終えた段階ではほとんど何もわからない。 下巻の目次をみると、やはり「読者への挑戦」があるようだが、これまでのところ完全に作者にしてやられている。下巻の挑戦までにその謎を解き明かすことが出来るのか、自分に対しても興味を持って下巻に取りかかりたい。

    0
    投稿日: 2013.11.29
  • 学生アリスと江神二郎が活躍するシリーズ第4弾!

    前作ではマリアが不可解な行動の末に山奥の村に逃げ込むようにして引きこもったが、本作ではなんと探偵役の江神二郎が新興宗教の街に一人赴き、それを追ってアリス、マリア、モチ、信長の4人もその街・神倉へとやってくる。 その新興宗教・人類協会は傍目には人畜無害な人たちの集まりのようではあるが、ひとたびその街の中で殺人事件が起こると、外部からやってきたアリスたちを含め、関係者を軟禁してしまう。しかも、警察には届けず、自分たちで解決しようという。 江神二郎とアリスたちは再会できたが、なぜ一人でいきなりこの街に来たのかは納得のいく説明がえられない。さらに、11年前の殺人事件も未解決となっていて、今後ストーリーにどのように絡んでくるのか。人類協会は本当に人畜無害なのか。謎は謎のまま上巻は終わり、それらの謎がどのように収束するのか、上巻を読み終えた段階ではほとんど何もわからない。 下巻の目次をみると、やはり「読者への挑戦」があるようだが、これまでのところ完全に作者にしてやられている。下巻の挑戦までにその謎を解き明かすことが出来るのか、自分に対しても興味を持って下巻に取りかかりたい。

    1
    投稿日: 2013.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ4冊目。 1冊目よりも2冊目、2冊目よりも3冊目、そして3冊目よりも4冊目が面白い!…のではないかと期待している。 まだ上巻を読み終えたところだけれど、魅力的な謎が提示されて、下巻への引きも完璧。 下巻を読むのが楽しみ。 江神さんが神倉を訪れた理由は? 11年前の密室殺人事件の真相は? 宇宙人ペリパリは登場するのか? 人類協会は何を隠しているのか? まぁ、宇宙人ペリパリは登場しないだろうと思うけれども、登場したらしたで面白いかもなぁ…とも思う。 シリーズ2冊目の『孤島パズル』のモアイも良かったけど、UFOと謎の宇宙人というのもなかなかの小道具。 おどろおどろしさがなくて良い。 というよりかなり面白い。 信仰の話を聞くとそれが新しい話であるほど、「どこまで本気で言っているんだろう?」と考えてしまいがちだ。 いきなり「宇宙人ペリパリが再訪するのを待っている」なんて言われたら、笑っていいのか悪いのか真剣に悩んでしまうだろう。 そして最終的には笑ってしまうだろう。まずいなぁ…。 それを想像するとアリス達が置かれている状況の困難さが分かる。 それでも火山よりはマシかな? 無事に生還してほしい。 もちろん江神さんと一緒に。

    4
    投稿日: 2013.07.25
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    登場人物のパンチがいまいち弱い気がして把握するのにちょっと苦労しました。 青春にドキドキするので(汗)途中に入るマリアのターンに惑わされる事なく、部長と同じ答えに行き着くように…無理だろうけど…注意して下巻も楽しみます。

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    学生アリス&江神シリーズ第4弾。3作目のマリアに続いて、今度は江神さんがいなくなる。部長を探しに、美しい女王(代表)のいる宗教団体に向かった推理小説研究会のメンバーが、事件に巻き込まれる。ハードカバー版の出版は2007年だが、著者のデビュー作の続編で2年しか経っていない設定なので、舞台は1990年5月。携帯電話なんて持っていない時代だからこその、人為的クローズドサークル。

    0
    投稿日: 2013.05.09
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    いやぁ長かった……事件が起きるまでが長い長い……伏線なんだろうと思うし、イライラすることはなかったけど、読むスピードは落ちる。途中途中に入るマリアの独白の意味を知りたい。というわけで下巻へ。

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    投稿日: 2013.01.05
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    この作品の文庫版は初めて読んだ。EMCの後輩4人で、ふらりといなくなってしまった江神さんを探しに行く場面から始まる。 ミステリに関して本を読まない方から「人殺しの話でしょ」と言われても仕方のないことだとおもっているが、やはり学生シリーズは若さが溢れていて事件だけではない魅力で惹きつけてくれる。こちらとあちらで紗がかかっているようなもどかしさはあるが、じゅうぶんおもしろいはじまり。 殺人事件に遭遇したアリスの内面の描写が、ハードカバー版の方が“どん底”の感じが強かった気がするが覚え違いか。読み比べてみなければ。

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    投稿日: 2012.12.05
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    前半はちょっと長い気がした。 いつになったら、部長が出てきて殺人が起こるのかヤキモキしましたw 事件が起きてからはサクサク読めてしまいました♪

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    投稿日: 2012.10.17
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    江神先輩の活躍するシリーズ第4弾。一見まともだが、どこか怪しげな雰囲気をまとう宗教集団と町に閉じ込められる主人公達。 そこで、殺人が起こり、ますます脱出困難に…

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    投稿日: 2012.08.14
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    江神さんがいなくなった!! 相変わらず推理研の面々のやりとりが小気味いい♫ これはほんと面白かった\(^o^)/

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    投稿日: 2012.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学生アリスシリーズ! 久々! 出版されたときに(私が)ミステリーのターンではなかったので、いまさら読んでおりますが、久々すぎて前の話が思い出せない(汗) これはもう一度読み直さなければと思います。 しかし、久々に長編ミステリーだったので最初はちょっとだれてしまいました。朝の通勤で読んでいたので、細切れになったのも悪かったか。物語に移入するのにしばらくかかってしまいましたが、建物の構造などを頭で上手く描けなかった想像力の欠乏にがっくりです。 関係ないけど、シイタケが美味しそうだ。 「チャイナ橙の謎」エラリー・クイーンの。 そういえば読んだことがないので、機会があれば読もう。 学生のアリスの空想にちょっと笑った。

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    投稿日: 2012.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このシリーズ、前作からすごい年月たってたから発売したときびっくりした。 あ、ちゃんと続いてるんだ。って。 読んだ途端、懐かしさでいっぱい。書かれた時代がかなり前とはいえ、古臭さはしない。 時折出てくるギャグの類が少し通じにくいけど、ミステリー自体は色褪せない。 このシリーズ、いつも旅先での事件。だからか、台風の夜みたいなわくわく感。 このまま下巻突入する!

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    投稿日: 2012.05.11
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    上巻、当然だがまだ謎の提示でしかない。シリーズ前作のように期待を裏切らず、こちらを唸らせてくれるかどうか。

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    投稿日: 2012.04.23
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    11年前の事件との繋がりは?江神さんの本当の目的は?軟禁状態となった有栖達はどうなるのか?などと興味は尽きません。 後半の展開が楽しみです。

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    投稿日: 2012.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そうきたか!!という設定。面白かったけどもう一度読んでみようとは思えない長さ。大学のサークルにちょっと憧れるな〜 楽しそう。。

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    投稿日: 2012.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく久しぶりのEMCシリーズです。 大好きだったシリーズだけあって、メンバーの掛け合いが久しぶりに読めてとっても嬉しかった。 このメンバーやっぱり好きです。笑 正直UFOとかに全く興味が無いので教団のうんちく関係は読むのが苦痛な部分もありましたが、前半は「静の巻」という事なのであまり「これはミステリなんだぞ」と思わずに先輩方とアリスの掛け合いを楽しむことにしました…。 と、いうわけで前半は事件も起きず本当にゆったりした速度でストーリーが進みます。 本編は後半なのだと期待して下巻へ。

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    投稿日: 2012.01.31
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    読み始めてから少しして違和感を抱いた。前作を読み終えてすぐにこの本に手を伸ばしたのだが、書き方が変わっているように感じられた。 軽く調べてみたら、前作から15年ほどの月日が経っているらしい。それなら仕方ないかと思う反面、少し残念に思えた。わたしは前作までの雰囲気の方が好きだ。 「~だって?」という表現が多く、会話数を削減してスムーズに進めることができているが、読んでいるうちにだんだん違和感が残るようになる。 それに、ここの説明は本当に必要なのだろうか?と疑問に思う点もあった。特に荒木のSETI計画の説明とか。読んでいて苦痛を感じるレベルではないが、次!次を早く!と焦らされている感がある。 ただ、これは江神さんがEMCのメンバーに何か隠し事をしていて、それに対してアリスがもどかしい思いをしているのを作品の雰囲気として表しているのかもしれない。 もしかしたら必要ないように感じる長い説明に伏線が張ってあるのかもしれない。 わたしの考えすぎかもしれないけれど。 とにもかくにも、下巻が気になる限りである。

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    投稿日: 2012.01.28
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    初の有栖川作品。けどシリーズ4作目っていう…(;´▽`) 最初は、読んでてちょっとくどいな、と思うこともあったのですが、おもしろかったです。ちょっと冒険活劇っぽい感じも楽しかった。 軽く読むのにいい感じ。

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    投稿日: 2012.01.01
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    久しぶりの江神・アリスコンビ、懐かしくて楽しかったです。 江神さん、アリス、マリア以外の2人のキャラはすっかり忘れてました。

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    投稿日: 2011.12.04
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    有栖本人があとがきで「前半は冗長だから心配」と書いている通り、基本短編の有栖川スタイルに慣れていると、長編でしかも前編とくると色々と細かいことが気になってくる。特に人物の書き分け。4作目にして未だに望月と織田の区別が付かない私はバカなんだろうか。もう少しキャラ立てて貰えるとストーリーに入り込み易いんだけどなぁ。あとマリア嫌い。なんか性格が鬱陶しくて魅力を全く感じない。あと「〜だって?それは〜ですよ」というスポーツ新聞の選手コメントみたいな言い回しが随所に出てくるのだけど、どうしてもイラッとくる。こんなことばっかり思いながら読んだから、すっかりつまらなかった。

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    投稿日: 2011.12.03
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    学生アリス4作目。前作の双頭の悪魔から15年間空いてたらしい。 前編なので、問題啓示がメインで物語が本格的に動き出して続きは後編エンドなのはなんとなくわかっていたけど……事件が起きるまでが長いというか、舞台背景を理解するのに大変というか、ぺリパリを信じる宗教集団に疲れたというか、読んでる時にまーだーかーなーって感じがしてた。 が、意味もなく事件が起きるまでが長いというわけではなく、必ず後編への伏線がちりばめられているわけで、マリアの落し物とかね。 所々にあるアリスのツッコミも面白かったし、バブルの話題やインターネット、携帯できる電話の件では時代の流れを感じた……ってこの件半分後編だっけ。

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    投稿日: 2011.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時代設定が秀逸。いかにもバブリの象徴のような施設の「城」が、崩壊する(んだろうね、きっと)のと、バブルの時代の終わりが重ね合わせのイメージになってる。 ひとつひとつの全然関係なさそうに見える事象(例えば、落としたピアスの行方とか、冒頭のドライブスルーのやり取りとか)がパズルのピースみたいで、果たしてどれがどこに繋がるのか、考えるのが楽しい。

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    投稿日: 2011.09.30
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    15年ぶりの江神シリーズ。 前半はスローペース。事件発生しても、身動きが取れない状態にある。少し物足りない印象の上巻。

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    投稿日: 2011.08.22
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    やっぱ学生アリスの方が面白い気がする。 てか、双頭の悪魔から15年間が空いてたんだ。 さらに文庫になったのは今年のこと。 いい時に買ったな。 すごくいいところで下巻につながるけど、近くの本屋に行ったらカバーが傷ついてるやつしかなくて買えなかった。 くそぉ。

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    投稿日: 2011.08.02
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    前半ちょっと退屈しましたが後半は面白かった。 う~んでも私は有栖さんは火村シリーズの有栖さんの方が好きかな。

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    投稿日: 2011.07.22
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    久しぶりのシリーズだったので、 メインキャラを思い出すのに時間がかかった。 ということと、初っぱなから結構人が沢山出てくるので だれが誰だかわからない状態になってしまったり。 話にのめり込むまでに大分時間がかかってしまった

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    投稿日: 2011.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

     学生アリス、第四弾。  正直忘れてたことが多いせいか、取っ掛かりは悪かったけれど、後半になるにつれ、どんどん引き込まれていき、続きが気になって仕方がありません。

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    投稿日: 2011.05.22
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    江神二郎と学生アリスのシリーズの待望の続編。孤立した状況、あやしげな信仰、俗物的な人物など、クラシカルな本格ミステリの要素満載。

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    投稿日: 2011.05.12
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    前作の「双頭の悪魔」を読んでからかなり経っているが、記憶にある雰囲気よりは幾分軽いタッチになっている気がした(決して悪い意味ではない)。 文庫化は最近だが、時代設定は1990年ごろとなっており、発展めざましい宗教団体という舞台設定からも、「O真理教」を意識して書かれたのかなという気がする。 そういったことは置いておいて、この上巻では事件自体は中盤過ぎまで起こらないものの、飽きさせない話の運びで楽しく読み終えた。 下巻もまとめて買っておくべきだったとちょっと後悔。 事件の謎がどのように解かれるのかを楽しみにしたい。

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    投稿日: 2011.04.03
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    過去に文芸書版を借りて読んでいたけど、話の大半は記憶から消えてるなぁと痛感。過去の密室殺人のことなんか忘れてたし…。 でも読み進めるうちに些細な文章から「そういえばこれって…」と思い出すこともあり、そうやって気付く度にエラリー・クイーンばりの伏線の張り方をしてる作者に感服。 もちろんトリックもピカイチだけど個人的には、登場人物に必ず「この人好かんわ」と思わせるキャラが存在するのがすごいと思う。アリスやマリアが感じる苛つきや不快感を読者に共感させる筆力はさすが。 下巻を読むのが楽しみ。

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    投稿日: 2011.04.02
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    前半を占めるEMCの面々のやりとりに微妙に入れず、ちと読み面かったが、‘城’に入り出してからは、流れに任せられました。双頭で少し好感をもったマリアですが、今回はどうも今の処苦手。何故か有栖川さんの描く女性が苦手です。いい子なんだけど、なんでかなあという気持も含めて下巻へ

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    投稿日: 2011.03.26
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    新興宗教の本部という設定が少し無理がある気がしますが、人工性を重視した本格ミステリならではなのかもしれません。 上巻はゆったりと進み、大きな展開はないものの、軽いノリは楽しめました。

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    投稿日: 2011.02.18
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    学生アリスシリーズ四作目。事件がなかなか起こらないものの、推理研のメンバーがいろいろとウダウダやってるのを読むのはなんだか楽しい(笑) 事件の舞台となる宗教団体の城の設定に、こだわりが感じられ、建物の間取り図や挿し絵なんかも挿入してあり、特異な事件現場ながら想像しやすいです。 事件の犯人やら、警察の介入を拒む団体の不可解さやら、江神さんのことについてやら、下巻が楽しみな謎だらけです。 第8回本格ミステリ大賞 2008年版このミステリーがすごい!3位

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    投稿日: 2011.02.15
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    THE本格!な有栖川作品でした。設定も雪山の山荘?な感じ。江神シリーズではお決まりですね。双頭の悪魔にかなり近しい雰囲気です。マリアが江神に変わった感じ☆新興宗教の教団施設を舞台に学生アリスたちが大暴れ!!過去の密室事件も絡みより事件は複雑さを増す。上巻はまずは事件編ですね〜。

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    投稿日: 2011.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江神二郎シリーズ 大学から消えた江神。行方を捜す推理研究会メンバー。江神の残した情報から新興宗教団体「人類協会」の支配する村を訪れたメンバー。アリスの運転する車と衝突しそうになったバン。10年前に起きた密室殺人事件。村に帰ってきた玉塚と消えた殺し屋・工藤。消えた拳銃。江神との面会のかなわぬメンバー。江神のメッセージ。「チャイナ橙の秘密」に隠されたメッセージ。江神との再会。「人類協会」の神・宇宙人ペリパリんぽ降臨した鍾乳洞で殺害された信者・土肥。盗まれた監視カメラのビデオテープ。警察の介入を堅くない拒む教会のメンバーたち。江神たち脱走。逃げのびたアリス、望月、織田。拳銃で頭を撃ち抜かれた信者・弘岡の死体。自殺のような死体。  2011年1月27日購入  2011年1月28日読了

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    投稿日: 2011.01.29
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    2011/1/29 Amazonより届く。 2019/6/15〜6/24 第8回本格ミステリ大賞受賞作。2年ぶりの有栖川作品。 宇宙人とのコンタクトを売りにする新興宗教の聖地の本部内で起こる殺人事件。学生アリス、江上等が真相解明に乗り出すが、教団側はあくまで自分達での解決を図る。受賞にふさわしい舞台設定。下巻へ。

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    投稿日: 2011.01.29