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有川浩 / 幻冬舎文庫 (406件のレビュー)
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総合評価:
ノラネコ生活
10
この話は、フィクション?ノンフィクション?
妻が突然不治の病となってしまう。 病の原因は彼女に死を宣告することと同じであった。 彼と彼女の出会いから別れを切々と書いたSide-Aと、彼のある提案を薦める半実話のSide-Bで構成されている。 … Side-Aは彼女の書いた小説を心待ちにしていて、楽しみしている様子がものすごく幸せそうで読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらい。 Side-Bは全く反対の展開であるが、彼と彼女の幸せな日常が書かれているが、あまりに現実的なところがあるなと思ってあとがきを読んでみると納得してしまった。 続きを読む
投稿日:2015.12.25
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ことく
6
中高生の時に読みたかった…
私は有川さん贔屓ですが、この作品では感動できませんでした。難病に立ち向かう夫婦の有り様がsideAでもsideBでも描かれていますが、どちらも夫が出来すぎ。妻の方はとても人間臭いのですが、夫は…『こん…な人いないって…』って思って感情移入出来ず、あっという間に読了しました。 私が中高生だったら感動した…かも? 感動出来ない自分にちょっとため息が出ました。 続きを読む
投稿日:2016.02.23
理科好き
3
これはずるいでしょ・・
突然の難病に冒された妻。好きな仕事をすることで自分の病状を悪化させてしまうと分かったときに夫婦が取った判断とは・・・。 いや,切ないです。とりあえずここまででも読む価値あり。 と,ここから後半になる…と,話が一変します。 まぁどちらも十分おもしろかったですけれど。 さすがと思わせる作品です。続きを読む
投稿日:2015.12.23
ストーリー・セラーの涙
2
ストーリー・セラー
泣いています。今読み終わったところです。一気に。でも,レビューを読まずに作品と出合っていただけたらなあと思う気もちでいっぱいです。「植物図鑑」は正にビンゴの純愛(私の中では)で胸きゅん。この作品は大人…の胸きゅんにあたるかなあ。有川浩の構想・言葉遣いにまたやられました。 続きを読む
投稿日:2015.12.31
さむくら
想像力でさらに物語が続いていきそう
Side-AもSide-Bも、小説を書く人は女性で、読む人が男性で、ふたりの恋愛があり、生活があり、それぞれ独立してでもかなり泣かされました。 それが、両方を続けて読むと、ああここに繋がるんだ…と理解…しつつも、切なさ二倍というか。 最後まで読んで、結局、どこまでが『物語』でどこまでが『逆夢』なのか…読者にパスされているところも有川さんらしく。 見開きページいっぱいの言葉のところなどは、たまりません。 泣きの山が何度かありました。電車で読んだのは失敗です。ハンカチ、ティッシュ用意して、人目を気にしないところで一気読みしてください。続きを読む
投稿日:2016.06.23
食いしん坊花子
1
読者と作家の幸せな関係
リボンのかかった表紙がすごいイイナー、と思いながら、 長年読まずにいたこちら。 これはラブレターとでもいうのでしょうか。 作家さんとその傍らにいる人の。 熱烈に信じてくれる読者と幸せな作家さんの関係…性が描かれてます。 運命や環境は甘くはないけれど。 続きを読む
投稿日:2017.04.25
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なえまる
このレビューはネタバレを含みます
205ページ 1300円 4月21日〜4月21日 小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために物語を紡ぎ続けた。 SideAでは、小説家の妻が病気になり、それでも書くことを続けて最後まで生きていく話。SideBでは夫が事故に遭い、それを機に病気がみつかり、病と向き合いながらも、やりたいことをやり遂げていく夫婦の 話。どちらも悲しくて胸が締め付けられそうな思いがした。私は、私のために祈ってるって言う言葉が、突き刺さる。 私は、私の時間を旦那さんのためにすべて使ってもいいと思ったし、後を追うとも思った。そんな私を救ってくれたのもまた、サイドBと同じく猫だった。 有川さん自身の話なのかと匂わせるエピソードが最後に綴られていて、その後の旦那さんはどうなったのか気になる。
投稿日:2024.04.13
リン
サイドAの微笑ましい2人のやりとりと、あの出来事以降の物語の展開で胸が締め付けられる。大事な人を想像しながら読むと余計に涙が止まらなかったです。
投稿日:2024.04.08
めろ
sideAとsideBの二部構成 sideAの別視点をsideBで描かれていくのかと読み進めて、ん??と思ってたらそーゆーことか! 読む年齢、時期によって感じるものが変わってきそうだなぁと思う作品だっ…た。 いまのわたしはsideAが好き。 想い想われお互いを尊敬し尊重する。そんな夫婦は理想で愛に溢れてるなぁ 有川浩さんの描く登場人物はみんなあたたかく、芯がある。だからか全員に惹かれその本の世界に入り込んでしまう 言葉ってすごい。言い回しによってその人の人柄がでるからこそあ、その考え方言い方好きだなって思う相手のことを好きになる。そんなことを思った一冊だった。 書ける側の人間っていいなー!うまく表現できないことを言語化できる。伝えられる。続きを読む
投稿日:2024.04.07
こころ
付き合うまでの過程はすごくキュンで好みでした。 お互いに理想とする人に出会えて結婚できて幸せに年を重ねて行くはずだったのに… やっぱり愛する人が亡くなってしまうのは悲しいですね。 感動というよりはただ…ただ悲しくなってしまいました。続きを読む
投稿日:2024.03.28
きりんぴよ
とても切なく大好きな恋愛小説です。 Side A もSide B もどこからどこまでがお話で、どこからどこまでがリアルなのか区別がつかずとても不思議な気持ちになりました。 いろいろな考察ができそうでと…ても面白い作品だと思います。続きを読む
投稿日:2024.03.26
1968856番目の読書家
作中の話なのか、登場人物自身の話なのか、時々混乱…だけど、大事な人を亡くす悲しさ、辛さ、痛さが文章から伝わって、だんだん感情移入。自分がその立場になったら…と想像したら、読むのが辛くなった。
投稿日:2024.03.24
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